痛み・しびれ

膝関節の筋力回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の炎症を抑えて痛みを緩和し、そして、関節の動きを滑らかにする為に、膝にヒアルロン酸注射が行われますが、これらの効果が続かない事と、症状が進行すると痛みをコントロールできなくなるので、運動療法が行われます。

運動療法をする事で、変形性膝関節症の原因になっている膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を改善し、膝の動きを安定化させて、症状の進行と痛みを抑える効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事や、膝の筋力回復まで痛みが続く事、そして、運動効果が実感されないと意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような難点の解消に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による症状を改善しているマッサージ治療を利用すると、筋肉のコワバリと血流の改善を行い、更に、関節を動かして関節内の新陳代謝を高める運動法も行うので、敏感になっている神経を和らげ、そして、膝関節の回復を早める効果があります。

【 ヒアルロン酸の効果と難点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期の頃までは、膝の痛みを和らげながら、膝関節の安定を回復させ、関節症の進行を抑える治療法になるので、膝にヒアルロン酸を注入しながら運動療法を行うのが一般的です。

膝の関節内にヒアルロン酸を注入する事で、膝の傷付いた軟骨表面をヒアルロン酸が覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑え、そして関節軟骨の滑りを良くするので、動作時の膝の痛みを無くし、膝関節をスムーズに動かせるようになります。

しかも、膝に注射するだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心してヒアルロン酸を注入できます。

~ 効果が持続しない為に ~

しかし、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減って傷んだ軟骨を再生させたり、膝の弱っている筋肉を強化したりする働きがありません。

しかも、注入されたヒアルロン酸は、時間の経過と共に体内に吸収されて無くなってしまうので、膝の痛みを緩和する効果は1〜2週間程度なので、いつまでも続きません。

この為、膝の痛みが再発してきたり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりすると、再び、膝にヒアルロン酸注射を注入する事が必要になります。

~ 繰り返すと ~

更に、もっと注意しなければいけない事は、「ヒアルロン酸による効果は、膝の軟骨の損傷が治っていなくても、痛みだけ感じにくい状態」になるので、ヒアルロン酸注射に頼っていると、動作をするたびに、膝の軟骨がすり減ったり傷んだりするので、更に変形性膝関節症が進んでしまう事です

そして、膝関節の軟骨の摩耗や変形が大きくなってくると、膝にヒアルロン酸注射を注入しても、膝関節内の腫れや炎症を抑えられなくなったり、関節軟骨の滑りを改善できなくなったりして、痛みが解消されなくなります。

また、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなると、炎症が進んで、神経が敏感になってくるので、動かずにジッとしていても、膝から痛みがしてくる状態になります。

【 運動療法 】

~ 運動療法の効果 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和し、膝の軟骨を更に悪化させないように、膝周囲の筋力を回復させる運動療法が行われます。

これは、膝周囲の筋肉が、立ったり歩いたりする時などに、膝関節を動かす役割をするだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の役割もしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させると、立ち上がりや歩き始めなどの痛みや、歩いている時の痛みなどを、大幅に和らげられるからです

また、変形性膝関節症について、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因は、“膝周辺の筋力低下”によって膝関節が不安定になり、軟骨のすり減りを引き起こしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させる事で、変形性膝関節症の進行を抑える事ができます。

~ 早い段階で運動療法を ~

運動療法の、このような効果から、変形性膝関節症の症状の軽減や進行を抑える為に、体調や症状に合わせて、プールでの浮力を利用した歩行運動や、ゆっくりとした自転車こぎ、仰向けになって脚を挙げて伸ばすなどの運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

特に、変形性膝関節症の初期の、「起床時の第一歩に違和感がある」、「動く時だけ痛む」などの段階ならば、運動療法と日常生活上の注意だけでも、膝の痛みが無くなり、今まで通りに歩く事ができるようになります。

弱っている膝周囲の筋力を取り戻したり、不均衡になっている筋力を整えたりすると、それによって膝関節が安定するからです。

~ 関節内の新陳代謝の効果も ~

しかも、運動療法で関節を動かす事で、傷んだ軟骨が、部分的に補修される効果もあります。

膝周囲の筋肉が動かされると、栄養や酸素を含んだ水分が関節内に浸透したり、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたりするので、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が生じるからです。

この為、変形性膝関節症の初期のうちに、膝周囲の筋肉の筋力を取り戻すと、傷んだ軟骨の補修作用もあるので、膝の痛みが無くなり、歩けるようになったり、初期以降の段階でも、運動療法を行って、膝周囲の筋力を回復させるようにすると、腫れや炎症が治まって、変形性膝関節症が気にならない状態になったり、症状の進行を抑える事が可能になったりします。

【 運動療法の注意点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります。

運動療法は、数か月以上、運動を継続する事が必要になるので、時間のやりくりが難しくなって予定通りできなくなったり、中断する事が多くなったり、我慢強く続ける事ができなかったりすると、なかなか効果が現れない事です

あるいは、「膝の運動をすると、膝や腰に痛みが出るから」と理由をつけて運動量を減らしたり、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と気力を失っていたり、形だけの運動になったりすると、膝に筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 時間をやりくりしながら、気長に ~

この為、運動療法を継続するには、“時間のやりくり”をしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が大切です。

また、運動療法を行っても、筋力や痛みの回復効果が、すぐに現れないので、根気よく、目的意識を持って、繰り返し続ける事も必要です。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりすると、「運動療法でトレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と諦めがちになるので、気持のゆとりを持ちながら、運動療法の期間と時間を十分とって繰り返す事が重要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の目的や意味を理解しておく事です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」などを行うので、それぞれの目的と、それに沿うトレーニングや訓練を行う事が必要になるからです。

この為、繰り返しで単調に感じられても、脚の運動療法の意味を確認しながら、毎日、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、運動を続ける事が大切です。

【 当院の、膝関節の筋力回復と痛みの緩和治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

変形性膝関節症の運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝の筋力の回復を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の“筋肉の柔軟性回復”と、膝を動かす時の“痛みの緩和”、そして、足腰の“動きをスムーズ”にする事が重要になります。

更に、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどで、身体が動きづらくなっていたり、違和感や痛みが生じていたりする場合は、体調の改善も必要です。

この為、当院は、変形性膝関節症の改善を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の筋肉の緊張を和らげて血行を改善するだけでなく、敏感になっている神経を緩和させて痛みを和らげ、そして、体調の改善も行っています

~ ツボの効果 ~

ツボ治療をマッサージ治療に加えているのは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって、身体に異常が起きている箇所と悪化の状態を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に反応して筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感を和らげる効果があります。

これらのツボの働きを利用して、膝周辺のツボに刺激を与えると、筋肉内の血流が活発化して、神経の興奮が抑制され、今まで感じていた違和感や痛みが和らいだり、膝が動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節も ~

また、膝に痛みを感じていると、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなり、腰や股関節にも痛みや違和感が生じている事が多くなっています。

この為、腰や股関節のコワバリ箇所をチェックして、コワバリを解消して柔軟性の回復を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を回復させると、脚と腰が動かし易くなるだけでなく、膝への負担が少なくなる効果もあります。

~ 体調や症状に合わせて ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、膝の運動療法が行い易くなります。

当院では、体調や症状に合わせて、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、膝のコワバリの解消や血行を促進させ、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち上がりや座る時、あるいは、歩いている時に、突然、お尻から太ももにかけてシビレを伴った痛みを感じ、その後も繰り返すようになり、しかも、次第に痛みが強まる症状があります。

これは、毎日長時間座っている事が多かったり、立ち仕事が続いたり、肥満や妊娠で体重が増えたり、股関節に痛みや負担があったりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫し、刺激する状態になる為です。

お尻の奥の筋肉のコワバリは、セルフストレッチやマッサージで和らげる事が難しいので、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、敏感になっている神経を和らげる効果もあるので、お尻のシビレと痛みを解消するのに適しています。

【 お尻の奥の筋肉のコワバリ 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段で足に体重をかけた時、そして、ずうっと座っていた時などに、お尻の下あたりから、突然、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

思い当たるようなケガや事故が無く、しかも、普段通りの生活をしている中で、ある日突然、お尻の下あたりからシビレを伴った痛みが起きる場合は、ほとんどが、お尻の筋肉のコワバリで『坐骨神経痛』を引き起こした事が考えられます。

座っている事や立っている事が多かったり、あるいは、何かの作業や運動で股関節に負荷がかかり続けたりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫して『坐骨神経痛』を引き起こす事が多く、お尻の痛みの中で9割以上になっているからです。

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日、長時間のデスクワークで座り続けていると、姿勢を支えているお尻の筋肉の緊張が続く為に、お尻の筋肉がコワバッテくるので、立ったり座ったりした時に、お尻の内部の坐骨神経を圧迫して、お尻からシビレと痛みが起きるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、普段に無い、大きな負荷で、お尻の奥の筋肉にコワバリが生じるので、坐骨神経が圧迫されて、『坐骨神経痛』を引き起こすケースもあります。

また、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、気付かないうちに、お尻の奥の筋肉がコワバッテくるので、坐骨神経を圧迫して、『坐骨神経痛』が起きるケースも多くあります。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリで坐骨神経痛が起きるのは、お尻の奥にある筋肉で、股関節を動かしている『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が、坐骨神経の直近を横切っているので、疲労や緊張で『梨状筋』がコワバルと、『坐骨神経』を圧迫してしまうからです

この為、診断名を『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、お尻の緊張や疲労が原因なので、お尻にシビレと痛みが起きても、腰には痛みが無い事です。

病院で行う治療は、お尻の緊張や疲労が原因なので、お尻のストレッチと、痛みの感覚を和らげる湿布薬になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』の最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、すぐに痛みや違和感が無くなるので、「たいした事は無い」とか「一時的な疲れ」と思いがちですが、お尻の筋肉は、身体を支える重要な役割をしているので、そのままにしていると、何度もシビレと痛みを繰り返す状態になったり、次第に痛みが強まったりします。

この為、自分で『梨状筋症候群』を確かめるには、先ほどの『梨状筋症候群』の特徴を確認する事と、次の『脚挙げテスト(SLRテスト)』を試す方法があります

『脚挙げテスト(SLRテスト)』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずにゆっくりと挙げていき、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度以上に挙がらなかったりする場合は『梨状筋症候群』が考えられます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになって、痛みを感じる側の脚の膝を曲げて、もう一方の脚の上にクロスさせるように乗せ、そして更に、曲げた膝を手で押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

この方法は、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫を調べる方法です。

曲げた膝を、手で押し倒していく最中に、膝を曲げた側のお尻や太ももの後ろにかけて、“広がるような痛みやシビレ”が生じた場合は、『梨状筋症候群』が疑われます。

~ こむら返りテスト ~

他にも、お尻の奥の筋肉のコワバリが慢性化すると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも『梨状筋症候群』の判断材料になります。

お尻の奥の筋肉のコワバッテ、坐骨神神経が圧迫されると、坐骨神経が敏感になるので、何かのキッカケで坐骨神神経が誤作動を起こして『こむら返り』が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起きて、「キューン」とつりそうになった場合には、やはり『梨状筋症候群』が考えられます。

【 お尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

お尻は身体を支える働きをしているので、『梨状筋症候群』が起きても、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻の筋肉のコワバリが強まります。

これによって、座っているだけでも、お尻からジンジンとしたシビレや痛みがしたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたり、更に、お尻の筋肉のコワバリ感や締めつけ感が強まって、いつもと同じように歩いたり、座っていたりするのができなくなったりする事もあります。

更に、お尻の血行を悪化させて、下半身に冷感や灼熱感がしてくる事もあります。

~ 困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし『梨状筋症候群』の解消の為に、自分で、硬くなっているお尻の筋肉を解消させて、回復させるのは困難です

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、自分で見当がつけづらい上に、お尻のストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、『梨状筋』が伸ばされているのか、どうか、分からない為です。

しかも、『梨状筋』のストレッチを目的にしても、ストレッチする為には、どうしても他の筋肉と一緒にストレッチする事になるので、『梨状筋』のコワバリ解消が十分にできなかったり、“勘違い”して、別の筋肉をストレッチしていたりする事もあります。

~ 梨状筋以外も ~

また、お尻の痛みやシビレを無くすには、お尻の奥の梨状筋だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の悪化している血行の改善も必要になります。

更に、毎日の生活の疲労やストレスによっても、お尻の筋肉がコワバッタリ、お尻の血行が悪化したりします。

この為、毎日長時間座っている事が多かったり、立ち仕事が続いたり、肥満や妊娠で体重が増えたり、股関節に痛みや負担があったりすると、お尻と身体の柔軟性回復に、かなり労力とを必要としてしまいます。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『梨状筋症候群』の改善と解消を行っています

ツボには、神経や血管が集まっているので、身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事で、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする事ができるからです。

また、マッサージ治療で、お尻の筋肉のコワバリを解消して、血行やリンパの流れをスムーズにすると、骨盤周囲の筋肉のコワバリが緩和され易くなり、梨状筋の柔軟性を取り戻し、敏感になっている坐骨神経を回復させる働きがあります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

更に『梨状筋症候群』の改善には、お尻の疲労や緊張に関係している、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事が必要です。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、それによって痛みや不快感を改善し、身体のバランスを整え、『梨状筋症候群』の解消を行っています。

しかも、当院のマッサージ治療は、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢の改善や体調回復の効果も期待できます。

更に、体調や体質に合わせて疲労や緊張を解消し、身体のバランスを整えながら身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、『梨状筋症候群』のように、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の痛みに適しています。

また、着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

~ 昔から利用されている東洋医療のマッサージ ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、安心して、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝関節を支える筋肉の安定性が失われた為です。

この為『変形性膝関節症』は、いきなり膝の軟骨がすり減るのではなく、その前に、膝の筋肉から「コワバリ感」や「違和感」などが起きるので、この『変形性膝関節症』の“前ぶれ”のうちに、脚と腰の疲労とコワバリを解消させて、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝関節にかかる負担を減らす事が大切です。

このような膝関節のケアに、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、腰や脚の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる効果で、膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症を抑制する効果があります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 体重の何倍もの負荷 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどの動作を行っていますが、これらの動作や姿勢をスムーズに行うには、膝に、体重の何倍もの負荷がかかっています。

例えば、膝関節に、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷がかかるので、体重50キロの女性の場合は、膝に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

膝の筋肉や膝関節を覆っている靭帯は、体重の何倍もの負荷を和らげる為に、重要なクッション役を果たしています。

~ 膝が弱ったりバランスが崩れたり ~

ところが、膝周りの筋肉や靭帯が、運動不足や加齢で弱ったり、体重が増えて負担が増したり、O脚で膝の内側に体重がかかり続けたりすると、膝関節のクッション役を果たせなくなり、膝関節のかみ合わせが悪くなって、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりして、変形性膝関節症を引き起こします。

このように、変形性膝関節症は、膝周囲の筋肉が弱ったり、筋力バランスが崩れたりした事から起きるので、膝関節の軟骨が、ある日突然、いきなり、すり減ったり、傷ついたりする事はありません

変形性膝関節症が起きる前は、膝周辺の筋肉や靭帯に、今までに無いような負担がかかり続けるので、膝に「コワバリ感」や「違和感」などの自覚症状が、症状の“前ぶれ”として現れます。

~ 膝の異常サイン ~

変形性膝関節症の兆候として、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の、膝の内側の「コワバリ感」や「違和感」ですが、これ以外にも、「朝起きると、膝関節に痛みを感じる」、「膝の内側が突っ張る」などや、立っていたり歩いていたりすると、「膝がコワバッテ、動かしづらい」と感じる事もあります。

しかし、初めの頃は、動作の開始時に、膝に「コワバリ感」や「違和感」が起きても、自然と無くなってくるので、「一時的な痛みだろう」とか、「年齢や体力が弱った為だろう」と思いがちです。

しかし、膝の痛みが無くなっても、動作のたびに膝にコワバリを感じたり、痛みを感じたりするのは、膝の筋肉や靭帯に異常が起き始めたサインなので、脚と腰の状態をチェックして、疲労とコワバリを解消させて、膝周辺の筋力バランスを回復させる事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「コワバリ感」や「違和感」が気になった時のチェック方法として、次のような確認方法があります。

一番簡単なのが、座って、膝を床に付けるように脚を延ばしてみる方法で、「膝が伸び切らない」場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテいる事が考えられるので、これにより、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まっている状態です。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝裏の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、膝裏にコワバリ感や違和感が生じるので、これらを確認してみる事も必要です。

例えば、「立った時に、膝の後ろに突っ張り感がある」、「正座すると、膝に何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などです。

これらの違和感がある場合は、膝周りの筋肉や靭帯の力が弱ったり、膝の筋肉のコワバリが強まったり、これらで膝の筋力バランスが崩れていたりしている事が考えられ、更に、脚全体にコワバリが拡がっている事も考えられます。

~ 膝関節の、かみ合わせ悪化 ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ状態や違和感がある場合は、膝関節の前後左右の筋肉バランスが崩れて、膝関節のかみ合わせが悪くなっている事が考えられます

特に、膝に“階段昇降時の痛み”を感じる場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされるので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります。

日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリ感や違和感を何度も気付かされる場合は、O脚が進んで、膝の関節のかみ合わせが悪くなり、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう事があります。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

また、膝周辺の筋肉だけでなく、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ると、立ったり、歩いたり、座ったりなどの日常動作をするたびに、膝に大きな負担がかかります

しかも、中高年になって運動不足が続いていたり、体重が増えたりしていると、動作や姿勢を保っている膝の筋肉負担が大きくなります。

この為、ジッと立っているだけでも膝に負担がかかり続けるので、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかり続けたり、膝周辺の筋力がアンバランスになっていたりすると、膝関節のかみ合わせが悪くなり、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、軟骨が傷ついたり、すり減ったりする状態になります。

