脚の重ダルサに、女性の約80%が悩まされますが、「たいしたこと、無いだろう…」とか、「そのうち、治るだろう…」と思っているうちに、脚がむくんできたり、太ももの後ろやふくらはぎに違和感や痺れが起きたりして、酷くなると、こむら返りやむずむず感も起きてくる事があります。
脚に重ダルサが起きるのは、脚の疲労や血行の悪化などが強まって、「これ以上は無理!」というアラームサインなので、そのままにしないで、脚や腰の状態をチェックして、ダルサや疲労感の原因を無くす事が大切です。
多くの場合、「立ったままや、座ったままの姿勢が多い」、「脚の筋肉の働きの低下」、「脚の冷え」などで、下半身の疲労やコワバリが慢性化した事が原因になっているので、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、それらを解消させ、身体の回復力を取り戻す事が大切です。
【 脚のダルサと、腰や脚の運動能力の低下 】
毎日、椅子に座ってずうっと仕事をしていると、慣れているはずでも、「脚がダルクなって、重くなる」とか、「脚が重ダルクなって、動くのがオックウ」と感じてくる事があります。
ジッとしている事が多くなると、脚の筋肉の働きが低下してくるので、下半身に溜まった血液を心臓へ押し上げる『筋ポンプ』も低下して血行が停滞し、血中に溜まった“老廃物”や“疲労物質”が、「ダルサ感」や「疲労感」を生じさせるからです。
しかも、仕事やプライベートなどでストレスや心配事があると、精神的な緊張で、余計に血行が悪化するので、ますます腰から下の脚のダルサが増し、腰から下のグッタリ感が増すようになります。
この状態が繰り返されて、いつも脚の重ダルサを感じると、更に、腰のダルサを強く感じたり、夜になっても脚の不快感が続くので、「眠れない」という状態になったりします。
また、「ダルサ感」や「疲労感」だけでなく、脚に溜まった老廃物や疲労物質によって下半身の“運動能力を低下”させるので、腰の筋肉も動きづらくなるります。
下半身を「脚・腰」と言うように、脚の筋肉や血管が腰に接続し、脚と腰が一体となって働いているので、脚に溜まった老廃物や疲労物質が、腰に影響を与えるからです。
脚や腰の運動能力の低下で、自覚されるのが、階段を上がる時に「脚が重くて、ツライ…」と感じる事と、少し歩いただけでも「下半身が疲れる…」と感じる事です。
これ以外にも、下半身の運動能力の低下から、チョット歩くと、太ももやふくらはぎの筋肉が“突っ張った感じ”がしてきたり、座っていると、ふくらはぎや太ももの筋肉が耐えられなくなって、ジーンとした違和感がしてきたりします。
また、足首や膝の動きがニブクなるので、歩いている時に、足先が上がらなくなったり、引きずるような歩き方になったりするので、躓(つまづ)きそうになったり、足先をぶつける事が多くなったりします。
【 むくみ、こむら返り、むずむず脚症候群 】
また、脚にダルサが起きてくると、脚の筋肉の働きや血行が悪化した状態になっているので、脚のダルサや疲労感だけでなく、いろいろな気になる身体の異常が起きてきます。
最初に気付くのが、脚の『むくみ』です。
脚が心臓から遠い位置にある事と、脚の筋肉の働きの低下で、脚の血液の流れが悪化してくると、血管内の血液の圧力が高くなって、血液中の水分(組織間液)が血管外に外へ押し出され、皮膚や皮膚の下に水分が溜まって、『むくみ』となるからですくるからです。
また、脚の血行悪化によって、溜まった老廃物や疲労物質が神経を刺激して、敏感な状態にさせるので、休んでいる時や寝ている時に『こむら返り』が起き易くなります。
休んでいる時や寝ている時は、筋肉のコントロール力が低下した状態になっているので、何かのキッカケで、敏感になっている神経が刺激されると、すぐに反応して、いきなり筋肉が収縮してしまうからです。
しかも、中年以降になって『昼間の長時間の同じ姿勢』『運動不足』『睡眠不足』『ストレス』『冷え』などで、夜になっても、身体の緊張が解消されづらくなっていると、神経が“圧迫刺激され易く”なるので、『こむら返り』が起き易くなります。
同じような理由から、ずうっと座っていたり、夜になって横になったりすると、『むずむず脚症候群』に似たような、「脚がむずむずする」、「脚がジンジンとしてくる」、「脚がほてる」、「痒(かゆ)いような痛み」などの、強い不快感が現れ易くなります。
