痛み・しびれ

片頭痛の予防(薬に頼らない“予兆”の利用)

【(症例)痛み・しびれ 】

生活に支障をきたすほどの痛みに襲われる片頭痛は、予防が重要になりますが、予防に薬を使用すると、薬を飲むタイミングの問題や、薬の量や回数の制限があるので、頭痛の“予兆”に気付いたら、体調を整えて、頭痛を起きにくくする方法が勧められています。

これは、片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、痛みを引き起こす“神経回路が活性化”してくるので、この事を利用して、頭痛の“予兆”に気付いたら、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を緩和すると、神経回路の活性化を和らげる事ができるからです。

『頭痛体操』は、この効果を目的に紹介されていますが、最近の研究で、片頭痛の“予兆”が現れると、首の後ろに、片頭痛を引き起こす神経回路上に“反応点”が出現してくる事が分かってきたので、“予兆”が現れたら“反応点”を確認して、活性化している神経回路を和らげると、片頭痛の予防や緩和と体調の改善に効果があります。

【 脳の血管の急激な拡張から 】

~ 片頭痛のキッカケ ~

片頭痛は、何かのキッカケで脳の血管が急激に拡張し、それによって、動脈が脈打つごとに、血管周りに張り巡らされた中枢神経が圧迫されたり引っ張られたりするので、頭の中で、拍動性のガンガン・ズキンズキンする我慢できない痛みになります

脳の血管が急に拡張するタイミングとして、よく言われるのが、緊張した仕事が続いた後の週末や休日などの、ストレスから解放されて心身がリラックスした時です。

しかし、心身がリラックスした時以外にも、人込みや騒音、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、寝過ぎや寝不足などが、片頭痛が起きるキッカケになったり、また女性の場合は、生理や更年期でホルモンバランスが崩れた時も、片頭痛が起きたりします。

~ 脳の神経が敏感になって ~

そして、脳の血管が急激に拡張すると、頭の血管が脈打つたびに、血管を取り巻いている脳の中枢神経が圧迫されたり、刺激を受けたりするので、頭の中で、拍動性の「ズキンズキン」、「ガンガン」する強い痛みが、4~72時間、繰り返すようになります。

しかも、強い痛みで、極度に脳の神経が敏感になるので、頭の向きを少し変えたり、身体を動かしたりしただけでも、更に頭の痛みが増すようになります。

また、頭痛だけでなく、体調の悪化で『強い生理的な不快さ』も生じ、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、腹痛などが起き、それらに耐えられなくなって、ジッと寝込んでしまう事もあります。

~ 片頭痛を繰り返すと ~

また、片頭痛を引き起こす神経回路が敏感になると、感覚を調整する機能が働かなくなってくるので、通常ならば気にならない光や、音、臭いに、『強い生理的な不快さ』を感じる状態になります。

この結果、「顔に風が当たると、辛い痛みを感じる」、「肌に接触するメガネやイヤリングが不快感を起こす」、「髪を結んでいるのが辛く感じる」、「曇り空になると、それに連れて体調が悪くなる」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などが起きます。

これらによって、敏感化した片頭痛を引き起こす神経回路が刺激され続けるので、片頭痛を長引かせます。

【 片頭痛の予防 】

~ 予防薬 ~

片頭痛が起きると、我慢できない『強い痛み』に襲われて、仕事や生活に支障をきたしてしまうので、繰り返す場合は、予防薬が利用されています。

しかし予防薬は、痛みに敏感になっている脳の神経に作用して、痛みの感覚を軽くしたり、片頭痛が起きにくくさせたりする薬なので、片頭痛の症状が有っても無くても、少なくても3~6カ月間は、毎日決まった時間に、予防薬を飲み続ける事が必要です。

また、片頭痛の予防薬は、副作用として眠気が起きるので、女性や小柄な人、あるいは、1種類では効かない為に2種類以上の予防薬を服用する人は、服用するのに注意が必要になります。

~ 予防薬に頼らない為に ~

この為、なるべく薬に頼らないで、片頭痛を予防するには、日頃から不快な疲労やストレスを溜めないように、体調を保つ自律神経に、大きな負荷がかからないようにする事が重要です

疲労やストレスが多くなって自律神経に大きな負荷がかかると、自律神経の働きが乱れて血管のコントロールが失われて、生活のチョットした無理や疲れから脳の血管が急激に拡張し、片頭痛が起き易くなるからです。

この為、自律神経に大きな負荷がかからないように、できるだけ決まった時に寝起きして、食事をきちんと取るなどの規則正しい生活をする事や、休息をとって心身をリラックスさせる、などが重要になります。

~ 気圧・気温・湿度 ~

また、片頭痛の不安を感じている場合は、春や秋など季節の変わり目や、梅雨や台風が多くなる時期に、意識的に気分転換を行ったり、計画的に頭を休めたりして、心身の安定を保つ事が必要です。

天気の変化の中で、「気圧」・「気温」・「湿度」は、心身の不快感を増したり、身体に負荷をかけたりして、自律神経を乱し易くなるからです。

この為、片頭痛に悩まされている人は、気圧が変化したり、湿度が高くなったりすると、天気の変化が過剰に脳に伝わって自律神経を乱し、脳の血管を急激に拡張させて、片頭痛が起き易くなるので、このような天候の時には、上手に気持ちをコントロールして、体調を維持する事が必要です。

【 片頭痛の“予兆”と、独特な肩こり感 】

~ 片頭痛のサイン ~

片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいになると、頭痛を引き起こす神経回路が活性化してくるので、「何となく頭痛が起こりそう」といった“予兆”を、9割近くの人が感じています。

この為、この“予兆”が、片頭痛を予防する重要なサインになります。

“予兆”に気付いたら、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげると、神経回路の活性化を鎮める作用があるので、頭痛を起きにくくする事ができるからです。

~ 片頭痛の“予兆”例 ~

片頭痛の“予兆”として、次のような症状があります。

・めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
・あくびが多くなる。
・胸が締め付けられる。
・胸がザワザワする感じがする。
・息苦しく感じる。
・冷えを感じる。
・胃の調子が悪くなる。
・便秘や下痢を繰り返す。
・肩こりや、腰痛が強まる。
・身体がダルクなる。
・顔に汗をかく。
・朝、起きた時から疲労感がする。
・気圧が低くなると体調が悪化する。
・周りがやけにまぶしく感じる。

~ 独特な肩こり感 ~

中でも、「急に肩こりが強まる」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」などの独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。

これは、片頭痛を起こす『三叉神経』の影響を受ける神経が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛が起きる前に、首の後ろから肩あたりの神経が刺激されて、独特な『肩こり感』が起きてくるからです

片頭痛は肩や首の凝りと密接な関連があるので、片頭痛患者の75%の人が、片頭痛を起こす前に、急に肩や首の周りの筋肉が緊張気味になって、通常の肩凝りと違った、独特な『肩こり感』を経験しています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院は、片頭痛の予防や緩和に、片頭痛の“予兆”が現れた時を利用して、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張をツボ治療とマッサージ治療で和らげ、首や頭部の神経を鎮める治療を行っています。

頭痛を和らげるツボとして、昔から、首や肩にある「風池(ふうち)」、「天柱(てんちゅう)」、「肩井(けんせい)」などが利用されてきましたが、最近の研究で、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が首と肩に伸びている事が分かり、更に、片頭痛の“反応点”が、首の後ろの髪の生え際に現れる事も分かったからです。

しかも、首の後ろの髪の生え際に現れる“反応点”は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ同じなので、ツボを利用して“反応点”の周りの筋肉のコワバリを和らげると、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮める作用があるので、片頭痛の発生を緩和させたり、抑えたりする効果があります

~ 頭痛体操 ~

『頭痛体操』も、片頭痛の“予兆”が現れた時を利用して、圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげると、頭痛を起きにくくさせます。

しかし『頭痛体操』で、この効果を発揮するには、頭と首を支えるインナーマッスル(身体の深い位置にある筋肉)を十分にストレッチして、片頭痛の“反応点”近くの筋肉と血行を回復させ、それによって、首や肩の片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮め、自律神経の働きを取り戻す事が必要になります。

当院では、“反応点”の箇所がツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、活性化しているツボ(“反応点”)を確認して、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮の抑制などを行い、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮め、自律神経の働きを取り戻す事をしています。

~ 体調回復のマッサージ治療 ~

また片頭痛の予防の為に、当院では、背中のコワバリ解消や、背中の悪化した血行の回復も行っています。

背中の筋肉の柔軟性や弾力性が回復して、血行が改善されると、敏感になっていた神経が和らいで、頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があるからです。

当院の片頭痛の予防治療は、片頭痛“予兆”時の体調や体質に合わせて、身体の調子(治る力)を上げていく治療なので、頭痛予防として受け入れ易く、更に、体調が回復してくる効果もあります。

~ 片頭痛の神経が活性化する前に ~

片頭痛は、頭痛を引き起こす神経回路が活性化する前に、身体の不調や痛みを解消させて、体調と、敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

当院は、片頭痛の“予兆”時に現れる“反応点(ツボ)”を利用して、ツボ治療を加えたマッサージ治療で、首や肩の疲労やストレスを解消させて、体調を整え、心身がリラックスできるように治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

頭痛の約7割を占める『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張などの血行悪化で、疲労物質が筋肉内に溜まって神経が刺激されたり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

更に、首や肩のコワバッタ筋肉内に筋肉が凝り固まったシコリができると、毛細血管の血行が遮断されて神経が異常に敏感になるので、チョットした疲労や緊張でも『緊張型頭痛』が起きたり、いつまでも長引いたりします。

このような頭痛には、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリを調べて解消する事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して筋肉内の毛細血管の血流を増幅するようにすると、敏感になっている神経が和らぎ、首や肩のコワバリとシコリを弱めるので、頭痛の改善に効果があります。

【 緊張型頭痛 】

~ 肩こり頭痛 ~

首や肩の疲労や緊張で血行が悪くなると、「後頭部を中心にズキズキする痛み」、「頭がボーッとして重たく感じられて痛む」、「頭がギューッと締めつけられるような痛み」、などが起きます。

これを『緊張型頭痛』と言い、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まると頭痛を引き起こすので、『肩こり頭痛』とも言います。

「肩こりは、日本人の国民病」と言うように、日本は肩こりに悩まされる人が多いので、頭痛の中で『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています。

~ 症状の特徴 ~

『緊張型頭痛』のは、首や肩の疲労や緊張が強まった事が影響しているので、それに伴って、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」などの“肩こり症状”を伴っています。

また、首や肩の筋肉のコワバリで血行が悪化するので、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」、「頭が疲労れる」などの“頭重感や不調感”に悩まされます。

そして、首や肩の血行悪化で後頭部の神経が刺激される為に、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」などの頭痛に悩まされます。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』は、頭から肩にかけての筋肉の緊張で“神経を圧迫”する事と、血行悪化で疲労物質が排出されずに筋肉内に溜まり“神経を刺激”する事で生じます

この結果、デスクワークや車の運転などで、長時間うつむいた姿勢をしていると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労や緊張でコリやコワバリが強まって“神経を圧迫”したり、血行が悪化して“神経を刺激”したりするので、頭痛が起き易くなります。

他にも、寝具の枕やマットなどが身体にフィットしないと、首や肩の筋肉が緊張して“神経を圧迫”したり、あるいは、運動不足や加齢などで首や肩などの血行が悪くなると、老廃物の排出が進まなくなって“神経を刺激”したりして、頭痛が起きます。

【 精神的なストレスからも 】

~ 血行の悪化と神経の圧迫 ~

また、精神的なストレスも、『緊張型頭痛』の原因になります。

精神的な緊張(交感神経)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して“神経を圧迫”したり、筋肉の緊張で血管が圧迫されると血行が悪化して“神経を刺激”したりするからです。

更に、精神的ストレスで、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」などの『頭重感』に悩まされたり、耳の奥のリンパ液の流れが悪くなって、「めまい」や「耳鳴り」などに悩まされたりします。

~ 中高年になると ~

この為、中高年になると『緊張型頭痛』や『頭重感』に悩まされる事が多くなります

中高年になると、職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する不安が強まったりしてくるので、これらの精神的ストレスで、肩や首の筋肉のコワバリやコリが増すからです。

また、中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、ますます、首や肩の筋肉のコワバリが強まって、『緊張型頭痛』や『頭重感』が起き易くなります。

~ 自律神経のバランスの崩れ ~

その上、中高年になると、心身を活発にさせる交感神経の働きに大きな変化はありませんが、心身を休める副交感神経の働きが弱くなります。

この結果、相対的に、交感神経が優位になるので、身体の血管が収縮気味になって、血行が悪くなってくるので、『疲れ易さ』と『緊張型頭痛』が起き易くなります。

しかも、自律神経のバランスが崩れた状態になるので、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起き易くなり、首や肩の筋肉を緊張させるので、余計に『緊張型頭痛』や『頭重感』を繰り返すようになり、そして、長引くようになります。

【 シコリ解消の重要性 】

~ コワバリが慢性化すると ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が大きく影響しているので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和したり、解消したりする事ができます。

しかし、疲労や緊張が続いて、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化してくると、神経圧迫や血行の悪化が続いて、神経が敏感になり、神経の“異常な興奮”が起きてくるので、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになったりして、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります。

頭痛の不安から、頭痛薬への依存がエスカレートしていくと、脳内の痛みを調整する働きが働かなくなってくるので、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするようになり、『薬物乱用頭痛』も併発する危険性があります。

~ シコリの発生 ~

また、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化すると、血行悪化が常態化するので、コワバッタ首や肩の筋肉の内部に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができます

“シコリ”が首や肩の筋肉内にできると、皮膚の上から触るとコリコリと感じられるだけでなく、硬い“シコリ”によって血行が遮断される為に、内部からジーンとする不快さを感じます。

“シコリ”による影響は、それだけでなく、首や肩の筋肉内に“シコリ”ができると、毛細血管の血行が遮断されて疲労物質が溜まり、後頭部の神経を刺激するので、チョットしたキッカケで頭痛が起きる『反復性緊張型頭痛』や、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛(頭痛持ち)』の原因になります。

~ ストレッチとマッサージの限界 ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が強まった事が原因になっているので、解消や予防の為に、ストレッチやマッサージが紹介されています。

しかし、首や肩の筋肉にコワバリが慢性化していたり、内部にシコリができていたりすると、ストレッチやマッサージで、これらを解消して、頭痛を回復させる事は困難です。

コワバリやシコリの“周辺の筋肉”を、ストレッチやマッサージで伸ばす事はできても、肝心のコワバリやシコリの部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、凝り固まった筋肉部分をストレッチやマッサージで、伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、敏感になっている神経を和らげ、症状の改善を行っています。

これは、ツボ(経穴)が、“神経や血管の集まっている箇所”なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれる性質があり、更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置が、ほぼ一致しているので、的を絞った症状改善ができます

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、東洋医療のツボの位置と重なり合っている事を利用して、反応が顕在化しているツボを調べて、体調や体質に合わせて刺激を加え、ツボ周辺の血流回復を行っています。

更に、コワバリやシコリの緊張を緩める為に、位置と状態を確認し、一方向だけでなく、様々な方向に徐々に圧迫しながら引き延ばし、コワバリやシコリの深層部まで、段階的にシッカリと伸ばします。

これらによって、コワバリやシコリの血液やリンパ液の流れを増幅させて、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出していくと、刺激に敏感になっている神経が和らぎ、首や肩のコワバリやシコリが縮小し、後頭部の不快な痛みが解消されるようになります。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張も、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させるので、マッサージ治療で、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善し、肩甲骨の動きを回復させています。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた身体の回復力を取り戻してくるので、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善にもなります。

マッサージ治療によって、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などを行うと、「③筋肉の疲労回復」だけでなく、身体の「④神経興奮の抑制」も働き、「⑤痛みを改善させる」効果があるからです。

~ シコリ解消の重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると血行が極度に悪化して、不快感が繰り返すようになり、『反復性緊張型頭痛』や『慢性緊張型頭痛』が起き易くなります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリ付近の血流の増幅と、敏感になっている神経を和らげて、シコリの解消を行い、慢性化している『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、身体を動かす時だけでなく、絶えず姿勢を保つ働きをしているので、座り心地の良い椅子に座っていても、時間が経過すると、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起きます。

しかも、これらの筋肉に疲労が続くと、絶えず姿勢を保つ働きをしているので、疲労回復が追い付かなくなって疲労が溜まったり、痛みを調整する働きが弱って痛みが増したりして神経が敏感になり、チョッとした動作でも疲れやダルサをぶり返したり、「体調不調」や「姿勢の悪化」などを引き起こしたりします。

このような疲労や不調の改善には、姿勢を保つ筋肉に生じた疲労や緊張を解消して、身体の調子(治る力)を回復させる事が必要になるので、身体の“疲労箇所”と“血行の悪化箇所”を確認して回復させる事と、更に、疲労や不調で敏感になっている神経を和らげる事が重要になります。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張から ~

首・背中・腰・脚などの内部で、姿勢を保つ働きをする筋肉は、体幹筋(インナーマッスル)とも言われ、動作をする時だけでなく、何気なく立っている時や、座っている時も、身体のバランスを保ち、動作がスムーズにできるようにしています

しかし、毎日の動作や姿勢で、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張が増すと、血行悪化や筋肉のコワバリが生じて、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、背スジが伸ばせない」、「身体の調子が悪い」などが起きます。

更に、姿勢を保つ筋肉に疲労や緊張が続くと、回復力が追い付かなくなって疲労が慢性してきたり、神経が敏感になって首・背中・腰・脚などに「疼くような痛み」や「不快で鈍(にぶ)い痛み」などが起きたり、疲労を感じると「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きたりします。

~ 腰の痛み ~

“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張の中で、多くの人が悩まされるのが、腰のニブイ痛みです。

腰からお尻にかけては、姿勢を保ちながら、いろいろな動作ができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、疲労や緊張などで筋力が弱ってくると、ジッとしていても腰からお尻にかけて「鈍い痛み」や「ダルサ」を感じ、身体を動かすと「腰に痛みが増す」ようになります。

そして、毎日の動作や姿勢で腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、腰の筋肉の奥までコワバリが強まって、筋肉内の血行を悪化させるので、腰のコワバリ感が増し、ギックリ腰の不安を感じたり、慢性腰痛に悩まされたりします。

~ 首や肩、背中の筋肉 ~

また、首や肩、背中の内部の筋肉も、姿勢を保つ働きをしているので、毎日の姿勢や動作で、負担がかかり続いたり弱ったりすると、これら筋肉内から、やはり、疼くような痛みや、不快な鈍(にぶ)い痛みが起きます。

例えば、毎日、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、加齢や運動不足などで、首や肩、背中の筋肉内の血行が悪くなったりすると、首や肩、背中などの筋肉に、「鈍い痛み」、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」などが起きます。

