膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

 

(写真)膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

中高年以降の女性に多く、膝に腫れや痛みが生じる代表的な病気として『変形性膝関節症』があります。

膝関節の軟骨がすり減る事によって、炎症や変形が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、膝周辺の筋力の低下やアンバランスな負荷によって、膝関節の安定性が失われた為です。

症状が進行すると完治が難しくなる病気なので、「膝の違和感」」や「コワバリ」などに気付いたら、脚のコワバリや、膝にかかるアンバランスな負荷を確認して、膝の負荷を解消させる事が、何よりも大切です。

【 膝へのアンバランスな負荷 】(図)膝周りの筋肉への不自然な負荷

膝は、関節の曲げ伸ばしをしながら、体重を支え、姿勢を保持する働きをしているので、膝の関節面に、体重の数倍もの負荷が歩くたびにかかります。
この為、関節面の軟骨が、負荷を和らげるクッションの役割をしていますが、膝の関節が不安定な状態になっていると、それによって軟骨に傷をつけ、軟骨が次第にすり減るようになります。
すり減った軟骨は、再生されないので、歩く、座る、立ち上がるといった日常動作のたびに、膝の骨どうしが直接ぶつかり合う事になり、その結果、膝が腫れて痛んだり、悪化すると、膝を動かす事ができなったりしてしまいます。

 

このように『変形性膝関節症』は、膝の軟骨に傷がつき、すり減った事が原因ですが、これを引き起こしているのが、ほとんど100%近く、膝へのアンバランスな負荷や、足腰の筋力低下です。
例えば、加齢や運動不足で腰や股関節の筋肉が弱って膝に負荷が増したり、肥満などで増加した体重が膝にかかったり、仕事で歩く事が多くなって膝の負荷が増したり、などです。
この為、いきなり『変形性膝関節症』になって膝が痛くなる事は無く、その前に、膝周りの筋肉に不自然な負荷がかかって、「違和感」や「コワバリ」を膝周辺に感じているのが一般的です

 

この膝の「違和感」や「コワバリ」で、よくあるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時に、膝の内側の“スジ”に感じる、「違和感」や「コワバリ」です。
これは、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が、しっかりと使えなくなっていると、これによって、膝周りの筋肉に、不自然な負荷がかかってしまう為です。
特に、膝の曲げ伸ばしをした時や、立ったり歩いたりした時などに、膝の筋肉に負荷が増すので、膝の内側の“スジ”あたりに、「関節がコワバル」、「突っ張る」、「何となく動かしにくい」といった、違和感が起きるようになります。

【 膝のチェック 】(図)膝のチェック

それでも、若い頃は、足腰に筋力があるので、多少の疲労や緊張が続いても、股関節・膝・足関節などの脚の並びは保たれていますが、中高年以降になったり、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、その負荷に耐えようとして、だんだんと“脚のゆがみ”が起きてしまいます。
日本人女性の場合、もともと8~9割がO脚気味なので、この“脚のゆがみ”が起きてくると、膝の内側に負荷がかかり易くなり、膝の内側に「違和感」」や「コワバリ」を感じるようになります。
この段階では、まだ『変形性膝関節症』には至っていないので、早めに足腰のコワバリや筋肉の不均衡をチェックして、回復させ、『変形性膝関節症』を予防する事が大切です

 

膝裏のコワバリの簡単なチェック法として、次のようなものがあります。
例えば、脚を延ばして、膝を床に付けようとしても、「膝の後ろが伸び切らない」状態になっていると、膝裏にコワバリが強まっている証拠です。
同じ姿勢で、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝のコワバリが強まって、膝裏が2cm以上床から浮いている状態になります。

 

また、膝裏にコワバリが生じると、特徴的な違和感が起きます。
例えば、「膝の後ろに突っ張りを感じる」、「正座すると膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると辛くなる」、などです。
これは、膝裏の筋肉のコワバリが、強まったり、厚みを増したり、神経を刺激するようになったり、するからです。

【 そのままにしていると 】(図)階段昇降時の痛み

症状が初期ならば、腰から下の下半身の筋力のバランスを回復させれば、それ程時間がかからずに、「膝の違和感」」や「コワバリ」が解消されます
しかし、筋肉のコワバリが慢性化したり、血行悪化が続いたりして、神経を刺激するようになると、チョットした動きでも、痛みを感じ易くなります。
この状態になると、初期の「膝の違和感」」や「コワバリ」と違って、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「階段の昇り降りで膝の内側が痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、などが起きてきます。

 

更に、気にはなっても、その状態を続けてしまうと、次第に、膝の違和感や痛みが増します。
膝の血管の弾力性が失われて、血液が流れづらくなるので、老廃物が溜まって神経を刺激したり、炎症によって痛みを発生させて、安静にしていても、膝裏に、熱っぽい腫れ感やツッパリを感じるようになるからです。
また、膝の関節が動かしづらいので、腰や股関節の負荷が多くなって痛みが生じたり、下半身の血行が悪化するので、身体全体の疲労感やダルサなど、身体の不調につながったりするからです。

 

それでも、症状の初期ならば、痛みは動作時のみで、痛みは長続きせず、しばらく休むと痛みがなくなるのがほとんどです。
しかし、“階段昇降時の痛み”が繰り返されるようになったら、膝の軟骨に異常が出始めているサインです。
“階段昇降時の痛み”は、初期の『変形性膝関節症』を特定する『特異的な痛み』になっていて、レントゲン検査より有力な判断材料になっているからです。

【 当院の、膝の治療 】(写真)当院の、膝の治療

膝を動かした時に、「膝の違和感」」や「コワバリ」などに気付いたら、『変形性膝関節症』を防ぐ為に、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和、を図る事が大切です
当院は、マッサージ治療に、東洋医療をベースにしたツボ治療を加え、『変形性膝関節症』の予防や、症状の緩和を行っています。
これは、もともと東洋医療が、筋肉・血行・関節などの機能促進回復や、そして、身体のバランスを整える事を得意としているので、『変形性膝関節症』』の予防や症状の緩和に、有効な治療法になっているからです。

 

特に膝は、足と股関節の間の関節なので、下半身全体のバランスの崩れを回復させる事が必要です。
例えば、膝周りの筋肉の不自然な負荷を解消させる為に、腰を含めた下半身のツボ反応を確認して、治療点として利用すると、筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなり、下半身のバランスが整い易くなります。
更に、マッサージ治療で、下半身全体の柔軟性を回復させる治療を行い、膝の負荷を減らすと、痛みを減らして、膝関節の動ける範囲(可動域)を拡げる効果があります。

 

また、当院は『変形性膝関節症』の症状改善に、血液やリンパ液の流れを促進させて、腫れを減少させる治療も行っています。
血液やリンパ液の流れが悪くなっていると、腫れの原因になるだけでなく、老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。
これらの流れを促進して、老廃物が流れるようにすると、過敏になっている神経を回復させて、痛みを減少させるだけでなく、必要な酸素や栄養が流入してくるので、筋肉の回復効果になります。

 

膝に力をかけた時に“膝の違和感”が気になったら、変形性膝関節症を防ぐ為にも、マッサージ治療をお試しください。
当院は、マッサージ治療で、脚の筋肉のこわばりの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、膝の痛みの解消を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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