痛み・しびれ

中高年の膝の痛みの回復には、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症は、関節のクッションをしている軟骨が、加齢や過度の負担などで傷ついたりすり減ったりして、痛みが生じる病気ですが、初期や中期頃ならば、リハビリで膝の筋肉バランスや筋力を回復させると、膝の動きが安定化して、痛みが改善され、かなり日常動作ができるようになります。

しかし、リハビリの、ポイントになる筋肉が分からなかったり、効果ある事が実感されなかったり、あるいは中高年になると、姿勢の悪化で膝の負担が大きくなっていたり、加齢や運動不足でリハビリが続かなかったり、身体の不調によって身体が動きづらくなっていたりします。

この為、中高年の変形性膝関節症の改善には、膝周りの筋肉だけでなく、身体全体のバランスを考えて、脚や腰の筋肉の弾力性や柔軟性の回復と血行の改善を行うと、膝の動きの安定化だけでなく、身体の不調解消にも効果があります。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

~ 変形性膝関節症の初期症状 ~

膝関節の軟骨に異常が起きる『変形性膝関節症』の前に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くキッカケとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに感じる、膝のギクシャクとした違和感や痛みがあります。

これは、膝周辺の筋肉が、加齢や運動不足で弱ったり、姿勢の悪化や体重の増加などで負担が増したりすると、これらの動作の時に、膝関節が不安定になったり、膝の筋肉のコワバリと血行の悪化で神経が刺激されたりするからです。

しかし、これらの違和感や痛みが膝に生じても、しばらくすると、血行が良くなって筋肉の働きが活発化し、一時的な痛みで終わる事が多いので、気になっても「年齢や運動不足の影響」にしたり、「チョッとした痛みで、大丈夫だろう」と見過ごしたりして、“変形性膝関節症の初期症状”と気付かない事が多くなっています。

~ 中高年になると ~

しかし、膝の違和感や痛みは、膝の筋力の低下や、膝にかかる負担の増加が原因なので、そのままにしていると、膝のコワバリが進んで、血行が更に悪化し、一時的な痛みで済まなくなり、繰り返すようになります。

これは、膝に、歩いている時には体重の2〜3倍、階段の上り下りをする時には6〜7倍の体重がかかるので、膝の筋力低下や負担増加の状態が続くと、膝の関節の不安定化が大きくなって、膝の神経が敏感になり、痛みが起き易くなったり、繰り返されたりするからです

特に中高年になると、身体を支える脚や腰の筋肉が弱ってきたり、体重の増加や姿勢悪化などで膝の筋肉に負担が増したりするので、膝の筋肉のコワバリと血行悪化が強まって、チョッとした動作でも膝に痛みを感じたり、少し歩いただけでも膝に痛みが起きたりします。

~ 身体からのアラーム ~

このように、身体を動かした時の膝のギクシャクとした痛みや違和感は、本格的な『変形性膝関節症』になる前の、膝の筋肉のコワバリと筋肉内の血行の悪化による痛みなので、身体からのアラームと言えます。

そして、膝周囲の筋肉が、立った時や歩く時に、膝の骨の関節部分をシッカリと支える事が出来なくなってくると、膝関節の上下の軟骨が接触するようになるので、軟骨の表面が傷ついたり、すり減ったりして、本格的な変形性膝関節症に移っていきます。

膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くさせたり、立つ事や歩く事を避けるようになったりしますが、膝を囲む筋肉バランスが悪くなっていたり、膝の筋肉の働きが弱っていたりしているので、次第に本格的な『変形性膝関節症』に進行します。

【 リハビリの目的 】

~ 腰や脚の筋力をつけて ~

変形性膝関節症は『最初から、膝の軟骨に異常(すり減り)は起きていない』ので、本格的な『変形性膝関節症』に進まないようにするには、腰や脚の筋肉の働きを回復させて、膝の動きを安定させる事が大切です

この為、変形性膝関節症の初期や中期は、腰や脚の筋力をつけて膝の動きを安定させる事を目的にして、リハビリで症状の進行の防止や改善(緩和)を行います。

これによって、太ももから膝にかけての筋肉のバランスが回復して、筋力がついてくると、膝の動きが安定して神経が刺激される事が無くなってくるので、膝の痛みが減少し、立位や立ち上がり、歩行、段差昇降、膝立ち、身体をかがめる、などの日常動作ができるようになります。

~ 膝のリハビリに、体力が必要に ~

しかし、リハビリをしていても、ポイントになる筋肉が分からなかったり、うまく効果があるリハビリしているか分からなかったりします。

しかも、中高年なって、実際に膝のリハビリを行うと、思っている以上に、足腰の筋力や体力が必要とされる事に気付かされます。

例えば、太ももや膝周囲の筋力をつけるリハビリとして、仰向けになって膝を伸ばし、脚を3~5秒間挙げる運動をしていても、何度も繰り返して行うには、かなりの腰の筋力や腹筋を使って、脚の動きをコントロールする力が必要になる事や、股関節・お尻・背中なども、かなりの筋力が必要になります。

~ セルフトレーニング ~

更に、変形性膝関節症の改善には、リハビリ効果が現れるまで、セルフトレーニングを毎日繰り返す事が必要です。

リハビリの基本は、痛みや症状に合わせて行うセルフトレーニングなので、「トレーニングを繰り返しても、いつまでも膝の痛みに悩まされる」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じる事が多くなってくると、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思いがちです。

しかし、ヤル気や気力の継続が難しくなって、リハビリの運動回数が減ったり、ほどほどの程度になったり、あるいは継続しても形式的な運動になったりすると、変形性膝関節症の改善にはなりません。

【 中高年になると 】

~ 筋力低下、動きづらさ、姿勢維持筋の低下 ~

また、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カの低下や、姿勢を支える力の低下、体重(体脂肪)の増加による動きづらさなども、あります

この為、膝の症状と体調を考慮しながら、リハビリに慣れる事が必要です。

この結果、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、中高年になると、一般的に、早くても訓練を始めてから、2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われ、リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになります。

~ 体調の不調も ~

しかも、問題になるのが、中高年になると、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「腰が痛む」、「何となく身体の調子が悪い」などの、体調の不調です。

中高年になると、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起き易くなるからです。

この結果、体調の不調があると、リハビリによる膝の機能改善が見込まれていても、継続するのが難しくなります。

~ 仕事や家庭に追われて ~

更に、中高年になると、家事や仕事に追われる事が多いので、リハビリの為に、定期的に繰り返すスケジュール管理が必要です。

また、リハビリをしていても、家事や仕事などが気がかりになっていると、どうしても気を取られがちです。

このような状態になると、『リハビリで大事な事は、続けていく気力とヤル気』と分かっていても、「気が散って、集中できない」となり、しかも、一度中断してしまうと、「モチベーションが下がって続かない」となってしまいます。

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

~ 身体のコンディショニングを加えて ~

変形性膝関節症による膝の痛みに加えて、身体に筋力低下が起きていたり、身体の不調があったりすると、更に膝に負担がかかったり、弱めたりします。

この為、中高年の膝のリハビリには、下半身の状態をチェックして、的を絞って効率的に行うと共に、『身体のコンディショニング』を加えて、身体の調子(治る力)を上げていく事も大切です

当院では、この事から、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています。

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

また当院では、変形性膝関節症の初期は、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階なので、ツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、血行の悪化箇所をチェックして確認し、改善治療を行っています。

これらの箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているからです。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身のコワバリを解消して筋肉内の血行を改善し、動作時の痛みを和らげ、膝の筋肉の働きを回復させています。

~ 身体のコンディショニング ~

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。

この為、当院では『身体のコンディショニング』として、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。

腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

~ 体調の改善も ~

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調も影響しているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、中高年の膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークでの座りっぱなしや、長時間の立ち仕事、ランニングなどで、お尻の筋肉の緊張状態が続くと、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太もも後面に、ジンジンとしびれる痛みが起きる事があります。

お尻は身体を支える働きをしている為に、同じ状況が続くと再発し易くなる上に、坐骨神経を圧迫している筋肉が、お尻の奥にある事と、お尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらいので、坐骨神経への圧迫解消が困難です。

このような、疲労や緊張などの慢性化で生じた筋肉の痛みの解消には、神経や血管が集まっているツボを利用すると、筋肉のコワバリと血行悪化が解消され易くなるので、骨盤周囲の敏感になっているツボを確認してマッサージ治療を行うと、お尻の筋肉の緊張が緩和されて、痛みの解消に効果があります。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れや凝りを感じる事はあっても、お尻に「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、身体が絶えず安定的に、いろいろな動作や姿勢をできるように、お尻に分厚い筋肉が何層も構成されているからです。

この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻の筋肉が我慢強く、頑張りながら、身体を支えているので、お尻に違和感や疲労感が起きてくる事が、ほとんどありません。

~ 坐骨神経への圧迫 ~

それでも、身体を支えるお尻の筋肉の疲労や緊張が続いて、柔軟性が無くなってくると、お尻の筋肉内の血行が悪くなってくる為に、下半身に重ダルサや疲労感が増してくるだけでなく、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きてくる事があります

よくあるケースとして、長時間のデスクワークや長距離運転で座り続けていた場合や、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした場合、長時間の立ち仕事をしていた場合、あるいは、肥満や妊娠で体重が急に増えた場合、などがあります。

これらによって、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、坐骨神経が圧迫される状態になると、座っている時に、お尻の下から「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 梨状筋症候群 ~

それでも最初の頃は、お尻の筋肉のコワバリが、それほど強くないので、お尻の下あたりに、軽い痛みや疼(うず)きを感じる程度で、しばらくすると、痛みが消えます。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を支えるお尻の負担が続いて、お尻の奥の筋肉の緊張が強まり、硬くコワバッテくると、坐骨神経を圧迫して刺激するので、お尻から痛みやシビレが、繰り返して何度も起きたり、次第に強まったりします。

このようなお尻の痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と言われる筋肉のコワバリで、坐骨神経を圧迫して、しびれや痛みを起こすので、病院では診断名を『梨状筋症候群』と言い、普段の生活の中で起き易い痛みなので、『坐骨神経痛』の中で『梨状筋症候群』が9割を占めています。

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉の負担が大きくなって、お尻の奥の筋肉がコワバリ、坐骨神経を圧迫した事が原因なので、毎日、長時間の座位や立位をしている人に起き易くなっています。

しかも、中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化したりすると、身体を支えるお尻の筋肉に負担が増すので、余計に『梨状筋症候群』が起き易くなります。

最近では、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、お尻の下部の筋肉で上半身を支える姿勢が多くなっている為に、若い人でも『梨状筋症候群』が多くなっています。

~ 運動不足の人 ~

また、いつも運動不足の人が、運動不足を解消する為に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、お尻の筋肉が過度に張状し、『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

あるいは、普段では行わない中腰姿勢を続けたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返したりすると、やはり、股関節に大きな負荷がかかるので、お尻に過緊張を起こします。

しかも、運動不足や加齢で、お尻の筋肉が弱っていると、症状の回復が遅くなるので、痛みや違和感が長引きます。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になってくるので、やはり、お尻に痛みが起き易くなります。

あるいは、太っている人や妊娠中の妊婦さんは、動作をするたびに、腰と股関節に絶えず体重がかかるので、急に立ち上がった時や、気温が下がった時などに、痛みが起き易くなります。

しかも、これらの人は、ジッとしていると、身体を支える筋力が落ちるので、ますます『梨状筋症候群』が起き易くなります。

~ 精神的な緊張 ~

また、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、これも『梨状筋症候群』を引き起こします。

身体の血行が悪化するので、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感になってくる上に、血管が収縮して身体の血行が悪化するからです。

この為、PCを使う仕事で緊張が続いたり、人間関係による心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 梨状筋症候群の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろ感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経が圧迫された事が原因になっているので、腰には痛み(腰痛)が起きません

但し、腰の痛みが長引いたり強まったりして、お尻の坐骨神経が刺激されると、痛みを引き起こされる事があります。

また、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉に絶えず体重がかかるので、いつまでもお尻のシビレと痛みが続く特徴もあります。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

しかも『梨状筋症候群』は、お尻の奥の筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診断がつきづらい事があります。

お尻のシビレと痛みを繰り返す状態になっても、レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張と、それによる坐骨神経の圧迫が判断しづらいからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、診断の有力な判断材料になります。

【 当院の、回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす筋肉は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消し、痛みの改善を行っています

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に効果があり、しかも、スポーツやリハビリ治療で利用されているように、骨格を取り巻く筋肉のコワバリ解消にも効果があるからです。

~ ツボ反応の利用 ~

また、当院では『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、持続圧やツボ刺激を加えて治療を行っています。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を確認し易くなるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が増幅し、敏感になっていた坐骨神経が回復してくるので、痛みや違和感が緩和されます。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また『梨状筋症候群』によって、腰や脚の筋肉の緊張が強まるので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に負荷をかける原因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の筋肉の柔軟性回復と、可動域の改善を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が減少してくるので、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、しかも、神経から痛みなので、痛み止めがなかなか効きません。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛の原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどは、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症などで、原因が特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』に悩まされると、腰の筋肉のコワバリとニブイ痛みで動作が制限される上に、腰の神経が敏感になって、チョットした動作で痛みが出やすくなるので、毎日の生活に支障をきたしてしまいます。

この為『腰痛症』には、腰の筋肉のコワバリと悪化している血行を回復させ、更に、敏感になっている腰の神経の緩和も必要なので、血管と神経が集まっているツボを利用して、筋肉内の血行を高めたり、神経を和らげたりすると、改善に効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

腰痛の中でも、映像検査で原因を特定できる、椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、毎日の何気ない姿勢や動作によって生じる『腰痛症』があります。

『腰痛症』は、原因をハッキリ特定できませんが、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などが影響していると考えられています。

痛みの原因をハッキリ特定できない為に、有効な解決方法が見つかりにくくなり“慢性化し易く”なる上に、痛みで神経が敏感になるので、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしたり、その上、姿勢や動作、あるいは体調によって、痛みが強くなったり、続いたりします

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に痛みが続くと、これによって、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を、更に強めます。

この結果、座っていても、寝ていても、腰の奥の方から「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“疼くような神経特有の痛み”に悩まされたり、身体を動かすと、腰の筋肉が骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテいる為に、動きづらさを感じたり、腰の筋肉のコワバリが引き延ばされて痛みが大きくなったりします。

更に、仕事や運動などで無理に身体を動かすような事があると、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりするので、ますます不快な痛みや違和感に悩まされる状態になったり、腰を動かすたびに、響くようなピリッとした痛みに襲われたりします。

~ 精神的なストレスや不安から ~

また、精神的なストレスや不安などで緊張すると、筋肉内の血管が圧迫されて血行が悪化するので、腰の痛みや不快感が強まって、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」、といった状態になります。

このような状態が繰り返されると、イライラした時や、忙しい時、体調が悪い時なども、精神的な緊張から血行が悪化して『(心因性)腰痛症』が起きる事があります。

しかも、心身をリフレッシュする事を期待して運動をすると、身体の血行が良くなってくると、違和感や痛みが緩和されますが、しばらくすると、精神的なストレスや不安などで、再び血行が悪化してくるので、腰の違和感や痛みに悩まされる状態になります。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 身体を支えている為に ~

『腰痛症』が起きた原因として、約8割の人が、毎日の長時間のPCやスマホ、車などの使用で、腰の負荷が強まった為と考えていて、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた為と考えています。

毎日の姿勢や動作による影響と判断しているので、最初の頃は、腰に痛みを感じても、「様子を見よう」とか「たいした事ないだろう…」と思って、そのままにしていますが、仕事や家事で腰の負担が毎日続くにつれて、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」といった状態が、繰り返して起きるようになり、慢性化してきます

これは、腰への負荷や、下半身の疲労や緊張などが続いて、身体の痛みを調整する働きがつかなくなった為ですが、座っている事を多くしたり、腰のストレッチをしたりしても、腰の筋肉は身体を支える役割をしているので、身体を支える負担が、ずうっと腰の筋肉にかかり続けます。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みがあっても、そのままにしていると、だんだんと筋肉の働きや血行が低下して、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、「痛みが痛みを招く」という状態になります。

痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしているうちに、身体の回復力や痛みを抑制する神経が弱まり、痛みを抑える働きが機能しなくなってくるからです。

しかも、痛み止めの為に薬を利用しても、身体の痛みを抑える働きがうまく働かなくなっている為に、なかなか効かなくなります。

~ 自律神経への影響 ~

また、腰の痛みで悩まされると、自然と、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化したり、凝り、張り、ダルサなどの不快感が慢性化したりします。

しかも、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、自律神経の身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が低下して、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まります。

この結果、余計に血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 腰の疲労や緊張 ~

特に、加齢や運動不足などで、筋肉の柔軟性が無くなって、関節の可動域が狭くなってくると、動作のたびに腰の筋肉に負担が増したり、姿勢が悪化したりするので、腰痛リスクが高まります。

しかし、腰の筋肉のコワバリや血行の悪化、そして、それらの影響による腰周辺の不調などは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、異常を確認する事ができません。

また、腰の痛みを和らげる湿布や貼り薬は、痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮める働きが無いので、結果として、腰の痛みを長引かせる事になります。

~ 触診の重要性 ~

このような、腰の筋肉の痛みと、筋肉の状態の確認には、骨盤や腰を触診して、筋肉のコワバリ状態や痛みを確認するのが、実情に合った有効な診断方法になります

特に『腰痛症』の場合は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると、筋肉のコワバリや痛みが現れます。