「そのうち治るだろう…」とか、「寝れば、回復する…」と思って、そのままにしていると、首や肩、背中の筋肉は姿勢を保つ役割をしているので、血行の悪化と神経が刺激される状態が続いて、回復力が低下し、首や肩、背中の筋肉のコワバリ感や痛みが慢性化したり、頭痛、肩こり、背部痛を繰り返したりします。

【 痛みの特徴 】

~ 重苦しい痛み、捉えどころない痛み ~

疲労や緊張による“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、“重苦しい痛み”や“捉えどころの無い痛み”を感じます

“重苦しい痛み”を感じるのは、身体内部の“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が疲労や緊張などで血行が悪化して、酸素や栄養分が欠乏し、疲労物質が排出されずに溜まるので、身体内部の筋肉にコワバリが起き、重くギューっと圧迫されたような疼痛(とうつう)を発生する為です。

また、ハッキリと“場所が捉えどころなく”感じるのは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と一緒に動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しなかったり、拡がったりする為です。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に強まったり、繰り返したりします。

これは“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠になっているので、“姿勢を保つ筋肉”への負荷のかかり方や、“姿勢を保つ筋肉”の状態によって、痛みが変わってくるからです。

更に、痛みによって自律神経の交感神経が活性化してくると、血管が収縮して血流が悪くなるので、神経が刺激されて、「痛みが増す」、「疼く痛みが気になる」、「痛みが辛い」などを感じる状態になります。

~ 関連する筋肉への影響 ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、“姿勢を保つ筋肉”と関連する筋肉も、負荷と緊張が強まります。

これによって、関連する筋肉も血行悪化が拡がり、筋肉のコワバリ箇所が増えたり、痛みを感じる範囲が広くなったりします。

この結果、「脚が痛むと、腰に影響して調子が悪くなってくる」、「一方の膝をかばっていたら、反対側の膝も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」などが起きます。

【 身体の歪みと体調悪化 】

~ 姿勢の悪化から身体の歪みに ~

“姿勢を保つ筋肉”が痛むと、“姿勢の悪化”につながり、“身体の歪み”の原因にもなります

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続くと、「肩が凝って痛む」、「肩甲骨の内側がズキズキする」、「腰にダルサと鈍痛がする」などが起きるので、自然と痛みを避ける姿勢になるからです。

このような姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から“身体の歪み”が生じ、 「左右の肩の高さがアンバランスになる」、「猫背」、「背骨が捻じれている」、「骨盤が傾いている」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」なども起きます。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

しかも“姿勢の悪化”や“身体の歪み”は、ズキズキ・ジンジンといった、神経特有の痛みを起こします。

筋肉のコワバリが慢性化して、血行悪化も慢性化してくるので、神経が敏感に反応するようになり、強く痛みを感じるようになったり、チョッとした刺激でも、不快さや痛みとなったりするからです。

しかも、痛みによって交感神経が活性化するので、痛み⇒筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒痛みといった、「痛みの悪循環」を引き起こします。

~ 身体の不調も ~

更に“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって、背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりするので、身体のバランスが崩れて不調を引き起こします。

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりすると、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりする上に、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されるので、体調を保つ自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「何となく身体の調子が悪い」といった状態だけでなく、肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどの不調を繰り返すようになります。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の体幹筋(インナーマッスル)の痛みなので、湿布や痛み止めを貼ったり、温めたりしても、解消が難しい上に、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりするのが困難です。

しかも、コワバッタ筋肉内に硬いシコリができると、毛細血管の血行が遮断されるので、シコリから絶えず不快な痛みが起き、それによって、周囲の筋肉のコワバリが強まって解消しづらくなります。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、敏感になっている神経を和らげて回復させています

~ ツボの特徴 ~

当院が、マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、重なっているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを調べる事で、不調解消の為の治療点が確認できます。

そして、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善に効果があります。

~ 気になっている箇所の解消も ~

当院では、患者が気になっている箇所も、問診や触診などで確認し、停滞している血行やリンパの流れの改善と、それらに伴うコワバリ箇所やシコリの箇所を、同時に解消しています。

仕事や家事で、身体が疲労状態になると、痛みを抑える働きが弱ったり、回復力が追い付かなくなったりして、痛みや疲れ易さとなって現れ、「何となく身体の調子が悪い」といった症状に悩まされるからです。

この為、患者が気になっている痛みや、不快感の解消の為に、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、身体の調子(治る力)を回復させるようにしています。

~ セルフケアの困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の痛みなので、痛みの箇所を自己診断によって特定したり、セルフケアによって改善したりする事が困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首から肩への、痛みを伴う“シビレ”

【(症例)痛み・しびれ 】

何気なく顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首から肩・肩甲骨にかけて、突然、ピリピリ・ジンジンする痛みとシビレが走って、首や肩が引きつってしまう事があります。

これは、デスクワークや肩こりなどで、首の筋肉のコワバリが強くなったり、あるいは、首の筋肉のコワバリで首の骨の神経の通路が狭まったりすると、首を動かした時に、首の内部の神経を圧迫する事があるからです。

そのままにしていると、首の筋肉のコワバリで、首の痛みとシビレが頻繁に起きたり、首が動かしづらくなったりする上に、頭痛や頭重感、目の疲れ、疲れやすさ、集中力の低下なども、更に悪化してくるので、首に不快な「突っ張り」や「硬さ」、「疲労感」などを感じたら、首の筋肉のコワバリを解消させて、神経が圧迫されないようにする事が大切です。

【 首の筋肉のコワバリ 】

~ 狭い首の神経通路 ~

普段は、首の筋肉にコワバリがあっても、それほど気にならなかったのに、見上げた時や、重さのある荷物を肩にかけた時に、いきなり、首から肩や、肩甲骨の内側に、強い痛みとシビレを引き起こす事があります。

これは、首の関節の隙間を通っている神経の通路が狭いので、首や肩の筋肉が疲労や緊張などでコワバッテくると、首を傾けた時や、首の筋肉に力が入った時に、コワバッタ筋肉が神経を圧迫して刺激するからです。

また、チョッと首を動かすだけでも、首から肩に、不快なシビレと痛みを感じるので、首の動きが制限される状態になります。

~ 肩こりは日本人の国民病 ~

首から肩への痛みを伴う“シビレ”の多くが、首の筋肉のコワバリから引き起こされるので、『肩こりは、日本人の国民病』と言われる日本は、この症状が起き易くなっています。

しかも、毎日、デスクワークをしている時間が長かったり、姿勢が悪かったりすると、首や肩の凝り症状と共に、首の神経を刺激するので、「首からビリビリ・ジンジンする痛みやシビレがする」などの症状に悩まされるようになります。

特に、毎日、うつむいた姿勢で前かがみになっていたり、PC画面を覗き込む為にストレートネックになっていたりすると、首の筋肉は薄くて小さい筋肉で構成されているので、首の筋肉のが強まって、余計に、痛みと“シビレ”が起き易くなります。

~ ストレスや不安から ~

また、首の両横の『胸鎖乳突筋』と言われる太い筋肉は、他の筋肉と違って、ストレスや不安を感じるとコワバル性質があるので、これにより首の神経を圧迫して、首から強い痛みとシビレを引き起こし易くなります。

例えば、仕事や家庭などのストレスや心配事などで悩まされていると、首の筋肉がコワバッテくるので、「喉が圧迫される感じ」とか、『借金で首が回らない』と言われるように「首を曲げづらく、回しづらくなる」などが起きます。

そして、更にストレスや心配事などが続いて首の筋肉のコワバリが強まると、顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首の筋肉のコワバリが首の神経を触れたり、圧迫したりして、首から肩への痛みを伴う“シビレ”を発症するようになります。

【 首の骨の変形によって 】

~ 頚椎症(けいついしょう) ~

首から肩への痛みを伴う“しびれ”は、『頚椎症』と言われる、首の骨の変形によって引き起こす事もあります。

むち打ち症のように、事故が原因となって『頚椎症』が起きる事がありますが、『頚椎症』の一番多くの原因は、やはり、長年の首への負担と加齢です。

例えば、首の関節面のクッション役の椎間板の厚みが失われて、関節の隙間が狭くなったり、骨の代謝で骨が作り替えられる時に変形が生じて、首の骨の一部に小さな棘(とげ)ができたり、そして、首の筋肉のコワバリが続いて、首の骨の関節が狭く(首の骨の変形)なり、神経を圧迫して刺激した為です。

~ 首のコワバリから頚椎症に ~

また、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強くなったりすると、首の関節が引っ張られて“微妙なズレ”が生じるので、首の神経を刺激する事もあります。

そして、首の関節の“微妙なズレ”が大きくなると、それによって絶えず痛みを伴う“シビレ”を感じる状態になったり、首の筋肉のコワバリで首が動かしづらくなったりします。

更に、関節内の軟骨が擦れ合うので、滑らかさが失われたり、すり減って凸凹状態になったりするので、首を動かすと、ゴリゴリ音がしたり、ゴツゴツとした動きになったりします。

~ 首の柔軟性や弾力性が残されていると ~

しかし、加齢や首の筋肉のコワバリなどで、首の骨に変形(頚椎症)が起きていても、シビレや痛みが現れない事があります。

これは、首の骨に変形が起きていても、神経の通路部分の筋肉の柔軟性や弾力性が残っていると、神経の通路に“ゆとり”が維持されるので、首の神経を圧迫する事が無いからです。

また、首の筋肉の柔軟性や弾力性が残っているので、首の動きの制限が少なく、首を動かす時の違和感も生じません。

【 病院の保存療法と、ストレッチ 】

~ 整形外科の治療 ~

首の骨に変形が生じていても、首の筋肉のコワバリを緩めて、神経の通路に“ゆとり”ができると、神経が刺激されなくなり、痛みや“シビレ”を無くす事ができるので、整形外科の治療は、安全性も考えて、首の筋肉の柔軟性を回復させる『保存療法』が中心になります

例えば『保存療法』として、首の牽引療法や、温熱・レーザー・低周波などで、首の筋肉の柔軟性を回復させたり、あるいは、生活指導で、頭を後方へ反らして首の神経を刺激しないように注意したりします。

しかし、この『保存療法』は、コワバッタ首の筋肉が、回復してくるのを待つ治療になるので、どうしても、長期の頸椎カラーの着用や、数か月以上の治療期間が必要になります。

~ 首のストレッチ ~

この為、首の症状を早く回復させる為に、首の筋肉のストレッチが指導されますが、首の筋肉のストレッチで効果を出すには、“症状への理解”と“繰り返し行う事”が必要です。

“症状への理解”が必要なのは、大雑把でも、首や肩の筋肉の構成と、自分の患部の筋肉の位置が分かっていないと、ストレッチを一生懸命行っても、肝心の治療箇所から“外れたストレッチ”になるからです。

また、“繰り返し行う事”が必要になるのは、絶えず首が体重の1割ぐらいの重さの頭を支えながら、頭を動かしたり、頭の位置を維持したりするので、ストレッチを繰り返して行わないと、コワバッタ筋肉の回復効果が現れないからです。

~ 肩や背中の柔軟性回復 ~

更に、「首コリがひどい」とか、「普段から首がコワバッテいて動かない」場合や、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”が、何度も繰り返している」場合には、首だけでなく、肩や背中の状態も確認して、筋肉の柔軟性回復を行う事も必要です。

特に、「肩甲骨の内側や脇の下に痛みがある」、「仰向けで寝ると、背中にシビレ感がする」などがある場合は、背骨の筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

また、姿勢の悪化によって、首の筋肉の負荷が大きくなっている事があるので、この場合には、背中全体の筋肉の柔軟性や肩関節の動きをチェックして、背中全体のコワバリ箇所を解消する事も必要です。

【 当院の、首のコワバリとシコリの解消治療 】

~ 首や肩のシコリ ~

首から肩への痛みを伴うシビレが繰り返される場合は、首の筋肉のコワバリだけでなく、首や肩のコワバッタ筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている事があります。

首や肩などにシコリができると、硬いシコリによって血行が遮断されるので、筋肉の緊張を高めて筋肉のコワバリを強めて、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”」を引き起こし易くなります。

この為、当院では、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の改善の為に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩のコワバリ付近の血流を促し、首の柔軟性や弾力性を回復しています

~ ツボの利用 ~

“シコリ”の解消に、ツボ治療が適しているのは、東洋医療のツボ(経穴)の位置が、筋肉のコワバリやシコリができる箇所と、ほぼ一致して、重なり合っているからです。

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所(患部)を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

当院は、このツボの特徴を利用して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血管内の溜まった老廃物を押し流して神経の興奮を和らげ、コワバッテいる首の柔軟性や弾力性を回復させ、更に、心身のリラックス効果を高めるようにしています。

~ 肩や背中の柔軟性回復も ~

また、身体の疲労や緊張や、姿勢の悪化などによる肩や背中などのコワバリも、首から肩への痛みを伴うシビレを起こす原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療を併用して、肩や背中の筋肉の柔軟性の回復を行っています。

これにより、肩こりや腰痛などの痛みを改善させるだけでなく、「何となく身体の調子が悪い」といった状態も、改善されます。

40代以降になると、首や肩の筋肉のコワバリから体調の悪化が起き易くなっているので、コワバッタ首や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて体調を取り戻す事が、症状の改善と健康管理に重要になります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

首や肩の筋肉のコワバリのように、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みには、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、改善の効果があるだけでなく、昔から行われきた実績があるので、安全で、安心です。

当院は、安全で安心して治療を受けられるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、筋肉の柔軟性回復や、神経や血管の圧迫の緩和と解消、骨の並びの歪みの改善などを行い、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛に

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などにズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉のコワバリが増して、コワバリ内に“シコリ”ができると、シコリから発する疼(うず)く痛みで神経が敏感になり、頭痛、肩こり、腰痛などを繰り返すようになり、回復しにくくなります。

このような疲労や緊張が慢性化した症状の改善にツボを利用すると、ツボに神経と血管が集まっているので、ツボ周りの筋肉内の血流が増幅して、敏感になっている神経を和らげ、これにより、痛みや違和感の緩和と筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる働きがあります。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を維持する負担が大きくなると、疲労感が強まるだけでなく、身体の回復力が低下するので、「休んでも疲れがとれない」、「何となく身体の調子が悪い」、「ちょっとした事で、すぐに疲れる」などが起きます。

また、疲労によって血行が悪くなるので、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりして、体調が維持しづらくなります。

この結果、「何となく身体の調子が悪い」、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」など、さまざまな症状や不快感を引き起こします。

~ 筋肉内にシコリができると ~

更に、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に硬い“シコリ”ができると、“疲労感”と“不調感”が強まり、いつまでも続くようになります

硬いシコリができると、毛細血管の血行が遮断されて、老廃物が排出されずに溜まってくるので、シコリ周辺から、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みや、うっとうしい不快感が続くようになるからです

また、老廃物が溜まってくると、ちょっとした疲労や緊張でも神経が強く刺激されるので、疲労感と不調感をぶり返し易くなったり、疲労感と不調感が高まって長引くようになったり、疲労感やダルサ感から不調感が起きてきたりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このようなシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、特に、発生し易くなっています。

これらの箇所は、身体を支えながら動作を行っているので、負担が増してくると、血行悪化によって筋肉のコワバリが生じ、そして、この状態が続くと、コワバッタ筋肉内に、筋肉の収縮が強まったシコリ(塊)ができるからです。

首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、血行の悪化で神経が刺激され続けるので、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起き、疲労や緊張が大きくなると、不快な痛みが増すようになります。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】

~ 違和感、痛み ~

また、首・肩甲骨・腰・股関節などにシコリができると、血行の悪化と共に筋肉の一部が強く収縮するので、関節の柔軟な動きが失われます

例えば、「首の筋肉のコワバッテ、首の動きが制限される」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」などです。

また、普段の動作でも、「膝・股関節・腰が硬くなって、靴下を履きづらくなったり、靴ひもを結びにくくなったりする」、「膝関節の柔軟性が無くなって、階段の上り下りが不安になる」、「肩甲骨周辺が硬くて、ヘアセットに手間がかかったり、背中のファスナーがしづらかったりする」、「足首・膝・股関節・腰が硬いので、立っているのが疲れて、歩くスピードが遅い」などが現れます。

~ 骨の並びを歪ませる ~

更に、背骨や腰にシコリができると、筋肉が異常に収縮するので、骨の位置を歪ませます

例えば、背骨の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張って『背骨の歪み』が生じる上に、背中の血液やリンパ液の流れを悪化させるので、「背中がむくんだ感じ」、「背中がダルク、重い」などを感じるようになります。

また、身体の疲労や緊張などで、腰にシコリができると『骨盤の歪み』が生じて、「腰が重ダルイ」、「腰が辛い」などを引き起こします。

~ ストレッチが難しく ~

シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』などが生じると、元の柔軟性を戻そうとしても、なかなか困難です。

背中や腰をストレッチして伸ばしても、シコリ以外の筋肉部分は伸びますが、シコリ部分は強く凝り固まっている状態なので伸びないからです。

無理して背中や腰を伸ばそうとすると、シコリからの“拒否反応”で、それ以上伸ばせなかったり、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激してしまうので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

しかも、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不快感を引き起こします。

これは、痛みが、本来、身体に異常や変異が発生した事を知らせる働きであっても、絶えずシコリからズキズキする痛みがしてくると、快適に感じる神経の働きが抑制される上に、不快な感情を引き起こすからです

例えば、首や肩にシコリができて鬱陶(うっとう)しさに悩まされると、それによって、頭をズキズキと刺激する痛みや、頭が締め付けられるような痛みを引き起こして、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」などの状態になります。

~ 体調の悪化も ~

また、自律神経が、脳から首の中を通って背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉の内部にシコリができると、自律神経の働きを乱して、体調不調を引き起こす事もあります。

首・肩甲骨・腰・股関節などの筋肉がコワバッテ、内部にシコリができる状態になると、不快感が増して自律神経の働きに負担が増したり、自律神経を圧迫したりして、自律神経の働きを乱すからです。

これにより、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「腰がダルイ」などが生じたり、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」などが起き易くなったりします。

~ 気象病、天気痛 ~

また、シコリができて自律神経の働きが不安定になると、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事も起きます。

自律神経の働きが不安定になると、気温、気圧、湿度などの変化によって、自律神経の負荷が更に大きくなるので、天候が悪化すると、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「片頭痛」、「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」など、心身の不調を引き起こすからです。

この症状は、天気が悪くなると、身体に痛みや体調悪化などが起きるので、『気象病』や『天気痛』とも言われます。

【 当院の、疲労や緊張などの慢性化による症状の回復治療 】

~ 身体の調子(治る力)を上げる ~

疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起きたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを起こしたりするだけでなく、回復力が低下して治りづらくなります。

このような疲労や緊張などの慢性化による症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これにより身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による症状を回復させる為に、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、血行と体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療を行っています。

~ シコリの箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボは神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置と、ほぼ一致している事が分かっています。

この事から、反応が強く現れているツボを確認して、そのツボに症状や体調に合わせて刺激を与えると、筋肉内の血流が増幅し、老廃物や疲労物質が排出されるようになり、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが高まります。

