痛み・しびれ

腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

腰は、絶えず体重を支える働きをしている上に、上半身や下半身からの動作の負荷がかかるので、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」、「ストレス」などが起きると、「腰部の血行悪化」、「腰の筋肉のコワバリ」、「骨格のゆがみ」、などが起きます。

腰に負荷がかかり続けるので、そのままにしていると、絶えず腰の奥がズキズキと痛む『慢性腰痛』に悩まされたり、腰の重ダルサから体調の悪化が起きたり、腰の筋肉のコワバリで『ぎっくり腰』を起こして強烈な痛みに襲われたりします。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じたら、腰痛と体調悪化が起きるアラームサインと考えて、腰だけでなく、腰に関係する上半身や下半身の柔軟性の回復や、血行の悪化箇所を改善して、身体の調子(治る力)を高め、腰痛を予防する事が大切です。

【 腰の痛み 】

~ 腰の天然コルセット ~

腰は、身体の動きに合わせて、いろいろな動きをしたり、安定性を保ったりする為に、分厚い筋肉が何層も重なり合って“天然のコルセット”をつくりあげています。

しかし、この“天然のコルセット”は筋肉なので、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱まったりすると、筋肉内に血流悪化が起き、これによって柔軟性が失われて、コワバリが生じます。

そして、腰の筋肉のコワバリで、血管が圧迫されたり、血流が悪化して老廃物が溜まったりすると、神経が刺激されて、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」などの違和感や、痛みが生じます。

~ 腰痛症 ~

このような腰の痛みは、病気やケガの症状の中で、男性で1位、女性で2位になるほど、多くの人が悩まされる痛みとなっています。

しかし、多くの人が悩まされていても、レントゲンなどの検査をしても、痛みの箇所や原因をハッキリ特定できないので、診断名も、症状から『腰痛症』になっています。

このように『腰痛症』は、痛みの箇所や原因の特定ができませんが、腰は体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などの働きをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉に大きな負担がかかって、痛みが生じたと考えられています。

~ 慢性腰痛 ~

『腰痛症』の中で、特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”の筋肉や、“背骨の根本”あたりの腰の筋肉は、上半身の負荷がかかり続けます。

この為、“骨盤の上側沿い”や“背骨の根本”あたりの筋肉が、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」などで負荷が続いたり、増したりすると、筋肉の余裕が無くなって、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、痛みを感じたり、「動かしにくい」、「引っかかった感じ」などが起きたりします。

これらの鈍痛や違和感は、姿勢を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”のコワバリや血流悪化が解消しきれないと、絶えず腰の奥からジクジクする痛みに悩まされる『慢性腰痛』になっていきます。

【 ギックリ腰 】

~ 急性腰痛 ~

また、腰の痛みの中で、突然、腰に強烈な痛みが起きる事があります。

いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、病院の診断名では『急性腰痛』と言って、腰の筋肉が“ゆとり”が無くなってコワバッテいる時に、腰に大きな負荷がかかったり、急な動きをしたりすると、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を起こし、付近の神経を激しく刺激する為です

強烈な痛みによって、急激に身体の防衛反応が働いて、お腹の中の横隔膜がイキナリ縮んで、声が出せなくなる事もあります。

~ アラームサイン ~

ギックリ腰』は、突然、痛みに襲われる感じですが、実際は『ギックリ腰』の前に、腰からのアラームサインとして、腰にニブイ痛みや、凝り、ダルサなどがあったり、何となくギックリ腰の不安を感じていたりします。

しかし、このような、腰からのアラームサインがあっても、仕事や家事などで、「そのうち治るだろう」とか、「年や体力のせいだから」と思って、後回しにしてしまいます。

この結果、腰の筋肉が耐えきれなくなって、何かのキッカケで『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。

~ 早目に筋肉疲労や緊張の解消を ~

『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日後に痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かす事が必要になりますが、それまでの間は、腰の敏感になっている神経が刺激され続けるので、痛みを耐え続けるツラサがあります。

また、『ギックリ腰』の痛みが和らいだ後も、腰に続く背中やお尻に筋肉のコワバリや血行の悪化が起きていたり、あるいは、骨格のゆがみが起きていたりするので、いつまでも不快な痛みが続いたり、『ギックリ腰』が再発してしまう恐れもあります。

このように『ギックリ腰』が治りきるのに、日にちがかかるので、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

ストレスによる血流悪化 ~

あまり気付きませんが、精神的なストレスも、腰痛を引き起こす大きな原因になります。

ストレスが長引くと、血管が収縮して、血流が悪化するので、身体を支えている腰の筋力を低下させたり、柔軟性が失われたりして、さまざまな負荷がかかる腰の“天然のコルセット”の筋力を弱めるからです

この為、ストレスが続いたり強まったりすると、腰に不快症状が現れ、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」、などを感じるようになります。

~ ストレスが増すと ~

そして、精神的なストレスが続いたり、強まったりすると、更に、筋肉のコワバリと血行の悪化が増します。

この結果、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「ジンジン・ズーンとした腰の痛みに悩まされる」、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」などが起きたり、「寝返りをすると、腰が痛む」、「腰に重い感じや、鈍痛を感じる」、「立ち上がりに、ギックリ腰になりそうな痛みがする」、などが起きたりします。

また、これらの不安から、腰をかばう姿勢や動作が多くなったりすると、いつもと違う姿勢や動作が多くなったり、腰の神経が敏感になったりするので、余計に、腰に痛みが起き易くなったり、痛みを感じ易くなったりします。

~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~

更に、精神的なストレスが続いたり、強まったりしていると、身体が冷えたり、天気が悪化したりすると、「腰に痛みを感じる」という事が起きます。

身体の冷えや天気の悪化が不快に感じられると、それがキッカケになって自律神経の働きが不安定になって、血行が悪化したり、神経が敏感になったりして、腰に違和感や痛みが生じるからです。

この為、冷房の風に直接あたったり、寒暖の差が激しい季節の変わり目になったりすると、自律神経が不安定になり、腰痛に悩まされる事が多くなります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

~ 腰痛症の大きな原因 ~

『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」が、大きな原因になっているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

腰や腰周辺のコワバッタ筋肉をマッサージ治療でほぐし、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、敏感になっている神経が元の状態に戻ってくるので、腰の違和感や痛みが減少し、腰が動き易くなるからです

このような効果から『腰痛症』の予防と治療に、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰を中心に、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などの改善を行っています。

~ 身体全体の筋肉も含めて ~

また、当院では、腰の違和感や痛みの改善だけでなく、身体全体の筋肉の状態も含めて確認し、疲労と緊張の解消を行っています。

『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の姿勢などが大きく影響しているので、身体の筋肉の柔軟性を回復させて血行を促す事によって、敏感になっている神経を鎮め、リラックス感を取り戻せるからです。

特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな役割に加えて、歩く際に股関節にかかる衝撃を吸収する役割もあるので、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができずに、腰に衝撃が伝わって、腰痛の原因につながり易くなるので、お尻の疲労と緊張の解消が隠れた重要ポイントになっています。

~ ツボ反応 ~

これらの治療に、当院は、体調の変化時に現れるツボ反応を利用して、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善、関節の動きの回復を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

当院では、マッサージの治療にツボ治療を加えているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、ツボ治療が受けられます。

~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛のアラームサインとして、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

膝関節の柔軟性回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の痛みの緩和や、関節の動きを滑らかにする為に、治療としてヒアルロン酸注射が行われますが、すり減って傷んだ軟骨の回復や、症状進行を抑制する事はできないので、膝関節の強化の為に運動療法が行われます。

運動療法によって、変形性膝関節症の原因になっている、膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を取り戻すのに効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事や、膝の筋力回復まで痛みが続く事、そして、運動効果が実感されないと意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような場合に、膝関節の筋肉の働きを高める為に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を行っている東洋医療を利用すると、腰や脚の筋肉のコワバリ解消と血流の促進効果で、膝の痛みを和らげて、膝関節を動き易くさせるので、運動療法が行い易くなり、回復効果を高めます。

【 ヒアルロン酸の効果と難点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期頃までは、膝の痛みを緩和しながら症状を改善し、関節症の進行を抑える治療法になるので、膝にヒアルロン酸を注入しながら運動療法を行うのが一般的です。

ヒアルロン酸を膝に注入すると、すり減った膝の軟骨表面を覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑え、関節軟骨の滑りを良くするので、動作時の膝の痛みが緩和し、膝関節の動きがスムーズになるからです

しかも、膝に注射するだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心して治療が受けられます。

~ 効果が持続しない為に ~

しかし難点として、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減って傷んだ軟骨を再生させたり、膝の弱っている筋肉を強化したりする働きはありません。

しかも、ヒアルロン酸は、時間の経過と共に体内に吸収されて無くなってしまうので、ヒアルロン酸による効果はしばらくの期間だけとなり、長続きしません。

この為、膝の痛みが再発したり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりすると、再び、ヒアルロン酸注射を膝に注入する事が必要になります。

~ 繰り返すと ~

更に、もっと注意しなければいけない事は、膝周りの身体を支える筋力が弱った状態になっているので、ヒアルロン酸注射に頼っていると、膝関節に体重がかかるたびに、関節内の軟骨がすり減ったり傷んだりして、変形性膝関節症が更に悪化して進行する事です。

この結果、膝関節の軟骨の摩耗や変形が大きくなってくると、ヒアルロン酸を膝に注入しても、痛みをコントロールする事ができなくなって、痛みが解消されにくくなります。

しかも、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなってくると、炎症が悪化してくるので、動かずにジッとしていても、膝から痛みがしてくる状態になります。

【 運動療法の改善効果 】

~ 膝の運動療法 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和し、軟骨の変形を進行させない事を目的に、膝周囲の筋力を取り戻す運動療法が行われます。

膝周囲の筋肉は、膝関節を動かす働きだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の働きもしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を取り戻すと、立ち上がりや歩き始めなどの痛みや、歩いている時の痛みなどが、大幅に無くなったり解消したりします

また、運動療法で、弱っている膝周囲の筋力を取り戻したり、不均衡になっている筋力を整えたりすると、変形性膝関節症の進行を抑える事もできます。

~ 血管・神経が無い膝の軟骨 ~

しかも、膝の軟骨内には、血管や神経がほとんど無いので、運動療法で関節を動かす事で、傷んだ軟骨が補修されてくる効果があります。

運動療法で、膝周囲の筋肉が動かされると、少しずつ、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたり、栄養や酸素を含んだ水分が関節内に注入されたりして、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が生じるからです。

この効果から、変形性膝関節症の症状の軽減や進行を抑える為に、体調や症状に合わせて、プールでの浮力を利用した歩行運動や、ゆっくりとした自転車こぎ、仰向けになって脚を挙げて伸ばすなどの、膝関節に負担をかけない運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

~ 早い段階で運動療法を ~

特に、変形性膝関節症の初期の、「起床時の第一歩に違和感がある」、「動く時だけ痛む」などの段階ならば、日常生活上の注意と、運動療法だけでも、膝の痛みが無くなって、今まで通りに歩く事ができる状態になります。

もともと変形性膝関節症の原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になった事が、膝の痛みを引き起こしているので、膝周囲の筋肉の筋力を取り戻すと、膝関節の不安定が解消して、膝の痛みが無くなり、歩けるようになるからです。

変形性膝関節症は、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、早い段階で運動療法を行う事によって、膝周囲の筋力が回復して、腫れや炎症が治まり、変形性膝関節症が気にならない状態になったり、症状の進行を抑える事が可能になったりします。

【 運動療法の注意点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります

運動療法は、数か月以上、継続して運動を行う事が必要になってくるので、続ける事を我慢強くできなかったり、時間のやりくりが難しくなって予定通りできなくなったり、中断する事が多くなったりすると、効果が現れない事です。

あるいは、「膝の運動をすると、膝や腰に痛みが出るから」と理由をつけて運動量を減らしたり、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と気力を失っていたり、形だけの運動になったりすると、膝に筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 時間をやりくりしながら、気長に ~

この為、運動療法を継続するには、“時間のやりくり”をしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が重要になります。

また、運動療法を行っても、筋力や痛みの回復効果が、すぐに現れないので、根気よく、目的意識を持って、繰り返し続ける事も必要です。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりすると、「運動療法でトレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と諦めがちになるので、気持のゆとりを持ちながら、運動療法の期間を十分とって運動する事が必要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の意味を理解して行う事です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」を行うからです。

単調に感じられても、脚の運動療法の意味を確認しながら、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、運動を続ける事が大切です。

【 当院の、膝関節の柔軟性回復と痛みの緩和治療 】

~ 運動療法の効果を高める為に ~

変形性膝関節症の運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝の筋力の回復を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の筋肉の柔軟性回復と、膝を動かす時の痛みの緩和、そして、足腰の動きをスムーズにする事です。

更に、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどで、身体が動きづらくなっていたり、違和感や痛みが生じていたりする場合は、体調を改善する事も必要です。

この為、当院は、変形性膝関節症の改善を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、疼痛を緩和させ、体調を改善する治療を行っています

~ ツボ刺激の効果 ~

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、その刺激に反応して、筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少する効果もあります。

この効果を利用して、反応が現れている太ももの筋肉のツボに、刺激を与えると、太ももの筋肉は、膝下まで伸びて、運動時の負荷や衝撃を吸収し、膝関節をコントロールする働きをしているので、その刺激に反応して、太ももの筋肉内の血流が活発化し、神経の興奮が抑制され、今まで感じていた違和感や痛みが和らいだり、膝が動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節も ~

また、膝に痛みを強く感じると、どうしても、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなるので、腰や股関節の負担が大きく増します。

この為、腰や股関節の柔軟性を回復させておく事も必要になるので、当院は、腰や股関節をチェックし、コワバリ箇所の改善を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を、マッサージ治療とツボ治療で回復させると、脚が動かし易くなるので、膝への負担が少なくなる効果があります。

~ 体調や症状に合わせて ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、膝の運動療法が行い易くなります。

当院では、体調や症状に合わせて、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、膝のコワバリの解消や血行を促進させ、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち上がろうとした時や、座る時、あるいは、歩いている時に、お尻から太ももにかけてシビレを伴った痛みが起き、その後も、何度も繰り返すようになったり、痛みが次第に強まったりする事があります。

これは、毎日長時間座っていたり、立ち仕事が多かったり、肥満や妊娠で体重が増えたり、久しぶりに走ったりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部を通っている坐骨神経を圧迫し、刺激した為です。

このようなお尻のシビレと痛みの解消に、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、敏感になっている神経を和らげる効果もあるので、身体内部の坐骨神経の圧迫解消に適しています。

【 お尻の奥の筋肉のコワバリ 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段の上り下りで足に体重をかけた時に、突然、お尻の中央あたりや、お尻と太もものつなぎ目から、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

思い当たるようなケガや事故が無いにも関わらず、普段通り生活をしていると、突然、お尻からシビレを伴った痛みが起きてくる場合は、ほとんどが、お尻の筋肉のコワバリによる『坐骨神経痛』の可能性があります。

座る事や立っている事が多かったり、あるいは、運動で股関節に負荷がかかり続けたりすると、次第に、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部の坐骨神経を圧迫して刺激する『坐骨神経痛』が、お尻の痛みの中で9割以上にもなっているからです

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日の長時間のデスクワークの為に座り続けていると、だんだんと姿勢を支えているお尻の筋肉の緊張が続いてコワバッタ状態になるので、何かの拍子でお尻に負荷がかかると、お尻の内部を通っている坐骨神経が圧迫されて、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、お尻と股関節の筋肉に大きな負荷がかかって、筋肉がコワバッテくるので、これにより、坐骨神経が圧迫されて、シビレと痛みを引き起こすケースもあります。

また、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、やはり、身体を支えるお尻に大きな負荷がかかってくるので、坐骨神経を圧迫して、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースが、多くなっています。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリによって坐骨神経痛が起きるのは、坐骨神経に重なるように、股関節を動かす『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が横切っているので、『梨状筋』が疲労や緊張でコワバルと、『坐骨神経』を圧迫して刺激するからです。

病院の診断名では、梨状筋が坐骨神経を圧迫するので『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』の特徴としては、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、腰には異常が無いので、お尻に痛みが起きても、腰には痛みが起きない事です。

『梨状筋症候群』は、お尻の緊張や疲労が原因なので、普段の生活の中で起き易い痛みですが、病院(整形外科)に行っても、原因がお尻の筋肉の緊張や疲労なので、処方は、痛みを和らげる湿布薬や、お尻のストレッチを進められる事になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』の最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、しかも、すぐに違和感が無くなるので、見過ごしがちになりますが、お尻の筋肉は、身体を支える役割があるので、何度も、シビレを伴った痛みが繰り返す状態になったり、次第に痛みが強まったりします。

この為、『梨状筋症候群』か『否』かを、確認するのに、簡単にできる方法として『脚挙げテスト』があります。

『脚挙げテスト』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずにゆっくりと挙げていく検査法で、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度以上に挙がらなかったりする場合は、『梨状筋症候群』が考えられます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになって、痛みを感じる側の脚の膝を曲げて、他方の膝の上に乗せるようにクロスさせ、そして更に、痛みを感じる側の脚の膝を、手で押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

この方法は、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫を調べる方法です。

曲げた膝を、手で押し倒していく最中に、膝を曲げた側のお尻や太ももの後ろに痛みやシビレが生じた場合は、『梨状筋症候群』が疑われます。

~ こむら返りテスト ~

他にも、お尻の奥の筋肉のコワバリが慢性化していると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも『梨状筋症候群』の判断材料になります。