~ 膝関節の動作時の痛み ~

そして、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも、骨の神経が刺激されて、膝の内部から痛みが起きるようになります。

この結果、「階段を降りると、膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、膝に痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」などが起きます。

また、動作時の痛みだけでなく、ジッとしていても、「膝が、重くて動かしにくい」、「膝関節から鈍い痛みを感じる」、などを感じるようになります。

~ 膝の筋肉のコワバリによる血行悪化から ~

更に、膝の筋肉コワバリが強まって膝の血管の弾力性が失われると、血行の悪化が慢性化するので、膝の筋肉からジンジンとする痛みがしたり、いつまでも痛みが続いたりします。

そして、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」なども起きてきます。

また、膝の関節が動かしづらくなると、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行悪化で全身の血液循環も悪くなってくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯が弱ったり、負担が大きくなったりするだけでなく、下半身の筋力バランスの不安定化でも引き起こされます。

この為、膝周囲だけでなく、腰や脚などの筋肉をチェックして、下半身の筋力バランスを改善すると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減り、膝関節のかみ合わせを改善する効果や、膝の敏感になっている神経が和らいで、痛みを緩和する効果があります。

当院では、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張の解消と、症状の改善を行っています

~ ツボの利用 ~

変形性膝関節症の改善にツボ治療のメリットとして、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている事を知らせてくれる事と、反応が現れたツボに刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、腰や脚に、昔から使われている有効なツボがあるので、これらのツボを利用する事で、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなり、膝周りの筋肉の不自然な負荷を減少する事ができます。

このような効果から、当院では、変形性膝関節症の初期症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

また、下半身の血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の解消も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れ(むくみ)ができると老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。

この為、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血液やリンパ液の流れを活発にすると、体内の老廃物の排出が進み、痛みが減少する効果だけでなく、コワバッテいる筋肉の回復効果が大きくなります。

~ 痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリ箇所や筋肉の不均衡状態をチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の激しい痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、治療方針として、肩関節の動きの改善と、痛みを和らげる為にリハビリ治療に移っていきます。

しかし、リハビリ治療は『セルフリハビリテーション』が基本になるので、肩を動かした時に、ニブイ痛みや鋭い痛みに襲われると、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

四十肩・五十肩の症状や体調に合わせて、硬くなっている首や背中の筋肉を和らげて肩の負担を軽減したり、動きの悪くなっている肩甲骨の動きをスムーズにしたりする為に、東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、肩全体の柔軟性や血流の改善になり、炎症や痛みの緩和が期待できます。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを回復する為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』に入ると、硬くなった肩関節の回復を促し、運動障害が残らないようにする為に、ストレッチや運動などのリハビリ治療が中心になります。

肩の痛みを避けて肩関節を動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬く固まって、動く範囲が限られ、「腕を上に挙げられない」、「腕が回せない」などや、無理して肩を動かそうとすると痛みが生じるからです。

この為、ストレッチや運動などで肩関節を少しずつ動かす事で、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげ、悪化した血行を回復させて、これにより肩の痛みを抑えながら、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、リハビリ治療は、「痛みの程度は、自分しか分からない」為に、リハビリの内容や強さを“自分で調整”する『セルフリハビリテーション』が基本になるので、リハビリの趣旨や方法を教えてもらっても、「自分の肩の痛みや症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

しかも、肩の動きを良くする為に、無理の無い範囲で動かすだけでなく、肩関節の動く範囲を拡げる為に、時々、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする事が必要になるので、どうしても痛みが起きます。

このような痛みを警戒しながら、根気強くリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、自分の『セルフリハビリテーション』に疑問が生じたり、「本当に良くなっていくのだろうか?」と不安になったりします。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

また、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして、血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動(右図)を行いますが、この運動も、「どのように運動をしたら良いか、分からない」といった事が起きます。

これらの運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨が動く事を理解して、自分で肩甲骨の動く感触を確かめながら動かさないと、腕を振り回すだけになり、肩や肩甲骨周囲の筋肉のストレッチにならないからです。

反対のケースとして、肩や背中の筋肉のコワバリとムクミに悩まされていたり、筋肉内に痛みを発するシコリができていたりすると、「筋肉のコワバリやシコリを解消しよう!」と力んで、逆効果になる事もあります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ治療を困難にさせる『巻き肩(右図)』の影響があります。

巻き肩は、前かがみになってデスクワークや手作業をしていると、それに合わせて肩甲骨が肩方向に持ち上がるので、そのままの姿勢が続くと、背中の筋肉がコワバッテ、肩甲骨が肩方向にズレタ状態になり、肩凝りや首の痛み、更に背中の血行悪化と凝りの原因になります。

この為、四十肩・五十肩の肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢が多くなると、肩甲骨が肩方向に持ち上がって、ズレタ状態になるので、肩関節の動く範囲が制限されるだけでなく、背中の血行悪化と凝りが強まり、炎症や痛みが解消しづらくなります

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

巻き肩が強まると、肩甲骨が肩近くに張り付いた状態になるので、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります。

また、これらの体操で、肩甲骨や肩関節を動かす事ができても、滑らかな動きができなくなるので、断続的な不自然な動きや、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がします。

しかも、巻き肩のコワバリをほぐすのが困難なので、肩甲骨からの不快な音が気になったり、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

しかも、肩や背中の血流の悪化やコワバリで、神経が敏感になります

この結果、背中に鈍痛が続いたり、チョッとした肩の動作で痛みが起き易くなったりします。

そして、背中の鈍痛や、肩の痛みを繰り返すと、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮み、硬くなるので、神経を刺激して悪循環にもなります。

~ いろいろな身体の不調 ~

また、背中の血流の悪化やコワバリが強まると、胸の圧迫感や締め付け感なども強まるので、胸苦しさを感じるようになります。

更に、肩や背中の血行の悪化で、背中に“むくみ”が生じて、背中に腫れぼったさに悩まされたり、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」に苦しめられたりします。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こすので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

~ 腰痛も起き易く ~

肩や背中の痛みや不快感が続くと、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が増す為です。

特に、座っている事が多かったり、運動不足になったりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりします。

【 筋肉バランスの片寄りや、自律神経の不安定化 】

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

四十肩・五十肩で、痛みを我慢する姿勢が続いたり、肩や背中の筋肉のコワバリが強まったりすると、肩・背中・胸の筋肉バランスが崩れ、骨格を取り巻いている姿勢維持する筋肉にも影響します。

しかし、リハビリ治療のストレッチや体操だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させる事は困難です

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、ますます難しくなります。

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

また、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、体調を保つ自律神経系の負担が大きくなり、身体の不調が起きます。

例えば、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが起きたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などに悩まされたりします。

しかも、四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、回復に、かなりの治療期間を要します。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパの流れを改善し、これらによって体調の改善を行っています

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による痛みの改善に適しているので、四十肩・五十肩による、肩や背中のコワバリ解消、悪化している血行の促進、老廃物の排出促進、痛みの緩和と体調回復などにも適しています。

首や背中の筋肉を、体調や症状に合わせてほぐす事で、血流を改善し、肩の負担を軽減します。

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、マッサージ治療に、ツボ治療を加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、ツボの特徴を利用して、身体の調子(治る力)を上げていく事が必要になるからです。

例えば、ツボ刺激を利用して肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性が改善されてくるので、これによって、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がって改善し、リハビリ治療が行い易くなります。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取り入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす治療法です。

背中の肩甲骨を『他動運動』によって、上下左右に動かしていく事で、無理無く、そして痛みも無い状態で、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事ができるので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられ、悪化している血流の改善と共に、敏感になっている神経を和らげる事もできます。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“リハビリ治療”が重要ですが、『セルフリハビリテーション』になるので、事前に、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のないように進める事が大切です。

当院は、体調や症状に合わせて回復力を取り戻す事を目的に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、いきなりズキンと痛む」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、痛む」、「事務所で、サンダルやスリッパを履いていると、ジンジンと痛む」などが起き、それでも、しばらく歩いていると、痛みが無くなる症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、足裏から痛みが生じる原因として、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜が、「長時間の立ち仕事や外回りの仕事で、負荷が増した」、「サンダルやスリッパを履き続けた為に、延ばされ続けた」、あるいは、「運動不足や加齢で、足裏の筋肉が弱まった」などで、足底腱膜に無数の微細な断裂(傷)が発生した為です。

酷くなると痛みで歩けなくなってくるので、初期のうちに、足裏やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させ、更に、下半身の疲労箇所とコワバリ箇所をチェックして、これらを解消し、足裏の負荷を軽減させる事が必要です。

【 足底腱膜炎 】

~ 足裏への負荷から ~

長時間の立ち仕事や歩き仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、運動不足や脚の血行悪化、あるいは、サンダルやスリッパを履き続けたなどで、足裏に負荷がかかり続けた為に、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる事があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、生涯に10人に1人が経験すると言われる、比較的ポピュラーな足の痛みです。

足底腱膜炎の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に拡がって、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている部分で、体重をしっかりと支えたり、地面からの衝撃を吸収したりする為に、アキレス腱と同じように、丈夫で強靭な繊維状の“腱”になっています。

~ 過度な圧で微細な断裂が ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしていたり、運動で脚に強い負荷がかかったり、一日中サンダルやスリッパで歩いていたりすると、足底腱膜に過度な圧がかかり続けたり、足底腱膜が許容限度を超えて引き延ばされたりします。

この結果、足底腱膜が耐えきれなくなって、無数の“微細な断裂(傷)”が生じてしまうと、立った時や歩いた時などに、断裂部分が圧迫されて痛みが起きたり、あるいは、治りかけていた断裂部分が再び引き裂かれて、強い痛みが起きたりします。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続けた」、「仕事で重いカバンを持ち続けた」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかるので、断裂が拡がったり、悪化したりします。

~ 初期ならば ~

しかし、このような痛みが起きても、初期ならば、しばらく歩いているうちに、次第に痛みが無くなります。

歩いているうちに、足裏全体の筋肉の柔軟性が高まって、足裏が引き延ばされるのが少なくなったり、断裂部分が刺激されなくなったりする上に、足裏の血行が良くなるので、断裂部分の修復が進むからです。

しかし、痛みが消えても、足底腱膜の断裂が回復しないと、立ったり歩いたりすると、再び痛み出したり、断裂部分の神経が敏感になっているので、ジッとしていてもジンジンと痛みを感じたりします。

【 足裏に柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると 】

~ 運動不足や加齢 ~

また、足底腱膜炎は、運動不足や加齢で、痛みを引き起こす事もあります。

足裏の筋肉や腱が弱くなったり、足裏の筋肉や腱の柔軟性が無くなったりすると、チョッと歩いたり、立っていたりしただけでも、足底腱膜に大きな負荷となって“微細な断裂”が生じてしまうからです

この為、「運動不足になっているので、久しぶりに歩いた」、「無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「高齢になって脚が弱っているが、近所なので、突っかけサンダルで歩いた」などで、足裏の痛みを引き起こします。

~ 妊娠や肥満、冷え ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こす原因になります。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、気づかないうちに、足裏の負担が大きくなるからです。

しかも、妊娠や肥満で、下半身の血行が悪くなっていたり、下半身に冷えがあったりすると、脚に筋力低下や疲労が起き易いので、足裏の負荷が大きくなって、足裏に痛みを引き起こします。

~ そのままにしていると ~

しかし『足底腱膜炎』は、足裏に見た目でわかるような腫れや赤みが無く、しかも、しばらくするうちに痛みが無くなるので、ほとんどの場合、そのままにして、様子を見るだけが多くなります。

ところが、立ったり歩いたりする為に、足裏への負荷が続いて、“微細な断裂”が治りきらずにいたり、足裏の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、毎日の動作で足裏に負荷がかかるたびに、治りかけた断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、毎回、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みがしたり、足裏の断裂部分の炎症で熱を持っているように感じたり、いつまでも足の裏や指の付け根がジンジンと痛みを感じたりするだけでなく、更に、歩いたり、立ったりするたびに、踵(かかと)の骨の足底腱膜が強く引っ張られるので、踵からも「ピリッ!」と強い痛みが起きる状態になったりします。

【 治りづらい足裏の治療 】

~ 保存療法 ~

足底腱膜炎の病院での治療は、痛みが強い場合には、麻酔を使って痛みを軽減しますが、足裏の無数の微細な断裂(傷)が痛みの原因になっているので、多くの場合、よほどの事が無い限り、保存療法になります。

例えば、保存療法として、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、足裏の痛む部分をくりぬいたインソールを使ったり、そして更に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復させる為に、ストレッチやセルフマッサージなどを指導したりします。

これらの治療で、足裏の断裂の自然回復を促し、更に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を取り戻して、足裏にかかる負荷を減らすようにしています。

~ 治療期間 ~

病院の保存療法は、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても治療期間が必要になります

ところが、治療期間中も、立ったり歩いたりする事が必要になるので、治りが悪くなります。

この為、足裏の痛みを我慢する日が続いてしまいます。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足裏のアーチに大きな負荷をかけ続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、これらの疲労箇所や緊張箇所を回復させる事が必要です。

しかし、下半身に疲労箇所や緊張箇所があっても、ハッキリとした自覚が無い事が多いので、足底腱膜炎による痛みを繰り返したり、治療期間が長くかかったりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなり、足底筋膜が引き延ばされて、無数の断裂が生じた事が原因なので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性と血行を回復させる事が必要です。

この為、当院では、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状を回復させ、痛みの解消を行っています

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、脚や腰に、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、脚・腰に反応点として現れたツボを『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の自然回復を高められ、治療期間を短縮できるからです。

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、足裏の痛み解消に『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりして、痛みや違和感が減少する効果があります。

更に、血行の悪化で不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮が鎮まり、足裏の痛みや違和感が和らいで解消する効果もあります。

これらにより、初期の足底腱膜炎の段階ならば、下半身の筋肉のコワバリを解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、一回の治療でも痛みの減少効果があります。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させています。

下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、脚のコワバリや血行悪化の原因となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、脚の自然な柔軟性が回復するので、軽くなった感じになり、下半身がスッキリした感じになります。

~ 治療期間の短縮と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の状態を確認して、柔軟性を回復させる事が必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日の立ち仕事で、身体に疲労や負担が溜まって、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰の不安」、「脚のシビレ感」などが起き、更に、腰の疲れが慢性化してくると、体調を悪化させる原因になります。

これらの為に、片足に体重を乗せて「休め」のポーズを取ったり、背中の力を抜いて立っていたり、疲労感や痛みを少なくさせるような姿勢で立っていたりしても、身体の軸となる背骨と骨盤のバランスを崩してしまうので、次第に、疲労や痛みを身体全体に拡げたり、強めたりします。

腰の痛みと身体の疲労が続く場合には、腰の筋肉と身体のバランスを回復させる事が必要なので、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、筋肉の柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経を鎮め、そして、コワバリで悪化した姿勢を整える事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調悪化に 】

~ 筋肉のコワバリから血行の悪化に ~

お店の接客や、商品販売、警備、作業などで、毎日、立ち仕事をしていると、身体を支える腰に負担がかかり続ける為に、腰の痛みやダルサなどが起き易くなります。

腰は身体の中心にあって、上半身と下半身とを連結しているので、立ち仕事を続けて腰の負担が大きくなると、脚や腰の筋肉がコワバッテ、血行が悪化し、姿勢を保つ筋肉に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりして、神経を刺激して痛みやダルサなどを引き起こす為です

特に、身体を動かす事が少ない立ち仕事の場合は、筋肉の血液を流す働きも低下してしまうので、余計に、疲労・痛み・ダルサなどが起き易くなります。

~ 疲労や緊張に敏感に ~

また、立ち仕事で腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉もコワバッテくるので、脚や背中も疲労感や不快感が拡がります。

しかも、この状態が続いたり、繰り返されたりすると、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、すぐに腰に疲れや痛みを感じたり、背中に疲れやニブイ痛みがしてきたりします。

この為、腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が続く状態になったり、身体に疲労感や不快感が慢性化したりします。

~ 体調の悪化 ~

また、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、下半身に冷えの状態が生じ、それによって下痢や便秘が起き易くなります。

更に、腰の血行悪化で下腹部の体温が低くなると、胃腸の働きを悪化させるだけでなく、自律神経の乱れを引き起こすので、疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、身体の不調感から、イライラや不安感などが起き易くなったりします。

しかも、下半身は、重力の影響で、身体の血液の約7割が集まるので、下半身の血行が悪くなると、全身の血液循環に影響して血行が悪くなるので、これによっても、「背中の筋肉がコワバッテ、疲れる」、「背中に凝りや痛みを感じる」、「身体が重たい」などが起きます。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

また、立ち仕事で、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」とか、「腰に、イヤーな感じがする」などがすると、楽に感じる姿勢をとります。

例えば、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようと、片足に体重をかけた「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない姿勢で立ったり、などをします。

このような姿勢をすると、疲労感や痛みのする筋肉の負担が少なくなるので、一時的であっても、腰や身体が楽に感じられます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、いつもと違う箇所に負荷がかかり続けたり、姿勢を維持するはずの筋肉の力を抜いていたりするので、身体のバランスが崩れて、身体の一部の血行が悪くなったり、身体の一方に体重をかけ続けるので、次第に、体重をかけた筋肉に疲労が蓄積したりします

しかも、このような楽に感じる姿勢をしていると、身体のバランスが崩れたり、身体の血行が悪くなったりするので、身体の自然回復力も追いつかなくなります。

この為、始めは楽に感じていても、次第に、身体のいろいろな所に疲労や痛みを感じる状態になったり、もともと筋肉疲労していた部分からズキズキ・ジンジン・ビリビリとした痛みが起きたりします。