この為、痛みを感じている腰を、軽く押圧し、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を触診すると、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます

~ 治療にも触診が ~

また、『腰痛症』の診断だけでなく、治療する場合にも、触診して確かめる事が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、触診で、患部の場所や状態が確認できると、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させたり、血流を改善させたりする事ができるからです。

患者も“ズーン”とした圧痛を感じる為に、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と、治療に納得でき、信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適している為です。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防法

【(症例)痛み・しびれ 】

ぎっくり腰のイメージとして、チョッとした動作がキッカケになって、腰の筋肉や靭帯の柔軟性の許容限度を超えてしまい、神経が強烈に刺激されて、激しい痛みに襲われるのをイメージします。

しかし実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯(じんたい)が、疲労や緊張などでコワバッテいたり、弱っていたりしているので、「腰が何となく、イヤ~な感じ」と感じています。

このような状態になると、チョッとした動作で、腰の筋肉や靭帯が耐え切れなくなって、ぎっくり腰を起こしてしまうので、「座っている事が多くて腰がコワバッテいる」、「腰に重ダルサや疲れを感じる」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」などに気付いたら、腰からの警告と考えて、回復させておく事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

~ ぎっくり腰の症状 ~

● 腰の疲労や緊張などで

運悪く、ぎっくり腰を起こすと、いきなり強烈な痛みに襲われて、思わず、しゃがみ込んでしまい、声も出せなくなります。

これは、疲労や緊張などで弱っていた腰の筋肉や靭帯が、何かのキッカケで耐えきれなくなると、“肉離れ”に似た多くの微細な断裂が生じ、神経が激しく刺激される為です

しかも腰の激しい痛みで、反射的に身体の防御反応が働いて、腰の筋肉が急激に収縮し、筋肉の痙攣発作が繰り返される為に、腰が曲がったまま動かす事ができなくなるだけでなく、お腹の中の横隔膜も急激に収縮するので、声が出せなくなります。

● 傷口を増やさないように

ぎっくり腰の直後は、弱っていた腰の筋肉に、無数の微細な断裂や細かな傷ができているので、身体を動かすと、更に傷口を増やしたり、治りかけた傷口を拡げたりして、痛みが強まったり、痛みが治まらなくなったりします。

無理に動くと、腰の神経の異常興奮が激しくなり、腰の筋肉の収縮と痙攣発作が強まって、腰椎のズレを引き起こす事もあります。

この為、ぎっくり腰の直後は、傷口を増やさないように、そして、傷口の自然治癒が増すように、安静を保ち、痛みが治まってくるのを待つ事が大切です。

● 安静状態

安静状態は、例えば、腰の筋肉に、姿勢の負荷や体重がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとり、身体を動かさないようにします。

横向きの姿勢は、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛む側を上にします。

このような姿勢で、とりあえず腰の激痛が引いてくるまで、無理をしないで、ジッと安静にしている事が大切です。

~ 早期回復のために ~

● 身体を動かさないでいると

しかし、腰の強烈な痛みが和らいでも、腰の痛みを恐れて身体を動かさないでいると、腰の筋肉が極度に収縮した状態になっている為に、腰の筋肉の働きと血行が低下した状態が続いてしまいます

この結果、腰の筋肉が収縮したまま伸びなくなったり、痛みを起こす炎症物質の排出が進まなくなって痛みが長引いたり、あるいは、血行悪化が続いて「腰がダルイ」、「腰が重い」などの不快感に悩まされたりします。

この為、腰の強烈な痛みが和らいで、身体を動かせる状態になったら、動ける範囲で少しずつ身体を動かして、腰の血行を取り戻し、腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

● 追いつかない回復力

しかし、ある程度、身体を動かせるようになっても、まだ身体の回復力が追いつかない状態なので、ジッとしていても、「ぎっくり腰の痛みが再発しそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰の神経に響く」という感じがします。

これは、まだ、腰の筋肉内に炎症物質が残っていたり、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の神経が敏感になっていたりするからです。

この為、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、我慢できる程度になった頃に、ぎっくり腰の回復治療を受けると、回復が進んで、痛みが早く治まります

● 当院の、ぎっくり腰の回復治療

ぎっくり腰は、疲労や緊張などの慢性化で生じた腰の痛みなので、症状や体調に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復、③神経の興奮の鎮静、などを行い、体調の改善と腰の痛みの回復を行っています。

施術は、患者の腰の負荷が少なく、そして痛みや違和感が出ないように、腰を曲げて横向きに寝た姿勢で行っているので、安心して、ぎっくり腰の回復治療が受けられます。

 

【 ぎっくり腰の、予兆を利用した予防法 】

~ ぎっくり腰の予兆 ~

● 何となくイヤ~な感じ

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防も行っています

これは、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんど無いからです。

ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉に疲労が積み重なっていたり、同じ姿勢を続けていたり、加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っていたり、などの影響で、「腰に重ダルサや鈍痛を感じる」、「腰が、何となくイヤ~な感じ」といった、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”が生じているからです

● よくある予兆例

①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰回りのダルサや重い感じ

②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え

③腰まわりの衰え  
 歩くと疲れを感じて残る、腰が抜けそうな感じがする、雨の日の腰の鈍痛、朝起きると腰が痛む

● 腰の柔軟性の低下から

これらの違和感や痛みが起きるのは、疲労や緊張などで、腰の筋肉にコワバリが生じて、筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなった為です。

そして『腰の柔軟性の低下』が起きると、筋肉内の血行が悪化してくるので、腰に「重ダルサ」や「鈍痛」などの不快感も生じます。

更に、これらによって、腰の神経が敏感になってくるので、チョッとした動作でも、程度は軽くても、痛みや違和感が起きるようになります。

~ 再発し易い、ぎっくり腰 ~

● 腰に負担が続く為に

しかも、ぎっくり腰は、一度起こすと繰り返す事が多いので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の柔軟性を回復させておく事が必要です

これは、毎日の仕事の姿勢や動作、あるいは、加齢などが原因になって、ぎっくり腰が再発し易いからです。

実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。

● デスクワーク、加齢、運動不足、ストレス

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中や腰のコワバリが続いて、疲労が腰に溜まってくるので、ぎっくり腰が起き易くなります。

また、加齢や運動不足によって筋力が弱まるので、年齢が上がるほど、そして、運動不足が長くなるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。

しかも、心理的なストレスが続くと、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰が起き易くなります。

● 予防の為に

ぎっくり腰の予防対策として、「座り続ける時間を減らして、座る姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉の疲労を軽減する」、「休みを取って、身体を動かす」、などが紹介されています。

しかし、ぎっくり腰の原因は、身体の疲れ、緊張したままジッとした姿勢が続く、運動不足や加齢で腰の筋肉の働きの低下なので、やはり、腰の状態が気になったら、腰の筋肉のケアを行う事が大切です。

特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

~ 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 ~

● ツボの効果

当院は、ぎっくり腰の予防に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰のケアを行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに“痛み”や“硬さ”が現れ、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに症状や体調に合わせた刺激を加えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、ぎっくり腰の予防や緩和効果があります。

● マッサージ治療とツボ治療

例えば、ぎっくり腰の予防治療を、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で行うと、腰のコワバリが、まだ強まっていないので、比較的短時間に、腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。

また、腰のコワバッタ靭帯や筋肉の緊張を和らげて、血行を改善する事で、敏感になっている腰の神経を和らげる効果があります。

これらの改善で、腰の「重ダルサ」や「鈍痛」が無くなってくると、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなるだけでなく、仮にぎっくり腰を起こしても、軽い程度で済みます。

● 筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して治療を行っているので、ぎっくり腰の予防の為に、本人が気付いていない、腰の筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消を行っています。

これにより、筋肉内の隠れた緊張やシコリが無くなると、「腰のダルサ」、「腰が重い」などが無くなり、腰の動きが良くなります。

更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしています。

● 安心感のある治療

ぎっくり腰は、チョッとした動作による急性の腰痛ですが、適切な手当てをせずに、そのままにしていると、疲労や緊張などが積み重なって、ぎっくり腰が再発し易くなったり、慢性的な腰の痛みに悩まされたりします。

当院は、ぎっくり腰の予防や回復治療に、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の症状に合わせて、血流改善や緊張の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

肩から腕の、しびれ、だるさ、痛み、締め付け感( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】


肩こりと思っていたら、「腕にシビレとダルサ」や「胸元の締め付け感」が起き、更に、朝起きた時からこれらの症状が現れたり、「肩や腕のチクチクした痛み」や「手や指のニブッタ感覚」がしたりする事があります。

毎日、PCやスマホの操作を長時間していたり、重い物を持つ仕事が多かったりすると、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まるので、肩・腕に伸びる神経や血管が圧迫されて、腕や手にシビレや異常な感覚が起きた為です。

解消するには、首スジから胸元・肩・腕にかけての筋肉のコワバリ箇所を確認して、コワバリと血行悪化を回復させ、神経や血管が圧迫される状態を無くす事が必要なので、慢性化した疲労や緊張の回復と改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が効果的です。

【 首スジから胸元の凝りや緊張から 】

~ 肩から腕のシビレや疼痛 ~

疲労や緊張で、首や肩のコワバリや凝りが強まると、頭重感や頭痛、ダルイ感じが起きるだけでなく、次のようなシビレや異常な感覚が生じる事があります。

・腕や手のシビレ感
・腕のダルサ
・腕や手に力が入らない感じ
・物を取ろうとすると腕に痛みを感じる
・手先の冷えた感じ

これらは、首スジから胸元にかけて、筋肉のコワバリや凝りが強まると、内部の神経や血管が圧迫される為に、腕や手に、シビレ、脱力感、痛み、冷え、などの異常な感覚が生じる為です

特に、首スジから胸元を通っている神経は、血管よりも狭い隙間を通っているので、首スジから胸元のコワバリや凝りが強まると、神経が圧迫される状態になり、腕や手に、シビレ感・ダルサ感・脱力感などが起きるようになります。

~ 胸郭出口症候群 ~

この症状を『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』と言い、胸郭出口症候群の“胸郭出口”は、首スジから胸元の部分で、脳から重要な神経や血管が通っていますが、この部分は狭い為に、ほとんど隙間がありません。

この為、首スジから胸元にかけての疲労や緊張で、首スジから胸元にかけてコワバリや凝りが強まると、肩や腕に続く神経や血管を圧迫して、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”などの“異常な感覚”が起きるようになります。

特に、つり革につかまる時や物干しの時のように、腕を挙げる動作をすると、神経や血管が圧迫されるので、腕や手がシビレたり、力が入りにくくなったり、冷たくなったりします。

~ 初期症状 ~

胸郭出口症候群は、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”が起きる前に、首スジから胸元の筋肉がコワバッタ状態になっているので、初期症状として『胸元の凝り感・痛み』と『腕のシビレ感』に気付かされます。

また、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、首スジから胸元の筋肉がコワバッテいる為に、喉元が“突っ張った感じ”や“息苦しさ”を感じます。

しかも、喉元が圧迫される感じから、喉に“腫れもの”ができたように感じる事もありますが、喉の筋肉のコワバリが原因になっているので、喉に異常は無く、食事は、いつも通りできます。

【 胸郭出口症候群の症例 】

~ 胸郭出口症候群が起き易い人 ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が原因なので、胸郭出口症候群が起き易い人は次の通りです。

・毎日、パソコン操作やデスクワークを長時間している人、
・仕事で重い物を運ぶ事が多い人
・美容師や教師のように、腕を挙げている時間が多い人、
・なで肩の女性、
・猫背姿勢で、手作業を続けている人、
・交通事故などで首を傷めた人、

~ 長時間のパソコン操作 ~

例えば、毎日パソコン操作を長時間していたり、手首を浮かした操作を続けていたりすると、次第に首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まってコワバッタ状態になります。

この為、電車のつり革に掴まったり、ドライヤーで髪を乾かそうと腕を挙げたりすると、首スジから胸元にかけての神経や血管が強く圧迫される状態になるので、「腕に強いシビレが走る」、「腕全体がダルクなる」、「腕から手にかけての感覚がニブクなって、握力が弱まった感じになる」、「手先が急に冷える」、などが起きます。

これらの症状は、疲れが出てくる午後に発症する事が多く、繰り返すようになると、体調を保つ自律神経に影響して、頭痛や吐き気なども引き起こす事があります。

~ 抱えたり、重い物を持ったり ~

また、毎日、商品を抱えている事が多かったり、重い物を持つ事が多かったりすると、やはり、胸郭出口症候群が起き易くなります。

首スジから胸元の筋肉の緊張が増すと共に、重い物を持つ為に肩が引き下げられるので、胸郭出口の“すき間”が狭まるだけでなく、商品を抱える為に、脇(わき)を絞めた状態になるので、ますます、首スジから胸元の神経や血管を圧迫して、締め付けてしまうからです。

特に、なで肩で、肩の筋力が弱い女性の場合は、バイオリンやチェロのような軽い楽器でも、首や肩の筋力を使って、肩を引き下げた姿勢で演奏していると、やはり、首スジから胸元の筋肉を圧迫する状態になるので、胸郭出口症候群が起き易くなります。

【 胸郭出口症候群の検査法 】

~ 両腕を挙げて ~

胸郭出口症候群が気になった場合、自分で確かめる方法が、いくつかあります

例えば、両腕を横に伸ばして肘を直角に曲げ、胸を少し突き出して、腕にシビレや脱力感が起きるかを、確かめる方法(ライトテスト)です。

この確認で、繰り返し、腕のシビレや脱力感が起きる場合は、胸郭出口の神経や血管が圧迫されている事が考えられます。

~ 鎖骨の方向 ~

また、胸の上の、横に並んだ2本の鎖骨の方向を、見てみる方法があります。

通常ならば、鎖骨の向きは、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方向に、ほぼ横一線に伸びています。

しかし、首スジから胸元の筋肉の強い緊張で、胸郭出口が狭くなっていると、2本の鎖骨の真ん中が凹み、V字型になります。

~ 鎖骨の上の圧迫 ~

また、胸を少し突き出すようにして、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法(モーリーテスト)もあります。

圧迫して、圧痛や、ひびくような痛みが生じる場合は、胸郭出口症候群の可能性があります。

首スジから胸元の筋肉が緊張して、内部の神経が敏感なっているからです。

【 市販薬や病院の治療 】

~ 生活指導とストレッチ ~

胸郭出口症候群の原因の約9割が、胸郭出口付近の筋肉の緊張によって、内部の神経や血管が圧迫されているので、市販の痛み止めでは効きません。

病院に行っても、胸郭出口の凝りや筋肉の緊張を、効果的に解消する治療法が無いので、生活指導とストレッチ指導になります。

例えば、原因となりそうな、腕を上に伸ばしたり、胸を反らしたりする動作を避ける生活指導と、首や肩の筋肉を和らげるストレッチを、繰り返すように指導されます。

~ 首や肩の温熱療法、牽引療法 ~

病院内に設備がある場合は、患部に超音波を当てたり、首や肩をホットパックで温めたり、首を牽引して伸ばしたりします。

これによって、首周りの硬くなった筋肉を和らげて、過敏になっている神経を元の状態に戻すようにしています。

そして、痛み軽減として、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1なども処方されます。

~ 治療期間 ~

しかし、胸郭出口症候群は、首や肩に硬くなったコワバリやシコリができていたり、それにより、肩甲骨骨の位置がズレタ状態になっていたりしています

この為、治療を続けていても、筋肉の柔軟性を取り戻すのに、かなりの期間を要したり、あるいは、これらの治療を続けても、なかなか効果が現れなかったりします。

しかも、仕事や家事の疲労や緊張で、気づかないうちに、首スジから胸元にかけての筋肉が硬くなったり、収縮したりしがちです。

【 当院の、胸郭出口症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院の場合、胸郭出口症候群の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉の緊張の緩和を行い、内部の神経や血管への圧迫を解消しています

マッサージ治療によって、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「③神経の興奮を鎮める」などの効果があるので、首スジから胸元の筋肉の、効果的なコワバリ解消法になるからです。

しかも、首とその周辺は、筋肉が薄く、痛みに敏感で、しかも、重要な神経や気管などが通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が安全性と安心感があります。

~ ツボの利用 ~

また、当院では、ツボ反応を利用して、シコリや圧痛点、腫れ、などの確認や、筋肉の柔軟性の回復治療を行っています。

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、特定のツボに「反応点」として痛みや硬さとなって現れ、更に、「治療点」として症状を改善する箇所にもなるからです。

このツボ反応を利用し、首や肩の凝りや緊張が強まっている箇所を確認して、そこに症状や体調に合わせて刺激を与えると、筋肉のコワバリが緩んでくるので、神経や血管の圧迫が回復するようになります。

~ 腕・肘・手首なども ~

更に、腕・肘・手首なども、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリの解消や、血行の回復を行い、症状の改善を行っています。

腕・肘・手首は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、筋肉に沿った様々な血管が走行しているので、患者ごとの症状に合わせて、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れを良くする事が必要になるからです。

しかも、腕の神経に沿ってツボが点在しているので、神経や血管が集まっているツボを利用すると、“腕”の疲労や緊張の解消に効果があり、それによって胸郭出口症候群の軽減に効果があります。

~ そのままにしていると ~

胸郭出口症候群は、そのままにしていると、腕や手のしびれや違和感が慢性化するだけでなく、首スジから胸元の筋肉の緊張が原因になっているので、更にいろいろな神経症状が起きてきたり、頭痛や吐き気などが起きたりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ反応を併用する事で、安全に安心できる状態で、首や肩の緊張緩和や、身体の痛みやダルサの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】