坐骨神神経が圧迫され易くなっていると、坐骨神経が刺激されて敏感になってくるので、何かのキッカケで、坐骨神神経に誤作動(『こむら返り』)が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起きて、「キューン」とつりそうになった場合には、『梨状筋症候群』が疑われます。

【 お尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

お尻の筋肉は、絶えず身体を支える働きをしているので、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻の筋肉のコワバリが更に強まったり、毎日の生活の疲労やストレスによって、お尻の血行が悪化したりします。

この結果、『梨状筋』のコワバリが強まって坐骨神経を圧迫しがちになるので、座っているだけでも、お尻の下から、ジンジンとしたシビレや痛みを感じたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたりします。

更に、お尻の身体を支えるバランスが崩れたり、下半身の血行が悪化したりするので、シビレを伴った痛みに加えて、長時間座っていられなくなったり、下半身に冷感や灼熱感がしたり、締めつけ感がしたり、正常な歩き方ができなくなったりします。

~ なかなか困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし、『梨状筋症候群』を解消する為に、硬くなっているお尻の筋肉を、自分でストレッチして柔軟性を回復させる事は、かなり困難です

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、見当がつけづらい上に、『梨状筋』の柔軟性を回復させるストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、ストレッチが効いているのか、どうかが、分かりづらいからです。

しかも、『梨状筋』をストレッチするには、他のお尻の筋肉と一緒にストレッチする事になるので、肝心の『梨状筋』の緊張解消ができなかったり、“勘違い”して、別の筋肉をストレッチしたりしてしまう事もあります。

~ 梨状筋以外も ~

また、下半身の筋力アップならば、歩いたり走ったりすれば可能ですが、自分のお尻のストレッチは、やりづらく、かなり労力を必要とします。

しかも、骨盤や股関節を動かしている腰の筋肉や太ももの筋肉がコワバッテいると、それらのコワバリ解消も必要なので、余計に『梨状筋症候群』のストレッチが難しくなります。

更に、お尻の痛みやシビレを無くすには、お尻の奥の梨状筋だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の悪化している血行の改善も必要になります。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『梨状筋症候群』の緩和と解消を行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、強く反応が現れているツボから、身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事によって、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする事ができるからです。

また、マッサージ治療によって、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れをスムーズにする作用があるので、骨盤のコワバリを緩和させて、梨状筋の柔軟性を取り戻し、敏感になっている坐骨神経を回復させる働きがあります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

更に『梨状筋症候群』の改善には、お尻の疲労や緊張に関係している、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事も必要です。

このように『梨状筋症候群』の改善は、お尻のコワバリ解消だけでなく、体調や体質に合わせて疲労や緊張を解消し、身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、東洋医療の特徴の、身体のバランスを整える事で体調を改善する治療法が、適しています。

この為、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、それによって、痛みや不快感を改善し、身体のバランスを整え、『梨状筋症候群』の解消を行っています。

~ 昔から利用されている、東洋医療のマッサージ ~

当院のマッサージ治療は、着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

また、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢の改善や体調回復の効果も期待できます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、安心して、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝の筋肉の安定性が失われた為です。

この為、いきなり膝の骨がすり減るのではなく、その前に、膝の筋肉の「コワバリ感」や「違和感」などが起きるので、この『変形性膝関節症』の“前ぶれ”のうちに、腰や脚の疲労や緊張状態を緩和して、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝の負担を解消させる事が大切です。

これらの疲労やコワバリの緩和とケアに、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、筋肉の弾力性や柔軟性の回復効果によって、膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症の進行を抑える有効な手段になります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 体重の何倍もの負荷 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどの動作を行っていますが、これらの動作や姿勢がスムーズにできるには、膝に、体重の何倍もの負荷がかかっています。

例えば、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷が膝関節にかかるので、体重50キロの女性の場合は、膝の関節面に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

このような、体重の何倍もの負荷を和らげる為に、膝の筋肉や膝関節を覆っている靭帯が、重要で不可欠なクッション役を果たしています。

~ 膝が弱ったり疲労したりして ~

しかし、膝周りの筋肉や靭帯の力が、運動不足や加齢で弱っていたり、疲労していたり、姿勢を保つ為に緊張が続いていたりすると、安定的に膝の動作を保つ事ができなくなってくるので、毎日の歩く、座る、立ち上がるといった動作のたびに、膝関節のかみ合わせが悪くなって、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりします。

このように、変形性膝関節症は、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定になったりした事がキッカケになっているので、ある日、突然に、膝関節の軟骨がすり減ったり、傷ついたりする事はありません。

この為、変形性膝関節症が起きる前は、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかった状態になるので、自覚症状が生じ、膝の“内側”の「筋肉のコワバリ」や「違和感」に気付かされます。

~ 膝の異常サイン ~

変形性膝関節症になる前に、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」ですが、これ以外にも、“立っていたり”“歩いていたり”すると、膝の内側に、「膝がコワバッテ、動かしづらい」、「突っ張る」、「膝関節が痛む」、などが起きます。

ところが、変形性膝関節症になる前の、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」は、動作をした時だけで、しかも自然と無くなるので、「一時的な痛みだろう」とか、「年齢や運動不足の為だろう」と思いがちです。

しかし、すぐに膝の痛みが無くなっても、何度も膝の痛みが起きてくる場合は、膝の筋肉や靭帯に異常が起き始めたサインなので、膝の状態をチェックして、膝に伸びている筋肉や膝関節を覆っている靭帯を、今以上に、悪化させない事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が気になった時のチェック法として、次のような方法があります。

一番簡単なのが、座って、膝を床に付けるように脚を延ばしてみる方法で、「膝の後ろが伸び切らない」場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテ、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まった状態です。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝裏の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、特徴的な違和感が生じるので、これらを感じる場合は要注意です。

例えば、「膝の後ろに突っ張り感がある」、「正座すると、膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などです。

これらの違和感がある場合は、膝周りの筋肉や靭帯の力が、弱ったり、疲労したり、緊張したりして、膝の筋肉のコワバリが強まったり、脚全体にコワバリが拡がったりしている事が考えられます。

~ 膝関節の、かみ合わせ ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ状態や違和感があると、膝関節のかみ合わせが悪くなっているので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります

日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリや違和感が繰り返される場合は、次第に膝の関節のかみ合わせが悪くなって、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう可能性があります。

中でも“階段昇降時の痛み”を感じる場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされるので、レントゲン検査よりも、有力な判断材料となっています。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

膝周辺の筋力や靭帯の低下した状態や、膝周辺の筋力がアンバランスになっている状態を、そのままにしていると、立っているだけでも膝に体重がかかるので、立ったり、歩いたり、座ったりなどの、日常動作をしているうちに、ますます膝関節の軟骨に傷がついたり、すり減ったりします

しかも、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、更に足腰の筋力の負担が大きくなるので、余計に膝関節の安定性が無くなっていきます。

特に、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ってくると、余計に膝のかみ合わせが悪くなるので、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、膝関節の軟骨が傷ついたり、すり減ったりします。

~ 膝の痛みが、何度も繰り返されると ~

そして、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも神経が刺激されて、膝に痛みを感じるようになります。

また、膝のコワバリが強まって膝の血管の弾力性が失われると、血行悪化が慢性化するので、膝の痛みが増したり、痛みが解消されなくなったりします。

この結果、「階段を降りると、いつも膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、毎回、膝のコワバリと痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」、「膝が、重くて動かしにくい」、「膝に、鈍い痛みを感じる」、などが繰り返されます。

~ ジッとしていても ~

更に、筋肉のコワバリで血行が悪化してくると、老廃物が溜まって神経を刺激するので、ジッとしていても膝の内部に、熱っぽい腫れ感や、ツッパリを感じます。

例えば、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、などが起きます。

また、膝の関節が動かしづらくなると、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行悪化で全身の血液循環も悪くなってくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯の疲労、緊張、下半身の筋力バランスの不安定化などで引き起こされるので、膝を含めて、腰や脚の血液やリンパ液の流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、そして、敏感になっている神経の興奮を鎮める事も必要です。

この為、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰や脚などの筋肉の働きを回復させて、下半身の筋力バランスを良くすると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減り、膝関節のかみ合わせの改善効果や、敏感になっている神経を鎮めて、痛みの緩和効果があります

当院では、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張を解消し、症状の進行抑制と改善を行っています。

~ ツボの利用 ~

脚にはツボが多くあるので、腰や脚のツボを確認して、ツボを治療に利用すると、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなるので、これによって、膝周りの筋肉の不自然な負荷が少なくなります。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、体調変化が起きると、身体の異常を知らせる「反応点」になるだけでなく、症状を改善する「治療点」になるので、脚のツボを利用すると、変形性膝関節症の痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

このような効果から、当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定化を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

更に、膝の違和感や痛みの緩和の為に、血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の回復も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れができると老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。

この為、マッサージ治療にツボ治療を加え、血液やリンパ液の流れを促進して、体内の老廃物の排出が進むと、痛みが減少するだけでなく、不足していた必要な酸素や栄養が入ってくるので、筋肉回復の効果が大きくなります。

~ 痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリや筋肉の不均衡のチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の強い痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、治療方針が、関節の動きを取り戻す事と、痛みを和らげる為に、肩関節を動かす“リハビリ”に移っていきます。

しかし、肩周辺のコワバリと血流の悪化から、ジッとしていても、肩に重ダルサやズキズキする痛みがしてくる上に、油断して肩を動かすと、突然、鋭い痛みに襲われるので、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

このような症状の緩和に、昔から筋肉の柔軟性と血行の回復を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、コワバッテいる筋肉を和らげて、重ダルサと痛みを和らげる効果があるので、肩の回復効果を高め、体調の改善にもなります。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを回復する為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』になると、硬くなった肩関節をほぐし、肩の動きを良くして回復させる為に、ストレッチや運動などを行うリハビリ治療に移ります。

肩の痛みを避けて動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬くなって固まり、肩関節の動く範囲が限られてしまい、「腕を上に挙げられない」、「腕が回せない」などの状態になったり、無理して肩を動かそうとすると、痛みが起きたりするからです。

この為、肩のストレッチや運動などで、肩関節を動かす事によって、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげ、悪化した血行を回復させ、これによって肩の痛みを抑えながら、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、「痛みの程度は、自分しか分からない」事から、リハビリ内容や強さを“自分で調整”する『セルフリハビリテーション』になるので、リハビリの目的や方法を教えてもらっても、「自分の肩の痛みや症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

例えば、肩の動きを良くする為には、無理の無い範囲で動かすだけでなく、時には、肩関節の動く範囲を拡げる為に、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする動作を繰り返す事が必要になるので、どうしても、耐えられない痛みが起きます。

また、かなりの期間、根気強く、痛みを警戒しながらリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、「本当に良くなっていくのだろうか?」と不安になったり、リハビリに対して疑問をもったりします。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

更に、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして、血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動(右図)を行いますが、これらの運動も、「どのように運動をしたら良いか、分からない」といった事が起きます。

この運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨周りの筋肉の動きを理解していなかったり、自分で肩甲骨の動く感触を確かめながら行っていなかったりすると、腕を振り回すだけになってしまい、肩や肩甲骨の筋肉のストレッチにならないからです。

また、肩や背中の筋肉のコワバリが強まっていたり、内部に痛みを発するシコリができていたりすると、「筋肉のコワバリやシコリを解消しよう!」と思って、腕や背中の脇の筋肉に“力を入れて”しまいがちになるので、かえって逆効果になる事があります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ効果を上げづらくさせる要因として、肩が首より前方に出て、肩が丸まった状態になった『巻き肩(右図)』の影響があります。

巻き肩は、デスクワークなどで、前かがみ姿勢になって、腕を前方に出しているうちに、両肩も前に出状態勢になり、そのまま背中の筋肉が凝り固まったケースが多くなっていますが、四十肩・五十肩の巻き肩の場合は、肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢を繰り返しているうちに巻き肩になり、そのまま肩甲骨周辺の筋肉が、コワバッテしまったケースが多くなっています。

この結果、四十肩・五十肩で巻き肩になると、肩甲骨がピッタリと肩方向に張り付いた状態になるので、肩関節の動きが限られてしまい、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

この為、巻き肩になると、肩甲骨が背中に張り付いて、動かせないので、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、リハビリの効果を上げづらくなります。

また、肩甲骨や肩関節が動いても、滑らかな動きができないので、不自然な断続的な動きになったり、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がしたりします。

この結果、巻き肩になると、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたり、肩関節を動かすたびに肩甲骨からの不快な音が気になったりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

更に、肩周辺のコワバリや、巻き肩による血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、肩周囲の神経が敏感になってくるので、チョッとした肩の動作で痛みが起き易くなったり、繰り返す状態になったりします

この為、油断していると、何かのキッカケで、突然、肩周辺に鋭い痛みが起きてしまいます。

しかも、肩の痛みが起き易くなると、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮んで、硬くなるので、腕の動作によって神経を刺激して痛みを起こしたり、痛みが強まったりします。

~ いろいろな身体の不調 ~

そして、肩のズキズキする痛みが繰り返されたり、重ダルサが続いたり、肩や背中の筋肉のコワバリ感や不快感に悩まされたりすると、胸の圧迫感や締め付け感などが強まったり、胸苦しさを感じたりするようになります。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こす事もあるので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

また、肩や背中の血行の悪化で、背中の皮下や筋肉内にリンパ液が溜まるので、背中に腫れぼったさに悩まされたり、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」に苦しめられたりします。

~ 腰痛も起き易く ~

肩や背中の痛みや不快感で、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に、不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が大きくなる為です。

この為、普段、座っている事が多かったり運動不足になっていたりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりします。

【 筋肉バランスの片寄りや、自律神経の不安定化 】

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

また、四十肩・五十肩で、肩や背中の筋肉のコワバリが強まったり、痛みを我慢する姿勢が続いたりすると、次第に、肩・背中・胸の筋肉バランスの片寄りが起きます。

この為、リハビリ治療だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させるには、かなりの期間が必要です。

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、一年以上もかかる事があります。

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

更に、肩周辺のコワバリや血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、体調を保つ自律神経系の働きがオーバーワークになり不安定化します。

例えば、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが現れたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などが起きたりします。

この結果、生活に影響を与えて、以前のように、仕事や家事に取り組む事ができなくなったり、仕事に集中できなくなったりしてきます。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、日常生活が行えるように、何とか回復させるまでに、かなりの治療期間を必要とします。

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これらにより体調の改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善に適しているので、肩や背中の解消困難なコワバリ箇所の回復や、それによる血液循環の促進、そして、老廃物の排出促進により、痛みの緩和と体調回復が期待できるからです

~ ツボ治療を加えて ~

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要になるからです。

例えば、ツボ刺激を利用して肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性が改善されてくるので、これによって、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がって改善し、リハビリ治療が行い易くなります。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取り入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす治療法です。

背中の肩甲骨を、上下左右に『他動運動』で動かしていく事で、無理無く、そして痛みも無い状態で、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事ができるので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられます。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“運動”が重要ですが、“運動”を行うには、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のない範囲で少しずつ進める事が重要です。

当院は、体調や体質に合わせて回復力を取り戻す為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、ズキンと痛む」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、突然、ズキ~ン!と痛みが起きる」、「事務所で、サンダルやスリッパを履いていると、痛む」などが起きますが、それでも、しばらく歩いていると、痛みが和らぐ症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、足裏に痛みが起きる原因として、「長時間の立ち作業や歩く仕事で、足裏に過度な負担がかかった」、「サンダルやスリッパを履き続けて、足裏が繰り返し延ばされた」、あるいは、「運動不足や加齢による脚力の低下」などにより、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜に、無数の微細な断裂(傷)ができた為です。

酷くなると痛みで歩けなくなる事があるので、足裏の傷の回復と足裏の負荷を軽減させる為に、足裏と共に、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させ、そして更に、下半身のコワバリ箇所や疲労箇所をチェックして、これらを解消させる事が必要です。

【 足底腱膜炎 】

~ 足裏への負荷から ~

長時間の歩行や立ち仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、あるいは、サンダルやスリッパを履き続けたなどで、足裏に負荷がかかり続けた為に、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる症状があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、生涯に10人に1人が経験すると言われるほど、比較的ポピュラーな足裏の痛みの症状です。

足底腱膜炎の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に拡がって伸び、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている、丈夫で強靭な繊維状の“腱”で、アキレス腱と同じように、体重をしっかりと支えたり、地面からの衝撃を吸収したりしています。

~ 過度な圧で微細な断裂が ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしたり、運動で強い負荷がかかったり、サンダルやスリッパで歩いていたりすると、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかり続けるので、足底腱膜が引き延ばされます。

この結果、足底腱膜が許容限度を超えて引き延ばされる状態になると、いくつもの“微細な断裂(傷)”ができてしまうので、立った時や歩いた時に、更に断裂部分が引き延ばされたり、修復中の足裏の断裂が再び引き裂かれたりするので、強い痛みが起きます。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続けた」、「仕事で重いカバンを持ち続けた」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかるので、足裏に痛みが起き易くなります。

~ しばらく歩いていると ~

しかし、足底腱膜炎が初期の状態ならば、このような痛みが起きても、しばらく歩いているうちに、痛みが和らぎます。

歩いているうちに、足裏全体の筋肉や皮膚が伸ばされてくるので、断裂部分が引き延ばされるのが無くなったり、引き裂かれたりするのが少なくなったりしてくる事と、血行が良くなってくるので、傷の修復が進んだりするからです。

