痛み・しびれ

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は、日々の姿勢や精神的ストレスなどによって起きるので、それだけ悩まされる頻度が多く、しかも、締めつけられているような頭の痛みと重苦しさで、毎日の仕事や家事に支障をきたしてしまいます。

この為、緊張型頭痛を繰り返すようになると、「いつ頭痛が起きるかわからない…」という不安から、予防に頭痛薬を飲むようになって、次第に頭痛薬を飲む機会や量が多くなるので、『薬物乱用頭痛』を引き起こす事があります。

しかし緊張型頭痛は、首や肩の過緊張が大きな原因になっているので、頭痛を防ぐには、薬の服用よりも、首や肩の筋肉のコワバリ状態を和らげて、流れづらくなっている血流を改善し、それによって首や肩の神経の興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛(肩こり頭痛) ~

緊張型頭痛は、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢、あるいは、日々の心配事や不安などの精神的ストレスなどが原因になっているので、『肩こり頭痛』とも呼ばれます。

しかも、日本人は、もともと肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占めるようになっています。

この為、「誰でも経験するよくある頭痛」と思われて、軽く見られがちですが、緊張型頭痛が起きると、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなるので、仕事や家庭の日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます

~ 慢性頭痛(頭痛持ち) ~

しかも、毎日の精神的ストレスや運動不足などが、緊張型頭痛の原因になっているので、それだけ発症頻度が多くなって、『頭痛持ち』と言われる『慢性頭痛』になりがちです

『頭痛持ち』になると、繰り返す辛い痛みを、少しでも早く解消したくなるので、頭痛薬をいつも手元に置いて服用したり、頭痛の不安から予防的に鎮痛薬を常用したり、するようになります。

この結果、頭痛薬を飲む回数や量が、次第に増えてしまいます。

~ 我慢していると、痛みに敏感に ~

それでなくても、『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』とされているので、頭痛の兆候に気付いたら、すぐに頭痛薬を飲むようになります。

痛みを我慢していると、痛みが酷くなって脳が痛みに敏感になり、頭痛薬の効果が現れにくくなるからです。

この為、頭痛や頭痛の兆候が起きるたびに、早めに頭痛薬を服用する状態になるので、『頭痛持ち』の場合、「効果的に痛みを防ごう」と思って、頭痛薬を飲む回数や量が、どんどんと増えてしまいます。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が増すと ~

しかも、「頭痛で仕事を休めない」とか、「周りに迷惑をかけたくない」といった、仕事や周囲の人達への責任感から、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

この結果、頭痛薬を服用する事が多くなると、以前と違って、頭の痛みの強さがゆっくりと時間をかけて強くなってきたり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

頭痛を薬で抑え込んでいると、身体が持っている痛みの調整機能が低下してくるので、少しの刺激でも痛みを感じ易くなるからです。

~ 薬物乱用頭痛 ~

この結果、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になったり、いろいろな頭痛薬を飲み比べたりするようになります。

しかし、痛みの調整機能が低下すると、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また頭が痛くなって、薬を飲んでしまう…」、という状態になります。

この為、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用するようになり、気が付くと『薬物乱用頭痛』の状態になりかねません。

~ 一時的に楽になる特徴から ~

薬物乱用頭痛は、頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、薬物乱用頭痛に陥る可能性があるので、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、3番目に多い頭痛タイプになっています。

ところが、薬物乱用頭痛は、薬を飲むと、「頭痛が、一時的に楽になった感じになる」という特徴があります

この為、頭痛への不安や恐れがあったり、あるいは、仕事や周囲の人達への責任感がプレッシャーになると、薬物乱用頭痛に陥る事が分かっていても、頭痛薬に頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

【 リラックス法と、その難点 】

~ リラックス法の勧め ~

病院では、このような『薬物乱用頭痛』を避ける為に、薬の使用を、月に15日を超えないようにしています。

この為、急場をしのぐ場合には薬を勧めますが、やはり、できるだけ薬に頼らずに、リラックス法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防いで、頭痛を無くす事を目標にしています。

例えば、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張すると、緊張型頭痛が起きてくる事を自覚してもらう事や、長時間同じ姿勢をとり続けないようにする事、そして、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、精神的リラックス、などのリラックス法を勧めます。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません。

しかも、自分で、首や肩のマッサージやストレッチをしていても、仕事や家事をしていると、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返す事や、時間の合間に適度な運動を取り入れて、首や肩の疲労や緊張を和らげる工夫が必要になります

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

また、肩こり性の為に、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、凝り感や痛みを絶えず感じていたりすると、なかなか頭痛改善の効果が現れません。

この状態になると、コワバリ解消に手間と時間がかかったり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするからです。

このような状態を改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 シコリができると 】

~ 頭痛持ちの、シコリ ~

更に、『頭痛持ち』になると、首や肩の筋肉の内部に、ズキズキと痛みを感じるシコリができている事が多いので、このシコリを解消する事が重要になります

シコリからズキズキとした痛みを感じていると、その痛みで筋肉が緊張して、血行が悪化するので、緊張型頭痛を起こす原因になるからです。

しかも、シコリからの痛みや不快感が長引いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、肩こりや、肩のダルサ、疲れやすさ、胃腸の悪化、血圧上昇、なども引き起こします。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

シコリは、皮膚の上から触ると、首や肩の筋肉の内部に、コリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられます。

しかし、セルフマッサージやストレッチで筋肉を伸ばしても、シコリ部分が硬く凝り固まっているので、柔軟性を回復させる事が困難です。

シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばす事ができないからです。

~ シコリ解消 ~

この為、シコリを解消するには、シコリ部分の血流が極度に低下し、それによって筋肉がコワバッタ状態になっているので、シコリから伸びている毛細血管の血流を回復させる事がポイントになります。

シコリから多方向に伸びている毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事が必要です。

また、周囲の筋肉もバランスよく回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して、解消させる事も必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と解消を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、症状の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療が、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

当院では、主に問診と触診法で、患部の首や肩を含めて、首や肩に関係する上半身全体の、筋肉のコワバリ箇所やシコリの有無を確認しています。

更に、ツボ反応を利用し、「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを、確認しています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、これら箇所は、筋肉の伸び縮みができなくなって、毛細血管の血行を悪化させているので、その周辺の神経を刺激して、頭部の痛みや不快感を強めているからです。

~ シコリの解消 ~

これら後に、マッサージ治療で、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感を改善しています。

更に、痛みを発しているシコリには、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ刺激を利用して、神経の過敏を解消して不快な痛みを無くし、筋肉の働きを回復させています。

反応が現れているツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、緊張型頭痛のシコリの解消にも、効果的な治療法になるからです。

~ 身体の回復力を取り戻す ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、頭痛薬による鎮痛作用より、心身の疲労や緊張を解消させて、それにより首や肩の神経の興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

当院は、触診による患部の確認と、東洋医療に基づくマッサージ治療によって、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善治療を行っています。 

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

寝違い(寝違え)を、早く治したい

【(症例)痛み・しびれ 】

『寝違い』を起こすと、首すじの筋肉がコチコチに固まって、突っ張ったようになり、しかも、チョッと頭を動かしただけでも、「ビリッ!」と首から背中にかけて痛みが走るので、顔を左右や前後に向ける事ができなくなります。

この為、早く『寝違い』を治したくなりますが、首の筋肉のコワバリと痛みを回復させるには、痛みを起こす箇所を確認し、無理をしないように、①血流を回復させ、②痛みを起こしている神経を和らげる事が必要です。

このような対処法として、神経や血管が集まっているツボを利用して、適度に刺激を加えると、筋肉内の血流が促されて、過敏になっている神経の興奮を鎮める作用が働くので、『寝違い』を早期に、無理なく和らげる事ができます。

【 頭を不自然に傾けて 】

~ 頭を支える必要が無くなり ~

目覚めた時に、首の筋肉が固まって動かせなくなったり、首から背中にかけて痛みが起きたりするのは、ほとんどが、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”しまった事が原因です。

頭を枕で支えて寝ていると、首の筋肉が頭を支える必要が無くなるので、首の筋肉がすっかり緩んだ状態になって、知らず知らずのうちに“不自然に頭を傾けて”しまう事があるからです

この結果、首に不自然な負荷がかかり続けてしまうと、筋肉の極度なコワバリが生じ、更に、血管が圧迫されて血行が悪化するので、首を動かそうとしても、動かせなくなると共に、神経を刺激して「ビリッ!」と強い痛みが起きるようになります。

~ 普通ならば ~

しかし、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”も、普通ならば、寝違いを起こす事は、あまりありません。

これは、寝ているうちに“不自然に頭を傾けて”しまっても、首に痛みや違和感が生じるので、無意識のうちに首の傾きを変えたり、眼が覚めたりして、首が、おかしな方向に曲がったままにならないからです。

また胴体も、首に痛みや違和感が生じると、首に痛みや違和感が起きないように、寝返りをうったり、無意識に身体を動かしたりするので、寝違いを起こす事は、ほとんどありません。

~ 意識を失った寝落ち ~

ところが、通常の状態と違って、「過度に疲労していた」、「睡眠不足が続いていた」、あるいは、「酔っぱらって寝ていた」などの状態になると、痛みや違和感などに気付くセンサーが働かなくなるので、身体を守る防衛反応が効かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

この為、ソファーや椅子・床などで、うたた寝や居眠りをしているうちに、窮屈な格好になって、かなり“不自然に頭を傾けて”いる状態になっても、深く眠り込んでしまい“意識を失った”ような『寝落ち』状態になると、痛みや違和感などを察知するセンサーが効かなくなるので、首の異常事態に気付かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

更に、首の筋肉のコワバリや血行の悪化だけでなく、首の筋肉の組織に微細な傷ができて炎症が生じるので、目が覚めた時に頭を動かそうとすると、炎症部分の神経が刺激されて、痛みが一挙に強まり、「ビリッ!」とする激痛に襲われます。

【 ストレスや、姿勢の悪化からも 】

~ 精神的ストレスで ~

寝違いを起こす主な原因は、“不自然に頭を傾けて”しまう『寝相の悪さ』ですが、これ以外にも、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』も、寝違いを起こす“隠れた原因”になっています

『精神的ストレス』が、寝違いの原因になるのは、首の筋肉の特徴として、「借金で、首が回らない」という表現があるように、心理的不調や精神的ストレスなどを感じると、それによって首の筋肉が緊張し、コワバル性質があるからです。

この為、『精神的ストレス』が強まって、夜になっても心身がリラックスできなくなると、それほど寝相が悪くなくても、首の筋肉の緊張が続いて血行が悪化し、首の筋肉がコワバッタ状態になるので、起きた時に、寝違い症状に気付かされる事があります。

~ 普段の姿勢の悪さで ~

また『普段の姿勢の悪さ』が、寝違いの原因になるのは、首の筋肉は、頭を支えたり動かしたりするので、姿勢が悪くなると、それだけ首の負荷が大きくなって、首の血行が悪化したり、筋肉のコワバリが酷くなったりするからです。

この為、『普段の姿勢の悪さ』が続くと、首や肩の凝りに悩まされるだけでなく、血行が低下している為に、寝ているうちに凝りが酷くなって『寝凝り』を起こし、それによって寝違いを起こしてしまいます。

しかも、『寝凝り』や寝違いが起きるような状態は、寝ている間、身体の血行が悪化した状態になっているので、目覚めた時に、「身体に疲れを感じ、身体のあちこちが固くコワバッテいる」、「肩周りや背中がガチガチに固まっている」、「身体がだるかったり、節々が痛かったりする」、などにも悩まされます。

~ 慢性的な肩コリや首コリで ~

また、慢性的な肩コリや首コリに悩まされて、首や肩の血行が悪くなっていると、“日中”でも、仕事で時間に追い込まれたり、プレッシャーがかかったりすると、『寝違い症状』が起きる事があります。

慢性的な肩コリや首コリがあると、疲労や緊張が続いて、首や背中の筋肉の張りが一層強まると、それがキッカケになって、首の筋肉のコワバリが更に悪化して、振り向いた拍子に、寝違いと同じように、首から背中の上部に「ビリッ!」とする痛みが走る事があるからです。

特に、両肩が水平ラインより下がっている“なで肩”の人や、背中が丸まった“猫背”の人は、体型的に首や肩の負担が大きいので、何かのキッカケで『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』が強まると、首や背中の血行悪化が増し、『寝違い症状』が、日中に起き易くなります。

【 なかなか回復できない寝違い 】

~ 自然修復されるまで ~

寝違いを起こすと、首の突っ張った感覚や、首の痛みで、頭を動かせなくなるのが、何日も続きます。

これは、寝違いによって、首の筋肉に微細な傷が広範囲に、そして無数にできてしまうと、これらが自然修復される迄に、日数がかかる為です

しかも、首は、絶えず頭を支えながら、動かさざるを得ないので、傷の自然修復が追い付かなくなったり、悪化させたりするので、余計に回復の時間がかかります。

~ 背中の筋肉がダメージを受けていると ~

更に、首だけでなく、背中の筋肉も微細な傷によるダメージを受けていると、回復までの時間が、更に増します。

上部の背中の筋肉は、首まで伸びているので、背中の筋肉がダメージを受けていると、首の毛細血管の静脈やリンパ液の流れが悪くなって、首の筋肉の修復を、遅らせてしまう為です。

しかも、毎日のデスクワークで、肩や背中の疲れ、肩甲骨周囲の筋肉痛、首や肩の凝りなどがあると、ますます回復が遅れます。

~ 湿布薬、痛み止め、首の牽引 ~

寝違いによる傷の自然修復が追い付かなくなったり、背中の筋肉がダメージを受けていたりすると、医院で処方される湿布薬を貼ったり、痛み止めの薬を服用したりしても、ほとんど効かず、何日も首のコワバリや痛みに悩まされます。

また、病院の、首の筋肉を引っ張る牽引治療を行っても、寝違いで生じた首のコワバリ部分は筋肉が硬く固まって、延ばす事ができないので、首のコワバリ部分は残ったままになり、柔軟性の回復ができなくなります。

しかも、首の柔軟性を戻す事ができないと、寝違いによって生じた首の骨の並びのズレも解消されないので、首から背中にかけての筋肉もコワバッタ状態になり、首の内側から背中にかけての響く痛みが、いつまでも続くようになります。

【 当院の、寝違い治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、『寝違い』のように、急に筋肉が異常収縮し、痛みを発している状態に対し、ツボ治療とマッサージ治療を利用して、症状の改善を行っています。

疲労や緊張などの慢性化によって生じた痛みの解消には、痛む箇所を確認し、その箇所の緊張を緩和して、血行を改善させ、神経の興奮を抑える事が必要なので、このような筋肉由来の痛みの解消には、ツボ治療とマッサージ治療が適しているからです

例えば触診とツボ反応で、筋肉のコワバリ箇所や、痛みを発しているシコリ箇所を確認し、その箇所をツボ治療とマッサージ治療で筋肉の緊張状態を解消させたり、血液やリンパ液の循環を促したりすると、神経の過敏状態を和らげて、痛みとコワバリを早く解消させる事ができます。

~ 肩や背中の筋肉 ~

更に、寝違いを起こしていると、肩や背中の筋肉も、『寝相の悪さ』『精神的ストレス』『普段の姿勢の悪さ』などで、不自然な負荷が加わり、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きています。

この為、当院では、首に続く肩や背中もツボ反応を利用し、血行やリンパの流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の過敏状態を鎮めて、寝違いの治療効果を高めるようにしています。

特に、肩甲骨まわりにある筋肉は、首と頭を支えている筋肉と連動しているので、肩甲骨まわりにある筋肉の緊張解消と血行の促進によって、首の痛みの回復をかなり早められます。

~ 施術を行う前の治療説明 ~

また、首周りの治療はデリケートな施術が必要になるので、患者がリラックスした状態で治療を受けられるように、患部を触診し、反応を確かめながら圧を加えたり、筋肉の柔軟性を回復させたりする事が必要です。

この為、当院では、患者が、安心してマッサージ治療が受けられるように、これらの施術を行う前に、治療の説明を行っています。

首は、重要な血管や神経がたくさん通っている事と、首の周りの筋肉の一つ一つが薄く、そして小さいので、あらかじめ、治療内容が分かっていると、安心して首の治療が受けられるからです。

~ 寝違い予防 ~

寝違いは、首や肩の柔軟性を回復させる事で改善できるので、首や肩が凝ってきたり、身体に疲れを感じたりしたら、眠る前に解消させておくと、寝違いを防ぐ事ができます。

当院は、寝違いによる痛みを、国家資格者による東洋医療系のマッサージ治療で、ツボ反応を利用し、早期に、患者に無理が無いような施術を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

寝ていると、背中や腰の痛みで、眠れない

【(症例)痛み・しびれ 】

江戸時代の読み人知らずの狂歌の中に、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』と、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」、とアピールしている歌があります。

しかし、日頃の疲労や緊張などで、背中や腰がコワバッテ、血行が悪化すると、神経が敏感になって痛んでくるので、寝た時に体重で背中や腰が圧迫されると、気持ちが良いどころか、「痛くて、寝ていられない!」となってしまいます。

このような疲労や緊張などによる痛みは、湿布や張り薬では、痛みを和らげても、解消する事ができないので、悪化している血液やリンパ液の流れを回復させて、神経を刺激する老廃物を排出し、痛みの原因を無くす事が大切です。

【 本来ならば、仰向けが 】

~ 快適に眠れる姿勢 ~

寝ている時に、「身体の負担が少なくて、快適に眠れる姿勢」と言われるのが『大の字』の姿勢と言われ、仰向けになって手足を伸ばして寝る姿勢なので、イメージ的にも、健康的で、気持ちが良さそうな眠りを思い浮かべます。

これは、仰向けになって、手足を広げて『大の字』になって寝ると、体重が、身体の広い面で受け止められて、身体を支える負担が分散するので、身体の筋肉が緩んだ状態で眠れるからです。

しかも、『大の字』姿勢で寝ると、身体の表面が拡がって、体熱が広範囲に放熱されるので、それに伴って身体が休息状態になって、眠りに入り易くなる上に、胸や肺が圧迫されない為に、呼吸が保たれ、心地良く眠れます。

~ 大の字で寝られる条件 ~

しかし、『大の字』になって、リラックスして、気持ちよく寝られるには、“条件”があります

それは、人の身体は背骨から腰にかけて、なだらかなS字状の起伏があるので、仰向けになって寝た時に、背中の出っ張り部分と腰にかかる体重が、自然と分散されるように、背中と腰の筋肉に“柔軟性”がある事です。

『大の字』になって寝た時に、背中と腰の筋肉に“柔軟性”が保たれていれば、背骨から腰にかけてのS字状のなだらかな起伏が伸ばされて、まんべんなく背中と腰の筋肉が布団に接触し、身体全体で体重を受け止められるようになります。

~ 背中や腰などの筋肉がコワバルと ~

しかし、毎日の仕事や家庭で、同じ姿勢がずうっと続いたり、同じ動作や作業を繰り返したりすると、背中や腰を曲げている時間が多くなるので、どうしても、背中や腰などの姿勢を維持する筋肉がコワバッタ状態になり、夜になっても解消しづらくなります。