~ 腰の不安から ~

更に、腰に不快な違和感や痛みが続くと、「腰は、大丈夫かな?」とか、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」と、腰の不安が増します。

また、これによって、「身体の調子が何となく悪い」という状態になったり、疲れ易くなったり、血行不良による痛みが起き易くなったりします。

この結果、腰の不快な違和感や痛みから、仕事や家事に支障をきたしたり、毎日の体調に影響を及ぼしたりしてしまいます。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復 ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを和らげたり、解消したりする為に、ちょっとした仕事の合間や休憩している時に、こまめに下半身を屈伸したり、身体を伸ばすストレッチをしたりして、血行を保つ事が勧められています。

また、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏の筋肉のコワバリを解消し、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

最近では、運動後に“クールダウン”を行うように、立ち仕事の直後に、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、あえて軽く身体を動かして血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる“疲労解消法”も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に、いつも不調を感じる状態になっていると、かなり筋肉がコワバッタ状態になっていたり、それにより、脚・腰の関節の動きが悪くなって動かしづらくなったりしているので、腰や脚の疲労解消が困難になります

しかも、立ち仕事を毎日していると、筋肉のコワバリ部分や血行の悪化箇所が拡がって、筋肉の疲労部分が分かりづらくなったり、ポイントが絞りづらくなったりします。

この為、疲労した筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、立ち仕事に慣れるのを期待したりしてしまいます。

~ 疲労感がマスクされて、自覚しづらく ~

また、仕事の責任感や義務感を強く意識していたり、達成欲が大きかったりすると、疲労感がマスクされて、ハッキリと自覚しづらくなり、「それほど、疲れを感じない」となる事があります。

しかし、毎日の立ち仕事で、疲労が蓄積すると、身体に疲労サインが現れてくるだけでなく、回復力が低下します。

この結果、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「日中、ボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などが続いたり、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、体調改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復に効果を発揮するからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりするので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりする効果もあります。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、身体の体調回復に効果があるだけでなく、疲労や緊張で敏感になっている神経が和らぐ効果あります。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせてくれたり、それらのツボに刺激を与えると、その刺激に反応して、筋肉内の血流が改善したり、痛みや違和感が減少して緩和したりする効果があるからです。

この為、反応が現れているツボを確認して、症状や体調に合わせて刺激すると、筋肉のコワバリが解消されて血行が改善し、それによって、疲れや痛みが減少してくるのを感じます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また腰は、身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が必要です。

この為、当院では、背中や脚などの血行やリンパの流れを、ツボ治療とマッサージ治療を使って、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善しています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、一人一人の体調や症状に合わせて、背中や脚などの疲労やコワバリの箇所を確認して回復させるので、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調改善に ~

腰の不快な違和感や痛みは、毎日の体調に影響を及ぼしたり、仕事や家事に支障をきたしたりするので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立ち上がった時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、更に、ピリピリするシビレで脚を動かせなくなったりする事があります。

これは、妊娠して体重が増えたり、お腹が大きくなって腰やお尻で上半身を支える“反り腰”が多くなったり、出産に向けて骨盤の靭帯が緩んだりしてくると、骨盤を支えるお尻の筋肉が硬くコワバッテ、動作時に坐骨神経を圧迫し、刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、お尻の痛みとシビレが起き易くなるので、改善して予防するには、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経への圧迫を和らげ、そして、体調を整えて腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりから、身体を動かした時に、お尻の奥にニブイ痛みを感じたり、お尻から突然ピリッ!と痛みが起きたりする事があります。

よくあるのが、「ソファに座っていると、尾底骨あたりから疼くような痛みがする」、「朝、起きる時に、お尻から痛みとシビレがする」、「立って前かがみになると、お尻の奥がピリッと痛む」、などです。

このような、今迄に、経験した事が無い痛みが何度も繰り返されると、「妊娠して、身体に異常が起きたのでは…?」と、思わず、不安になってしまいます。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、このシビレと痛みは、病気というよりも、妊娠して、お尻の筋肉の負担が増した為に、お尻の筋肉が硬くコワバッタ状態になり、奥の坐骨神経が圧迫された為です

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレと痛みを引き起こすので『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負担がかかり過ぎた事が原因なので、ランニングやサイクリングで股関節に大きな負担がかかり続けたり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、お尻からシビレと痛みが起き易くなります。

~ 太ももの付け根あたりや、お腹からも ~

妊婦さんの場合は、妊娠して体重が増えたり、あるいは、お腹が大きくなった姿勢を、腰を反らして腰やお尻で体重を支える“反り腰”になったりして、お尻の筋肉の負担が強まった事が、お尻の奥の坐骨神経を圧迫する原因になっています。

また、骨盤周囲の筋肉のコワバリで骨盤のバランスが崩れると、骨盤の下部の鼠蹊部や恥骨に負担がかかって、太ももの付け根あたりから、痛みが起きる事もあります。

しかも、このような痛みに悩まされると、下腹部の緊張が強まるので、お腹が張るような感じがして、お腹がジンジンと疼くような感じがする事もあります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反り腰 ~

通常ならば、お尻の筋肉は、絶えず“縁の下の力持ち”として、身体を支えているので、座る・立つ・歩くなどの日常動作で、お尻から痛み感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランスが変わってくると、お尻の筋肉に、今迄無かったような大きな負担がかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容範囲を超えてしまい、お尻の筋肉が硬くコワバッタ状態になり、坐骨神経を圧迫して、シビレを伴った痛みを起こします

しかも、お腹が大きくなると、お腹を前に出して、上半身が反った“反り腰”になるので、ますます、上半身の体重がお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉のコワバリが強まって、坐骨神経への圧迫が増し、痛みが起き易くなります。

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、お尻に痛みを起こす原因として、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、大きく影響しています。

このホルモンの分泌量が増えると、骨盤を固定している靭帯が緩んでくるので、骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負担が増す為です。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分の筋肉に負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛む」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きます。

~ 痛みの予兆 ~

お尻に、このような痛みが起きてくる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、妊娠して、お尻や腰の筋肉に負担が増してくると、お尻や腰の筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、お尻や腰に疲労感やダルサを感じたり、毛細血管の血行の悪化で、お尻や腰の皮下に水分が溜まって“むくみ”が生じたりするからです。

この結果、お尻や腰の「疲労感やダルサ」、「ボテッとした感じ」、そして、「骨盤周りの重ダルサ」などを繰り返しているうちに、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなると、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッタ状態になり、奥の坐骨神経を圧迫して、お尻からジンジン、チクチク、ビリビリとした痛みが起きるようになります。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 使えない痛み止め ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていても、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる」など、毎日の生活に支障をきたしてしまいます。

しかも、以前に、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、お尻の痛みがキッカケになって腰の神経が反応して、ギックリ腰を誘発してしまう危険性があります。

この為、お尻や腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を服用したくなりますが、お腹の赤ちゃんや妊娠中の身体の事を考えると使えないので、我慢せざるを得ません。

~ 妊婦さんのストレッチ ~

このような事から、妊婦さんの『梨状筋症候群』の予防や緩和に、塗薬や湿布薬の使用、あるいは、コワバッテいる梨状筋を緩めるストレッチ運動が勧められています。

しかし、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬は、痛みを解消する効果が限られる上に、ストレッチ運動は、お尻の奥の疲労箇所や緊張箇所が分からなかったり、お尻の筋肉を思うように動かせなかったりするので、コワバッテいるお尻の筋肉を緩和したり、痛みを予防したりするのが困難です

しかも、お腹が大きくなってくると、それだけ腰や脚を動かせる範囲が限られてくるので、ストレッチ運動で筋肉の柔軟性を回復させようとしても、身体を動かす事が難しくなります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトの着用も勧められています。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなるので、お尻や腰の痛の改善や予防が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、骨盤ベルトで腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、腰とお尻の筋肉の負荷が続いたり、強まったりするので、痛みの改善が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

妊婦さんのお尻の痛みは、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を、マッサージ治療で回復させると、腰の痛みや重ダルサの解消だけでなく、体調の回復にも効果があるからです

しかも、「腰や背中の張りや痛み」、「肩こり」、「身体のだるさ」などで悩まされている妊婦さんのマッサージを行うには、妊娠中の身体の変化を理解し、それに適した施術方法を選択する事が必要になりますが、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、これらの“施術方法の工夫”を、昔からしてきたからです。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

妊婦さんのマッサージ治療では、特徴として、妊婦さんのお腹が圧迫されない為と、妊婦さんが楽に呼吸できるようにする為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージ治療を行っています。

横向きになった姿勢でマッサージ治療を行う為に、妊婦さんのお腹が圧迫される事が無く、お腹の赤ちゃんの安全が保たれる上に、リラックスできて、会話も可能になります。

「施術しやすく、受けやすい」マッサージになるだけでなく、妊婦さんのコワバッタ筋肉の回復や血流の改善を高める事ができます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調の改善の為に、ツボ反応を利用して身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりするので、疲労や緊張の慢性化や、動作の不自由さから、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きてくるからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、身体のコワバリ解消だけでなく、血行が改善されるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果などが期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージを受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は『あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格』を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

「頭重感」、「締めつけられるような頭の痛み」、「頭の圧迫感」などが起きる『緊張型頭痛』は、日々の疲労や緊張、精神的ストレス、姿勢の悪化などから起きるので、「誰でも経験するよくある頭痛」ですが、それだけ発症し易く、毎日の仕事や家事に影響を与えてしまう頭痛です。

しかも、繰り返して頭痛が起き易くなるので、頭痛や頭重感の不安から予防薬を服用していると、次第に薬を飲む機会や量が多くなって『薬物乱用頭痛』を引き起こし、症状を更に悪化させてしまう事があります。

緊張型頭痛の改善と予防には、首や肩の過緊張を解消し、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、首や肩の筋肉のコワバリと血流を改善して敏感になっている神経を鎮めると共に、首や肩に生じたシコリと、背部の疲労箇所や緊張箇所をチェックして解消する事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛 ~

緊張型頭痛の原因は、毎日の疲労や緊張、日々の心配事や不安などの精神的ストレス、あるいは、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢などで、首や肩の筋肉のコワバリが強まった事が影響しているので、『肩こり頭痛』とも言われます

日本人は、肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占め、「誰でも経験するよくある頭痛」になっています

しかも、緊張型頭痛は繰り返し易い頭痛なので、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなると、日々の生活が思い通りに進まなくなって、支障をきたしてしまいます。

~ 増えていく頭痛薬の服用 ~

この為、緊張型頭痛が何度も起きるようになると、少しでも早く頭痛を解消したくなるので、いつも手元に頭痛薬を置き、頭重感の兆しや頭痛への不安などを感じると、薬を服用するようになります。

また、疲労やストレスなどで慢性的な肩凝りに悩まされていると、肩こり症状が気になると、頭痛の不安から、薬を服用するようになります。

特に、「頭痛で仕事を休めない」といった仕事への責任感や、「周りに迷惑をかけたくない」といった気遣いが強まると、どうしても薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

~ 頭痛の頻度や程度が増すと ~

また『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』という事から、頭痛薬を服用する回数や量が増えてしまう事もあります。

頭痛薬の服用を制限して頭痛を我慢していると、神経が痛みに敏感になって、頭痛薬の効果が現れにくくなるので、頭重感や肩こりが気になったら、早めに頭痛薬を服用したくなるからです。

特に慢性的な頭痛に悩まされていると、頭痛の時はもちろん、頭が痛くなくても、またいつ頭痛発作が起きるか分からないという不安から、予防的に頭痛薬を服用しがちです。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が多くなると ~

ところが、薬の服用が多くなると、それだけ、身体の痛みを調整する機能が低下するので、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また、頭が痛くなる」と感じ易くなります

しかも、チョッとした刺激でも頭痛が起き易くなるので、薬の服用を繰り返していると、かえって頭痛が起き易くなります。

この結果、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態に、次第になります。

~ 一時的に楽に ~

しかし、それでも、頭痛薬を飲むと、「一時的に、辛かった頭痛が楽になった感じ」になります。

この為、薬を飲んで一息ついても、薬が切れると、また服用するようになります。

頭痛の辛さは目に見えず、周囲の人から理解が得にくく、1人で我慢せざるを得ないので、頭痛への不安や恐れがあったり、仕事や周囲の人達への責任を強く感じていたりすると、ますます頭痛薬を頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

~ 薬物乱用頭痛 ~

そして、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用したり、他の頭痛薬を飲み比べていたりして、頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、本格的な『薬物乱用頭痛』になります。

薬物乱用頭痛になると、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になったり、あるいは、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

また、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

【 リラックス法と、その難点 】

~ 病院での治療 ~

『薬物乱用頭痛』は、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、3番目に多くなっているので、病院では、『薬物乱用頭痛』の発症を防ぐ為に、頭痛薬の服用を、月に15日を超えないように制限しています。

急場をしのぐ場合は頭痛薬を処方しますが、緊張やストレスの持続が頭痛の引き金になっているので、頭痛を改善する為に、リラックス法や運動法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防ぐ治療を目標にしています。

例えば、患者に、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉の緊張で、緊張型頭痛が起きる事を十分に説明し、その後に、疲労や緊張を溜めないように長時間同じ姿勢をとり続けないように指導したり、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、などのリラックス法を勧めたりします。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません

しかも、仕事や家事をしていると、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返したり、時間の合間に適度な運動を取り入れたりして、繰り返して首や肩の筋肉の疲労や緊張を和らげる事が必要になります。

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

また、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、それによって凝り感や痛みを絶えず感じていたりする場合もあります。

このような状態になると、首や肩の筋肉のコワバリが強まっていたり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするので、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、頭痛解消が難しくなります。

改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 筋肉内のシコリ 】

~ シコリができると ~

更に、首や肩の筋肉の内部にズキズキと痛みを感じるシコリができている場合は、このシコリを無くす事が必要です。

ズキズキする痛みによって、筋肉が緊張が強まり、神経を刺激する状態が続くからです

しかも、シコリからの痛みや不快感が続いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、頭重感の慢性化や『頭痛持ち』の原因にもなり、更に、疲労感の強まり、胃腸の悪化、血圧上昇、なども引き起こします。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

首や肩にシコリができていると、筋肉内にコリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられますが、セルフマッサージやストレッチでは、シコリの回復が困難です。

シコリ部分の血流が極度に低下して、筋肉が硬くコワバッタ状態になっているので、シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばして、柔軟性を回復させる事ができないからです。

しかも、シコリを無理に引き延ばすと、炎症が生じ、更に悪化します。

~ シコリ解消 ~

シコリを解消するには、硬いシコリの柔軟性を回復させる為に、シコリに伸びている毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

多方向に伸びているシコリ周辺の毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事がポイントになります。

また、周囲のコワバッテいる筋肉も回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と予防を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、緊張型頭痛の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療は、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

当院では、筋肉のコワバリ箇所の確認や解消に、ツボ治療を利用しています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ反応を利用して、首や肩の「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを確認し、回復を行っています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボの特徴として、痛みを発しているシコリの箇所と、ほぼ一致している事が分かっています。

この為、血管と神経の通り道になっているツボを利用して、神経の過敏状態を和らげ、不快な痛みの緩和とシコリの解消を行っています。

血管と神経が集まっているツボに適切に刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、緊張型頭痛のシコリの解消に、効果的な治療法になるからです。

~ 緊張型頭痛の改善と体調の回復に ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感の改善を行う事が必要です。

当院は、東洋医療ベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善と体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

寝違い(寝違え)を、早く治したい

【(症例)痛み・しびれ 】

『寝違い』を起こすと、頭を少し動かすだけでも、首から「ビリッ!」と痛みが走る上に、首すじの筋肉がコチコチに固まった状態になるので、顔を正面に向けたまま動かす事ができなくなり、生活に支障が出てしまいます。

この為、早く『寝違い』を治したくなりますが、首の筋肉の痛みとコワバリを回復させるには、首すじの痛む箇所を確認しながら、無理をしないように、①周囲の血流を取り戻し、②コワバッタ筋肉を和らげ、③痛みを起こしている神経を鎮める事が必要です。

このような方法として、神経と血管が集まっているツボを使って、首すじの筋肉内の血流を高め、敏感になっている神経を改善したり、筋肉の緊張を弱めたりすると、首の筋肉の痛みとコワバリが緩和されていき、『寝違い』の早期回復に効果があります。

【 寝違い 】

~ 不自然に首を傾けて ~

目覚めた時に、首から背中にかけて強い痛みが起きたり、首の筋肉が固まって動かせなくなったりするのは、ほとんどが、寝ている時に“不自然に首を傾けて”いた『寝違い』が原因です

寝ている最中は、日中と違って、首の筋肉が頭を支える必要が無くなるので、首の筋肉がすっかり緩んだ状態になって、知らず知らずのうちに、首を傾けてしまう事があるからです。

この結果、“不自然に首を傾けて”しまう状態になると、首の血管を極度に圧迫して血行が悪化し、神経を刺激して敏感にさせたり、首の筋肉が強くコワバッテ、動かせなくなったりするので、少しでも首を動かそうとすると、神経から「ビリッ!」と強い痛みが起きます。

~ 普通ならば ~

しかし、寝ているうちに“不自然に首を傾けて”も、身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、寝違いを起こす事は、あまりありません。

身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、首に痛みや違和感が生じて、無意識に首の傾きを変えたり、眼が覚めたりして、不自然に首が傾いたままにならないようにするからです。