この為、寝つきが悪くなったり、やっと眠りについても、脚を動かして寝返りを打ったりする事が多くなるので、「なかなか寝つけない」、「夜中に何度も目が覚める」などが起きます。
これらは、就寝前にストレッチやマッサージなどで、脚や腰の筋肉をほぐすと、血行が良くなって、不快感が軽くなったり、消えたりするとされています。
【 治療ポイントの、足三里のツボ 】
昔は、農作業や歩いて疲れた時に、脚の筋肉の柔軟性回復や血行改善をする為に、向こうずねの筋肉(前脛骨筋)にある、足三里のツボが、“治療ポイント”として、よく利用されていました。
脚の筋肉の伸縮運動を促して、血行を回復させるので、足三里のツボを、“健脚のツボ”とも、言われました。
俳人の『松尾芭蕉』も、奥羽・北陸を経て、美濃・大垣に至る約2,400キロを踏破する道中で、足三里に灸をして、旅の疲れを癒したと言われています。
これは、足三里のツボが、膝下の筋肉の伸縮運動の中心的役割(モーターポイント)を果たしているので、足三里のツボを刺激すると、「ツボ付近の筋肉の働きが強まって血行の回復や促進の働きをする」、と言われています。
実際、試してみると、足三里のツボを刺激する事で、『脚の動脈は拡がらないが、刺激すると、血液の循環が良くなり、痛みが少なくなる』と、確認されています。
この影響から、脚が疲れている時に足三里のツボを刺激すると、血液の循環が良くなって、「ジワーッ」と流れ出す感じがします。
また、足三里のツボを刺激して、下半身の血行が改善されてくると、身体に感じる疲れやダルサの解消にもなります。
脚の筋肉の働きが活発になって、血管の伸縮運動が回復してくると、下半身に滞っていた静脈血やリンパ液が心臓方向に押し上げられ、流れが回復してくる為です。
しかも、立っていたり座っていたりすると、重力の影響により、全血液量の70%が下半身に集まるので、足三里のツボ刺激を利用して下半身の血行を改善すると、全身の血行が促進され、身体のリフレッシュ効果になります。
【 当院の、脚のダルサや疲れの解消治療 】
当院は、脚のダルサや疲れの解消に、ツボ治療と東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制などを行い、脚の「ダルサ」や「疲労感」の改善を行っています。
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、このツボを利用する事で、脚の筋肉の柔軟性や血行を早く回復させ、脚の不快症状を改善する事ができます。
更に、当院では、脚のダルサや疲れの解消の為に、腰とお尻の筋肉のチェックを行い、治療を行っています。
身体を支えている腰とお尻の筋肉の柔軟性が無くなると、重心のバランスが悪くなって、脚に負担が強まり、脚のダルサや疲れの原因になるからです。
この為、下半身の、腰・お尻・脚の、それぞれの筋肉がシッカリと働けるように、それぞれの筋肉や血流状態を確認して、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所の、マッサージ治療を行っています。
中でも、股関節とお尻付近は、体重がかかって酷使されるだけでなく、腰から重要な血行や神経が通っているので、重点的にチェックをして、回復治療を行っています。
股関節や、お尻の奥の筋肉がコワバルと、それにより、血流が悪くなり、神経が圧迫されるので、脚に影響が及んで、疲労が回復しづらくなるからです。
この為、疲労や緊張でコワバッテいる股関節とお尻付近をほぐして、神経や血管の圧迫を解消させると、脚の、「ダルイ」、「重い」、「こむら返りがする」、「むずむず感がする」、などの症状改善が早められます。
「脚がダルク、重い」と感じるのは、脚からのアラームサインなので、この状態を繰り返したり長引かせたりしていると、脚を動かす事が億劫に感じてくるだけでなく、脚にさまざまな不調が起き、毎日の生活に支障をきたすようになります。
当院は、脚の慢性化した疲労や緊張の解消を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、圧痛点や硬結箇所を調べ、それらの解消と血流の改善を行い、脚の痛みや不快感の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する疲労やダルサなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。