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

例えば、当院では、治療の最初に、問診と共に、身体の異常箇所をチェックする為に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認しています。

そして、確認したツボを中心に、マッサージにツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されてくるので、次第に神経の過敏状態が和らぎ、痛みや不快感などが緩和して、解消していくようになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療は、直接、患部に働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激方法や刺激量を患者と確認しながら行うので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化に ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、疲労や緊張などが慢性化して、なかなか解消しづらい症状に適しています。

当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復と筋肉のコワバリ解消を行い、敏感になっている神経を和らげ、長引く頭痛、肩こり、腰痛などの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突されたケガを思い浮かべますが、これ以外にも、毎日の生活の中で、身体に衝撃を受けて、むち打ち症を起こす事があります。

例えば、「自転車の転倒」、「階段の踏み外し」、「後ろから押されて転んだ」、「尻もち」、「立ち止まれずにすべった」などによって、いきなり首が引き延ばされたり曲がったりして、首の筋肉や靱帯、神経や血管などを傷めた場合です。

むち打ち症を早く回復させるには、首の強い炎症や痛みが少なくなってきたら、首のコワバッタ筋肉と悪化している血行を改善し、敏感になっている神経を鎮める事が必要なので、神経や血管が集まったツボを利用して、筋肉内の血流の増幅や、コワバッタ筋肉の緩和をすると、敏感になっている神経が和らぐだけでなく、副作用が少なく、安全性の高い治療法になっています。

【 むち打ち症 】

~ 首の捻挫 ~

むち打ち症は、身体が外部から強い衝撃を受けて、首が“むち”のようにしなり、それによって、首の筋肉や靱帯が急激に引き延ばされたり曲がったりして、内部の神経や血管が損傷し、痛みが生じたケガを言います。

この為、自動車の追突事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、何かのキッカケで転んだり、押されて倒れたり、脚立や台から落ちたりして、首が急激に引き延ばされたり曲がったりすると、むち打ち症を起こす事があります

むち打ち症は、首の損傷内容から、いくつかに分類されていますが、首を傷めた70%~80%は、首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて引き伸ばされ、捻挫を起こしているので、多くが、病院で『頚椎捻挫』と診断されています。

~ 首だけでなく、背中も ~

むち打ち症による『頚椎捻挫』を起こすと、首の筋肉がダメージを受けて、動作や支える事ができなくなるので、首を動かせなくなるだけでなく、首をチョットでも動かそうとすると、炎症中の神経が強く刺激されるので、激しい痛みが起きたり、身体がビーンと身動きできなくなるような痛みが起きたりします。

また、背中の筋肉や背骨を支える靱帯も、衝撃を受けた時に、首と同じように無数の微細な断裂が発生して、炎症と痛みが生じます。

この為、背中も、「背中を丸めても伸ばしても痛む」、「顔を下に向けると背中が痛む」、「息をするだけでも肩甲骨の間が痛い」、「背中のコワバリが無くならない」、「背中の痛みで、楽な姿勢ができない」などが起きます。

~ 腰の捻挫も ~

更に腰の筋肉も、事故で衝撃を受けた時に、急激に伸ばされたり曲がったりして、『腰椎捻挫』を起こしている事があります。

特に、加齢や運動不足などで、普段から腰を支える筋力が低下していたり、血行不良が続いて筋肉がコワバッテいたりすると、腰の筋肉の弾力性や柔軟性が無いので、衝撃を受けた時に『腰椎捻挫』が起き易くなります。

むち打ちによって『腰椎捻挫』を起こすと、『ギックリ腰』と同じように、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「立ったり座ったりすると、強く痛む」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」などが起き、しかも、腰は体重の負荷が絶えずかかる為に、治りづらくなります。

【 筋緊張による血行悪化の痛み 】

~ 病院での治療 ~

病院で『頚椎捻挫』と診断されると、事故後3〜5日の痛みが強い急性期は、痛みを和らげる薬の服用と、頭を支える負担を少なくして首を安定させる頸椎カラーの着用が行われ、症状の改善を促進する為に頻繁な通院が必要となります。

そして、急性期が過ぎて痛みのピークが和らいでくると、首の筋肉や靭帯の損傷の回復の為に、週3回ぐらいの通院になって、コワバッタ首の筋肉をほぐして首の動く範囲を拡げたり、温熱・電気療法を行って血行を促したりします。

むちうちの治療期間は、症状の重さや個人差によって異なりますが、一般的には3〜6ヵ月が目安で、治療費を保険会社が支払っている場合は、多くの保険会社が、むちうちの治療期間を3ヵ月と見なしているので、3ヵ月を過ぎると治療費の支払いを打ち切る事が多くなっています。

~ 炎症による痛みから、血行悪化による痛みに ~

むち打ち症による痛みは、多くの場合、1~3ヵ月経過すると和らいで解消されてきますが、治療を続けても、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、急に再発したりする事があります。

これは、首の“炎症による痛み”は少なくなってきても、首の筋肉が硬くギューッと縮んで、血管を伸ばしたり縮めたりする働きができなくなると、血行の悪化が続く為に神経を刺激して、不快な痛みが解消されなくなるからです

更に、血行の悪化によって、筋肉内に酸素が供給されづらくなり、そして、不要な老廃物が溜まると、首の痛みに加えて、首や肩の疲労感やダルサに悩まされたり、頭痛や吐き気、雨の日にズキズキと頭痛がしてきたり、身体が重ダルクなったりします。

~ 痛みの悪循環 ~

しかも、首の筋肉が硬くギューッと縮んだ状態が続くと、『痛みの悪循環』にもなります。

首の筋肉が縮んだ状態が続くと、血行の悪化で痛みが生じ、その痛みで筋肉や血管の緊張が強まり、そして、それによって血行悪化が続いて痛みが続くというサイクルが繰り返されるからです。

この状態になると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛みがする」とか、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛みがする」などが起きます。

【 症状が後になってから 】

~ 予想していなかった症状が ~

また、むち打ち症は、初めのうちは、症状が現れなかったにもかかわらず、しばらくしてから、予想していなかった症状が現れる事も、よくあります。

例えば、事故後、しばらくしてから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「首から肩に、神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」などが起きたり、あるいは、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が現れたりします。

更に、事故で受けたケガとは直接関係のないような腕や膝などに、痛みやシビレなどが起きたり、気候の変わり目や天気が悪化してくると、ズキズキと疼(うず)くような痛みが起きたり、今まで無かった身体の不調が起きたりする事もあります。

~ 自律神経の障害 ~

これらは、『痛みの悪循環』が起きると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなってくるので、日数が経つうちに、自律神経の働きに支障が出てくるからです

自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経の働きに支障が出てくると、身体に、いろいろな不調や痛みが現れます。

例えば、疲労や緊張に敏感になって疲れる、吐き気やめまい、気持ちの不安定、天気の変化による身体の痛みやコワバリ、肩がこる、だるい、食欲がない、眠れない、イライラするなど、様々です。

~ 首の筋肉の特徴 ~

特に、首の筋肉は、疲労や緊張が続いたり、ストレスが感じたりすると、「借金で首が廻らない」という言葉があるように、首を支える筋肉が過度に緊張して、コワバル特徴があります。

この為、むち打ちで『頚椎捻挫』を起こすと、チョッとした疲労や緊張、あるいは、天候の悪化などがキッカケになって、首の筋肉のコワバリが強まり、首の中の自律神経に影響を与えて体調を悪化させます。

しかし、自律神経の異常(不定愁訴)についての診断は、画像による診断が難しいので、これらの症状が強く現れても、対応が困難です。

【 当院の、むち打ち症治療 】

~ マッサージ治療の国家資格者 ~

当院では、むち打ち症の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復、血行の改善、神経の過敏解消を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「関節の可動域を広める」だけでなく、むち打ち症の改善に不可欠な、「筋肉の疲労回復」、「神経の興奮を抑制する」、「痛みを改善させる」、などに効果があるからです

これらの治療を、当院は、マッサージ治療の国家資格者が行っています。

~ 賠償保険を利用したマッサージ治療 ~

しかも、現在、車両事故でむち打ち症を発症した場合には、早期改善の為に、賠償保険を利用したマッサージ治療が認められています。

『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善に、スポーツや医療などで、マッサージの治療効果が広く認められているので、むち打ち症の回復にも広く利用され、症状改善の実績を上げているからです。

特に“急性期”を過ぎた後は、患部の筋肉の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が重要になるので、賠償保険でマッサージ治療を受けられると、治療費を心配する事が少なくなるので、むち打ち症の改善に取り組めるようになります。

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、むち打ち症の改善のために、マッサージ治療にツボ治療を加えています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです。

ツボ反応を利用して筋肉をほぐし、血流を改善していくと、これにより痛みを緩和する効果が期待できるだけでなく、首の中の自律神経の回復にもなるので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」などの改善にも効果があります。

~ 身体のコワバリや血行悪化の改善に ~

むち打ち症は、現れる症状が、本人しか分からない事があるので、本人の身体に感じる違和感を確認しながら、身体の筋肉のコワバリ箇所を回復させたり、血行の悪化箇所を解消させたりして、体調を整え、首や背中の敏感になっている神経を鎮めるケアが重要になります。

当院は、病院の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安全に安心して、体調の改善を含めて、むち打ち症の改善を行えるようにしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の膝の痛みの回復には、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症は、膝関節のクッション役をしている軟骨が、加齢や過度な負荷などで傷ついたりすり減ったりして、痛みや動きの制限を引き起こす疾患ですが、初期や中期頃ならば、リハビリで膝の筋力と筋肉バランスを回復させると、膝の動きが安定化して痛みが軽減し、以前のように日常動作ができるようになります。

しかし、リハビリを続ける為には“リハビリ意欲”が重要なので、運動不足で筋肉の働きが弱っていたり、脚・腰の関節が硬くなっていたり、姿勢の悪化や身体の不調で動きづらくなっていたり、身体に痛みや不快感があったりすると“リハビリ意欲”が低下し、リハビリが続かなくなってしまいます。

この為、中高年の変形性膝関節症のリハビリには、膝の動きの安定化だけでなく、体調や膝の症状に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、身体全体のバランスを考えて、脚や腰の筋肉の弾力性や柔軟性の回復と血行の改善を行うと、リハビリと体調の改善に効果があります。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

~ 変形性膝関節症の初期症状 ~

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨が傷ついたりすり減ったりして痛みが起きる前に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くサインとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに、膝にギクシャクとした違和感や痛みが生じます。

これは、膝周辺の筋肉が、加齢や運動不足で弱ったり、姿勢悪化や体重増加などで負荷が増したりすると、膝の動きを支えられなくなって、膝関節が不安定になったり、膝の筋肉負担が増えて痛みを感じたりするからです。

しかし、しばらくすると、膝の筋肉内の血行が増えて、筋肉の働きが活発化する為に、ギクシャクとした違和感が消えたり、痛みが無くなったりするので、「年齢や運動不足による一時的な痛み…」と思ったり、「自然回復したから、大丈夫だろう…」と見過ごしたりして、“変形性膝関節症の初期症状”に気付かない事が多くなっています。

~ 歩行や階段の上り下りで ~

しかし、そのままにしていると、膝に、歩いている時でも体重の2〜3倍、階段の上り下りをする時は6〜7倍の体重がかかります。

この為、膝に体重がかかり続けると、膝関節周囲の筋肉の柔軟性が無くなってコワバリが強まったり、膝関節の筋力バランスが崩れて片寄ったりして、膝の痛みを繰り返すようになったり、膝の痛みが増したり、なかなか痛みが消えなくなったりします。

しかも、中高年になると、姿勢悪化や体重増加などで脚や腰の筋肉に負担が増すようになりますが、加齢や運動不足などで脚や腰の筋肉が弱ってくるので、ますます膝の筋肉の負荷が強まり、動作を開始した時だけでなく、ジッとしていても膝からジンジンとした違和感が生じるようになります。

~ アラームサイン ~

このように、身体を動かした時の膝のギクシャクとした痛みや違和感は、膝関節の軟骨が傷ついたりすり減ったりする『変形性膝関節症』になる前の、膝周囲の筋肉からのアラームサインです

そして、立った時や歩く時に、膝を囲む筋肉が、膝の関節をシッカリと支える事が出来なくなってくると、膝関節の上下の軟骨が接触するようになり、内部の軟骨が傷ついたり、すり減ったりして、本格的な変形性膝関節症に移っていきます。

膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くしたり、立ち上がりや座る動作に気を付けたりしても、膝の筋力が弱って、膝を囲む筋肉バランスが悪くなるので、『変形性膝関節症』を進行させてしまいます。

【 リハビリの継続 】

~ 膝の筋肉の働きの回復 ~

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が傷ついたりすり減ったりした事が原因ですが、『最初から、膝の軟骨に異常(すり減り)は起きていない』ので、変形性膝関節症の進行を防ぐには、腰や脚の“筋肉の働き”を回復させて、膝の動きを安定させる事です

この為、変形性膝関節症の初期や中期は、症状の進行防止と改善(緩和)の為に、腰や脚の筋力をつけるリハビリを行っています。

これによって、太ももから膝にかけての筋肉の筋力を回復させて、膝関節の筋肉バランスが安定してくると、膝の痛みが減少して、歩行や、立ち上がり、段差昇降、膝立ち、身体をかがめる、などの日常動作ができるようになります。

~ 体力や柔軟性 ~

しかし、中高年になって膝のリハビリを始めると、思った以上に、脚・腰の筋力や、体力が必要とされる事に気付かされます。

太ももや膝周囲の筋力をつける為に、仰向けになって膝を伸ばし、脚を3~5秒間挙げる運動を、何度も繰り返すには、腰の筋力や腹筋を使って、脚を挙上させる力が必要になる上に、股関節・お尻・背中なども、かなりの筋力が必要になるからです。

また、中高年になると、身体の関節が硬くなっていたり、身体の柔軟性が低下していたりするので、膝のリハビリに労力がかかります。

~ リハビリ意欲 ~

しかも、リハビリは、自分で、自分の痛みや症状に合わせて行う“セルフトレーニング”で行うので、“リハビリ意欲”を継続させる事が重要になります。

「リハビリを続けても、いつまでも膝の痛みに悩まされる」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じると、ヤル気や気力が続かなくなって、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思ってしまうからです。

この為、ほどほどの程度になったり、形式的な運動になったり、あるいは、リハビリの回数が減ったりしないように、リハビリの専門家に相談しながら、リハビリを継続する事が大切です。

【 中高年になると 】

~ 筋力低下、動きづらさ、体調悪化 ~

更に、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カ低下や、姿勢を支える力の低下、体重(体脂肪)の増加による身体の動きづらさなども、リハビリ意欲の継続に影響を与えてしまいます。

中高年になると、毎日の仕事や家事の疲労や緊張などで、身体を保つ自律神経の乱れが起き、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴りなどが、起き易くなるからです。

この為、膝の動きの安定にリハビリを行うだけでなく、体身体のバランスを整える為に、身体の調子(治る力)を上げていく事も必要です

~ 体調や膝の症状に合わせて ~

この結果、中高年になると個人差がありますが、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、早くても訓練を始めてから、一般的に2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われます。

リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになりますが、日常生活で問題ない程度に膝が回復し、自然に身体が動くようになれば、それ自体が効果的なリハビリになります。

特に、腰の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、気障に負担をかける事になるので、腰の状態に合わせてリハビリを進める事が大切です。

~ 仕事や家庭に追われて ~

更に、中高年になると、家事や仕事に追われる事が多いので、リハビリの為にスケジュール管理が必要です。

「リハビリで大事な事は、続けていく意欲」と分かっていても、家事や仕事などが気がかりになっていると、「集中できない」となるからです。

しかも、家事や仕事に追われて、リハビリを一度中断してしまうと、「モチベーションが下がって続かない」となってしまいます。

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

~ 身体のコンディショニングを加えて ~

変形性膝関節症による膝の痛みに加えて、身体に筋力低下が起きていたり、身体の不調があったりすると、更に膝に負担がかかって弱めたり、膝周囲の筋力バランスを崩したりします。

この為、中高年の膝のリハビリには、下半身の状態をチェックして、的を絞って効率的に行うと共に、『身体のコンディショニング』を加えて、身体の調子(治る力)を上げていく事も大切です。

当院では、この事から、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

また当院では、変形性膝関節症の初期は、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階なので、ツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、血行の悪化箇所をチェックして確認し、改善治療を行っています。

これらの箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているからです。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身のコワバリを解消して筋肉内の血行を改善し、動作時の痛みを和らげ、膝の筋肉の働きを回復させています。

~ 身体のコンディショニング ~

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。

この為、当院では『身体のコンディショニング』として、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。

腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

~ 体調の改善も ~

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調も影響しているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が大事です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、中高年の膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークや運転での長時間の座りっぱなし、毎日の立ち仕事、重い荷物の持ち運び、ランニング、水泳の平泳ぎなどで、お尻の筋肉の緊張(コワバリ)が続くと、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太もも後面にジンジンとしびれる痛みが起きる事があります。

始めは軽い痛みを感じる程度であっても、そのままにしていると、お尻は身体を支える働きをしているので、坐骨神経への圧迫が強まり、痛みが酷くなったり、痛みの範囲が拡がったり、何度も繰り返えすようになったりして、毎日の生活に支障が出てしまいます。

お尻の痛みとシビレを解消しようとしても、お尻の筋肉の疲労や緊張が自覚しにくい上に、坐骨神経を圧迫している筋肉が分かりづらいので、神経や血管が集まっているツボを使ったマッサージ治療を利用すると、お尻の筋肉の疲労と緊張が緩和されて坐骨神経への刺激が和らぎ、お尻から太ももの痛み解消と体調の改善に効果があります。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れや凝りを感じる事はあっても、お尻に「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、二足歩行で、絶えず安定的に、いろいろな動作や姿勢ができるように、お尻に分厚い筋肉が何層も重なり合っているからです。

この為、肩や背中に疲れを感じる事があっても、お尻の筋肉は我慢強く、丈夫に、身体を支えていられるので、お尻に違和感や疲労感が起きてくる事が、ほとんどありません。

~ 坐骨神経への圧迫 ~

それでも、身体を支えるお尻の筋肉の疲労や緊張が続くと、下半身に重ダルサや疲労感が増したり、脚がふらついたりするだけでなく、お尻のコワバッタ筋肉が、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みを起こす事があります。

よくあるケースとして、デスクワークや車の運転などで長時間座り続ける、立ち仕事が長い、久しぶりのランニングやサイクリング、肥満や妊娠で体重が急に増えた、などがあります。

これらによって、坐骨神経が圧迫されると、お尻の下あたりから「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時などに、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 梨状筋症候群 ~

それでも最初の頃は、お尻の奥の筋肉のコワバリが強くないので、お尻の下あたりに、軽い痛みや疼(うず)きを感じるぐらいで、しばらくすると、すぐに痛みが無くなります。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を支えるお尻に負担が続くと、お尻の奥の筋肉のコワバリが強くなってくるので、坐骨神経を圧迫して、痛みとシビレを何度も起こしたり、強まったりします。