また、首だけでなく、身体も、首に痛みや違和感が生じると、無意識のうちに身体を動かしたり、寝返りを自然とうったりして、首に痛みや違和感が起きないようにするので、寝違いによる痛みを起こす事は、あまりありません。

~ 意識を失った寝落ち ~

ところが、身体が通常の状態と違って、「過度に疲労していた」、「睡眠不足が続いていた」、あるいは、「酔っぱらって寝ていた」などで、痛みや違和感などに気付かなくなってしまうと、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが起きなくなるので、寝違いを起こす事があります。

例えば、ソファーや椅子・床などで、うたた寝や居眠りをしているうちに深く眠り込んでしまい、身体が窮屈な格好になり“不自然に首を傾けて”いても、意識を失った『寝落ち』のようになっているので、首の痛みや違和感などに気付かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

しかも、寝違いによって、首の筋肉のコワバリや血行の悪化だけでなく、首の筋肉の組織に微細な傷ができて炎症が生じると、頭を動かすと首の炎症部分の神経が強く刺激されるので、「ビリッ!」と激痛に襲われます。

【 隠れた原因 】

~ 精神的ストレス ~

寝違いの原因は、多くが“不自然に首を傾けて”しまう『寝相の悪さ』が影響していますが、“隠れた原因”として、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』もあります

『精神的ストレス』が原因になるのは、首の筋肉の特徴として、「借金で、首が回らない」という表現があるように、心理的不調や精神的ストレスなどを感じていると、首の筋肉が緊張してコワバリ、血行が悪化してしまうからです。

この為『精神的ストレス』が強まり、寝ている夜中まで続くと、それほど寝相が悪くなくても、首の筋肉が緊張して血行が悪化するので、首の筋肉がコワバッタ状態になり、寝違いを起こす原因になります。

~ 普段の姿勢の悪さ ~

また『普段の姿勢の悪さ』が寝違いの原因になるのは、首の筋肉の働きとして、頭を支えたり動かしたりする役割があるので、姿勢が悪くなると、それだけ首の負荷が大きくなって、いつまでも筋肉のコワバリが解消されなくなったり、酷くなったりして、首の血行を悪化させるからです。

この結果『普段の姿勢の悪さ』が続くと、寝ていると更に身体の血行が低下した状態になるので、寝ているうちに“寝凝り”が起き、寝違いを引き起こす事があります。

“寝凝り”を伴うので、目覚めた時に、寝違いによる痛みだけでなく、「寝たのに、身体に疲れを感じて、身体のあちこちが固くコワバッテいる」、「肩周りや背中がガチガチに固まっている」、「身体がだるかったり、節々が痛かったりする」、などにも気付かされます。

~ 慢性的な肩コリや首コリ ~

更に、慢性的な肩コリや首コリに悩まされていると、日中に仕事で時間に追い込まれたり、プレッシャーがかかったりすると、“日中の寝違い症状”も起きます。

慢性的な肩コリや首コリがあると、日中の疲労や緊張の影響で、首の筋肉のコワバリと血行の悪化が増すので、振り向いた時などに神経が刺激されて、首から背中の上部に、寝違いと同じように「ビリッ!」と痛みが走る事があるからです。

中でも、体型的に、両肩が水平ラインより下がっている“なで肩”の人や、背中が丸まった“猫背”の人は、首や肩の負担が大きくなるので、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』が強まると、首や背中の血行が悪化し、“日中に寝違い症状”に気付かされる事が多くなります。

【 なかなか回復しない寝違い 】

~ 自然修復されるまで ~

寝違いが起きると、何日も首の筋肉の痛みと突っ張りに悩まされ、なかなか治らない事があります。

これは、寝違いによって、首の筋肉に微細な傷が広範囲に、そして無数にできてしまうと、これらの身体の自然修復に、日にちがかかってしまう為です

しかも、首は、絶えず頭を支えながら、動かす役割があるので、それらの負担で、ますます微細な傷の自然修復が追い付かなくなったり、悪化したりします。

~ 背中の筋肉がダメージを受けていると ~

更に、背中の筋肉も、寝違いで微細な傷によるダメージを受けていると、余計に回復の日にちがかかります。

背中の筋肉は、首の筋肉とつながっているので、背中の筋肉がダメージを受けていると、首の毛細血管の静脈やリンパ液の流れが悪くなって、首の筋肉の修復を遅らせてしまう為です。

しかも、毎日のデスクワークで、肩や背中の疲れ、肩甲骨周囲の筋肉痛、首や肩の凝りなどが慢性化していると、更に回復が遅れます。

~ 湿布薬、痛み止め、首の牽引 ~

この為、寝違いによる傷の自然修復が追い付かなくなっていたり、背中の筋肉も、寝違いでダメージを受けていたりすると、医院で処方される湿布薬を貼ったり、痛み止めの薬を服用したりしても、なかなか治らなくなります。

また、寝違いで首の筋肉が硬く固まった状態になっていると、首の牽引治療で首の筋肉を引っ張っても、首の硬く固まった部分は延びないので、首の柔軟性回復が困難になります。

更に、首の柔軟性を回復させる事ができないと、寝違いによって生じた首の骨の並びのズレも解消されなくなるので、首から背中にかけての筋肉のコワバリ状態が続いて、首の内側から背中にかけての響く痛みが、いつまでも続くようになります。

【 当院の、寝違い治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、『寝違い』を起こして首から痛みを発していたり、首の筋肉が硬く固まって首を動かすのが辛いという症状に対して、ツボ治療とマッサージ治療を行っています。

疲労や緊張などで生じた痛みを解消するには、痛む箇所を確認チェックして、その箇所の緊張を緩和させて血行を改善し、神経の興奮を抑える事が必要なので、ツボ治療とマッサージ治療が適しているからです

しかも、寝違いによって痛む箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているので、触診とツボ反応で、筋肉のコワバリ箇所や痛みを発している箇所を確認して、ツボ治療とマッサージ治療で血液やリンパ液の循環を促し、敏感になっている神経を和らげたり、筋肉の緊張を弱めたりすると、首の筋肉の痛みとコワバリが緩和され、『寝違い』を早期に回復させる効果があります。

~ 首の特徴 ~

また、首は、重要な血管や神経がたくさん通っている事と、首の周りの筋肉の一つ一つが薄く、そして小さいので、首周りの治療はデリケートな施術が必要です。

この為、当院では、患者が安心して治療が受けられるように、寝違いの治療説明を行ってから、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首の筋肉の回復を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に適している事と、昔から、体調や寝違いの症状に合わせて、患部に圧を加えたり、筋肉の柔軟性を回復させたりして症状の改善を行ってきたので、首の筋肉の治療もリラックスして受けられるからです。

~ 肩や背中の筋肉 ~

更に、『寝相の悪さ』『精神的ストレス』『普段の姿勢の悪さ』などで寝違いを起こしていると、肩や背中の筋肉も、不自然な負荷が加わり、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きています。

この為、当院ではツボ反応を利用して、肩や背中の血行やリンパの流れの改善と、筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、肩や背中の敏感になっている神経を鎮め、寝違いの回復を早めるようにしています。

特に、肩甲骨まわりにある筋肉は、首と頭を支えている筋肉と連動しているので、肩甲骨まわりにある筋肉の緊張解消と血行の促進によって、首の痛みの回復をかなり早められます。

~ 寝違い予防 ~

寝違いは、首の血行悪化と筋肉のコワバリが大きな原因になっているので、首や肩の凝りに悩まされている場合や、身体に疲れを感じ易い場合は、体調や症状に合わせて首や肩の柔軟性を回復させ、体調を整える事が大切です。

当院は、寝違いによる痛みを、患者に無理の無い施術と、早期に解消させる為に、国家資格者による、東洋医療系のツボ反応を利用したマッサージ治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

寝ていると、背中や腰の痛みで、眠れない

【(症例)痛み・しびれ 】

江戸時代の読み人知らずの狂歌に、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』と、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」と詠(うた)った歌があります。

しかし、毎日の疲労や緊張などで背中や腰の筋肉がコワバッテ、血行が悪化すると、寝ている時に下側の背中や腰が圧迫されて、ズキズキ・ジンジンと痛みに悩まされるので、寝ているのが気持ち良いどころか、「痛くて、寝ていられない!」となってしまいます。

慢性化した筋肉のコワバリで、筋肉内に疲労物質が溜まり、神経が刺激されて痛み出す場合は、湿布や張り薬では、痛みを和らげる事はできても解消させる事ができないので、身体のコワバリ箇所を調べて血液やリンパ液の流れを回復させ、神経を刺激する老廃物の排出を促し、痛みの原因を無くす事が必要です。

【 快適に眠れる姿勢 】

~ 仰向けの大の字姿勢 ~

寝ている時に、「身体の負担が少なく、快適に眠れる姿勢」と言われるのが、仰向けの『大の字』姿勢で、イメージ的にも、手足を拡げて『大の字』で寝る姿勢は、気持ちが良さそうで、リラックスしている感じがします。

これは、仰向けになって、手足を広げて『大の字』になって寝ると、体重が身体の広い面で受け止められるので、身体を支える負担が身体全体に分散して、身体の筋肉が緩み、くつろいだ状態で寝られるからです。

しかも『大の字』姿勢で寝ると、身体の表面が拡がって体熱が広範囲に放熱されるので、身体の深部体温が下がり、身体が自然と休息状態に入って眠り易くなる上に、胸や肺が圧迫されないので呼吸が保たれ、心地良く眠れるメリットがあります。

~ 大の字で寝られる条件 ~

しかし、『大の字』になって、リラックスして気持ちよく寝られるには、“条件”があります

それは、人の身体が、背骨から腰にかけて、なだらかにS字状に湾曲しているので、『大の字』になって寝た時に、下側になった背中と腰にかかる体重を柔らかく受け止めて、分散されるように、背中と腰の筋肉の“柔軟性”が保たれている事が必要です。

背中と腰の筋肉の“柔軟性”や“弾力性”が保たれていると、『大の字』になって寝た時に、背骨から腰にかけてのS字状の起伏が、ひとりでに伸ばされて、まんべんなく背中と腰の筋肉が布団に接触し、身体全体で体重を受け止められるからです。

~ 背中や腰などの筋肉がコワバルと ~

しかし、毎日の仕事や家事で、背中や腰を曲げている時間が多かったり、同じ動作や作業を繰り返したり、同じ姿勢が続いたりすると、背中や腰の筋肉がコワバッテ、夜になっても解消されなくなります。

この状態が、毎日繰り返されて、姿勢を支える背中や腰などの筋肉のコワバリが慢性化すると、それによって、神経が圧迫され続けたり、血行が悪化して神経が刺激され続けたりします。

この為、仰向けになって寝ると、下側のコワバッテいる背中や腰などの“出っ張り部分”に体重がかかって、神経が強く刺激される為に、ズキズキ・ジンジンとした痛みが起き、「痛くて、寝ていられない!」といった状態に悩まされますます。

【 寝る姿勢と痛み 】

~ 仰向け姿勢の痛み ~

このように、背中や腰にコワバリと痛みを感じている時に、仰向けになって寝ると、「首の後ろや背中が、板に張り付けられている感じで痛む」、「背中や腰のコワバリが、痛くなる」、「背中や腰が圧迫されるので、ズキズキと痛む」などが起き、とても寝ていられません。

しかも、背中のコワバリが強まって痛みが増すと、血管が余計に収縮して神経を敏感にさせるので、「ますますズキズキ・ジンジンと痛みが増す」、「寝返りをすると、神経が刺激されてピリッ!と痛みが起きる」なども生じます。

更に、背中の筋肉のコワバリが強まると、胸の筋肉も緊張してコワバッテくるので、呼吸筋が制限されて息苦しさを感じたり、背中や胸の痛みや違和感を我慢してジッと寝ているので、「寝ているのが、疲れる」と辛くなったりします。

~ 横向きや、うつ伏せ姿勢の痛み ~

仰向けで寝ているのが辛くなって、横向きになって寝ても、背中と腰の筋肉のコワバリが強まっている為に、横向き姿勢に不安定性と違和感を生じたり、下側の肩と腰に無意識に力が入ったりします。

しかも、体重が下側になっている肩と腰にかかるので、やはり痛みが起き易くなって、寝ていられなくなります。

この為、うつ伏せになって寝ると、胸が圧迫されて呼吸がしづらくなったり、腰が反らされる違和感や痛みで苦痛になったりするので、寝苦しくなり寝ていられません。

~ 寝る姿勢を変えても ~

この結果、身体にコワバリが生じて痛みを感じていると、いくら寝る姿勢を変えても、ジッと寝ていられません

しかも、ジッと寝ていられないと、精神的に緊張してくるので、余計にリラックスできなくなったり、あるいは、神経質になったりして、ますます眠れなくなります。

特に中高年になると、仕事や家庭の責任が増したり、気がかりな事に悩まされたり、睡眠と深い関わりのあるホルモンの分泌量が減少したりするので、背中や腰のコワバリが強まり、一層、眠りづらくなります。

【 寝返りの制限や、寝違いも 】

~ 寝返りがしづらくなると ~

また、背中や腰の筋肉がコワバッテ、“寝返り”がしづらくなると、グッスリと眠れなくなります

睡眠中は、同じ寝姿が続くので、身体の同じ部分が体重によって圧迫され続けないように、無意識のうちに寝返りを一晩に20回から30回ぐらいして適度に身体をほぐしていますが、背中や腰にコワバリがあると、上半身の回転がしづらくなったり、痛みが起きたりして、寝返りがスムーズに行えなくなるからです。

この結果、寝返りがしづらくなって、身体を適度にほぐす事ができなくなると、十分に睡眠時間をとったつもりでも、血行が悪化する為に睡眠中に痛みが起きたり、眠りが浅くなって目が覚めたり、疲れが身体に残ったりして、睡眠の質が低下する原因になります。

~ 寝違い、眠りが浅く ~

また、眠る時に首の筋肉がコワバッタ状態になっていると、首に筋肉の柔軟性が無くなって“”寝違いを起こしたり、“眠りが浅く”なったりします。

『借金で首が廻らない』と言う言葉があるように、ストレスや不安を感じていると、首の筋肉の中で『胸鎖乳突筋』と呼ばれる太い筋が、緊張してコワバル性質がある為です。

この結果、「精神的なストレス」、「疲労による筋肉の緊張」などが続いて、そのまま“寝込んで”しまうと、気が付かないうちに首の『胸鎖乳突筋』がコワバッテ、寝ている間に首や肩の凝り(寝コリ)が生じたり、“眠りが浅く”なって、寝不足のように身体の柔軟性を回復する働きが落ちたりします。

~ 身体の柔軟性と血行の回復の重要性 ~

このような身体のコワバリを吸収して、快適に眠れるようにする為に、身体にフィットして、寝返りし易い“マットレス”や、抵抗感が無くて寝心地が良い“枕”などが、紹介されています。

しかし、疲労や緊張で、夜になっても身体がコワバッテいると、“マットレス”や“枕”などの寝具を換えてみても、身体の神経が敏感になって熟睡できなくなるので、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』という、江戸時代の狂歌通りにはいきせん。

この為、リラックスした状態で寝られるには、やはり、背中や腰の筋肉の柔軟性を回復させて、悪化している血液やリンパ液の流れを取り戻し、神経を刺激する老廃物を排出して痛みの原因を無くし、そして、身体の筋肉が緩むようにする事が必要です。

【 当院の、安眠の為のマッサージ 】

~ コワバッテいる筋肉をほぐすと ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、リラックスして眠れるように、身体の疲労や緊張を解消させて、体調改善と回復を行っています。

コワバッテいる筋肉をほぐし、滞っている血行を回復させると、疲労や緊張で張り詰めている筋肉の柔軟性が回復し、敏感になっている神経が和らぐので、心身の緊張が解消されて、眠り易くなるからです。

また、全身の血液循環がスムーズになると、眠る時に身体の表面から体熱が放熱し易くなって、身体が緩んだ感じになるので、それによって気持ちが安らいで身体が休息状態になり、眠りにつき易くなります。

~ 身体のコリや痛み ~

特に、身体のコワバリやコリで神経が敏感になって痛みが生じていると、眠りを妨げるので、当院はツボ治療を行って、コリや痛みの解消を行っています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、コリで痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、疲労や緊張によって生じたツボの位置を確認して、ツボ治療を行うと、緊張の解消と敏感になっている神経の興奮が、効果的に鎮まります。

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、マッサージ治療にツボ治療を組み合わせているので、ツボ治療の抵抗感や緊張感がほとんどありません。

また、マッサージ治療とツボ治療の相互作用によって、筋肉の働きや血行が改善されるので、老廃物の排出が進んで神経の興奮が鎮まり、痛みの改善や筋肉のコワバリが解消され易くなります。

特に、「眠りたいのに眠れない」、「グッスリ眠りたいのに眠れない」などで悩んでいる方は、体調を回復させるコンデショニングが必要なので、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消しておくと効果的です。

~ 眠りにつき易いコンディション作り ~

身体の疲労や緊張が続いて身体がコワバッテくると、神経が敏感な状態になり、コワバリ感が増したり、痛みを感じ易くなったりして、夜になってもリラックスできなくなります。

当院は、ツボ治療とマッサージ治療によって、体調や症状に合わせて、日頃の溜まった疲労や緊張を回復させて身体の調子(治る力)を上げ、眠りにつき易いコンディション作りをしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛の予防(薬に頼らない“予兆”の利用)

【(症例)痛み・しびれ 】

片頭痛が起きると、生活に支障をきたすほどの痛みに襲われるので、繰り返す場合には予防する事が大切になりますが、予防薬を利用する場合は、薬を飲むタイミングの問題や、薬の量や回数の制限があるので、頭痛を起きにくくする為に、頭痛の“予兆”を利用した体調管理が勧められます。