しかし、痛みが和らいでも、足底腱膜の断裂部分が治って、無くなったわけではないので、足裏を押したり伸ばしたりすると痛みを感じたり、足底腱膜の断裂で神経が敏感になっているので、足裏が張っているように感じたりします。

【 足裏に柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると 】

~ 運動不足や加齢 ~

また、運動不足や加齢の影響で、足裏に柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足底腱膜炎が起きるケースもあります

例えば、「運動不足になっているので、久しぶりに歩いた」、「腰が痛むが、無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「高齢になって脚が弱っているが、近所なので、突っかけサンダルで歩いた」、などの場合です。

これは、足底腱膜の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、しばらく立っていたり、チョッと歩いただけでも、足底腱膜が耐えきれなくなって、足底腱膜に“微細な断裂”が生じてしまったからです。

~ 妊娠や肥満、冷え ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こします。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、気づかないうちに、足裏の負担が増す為です。

あるいは、加齢や運動不足などで下半身の血行が悪くなっていたり、下半身に冷えが続いていたりすると、脚の筋力低下や疲労などで、次第に足裏の負荷が大きくなり、足裏に痛みを引き起こします。

~ そのままにしていると ~

しかし、『足底腱膜炎』が起きても、一般的な傷のように、見た目でわかるような腫れや赤みが無い事や、立ったり歩いたりしているうちに痛みが落ち着いてくるので、気になっても、ほとんどの人が、様子を見るだけになり、そのままにしがちです。

ところが、足底腱膜の“微細な断裂”が治りきらない状態でいたり、足裏の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足裏に体重がかかるたびに、治りかけた足裏の断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、毎回、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みが繰り返すようになったり、断裂部分の炎症で足裏が熱を持っているように感じたり、足の裏や指の付け根が、いつまでもジンジンと痛んで不快な疼痛が続いたり、あるいは、歩いたり、立ったりするたびに、踵(かかと)の骨の足底腱膜が何度も強く引っ張られるので、踵も「ピリッ!」と強い痛みが起きてきたりします。

【 治りづらい足裏治療 】

~ 保存療法 ~

病院での治療は、足底腱膜炎の痛みが強い場合は麻酔を使って痛みを軽減しますが、多くの場合、よほどの事が無い限り、足裏の無数の微細な断裂(傷)が原因になっているので、保存療法になります。

例えば、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、痛む部分をくりぬいたインソールを使ったりしますが、それと共に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復させる為に、ストレッチやセルフマッサージなどが指導されます。

これらの治療によって、足裏の断裂の自然回復を促し、更に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を取り戻す事で、足裏にかかる負荷を減らして、足裏の柔軟性を保つようにします。

~ 治療期間~

しかし、保存療法は、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても、ある程度の治療期間が必要になります

また、傷んでいる足裏に負荷をかけないようにしても、毎日の生活で、どうしても立ったり歩いたりするので、足裏に負荷をかけてしまい、治りが悪くなります。

この為、足裏の痛みを解消させるには、かなりの日数が必要になるので、数ヶ月の治療期間が必要になる事もあります。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足裏のアーチに大きな負荷をかけ続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、疲労箇所や緊張箇所を回復させる事も必要です。

しかし、下半身に疲労箇所や緊張箇所があっても、ハッキリとした自覚が無い事が多いので、治療期間が長くなったり、足底腱膜炎を繰り返す状態になったりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなって、足底筋膜が無理に引き延ばされた事が原因になっているので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

この為、当院では、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状を回復させ、痛みの解消を行っています。

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、下半身に、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、下半身に現れたツボを、重要な『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の修復を高められ、治療期間を短縮できるからです

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、足裏の痛み解消に『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりして、痛みや違和感が減少する効果があります。

更に、血行の悪化で不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮が鎮まり、足裏の痛みや違和感が和らいで解消する効果もあります。

これらにより、初期の足底腱膜炎の段階ならば、下半身の筋肉のコワバリを解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、1回の治療でも、痛みが減少します。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させています。

下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、脚のコワバリや血行悪化の原因となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、脚の自然な柔軟性が回復するので、軽くなった感じになり、下半身がスッキリした感じになります。

~ 治療期間の短縮と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の状態を確認して、柔軟性を回復させる事が必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事で、身体の負荷や疲労が続いて、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰の不安」、「脚にシビレが出る」などが起きたり、腰の疲れが取れなくなって体調を悪化させる原因になったりします。

また、腰の負担を減らす為に、片足に重心をかけた「休め」のポーズを取ったり、背中の力を抜いて立っていたり、疲労感や痛みが少なくなるような姿勢で立っていたりすると、身体を支える腰のバランスを崩す事になり、余計に疲労や痛みが身体全体に拡がったり、強まったりします。

腰の痛みや身体の疲労が続く場合は、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、悪化した体調を改善する事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調悪化に 】

~ 筋肉のコワバリから血行悪化に ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に負担がかかり続けるので、腰に痛みやダルサなどが起き易くなります。

腰に負担がかかり続けて、脚や腰の筋肉がコワバッテくると、血行が悪化して、姿勢を保つ筋肉に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりするので、神経に異常な興奮状態を起こさせる為です。

この為、身体を動かす事が少ない立ち仕事は、身体を動かす立ち仕事よりも、血行が悪化し易いので、腰に疲労・痛み・ダルサなどが起き易くなります。

~ 神経が敏感に ~

また、立ち仕事で腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中も疲労感や不快感で悩まされます。

例えば、腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が続くようになると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が重たい感じになる」、などが起きます。

しかも、疲労感や不快感で悩まされる事が多くなると、身体の神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、すぐに腰に疲れや痛みを感じたり、背中に疲れやニブイ痛みがしてきたり、身体が重くなってきたりします。

~ 血行悪化による体調悪化 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身の冷えに悩まされたり、下痢や便秘を繰り返したりします。

腰の血行悪化によって、下腹部の体温が保てなくなったり、自律神経の乱れを引き起こして、胃や腸の働きが保てなくなったりするからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、この結果、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰の不安感から ~

また、腰の不快な違和感や痛みが続くと、「腰は、大丈夫かな?」といった不安や、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」と心配になったりするので、仕事や家事で支障をきたしてしまいます。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」という状態になって、毎日の体調に影響を及ぼすようになります。

腰に不快な違和感や痛みがあると、それによって筋肉がコワバッタ状態になり、疲れ易くなったり、血行不良による痛みが起き易くなったりして、不調を引き起こす為です。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などが起きてくると、体調悪化を防ぐ為に、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようと、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかけた「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない側で立ったりします。

このような姿勢をすると、一時的であっても疲労感や痛みのする筋肉の負担が少なくなるので、腰や身体が楽に感じられるようになり、その上、立ち仕事の姿勢がキープできます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、このような楽に感じる姿勢をしていると、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、そして、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが増したりします

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、いつもと違う箇所に負荷がかかり続けたり、姿勢を維持するはずの筋肉の力を抜いていたりするので、身体のバランスが崩れて、身体の一部の血行が悪くなったり、身体の一方に体重をかけ続けるので、筋肉内に疲労物質が蓄積したりするからです。

この為、始めは楽に感じても、次第に、身体のいろいろな所に疲労や痛みを感じる状態になったり、もともと筋肉疲労していた部分の神経が異常興奮を起こして、ズキズキ・ジンジン・ビリビリとした痛みが起きたりします。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の為に ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを和らげたり、解消したりする為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸したり、身体を伸ばすストレッチをしたりして、血行を保つ事が勧められています。

また、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏の筋肉のコワバリを解消し、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

最近では、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、運動後に“クールダウン”を行うように、立ち仕事の後や、休みの日に、あえて軽く身体を動かして血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる“疲労解消法”も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に、いつも不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらくなっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労状態を解消するのが、なかなか困難です

例えば、立ち仕事を毎日長時間行っていると、筋肉のコワバリ部分が拡がっていたり、血行の悪化箇所が多くなっていたりするので、筋肉の疲労箇所が分かりづらくなったり、疲労箇所のポイントが絞れなくなったりします。

この為、疲労した筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が立ち仕事に慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 疲労感がマスクされて、自覚しづらく ~

また、仕事の疲労が慢性化していたり、仕事の責任を意識していたりすると、身体が疲れていても、「それほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

これは、疲労感がマスクされて自覚しづらくなったためですが、身体から疲労サインが現れてくるので、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などに気づかされたり、気力や体力の低下で、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

しかも、これらは、疲労が身体に蓄積している状態なので、体調が悪化して病的な状態になる前に、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行い、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、体調改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復に効果を発揮するからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりするので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮めるので、身体の体調回復に効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻す作用になる為です。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、腰は身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、立ち仕事による腰痛から生じた背中や脚などの疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、背中や脚などの血行やリンパの流れを、ツボ反応を利用しながらマッサージ治療で回復させ、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、一人一人の体調や症状に合わせている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調改善に ~

腰は、絶えず身体が動き易いように、上半身と下半身を連結し、安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立ち上がろうとした時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、更に、ピリピリするシビレで脚が動かせなくなったりする事もあります。

これは、妊娠して、急に体重が増えたり、腰やお尻で姿勢を支える“反り腰”が多くなったり、ホルモン分泌の影響で骨盤の靭帯が緩んだりすると、お尻の奥の筋肉が硬くコワバッタ状態になって、動作時に坐骨神経を圧迫刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、痛みやシビレが起き易くなるので、症状の改善と予防には、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経への圧迫を和らげる事と、体調を整えて腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりに、動作時に、お尻の奥にニブイ痛みを感じたり、お尻に突然ピリッ!と痛みが起きたりする事があります。

よくあるのが、「ソファに座っていると、尾底骨あたりに疼くような痛みを感じる」、「寝起きに起き上がる時に、お尻の奥に痛みとシビレを感じる」、「立ち上がろうとすると、お尻の奥がピリッと痛む」、などです。

このような痛みが繰り返されると、今迄、経験した事が無い痛みが続くので、「妊娠して、身体に異常が起きたのでは…?」と、思わず不安にかられます。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、この痛みは、ほとんどの場合、病気というよりも、お尻の奥の坐骨神経が、周囲の筋肉が過緊張になってコワバッタ事で、圧迫された痛みです

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレと痛みを起こすので、『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負荷がかかり過ぎた為に起きる痛みなので、妊婦さんのお尻の痛み以外にも、ランニングやサイクリングで股関節に大きな負荷がかかったり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、同じように痛みを起こします。

~ お尻以外の痛み ~

妊婦さんの痛みの場合は、体重が増えたり、あるいは、お腹が大きくなった姿勢を保つ為に、自然と腰を反らして腰やお尻で体重を支える“反り腰”になったりするので、身体を支えるお尻の筋肉の負荷が強まり、お尻の奥の梨状筋が硬くコワバッテ、傍の坐骨神経を圧迫刺激した為です。

また、お尻の痛みだけでなく、骨盤の周りの筋肉がコワバッテくると、骨盤のバランスが悪くなるので、鼠蹊部や恥骨が引っ張られて、太ももの付け根あたりの痛みに悩まされる妊婦さんもいます。

このような痛みが続くと、下腹部の緊張が強まるので、お腹が張るような感じが強くなって、お腹が疼くようなジンジンする痛みを感じてくる事もあります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反り腰 ~

お尻の筋肉は、座る・立つ・歩くなどの動作時に、絶えず身体を支える“縁の下の力持ち”としての役割をしているので、多少の負荷がかかっても、滅多に、お尻から痛みを感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランス状態が変わってくると、今迄無かったような大きな負荷が、いつも、お尻の筋肉にかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容範囲を超えてしまい、お尻の筋肉が硬くコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレを伴った痛みが起きるようになります

しかも、お腹が大きくなると、自然とお腹を前に出して、身体が反った“反り腰”になるので、ますます、上半身の体重がお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉のコワバリが強まって、坐骨神経を圧迫し、痛みが起き易くなります。

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、お尻に痛みを起こす原因になります。

このホルモンの分泌量が増えて、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、靭帯に代わって、骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負荷が増す為です。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分の筋肉に、大きな負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛くなる」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きる状態になります。

~ 痛みの予兆 ~

このような痛みが起きてくる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、妊娠して、お尻や腰の筋肉に負荷が続くと、お尻や腰の筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、疲労感やダルサが強まる上に、毛細血管の血行が悪化して、お尻や腰の皮下に水分が溜まり“むくみ”が生じるからです。

そして、お尻や腰の「疲労感やダルサ」、「ボテッとした感じ」、「骨盤周りの重ダルサ」などが続くうちに、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなってくると、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッテくるので、内側の坐骨神経を圧迫するようになって、ジンジン、チクチク、ビリビリ、とした痛みが起き始めます。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 使えない痛み止め ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていて、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる事がある」など、毎日の生活に支障をきたすようになります。

しかも、以前に、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、お尻の痛みから腰の神経が敏感に反応して、何かの拍子にギックリ腰を誘発してしまう危険性があります。

この為、腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を使いたくなりますが、胎児や母体への影響を考えると使えないので、我慢せざるを得ません

~ 梨状筋のストレッチ ~

この為、妊婦さんの『梨状筋症候群』の予防や緩和の為に、塗薬や湿布薬の使用や、コワバッテいる梨状筋を緩めるストレッチが、勧められます。

しかし、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬では、痛みを無くす効果が限られたり、あるいは、ストレッチをしても、ストレッチで緩めるお尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分からなかったり、お尻の筋肉を思うように動かせなかったりするので、お尻の筋肉を緩和したり、痛みを予防したりする事が困難です。

しかも、お腹が大きくなって、腰や脚を動かせる範囲が限られていると、運動やストレッチで筋肉の柔軟性を回復させようとしても、身体を動かす事が難しくなります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトを着用する事も勧められます。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなるので、お尻や腰の痛の改善や予防が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、骨盤ベルトで腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、腰とお尻の筋肉の負荷が続いたり、強まったりするので、痛みの改善が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、「血液やリンパ液の流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などの効果があるので、妊婦さんが受けられるように、施術方法を工夫して行ってきたからです

妊婦さんのお尻の痛みは、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を、マッサージ治療で回復させると、腰の痛みや重ダルサの緩和や体調の回復に効果があります。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

妊婦さんのマッサージ治療では、妊婦さんのお腹が圧迫されない為と、妊婦さんが楽に呼吸できるようにする為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージ治療を行っています。

横向きに寝た姿勢でマッサージ治療を行う為に、お腹が圧迫される事が無く、お腹の赤ちゃんの安全が保たれる上に、腰や背中に負担がかかり続けないので、リラックスでき、会話もし易くなります。
だから安全であること

また、この姿勢は、着衣の上からツボを利用してマッサージ治療ができるので、コワバッタ筋肉の回復や血流の改善を高める事ができ、それによって、腰やお尻の重ダルサや疲労感が減少し、お尻や太ももの痛みや違和感が無くなっていきます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調改善の為に、ツボ反応を利用して身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりするので、疲労や緊張の慢性化や、動作の不自由さから、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きるからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、身体のコワバリ解消だけでなく、血行が改善されるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果などが期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージを受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は、日々の疲労や緊張、精神的ストレス、姿勢の悪化などで起きるので、「誰でも経験するよくある頭痛」ですが、頭重感、頭の圧迫感、締めつけられる頭の痛みなどによって、毎日の仕事や家事に支障をきたしてしまいます。

この為、頭重感の兆しや、頭痛への不安などで、予防として頭痛薬を飲むようになると、頭痛薬を飲む機会や量が次第に多くなり、『薬物乱用頭痛』を引き起こす事があります。

緊張型頭痛の予防には、首や肩の過緊張を解消し、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、首や肩の筋肉のコワバリと血流を改善して神経の興奮状態を鎮めると共に、首や肩に生じたシコリと、背部の疲労箇所や緊張箇所をチェックして解消する事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛 ~

緊張型頭痛は、疲労や緊張の繰り返し、日々の心配事や不安などの精神的ストレス、あるいは、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢などで、首や肩の筋肉がコワバッタ事が原因になっているので、『肩こり頭痛』とも呼ばれ、「誰でも経験するよくある頭痛」になっています

しかも日本人は、もともと肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占めています

しかし、緊張型頭痛が起きると、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなり、日々の生活が思い通りに進まなくなります

~ 増えていく薬の服用 ~

この為、緊張型頭痛が繰り返されると、痛みを少しでも早く無くしたくなるので、頭痛薬をいつも手元に置いて服用したり、頭痛の不安から予防的に鎮痛薬を常用したりするようになります。

また、肩こりが気になってくると、緊張型頭痛は『肩こり頭痛』とも言われので、予防の為に、頭痛薬を飲むようになります。

しかも、「頭痛で仕事を休めない」といった仕事への責任や、「周りに迷惑をかけたくない」といった気遣いが強いと、余計に頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

~ 頭痛薬の早めの服用から ~

また、頭痛薬の制約から、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまう事があります。

頭痛を我慢していると、痛みが酷くなって脳が痛みに敏感になって、頭痛薬の効果が現れにくくなるので、頭痛の兆候や、頭痛に悩まされたら、『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』という事を考えて、早めに頭痛薬を服用するようになり、頭痛薬を飲む機会が多くなるからです。

特に『頭痛持ち』になると、早めの服用による頭痛薬の効果を期待して、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が多くなると ~