このようなお尻からのシビレと痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、実際には、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と言われる筋肉のコワバリで、坐骨神経が圧迫されて、シビレと痛みを起こすので、病院では診断名を『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』は普段の生活の中で起き易くなっているので、坐骨神経痛の中で9割を占めています

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉の緊張が大きくなり、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫した事が原因なので、毎日、長時間、座っている人や立っている人に起き易くなっています

中でも、椅子に浅く腰掛けて、お尻の仙骨を座面に当て、お尻の下部の筋肉で上半身を支える『仙骨座り』をしていると、坐骨神経が圧迫され易くなります。

また中高年になって、腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化したりすると、身体を支えるお尻の筋肉の負担が大きくなるので、座っている時間が多くなって脚や腰の筋力が弱ると、起き上がった時や動作の開始に、お尻に痛みを感じるようになります。

~ 運動不足の人 ~

また、運動不足の解消に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、お尻の筋肉が過度に緊張して『梨状筋症候群』が起き易くなります。

あるいは、普段しない、荷物の挙げ下ろしを繰り返したり、中腰姿勢を続けたりすると、やはり、お尻の筋肉が過度に緊張して『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

しかも、お尻の筋肉が運動不足や加齢で弱っていると、椅子から立った時や、階段の昇り降りだけでも、お尻の負担が大きくなるので、お尻から痛みや違和感が起きるようになります。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になるので、『梨状筋症候群』が起き易くなります。

あるいは、太っていたり、妊娠していたりすると、動作をするたびに腰と股関節に体重がかかるので、立ち上がった時や、物を持ち上げて時などに、『梨状筋症候群』が起き易くなります。

しかも、これらの人は、身体を積極的に動かす事が少なくなるので、ますます『梨状筋症候群』が起き易い状態になります。

~ 精神的な緊張 ~

また、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、更に『梨状筋症候群』を悪化させます。

精神的な緊張から身体の血行が悪化するので、梨状筋がコワバリ易くなる上に、坐骨神経が敏感になるからです。

この為、PCを使う仕事で緊張が続いたり、仕事の締め切りが近づいて切迫感が増していたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリと痛みを感じる事が多くなります。

【 梨状筋症候群の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろ感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経が圧迫された事が原因になっているので、腰には痛み(腰痛)が起きません。

但し、腰の痛みが長引いたり強まったりして、お尻の坐骨神経が刺激されると、痛みを引き起こす事があります。

また、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉に絶えず体重がかかるので、それによって、お尻のシビレと痛みが繰り返されます。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

ところが『梨状筋症候群』は、お尻の奥の筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診断がつきづらくなっています。

お尻からシビレと痛みを繰り返す状態になっていても、レントゲンやMRIなどの画像検査では、お尻の筋肉の緊張と、それによる坐骨神経の圧迫が確認できないからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、診断の有力な判断材料になっています

【 当院の、回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす筋肉は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消し、痛みの改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による痛みの解消に効果があり、しかも、スポーツやリハビリ治療で利用されているように、骨格を取り巻く筋肉のコワバリ解消に効果があるからです

~ ツボ反応の利用 ~

また、当院では『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、持続圧やツボ刺激を加えて治療を行っています。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を確認し易くなるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が増幅し、敏感になっていた坐骨神経が回復してくるので、痛みや違和感が緩和されます。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また『梨状筋症候群』によって、腰や脚の筋肉の緊張が強まるので、悪循環となって、股関節を支える筋肉(梨状筋)に負荷をかける原因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の筋肉の柔軟性回復と、可動域の改善を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が減少してくるので、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくく、坐骨神経を圧迫している場所が分からないので、ストレッチが困難です。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛は、原因を特定できるのが15%程度と言われ、残りのほとんどが、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、身体の冷えなどの影響で生じた、原因をハッキリ特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』は、重度でなくても、腰の神経が敏感になって“慢性腰痛”の状態になり、毎日の生活に支障をきたしたり、“ぎっくり腰”を起こして激痛に襲われる不安から、動作が制限されるようになったり、膝、脚、背中にコワバリが強まって、症状が悪化したりします。

『腰痛症』は日々の生活から引き起こされる為に、腰だけでなく、体調や腰痛の状態に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、血管と神経が集まっているツボを利用して、筋肉のコワバリや血行悪化を回復させると、敏感になっている腰の神経が和らいで、体調の改善にも効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

腰痛の中でも『腰痛症』は、原因を映像検査などで確認できる、椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、日々の姿勢や動作、ストレスなどが影響しているので、腰痛の原因をハッキリ特定する事が困難です。

例えば、「毎日の姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」などによって、腰の負担を強めたり、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」などによって、身体を支える腰の血行を悪化させたりします。

しかも『腰痛症』は、毎日の何気ない姿勢や動作からが生じる為に、回復方法が見つかりにくくなって“腰痛が慢性化”し、ジッとしていても重ダルイ感じやコワバリ感に悩まされたり、姿勢や動作、あるいは体調によって腰の痛みが強くなったり、痛みの範囲が周囲に拡がったりします

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に痛みが続くと、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を強めるので、症状を悪化させます。

この結果、「背中の筋肉のコワバリ感」、「背中に重苦しい痛みを感じる」、「身体が動きづらい」などが起きたり、腰と背中の血行が悪化して、座っていても、横になって休んでも、「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“神経特有の疼くような痛み”に悩まされたりします。

更に、仕事や家事の為に、我慢して身体を動かしていると、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりするので、ますます不快な痛みや違和感に悩まされる上に、それらの不快な痛みや違和感で、激痛を引き起こす“ぎっくり腰”の不安も大きくなります

~ 精神的なストレスや不安から ~

また、精神的なストレスや不安などがあると血行が悪化してくるので、腰の痛みや不快感が強まって、「腰が重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」などが現れます。

このような状態が繰り返されると、イライラした時や、忙しい時、体調が悪い時などに、血行の悪化が強まって『(心因性)腰痛症』が起き、精神的なストレスや不安などと共に腰の痛みに悩まされます。

しかも『(心因性)腰痛症』は、精神的なストレスや不安が原因なので、レントゲンやMRI検査でも不具合が見つかず、原因をハッキリと特定できない事から“慢性腰痛”になりがちです。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 身体を支えている為に ~

『腰痛症』の最初の頃は、腰に痛みを感じても症状が軽いので、「様子を見よう」とか「たいした事ないだろう…」と、何もしないでいる事が多くなっています。

しかし『腰痛症』は、毎日の姿勢・動作・ストレスなどによる影響なので、仕事や家事で腰の負担が続くにつれて、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」といった状態が繰り返し、慢性化したり悪化したりします

腰の筋肉は、身体を支える働きをしているので、動作をしていなくても、身体を支える負担が腰の筋肉にかかり続ける事と、それによって、不要な老廃物が腰付近に溜まってくると、痛みを調整する働きが低下してくるからです。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みが続いても、そのままにしていると、「痛みが痛みを招く」という状態になります。

腰の痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしていると、筋肉内に疲労物質や老廃物が溜まって、身体の回復力が低下したり、痛みを抑える働きが機能しなくなったりする上に、神経が疲労物質や老廃物に刺激されて敏感な状態になるからです。

この結果、痛み止めの薬も効かなくなったり、腰のコワバリ解消と血行改善を期待して運動をすると、運動直後は身体の血行が良くなる為に、腰の違和感や痛みが緩和されますが、運動を終えて、しばらくすると、再び腰のコワバリと血行悪化が起きてくるので、依然と同じように、腰の違和感や痛みに悩まされたりします。

~ 自律神経への影響 ~

また、腰の痛みで悩まされると、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まるので、内臓が円滑に機能しなくなったり、身体血管が収縮して血行が悪化したりします。

この結果、腰の痛みだけでなく、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きたりします。

しかも、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まると、身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が抑えられるので、回復力が低下します。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 腰の疲労や緊張 ~

『腰痛症』は、加齢や運動不足などで、筋肉の柔軟性が無くなって、関節の可動域が狭くなると、動作のたびに腰の筋肉に負担が増したり、姿勢が悪化したりするので、『腰痛症』が起き易くなります。

しかし、腰の筋肉のコワバリや血行の悪化、そして、それらの影響による腰周辺の不調などは、病院でレントゲンなどの画像検査を受けても、腰の異常を確認する事ができません。

また、痛みを和らげる湿布や貼り薬は、『腰痛症』の原因になっている血行の悪化や筋肉のコワバリを解消させる働きが無いので、『腰痛症』の解消にはなりません。

~ 触診の重要性 ~

このような、腰の筋肉の痛みと、筋肉の状態の確認には、骨盤や腰を触診してチェックする事が重要です

特に『腰痛症』は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると“筋肉のコワバリ箇所”と“痛みに敏感な箇所”が現れます。

この為、痛みを感じている腰を、触診して、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を調べると、患部の場所、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認できます。

~ 治療にも触診が ~

また、『腰痛症』の診断だけでなく、治療する場合にも、筋肉のコワバリ箇所や違和感や痛みがある箇所を、触診して確かめる事が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、触診で、患部の場所や状態が確認できると、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させたり、血流を改善させたりする事ができるからです。

患者も“ズーン”とした圧痛を感じる為に、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と、治療に納得でき、信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている場所を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適しています。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防法

【(症例)痛み・しびれ 】

「ぎっくり腰!」と聞くと、チョッとした動作がキッカケになって、いきなり腰の筋肉や靭帯(じんたい)の柔軟性の許容限度を超えてしまい、神経が強烈に刺激され、激しい痛みで身体が動かせなくなってしまうのを想像します。

しかし実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯が、疲労や緊張などでコワバッテいたり、弱っていたりしているので、「腰が何となく、イヤ~な感じ」とか、「腰のコワバリで、身体を後ろに反らせない」などを感じています。

この為、「座っている事が多くて腰がコワバッテいる」、「腰に重ダルサや疲れを感じる」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」などに気付いたら、腰からの警告と考えて、腰の筋肉のコワバリを解消し、柔軟性を回復させ、身体のバランスを整える事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

~ 微細な断裂の発生 ~

運悪く、ぎっくり腰を起こしてしまうと、いきなり強烈な痛みに襲われて、思わず、しゃがみ込んでしまい、声も出せなくなります。

これは、疲労や緊張などで弱っていた腰の筋肉や靭帯に、急に負担が増して耐えきれなくなり、“肉離れ”に似た微細な断裂が一挙に生じた為です

この結果、神経が激しく刺激されて激しい痛みが起き、更に、反射的に腰の筋肉の防衛反応が働いて急激に収縮して、痙攣発作を繰り返す為に、腰が曲がったまま動かす事ができなくなり、そして、お腹の横隔膜も急激に収縮して声も出せなくなります。

~ 筋肉の断裂を拡げないように ~

ぎっくり腰の直後は、腰の筋肉に無数の微細な断裂や細かな傷ができているので、身体を動かすと、更に傷口を増やしたり、治りかけた傷口を拡げたりするので、痛みが強まったり、痛みが治まらなくなったりします。

しかも、無理して動くと、腰の痛みが激しくなって、腰の筋肉の収縮と痙攣発作が強まり、腰椎のズレを引き起こす事もあります。

この為、ぎっくり腰の直後は、筋肉の微細な断裂を拡げないように、そして、断裂部分の自然回復が進むように、安静を保って、痛みが治まるのを待つ事が何よりも大切です。

~ 安静状態 ~

安静状態は、腰の筋肉に、姿勢の負荷や体重がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとり、身体を動かさないようにします。

横向き姿勢は、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛む側を上にします。

このような姿勢で、とりあえず腰の激痛が引いてくるまで、無理をしないで、ジッと安静にしている事が大切です。

【 早期回復のために 】

~ 身体を動かさないでいると ~

しかし、腰の強烈な痛みが和らいでも、腰の痛みを恐れて身体を動かさないでいると、腰の筋肉が極度に収縮した状態になっているので、腰の血行が悪化して、筋肉の回復力が低下した状態になっています

これによって、腰の筋肉が収縮したまま伸びなくなったり、痛みを起こす炎症物質の排出が進まなくなって痛みが続いたり、あるいは、血行悪化が続いて「腰がダルイ」、「腰が重い」などの不快感に悩まされたりします。

この為、腰の強烈な痛みが和らいで、身体を動かせる状態になったら、動ける範囲で少しずつ身体を動かして、腰の血行を改善し、腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

~ 必要な回復治療 ~

しかし、腰の筋肉の柔軟性回復が必要だと分かっていても、「腰を動かすと、再び、腰の痛みが起きそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰の神経に響く」という感じがします。

これは、まだ、身体の回復力が追いつかない状態なので、腰の筋肉内に炎症物質が残っていたり、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の神経が敏感になっていたりするからです。

この為、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、我慢できる程度になった頃に、ぎっくり腰の“回復治療”を受けると、回復が進み、痛みが早く治まります。

~ 当院の、ぎっくり腰の回復治療 ~

ぎっくり腰は、疲労や緊張などの慢性化で生じた腰の痛みなので、症状や体調に合わせて、身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復、③神経の興奮の鎮静、などを行い、体調の改善と腰の痛みの回復を行っています。

施術は、患者の腰の負荷が少なく、そして痛みや不安感が起きないように、腰を曲げて横向きの姿勢で行っているので、安心して、ぎっくり腰の回復治療が受けられます。

【 回復後の予防治療 】

~ ぎっくり腰の予兆 ~

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防治療も行っています。

これは、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんど無いからです。

ぎっくり腰を起こす前に、座り仕事や立ち仕事が続いて腰の筋肉のコワバリが強くなっていたり、加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っていたりして、「腰に重ダルサや鈍痛を感じる」、「腰が、何となくイヤ~な感じ」といった、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”が生じているからです

~ よくある予兆例 ~

よくある予兆例として、次のようなケースがあります。

①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰回りのダルサや重い感じ

②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え

③腰まわりの衰え  
 歩くと疲れを感じて残る、腰が抜けそうな感じがする、雨の日の腰の鈍痛、朝起きると腰が痛む

~ 予兆が起きる原因 ~

これらの違和感や痛みが起きるのは、疲労や緊張などで、腰の筋肉にコワバリが生じて、筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなった為です。

そして『腰の柔軟性の低下』が起きると、筋肉内の血行が悪化してくるので、ぎっくり腰の予兆が生じ、腰に「重ダルサ」や「鈍痛」などを感じます。

更に、これらによって、腰の神経が敏感になってくると、チョッとした動作でも、程度は軽くても、ぎっくり腰の予兆がハッキリしてきます。

【 再発し易い、ぎっくり腰 】

~ 腰は負担が続く為に ~

しかも、ぎっくり腰は、一度起こすと繰り返す事が多いので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の柔軟性を回復させておく事が必要です

これは、毎日の仕事の姿勢や動作、あるいは、加齢などによって、一度痛めた腰に負荷がかかり、ぎっくり腰を再発し易くなるからです。

実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。

~ デスクワーク、加齢、運動不足、ストレスなどから ~

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中や腰のコワバリが続いて、疲労が腰に溜まってくるので、再び、ぎっくり腰が起き易くなります。

また、加齢や運動不足によって筋力が弱まるので、年齢が上がるほど、そして、運動不足が長くなるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。

しかも、心理的なストレスが続くと、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰が起き易くなります。

~ 予防対策 ~

ぎっくり腰の予防対策として、「座り続ける時間を減らして、座る姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉の疲労を軽減する」、「休みを取って、身体を動かす」、などがあります。

しかし、ぎっくり腰は、身体の疲れ、緊張したままジッとした姿勢が続く、運動不足や加齢で腰の筋肉の働きの低下などが影響するので、やはり、腰の状態が気になったら、腰の筋肉のケアを行う事が大切です。

特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

【 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、ぎっくり腰の予防に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰のケアを行っています。

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに“痛み”や“硬さ”が現れ、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです

しかも、反応が現れたツボに症状や体調に合わせた刺激を加えると、血流やリンパ液の流れが増幅し、正常に戻る作用(回復力)が働くので、ぎっくり腰の予防や緩和効果があります。

~ マッサージ治療とツボ治療で ~

例えば、ぎっくり腰の予防治療を、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で行うと、腰のコワバリや血行の悪化が限られているので、比較的短時間に、腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。

また、それによって血行が改善されると、老廃物や疲労物質が排出されるので、敏感になっている腰の神経を和らげる効果があります。

これらの改善で、腰の「重ダルサ」や「鈍痛」が無くなってくると、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなるだけでなく、仮にぎっくり腰を起こしても、軽い程度で済みます。

~ 筋肉内の隠れた緊張やシコリ解消も ~

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して、本人が気付いていない、腰の筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消を行っています。

これにより、筋肉内の隠れた緊張やシコリが無くなると、「腰のダルサ」、「腰が重い」などが無くなり、腰の動きが良くなります。

更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしているので、ぎっくり腰の予防になります。

~ 安心感のある治療 ~

ぎっくり腰は、チョッとした動作による急性の腰痛ですが、適切な手当てをせずに、そのままにしていると、疲労や緊張などが積み重なって、ぎっくり腰が再発し易くなったり、慢性的な腰の痛みに悩まされたりします。

当院は、ぎっくり腰の予防や回復治療に、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の症状に合わせて、血流改善や緊張の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

肩から腕の、しびれ、だるさ、痛み、締め付け感( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】

肩こりと思っていたら、電車のつり革につかまる時や、髪を洗う時、物を干す時など、腕を挙げた時に「腕にシビレとダルサ」や「胸元の締め付け感」などが起き、更に、「肩や腕の冷え」や「感覚にニブサ」も起きる事があります。

これは、毎日、長時間のPCやスマホ操作をしていたり、物を持って運ぶ仕事をしていたりすると、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まり、肩・腕に伸びる神経や血管が圧迫されて異常感覚が起きた為なので、進行すると、握力が弱くなったり、手先の動作がしにくくなったり、腕から手の指にかけてシビレと痛みが起きたりします。

神経の異常を回復させるには、首スジから胸元・肩・腕にかけての筋肉のコワバリ箇所を確認し、筋肉のコワバリと血行の悪化を回復させる事が必要なので、慢性化した疲労や緊張の回復と改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、改善に適しています。

【 首スジから胸元の凝りや緊張から 】

~ 肩から腕のシビレや疼痛 ~

疲労や緊張で、首や肩のコワバリや凝りが強まると、頭重感や頭痛、ダルイ感じが起きるだけでなく、次のようなシビレ感や異常な感覚が生じる事があります。

・肩や首の痛みとシビレ
・腕のダルサ
・腕や手のシビレと、力が入らない感じ
・肩や腕の冷えと、感覚の鈍さ
息苦しさと、胸の圧迫感

これらは、首スジから胸元にかけて、筋肉のコワバリや凝りが強まると、内部の神経や血管が圧迫される為に、腕や手に、シビレ、脱力感、痛み、冷えなど、異常な感覚が起きる為です