この状態が、毎日、繰り返されると、姿勢を支える背中や腰などの筋肉のコワバリが慢性化して、血行が悪化し、それにより神経が刺激されて、痛みが起きてきます。

このような時に、仰向けになって『大の字』で寝ると、“柔軟性”が無くなっている背中や腰などの“出っ張り部分”に、体重が集中的にかかってくるので、神経が強く刺激され、「痛くて、寝ていられない!」となります。

【 横向き、うつ伏せ 】

~ 仰向けの痛み ~

睡眠は、疲労を回復させたり、ストレスを解消させたりして、身体をリセットする働きをしますが、背中の筋肉のコワバリで神経が敏感になっている時に、仰向けで寝ると、「背中や腰がズキズキ痛む」、「首の後ろや背中が、板に張り付けられている感じ」、「背中や腰が緊張してしまい、痛くなる」となって、寝ていられなくなります。

特に、肩甲骨の内側は痛みが起き易い箇所なので、仰向けで寝ると肩甲骨が圧迫されて、「ズキズキ」する痛みが強まるようになったり、寝返りをしたりすると、「ピリッ!」と神経が刺激される痛みが起きたりします。

しかも、背中の痛みで、背中の筋肉がコワバルと、胸側の筋肉もコワバッテくるので、「空気が吸いづらく、息苦しい」となったり、あるいは、背中や胸の痛みや違和感を我慢してジッと寝ている為に、「寝ていると、疲労が増す」といった状態になったりもします。

~ 横向きや、うつ伏せの痛み ~

仰向けの姿勢で寝ていると辛いので、横向きになって寝ると、今度は、下側になった肩や腰に、集中的に体重がかかってくるので、やはり痛み出します。

また、普段、横向き姿勢で寝る事に慣れていないと、下側の出っ張っている肩や腰によって身体が安定しにくいので、無意識に力が入って、身体を休める事ができなくなり、余計に、辛くなります。

この為、仰向けや横向きではなく、うつ伏せになって寝ると、今度は、胸が圧迫されて呼吸がしづらくなったり、腰が反らされる違和感や痛みで苦痛になったりします。

~ 中高年の悩みに ~

この結果、身体にコワバリが生じて痛みが起き易くなっていると、いくら寝る姿勢を変えても、ジッと寝ていられなくなります。

そして、ジッと寝ていられなくなると、精神的な緊張も引き起こすので、ますますリラックスできなくなったり、あるいは、寝ている姿勢について神経質になったりして、余計に眠れなくなります。

しかも中高年になると、睡眠と深い関わりのあるホルモンの分泌量が減少してくるので、中高年以降になって背中や腰のコワバリが増すと、睡眠で悩まされる人が多くなってきます

【 寝返りの制限や、寝違いも 】

~ 寝返りがしづらくなると ~

背中や腰の筋肉がコワバルと、寝返りがしづらくなるので、これも、グッスリと安定した眠りができなくなる原因になります。

睡眠中は、同じ寝姿が続くので、身体の同じ部分が体重によって圧迫され続けないように、無意識のうちに寝返りを一晩に20回から30回ぐらいして、身体を適度にほぐしていますが、背中や腰にコワバリがあると、寝返りが、スムーズに行えなくなるからです。

この結果、上半身の緊張を和らげる事ができなくなると、寝ている時に息苦しく感じたり、十分な睡眠時間をとっても疲れが残ったり、血行の悪化で身体に痛みが起きたりします。

~ 睡眠が浅くなったり、寝違いを起こしたり ~

また、眠る時に首の筋肉がコワバッタ状態になっていると、脳への血行が悪化する為に睡眠が浅くなったり、首に筋肉の柔軟性が無くなって『寝違い』を起こしたりします。

首の筋肉の中で『胸鎖乳突筋』と呼ばれる太い筋が、ストレスや疲労を感じると、硬く緊張し易くなるからです。

この為、「慢性的な寝不足」、「精神的なストレス」、「疲労による筋肉の緊張」などが続いている時に、この筋肉がコワバッタまま“寝込んで”しまうと、首に負担がかかった状態になっても、首の負担のかからない向きに、変えられなくなるからです。

~ 身体の柔軟性と血行の回復の重要性 ~

このような身体のコワバリを吸収して、眠り易くなる方法として、身体にフィットして、寝返りが行い易い“マットレス”とか、寝心地が良く、抵抗感の無い“枕”などが、紹介されています。

しかし、身体がコワバッテいると、身体の神経が敏感になっているので、寝具を換えてみても、江戸時代の読み人知らずの『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』という狂歌通りにはなりません。

この為、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」という状態にするには、疲労や緊張などによって、睡眠が障害されている事が原因になっているので、やはり、背中や腰の筋肉の柔軟性と血行を回復させる事が必要です。

【 当院の、安眠の為のマッサージ 】

~ コワバッテいる筋肉をほぐすと ~

当院は、身体の疲労や緊張を解消させて、リラックスして眠れるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、体調の改善を行っています。

滞っている血行を回復させて、コワバッテいる筋肉をほぐすと、疲労や緊張で張り詰めている筋肉の柔軟性を回復させて、神経を和らげるので、眠り易くなります。

また、血行が改善し、全身の血液循環がスムーズになるので、眠っている時に、身体の表面から体熱が放熱し易くなって、身体が緩んだ感じになり、気持ちが安らいで、身体が休息状態になり、眠り易くなります。

~ 身体のコリや痛み ~

特に、疲労や緊張が増して、身体のコワバリやコリで痛みが生じていると、眠りを妨げるので、当院はツボ治療を行って、コリや痛みの解消を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、疲労や緊張によって生じたツボの位置を確認して、ツボ治療を行うと、緊張がほぐれて神経の興奮が鎮まり、身体がリラックスして、安眠し易くなります。

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、マッサージ治療の中に、ツボ治療を組み合わせているので、ツボ治療の抵抗感や緊張感がほとんどありません。

また、マッサージ治療とツボ治療の相互作用によって、効果的に、筋肉の働きや血行が改善されるので、老廃物の排出が進んで神経の興奮が鎮まり、痛みの改善や筋肉のコワバリが解消され易くなります。

特に、「眠りたいのに眠れない」、「グッスリ眠りたいのに眠れない」などで悩んでいる方は、眠る前に、疲労や緊張を解消し、体調を回復させておくコンデショニングが必要なので、ツボ治療を併用したマッサージ治療が効果的です

~ 眠りにつき易いコンディション作り ~

毎日の仕事で、同じ姿勢の作業や、同じ動きの作業、不自然な姿勢などが多くなると、身体にコワバリが生じ、夜になっても、リラックスできなくなります。

当院は、ツボ治療とマッサージ治療によって、日頃の溜まった疲労や緊張を回復させ、眠りにつき易いコンディション作りを行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛の予防(薬に頼らない”予兆”の利用)

【(症例)痛み・しびれ 】

片頭痛が起きると、日常生活に支障をきたすほどの痛みになるので、予防するが大切になりますが、予防薬は、薬を飲むタイミングの問題や、薬の量や回数の制限があるので、頭痛の“予兆”を利用した予防法が勧められています。

これは、片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、痛みを引き起こす神経回路が活性化してくるので、それに伴って、首の後ろから肩あたりに、「何となく頭痛が起こりそう」という独特な『肩こり感』が、片頭痛の“予兆”として現れてくる事が多いからです。

この事から、頭痛の“予兆”時に、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげる『頭痛体操』が紹介されていますが、最近の研究で、首の後ろに、片頭痛を引き起こす神経回路上に“圧痛点”が生じてくる事が分かってきたので、“予兆”時に“圧痛点”を確認して、活性化している神経回路を鎮めると、片頭痛の予防や軽減に効果があります。

【 脳の血管の急激な拡張から 】

~ 片頭痛のキッカケ ~

片頭痛は、何かのキッカケで、脳の太い血管が急激に拡張し、それによって脳の中枢神経が圧迫されたり、引っ張られたりして、我慢できないようなズキンズキンとした『強い痛み』が生じます。

急に脳の血管が拡張するキッカケとして、よく言われるのが、緊張した仕事が続いた後の休日や週末に、ストレスから解放されて、リラックスした時です。

しかし実際には、人込みや騒音、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、寝過ぎや寝不足などが、片頭痛を引き起こすキッカケになったり、また女性の場合、生理や更年期でホルモンバランスが崩れた時も、片頭痛が起き易くなったりします。

~ 脳の神経が敏感になって ~

片頭痛が起きると、頭の血管が脈打つたびに、血管が取り巻く脳の中枢神経を圧迫したり、刺激したりするので、頭の中で、「ズキンズキン」、「ガンガン」する拍動性の強い痛みが、4~72時間、繰り返すようになります。

しかも、強い痛みが繰り返されるうちに、痛みで脳の神経が敏感になってくるので、頭の向きを変えたり、身体を動かしたりすると、余計に強い痛みを感じる状態になります。

また、脳の神経が痛みに敏感になってくると、片頭痛を引き起こす神経回路が出来上がるので、「肩こりが辛いな~」と感じたり、頭痛の兆しが気になったりすると、片頭痛を誘発するようになります

~ 感覚も異常に敏感に ~

また、脳の神経が痛みに敏感になってくると、感覚の調整機能が働かなくって、感覚が異常に敏感になってくるので、通常ならば気にならない、光や、音、臭いに、『強い生理的な不快さ』を感じるようになります。

例えば、「顔に風が当たると、辛い痛みを感じる」、「肌に接触するメガネやイヤリングが不快感を起こす」、「髪を結んでいるのが辛く感じる」、「曇り空になると、それに連れて体調が悪くなる」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などが起きます。

この結果、『強い生理的な不快さ』から、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、腹痛、などを引き起こし、辛くなって寝込んでしまう事も起きます。

【 片頭痛の予防 】

~ 予防薬 ~

片頭痛が起きると、我慢できないズキンズキンする『強い痛み』が生じ、生活に支障をきたすので、片頭痛を何度も繰り返す場合や、痛み止めを飲んでも片頭痛の解消が困難な場合は、予防薬の服用を勧められます。

しかし予防薬は、痛みに敏感になっている脳の神経に作用して、痛みの程度を軽くしたり、頭痛回数を減らしたりするものなので、少なくても3~6カ月間は、症状が有っても無くても、毎日決まった時間に、予防薬の服用が必要です

また、予防薬の副作用としては、眠気が起き易くなるので、女性や小柄な人、あるいは、1種類では効かない為に2種類以上の予防薬を服用する人は、注意が必要です。

~ 自律神経の働きを乱して ~

この為、予防薬に頼らないで、片頭痛を防ぐ方法として、日頃から、不快な疲労やストレスを溜めないようにして、体調を保っていう自律神経に、大きな負荷がかからないようにする方法があります。

これは自律神経が、脳の血管を含めて、血管を広げたり縮めたりする役割をしているので、疲労やストレスが多くなって自律神経の働きを乱すと、血管のコントロールが崩れて、普段の生活のチョットした無理や疲れから、片頭痛が起き易くなるからです。

この為、できるだけ決まった時間に寝起きして、食事もきちんと取るなど、規則正しい生活を送る事や、休息をとって心身をリラックスさせる、などが必要になります。

~ 天気痛 ~

特に、春や秋など季節の変わり目や、梅雨の時期や台風が多くなる時期は、意識的に気分転換を図ったり、計画的に頭を休めたりして、心や身体の不調を積極的に解消する事が必要になります。

神経が敏感になっていると、わずかな天気の変化でも、過剰に天気の変化が脳に伝わり、血管をコントロールしている自律神経を乱し、脳の太い血管を急激に拡張させて、『天気痛』と言われる頭痛や頭重感が起き易くなるからです。

例えば、「雨が降ると頭が痛くなる方が多い」と言うように、気圧が変化したり湿度が高くなったりすると、不快感が増して片頭痛を誘発し易くなるので、雨が降りそうな日は、上手に気持ちをコントロールして、体調を維持する事が大事です。

【 片頭痛の“予兆”と、肩こり 】

~ 心身の不調のシグナル ~

調査によると、片頭痛患者の9割近くの人が、片頭痛の“予兆”を感じているとされています。

「何となく頭痛が起こりそう」という片頭痛の“予兆”は、頭痛が起きる数時間前から現れ、早い人では1~2日前に感じる人もいます。

この為、自分の片頭痛パターンから、どのような心身の不調のシグナルが、片頭痛の“予兆”なのかを知っておくと、頭痛の予防対策に有力な判断材料になります

~ 片頭痛の“予兆”例 ~

片頭痛の“予兆”として、次のような症状が起き易くなります。

・めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
・あくびが多くなる。
・胸が締め付けられる。
・胸がザワザワする感じがする。
・息苦しく感じる。
・冷えを感じる。
・胃の調子が悪い。
・便秘や下痢を繰り返す。
・肩こりや、腰痛が強まる。
・身体がダルイ。
・顔に汗をかく。
・朝、起きた時から、疲労を感じる。
・気圧が低くなると体調が悪化する。
・周りがやけにまぶしく感じる。

~ 独特な肩こり感 ~

中でも、「急に肩こりが強まる」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」など、独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。

片頭痛を起こす神経(三叉神経)が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛の前に、首の後ろから肩あたりの神経回路が活性化し、片頭痛の“予兆”として、独特な『肩こり感』が現れるからです。

実際、片頭痛患者の75%の人が、片頭痛を起こす前に、急に肩や首の周りの筋肉が緊張気味になり、独特な『肩こり感』を実感すると言われています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院は、片頭痛の予防や軽減に、片頭痛の“予兆”が現れた時を利用して、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張をツボ治療とマッサージ治療で和らげて、首や頭部の神経の興奮を鎮める治療を行っています。

これは、昔から東洋医療で、頭痛を和らげるツボとして、首や肩の、「風池(ふうち)」、「天柱(てんちゅう)」、「肩井(けんせい)」などを利用していますが、最近の医学の研究でも、片頭痛を引き起こしている“圧痛点”が、首の後ろの髪の生え際にある事が分かってきたからです。

しかも、首の後ろの髪の生え際にある“圧痛点”は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、神経や血管が集まっているツボを利用して圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげると、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めて、片頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があります

~ 頭痛体操 ~

頭痛を防ぐ為に紹介されている『頭痛体操』も、頭と首を支えるインナーマッスル(身体の深い位置にある筋肉)をストレッチする事で、圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげて、頭痛が起きにくくしています。

『頭痛体操』をする事で、首や肩の“圧痛点”の周りの疲労や緊張を緩めて、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めたり、自律神経の働きを回復させたりして、頭痛が起きにくくする効果を狙っています。

当院では、“圧痛点”の箇所がツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、活性化しているツボを確認して、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮の抑制などを行い、片頭痛の予防治療を行っています。

~ 体調回復のマッサージ治療 ~

また当院では、片頭痛の予防の為に、背中のコワバリ解消や、背中の悪化した血行の回復も行っています。

首や肩だけでなく、背中の筋肉の柔軟性や弾力性が回復し血行が改善されてくるので、敏感になっていた神経が回復し、片頭痛の独特な『肩こり感』の解消が進み、頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があります。

当院の片頭痛の予防治療は、片頭痛“予兆”時の体調を回復させて、心身の不快感を解消する治療なので、身体が安らいだ気分になり、頭痛予防として受け入れ易い治療になっています。

~ 片頭痛の神経が活性化する前に ~

片頭痛は、心身の不調のシグナルが現れて、頭痛を引き起こす神経回路が活性化する前に、コリや痛みを解消させて、体調を回復させる事が大切です。

当院は、片頭痛の“予兆”時に現れる“圧痛点(ツボ)”を利用して、ツボ治療を加えたマッサージ治療で、首や肩の疲労やストレスを解消させて、体調を整え、心身がリラックスできるように治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

首や肩の疲労や緊張などで起きる『緊張型頭痛』は、多くが肩コリによる筋肉の緊張で、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を誘発するので『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも首や肩の筋肉内に、絶えずジクジクと慢性的な不快な痛みが生じるシコリができると、それによって神経が刺激されて『緊張型頭痛』を繰り返すようになり、更に、体調を悪化させます。

このような体調悪化を伴う頭痛の改善には、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、疲労や緊張を解消すると共に、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、解消する事が重要になります。

【 首や肩の筋肉のコワバリから 】

~ 緊張型頭痛 ~

首や肩の緊張で血行が悪化してくると、「後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じになる」、「後頭部を中心にズキズキと痛む」、「頭がギューッと締めつけられるような痛みがする」、などが起きてきます。

『緊張型頭痛』と言われ、疲労や緊張などで首から頭にかけての筋肉のコワバリやコリが強まると、頭に強い圧迫感を伴う痛みを引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも呼ばれます

日本は、「肩こりは、日本人の国民病」と言われるほど、肩こりが多いので、頭痛の中で、肩こりから生じる『肩こり頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が悩まされる頭痛になっています。

~ 重苦しい不快感 ~

緊張型頭痛』は、首や肩の筋肉の緊張が強まった事が原因になっているので、最初は、「肩が重だるい」、「突っ張り感と不快感がする」、「肩の上に鎧を載せられている感じ」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などを強く感じます。

そして、脳への血行が悪化してくるので、次第に、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」など、“重苦しい不快感”に悩まされます。

そして“重苦しい不快感”から、疲労感やコワバリ感が増すと、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、頭重感や身体の不調感に悩まされます。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、長時間の同一姿勢、悪い姿勢、不適切な枕、運動不足による筋力低下などから生じた、首や肩の筋肉の疲労や緊張と考えられています。

例えば、デスクワークや車の運転などで、毎日、長時間うつむいた姿勢をしていると、夕方や仕事の終わり頃になると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まり、脳への血行が悪くなるので、頭痛や頭重感が起きるようになります。

また、運動不足や加齢で筋力が低下して、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、あるいは、毎日使う枕の高さが合わないと、首や肩周辺の筋肉の緊張で神経や血管が圧迫されて、頭痛や頭重感が起き易くなったりします。

【 精神的なストレスからも 】

~ 神経圧迫や血流悪化を ~

更に、精神的なストレスも、『緊張型頭痛』の大きな原因になります

精神的緊張(交感神経系)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して血管を収縮させるだけでなく、神経が圧迫されて刺激されるので、神経回路が活発化して、痛みを感じ易くなるからです。

また、精神的ストレスによって、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなると、頭痛にならなくても、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」、更に、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされます。

~ 中高年になると ~

特に中高年になると、『緊張型頭痛』に悩まされる割合が多くなります。

若い時と違って、職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりするので、精神的なストレスをかかえる事が多くなってくるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、それによって身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が不安定化したりするので、精神的なストレスが強まると、『緊張型頭痛』を起こし易くなります。

~ 自律神経の崩れ ~

また、中高年になって、体調を保つ自律神経の負担が増す事も、『緊張型頭痛』が起き易くなる原因になります。

これは、自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)のコントロールなので、自律神経の負担が増すと血流の低下が生じ、『緊張型頭痛』が起き易くなるからです。

しかも、自律神経の調子が崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉を緊張させて、ますます『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引かせたりしてしまいます。