頭痛薬を服用する事が多くなると、身体の痛みを調整する機能が低下してくるので、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また、頭が痛くなる」と感じ易くなります。

あるいは、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

これも、身体が持っている痛みの調整機能が低下してくるので、少しの刺激でも痛みを感じ易くなるからです。

~ 薬物乱用頭痛 ~

この為、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になります。

この結果、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用したり、他の頭痛薬を飲み比べていたりしていると、『薬物乱用頭痛』にも悩まされるようになります

頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、薬物乱用頭痛に陥る可能性があるので、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、薬物乱用頭痛が3番目に多い頭痛タイプになっています。

~ 一時的に楽に ~

ところが、薬物乱用頭痛は、薬を飲むと、「頭痛が、一時的に楽になった感じになる」という特徴があります。

この為、頭痛への不安や恐れがあったり、あるいは、仕事や周囲の人達への責任を強く感じていたりすると、薬物乱用頭痛に陥る事が分かっていても、頭痛薬に頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

この結果、薬を飲んで一息ついたとしても、薬が切れるとまた服用してしまう悪循環に陥ってしまいます。

【 リラックス法と、その難点 】

~ リラックス法 ~

病院では、このような『薬物乱用頭痛』を避ける為に、薬の服用を、月に15日を超えないようにしています。

この為、急場をしのぐ場合は薬を処方しますが、頭痛を無くす為に、リラックス法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防ぐ治療を目標にしています。

例えば、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張すると、緊張型頭痛が起きてくる事を自覚してもらう事や、疲労や緊張を溜めないように長時間同じ姿勢をとり続けない事、更に、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、などのリラックス法を勧めています。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません。

しかも、仕事や家事をしていると、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返したり、時間の合間に適度な運動を取り入れたりして、首や肩の疲労や緊張を和らげる工夫が必要になります

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

ところが、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、それによって凝り感や痛みを絶えず感じていたりすると、なかなか頭痛改善の効果が現れません。

このような状態になると、コワバリが強まっていたり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするからです。

このような状態を改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 筋肉内のシコリ 】

~ シコリができると ~

更に、首や肩の筋肉の内部にズキズキと痛みを感じるシコリができている場合は、このシコリを解消する事が必要になります。

ズキズキする痛みから筋肉が緊張して、緊張型頭痛を引き起こす原因になるからです

しかも、シコリからの痛みや不快感が続いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、疲れやすさ、胃腸の悪化、血圧上昇、などを引き起こし、頭重感の慢性化や『頭痛持ち』の原因にもなります。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

シコリができると、筋肉内にコリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられます。

しかし、セルフマッサージやストレッチで、シコリのある部分を伸ばしても、シコリを回復させるのが困難です。

シコリ部分の血流が極度に低下し、筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばす事ができないからです。

~ シコリ解消 ~

この為、シコリの解消には、シコリに伸びている毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

多方向に伸びているシコリ周辺の毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事がポイントになります。

また、周囲のコワバッテいる筋肉も回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と解消を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、緊張型頭痛の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療は、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

また当院では、筋肉のコワバリ箇所の確認や解消に、ツボ治療を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ反応を利用して、首や肩の「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを確認し、回復を行っています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボは、痛みを発しているシコリの位置と、ほぼ一致しています。

この為、ツボを利用して神経の過敏状態を和らげ、不快な痛みの緩和とシコリの解消を行っています。

神経や血管が集まっているツボに適切に刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、緊張型頭痛のシコリの解消に、効果的な治療法になるからです。

~ 緊張型頭痛の改善と体調の回復に ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感の改善を行う事が必要です。

当院は、東洋医療ベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善と体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

寝違い(寝違え)を、早く治したい

【(症例)痛み・しびれ 】

『寝違い』を起こすと、首すじの筋肉がコチコチに固まって、突っ張った状態になり、しかも、チョッと頭を動かすと、首から「ビリッ!」と痛みが走るので、顔を正面に向けたまま動かす事ができなくなります。

この為、早く『寝違い』を治したくなりますが、首の筋肉のコワバリと痛みを回復させるには、首すじの痛みの箇所を確認して、無理をしないように、①周囲の血流を回復させながら、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、③痛みを起こしている神経を鎮める事が必要です。

このような方法として、神経と血管が集まっているツボを利用すると、筋肉内の血流を促して、筋肉のコワバリを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める作用があるので、『寝違い』を無理なく、早く回復させられます。

【 寝違い 】

~ 頭を支える必要が無くなり ~

目覚めた時に、首の筋肉が固まって動かせなくなったり、首から背中にかけて痛みが起きたりするのは、ほとんどが、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”いた『寝違い』が原因です。

頭を枕で支えて寝ていると、首の筋肉が頭を支える必要が無くなるので、首の筋肉がすっかり緩んだ状態になり、知らず知らずのうちに“不自然に頭を傾けて”しまうからです

この結果、首を不自然に曲げ続けた為に、首の筋肉に強いコワバリが生じて、首が動かせなくなるだけでなく、血管が圧迫されて血行が悪化し、神経が敏感になったり、筋肉内に炎症が生じたりするので、少しでも首を動かすと、神経が刺激されて「ビリッ!」と強い痛みが起きるようになります。

~ 普通ならば ~

しかし、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”も、身体の働きが保たれていれば、寝違いを起こす事は、あまりありません。

身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”しまっても、首に痛みや違和感が生じるので、それによって無意識のうちに首の傾きを変えたり、眼が覚めたりして、首が、おかしな方向に曲がったままにならないからです。

また身体も、首に痛みや違和感が生じると、首に痛みや違和感が起きないように、無意識のうちに寝返りをうったり、自然と身体を動かしたりするので、寝違いを起こす事は、ほとんどありません。

~ 寝落ち ~

ところが、身体が通常の状態と違って、「過度に疲労していた」、「睡眠不足が続いていた」、あるいは、「酔っぱらって寝ていた」などの状態になると、痛みや違和感などに気付くセンサーが働いても、気付かない状態になるので、身体を守る防衛反応が効かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

この結果、ソファーや椅子・床などで、うたた寝や居眠りをしているうちに深く眠り込んでしまい、意識を失った『寝落ち』のような状態になると、窮屈な格好になって“不自然に頭を傾けた”状態になっても、首の異常事態に気付かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

しかも寝違いを起こすと、首の筋肉のコワバリや血行の悪化だけでなく、首の筋肉の組織に微細な傷ができて炎症が生じるので、目が覚めた時に頭を動かそうとすると、炎症部分の神経が刺激されて、痛みが一挙に強まり、「ビリッ!」とする激痛に襲われます。

【 ストレスや、姿勢の悪化からも 】

~ 精神的ストレス ~

寝違いを起こす主な原因は、“不自然に頭を傾けて”しまう『寝相の悪さ』ですが、“隠れた原因”として、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』もあります

『精神的ストレス』が原因になるのは、首の筋肉の特徴として、心理的不調や精神的ストレスなどを感じると、「借金で、首が回らない」という表現があるように、首の筋肉が緊張して、血行が悪化し、首の筋肉がコワバル性質があるからです。

この為、『精神的ストレス』が強まって、寝ている夜まで続いてしまうと、それほど寝相が悪くなくても、首の筋肉の緊張から血行が悪化し、首の筋肉がコワバッタ状態になるので、寝違いが起きてしまいます。

~ 普段の姿勢の悪さ ~

また『普段の姿勢の悪さ』が、寝違いの原因になるのは、首の筋肉は、頭を支えたり動かしたりする働きがあるので、姿勢が悪くなると、それだけ首の負荷が大きくなって、筋肉のコワバリが慢性化したり、酷くなったりして、首の血行も悪化するからです。

この結果、『普段の姿勢の悪さ』が続くと、首や肩の凝りだけでなく、寝ているうちに血行が低下し『寝凝り』を起こして、寝違いを引き起こします。

しかも、『寝凝り』や寝違いが起きる状態は、寝ている間、身体の血行が悪化した状態になっているので、目覚めた時に、「寝たのに、身体に疲れを感じて、身体のあちこちが固くコワバッテいる」、「肩周りや背中がガチガチに固まっている」、「身体がだるかったり、節々が痛かったりする」、などにも気付かされます。

~ 慢性的な肩コリや首コリ ~

更に、慢性的な肩コリや首コリに悩まされていると、日中に仕事で時間に追い込まれたり、プレッシャーがかかったりすると、それによって“日中”に寝違い症状が起きる事があります。

日中に疲労や緊張がキッカケになって、首の筋肉のコワバリと血行悪化が一層悪化する為に、寝違いと同じように、振り向いた拍子などに、首から背中の上部に「ビリッ!」とする痛みが走る事があるからです。

中でも、慢性的な肩コリや首コリのある人で、体型的に、両肩が水平ラインより下がっている“なで肩”の人や、背中が丸まった“猫背”の人は、首や肩の負担が大きくなるので、何かのキッカケで『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』が強まると、首や背中の血行悪化が増して、“日中”に寝違い症状が起き易くなります。

【 なかなか回復しない寝違い 】

~ 自然修復されるまで ~

寝違いが起きると、首の筋肉の突っ張りと首の痛みで、頭を動かせなくなる状態が続きます。

これは、寝違いによって、首の筋肉に微細な傷が広範囲に、そして無数にできてしまうと、これらが自然修復される迄に、時間がかかる為です。

しかも、首は、絶えず頭を支えながら、動かす役割がある為に、それによって微細な傷の自然修復が追い付かなくなったり、場合によっては悪化させたりするので、余計に回復の時間がかかります

~ 背中の筋肉がダメージを受けていると ~

更に、寝違いで、背中の筋肉も微細な傷によるダメージを受けていると、ますます回復までの時間がかかります。

背中の筋肉は、首の筋肉とつながっているので、背中の筋肉がダメージを受けていると、首の毛細血管の静脈やリンパ液の流れが悪くなって、首の筋肉の修復を、遅らせてしまう為です。

しかも、毎日のデスクワークで、首や肩の凝り、肩や背中の疲れ、肩甲骨周囲の筋肉痛などがあると、更に回復が遅れるようになります。

~ 湿布薬、痛み止め、首の牽引 ~

この為、医院で処方される湿布薬を貼ったり、痛み止めの薬を服用したりしても、寝違いによる傷の自然修復が追い付かなくなったり、背中の筋肉もダメージを受けていたりすると、なかなか治らなくなります。

また、首の牽引治療を受けて首の筋肉を引っ張っても、寝違いで首の筋肉が硬く固まった状態になっていると、首のコワバリ部分は延ばす事ができないので、柔軟性の回復ができなくなります。

しかも、首の柔軟性を戻す事ができないと、寝違いによって生じた首の骨の並びのズレも解消されないので、首から背中にかけての筋肉のコワバリ状態が続いて、首の内側から背中にかけての響く痛みが、いつまでも続くようになります。

【 当院の、寝違い治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、『寝違い』で、急に筋肉が異常収縮して、痛みを発している状態に対し、ツボ治療とマッサージ治療を使って、症状の改善を行っています。

疲労や緊張などで生じた筋肉由来の痛みを解消するには、痛む箇所を確認して、その箇所の緊張を緩和させて血行を改善し、神経の興奮を抑える事が必要なので、ツボ治療とマッサージ治療が適しているからです

触診とツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、痛みを発しているシコリ箇所を確認し、その箇所をツボ治療とマッサージ治療で筋肉の緊張状態を和らげたり、血液やリンパ液の循環を促したりすると、それにより神経の過敏状態が回復していき、痛みとコワバリを早く解消させる事ができるようになります。

~ 肩や背中の筋肉 ~

更に、寝違いを起こしていると、肩や背中の筋肉も、『寝相の悪さ』『精神的ストレス』『普段の姿勢の悪さ』などで、不自然な負荷が加わり、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きています。

この為、当院では、肩や背中もツボ反応を利用し、血行やリンパの流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の過敏状態を鎮めて、寝違いの回復を高めるようにしています。

特に、肩甲骨まわりにある筋肉は、首と頭を支えている筋肉と連動しているので、肩甲骨まわりにある筋肉の緊張解消と血行の促進によって、首の痛みの回復をかなり早められます。

~ 施術を行う前の治療説明 ~

また、首は、重要な血管や神経がたくさん通っている事と、首の周りの筋肉の一つ一つが薄く、そして小さいので、反応を確かめながら、患部に圧を加えたり、筋肉の柔軟性を回復させたりする事が必要になります。

この為、当院では、患者が、安心して治療が受けられるように、これらの施術を行う前に寝違いの治療の説明を行い、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、首の筋肉の回復を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善を行っている事と、首周りの治療はデリケートな施術が必要になるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者の崩れかかった身体のバランスを整えながら、リラックスして治療を受けられるからです。

~ 寝違い予防 ~

寝違いは、首のコワバリが原因になっているので、首や肩が凝ってきたり、身体に疲れを感じたりしたら、首や肩の柔軟性を回復させ、体調を整える事が大切です。

当院は、寝違いによる痛みを、早期解消と、患者に無理の無い施術を行う為に、ツボ反応を利用しながら、国家資格者による東洋医療系のマッサージ治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

寝ていると、背中や腰の痛みで、眠れない

【(症例)痛み・しびれ 】

江戸時代の読み人知らずで、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』と、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」と詠(うた)っている狂歌があります。

しかし、毎日の疲労や緊張などで背中や腰がコワバッテしまい、血行が悪化すると、神経が刺激されてズキズキ・ジンジンとした痛みが起きてくるので、寝ていると気持ち良いどころか、下側になっている背中や腰が体重で圧迫されて、「痛くて、寝ていられない!」となってしまいます。

このような疲労や緊張などによる痛みは、湿布や張り薬では、痛みを和らげても解消する事ができないので、身体のコワバリ箇所を調べて、悪化している血液やリンパ液の流れを回復させ、神経を刺激する老廃物を排出し、痛みの原因を無くす事が大切です。

【 本来ならば、仰向けが 】

~ 快適に眠れる姿勢 ~

寝ている時に、「身体の負担が少なく、快適に眠れる姿勢」と言われるのが、仰向けの『大の字』姿勢と言われ、イメージ的にも、手足を拡げて寝ている姿勢は、健康的で、気持ちが良さそうに思います。

これは、仰向けになって、手足を広げて『大の字』になって寝ると、体重が身体の広い面で受け止められるので、身体を支える負担が身体全体に分散する為に、身体の筋肉が緩んで、リラックスした状態で寝られるからです。

しかも『大の字』姿勢で寝ると、身体の表面が拡がって体熱が広範囲に放熱されて、身体が自然と休息状態に入るので、眠りに着き易くなる上に、胸や肺が圧迫されないので、呼吸が保たれ、心地良く眠れるメリットがあります。

~ 大の字で寝られる条件 ~

しかし、『大の字』になって、リラックスして気持ちよく寝られるには、“条件”があります

それは、人の身体が、背骨から腰にかけて、前後に、なだらかなS字状の湾曲があるので、仰向けになって寝た時に、下側の背中の出っ張り部分と腰にかかる体重を、柔らかく受け止めて、分散されるように、背中と腰の筋肉の“柔軟性”が保たれている事です。

背中と腰の筋肉の“柔軟性”や“弾力性”があると、『大の字』になって寝た時に、背骨から腰にかけてのS字状の起伏が、ひとりでに伸ばされて、まんべんなく背中と腰の筋肉が布団に接触し、身体全体で体重を受け止められるようになります。

~ 背中や腰などの筋肉がコワバルと ~

しかし、毎日の仕事や家事で、背中や腰を曲げている時間が多かったり、ずうっと同じ姿勢が続いたり、同じ動作や作業を繰り返す事が多かったりすると、背中や腰の筋肉が、どうしてもコワバッタ状態になるので、夜になっても解消しづらくなります。

この状態が、毎日繰り返されて、姿勢を支える背中や腰などの筋肉のコワバリが慢性化し、血行が悪化すると、神経が刺激されてズキズキ・ジンジンとした痛みが起きてきます。

このような状態で仰向けになって『大の字』で寝ると、硬くなっている背中や腰などの“出っ張り部分”に体重がかかってくるので、痛みを発している神経が強く刺激されて、「痛くて、寝ていられない!」となってしまいます。

【 寝る姿勢と痛み 】

~ 仰向け姿勢の痛み ~

背中や腰に、ゴリゴリ感や痛みを感じている時に、仰向けで寝ると、「背中や腰が圧迫されて、ズキズキ痛む」、「首の後ろや背中が、板に張り付けられている感じ」、「背中や腰のコワバリで緊張してしまい、痛くなる」となって、とても寝ていられなくなります。

中でも、肩甲骨の内側は痛みが起き易い箇所なので、仰向けで寝ると肩甲骨が圧迫されて、「ズキズキ」する痛みが強まるようになったり、寝返りをしたりすると、「ピリッ!」と神経が刺激される痛みが起きたりします。

しかも、背中の痛みで、背中の筋肉がコワバルと、胸側の筋肉も緊張してコワバッテくるので、「空気が吸いづらく、息苦しい」となったり、あるいは、背中や胸の痛みや違和感を我慢してジッと寝ているので、「寝ていると、疲労が増す」となったりします。

~ 横向きや、うつ伏せ姿勢の痛み ~

仰向けで寝ていると辛いので、横向き姿勢で寝る事に慣れていない人が横向きになって寝ると、下側の出っ張っている肩や腰によって身体が安定しにくいので、無意識に力が入ったり、リラックスしていられないので、横向きで寝ているのが辛くなったりします。