特に、首スジから胸元を通っている神経は、血管よりも狭い隙間を通っているので、デスクワークや姿勢の悪化が長時間に及ぶと、これらの症状が起きます。

~ 胸郭出口症候群 ~

この症状を『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』と言い、“胸郭出口”は、首スジから胸元の部分で、内部に、脳に通じる重要な神経や血管が通っています。

ところが“胸郭出口”の部分は狭くて、ほとんど隙間が無いので、疲労や緊張で、首スジから胸元にかけてコワバリや凝りが強まると、内部の神経や血管を圧迫して、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”などの“異常な感覚”を起こします。

特に、つり革につかまる時や物干しの時のように、腕を挙げると、“胸郭出口”の部分の神経や血管が圧迫される為に、腕や手がシビレたり、力が入りにくくなったり、冷たくなったりします。

~ 初期症状 ~

胸郭出口症候群は、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”が起きる前に、首スジから胸元の筋肉の疲労や緊張が強まるので、初期症状として『胸元のコワバリ感や疲労感』そして『胸が圧迫される感じ』などがします。

また、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、首スジから胸元の筋肉がコワバッテいるので、喉元が“突っ張る感じ”や“息苦しい感じ”がします。

更に、喉に“腫れもの”ができたように感じる事もありますが、喉の筋肉のコワバリが原因になっているので、喉の内部に異常が無く、この為、食事はいつも通りできます。

【 胸郭出口症候群の症例 】

~ 胸郭出口症候群が起き易い人 ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元にかけての筋肉の、過度な緊張が影響しているので、胸郭出口症候群が起き易い人は次の通りです。

・毎日、パソコン操作やデスクワークを長時間している人、
・仕事で重い物を運ぶ事が多い人
・美容師や教師のように、腕を挙げている時間が多い人、
・なで肩の女性、
・猫背姿勢で、手作業を続けている人、
・交通事故などで首を傷めた人、

~ 長時間のパソコン操作 ~

中でも、毎日パソコン操作を長時間していたり、手首を浮かした操作を続けていたりすると、本人が気付かないうちに、首スジから胸元にかけての筋肉が緊張が強まり、コワバッタ状態になります。

この結果、電車のつり革に掴まったり、ドライヤーで髪を乾かそうと腕を挙げたりすると、首スジから胸元にかけての神経や血管が強く圧迫されるので、「腕に強いシビレが走る」、「腕全体がダルクなる」、「腕から手にかけての感覚がニブクなって、握力が弱まった感じになる」、「手先が急に冷える」、などに気付かされます。

これらの症状は、身体に疲れが出てくる頃に気付く事が多く、繰り返すと、体調を保つ自律神経に影響して、頭痛や吐き気なども引き起こす事があります。

~ 抱えたり、重い物を持ったり ~

また、毎日、商品を抱える事が多かったり、重い物を持つ事が多かったりすると、肩を引き下げられたり、首スジから胸元の筋肉の緊張が増したりするので、胸郭出口の“すき間”が狭まって、胸郭出口症候群が起き易くなります。

しかも、商品を抱える事が多いと、脇(わき)を絞めた状態になるので、ますます首スジから胸元の神経や血管を圧迫して、締め付けてしまいます。

更に、バイオリンやチェロのような軽い楽器でも、なで肩で、肩の筋力が弱い女性の場合には、首や肩の筋力を使って、肩を引き下げた姿勢で演奏する為に、首スジから胸元の筋肉を圧迫するようになり、胸郭出口症候群が起き易くなります。

【 胸郭出口症候群の検査法 】

~ 両腕を挙げて ~

胸郭出口症候群が気になった場合、自分で確かめる方法が、いくつかあります

例えば、両腕を横に伸ばして肘を直角に曲げ、胸を少し突き出して、腕にシビレや脱力感が起きるかを、確かめる方法(ライトテスト)です。

この確認で、繰り返し、腕のシビレや脱力感が起きる場合は、胸郭出口の神経や血管が圧迫されている事が考えられます。

~ 鎖骨の方向 ~

また、胸の上の、横に並んだ2本の鎖骨の方向を、見てみる方法があります。

通常ならば、鎖骨の向きは、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方向に、ほぼ横一線に伸びています。

しかし、首スジから胸元の筋肉の強い緊張で、胸郭出口が狭くなっていると、2本の鎖骨の真ん中が凹み、V字型になります。

~ 鎖骨の上の圧迫 ~

また、胸を少し突き出すようにして、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法(モーリーテスト)もあります。

圧迫して、圧痛や、ひびくような痛みが生じる場合は、胸郭出口症候群の可能性があります。

首スジから胸元の筋肉が緊張して、内部の神経が敏感なっているからです。

【 市販薬や病院の治療 】

~ 生活指導とストレッチ ~

胸郭出口症候群の原因の約9割が、胸郭出口付近の筋肉の緊張によって、内部の神経や血管が圧迫されているので、市販の痛み止めでは効きません。

病院に行って治療を受けても、胸郭出口の凝りや筋肉の緊張を、効果的に解消する治療法が無いので、生活上の注意とストレッチ指導になります

例えば、原因となりそうな、腕を上に伸ばしたり、胸を反らしたりする動作を避ける注意や、首や肩の筋肉を和らげるストレッチを、繰り返すように指導されます。

~ 首や肩の温熱療法、牽引療法 ~

そして、痛みの軽減の為に、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1などが処方されます。

更に、病院内に、超音波の設備や、ホットパック、首の牽引機などがある場合には、これによって、首周りの硬くなった筋肉を温めたり、和らげたりします。

但し、効果が現れるまでに日にちがかかるので、通院する事が必要になります。

~ 治療期間 ~

しかし、これらの病院の治療では、筋肉の柔軟性を取り戻すのに、かなりの期間を要したり、あるいは、これらの治療を続けても、なかなか効果が現れなかったりします。

胸郭出口症候群は、首や肩に硬くなったコワバリやシコリができていたり、それにより、肩甲骨骨の位置がズレタ状態になっていたりしているからです。

しかも、仕事や家事の疲労や緊張で、気づかないうちに、首スジから胸元にかけての筋肉が硬くなったり、収縮したりするからです。

【 当院の、胸郭出口症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、胸郭出口症候群の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉の緊張の緩和を行い、内部の神経や血管への圧迫を解消しています

マッサージ治療によって、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「③神経の興奮を鎮める」などの作用があるので、首スジから胸元の筋肉の、効果的なコワバリの解消になるからです。

しかも、首とその周辺は、筋肉が薄く、痛みに敏感で、しかも、重要な神経や気管などが通っているので、安全性と安心感もあります。

~ ツボの利用 ~

また、当院では、シコリや圧痛点、腫れ、などの確認や、筋肉の柔軟性の回復治療に、ツボを利用しています。

ツボは神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、痛みや硬さとなって「反応点」として現れ、更に、症状を改善する「治療点」にもなるからです。

このツボの特徴を利用して、首スジから胸元の凝りや緊張が強まっている箇所をチェックし、刺激を与えていくと、血流が増幅して筋肉のコワバリが緩み、神経や血管の圧迫が緩和されます。

~ 腕・肘・手首なども ~

更に、腕・肘・手首なども、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリの解消や、血行の回復を行い、症状の改善を行っています。

腕・肘・手首は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、筋肉に沿った様々な血管が走行しているので、患者ごとの症状に合わせて、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れを良くする事が必要になるからです。

しかも、腕の神経に沿ってツボが点在しているので、神経や血管が集まっているツボを利用すると、“腕”の疲労や緊張の解消に効果があり、それによって胸郭出口症候群の軽減に効果があります。

~ そのままにしていると ~

胸郭出口症候群は、そのままにしていると、腕や手のしびれや違和感が慢性化するだけでなく、手先が動かしにくくなったり、握力が低下したり、腕から手の指にかけてシビレと痛みが起きたり、頭痛や吐き気などが起きたりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ反応を併用する事で、体調や症状に合わせて、首スジから胸元にかけてコワバリ解消と腕の症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】

五十肩の治療で、急性期の肩の強い痛みが少し和らいでくると、リハビリ治療(運動療法)が開始され、肩や背中の筋肉のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させ、敏感になっている神経を和らげる治療法に移っていきます。

しかし、肩や背中の筋肉のコワバリが強くなって、肩の可動範囲が制限されたり、血行の悪化で神経が極度に敏感になって、痛みが起き易くなっていたりするので、思うようにリハビリ治療(運動療法)ができません。

このような場合には、肩と肩周囲の状態に合わせて、身体の回復する力を上げていく事が必要なので、神経と血管が集まっている肩のツボを利用して刺激を与えると、血流が増幅し、敏感になっている神経が和らいで、身体の正常な状態に戻ろうとする力が活性化するだけでなく、五十肩のリハビリ治療が行い易くなります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動く範囲を回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症し、肩から激しい痛みが起きて、寝ていても肩が痛くて眠れなかった時期から、いくらか肩の痛みが和らいでくると、治療方針が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)に移っていきます。

リハビリ治療を行うのは、肩の痛みや炎症などが和らいでも、肩の筋肉がコワバッタまま固まってしまうと、肩関節の動く範囲が制限された状態になってしまうので、リハビリ治療で少しずつ肩関節を動かす事で『① 肩関節の動く範囲を回復』させる為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激し、痛みが続いてしまうので、肩と周辺の筋肉を動かす事で血流を促して『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事です。

これは、腕を動かす為は、肩甲骨と肩関節が“一体”となって動く必要があるので、「五十肩で動かなくなった肩甲骨が動く ⇒ 肩甲骨周囲の血流改善 ⇒ 肩関節の血流改善 ⇒ 関節内の炎症の低下と痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となり、肩と腕の動きの改善に効果があるからです。

しかも、肩甲骨周囲の筋肉が、肩関節を下側から支えながら、肩関節を動かしているので、五十肩治療の良し悪しは『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す事』と言われるほど、重要な治療ポイントになっています。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、肩や背中の血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリ治療で肩と背中の血行を回復させると、コンディショニング効果となり、肩や背中の筋肉の働きが改善され、肩関節の動きが良くなるからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の肩関節の動き、筋力、患者の姿勢などをチェックして、患者の五十肩の症状に合わせてリハビリ計画を作成し、治療を指導しています。

【 リハビリのやり方と、設定、加減の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、リハビリ治療をする時期になっても、肩の痛みは、少し強い痛みが和らいだぐらいで、「何とか痛みを我慢できる程度」で、しかも、神経が異常に敏感になっている為に、何かのキッカケで、再び、イキナリ強い痛みに襲われる事が何度もあります。

この為、着替えや洗髪の時に、用心しながら、腕を上げたり廻したりしても、急にスルドイ痛みが起きて腕が固まってしまったり、あるいは、「このくらいなら、それほど痛みは起きないだろう」と思って腕を動かすと、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩に激痛が起きて、肩や背中の筋肉が緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなるので、五十肩になると、生活に支障をきたしてしまいます。

~ 運動のやり方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”があるので、五十肩のリハビリ治療を行う時に、肩関節を動かす方向や範囲、そして、負荷のかけ方が難しくなります

例えば、痛みが起きそうな“不安”や“恐れ”を感じると、思わず、肩の動作を止めてリハビリ治療を中断したり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩の負荷が少なくなるように、肩以外の筋肉を動かしたりしてしまうからです。

また、痛みの出ない範囲にリハビリ治療をしていると、形だけの動作になってしまうので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は効果が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

しかも、痛みを避けて、あまり肩や背中の筋肉を動かさないようにすると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができない為に、いつまでも背中の不快なダルサに悩まされたり、肩や背中の筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるので、背中の凝りや痛みなどが強まったりします。

また、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、血行の悪化が改善されない為に、不要な老廃物が溜まり、必要な酸素や栄養分が不足したままになるので、これによって神経が刺激されて、背中の凝りや痛みに悩まされる事もあります。

更に、それらの影響で身体の不快感が続いたり、悩まされたりすると、自律神経の負担が大きくなって体調を保てなくなり、疲れ易さやダルサが強まったり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを繰り返すようになったりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

この事から、リハビリ治療で肩関節を動かす為には、肩周囲の極度にコワバッテいる筋や腱を柔らかくしたり、筋肉内の悪化している血流を改善したりして、敏感になっている神経を和らげて鎮める事が大切です。

また、肩甲骨周辺の筋肉は、肩関節の動作の支えになっているので、肩甲骨周りの硬くコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させる事も大切です。

これらで、肩関節や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復して、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きが良くなってくるので、五十肩の治療を高める事ができます

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩の痛みを予防したり緩和したりする為に、肩関節をとりまく筋肉を緩めて、血流の改善をする為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、血流が改善し、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩を動かし易くなるからです。

この為、肩の痛みの緩和や肩の動きを改善する為に、病院で患部を温めるだけでなく、自宅での入浴も勧めています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になり、肩や背中の筋肉内に“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消するのが困難です。

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発する“シコリ”ができると、チョッとした動作や、軽い動作でも、シコリ付近の神経が敏感に反応して、肩全体に痛みが拡がったり、大きくなったりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなります。

しかも、“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、付近の筋肉もコワバッテくるので、肩の痛みと肩関節の動きの改善が進まず、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、五十肩の改善と体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

このツボの特徴から、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、血液やリンパ液の流れが増幅して筋肉のコワバリを軟化させ、敏感になっている神経を和らげ、五十肩のリハビリが行い易くなります。

~ 運動療法 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』も併せて行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着の解消や、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高めるようにしています、

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』に効果のある治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。

また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなり、痛みを軽減すると共に、肩関節を改善する働きがあります。

~ 難しいセルフリハビリに ~

リハビリ治療は、「痛みは、自分しか分からない」事から“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、リハビリが難しい五十肩の筋肉のコワバリ解消と血液の循環の改善に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加えて、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

見上げた時の、首・肩からの刺激痛

【(症例)痛み・しびれ 】

フト見上げた時や、後ろを振り返った時に、いきなり首から肩や腕にかけて、ビリビリッと電気が走ったような強烈な刺激痛とシビレに襲われる事があります。

ずうっと疲労やストレスが続いていたり、いつも肩こりに悩まされていたりすると、コワバッタ首の筋肉が、首の神経の出入り口を狭める為に、首を後ろに動かした時に、首の神経を圧迫して、刺激痛とシビレを引き起こすからです。

そのままにしていると、首の筋肉のコワバリで首の動く範囲が限られ、首からの刺激痛とシビレで生活に支障が生じてしまうので、安全性のある治療で、コワバッタ首の筋肉を回復させ、首の神経が圧迫される状態を解消する事が大切です。

【 首の過緊張や凝りから 】

~ 首の神経への圧迫 ~

何気なく顔を上に向けた時や、首をチョット反らした時に、首すじから肩や腕にかけて、強いシビレと痛みが急に走り、その強烈な刺激で、イキナリ身体が固まってしまう事があります。

これは、首の骨(頸椎)からの神経の出入り口が、『狭く』『すき間が無く』『キチキチ状態』になっているので、疲労や緊張が続いて首や肩の筋肉のコワバリが強まると、首の骨の神経の出入口を圧迫して、ますます窮屈にしてしまうので、顔を上に向けた時や、後ろに振り向いた時に、首の神経が圧迫されて刺激される為です

この為、デスクワークが続いていたり、慢性的な肩こりに悩まされていたり、精神的な疲労と緊張が続いたり、重い物を運ぶ事が多かったりすると、このような首・肩からの刺激痛が起き易くなります。

~ 関節の椎間板が薄くなって ~

また、首の関節の“椎間板が薄くなった”事で、首・肩から刺激痛が起きる事もあります。

関節のクッション役をしている椎間板は、ゼリー状で、約75%が水分で成り立っていますが、20歳を過ぎた頃から水分が徐々に失われてくる為に、薄くなったり、潰れたり、弾力が無くなって亀裂が入ったりします。

椎間板が薄くなってくる事は自然現象ですが、これによって関節の高さが低くなり、その上、中高年になって首の筋肉の凝りやコワバリが慢性化すると、首の骨(頸椎)の神経の出入り口をますます狭くなるので、神経が圧迫されて、首・肩から刺激痛が起き易くなります。

~ 首を動かす範囲や頻度から ~

しかも、首は背中や腰に比べると、動かす範囲や頻度が多い為に、これによって首の筋肉がコワバルと、余計に神経の出入口を狭くしたり、神経の出入り口が“イビツな形”になったりします。

この結果、首の神経が神経の出入口に接触し易くなるので、いつもジンジンする不快なシビレを感じたり、何かの拍子で首を動かすと、強烈な刺激痛とシビレが起きたりします。

例えば、柔術などの格闘技、ラグビーやサッカーなど首に衝撃が加わるスポーツはもちろんですが、水泳や卓球、あるいは車の運転や流れ作業などで、首を何度も左右に動かす事が多いと発症し易くなります。

【 ストレートネック、首猫背 】

~ 過緊張や凝りを強めて ~

特に、首の筋肉の過緊張や凝りを強めて、症状を悪化させるのが、首を丸めて頭を前に出す『首猫背』と、顔を前に突き出す『ストレートネック』です

『ストレートネック』や『首猫背』が続くと、頭を支える首の筋肉の負担が大きくなるので、仕事や家事をしていると、ジンジン、ズキズキ、チクチクする痛みなどを強く感じたり、何もしていなくても、首や肩の疲労感やダルサ感に悩まされたりします。

この状態が続くと、首の筋肉のコワバリが、首の骨(頸椎)近くの神経を圧迫するので、いつも首から違和感やシビレ感を意識させられる状態になったり、首の筋肉のコワバリが強まって、頭の動きが制限されたりします。

~ 喉の違和感や、顔のムクミ ~

また、首から違和感やシビレが生じたり、頭の動きが制限されたりすると、喉の違和感や、顔にムクミが起きる事もあります。

『ストレートネック』や『首猫背』の影響で、首の筋肉がコワバッテくると、喉(のど)近くの筋肉(胸鎖乳突筋)もコワバルので、「喉付近のコワバリ感」や「喉の詰まり感」、「息がしづらい」、などを生じるからです。

しかも、首の筋肉がコワバルと、顔の血行やリンパ液の流れが悪くなるので、これによって、顔の皮膚の弾力性が失われてシワやタルミが生じ、『疲れ顔』や『老け顔』、顔のムクミが起きるようになります。

~ 不快感や痛み、そして感覚や筋力に異常が ~

更に『ストレートネック』や『首猫背』の影響で、首の神経が刺激されて、敏感になってくると、首・肩・腕に不快な痛みが起きたり、手の感覚や筋力に異常が起きたりします。

よくあるケースが、「仕事をしていなくても、首から肩にかけて不快感や痛みが続く」、「仰向けで寝ると、肩の神経が圧迫されてシビレや痛みがする」、「肩甲骨の内側や脇の下も、シビレと痛みを感じる」、などです。

そして、首の神経が圧迫され続けると、指先の感覚が鈍感になり、「箸を使う事やボタンを留めるなどの手先の作業が、しにくくなった」とか、あるいは手の筋力が弱って、「ビンや蓋を開けるときに、握力が弱く感じる」といった症状が起きる事もあります。