【 シコリ解消の重要性 】

~ シコリによる神経の異常興奮 ~

『緊張型頭痛』の原因は、疲労や緊張などによる、首や肩の筋肉のコワバリや、首や背中の血行の悪化なので、これらの症状が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和できます。

しかし、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化して、更に、筋肉内にシコリができてしまうと、シコリが毛細血管の血行を遮断して、神経が異常興奮を起こすので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります

市販の頭痛薬は、鎮痛作用を期待できますが、神経の異常興奮を鎮める事ができない事と、神経が異常興奮を起こすと、チョットした疲労や緊張でも、いつもより強く痛みを感じたり、痛みの信号を発したりして、鎮痛剤を服用しても、頭痛を誘発してしまうからです。

~ シコリが原因で、繰り返される頭痛 ~

しかも、首や肩の筋肉内にシコリができて、頭痛が起き易くなると、何かのキッカケで頭痛が起き易くなる『反復性緊張型頭痛』や、ほぼ毎日起きる『慢性緊張型頭痛』となって、頭痛を繰り返すようになります。

また、シコリから絶えず発せられる不快感の為に、一日中頭が重くなったり、頭が圧迫を受けている感じになり、気分の晴れない日が続いたりします。

この為、『緊張型頭痛』が繰り返される場合には、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、解消させる事が必要です。

~ セルフストレッチ、セルフマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消の為に、ストレッチやマッサージによる解消法が紹介されていますが、筋肉内にシコリができて、そこから発する不快感と共に頭痛が起きている場合は、一般的なセルフストレッチやセルフマッサージでは、頭痛解消が難しくなります。

ストレッチやマッサージで、シコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事ができても、肝心のシコリ部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

この場合には、シコリの緊張を緩める為に、触診でシコリの状態を確認し、圧を徐々にかけながら、一方向だけでなく、様々な方向に引き延ばして、シコリの深層部まで、段階的にしっかりと伸ばして、シコリ周囲の血液やリンパ液の流れを促進し、シコリ部分のコワバリを解消させていく事が必要です。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の治療に、当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリと症状の改善を行っています。

これは、ツボ(経穴)が、神経や血管が集まっている箇所”なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置は、ほぼ一致しているので、肩や首に「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを確認して、適切な刺激を与えると、神経の興奮を抑制したり、血流を改善したりするので、『緊張型頭痛』の解消に適しています

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、これらの部分は、東洋医療のツボの「風池」、「天柱」、「肩井(けんせい)」などと重なり合っています。

この為、当院では、問診とツボ反応を利用して、「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを調べ、そして調べたツボに刺激を加える事で、コワバリや凝り固まっているシコリを和らげ、血流を回復させています。

これにより、血流の回復と、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出させて、刺激に敏感になっている神経を元の状態に回復させ、痛みの解消とシコリの解消を行っています。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張が、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させる原因になるので、当院はマッサージ治療で、肩甲骨の動きの回復を含めて、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善させています。

マッサージ治療によって、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④筋肉の疲労回復、⑤痛みを改善させる、などの効果があるからです。

上半身全体の筋肉を和らげて、血流を回復させると、自律神経の働きを取り戻し、「何となく身体の調子が悪い」といった体調の改善になります。

~ シコリを確認して解消させる重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると、血行が悪化して痛みを抑えられなくなり、頭痛や不快感が繰り返すようになるので、筋肉内のシコリを確認して解消させる事が、治療のポイントになります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリの解消を行い、それにより敏感になっている神経を和らげて回復させて、『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、常に姿勢を保つ働きをしているので、毎日の動作や姿勢を繰り返しているうちに、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張が積もって、過労状態になる事があります。

この結果、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起き、更に回復力が低下した状態になると、痛みが強まったり、長引いたります。

しかも、これら痛みで身体の神経が敏感になると、「体調の不調」や「姿勢の悪化」なども起きてくるので、痛みや不快感が慢性化して毎日の生活に支障が出る前に、姿勢を保つ筋肉の痛みを解消させて、身体を元の健康状態に戻す事が大切です。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張による過労から ~

何気なく立っている時や、座っている時も、首・背中・腰・脚などの“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が、無意識のうちに身体のバランスを保ち、そして、絶えず姿勢の滑らかな動作ができるように働いています。

しかし、毎日の動作や姿勢を繰り返しているうちに、“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張が増して、血行が悪化し、筋肉がコワバッテ、過労状態になると、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、伸ばせない」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きてきます

それと共に、身体の内側の“姿勢を保つ筋肉”から、疲労や緊張による過労で「疼くような痛み」や「鈍(にぶ)く重苦しい痛み」などが起きるので、身体に異常が生じた事に気付かされます。

~ 腰の痛み ~

このような“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張による過労で、多くの人が経験するのが、腰の痛み(鈍痛)です。

腰からお尻にかけて、姿勢を保ちながら、さまざまな動きができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、負担がかかり続けたり、筋力が弱ったりすると、腰に「鈍い痛み」や、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」、などが起きてきます。

しかも、腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、それによって筋肉の収縮が強まったり、収縮した状態が続いたりするので、筋肉内の毛細血管の血流が悪化して、前より痛みが大きくなったり、いつまでも痛みが続いたりします。

~ 頭痛、肩こり、背部痛 ~

腰は“姿勢を保つ筋肉”の代表と言えるので、ほとんどの人が、腰の痛みを何度も経験していますが、首や肩、背中の筋肉も“姿勢を保つ筋肉”の役割をしているので、姿勢や動作で負担がかかり続いたり、腰の筋力が弱ったりすると、やはり、これら筋肉から、鈍(にぶ)く重苦しい鈍痛や、疼く様な痛みが起きてきます。

例えば、立ち仕事や座り仕事で、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、筋力が弱ったりすると、頭痛、肩こり、背部痛となって、「鈍い痛み」や、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛む」、などに悩まされます。

しかも、我慢していたり、「そのうち治るだろう」と思っていたりすると、痛みで血管が収縮して、更に血行が悪化したり血行悪化が続いたりするので、“痛みの悪循環”を引き起こして、前より痛みが大きくなったり、慢性化したりします。

【 姿勢筋の、痛みの特徴 】

~ 場所が捉えどころなく、重苦しい痛み ~

疲労や緊張による、肩や腰、膝などの“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、“場所が捉えどころなく”、そして“重苦しい痛み”のように感じられます

“場所が捉えどころなく”感じるは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と連動して動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しないからです。

また、“重苦しい痛み”と感じるのは、疲労や緊張などで血行が悪化してくると、酸素や栄養分の欠乏と、疲労物質が排出されずに溜まってくるので、それによって神経が刺激されて異常な興奮が生じ、ズキズキ・ジンジンとする疼痛が発生するからです。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に、強まったり繰り返したりします。

これは、“姿勢を保つ筋肉”が体重を受け止める役割をしているので、毎日の動作や姿勢で神経の刺激が強まる事や、“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠な筋肉なので、神経が刺激されないように、身体からの負荷を避ける事が難しいからです。

しかも、痛みによって、自律神経の中の交感神経が優位になると、血流が悪くなって痛みが増強されて、痛みを抑える力が弱くなるので、それによって身体の神経が敏感になり、「イライラした気持ちが強まると、痛みも強まる」、「体調も良くないと、疼く痛みが増す」、「湿度や気温によって、痛みが辛く感じる」、などが起きます。

~ 筋肉のコワバリと痛みの拡がり ~

更に、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、筋肉のコワバリと痛みが拡がります。

例えば、「脚が痛んで長引くと、次第に腰が痛くなる」とか、「一方の脚をかばっていたら、反対側の脚も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」、などが起きてきます。

これは、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、最初は一部の痛みであっても、“姿勢を保つ筋肉”の筋力が低下したり、弱ったりするので、関連する筋肉の負荷や緊張が強まって、血行悪化の範囲が拡がり、筋肉のコワバリと痛みも拡がるからです。

【 姿勢の悪化から、身体の歪みに 】

~ 姿勢の悪化 ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが続くと、“姿勢の悪化”を起こし、「肩・首周りの筋肉が硬くなって、肩が凝る」とか、「何だか、全身が固くなって、腰や背中が痛い」などを引き起こします。

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続いて痛むと、自然と痛みを避ける姿勢になるので、無意識に自然と身体に力が入ったり、“姿勢を保つ筋肉”以外の筋肉に負担がかかったりするからです

更に、このような痛みを避ける姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から、 「左右の肩の高さが違う」、「猫背になった」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」、「骨盤が傾いている」、「背骨が捻じれている」などの、“身体の歪み”が起きてきます。

~ 身体の不調も ~

“姿勢の悪化”や“身体の歪み”で、背骨や骨盤の位置がズレたり、傾いたりすると、自律神経に影響を与えて、「何となく身体の調子が悪い」といった、身体の不調の原因になります。

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりすると、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されたり、あるいは、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりして、自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「何となく体調が悪い」といった状態になったり、体調の悪化で肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどが慢性化し、これらの不定愁訴に悩まされたりします。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

そして“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって血行が悪化してくると、ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも引き起こします。

筋肉がコワバッテ、血行が悪くなってくるので、神経が敏感になり、強く痛みを感じたり、痛みによって痛みがぶり返したり、チョッとした動作でも不快さや痛みを感じたり、するようになるからです。

しかも、痛みによって交感神経の興奮が起きてくるので、これによって、筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒神経が敏感といった、「痛みの悪循環」も引き起こします。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、痛みを感じる部分に、湿布や張り薬を使ったり温めたりしても、解消が困難な上に、身体の内部の筋肉なので、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりする事も困難です。

しかも、“姿勢を保つ筋肉”に痛みが起きると、筋肉のコワバリや硬いシコリができている事が多くなっています。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、これらの筋肉の改善を行っています

~ ツボの特徴 ~

当院がツボ治療を加えているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを確認する事によって、不調解消の治療点になります。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善にも適しています。

~ 気になっているコワバリ解消も ~

また、当院では、患者が気になっている箇所を確認して、停滞している血行やリンパの流れの改善や、それらに伴うコワバリやシコリの解消も、同時に治療を行っています。

“姿勢を保つ筋肉”に痛みが起きると、同じような働きをしている他の筋肉に影響を与えて、血行の悪化や筋肉のコワバリを引き起こしているからです。

患者が気になっている痛みや不快感解消の為に、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、効果的な治療が受けられるようにしています。

~ セルフケアによる改善の困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、自己診断によって痛みの箇所を特定したり、セルフケアによって改善したりするのが困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首から肩への、痛みを伴う“しびれ”

【(症例)痛み・しびれ 】

何気なく顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首から肩や肩甲骨にかけて、当然、ピリピリ・ジンジンとした痛みとしびれが走り、首や肩の筋肉が引きつってしまう事があります。

これは、首の筋肉のコワバリが強まっていたり、あるいは、首の筋肉のコワバリで首の骨が変形したりすると、首の神経通路部分が狭まるので、首の動作や緊張がキッカケになって、首の神経を圧迫して刺激してしまうからです。

首の筋肉の疲労と過緊張をそのままにしていると、首の痛みとしびれを繰り返すようになったり、痛みとしびれが酷くなったりするので、日々の生活に不自由さや支障が出る前に、首の筋肉のコワバリを解消させる事が大切です。

【 首の筋肉のコワバリから 】

普段はそれほど気にならなかったのに、上を見上げた時や、重さのある荷物を肩にかけた時に、いきなり、首から肩や、肩甲骨の内側に、強い痛みやしびれが起きる事があります。
これは、首の骨から出ている神経の通路部分が極めて狭いので、過労や過緊張などで首や肩の筋肉がコワバルと、ますます神経の通路部分を狭めてしまうので、首を傾けたり、首の筋肉に力が入ったりすると、筋肉のコワバリが首の神経を圧迫して、刺激してしまうからです
日本人は、肩こりが国民病と言われるほど多いので、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の原因は、9割近くが肩こりと言われています

 

しかも、デスクワークが長かったり、座っている姿勢が悪かったりすると、首の筋肉は、薄くて小さい筋肉で構成されているので、首の筋肉にとって大きな負荷になります。
中でも、やせている人は、首から肩の筋力が弱く、肥満型、猫背、なで肩などの人は、首の筋肉に負荷がかかり易くなります。
この為、このような体型の人が、毎日、デスクワークで、うつむいた姿勢で前かがみになっていたり、PC画面を覗き込む為にストレートネックの状態になっていたりすると、首の筋肉の疲労や緊張が大きくなって、コワバリが強まるので、頭を動かした時に、狭い隙間を通過している首の神経を圧迫して、しびれが起き易くなります。

 

また、首の筋肉は、ストレスを強く感じていると、首の筋肉の緊張が強まる性質があるので、これによっても、しびれが起き易くなります。
これは、『胸鎖乳突筋』と呼ばれる首の太い筋肉が中心になって、首を曲げたり回転させたりしていますが、『胸鎖乳突筋』は精神的なストレスに影響され易い筋肉なので、ストレスを強く感じると、昔から『借金で首が回らない』と言うように、首の筋肉がコワバッテ、首を曲げたり回転させたりする事ができなくなるからです。
この為、仕事や家庭の心配事などで精神的な緊張が強まると、『胸鎖乳突筋』がコワバッテ、首全体のコワバリや喉の圧迫感がしてくるだけでなく、このような状態の時に、何気なく頭を後ろに反らしたり、横に傾けたりすると、首のコワバリが首の神経を圧迫して、首から肩に痛みを伴う“しびれ”を起こす事があります。

【 首の骨の変形によって 】

また、首の骨の変形によって、首から肩への痛みを伴う“しびれ”を起こす事があります。
これを『頚椎症(けいついしょう)』と言って、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強まったりすると、それによって首の骨の並びが引っ張られて歪んだリ、首の骨の関節面がズレたりして、首の骨の変形が生じるので、この結果、首の神経を圧迫刺激してしまうからです
特に、中高年になると、首の骨と骨との関節が狭くなったり、クッション役をしている椎間板の厚みが失われたり、骨の老化で首の骨の一部に小さな棘(とげ)ができたりして、首の骨の変形が生じてくるので、首からのしびれが起き易くなります。

 

頚椎症は、むち打ち症のような事故でなければ、ほとんどが、首の筋肉のコワバリが原因になっています。
この為、首の筋肉のコワバリ側に、首にしびれや痛みが起き始め、最初は、何かのキッカケで“一時的”に起きる程度ですが、首の筋肉のコワバリが増すにつれて、首の骨の変形が進むので、だんだんと痛みとしびれの範囲が拡がったり、“慢性化”したりします。
また、首の関節面の軟骨も、劣化してすり減ったり、滑らかさが失われたり、ズレが生じたりするので、首を動かすと、骨どうしがゴリゴリと擦(す)れるような音がしたり、動きがゴツゴツとして制限された感じになったりします。

 

しかし、加齢によって首の骨の変形があっても、しびれや痛みが現れなかったり、軽い程度であったりする事が多くなっています。
加齢によって首の骨に変形が生じていても、首から肩にかけて、筋肉の柔軟性や弾力性が保たれて、筋肉のコワバリが少ないと、神経の通路部分の隙間が維持されるので、首の神経を圧迫したり、刺激したりする事が無いからです。
また、筋肉の柔軟性や弾力性が保たれていると、首の骨の変形予防になるので、首からのシビレや痛みも防げるようになります。

【 病院の保存療法と、ストレッチ 】

整形外科での治療は、首の骨に変形があっても、首の筋肉のコワバリを緩めたり、解消したりする事で、神経への圧迫を無くし、神経が刺激される事を防げるので、首の筋肉の柔軟性を回復させる『保存療法』が中心です。
例えば、首の牽引療法をしたり、温熱・レーザー・低周波などで、首の筋肉の柔軟性を回復させたり、頭を後方へ反らして、首の神経を刺激しないように生活指導をしたりします。
しかし、保存療法は、自然回復を待つ治療になるので、どうしても、長期の頸椎カラーの着用や、数か月以上の通院が必要になります

 

この為、首の症状を早く回復させる為に、自分で首の柔軟性を回復させるストレッチが勧められますが、ストレッチ効果が現れるには、“症状への理解”と“繰り返し行う努力”が必要になります。
“症状への理解”が必要になるのは、大雑把でも、首や肩の筋肉の構成と、自分の患部の筋肉の位置が分かっていないと、一生懸命ストレッチを行っても、肝心の治療箇所が的外れになるからです。
また、“繰り返し行う努力”が必要なのは、首が体重の1割ぐらいの重さの頭を支え、絶えず負荷がかかり続けるので、ストレッチを繰り返し行わないと、なかなか改善効果が現れないからです。

 

更に、「首こりがひどい」とか「普段から首が回らない」場合や、「首から肩への痛みを伴う“しびれ”が繰り返している」場合には、首だけでなく、肩や背中の状態も確認して、関係する筋肉の柔軟性回復も併せて行う事も必要です。
特に、「肩甲骨の内側や脇の下に痛みがある」、「仰向けで寝ていると症状がひどくなる」などの自覚症状がある場合には、背骨の筋肉のコワバリが首のコワバリに影響して、首から肩への痛みを伴う“しびれ”を引き起こしている可能性があります。
また、姿勢の悪化から、首の筋肉の負荷が大きくなっている事もあるので、背中全体の筋肉の柔軟性や肩関節の動きをチェックして、背中全体のコワバリ箇所を改善する事が必要です。

【 当院の、首のコワバリやシコリの解消治療 】

首から肩への痛みを伴うしびれは、首の筋肉のコワバリだけでなく、首や筋肉のコワバリ内に発生する“シコリ”も、しびれを引き起こす大きな原因になります。
シコリができると、血行が遮断されてシコリ内の神経が異常興奮を起こし、それにより、ますます筋肉の疲労や緊張を強めるので、「首こりがひどい」、「普段から首が回らない」から、「首から肩への痛みを伴う“しびれ”」を引き起こすからです。
この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首の筋肉のコワバリやシコリを解消させて、首の柔軟性や弾力性を回復させ、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の改善を行っています

 

これは、東洋医療のツボ(経穴)の位置が、筋肉のコワバリやシコリができる箇所と、ほぼ一致し、重なり合っているからです。
しかもツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。
また、ツボ治療をマッサージ治療の中に加える事で、血管内の溜まった老廃物を押し流して、神経の興奮を和らげるので、リラックス効果もあります。

 

更に、身体の疲労や緊張や、姿勢の悪化などによる肩や背中などのコワバリも、首から肩への痛みを伴うしびれを起こす原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療を併用して、肩や背中の筋肉の柔軟性を回復させています。
これにより、体調の回復効果も期待できるので、肩こりや腰痛などの痛みを改善させる効果があるだけでなく、「何となく身体の調子が悪い」といった体調の不調も、改善効果が期待できます。
特に40代以降になると、首の筋肉のコワバリや、骨の変形から、肩こり、首の痛み、しびれ、などが多くなるので、コワバッタ首や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、体調を保つ事が必要です。

 

疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みには、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔から回復実績があり、しかも、安全な治療法です。
当院は、安全で安心して治療を受けられるように、マッサージ治療にツボ治療を加え、筋肉の柔軟性を取り戻し、神経や血管の圧迫や、骨の並びの歪みを回復させ、症状の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛

【(症例)痛み・しびれ 】

仕事や家事などで時間に追われていると、毎日のストレスや疲労による肩や腰の不快な痛みに気付いていても、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、筋肉内にシコリができると、絶えずシコリから発するズキズキと疼(うず)くような痛みに誘発され、長引く頭痛、肩こり、腰痛になっていきます。

身体に様々な痛みや不調を引き起こすシコリは、東洋医療のツボと重なり合っているので、反応が強く現れているツボを確認して、治療点として利用すると、シコリの解消と症状の緩和や改善に効果があります。

【 筋肉内にシコリができると 】

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を保っている働きの負担が大きくなると、疲労や緊張の回復力が低下して、「休んでも疲れがとれない」、「ちょっとした動作ですぐに疲れる」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きてきます。
しかも、これらの疲労感や不快感から、身体にコワバリが生じると、そのコワバリから不快な痛みが起きるだけでなく、身体の不調感が強まって、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」、なども起きてきます。
これは、疲労や緊張が続いて、身体の筋肉がコワバッテくると、筋肉内の血管を圧迫して血行が悪くなってくるので、神経が刺激されて「不快な痛み」、「ダルサ」、「鬱陶しさ」などの感覚が強まり、それによって体調が不安定化するからです。

 

また、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に“シコリ”ができると、不快な痛みや体調の不調が慢性化したり、強まったりします
これは、シコリができると、硬いシコリによって毛細血管の血行が遮断されて、シコリ内に不要な老廃物が溜まり、酸素や栄養分の供給が途絶えるので、神経の異常興奮が治まらなくなってくるからです。
この結果、いつもシコリからジーンとする疼(うず)く痛みを感じたり、いつまでも不快な痛みや鬱陶しさが続いたりして、不快な痛みが慢性化したり、あるいは、ちょっとした動作にも、シコリ付近の神経が敏感に反応するので、疲労感やダルサが強まったりします。

 

このようなシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰、などに発生する事が多くなっています。
これらの箇所は、身体の重みを受けながら動作をしているので、気付かないうちに疲労や緊張が蓄積して、筋肉のコワバリと血行の悪化が起き易いので、これが繰り返されると、筋肉内に筋肉が凝り固まったシコリができてくるからです。
そしてシコリができると、血行が遮られる為に神経の異常興奮が起き、ズキズキと疼(うず)くような痛みが誘発され、これによって、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起き、更に回復力が低下するので、長引く頭痛、肩こり、腰痛の原因になります。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】 

首・肩甲骨・腰・股関節などの筋肉内にシコリができると、関節の柔軟な動きが失われて制限されるので、動作時に、違和感や強い痛みが生じます
代表的な動作時の違和感として、例えば、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」、などがあります。
また、代表的な動作時の痛みとして、「寝違で首の筋肉がコワバッテ、首を動かすと痛む」、「デスクワークで、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「ギックリ腰で身動きができなくなり、ズキンズキンと腰が痛む」、などがあります。

 

しかも、首・肩甲骨・腰・股関節などにシコリができると、“骨の並びを歪ませる”事があります。
シコリは、筋肉が強く収縮した状態になるので、それによって付着している骨を強く引っ張って、縦一列に並んでいる背骨や腰の骨の並びを崩してしまうからです。
この為、例えば、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉内にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じ、“猫背姿勢”が定着したり、血液やリンパ液の流れを悪化させて、「背中が重い、ダルイ」、「腰が辛い」、といった状態に悩まされたりします。

 

その上、リによって『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』を、元に戻すのが難しくなります。
背中や腰を伸ばしても、伸びるのはシコリ以外の筋肉で、背骨や骨盤のシコリ部分は凝り固まって縮んだ状態なので、肝心の背骨や腰の歪んだシコリ部分を伸ばす事ができないからです。
しかも、無理にシコリ部分を伸ばすと、シコリ付近の敏感になっている神経を刺激して、ジーンとした違和感やジンジンとした痛みが起きたり、背スジを伸ばす事に対する拒否反応が起きて、かえって、背スジが伸びづらくなったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不調も引き起こします。
シコリ内から、絶えずズキズキとする痛みが起きると、神経が過敏状態になる上に、痛みを抑える力が弱まるので、普通より痛みを強く感じるようになったり、それによって不快感や鬱陶(うっとう)しさが増したりするからです
この為、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激してズキズキとした痛みがしてきたり、後頭部のあたりが締め付けられるような痛みがしてきたりするので、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」、などが起きてきます。

 

また、自律神経が首の中を通って背骨沿いに腰に通っているので、首・肩甲骨・腰・股関節などのシコリから不快な痛みが続くと、「内臓の調子が悪い」、「頭がボーっとする」、「手足が冷える」、「微熱がある」、「全身がだるい」、などを引き起こす事があります。
自律神経周囲の筋肉がコワバッテくるので、自律神経を圧迫して、自律神経の働きに支障を与え、体調の不調を引き起こしてしまうからです。
中でも、シコリが首や肩にできると、痛みや不快感から自律神経の働きを乱して体調を悪化させ、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」、などを引き起こします。

 

この結果、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事が起きます。
シコリから発する痛みや不快感が強まって、自律神経の働きが不安定になっていると、気温、気圧、湿度などの変化によって、更に自律神経の負荷が大きくなるので、天候の悪化によって、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「興味がわかない」、「鬱(うつ)な気分になる」などの、精神的な不調を引き起こすからです。
これによって、『気象病』や『天気痛』と言われる、片頭痛や関節痛、肩こり、持病の悪化、気分の落ち込み、などが起き易くなります。

【 当院の、長引く頭痛、肩こり、腰痛の回復治療 】

このように疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が敏感になって、頭痛、肩こり、腰痛などの、様々な痛みや不調を引き起こしたり、長引かせたりします。
このような、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の痛みには、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、身体のバランスを整える事が必要です。
当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリの解消や症状の改善を行っています

 

これは、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所が、東洋医療のツボの箇所とほぼ一致して、重なり合っているからです。
しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この為、反応が強く現れているツボを確認して、治療点として利用すると、リハビリ運動やストレッチと違って、ピンポイントにシコリとコワバリの解消治療ができ、しかも患者にとって、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で治療が受けられます。

 

例えば、当院では、問診や触診と共にツボ反応を利用して、「圧迫するとジーンとした痛みが強まったり」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった“神経特有の感覚”を発していたりする箇所を確認し、身体の異常箇所のチェックを行っています。
そして、硬化しているシコリの筋肉を、ツボ治療とマッサージ治療で、シコリを軟化させながら血流を回復させて、神経の過敏状態を鎮め、痛みや不快感などを解消するようにしています。
マッサージ治療とツボ治療で、患部に直接働きかけるので即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行っているので、痛みが少なく、安心して受けられます。

 

長引く頭痛、肩こり、腰痛のように、筋肉内のシコリによって神経が敏感になっている症状には、悪化している血行を改善し、神経の興奮を鎮める事が必要です。
当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加え、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消により、敏感になっている神経を回復させ、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突された事故を思い浮かべますが、これ以外にも、思いがけない出来事から身体が衝撃を受けて、頭が大きく振られ、むち打ち症を起こす事があります。

例えば、自転車の転倒、スポーツでの尻もち、階段の踏み外し、不意に後ろから押される、台からの転落などで、思わず首が後ろに引っ張られてガクンと曲がり、首周囲の筋肉や靱帯、神経や血管などを傷めた場合です。

むち打ち症の回復には、炎症や痛みが強い急性期を過ぎた後に、患部の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が大切なので、神経や血管が集まっているツボを利用したマッサージ治療を利用すると、首の痛みや不快な症状を緩和するのに効果があります。

【 背中の痛みや、腰の痛みも 】

むち打ち症は、身体が外部から衝撃を受けた時に、首がむちのようにしなって、急激に引き延ばされて曲がり、内部の神経や靱帯が傷ついたケガを言います。
この為、自動車事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、何かのキッカケで転んだり、運動中に倒れたり、脚立や台から落ちたりすると、頭の重さで、頭が大きく振られて、むち打ち症を起こす事があります。
これにより、首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて強く引き伸ばされ、首の筋肉や靭帯の“捻挫”状態になるのが70%~80%を占めるので、病院で『頚椎捻挫』と診断されるのが多くなっています。

 

『頚椎捻挫』は、手や足の捻挫と同じで、首の筋肉や靭帯が無理に引き延ばされて、支える力が弱った状態なので、むち打ちで『頚椎捻挫』を起こすと、首を動かす事ができなくなり、チョットでも動かそうとすると、炎症箇所や神経が刺激されて、急に激しい痛みが起きたり、ビーンと張り詰めたような痛みが起きたりします。
また背中の筋肉や背骨を囲んでいる靱帯も、首を守る為に背中の筋肉が固まった瞬間に、強い衝撃を受けて、無数の微細な断裂が起き、炎症が起きた状態になります。
この為、首だけでなく、背中も、「背中全体の慢性的なコワバリ」、「顔を下に向けると背中が痛い」、「肩甲骨の間が息をするだけでも痛い」、「背中を丸めても伸ばしても痛い」、「楽な姿勢が見つけられない」、などの痛みに悩まされます

 

更に、事故で衝撃を受けた時に、腰の筋肉が、急激に、過剰に、伸ばされたり、曲がったりして、『“腰椎”捻挫』を起こす事もあります。
『ギックリ腰』に近い状態なので、「立ったり座ったりすると、痛みが起きる」、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」、などが起き、その後、痛みが長期化する事があります。
特に、運動不足や加齢で、普段から腰を支える筋力が低下していたり、血行不良で筋肉が硬くなっていたりすると、むち打ちを起こした瞬間に、腰の筋肉や靭帯も耐えられなくなって、『腰椎捻挫』が起き易くなります。

【 筋緊張による血行悪化 】

病院で、むち打ちによる『頚椎捻挫』と判断されると、最初の治療として、痛みを和らげる為に痛み止めの服用や、首の頭を支える負担を少なくして、安定させる為に、頸椎カラーの着用が行われます。
そして、首周囲の痛みがある程度治まってきたら、むち打ち症は自然に治癒されてくるので、自然治癒を助ける為に、固まった首の筋肉をほぐしたり、温熱・電気療法を行って血行を促したりする治療が中心になります。
しかも、早期に回復するには、必要以上に安静にし過ぎない事が必要なので、事故後3日~1週間のうちに、早めにリハビリやストレッチなどの治療を取り入れています。

 

このような治療法で、ほとんどの痛みは、1~3ヵ月経過すると消えていきますが、むち打ちの治療を続けたにもかかわらず、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、増したりする事があります
これは、首の筋肉や靭帯など“炎症”による痛みが落ち着いてきても、筋肉が硬くギューッと縮んで、血管を伸ばしたり縮んだりする働きができなくなると、慢性的な血行悪化を引き起こし、それによって痛みが生じる為です。
また、血行の悪化によって、筋肉内に酸素が供給されづらくなって、不要な老廃物が溜まるので、身体の機能が低下し、体調を悪化させてしまいます。

 

しかも、血行悪化によって痛みが生じ、その痛みによって神経が刺激されて、筋肉や血管の緊張を強めるという、『痛みの悪循環』が起きる事もあります。
この状態になると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛みがする」とか、あるいは、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛みがする」、などが起きます。
この為、『痛みの悪循環』を起こさない為に、治療でリハビリやストレッチなどが始まったら、本人の身体に感じる違和感を確認しながら、筋肉のコワバリ箇所を回復させたり、血行の悪化箇所を解消させたりして体調を整え、身体の機能がしっかりと働いて、自然治癒が働くようにする事が重要になります。

【 首の中の自律神経 】

また、事故直後は、ほとんど症状が現れなかったにもかかわらず、予想もしていなかった症状が、後になってから現れるケースがあります。
例えば、事故後しばらくして経過してから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「首から肩に、神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」などが起きたり、あるいは、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が現れたりします。
更に、腕や膝などに、事故で受けたダメージとは直接関係のない、痛みやシビレなどが起きたり、気候の変わり目や天気が悪化してくると、ズキズキと疼(うず)くような痛みが起きたり、これまで無かった身体の不調が起きたりする事もあります。

 

これらは、むち打ちによる衝撃で、首の筋肉や血管が不安定になると、首の中を通っている自律神経を乱し、体調維持の機能が保てなくなった事が原因と考えられています
自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経が障害を受けると、自律神経の働きに大きな負荷がかかったり、それによって自律神経の働きが障害されたりするからです。
この結果、首の痛みに敏感になる事や、吐き気やめまいなどの体調不良、精神的な不安定、身体の異変などの、様々な症状が現れるようになります。

 

首の中の自律神経に影響を与えて、身体に不調が起きてくるので、むち打ちの症状だけでなく、程度は違っても、同じメカニズムから、首凝りの酷い人やストレートネックの人にも、多く見られます。
特に、疲労や緊張が続いたり、ストレスが感じたりすると、首を支える筋肉が過度に緊張して固くなるので、何かのキッカケで、首の中を通っている自律神経が影響を受けると、体調悪化の原因になります。
しかし、これらの症状が現れても、むち打ちによる自律神経の異常についての診断は、画像による診断が難しいので、本人からの訴えから判断するしかありません。

【 当院のツボを使った、むち打ち治療 】

現在、車両事故でむち打ち症を発症した場合に、症状を早く緩和させる為に、賠償保険によるマッサージ治療が適用されるようになっています。
これは、『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善には、昔からマッサージ治療の効果が認められており、この効果から、むち打ち症の回復治療に、広く利用されているからです
特に、炎症や痛みが強い“急性期”を過ぎた後に、患部の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が重要になるので、この時期の症状の回復に、マッサージ治療が利用されています。

 

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復、血行の改善、神経の過敏解消などを行い、むち打ち症の回復治療を行っています。
東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「関節の可動域を広める」だけでなく、むち打ち症の改善に不可欠な、「筋肉の疲労回復」、「神経の興奮を抑制する」、「痛みを改善させる」、などの効果があるからです。
これらの治療を、当院は、国家資格者が、安心・安全に首の痛みや筋肉の緊張をやわらげ、そして、体調の改善を含めて行っています。

 

更に、むち打ち症を効果的に改善させる為に、当院ではツボ反応を利用して、治療を行っています。
ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです。
ツボ反応を利用して筋肉をほぐし、血流を改善していくと、これにより痛みを緩和する効果が期待できるだけでなく、首の中の自律神経の回復にもなるので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの不快症状が改善されてくる効果があります。

 

現在、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、スポーツやリハビリの分野で、血液やリンパ液の循環の改善、神経障害の緩和、緊張の解消、痛みや運動制限の回復などで、利用されています。
当院は、病院の整形外科の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安心して、安全に、むち打ち症の改善を行えるようにしています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の膝のリハビリには、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症は、膝の軟骨を若返らせるような根本的な治療法がありませんが、初期や中期頃ならば、膝に負担をかけないような注意と、リハビリで膝の筋力を高めて膝の動きを安定させると、痛みが和らいで、かなり日常動作ができるようになります。

しかし、リハビリ効果が現れるまでに、かなりの期間を要する上に、中高年になると、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調などで、身体を動かしづらくなっていたり、リハビリ意欲の維持が難しくなったりします。

その上、身体の筋力低下や身体の不調は、更に膝の状態を悪化させたり、体力を低下させる原因になったりするので、中高年の膝のリハビリには『身体のコンディショニング』を加えて、リハビリを行い易く、そして、体調の不調を解消して保つ事が大切です。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

変形性膝関節症が起きる初期に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くキッカケとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに感じる、膝のギクシャクとした違和感や痛みがあります。
しかし、これらの違和感や痛みは、一時的な痛みで済んでしまうので、気になっても、「歳のせい」と見過ごしたり、「まぁ、いいか」と自分で納得したりして、“変形性膝関節症の初期症状”と、気付かない事が多くなっています。
これは、膝周辺の筋肉が弱ったり、姿勢の悪化で膝にかかる負担が大きくなったりしてくると、膝の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなるので、身体を動かした時に、神経が刺激されて痛み(動作時痛)が起きますが、身体を動かしているうちに、筋肉の働きが活発化して血行が良くなるので、動作時痛が起きなくなってくるからです。

 

しかし、膝に痛みが起きるは、加齢や運動不足、肥満などで、膝の筋力が衰えたり、姿勢が悪化したりした事が原因になっているので、だんだんと一時的な膝の痛みで済まなくなり、繰り返すようになります。
そして、膝の違和感や痛みが繰り返されると、筋肉内に炎症が起きたり、膝の神経が敏感になったりしてくるので、少し歩くと膝に痛みが起きたり、チョッとした動作で膝が痛んだりしてきます。
特に中高年になると、加齢や運動不足で身体を支えている腰や脚の筋肉が弱ったり、体重増加や姿勢悪化で膝の筋肉に大きな負担がかかったりするので、痛みが起き易くなります。

 

そして、膝に痛みが起きてくると、膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くさせたり、立つ事や歩く事を避けるようになったりしてくるので、ますます足腰の筋力が弱るようになります。
これによって膝の筋肉が弱ってくると、膝の骨の関節部分をシッカリと支える事が出来なくなって、膝関節の上下の軟骨が接触するようになり、膝関節症の軟骨の表面がすり減ったり、傷ついたりして、本格的な変形性膝関節症になっていきます
変形性膝関節症の経緯から見ると、始めの頃の膝のギクシャクとした痛みや違和感は、膝の筋肉のコワバリと筋肉内の血行の悪化による痛みなので、本格的な変形性膝関節症になる前の、身体からのアラームと言えます。

【 リハビリの効果 】

変形性膝関節症は『最初から、膝の軟骨に異常は起きていない』ので、痛みが起こらないようにする為には、膝周囲の筋力をつけて、膝の動きを安定させる事が、一番、重要になります。
この為、変形性膝関節症の初期や中期は、この事を目的にしてリハビリを行い、症状の進行の防止や改善(緩和)を図っています。
これによって、太ももから膝にかけての筋肉の筋力がついて、膝の動きが安定してくると、それによって神経が刺激される事が無くなり、膝の痛みが減少してくるので、膝の動作が無理なくできるようになります

 

しかし、実際に、膝のリハビリを行うと、足腰に、思っている以上に大きな力が必要とする事に気付かされます。
例えば、太ももや膝周囲の筋力をつける為に、仰向けになって、膝を伸ばした状態で脚を挙げる運動がありますが、この運動を繰り返して行うには、かなりの腰の筋力や腹筋を使って、脚をコントロールする力が必要になります。
また、脚を挙げる運動を繰り返す間、姿勢を支える為に、足首・股関節・お尻・背中なども、かなり筋力が必要になります。

 

しかも、リハビリ効果が現れるまでに、かなりの期間を要します。
この為、「身体を動かしたくても、思うように動けない」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じる事が多くなると、リハビリは、自分の身体の痛みは、自分しか分からないので、痛みや症状に合わせて行うセルフトレーニングが基本になっているので、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思いがちです。
ヤル気や気力を継続させるのが難しくなってくると、リハビリの運動回数が減ったり、ほどほどの程度になったり、あるいは継続しても形式的な運動になったりすると、ますます効果が現れにくくなってしまいます。