しかも、下側になった肩や腰に体重がかかるので、痛みに敏感になっている神経が刺激されて、やはり痛みが強く生じます。

この為、仰向けや横向きではなく、うつ伏せになって寝ると、うつ伏せ姿勢に慣れていないと、胸が圧迫されて呼吸がしづらくなったり、腰が反らされる違和感や痛みで苦痛になったりします。

~ 寝る姿勢を変えても ~

この結果、いくら寝る姿勢を変えても、身体にコワバリが生じて痛みを感じる状態になると、ジッと寝ていられなくなります

しかも、ジッと寝ていられなくなると、精神的に緊張してくるので、ますますリラックスできなくなったり、あるいは、寝ている姿勢について神経質になったりして、余計に眠れなくなります。

また、中高年になると、仕事や家庭の責任が増したり、気がかりな事に悩まされたり、睡眠と深い関わりのあるホルモンの分泌量が減少したりするので、それらによって背中や腰のコワバリが増すと、ますます眠りづらくなります。

【 寝返りの制限や、寝違いも 】

~ 寝返りがしづらくなると ~

更に、背中や腰の筋肉がコワバルと、寝返りがしづらくなるので、これも、グッスリとした眠りができなくなる原因になります。

睡眠中は、同じ寝姿が続くので、身体の同じ部分が体重によって圧迫され続けないように、無意識のうちに寝返りを一晩に20回から30回ぐらいして、身体を適度にほぐしていますが、背中や腰にコワバリがあると、上半身の回転がしづらくなったり、痛みが起きたりして、寝返りがスムーズに行えなくなるからです

この結果、寝返りがしづらくなって、身体を適度にほぐす事ができなくなると、十分に睡眠時間をとったつもりでも疲れが残ったり、寝ている時に息苦しく感じたり、血行が悪化して身体に痛みが起きたりします。

~ 睡眠が浅くなったり、寝違いを起こしたり ~

また、眠る時に首の筋肉がコワバッタ状態になっていると、首から脳への血行が悪化して眠りが浅くなったり、首に筋肉の柔軟性が無くなって『寝違い』を起こしたりします。

昔から『借金で首が廻らない』と言うように、ストレスや疲労を感じると、首の筋肉の中で『胸鎖乳突筋』と呼ばれる太い筋が、緊張してコワバル性質がある為です。

この為、「精神的なストレス」、「疲労による筋肉の緊張」などが続いて、首の筋肉がコワバッタまま“寝込んで”しまうと、寝不足のように身体をリセットする働きが落ちたり、寝ている間に肩こりが生じたりします。

~ 身体の柔軟性と血行の回復の重要性 ~

このような身体のコワバリを吸収して、眠り易くなるように、抵抗感が無く・寝心地が良い“枕”とか、身体にフィットし・寝返りし易い“マットレス”などが、紹介されています。

しかし、疲労や緊張で身体がコワバッテいると、身体の神経が敏感になっているので、寝具を換えてみても、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』という、江戸時代の読み人知らずの狂歌通りにはいきせん。

この為、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」という状態にするには、やはり、背中や腰の筋肉の柔軟性を回復させて、悪化している血液やリンパ液の流れを取り戻し、神経を刺激する老廃物を排出して、痛みの原因を無くす事が必要です。

【 当院の、安眠の為のマッサージ 】

~ コワバッテいる筋肉をほぐすと ~

当院は、身体の疲労や緊張を解消させて、リラックスして眠れるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、体調の回復や改善を行っています

滞っている血行を回復させて、コワバッテいる筋肉をほぐすと、疲労や緊張で張り詰めている筋肉の柔軟性が回復し、更に、敏感になっている神経を和らげるので、眠り易くなるからです

また、血行が改善し、全身の血液循環がスムーズになるので、眠る時に、身体の表面から体熱が放熱し易くなって、身体が緩んだ感じになり、気持ちが安らいで、身体が休息状態になり、眠りにつき易くなります。

~ 身体のコリや痛み ~

特に、疲労や緊張が増して、身体のコワバリやコリで痛みが生じていると、神経が敏感になって眠りを妨げるので、当院はツボ治療を行って、コリや痛みの解消を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、コリで痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、疲労や緊張によって生じたツボの位置を確認して、ツボ治療を行うと、スムーズに緊張がほぐれて、敏感になっている神経の興奮が鎮まります。

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、ツボ治療をマッサージ治療の中に組み合わせて行っているので、ツボ治療の抵抗感や緊張感がほとんどありません。

また、マッサージ治療とツボ治療の相互作用によって、効果的に、筋肉の働きや血行が改善されるので、老廃物の排出が進んで神経の興奮が鎮まり、痛みの改善や筋肉のコワバリが解消され易くなります。

特に、「眠りたいのに眠れない」、「グッスリ眠りたいのに眠れない」などで悩んでいる方は、体調を回復させておくコンデショニングが必要なので、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消しておくと効果的です。

~ 眠りにつき易いコンディション作り ~

身体の疲労や緊張が続いて身体がコワバッテくると、神経が敏感な状態になって、コワバリ感が増したり、痛みが起きたりして、夜になってもリラックスできなくなります。

当院は、ツボ治療とマッサージ治療によって、日頃の溜まった疲労や緊張を回復させ、眠りにつき易いコンディション作りを行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛の予防(薬に頼らない“予兆”の利用)

【(症例)痛み・しびれ 】

片頭痛が起きると、生活に支障をきたすほど、耐えがたい痛みに襲われるので、繰り返す場合には予防する事が大事になりますが、予防薬は、薬を飲むタイミングの問題や、薬の量や回数の制限があるので、頭痛の“予兆”を利用して、体調管理をする事が勧められます。

“予兆”を利用した体調管理が勧められるのは、片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、痛みを引き起こす神経回路が活性化してくるからです。

この為、頭痛の“予兆”が現れたら、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげて、片頭痛を予防したり緩和させたりする『頭痛体操』が勧められていますが、最近の研究で、首の後ろに、片頭痛を引き起こす神経回路上に“反応点”が出現してくる事が分かってきたので、“予兆”時に“反応点”を確認して、活性化している神経回路を和らげて鎮めると、片頭痛の予防や緩和に効果があります。

【 脳の血管の急激な拡張から 】

~ 片頭痛のキッカケ ~

片頭痛は、何かのキッカケで脳の血管が急激に拡張してしまう為に、これによって脈を打つたびに、脳の血管が取り巻いている中枢神経が圧迫されたり、引っ張られたりして、強い刺激を受け、我慢できないようなガンガン・ズキンズキンとした『拍動性の強い痛み』に襲われます

脳の血管が急に拡張するキッカケとして、よく言われるのが、緊張した仕事が続いた後の休日や週末に、ストレスから解放されて心身がリラックスし、血管の緊張が緩んだ時です。

しかし実際には、心身がリラックスした時以外にも、人込みや騒音、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、寝過ぎや寝不足などが、片頭痛を起こすキッカケになったり、また女性の場合、生理や更年期でホルモンバランスが崩れた時に、片頭痛が起きたりします。

~ 脳の神経が敏感になって ~

片頭痛が起きてくると、頭の血管が脈打つたびに、血管が取り巻く脳の中枢神経が圧迫されたり、刺激を受けたりするので、頭の中で、「ズキンズキン」、「ガンガン」する拍動性の強い痛みが、4~72時間、繰り返すようになります。

しかも、強い痛みが繰り返されと、痛みで脳の神経が敏感になってくるので、少し頭の向きを変えたり、身体を動かしたりしただけでも、ますます頭に痛みが増す状態になります。

更に片頭痛への不安や恐れなどで神経が敏感になると、頭痛の兆しが気になったり、「肩こりが辛いな~」と感じたりすると、片頭痛を引き起こす神経回路が活発化して、それがキッカケとなって片頭痛を誘発するようになります。

~ 感覚も異常に敏感に ~

また、片頭痛への不安や恐れなどで脳の神経が敏感になってくると、感覚の感度が増して調整の機能が働かなくってくるので、通常ならば気にならない、光や、音、臭いに、『強い生理的な不快さ』を感じるようになります。

この結果、「顔に風が当たると、辛い痛みを感じる」、「肌に接触するメガネやイヤリングが不快感を起こす」、「髪を結んでいるのが辛く感じる」、「曇り空になると、それに連れて体調が悪くなる」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などが起きます。

しかも『強い生理的な不快さ』から、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、腹痛、などを引き起こしたり、あるいは、『強い生理的な不快さ』を感じないようにする為に、寝込んでしまったりします。

【 片頭痛の予防 】

~ 予防薬 ~

片頭痛が起きると、我慢できないズキンズキンする『強い痛み』に襲われ、仕事や生活に支障をきたしてしまうので、痛み止めの薬(急性期治療薬)が利用されていますが、なかなか片頭痛が解消されない場合や、繰り返す場合には、片頭痛を引き起こさないように予防薬が勧められます。

しかし予防薬は、痛みに敏感になっている脳の神経に作用して、痛みの程度を軽くしたり、片頭痛が起きにくくさせたりする薬なので、これらの作用が現れるまで、少なくても3~6カ月間は、症状が有っても無くても、毎日決まった時間に、予防薬の服用が必要です。

また予防薬は、副作用として眠気が起きるので、女性や小柄な人、あるいは、1種類では効かない為に2種類以上の予防薬を服用する人は、服用する時に注意が必要です。

~ 自律神経の働きを乱して ~

この為、なるべく予防薬に頼らないで、片頭痛を防ぐ為には、体調を保っていう自律神経に、大きな負荷がかからないように、日頃から、不快な疲労やストレスを溜めないようにする事が必要になります

これは自律神経が、脳の血管を含めて、血管を広げたり縮めたりする役割をしているので、疲労やストレスが多くなって自律神経の働きが乱れると、血管のコントロールが崩れて、普段の生活のチョットした無理や疲れから、片頭痛が起き易くなるからです。

この為、できるだけ決まった時間に寝起きして、食事もきちんと取るなど、規則正しい生活を送る事や、休息をとって心身をリラックスさせる、などが必要になります。

~ 天気痛 ~

特に、春や秋など季節の変わり目や、梅雨の時期や台風が多くなる時期は、意識的に気分転換を行ったり、計画的に頭を休めたりして、心身を保つ事が必要です。

心身に不調を感じて神経が敏感になっていると、気圧が変化したり湿度が高くなったりすると、天気の変化が過剰に脳に伝わって血管をコントロールしている自律神経を乱し、これによって脳の太い血管を急激に拡張させて、『天気痛』と言われる頭痛や頭重感が起き易くなるからです。

「気圧」・「気温」・「湿度」の3つは、心身の不快感が増して、頭痛が起き易くなるので、雨が降りそうな日は、上手に気持ちをコントロールして、体調を維持する事が必要です。

【 片頭痛の“予兆”と、独特な肩こり感 】

~ 心身の不調のシグナル ~

片頭痛への不安や恐れなどで神経が敏感になってくると、片頭痛患者の9割近くの人が、頭痛が起きる前に、「何となく頭痛が起こりそう」という“予兆”を感じています

このような片頭痛の“予兆”は、頭痛が起きる数時間前から現れ、早い人では1~2日前に“予兆”を感じる人もいます。

この為、どのような心身の不調のシグナルが、片頭痛の“予兆”なのかを知っておくと、頭痛予防に有力な判断材料になります。

~ 片頭痛の“予兆”例 ~

片頭痛の“予兆”として、次のような症状があります。

・めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
・あくびが多くなる。
・胸が締め付けられる。
・胸がザワザワする感じがする。
・息苦しく感じる。
・冷えを感じる。
・胃の調子が悪い。
・便秘や下痢を繰り返す。
・肩こりや、腰痛が強まる。
・身体がダルイ。
・顔に汗をかく。
・朝、起きた時から疲労感がする。
・気圧が低くなると体調が悪化。
・周りがやけにまぶしく感じる。

~ 独特な肩こり感 ~

中でも、一般的な肩こりと違って、「急に肩こりが強まる」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」など、独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。

これは、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛の前に、首の後ろから肩あたりの神経回路が活性化してくると、片頭痛の“予兆”として、独特な『肩こり感』が起きてくるからです。

実際、片頭痛患者の75%の人が、片頭痛を起こす前に、急に肩や首の周りの筋肉が緊張気味になり、独特な『肩こり感』を実感すると言われています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、片頭痛の予防や緩和の為に、片頭痛の“予兆”が現れた時を利用して、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張をツボ治療とマッサージ治療で和らげて、首や頭部の神経の興奮を鎮める治療を行っています。

これは、昔から東洋医療で、頭痛を和らげるツボとして、首や肩にある「風池(ふうち)」、「天柱(てんちゅう)」、「肩井(けんせい)」などを利用してきましたが、最近の医学の研究でも、首や肩の筋肉に、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が伸びている事から、片頭痛の“反応点”が、首の後ろの髪の生え際に現れる事が分かってきたからです。

しかも、首の後ろの髪の生え際にある“反応点”は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、神経や血管が集まっているツボを利用して“反応点”の周りの筋肉のコワバリを和らげると、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めて、片頭痛の発生を抑えたり、緩和させたりする効果があります。

~ 頭痛体操 ~

頭痛を防ぐ為に紹介されている『頭痛体操』も、頭と首を支えるインナーマッスル(身体の深い位置にある筋肉)をストレッチする事によって、圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげて、頭痛が起きにくくします。

『頭痛体操』で、首や肩の片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めて、自律神経の働きを取り戻すようにすると、頭痛が起きにくくなる効果がありますが、うまく片頭痛の“反応点”近くの筋肉と血行を回復させる事がポイントになります。

当院では、“反応点”の箇所がツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、活性化しているツボ(“反応点”)を確認して、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮の抑制などを行い、片頭痛の予防治療を行っています。

~ 体調回復のマッサージ治療 ~

また片頭痛の予防の為に、当院では、背中のコワバリ解消や、背中の悪化した血行の回復も行っています。

背中の筋肉の柔軟性や弾力性が回復して、血行が改善されると、敏感になっていた神経が和らぎ、片頭痛の独特な『肩こり感』の解消が進んで、頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があるからです。

当院の片頭痛の予防治療は、片頭痛“予兆”時の体調や体質に合わせて、身体の調子(治る力)を上げていく治療なので、頭痛予防として受け入れ易く、更に、身体が安らぐ効果もあります。

~ 片頭痛の神経が活性化する前に ~

片頭痛は、頭痛を引き起こす神経回路が活性化する前に、身体の不調や痛みを解消させて、体調と、敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

当院は、片頭痛の“予兆”時に現れる“反応点(ツボ)”を利用して、ツボ治療を加えたマッサージ治療で、首や肩の疲労やストレスを解消させて、体調を整え、心身がリラックスできるように治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

首や肩の疲労や緊張などで起きる『緊張型頭痛』は、肩の凝りから血行が悪化し、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも、首や肩のコワバッタ筋肉内に、不快な痛みを絶えず発するシコリができると、それによって神経が刺激されるので、チョットした疲労や緊張で『緊張型頭痛』が起き易くなったり、毎日繰り返すようになったります。

このような頭痛を改善するには、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、シコリを解消する事が重要になります。

【 首や肩の筋肉のコワバリから 】

~ 緊張型頭痛 ~

首や肩の緊張で血行が悪化してくると、「後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じになる」、「後頭部を中心にズキズキと痛む」、「頭がギューッと締めつけられるような痛みがする」、などが起きます。

緊張型頭痛』と言い、疲労や緊張などで、首から頭にかけての筋肉のコワバリやコリが強まると、頭に強い圧迫感を伴う痛みを引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

「肩こりは、日本人の国民病」と言われるように、日本人は肩こりが多いので、頭痛のタイプも、肩こりによる『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています。

~ 脳への血行悪化によって ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の筋肉の緊張が強まった事が原因になっているので、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などの肩こり症状が現れます。

そして、筋肉がコワバリが強まって、脳への血行が悪化してくると、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」などの、『緊張型頭痛』の症状に悩まされます。

また、頭痛だけでなく、脳への血行悪化から、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、頭重感や不調感にも悩まされるようになります。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、長時間の同一姿勢、悪い姿勢、不適切な枕、運動不足による筋力低下などから生じた、首や肩の筋肉の疲労や緊張などです。

この代表例が、デスクワークや車の運転などで、毎日、長時間うつむいた姿勢をしていると、夕方や仕事の終わり頃になると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まって、脳への血行が悪くなり、頭痛が起きるケースです。

また、運動不足や加齢で、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、あるいは、毎日使う枕の高さが合わない事で、首や肩周辺の筋肉が緊張したり神経や血管が圧迫されたりすると、やはり、脳への血行が悪くなってくるので、『緊張型頭痛』が起き易くなります。

【 精神的なストレスからも 】

~ 神経圧迫や血流悪化を ~

更に、『緊張型頭痛』の大きな原因として、精神的なストレスの影響があります。

精神的緊張(交感神経系)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して血管が収縮し、血行を悪化させるだけでなく、肩や首の神経が圧迫されて刺激されるので、『緊張型頭痛』が起きてくるからです

また、頭痛を引き起こさなくても、精神的ストレスによって、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」、更に、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされる状態になります。

~ 中高年になると ~

この事から、中高年になると『緊張型頭痛』に悩まされる人が多くなります。

若い時と違って、職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりするので、精神的なストレスをかかえる事が多くなるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、ますます首や肩の筋肉がコワバリ易くなる為に、『緊張型頭痛』が起き易くなります。

