疲労や だるさ

座っているだけで、脚が、重だるい、こむら返り、むずむず感

【(症例)痛み・しびれ  】

脚の重ダルサに、女性の約80%が悩まされていますが、「たいしたこと、無いだろう…」とか、「そのうち、治るだろう…」と思っていると、脚のむくみに悩まされたり、太ももの後ろやふくらはぎに不快なシビレ感が起きたり、更に、こむら返りやむずむず感が起きたりする事があります。

脚に重ダルサを感じるのは、脚の疲労や血行悪化などが強まって、身体から「これ以上は無理!」というアラームサインなので、そのままにしないで、脚や腰の状態をチェックして、ダルサや疲労感の原因を無くす事が大切です。

多くが、「立ったままや、座ったままの姿勢が多い」、「脚の筋肉の働きの低下」、「脚の冷え」などで、下半身の疲労や筋肉のコワバリなどの慢性化が大きな原因になっているので、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、それらを解消させ、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 脚のダルサと、腰や脚の運動能力の低下 】

~ 脚のダルサ ~

毎日、デスクワークなどで、ずうっと椅子に座って仕事をしていると、慣れているつもりでも、「脚がダルクなって、重くなる」とか、「脚が重ダルクなって、動くのがオックウ」と、感じてくる事があります。

これらを感じるのは、身体を動かない事が多くなって、脚の筋肉の働きが低下してくると、下半身に溜まった血液を心臓へ押し上げる『筋ポンプ』の働きが低下してくるので、脚の血行が不活発化し、血中に溜まった“老廃物”や“疲労物質”が神経を刺激して、「ダルサ感」や「疲労感」を生じさせるからです

しかも、仕事やプライベートなどでストレスや心配事があると、精神的な緊張から、余計に血行が悪化するので、ますます腰から下の脚のダルサが増して、腰から下の疲労感やグッタリした感覚が増すようになります。

~ 腰と脚の一体 ~

また、この状態が繰り返されて、いつも脚に重ダルサを感じる状態になると、腰も、ダルサを強く感じるようになったり、腰の動きが悪くなって、身体が動かしづらくなったりします。

これは、下半身を「脚・腰」と言うように、脚と腰がつながっている上に、一体となって働くので、脚に老廃物や疲労物質が溜まると、腰の感覚や動作に影響を与えるからです。

この結果、脚に溜まった老廃物や疲労物質によって、腰も重ダルサや疲労感が強まったり、下半身の“運動能力を低下”させたりするので、夜になっても脚や腰のダルサ感が続くと、「眠れない」という状態にもなります。

~ 脚や腰の運動能力の低下から ~

下半身の運動能力が低下してくると、気付かされるのが、階段を上がる時に「脚が重くて、ツライ…」と感じる事や、少し歩いただけでも「下半身が疲れる…」と感じてくる事です。

これ以外にも、下半身の運動能力の低下によって、チョット歩くと、太ももやふくらはぎの筋肉が“突っ張った感じ”がしてきたり、座っていると、ふくらはぎや太ももの筋肉が耐えられなくなって、ジーンとした違和感がしてきたりします。

更に、下半身の運動能力の低下によって、歩いている時に、足先が上がらなくなって、足先を引きずったような歩き方になるので、躓(つまづ)きそうになったり、足先をぶつける事が多くなったりします。

【 むくみ、こむら返り、むずむず脚症候群 】

~ むくみの発生 ~

また、脚にダルサを感じてくると、脚の筋肉の働きや血行が低下した状態になっているので、脚に、いろいろな気になる症状が起きてきます。

最初に気付くのが、脚の『むくみ』で、「夕方近くなると、ふくらはぎがむくんでパンパンになる」、「むくみで靴がきつくなる」、「脚の疲れがとれない…」、などに気付かされます。

これは、脚の筋肉の働きや血行が低下して血管内の血液が多くなると、血管内の血液の圧力が高くなって、血管外に、血液中の水分(組織間液)が外へ押し出されるので、この結果、皮膚や皮膚の下に水分が溜まり、『むくみ』が生じる為です。

~ こむら返りの発生 ~

また、脚の血行悪化によって、溜まった老廃物や疲労物質が神経を刺激すると、神経が敏感になってくるので、休んでいる時や寝ている時などに、突然『こむら返り』が起き易くなります。