“予兆”の利用が勧められるのは、片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、痛みを引き起こす神経回路が活性化してくるので、頭痛の“予兆”が現れたら、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげると、神経回路の活性化を和らげる事ができるからです。

この効果を目的にした『頭痛体操』が紹介されていますが、最近の研究で、首の後ろに、片頭痛を引き起こす神経回路上に“反応点”が出現してくる事が分かってきたので、“予兆”時に“反応点”を確認して、活性化している神経回路を和らげて鎮めると、効果的に片頭痛の予防や緩和ができるようになります。

【 脳の血管の急激な拡張から 】

~ 片頭痛のキッカケ ~

片頭痛は、何かのキッカケで脳の血管が急激に拡張し、それによって脳の血管を取り巻いている中枢神経が、脈を打つたびに圧迫されたり、引っ張られたりするので、強く刺激を受け、これにより、拍動性のガンガン・ズキンズキンする我慢できない頭痛に襲われます

脳の血管が急に拡張するキッカケとして、よく言われるのが、緊張した仕事が続いた後の週末や休日になって、ストレスから解放されて心身がリラックスした時です。

しかし実際は、心身がリラックスした時以外も、人込みや騒音、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、寝過ぎや寝不足などが、片頭痛を起こすキッカケになったり、また女性の場合、生理や更年期でホルモンバランスが崩れた時も、片頭痛が起きたりします。

~ 脳の神経が敏感になって ~

そして、脳の血管が急激に拡張してしまうと、頭の血管が脈打つたびに、血管を取り巻いている脳の中枢神経が圧迫されたり、刺激を受けたりするので、頭の中で、拍動性の「ズキンズキン」、「ガンガン」する強い痛みが、4~72時間、繰り返すようになります。

しかも、強い痛みで脳の神経が敏感化するので、頭の向きを少し変えたり、身体を動かしたりするだけでも、頭の痛みが増します。

更に、拍動性の強い痛みだけでなく、体調が悪化して『強い生理的な不快さ』も強まるので、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、腹痛、などを引き起こし、耐えられなくなって、ジッと寝込んでしまう状態になる事もあります。

~ 片頭痛を繰り返すと ~

また、片頭痛を繰り返すと、片頭痛を引き起こす神経回路が敏感になるので、「肩こりが辛い」と感じたり、体調の悪化を感じたりすると、それに反応して、片頭痛を誘発し易くなります。

しかも、片頭痛を引き起こす神経回路が異常に敏感になってくると、感覚を調整する機能が働かなくなり、通常ならば気にならない光や、音、臭いに、『強い生理的な不快さ』を感じてしまいます。

この結果、「顔に風が当たると、辛い痛みを感じる」、「肌に接触するメガネやイヤリングが不快感を起こす」、「髪を結んでいるのが辛く感じる」、「曇り空になると、それに連れて体調が悪くなる」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などが起きます。

【 片頭痛の予防 】

~ 予防薬 ~

片頭痛が起きると、我慢できない『強い痛み』に襲われて、仕事や生活に支障をきたしてしまうので、繰り返される場合は、予防薬が利用されています。

しかし予防薬は、痛みに敏感になっている脳の神経に作用して、痛みの程度を軽くしたり、片頭痛が起きにくくさせたりする薬なので、少なくても3~6カ月間は、症状が有っても無くても、毎日決まった時間に、予防薬を飲み続ける事が必要です。

また予防薬は、副作用として眠気が起きるので、女性や小柄な人、あるいは、1種類では効かない為に2種類以上の予防薬を服用する人は、服用するのに注意が必要です。

~ 予防薬に頼らない為には ~

この為、なるべく予防薬に頼らないで、片頭痛を防ぐには、日頃から不快な疲労やストレスを溜めないように、体調を保つ自律神経に、大きな負荷がかからないようにする事が重要です

これは、自律神経が、脳の血管を含めて、血管を拡げたり縮めたりする役割をしているので、疲労やストレスが多くなって体調を保つ自律神経に大きな負荷がかかると、自律神経の働きが乱れて血管のコントロールが崩れ、普段の生活のチョットした無理や疲れから、片頭痛が起き易くなるからです。

この為、できるだけ決まった時に寝起きして、食事をきちんと取るなど、規則正しく生活をする事や、休息をとって心身をリラックスさせる、などが必要になります。

~ 天気痛 ~

また、春や秋など季節の変わり目や、梅雨の時期や台風が多くなる時期は、意識的に気分転換を行ったり、計画的に頭を休めたりして、心身を安定的に保つ事も必要です。

「気圧」・「気温」・「湿度」の3つは、心身の不快感を増したり、身体に負荷をかけたりして、頭痛を起き易くさせるからです。

例えば、気圧が変化したり湿度が高くなったりすると、天気の変化が過剰に脳に伝わって血管をコントロールしている自律神経を乱し、脳の太い血管を急激に拡張させて、『天気痛』と言われる頭痛や頭重感が起き易くなるので、このような天候の時には、上手に気持ちをコントロールして、体調を維持する事が必要です。

【 片頭痛の“予兆”と、独特な肩こり感 】

~ 片頭痛のサイン ~

片頭痛への不安や恐れなどで神経が敏感になると、頭痛を引き起こす神経回路が活性化してくるので、頭片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、9割近くの人が、「何となく頭痛が起こりそう」といった “予兆”を感じています。

この為、この頭痛の“予兆”が、頭痛予防を行うサインになります。

首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげると、頭痛予防薬と同じように、神経回路の活性化を鎮めて、頭痛を起きにくくする事ができるからです。

~ 片頭痛の“予兆”例 ~

片頭痛の“予兆”として、次のような症状があります。

・めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
・あくびが多くなる。
・胸が締め付けられる。
・胸がザワザワする感じがする。
・息苦しく感じる。
・冷えを感じる。
・胃の調子が悪くなる。
・便秘や下痢を繰り返す。
・肩こりや、腰痛が強まる。
・身体がダルクなる。
・顔に汗をかく。
・朝、起きた時から疲労感がする。
・気圧が低くなると体調が悪化する。
・周りがやけにまぶしく感じる。

~ 独特な肩こり感 ~

中でも、一般的な肩凝りと違って、「急に肩こりが強まる」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」などの、独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。

これは、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛の前に、首の後ろから肩あたりの神経回路が活性化してくるので、独特な『肩こり感』が起きるからです

実際に、片頭痛患者の75%の人が、片頭痛を起こす前に、急に肩や首の周りの筋肉が緊張気味になり、通常の肩凝りと違った、独特な『肩こり感』を実感しています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、片頭痛の予防や緩和の為に、片頭痛の“予兆”が現れた時に、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張をツボ治療とマッサージ治療で和らげ、首や頭部の神経を鎮める治療を行っています。

これは、昔から東洋医療で、頭痛を和らげるツボとして、首や肩にある「風池(ふうち)」、「天柱(てんちゅう)」、「肩井(けんせい)」などを利用してきましたが、最近の医学の研究でも、首や肩の筋肉に、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が伸びている事から、片頭痛の“反応点”が、首の後ろの髪の生え際に現れる事が分かってきたからです。

しかも、首の後ろの髪の生え際にある“反応点”は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、神経や血管が集まっているツボを利用して“反応点”の周りの筋肉のコワバリを和らげると、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮める作用があるので、片頭痛の発生を抑えたり、緩和させたりする効果があります

~ 頭痛体操 ~

『頭痛体操』も、圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげる事で、頭痛を起きにくくさせる効果があります。

しかし、この効果を発揮するには、頭と首を支えるインナーマッスル(身体の深い位置にある筋肉)を十分にストレッチして、片頭痛の“反応点”近くの筋肉と血行を回復させ、それにより、首や肩の片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めて、自律神経の働きを取り戻せるようにする事がポイントになります。

当院では、“反応点”の箇所がツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、活性化しているツボ(“反応点”)を確認して、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮の抑制などを行い、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮め、自律神経の働きを取り戻すようにしています。

~ 体調回復のマッサージ治療 ~

また片頭痛の予防の為に、当院では、背中のコワバリ解消や、背中の悪化した血行の回復も行っています。

背中の筋肉の柔軟性や弾力性が回復して、血行が改善されると、敏感になっていた神経が和らいで、頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があるからです。

当院の片頭痛の予防治療は、片頭痛“予兆”時の体調や体質に合わせて、身体の調子(治る力)を上げていく治療なので、頭痛予防として受け入れ易く、更に、体調が回復してくる効果もあります。

~ 片頭痛の神経が活性化する前に ~

片頭痛は、頭痛を引き起こす神経回路が活性化する前に、身体の不調や痛みを解消させて、体調と、敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

当院は、片頭痛の“予兆”時に現れる“反応点(ツボ)”を利用して、ツボ治療を加えたマッサージ治療で、首や肩の疲労やストレスを解消させて、体調を整え、心身がリラックスできるように治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張などが原因になって、血行が悪化し、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも、首や肩のコワバッタ筋肉内にシコリができると、ジンジン・ズキズキする不快な痛みによって神経が刺激されるので、チョットした疲労や緊張で『緊張型頭痛』が起き易くなったり、いつまでも続いたりします。

このような頭痛の改善には、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリを調べて解消する事も必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して筋肉内の血流を増幅させると、敏感になっている神経が和らぎ、シコリを縮小させる効果があります。

【 緊張型頭痛 】

~ 肩こり頭痛 ~

首や肩の疲労や緊張で血行が悪化してくると、「重いものが頭に乗っているような痛み」、「後頭部を中心にズキズキする痛み」、「頭がギューッと締めつけられるような痛み」、などが起きます。

これを『緊張型頭痛』と言い、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まると頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言います。

「肩こりは、日本人の国民病」と言われるように、日本人は肩こりに悩まされる人が多いので、肩こりの影響による『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています

~ 症状の特徴 ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が強まった事が原因になっているので、特徴として、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などの“肩こり症状”が現れます。

そして、首や肩の筋肉のコワバリが強まって血行が悪化してくると、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、“頭重感や不調感”に悩まされる状態になります。

更に、血行悪化で後頭部の神経が刺激されると、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」、などの“頭痛症状”が起きます。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、頭から肩にかけての筋肉が緊張して、神経を圧迫したり、血流が悪くなって疲労物質が排出されずに筋肉内に溜まり、神経を刺激したりするからです。

代表例が、デスクワークや車の運転などで、長時間うつむいた姿勢をしていると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まり、血行が悪くなって頭痛が起きるケースです。

これ以外にも、運動不足や加齢で、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、枕がフィットしなかったりすると、首や肩周辺の筋肉が緊張したり神経や血管が圧迫されたりして、『緊張型頭痛』を起こす事があります。

【 精神的なストレスからも 】

~ 血行の悪化と神経の圧迫 ~

また、精神的なストレスも、『緊張型頭痛』の大きな原因になります

精神的な緊張(交感神経)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して神経が圧迫されたり、血管が圧迫されて血行悪化が起きたりして、神経が刺激されるからです。

頭痛が起きなくても、精神的ストレスで、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」などがおきたり、あるいは、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされたりします。

~ 中高年になると ~

この為、中高年になると『緊張型頭痛』や『頭重感』に悩まされる事が多くなります

職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりすると、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、首や肩の筋肉がコワバリ易くなって、『緊張型頭痛』や『頭重感』が起き易くなります。

~ 自律神経のバランスの崩れ ~

また中高年になると、心身を休める副交感神経の働きが弱まりますが、心身を活発にさせる交感神経の働きは変わらないので、中高年になると、『疲れ易さ』と共に『緊張型頭痛』が起き易くなります。

自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)の働きを保つ事なので、交感神経が優位な状態になってくると、身体の血管が収縮して血行が悪くなってくるからです。

しかも自律神経のバランスが崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉が緊張して、余計に『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引いたりします。

【 シコリ解消の重要性 】

~ コワバリが慢性化すると ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が大きく影響しているので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和したり、解消したりする事ができます。

しかし、疲労や緊張が続いて、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化してくると、神経圧迫や血行の悪化が続いて、神経の“異常な興奮”が起きてくるので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります。

この状態になると、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするので、市販薬では、このような異常に敏感になった神経を元に戻す事ができなくなるからです。

~ シコリの発生 ~

更に、首や肩の筋肉のコワバリの慢性化によって、絶えず血行が悪化してくると、コワバッタ首や肩の筋肉の内部に、筋肉が凝り固まった状態の“シコリ”ができます

首や肩の筋肉内に“シコリ”ができると、皮膚の上から触るとコリコリと感じられ、また、硬い“シコリ”によって血行が遮断されるので、絶えずジンジン・ズキズキする不快感が生じるようになります。

この結果、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになって気分の晴れない日が続くようになったりするので、チョットしたキッカケで頭痛が起きる『反復性緊張型頭痛』や、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛』になったりします。

~ ストレッチとマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消に、ストレッチやマッサージが紹介されています。

しかし、首や肩の筋肉にコワバリが慢性化していたり、内部にシコリができていたりすると、一般的なストレッチやマッサージでは、筋肉のコワバリやシコリを解消して、頭痛を無くすのが困難です。

ストレッチやマッサージで、コワバリやシコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事はできても、肝心のコワバリやシコリの部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、それらを伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、敏感になっている神経を和らげ、症状の改善を行っています

これは、ツボ(経穴)が、“神経や血管の集まっている箇所”なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれる性質があり、更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置が、ほぼ一致しているので、的を絞った症状の改善ができます。

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、東洋医療のツボの位置と重なり合っている事を利用して、反応が顕在化しているツボを調べて、体調や体質に合わせて刺激を加え、ツボ周辺の血流回復を行っています。

更に、コワバリやシコリの緊張を緩める為に、位置と状態を確認し、一方向だけでなく、様々な方向に徐々に圧迫しながら引き延ばし、コワバリやシコリの深層部まで、段階的にシッカリと伸ばします。

これらによって、コワバリやシコリの血液やリンパ液の流れを増幅させて、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出していくと、刺激に敏感になっている神経が和らぎ、首や肩のコワバリやシコリが縮小し、後頭部の不快な痛みが解消されるようになります。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張も、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させるので、マッサージ治療で、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善し、肩甲骨の動きを回復させています。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた身体の回復力を取り戻してくるので、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善にもなります。

マッサージ治療で、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などを行うと、「③筋肉の疲労回復」だけでなく、身体の「④神経興奮の抑制」も働き、「⑤痛みを改善させる」効果があるからです。

~ シコリ解消の重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると血行が極度に悪化して、不快感が繰り返すようになり、『反復性緊張型頭痛』や『慢性緊張型頭痛』が起き易くなります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリ付近の血流の増幅と、敏感になっている神経を和らげて、シコリの解消を行い、慢性化している『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、身体を動かす時だけでなく、ジッとしている時も姿勢を保つ働きをしているので、ジッとしている姿勢が長時間に及ぶと、いつの間にか、身体が疲労状態になります。

これにより、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起き、更に、疲労によって痛みを抑える働きが弱ると、痛みが増したり、あるいは、回復力が追い付かなくなると、長引いたりします。

しかも、これら痛みで神経が敏感になると、チョッとした動作でも疲れやダルサを感じたり、「体調不調」や「姿勢の悪化」などが起きたりするので、仕事や生活に支障が出る前に、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張を解消して、身体の調子(治る力)を回復させる事が大切です。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張から ~

首・背中・腰・脚などの内部にある“姿勢を保つ筋肉”は、体幹筋(インナーマッスル)とも言われ、身体を動かす時だけでなく、何気なく立っている時や、座っている時も、身体のバランスを保ちながら、スムーズに動作ができるように働いています。

しかし、毎日の動作や姿勢で“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張が増してくると、血行の悪化や筋肉のコワバリで、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、背スジが伸ばせない」、「身体の調子が悪い」、などが起きます。

それと共に、疲労や緊張で神経が敏感に反応するようになると、痛みが起き易くなったり、痛みが増したりする上に、疲労や緊張で回復力が追い付かなくなり、首・背中・腰・脚などに、「疼くような痛み」や「不快で鈍(にぶ)い痛み」などが強まったり、身体に不調が起きたりします

~ 腰の痛み ~

“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張で、多くの人が経験するのが、腰の鈍痛です。

腰からお尻にかけては、姿勢を保ちながら、いろいろな動作ができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、疲労や緊張などで筋力が弱ってくると、ジッとしていても腰からお尻にかけて「鈍い痛み」や「ダルサ感」が起きたり、動くと「痛みが増す」状態になったりします。

ほとんどの人が、このような腰の痛みを経験しますが、更に、疲労や緊張で腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、分厚い筋肉のコワバリが強まり、筋肉内の血行悪化が解消しづらくなるので、前より痛みが増したり、痛みが慢性化したりします。

~ 首や肩、背中の筋肉 ~

また、首や肩、背中の内部の筋肉も、体幹筋(インナーマッスル)として、姿勢を保つ役割をしているので、毎日の姿勢や動作で、負担がかかり続いたり、弱ったりしてくると、やはり、これら筋肉内から、疼く様な痛みや、不快で鈍(にぶ)い痛みが起きます。

例えば、毎日、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、運動不足や加齢などで筋力が弱ってきたりすると、首や肩、背中の、筋肉内の血行が悪くなってくるので、頭痛、肩こり、背部痛などが起き、「鈍い痛み」、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」などが起きます。

疲労や緊張が原因なので、「そのうち治るだろう…」と思っていると、“姿勢を保つ筋肉”の為に、弱った首や肩、背中の筋肉に疲労や緊張が続いたり、負荷が増したりして、血行悪化と神経が刺激される状態が続き、ますます首や肩、背中の筋肉の痛みが大きくなったり、痛みが慢性化したりします。