五十肩で、急性期の強い痛みが少し和らいでくると、治療方針がリハビリ治療(運動療法)へと移っていきますが、肩や背中の筋肉のコワバリが強く、ひどく血行が悪化している為に、神経が極度に敏感な状態になっています。

この為、チョット肩を動かしただけでも、いきなり激痛が走って、引きつってしまうので、リハビリで肩や背中のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させようと思っても、動かす事ができなくなってしまいます。

このような場合に、昔から利用されているツボ反応を利用して、筋肉のコワバリと血行の改善を行うと、ツボに神経と血管が集まっているので、血流の増幅と、敏感になっている神経の緩和効果によって、五十肩のリハビリが行い易くなります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動く範囲を回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症し、腕を動かすと肩に激しい痛みが起き、寝ていても肩が痛くて眠れなかった時期から、少し肩の痛みが和らいだ時期になってくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)へと移ってきます。

リハビリ治療を行うのは、肩の痛みや炎症などが和らいでも、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつったまま固まってしまうと、肩関節を動かせる範囲が制限されてしまうので、少しずつ肩関節を動かす事で、『① 肩関節の動く範囲を回復』させる為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激し、いつまでも痛みが続いてしまうので、肩と周辺の筋肉を動かす事で血流を促し、『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事です。

これは、肩甲骨と肩関節が、多くの筋肉や靭帯で“一体”となって動いているので、五十肩で動かなくなった肩甲骨が動くようになると、「動かなくなった肩甲骨が動く ⇒ 肩甲骨周囲の血流改善 ⇒ 肩関節の血流改善 ⇒ 関節内の炎症の低下と痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩が改善されるからです。

しかも、肩関節は、肩甲骨周囲の筋肉が、肩関節を下側から支えながら動かしているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事が、五十肩治療の良し悪しを決める」と言われるほど、重要なポイントになります。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリで血行が改善されると、背中の筋肉のコンディショニングとなって、肩や背中の筋肉の働きが改善されて、肩関節の動きが良くなるからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の肩関節の動き、筋力、患者の姿勢などをチェックして、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリ治療を指導しています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、以前の強い痛みが少し和らいで、リハビリ治療をする時期になっても、「肩の痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、神経が異常に敏感になっているので、何かのキッカケで、突然、再び強い痛みに襲われる事が、何度も繰り返します。

この為、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、スルドイ痛みが起きて腕が動かせなくなったり、あるいは、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩の痛みで筋肉が急に緊張して、肩に激痛が起きて肩や背中の筋肉が極度に緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなり、生活に支障をきたしてしまいます。

~ 運動のやり方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”があるので、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)のやり方や、負荷のかけ方が難しくなります

痛みが起きそうな“不安”や“恐れ”を感じると、思わず、肩の動作を止めてリハビリを中断したり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩の負荷が少なくなるように、肩以外の筋肉を動かしたりしてしまうからです。

しかし、痛みの出ない範囲にリハビリをしていると、形だけの動作になるので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

また、痛みを避けて、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができない為に、いつまでも背中の不快なダルサに悩まされたり、背中の凝りや痛みなどが強まったりします。

肩や背中の筋肉を動かさずにいると、筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるだけでなく、血行が改善されない為に、必要な酸素や栄養分が不足したまま、不要な老廃物が溜まり、神経が刺激され続けるからです。

更に、それらの影響で身体の不快感が続いたり、悩まされたりすると、自律神経の負担が大きくなる為に、体調を保てなくなり、疲れ易さやダルサが強まったり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを繰り返す状態になったりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

この事から、リハビリで肩関節を動かす為には、肩周囲のコワバッテいる筋や腱を柔らかくしたり、筋肉内の血流を改善したりして、敏感になっている神経を和らげて鎮める事が重要になります。

また、肩甲骨周辺の筋肉は、肩関節の動作の支えになっているので、肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させる事も大事です。

これらによって、肩関節や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復して、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きが良くなってくるので、五十肩の治療を高める事ができます。

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩めて、血流の改善をする為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩を動かし易くなるからです。

この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に勧められています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消するのが困難です

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発するシコリができると、チョッとした動作や、軽い動作でも、シコリ付近の神経が敏感に反応して、肩全体に痛みが拡がったり、大きくなったりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなります。

しかも、“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、筋肉が凝り固まった状態になるので、肩の痛みと肩関節の動きの改善が進まず、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、五十肩の改善と体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

このツボの特徴から、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、血液やリンパ液の流れが増幅して筋肉のコワバリを軟化させ、敏感になっている神経を和らげ、五十肩のリハビリが行い易くなります。

~ 運動療法 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着の解消や、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高めるようにしています、

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』に効果のある治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。

また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなり、痛みの軽減と共に、肩関節を改善する働きがあります。

~ 難しいセルフリハビリに ~

五十肩のリハビリ治療は、「痛みは、自分しか分からない」事から“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の筋肉のコワバリ解消と血液の循環の改善に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

見上げた時の、首・肩からの刺激痛

【(症例)痛み・しびれ 】

見上げた時や、後ろを振り返った時に、いきなり、首から肩や腕にかけて、電気が走ったような“ビリビリッ”とした強烈な刺激痛とシビレに襲われる事があります。

これは、疲労やストレスが続いたり、ずうっと肩こりに悩まされたりすると、首や肩の筋肉のコワバリが強まり、狭い首の神経の出入り口を圧迫して、ますます窮屈にするので、首を動かした時に、首の神経が圧迫されて、刺激されてしまうからです。

そのままにしていると、筋肉のコワバリが慢性化して、刺激痛とシビレが起き易くなったり、首が動かしづらくなったりするので、コワバッタ首の筋肉を和らげて、首の神経が圧迫される状態を解消し、刺激痛が起きないようにする事が大切です。

【 首の過緊張や凝りから 】

~ 首の神経への圧迫 ~

何気なく、顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首すじから肩や腕にかけて、強いシビレと痛みが急に走り、その急激な痛みで、思わず身体が固まってしまう事があります。

これは、もともと首の骨(頸椎)の神経の出入り口が、『狭く』『すき間が無く』『キチキチの状態』になっているので、疲労や緊張が続いて首や肩の筋肉のコワバリが強まると、首の骨の神経の出入口を圧迫して、ますます狭めてしまうので、顔を上に向けた時や、後ろに振り向いた時に、首の神経が圧迫されて刺激されるからです

更に、首や肩の筋肉のコワバリが強まると、何気無く上を見上げたり、チョット首を反らしたりしただけでも、電気が走ったような強烈な刺激痛やシビレ感が起きるので、いつも首の刺激痛やシビレ感を不安に思っていたり、顔の向きが限られたりします。

~ 首に負担がかかり続けると ~

通常ならば、首が重さ5~6キロの頭を支えながら、頭を上下に動かしたり、左右に回転させたりしていても、首の筋肉の負荷を意識する事はありません。

しかし、デスクワークや手作業などをする為に、絶えず首に負担がかかり続ける状態になると、次第に首の筋肉の緊張が慢性化したり強まったりするので、首や肩の筋肉の疲労とコワバリが強まるだけでなく、首や肩の筋肉のコワバリが、狭い首の神経の出入口を圧迫して狭める事があります。

この結果、コワバッタ筋肉が首の神経を囲むような状態になると、頭を動かした時に、首の神経がコワバッタ筋肉に圧迫されて、強烈な刺激痛とシビレを引き起こしてしまいます。

~ 中高年の首の筋肉のコワバリ ~

また、加齢や運動不足などで、首の筋肉のコワバリが強まって慢性化すると、首の上下に並んでいる関節の間隔を縮めるので、これにより、神経の出入口を狭くするだけでなく、首の骨の神経の出入り口の隙間が、“イビツな形”に変形した隙間になります。

この結果、ますます神経が、首の骨の神経の出入口に接触し易くなるので、いつもジンジンする不快なシビレを感じたり、シビレ感を無視して首を動かすと、強烈な刺激痛とシビレが起きたりします。

この為、首・肩からの刺激痛は、中高年の、デスクワーカー、慢性的な肩こりがある人、姿勢の悪い人、ストレスが多い人、寝違えを繰り返す人などに、起き易くなっています。

【 ストレートネック、首猫背 】

~ 過緊張や凝りを強めて ~

首の筋肉の過緊張や凝りを強めて、首・肩からの刺激痛を引き起こす原因の中で、特に症状を悪化させるのが、首を丸めて頭を前に出す『首猫背』と、顔を前に突き出す『ストレートネック』です

『ストレートネック』や『首猫背』によって、頭を支える首の筋肉の負担が大きくなるので、首や肩の疲労感やダルサ感に悩まされたり、ジンジン、ズキズキ、チクチクする痛みなどを強く感じたりします。

そして、この状態が続くと、首の筋肉のコワバリが首の骨(頸椎)近くの神経を圧迫するようになるので、いつも首から違和感やシビレ感を意識させられる状態になったり、首の筋肉のコワバリが強まって、頭の動きが制限されたりします。

~ 喉の違和感や、顔のムクミ ~

また、首から違和感やシビレが生じたり、頭の動きが制限されたりすると、喉に違和感が起きたり、顔のムクミが起きたりします。

『ストレートネック』や『首猫背』の影響で、首の筋肉がコワバッテくると、喉(のど)近くの筋肉(胸鎖乳突筋)もコワバッテくるので、「喉付近のコワバリ感」や「喉の詰まり感」、「息がしづらい」、などが起きてくるからです。

しかも、首の筋肉がコワバルと、顔の血行やリンパ液の流れが悪くなるので、これによって、顔の皮膚の弾力性が失われてシワやタルミが生じ、『疲れ顔』や『老け顔』や、顔のムクミが起きてくるからです。

~ 不快感や痛み、そして感覚や筋力に異常が ~

更に『ストレートネック』や『首猫背』の影響で、首の神経が刺激されて、敏感になってくると、不快な痛みや、手の感覚や筋力に異常が起きてきます。

例えば、「仕事をしていなくても、首から肩にかけて不快感や痛みが続く」、「仰向けで寝ると、肩の神経が圧迫されてシビレや痛みがする」、「肩甲骨の内側や脇の下も、シビレと痛みを感じる」、などの症状です。

更に、首の神経が圧迫され続けて、神経に異常が起きると、指先の感覚が鈍感になり、「箸を使う事やボタンを留めるなどの手先の作業が、しにくくなった」とか、あるいは手の筋力が弱って、「ビンや蓋を開けるときに、握力が弱く感じる」といった症状が起きる事もあります。

【 整形外科での受診 】

~ 保存療法と生活指導 ~

このような、首から肩・腕へのシビレや痛みを解消するには、首と首周囲の筋肉の緊張を解消させて、首の神経の出入口の筋肉のコワバリを解消させる事が必要です。

整形外科で治療を受けると、日常生活の疲労と緊張が影響しているので、保存療法と生活指導が中心になります。

保存療法として、筋肉の緊張を和らげる為に、湿布薬や、筋肉弛緩薬、ビタミン剤などの処方を行い、リハビリ設備がある場合は、筋肉を緩める電気刺激や、首の牽引などを行い、そして生活指導として、首を後方へ反らせないように注意したり、不良姿勢や生活習慣を改善するようにアドバイスしたりします。

~ 毎日の作業や姿勢で ~

しかし、整形外科で治療を続けても、保存療法と生活指導が、首の筋肉のコワバリを、直接、緩和させて、解消させる治療法ではないので、なかなか、スッキリとした改善効果が現れません

しかも、首の筋肉は、精神的な緊張があると、筋肉が緊張してコワバル性質があるので、仕事や家庭でストレスが強まったり、イライラしたりすると、どうしても首の筋肉の緊張が強まります。

この為、シップを貼ったり、薬を服用したり、生活指導を受けたりしても、姿勢や仕事の影響で、首に負担がかかり続けてしまうので、改善が難しくなります。

~ シコリ(硬結)の発生 ~

また、首の筋肉のコワバリが慢性化すると、血行の悪化から、筋肉内に、硬い“シコリ(硬結)”が生じ易くなるので、シコリから、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが起きるようになります。

この結果、シコリから疼くような痛みが起きてくると、首や肩の筋肉のコワバリが強まって、首の骨(頸椎)近くの神経を強く圧迫するようになるだけでなく、シコリ付近の神経の異常興奮が続く為に、痛みと筋肉のコワバリを、余計に強めます。

しかし、シコリは、筋肉が硬く凝り固まった状態なので、ストレッチや運動をしても、解消するのが難しく、整形外科で電気刺激や首の牽引などを行っても、ほとんど効果がありません。

【 当院の、首のシビレや痛みの治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

このような首のコワバリや凝りによる、首から肩や腕へのシビレや痛みに対して、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と解消を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、首の痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、東洋医療のツボ利用が、そのまま使える利点があります

~ 抵抗感が少なく、リラックスした状態で ~

また、マッサージ治療によって、直接、患部の血行やリンパの流れを良くしたり、筋肉の弾力性や柔軟性を高めたりするので、これによって敏感になっている首の神経を鎮め、シビレや痛みを和らげられます。

更に、首の後ろには、自律神経の中の、リラックスに関わる副交感神経(迷走神経)の働きを促すツボがあるので、これをマッサージ治療で利用すると、首からシビレや痛みを発しているシコリを和らげて、解消させる効果があります。

しかも、首は、筋肉が薄く、内側に重要な神経や血管が通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者にとって、抵抗感が少なく、リラックスした状態で、首の治療が受けられます。

~ 身体のバランスの回復 ~

当院では、首や肩の患部の治療だけでなく、首の負荷を緩和させる為に、上半身のコワバリ状態を診断し、身体のバランスを回復させる治療も、併せて行っています。

姿勢が悪くなっていたり、不快な症状があったりすると、それによって、首や肩のコワバリが強まって、首や肩のシビレや痛みが起き易くなるからです。

特に、『ストレートネック』や『首猫背』は、首や肩のシビレの大きな原因になるので、上半身のコワバリ箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を併用し、筋肉の血行やリンパの流れの改善と筋肉の弾力性や柔軟性の回復を、重点的に行っています。

~ 効果的な、首の柔軟性回復 ~

ツボ治療を併用したマッサージ治療は、身体の異常を知らせる反応点(ツボ)を利用した治療法なので、患者にとって無理が無く、しかも、効果的に首の筋肉の柔軟性の回復ができます。

当院は、首の凝りやシコリ(硬結)の解消や、それに伴う痛みやシビレの回復治療を、患者がリラックスした状態で受けられるように、マッサージ治療とツボ治療を併用して行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ズキズキと疼(うず)くような、慢性的な、凝りや痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

慢性的な、頭痛、肩こり、腰痛などで悩まされると、凝りや痛みを発している筋肉の内部に、筋肉が凝り固まったようなゴリゴリとした硬いシコリ(硬結)ができている事に気付く事があります。

筋肉内にシコリができると、血行が遮断される為に、酸素や栄養が不足し、老廃物が排出されずに溜まるので、神経が強く刺激されて、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが強まる上に、筋肉が凝り固まっている為に、凝りや痛みが解消しづらくなります。

このような凝りや痛みの解消には、湿布を貼ったり、温めたり、ストレッチしたりするより、シコリ周囲の血液やリンパ液の流れを改善しながら、筋肉の弾力性と柔軟性回復させ、それによって神経の刺激を和らげ、神経の興奮を鎮める事が必要です。

【 疲労や緊張から 】

~ 血行悪化と神経の異常興奮 ~

頭痛、肩こり、腰痛などが起きても、「そのうち、治るだろう」と思って、そのままにしていると、日が経つうちに、かえって、内部からのズキズキと疼くような痛みが強まったり、慢性化したりする事があります。

これは、始めは、一時的な疲労や過緊張による痛みであっても、毎日の仕事で疲れが続いたり、加齢や運動不足で体力が弱ったりすると、身体の血液循環も低下するので、身体に有害な二酸化炭素や老廃物が排出しづらくなったり、身体に必要な血液からの栄養や酸素が欠乏したりして、身体の回復力が弱り、神経が刺激され続けるからです

しかも、神経が刺激され続けると神経が過敏になるので、「痛みが痛みを引き起こす」状態になって、今まで以上にズキズキ・ジンジンする痛みがしてきたり、身体を休めても、ニブイ痛みが続いたりします。

~ シコリの発生 ~

このような状態になると、凝りや痛みを感じる筋肉内の血流とリンパ液の流れの悪化で、老廃物や疲労物質が溜まり、筋肉を縮ませて、筋肉の硬いシコリ(硬結)ができる事があります。

筋肉が凝り固まったシコリができると、毛細血管の血流が遮断されて、神経の異常な興奮を引き起こすので、ズキズキ・ジンジンする“神経特有の痛み”が起きたり、チョッとした疲労やストレスでも、すぐに反応して、強く疲れやダルサを感じたりします。

この為、首・肩・腰などにシコリができると、頭痛、肩こり、腰痛などが強まり、なかなか解消できなくなって慢性化したり、休んでも、すぐに痛みや不快感がぶりかえしたりします。

~ デスクワークでも ~

シコリは、疲労や過緊張によって生じるので、デスクワークでも、シコリが生じ易くなります。

デスクワークで、同じ姿勢が続いたり、精神的な緊張が続いたりすると、血行の悪化と筋肉のコワバリが生じるので、コワバッタ筋肉内に老廃物や疲労物質が溜まってくると、シコリができるからです。

首、肩、肩甲骨周辺、腰などにシコリができると、筋肉内の神経が刺激される為に、ダルサ感、疲労感に加えて、ズキズキと疼くような痛みが起きる上に、同じ姿勢で、ずっと緊張が続くので、痛みや不快感がいつまでも続く状態になります。