【 整形外科での受診 】

~ 保存療法と生活指導 ~

このような、首から肩・腕へのシビレや痛みを解消するには、首と首周囲の筋肉の緊張を解消させて、首の神経の出入口の筋肉のコワバリを解消させる事が必要です。

整形外科で治療を受けると、日常生活の疲労と緊張が影響しているので、保存療法による治療と生活指導が中心になります

保存療法として、筋肉の緊張を和らげる為に、湿布薬や、筋肉弛緩薬、ビタミン剤などの処方が行われ、更に、筋肉を緩める電気刺激や、首の牽引などを行い、そして生活指導として、首を後方へ反らせないように注意したり、不良姿勢や生活習慣を改善するようにアドバイスしたりします。

~ 毎日の作業や姿勢で ~

かし、整形外科での治療は、首のコワバッタ筋肉を、直接、緩和させて解消する治療ではないので、なかなか、スッキリとした改善効果が現れません

しかも、首の筋肉は、精神的な緊張やストレスを感じると、緊張してコワバル性質があるので、仕事や家庭でストレスが強まったり、イライラしたりすると、どうしても首の筋肉の緊張が強まります。

この為、姿勢や仕事で首に負担がかかり続けてしまうので、整形外科の治療を続けても、改善が難しくなります。

~ シコリ(硬結)の発生 ~

また、首の筋肉のコワバリが慢性化すると、コワバッタ筋肉内に硬い“シコリ(硬結)”が生じるようになり、シコリ付近の血行が遮断されます。

この結果、シコリから絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが起きるので、首や肩の筋肉のコワバリが強まり、首の骨(頸椎)近くの神経を強く圧迫するだけでなく、シコリ付近の神経の異常な興奮が続き、余計に痛みと筋肉のコワバリを強めます。

しかし、シコリは、筋肉が硬く凝り固まった状態になっている為に、ストレッチや運動をしても、引き延ばして和らげる事が難しく、整形外科の電気刺激や首の牽引などを行っても、引き延ばして和らげる事が困難です。

【 当院の、首のシビレや痛みの治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

このような首のコワバリや凝りによる、首から肩や腕へのシビレや痛みに対して、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首の筋肉のコワバリ解消と、敏感になっている首の神経の回復を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

しかも、首の痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、東洋医療のツボ利用が、そのまま使える利点があります。

~ 抵抗感が少なく、リラックスした状態で ~

また、マッサージ治療によって、直接、患部の血行やリンパの流れを良くしたり、筋肉の弾力性や柔軟性を高めたりするので、これによって敏感になっている首の神経を鎮め、シビレや痛みを和らげられます。

更に、首の後ろには、自律神経の中の、リラックスに関わる副交感神経(迷走神経)の働きを促すツボがあるので、これをマッサージ治療で利用すると、首からシビレや痛みを発しているシコリを和らげて、解消させる効果があります。

しかも、首は、筋肉が薄く、内側に重要な神経や血管が通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者にとって、抵抗感が少なく、リラックスした状態で、首の治療が受けられます。

~ 身体のバランスの回復 ~

当院では、首や肩の患部の治療だけでなく、首の負荷を緩和させる為に、上半身のコワバリ状態を診断し、身体のバランスを回復させる治療も、症状に合わせて行っています。

姿勢が悪くなっていたり、不快な症状があったりすると、それによって、首や肩のコワバリが強まって、首や肩のシビレや痛みが起き易くなるからです。

特に、『ストレートネック』や『首猫背』は、首や肩のシビレの大きな原因になるので、上半身のコワバリ箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を併用し、筋肉の血行やリンパの流れの改善と筋肉の弾力性や柔軟性の回復を、重点的に行っています。

~ 効果的な首の柔軟性回復 ~

ツボ治療を併用したマッサージ治療は、身体の異常を知らせる反応点(ツボ)を利用した治療法なので、患者にとって無理が無く、しかも、首の筋肉の柔軟性の回復が効果的に行えます。

当院は、首の凝りやシコリ(硬結)の解消や、それに伴う痛みやシビレの回復治療を、安全性が高く、患者がリラックスした状態で受けられるように、マッサージ治療とツボ治療を併用しています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ズキズキと疼(うず)くような、慢性的な、凝りや痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

頭痛、肩こり、腰痛などに悩まされていると、凝りや痛みを発している筋肉の内部に、筋肉が凝り固まったような、ゴリゴリとしたシコリ(硬結)ができている事があります。

始めは、休めば回復する疲労や緊張であっても、繰り返すうちに、コワバッタ筋肉内に硬いシコリができて血行が遮断されるので、神経が刺激されてズキズキと疼くような痛みが続いたり、ダルサ感、疲労感などが強まったり、回復力が低下して凝りや痛みが長引いたりするようになり、頭痛、肩こり、腰痛などの原因になります。

このようなシコリの解消には、症状を悪化させるシコリを無くし、身体の調子(治る力)を上げていく事が必要なので、湿布を貼ったり、温めたり、ストレッチしたりするよりも、シコリ周辺から血液やリンパ液の流れを回復させて、コワバッタ筋肉を改善すると共に、敏感になっている神経を和らげて、筋肉を正常な状態に戻す事が大切です。

【 疲労や緊張から 】

~ 血行悪化と神経の異常興奮 ~

頭痛、肩こり、腰痛などが起きても、「そのうち、治るだろう」と思っていると、日が経つうちに、内部からのズキズキと疼くような痛みが強まったり、慢性化したりする事があります。

これは、一時的な疲労や緊張による痛みであっても、仕事や家事の疲労が続いたり、身体を動かさない毎日だったりすると、身体に老廃物や疲労物質が溜まり、そして、身体に必要な栄養や酸素が流入しづらくなってくるので、次第に神経への刺激が強まり、身体の回復力が低下してくるからです

しかも、このような状態が続いて体調を保てなくなると、痛みを緩和する働きが弱まる上に、痛みに敏感に反応するようになるので、「痛みが痛みを引き起こす」状態になり、今まで以上にズキズキ・ジンジンする痛みがしてきたり、身体を休めても痛みが続いたりします。

~ シコリの発生 ~

また、このような状態になると、血流とリンパ液の流れが悪化してくるので、筋肉に含まれる水分が減少して、筋肉が縮み、コワバリが強まります。

しかも、仕事や家事の疲労が続いたり、身体を動かさない毎日だったりすると、血流とリンパ液の流れの悪化で老廃物や疲労物質が溜まるので、筋肉の神経を刺激して筋肉を異常に収縮させて、硬くなり、筋肉内に硬いシコリ(硬結)が生じるようになります。

そして、筋肉内に硬いシコリ(硬結)ができると、毛細血管の血流が遮断される為に、神経が刺激されて、ジンジン・ズキズキする“神経特有の痛み”が起きたり、チョッとした疲労やストレスでも、敏感になった神経がすぐに反応して、疲れやダルサを強く感じたりして、慢性化する頭痛、肩こり、腰痛などの原因になります。

~ デスクワークで ~

シコリは、疲労や緊張が長引いたり、繰り返されたりすると生じるので、デスクワークをしているうちに、シコリが生じ易くなります。

デスクワークをしていると筋肉がコワバッテ、血行が悪化する上に、同じ姿勢を続けたり、精神的な緊張が続いたりするので、身体の中に老廃物や疲労物質が溜まるからです。

この為、首・肩・腰などに硬いシコリ(硬結)ができると、頭痛、肩こり、腰痛などの原因になり、神経が敏感になっているので、しばらく休んでも、すぐに痛みや不快感がぶりかえしたり、慢性化したりします。

【 自律神経への圧迫や刺激 】

~ 首の後ろや肩甲骨近くのシコリ ~

また、首の後ろや背骨の内側には“自律神経”が通っているので、疲労や緊張で、首の後ろや背骨の内側にシコリができると、自律神経を圧迫したり、刺激したりします

例えば、首の後ろ側にシコリができて自律神経が圧迫されると、凝り感や痛みだけでなく、いつも“頭重感”に悩まされて「何となく身体の調子が悪い」と感じたり、あるいは、頭痛が起き易くなったりします。

また、肩甲骨の近くにシコリができて、背骨沿いに通っている自律神経が圧迫されると、背中の疲労感やコワバリ感が強まり、肩甲骨の内部からチクチク・ズキズキとする痛みが起きたり、更に、「背中のコワバリで呼吸が浅くなり、疲れ易くなった」、「何となく身体の調子が悪い」などが起きたりします。

~ 寒冷痛、天気痛、古傷の痛み ~

更に、シコリができて、身体の痛みや不快感が長引いたり、身体の不調感が続いたりすると、「寒くなったり気圧が低くなったりすると、身体に痛み(寒冷痛)が起きる」、「天気が悪くなると、膝や腰の関節の痛みが悪化する」などの『天気痛』や『気象病』が起きます。

身体の痛みや不快感、あるいは、身体の不調感などで、体調を保つ自律神経の働きが不安定になると、気候の変わり目や気圧の変化時に、体調を合わせる事ができなくなるので、頭重感や頭痛が起きたり、関節の神経が刺激されて痛みが起きたりするからです。

また、ケガによる古傷や、手術による傷痕も、その箇所の筋肉のコワバリが残っていたり、血行が悪化していたりすると、寒さを感じたり、体調が悪化したりすると、神経が敏感に反応して、ジンジン・ジクジクした痛みを感じる事があります。

~ 自律神経の不安定化 ~

このように、首、肩、肩甲骨周辺、腰などにシコリができると、筋肉内の神経が刺激されるだけでなく、近くの自律神経に影響して、「何となく身体の調子が悪い」といった不調感や、頭重感・頭痛、慢性腰痛などが起きるようになります。

そして、自律神経への影響が続いたり、強まったりすると、不調感や不快感が増して、「気分的にイライラする」、「集中力が続かなくなる」などが起きたり、体調を保ちづらくなったりします。

また、不調感や不快感が強まると、心身を休ませる副交感神経の働きが低下するので、長引いて、なかなか回復しなくなります。

【 解消しづらいシコリ 】

~ ストレッチや運動によるシコリの解消 ~

筋肉内にシコリができると、神経特有の“ジ~ン”と神経特有の響くような痛みを感じたり、また、皮膚の上から触ると、コリコリとした塊(かたまり)を感じられたりするので、シコリができている事が分かります。

しかし、シコリをストレッチや運動で解消するのが困難です。

ストレッチや運動で周辺の筋肉を伸ばす事は可能でも、肝心のシコリは硬く固まった状態なので、シコリ部分を伸ばす事ができない為です

~ 思うように手が届かない為に ~

しかも、シコリは、首の後ろ側や、背骨沿い、肩甲骨の内側、腰の後ろ側などにできるので、筋肉内にシコリができている事は分かっていても、眼で、直接、確認できない上に、思うように手が届きません。

この結果、シコリ周囲の筋肉を伸ばすぐらいのストレッチや運動になるので、シコリは残ったままになります。

この為、整形外科や接骨院で、患部を伸ばす“牽引治療”を受けても、やはり、シコリ周囲の筋肉を伸ばすだけになります。

~ シコリ周辺の強いネジレや萎縮の解消 ~

また、シコリ周辺の筋肉も、シコリの影響でコワバッテいたり、血行が極度に悪化していたりするので、これらの筋肉の弾力性や柔軟性を取り戻し、毛細血管の血流を回復させる事も必要です。

この為、これらのシコリを囲む筋肉に対して、萎縮やネジレを緩める為に、横や斜めなど、いろいろな方向に引き伸ばす事が必要です。

しかし、ストレッチや運動は、“一方向”に筋肉を伸ばす事はできても、前後左右の“いろいろな方向”に伸ばす事ができないので、シコリ周辺の筋肉のコワバリや血行悪化を解消させる事が困難です。

【 当院の、ツボ治療とマッサージ治療 】

~ ツボ治療 を加えて~

当院は、シコリから生じる不快な凝りや痛みの解消に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を行っています。

ツボ治療を行っているのは、シコリができる位置とツボの位置が、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切に刺激を与えると、その刺激に神経が反応して痛みや違和感が減少したり、筋肉内の毛細血管が緩んで血流が改善したりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

このつぼの特徴から、当院では、「押されると身体の芯まで響いてくる」、「痛いけど気持ちいい」、「ツボをしっかり押されている」と感じられる箇所を、ツボを利用して確認し、症状や体調に合わせて刺激を加え、シコリを解消しています。

ツボには神経や血管が集まっているので、反応がハッキリと現れているツボに適度な刺激を与えると、毛細血管が拡がって血流が増え、筋肉の弾力性や柔軟性が回復してくるからです。

また、筋肉の弾力性や柔軟性が回復してくると、敏感になっていた神経の興奮が和らぎ、凝り固まっているシコリが緩和されてきます。

~ 疲労や緊張を緩和させて ~

更に、当院では、体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、シコリ周辺の筋肉のコワバリを解消し、血行を回復させています。

東洋医療では、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病(みびょう)』と呼んで、体調や体質に合わせて、血行の改善や筋肉の柔軟性回復などで神経の興奮を鎮め、身体の調子(治る力)を上げてきたので、シコリ以外の筋肉の状態を調べて回復させるのに適しているからです。

特に中高年になって、毎日の疲れや運動不足などで身体の回復力が低下していると、身体の回復が追いつかなくなっているので、マッサージ治療で、体調や体質に合わせて回復を図ると、スッキリした感じになり、身体の調子(治る力)を上げていく効果があります。

~ 痛みや体調の改善 ~

痛みが慢性化したり、筋肉内にシコリができたりすると、付近の神経の異常な興奮が起きたり、自律神経の働きを不安定化させたりして、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加え、神経の興奮を和らげて、筋肉内のシコリの解消を図り、神経の異常興奮を和らげて、痛みや体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

疲労・緊張に敏感に反応する、頭の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は“肩こり頭痛”と言われ、頭を支えている首や肩の筋肉が、疲労や緊張でコワバリが強まって、血行が悪化すると頭痛を引き起こしますが、ストレスや心配事なども、首や肩の筋肉の緊張を強めて、血行を悪化させるので、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、ストレスや心配事などが続くと、首や肩の筋肉の緊張も続いて、後頭部から首筋にかけての圧迫感や頭重感に悩まされたり、チョットしたストレスや疲労で、すぐに頭がギューッと締めつけられる痛みが起きたりします。

このような疲労・緊張に敏感に反応する頭の痛みを改善するには、敏感になっている神経を鎮める事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して、悪化している首や肩の血流を活発化させ、それによって神経を刺激している老廃物の排出を促し、神経の感受性を和らげる事が大切です。

【 緊張型頭痛 】

~ 肩こりは日本人の国民病 ~

“肩こり頭痛”と言われる緊張型頭痛は、以前から「肩こりは日本人の国民病」と言われているので、多くの人が経験する頭痛になっています

これは日本人が、欧米人に比べて頭が大きい割に体格が小さく、首や肩の筋肉量が少ないので、仕事や家事で、背中を丸めた姿勢や、頭を突き出すような姿勢が多くなると、頭を支える首や肩の筋肉に負担が強まる為です。

特に、首が細く、なで肩の女性は、首や肩の筋力が弱くなるので、前かがみになってPCやスマホ操作を続けていると、頭を支える首や肩の筋肉に負担が強まるだけでなく、操作をする為に前方に出している腕の重みで肩の負担が増すので、ますます首や肩の筋肉の緊張が強まり、緊張型頭痛が起き易くなります。

~ 姿勢を維持する緊張から ~

また、毎日、長時間のデスクワークや立ち仕事が続くと、肩周辺の“姿勢を維持する緊張”から筋肉がコワバッテ、肩周辺の神経が圧迫されたり、肩周辺の血行が悪化したりするので、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、“姿勢を維持する緊張”が続いて、肩周辺の神経が敏感に反応するようになると、いつも後頭部から首筋にかけての圧迫感に悩まされたり、一日中だらだらと頭重感がしてきたりします。

更に、これらの痛みや不快感で、肩や首の血管が収縮し、血管の弾力性も無くなってくるので、血流の悪化が慢性化し、首や肩にジンジン・ズキズキする痛みが増したり、後頭部のズキズキする痛みが強まったりします。

~ 神経を刺激する神経回路の発生 ~

仕事や人間関係などによるストレスや不安も、身体の緊張を強めるので、肩・首・背中の肩甲骨周辺などの筋肉のコワバリが強まり、緊張型頭痛を悪化させます。

しかも、仕事や家庭の不安やストレスなどで、「リラックスしにくい」、「いつもイライラ、ピリピリしている」、「気が休まらない」、「焦りや不安を感じる」などが続くと、筋肉の収縮が元に戻らなくなって、筋肉の拘縮状態が解消されなくなり、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)ができます。

この結果、仕事や人間関係などで不安やストレスを感じると、すぐに後頭部の神経を圧迫刺激する神経回路が活性化し、頭重感で仕事が手につかなくなったり、頭が締め付けられるような痛みが起きたりします。

【 身体の緊張から 】

~ 指先操作の繰り返し ~

また、PCやスマホの操作をしていると、肩・首・背中の肩甲骨周辺などの筋肉が“操作に合わせて緊張”するので、次第に、首や肩の神経が圧迫されたり、神経が刺激されたりします

特に、パソコン入力を繰り返していると、手首や腕が疲労して筋肉がコワバッテくるので、「腕が重だるく感じる」、「手首や腕が硬くなる」、「指や腕に違和感が生じる」などが起き、これによって首や肩の神経疲労が起き、緊張型頭痛につながっていきます。

しかし、指先や腕の疲労は気付きにくいので、緊張型頭痛の手前の「腕や首が重苦しく感じる」、「頭が重くて、ダルイ」などの症状から、手首や腕の疲労状態に気付く事がよくあります。

~ 肩甲骨からの慢性的な痛みから ~

また、姿勢を保つ背骨と肩甲骨の間に、いつも疼くような不快な痛みを感じるようになると、これから緊張型頭痛が起きます。

背骨と肩甲骨の間の筋肉は、姿勢を保ったり、腕の動作を補助したり、腕の重みを支えたりする働きをするので、肩甲骨の間の筋肉に負荷が増して神経が刺激され続けると、不快な痛みが発生するだけでなく、身体の負荷が続く部位なので痛みが解消しづらくなり、肩と首の緊張部分を刺激し続けるからです。

この結果、背中や肩に疲れを感じると、すぐに背骨と肩甲骨の間に疼くような不快な痛みや違和感が起き、更に、肩と首の緊張部分を刺激するようになり、頭重感や緊張型頭痛を引き起こすようになります。

~ 緊張型頭痛の解消や予防 ~

緊張型頭痛の解消や予防として、一般的に、筋肉のコワバリで血行が悪くなった首や肩を、温めたり、ストレッチで前後左右に伸ばしたりして、首や肩の筋肉の柔軟性を回復させる事が勧められています。