【 痛みの特徴 】

~ 重苦しい痛み、捉えどころない痛み ~

疲労や緊張による“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、“重苦しい痛み”や“捉えどころの無い痛み”を感じます

“重苦しい痛み”を感じるのは、“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が疲労や緊張などで血行が悪化すると、酸素や栄養分が欠乏し、疲労物質が排出されずに溜まるので、身体にダメージを引き起こしてしまう事を気付かせる為に、重くギューっと圧迫されたような疼痛(とうつう)が発生する為です。

また、ハッキリと“場所が捉えどころなく”感じるのは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と一緒に動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しなかったり、拡がったりする為です。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に強まったり、繰り返したりします。

これは“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠な上に、毎日の姿勢や動作で、どうしても負荷がかかり続けるので、その負荷のかかり方と体調に合わせて、痛みを感じるからです。

更に、痛みによって、自律神経を構成している交感神経が優位になると、血管が収縮し血流が悪くなるので、身体全体の神経が敏感になり、「痛みが増す」、「疼く痛みが気になる」、「痛みが辛い」などを感じる事もあります。

~ 関連する筋肉への影響 ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、“姿勢を保つ筋肉”と関連する筋肉も、負荷と緊張が強まります。

これによって、関連する筋肉も血行悪化が拡がり、筋肉のコワバリ箇所が増えたり、痛みを感じる範囲が広くなったりします。

この結果、「脚が痛んで長引くと、腰にも影響して調子が悪くなってくる」、「一方の膝をかばっていたら、反対側の膝も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」などが起きてきます。

【 身体の歪みと体調悪化 】

~ 姿勢の悪化から身体の歪みに ~

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また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みによって、“姿勢の悪化”が起きます。

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続くと、「肩が凝って痛む」、「肩甲骨の内側がズキズキする」、「腰にダルサと鈍痛がする」などが起きるので、自然と痛みを避ける姿勢になる為です。

このような姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から“身体の歪み”が生じ、 「左右の肩の高さがアンバランスになる」、「猫背」、「背骨が捻じれている」、「骨盤が傾いている」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」などが起きてきます。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

しかも“姿勢の悪化”や“身体の歪み”は、ズキズキ・ジンジンといった、神経特有の痛みを起こします。

筋肉のコワバリが慢性化して、血行悪化も慢性化してくるので、神経が敏感に反応するようになり、強く痛みを感じるようになったり、チョッとした刺激でも、不快さや痛みとなって現れたりするからです。

しかも、痛みによって交感神経の興奮が起きてくるので、これによって、筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒神経が敏感といった、「痛みの悪循環」も引き起こします。

~ 身体の不調も ~

更に“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって、背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりするので、身体のバランスが崩れ、不調を引き起こします。

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりすると、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりする上に、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されるので、体調を保つ自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になり、更に、肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどを、繰り返すようになります。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の体幹筋(インナーマッスル)の痛みなので、湿布や張り薬を貼ったり、温めたりしても、解消しづらい上に、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりするのも困難です。

しかも、コワバッタ筋肉内に硬いシコリができると、毛細血管の血行が遮断されるので、シコリから絶えず不快な痛みが起き、それによって、周囲の筋肉のコワバリが慢性化して解消しづらくなります。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、敏感になっている神経を緩和するようにしています

~ ツボの特徴 ~

当院が、マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを調べる事で、不調解消の為の治療点が確認できます。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善に効果があります。

~ 気になっている箇所の解消も ~

また、当院では、患者が気になっている箇所を確認して、停滞している血行やリンパの流れの改善と、それらに伴うコワバリ箇所やシコリの箇所を、同時に解消するようにしています。

仕事や家事で、身体が疲労状態になると、痛みを抑える働きが弱ったり、回復力が追い付かなくなったりして、「何となく身体の調子が悪い」といった症状に悩まされるからです。

この為、患者が気になっている痛みや、不快感の解消の為に、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、身体の調子(治る力)を回復させるようにしています。

~ セルフケアによる改善の困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、痛みの箇所を自己診断によって特定したり、セルフケアによって改善したりする事が困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首から肩への、痛みを伴う“シビレ”

【(症例)痛み・しびれ 】

何気なく顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首から肩・肩甲骨にかけて、突然、ピリピリ・ジンジンする痛みとシビレが走って、首や肩が引きつってしまう事があります。

これは、デスクワークや肩こりなどで、首の筋肉のコワバリが強まったり、あるいは、首の筋肉のコワバリで首の骨の神経の通路が狭まったりすると、首の神経が圧迫され易くなるからです。

そのままにしていると、首の筋肉のコワバリが固定化して、頻繁に痛みとシビレが起きたり、首の動きが制限されたりして、生活に支障が出てしまうので、大事に至らないうちに、首の筋肉のコワバリを解消させて、神経が圧迫されないようにする事が大切です。

【 首の筋肉のコワバリ 】

~ 狭い首の神経通路 ~

普段はそれほど気にならなかったのに、見上げた時や、重さのある荷物を肩にかけた時に、いきなり、首から肩や、肩甲骨の内側に、強い痛みとシビレが起きる事があります。

これは、首の関節の隙間を通っている神経の通路が狭いので、首や肩の筋肉が疲労や緊張などで硬くコワバルと、首を傾けた時や、首の筋肉に力が入った時に、首の神経を硬いコワバリが圧迫して、刺激してしまうからです

この結果、チョッと首を傾けただけでも、首から肩に、強いシビレと痛みが起き、首や肩が引きつってしまう状態になります。

~ 肩こり、姿勢の悪化 ~

首から肩への痛みを伴う“シビレ”は、多くが、首の筋肉のコワバリが主な原因になっているので、『肩こりは、日本人の国民病』と言われる日本では、この症状が起き易くなっています。

しかも、首の筋肉は、薄くて小さい筋肉で構成されているので、毎日、デスクワークをしている時間が長かったり、姿勢が悪かったりすると、「肩凝りと共に首に痛みを感じる」、「肩甲骨に重ダルイ痛みがする」、「首から肩甲骨にビリビリ・ジンジンする痛みやシビレがする」などが起きるようになり、そして、首の筋肉のコワバリが慢性化して強まってくると、首から肩への、痛みを伴う“シビレ”が起きます。

特に、うつむいた姿勢で前かがみになっていたり、PC画面を覗き込む為にストレートネックになっていたりすると、頭を支える首の筋肉の負荷が大きくなるので、ますます、痛みと“シビレ”が起き易い状態になります。

~ ストレスや不安から ~

また、ストレスや不安を強く感じると、昔から『借金で首が回らない』と言われるように、首の筋肉の緊張が強まり、首から肩への痛みを伴う“シビレ”が起きる事もあります。

これは、首を曲げたり、首を回したりするのは、首の横の太い『胸鎖乳突筋』と言われる筋肉の働きによるものですが、この筋肉は他の筋肉と違って、ストレスや不安を感じると、コワバッテしまう性質があるからです。

この為、仕事や家庭などで、ストレスや心配事などが強まると、「首の筋肉がコワバッテ、首を曲げづらくなり、回しづらくなる」とか、「喉が圧迫された感じ」などが起き、更に、この状態が続くと、首のコワバリによって、首の神経を圧迫するようになり、首から肩への痛みを伴う“シビレ”を起こすようになります。

【 首の骨の変形によって 】

~ 頚椎症(けいついしょう) ~

また、首から肩への痛みを伴う“しびれ”は、首の骨が変形した事が原因になっている事もあり、これを『頚椎症』と言います。

『頚椎症』が起きるのは、むち打ち症のように、事故による場合もありますが、多くの場合、加齢や首の筋肉のコワバリによって、首の関節が狭くなり、神経を圧迫した為です

例えば、加齢による場合は、加齢で、首の関節面のクッション役をしている椎間板の厚みが失われて関節の隙間が狭くなったり、首の骨の一部に小さな棘(とげ)ができたりするので、それらによって首の神経を刺激して、首から肩への痛みを伴う“しびれ”を起こします。

~ 首のコワバリから頚椎症に ~

また、首の筋肉のコワバリによって『頚椎症』が起きるのは、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強まったりすると、首の関節が引っ張られて“微妙なズレ(頚椎症)”が生じ、首の神経を刺激する状態になるからです。

しかも、加齢や首の筋肉のコワバリによって、首の関節の“微妙なズレ(頚椎症)”が進むので、絶えず痛みを伴う“シビレ”を感じるようになったり、首の筋肉のコワバリで首が動かしづらくなったりします。

また、首の筋肉のコワバリで首の関節が圧迫されると、関節内の軟骨が擦れ合って、すり減ったり、滑らかさが失われて凸凹状態になったり、ズレたりするので、首を動かすと、ゴリゴリ音がしたり、ゴツゴツとした動きになったりもします。

~ 首の柔軟性や弾力性が残されていると ~

しかし、加齢や首の筋肉のコワバリなどで、首の骨の変形(頚椎症)が起きていても、シビレや痛みが現れない事があります。

これは、首の骨に変形が起きていても、神経の通路部分の筋肉の柔軟性や弾力性が、ある程度残っていると、神経の通路の“ゆとり”が維持されるので、首の神経を圧迫したり、刺激したりする事が無いからです。

しかも、首の動きの制限が少なく、首を動かす時の違和感もありません。

【 病院の保存療法と、ストレッチ 】

~ 整形外科の治療 ~

首の骨に変形が生じていても、首の筋肉のコワバリを緩めて、神経が圧迫されない状態にすると、神経が刺激されないので、整形外科の治療は、安全性も考えて、首の筋肉の柔軟性を回復させる『保存療法』が中心です

例えば、『保存療法』として、首の牽引療法や、温熱・レーザー・低周波などで、首の筋肉の柔軟性を回復させたり、あるいは、生活指導で、頭を後方へ反らして首の神経を刺激しないように注意したりします。

しかし、この『保存療法』は、コワバッタ首の筋肉が、回復してくるのを待つ治療になるので、どうしても、長期の頸椎カラーの着用や、数か月以上の治療期間が必要になります。

~ 首のストレッチ ~

この為、首の症状を早く回復させる為に、首の筋肉のストレッチが指導されますが、首の筋肉のストレッチで効果を出すには、“症状への理解”と“繰り返し行う事”が必要です。

“症状への理解”が必要なのは、大雑把でも、首や肩の筋肉の構成と、自分の患部の筋肉の位置が分かっていないと、ストレッチを一生懸命行っても、肝心の治療箇所から“外れて”しまうからです。

また、“繰り返し行う事”が必要になるのは、絶えず首が体重の1割ぐらいの重さの頭を支えながら、頭を動かしたり、頭の位置を維持したりするので、ストレッチを繰り返して行わないと、コワバッタ筋肉の回復効果が現れないからです。

~ 肩や背中の柔軟性回復 ~

更に、「首コリがひどい」とか、「普段から首がコワバッテいて動かない」場合や、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”が、何度も繰り返している」場合には、首のストレッチに加えて、肩や背中の状態も確認して、筋肉の柔軟性回復行う事も必要です。

特に、「肩甲骨の内側や脇の下に痛みがある」、「仰向けで寝ると、背中にシビレ感がする」などがある場合は、背骨の筋肉のコワバリが強まって、首の筋肉に影響を与えています。

あるいは、デスクワークの前かがみ姿勢のように、姿勢の悪化によって、首の筋肉の負荷が大きくなっている事があるので、その場合は、背中全体の筋肉の柔軟性や肩関節の動きをチェックして、背中全体のコワバリ箇所を解消する事も必要です。

【 当院の、首のコワバリとシコリの解消治療 】

~ 首や肩のシコリ ~

首から肩への痛みを伴うシビレが繰り返される場合は、首の筋肉のコワバリだけでなく、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている事が、影響している事もあります。

例えば、首や肩などにシコリができると、硬いシコリによって血行が遮断されるので、神経が異常興奮を起こして、筋肉のコワバリ内にジーンとした不快なシビレを感じる状態になったり、筋肉の緊張を高めて筋肉のコワバリを強め、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”」を引き起こしたりします。

この為、当院では、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の改善の為に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩のコワバリ付近の血流を促し、首の柔軟性や弾力性を回復しています

~ ツボの利用 ~

ツボ治療が、“シコリ”の解消に適しているのは、東洋医療のツボ(経穴)の位置が、筋肉のコワバリやシコリができる箇所と、ほぼ一致して、重なり合っているからです。

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所(患部)を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

当院は、このツボの特徴を利用して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血管内の溜まった老廃物を押し流して神経の興奮を和らげ、コワバッテいる首の柔軟性や弾力性を回復させ、更に、心身のリラックス効果を高めるようにしています。

~ 肩や背中の柔軟性回復も ~

また、身体の疲労や緊張や、姿勢の悪化などによる肩や背中などのコワバリも、首から肩への痛みを伴うシビレを起こす原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療を併用して、肩や背中の筋肉の柔軟性の回復を行っています。

これにより、肩こりや腰痛などの痛みを改善させるだけでなく、「何となく身体の調子が悪い」といった状態も、改善されます。

40代以降になると、首や肩の筋肉のコワバリから体調の悪化が起き易くなっているので、コワバッタ首や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて体調を取り戻す事が、症状の改善と健康管理に重要になります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みには、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔からの実績があるので、効果があるだけでなく、安全で、安心です。

当院は、安全で安心して治療を受けられるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、筋肉の柔軟性回復や、神経や血管の圧迫の緩和と解消、骨の並びの歪みの改善などを行い、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛に

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などにズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで時間に追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉のコワバリが増して、内部に“シコリ”ができると、シコリから発する疼(うず)く痛みで、神経が敏感になり、頭痛、肩こり、腰痛などが起きる上に、疲労や緊張で回復力が低下するので、治りづらくなります。

このような疲労や緊張の慢性化による症状には、神経と血管が集まっているツボを利用すると、ツボを中心とした筋肉内の血流が増幅し、敏感になった神経を和らげる作用があるので、痛みや違和感が減少し、シコリの解消と症状の改善に適しています。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を維持する負担が大きくなってくると、疲労感が強まるだけでなく、身体の回復力が低下するので、「休んでも疲れがとれない」、「何となく身体の調子が悪い」、「ちょっとした事ですぐに疲れる」などが起きます。

しかも、疲労や緊張で血行が悪化すると、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりするので、身体の体調維持ができなくなり、さまざまな症状や不快感を引き起こします。

例えば、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」などに悩まされます。

~ 筋肉内にシコリができると ~

更に、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に硬い“シコリ”ができると、“疲労感”と“不調感”が一層強まったり、いつまでも続いたりします。

硬いシコリによって、毛細血管の血行が遮断されて、排出されずに溜まった老廃物が神経を刺激して、神経が敏感化するので、ちょっとした疲労や緊張でも、神経の異常な興奮が起きるからです

この結果、筋肉内のシコリから、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みや、うっとうしい不快感が続いたり、神経の異常興奮が増すと、疲労感やダルサ感が重くなったりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このような、疲労感や不調感を生じるシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、起き易くなっています。

これらの箇所は、身体を支えながら動作をするので、これが繰り返されると、負担が大きくなって筋肉のコワバリと血行悪化が起き、いつのまにか筋肉内に、筋肉が凝り固まったシコリができてしまうからです。

この結果、首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが生じて、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起きたり、更に、この状態が続くと、慢性の頭痛、肩こり、腰痛となって、悩まされたりします。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】

~ 違和感、痛み ~

また、シコリが首・肩甲骨・腰・股関節などにできると、関節の柔軟な動きが失われて“違和感”や“痛み”が起きます。

例えば“違和感”として、よくあるのが、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」などです。

また“痛み”として、よくあるのが、「首の筋肉が凝った状態になって、首を動かすと痛む」、「デスクワークをしていると、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「立ち上がる時に、腰がズキズキと痛む」などです。

~ 骨の並びを歪ませる ~

しかも、シコリが“骨の並びを歪ませる”原因になる事もあります

背骨や腰にシコリができると、筋肉の異常な収縮によって、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張って、不規則な状態にさせてしまうからです。

この為、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じて“猫背姿勢”が解消しづらくなったり、あるいは、シコリによって血液やリンパ液の流れを遮断して、流れを悪化させるので、「背中がむくんだ感じ」、「背中がダルク、重い」、「腰が重ダルイ」、「腰が辛い」となったりします。

~ ストレッチが難しく ~

このよな『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』ができると、シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、元の柔軟性を戻そうとしても戻りにくくなります。

背中や腰をストレッチして伸ばしても、シコリ以外の筋肉部分は伸びますが、肝心のシコリ箇所は強く凝り固まっているからです。

無理して背中や腰を伸ばそうとすると、シコリからの“拒否反応”で、それ以上伸ばせなかったり、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激してしまうので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不快感を引き起こします。

絶えずシコリから、ズキズキする痛みが起きると、身体に異常や変異が発生した事を知らせる神経の働きで、不快感が引き起こされるからです

例えば、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激するズキズキとした痛みや、後頭部が締め付けられるような不快な痛みや、鬱陶(うっとう)しさに悩まされ、これによって、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」なども起きます。

~ 体調の悪化も ~

しかも、自律神経が、脳から首の中を通って、背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉がコワバッッテ、内部にシコリができると、自律神経を圧迫して体調の不調を引き起こします。

例えば、首・肩甲骨・腰・股関節などの内部にシコリが生じて、痛みや不快感から自律神経の働きを乱すと、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「腰がダルイ」などが生じます。

特に、首や肩のシコリで不快な痛みが続くと、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」などが起きます。

~ 気象病、天気痛 ~

また、疲労や緊張が続いて慢性化すると、自律視神経が不安定になってくる為に、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事も起きます。