【 自律神経への圧迫や刺激 】

~ 首の後ろや肩甲骨近くのシコリ ~

また、首の後ろや背骨の内側に“自律神経”が通っているので、疲労や緊張でシコリができて、自律神経を圧迫したり、刺激したりすると、不快感や身体の不調を引き起こします

例えば、肩コリや首コリが長引いて、首の後ろ側にシコリができると、それによって自律神経を圧迫したり刺激したりするので、頭重感や頭痛が起き易くなったり、“頭痛持ち”になったりします。

あるいは、背中の疲れで、肩甲骨の近くにシコリができると、背骨沿いに通っている自律神経を圧迫したり刺激したりするので、肩甲骨の内部からチクチク・ズキズキとする痛みが起きたり、背中の疲労感やコワバリ感が強まったり、「背中のコワバリで呼吸が浅くなった」、「何となく身体の調子が悪い」などが起きたりします。

~ 寒冷痛、天気痛、古傷の痛み ~

更に、シコリができて、身体の痛みや不快感が長引いたり、身体の不調感が続いたりすると、「寒くなったり気圧が低くなったりすると、身体に痛み(寒冷痛)が起きる」、「天気が悪くなると、膝や腰の関節の痛み(天気痛)が悪化する」、などの『天気痛』や『気象病』が起きます。

身体の痛みや不快感に悩まされていたり、身体の不調感が続いたりして、体調を保つ自律神経の働きが不安定化すると、気候の変わり目や気圧の変化時に、身体の血行が悪化して、頭重感や頭痛に悩まされたり、神経が刺激されて関節痛が起きたりするからです。

また、ケガによる古傷や、手術による傷痕も、寒さを感じたり、体調が悪化したりすると、シコリと同じように、その箇所の神経が敏感になって、ジンジン・ジクジクした痛みを感じる事があります。

~ 自律神経の不安定化 ~

このように、自律神経沿いにシコリができたり、痛みや不快感に悩まされたり、不調感が続いたりして、自律神経の働きが不安定化すると、頭痛や頭重感、慢性腰痛、「何となく身体の調子が悪い」といった症状が起き易くなります。

そして、自律神経の負荷が続いたり、増したりすると、だんだんと、「不調感が強まったり」、「気分的にイライラしたり」、「集中力が続かなくなったり」して、体調を保ちづらくなります。

しかし、これらのズキズキと疼く凝りや痛みは、筋肉のシコリ(硬結)で血行が悪化し、神経が刺激されて異常な興奮を起こしている事が原因なので、医院でMRI・CTなどの画像検査を受けても、異常を確認する事ができません。

【 解消しづらいシコリ 】

~ ストレッチや運動によるシコリの解消 ~

筋肉内にシコリができると、神経特有の“ジ~ン”と神経特有の響くような痛みを感じたり、また、皮膚の上から触ると、コリコリとした塊(かたまり)を感じられたりするので、シコリができている事が分かります。

しかし、シコリの箇所が分かっても、ストレッチや運動でシコリを解消するのは困難です

周辺の筋肉を伸ばす事はできても、肝心のシコリは硬く固まったままなので、伸ばして和らげる事ができないからです。

~ シコリ周辺の強いネジレや萎縮の解消 ~

また、シコリ周辺の筋肉も、シコリの影響でコワバッテいたり、血行が極度に悪化したりしているので、ますます、シコリの解消が難しくなります。

この状態を解消するには、シコリを囲む筋肉に対して、萎縮やネジレを緩める為に、横や斜めなどのいろいろな方向から引き伸ばして、弾力性や柔軟性を取り戻し、毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

しかし、ストレッチや運動は、“一方向”に筋肉を伸ばす事はできても、前後左右の“いろいろな方向”に伸ばす事ができないので、シコリの凝り固まった状態を解消させるのは困難です。

~ 手がシコリに届かない為に ~

しかも、シコリができる場所は、首の後ろ側や、背骨沿い、肩甲骨の内側、腰の後ろ側などに生じる為に、直接、眼で確認できない上に、思うように手が届きません。

この結果、シコリ周囲の筋肉を伸ばすぐらいのストレッチや運動になるので、一時的に周囲の血行は良くなっても、シコリは残ったままです。

また、シコリ箇所を温めても、シコリ周囲の血行が良くなるだけで、硬く凝り固まったシコリを解消させる事ができません。

【 当院の、ツボ治療とマッサージ治療 】

~ ツボ治療 を加えて

当院は、シコリから生じる不快な凝りや痛みの解消に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を行っています。

ツボ治療を行っているのは、シコリができる位置と、東洋医療のツボの位置が、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切に刺激を与えると、その刺激に神経が反応して痛みや違和感が減少したり、筋肉内の毛細血管が緩んで血流が改善したりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

この効果から、当院では、「押されると身体の芯まで響いてくる」、「痛いけど気持ちいい」、「ツボをしっかり押されている」と感じられる箇所を調べて、ツボを確認し、そのツボに適度な刺激を加え、シコリの解消を行っています。

反応が現れているツボに刺激を与えると、ツボに神経や血管が集まっているので、刺激に同調して収縮していた毛細血管が拡がって、血流が増え、筋肉の弾力性や柔軟性が回復してくる効果があるからです。

これによって、「血行が悪い→痛む→筋肉がこわばる→更に血行が悪くなる」という悪循環を解消して、敏感になっている神経の興奮を鎮める事で、凝り固まっているシコリを和らげています。

~ 疲労や緊張を緩和させて ~

更に、当院では、体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、シコリ周辺の血行を回復させて、筋肉のコワバリを解消しています。

東洋医療では、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病(みびょう)』と呼んで、体調や体質に合わせて、血行の改善や筋肉の柔軟性回復などで神経の興奮を鎮め、身体の調子(治る力)を上げてきたからです。

特に中高年になって、毎日の疲れや運動不足などで身体の回復力が低下していると、身体の回復が追いつかなくなっているので、マッサージ治療で、体調や体質に合わせて回復を図ると、スッキリした感じになり、身体の調子(治る力)を上げていく効果があります。

~ 痛みや体調の改善 ~

痛みが慢性化したり、筋肉内にシコリができたりすると、付近の神経の異常な興奮が起きたり、自律神経の働きを不安定化させたりして、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加え、神経の興奮を和らげて、筋肉内のシコリの解消を図り、神経の異常興奮を和らげて、痛みや体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

疲労・緊張に敏感に反応する、頭の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】


緊張型頭痛は“肩こり頭痛”と言われ、頭を支えている首や肩の筋肉が、疲労や緊張でコワバリが強まって、血行が悪化すると頭痛を引き起こしますが、ストレスや心配事なども、首や肩の筋肉の緊張を強めて、血行を悪化させるので、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、緊張型頭痛が長引くと、神経が敏感な状態になり、絶えず疼くような不快感と痛みに悩まされたり、チョットしたストレスや疲労でも、すぐに反応して、頭がギューッと締めつけられる痛みを引き起こしたりします。

このような頭痛を改善するには、首や肩の筋肉のコワバリと血行の悪化を回復させるだけでなく、敏感になった神経を鎮める事も必要なので、首や肩のツボを利用すると、ツボには神経や血管が集まっているために、神経や血管が緩和し、痛みを和らげる効果があります。

【 緊張型頭痛 】

~ 体型から緊張型頭痛に ~

日本人が悩まされる頭痛のうち、60~70%は緊張型頭痛と言われるように、緊張型頭痛は、多くの人が経験する頭痛になっています

日本人は、欧米人に比べて頭が大きい割に体格が小さく、首や肩の筋肉量が少ないので、デスクワークなどで、背中を丸めた前傾姿勢や、頭を突き出した姿勢が多くなると、頭を支える首や肩の筋肉に負担が増す為です。

特に、なで肩で、首の細い女性は、首や肩の筋力が弱い為に、PCやスマホ操作をしていると、肩が前方に差し出した腕の重みに負けて引っ張られて、首や肩の筋肉の緊張が強まるので、緊張型頭痛が起き易くなると言われています。

~ 指先操作の繰り返し ~

更に、デスクワークで、指先操作の繰り返しをしていると、首や肩の筋肉の疲労に加えて、首や肩の神経が絶えず使われるので神経疲労を起こして、緊張型頭痛を起こす原因になります。

PCやスマホの操作などの操作をしていると、操作する腕の負担がかかり続けたり、肩・首・背中の肩甲骨周辺などの筋肉の緊張が強まったりするので、首や肩の神経が敏感になって、緊張型頭痛を引き起こすからです。

しかも、毎日、指先の操作を繰り返す操作をしていると、腕から肩や首にかけての疲労が続いて、筋肉のコワバリと血行の悪化が慢性化してくるので、頭痛だけでなく、頭が重くてダルイといった“頭重感”が解消されづらくなります。

~ 痛みの神経回路 ~

中でも、姿勢を保つ背骨と肩甲骨の間に、いつも疼くような不快な痛みや違和感が起きる状態になると、これによって緊張型頭痛を誘発するようになります。

背骨と肩甲骨の間の筋肉は、姿勢を保ったり、腕の動作を補助したり、腕の重みを支えたりする働きをするので、肩甲骨の間の筋肉に負荷が増して神経が刺激され続けると、神経が敏感になって、肩と首の緊張部分を伝わって、後頭部の神経に伝わる神経回路(トリガーポイント)ができあがるからです。

この結果、背中や肩に疲労や緊張を感じると、すぐに背骨と肩甲骨の間に疼くような不快な痛みや違和感が起きてくるだけでなく、後頭部の神経に伝わる神経回路を刺激して、頭重感や緊張型頭痛を引き起こすようになります。

【 ストレスや不安からも 】

~ ストレスや不安からも ~

また、仕事や人間関係などの不安やストレスも、身体の緊張を強めて、肩・首・背中の肩甲骨周辺などの筋肉をコワバラセルので、緊張型頭痛を引き起こします

仕事や家庭のストレスや悩みなどで、「気が休まらない」、「リラックスしにくい」、「いつもイライラ、ピリピリしている」、「焦りや不安を感じる」などがあると、首・肩・背中の筋肉がコワバッテ、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)ができあがってくるからです。

この結果、仕事や人間関係などで不安やストレスを感じると、後頭部の神経を圧迫刺激する神経回路が活性化して、頭重感が起きたり、頭が締め付けられるような痛みが起きたりします。

~ 肩周辺の神経が刺激されて ~

また、はじめは、姿勢の悪化や長時間の同一姿勢などが原因であっても、これが繰り返されると、次第に肩周辺の神経が刺激されて敏感になってくるので、ストレスや不安を感じると、肩周辺の神経が反応して、緊張型頭痛が起きてくる事もあります。

この場合、肩周辺の神経が敏感になっている為に、絶えず首から後頭部に凝り感や痛みが続いたり、頭重感に悩まされたり、緊張型頭痛が起き易くなったりして、一日中、頭痛や頭重感に悩まされます。

しかも、痛みや不快感によって、血管が収縮し、血管の弾力性が無くなってくるので、ますます血流が悪化し、首や肩にジンジン・ズキズキする痛みが増したり、後頭部のズキズキする痛みが強まったりします。

~ 緊張型頭痛の解消や予防 ~

この為、緊張型頭痛の解消や予防として、筋肉のコワバリで血行が悪くなった首や肩を、温めたり、ストレッチで前後左右に伸ばしたりして、首や肩の筋肉の柔軟性を回復させる事が勧められています。

しかし、毎日の仕事や家事などで、首や肩の筋肉のコワバリと血行の悪化が続くので、温めたりストレッチをしたりして頭痛が和らいでも、なかなか期待するような頭痛解消の効果が得られません。

また、市販薬を利用した場合も、頭痛が和らぐ感じはしても、肩周辺の“凝り感”や頭のニブイ痛みが続いたり、ストレスや緊張が高まったりすると、再び頭痛に悩まされます。

【 神経回路(トリガーポイント)の解消 】

~ 病院での治療 ~

病院での緊張型頭痛の解消は、一般的に、痛みを和らげる「鎮痛薬」、炎症等の「消炎剤」、そして「筋肉の緊張の緩和する薬」などが処方されます。

しかし、病院で処方する薬を服用する事で、頭の痛みを軽減させても、緊張型頭痛は、姿勢や筋肉の慢性的な刺激から生じる頭痛なので、肩や首に凝り感や痛みが強まったり、ストレスや不安を感じたりすると、やはり、頭痛が再発します。

特に、首や肩などに、頭痛を誘発する神経回路(トリガーポイント)が解消されずにいると、疲労や緊張を感じると、すぐに神経が反応して頭重感や頭痛が起きてしまいます。

~ 神経回路(トリガーポイント)の解消 の重要性~

この為、緊張型頭痛が解消しにくい場合は、首や肩の筋肉のコワバリ解消に加えて、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を確認して、解消させる事が必要です

神経回路(トリガーポイント)ができている部分は、血行悪化や神経の高まりなどで、筋肉が凝り固まって硬いシコリ(硬結)ができているので、皮膚の上から触ってみると、内部にコリコリとした筋肉の塊が感じられます。

この特徴から、頭痛を解消するには、皮膚の上から硬いシコリができている箇所を確認し、シコリ内部や周辺の悪化している毛細血管の流れを回復させて、コワバリを和らげると共に、敏感になっている神経を和らげていく事が必要です。

~ 背中の筋肉や血行の回復 ~

また、緊張型頭痛の解消には、首や肩周辺だけでなく、背中の筋肉も、コワバリや血行の悪化が生じているので、背中の筋肉や血行の回復も必要です。

この為、肩甲骨周辺を含めて上半身のコワバリやシコリを確認して、これらを解消させたり、あるいは、首や肩の関節の動きをチェックして改善させたりして、首に続く上半身の血液の流れを回復させる事も必要です。

特に、中高年になると、新陳代謝の低下や運動不足などで、筋肉疲労が起き易くなっているので、身体のコワバリ箇所やシコリ箇所をチェックして、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる事が必要です。

【 当院の、緊張型頭痛の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では緊張型頭痛の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、神経が敏感になっている箇所をチェックし、コワバリ箇所やシコリ箇所を和らげる施術を行っています。

これは、痛みを引き起こす神経回路(トリガーポイント)の箇所が、東洋医学のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

また、首は、内部に重要な神経や血管が通っている上に、外側の筋肉が薄くて小さな筋肉で構成されているので、このような非常にデリケートな首周りの治療に、東洋医療をベースにしたマッサージの治療が適しています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えているので、首や肩の治療が、無理が無く、リラックスした状態で受けられます。

首に硬いシコリができている場合でも、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、無理せずに、安心して、慢性化しているコワバリの解消や、シコリの解消をピンポイントに行えます。

~ 上半身のシコリやコワバリの解消 ~

更に、緊張型頭痛が慢性化して繰り返される場合は、首だけでなく、背中の筋肉内にある硬いシコリを解消させて、神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を和らげて、無くす事も必要です。

この為、特に、背骨と肩甲骨の間の筋肉を確認して、疼くようなジクジクとした痛みを感じる箇所の回復を行い、更に、肩甲骨を動かす『他動運動』を行い、背中の筋肉の柔軟性や血行の回復を行っています。

背中や肩のシコリやコワバリを解消させて、シコリ内の血流を回復させていくと、頭痛の解消や予防だけでなく、体調の回復にもなり、スッキリしてきます。

~ 疲労や緊張などの慢性化の治療 ~

“神経の過敏状態”によって引き起こされる緊張型頭痛の解消には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、ツボを利用したマッサージ治療によって、安全に、無理が無いように、神経や血管を圧迫している緊張を解消して、長引く痛みや不快感の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと緊張型頭痛をイメージしますが、頭が激しく「ズキンズキン」と痛む片頭痛も、頭痛が起きる前に、肩の凝り感や重ダルサが強く現れます

しかも、片頭痛の場合は、一般的な肩こりと違って『自律神経の不安定』が大きく影響しているので、「首や肩が、グッと張ってくる」、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、特徴的な現れ方をします。

この為、肩こり感や重ダルサなどの片頭痛の“前触れ”に気付いたら、『自律神経の不安定』を和らげて、体調を回復させる事が必要なので、首や肩のコワバリや血流を改善して神経の興奮を和らげ、身体の調子(治る力)を取り戻す事が大切です。

【 片頭痛の原因 】

~ 片頭痛の痛み ~

女性は頭痛持ちが多いと言われ、中でも片頭痛に悩まされている女性は20~40代に多く、男性の3倍以上にもなっています。

片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されて、頭の中をガンガンとする強い痛みが続く上に、少しでも頭を動かすと、ますます痛みが増すので、仕事や生活に支障をきたしてしまいます。

しかも、片頭痛が起きるたびに、神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返す状態になります。

~ 血管の急激な拡張 ~

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時と言われます。

よく言われるのが、平日の間、ずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、「頭が、いきなりズキンズキンと脈打つように痛み出した」というケースです。

この事から、片頭痛の原因として、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が、忙しさやストレスなどで緊張すると、血管を収縮させて血圧を上げますが、気持ちが緩んだ時に、忙しさやストレスなどによって自律神経の働きが不安定になっていると、収縮していた脳の血管が“急激に拡張”してしまい、血管の外側の神経を圧迫して刺激する為と考えられていました。

~ 脳血管の神経が強く反応 ~

しかし片頭痛は、気持ちが緩んだ時以外にも、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。

この事から、最近では、片頭痛の原因を『自律神経が不安定になって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感に反応する状態になると、血管周りのチョットした刺激や変化に、痛みが起き易くなる』と、考えられるようになりました