~ 自律神経の崩れ ~

また“加齢”が進むと、交感神経の働きはあまり変わらなくても、副交感神経の働きが“加齢”によって低下してくるので、これによっても、中高年になってくると『緊張型頭痛』が起き易くなります。

自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)の働きを保つ事なので、交感神経だけが強く働くアンバランスな状態になると、血行が悪くなって、『緊張型頭痛』が起きてくるからです。

しかも、“加齢”によって自律神経の調子が崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉を緊張させて、余計に『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引いたりします。

【 シコリ解消の重要性 】

~ シコリによる神経の異常興奮 ~

『緊張型頭痛』の原因は、疲労や緊張などによる、首や肩の筋肉のコワバリや、首や背中の血行の悪化なので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和できます。

しかし、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化して、筋肉内に硬いシコリができてしまうと、シコリが毛細血管の血行を遮断して、ズキズキ・ジンジンするような神経の異常興奮を引き起こしてしまうので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります

血行が遮断されて神経の異常興奮が起きると、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするので、市販の頭痛薬では、このような神経の異常興奮を鎮める事ができないからです。

~ シコリが原因で、繰り返される頭痛 ~

更に、コワバッタ首や肩の筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激される為に、チョットしたキッカケで頭痛が起き易い『反復性緊張型頭痛』になったり、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛』になったりします。

また、シコリから、絶えずジンジン・ズキズキする不快感が発せられる為に、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになり、気分の晴れない日が続くようになったりします。

この為、『緊張型頭痛』が繰り返される場合には、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、シコリを解消させる事が重要になります。

~ セルフストレッチ、セルフマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消の為に、ストレッチやマッサージによる解消法が紹介されていますが、首や肩のコワバッタ筋肉内にシコリができて、そこから不快感と共に頭痛が起きている場合は、一般的なセルフストレッチやセルフマッサージでは、頭痛の解消が困難です。

ストレッチやマッサージで、シコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事ができても、肝心のシコリ部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

この場合には、シコリの緊張を緩める為に、触診でシコリの状態を確認し、圧を徐々にかけながら、一方向だけでなく、様々な方向に引き延ばして、シコリの深層部まで、段階的にしっかりと伸ばして、シコリ周囲の血液やリンパ液の流れを促進し、シコリ部分のコワバリを解消させていく事が必要です。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消治療に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています

これは、ツボ(経穴)が、神経や血管が集まっている箇所”なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置は、ほぼ一致しているので、肩や首に「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを確認して、適切な刺激を与えると、焦点を絞って、効果的に『緊張型頭痛』の改善ができます。

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、これらの部分は、東洋医療のツボの「風池」、「天柱」、「肩井(けんせい)」などの位置と重なり合っています。

この事から、当院では、問診とツボ反応を利用し、「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを調べ、そして、それらのツボに刺激を加える事で、コワバリや凝り固まっているシコリを和らげて、血流の回復処置を行っています。

これにより、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出して、刺激に敏感になっている神経を元の状態に回復させ、痛みを和らげて、頭痛を解消させるようにしています。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張が、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させる原因になるので、当院はマッサージ治療で、肩甲骨の動きの回復を含めて、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善させています。

マッサージ治療は、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④筋肉の疲労回復、⑤痛みを改善させる、などの作用があるからです。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた自律神経の働きを取り戻し、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善になります。

~ シコリを確認して解消させる重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると、血行が悪化して痛みを抑えられなくなり、頭痛や不快感が繰り返すようになるので、筋肉内のシコリを確認して解消させる事が、治療のポイントになります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリの解消を行い、それにより敏感になっている神経を和らげて回復させて、『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、絶えず姿勢を保つ働きをしているので、毎日、同じ動作を繰り返したり、同じ姿勢を続けたりして、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張が積み重なってくると、いつの間にか、過労状態になる事があります。

この結果、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起き、更に回復力が追い付かなくなると、痛みが強まったり、長引いたります。

しかも、これら痛みで身体の神経が敏感になって、チョットした事でも疲労を感じ易くなったり、「体調の不調」や「姿勢の悪化」などに悩まされたりするので、毎日の生活に支障が生じる前に、姿勢を保つ筋肉の痛みを解消させて、元の健康な状態に戻す事が大切です。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張による過労から ~

首・背中・腰・脚などの内部にある“姿勢を保つ筋肉”は、体幹筋(インナーマッスル)とも言われ、身体を動かす時だけでなく、何気なく立っている時や、座っている時も、身体のバランスを保ちながら、絶えず動作がスムーズにできるように働いています。

しかし、毎日の動作や姿勢で“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張が増してくると、血行の悪化や身体にコワバリなどが起きてくるので、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、背スジが伸ばせない」、「身体の調子が悪い」、などを感じるようになります

それと共に、身体の回復力が追い付かなくなってくると、「疼くような痛み」や「不快で鈍(にぶ)い痛み」などが起きてくるので、疲労や緊張による過労で、体調を保つ身体のバランスが崩れて、体調に異常が生じてきた事に気付かされます。

~ 腰の痛み ~

このような“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張で、多くの人が経験するのが、腰からの鈍痛です。

腰からお尻にかけては、姿勢を保ちながら、さまざまな動きができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、腰からお尻にかけての筋肉が、疲労や緊張などで弱ってくると、「疲れやすさ」や「痛み」となって、「鈍い痛み」や「ダルサ感」、「動くと痛みが増す」などが起きてくるからです。

しかも、腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、それによって筋肉の収縮状態が続いたり、収縮が強まったりするので、ますます筋肉内の毛細血管の血流が悪化し、前より痛みを感じたり、痛みが解消しづらくなったりします。

~ 頭痛、肩こり、背部痛 ~

腰は“姿勢を保つ筋肉”の代表と言えるので、ほとんどの人が、このような腰の痛みを経験しますが、首や肩、背中の内部の筋肉も、体幹筋(インナーマッスル)として、姿勢を保つ役割をしているので、毎日の姿勢や動作で、負担がかかり続いたり、弱ったりしてくると、やはり、これら筋肉内から、疼く様な痛みや、不快で鈍(にぶ)い痛みが起きるようになります。

例えば、毎日、立ち仕事や座り仕事が繰り返されて、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、身体全体の運動不足から筋力が弱ったりすると、頭痛、肩こり、背部痛などが起き、「鈍い痛み」や、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」、などに悩まされます。

疲労や緊張が原因になので、「そのうち、 頭痛、肩こり、背部痛は自然に治って、解消するだろう」と思っていると、痛みや不快感で血管の収縮が続いて血流悪化が続く上に、弱っている首や肩、背中の筋肉に、疲労や緊張が続いたり増したりするので、ますます痛みが大きくなったり、“痛みの悪循環”を引き起こして慢性化したりします。

【 姿勢筋の、痛みの特徴 】

~ 場所が捉えどころなく、重苦しい痛み ~

疲労や緊張による、肩や腰、膝などの“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、ハッキリと“場所が捉えどころなく”、そして“重苦しい痛み”に感じられます

ハッキリと“場所が捉えどころなく”感じるのは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と一緒に動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しないからです。

また、“重苦しい痛み”と感じるのは、“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が、疲労や緊張などで血行が悪化してくると、酸素や栄養分の欠乏と、疲労物質が排出されずに溜まってくるために、身体の内部の神経が刺激されて、身体の異常状態を知らせる疼痛が起きてくるからです。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に、強まったり繰り返したりします。

これは、“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠な筋肉なので、ジッとしていても、身体からの負荷を避ける事が難しい上に、毎日の姿勢や動作で、どうしても負荷がかかり続けるからです。

しかも、痛みによって、自律神経を構成している交感神経が優位になると、血管が収縮し血流が悪くなるので、神経が敏感になって、「痛みが増す」、「疼く痛みが気になる」、「痛みが辛く感じる」などが起きる状態になります。

~ 筋肉のコワバリと痛みの拡がり ~

更に、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、次第に関連する筋肉の負荷や緊張が強まって、血行悪化の範囲が拡がり、関連する筋肉のコワバリや痛みが起きます。

“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、“姿勢を保つ筋肉”の筋力が低下したり、弱ったりするので、関連する筋肉に負荷が強まる為です。

この結果、「脚が痛んで長引くと、腰にも影響して調子が悪くなってくる」、「一方の膝をかばっていたら、反対側の膝も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」、などが起きます。

【 姿勢の悪化から、身体の歪みに 】

~ 姿勢の悪化 ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが続くと、“姿勢の悪化”も起きます。

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続くと、「肩が凝って痛む」、「肩甲骨の内側がズキズキする」、「腰にダルサと鈍痛がする」などが起きるので、痛みを避ける姿勢になるからです。

このような姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から“身体の歪み”が生じて、 「左右の肩の高さが違う」、「猫背になった」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」、「骨盤が傾いている」、「背骨が捻じれている」などが起きてきます。

~ 身体の不調も ~

“姿勢の悪化”や“身体の歪み”で、背骨や骨盤の位置がズレたり、傾いたりすると、体調を保つ自律神経に影響を及ぼすので、「何となく身体の調子が悪い」といった、身体に不調を引き起こす原因になります

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりする為に、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されたり、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりするので、体調を保つ自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「身体の調子が、何となく悪い」といった状態になったり、肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどが慢性化したりします。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

更に“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって、神経特有のズキズキ・ジンジンといった痛みが起きてきます。

筋肉のコワバリが慢性化して、血行悪化も慢性化してくるので、神経が敏感になって、強く痛みを感じるようになったり、チョッとした刺激でも、不快さや痛みとなって現れたりするからです。

しかも、痛みによって交感神経の興奮が起きてくるので、これによって、筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒神経が敏感といった、「痛みの悪循環」を引き起こします。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の、体幹筋(インナーマッスル)の痛みなので、湿布や張り薬を使ったり温めたりしても、解消が困難な上に、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりする事も困難です。

しかも、コワバッタ筋肉内に硬いシコリができると、毛細血管の血行が遮断されるので、シコリから絶えず不快な痛みが起き、それによって、周囲の筋肉のコワバリが慢性化するようになります。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、敏感になっている神経を緩和させるようにしています

~ ツボの特徴 ~

当院がツボ治療を利用しているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを確認する事によって、不調解消の治療点になります。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、ツボを利用した治療が“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善に適しています。

~ 気になっているコワバリ解消も ~

また、当院では、患者が気になっている箇所を確認して、停滞している血行やリンパの流れの改善と、それらに伴うコワバリ箇所やシコリの箇所を、同時に解消するようにしています。

患者が気になっている痛みや不快感解消の為に、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、治療を行っています。

これにより、悪くなっている部分の自然回復力を上げるようにしています。

~ セルフケアによる改善の困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、痛みの箇所を自己診断によって特定したり、セルフケアによって改善したりする事が困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首から肩への、痛みを伴う“シビレ”

【(症例)痛み・しびれ 】

何気なく顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首から肩・肩甲骨にかけて、突然、ピリピリ・ジンジンとした痛みとシビレが走り、思わず、首や肩の筋肉が引きつってしまう事があります。

これは、首の筋肉のコワバリが強まっていたり、あるいは、首の筋肉のコワバリで首の骨の神経の通路が狭まっていたりすると、首のチョットした動作で首の神経を圧迫して、強く刺激してしまうからです。

そのままにしていると、頭の荷重や疲労・緊張などで症状が進行し、首から頻繁に痛みとシビレが起きるようになり、動作の制限と共に生活に支障が出てしまうので、大事に至らないうちに、首の筋肉の疲労と過緊張を解消させて、首の筋肉のコワバリを解消する事が必要です。

【 首の筋肉のコワバリ 】

~ 肩こり ~

普段はそれほど気にならなかったのに、上を見上げた時や、重さのある荷物を肩にかけた時に、いきなり、首から肩や、肩甲骨の内側に、強い痛みとシビレが起きる事があります。

これは、首の骨から出ている神経の通路部分が、もともと極めて狭い為に、過労や過緊張などで首や肩の筋肉がコワバルと、ますます神経の通路部分の隙間が無くなってくるので、首を傾けたり、首の筋肉に力が入ったりした時に、筋肉のコワバリが首の神経を圧迫して、刺激してしまうからです

首の筋肉のコワバリが原因なので、首の筋肉のコワバリが慢性化して、強まってくると、次第に首のコワバリ側に、しびれや痛みが起きるようになります。

~ 首の筋肉に負荷になる姿勢や体型 ~

日本人の場合、国民病と言われるほど肩こりが多いので、首から肩への痛みを伴う“シビレ”の原因は、9割近くが肩こりの影響と言われます

しかも、首の筋肉は、薄くて小さい筋肉で構成されているので、体型的に、肥満型、猫背、なで肩などの人は、首の筋肉に負荷がかかり易くなり、やせている人は、首から肩の筋力が弱いので、このような体型の人が、毎日、デスクワークをしている時間が長かったり、姿勢が悪かったりすると、首の筋肉の疲労や緊張が増してコワバリが強まり、首から肩への、痛みを伴う“シビレ”が起き易くなります。

特に、うつむいた姿勢で前かがみになっていたり、PC画面を覗き込む為にストレートネックになっていたりすると、首の筋肉にとって大きな負荷になるので、一層、が起き易い状態になります。

~ ストレスや不安から ~

また、首の筋肉は、昔から『借金で首が回らない』と言われるように、ストレスや不安を強く感じると、首の筋肉の緊張が強まる性質があります。

これは、首を曲げたり回転させたりするのに、『胸鎖乳突筋』と呼ばれる首の太い筋肉が中心になって行っていますが、『胸鎖乳突筋』は他の筋肉と違って、ストレスや不安を強く感じると、コワバル性質があるからです。

この為、仕事や家庭の心配事などで精神的な緊張が強まると、「首を曲げたり回転させたりすると、制限される」とか「喉が圧迫される感じがする」などだけでなく、このような状態が毎日続くと、首のコワバリによって、次第に首の神経を圧迫するようになり、首から肩への痛みを伴う“シビレ”を起こす原因になります。

【 首の骨の変形によって 】

~ 頚椎症(けいついしょう) ~

また、首の骨の変形によって、首から肩への痛みを伴う“しびれ”を起こす事があり、これを『頚椎症』と言います。

『頚椎症』が起きるのは、むち打ち症のような事故の場合もありますが、ほとんどが、加齢による影響、あるいは、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強まったりした事が原因になっています

例えば、加齢による場合は、加齢で、首の関節面のクッション役をしている椎間板の厚みが失われて関節の隙間が狭くなったり、首の骨の一部に小さな棘(とげ)ができたりするので、それらによって首の神経を刺激して、シビレを起こしてしまうからです。

~ 首のコワバリから頚椎症に ~

『頚椎症』が、首の筋肉のコワバリで起きるのは、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強まったりすると、縦に並んだ首の骨が引っ張られて歪みが生じたり、首の骨の関節がズレたりするので、首の骨に変形(頚椎症)が生じて、首の神経を刺激してしまうからです。

そして、首の筋肉のコワバリが増すにつれて、首の骨の変形が進むので、首から肩への痛みを伴う“シビレ”が起き易くなったり、神経が敏感になって、絶えず首に痛みとしびれを感じるようになったりします。

また、首の関節の軟骨も、こすれ合う事が多くなる為に、すり減ったり、滑らかさが失われて凸凹状態になったり、ズレたりするので、首を動かすと、ゴリゴリと音がしたり、ゴツゴツとした動きになったりします。

~ 首の柔軟性や弾力性が保たれていると ~

しかし、加齢によって首の骨の変形(頚椎症)が起きていても、多くの人は、シビレや痛みが現れなかったり、軽い程度であったりします。

これは、年齢が進んでも、首から肩にかけての、筋肉の柔軟性や弾力性が保たれていると、神経の通路部分の隙間のゆとりが維持されるので、首の骨に変形が起きていても、首の神経を圧迫したり、刺激したりする事が無いからです。

しかも、首の筋肉の柔軟性や弾力性が保たれていると、首の関節の軟骨がこすれ合わないので、変形も起きません。

【 病院の保存療法と、ストレッチ 】

~ 整形外科の治療 ~

首から肩への痛みを伴う“シビレ”は、首の筋肉のコワバリを緩めて解消すると、神経への圧迫が無くなり、神経が刺激されなくなるので、整形外科の治療方法は、首の骨に変形があっても、首の筋肉の柔軟性を回復させる『保存療法』が中心になります

この為、首の牽引療法や、温熱・レーザー・低周波などで、首の筋肉の柔軟性を回復させたり、あるいは、生活指導で、頭を後方へ反らして首の神経を刺激しないように注意したりします。

しかし、これらの『保存療法』は、自然回復を待つ治療になるので、どうしても、長期の頸椎カラーの着用や、数か月以上の治療期間が必要になります。

~ 首のストレッチ ~

この為、首の症状を早く回復させる為に、首の筋肉のストレッチが勧められますが、ストレッチで効果を出す為には、“症状への理解”と“繰り返し行う事”が必要です。

“症状への理解”が必要なのは、大雑把でも、首や肩の筋肉の構成と、自分の患部の筋肉の位置が分かっていないと、一生懸命ストレッチを行っても、肝心の治療箇所から“的外れ”になってしまうからです。

また、“繰り返し行う事”が必要なのは、絶えず首が体重の1割ぐらいの重さの頭を支えながら、頭を動かしたり、頭を維持したりするので、繰り返しストレッチを行わないと、コワバッタ筋肉を回復させる効果が、なかなか現れないからです。