疲労や緊張が続いて慢性化して、自律視神経が不安定になってくると、気温、気圧、湿度などの変化によって自律神経の負荷が大きくなるので、天候が悪化すると、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「片頭痛」、「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」などの、心身の不調を引き起こすからです。

この症状は、天気が悪くなると、ストレスを感じて自律神経の負荷が増して、身体に痛みや体調悪化などが起きるので、『気象病』や『天気痛』と言います。

【 当院の、疲労や緊張などの慢性化による症状の回復治療 】

~ 身体の調子(治る力)を上げる ~

このように、疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起きたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを引き起こしたりします。

しかも、回復力が低下して治りづらくなるので、このような疲労や緊張などの慢性化による症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これによって身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院は、このような症状の回復に、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、血行と体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療を行っています。

~ シコリの箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボには神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、反応が強く現れているツボを確認して、そのツボに症状や体調に合わせて刺激を与えると、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが生じ、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されるようになります

しかも、昔から利用されてきた東洋医療をベースにしたマッサージによる治療なので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で受けられます。

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

例えば、治療の最初に、問診と共に、身体の異常箇所をチェックする為に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認しています。

そして、確認したツボを中心に、マッサージにツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されてくるので、次第に神経の過敏状態が和らぎ、痛みや不快感などが緩和して、解消していくようになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療は、確認した患部に、直接、働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行うので、無理が無い上に痛みが少なく、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化に ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、疲労や緊張などが慢性化して、なかなか解消しづらい症状に適しています。

当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消を行い、敏感になっている神経を回復させ、長引く頭痛、肩こり、腰痛などの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突された事故を思い浮かべますが、これ以外にも、身体に衝撃を受けた時に、むち打ち症を起こす事があります。

例えば、自転車の転倒、階段の踏み外し、不意に後ろから押された、尻もち、台からの転落などで、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、首の筋肉や靱帯、そして、神経や血管などを傷めた場合です。

回復には、強い炎症や痛みが和らいだら、首の柔軟性や血行を回復させて、敏感になっている神経を和らげる事が必要になるので、神経や血管が集まったツボを使ったマッサージ治療を利用すると、患部を確認して、無理がないように、首のコワバリと痛みを緩和し、解消させていく特性があります。

【 むち打ち症 】

~ 首の捻挫 ~

むち打ち症は、身体が外部から強い衝撃を受けて、首がむちのようにしなり、それによって、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、内部の神経や靱帯が損傷を受けた状態を言います。

この為、自動車の追突事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、何かのキッカケで転んだり、運動中に転倒したり、脚立や台から落ちたりして、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、むち打ち症を起こす事もあります

むち打ち症は、症状によって、いくつかのタイプに分類されていますが、首を傷めた70%~80%は、首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて引き伸ばされて“捻挫”を起こしているので、多くが、病院で『頚椎捻挫』と診断されています。

~ 首だけでなく、背中も ~

首の筋肉や靭帯が捻挫を起こすと、首の筋肉がダメージを受けて、動作をする事や支える事ができなくなるので、首を動かす事が困難になるだけでなく、首をチョットでも動かそうとすると、炎症箇所の神経が強く刺激されるので、激しい痛みがしたり、ビーンと押さえ付けられたような痛みが起きたりします。

また、背中の筋肉や背骨を支える靱帯も、首と同じように、衝撃を受けた時に、無数の微細な断裂が生じ、炎症を起こしているケースが多くなっています。

この為、首だけでなく背中も、炎症や痛みが生じて、「背中を丸めても伸ばしても痛い」、「顔を下に向けると背中が痛む」、「息をするだけでも肩甲骨の間が痛い」、「背中のコワバリが無くならない」、「楽な姿勢が見つけられない」などが起きます。

~ 腰の捻挫も ~

更に腰の筋肉も、事故で衝撃を受けた時に、急激に伸ばされたり、曲がったりして、『“腰椎”捻挫』を起こしているケースがあります。

特に運動不足や加齢で、普段から腰を支える筋力が低下していたり、血行不良で筋肉が硬くなっていたりすると、腰の筋肉の弾力性や柔軟性が無くなるので、衝撃を受けた時に『腰椎捻挫』が起き易くなります。

事故で衝撃を受けて『腰椎捻挫』を起こすと、『ギックリ腰』と同じように、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「立ったり座ったりすると、強く痛む」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」などが起き、腰は体重のかかる場所なので痛みが長引くようになります。

【 筋緊張による血行悪化で 】

~ 病院での治療 ~

病院で『頚椎捻挫』と判断されると、受傷3〜5日の、痛みが強い急性期の期間は、痛みを和らげる薬や、首の頭を支える負担を少なくして安定させる頸椎カラーの着用が行われます。

そして、急性期が過ぎて痛みのピークが和らいでくると、首の筋肉や靭帯の損傷の回復の為に、固まった首の筋肉をほぐして首の動く範囲を改善したり、温熱・電気療法を行って血行を促したりする治療が始まります。

回復を早める為に、事故後3日~1週間のうちに、早めにリハビリやストレッチなどを行って、ダメージを受けた筋肉の働きを取り戻す治療を行う事もあります。

~ 筋肉が収縮したままになると ~

このような治療で、ほとんどの痛みは、1~3ヵ月経過すると治ってきますが、治療を続けたにもかかわらず、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、増したりする事があります。

これは、首の筋肉や靭帯など“炎症”による痛みが落ち着いてきても、筋肉が硬くギューッと縮んで、血管を伸ばしたり縮んだりする働きができなくなると、血行の悪化状態が続くので、いつまでも不快な痛みが解消されない為です

更に、血行の悪化によって、筋肉内に酸素が供給されづらくなって、不要な老廃物が溜まるので、首や肩の疲労感やダルサに悩まされたり、頭痛や吐き気、雨の日になるとズキズキと頭痛がしたり、身体の働きが低下して重ダルクなったりする事もあります。

~ 痛みの悪循環 ~

しかも、首の筋肉が収縮した状態が続くと、『痛みの悪循環』が起きます。

筋肉が収縮したまま、この状態が長引くと、血行が悪化して痛みが生じ、その痛みによって神経が刺激されて筋肉や血管の緊張が強まり、それによって血行の悪化が続いて痛みが続く、というサイクルが繰り返されるからです。

この状態になると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛みがする」とか、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛みがする」などが起きます。

【 症状が後になってから 】

~ 症状が無かったが ~

また、むち打ち症は、事故後、症状が現れなかったにもかかわらず、しばらくしてから、予想もしていなかったような症状が現れる事があります。

例えば、事故後しばらくしてから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「首から肩に、神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」などが起きたり、あるいは、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が現れたりします。

更に、事故で受けたダメージとは直接関係のないような腕や膝などに、痛みやシビレなどが起きたり、気候の変わり目や天気が悪化してくると、ズキズキと疼(うず)くような痛みが起きたり、今まで無かった身体の不調が起きたりする事もあります。

~ 自律神経の障害 ~

これらは、むち打ちによる衝撃で首の筋肉や血管が不安定になると、自律神経への負荷が大きくなるので、日にちが経つうちに、体調を保つ自律神経の働きに支障が出てきた為です

自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経に大きな負荷がかかったり、自律神経が障害を受けたりすると、検査をしても原因となる病気が見つからないような不調や痛みが現れます。

この結果、疲労や緊張に敏感になって疲れ易くなる、吐き気やめまいなどの体調不良、気持ちの不安定、天気の変化による身体の痛みやコワバリなど、様々な症状が現れるようになります。

~ 首の筋肉の特徴 ~

特に、首の筋肉は、疲労や緊張が続いたり、ストレスが感じたりすると、「借金で首が廻らない」という表現があるように、首を支える筋肉が過度に緊張してコワバッテくる特徴があります。

この為、むち打ちによる『頚椎捻挫』を起こすと、チョッとした疲労や緊張、あるいは、天候の悪化などがキッカケになって、首の筋肉のコワバリが強まって、首の中の自律神経に影響を与え、体調を悪化させ易くなります。

しかし、自律神経の異常についての診断は、画像による診断が難しいので、これらの症状が強く現れても、対応が困難です。

【 当院の、むち打ち症治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復、血行の改善、神経の過敏解消などを行い、むち打ち症の回復治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「関節の可動域を広める」だけでなく、むち打ち症の改善に不可欠な、「筋肉の疲労回復」、「神経の興奮を抑制する」、「痛みを改善させる」、などに効果があるからです。

これらの治療を、当院は、マッサージ治療の国家資格者が行っています。

~ 賠償保険の適用 ~

しかも、現在、車両事故でむち打ち症を発症した場合には、早期改善の為に、賠償保険によるマッサージ治療が認められています。

『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善には、マッサージ治療の効果が認められているので、むち打ち症の回復治療にも広く利用されて、効果を上げているからです

特に、炎症や痛みが強い“急性期”を過ぎた後に、患部の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が重要なので、賠償保険でマッサージ治療が受け易くなると、むち打ち症の早期回復につながります。

~ ツボ治療の利用 ~

また、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加え、むち打ち症の改善を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです。

ツボ反応を利用して筋肉をほぐし、血流を改善していくと、これにより痛みを緩和する効果が期待できるだけでなく、首の中の自律神経の回復にもなるので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの不快症状が改善されてくる効果があります。

~ 身体のコワバリや血行悪化の改善に ~

むち打ち症は、本人しか分からない症状が現れる事があるので、本人の身体に感じる違和感を確認しながら、身体の筋肉のコワバリ箇所を回復させたり、血行の悪化箇所を解消させたりして、体調を整え、首や背中の敏感になっている神経を鎮めるケアが重要になります。

当院は、病院の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安全に安心して、体調の改善を含めて、むち打ち症の改善を行えるようにしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の膝の痛みの回復には、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症は、関節のクッションをしている軟骨が、加齢や過度の負担などで傷ついたりすり減ったりして、痛みが生じる病気ですが、初期や中期頃ならば、リハビリで膝の筋肉バランスや筋力を回復させると、膝の動きが安定化して、痛みが改善され、かなり日常動作ができるようになります。

しかし、リハビリの、ポイントになる筋肉が分からなかったり、効果ある事が実感されなかったり、あるいは中高年になると、姿勢の悪化で膝の負担が大きくなっていたり、加齢や運動不足でリハビリが続かなかったり、身体の不調によって身体が動きづらくなっていたりします。

この為、中高年の変形性膝関節症の改善には、膝周りの筋肉だけでなく、身体全体のバランスを考えて、脚や腰の筋肉の弾力性や柔軟性の回復と血行の改善を行うと、膝の動きの安定化だけでなく、身体の不調解消にも効果があります。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

~ 変形性膝関節症の初期症状 ~

膝関節の軟骨に異常が起きる『変形性膝関節症』の前に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くキッカケとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに感じる、膝のギクシャクとした違和感や痛みがあります。

これは、膝周辺の筋肉が、加齢や運動不足で弱ったり、姿勢の悪化や体重の増加などで負担が増したりすると、これらの動作の時に、膝関節が不安定になったり、膝の筋肉のコワバリと血行の悪化で神経が刺激されたりするからです。

しかし、これらの違和感や痛みが膝に生じても、しばらくすると、血行が良くなって筋肉の働きが活発化し、一時的な痛みで終わる事が多いので、気になっても「年齢や運動不足の影響」にしたり、「チョッとした痛みで、大丈夫だろう」と見過ごしたりして、“変形性膝関節症の初期症状”と気付かない事が多くなっています。

~ 中高年になると ~

しかし、膝の違和感や痛みは、膝の筋力の低下や、膝にかかる負担の増加が原因なので、そのままにしていると、膝のコワバリが進んで、血行が更に悪化し、一時的な痛みで済まなくなり、繰り返すようになります。

これは、膝に、歩いている時には体重の2〜3倍、階段の上り下りをする時には6〜7倍の体重がかかるので、膝の筋力低下や負担増加の状態が続くと、膝の関節の不安定化が大きくなって、膝の神経が敏感になり、痛みが起き易くなったり、繰り返されたりするからです

特に中高年になると、身体を支える脚や腰の筋肉が弱ってきたり、体重の増加や姿勢悪化などで膝の筋肉に負担が増したりするので、膝の筋肉のコワバリと血行悪化が強まって、チョッとした動作でも膝に痛みを感じたり、少し歩いただけでも膝に痛みが起きたりします。

~ 身体からのアラーム ~

このように、身体を動かした時の膝のギクシャクとした痛みや違和感は、本格的な『変形性膝関節症』になる前の、膝の筋肉のコワバリと筋肉内の血行の悪化による痛みなので、身体からのアラームと言えます。

そして、膝周囲の筋肉が、立った時や歩く時に、膝の骨の関節部分をシッカリと支える事が出来なくなってくると、膝関節の上下の軟骨が接触するようになるので、軟骨の表面が傷ついたり、すり減ったりして、本格的な変形性膝関節症に移っていきます。

膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くさせたり、立つ事や歩く事を避けるようになったりしますが、膝を囲む筋肉バランスが悪くなっていたり、膝の筋肉の働きが弱っていたりしているので、次第に本格的な『変形性膝関節症』に進行します。

【 リハビリの目的 】

~ 腰や脚の筋力をつけて ~

変形性膝関節症は『最初から、膝の軟骨に異常(すり減り)は起きていない』ので、本格的な『変形性膝関節症』に進まないようにするには、腰や脚の筋肉の働きを回復させて、膝の動きを安定させる事が大切です

この為、変形性膝関節症の初期や中期は、腰や脚の筋力をつけて膝の動きを安定させる事を目的にして、リハビリで症状の進行の防止や改善(緩和)を行います。

これによって、太ももから膝にかけての筋肉のバランスが回復して、筋力がついてくると、膝の動きが安定して神経が刺激される事が無くなってくるので、膝の痛みが減少し、立位や立ち上がり、歩行、段差昇降、膝立ち、身体をかがめる、などの日常動作ができるようになります。

~ 膝のリハビリに、体力が必要に ~

しかし、リハビリをしていても、ポイントになる筋肉が分からなかったり、うまく効果があるリハビリしているか分からなかったりします。

しかも、中高年なって、実際に膝のリハビリを行うと、思っている以上に、足腰の筋力や体力が必要とされる事に気付かされます。

例えば、太ももや膝周囲の筋力をつけるリハビリとして、仰向けになって膝を伸ばし、脚を3~5秒間挙げる運動をしていても、何度も繰り返して行うには、かなりの腰の筋力や腹筋を使って、脚の動きをコントロールする力が必要になる事や、股関節・お尻・背中なども、かなりの筋力が必要になります。

~ セルフトレーニング ~

更に、変形性膝関節症の改善には、リハビリ効果が現れるまで、セルフトレーニングを毎日繰り返す事が必要です。

リハビリの基本は、痛みや症状に合わせて行うセルフトレーニングなので、「トレーニングを繰り返しても、いつまでも膝の痛みに悩まされる」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じる事が多くなってくると、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思いがちです。

しかし、ヤル気や気力の継続が難しくなって、リハビリの運動回数が減ったり、ほどほどの程度になったり、あるいは継続しても形式的な運動になったりすると、変形性膝関節症の改善にはなりません。

【 中高年になると 】

~ 筋力低下、動きづらさ、姿勢維持筋の低下 ~

また、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カの低下や、姿勢を支える力の低下、体重(体脂肪)の増加による動きづらさなども、あります

この為、膝の症状と体調を考慮しながら、リハビリに慣れる事が必要です。

この結果、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、中高年になると、一般的に、早くても訓練を始めてから、2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われ、リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになります。

~ 体調の不調も ~

しかも、問題になるのが、中高年になると、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「腰が痛む」、「何となく身体の調子が悪い」などの、体調の不調です。

中高年になると、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起き易くなるからです。

この結果、体調の不調があると、リハビリによる膝の機能改善が見込まれていても、継続するのが難しくなります。

~ 仕事や家庭に追われて ~

更に、中高年になると、家事や仕事に追われる事が多いので、リハビリの為に、定期的に繰り返すスケジュール管理が必要です。

また、リハビリをしていても、家事や仕事などが気がかりになっていると、どうしても気を取られがちです。

このような状態になると、『リハビリで大事な事は、続けていく気力とヤル気』と分かっていても、「気が散って、集中できない」となり、しかも、一度中断してしまうと、「モチベーションが下がって続かない」となってしまいます。

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

~ 身体のコンディショニングを加えて ~

変形性膝関節症による膝の痛みに加えて、身体に筋力低下が起きていたり、身体の不調があったりすると、更に膝に負担がかかったり、弱めたりします。

この為、中高年の膝のリハビリには、下半身の状態をチェックして、的を絞って効率的に行うと共に、『身体のコンディショニング』を加えて、身体の調子(治る力)を上げていく事も大切です

当院では、この事から、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています。

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

また当院では、変形性膝関節症の初期は、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階なので、ツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、血行の悪化箇所をチェックして確認し、改善治療を行っています。

これらの箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているからです。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身のコワバリを解消して筋肉内の血行を改善し、動作時の痛みを和らげ、膝の筋肉の働きを回復させています。

~ 身体のコンディショニング ~

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。

この為、当院では『身体のコンディショニング』として、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。

腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

~ 体調の改善も ~

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調も影響しているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、中高年の膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークでの座りっぱなしや、長時間の立ち仕事、ランニングなどで、お尻の筋肉の緊張状態が続くと、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太もも後面に、ジンジンとしびれる痛みが起きる事があります。

お尻は身体を支える働きをしている為に、同じ状況が続くと再発し易くなる上に、坐骨神経を圧迫している筋肉が、お尻の奥にある事と、お尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらいので、坐骨神経への圧迫解消が困難です。