しかし、首や肩の筋肉を温めたりストレッチをしたりして、頭痛を和らげる事ができても、毎日の仕事や家事などで首や肩の筋肉のコワバリと血行の悪化が続いたり、神経を刺激する神経回路ができていたりすると、なかなか期待するような頭痛解消の効果が得られません。

また、市販薬を利用した場合も、頭痛が和らぐ感じはしても、肩周辺の“凝り感”や頭のニブイ痛みが続いたり、ストレスや緊張が高まったりすると、再び頭痛に悩まされます。

【 神経回路(トリガーポイント)の解消 】

~ 病院での治療 ~

病院での緊張型頭痛の解消は、一般的に、痛みを和らげる「鎮痛薬」、炎症等の「消炎剤」、そして「筋肉の緊張の緩和する薬」などが処方されます。

しかし、病院で処方する薬を服用する事で、頭の痛みを軽減させても、緊張型頭痛は、姿勢や筋肉の慢性的な刺激から生じる頭痛なので、肩や首に凝り感や痛みが強まったり、ストレスや不安を感じたりすると、やはり、頭痛が再発します。

特に、首や肩などに、頭痛を誘発する神経回路(トリガーポイント)が解消されずにいると、疲労や緊張を感じると、すぐに神経が反応して頭重感や頭痛が起きる状態になります

~ 神経回路(トリガーポイント)の解消 の重要性~

この為、緊張型頭痛が解消しにくい場合は、首や肩の筋肉のコワバリ解消に加えて、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を確認して、解消させる事が必要です。

神経回路(トリガーポイント)ができている部分は、血行悪化や神経の高まりなどで、筋肉が凝り固まって硬いシコリ(硬結)ができているので、皮膚の上から触ってみると、内部にコリコリとした筋肉の塊が感じられます。

この特徴から、緊張型頭痛の解消には、皮膚の上から硬いシコリができている箇所を確認し、シコリ内部や周辺の悪化している毛細血管の流れを回復させて、コワバリを和らげると共に、敏感になっている神経を和らげていく事が必要です。

~ 背中の筋肉や血行の回復 ~

また、緊張型頭痛の解消には、首や肩周辺だけでなく、背中の筋肉も、コワバリや血行の悪化が生じているので、背中の筋肉や血行の回復も必要です。

この為、肩甲骨周辺を含めて上半身のコワバリやシコリを確認して、これらを解消したり、更に、首や肩の関節の動きをチェックして改善し、首に続く上半身の血液の流れを回復させたりする事も必要です。

特に、中高年になると、新陳代謝の低下や運動不足などで、筋肉疲労が起き易くなっているので、身体のコワバリ箇所やシコリ箇所をチェックして、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる事が必要です。

【 当院の、緊張型頭痛の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では緊張型頭痛の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、神経が敏感になっている箇所のチェックと、コワバリ箇所やシコリ箇所への回復施術を行っています

これは、痛みを引き起こす神経回路(トリガーポイント)の箇所が、東洋医学のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

また、首は、内部に重要な神経や血管が通っている上に、外側の筋肉が薄くて小さな筋肉で構成されているので、このような非常にデリケートな首周りの治療に、東洋医療をベースにしたマッサージの治療が適しています。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えているので、首や肩の治療が、無理無く、リラックスした状態で受けられます。

例えば、首や肩に筋肉のコワバリが慢性化していたり、硬いシコリができたりしても、ピンポイントに、安心して治療が受けられます。

~ 上半身のシコリやコワバリの解消 ~

更に、緊張型頭痛が慢性化して繰り返される場合は、首だけでなく、背中の筋肉内にある硬いシコリを解消させて、神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を無くす事も必要です。

この為、背中の疲労や緊張などの慢性化による痛みを、マッサージ治療にツボ治療を加えて改善させ、更に、肩甲骨を動かす『他動運動』を行い、背中の筋肉の柔軟性や血行の回復を行っています。

背中や肩のシコリやコワバリを解消させて、シコリ内の血流を回復させていくと、頭痛の解消や予防だけでなく、体調の回復にもなり、スッキリしてきます。

~ 疲労や緊張などの慢性化の治療 ~

“神経が過敏な状態”になって引き起こされる緊張型頭痛の解消には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、ツボを利用したマッサージ治療によって、安全に、無理が無いように、神経や血管を圧迫している緊張を解消して、長引く痛みや不快感の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと緊張型頭痛をイメージしますが、頭が激しく「ズキズキ・ガンガン」と痛む片頭痛も、頭痛が起きる前に『自律神経の不安定』による影響で、肩の凝り感や重ダルサが強く現れます。

しかも、『自律神経の不安定』によって後頭部の神経が刺激される為に、一般的な肩こりと違って、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」、「首や肩が、グッと張ってくる」などの、特徴的な現れ方をします。

この為、片頭痛の“前触れ”のような肩こり感や重ダルサなどに気付いたら、片頭痛の予防と緩和の為に、早めに首や肩のコワバリと血流悪化を回復させて、高ぶっている神経の興奮を鎮め、身体の調子(治る力)を取り戻すように『自律神経の不安定』を改善する事が大切です。

【 片頭痛の原因 】

~ 片頭痛の痛み ~

女性は頭痛持ちが多いと言われ、中でも20~40代の女性は片頭痛に悩まされている事が多く、男性の3倍以上になっています。

片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されて、頭の中をガンガンとする強い痛みが続き、その上、少しでも頭を動かすと、ますます痛みが強まるので、仕事や生活に支障をきたしてしまいます

しかも、強い痛みで神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返すようになります。

~ 脳血管の急な拡張 ~

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時と言われます。

よく言われるのが、月曜日からずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、「いきなり、頭がズキンズキンと脈打つように痛み出した」というケースです。

この為、片頭痛が起きる原因として、忙しさやストレスなどで自律神経の働きが不安定になると、気持ちが緩んだ時に、収縮していた脳の血管のコントロールが急激に緩んで、脳の血管が急に拡張し、脳の神経が圧迫されて刺激される為と考えられました。

~ 脳の神経が敏感に ~

しかし片頭痛は、気持ちが緩んだ時だけでなく、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。

この事から、最近では、片頭痛の原因を『ストレス・寝不足・寒暖の差・気圧の変化などで自律神経の働きが不安定になり、脳の神経が敏感になると、脳の血流のチョットした変化でも敏感に反応して、痛みが起き易くなる』と、考えられるようになりました。

身体の不調やストレスなどが続いて脳の神経が敏感になってくると、チョッとした刺激でも反応する状態になるので、何かのキッカケで脳の血流が増すと、それによって痛みを強く感じてしまうという考え方です。

【 片頭痛の前触れ 】

~ 自律神経の不安定から ~

このように、片頭痛が起きる原因として、従来の“脳の血管の拡張説”と、最近の“脳の神経の敏感説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定した事が、片頭痛を引き起こすキッカケになっています

これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、それによって『自律神経の不安定』が生じると、脳の血管の収縮と拡張をコントロールしている働きが失われて急に緩んで拡張したり、脳の神経が敏感になって痛みを起こしたりするからです。

この為、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの“体調の悪化”で、自律神経の働きが不安定になると、脳の血管のコントロールが失われたり、脳の神経が敏感になったりして、片頭痛が起き易くなります。

~ 片頭痛の前触れ ~

このように、片頭痛が『自律神経の不安定』と関係しているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛が起きる前に『自律神経の不安定』による“体調の悪化”を感じています。

例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。

多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『自律神経の不安定』による“体調の悪化”が、片頭痛の“前触れ”として現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後に、片頭痛が起きています。

~ 片頭痛の予防や対策に ~

この為、片頭痛が起きる前の“前触れ”に気付いたら、首や肩などのコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、それらを和げると、片頭痛の予防や対策に効果があります。

身体に感じる不快感を減少させて、体調を取り戻すようにすると、敏感になっている脳の神経を和らげて、自律神経の血管をコントロールする働きを回復させて安定化するからです。

これによって、血管が急激に拡張するリスクを減少させる事ができます。

【 前触れの、肩こり 】

~ 肩こり感や、肩のダルサ ~

特に、片頭痛の前に、片頭痛患者の75%の人が、“前触れ”として、肩こり感や肩のダルサを感じています。

これは、首や肩の筋肉が、絶えず頭を支えながら動かす働きをしているので、身体の不調やストレスなどが続いて『自律神経の不安定』が強まると、それがキッカケとなって、いきなり首や肩の筋肉のコワバリが強まり、血行が悪くなって、肩こり感やダルサが起きるからです

しかも、片頭痛の場合は『自律神経の不安定』が影響しているので、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの特徴的な現れ方をします。

~ 首が自律神経の通り道 ~

また、片頭痛の“前触れ”として、肩こり感やダルサが現れるのは、“首が自律神経の通り道”になっている事も影響しています。

ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで『自律神経の不安定』が増すと、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサを起こさせるからです。

この為、「病気ではないけれど、何となく身体の調子が悪い」と感じ、それに伴って、独特な不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、片頭痛の“前触れ”が考えられます。

~ 片頭痛を発生させる三叉神経 ~

しかも、脳の血管を取り巻いて片頭痛を発生させる『三叉(さんさ)神経』は、後頭部に伸びている神経(大後頭神経)と至近距離で交わっているので、この後頭部に伸びている神経から影響を受けます。

この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、後頭部が緊張して、肩こり感やダルサなどが起きてくると、片頭痛を発生させる三叉神経に影響を与えて、「何となく頭痛がきそうだ」という片頭痛の“前触れ”が生じます。

そして更に『自律神経の不安定』が大きくなって、『三叉神経』が活性化(興奮)すると、『三叉神経は、脳内で一番大きな神経』なので、ズキズキ、ガンガンと激しく響くような頭痛が起き、更に『自律神経の不安定』によって、胃や腸がムカムカしてきたり、嘔吐したくなったりします。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ 頭痛体操 ~

片頭痛の予防や対策として、いろいろな方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、首や肩の敏感になっている神経を和らげる作用があるので、片頭痛の予防や軽減に広く勧められています。

しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が重要なポイントになるので、この効果を出すには、首や肩の“圧痛点(凝り)”を確認して、その圧痛点をうまく和らげ、筋肉のコワバリと血行悪化を解消させる事が必要です。

当院では、『頭痛体操』の代わりに、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている“圧痛点(凝り)”をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行っています

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、片頭痛の予防や対策に、ツボを利用して、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、敏感になっている神経の興奮を鎮めたりして、痛みや違和感を減少させ、体調の改善を行っています。

特に、片頭痛の“前触れ”が現れた段階で、首や肩などの、敏感になっている“圧痛点(凝り)”を、ツボを利用して鎮めると、片頭痛の予防や軽減に効果があります。

~ 安全に、無理がなく ~

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを高めて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が和らぎ、それによって、自律神経の負荷を減少させる効果があります。

高ぶっていた神経の興奮が収まってくると、身体の調子(治る力)を取り戻し、体調が回復してくるからです。

当院が行っているマッサージ治療は、東洋医療をベースにして、崩れかかった身体のバランスを、安全に、無理のない方法で、回復させる手技療法なので、片頭痛の予防や対策に安心して受けられます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、首や肩の血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させて、不快感や痛みを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

腰は、絶えず体重を支え、上半身や下半身の動作時の負荷もかかるので、「運動不足」、「長時間の同じ姿勢」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」、「ストレス」などが続くと、腰の血行が悪化し、筋力低下やコワバリが生じたり、骨格を歪めたりします。

また、これによって、腰の神経が刺激されて、ジンジン・ウズウズと痛む『慢性腰痛』に悩まされたり、腰の柔軟性が無くなって『ギックリ腰』を起こし易くなったり、腰の重ダルサや痛みで体調が悪化したりします。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などに気付いたら、腰痛や体調悪化が起きるアラームサインと考えて、腰を含めて、上半身と下半身のコワバリ箇所をチェックして、血行の回復と不快感や痛みを解消し、身体の調子(治る力)を維持する事が大切です。

【 腰の痛み 】

~ 腰の筋肉 ~

腰は、身体の動きに合わせて、身体の安定を保ったり、いろいろな動きをしたりするので、上半身や下半身に伸びている腰の筋肉が幾つもあり、それらが重なり合って構成されています。

しかし、筋肉が幾つも重なり合って構成されていても、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱ったりすると、筋肉の伸縮性が失われて、コワバリが生じたり、血行が悪化したります。

そして、腰の筋肉のコワバリで神経が圧迫されたり、血行悪化で神経が刺激されたりするので、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」などの不快感や、痛みが起きます。

~ 腰痛症 ~

『腰は身体の“要(かなめ)”』の役割をしている為に、それだけ腰にかかる負担が大きくなり、この結果、気になる自覚症状の中で、腰痛が、男性1位、女性2位の順位になっていますが、

特に多いのが『腰痛症』で、腰痛の中で約85%を占め、レントゲンなどの検査をしても、腰椎椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、坐骨神経痛のように、痛みの箇所や原因をハッキリ特定できない痛みです。

しかし『腰痛症』の原因は、腰が体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などの働きをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉の許容限度を超えて、神経が刺激された為と考えられています。

~ 慢性腰痛 ~

特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”や、“背骨の根本”あたりは、絶えず上半身の負荷がかかり続けるので、『腰痛症』が起き易い場所です。

この為、“骨盤の上側沿い”や“背骨の根本”あたりの筋肉が、「運動不足」、「姿勢の悪化」、「同じ姿勢が続く」、「急な体重増加」などで弱ったり、余裕が無くなったりすると、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、「痛み」を感じたり、「動かしにくい」、「引っかかった感じ」などが起きたりします。

これらの腰の痛みや違和感は、腰の筋肉の許容限度を超えた事から起きているので、姿勢を変えて筋肉の負担場所を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”がコワバッテ、血行悪化が解消しきれなくなると、絶えず神経が刺激されるので、腰が絶えずジンジン・ウズウズと痛む『慢性腰痛』になります

【 ギックリ腰 】

~ 急性腰痛 ~

また、腰が、突然、強烈な痛みに襲われる事もあります。

いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、病院の診断名では『急性腰痛』と言い、疲労や緊張などで腰の筋肉が硬くコワバルと、腰に大きな負荷がかかったり、急な動作をしたりした時に、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を引き起こし、強烈な痛みを引き起こしてしまいます。

強烈な痛みが起きると、身体の防衛反応が急激に働き、お腹の中の横隔膜がイキナリ縮み、声を出せなくなる事もあります。

~ アラームサイン ~

『ギックリ腰』は、イキナリ、激痛に襲われる感じがしますが、実際は『ギックリ腰』の前に、腰の疲労や緊張などで、腰からニブイ痛みや、凝り、ダルサなどを感じていたり、あるいは、何となくギックリ腰の不安を感じていたりします

ところが、毎日の仕事や家事などに追われていると、「疲れや年のせい」と思ったり、ツイ、「そのうち治るだろう」と後回しにしがちにしたりします。

この為、前もって腰からアラームサインがあっても、腰の筋肉の許容限度を超えて『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。

~ 回復処置 ~

『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日して、腰の痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かして、コワバッテいる腰の筋肉をほぐして、血行を改善すると、回復が早まります。

この為、回復処置をする迄は、治りかけている断裂を“再断裂”させないように、痛みを避けて、できるだけ身体を動かさないようにする事が大切です。

また『ギックリ腰』の痛みが和らいだ後も、筋肉のコワバリや血行の悪化が残っていたり、あるいは、骨格のゆがみが生じていたりするので、不快な痛みがいつまでも続いたり、『ギックリ腰』が再発したりする恐れがあるので、腰周辺の筋肉をチェックして回復させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

~ストレスによる血流悪化 ~

精神的なストレスも、あまり気付きませんが、腰痛を引き起こす隠れた原因になります。

ストレスが長引くと、血管が収縮して血行が悪化するので、上半身や下半身から負荷がかかる腰の筋力を低下させたり、柔軟性を失わせてコワバリが強まったりするからです

この結果、精神的なストレスによって、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じる状態になります。

~ ストレスが増すと ~

そして、精神的なストレスが、いつまでも長引いたり、強まったりすると、「腰に重い感じや、鈍痛を感じる」、「立ち上がりに、ギックリ腰になりそうな痛みがする」、「寝返りをすると、腰が痛む」などが起きます。

また、精神的なストレスで、腰の神経が敏感になってくると、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「ジンジン・ズキズキする腰の痛みに悩まされる」、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」なども起きます。

この為、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~

更に、体調の悪化やストレスなどで自律神経の働きが不安定になっていると、身体の冷えや天気の悪化がキッカケになって、「腰に痛みが強まる」という事も生じます。

敏感になっている腰の神経が刺激されて、腰の違和感や不快感が強まるからです。

この為、寒暖の差が大きくなる季節の変わり目や、湿度の高くなる時期、更に、クーラーの風に直接触れる事が多くなると、腰の違和感や不快感が強まって、腰痛を引き起こし易くなります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

~ 筋肉由来の症状解消 ~

『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などが大きく影響しているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています

コワバッテいる腰や腰周辺の筋肉をマッサージ治療で和らげ、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、敏感になっている神経が元の状態に戻ってくるので、腰の違和感や痛みが減少し、腰が動き易くなる為です。

このような効果から、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰を中心に、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などの改善を行っています。

~ 上半身や下半身の筋肉も含めて ~

更に、『腰痛症』対策として、上半身や下半身の筋肉も確認して、疲労と緊張の解消を行っています。

『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の姿勢などが大きく影響しているので、上半身や下半身の筋肉の柔軟性を回復させて血行を促す事で、敏感になっている神経を鎮め、リラックス感を取り戻し、腰の柔軟性や血行の回復に効果があるからです。

特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな働きをするだけでなく、歩いたり立ったりする時に、股関節にかかる衝撃を吸収する役割もしている為に、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができずに、腰の負担が大きくなって、腰痛の原因につながってしまうので、お尻の疲労と緊張の解消が、腰痛の予防や改善に、隠れた重要ポイントになります。

~ ツボ反応の利用 ~

これらの治療に、当院では、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、そして、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善と、関節の動きの回復を行う為に、ツボ反応を利用しています。

ツボは神経や血管が集まっているので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、腰に痛みが現れる箇所と、東洋医学のツボの位置とよく一致しているので、ツボ治療を加える事で、改善の効果が高まり、しかも、マッサージの治療の中に取り入れているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、ツボの治療が受けられます。

~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、身体からのアラームサインとして、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、症状や体調に合わせて、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させて、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

膝関節の筋力回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の炎症を抑えて痛みを緩和し、そして、関節の動きを滑らかにする為に、膝にヒアルロン酸注射が行われますが、これらの効果が続かない事と、症状が進行すると痛みをコントロールできなくなるので、運動療法が行われます。

運動療法をする事で、変形性膝関節症の原因になっている膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を改善し、膝の動きを安定化させて、症状の進行と痛みを抑える効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事や、膝の筋力回復まで痛みが続く事、そして、運動効果が実感されないと意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような難点の解消に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による症状を改善しているマッサージ治療を利用すると、筋肉のコワバリと血流の改善を行い、更に、関節を動かして関節内の新陳代謝を高める運動法も行うので、敏感になっている神経を和らげ、そして、膝関節の回復を早める効果があります。