~ 肩や背中の柔軟性回復 ~

更に、「首コリがひどい」とか「普段から首がコワバッテいて動かない」場合や、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”が繰り返している」場合には、首のストレッチだけでなく、肩や背中の状態も確認して、筋肉の柔軟性回復を併せて行う事が必要です。

特に、「肩甲骨の内側や脇の下に痛みがある」、「仰向けで寝ていると症状がひどくなる」などがある場合には、背骨の筋肉のコワバリが首に影響している可能性があります。

また、前かがみ姿勢のように、姿勢の悪化によって、首の筋肉の負荷が大きくなっている事があるので、その場合は、背中全体の筋肉の柔軟性や肩関節の動きをチェックして、背中全体のコワバリ箇所を改善する事も必要です。

【 当院の、首のコワバリとシコリの解消治療 】

~ 首のシコリ ~

首から肩への痛みを伴うシビレの改善には、首の筋肉のコワバリ解消だけでなく、首や筋肉のコワバリ内にジーンとしたシビレを感じる“シコリ”が発生している場合は、“シコリ”を確認して解消させる事も必要です。

シコリができると血行が遮断される為に、シコリ内の神経が異常興奮を起こして筋肉の緊張を高めて、首の筋肉のコワバリを強めるので、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”」を引き起こす原因になるからです。

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリ付近の血流を促し、首の柔軟性や弾力性を回復させて、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の改善を行っています

~ ツボの利用 ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

しかも、東洋医療のツボ(経穴)の位置が、筋肉のコワバリやシコリができる箇所と、ほぼ一致し、重なり合っているので、シコリの確認と解消に適しています。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、血管内の溜まった老廃物を押し流し、神経の興奮を和らげ、首の柔軟性や弾力性を回復させると共に、心身のリラックス効果を高めるようにしています。

~ 肩や背中の柔軟性回復も ~

また、身体の疲労や緊張や、姿勢の悪化などによる肩や背中などのコワバリも、首から肩への痛みを伴うシビレを起こす原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療を併用し、肩や背中の筋肉の柔軟性の回復を行っています。

これによる回復効果から、肩こりや腰痛などの痛みを改善させる効果があるだけでなく、「何となく身体の調子が悪い」といった状態も、改善効果が期待できます。

特に40代以降になると、首や肩の筋肉のコワバリから体調の悪化が起き易くなっているので、コワバッタ首や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて体調を取り戻す事が、健康管理に大切です。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みには、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔からの実績があるので、効果だけでなく、安全で安心です。

当院は、安全で安心して治療を受けられるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の柔軟性回復や、神経や血管の圧迫の緩和と解消、骨の並びの歪みの改善などを行い、症状改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などに、ズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで時間に追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、筋肉の内部に“シコリ”ができると、絶えずシコリから発する疼(うず)く痛みに誘発されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起き、その上、長引くようになります。

これらの痛みは、慢性化した疲労や緊張が原因になっているので、シコリと重なり合っているツボを確認して、無理の無い刺激を加えると、ツボに集まっている神経や血管が活性化されて、シコリの解消や症状の改善に効果があります。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を保つ負担が大きくなると、身体の回復力も弱まるので、“疲労感”が強まり、「休んでも疲れがとれない」、「ちょっとした事ですぐに疲れる」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きます。

更に、疲労や緊張で身体のコワバリが増してくると、身体に“不調感”が起き、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」、などに悩まされますます。

これは、筋肉がコワバッテくると、血管が圧迫されて血行が悪化し、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりするので、身体からアラーム信号として、「ダルサ」や「鬱陶しさ」などの“不調感”が起きてくるからです。

~ 筋肉内にシコリができると ~

しかも、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内部に“シコリ”が生じてくると、“疲労感”と“不調感”が一層強まったり、いつまでも続いたりします。

これは、硬いシコリによって、毛細血管の血行が遮断される為に、老廃物によって神経が刺激され続けて、神経が敏感になり、ちょっとした動作や疲労でも、神経の異常興奮が起き易くなるからです

この為、シコリから、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みを感じたり、鬱陶しくて不快な痛みが続いたりするだけでなく、シコリ付近の神経が敏感に反応する為に、シコリ箇所の疲労感やダルサ感が極度に強まったりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このようなシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、多く発生します。

これらの箇所は、身体の重さを受けながら動作をする箇所なので、筋肉のコワバリと血行悪化が起き易くなり、これが繰り返されると、筋肉内に、いつのまにか、筋肉が凝り固まったシコリができてしまうからです。

この為、首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが生じ、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起き、更に、この状態が続くと、慢性の頭痛、肩こり、腰痛となって、悩まされるようになります。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】 

~ 違和感、痛み ~

また、シコリが、首・肩甲骨・腰・股関節などの筋肉内にできると、関節の柔軟な動きが失われて、制限されるので、動作時に“違和感”や“痛み”が起きてきます。

関節に“違和感”が起きる例として、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」、などがあります。

また、“痛み”が生じる例として、「首の筋肉が凝った状態になって、首を動かすと痛む」、「デスクワークをしていると、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「立ち上がる時に、腰がズキズキと痛む」、などがあります。

~ 骨の並びを歪ませる ~

しかも、疲労や緊張で、背骨や腰の骨の近くの筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、“骨の並びを歪ませる”原因になります

シコリは、筋肉が異常に収縮した状態なので、背骨や腰の骨の近くにシコリができると、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張ってしまい、歪ませるからです。

この為、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じて“猫背姿勢”が続いたり、シコリ付近の血液やリンパ液の流れが悪化するので、「背中が重い、ダルイ」、「腰が辛い」、といった状態になったりします。

~ 伸ばすのが難しいシコリ部分 ~

シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、気になる『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』を、元の状態に戻そうとしても困難です。

背中や腰を伸ばしても、シコリ以外の筋肉が伸びるだけで、肝心の背骨や腰のシコリ箇所は、強く凝り固まっているので、伸ばせなくなっているからです。

この為、無理して背中や腰を伸ばすと、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激するので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったり、あるいは、背スジを伸ばす事に対するシコリからの“拒否反応”が起きて、再び繰り返すと、腰や背スジが伸びづらくなったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、気分的に、不快感を引き起こします。

例えば、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激するズキズキとした痛みや、後頭部が締め付けられるような痛みに悩まされるので、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」などが起き、不快さや、鬱陶(うっとう)しさが起きてしまいます。

これは、シコリ内から絶えずズキズキとする痛みが起きると、神経が過敏状態になり、その上、回復力の低下で痛みを抑える力も弱まるので、気分的に、不快感が強まってしまうからです

~ 体調の悪化も ~

しかも、首・肩甲骨・腰・股関節などの内部にシコリができて、不快な痛みが続くと、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「全身がだるい」、「微熱を感じる」などの、体調不調も起きます。

自律神経が、脳から首の中を通って、背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉がコワバッッテ、内部にシコリができると、自律神経を圧迫して体調の不調を引き起こすからです。

特に、首や肩にシコリができると、痛みや不快感から自律神経の働きを乱すと、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」、などが起きます。

~ 気象病、天気痛 ~

また、これらによって、体調を保つ自律視神経が不安定になってくると、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事が起きます。

自律神経の働きが不安定化すると、気温、気圧、湿度などの変化によって、更に自律神経の負荷が大きくなるので、天候の悪化によって、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「興味がわかない」、「鬱(うつ)な気分になる」などの、精神的な不調を引き起こすからです。

この結果、天気が悪くなると、「片頭痛」や「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」、などが起きるので、これらの症状を『気象病』や『天気痛』と言います。

【 当院の、長引く頭痛、肩こり、腰痛の回復治療 】

~ 疲労や緊張などの慢性化による症状に ~

このように疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などを起こしたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを引き起こしたりします。

このような、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、身体のバランスを整える事が必要です。

当院は、このような症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、体調の改善を行っています

~ シコリ箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボには神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、反応が強く現れているツボを確認して治療を行うと、シコリとコワバリの緩和と解消が、比較的に短い時間で、効果的に行えます。

しかも、昔から利用されてきた東洋医療をベースにしたマッサージ治療なので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で治療が受けられます。

~ ツボ治療とマッサージ治療で ~

例えば、身体の異常箇所をチェックする為に、問診と一緒に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認します。

そして、ツボ反応が現れた箇所を中心に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、次第に神経の過敏状態が和らいで、痛みや不快感などが緩和し、解消していくようになります。

確認した患部に、直接、働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行うので、無理が無い上に痛みが少なく、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化には ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、副作用が少なく、安全性の高い治療法なので、疲労や緊張などで慢性化して、なかなか解消しづらい筋肉由来の痛みを改善するのに適しています。

当院は、長引く頭痛、肩こり、腰痛に対して、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消を行い、敏感になっている神経を回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突された事故を思い浮かべますが、これ以外にも、突然、衝撃を受けて、頭が大きく振られ、むち打ち症を起こす事があります。

例えば、自転車の転倒、階段の踏み外し、不意に後ろから押される、尻もち、台からの転落などで、思わず、首がガクンと後ろに曲がって、首の筋肉や靱帯、そして、神経や血管などを傷めた場合です。

むち打ち症を早期に回復するには、事故直後の強い炎症や痛みが引いてきたあたりから、少しずつ、無理のない範囲で、患部の柔軟性や血行を回復させて、敏感になっている神経を和らげる事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用したマッサージ治療を利用すると、首の痛みやコワバリを緩和させるのに効果があります。

【 背中の痛みや、腰の痛みも 】

~ むち打ちによる、首の捻挫 ~

むち打ち症は、身体が外部から強い衝撃を受け、首がむちのようにしなって、急激に引き延ばされて曲がり、内部の神経や靱帯に損傷を受けた症状を言います。

この為、自動車事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、何かのキッカケで転んだり、運動中に倒されたり、脚立や台から落ちたりすると、頭が大きく振られて、むち打ち症を起こす事があります。

首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて引き伸ばされて、首の“捻挫”を起こしているのが70%~80%を占めるので、多くが、病院で『頚椎捻挫』と診断されています

~ 首だけでなく、背中も ~

捻挫を起こすと、筋肉がダメージを受けて、身体を支える事や動作をする事ができなくなるので、むち打ちによる『頚椎捻挫』も、首を動かす事ができなくなり、しかも、チョットでも動かそうとすると、炎症箇所や神経が刺激されて、急に激しい痛みが起きたり、ビーンと張り詰めたような痛みが起きたりします。

更に、背中の筋肉や背骨を支える靱帯も、衝撃を受けた時に、瞬間的に、身体を守る為に強く固まりますが、衝撃に耐えられない為に、無数の微細な断裂が生じ、炎症を引き起こします。

この結果、首だけでなく、背中も、「背中全体の慢性的なコワバリが無くならない」、「背中を丸めても伸ばしても痛い」、「顔を下に向けると背中が痛む」、「息をするだけでも肩甲骨の間が痛い」、「楽な姿勢が見つけられない」、などが起きます。

~ 腰の捻挫も ~

また、事故で衝撃を受けた時に、腰の筋肉が、急激に、過剰に、伸ばされたり、曲がったりして、『“腰椎”捻挫』を起こす事もあります。

特に、運動不足や加齢で、普段から腰を支える筋力が低下していたり、血行不良で筋肉が硬くなっていたりすると、腰の筋肉の弾力性や柔軟性が失われているので『腰椎捻挫』が起き易くなります。

むち打ちによる『“腰椎”捻挫』を起こすと、『ギックリ腰』と同じように、「立ったり座ったりすると、強く痛む」、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」などが起き、痛みが長引きます。

【 筋緊張による血行悪化 】

~ 病院の治療 ~

病院で『頚椎捻挫』と判断されると、事故直後の急性期に、痛みを和らげる為に痛み止めの服用や、首の頭を支える負担を少なくして安定させる為に、頸椎カラーの着用が行われます。

そして、炎症や痛みが強い急性期を過ぎると、回復を早める為に、固まった首の筋肉をほぐしたり、温熱・電気療法を行って血行を促したりする治療が始まります。

また、ダメージを受けた筋肉の働きを取り戻す為に、事故後3日~1週間のうちに、早めにリハビリやストレッチなどを行います。

~ 筋肉が収縮したままになると ~

このような治療法で、ほとんどの痛みは、1~3ヵ月経過すると治っていきますが、治療を続けたにもかかわらず、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、増したりする事があります

これは、首の筋肉や靭帯など“炎症”による痛みが落ち着いてきても、筋肉が硬くギューッと縮んで、血管を伸ばしたり縮んだりする働きができなくなると、慢性的に血行が悪化し、それによって痛みが生じ続ける為です。

更に、血行の悪化によって、筋肉内に酸素が供給されづらくなって、不要な老廃物が溜まるので、不快感や違和感に悩まされたり、身体の働きが低下して体調が悪化したりします。

~ 痛みの悪循環 ~

しかも、筋肉が収縮した状態が続くと、『痛みの悪循環』を起こす事があります。

筋肉が収縮したままなので、血行が悪化して痛みが生じ、その痛みによって神経が刺激されて、筋肉や血管の緊張が強まるというサイクルが繰り返されるからです。

この状態になると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛みがする」とか、あるいは、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛みがする」、などが起きます。

【 首の中の自律神経 】

~ 症状が、後になってから ~

また、むち打ち症は、事故後、しばらくの間、ほとんど症状が現れなかったにもかかわらず、予想もしていなかった症状が、後になってから現れる事があります

例えば、事故後しばらくして経過してから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「首から肩に、神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」などが起きたり、あるいは、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が現れたりします。

更に、事故で受けたダメージとは直接関係のないような腕や膝などに、痛みやシビレなどが起きたり、気候の変わり目や天気が悪化してくると、ズキズキと疼(うず)くような痛みが起きたり、今まで無かった身体の不調が起きたりする事もあります。

~ 自律神経の障害 ~

これらは、むち打ちによる衝撃で、首の筋肉や血管が不安定になると、首の中を通っている自律神経の働きが乱れ、体調を保つ事ができなくなった為と考えられています。

自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経が障害を受けると、自律神経に大きな負荷がかかったり、それによって自律神経の働きに支障が現れたりするからです。

この結果、首が痛みに敏感になる事や、吐き気やめまいなどの体調不良、精神的な不安定、身体の異変などの、様々な症状が現れるようになります。

~ 首の筋肉の特徴 ~

特に、首の筋肉の特徴として、疲労や緊張が続いたり、ストレスが感じたりすると、「借金で首が廻らない」という表現があるように、首を支える筋肉が過度に緊張して固くなる性質があります。

この為、首凝りの酷い人やストレートネックの人も、程度は違っても、首の中の自律神経に影響を与えて、身体に不調が起きてくるので、チョッとしたキッカケで、体調が悪化し易くなります。

しかし、むち打ちによる『頚椎捻挫』の場合、これらの症状が強く現れても、むち打ちによる自律神経の異常についての診断は、画像による診断が難しいので、本人からの訴えから判断するしかありません。

【 当院の、むち打ち治療 】

~ むち打ち症の回復治療に ~

現在、車両事故でむち打ち症を発症した場合に、症状の早期改善の為に、賠償保険によるマッサージ治療が適用されるようになっています

これは、『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善には、昔からマッサージ治療の効果が認められており、この効果から、むち打ち症の回復治療に、広く利用されている為です。

特に、炎症や痛みが強い“急性期”を過ぎた後に、患部の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が重要なので、この時期の症状の回復に、筋肉の回復治療を行っているマッサージ治療が利用されています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復、血行の改善、神経の過敏解消などを行い、むち打ち症の回復治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「関節の可動域を広める」だけでなく、むち打ち症の改善に不可欠な、「筋肉の疲労回復」、「神経の興奮を抑制する」、「痛みを改善させる」、などに効果があるからです。

これらの治療を、当院は、マッサージ治療の国家資格者が行っています。

~ ツボ反応の利用 ~

更に、むち打ち症を効果的に改善させる為に、当院ではツボ反応を利用して、治療を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです。

ツボ反応を利用して筋肉をほぐし、血流を改善していくと、これにより痛みを緩和する効果が期待できるだけでなく、首の中の自律神経の回復にもなるので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの不快症状が改善されてくる効果があります。

~ 身体のコワバリや血行悪化の改善に ~

むち打ち症で『痛みの悪循環』を起こさない為には、治療でリハビリやストレッチなどが始まったら、本人の身体に感じる違和感を確認しながら、身体の筋肉のコワバリ箇所を回復させたり、血行の悪化箇所を解消させたりして、体調を整え、首や背中の敏感になっている神経を鎮めるケアが必要です。

当院は、病院の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安全に安心して、体調の改善を含めて、むち打ち症の改善を行えるようにしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の膝の痛みの回復には、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症には、すり減った膝の軟骨を回復させる根本的な治療法がありませんが、初期や中期頃ならば、膝に負担をかけないような注意と、リハビリで膝の筋力を回復させて膝の動きを安定化させると、痛みが改善され、かなり日常動作ができるようになります。

しかし、中高年になると、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調などで、身体が動かしづらくなっていたり、リハビリの為の時間の確保や意欲の維持が難しくなったりします。

この為、中高年の変形性膝関節症には、『身体のコンディショニング』を含めて、マッサージ治療を利用して、弱っている腰や脚の筋肉の弾力性や柔軟性の回復と、低下している血行の改善を行うと、膝の動きの安定化向上と、体調の不調解消に効果があります。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