自律神経の不安定化によって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感になるので、脳の血管が拡張した時に、脳の血管を囲んでいる神経が、強く痛みを感じてしまうという考え方です。

【 片頭痛の前触れ 】

~ 自律神経の不安定から ~

片頭痛が起きる原因として、従来の“脳の血管の拡張説”と、最近の“痛みの反応が強まる説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定になった事で、片頭痛が起きるようになります。

これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、それらによって自律神経に乱れが生じると、脳の血管を囲んでいる神経が刺激されて敏感になる上に、血管の収縮や拡張をしているコントロールが失われるからです。

この為、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの“体調の悪化”が続いて悪化すると、自律神経の働きが不安定になり、自律神経に乱れが生じ、脳の神経が敏感になったり、血管のコントロールが失われたりするので、片頭痛発作が起き易くなります。

~ 片頭痛の前触れ ~

片頭痛の起きるプロセスが『自律神経の不安定』と結びついているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛が起きる前に、“体調の悪化”を感じる『前触れ』を感じています

例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。

多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『前触れ』が現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後に、片頭痛が起きています。

~ 片頭痛の予防や対策に ~

この為、この片頭痛の“前触れ”が、片頭痛の予防や対策に大きなヒントになります。

片頭痛が起きる前の“前触れ”に気付いたら、片頭痛の予防や対策として、『自律神経の不安定』の緩和と体調を回復させる為に、コワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックし、それらを和らげられるからです。

これによって、身体に感じる不快感が減少し、体調を取り戻してくると、脳の血管を取り巻く神経の敏感さが緩和されたり、自律神経の血管をコントロールする働きが回復して安定化したりして、血管が急激に膨張するリスクを減少させる事ができます。

【 前触れの、肩こり 】

~ 肩こり感や、肩のダルサ ~

片頭痛の“前触れ”の中でも、片頭痛患者の75%の人が、肩こり感や肩のダルサを感じています

これは、首や肩の筋肉が、重い頭を支えながら動かしているので、『自律神経の不安定』によって、首や肩の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなり、肩こり感やダルサが起きるからです。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合は、『自律神経の不安定』が影響しているので、脳の神経を刺激するような、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの特徴的な現れ方をします。

~ 首が自律神経の通り道 ~

また、片頭痛の“前触れ”として、肩こり感やダルサが現れるのは、首が自律神経の通り道になっている事も影響しています。

ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、『自律神経の不安定』が増してくると、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサを起こさせるからです。

この為、「何となく身体の調子が悪い」と感じ始め、それに伴い、独特な不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、片頭痛の“前触れ”が考えられます。

~ 片頭痛を発生させる三叉神経 ~

しかも、脳の血管を取り巻いて片頭痛を発生させる『三叉(さんさ)神経』は、後頭部に伸びている神経(大後頭神経)と至近距離で交わっているので、この後頭部に伸びている神経から影響を受けます。

この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、後頭部が緊張して、肩こり感やダルサなどが起きてくると、それと共に、片頭痛を発生させる三叉神経を刺激して、「何となく頭痛がきそうだ」という片頭痛の“前触れ”が生じます。

そして更に『自律神経の不安定』が大きくなって、『三叉神経』が活性化(興奮)すると、『三叉神経は、脳内で一番大きな神経』なので、頭の中をズキズキ、ガンガンと激しく響くような痛みが起き、『自律神経の不安定』によって、胃や腸がムカムカしてきたり、嘔吐したくなったりします。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ 頭痛体操 ~

片頭痛の予防や対策として、いろいろなケアの方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、首や肩の敏感になっている神経を和らげる作用があるので、片頭痛の予防や軽減の為に広く勧められています。

しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が重要なポイントになるので、この効果を出す為には、首や肩の“圧痛点(凝り)”を確認する事と、その圧痛点をうまく和らげて、筋肉のコワバリと血行悪化を解消させる事が必要です。

当院では、『頭痛体操』の代わりに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている“圧痛点(凝り)”をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行って、片頭痛の予防や対策を行っています

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、片頭痛の予防や対策に、ツボを利用して、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、敏感になっている神経の興奮を鎮めたりして、痛みや違和感を減少させ、体調の改善を行っています。

特に、片頭痛の“前触れ”が現れた段階で、首や肩などの、敏感になっている“圧痛点(凝り)”を、ツボを利用して鎮めると、片頭痛の予防や軽減に効果があります。

~ 安全に、無理がなく ~

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを高めて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が和らぎ、それによって、自律神経の負荷を減少させる効果があります。

高ぶっていた神経の興奮が収まってくると、身体の調子(治る力)を取り戻し、体調が回復してくるからです。

当院が行っているマッサージ治療は、東洋医療をベースにして、崩れかかった身体のバランスを、安全に、無理のない方法で、回復させる手技療法なので、片頭痛の予防や対策に安心して受けられます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、首や肩の血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させて、不快感や痛みを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

腰は、絶えず体重を支える働きをしている上に、上半身や下半身からの動作の負荷がかかるので、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」、「ストレス」などが起きると、「腰部の血行悪化」、「腰の筋肉のコワバリ」、「骨格のゆがみ」、などが起きます。

腰に負荷がかかり続けるので、そのままにしていると、絶えず腰の奥がズキズキと痛む『慢性腰痛』に悩まされたり、腰の重ダルサから体調の悪化が起きたり、腰の筋肉のコワバリで『ぎっくり腰』を起こして強烈な痛みに襲われたりします。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じたら、腰痛と体調悪化が起きるアラームサインと考えて、腰だけでなく、腰に関係する上半身や下半身の柔軟性の回復や、血行の悪化箇所を改善して、身体の調子(治る力)を高め、腰痛を予防する事が大切です。

【 腰の痛み 】

~ 腰の天然コルセット ~

腰は、身体の動きに合わせて、いろいろな動きをしたり、安定性を保ったりする為に、分厚い筋肉が何層も重なり合って“天然のコルセット”をつくりあげています。

しかし、この“天然のコルセット”は筋肉なので、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱まったりすると、筋肉内に血流悪化が起き、これによって柔軟性が失われて、コワバリが生じます。

そして、腰の筋肉のコワバリで、血管が圧迫されたり、血流が悪化して老廃物が溜まったりすると、神経が刺激されて、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」などの違和感や、痛みが生じます。

~ 腰痛症 ~

このような腰の痛みは、病気やケガの症状の中で、男性で1位、女性で2位になるほど、多くの人が悩まされる痛みとなっています。

しかし、多くの人が悩まされていても、レントゲンなどの検査をしても、痛みの箇所や原因をハッキリ特定できないので、診断名も、症状から『腰痛症』になっています。

このように『腰痛症』は、痛みの箇所や原因の特定ができませんが、腰は体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などの働きをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉に大きな負担がかかって、痛みが生じたと考えられています。

~ 慢性腰痛 ~

『腰痛症』の中で、特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”の筋肉や、“背骨の根本”あたりの腰の筋肉は、上半身の負荷がかかり続けます。

この為、“骨盤の上側沿い”や“背骨の根本”あたりの筋肉が、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」などで負荷が続いたり、増したりすると、筋肉の余裕が無くなって、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、痛みを感じたり、「動かしにくい」、「引っかかった感じ」などが起きたりします。

これらの鈍痛や違和感は、姿勢を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”のコワバリや血流悪化が解消しきれないと、絶えず腰の奥からジクジクする痛みに悩まされる『慢性腰痛』になっていきます。

【 ギックリ腰 】

~ 急性腰痛 ~

また、腰の痛みの中で、突然、腰に強烈な痛みが起きる事があります。

いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、病院の診断名では『急性腰痛』と言って、腰の筋肉が“ゆとり”が無くなってコワバッテいる時に、腰に大きな負荷がかかったり、急な動きをしたりすると、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を起こし、付近の神経を激しく刺激する為です

強烈な痛みによって、急激に身体の防衛反応が働いて、お腹の中の横隔膜がイキナリ縮んで、声が出せなくなる事もあります。

~ アラームサイン ~

ギックリ腰』は、突然、痛みに襲われる感じですが、実際は『ギックリ腰』の前に、腰からのアラームサインとして、腰にニブイ痛みや、凝り、ダルサなどがあったり、何となくギックリ腰の不安を感じていたりします。

しかし、このような、腰からのアラームサインがあっても、仕事や家事などで、「そのうち治るだろう」とか、「年や体力のせいだから」と思って、後回しにしてしまいます。

この結果、腰の筋肉が耐えきれなくなって、何かのキッカケで『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。

~ 早目に筋肉疲労や緊張の解消を ~

『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日後に痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かす事が必要になりますが、それまでの間は、腰の敏感になっている神経が刺激され続けるので、痛みを耐え続けるツラサがあります。

また、『ギックリ腰』の痛みが和らいだ後も、腰に続く背中やお尻に筋肉のコワバリや血行の悪化が起きていたり、あるいは、骨格のゆがみが起きていたりするので、いつまでも不快な痛みが続いたり、『ギックリ腰』が再発してしまう恐れもあります。

このように『ギックリ腰』が治りきるのに、日にちがかかるので、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

ストレスによる血流悪化 ~

あまり気付きませんが、精神的なストレスも、腰痛を引き起こす大きな原因になります。

ストレスが長引くと、血管が収縮して、血流が悪化するので、身体を支えている腰の筋力を低下させたり、柔軟性が失われたりして、さまざまな負荷がかかる腰の“天然のコルセット”の筋力を弱めるからです

この為、ストレスが続いたり強まったりすると、腰に不快症状が現れ、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」、などを感じるようになります。

~ ストレスが増すと ~

そして、精神的なストレスが続いたり、強まったりすると、更に、筋肉のコワバリと血行の悪化が増します。

この結果、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「ジンジン・ズーンとした腰の痛みに悩まされる」、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」などが起きたり、「寝返りをすると、腰が痛む」、「腰に重い感じや、鈍痛を感じる」、「立ち上がりに、ギックリ腰になりそうな痛みがする」、などが起きたりします。

また、これらの不安から、腰をかばう姿勢や動作が多くなったりすると、いつもと違う姿勢や動作が多くなったり、腰の神経が敏感になったりするので、余計に、腰に痛みが起き易くなったり、痛みを感じ易くなったりします。

~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~

更に、精神的なストレスが続いたり、強まったりしていると、身体が冷えたり、天気が悪化したりすると、「腰に痛みを感じる」という事が起きます。

身体の冷えや天気の悪化が不快に感じられると、それがキッカケになって自律神経の働きが不安定になって、血行が悪化したり、神経が敏感になったりして、腰に違和感や痛みが生じるからです。

この為、冷房の風に直接あたったり、寒暖の差が激しい季節の変わり目になったりすると、自律神経が不安定になり、腰痛に悩まされる事が多くなります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

~ 腰痛症の大きな原因 ~

『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」が、大きな原因になっているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

腰や腰周辺のコワバッタ筋肉をマッサージ治療でほぐし、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、敏感になっている神経が元の状態に戻ってくるので、腰の違和感や痛みが減少し、腰が動き易くなるからです

このような効果から『腰痛症』の予防と治療に、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰を中心に、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などの改善を行っています。

~ 身体全体の筋肉も含めて ~

また、当院では、腰の違和感や痛みの改善だけでなく、身体全体の筋肉の状態も含めて確認し、疲労と緊張の解消を行っています。

『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の姿勢などが大きく影響しているので、身体の筋肉の柔軟性を回復させて血行を促す事によって、敏感になっている神経を鎮め、リラックス感を取り戻せるからです。

特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな役割に加えて、歩く際に股関節にかかる衝撃を吸収する役割もあるので、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができずに、腰に衝撃が伝わって、腰痛の原因につながり易くなるので、お尻の疲労と緊張の解消が隠れた重要ポイントになっています。

~ ツボ反応 ~

これらの治療に、当院は、体調の変化時に現れるツボ反応を利用して、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善、関節の動きの回復を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

当院では、マッサージの治療にツボ治療を加えているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、ツボ治療が受けられます。

~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛のアラームサインとして、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

膝関節の柔軟性回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の痛みの緩和や、関節の動きを滑らかにする為に、治療としてヒアルロン酸注射が行われますが、すり減って傷んだ軟骨の回復や、症状進行を抑制する事はできないので、膝関節の強化の為に運動療法が行われます。

運動療法によって、変形性膝関節症の原因になっている、膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を取り戻すのに効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事や、膝の筋力回復まで痛みが続く事、そして、運動効果が実感されないと意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような場合に、膝関節の筋肉の働きを高める為に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を行っている東洋医療を利用すると、腰や脚の筋肉のコワバリ解消と血流の促進効果で、膝の痛みを和らげて、膝関節を動き易くさせるので、運動療法が行い易くなり、回復効果を高めます。

【 ヒアルロン酸の効果と難点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期頃までは、膝の痛みを緩和しながら症状を改善し、関節症の進行を抑える治療法になるので、膝にヒアルロン酸を注入しながら運動療法を行うのが一般的です。

ヒアルロン酸を膝に注入すると、すり減った膝の軟骨表面を覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑え、関節軟骨の滑りを良くするので、動作時の膝の痛みが緩和し、膝関節の動きがスムーズになるからです

しかも、膝に注射するだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心して治療が受けられます。

~ 効果が持続しない為に ~

しかし難点として、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減って傷んだ軟骨を再生させたり、膝の弱っている筋肉を強化したりする働きはありません。

しかも、ヒアルロン酸は、時間の経過と共に体内に吸収されて無くなってしまうので、ヒアルロン酸による効果はしばらくの期間だけとなり、長続きしません。

この為、膝の痛みが再発したり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりすると、再び、ヒアルロン酸注射を膝に注入する事が必要になります。

~ 繰り返すと ~

更に、もっと注意しなければいけない事は、膝周りの身体を支える筋力が弱った状態になっているので、ヒアルロン酸注射に頼っていると、膝関節に体重がかかるたびに、関節内の軟骨がすり減ったり傷んだりして、変形性膝関節症が更に悪化して進行する事です。

この結果、膝関節の軟骨の摩耗や変形が大きくなってくると、ヒアルロン酸を膝に注入しても、痛みをコントロールする事ができなくなって、痛みが解消されにくくなります。

しかも、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなってくると、炎症が悪化してくるので、動かずにジッとしていても、膝から痛みがしてくる状態になります。

【 運動療法の改善効果 】

~ 膝の運動療法 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和し、軟骨の変形を進行させない事を目的に、膝周囲の筋力を取り戻す運動療法が行われます。

膝周囲の筋肉は、膝関節を動かす働きだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の働きもしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を取り戻すと、立ち上がりや歩き始めなどの痛みや、歩いている時の痛みなどが、大幅に無くなったり解消したりします

また、運動療法で、弱っている膝周囲の筋力を取り戻したり、不均衡になっている筋力を整えたりすると、変形性膝関節症の進行を抑える事もできます。

~ 血管・神経が無い膝の軟骨 ~

しかも、膝の軟骨内には、血管や神経がほとんど無いので、運動療法で関節を動かす事で、傷んだ軟骨が補修されてくる効果があります。

運動療法で、膝周囲の筋肉が動かされると、少しずつ、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたり、栄養や酸素を含んだ水分が関節内に注入されたりして、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が生じるからです。

この効果から、変形性膝関節症の症状の軽減や進行を抑える為に、体調や症状に合わせて、プールでの浮力を利用した歩行運動や、ゆっくりとした自転車こぎ、仰向けになって脚を挙げて伸ばすなどの、膝関節に負担をかけない運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

~ 早い段階で運動療法を ~

特に、変形性膝関節症の初期の、「起床時の第一歩に違和感がある」、「動く時だけ痛む」などの段階ならば、日常生活上の注意と、運動療法だけでも、膝の痛みが無くなって、今まで通りに歩く事ができる状態になります。

もともと変形性膝関節症の原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になった事が、膝の痛みを引き起こしているので、膝周囲の筋肉の筋力を取り戻すと、膝関節の不安定が解消して、膝の痛みが無くなり、歩けるようになるからです。

変形性膝関節症は、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、早い段階で運動療法を行う事によって、膝周囲の筋力が回復して、腫れや炎症が治まり、変形性膝関節症が気にならない状態になったり、症状の進行を抑える事が可能になったりします。

【 運動療法の注意点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります

運動療法は、数か月以上、継続して運動を行う事が必要になってくるので、続ける事を我慢強くできなかったり、時間のやりくりが難しくなって予定通りできなくなったり、中断する事が多くなったりすると、効果が現れない事です。

あるいは、「膝の運動をすると、膝や腰に痛みが出るから」と理由をつけて運動量を減らしたり、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と気力を失っていたり、形だけの運動になったりすると、膝に筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 時間をやりくりしながら、気長に ~

この為、運動療法を継続するには、“時間のやりくり”をしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が重要になります。

また、運動療法を行っても、筋力や痛みの回復効果が、すぐに現れないので、根気よく、目的意識を持って、繰り返し続ける事も必要です。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりすると、「運動療法でトレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と諦めがちになるので、気持のゆとりを持ちながら、運動療法の期間を十分とって運動する事が必要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の意味を理解して行う事です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」を行うからです。

単調に感じられても、脚の運動療法の意味を確認しながら、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、運動を続ける事が大切です。

【 当院の、膝関節の柔軟性回復と痛みの緩和治療 】

~ 運動療法の効果を高める為に ~

変形性膝関節症の運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝の筋力の回復を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の筋肉の柔軟性回復と、膝を動かす時の痛みの緩和、そして、足腰の動きをスムーズにする事です。