【 中高年になると 】

しかも、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カの低下や、体重(体脂肪)の増加による動きづらさ、姿勢を支える力の低下などがおきてくるので、余計に思うように身体が動きません
この為、まずはリハビリの動作を繰り返して、身体がリハビリの運動に慣れる事が必要になります。
この結果、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、中高年になると、一般的に、早くても訓練を始めてから、2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われ、リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになります。

また、中高年になると、仕事や家庭に追われる事が多くなるので、まとまった時間が必要になるリハビリを、定期的に繰り返すのが難しくなります。
しかも、仕事や家事などが気になっていると、その事に気を取られて、リハビリをする時間が無くなる事もあります。
このような状態になると、『リハビリで大事な事は、続けていく気力とヤル気』と分かっていても、「いったん中断すると、モチベーションが下がって続かない」とか、「面倒くさくなる」となりがちです。

 

更に、中高年になると、問題になるのが、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「腰が痛む」、「何となく身体の調子が悪い」などの、体調の不調です。
中高年になると、筋力が弱ってくる事や運動機能の低下だけでなく、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起き易くなるからです。
この結果、体調の不調があると、リハビリによる膝の機能改善が見込まれていても、続ける事が難しくなったり、変形性膝関節症を更に悪化させたりしてしまいます。

 

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

中高年になって、身体が思うように動かなかったり、体調の不調を感じたり、自分の時間に制限があったりすると、膝のリハビリを続ける事が難しくなったり、これらによって、更に膝の状態を悪化させたりします。
この為、変形性膝関節症の運動療法を継続する為に『膝の動きを良くする対策』と『身体のコンディショニング』を加え、体調の改善を行う事が必要です。
当院では、『膝の動きを良くする対策』として、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています

 

特に、変形性膝関節症の初期は、本格的な変形性膝関節症の前の、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階です。
まだ、膝関節の骨に異常は起きていないので、脚や腰の柔軟性を回復させて、血行を改善させると、膝の違和感や痛みが減少するのを実感し、それによってリハビリ運動が行い易くなり、治療期間の短縮化にも効果があります。
この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、膝を含めて下半身のコワバリを解消して、筋肉内の血行を改善する事で、膝の動作時の神経からの痛みを和らげ、筋肉の働きを回復させるようにしています。

 

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。
この為、当院では『身体のコンディショニング』として、ツボ治療によって、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。
腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

 

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調が原因になっているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が必要になります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療により、膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークで座りっぱなしが続いたり、立ち仕事やランニングなどで股関節に負荷が強まったりすると、お尻の筋肉の疲労や緊張で、お尻の奥の坐骨神経が圧迫されて、お尻から太ももの後面にジンジンとしびれるような痛みが起きる事があります。

しかし、ストレッチや痛み止めの湿布で、お尻の筋肉の疲労や緊張を解消しようとしても、お尻の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらく、しかも、坐骨神経を圧迫している筋肉は、お尻の奥の筋肉なので、効果は期待できません。

このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消には、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ反応を利用したマッサージ治療で筋肉の疲労や緊張を和らげると、刺激されて敏感になっている坐骨神経の回復に効果があります。

【 梨状筋症候群 】

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れを感じる事はあっても、お尻に、「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。
これは、いろいろな動作や姿勢をする上半身を、安定的に絶えず支える為に、お尻の筋肉が、何層も分厚い筋肉が重なっているので、多少の疲労や緊張があっても、シッカリと、我慢強く支えているからです。
この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻に違和感や疲労感が起きる事がほとんど無いので、お尻の筋肉が疲労したり緊張したりしても、自覚されず、気付かないままになります。

 

しかし、お尻の筋肉の疲労や緊張が増して柔軟性が無くなって、コワバッテくると、お尻の奥を通っている坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きる事があります
例えば、長時間のデスクワークや長距離の運転で座り続けていたり、ゴルフや野球などで身体を捻る動作を繰り返したり、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした場合です。
この結果、お尻の筋肉の柔軟性が無くなり、コワバッテ、お尻の奥の坐骨神経を圧迫すると、座っていると、お尻に「ジーンとしたしびれ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

 

それでも最初の頃は、お尻の下の方に、軽い痛みや疼(うず)きを感じるぐらい、しかも、しばらくすると痛みが消えたり、湿布薬を貼ると痛みが軽くなったりするので、「たいした事、無いだろう…」と思います。
ところが、毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体の疲労が増して、身体を支えるお尻の負担が大きくなってくると、坐骨神経への圧迫が強まり、お尻から痛みやシビレが、何度も起きたり、強まったりします。
このようなお尻の痛みを『坐骨神経痛』と言いますが、病院では、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫し、しびれや痛みを起こすので、診断名を『梨状筋症候群』と言い、『坐骨神経痛』中で、『梨状筋症候群』が9割を占めています。

【 坐骨神経の、痛みの特徴 】

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろに感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。
他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と、感じる人もいます。
更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」、といった状態になります。

 

そして『梨状筋症候群』の痛みの特徴として、お尻から太ももの後面にジンジンとしびれるような痛みが起きても、腰には異常が無いので、「腰には痛みが起きない」事です
お尻の筋肉の過緊張よって、坐骨神経への圧迫が原因になっているからです。
また、お尻の筋肉は、絶えず体重がかかる事と、“太く”“大きい”筋肉が集まっているので、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉のコワバリ回復に時間がかかるので、何度もシビレと痛みを繰り返すようになります。

 

また、『梨状筋症候群』は、整形外科に行っても診断がつきづらくなります。
『梨状筋症候群』は、筋肉のコワバリが原因になっているので、レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張状態と、それによる坐骨神経の圧迫状態が判断しづらいからです。
この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のハリの状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、有力な判断材料になります。

【 梨状筋症候群になりやすい人 】

『梨状筋症候群』になりやすい人は、次の通りです。

運動不足の人
よくあるのが、久しぶりに長距離を走ったり、気分転換に自転車で遠出したり、休みの日に山道を歩いたりしたケースです。
また、普段では行わない中腰姿勢になって動作をしたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返していたりすると、やはり、お尻の筋肉が過緊張になり、後になって、骨盤の下からシビレと痛みが起きたりします。
しかも、運動不足によってお尻の筋肉の働きが弱る為に、症状の回復が遅くなって、痛みや違和感が長引き易くなります。

長時間、座っている、あるいは、立っている人
長時間の座位や立位をしていると、お尻の筋肉の負担が増す為です。
中でも、運動不足や中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化していたりすると、余計に、お尻の筋肉の負担が増すので、痛みが起き易くなります。
また、座り仕事の中で、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、上半身を、お尻の筋肉で支える姿勢を続けていると、気付かないうちに坐骨神経を圧迫するので、痛みを起こし易くなります。

過去に股関節や腰回りに怪我をしている人
お尻の打撲の後に腰痛が続く場合や、ギックリ腰の不安がある場合、骨盤の歪みがある場合には、自然と、お尻の筋肉が緊張気味になるので、痛みが起き易くなるからです。
また、肥満や妊娠中の妊婦さんの場合も、股関節や腰回りに絶えず体重がかかるので、やはり、痛みが起き易くなります。

 

しかも、緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、痛みが増します。
これらがあると、血管が収縮して身体の血行が悪化し、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感な状態になるからです。
この為、PCを使う事で緊張が続いたり、仕事や人間関係などによる心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 当院の、お尻の筋肉の回復治療 】

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚く、何重も重なっている上に、また、坐骨神経痛を引き起こしている梨状筋は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのは困難です。
このような痛みに、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消して、痛みの改善を行っています。
東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に、昔から利用され、現在も、筋肉由来の痛みの解消効果から、リハビリ治療や痛みの緩和治療などに利用されているからです。

 

更に『梨状筋症候群』の治療に、当院は、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、そこに持続圧やツボ刺激を加えて、治療を行っています
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所にある為に、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を見つけ易くしてくれるからです。
しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えていくと、血行が回復し、蓄積した疲労物質が排出されて、敏感になっていた坐骨神経が回復していき、お尻からの痛みや違和感が解消されるようになります。

 

また、『梨状筋症候群』が起きていると、腰や脚の筋肉も、疲労や緊張した状態になっているので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に、大きな負荷をかける状態になります。
この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の可動域の回復も行っています。
これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が無くなってくるので、治療途中に、患者が、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

 

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、神経から痛みなので、痛み止めの薬が効きません。
当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行っているので、『梨状筋症候群』よる坐骨神経による痛みにも、改善効果があります。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛で、原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどが、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症などによる、原因のハッキリしない『腰痛症』と診断されています。

『腰痛症』は、痛みの程度が大きくなくても、絶えず腰の鈍(にぶ)い痛みに悩まされる上に、腰の神経が、チョッとした疲労や緊張にも敏感になって痛みや疲労感を強めるので、普段の仕事や生活に支障をきたしてしまいます。

この為『腰痛症』を改善するには、痛みを発している腰の神経を和らげる事が必要なので、腰の筋肉のコワバリや血流の悪化を回復させるだけでなく、神経や血管が集まっているツボを利用して内部の血流を高めると、それによって『腰痛症』の痛みが緩和する効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、原因がはっきりと特定できない『腰痛症』は、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などによって起きています
『腰痛症』になると、切り傷・火傷・打撲・骨折などの突き刺さるような痛みと違って、絶えず、ズキズキ、ジンジン、ジーンといった、不快な、疼くような痛みを感じます。
腰の筋肉の疲労や緊張で、筋肉がコワバッテ、血行が悪化してくるので、筋肉が必要とする酸素や栄養分が不足したり、不要な老廃物が排出しづらくなったりして、神経特有の痛みが続く為です。

 

また、腰に疼くような痛みが続くと、腰の筋肉が緊張して柔軟性が失われるので、腰に違和感や、身体を動かした時の痛みが起きてきます。
腰の筋肉が、骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテくると、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしてくるだけでなく、身体を動かすと、動きづらさを感じたり、筋肉のコワバリが引き延ばされて痛みを生じたりするからです。
更に、腰の骨や骨盤に張り付いた筋肉のコワバリによって、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨の並びに歪みが起きたりするので、絶えず不快な違和感が生じ、腰を動かすと、骨盤のズレや腰の骨の歪みの為に、付近の神経が刺激されて、違和感や痛みが一層強まります。

 

しかも、精神的なストレスや不安などがあると、神経が敏感になり、痛みや不快感が強まるので、余計に腰が、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」、といった状態になります。
更に、何かのキッカケで、何とか保っていた腰の痛みや不快感が、拡がったり、強まったりする事もあります。
この為、休んでいても、「腰に、何か異常が…」と気掛かりになったり、リフレッシュの為に身体を動かすと、一時的に血行が良くなって痛みが減少しても、後になって、腰の違和感や痛みが増したり、不快感が続くようになったりします。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

『腰痛症』の調査で、約8割の人が、PCやスマホ、車などの、長時間使用から、腰の負荷が強まって『腰痛症』が起きたと答えており、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた事から、『腰痛症』が起きたと答えています。
これは、身体をあまり動かさなくても、立っていたり、座っていたりすると、体重を支える負担が、気付かないうちに、腰の筋肉にかかり続ける為です
この為、腰に痛みを感じていても、「たいした事ないだろう…」と思って痛みを我慢していたり、「様子を見よう」と思ってそのままにしていたりすると、腰の筋肉に体重を支える負担がかかり続けるので、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」、といった状態が起き易くなったり、腰痛が慢性化してきたりします。

 

しかも、我慢していたり、そのままにしていたりすると、筋肉の働きや血行が回復しないで、神経が敏感になり、「痛みが痛みを招く」という状態になります。
通常なら、痛みが続くと、痛みを抑制する神経が働いて痛みを和らげてくれますが、痛みが長く続いているうちに、この痛みを抑制する神経が変化して、痛みを抑える働きがうまく働かなくなるからです。
また、痛みを抑える働きがうまく働かなくなるので、通常の痛み止め薬も、効かなくなります。

 

腰に痛みが続くと、知らず知らずのうちに、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化し、凝り、張り、ダルサなどの不快感も起きるようになります。
また、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、身体をリラックスさせる働きが低下し、身体の緊張を高める働きが強まります。
この結果、血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

『腰痛症』の原因の中で85%近くになっているのが、日常動作の「歩く」、「座る」、「作業をする」などで、腰に負担がかかり続けた為です。
しかし、腰の筋肉のコワバリや、血行悪化、そして、それらの影響による身体の冷えなどは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、腰の異常を確認できません。
この為、痛みを和らげる為に、湿布や痛み止めを使っていると、一時的に痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮のる働きが無いので、腰の痛みを長引かせる事になります。

 

このような、筋肉の痛みと、筋肉の状態を確認するには、骨盤や腰への触診と押圧が、有力な診断方法になります。
『腰痛症』は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』がおきると、筋肉のコワバリや痛みとなって現れるからです
この為、触診と押圧で、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を確かめる事で、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます。

 

また、診断だけでなく、『腰痛症』の治療の時にも、触診による判断が重要になります。
触診によって、患部の場所や程度が確認できると、『腰痛症』を治療する時にも、治療箇所がハッキリするので、ピンポイントに、腰周辺の筋肉の緊張を解いて、血流を改善させる事ができるからです。
患者側も、患部の場所や程度が的確に確認されていると、“ズーン”とした圧痛感が得られるので、治療内容に納得でき、更に、気が付かなかった患部も、触診によって確認してくれるので、治療に信頼感をもてるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っているので、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています。
ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。
そして、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適しているからです。

 

しかも、ツボの位置と、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所は、ほぼ重なり合っています
この為、当院では『腰痛症』の治療に、最初に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを、問診や触診で確認し、その後に“ツボ反応”で、痛みの箇所を具体的に確認しています。
そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、ツボ治療とマッサージ治療によって、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

 

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。
“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少してきます。
特に、いつも腰の“シコリ”を感じて、そこから、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」、などがある場合に、“ツボ”反応を利用すると、“シコリ”解消に効果的です。

 

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。
当院は、ツボ治療とマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防

【(症例)痛み・しびれ 】

ぎっくり腰は、予想もしない時に、突然発症するように思われますが、実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯(じんたい)が疲労や緊張でコワバッタ状態になっているので、「腰が何となくイヤ~な感じ」といった、予兆がしています。

このような状態の時に、チョッとした動作がキッカケになって、弱っている腰の筋肉や靭帯の許容限度を超してしまうと、耐え切れなくなった筋肉や靭帯に多数の微細な断裂が生じて、激しく神経を刺激し、ぎっくり腰を起こしてしまいます。

この為、「腰に疲れや重ダルサが起きている」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」、「座っている事が多くて腰がコワバッテイル」などに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、腰の不調箇所を調べて回復させておく事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

≪ まずは、安静に ≫

運悪く、ぎっくり腰を起こすと、いきなり“グキッ”という衝撃と共に、強烈な痛みに襲われ、腰を曲げる事も伸ばす事もできなくなり、声も出せなくなります。
これは、腰の筋肉や靭帯が、突然大きな負荷を受けた為に、反射的に身体の防御作用で、腰の筋肉が一挙に収縮し、神経が激しく刺激された為です。
しかも、神経の異常興奮が続いて、腰の筋肉の強い収縮(痙攣発作)が繰り返されるので、腰が曲がったまま動かす事ができなくなり、お腹の横隔膜もコワバッテ、声が出なくなります。

 

また、腰の筋肉や靭帯が一挙に収縮した為に、腰を支えていた筋肉や靭帯に、“肉離れ”のような、微細な断裂や細かな傷が無数にできてしまいます。
このような時に、身体を動かすと、傷口を更に増やしたり、止まりかけた血が再び出血したりするので、痛みを余計に大きくさせてしまいます。
この為、ぎっくり腰を起こした直後は、まずは、傷口を増やさないように、痛みの少ない姿勢で安静を保ち、激痛が治まってくるのを待つ事が大切です

 

例えば、腰の筋肉に、姿勢や体重の負荷がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとります。
そして、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛い方を上にして横になり、身体を動かさないようにします。
ぎっくり腰を起こした直後の対処は、腰の激痛が引いてくるまで、このような姿勢で、無理をしないで、ジッと安静にしている事が必要です。

≪ 当院の、ぎっくり腰の回復治療 ≫

腰の痛みが気になって、身体を動かさないようにしていると、これによって筋肉の働きや血行の低下が続いて、痛みの原因である炎症物質の排出が進まなくなるので、かえって回復しづらくなります。
例えば、腰の痛みをいつまでも感じたり、「腰がだるい」、「腰が重い」などの不快感が起きたり、痛みで筋肉がコワバッテ、腰が伸びなくなったりします。
この為、ゆっくり、ゆっくりとスローモーションにして、腰の痛みに警戒しながら、少しずつ動ける範囲で動かしていく事が必要です。

 

しかし、多少の痛みを我慢して、ある程度、身体を動かせるようになっても、この時期は、まだ身体の回復力が追いつかない状態です
例えば、身体を動かしていくと、「ぎっくり腰の痛みが再発しそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰に響く」、という感じがします。
これは、まだ身体の回復力が追いつかない乗状態なので、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の血行不良から違和感が生じたり、思わぬところに力が入ったり、するからです。

 

この為、当院は、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、安静にしていると、我慢できる程度の鈍痛になった頃から、ぎっくり腰の回復の為の治療を行っています。
痛みを和らげ、早く普段の生活に戻れるようにする事を目的にして、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、③腰の神経の興奮を鎮めるケアを行っています。
施術は、患者の腰の負荷を少なくして、痛みや違和感が出ないように、腰を曲げて横向きに寝た姿勢で行っているので、ぎっくり腰の患者にとって安心した状態で、ぎっくり腰の回復治療が受けられます。

【 ぎっくり腰の、予兆を利用した予防 】

≪ 腰の何となく、イヤ~な感じ ≫

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防治療を行っています。
これは、ぎっくり腰のイメージとして、いきなり「グキッ!」という衝撃と共に、強烈な腰痛に襲われるのをイメージしますが、しかし実際には、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんどないからです。
ぎっくり腰を起こす前に、多くの場合、身体が疲れていたり、緊張したままジッとした姿勢が続いていたり、腰の筋肉が弱っていたりして、腰の筋肉に負荷が積み重なっているからです。

 

この為、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”として、「腰が、何となくイヤ~な感じ」がするのを感じている事が多く、このような“予兆”で、よくあるのが次の通りです。
①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰が抜けそうな感じがする
②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え
③腰まわりの衰え  
 腰回りのダルサや重い感じ、歩くと疲れを感じて残る、朝起きると腰が痛む、雨の日の腰の鈍痛

 

これらの“予兆”が起きてくるのは、『腰の柔軟性の低下』によって、腰の筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなった為です
これによって腰の筋肉内の血行が悪化し、必要な酸素料が不足して、老廃物が排出されづらくなるので、コワバリ感と共に不快感が起きてきます。
しかも、腰の神経が敏感になるので、チョッとした動作がキッカケになって、筋肉を異常に収縮させてぎっくり腰を起こしてしまうので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が大切です。