休んでいる時や寝ている時は、筋肉のコントロール力が低下するので、このような時に、何かのキッカケで、敏感になっている神経が刺激されると、神経がすぐに反応して、いきなり筋肉が収縮してしまうからです。

しかも、中年以降になって『昼間の長時間の同じ姿勢』『運動不足』『睡眠不足』『ストレス』『冷え』などで、夜になっても、身体の緊張が解消されづらくなると、コワバッタ筋肉によって、神経が“圧迫刺激され易く”なるので、『こむら返り』が起き易くなります。

~ むずむず脚症候群のような不快感 ~

同じような理由から、日中、ずうっと座って仕事をしていたり、立ち仕事が多かったりすると、「ジッとしていると、脚がムズムズする」、「夜になって横になると、脚がジンジンとした感じがする」、「脚がほてった感じ」、「痒(かゆ)いような痛み」などの、『むずむず脚症候群』に似た不快感が現れます。

これは、脚の血行悪化によって、溜まった老廃物や疲労物質が、脚の神経を刺激する為と言われています。

この為、脚を動かして脚の血行が良くなると、この異常感覚はすぐに消えますが、ジッとしていると再び異常感覚が現れるようになり、夕方から夜間にかけて脚の血行が停滞してくると、この症状が現れ易くなります。

【 治療ポイントの、足三里のツボ 】

~ 足三里のツボ ~

昔は、農作業や歩いて、脚・腰が疲れた時に、脚の筋肉の柔軟性回復や血行改善をする為に、向こうずねの筋肉(前脛骨筋)の、足三里のツボを“治療ポイント”として利用しました。

足三里のツボは、脚の筋肉の伸縮する働きを改善し、脚・腰の血行を回復させるので、“健脚のツボ”とも言われました。

実際に、俳人の『松尾芭蕉』も、奥羽・北陸を経て、美濃・大垣に至る約2,400キロを踏破する道中で、“健脚のツボ”の足三里に灸をして、旅の疲れを癒したと言われています。

~ 現代医学的に解き明かすと ~

これを現代医学的に解き明かすと、足三里のツボが、膝下の筋肉の伸縮運動の中心的役割(モーターポイント)を果たしているので、足三里のツボを刺激すると、「ツボ付近の筋肉の働きが強まって、血行の回復や血行を促進させる働きをする」、と言われています

つまり、三里のツボを刺激すると、『脚の動脈は拡がりませんが、血液の循環を改善させる働きが生じるので、脚の疲労や痛みを減少させる効果がある』為です。

実際に、脚が疲れている時に足三里のツボを刺激すると、血液の流れが良くなって、「ジワーッ」と流れ出す感じがするだけでなく、膝から下が軽くなったような感じがします。

~ 疲れやダルサの解消に ~

また、足三里のツボを刺激して、下半身の血行が改善されると、身体に感じる疲れやダルサの解消にもなります。

脚の筋肉の働きが活発になって、血管の伸縮運動が回復してくると、下半身に滞っていた静脈血やリンパ液が心臓方向に押し上げられ、身体全体の血液の流れが回復してくる為です。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の70%が集まるので、足三里のツボ刺激を利用して、下半身に集まっている血行が改善されると、全身の血行も良くなって、身体のリフレッシュ効果になります。

【 当院の、脚のダルサや疲れの解消治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療 ~

当院は、脚の「ダルサ」や「疲労感」の改善の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復などを行い、これによって、③神経の興奮の抑制、を行っています

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

これにより、マッサージ治療とツボ治療を組み合わせる事で、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認し、脚の筋肉の柔軟性や血行を効果的に回復させて、脚の不快症状の改善を早める事ができます。

~ 腰とお尻の筋肉のチェック ~

更に、当院では、脚のダルサや疲れの解消の為に、腰とお尻の筋肉のチェックを行って、治療を行っています。

身体を支えている腰とお尻の筋肉の柔軟性が無くなると、重心のバランスが悪くなって、脚に負担が強まり、脚のダルサや疲れの原因になるからです。

この為、下半身の、腰・お尻・脚の筋肉がシッカリと働けるように、それぞれの筋肉や血流状態を確認して、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所のマッサージ治療を行っています。