このような、疲労や緊張などの慢性化で生じた筋肉の痛みの解消には、神経や血管が集まっているツボを利用すると、筋肉のコワバリと血行悪化が解消され易くなるので、骨盤周囲の敏感になっているツボを確認してマッサージ治療を行うと、お尻の筋肉の緊張が緩和されて、痛みの解消に効果があります。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れや凝りを感じる事はあっても、お尻に「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、身体が絶えず安定的に、いろいろな動作や姿勢をできるように、お尻に分厚い筋肉が何層も構成されているからです。

この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻の筋肉が我慢強く、頑張りながら、身体を支えているので、お尻に違和感や疲労感が起きてくる事が、ほとんどありません。

~ 坐骨神経への圧迫 ~

それでも、身体を支えるお尻の筋肉の疲労や緊張が続いて、柔軟性が無くなってくると、お尻の筋肉内の血行が悪くなってくる為に、下半身に重ダルサや疲労感が増してくるだけでなく、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きてくる事があります

よくあるケースとして、長時間のデスクワークや長距離運転で座り続けていた場合や、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした場合、長時間の立ち仕事をしていた場合、あるいは、肥満や妊娠で体重が急に増えた場合、などがあります。

これらによって、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、坐骨神経が圧迫される状態になると、座っている時に、お尻の下から「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 梨状筋症候群 ~

それでも最初の頃は、お尻の筋肉のコワバリが、それほど強くないので、お尻の下あたりに、軽い痛みや疼(うず)きを感じる程度で、しばらくすると、痛みが消えます。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を支えるお尻の負担が続いて、お尻の奥の筋肉の緊張が強まり、硬くコワバッテくると、坐骨神経を圧迫して刺激するので、お尻から痛みやシビレが、繰り返して何度も起きたり、次第に強まったりします。

このようなお尻の痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と言われる筋肉のコワバリで、坐骨神経を圧迫して、しびれや痛みを起こすので、病院では診断名を『梨状筋症候群』と言い、普段の生活の中で起き易い痛みなので、『坐骨神経痛』の中で『梨状筋症候群』が9割を占めています。

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉の負担が大きくなって、お尻の奥の筋肉がコワバリ、坐骨神経を圧迫した事が原因なので、毎日、長時間の座位や立位をしている人に起き易くなっています。

しかも、中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化したりすると、身体を支えるお尻の筋肉に負担が増すので、余計に『梨状筋症候群』が起き易くなります。

最近では、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、お尻の下部の筋肉で上半身を支える姿勢が多くなっている為に、若い人でも『梨状筋症候群』が多くなっています。

~ 運動不足の人 ~

また、いつも運動不足の人が、運動不足を解消する為に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、お尻の筋肉が過度に張状し、『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

あるいは、普段では行わない中腰姿勢を続けたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返したりすると、やはり、股関節に大きな負荷がかかるので、お尻に過緊張を起こします。

しかも、運動不足や加齢で、お尻の筋肉が弱っていると、症状の回復が遅くなるので、痛みや違和感が長引きます。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になってくるので、やはり、お尻に痛みが起き易くなります。

あるいは、太っている人や妊娠中の妊婦さんは、動作をするたびに、腰と股関節に絶えず体重がかかるので、急に立ち上がった時や、気温が下がった時などに、痛みが起き易くなります。

しかも、これらの人は、ジッとしていると、身体を支える筋力が落ちるので、ますます『梨状筋症候群』が起き易くなります。

~ 精神的な緊張 ~

また、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、これも『梨状筋症候群』を引き起こします。

身体の血行が悪化するので、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感になってくる上に、血管が収縮して身体の血行が悪化するからです。

この為、PCを使う仕事で緊張が続いたり、人間関係による心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 梨状筋症候群の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろ感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経が圧迫された事が原因になっているので、腰には痛み(腰痛)が起きません

但し、腰の痛みが長引いたり強まったりして、お尻の坐骨神経が刺激されると、痛みを引き起こされる事があります。

また、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉に絶えず体重がかかるので、いつまでもお尻のシビレと痛みが続く特徴もあります。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

しかも『梨状筋症候群』は、お尻の奥の筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診断がつきづらい事があります。

お尻のシビレと痛みを繰り返す状態になっても、レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張と、それによる坐骨神経の圧迫が判断しづらいからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、診断の有力な判断材料になります。

【 当院の、回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす筋肉は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消し、痛みの改善を行っています

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に効果があり、しかも、スポーツやリハビリ治療で利用されているように、骨格を取り巻く筋肉のコワバリ解消にも効果があるからです。

~ ツボ反応の利用 ~

また、当院では『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、持続圧やツボ刺激を加えて治療を行っています。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を確認し易くなるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が増幅し、敏感になっていた坐骨神経が回復してくるので、痛みや違和感が緩和されます。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また『梨状筋症候群』によって、腰や脚の筋肉の緊張が強まるので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に負荷をかける原因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の筋肉の柔軟性回復と、可動域の改善を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が減少してくるので、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、しかも、神経から痛みなので、痛み止めがなかなか効きません。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛の原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどは、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症などで、原因が特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』に悩まされると、腰の筋肉のコワバリとニブイ痛みで動作が制限される上に、腰の神経が敏感になって、チョットした動作で痛みが出やすくなるので、毎日の生活に支障をきたしてしまいます。

この為『腰痛症』には、腰の筋肉のコワバリと悪化している血行を回復させ、更に、敏感になっている腰の神経の緩和も必要なので、血管と神経が集まっているツボを利用して、筋肉内の血行を高めたり、神経を和らげたりすると、改善に効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

腰痛の中でも、映像検査で原因を特定できる、椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、毎日の何気ない姿勢や動作によって生じる『腰痛症』があります。

『腰痛症』は、原因をハッキリ特定できませんが、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などが影響していると考えられています。

痛みの原因をハッキリ特定できない為に、有効な解決方法が見つかりにくくなり“慢性化し易く”なる上に、痛みで神経が敏感になるので、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしたり、その上、姿勢や動作、あるいは体調によって、痛みが強くなったり、続いたりします

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に痛みが続くと、これによって、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を、更に強めます。

この結果、座っていても、寝ていても、腰の奥の方から「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“疼くような神経特有の痛み”に悩まされたり、身体を動かすと、腰の筋肉が骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテいる為に、動きづらさを感じたり、腰の筋肉のコワバリが引き延ばされて痛みが大きくなったりします。

更に、仕事や運動などで無理に身体を動かすような事があると、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりするので、ますます不快な痛みや違和感に悩まされる状態になったり、腰を動かすたびに、響くようなピリッとした痛みに襲われたりします。

~ 精神的なストレスや不安から ~

また、精神的なストレスや不安などで緊張すると、筋肉内の血管が圧迫されて血行が悪化するので、腰の痛みや不快感が強まって、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」、といった状態になります。

このような状態が繰り返されると、イライラした時や、忙しい時、体調が悪い時なども、精神的な緊張から血行が悪化して『(心因性)腰痛症』が起きる事があります。

しかも、心身をリフレッシュする事を期待して運動をすると、身体の血行が良くなってくると、違和感や痛みが緩和されますが、しばらくすると、精神的なストレスや不安などで、再び血行が悪化してくるので、腰の違和感や痛みに悩まされる状態になります。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 身体を支えている為に ~

『腰痛症』が起きた原因として、約8割の人が、毎日の長時間のPCやスマホ、車などの使用で、腰の負荷が強まった為と考えていて、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた為と考えています。

毎日の姿勢や動作による影響と判断しているので、最初の頃は、腰に痛みを感じても、「様子を見よう」とか「たいした事ないだろう…」と思って、そのままにしていますが、仕事や家事で腰の負担が毎日続くにつれて、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」といった状態が、繰り返して起きるようになり、慢性化してきます

これは、腰への負荷や、下半身の疲労や緊張などが続いて、身体の痛みを調整する働きがつかなくなった為ですが、座っている事を多くしたり、腰のストレッチをしたりしても、腰の筋肉は身体を支える役割をしているので、身体を支える負担が、ずうっと腰の筋肉にかかり続けます。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みがあっても、そのままにしていると、だんだんと筋肉の働きや血行が低下して、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、「痛みが痛みを招く」という状態になります。

痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしているうちに、身体の回復力や痛みを抑制する神経が弱まり、痛みを抑える働きが機能しなくなってくるからです。

しかも、痛み止めの為に薬を利用しても、身体の痛みを抑える働きがうまく働かなくなっている為に、なかなか効かなくなります。

~ 自律神経への影響 ~

また、腰の痛みで悩まされると、自然と、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化したり、凝り、張り、ダルサなどの不快感が慢性化したりします。

しかも、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、自律神経の身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が低下して、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まります。

この結果、余計に血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 腰の疲労や緊張 ~

特に、加齢や運動不足などで、筋肉の柔軟性が無くなって、関節の可動域が狭くなってくると、動作のたびに腰の筋肉に負担が増したり、姿勢が悪化したりするので、腰痛リスクが高まります。

しかし、腰の筋肉のコワバリや血行の悪化、そして、それらの影響による腰周辺の不調などは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、異常を確認する事ができません。

また、腰の痛みを和らげる湿布や貼り薬は、痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮める働きが無いので、結果として、腰の痛みを長引かせる事になります。

~ 触診の重要性 ~

このような、腰の筋肉の痛みと、筋肉の状態の確認には、骨盤や腰を触診して、筋肉のコワバリ状態や痛みを確認するのが、実情に合った有効な診断方法になります

特に『腰痛症』の場合は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると、筋肉のコワバリや痛みが現れます。

この為、痛みを感じている腰を、軽く押圧し、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を触診すると、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます

~ 治療にも触診が ~

また、『腰痛症』の診断だけでなく、治療する場合にも、触診して確かめる事が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、触診で、患部の場所や状態が確認できると、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させたり、血流を改善させたりする事ができるからです。

患者も“ズーン”とした圧痛を感じる為に、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と、治療に納得でき、信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適している為です。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防法

【(症例)痛み・しびれ 】

ぎっくり腰のイメージとして、チョッとした動作がキッカケになって、腰の筋肉や靭帯の柔軟性の許容限度を超えてしまい、神経が強烈に刺激されて、激しい痛みに襲われるのをイメージします。

しかし実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯(じんたい)が、疲労や緊張などでコワバッテいたり、弱っていたりしているので、「腰が何となく、イヤ~な感じ」と感じています。

このような状態になると、チョッとした動作で、腰の筋肉や靭帯が耐え切れなくなって、ぎっくり腰を起こしてしまうので、「座っている事が多くて腰がコワバッテいる」、「腰に重ダルサや疲れを感じる」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」などに気付いたら、腰からの警告と考えて、回復させておく事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

~ ぎっくり腰の症状 ~

● 腰の疲労や緊張などで

運悪く、ぎっくり腰を起こすと、いきなり強烈な痛みに襲われて、思わず、しゃがみ込んでしまい、声も出せなくなります。

これは、疲労や緊張などで弱っていた腰の筋肉や靭帯が、何かのキッカケで耐えきれなくなると、“肉離れ”に似た多くの微細な断裂が生じ、神経が激しく刺激される為です

しかも腰の激しい痛みで、反射的に身体の防御反応が働いて、腰の筋肉が急激に収縮し、筋肉の痙攣発作が繰り返される為に、腰が曲がったまま動かす事ができなくなるだけでなく、お腹の中の横隔膜も急激に収縮するので、声が出せなくなります。

● 傷口を増やさないように

ぎっくり腰の直後は、弱っていた腰の筋肉に、無数の微細な断裂や細かな傷ができているので、身体を動かすと、更に傷口を増やしたり、治りかけた傷口を拡げたりして、痛みが強まったり、痛みが治まらなくなったりします。

無理に動くと、腰の神経の異常興奮が激しくなり、腰の筋肉の収縮と痙攣発作が強まって、腰椎のズレを引き起こす事もあります。

この為、ぎっくり腰の直後は、傷口を増やさないように、そして、傷口の自然治癒が増すように、安静を保ち、痛みが治まってくるのを待つ事が大切です。

● 安静状態

安静状態は、例えば、腰の筋肉に、姿勢の負荷や体重がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとり、身体を動かさないようにします。

横向きの姿勢は、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛む側を上にします。

このような姿勢で、とりあえず腰の激痛が引いてくるまで、無理をしないで、ジッと安静にしている事が大切です。

~ 早期回復のために ~

● 身体を動かさないでいると

しかし、腰の強烈な痛みが和らいでも、腰の痛みを恐れて身体を動かさないでいると、腰の筋肉が極度に収縮した状態になっている為に、腰の筋肉の働きと血行が低下した状態が続いてしまいます

この結果、腰の筋肉が収縮したまま伸びなくなったり、痛みを起こす炎症物質の排出が進まなくなって痛みが長引いたり、あるいは、血行悪化が続いて「腰がダルイ」、「腰が重い」などの不快感に悩まされたりします。

この為、腰の強烈な痛みが和らいで、身体を動かせる状態になったら、動ける範囲で少しずつ身体を動かして、腰の血行を取り戻し、腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

● 追いつかない回復力

しかし、ある程度、身体を動かせるようになっても、まだ身体の回復力が追いつかない状態なので、ジッとしていても、「ぎっくり腰の痛みが再発しそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰の神経に響く」という感じがします。

これは、まだ、腰の筋肉内に炎症物質が残っていたり、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の神経が敏感になっていたりするからです。

この為、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、我慢できる程度になった頃に、ぎっくり腰の回復治療を受けると、回復が進んで、痛みが早く治まります

● 当院の、ぎっくり腰の回復治療

ぎっくり腰は、疲労や緊張などの慢性化で生じた腰の痛みなので、症状や体調に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復、③神経の興奮の鎮静、などを行い、体調の改善と腰の痛みの回復を行っています。

施術は、患者の腰の負荷が少なく、そして痛みや違和感が出ないように、腰を曲げて横向きに寝た姿勢で行っているので、安心して、ぎっくり腰の回復治療が受けられます。

 

【 ぎっくり腰の、予兆を利用した予防法 】

~ ぎっくり腰の予兆 ~

● 何となくイヤ~な感じ

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防も行っています

これは、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんど無いからです。

ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉に疲労が積み重なっていたり、同じ姿勢を続けていたり、加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っていたり、などの影響で、「腰に重ダルサや鈍痛を感じる」、「腰が、何となくイヤ~な感じ」といった、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”が生じているからです

● よくある予兆例

①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰回りのダルサや重い感じ

②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え

③腰まわりの衰え  
 歩くと疲れを感じて残る、腰が抜けそうな感じがする、雨の日の腰の鈍痛、朝起きると腰が痛む

● 腰の柔軟性の低下から

これらの違和感や痛みが起きるのは、疲労や緊張などで、腰の筋肉にコワバリが生じて、筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなった為です。

そして『腰の柔軟性の低下』が起きると、筋肉内の血行が悪化してくるので、腰に「重ダルサ」や「鈍痛」などの不快感も生じます。

更に、これらによって、腰の神経が敏感になってくるので、チョッとした動作でも、程度は軽くても、痛みや違和感が起きるようになります。

~ 再発し易い、ぎっくり腰 ~

● 腰に負担が続く為に

しかも、ぎっくり腰は、一度起こすと繰り返す事が多いので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の柔軟性を回復させておく事が必要です

これは、毎日の仕事の姿勢や動作、あるいは、加齢などが原因になって、ぎっくり腰が再発し易いからです。

実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。

● デスクワーク、加齢、運動不足、ストレス

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中や腰のコワバリが続いて、疲労が腰に溜まってくるので、ぎっくり腰が起き易くなります。

また、加齢や運動不足によって筋力が弱まるので、年齢が上がるほど、そして、運動不足が長くなるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。

しかも、心理的なストレスが続くと、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰が起き易くなります。

● 予防の為に

ぎっくり腰の予防対策として、「座り続ける時間を減らして、座る姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉の疲労を軽減する」、「休みを取って、身体を動かす」、などが紹介されています。

しかし、ぎっくり腰の原因は、身体の疲れ、緊張したままジッとした姿勢が続く、運動不足や加齢で腰の筋肉の働きの低下なので、やはり、腰の状態が気になったら、腰の筋肉のケアを行う事が大切です。

特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

~ 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 ~

● ツボの効果

当院は、ぎっくり腰の予防に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰のケアを行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに“痛み”や“硬さ”が現れ、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに症状や体調に合わせた刺激を加えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、ぎっくり腰の予防や緩和効果があります。

● マッサージ治療とツボ治療

例えば、ぎっくり腰の予防治療を、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で行うと、腰のコワバリが、まだ強まっていないので、比較的短時間に、腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。

また、腰のコワバッタ靭帯や筋肉の緊張を和らげて、血行を改善する事で、敏感になっている腰の神経を和らげる効果があります。

これらの改善で、腰の「重ダルサ」や「鈍痛」が無くなってくると、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなるだけでなく、仮にぎっくり腰を起こしても、軽い程度で済みます。

● 筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して治療を行っているので、ぎっくり腰の予防の為に、本人が気付いていない、腰の筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消を行っています。

これにより、筋肉内の隠れた緊張やシコリが無くなると、「腰のダルサ」、「腰が重い」などが無くなり、腰の動きが良くなります。

更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしています。

● 安心感のある治療

ぎっくり腰は、チョッとした動作による急性の腰痛ですが、適切な手当てをせずに、そのままにしていると、疲労や緊張などが積み重なって、ぎっくり腰が再発し易くなったり、慢性的な腰の痛みに悩まされたりします。

当院は、ぎっくり腰の予防や回復治療に、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の症状に合わせて、血流改善や緊張の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。