≪ 繰り返す、ぎっくり腰 ≫

また、ぎっくり腰の特徴として、一度起こすと繰り返すと言われています
実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。
これは、ぎっくり腰を繰り返すのは、身体がぎっくり腰を起こし易くなっているからです。

 

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中の筋肉がコワバリ、座り続ける為に腰に疲労が溜まってくるので、ぎっくり腰を起こし易くなります。
また、加齢や運動不足は、筋力を弱めるので、年齢が上がるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。
更に、心理的なストレスが続いていると、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰を起こし易くなります。

 

この為、ぎっくり腰を再発させない為に、「座り続ける時間を減らして座り姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉疲労の軽減する」、「普段から姿勢・動きに気をつける」、などが紹介されています。
しかし、ぎっくり腰を起こす原因は、身体が疲れていたり、緊張したままジッとした姿勢が続いたり、運動不足や加齢で腰の筋肉が弱っていたりした事なので、やはり、腰の筋肉のケアを行っておく事が大切です。
特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、ぎっくり腰の予防対策として、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

≪ 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 ≫

当院は、ぎっくり腰の予防の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰の筋肉のケアを行っています
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに痛みや硬さとなって現れて、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです。
しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を加えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、ぎっくり腰の予防や緩和をするのに効果があります。

 

例えば、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で、ぎっくり腰の予防治療を行うと、腰のコワバリが、まだ強まっていない状態なので、比較的短時間に、硬くなっている腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。
また、東洋医療をベースにしたマッサージ治療なので、無理なく、腰のコワバッタ靭帯や筋肉の緊張を和らげて、血行を改善し、それにより神経の興奮を鎮める事ができます。
これにより、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなります。

 

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して治療を行っているので、本人が気付いていない、筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消も、併せて行っています。
これにより、身体の回復力が追いつかず、疲れ易さや不快感となって現れている「腰のダルサ」、「腰が重い」などを解消させ、腰の動きを改善するようにしています。
更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしています。

 

ぎっくり腰は、急性の一時的な腰痛と思われていますが、適切な手当てをせず長引かせてしまうと、腰に疲労や緊張などが積み重なって、慢性的な腰の痛みに悩まされたり、ぎっくり腰が起き易くなったりします。
当院は、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のあるマッサージ治療を利用して、ぎっくり腰の予防や回復に、患者の症状に合わせて、圧痛点やシコリなどを確認し、血流改善や緊張の解消を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

肩から腕の、しびれ、だるさ、痛み、締め付け感( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】

肩こりと思っていたら、腕を挙げると「胸元の締め付け感」や「腕にシビレとダルサ」が起きたり、反対に、腕を下ろしていると「肩や腕のチクチクした痛み」や「手や指のニブッタ感覚」が起きたりする事があります。

これは、PCやスマホ操作をずうっと続けたり、物を持つ仕事が多かったりすると、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まって、神経や血管が圧迫されるので、首から肩・腕に伸びる内部の神経が刺激されて、シビレや疼痛などが起きてくるからです。

症状を改善させるには、首スジから胸元・肩・腕にかけて、疲労や緊張による筋肉のコワバリ箇所を調べ、それらの解消と血行の改善を行い、過敏になっている神経を回復させる事が必要なので、東洋医療系の筋肉由来の凝りや痛みの改善を行っているマッサージ治療が適しています。

【 首スジから胸元の凝りや緊張から 】

首や肩のコワバリや凝りが強まってくると、次のようなシビレや疼痛が起きて、仕事や家事に支障をきたしてしまう事があります。
・肩から腕にジンジンとした感覚や痛みを感じてくる、
・腕がだるくなってくる、
・腕や手に力が入りにくくなる、
・手に冷えを感じる
これらは、首スジから胸元にかけて、凝りや緊張が強まり易いので、これによって、内部の神経や血管が圧迫されると、シビレや疼痛などの“異常な感覚”が起きてくるからです
特に神経は、血管よりも狭い箇所を通過し、少しの圧迫でも症状が現れ易いので、シビレや疼痛が起き易くなります。

 

この症状を、『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』と言い、特徴として『胸元や肩の強い凝りや痛み』+『腕の痛み・しびれ感』が現れます。
胸郭出口症候群の“胸郭出口”は、首スジから胸元にかけての、いろいろな重要な神経や血管が通っている部分で、この部分は、狭くなっている為に、ほとんど隙間がありません。
この為、首スジから胸元にかけての緊張が強まると、この狭い通路を更に狭めて、神経や血管を圧迫するので、肩から腕の神経に“シビレ”や“だるさ”などの“異常な感覚”が起きてきます。

 

胸郭出口症候群は、首スジから胸元の筋肉の強い緊張が原因になっているので、“シビレ”や“だるさ”が起きる前に、首から胸元の“違和感”に気付かされる事が多くあります。
例えば、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、首から胸元の筋肉がコワバリで喉元が圧迫されて、喉元のツッパリ感と息苦しさを感じます。
また、喉に、“腫れもの”ができたように感じられますが、喉の筋肉のコワバリが原因なので、食べ物の飲み込みは、いつも通りできます。

【 胸郭出口症候群になりやすい人 】

胸郭出口症候群が起き易い人は、普段から首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が大きくなる人なので、次の通りです。
・パソコン操作やデスクワークを長時間している人、
・仕事で重い物を持つ事や、運ぶ事が多い
・美容師や教師のように、腕を顔より上に挙げている事が多い人、
・なで肩の女性、
・猫背姿勢で、手作業を続けている人、
・交通事故などで首を痛めた人、

 

例えば、パソコン操作を長時間している人が、手首が浮いた操作が続いたり、電車のつり革に掴まっていたり、ドライヤーで髪を乾かしていたりすると、胸郭出口の神経や血管を圧迫する状態や姿勢になるので、「胸元の締め付け感や痛み」や、「首・肩・背部・前胸部のうずく様な痛み」、などが起きてきます。
更に、腕や手に伸びる神経が刺激されると、「腕から指にかけて強いダルサを感じる」、「腕から手にかけての感覚が鈍くなって、握力が弱まる」、「腕や指に違和感が起きる」、「手先が冷える」、なども起きてきます。
このような神経症状は、原因が首スジから胸元の筋肉の強い緊張なので、疲れが出てくる午後に発症する事が多く、症状が長引くと、体調を保っている自律神経に影響して、頭痛や吐き気なども起きます。

 

また、いつも商品を抱えている事が多かったり、重い物を持つ事が多かったりする人の場合も、やはり、胸郭出口症候群が起き易くなります。
肩が引き下げられた状態になって、脇(わき)を絞めたような状態になるので、胸郭出口の“すき間”を狭めて、内側の神経や血管を圧迫する上に、両肩や両腕に力が入るので、首スジから胸元の神経や血管が締め付けられてくるからです。
なで肩の女性のように、肩の筋力が弱いと、ギターやバイオリンのように、軽い楽器でも、肩を引き下げた姿勢で、長期間続けて演奏していると、やはり、胸郭出口症候群が起き易くなります。

【 胸郭出口症候群のチェック法 】

胸郭出口症候群が気になった場合に、自分で確かめてみる方法が、いくつかあります。
例えば、腕と肩を上げて、腕にシビレや脱力感を感じるか、どうかを、確認する方法です。
この動作によって、繰り返し、腕のシビレや脱力感が起きる場合は、胸郭出口の神経や血管が圧迫された事が考えられます。

 

また、胸の上の、横に並んだ2本の鎖骨の向きを見てみる方法があります。
通常ならば鎖骨の位置は、ツッカエ棒として、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方に、ほぼ横一線に伸びています。
しかし、首スジから胸元の筋肉の強い緊張で、胸郭出口が狭くなっていると、2本の鎖骨の真ん中が凹んだV字型になります。

 

また、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法もあります。
少し胸を反らして、指で圧迫すると分かり易くなります。
首スジから胸元の筋肉が緊張して、内部の神経が敏感な状態になっていると、圧痛や、ひびくような痛みが生じます。

【 市販薬や病院の治療 】

胸郭出口症候群の約9割が、胸郭出口の神経圧迫が原因になっているので、市販の痛み止めはあまり効きません。
また、病院に行っても、胸郭出口の凝りや筋肉の緊張を、効果的に解消する方法が無いので、地味な治療を続ける事になります
例えば、原因となりそうな動作を避ける事や、首や肩の筋肉のストレッチや軽い運動を、一日に数回、繰り返すように指導されます。

 

病院の中で設備がある場合は、患部に超音波を当てたり、ホットパックで首や肩を温めたり、首を牽引したりします。
これによって、首周りの硬くなった筋肉を和らげ、過敏になっている神経を元の状態に戻すようにしています。
そして、痛みの軽減として、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1などが処方されます。

 

この病院の治療は、かなりの期間を要します。
症状を長引かせている事が多いので、首や肩に硬いコワバリやシコリができていたり、それによって肩甲骨骨の位置がズレタ状態になっていたりして、筋肉の緊張を解消させるのが難しくなっている事が多いからです。
また、回復治療を続けていても、仕事や家事の都合で、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まるので、筋肉の柔軟性を取り戻すのに、日にちがかかってしまいます。

【 当院の、胸郭出口症候群の治療 】

当院は、胸郭出口症候群の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉の緊張の緩和を行い、内部の神経や血管への圧迫を解消するようにしています
マッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉に、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を鎮める、などを行うと、効果的な筋肉のコワバリ解消になるからです。
しかも、首とその周辺は、筋肉が薄い上に、痛みを感じ易く、しかも、重要な神経や気管などが通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療には、安全性と安心感があります。

 

また、当院では、ツボ反応を利用して、首・肩・背中・前胸部などのシコリや圧痛点、腫れ、などの患部を確認したり、治療を行ったりしています。
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、特定のツボに「反応点」として痛みや硬さとなって現れ、更に、「治療点」として症状を改善する箇所にもなるからです。
このツボ反応を利用し、首スジから胸元の凝りや緊張が強まっている箇所を確認して、そこに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、筋肉のコワバリが緩んで、圧迫を受けている神経や血管の通り道が回復するようになります。

 

更に当院では、腕・肘・手首なども、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリの解消や、血行の回復を行い、症状の改善を行っています。
腕・肘・手首は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、筋肉に沿った様々な血管が走行しているので、“異常な感覚”の起きる箇所や状態に合わせて、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて血行やリンパの流れを良くする事が必要になるからです。
しかも、腕の神経に沿ってツボが点在しているので、神経や血管が集まっているツボを利用すると、“腕”の疲労や緊張の解消に効果があり、それによって胸郭出口症候群の軽減に効果があります。

 

胸郭出口症候群は、首スジから胸元の筋肉の緊張が原因になっているので、そのままにしていると、症状を悪化させたり、体調を悪化させて頭痛や吐き気などが起きたりします。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ反応を併用し、腕や肩の緊張緩和や、肩の可動域の改善などを含めて、身体の痛みやダルサの解消治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】

五十肩の強い痛みが少し和らいでくると、病院の治療方針がリハビリ治療(運動療法)に移っていきますが、依然として肩や背中の筋肉のコワバリが強く、極度に血行が悪化しているので、神経が過敏な状態になって、チョット肩周りを動かしただけでも、いきなり激痛が走って、動かせなくなります。

この為、痛みでリハビリが難しくなり、肩関節を支えている背中の肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させる事が、できなくなってしまいます。

このような痛みを和らげる為に、昔から利用されてきたツボ反応を使って、筋肉のコワバリ解消と血行の回復を行うと、ツボには神経と血管が集まっているので、ツボ付近の血流が高まり、神経の過敏な状態を緩和させ、痛みを鎮める作用となって、五十肩の治療効果を高められます。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

五十肩が発症し、腕を動かそうとすると肩に鋭い痛みが走ったり、夜に寝返りを打つだけで肩に激痛が起きたりしていた時期が過ぎ、少し肩の痛みが和らいでくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ(運動療法)に移っていきます。
リハビリを行う大きな目的として、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつって固まった状態になると、肩関節を動かせる範囲が制限されるので、リハビリで肩関節を少しずつ動かす事によって、『① 肩関節の動きを改善し、動かせる範囲を回復』する事です。
そして、二つ目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激するようになり、痛みがいつまでも続いてしまうので、運動をする事で血行を促し、『② 痛みを軽減させる』事です。

 

また、三つ目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事です。
これは、肩甲骨と肩関節が多くの筋肉や靭帯でつながって、一体となって動く構造になっているので、コワバッテいる肩甲骨が自由に動くようになると、「コワバッタ肩甲骨が自由に動く ⇒ 肩関節にかかる負荷の減少 ⇒ 関節内の炎症の低下による痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩の症状が改善されるからです。
しかも、肩関節の動きは、肩甲骨の周りの筋肉が下から支えているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事は、五十肩治療の良し悪しを決める」と、言われるほど重要になっています。

 

更に、肩関節のリハビリを行う四つ目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。
肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリを行う事で血行が改善されると、筋肉の働きを回復させられるからです。
このような目的から、リハビリの専門家が、患者の姿勢や関節の動き、筋力などをチェックして、痛みに関連する箇所を調べ、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリを行っています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

しかし、当初の肩の激痛が収まって、リハビリを必要とする次期になっても、「痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、何かのキッカケで、「再び強い痛みに、突然、襲われる」事がよくあります。
例えば、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、鈍い痛みが強まって中断させられたり、あるいは、肩の筋肉のコワバリを感じていても、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みがぶり返したりします。
しかも、肩の痛みで筋肉が緊張して、コワバリが強まるので、肩の痛みが起きると、肩を自由に動かす事のできない事を、一層強く感じさせられます。

 

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われるので、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)をするのに、やり方や、その加減設定が難しくなります
例えば、リハビリ中に、肩関節がコワバッテ固まってしまったような感じや、痛みが起きそうな不安を感じると、思わず、肩周りの筋肉を緊張させてしまったり、あるいは、痛みを避ける為に、肩周りの筋肉ではなく、他の部分の筋肉を利用して動かしたり、してしまいがちです。
反対に、リハビリを、痛みの出ない範囲で無難に済ませていると、形だけのリハビリになるので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

 

しかも、痛みを避けて、あまり肩や背中の筋肉を動かさないでいると、目的にしている『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができなくなるので、背中の凝りや痛みなどが強まったり、背中の不快なダルサに悩まされたりします。
筋肉のコワバリで神経が圧迫され続ける上に、血行の悪化で不要な老廃物が溜まり、必要な酸素や栄養分が不足するので、神経が刺激され続けるからです。
更に、それらの影響で身体の不快感が増してくると、体調を保つ自律神経の働きがオーバーワークになってくるので、自然回復が追いつかなくなって、疲れ易さや痛みとなって現れ、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを引き起こします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

このような事から、この時期からは、肩関節を動かす為に、肩周囲の筋肉のコワバッテいる筋肉内の血流を改善したり、筋や腱を柔らかくしたりして、できるだけ神経の興奮を鎮める事が重要です。
特に、肩甲骨周辺の筋肉が肩関節を動かす土台になっているので、肩甲骨の動きを障害している肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを改善させる事が大切になります。
しかも、肩周辺の筋肉内の血流を改善する事で、肩周辺の低くなっていた体温が回復してくるので、これによって、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きも、改善されるようになります。

 

病院では、このような効果から、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩める為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。
一般的に、「炎症の場合は、冷やすべき」と言われますが、五十肩に関して言えば、肩周辺の低くなっている体温が回復してくる事によって、筋肉のコワバリや痛みが和らぎ、肩の動作がし易くなるからです。
この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に適しています。

 

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“コワバリ”や“シコリ”ができると、これらが痛みや不快感の発生源になる上に、しかも“コワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などでは解消が困難です
特に、ズキズキとした痛みを発するシコリが、肩甲骨の近くにできると、神経が敏感に反応するようになるので、チョッとした動作や、軽い動作でも続くと、シコリ付近から肩全体に痛みが拡がったり、増したりします。
この結果、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリが行いづらくなって、肩の痛みと動きの改善が遅れ、長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

当院は、このような五十肩の改善と、体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この為、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、“イタキモ”程度の刺激をすると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、血液やリンパ液の流れが高まって、筋肉のコワバリが和らぎ、神経の興奮を抑制する効果があります。

 

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。
当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。
これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着を解消していき、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

 

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復と血行の改善を高めるようにしています。
東洋医療をベースにしたマッサージ治療が『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』の2点に、特化した治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。
また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなって、痛みの軽減と共に、肩の動きが拡がります。

 

リハビリ治療は、「痛みは、自分しか分からない」事から“セルフリハビリ”が原則になっているので、セルフリハビリが難しいコワバリとシコリの解消には、ツボ治療を加えたマッサージ治療を利用すると、不快な痛みが和らいで、リハビリが行い易くなります。
当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の血液の循環の改善や筋肉のコワバリ解消に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

見上げた時の、首・肩からの刺激痛

【(症例)痛み・しびれ 】

フト、上を見上げた時や、振り返ろうと首を反らせた瞬間に、突然、首から肩や腕にかけて、電気が走ったような“ビリビリッ”とした強烈な刺激痛とシビレに襲われる事があります。

多くが、ずうっとデスクワークが続いたり、緊張やストレスが続いたりして、首や肩の筋肉のコワバリが強くなり、見上げた時や首を反らせた時に、首の中から出ている神経を圧迫して刺激する為です。

そのままにしていると、痛みとシビレが頻繁になり、首の動きが制限されて、首・肩・肩甲骨内側の痛みなどを引き起こし、毎日の生活に支障が出てしまうので、早いうちに、首のコワバリを和らげて神経圧迫を解消し、痛みを無くす事が大切です。

【 首の過緊張や凝りから 】

何気なく深呼吸をしようとして見上げた時や、背伸びをしようとして顔を上に向けた時に、首すじから肩や腕にかけて、いきなり電気が走ったような、強いシビレと痛みが走り、その急激な痛みで、思わず身体が固まってしまう事があります。
これは、首の骨からの神経の出入り口が『狭く』『すき間が無く』『キチキチの状態』になっているので、疲労や緊張が続いて首の筋肉のコワバリが強まると、コワバッタ筋肉が首の骨の神経の出入口を塞(ふさ)ぐようになり、神経に接触し易くなるからです
このような状態の時に、見上げたり、首を反らしたりすると、首の骨の神経の出入口を、余計に狭めてしまうので、首の骨の出入口の神経を強く圧迫して、電気が走ったような刺激痛やシビレが起きてしまいます。

 

この刺激痛やシビレは、首の筋肉のコワバリが大きな原因になっているので、姿勢が悪い人、デスクワーカー、PCやスマホを見る時間が長い人、肩こりがある人、寝違えを繰り返している人、ストレスが多い人、などに起き易くなっています。
最初のうちは、首や肩に疲れやダルサを感じている程度ですが、次第に首の筋肉のコワバリが強まってくると、気付かないうちに、狭い首の骨の神経の出入口を塞ぐようになります。
首は重さ5~6キロの頭を絶えず支えながら、頭を上下左右に向けたり、回転させたりしているので、そのままの状態が続くと首のコワバリが次第に強まり、頭を動かした時に、首のシビレや痛みを感じるようになります。

 