~ 重要な血行や神経の通路 ~

中でも、股関節とお尻付近は、体重がかかって酷使されるだけでなく、腰から重要な血行や神経が通っているので、重点的にチェックして、回復治療を行っています。

股関節や、お尻の奥の筋肉がコワバルと、それにより、血流が悪くなり、神経が圧迫されるので、脚に影響が及んで、疲労が回復しづらくなるからです。

この為、疲労や緊張でコワバッテいる股関節とお尻付近をほぐして、神経や血管の圧迫を解消させると、脚の、「ダルイ」、「重い」、「こむら返りがする」、「むずむず感がする」、などの症状改善が早められます。

~ 脚からのアラームサイン ~

「脚がダルク、重い」と感じるのは、脚からのアラームサインなので、この状態を繰り返したり長引かせたりしていると、脚を動かす事が億劫に感じてくるだけでなく、脚にさまざまな不調が起き、毎日の生活に支障をきたすようになります。

当院は、脚の慢性化した疲労や緊張の解消を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、圧痛点や硬結箇所を調べ、それらの解消と血流の改善を行い、脚の痛みや不快感の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やダルサなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

頭(脳)の疲労( 飽きる、眠くなる、疲れる )が、現れたら

【(症例)疲労や だるさ 】

仕事やストレスなどで頭が疲れてくると、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの“頭の疲労サイン”が現れますが、それでも無理して続けていると、身体にいろいろな不調が起き始め、休みを取ったり栄養を摂ったりしても、なかなか体調が回復しなくなる事もあります。

これは、心臓や胃腸の動きや、体温、血圧、発汗などの調節を、脳内の自律神経が行っているので、仕事やストレスなどで脳の働きがオーバーワークになると、身体の疲労や不調を解消させる自律神経の働きが追い付かなくなってくるからです。

この為“頭の疲労サイン”が現れたら、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われているので、コワバッタ首を解消して、悪化している血行を改善すると、疲労した脳を回復させ、身体の疲労や不調が解消してくる効果があります。

【 頭の疲労サイン 】

~ 頭の疲労サイン ~

仕事や、会社の人間関係、家庭の事などで、悩まされる事が多くなって、頭が疲れてくると、「頭がボンヤリしてくる」、「考えがまとまらない」、「頭の中がモヤモヤする」、「人の話についていけなくなる」、などが起きてきます。

頭が疲労してくると、脳の処理能力が低下し、脳内の情報伝達や整理整頓がキチンとできなくなってくるので、理解力や判断力が弱まってくるからです

しかし、急に脳の働きがニブッテしまい、理解力や判断力が弱まるのではなく、頭が疲れてくると、それに合わせて、「そろそろ、休みたい…」という“頭の疲労サイン”が現れます。

~ 飽きる、眠くなる、疲れる ~

この脳の疲労サインで、始めに現れるのが『飽きる』という状態で、「もう、これ以上続けたくない!」、「面倒くさい」、「イヤになる」など、気力が無くなったり、途中で中止したくなったりします。

それでも、何とかガンバって続けていると、『眠くなる』が現れ、「頭がボーっとする」、「ウツラウツラとしてしまう」、「あくびが出る」などが起き、眠気で脳の活動低下が起きてきます。

それでもなお、ガンバリ続けると、『疲れる』が現れ、「頭がズンと重くなる」、「目がショボショボする」、「何もする気が起きない」などが起き、「疲れて、これ以上続けるのが無理」となり、半ば強制的に休まざるをえない状態に陥ります。

~ 身体に不調も ~

このような“頭の疲労サイン”が現れる状態になっても、無理して、毎日、働き続けていると、いろいろな不調が身体に起きてきます。

「いつも、身体がダルイ」、「頭がボーッとして、物事の判断がつきにくい」、「能率が悪くなった」、「朝になっても寝入ったまま、起きられない」、「些細な事で、感情が不安定になる」、「イライラしてくる」、などです。

これは、脳の疲れが大きくなると、自律神経の働きが低下してくる為に、心や身体の安定を保つ事ができなくなり、脳から、「これ以上、身体を酷使しないでくれ!」と、心身の異常を訴えるアラームサインが現れてくる為です。