更に、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどで、身体が動きづらくなっていたり、違和感や痛みが生じていたりする場合は、体調を改善する事も必要です。

この為、当院は、変形性膝関節症の改善を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、疼痛を緩和させ、体調を改善する治療を行っています

~ ツボ刺激の効果 ~

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、その刺激に反応して、筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少する効果もあります。

この効果を利用して、反応が現れている太ももの筋肉のツボに、刺激を与えると、太ももの筋肉は、膝下まで伸びて、運動時の負荷や衝撃を吸収し、膝関節をコントロールする働きをしているので、その刺激に反応して、太ももの筋肉内の血流が活発化し、神経の興奮が抑制され、今まで感じていた違和感や痛みが和らいだり、膝が動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節も ~

また、膝に痛みを強く感じると、どうしても、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなるので、腰や股関節の負担が大きく増します。

この為、腰や股関節の柔軟性を回復させておく事も必要になるので、当院は、腰や股関節をチェックし、コワバリ箇所の改善を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を、マッサージ治療とツボ治療で回復させると、脚が動かし易くなるので、膝への負担が少なくなる効果があります。

~ 体調や症状に合わせて ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、膝の運動療法が行い易くなります。

当院では、体調や症状に合わせて、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、膝のコワバリの解消や血行を促進させ、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち上がろうとした時や、座る時、あるいは、歩いている時に、お尻から太ももにかけてシビレを伴った痛みが起き、その後も、何度も繰り返すようになったり、痛みが次第に強まったりする事があります。

これは、毎日長時間座っていたり、立ち仕事が多かったり、肥満や妊娠で体重が増えたり、久しぶりに走ったりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部を通っている坐骨神経を圧迫し、刺激した為です。

このようなお尻のシビレと痛みの解消に、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、敏感になっている神経を和らげる効果もあるので、身体内部の坐骨神経の圧迫解消に適しています。

【 お尻の奥の筋肉のコワバリ 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段の上り下りで足に体重をかけた時に、突然、お尻の中央あたりや、お尻と太もものつなぎ目から、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

思い当たるようなケガや事故が無いにも関わらず、普段通り生活をしていると、突然、お尻からシビレを伴った痛みが起きてくる場合は、ほとんどが、お尻の筋肉のコワバリによる『坐骨神経痛』の可能性があります。

座る事や立っている事が多かったり、あるいは、運動で股関節に負荷がかかり続けたりすると、次第に、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部の坐骨神経を圧迫して刺激する『坐骨神経痛』が、お尻の痛みの中で9割以上にもなっているからです

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日の長時間のデスクワークの為に座り続けていると、だんだんと姿勢を支えているお尻の筋肉の緊張が続いてコワバッタ状態になるので、何かの拍子でお尻に負荷がかかると、お尻の内部を通っている坐骨神経が圧迫されて、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、お尻と股関節の筋肉に大きな負荷がかかって、筋肉がコワバッテくるので、これにより、坐骨神経が圧迫されて、シビレと痛みを引き起こすケースもあります。

また、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、やはり、身体を支えるお尻に大きな負荷がかかってくるので、坐骨神経を圧迫して、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースが、多くなっています。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリによって坐骨神経痛が起きるのは、坐骨神経に重なるように、股関節を動かす『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が横切っているので、『梨状筋』が疲労や緊張でコワバルと、『坐骨神経』を圧迫して刺激するからです。

病院の診断名では、梨状筋が坐骨神経を圧迫するので『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』の特徴としては、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、腰には異常が無いので、お尻に痛みが起きても、腰には痛みが起きない事です。

『梨状筋症候群』は、お尻の緊張や疲労が原因なので、普段の生活の中で起き易い痛みですが、病院(整形外科)に行っても、原因がお尻の筋肉の緊張や疲労なので、処方は、痛みを和らげる湿布薬や、お尻のストレッチを進められる事になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』の最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、しかも、すぐに違和感が無くなるので、見過ごしがちになりますが、お尻の筋肉は、身体を支える役割があるので、何度も、シビレを伴った痛みが繰り返す状態になったり、次第に痛みが強まったりします。

この為、『梨状筋症候群』か『否』かを、確認するのに、簡単にできる方法として『脚挙げテスト』があります。

『脚挙げテスト』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずにゆっくりと挙げていく検査法で、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度以上に挙がらなかったりする場合は、『梨状筋症候群』が考えられます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになって、痛みを感じる側の脚の膝を曲げて、他方の膝の上に乗せるようにクロスさせ、そして更に、痛みを感じる側の脚の膝を、手で押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

この方法は、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫を調べる方法です。

曲げた膝を、手で押し倒していく最中に、膝を曲げた側のお尻や太ももの後ろに痛みやシビレが生じた場合は、『梨状筋症候群』が疑われます。

~ こむら返りテスト ~

他にも、お尻の奥の筋肉のコワバリが慢性化していると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも『梨状筋症候群』の判断材料になります。

坐骨神神経が圧迫され易くなっていると、坐骨神経が刺激されて敏感になってくるので、何かのキッカケで、坐骨神神経に誤作動(『こむら返り』)が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起きて、「キューン」とつりそうになった場合には、『梨状筋症候群』が疑われます。

【 お尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

お尻の筋肉は、絶えず身体を支える働きをしているので、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻の筋肉のコワバリが更に強まったり、毎日の生活の疲労やストレスによって、お尻の血行が悪化したりします。

この結果、『梨状筋』のコワバリが強まって坐骨神経を圧迫しがちになるので、座っているだけでも、お尻の下から、ジンジンとしたシビレや痛みを感じたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたりします。

更に、お尻の身体を支えるバランスが崩れたり、下半身の血行が悪化したりするので、シビレを伴った痛みに加えて、長時間座っていられなくなったり、下半身に冷感や灼熱感がしたり、締めつけ感がしたり、正常な歩き方ができなくなったりします。

~ なかなか困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし、『梨状筋症候群』を解消する為に、硬くなっているお尻の筋肉を、自分でストレッチして柔軟性を回復させる事は、かなり困難です

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、見当がつけづらい上に、『梨状筋』の柔軟性を回復させるストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、ストレッチが効いているのか、どうかが、分かりづらいからです。

しかも、『梨状筋』をストレッチするには、他のお尻の筋肉と一緒にストレッチする事になるので、肝心の『梨状筋』の緊張解消ができなかったり、“勘違い”して、別の筋肉をストレッチしたりしてしまう事もあります。

~ 梨状筋以外も ~

また、下半身の筋力アップならば、歩いたり走ったりすれば可能ですが、自分のお尻のストレッチは、やりづらく、かなり労力を必要とします。

しかも、骨盤や股関節を動かしている腰の筋肉や太ももの筋肉がコワバッテいると、それらのコワバリ解消も必要なので、余計に『梨状筋症候群』のストレッチが難しくなります。

更に、お尻の痛みやシビレを無くすには、お尻の奥の梨状筋だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の悪化している血行の改善も必要になります。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『梨状筋症候群』の緩和と解消を行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、強く反応が現れているツボから、身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事によって、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする事ができるからです。

また、マッサージ治療によって、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れをスムーズにする作用があるので、骨盤のコワバリを緩和させて、梨状筋の柔軟性を取り戻し、敏感になっている坐骨神経を回復させる働きがあります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

更に『梨状筋症候群』の改善には、お尻の疲労や緊張に関係している、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事も必要です。

このように『梨状筋症候群』の改善は、お尻のコワバリ解消だけでなく、体調や体質に合わせて疲労や緊張を解消し、身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、東洋医療の特徴の、身体のバランスを整える事で体調を改善する治療法が、適しています。

この為、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、それによって、痛みや不快感を改善し、身体のバランスを整え、『梨状筋症候群』の解消を行っています。

~ 昔から利用されている、東洋医療のマッサージ ~

当院のマッサージ治療は、着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

また、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢の改善や体調回復の効果も期待できます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、安心して、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝の筋肉の安定性が失われた為です。

この為、いきなり膝の骨がすり減るのではなく、その前に、膝の筋肉の「コワバリ感」や「違和感」などが起きるので、この『変形性膝関節症』の“前ぶれ”のうちに、腰や脚の疲労や緊張状態を緩和して、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝の負担を解消させる事が大切です。

これらの疲労やコワバリの緩和とケアに、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、筋肉の弾力性や柔軟性の回復効果によって、膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症の進行を抑える有効な手段になります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 体重の何倍もの負荷 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどの動作を行っていますが、これらの動作や姿勢がスムーズにできるには、膝に、体重の何倍もの負荷がかかっています。

例えば、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷が膝関節にかかるので、体重50キロの女性の場合は、膝の関節面に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

このような、体重の何倍もの負荷を和らげる為に、膝の筋肉や膝関節を覆っている靭帯が、重要で不可欠なクッション役を果たしています。

~ 膝が弱ったり疲労したりして ~

しかし、膝周りの筋肉や靭帯の力が、運動不足や加齢で弱っていたり、疲労していたり、姿勢を保つ為に緊張が続いていたりすると、安定的に膝の動作を保つ事ができなくなってくるので、毎日の歩く、座る、立ち上がるといった動作のたびに、膝関節のかみ合わせが悪くなって、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりします。

このように、変形性膝関節症は、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定になったりした事がキッカケになっているので、ある日、突然に、膝関節の軟骨がすり減ったり、傷ついたりする事はありません。

この為、変形性膝関節症が起きる前は、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかった状態になるので、自覚症状が生じ、膝の“内側”の「筋肉のコワバリ」や「違和感」に気付かされます。

~ 膝の異常サイン ~

変形性膝関節症になる前に、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」ですが、これ以外にも、“立っていたり”“歩いていたり”すると、膝の内側に、「膝がコワバッテ、動かしづらい」、「突っ張る」、「膝関節が痛む」、などが起きます。

ところが、変形性膝関節症になる前の、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」は、動作をした時だけで、しかも自然と無くなるので、「一時的な痛みだろう」とか、「年齢や運動不足の為だろう」と思いがちです。

しかし、すぐに膝の痛みが無くなっても、何度も膝の痛みが起きてくる場合は、膝の筋肉や靭帯に異常が起き始めたサインなので、膝の状態をチェックして、膝に伸びている筋肉や膝関節を覆っている靭帯を、今以上に、悪化させない事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が気になった時のチェック法として、次のような方法があります。

一番簡単なのが、座って、膝を床に付けるように脚を延ばしてみる方法で、「膝の後ろが伸び切らない」場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテ、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まった状態です。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝裏の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、特徴的な違和感が生じるので、これらを感じる場合は要注意です。

例えば、「膝の後ろに突っ張り感がある」、「正座すると、膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などです。

これらの違和感がある場合は、膝周りの筋肉や靭帯の力が、弱ったり、疲労したり、緊張したりして、膝の筋肉のコワバリが強まったり、脚全体にコワバリが拡がったりしている事が考えられます。

~ 膝関節の、かみ合わせ ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ状態や違和感があると、膝関節のかみ合わせが悪くなっているので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります

日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリや違和感が繰り返される場合は、次第に膝の関節のかみ合わせが悪くなって、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう可能性があります。

中でも“階段昇降時の痛み”を感じる場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされるので、レントゲン検査よりも、有力な判断材料となっています。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

膝周辺の筋力や靭帯の低下した状態や、膝周辺の筋力がアンバランスになっている状態を、そのままにしていると、立っているだけでも膝に体重がかかるので、立ったり、歩いたり、座ったりなどの、日常動作をしているうちに、ますます膝関節の軟骨に傷がついたり、すり減ったりします

しかも、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、更に足腰の筋力の負担が大きくなるので、余計に膝関節の安定性が無くなっていきます。

特に、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ってくると、余計に膝のかみ合わせが悪くなるので、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、膝関節の軟骨が傷ついたり、すり減ったりします。

~ 膝の痛みが、何度も繰り返されると ~

そして、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも神経が刺激されて、膝に痛みを感じるようになります。

また、膝のコワバリが強まって膝の血管の弾力性が失われると、血行悪化が慢性化するので、膝の痛みが増したり、痛みが解消されなくなったりします。

この結果、「階段を降りると、いつも膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、毎回、膝のコワバリと痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」、「膝が、重くて動かしにくい」、「膝に、鈍い痛みを感じる」、などが繰り返されます。

~ ジッとしていても ~

更に、筋肉のコワバリで血行が悪化してくると、老廃物が溜まって神経を刺激するので、ジッとしていても膝の内部に、熱っぽい腫れ感や、ツッパリを感じます。

例えば、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、などが起きます。

また、膝の関節が動かしづらくなると、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行悪化で全身の血液循環も悪くなってくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯の疲労、緊張、下半身の筋力バランスの不安定化などで引き起こされるので、膝を含めて、腰や脚の血液やリンパ液の流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、そして、敏感になっている神経の興奮を鎮める事も必要です。

この為、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰や脚などの筋肉の働きを回復させて、下半身の筋力バランスを良くすると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減り、膝関節のかみ合わせの改善効果や、敏感になっている神経を鎮めて、痛みの緩和効果があります

当院では、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張を解消し、症状の進行抑制と改善を行っています。

~ ツボの利用 ~

脚にはツボが多くあるので、腰や脚のツボを確認して、ツボを治療に利用すると、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなるので、これによって、膝周りの筋肉の不自然な負荷が少なくなります。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、体調変化が起きると、身体の異常を知らせる「反応点」になるだけでなく、症状を改善する「治療点」になるので、脚のツボを利用すると、変形性膝関節症の痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

このような効果から、当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定化を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

更に、膝の違和感や痛みの緩和の為に、血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の回復も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れができると老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。

この為、マッサージ治療にツボ治療を加え、血液やリンパ液の流れを促進して、体内の老廃物の排出が進むと、痛みが減少するだけでなく、不足していた必要な酸素や栄養が入ってくるので、筋肉回復の効果が大きくなります。

~ 痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリや筋肉の不均衡のチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の強い痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、治療方針が、関節の動きを取り戻す事と、痛みを和らげる為に、肩関節を動かす“リハビリ”に移っていきます。

しかし、肩周辺のコワバリと血流の悪化から、ジッとしていても、肩に重ダルサやズキズキする痛みがしてくる上に、油断して肩を動かすと、突然、鋭い痛みに襲われるので、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

このような症状の緩和に、昔から筋肉の柔軟性と血行の回復を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、コワバッテいる筋肉を和らげて、重ダルサと痛みを和らげる効果があるので、肩の回復効果を高め、体調の改善にもなります。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを回復する為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』になると、硬くなった肩関節をほぐし、肩の動きを良くして回復させる為に、ストレッチや運動などを行うリハビリ治療に移ります。

肩の痛みを避けて動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬くなって固まり、肩関節の動く範囲が限られてしまい、「腕を上に挙げられない」、「腕が回せない」などの状態になったり、無理して肩を動かそうとすると、痛みが起きたりするからです。

この為、肩のストレッチや運動などで、肩関節を動かす事によって、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげ、悪化した血行を回復させ、これによって肩の痛みを抑えながら、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、「痛みの程度は、自分しか分からない」事から、リハビリ内容や強さを“自分で調整”する『セルフリハビリテーション』になるので、リハビリの目的や方法を教えてもらっても、「自分の肩の痛みや症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

例えば、肩の動きを良くする為には、無理の無い範囲で動かすだけでなく、時には、肩関節の動く範囲を拡げる為に、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする動作を繰り返す事が必要になるので、どうしても、耐えられない痛みが起きます。

また、かなりの期間、根気強く、痛みを警戒しながらリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、「本当に良くなっていくのだろうか?」と不安になったり、リハビリに対して疑問をもったりします。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

更に、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして、血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動(右図)を行いますが、これらの運動も、「どのように運動をしたら良いか、分からない」といった事が起きます。

この運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨周りの筋肉の動きを理解していなかったり、自分で肩甲骨の動く感触を確かめながら行っていなかったりすると、腕を振り回すだけになってしまい、肩や肩甲骨の筋肉のストレッチにならないからです。

また、肩や背中の筋肉のコワバリが強まっていたり、内部に痛みを発するシコリができていたりすると、「筋肉のコワバリやシコリを解消しよう!」と思って、腕や背中の脇の筋肉に“力を入れて”しまいがちになるので、かえって逆効果になる事があります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ効果を上げづらくさせる要因として、肩が首より前方に出て、肩が丸まった状態になった『巻き肩(右図)』の影響があります。

巻き肩は、デスクワークなどで、前かがみ姿勢になって、腕を前方に出しているうちに、両肩も前に出状態勢になり、そのまま背中の筋肉が凝り固まったケースが多くなっていますが、四十肩・五十肩の巻き肩の場合は、肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢を繰り返しているうちに巻き肩になり、そのまま肩甲骨周辺の筋肉が、コワバッテしまったケースが多くなっています。

この結果、四十肩・五十肩で巻き肩になると、肩甲骨がピッタリと肩方向に張り付いた状態になるので、肩関節の動きが限られてしまい、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

この為、巻き肩になると、肩甲骨が背中に張り付いて、動かせないので、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、リハビリの効果を上げづらくなります。

また、肩甲骨や肩関節が動いても、滑らかな動きができないので、不自然な断続的な動きになったり、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がしたりします。

この結果、巻き肩になると、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたり、肩関節を動かすたびに肩甲骨からの不快な音が気になったりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

更に、肩周辺のコワバリや、巻き肩による血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、肩周囲の神経が敏感になってくるので、チョッとした肩の動作で痛みが起き易くなったり、繰り返す状態になったりします