このような、首のシビレや痛みや血行悪化が続くと、首の筋肉の緊張が強まって、筋肉のコワバリが増してくるので、ますます神経の出入り口の骨がイビツナ形になり、神経の出入り口を狭めるようになって、神経を圧迫しがちになります。
しかも、中高年になって筋力が低下して、血行が悪くなってくると、首の筋肉のコワバリが強まったり、凝りが悪化したりするので、頭を動かした時に、筋肉のコワバリが神経を強く刺激して、痛みやシビレが起き易くなります。
更に、首の筋肉のコワバリが強まると、首の骨の関節が狭まったり、不自然な動きになったりするので、関節の骨に変形(頚椎症)が起き、更に症状を悪化していきます。

【 ストレートネック、首猫背 】

首を前に突き出す『ストレートネック』や、胸より頭と首が前に出る『首猫背』は、頭を支える首に大きな負担をかけるので、特に首の筋肉の“過緊張”や“凝り”を強めます
また、『ストレートネック』や『首猫背』によって、首の筋肉のコワバリが続いて、血行が悪化して神経が敏感になってくると、普段でも、首や肩が、「ズキズキと痛む」、「ジンジンする」、「チクチクと感じる」、などの神経症状が現れるようになります。
しかも、これによって、ますます筋肉のコワバリが強まるので、チョッとした首の疲労や緊張でも敏感に反応して、首や肩からの刺激痛やシビレが起き易くなり、首が動かしづらくなっていきます。

 

また、『ストレートネック』や『首猫背』によって、首に、不快な違和感を起こします。
首の筋肉がコワバッテくると、喉(のど)近くの筋肉(胸鎖乳突筋)もコワバッテくるので、「喉付近のコワバリ」や「喉の詰まり感」などが、いつも気になってきます。
また、首のコワバリで、顔の血行やリンパ液の流れが悪くなってくると、顔にシワやタルミが生じてくるので、『疲れ顔』や『老け顔』が起きたり、顔のムクミが起きたりします。

 

更に、筋肉のコワバリが強まると、首や肩のシビレや痛みだけでなく、身体に、いろいろな痛みも起きます。
例えば、「肩甲骨の内側や脇の下も、絶えず痛みを感じる」、「ジッとしていても、首から肩にかけて痛みを感じる」、「仰向けで寝ると、首や肩のシビレや痛みを感じて寝られない」、などです。
更に、首の神経が圧迫され続けて悪化すると、指の感覚がニブッテ、「箸を使う事やボタンを留めるなどの手先の作業が、しにくくなった」といった症状や、筋力が弱って、「ビンや蓋を開けるときに、握力が弱く感じる」といった症状が起きる事もあります。

【 首の筋肉のシコリ(硬結) 】

首から肩・腕へのシビレや痛みを解消させるには、首と首周囲の筋肉の緊張を解消させて、首の神経の出入口の筋肉のコワバリを解消させる事が、治療ポイントです。
整形外科で受診すると、日常生活の疲労や緊張が原因になので、ほとんどが、保存療法と生活指導になります。
例えば、保存療法として、筋肉の緊張を和らげる為に、湿布薬や、筋肉弛緩薬、ビタミン剤などの処方をして、リハビリ設備がある所では、筋肉を緩める電気刺激や、首の牽引などを行い、そして、生活指導として、首を後方へ反らせないように注意したり、不良姿勢や生活習慣を改善するようにアドバイスしたりします。

 

しかし、整形外科で治療を続けても、保存療法と生活指導が、首の筋肉のコワバリを、直接、緩和させて、解消させる治療法ではないので、なかなか改善効果が現れなかったり、効果が一時的になったりします。
また、生活指導を受けても、仕事や家事をしていると、どうしても首に負担がかかり続けてしまいます。
しかも、首の筋肉は、精神的な緊張があると、筋肉の緊張が強まるので、仕事やプライベートで、イライラしたり、ストレスが強まったりすると、首の筋肉の緊張が強まってしまいます。

 

また、首の筋肉がコワバッテくると、筋肉内に、硬い“シコリ(硬結)”ができている事が多いので、これによって、シコリ付近の血行が遮断されて、シコリ内に老廃物が溜まったり、酸素が不足状態になったりします
この結果、シコリ付近から、神経の異常興奮を起こし、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが起き、これによって、首の筋肉の緊張が続いて、解消されづらくなってくるので、首の痛みと緊張の悪循環になります。
しかも、シコリは、筋肉が硬く凝り固まった状態なので、ストレッチや運動をしても緩まないだけでなく、シコリ付近の神経の異常興奮が続いて痛みと筋肉の緊張を繰り返すので、シコリの解消が難しくなります。

【 当院の、首のシビレや痛みの治療 】

当院は、このような首のコワバリや凝りによる、首から肩や腕へのシビレや痛みの解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と解消を行っています
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
しかも、首の痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、東洋医療のツボによる治療が、そのまま使える利点があります。

 

また、マッサージ治療によって、直接、患部の血行やリンパの流れを良くしたり、筋肉の弾力性や柔軟性を高めたりするので、これにより、神経の興奮を鎮め、シビレや痛みを和らげられます。
更に、首の後ろには、自律神経の中の、リラックスに関わる副交感神経(迷走神経)の働きを促すツボがあるので、これをマッサージ治療で利用すると、首からシビレや痛みを発しているシコリを和らげて、解消させる効果があります。
しかも、首は、筋肉が薄く、内側に重要な神経や血管が通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者にとって、抵抗感が少なく、リラックスした状態で、首の治療が受けられます。

 

当院は、首や肩の患部の治療だけでなく、首の負荷を緩和させる為に、上半身のコワバリ状態を診断し、身体のバランスを回復させる治療も、併せて行っています。
姿勢が悪くなっていたり、不快な症状があったりすると、それによって、首や肩のコワバリが強まって、首や肩のシビレや痛みが起き易くなるからです。
特に、『ストレートネック』や『首猫背』は、首や肩のシビレの大きな原因になるので、上半身のコワバリ箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を併用し、筋肉の血行やリンパの流れの改善と筋肉の弾力性や柔軟性の回復を、重点的に行っています。

 

ツボ治療を併用したマッサージ治療は、身体の異常を知らせる反応点(ツボ)を利用した治療法なので、患者にとって無理が無く、しかも、効果的に首の筋肉の柔軟性の回復ができます。
当院は、首の凝りやシコリ(硬結)の解消や、それに伴う痛みやシビレの回復治療を、患者がリラックスした状態で受けられるように、マッサージ治療とツボ治療を併用して行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ズキズキと疼(うず)くような、慢性的な、凝りや痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

頭痛、肩こり、腰痛などで、慢性的な痛みに悩まされていると、凝りや痛みを発している筋肉内に、筋肉が凝り固まったような、ゴリゴリとした硬いシコリ(硬結)ができている事に気付かされる事があります。

筋肉内にシコリができると、付近の血行が遮断されて、酸素や栄養分の補給が悪化し、老廃物が排出しづらくなるので、神経の異常興奮が起き、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが強まる上に、硬いシコリが解消しづらいので、凝りや痛みがいつまでも続くようになります。

このような状態を回復させるには、シコリの解消が必要なので、湿布を貼ったり温めたり身体を休めたりするより、不快な痛みを発しているシコリ箇所を確認して、シコリ周囲の筋肉のコワバリを和らげながら血液やリンパ液の流れを回復させ、敏感になっている神経の興奮を鎮めて、シコリの弾力性や柔軟性を取り戻す事が必要です。

【 シコリ(硬結)による、神経刺激 】

頭痛、肩こり、腰痛などが起きても、「そのうち、治るだろう」と思って、我慢していたり、そのままにしていたりすると、次第に、内部からズキズキと疼くような痛みが繰り返すようになり、不快な痛みが強まったりする事があります。
これは、毎日の仕事で疲れていたり、運動不足などで体力が弱っていたりすると、血液の循環が低下してくるので、一時的な疲労や過緊張による痛みであっても、身体に有害な二酸化炭素や老廃物が排出しづらくなったり、身体に必要な血液からの栄養や酸素が欠乏したりして、神経が刺激され易くなり、凝りや痛みが強まる為です。
しかも、凝りや痛みが強まって筋肉が凝り固まって、筋肉内に硬いシコリ(硬結)ができると、それによって毛細血管の血流が遮断されるので、血流が途絶えたシコリ周辺の神経が異常興奮を起こし、神経特有の“ズキズキ”とした痛みを起こすようになります

 

また、血流が途絶えたシコリ周辺の神経が異常興奮を起こすと、神経が敏感な状態になって、チョッとした疲労やストレスでも、すぐに反応するようになり、疲れを感じ易くなったり、ダルサを強く感じたりします。
これによって、ますます血管を収縮させて、血行を悪化させるので、頭痛、肩こり、腰痛などを引き起こす原因になります。
しかも、神経の異常興奮が強まると、神経の興奮を鎮める作用が弱くなるので、頭痛、肩こり、腰痛などが解消されづらくなり、休んでも、ジンジン、ズキズキする不快感が続くようになります。

 

このような慢性的にズキズキと疼くような凝りや痛みは、歩き続けて腰や脚が過度に疲労した場合や、あるいは、重い物を肩にかけて運び続けた場合などでも起きます。
これは、ずうっと筋肉疲労が続いたり、同じ筋肉に繰り返し負荷をかけたりしていると、疲労や負荷で筋繊維が極度に収縮(シコリ化)してくるので、血行が悪くなって、やはり、神経が異常な興奮を起こす為です。
この為、同じ姿勢で、ずっと精神的な緊張が続くデスクワークをしていると、血行が悪化し、首、肩、肩甲骨周辺、腰などの筋繊維が極度に収縮(シコリ化)して、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などに悩まされ易くなります。

【 自律神経の不調に 】

特に、首の後ろ側や肩甲骨の内側にシコリができると、それらの場所には自律神経が通っているので、自律神経の緊張を高めてしまうと、余計にジンジンとかチクチクする不快さが強まったり、身体に不調を起こしたりする事があります
例えば、シコリが肩や首の後ろ側に生じ、そこから痛みや不快感が続くと、頭重感や頭痛を引き起こし、更に、体調の悪化にも悩まされるようになります。
あるいは、肩甲骨の内側にシコリができて疲労感やコワバリ感が強まると、自律神経の通る両側の肩甲骨の間の背中が強く痛みを感じ、それと共に、「身体が、何となく身体の調子が悪い」と感じられてきたり、「背中のコワバリから呼吸が浅くなった」、などを感じたりします。

 

また、首、肩、背中などにできたシコリで、身体の不快さや痛みが慢性化すると、自律神経が不安定になって、「寒くなったり気圧が低くなったりすると、身体に痛み(寒冷痛)が出る」、「天気が悪くなると、膝や腰の関節の痛み(天気痛)が悪化する」、などが起きてくる事があります。
特に、気象の影響で起こる痛みとして『片頭痛』が代表例で、首や肩にシコリができて凝りや痛みに悩まされていると、自律神経の働きを不安定にさせるので、気圧の変化によって血行の異常が起き、神経が圧迫されて頭痛が起き易くなります。
他にも、ケガや手術によって古傷となった傷あとやコワバリも、一種のシコリなので、寒さを感じたり、体調が悪化したりすると、そのシコリ箇所が敏感になって、ジンジンとした絶え間ない痛みを感じてくる事もあります。

 

このように、自律神経沿いにシコリできると、最初のうちは違和感や痛みといった程度でも、緊張を強める交感神経の働きが高まって、自律神経のバランスが崩れると、頭痛や頭重感、体調の不調、といった神経系の症状を起こします。
そして、不快さや痛みが長引いたり、強まったり、身体に不調を感じてきたりすると、ますます自律神経の負荷が増して、体調が維持しづらくなるので、集中力が続かなくなったり、気分的にイライラさせられたりします。
しかし、医院でMRI・CTなどの画像検査を受けても、これらのズキズキと疼く凝りや痛みは、シコリ(硬結)は筋肉のコワバリが強まって血行が悪化し、神経が刺激されて異常興奮を起こした事が原因になるので、画像検査で異常を確認する事ができません。

【 解消しづらいシコリ 】

vector of man scratching back

シコリが筋肉内にできると、神経特有の“ジ~ン”と響くような痛みを感じ、また、皮膚の上からシコリを触ると、コリコリとした塊(かたまり)を感じられるので、シコリの箇所が分かります。
しかし、シコリの箇所が分かっても、シコリを解消する為に、ストレッチや運動でシコリを伸ばそうとしても、できません。
周辺の筋肉を伸ばす事はできても、肝心のシコリを伸ばす事ができないので、固まったままの状態で残ってしまうからです

 

また、シコリが解消しづらくなっているのは、シコリだけでなく、シコリ周辺の筋肉も、強いネジレや萎縮が生じて血行が悪化している為です。
この状態を解消するには、シコリを囲む筋肉のコワバリに対して、横や斜めなどのいろいろな方向から引き伸ばして、弾力性や柔軟性を取り戻して、血行を回復させる事が必要です。
しかし、ストレッチや運動は、“一方向”に筋肉を伸ばす事はできても、いろいろな方向に伸ばす事が難しいので、シコリとシコリ周辺の筋肉の強いネジレや萎縮を解消させる事ができません。

 

しかも、シコリができる場所は、首の後ろ側や、背骨沿い、肩甲骨の内側などが多い為に、直接、眼で確認できず、手がシッカリとシコリに届かないので、ますますシコリの解消が困難になります。
この為、直接、シコリを解消させる事ができないので、代わりに身体を伸ばすストレッチや運動をする程度になり、一時的にシコリ周囲の血行は良くなっても、シコリは残ったままになります。
また、温めても、やはり、一時的にシコリ周囲の血行が良くなるだけで、シコリは残ったままになります。

【 当院の、ツボ治療とマッサージ治療 】

当院は、シコリから生じる不快な凝りや痛み解消に、東洋医療をベースにしたツボ治療とマッサージ治療を利用しています。
これは、シコリができる位置と、東洋医療で利用されているツボの位置が、ほぼ一致しているので、昔から、体調の調整や症状の緩和を行ってきた東洋医療の治療法が適応できるからです
しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

 

この効果から、当院では、シコリの解消や症状の改善に、ツボ反応で、「押されると身体の芯まで響いてくる」とか、「痛いけど気持ちいい」、「ツボをしっかり押されている」と感じられる箇所を調べ、そのツボに刺激を加え、シコリの解消治療を行っています。
ツボに刺激を加えると、ツボが神経や血管が集まっているので、筋肉の弾力性や柔軟性が回復していき、収縮していた毛細血管が拡がる効果があります。
これによって、血行やリンパの流れが促進されてくると、「血行が悪い→痛む→筋肉がこわばる→更に血行が悪くなる」、という悪循環が減少していき、神経の興奮が治まってくるので、凝り固まったシコリが緩和されていきます。

 

更に、当院では、マッサージ治療で、シコリ周辺のコワバリをほぐして血行を回復させ、敏感になっている神経を和らげています。
特に中高年になって、毎日の疲れや運動不足などで身体の回復力が低下していると、身体の回復が追いつかなくなっているので、マッサージ治療による体調改善が効果があります。
東洋医療は、昔から、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病(みびょう)』と呼んで、体調を整えて、健康状態に戻す事をしてきたので、自律神経のバランスが崩れて体調が悪化している場合にも、改善に効果があります。

 

筋肉内にシコリができると、付近の神経が異常に興奮してくるので、湿布を貼ったり、温めたり、身体を休めたりするだけでは、痛みや不快感を解消させる事ができません。
当院は、神経の異常興奮による痛みや不快感の解消に、マッサージ治療に、昔から利用されているツボ刺激を併用し、筋肉内のシコリの解消を図り、神経の興奮を和らげて、痛みや症状の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

疲労・緊張に敏感に反応する、頭の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は“肩こり頭痛”と言われるように、頭を支える首や肩の筋肉の緊張によって、血行が悪化すると起きてきますが、ストレスや疲労などで肩周辺の“神経が過敏状態”になると、やはり、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、神経が過敏状態になるので、筋肉の緊張が解消しづらくなって、いつまでも疼くような痛みに悩まされたり、チョットしたストレスや疲労などにも敏感に反応して、頭がギューッと締めつけられたりします。

このような神経過敏タイプの緊張型頭痛には、ツボには神経や血管が集まっているので、痛みや硬さとなって反応しているツボを確認し、コワバリと血行を改善して、神経の興奮を鎮めていくと、痛みの緩和や解消に効果があります。

【 神経過敏説 】

日本人が悩まされる頭痛のうち、60~70%は緊張型頭痛と言われるほど、日本人にとって、緊張型頭痛が一番多い頭痛タイプになっています。
これは、日本人が欧米人に比べて、頭が大きい割に体格が小さく、首や肩の筋肉量が少ないので、PCやスマホで、背中を丸めた前傾姿勢や、頭を突き出した姿勢が多くなると、頭を支える首や肩の筋肉にとって、大きな負担となる為と言われています。
特に、なで肩で、首が細い女性は、首や肩の筋力が弱い為に、PCやスマホ操作をしていると、肩が前方に差し出した腕の重みに負けて引っ張られて、首や肩の筋肉の緊張が強まるので、緊張型頭痛が起き易いと言われます。

 

このような理由から、緊張型頭痛の解消には、筋肉のコワバリで血行が悪くなった首や肩を、温めたり、ストレッチして伸ばしたり、前後左右に動かしたりして、柔軟性を回復させる事が勧められています。
しかし、それらによって頭痛が和らぐ事があっても、首や肩の一部に相変わらず首や肩のニブイ痛みが続いたり、頭重感や頭痛が残ったりして、なかなか期待するような頭痛解消が得られません。
また、頭痛解消に、市販薬を飲んだり、医師が処方した鎮痛薬を服用したりしても、痛みが一時的に減少した感じになりますが、ストレスや緊張が高まると、再び、肩周辺の“凝り感”や頭重感が増して、頭痛に襲われてしまいます。

 

このような事から最近は、緊張型頭痛の原因として、従来の“筋肉緊張説”に加えて、血行の悪化から神経が刺激される“神経過敏説”が、注目されています。
これは、最初は、首や肩の“筋肉緊張”が、頭痛を起こす原因であっても、この状態が続くと、肩周辺の神経が過敏な状態になってくるので、チョットした疲労や緊張がキッカケになって頭痛を誘発したり、痛みを悪化させたりする、という考え方です
例えば、チョットした疲労や緊張でも、首や肩の神経が敏感に反応して筋肉を緊張させるので、血管も収縮して血行が悪化し、ますます周辺の神経が刺激される状態になり、首から後頭部の痛みの感覚が増したり、いつまでも痛みが続いたりするという考え方です。

【 指先の操作の繰り返しや、不安・ストレスから 】

神経過敏タイプ”の緊張型頭痛が起きるのは、姿勢の悪化や長時間の同一姿勢と共に、指先の操作を繰り返したり、不安やストレスを感じていたりすると、やはり、首や肩の神経が過敏な状態になり、頭痛が起きてきます
これは、PCやスマホの操作などで、指先の操作を繰り返していると、手先だけでなく、腕を通って肩や背中の筋肉も使い続ける事になるので、気付かないうちに、肩や背中から首の筋肉が緊張して、内部の神経が過敏な状態になり、緊張型頭痛を引き起こす原因になるからです。
この為、毎日、指先の操作を繰り返す操作をしていると、肩・背中の肩甲骨周辺・首などの筋肉の緊張が強まり、頭重感や頭痛が起き易くなります。