【 脳と首の関係 】

~ 頭の付け根、肩、肩甲骨などの凝りや痛み ~

仕事やストレスなどで頭が疲れてくると、後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨、などに、“凝り”や“痛み”が現れます。

これは、首や肩周辺が、重たい頭を支えている事もありますが、それと共に、頭の疲労によって体調を保つ自律神経の働きが低下して、自律神経の働きが保てなくなると、自律神経の通り道になっている後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨付近の筋肉を緊張させて、血流を悪くさせるからです。

更に、毎日の疲労や緊張で、左右の肩の高さの違いや、軽い側弯、反り腰や平背、骨盤の高さの左右差などが続くと、後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨、などの凝りや痛みを強めたり、首から背骨沿いに通っている自律神経を圧迫し続けたりします。

~ 一体化している首と脳 ~

しかも、頭の疲れから、首や首周辺にも疲労感が増して、凝りや痛みが生じたり、反対に、首や首周辺の疲れから、神経の圧迫や血行の悪化などで、脳の疲労を強めたりします。

これは、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われるように、脳が活動を続ける為には、首が、脳の重要な神経や血管の経路になって、首と脳が一体となって働いているからです

この結果、首と脳の、どちらか片方が疲労すると、残りの片方に疲労の影響を与えるので、この首と脳の疲労が長引くと、首と脳の疲労の悪循環につながっていきます。

~ 首と脳の疲労が増すと ~

そして、首と脳の疲労が大きくなると、頭痛や頭重感などが起きたり、なかなか回復しなくなったりします。

首や脳の疲労によって神経が刺激されて、敏感な状態になると、チョッとした疲労や緊張でも、筋肉や血管を収縮させて、血行が悪くなるので、首スジから頭にかけて痛みが増したり、痛みが続いたりするからです。

更に、頭痛や頭重感などが起きると、それによって自律神経の働きを乱すので、精神的に、「気持ちがすっきりしない」、「身体がダルク、不快な感じがする」、「イライラする」などに悩まされます。

【 自覚しづらい脳の疲労 】

~ 疲労を自覚しづらいケース ~

ところが、仕事やストレスなどで、いろいろな“頭の疲労サイン”が現れても、自覚しづらくなっているケースがあります

例えば、仕事に追われていると、「たいした事はないだろう」と見過ごしたり、やりがいや使命感などを感じていると、疲れを感じない状態になってしまったりするからです。

あるいは、“頭の疲労サイン”が現れていても、「疲れているのは、身体」と思ってしまい、「身体を休めれば回復する」とか、「ゆっくりと、お風呂に入れば大丈夫」と、判断してしまいます。

~ 頭の疲労状態の判断 ~

この為、頭の疲労状態を判断するのに、“頭の疲労サイン”だけでなく、後頭部や首、背中などの“凝り”や“痛み”も、有力な手掛かりになります。

首と脳が一体となって働いているので、首や首周辺に凝りや痛みを感じる状態になっていると、脳への血行を障害して、自律神経の働きを乱している可能性が高いからです。

特に、後頭部の圧迫感や、頭重感に悩まされる場合は、首コリや肩コリが悪化したり、慢性化したりしている事が多いので、首周辺に溜まった疲労や緊張を解消させて血流を改善し、頭の疲労状態を解消させる事が必要です。

~ 上半身の血行促進も ~

しかし、頭が疲労して、体調を保つ自律神経の働きが低下していると、疲労や不調の回復機能が働かなくなっているので、家でゴロゴロしていたりボーっと休んでいたり、栄養を摂ったりするだけでは、なかなか解消されません。

この為、首周囲や後頭部に、筋肉のツッパリ感や、凝りを感じたら、首や肩のコワバリを解消して、内部の血行を改善するだけでなく、更に、上半身の血行改善も合わせて行う事も必要です。

デスクワークなどで、前かがみなって、一日中、PCとにらめっこしながら、頭を働かせ続けていると、首の筋肉が疲労するだけでなく、肩や背中の血行も悪化するので、上半身のコワバリ箇所を確認して、悪化している血行やリンパの流れを改善させる事が必要になるからです。

【 当院の、頭(脳)の疲労解消 】

~ 脳の疲労解消 ~

仕事やストレスなどで頭が疲れてくると、気付かないうちに心身の疲労や緊張が増して、「身体が、息がつけない」状態になってしまうので、身体のコワバリや凝りを解消して、頭の中の緊張感や疲労感を和らげ、「身体が、息がつける」状態にする事が大切です。