【 ヒアルロン酸の効果と難点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期の頃までは、膝の痛みを和らげながら、膝関節の安定を回復させ、関節症の進行を抑える治療法になるので、膝にヒアルロン酸を注入しながら運動療法を行うのが一般的です。

膝の関節内にヒアルロン酸を注入する事で、膝の傷付いた軟骨表面をヒアルロン酸が覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑え、そして関節軟骨の滑りを良くするので、動作時の膝の痛みを無くし、膝関節をスムーズに動かせるようになります。

しかも、膝に注射するだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心してヒアルロン酸を注入できます。

~ 効果が持続しない為に ~

しかし、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減って傷んだ軟骨を再生させたり、膝の弱っている筋肉を強化したりする働きがありません。

しかも、注入されたヒアルロン酸は、時間の経過と共に体内に吸収されて無くなってしまうので、膝の痛みを緩和する効果は1〜2週間程度なので、いつまでも続きません。

この為、膝の痛みが再発してきたり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりすると、再び、膝にヒアルロン酸注射を注入する事が必要になります。

~ 繰り返すと ~

更に、もっと注意しなければいけない事は、「ヒアルロン酸による効果は、膝の軟骨の損傷が治っていなくても、痛みだけ感じにくい状態」になるので、ヒアルロン酸注射に頼っていると、動作をするたびに、膝の軟骨がすり減ったり傷んだりするので、更に変形性膝関節症が進んでしまう事です

そして、膝関節の軟骨の摩耗や変形が大きくなってくると、膝にヒアルロン酸注射を注入しても、膝関節内の腫れや炎症を抑えられなくなったり、関節軟骨の滑りを改善できなくなったりして、痛みが解消されなくなります。

また、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなると、炎症が進んで、神経が敏感になってくるので、動かずにジッとしていても、膝から痛みがしてくる状態になります。

【 運動療法 】

~ 運動療法の効果 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和し、膝の軟骨を更に悪化させないように、膝周囲の筋力を回復させる運動療法が行われます。

これは、膝周囲の筋肉が、立ったり歩いたりする時などに、膝関節を動かす役割をするだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の役割もしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させると、立ち上がりや歩き始めなどの痛みや、歩いている時の痛みなどを、大幅に和らげられるからです

また、変形性膝関節症について、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因は、“膝周辺の筋力低下”によって膝関節が不安定になり、軟骨のすり減りを引き起こしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させる事で、変形性膝関節症の進行を抑える事ができます。

~ 早い段階で運動療法を ~

運動療法の、このような効果から、変形性膝関節症の症状の軽減や進行を抑える為に、体調や症状に合わせて、プールでの浮力を利用した歩行運動や、ゆっくりとした自転車こぎ、仰向けになって脚を挙げて伸ばすなどの運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

特に、変形性膝関節症の初期の、「起床時の第一歩に違和感がある」、「動く時だけ痛む」などの段階ならば、運動療法と日常生活上の注意だけでも、膝の痛みが無くなり、今まで通りに歩く事ができるようになります。

弱っている膝周囲の筋力を取り戻したり、不均衡になっている筋力を整えたりすると、それによって膝関節が安定するからです。

~ 関節内の新陳代謝の効果も ~

しかも、運動療法で関節を動かす事で、傷んだ軟骨が、部分的に補修される効果もあります。

膝周囲の筋肉が動かされると、栄養や酸素を含んだ水分が関節内に浸透したり、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたりするので、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が生じるからです。

この為、変形性膝関節症の初期のうちに、膝周囲の筋肉の筋力を取り戻すと、傷んだ軟骨の補修作用もあるので、膝の痛みが無くなり、歩けるようになったり、初期以降の段階でも、運動療法を行って、膝周囲の筋力を回復させるようにすると、腫れや炎症が治まって、変形性膝関節症が気にならない状態になったり、症状の進行を抑える事が可能になったりします。

【 運動療法の注意点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります。

運動療法は、数か月以上、運動を継続する事が必要になるので、時間のやりくりが難しくなって予定通りできなくなったり、中断する事が多くなったり、我慢強く続ける事ができなかったりすると、なかなか効果が現れない事です

あるいは、「膝の運動をすると、膝や腰に痛みが出るから」と理由をつけて運動量を減らしたり、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と気力を失っていたり、形だけの運動になったりすると、膝に筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 時間をやりくりしながら、気長に ~

この為、運動療法を継続するには、“時間のやりくり”をしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が大切です。

また、運動療法を行っても、筋力や痛みの回復効果が、すぐに現れないので、根気よく、目的意識を持って、繰り返し続ける事も必要です。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりすると、「運動療法でトレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と諦めがちになるので、気持のゆとりを持ちながら、運動療法の期間と時間を十分とって繰り返す事が重要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の目的や意味を理解しておく事です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」などを行うので、それぞれの目的と、それに沿うトレーニングや訓練を行う事が必要になるからです。

この為、繰り返しで単調に感じられても、脚の運動療法の意味を確認しながら、毎日、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、運動を続ける事が大切です。

【 当院の、膝関節の筋力回復と痛みの緩和治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

変形性膝関節症の運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝の筋力の回復を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の“筋肉の柔軟性回復”と、膝を動かす時の“痛みの緩和”、そして、足腰の“動きをスムーズ”にする事が重要になります。

更に、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどで、身体が動きづらくなっていたり、違和感や痛みが生じていたりする場合は、体調の改善も必要です。

この為、当院は、変形性膝関節症の改善を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の筋肉の緊張を和らげて血行を改善するだけでなく、敏感になっている神経を緩和させて痛みを和らげ、そして、体調の改善も行っています

~ ツボの効果 ~

ツボ治療をマッサージ治療に加えているのは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって、身体に異常が起きている箇所と悪化の状態を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に反応して筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感を和らげる効果があります。

これらのツボの働きを利用して、膝周辺のツボに刺激を与えると、筋肉内の血流が活発化して、神経の興奮が抑制され、今まで感じていた違和感や痛みが和らいだり、膝が動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節も ~

また、膝に痛みを感じていると、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなり、腰や股関節にも痛みや違和感が生じている事が多くなっています。

この為、腰や股関節のコワバリ箇所をチェックして、コワバリを解消して柔軟性の回復を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を回復させると、脚と腰が動かし易くなるだけでなく、膝への負担が少なくなる効果もあります。

~ 体調や症状に合わせて ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、膝の運動療法が行い易くなります。

当院では、体調や症状に合わせて、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、膝のコワバリの解消や血行を促進させ、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち上がりや座る時、あるいは、歩いている時に、突然、お尻から太ももにかけてシビレを伴った痛みを感じ、その後も繰り返すようになり、しかも、次第に痛みが強まる症状があります。

これは、毎日長時間座っている事が多かったり、立ち仕事が続いたり、肥満や妊娠で体重が増えたり、股関節に痛みや負担があったりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫し、刺激する状態になる為です。

お尻の奥の筋肉のコワバリは、セルフストレッチやマッサージで和らげる事が難しいので、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、敏感になっている神経を和らげる効果もあるので、お尻のシビレと痛みを解消するのに適しています。

【 お尻の奥の筋肉のコワバリ 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段で足に体重をかけた時、そして、ずうっと座っていた時などに、お尻の下あたりから、突然、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

思い当たるようなケガや事故が無く、しかも、普段通りの生活をしている中で、ある日突然、お尻の下あたりからシビレを伴った痛みが起きる場合は、ほとんどが、お尻の筋肉のコワバリで『坐骨神経痛』を引き起こした事が考えられます。

座っている事や立っている事が多かったり、あるいは、何かの作業や運動で股関節に負荷がかかり続けたりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫して『坐骨神経痛』を引き起こす事が多く、お尻の痛みの中で9割以上になっているからです。

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日、長時間のデスクワークで座り続けていると、姿勢を支えているお尻の筋肉の緊張が続く為に、お尻の筋肉がコワバッテくるので、立ったり座ったりした時に、お尻の内部の坐骨神経を圧迫して、お尻からシビレと痛みが起きるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、普段に無い、大きな負荷で、お尻の奥の筋肉にコワバリが生じるので、坐骨神経が圧迫されて、『坐骨神経痛』を引き起こすケースもあります。

また、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、気付かないうちに、お尻の奥の筋肉がコワバッテくるので、坐骨神経を圧迫して、『坐骨神経痛』が起きるケースも多くあります。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリで坐骨神経痛が起きるのは、お尻の奥にある筋肉で、股関節を動かしている『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が、坐骨神経の直近を横切っているので、疲労や緊張で『梨状筋』がコワバルと、『坐骨神経』を圧迫してしまうからです

この為、診断名を『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、お尻の緊張や疲労が原因なので、お尻にシビレと痛みが起きても、腰には痛みが無い事です。

病院で行う治療は、お尻の緊張や疲労が原因なので、お尻のストレッチと、痛みの感覚を和らげる湿布薬になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』の最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、すぐに痛みや違和感が無くなるので、「たいした事は無い」とか「一時的な疲れ」と思いがちですが、お尻の筋肉は、身体を支える重要な役割をしているので、そのままにしていると、何度もシビレと痛みを繰り返す状態になったり、次第に痛みが強まったりします。

この為、自分で『梨状筋症候群』を確かめるには、先ほどの『梨状筋症候群』の特徴を確認する事と、次の『脚挙げテスト(SLRテスト)』を試す方法があります

『脚挙げテスト(SLRテスト)』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずにゆっくりと挙げていき、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度以上に挙がらなかったりする場合は『梨状筋症候群』が考えられます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになって、痛みを感じる側の脚の膝を曲げて、もう一方の脚の上にクロスさせるように乗せ、そして更に、曲げた膝を手で押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

この方法は、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫を調べる方法です。

曲げた膝を、手で押し倒していく最中に、膝を曲げた側のお尻や太ももの後ろにかけて、“広がるような痛みやシビレ”が生じた場合は、『梨状筋症候群』が疑われます。

~ こむら返りテスト ~

他にも、お尻の奥の筋肉のコワバリが慢性化すると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも『梨状筋症候群』の判断材料になります。

お尻の奥の筋肉のコワバッテ、坐骨神神経が圧迫されると、坐骨神経が敏感になるので、何かのキッカケで坐骨神神経が誤作動を起こして『こむら返り』が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起きて、「キューン」とつりそうになった場合には、やはり『梨状筋症候群』が考えられます。

【 お尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

お尻は身体を支える働きをしているので、『梨状筋症候群』が起きても、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻の筋肉のコワバリが強まります。

これによって、座っているだけでも、お尻からジンジンとしたシビレや痛みがしたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたり、更に、お尻の筋肉のコワバリ感や締めつけ感が強まって、いつもと同じように歩いたり、座っていたりするのができなくなったりする事もあります。

更に、お尻の血行を悪化させて、下半身に冷感や灼熱感がしてくる事もあります。

~ 困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし『梨状筋症候群』の解消の為に、自分で、硬くなっているお尻の筋肉を解消させて、回復させるのは困難です

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、自分で見当がつけづらい上に、お尻のストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、『梨状筋』が伸ばされているのか、どうか、分からない為です。

しかも、『梨状筋』のストレッチを目的にしても、ストレッチする為には、どうしても他の筋肉と一緒にストレッチする事になるので、『梨状筋』のコワバリ解消が十分にできなかったり、“勘違い”して、別の筋肉をストレッチしていたりする事もあります。

~ 梨状筋以外も ~

また、お尻の痛みやシビレを無くすには、お尻の奥の梨状筋だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の悪化している血行の改善も必要になります。

更に、毎日の生活の疲労やストレスによっても、お尻の筋肉がコワバッタリ、お尻の血行が悪化したりします。

この為、毎日長時間座っている事が多かったり、立ち仕事が続いたり、肥満や妊娠で体重が増えたり、股関節に痛みや負担があったりすると、お尻と身体の柔軟性回復に、かなり労力とを必要としてしまいます。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『梨状筋症候群』の改善と解消を行っています

ツボには、神経や血管が集まっているので、身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事で、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする事ができるからです。

また、マッサージ治療で、お尻の筋肉のコワバリを解消して、血行やリンパの流れをスムーズにすると、骨盤周囲の筋肉のコワバリが緩和され易くなり、梨状筋の柔軟性を取り戻し、敏感になっている坐骨神経を回復させる働きがあります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

更に『梨状筋症候群』の改善には、お尻の疲労や緊張に関係している、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事が必要です。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、それによって痛みや不快感を改善し、身体のバランスを整え、『梨状筋症候群』の解消を行っています。

しかも、当院のマッサージ治療は、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢の改善や体調回復の効果も期待できます。

更に、体調や体質に合わせて疲労や緊張を解消し、身体のバランスを整えながら身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、『梨状筋症候群』のように、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の痛みに適しています。

また、着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

~ 昔から利用されている東洋医療のマッサージ ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、安心して、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝関節を支える筋肉の安定性が失われた為です。

この為『変形性膝関節症』は、いきなり膝の軟骨がすり減るのではなく、その前に、膝の筋肉から「コワバリ感」や「違和感」などが起きるので、この『変形性膝関節症』の“前ぶれ”のうちに、脚と腰の疲労とコワバリを解消させて、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝関節にかかる負担を減らす事が大切です。

このような膝関節のケアに、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、腰や脚の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる効果で、膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症を抑制する効果があります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 体重の何倍もの負荷 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどの動作を行っていますが、これらの動作や姿勢をスムーズに行うには、膝に、体重の何倍もの負荷がかかっています。

例えば、膝関節に、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷がかかるので、体重50キロの女性の場合は、膝に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

膝の筋肉や膝関節を覆っている靭帯は、体重の何倍もの負荷を和らげる為に、重要なクッション役を果たしています。

~ 膝が弱ったりバランスが崩れたり ~

ところが、膝周りの筋肉や靭帯が、運動不足や加齢で弱ったり、体重が増えて負担が増したり、O脚で膝の内側に体重がかかり続けたりすると、膝関節のクッション役を果たせなくなり、膝関節のかみ合わせが悪くなって、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりして、変形性膝関節症を引き起こします。

このように、変形性膝関節症は、膝周囲の筋肉が弱ったり、筋力バランスが崩れたりした事から起きるので、膝関節の軟骨が、ある日突然、いきなり、すり減ったり、傷ついたりする事はありません

変形性膝関節症が起きる前は、膝周辺の筋肉や靭帯に、今までに無いような負担がかかり続けるので、膝に「コワバリ感」や「違和感」などの自覚症状が、症状の“前ぶれ”として現れます。

~ 膝の異常サイン ~

変形性膝関節症の兆候として、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の、膝の内側の「コワバリ感」や「違和感」ですが、これ以外にも、「朝起きると、膝関節に痛みを感じる」、「膝の内側が突っ張る」などや、立っていたり歩いていたりすると、「膝がコワバッテ、動かしづらい」と感じる事もあります。

しかし、初めの頃は、動作の開始時に、膝に「コワバリ感」や「違和感」が起きても、自然と無くなってくるので、「一時的な痛みだろう」とか、「年齢や体力が弱った為だろう」と思いがちです。

しかし、膝の痛みが無くなっても、動作のたびに膝にコワバリを感じたり、痛みを感じたりするのは、膝の筋肉や靭帯に異常が起き始めたサインなので、脚と腰の状態をチェックして、疲労とコワバリを解消させて、膝周辺の筋力バランスを回復させる事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「コワバリ感」や「違和感」が気になった時のチェック方法として、次のような確認方法があります。

一番簡単なのが、座って、膝を床に付けるように脚を延ばしてみる方法で、「膝が伸び切らない」場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテいる事が考えられるので、これにより、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まっている状態です。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝裏の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、膝裏にコワバリ感や違和感が生じるので、これらを確認してみる事も必要です。

例えば、「立った時に、膝の後ろに突っ張り感がある」、「正座すると、膝に何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などです。

これらの違和感がある場合は、膝周りの筋肉や靭帯の力が弱ったり、膝の筋肉のコワバリが強まったり、これらで膝の筋力バランスが崩れていたりしている事が考えられ、更に、脚全体にコワバリが拡がっている事も考えられます。

~ 膝関節の、かみ合わせ悪化 ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ状態や違和感がある場合は、膝関節の前後左右の筋肉バランスが崩れて、膝関節のかみ合わせが悪くなっている事が考えられます

特に、膝に“階段昇降時の痛み”を感じる場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされるので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります。

日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリ感や違和感を何度も気付かされる場合は、O脚が進んで、膝の関節のかみ合わせが悪くなり、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう事があります。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

また、膝周辺の筋肉だけでなく、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ると、立ったり、歩いたり、座ったりなどの日常動作をするたびに、膝に大きな負担がかかります

しかも、中高年になって運動不足が続いていたり、体重が増えたりしていると、動作や姿勢を保っている膝の筋肉負担が大きくなります。

この為、ジッと立っているだけでも膝に負担がかかり続けるので、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかり続けたり、膝周辺の筋力がアンバランスになっていたりすると、膝関節のかみ合わせが悪くなり、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、軟骨が傷ついたり、すり減ったりする状態になります。

~ 膝関節の動作時の痛み ~

そして、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも、骨の神経が刺激されて、膝の内部から痛みが起きるようになります。

この結果、「階段を降りると、膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、膝に痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」などが起きます。

また、動作時の痛みだけでなく、ジッとしていても、「膝が、重くて動かしにくい」、「膝関節から鈍い痛みを感じる」、などを感じるようになります。

~ 膝の筋肉のコワバリによる血行悪化から ~

更に、膝の筋肉コワバリが強まって膝の血管の弾力性が失われると、血行の悪化が慢性化するので、膝の筋肉からジンジンとする痛みがしたり、いつまでも痛みが続いたりします。

そして、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」なども起きてきます。

また、膝の関節が動かしづらくなると、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行悪化で全身の血液循環も悪くなってくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯が弱ったり、負担が大きくなったりするだけでなく、下半身の筋力バランスの不安定化でも引き起こされます。

この為、膝周囲だけでなく、腰や脚などの筋肉をチェックして、下半身の筋力バランスを改善すると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減り、膝関節のかみ合わせを改善する効果や、膝の敏感になっている神経が和らいで、痛みを緩和する効果があります。

当院では、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張の解消と、症状の改善を行っています

~ ツボの利用 ~

変形性膝関節症の改善にツボ治療のメリットとして、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている事を知らせてくれる事と、反応が現れたツボに刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、腰や脚に、昔から使われている有効なツボがあるので、これらのツボを利用する事で、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなり、膝周りの筋肉の不自然な負荷を減少する事ができます。

このような効果から、当院では、変形性膝関節症の初期症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

また、下半身の血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の解消も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れ(むくみ)ができると老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。

この為、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血液やリンパ液の流れを活発にすると、体内の老廃物の排出が進み、痛みが減少する効果だけでなく、コワバッテいる筋肉の回復効果が大きくなります。

~ 痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリ箇所や筋肉の不均衡状態をチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。