 

特に、腕の重みのかかる肩周辺や、姿勢を保つ背骨と肩甲骨の間、そして首などに、疼くような不快な痛みや違和感が起き、これによって、頭痛を誘発し易くなります。
これらの場所は、重要な血管や神経が通っているので、周りに多くの神経が集まっている事と、姿勢を保ったり、動作をしたりする為に、身体の負荷がかかり易いからです。
この為、指先の操作を繰り返すうちに、背中や肩の痛みが後頭部の神経に伝わる神経回路(トリガーポイント)ができあがってしまうと、チョッとした疲労や緊張でも、すぐに痛みの感覚が活性化して、疼くような不快な痛みや違和感が起き、そして、これにより、緊張型頭痛を引き起こすようになります。

 

また、不安やストレスを感じていたりする場合も、首や肩の“神経過敏タイプ”の緊張型頭痛を引き起こす原因になります。
仕事や家庭のストレスや悩みなどで、「気が休まらない」、「リラックスしにくい」、「しょっちゅうイライラ、ピリピリしている」、「妙に焦りや不安を感じ易い」などがあると、首・肩・背中の筋肉が緊張し、後頭部の神経を刺激するような神経回路(トリガーポイント)ができてくるからです。
この結果、不安やストレスを強く感じると、筋肉が収縮し、後頭部の神経を圧迫刺激するような神経回路が活性化されるので、頭重感や、頭が締め付けられるような痛みが起きるようになります。

【 シコリ解消の重要性 】

病院での緊張型頭痛の解消は、通常、痛みを和らげる「鎮痛薬」、炎症等の「消炎剤」、そして「筋肉の緊張の緩和する薬」、などが処方されます。
しかし、病院で処方する頭痛薬を服用していても、疲労やストレスを強く感じると、どうしても首や肩の神経が敏感に反応して、肩や首に凝りや痛みが強まったり、頭痛に悩まされたりします。
これは、薬によって一時的に頭痛みを、ニブクさせたり、軽減させたりしても、首や肩などに、頭痛を誘発する神経回路(トリガーポイント)が残ったままになっているので、キッカケがあると、この神経回路(トリガーポイント)が活性化する為です

 

この為、緊張型頭痛の解消には、神経回路(トリガーポイント)を解消させる事が必要です。
神経回路(トリガーポイント)は、神経が過敏状態になっている為に、周りの筋肉が凝り固まって、硬いシコリ(硬結)ができるので、皮膚の上から触ると、内部にコリコリとした筋肉の塊が感じられます。
この特徴から、神経過敏タイプの緊張型頭痛を解消するには、硬いシコリができている箇所を確認する事と、確認したシコリのコワバリを和らげて、毛細血管の流れを回復させ、過敏になっている神経を回復させる事が必要です。

 

また、緊張型頭痛の解消には、首や肩周辺だけでなく、背中も、筋肉のコワバリや血行の悪化が生じているので、背中の筋肉や血行の回復も必要です。
この為、肩甲骨周辺を含めて上半身のコワバリやシコリを確認して、これらを解消させたり、あるいは、首や肩の関節の動きをチェックして改善したりして、首に続く上半身の血液の流れを回復させていく事が必要になります。
特に、中高年以降になると、新陳代謝の低下や運動不足などで疲れ易さや痛みとなって現れている事が多いので、身体のコワバリやシコリをチェックして、筋肉の柔軟性を回復させ、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

【 当院の、神経過敏タイプの治療 】

当院は、“神経過敏タイプ”の緊張型頭痛の解消の為に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、過敏な状態になっている神経の箇所をチェックし、和らげる施術を行っています。
これは、痛みを引き起こす神経回路(トリガーポイント)の場所が、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているからです
しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、体調改善にも役立ちます。

 

また、首は、内部に重要な神経や血管が通っている上に、外側の筋肉が薄くて小さな筋肉で構成されているので、このような非常にデリケートな首周りの治療には、東洋医療をベースにしたマッサージの治療が適しています。
ツボ反応を利用してマッサージ治療を行うと、受ける患者に無理が無く、身体がリラックスした状態で、首の治療が受けられるからです。
しかも、首に硬いシコリができている場合でも、ツボ刺激を利用する事で、無理をせずに、患者に抵抗が無い状態で、ピンポイントにシコリ解消が行えます。

 

また、当院では、緊張型頭痛の解消の為に、背中や腕も確認して、神経が過敏な状態になり、内部から疼くようなジクジクとした痛みを感じるような箇所の、回復治療も行っています。
これによって、上半身のシコリのコワバリを解消させて、シコリ内の血流を回復させていくと、頭痛の解消や予防だけでなく、体調の回復にもなります。
特に、緊張型頭痛が繰り返される場合は、首だけでなく、背中や腕の筋肉内にある硬いシコリを解消させて、神経の過敏状態を回復させる事が必要です。

 

首や肩の“神経過敏タイプ”の緊張型頭痛の解消には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が勧められます。
当院は、ツボを利用したマッサージ治療で、安全に、無理が無いように、神経や血管を圧迫している緊張を解消し、長引く痛みの回復を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと、緊張型頭痛をイメージしますが、頭が「ズキンズキン」と脈を打つように痛む片頭痛も、『自律神経の不安定』が強まった状態になるので、頭痛が起きる前に、肩の凝り感や重ダルサが、かなり強く現れます。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合は、頭痛を引き起こす神経を刺激するような、「首や肩が、グッと張ってくる」、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、特徴的な肩こり感やダルサが現れます。

片頭痛の予防や軽減には、頭痛を引き起こす不快な刺激を和らげて、体調を回復させる事が必要なので、肩こり感や重ダルサなどの“前触れサイン”に気付いたら、首や肩のコワバリや血流を改善し、神経の興奮を鎮め、体調を取り戻す事が大切です。

【 片頭痛を起こす原因 】

片頭痛は、女性が男性よりも3倍以上も多く、特に30歳代女性のうち、約20%は片頭痛をもっていると言われています。
片頭痛が起きると、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されるうちに、頭の中でガンガンする強い痛みが続く上に、頭を動かすと余計に痛みが強まるので、仕事や家事を続けていられなくなります。
しかも、頭痛が起きるたびに、だんだんと痛みを起こす神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返すようになり、仕事や生活に支障をきたすようになります

 

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時に、頭痛発作が起き易くなると言われています。
よく言われるのが、平日の間、ずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、いきなり頭が、「ズキンズキンと脈打つように痛み出す」、というケースです。
この事から、血管の収縮や拡張のリズムをコントロールしている自律神経が不安定な状態になると、気持ちが緩んだ時に、ストレスや緊張などで収縮していた脳の血管が“急激に拡張”してしまい、これによって血管の外側の神経を刺激して、頭痛を引き起こすと考えられていました。

 

しかし片頭痛は、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。
この事から、最近では、『自律神経が不安定になっていると、脳の血管を囲んでいる神経が過敏な状態になるので、周りのチョットした刺激や変化でも、痛みの反応が出易くなる』と、考えられています。
自律神経の不安定化によって、脳の血管を囲んでいる神経が過敏状態になるので、脳の血管が拡張した時に脳の血管を囲んでいる神経が強く反応して、痛みが大きく感じられるという考え方です。

【 自律神経の不安定から 】

片頭痛が起きる原因として、今迄の“脳の血管の拡張説”と、最近の“痛みの反応が強まる説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定になる事で、片頭痛が起き易くなっています。
これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、自律神経の不安定から乱れが生じると、血管の収縮や拡張のリズムが失われて、脳の血管がイキナリ拡がってしまうからです。
この為、身体を活発に働かせる交感神経と、身体を休める副交感神経のバランスが崩れて、だるい、肩がこる、冷える、疲れ易い、食欲が無い、眠れない、イライラする、などの“体調悪化”に悩まされていると、片頭痛発作が起き易くなります。

 

片頭痛の起きるプロセスが、『自律神経の不安定』と深く結びついているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛前に、体調が悪化する『前触れサイン』を感じています
例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。
多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『前触れサイン』が現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後に頭痛が始まります。

 

この為、この“前触れサイン”が、片頭痛の予防や対策をする上で、大きなヒントになります。
片頭痛が起きる前の“前触れサイン”に気付いたら、不安定になっている自律神経を回復させる為に、身体の疲労箇所やコワバリ箇所を調べて、解消し、それにより、不快な刺激を和らげ、体調を安定させる事です。
これによって、自律神経の不安定さが減少し、体調が回復してくると、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが正常に戻ってくるので、血管が急激に膨張するリスクを減少させる効果があります。

【 肩こりが前触れサインになる、3つの理由 】

Vector illustration of a cute girl with a headache. The concept of headache, stress, migraine.

片頭痛の“前触れサイン”の中でも、片頭痛患者の75%が、片頭痛が起きる前のシグナルとして、肩こり感や肩のダルサを感じています。
これは、首や肩の筋肉が、重い頭を支えながら動かしているので、『自律神経の不安定』が起きてくると、首や肩の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなり、本人の気付かないうちに、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。
『自律神経の不安定』が原因になっているので、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、頭痛を引き起こす神経を刺激するような現れ方をします。

 

また、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感やダルサが起きてくる理由として、首が、脳から続く自律神経の通り道になっている事もあります。
ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、『自律神経の不安定』が増してくると、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。
例えば、「何となく身体の調子が悪い」と感じ、それに伴い、不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、『自律神経の不安定』により、片頭痛の“前触れサイン”が生じている可能性が高くなります。

 

更に、片頭痛を発生させる神経で、脳の血管を取り巻いている『三叉(さんさ)神経』が、首の付け根まで伸びています
この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで自律神経が不安定化して、首の付け根まで伸びている『三叉神経』が刺激され活性化(興奮)すると、肩こり感やダルサを引き起こします。
そして、三叉神経への刺激が続いたり増したりして、三叉神経が興奮状態になると、『三叉神経が、脳内で一番大きな神経』なので、頭の中を激しく響くような、ズキズキ、ガンガンとする痛みを引き起こしたり、ムカムカしてきたり、嘔吐したり、する状態になっていきます。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

片頭痛の予防や対策として、いろいろなケアの方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、過敏になっている神経を和らげる作用があるので、頭痛の予防や軽減に広く勧められています。
しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が目的なので、効果が現れる為には、首や肩の過敏になっている“圧痛点(凝り)”をチェックして確認する事と、その圧痛点をうまく和らげて、解消する事が必要です。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている圧痛点(こり)をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行って、片頭痛の予防や対策を行っています

 

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この為、片頭痛の場合にも、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、痛みや違和感を減少させたりして、体調の回復に効果があります。
特に、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感や肩のダルサなどで、「何となく頭痛が起きるのでは?」と思った段階で、“首の付け根”に起きた肩こり症状や肩のダルサを解消させて、過敏になっている神経を抑え、心地良い刺激を与えると、片頭痛の予防につながります。

 

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が安定してくるので、自律神経にかかる負荷を減少させる効果があります。
身体の回復力が追いつかずに、疲れや痛みとなって現れていたのを、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、神経の異常な興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻してくるからです。
また、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、崩れかかった身体のバランスを整えてきた手技療法なので、安全で、無理のない治療法になので、安心して受けられます。

 

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、滞っている血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から身体の回復力を取り戻し、体調の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が勧められます。
当院は、片頭痛の予防や対策として、ツボの特徴を利用して、過敏になっている“圧痛点”を解消して、頭を支えている首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させ、首や肩の不快感や痛みを和らげています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

疲労や緊張などで、腰のダルサや違和感に気付いていても、そのままにしていると、『慢性腰痛』になって、絶えず腰の奥からジクジクとする痛みに悩まされたり、腰の筋肉の“ゆとり”が無くなって、突然『ぎっくり腰』を起こし、強烈な痛みに襲われたりします。

これは、腰痛を引き起こす三大原因は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」と言われており、これらは運動不足、体調、毎日の生活習慣などが大きく影響しているからです。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じたら、腰痛が起きる前兆と考えて、腰だけでなく、体重を支えている身体の柔軟性の回復や、血行の悪化箇所を改善させて、体調を改善する事が大切です。

【 慢性腰痛 】

病気やケガの症状の中で、腰痛は、男性で1位、女性で2位になっているほど、多くの人が悩まされる痛みですが、原因が特定できるのは15%程度で、残りの85%はレントゲンなどの検査をしても原因が不明とされています。
この為、多くの人が悩まされる腰痛は、原因がハッキリ特定できないので、診断名は、腰が痛む症状から『腰痛症』と呼ばれています。
しかし、腰は体重を支えながら、身体をひねる、反る、ねじるなどの働きをしているので、『腰痛症』が起きる原因として、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉に大きな負担がかかった為と考えられています

 

腰は、身体の中心にあって、身体の動きに合わせて、いろいろな動きや安定性を保てるように、分厚い筋肉が何層も重なり合って“天然のコルセット”をつくりあげています。
しかし、この“天然のコルセット”は筋肉なので、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱まったりすると、腰の筋肉内に血流の悪化が起き、これにより、筋肉が活動する為の柔軟性が失われコワバリが生じます。
この結果、血流悪化や筋肉のコワバリで神経が刺激されると、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」、などの違和感が起きてきます。

 

特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”の筋肉や、背骨の根本になっている“腰の骨(腰椎)の両サイド”の筋肉は、上半身の多くの負荷がかかるので、違和感が起き易くなります。
そして、腰の筋肉の負荷が増して、筋肉に余裕が無くなってくると、骨盤の少し上側や、腰の骨から1~2㎝離れた横あたりに負荷が高まるので、腰痛の前兆となるような、「筋肉のコワバリ」や「動かしにくい」などの、違和感や鈍痛が起きてきます。
これらの違和感や鈍痛は、姿勢を変えたり、湿布を貼ったりする事で、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”のコワバリ解消や血流悪化の改善ができないと、いつまでも違和感や痛みが続く『慢性腰痛』の原因になります

【 ギックリ腰 】

しかも、『腰痛症』になって、腰の筋肉の“ゆとり”が無くなって、コワバッタ状態になっていると、大きな負荷が腰にかかったり、急激な動きをしたりすると、強烈な痛みが、突然起きる事があります。
いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、診断名では『急性腰痛』と言われ、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を起こし、付近の神経を強烈に刺激した為です
これにより、お腹の中の横隔膜が過剰に縮んで、声を出せない状態になる事があります。

 

ギックリ腰』は、言葉からも、痛みが突然襲ってくるイメージですが、実際は『ギックリ腰』を起こす前に、腰からアラームサインとして、腰にニブイ痛みや、懲り、ダルサなどを感じたり、更に、「これ以上、腰に負荷をかけたら、痛みが起きそう…」と、不安を感じたりしているのが一般的です。
これは、腰の筋肉の疲労や緊張で、筋肉がコワバリ、筋肉の“ゆとり”が無くなった状態になっているからです。
ところが、多くの場合、「仕事や家庭の事で、身体がチョッと疲れている」と、腰の違和感を見過ごしてしまったり、あるいは、「年や体力のせいだから」と、腰の不快感に慣れてしまったりしているので、腰からアラームサインに気付きにくくなって、『ギックリ腰』が起きると、「“突然”激痛に襲われた!」と感じてしまいます。

 

『ギックリ腰』を起こした場合は、回復を早める為に、発症から2~3日後に痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かす事が勧められていますが、腰の神経が敏感になって、何気ない動作でも神経を刺激してしまうので、人に分かってもらえない痛みに耐えるツラサがあります。
しかも、腰だけでなく、腰に続く背中やお尻に、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きていたり、あるいは、骨格のゆがみが起きていたりするので、これらの筋肉や靭帯の柔軟性の回復も必要になります。
この為、治りきるのに、痛みに耐えながら、日にちがかかるので、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛の前兆として、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

また、あまり気付きませんが、精神的なストレスも、体重を支える仕組みに異常を起こして、腰痛を起こす大きな原因になります。
ストレスが長引くと、血管が収縮して、血流が悪化し、身体を支えている腰の筋肉の柔軟性が失われてくるので、腰の筋力を低下させ、腰の“天然のコルセット”が弱まるからです。
この為、「ストレスを感じると、腰の違和感や痛みが起き易くなる」、「ストレスに悩まされると、腰の痛みがいつまでも長引く」、「(ストレスは心因性なので)腰の痛む箇所と強さが漠然としている」、「筋肉痛と違って姿勢や動作に関連なく痛い」、などが起きてきます。

 

更に、ストレス性の腰痛の場合、「また腰痛になるのでは」という不安感から、腰をかばった姿勢や動きから、いつもと違う姿勢や動作が多くなって、腰に痛みが起き易くなる事があります。
また、不安感やイライラ感が強まると、腰の筋肉の柔軟さが失われるので、ストレスと腰痛の悪循環になりがちです。
例えば、特に原因が思い当たらないのに、不安やイライラ感が強まると、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」、「寝返りを打つ際に、腰に痛みを感じる」、「腰が重い感じや、鈍痛を感じる」などが起きます。

 

他にも、ストレス性の腰痛の場合、「身体が冷えると腰が痛む」という場合もあります。
身体に冷えを感じたり、低気圧が近づいていたりすると、それがストレスになって自律神経が不安定になり、血行を悪化させたり、神経が敏感になったりして、腰に違和感や痛みが起きてくるものです。
この為、冷房の風に直接あたったり、寒暖の差が激しい季節の変わり目になったりすると、腰痛が起きてくるので、季節の変わり目や寒く感じる時には、腰を温めるだけでなく、腰を含めて、背中やお尻の筋肉の柔軟性を回復させて、血行を促す事が必要になります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

『腰痛症』を引き起こす三大原因は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」なので、予防や改善には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている、マッサージ治療が適しています
腰や腰周辺のコワバッタ筋肉をマッサージ治療でほぐして、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消し易くなる上に、過敏になっていた神経が回復してくるので、腰の違和感や痛みが減少し、身体が動き易くなります。
このような効果から、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、『腰痛症』の予防と改善を行っています。

 

また、腰の違和感や痛みの改善だけでなく、当院では、身体全体の筋肉の状態も含めて、確認し、疲労と緊張の解消を行っています。
『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の生活習慣なども大きく影響しているので、身体の筋肉の柔軟性を回復させて、血行を促す事で、神経の過敏状態を回復させて、リラックス感を取り戻す事が必要になるからです。
特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな役割に加えて、歩く際に股関節にかかる衝撃を吸収する役割もあるので、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができず、腰に衝撃が伝わって、腰痛の原因につながり易くなるので、お尻の疲労と緊張の解消が重要になります。

 

これらの治療の為に、当院では、体調の変化時に現れるツボ反応を利用して、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態をチェックし、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善、関節の動きの改善を行っています。
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
しかも、マッサージの治療にツボ治療を加えて行っているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、施術が受けられます。

 

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛の前兆として、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。
当院は、痛みや不調の解消や予防に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、身体の緊張解消や循環改善などの、体調管理のマッサージ治療を行い、腰痛改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。