この為、脳と首が一体となって働いている事を利用して、後頭部や首周辺の筋肉の疲労を解消させて脳への血流を活発化させ、脳の疲労解消を速めて、自律神経の働きを回復させる事も必要です。

当院では、東洋医療をベースとしたツボ刺激とマッサージ治療で、首を中心にして、肩や背中などの柔軟性を回復させて、脳への血行を促し、これによって、「最近なかなか疲れが取れない」、「何だか身体がダルイ」、「眠れない」、「集中できない」、などの脳の疲労解消を図っています

~ 首のツボ利用 ~

これは、首が脳に繋がる血管と神経の通り道になっているので、反応が強く現れた首のツボに適切な刺激を与えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボの刺激に順応して、首周辺の痛みや違和感が減少したり、首の筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

例えば、当院では、脳の疲労を回復させる為に、昔から利用されている、首の後ろ側にある『天柱』と『風池』と呼ばれる2つのツボを、治療点として積極的に利用しています。

『天柱』と『風池』は、頭と身体を結ぶ血管や神経が多く通っているので、このツボに刺激を与える事で、疲労した脳に、スムースに脳血流が増加し、脳血流がバランスよく保たれるようになり、脳の血行の回復と共に、体調を整える神経が働くようになるので、リラックス硬化から、ストレスなどの心の不調(プチうつ症状)にも、効果があります。

~ 肩や背中のシコリやコワバリの解消 ~

更に、体調の回復を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中のシコリやコワバリを解消させ、血行の回復を行っています。

自律神経のオーバーワークによって、身体に疲れや痛みとなって現れているので、身体の疲労箇所や、痛みの箇所を確認し、回復させる事が必要になるからです。

東洋医療の特徴として、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「血行やリンパの流れを良くする」だけでなく、「神経の興奮を抑制する」効果もあるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、身体の疲労解消を高め、それによってリラックス効果が期待できます。

~ なかなか回復しない場合には ~

休みや栄養を意識的にとっても、身体の疲労や不調がなかなか回復しない場合には、首周囲や後頭部の緊張を解消させて、脳の血流を改善し、体調を保つ自律神経の働きを高めるケアが必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首周囲の凝りや疲労の解消で、過敏になっている神経を鎮め、身体の疲労感や緊張感の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

背中の疲れによる、痛みと、むくみ

【(症例)疲労や だるさ 】

「首や肩の凝りがつらい…」と感じる時には、実際は、背中も疲労や緊張でコワバッテいる事が多いので、身体のダルサ感や疲労感に悩まされたり、ズキズキとする不快な痛みに苦しめられたりします。

これは、背中の筋肉のコワバッテくると、血液の流れが悪化して、老廃物を含んだ水分が皮下に溜まって“むくみ”が生じる上に、必要な酸素や栄養が不足してくるので、腫れぼったさと共に、ジクジク・ズキズキするとした不快感が起きるからです。

しかも、“むくみ”によって毛細血管やリンパ管が圧迫されると、更に血行が悪化して不快な痛みが強まるので、「首や肩の凝りがつらい…」と感じる時には、首や肩だけでなく、背中の血行と柔軟性を回復させて、“むくみ”を解消させる事が必要です。

【 肩甲骨と背骨の間から起きてくる痛み 】

~ 背中の筋肉疲労による凝りや痛み ~

肩こりと腰痛は、日本人にとって国民病と言われるほど、多くの人が悩まされる症状ですが、背中の筋肉疲労による凝りや痛みも、肩こりや腰痛と結びついて、我慢しづらく、しかも、なかなか解消しづらい症状です。

よくあるのが、一日中デスクワークを続けていたり、ずうっと立ち仕事をしていたりすると、背中の筋肉のコワバリで血行が悪化し、重ダルイ感じが強まり、疼(うづ)くようなニブイ痛みや、ズキズキやチクチクとした不快な痛みが起きてくるケースです。

しかも、背中の筋肉がコワバッテくると、胸の筋肉も張り詰めてくるので、息苦しさや疲労感が強まったり、呼吸が浅くなって思考能力が低下し、仕事の集中力や持続力が無くなったりします。