この為、油断していると、何かのキッカケで、突然、肩周辺に鋭い痛みが起きてしまいます。

しかも、肩の痛みが起き易くなると、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮んで、硬くなるので、腕の動作によって神経を刺激して痛みを起こしたり、痛みが強まったりします。

~ いろいろな身体の不調 ~

そして、肩のズキズキする痛みが繰り返されたり、重ダルサが続いたり、肩や背中の筋肉のコワバリ感や不快感に悩まされたりすると、胸の圧迫感や締め付け感などが強まったり、胸苦しさを感じたりするようになります。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こす事もあるので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

また、肩や背中の血行の悪化で、背中の皮下や筋肉内にリンパ液が溜まるので、背中に腫れぼったさに悩まされたり、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」に苦しめられたりします。

~ 腰痛も起き易く ~

肩や背中の痛みや不快感で、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に、不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が大きくなる為です。

この為、普段、座っている事が多かったり運動不足になっていたりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりします。

【 筋肉バランスの片寄りや、自律神経の不安定化 】

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

また、四十肩・五十肩で、肩や背中の筋肉のコワバリが強まったり、痛みを我慢する姿勢が続いたりすると、次第に、肩・背中・胸の筋肉バランスの片寄りが起きます。

この為、リハビリ治療だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させるには、かなりの期間が必要です。

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、一年以上もかかる事があります。

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

更に、肩周辺のコワバリや血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、体調を保つ自律神経系の働きがオーバーワークになり不安定化します。

例えば、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが現れたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などが起きたりします。

この結果、生活に影響を与えて、以前のように、仕事や家事に取り組む事ができなくなったり、仕事に集中できなくなったりしてきます。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、日常生活が行えるように、何とか回復させるまでに、かなりの治療期間を必要とします。

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これらにより体調の改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善に適しているので、肩や背中の解消困難なコワバリ箇所の回復や、それによる血液循環の促進、そして、老廃物の排出促進により、痛みの緩和と体調回復が期待できるからです

~ ツボ治療を加えて ~

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要になるからです。

例えば、ツボ刺激を利用して肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性が改善されてくるので、これによって、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がって改善し、リハビリ治療が行い易くなります。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取り入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす治療法です。

背中の肩甲骨を、上下左右に『他動運動』で動かしていく事で、無理無く、そして痛みも無い状態で、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事ができるので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられます。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“運動”が重要ですが、“運動”を行うには、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のない範囲で少しずつ進める事が重要です。

当院は、体調や体質に合わせて回復力を取り戻す為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、ズキンと痛む」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、突然、ズキ~ン!と痛みが起きる」、「事務所で、サンダルやスリッパを履いていると、痛む」などが起きますが、それでも、しばらく歩いていると、痛みが和らぐ症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、足裏に痛みが起きる原因として、「長時間の立ち作業や歩く仕事で、足裏に過度な負担がかかった」、「サンダルやスリッパを履き続けて、足裏が繰り返し延ばされた」、あるいは、「運動不足や加齢による脚力の低下」などにより、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜に、無数の微細な断裂(傷)ができた為です。

酷くなると痛みで歩けなくなる事があるので、足裏の傷の回復と足裏の負荷を軽減させる為に、足裏と共に、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させ、そして更に、下半身のコワバリ箇所や疲労箇所をチェックして、これらを解消させる事が必要です。

【 足底腱膜炎 】

~ 足裏への負荷から ~

長時間の歩行や立ち仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、あるいは、サンダルやスリッパを履き続けたなどで、足裏に負荷がかかり続けた為に、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる症状があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、生涯に10人に1人が経験すると言われるほど、比較的ポピュラーな足裏の痛みの症状です。

足底腱膜炎の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に拡がって伸び、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている、丈夫で強靭な繊維状の“腱”で、アキレス腱と同じように、体重をしっかりと支えたり、地面からの衝撃を吸収したりしています。

~ 過度な圧で微細な断裂が ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしたり、運動で強い負荷がかかったり、サンダルやスリッパで歩いていたりすると、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかり続けるので、足底腱膜が引き延ばされます。

この結果、足底腱膜が許容限度を超えて引き延ばされる状態になると、いくつもの“微細な断裂(傷)”ができてしまうので、立った時や歩いた時に、更に断裂部分が引き延ばされたり、修復中の足裏の断裂が再び引き裂かれたりするので、強い痛みが起きます。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続けた」、「仕事で重いカバンを持ち続けた」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかるので、足裏に痛みが起き易くなります。

~ しばらく歩いていると ~

しかし、足底腱膜炎が初期の状態ならば、このような痛みが起きても、しばらく歩いているうちに、痛みが和らぎます。

歩いているうちに、足裏全体の筋肉や皮膚が伸ばされてくるので、断裂部分が引き延ばされるのが無くなったり、引き裂かれたりするのが少なくなったりしてくる事と、血行が良くなってくるので、傷の修復が進んだりするからです。

しかし、痛みが和らいでも、足底腱膜の断裂部分が治って、無くなったわけではないので、足裏を押したり伸ばしたりすると痛みを感じたり、足底腱膜の断裂で神経が敏感になっているので、足裏が張っているように感じたりします。

【 足裏に柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると 】

~ 運動不足や加齢 ~

また、運動不足や加齢の影響で、足裏に柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足底腱膜炎が起きるケースもあります

例えば、「運動不足になっているので、久しぶりに歩いた」、「腰が痛むが、無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「高齢になって脚が弱っているが、近所なので、突っかけサンダルで歩いた」、などの場合です。

これは、足底腱膜の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、しばらく立っていたり、チョッと歩いただけでも、足底腱膜が耐えきれなくなって、足底腱膜に“微細な断裂”が生じてしまったからです。

~ 妊娠や肥満、冷え ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こします。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、気づかないうちに、足裏の負担が増す為です。

あるいは、加齢や運動不足などで下半身の血行が悪くなっていたり、下半身に冷えが続いていたりすると、脚の筋力低下や疲労などで、次第に足裏の負荷が大きくなり、足裏に痛みを引き起こします。

~ そのままにしていると ~

しかし、『足底腱膜炎』が起きても、一般的な傷のように、見た目でわかるような腫れや赤みが無い事や、立ったり歩いたりしているうちに痛みが落ち着いてくるので、気になっても、ほとんどの人が、様子を見るだけになり、そのままにしがちです。

ところが、足底腱膜の“微細な断裂”が治りきらない状態でいたり、足裏の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足裏に体重がかかるたびに、治りかけた足裏の断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、毎回、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みが繰り返すようになったり、断裂部分の炎症で足裏が熱を持っているように感じたり、足の裏や指の付け根が、いつまでもジンジンと痛んで不快な疼痛が続いたり、あるいは、歩いたり、立ったりするたびに、踵(かかと)の骨の足底腱膜が何度も強く引っ張られるので、踵も「ピリッ!」と強い痛みが起きてきたりします。

【 治りづらい足裏治療 】

~ 保存療法 ~

病院での治療は、足底腱膜炎の痛みが強い場合は麻酔を使って痛みを軽減しますが、多くの場合、よほどの事が無い限り、足裏の無数の微細な断裂(傷)が原因になっているので、保存療法になります。

例えば、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、痛む部分をくりぬいたインソールを使ったりしますが、それと共に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復させる為に、ストレッチやセルフマッサージなどが指導されます。

これらの治療によって、足裏の断裂の自然回復を促し、更に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を取り戻す事で、足裏にかかる負荷を減らして、足裏の柔軟性を保つようにします。

~ 治療期間~

しかし、保存療法は、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても、ある程度の治療期間が必要になります

また、傷んでいる足裏に負荷をかけないようにしても、毎日の生活で、どうしても立ったり歩いたりするので、足裏に負荷をかけてしまい、治りが悪くなります。

この為、足裏の痛みを解消させるには、かなりの日数が必要になるので、数ヶ月の治療期間が必要になる事もあります。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足裏のアーチに大きな負荷をかけ続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、疲労箇所や緊張箇所を回復させる事も必要です。

しかし、下半身に疲労箇所や緊張箇所があっても、ハッキリとした自覚が無い事が多いので、治療期間が長くなったり、足底腱膜炎を繰り返す状態になったりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなって、足底筋膜が無理に引き延ばされた事が原因になっているので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

この為、当院では、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状を回復させ、痛みの解消を行っています。

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、下半身に、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、下半身に現れたツボを、重要な『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の修復を高められ、治療期間を短縮できるからです

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、足裏の痛み解消に『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりして、痛みや違和感が減少する効果があります。

更に、血行の悪化で不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮が鎮まり、足裏の痛みや違和感が和らいで解消する効果もあります。

これらにより、初期の足底腱膜炎の段階ならば、下半身の筋肉のコワバリを解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、1回の治療でも、痛みが減少します。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させています。

下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、脚のコワバリや血行悪化の原因となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、脚の自然な柔軟性が回復するので、軽くなった感じになり、下半身がスッキリした感じになります。

~ 治療期間の短縮と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の状態を確認して、柔軟性を回復させる事が必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事で、身体の負荷や疲労が続いて、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰の不安」、「脚にシビレが出る」などが起きたり、腰の疲れが取れなくなって体調を悪化させる原因になったりします。

また、腰の負担を減らす為に、片足に重心をかけた「休め」のポーズを取ったり、背中の力を抜いて立っていたり、疲労感や痛みが少なくなるような姿勢で立っていたりすると、身体を支える腰のバランスを崩す事になり、余計に疲労や痛みが身体全体に拡がったり、強まったりします。

腰の痛みや身体の疲労が続く場合は、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、悪化した体調を改善する事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調悪化に 】

~ 筋肉のコワバリから血行悪化に ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に負担がかかり続けるので、腰に痛みやダルサなどが起き易くなります。

腰に負担がかかり続けて、脚や腰の筋肉がコワバッテくると、血行が悪化して、姿勢を保つ筋肉に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりするので、神経に異常な興奮状態を起こさせる為です。

この為、身体を動かす事が少ない立ち仕事は、身体を動かす立ち仕事よりも、血行が悪化し易いので、腰に疲労・痛み・ダルサなどが起き易くなります。

~ 神経が敏感に ~

また、立ち仕事で腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中も疲労感や不快感で悩まされます。

例えば、腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が続くようになると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が重たい感じになる」、などが起きます。

しかも、疲労感や不快感で悩まされる事が多くなると、身体の神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、すぐに腰に疲れや痛みを感じたり、背中に疲れやニブイ痛みがしてきたり、身体が重くなってきたりします。

~ 血行悪化による体調悪化 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身の冷えに悩まされたり、下痢や便秘を繰り返したりします。

腰の血行悪化によって、下腹部の体温が保てなくなったり、自律神経の乱れを引き起こして、胃や腸の働きが保てなくなったりするからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、この結果、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰の不安感から ~

また、腰の不快な違和感や痛みが続くと、「腰は、大丈夫かな?」といった不安や、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」と心配になったりするので、仕事や家事で支障をきたしてしまいます。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」という状態になって、毎日の体調に影響を及ぼすようになります。

腰に不快な違和感や痛みがあると、それによって筋肉がコワバッタ状態になり、疲れ易くなったり、血行不良による痛みが起き易くなったりして、不調を引き起こす為です。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などが起きてくると、体調悪化を防ぐ為に、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようと、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかけた「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない側で立ったりします。

このような姿勢をすると、一時的であっても疲労感や痛みのする筋肉の負担が少なくなるので、腰や身体が楽に感じられるようになり、その上、立ち仕事の姿勢がキープできます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、このような楽に感じる姿勢をしていると、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、そして、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが増したりします

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、いつもと違う箇所に負荷がかかり続けたり、姿勢を維持するはずの筋肉の力を抜いていたりするので、身体のバランスが崩れて、身体の一部の血行が悪くなったり、身体の一方に体重をかけ続けるので、筋肉内に疲労物質が蓄積したりするからです。

この為、始めは楽に感じても、次第に、身体のいろいろな所に疲労や痛みを感じる状態になったり、もともと筋肉疲労していた部分の神経が異常興奮を起こして、ズキズキ・ジンジン・ビリビリとした痛みが起きたりします。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の為に ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを和らげたり、解消したりする為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸したり、身体を伸ばすストレッチをしたりして、血行を保つ事が勧められています。

また、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏の筋肉のコワバリを解消し、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

最近では、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、運動後に“クールダウン”を行うように、立ち仕事の後や、休みの日に、あえて軽く身体を動かして血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる“疲労解消法”も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に、いつも不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらくなっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労状態を解消するのが、なかなか困難です

例えば、立ち仕事を毎日長時間行っていると、筋肉のコワバリ部分が拡がっていたり、血行の悪化箇所が多くなっていたりするので、筋肉の疲労箇所が分かりづらくなったり、疲労箇所のポイントが絞れなくなったりします。

この為、疲労した筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が立ち仕事に慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 疲労感がマスクされて、自覚しづらく ~

また、仕事の疲労が慢性化していたり、仕事の責任を意識していたりすると、身体が疲れていても、「それほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

これは、疲労感がマスクされて自覚しづらくなったためですが、身体から疲労サインが現れてくるので、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などに気づかされたり、気力や体力の低下で、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

しかも、これらは、疲労が身体に蓄積している状態なので、体調が悪化して病的な状態になる前に、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行い、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、体調改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復に効果を発揮するからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりするので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮めるので、身体の体調回復に効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻す作用になる為です。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、腰は身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、立ち仕事による腰痛から生じた背中や脚などの疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、背中や脚などの血行やリンパの流れを、ツボ反応を利用しながらマッサージ治療で回復させ、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、一人一人の体調や症状に合わせている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調改善に ~

腰は、絶えず身体が動き易いように、上半身と下半身を連結し、安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立ち上がろうとした時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、更に、ピリピリするシビレで脚が動かせなくなったりする事もあります。

これは、妊娠して、急に体重が増えたり、腰やお尻で姿勢を支える“反り腰”が多くなったり、ホルモン分泌の影響で骨盤の靭帯が緩んだりすると、お尻の奥の筋肉が硬くコワバッタ状態になって、動作時に坐骨神経を圧迫刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、痛みやシビレが起き易くなるので、症状の改善と予防には、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経への圧迫を和らげる事と、体調を整えて腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりに、動作時に、お尻の奥にニブイ痛みを感じたり、お尻に突然ピリッ!と痛みが起きたりする事があります。

よくあるのが、「ソファに座っていると、尾底骨あたりに疼くような痛みを感じる」、「寝起きに起き上がる時に、お尻の奥に痛みとシビレを感じる」、「立ち上がろうとすると、お尻の奥がピリッと痛む」、などです。

このような痛みが繰り返されると、今迄、経験した事が無い痛みが続くので、「妊娠して、身体に異常が起きたのでは…?」と、思わず不安にかられます。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、この痛みは、ほとんどの場合、病気というよりも、お尻の奥の坐骨神経が、周囲の筋肉が過緊張になってコワバッタ事で、圧迫された痛みです

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレと痛みを起こすので、『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負荷がかかり過ぎた為に起きる痛みなので、妊婦さんのお尻の痛み以外にも、ランニングやサイクリングで股関節に大きな負荷がかかったり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、同じように痛みを起こします。

~ お尻以外の痛み ~

妊婦さんの痛みの場合は、体重が増えたり、あるいは、お腹が大きくなった姿勢を保つ為に、自然と腰を反らして腰やお尻で体重を支える“反り腰”になったりするので、身体を支えるお尻の筋肉の負荷が強まり、お尻の奥の梨状筋が硬くコワバッテ、傍の坐骨神経を圧迫刺激した為です。

また、お尻の痛みだけでなく、骨盤の周りの筋肉がコワバッテくると、骨盤のバランスが悪くなるので、鼠蹊部や恥骨が引っ張られて、太ももの付け根あたりの痛みに悩まされる妊婦さんもいます。

このような痛みが続くと、下腹部の緊張が強まるので、お腹が張るような感じが強くなって、お腹が疼くようなジンジンする痛みを感じてくる事もあります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反り腰 ~

お尻の筋肉は、座る・立つ・歩くなどの動作時に、絶えず身体を支える“縁の下の力持ち”としての役割をしているので、多少の負荷がかかっても、滅多に、お尻から痛みを感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランス状態が変わってくると、今迄無かったような大きな負荷が、いつも、お尻の筋肉にかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容範囲を超えてしまい、お尻の筋肉が硬くコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレを伴った痛みが起きるようになります

しかも、お腹が大きくなると、自然とお腹を前に出して、身体が反った“反り腰”になるので、ますます、上半身の体重がお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉のコワバリが強まって、坐骨神経を圧迫し、痛みが起き易くなります。

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、お尻に痛みを起こす原因になります。

このホルモンの分泌量が増えて、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、靭帯に代わって、骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負荷が増す為です。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分の筋肉に、大きな負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛くなる」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きる状態になります。

~ 痛みの予兆 ~

このような痛みが起きてくる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、妊娠して、お尻や腰の筋肉に負荷が続くと、お尻や腰の筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、疲労感やダルサが強まる上に、毛細血管の血行が悪化して、お尻や腰の皮下に水分が溜まり“むくみ”が生じるからです。

そして、お尻や腰の「疲労感やダルサ」、「ボテッとした感じ」、「骨盤周りの重ダルサ」などが続くうちに、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなってくると、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッテくるので、内側の坐骨神経を圧迫するようになって、ジンジン、チクチク、ビリビリ、とした痛みが起き始めます。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 使えない痛み止め ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていて、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる事がある」など、毎日の生活に支障をきたすようになります。