~ 変形性膝関節症の初期症状 ~

膝の軟骨に異常が生じる『変形性膝関節症』の前に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くキッカケとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに感じる、膝のギクシャクとした違和感や痛みがあります。

これらは、膝周辺の筋肉が弱ったり、姿勢の悪化や体重の増加などで膝にかかる負担が大きくなったりすると、身体を動かした時に膝関節が不安定になったり、膝の筋肉のコワバリと血行の悪化で神経が刺激されたりして、膝に痛み(動作時痛)が起きてくるからです。

しかし、これらの違和感や痛みは、身体を動かしているうちに、筋肉の働きが活発化して血行が良くなる為に、一時的な痛みで終わるので、気になっても、「大丈夫だろう」と見過ごしたり、「歳や運動不足の影響」にしたりして、“変形性膝関節症の初期症状”と、気付かない事が多くなっています。

~ 中高年になると ~

しかし膝に、そのままにしていると、膝の筋力の低下や、膝にかかる負担の増加が原因になっているので、膝のコワバリと血行が悪化したり、慢性化したりして、だんだんと一時的な膝の痛みで済まなくなり、繰り返すようになります。

特に中高年になると、加齢や運動不足で身体を支えている腰や脚の筋肉が弱ったり、体重の増加や姿勢悪化などで膝の筋肉に大きな負担がかかったりするので、膝の筋肉のコワバリと血行悪化が進むようになります。

この結果、膝の神経が痛みに敏感になってきたり、筋肉内に炎症が起きたりしてくると、チョッとした動作でも膝に痛みを感じたり、少し歩いただけでも膝に痛みが起きたりします。

~ 身体からのアラーム ~

しかも、膝の痛みが繰り返し起きてくると、膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くさせたり、立つ事や歩く事を避けるようになったりします。

この結果、脚や腰の筋力が弱って、立つ時や歩く時に、膝の骨の関節部分をシッカリと支える事が出来なくなってくると、膝関節の上下の軟骨が部分的に接触するようになってくるので、軟骨の表面が傷ついたり、すり減ったりして、本格的な変形性膝関節症に移っていきます。

このように、「膝の状態がおかしい…?」と気付く、膝のギクシャクとした痛みや違和感は、本格的な『変形性膝関節症』になる前の、膝の筋肉のコワバリと筋肉内の血行の悪化による痛みなので、身体からのアラームと言えます

【 リハビリの目的 】

~ 腰や脚の筋力をつけて ~

変形性膝関節症は、『最初から、膝の軟骨に異常(すり減り)は起きていない』ので、痛みが起こらないようにするには、腰や脚の筋力をつけて、膝の動きを安定させる事が、一番、重要です。

この為、変形性膝関節症の初期や中期は、腰や脚の筋力をつけて、膝の動きを安定させる事を目的にしてリハビリを行い、症状の進行の防止や改善(緩和)を行います。

これによって、太ももから膝にかけての筋肉の筋力がついてくると、膝の動きが安定し、それによって神経が刺激される事が無くなってくるので、膝の痛みが減少し、日常動作ができるようになります。

~ 膝のリハビリに、体力が必要に ~

しかし、実際に膝のリハビリを行うと、中高年にとって、思っている以上に体力が必要とする事に気付かされます

例えば、太ももや膝周囲の筋力をつける為に、仰向けになって、膝を伸ばした状態で脚を挙げる運動がありますが、この運動を何度も繰り返して行うには、かなりの腰の筋力や腹筋を使って、脚の動きをコントロールする力が必要です。

また、脚を挙げる運動を繰り返す間は、姿勢を支える為に、股関節・お尻・背中などにも、かなり筋力が必要になります。

~ セルフトレーニングのリハビリ ~

しかも、リハビリ効果が現れるまで、トレーニングを毎日繰り返す事と、トレーニング期間をかなり必要とします。

この為、「身体を動かしたくても、思うように動けない」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じる事が多くなってくると、リハビリの基本は、痛みや症状に合わせて行うセルフトレーニングなので、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思いがちになります。

この結果、ヤル気や気力を継続させるのが難しくなると、リハビリの運動回数が減ったり、ほどほどの程度になったり、あるいは継続しても形式的な運動になったりすると、ますます効果が現れにくくなってしまいます。

【 中高年になると 】

~ 筋力低下、動きづらさ、姿勢維持筋の低下 ~

しかも、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カの低下や、姿勢を支える力の低下、体重(体脂肪)の増加による動きづらさなどが起きているので、リハビリをする時に思うように身体が動きません。

この為、リハビリの動作を繰り返して、リハビリの運動に慣れる事が必要です。

この結果、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、中高年になると、一般的に、早くても訓練を始めてから、2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われ、リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになります

~ 体調の不調も ~

また、中高年になると、リハビリをする上で問題になるのが、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「腰が痛む」、「何となく身体の調子が悪い」などの、体調の不調です。

中高年になると、筋力が弱ってくる事や運動機能の低下だけでなく、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起き易くなるからです。

この結果、体調の不調があると、リハビリによる膝の機能改善が見込まれていても、続ける事が難しくなってしまいます。

~ 仕事や家庭に追われて ~

更に、中高年になると、仕事や家庭に追われる事が多くなるので、まとまった時間が必要になるリハビリを、定期的に、毎回繰り返すスケジュール管理が必要です。

また、リハビリをしていても、仕事や家事などが気になっていると、それに気を取られがちです。

このような状態になると、『リハビリで大事な事は、続けていく気力とヤル気』と分かっていても、「面倒くさくなる」とか、「いったん中断すると、モチベーションが下がって続かない」となりがちです。

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

~ 身体のコンディショニングを加えて ~

膝の痛みに加えて、身体に不調があったり、筋力低下が起きていたりすると、更に膝の状態を悪化させる原因になるので、中高年の膝のリハビリには『身体のコンディショニング』を加えて、的を絞って効率的に、そして、体調の不調を解消して、身体の調子(治る力)を上げていく事が大切です

この為、当院では、『膝の動きを良くする対策』として、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています。

これによって、身体の「何となく身体の調子が悪い」といった状態が改善されて、身体の調子(治る力)が良くなると、膝の筋肉のコワバリや血行悪化に対して、回復効果を高めます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療で ~

また当院では、変形性膝関節症の初期は、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階なので、ツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、血行の悪化箇所を確認して、改善治療を行っています。

これらの箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているので、治療期間の短縮に効果があるからです。

この為、当院では、ツボ反応を利用しながら、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、膝を含めて下半身のコワバリを解消して、筋肉内の血行を改善する事で、膝の動作時の神経からの痛みを和らげ、膝の筋肉の働きを回復させています。

~ ツボ治療を加えて ~

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。

この為、当院では『身体のコンディショニング』として、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。

腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

~ 体調の改善も ~

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調も影響しているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、中高年の膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークでの座りっぱなしや、長時間の立ち仕事やランニングなどで、股関節に大きな負荷がかかり続けると、お尻の奥の筋肉の緊張が強まり、内部を通っている坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後面にジンジンとしびれるような痛みが起きてくる事があります。

しかし、痛み止めの湿布を貼ったり、お尻のストレッチをしたりしても、坐骨神経を圧迫している筋肉が、お尻の奥にある事と、お尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらいので、お尻からのシビレを伴った痛みの解消が困難です。

このような、疲労や緊張などの慢性化によって生じた、骨格周囲の筋肉のコワバリ解消には、神経や血管が集まっているツボを利用して、マッサージ治療で筋肉の疲労や緊張を和らげると、お尻の奥の筋肉のコワバリと血行悪化が解消され、敏感になっている坐骨神経を改善する効果があります。

【 梨状筋症候群 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れを感じる事はあっても、お尻に、「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、お尻の筋肉は、いろいろな動作をしたり、様々な姿勢をしたりする身体を、絶えず安定的に支える為に、何層も分厚い筋肉が重なっているので、多少の疲労や緊張があっても、我慢強く頑張りながら、支えているからです。

この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻に違和感や疲労感が起きる事がほとんど無いので、お尻の筋肉が疲労したり緊張したりしても、なかなか自覚されず、気付きません。

~ お尻のコワバリで、坐骨神経を圧迫 ~

しかし、お尻の筋肉の疲労や緊張が増して、柔軟性が無くなってコワバッテくると、下半身に重ダルサや疲労感がしてくるだけでなく、お尻の奥を通っている坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きる事があります

よくあるケースとして、長時間のデスクワークや長距離の運転で座り続けていた場合、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした時、あるいは、肥満や妊娠で体重が急に増えた場合、などです。

これらによって、お尻の筋肉の負荷が増して、コワバッテくると、コワバッタ筋肉が、お尻の奥の坐骨神経を圧迫するので、座っていると、お尻に「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 坐骨神経痛 ~

それでも最初の頃は、お尻に、軽い痛みや疼(うず)きを感じるぐらいで、しばらくすると、痛みが消えたり、湿布薬を貼ると痛みが軽くなったりするので、「たいした事、無いだろう…」と思います。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で疲労が溜まって、身体を支えるお尻の負担が解消しきれなくなってくると、お尻の奥の筋肉の緊張が強まってコワバッタ状態になってくるので、坐骨神経を圧迫して、お尻から痛みやシビレが、何度も起きたり、強まったりします。

このようなお尻の痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫して、しびれや痛みを起こすので、病院の診断名は『梨状筋症候群』と言い、『坐骨神経痛』の中でも『梨状筋症候群』が9割を占めます。

【 坐骨神経の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろに感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と、感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」、といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の痛みの特徴として、腰には異常が無いので、腰には痛みが起きません

お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経を圧迫したのが、原因になっているからです。

また、お尻の筋肉は、絶えず体重がかかる上に、“太く”“大きい”筋肉が集まっているので、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉のコワバリの解消に日数がかかるために、お尻のシビレと痛みを繰り返すようになります。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

しかし、お尻のシビレと痛みを繰り返す状態になっても、『梨状筋症候群』は、筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診てもらっても、診断がつきづらい事があります。

レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張状態と、それによる坐骨神経の圧迫状態が判断しづらいからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、有力な判断材料になります。

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

梨状筋症候群は、お尻の筋肉の負担が大きくなった事が原因なので、毎日、長時間の座位や立位をしていると、起き易くなります

更に、中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化していたりすると、身体を支えるお尻の筋肉に負担が増すので、余計に『梨状筋症候群』が起き易くなります。

しかし、若い人でも、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、上半身を、お尻の筋肉で支える姿勢を続けていると、坐骨神経の圧迫を強める為に、お尻のシビレと痛みが起き易くなります。

~ 運動不足の人 ~

また、いつも運動不足の人が、運動不足解消の為に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、やはり、お尻の筋肉が過緊張状態になるので、『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

あるいは、普段では行わない中腰姿勢になって動作をしたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返したりすると、やはり、股関節に大きな負荷がかかるので、お尻の筋肉の過緊張を起こします。

しかも、普段の運動不足の為に、お尻の筋肉の働きが弱っていると、症状の回復が遅くなり、痛みや違和感が長引きます。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になってくるので、やはり、お尻に痛みが起き易くなります。

あるいは、腰痛を感じていなくても、太っている人や妊娠中の妊婦さんは、股関節や腰回りに絶えず体重がかかるので、急に立ち上がった時や、気温が下がった時などに、痛みが起き易くなります。

~ 精神的な緊張 ~

しかも、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、お尻の痛みの頻度が増したり、強まったりします。

血管が収縮して身体の血行が悪化する為に、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感な状態になるからです。

この為、PCを使う事で緊張が続いたり、仕事や人間関係などによる心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 当院の、お尻の筋肉の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす梨状筋は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消して、骨盤周囲の痛みの改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に、昔から利用され、しかも、リハビリ治療で利用されているように、骨格周囲の筋肉のコワバリ解消にも、有効だからです

~ ツボ反応の利用 ~

更に当院では、『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、そこに持続圧やツボ刺激を加えて、治療を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所にある為に、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を見つけ易くしてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が回復し、蓄積した疲労物質が排出されて、敏感になっていた坐骨神経が回復していき、お尻からの痛みや違和感が解消される効果があります。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また、『梨状筋症候群』が起きていると、腰や脚の筋肉も、疲労や緊張した状態になっているので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に、大きな負荷をかける要因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の可動域の回復を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が無くなってくるので、治療途中でも、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、しかも、神経から痛みなので、痛み止めがなかなか効きません。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛の原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどは、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症、などの影響による、原因をハッキリ特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』は、痛む程度が大きくなくても、腰の神経が疲労や緊張に敏感になる為に、絶えず腰に鈍(にぶ)い痛みがしてきたり、チョッとした疲労や緊張でも、腰の疲労感や痛みが強まったりするので、仕事や生活に支障をきたすようになります。

『腰痛症』の改善には、疲労や緊張による腰の筋肉のコワバリと血行の悪化を解消するだけでなく、敏感になっている腰の神経を回復させる事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを活用すると、筋肉内の血行を高め、痛みが緩和する効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、原因がはっきりと特定できない『腰痛症』は、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などが大きく影響していると考えられています

このように『腰痛症』は、腰の疲労や緊張などが影響しているので、切り傷・火傷・打撲・骨折などの“身体が傷ついて、突き刺さるような痛み”と違って、その日の体調によって痛みの程度が左右され、痛みが出たり感じ無くなったり、強くなったり弱くなったりします。

この為、体調の悪化で腰の血行が悪くなっていると、座っていても、寝ていても、腰の奥の方から「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“疼くような神経特有の痛み”に悩まされます。

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に疼くような痛みが続くと、これによって、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を強めます。

この結果、腰の筋肉が、骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテくると、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしてくるだけでなく、身体を動かすと、動きづらさを感じたり、筋肉のコワバリが引き延ばされたりして、腰に違和感や痛みが増したりします。

更に、腰の骨や骨盤に張り付いた筋肉のコワバリが強まったり、長引いたりして、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりすると、絶えず不快な違和感や痛みに悩まされたり、腰を動かすと、違和感や痛みが一層強まり、身体に響くような痛みになったりします。

~ 精神的なストレスや不安 ~

また、精神的なストレスや不安などで神経が緊張していると、血行が悪化して痛みや不快感が強まるので、ますます腰が、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」状態になります。

この為、休んでいても、「腰がツライ」という状態になったり、心身のリフレッシュ効果を期待して運動すると、腰の血行が良くなって違和感や痛みが減少しても、しばらくして身体が元の状態に戻ると、腰の違和感や痛みが増したり、不快感が続いたりします。

更に、精神的なストレスや不安によって、身体の神経が敏感になっていると、何かのキッカケで心のバランスが崩れると、何とか保っていた腰の痛みや不快感が一挙に強まったり、拡がったりします。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 腰痛症のキッカケ ~

『腰痛症』が起きたキッカケとして、約8割の人が、長時間のPCやスマホ、車などの使用で、腰の負荷が強まって『腰痛症』が起きたと答えていて、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた事からが『腰痛症』が起き始めたと答えています。

最初の頃は、神経の痛みの調整がうまく働いているので、腰に痛みを感じても、「たいした事ないだろう…」と思ったり、「様子を見よう」と思って、そのままにしていたりしますが、腰の負担が増すにつれて、神経の痛みの調整がつかなくなってくるので、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」、といった状態が起き易くなったり、腰痛が慢性化してきたりします。

これは、腰の筋肉が、無意識のうちに身体を支える役割をしているので、身体をあまり動かさずに立っているだけでも、あるいは、座っているだけでも、身体を支える負担が、ずうっと腰の筋肉にかかり続ける為です。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みがあっても、そのままにしていると、だんだんと筋肉の働きや血行が低下し、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、「痛みが痛みを招く」という状態になります

痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしているうちに、身体の回復力や痛みを抑制する神経が弱まって、痛みを抑える働きがうまく働かなくなるからです。

しかも、痛み止めの為に薬を利用しても、身体の痛みを抑える働きがうまく働かなくなっている為に、なかなか効かなくなります。

~ 自律神経への影響 ~

腰の痛みで悩まされると、自然と、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化してきたり、凝り、張り、ダルサなどの不快感が慢性化してきたりします。

しかも、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、自律神経の身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が低下して、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まります。

この結果、血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 湿布や痛み止め ~

腰痛の中で『腰痛症』が85%近くを占め、原因として考えられているのが、日常動作の「歩く」、「座る」、「作業をする」などで、腰の筋肉に負担がかかり続けた為とされています。

しかし、腰の疲労や緊張による、筋肉のコワバリ、血行悪化、そして、それらの影響による身体の冷えなどは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、腰の異常を確認する事ができません。

また、痛みを和らげる為に湿布や痛み止めは、痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮める働きが無いので、結果として、腰の痛みを長引かせる事になります。

~ 押圧を使った触診 ~

このような、筋肉の痛みと、筋肉の状態を確認するには、骨盤や腰への触診が、実情に合い、有効な診断方法です。

『腰痛症』は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると、筋肉のコワバリや痛みとなって現れるからです。

この為、軽く押圧し、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を触診すると、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます

~ 治療にも、押圧を使った触診が ~

また、診断だけでなく、『腰痛症』を治療する場合にも、軽く押圧する触診が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、軽く押圧する触診で、患部の場所や程度が確認できると、治療箇所がハッキリするので、治療する時に、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させ、血流を改善させる事ができるからです。

患者側も、“ズーン”とした圧痛感が得られるので、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と治療に納得でき、更に、気が付かなかった患部も、触診で確認してくれるので、治療に信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適している為です。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。