~ 肩甲骨と背骨の間から起きる痛み ~

この背中の痛みの中で、特に強く、痛みや不快さを感じるのが、肩甲骨と背骨の間からの痛みです

これは肩甲骨に、背中の多くの筋肉が付着している為に、背中のさまざまな筋肉のバランスを保つセンターとしての役割が生じるので、この結果、姿勢を保っているだけでも、肩甲骨に付着している筋肉に負荷がかかり続ける上に、チョットした動作でも、腕の動作を支える肩甲骨周囲の筋肉に、多くの負荷がかかってくるからです。

しかも、肩甲骨の横には、姿勢を真っすぐに保つ背骨があるので、動作をしたり、あるいは、いろいろな動作に合わせて姿勢を維持したりすると、肩甲骨と背骨の間の筋肉に、どうしても不調和な動きが生じ、それによって筋肉の緊張が強まります。

~ パソコン操作や、細かい手作業 ~

この為、身体の筋力を使う仕事でなくても、パソコン操作や細かい手作業などをしていると、身体の中で、背骨が上半身の安定をジッと保っているのに対し、肩甲骨が腕を前後左右に動かす補助役を行ったり、腕の動作を安定させたりする為に、背骨と肩甲骨の間に不調和な負荷がかかり続ける事になり、その負荷に耐えられなくなると、肩甲骨と背骨の間の筋肉に痛みが起きます。

しかも、作業がずっと続いたり、姿勢が悪化したり、日常では無いような不自然な動きを繰り返したりすると、余計に背骨と肩甲骨の間の筋肉の負荷が増すので、肩甲骨の内側に、ズキズキと疼くような痛みが起きてきます。

更に、背骨に沿って自律神経が通っているので、背中の筋肉のコワバリや姿勢の悪化で自律神経幹が圧迫されると、それによって自律神経が圧迫刺激を受けるので、筋肉の緊張が強まって、内部から疼くような痛みが強まるようになります。

【 背中のむくみによる、不快感 】

~ 背中の、むくみ ~

また、背中の筋肉のコワバリで、背中の血行やリンパ液の流れが停滞すると、背中の皮下に老廃物を含んだ余分な水分が溜まって“むくみ”が生じるので、これによって、背中に重ダルサなどの不快感を引き起こします

背中に“むくみ”が生じると、背中に「腫れぼったさ」を感じる上に、水分の中に含まれている疲労物質や老廃物が神経を刺激したり、炎症を起こしたりするので、「熱感」や、「疲労感」、「ダルサ」などを感じるようになるからです。

そして、これらの不快感で、背中の筋肉が緊張して血管が収縮すると、更に血液の流れが悪くなるので、背中全体にダルサや凝り感が増したり、疲れた感じが強まったりします。

~ むくみによる症状悪化 ~

更に、背中に生じた“むくみ”によって、毛細血管やリンパ管が圧迫されると、血液やリンパ液の流れの滞りが大きくなって、“むくみ”の範囲が拡がっていきます。

この結果、背中の疲労感やダルサを我慢して、デスクワークを続けていたり、ずっと立ち仕事をしていたりすると、背中の“むくみ”の厚みが増したり、拡がったりして、症状が悪化し、回復しづらくなりします。

この為、始めは、「背中の張りやダルサ」と思っていたぐらいだったのが、背中の血液やリンパ液の流れが滞って“むくみ”がハッキリしてくると、次第に腫れぼったさや、ジクジクとした不快感が増すようになります。

~ 肩甲骨周囲の負荷から ~

特に、肩甲骨回りの筋肉は、“むくみ”が起き易いので、背中が疲れてくると、肩甲骨の上あたりが腫れぼったくなり、疲労感やダルサが強まります。

これは、肩甲骨の周囲に負荷がかかり易いので、血液やリンパ液の流れが悪くなると、肩甲骨の回りに“むくみ”が起き易くなる事と、脇の下には、背中のリンパ管が集まって合流しているので、肩甲骨回りの筋肉がコワバルと、脇の下に流れ込むリンパ液の流れが滞って、“むくみ”が起き易くなるからです。