しかも、以前に、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、お尻の痛みから腰の神経が敏感に反応して、何かの拍子にギックリ腰を誘発してしまう危険性があります。

この為、腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を使いたくなりますが、胎児や母体への影響を考えると使えないので、我慢せざるを得ません

~ 梨状筋のストレッチ ~

この為、妊婦さんの『梨状筋症候群』の予防や緩和の為に、塗薬や湿布薬の使用や、コワバッテいる梨状筋を緩めるストレッチが、勧められます。

しかし、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬では、痛みを無くす効果が限られたり、あるいは、ストレッチをしても、ストレッチで緩めるお尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分からなかったり、お尻の筋肉を思うように動かせなかったりするので、お尻の筋肉を緩和したり、痛みを予防したりする事が困難です。

しかも、お腹が大きくなって、腰や脚を動かせる範囲が限られていると、運動やストレッチで筋肉の柔軟性を回復させようとしても、身体を動かす事が難しくなります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトを着用する事も勧められます。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなるので、お尻や腰の痛の改善や予防が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、骨盤ベルトで腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、腰とお尻の筋肉の負荷が続いたり、強まったりするので、痛みの改善が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、「血液やリンパ液の流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などの効果があるので、妊婦さんが受けられるように、施術方法を工夫して行ってきたからです

妊婦さんのお尻の痛みは、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を、マッサージ治療で回復させると、腰の痛みや重ダルサの緩和や体調の回復に効果があります。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

妊婦さんのマッサージ治療では、妊婦さんのお腹が圧迫されない為と、妊婦さんが楽に呼吸できるようにする為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージ治療を行っています。

横向きに寝た姿勢でマッサージ治療を行う為に、お腹が圧迫される事が無く、お腹の赤ちゃんの安全が保たれる上に、腰や背中に負担がかかり続けないので、リラックスでき、会話もし易くなります。
だから安全であること

また、この姿勢は、着衣の上からツボを利用してマッサージ治療ができるので、コワバッタ筋肉の回復や血流の改善を高める事ができ、それによって、腰やお尻の重ダルサや疲労感が減少し、お尻や太ももの痛みや違和感が無くなっていきます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調改善の為に、ツボ反応を利用して身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりするので、疲労や緊張の慢性化や、動作の不自由さから、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きるからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、身体のコワバリ解消だけでなく、血行が改善されるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果などが期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージを受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は、日々の疲労や緊張、精神的ストレス、姿勢の悪化などで起きるので、「誰でも経験するよくある頭痛」ですが、頭重感、頭の圧迫感、締めつけられる頭の痛みなどによって、毎日の仕事や家事に支障をきたしてしまいます。

この為、頭重感の兆しや、頭痛への不安などで、予防として頭痛薬を飲むようになると、頭痛薬を飲む機会や量が次第に多くなり、『薬物乱用頭痛』を引き起こす事があります。

緊張型頭痛の予防には、首や肩の過緊張を解消し、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、首や肩の筋肉のコワバリと血流を改善して神経の興奮状態を鎮めると共に、首や肩に生じたシコリと、背部の疲労箇所や緊張箇所をチェックして解消する事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛 ~

緊張型頭痛は、疲労や緊張の繰り返し、日々の心配事や不安などの精神的ストレス、あるいは、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢などで、首や肩の筋肉がコワバッタ事が原因になっているので、『肩こり頭痛』とも呼ばれ、「誰でも経験するよくある頭痛」になっています

しかも日本人は、もともと肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占めています

しかし、緊張型頭痛が起きると、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなり、日々の生活が思い通りに進まなくなります

~ 増えていく薬の服用 ~

この為、緊張型頭痛が繰り返されると、痛みを少しでも早く無くしたくなるので、頭痛薬をいつも手元に置いて服用したり、頭痛の不安から予防的に鎮痛薬を常用したりするようになります。

また、肩こりが気になってくると、緊張型頭痛は『肩こり頭痛』とも言われので、予防の為に、頭痛薬を飲むようになります。

しかも、「頭痛で仕事を休めない」といった仕事への責任や、「周りに迷惑をかけたくない」といった気遣いが強いと、余計に頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

~ 頭痛薬の早めの服用から ~

また、頭痛薬の制約から、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまう事があります。

頭痛を我慢していると、痛みが酷くなって脳が痛みに敏感になって、頭痛薬の効果が現れにくくなるので、頭痛の兆候や、頭痛に悩まされたら、『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』という事を考えて、早めに頭痛薬を服用するようになり、頭痛薬を飲む機会が多くなるからです。

特に『頭痛持ち』になると、早めの服用による頭痛薬の効果を期待して、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が多くなると ~

頭痛薬を服用する事が多くなると、身体の痛みを調整する機能が低下してくるので、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また、頭が痛くなる」と感じ易くなります。

あるいは、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

これも、身体が持っている痛みの調整機能が低下してくるので、少しの刺激でも痛みを感じ易くなるからです。

~ 薬物乱用頭痛 ~

この為、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になります。

この結果、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用したり、他の頭痛薬を飲み比べていたりしていると、『薬物乱用頭痛』にも悩まされるようになります

頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、薬物乱用頭痛に陥る可能性があるので、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、薬物乱用頭痛が3番目に多い頭痛タイプになっています。

~ 一時的に楽に ~

ところが、薬物乱用頭痛は、薬を飲むと、「頭痛が、一時的に楽になった感じになる」という特徴があります。

この為、頭痛への不安や恐れがあったり、あるいは、仕事や周囲の人達への責任を強く感じていたりすると、薬物乱用頭痛に陥る事が分かっていても、頭痛薬に頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

この結果、薬を飲んで一息ついたとしても、薬が切れるとまた服用してしまう悪循環に陥ってしまいます。

【 リラックス法と、その難点 】

~ リラックス法 ~

病院では、このような『薬物乱用頭痛』を避ける為に、薬の服用を、月に15日を超えないようにしています。

この為、急場をしのぐ場合は薬を処方しますが、頭痛を無くす為に、リラックス法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防ぐ治療を目標にしています。

例えば、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張すると、緊張型頭痛が起きてくる事を自覚してもらう事や、疲労や緊張を溜めないように長時間同じ姿勢をとり続けない事、更に、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、などのリラックス法を勧めています。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません。

しかも、仕事や家事をしていると、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返したり、時間の合間に適度な運動を取り入れたりして、首や肩の疲労や緊張を和らげる工夫が必要になります

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

ところが、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、それによって凝り感や痛みを絶えず感じていたりすると、なかなか頭痛改善の効果が現れません。

このような状態になると、コワバリが強まっていたり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするからです。

このような状態を改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 筋肉内のシコリ 】

~ シコリができると ~

更に、首や肩の筋肉の内部にズキズキと痛みを感じるシコリができている場合は、このシコリを解消する事が必要になります。

ズキズキする痛みから筋肉が緊張して、緊張型頭痛を引き起こす原因になるからです

しかも、シコリからの痛みや不快感が続いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、疲れやすさ、胃腸の悪化、血圧上昇、などを引き起こし、頭重感の慢性化や『頭痛持ち』の原因にもなります。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

シコリができると、筋肉内にコリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられます。

しかし、セルフマッサージやストレッチで、シコリのある部分を伸ばしても、シコリを回復させるのが困難です。

シコリ部分の血流が極度に低下し、筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばす事ができないからです。

~ シコリ解消 ~

この為、シコリの解消には、シコリに伸びている毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

多方向に伸びているシコリ周辺の毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事がポイントになります。

また、周囲のコワバッテいる筋肉も回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と解消を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、緊張型頭痛の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療は、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

また当院では、筋肉のコワバリ箇所の確認や解消に、ツボ治療を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ反応を利用して、首や肩の「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを確認し、回復を行っています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボは、痛みを発しているシコリの位置と、ほぼ一致しています。

この為、ツボを利用して神経の過敏状態を和らげ、不快な痛みの緩和とシコリの解消を行っています。

神経や血管が集まっているツボに適切に刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、緊張型頭痛のシコリの解消に、効果的な治療法になるからです。

~ 緊張型頭痛の改善と体調の回復に ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感の改善を行う事が必要です。

当院は、東洋医療ベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善と体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

寝違い(寝違え)を、早く治したい

【(症例)痛み・しびれ 】

『寝違い』を起こすと、首すじの筋肉がコチコチに固まって、突っ張った状態になり、しかも、チョッと頭を動かすと、首から「ビリッ!」と痛みが走るので、顔を正面に向けたまま動かす事ができなくなります。

この為、早く『寝違い』を治したくなりますが、首の筋肉のコワバリと痛みを回復させるには、首すじの痛みの箇所を確認して、無理をしないように、①周囲の血流を回復させながら、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、③痛みを起こしている神経を鎮める事が必要です。

このような方法として、神経と血管が集まっているツボを利用すると、筋肉内の血流を促して、筋肉のコワバリを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める作用があるので、『寝違い』を無理なく、早く回復させられます。

【 寝違い 】

~ 頭を支える必要が無くなり ~

目覚めた時に、首の筋肉が固まって動かせなくなったり、首から背中にかけて痛みが起きたりするのは、ほとんどが、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”いた『寝違い』が原因です。

頭を枕で支えて寝ていると、首の筋肉が頭を支える必要が無くなるので、首の筋肉がすっかり緩んだ状態になり、知らず知らずのうちに“不自然に頭を傾けて”しまうからです

この結果、首を不自然に曲げ続けた為に、首の筋肉に強いコワバリが生じて、首が動かせなくなるだけでなく、血管が圧迫されて血行が悪化し、神経が敏感になったり、筋肉内に炎症が生じたりするので、少しでも首を動かすと、神経が刺激されて「ビリッ!」と強い痛みが起きるようになります。

~ 普通ならば ~

しかし、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”も、身体の働きが保たれていれば、寝違いを起こす事は、あまりありません。

身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”しまっても、首に痛みや違和感が生じるので、それによって無意識のうちに首の傾きを変えたり、眼が覚めたりして、首が、おかしな方向に曲がったままにならないからです。

また身体も、首に痛みや違和感が生じると、首に痛みや違和感が起きないように、無意識のうちに寝返りをうったり、自然と身体を動かしたりするので、寝違いを起こす事は、ほとんどありません。

~ 寝落ち ~

ところが、身体が通常の状態と違って、「過度に疲労していた」、「睡眠不足が続いていた」、あるいは、「酔っぱらって寝ていた」などの状態になると、痛みや違和感などに気付くセンサーが働いても、気付かない状態になるので、身体を守る防衛反応が効かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

この結果、ソファーや椅子・床などで、うたた寝や居眠りをしているうちに深く眠り込んでしまい、意識を失った『寝落ち』のような状態になると、窮屈な格好になって“不自然に頭を傾けた”状態になっても、首の異常事態に気付かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

しかも寝違いを起こすと、首の筋肉のコワバリや血行の悪化だけでなく、首の筋肉の組織に微細な傷ができて炎症が生じるので、目が覚めた時に頭を動かそうとすると、炎症部分の神経が刺激されて、痛みが一挙に強まり、「ビリッ!」とする激痛に襲われます。

【 ストレスや、姿勢の悪化からも 】

~ 精神的ストレス ~

寝違いを起こす主な原因は、“不自然に頭を傾けて”しまう『寝相の悪さ』ですが、“隠れた原因”として、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』もあります

『精神的ストレス』が原因になるのは、首の筋肉の特徴として、心理的不調や精神的ストレスなどを感じると、「借金で、首が回らない」という表現があるように、首の筋肉が緊張して、血行が悪化し、首の筋肉がコワバル性質があるからです。

この為、『精神的ストレス』が強まって、寝ている夜まで続いてしまうと、それほど寝相が悪くなくても、首の筋肉の緊張から血行が悪化し、首の筋肉がコワバッタ状態になるので、寝違いが起きてしまいます。

~ 普段の姿勢の悪さ ~

また『普段の姿勢の悪さ』が、寝違いの原因になるのは、首の筋肉は、頭を支えたり動かしたりする働きがあるので、姿勢が悪くなると、それだけ首の負荷が大きくなって、筋肉のコワバリが慢性化したり、酷くなったりして、首の血行も悪化するからです。

この結果、『普段の姿勢の悪さ』が続くと、首や肩の凝りだけでなく、寝ているうちに血行が低下し『寝凝り』を起こして、寝違いを引き起こします。

しかも、『寝凝り』や寝違いが起きる状態は、寝ている間、身体の血行が悪化した状態になっているので、目覚めた時に、「寝たのに、身体に疲れを感じて、身体のあちこちが固くコワバッテいる」、「肩周りや背中がガチガチに固まっている」、「身体がだるかったり、節々が痛かったりする」、などにも気付かされます。

~ 慢性的な肩コリや首コリ ~

更に、慢性的な肩コリや首コリに悩まされていると、日中に仕事で時間に追い込まれたり、プレッシャーがかかったりすると、それによって“日中”に寝違い症状が起きる事があります。

日中に疲労や緊張がキッカケになって、首の筋肉のコワバリと血行悪化が一層悪化する為に、寝違いと同じように、振り向いた拍子などに、首から背中の上部に「ビリッ!」とする痛みが走る事があるからです。

中でも、慢性的な肩コリや首コリのある人で、体型的に、両肩が水平ラインより下がっている“なで肩”の人や、背中が丸まった“猫背”の人は、首や肩の負担が大きくなるので、何かのキッカケで『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』が強まると、首や背中の血行悪化が増して、“日中”に寝違い症状が起き易くなります。

【 なかなか回復しない寝違い 】

~ 自然修復されるまで ~

寝違いが起きると、首の筋肉の突っ張りと首の痛みで、頭を動かせなくなる状態が続きます。

これは、寝違いによって、首の筋肉に微細な傷が広範囲に、そして無数にできてしまうと、これらが自然修復される迄に、時間がかかる為です。

しかも、首は、絶えず頭を支えながら、動かす役割がある為に、それによって微細な傷の自然修復が追い付かなくなったり、場合によっては悪化させたりするので、余計に回復の時間がかかります

~ 背中の筋肉がダメージを受けていると ~

更に、寝違いで、背中の筋肉も微細な傷によるダメージを受けていると、ますます回復までの時間がかかります。

背中の筋肉は、首の筋肉とつながっているので、背中の筋肉がダメージを受けていると、首の毛細血管の静脈やリンパ液の流れが悪くなって、首の筋肉の修復を、遅らせてしまう為です。

しかも、毎日のデスクワークで、首や肩の凝り、肩や背中の疲れ、肩甲骨周囲の筋肉痛などがあると、更に回復が遅れるようになります。

~ 湿布薬、痛み止め、首の牽引 ~

この為、医院で処方される湿布薬を貼ったり、痛み止めの薬を服用したりしても、寝違いによる傷の自然修復が追い付かなくなったり、背中の筋肉もダメージを受けていたりすると、なかなか治らなくなります。

また、首の牽引治療を受けて首の筋肉を引っ張っても、寝違いで首の筋肉が硬く固まった状態になっていると、首のコワバリ部分は延ばす事ができないので、柔軟性の回復ができなくなります。

しかも、首の柔軟性を戻す事ができないと、寝違いによって生じた首の骨の並びのズレも解消されないので、首から背中にかけての筋肉のコワバリ状態が続いて、首の内側から背中にかけての響く痛みが、いつまでも続くようになります。

【 当院の、寝違い治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、『寝違い』で、急に筋肉が異常収縮して、痛みを発している状態に対し、ツボ治療とマッサージ治療を使って、症状の改善を行っています。

疲労や緊張などで生じた筋肉由来の痛みを解消するには、痛む箇所を確認して、その箇所の緊張を緩和させて血行を改善し、神経の興奮を抑える事が必要なので、ツボ治療とマッサージ治療が適しているからです

触診とツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、痛みを発しているシコリ箇所を確認し、その箇所をツボ治療とマッサージ治療で筋肉の緊張状態を和らげたり、血液やリンパ液の循環を促したりすると、それにより神経の過敏状態が回復していき、痛みとコワバリを早く解消させる事ができるようになります。

~ 肩や背中の筋肉 ~

更に、寝違いを起こしていると、肩や背中の筋肉も、『寝相の悪さ』『精神的ストレス』『普段の姿勢の悪さ』などで、不自然な負荷が加わり、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きています。

この為、当院では、肩や背中もツボ反応を利用し、血行やリンパの流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の過敏状態を鎮めて、寝違いの回復を高めるようにしています。

特に、肩甲骨まわりにある筋肉は、首と頭を支えている筋肉と連動しているので、肩甲骨まわりにある筋肉の緊張解消と血行の促進によって、首の痛みの回復をかなり早められます。

~ 施術を行う前の治療説明 ~

また、首は、重要な血管や神経がたくさん通っている事と、首の周りの筋肉の一つ一つが薄く、そして小さいので、反応を確かめながら、患部に圧を加えたり、筋肉の柔軟性を回復させたりする事が必要になります。

この為、当院では、患者が、安心して治療が受けられるように、これらの施術を行う前に寝違いの治療の説明を行い、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、首の筋肉の回復を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善を行っている事と、首周りの治療はデリケートな施術が必要になるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者の崩れかかった身体のバランスを整えながら、リラックスして治療を受けられるからです。

~ 寝違い予防 ~

寝違いは、首のコワバリが原因になっているので、首や肩が凝ってきたり、身体に疲れを感じたりしたら、首や肩の柔軟性を回復させ、体調を整える事が大切です。

当院は、寝違いによる痛みを、早期解消と、患者に無理の無い施術を行う為に、ツボ反応を利用しながら、国家資格者による東洋医療系のマッサージ治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。