この為、肩を大きく回すと、肩甲骨周辺から“ゴリゴリ”と音がしてくる場合は、肩甲骨の周りの筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、“むくみ”が生じて、絶えず不快感や痛みに悩まされるだけでなく、筋肉がほぐれにくくなります。

【 見た目の悪化 】

~ 目に付く背中 ~

しかも背中は、身体の中で、一番人目に付く部位なので、背中の肩甲骨あたりに“むくみ”が生じると、見た目の悪化につながります。

肩甲骨あたりの“むくみ”によって、猫背に見えたり、背中の上が太った感じになったりする上に、これによって、うつむいたように見えるので、疲れているようでシャキッとせず、ヤル気がないような感じを与えたり、動作が緩慢な感じや、弱々しい感じになったりするからです

しかし、自分で自分の姿を、背中側が見づらいので、疲れで背中がむくんだ状態になっていても、なかなかチェックができません。

~ 背中に手が届かない為に ~

しかも、背中のダルサ、疲労感、痛みなどに悩まされても、肩甲骨は背中側なので、思ったように手が届きません。

この為、「何とかしよう!」と思っても、自分で解消させる事が、困難です。

この結果、「気にはなるが、たいした事は無いだろう」と思ったり、背中の“むくみ”に気付かなかったりする事が多くなったりするので、ケアを怠りがちになります。

~ 解消困難な背中のむくみ ~

しかし、このような状態が長引くと、背中は大きな筋肉で構成されているので、背中に“むくみ”が生じると、広範囲なむくみになったり、あるいは、肩こり・腰痛・身体のダルサなどが、慢性化してきたりします。

この為、不快な重ダルサや疲労感が気になって、紹介されているストレッチ運動や、トレーニングなどを行う事がありますが、やはり、背中は腕や脚と違って動かしづらかったり、伸ばしづらかったりするので、なかなか思うように、背中のむくみ解消ができません。

何とか、背中の筋肉を動かす事ができても、血液やリンパ液の流れの改善が一時的であったり、血行が悪化している箇所に負荷をかけた事から、後になって、血液やリンパ液の流れを更に悪くさせたりして、むくみが拡がったり、不快感が強まったりします。

【 当院の、むくみの解消治療 】

~ 筋肉由来の症状に ~

このような背中の不快感の解消には、筋肉や血行の治療を得意とする東洋医療をベースにしたマッサージ治療が効果的です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔から、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」、などの効果が認められているので、背中の疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状にも、同じように効果があるからです

特に、肩甲骨まわりの筋肉がコワバッテくると、背中の循環を悪化させて、背中の“むくみ”の原因になるので、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩甲骨周辺を中心に、肩、背骨沿いなどの老廃物の排出と、必要な酸素が行き渡るようにしています。

~ ツボ治療を加え ~

また、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調の改善を行っています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 身体の回復力を取り戻すために ~

例えば、ツボ反応を使って背中の疲労箇所や緊張箇所をチェックし、その後に、ツボ治療とマッサージ治療で回復させていくと、ジーンとした感覚と共に、背中の凝り固まった筋肉の血流が改善され、“むくみ”の解消に効果的です。

更に、ツボ治療によって身体のバランスを整えると、身体の回復力が働くようになり、体調不調の解消も期待できるので、「だるい」、「肩凝り」、「疲れ易い」、「イライラする」、「元気がない」、「眠れない」、などが解消されるようになります。

特に、背中に痛みや不快感が続いている場合は、身体の回復力が追いつかなくなっているので、昔から、疲労や緊張などの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、効果的で安全です。

~ 体調を整える治療 ~

座り仕事や立ち仕事をしていると、血流が悪化して、気付かないうちに背中に“むくみ”が蓄積して、疲労やダルサの原因になったり、老けて見える原因になったりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、仕事や加齢などの影響によるコワバリや血行を回復させ、凝りや痛みを改善し、体調を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

身体が、だるくて、だるい…

【(症例)疲労や だるさ 】

疲労やストレスなどが続いて、身体の体調を保つ働きがオーバーワーク状態になると、「身体が重くて、疲れが取れない」、「動くのが億劫」、「気力が起きない」、「体調がすぐれない」、「身体がダルイ」、などが起きてきます。

休養して回復すれば心配ありませんが、なかなか体調が回復しないで、ダルサが続く場合は、身体に溜まった疲労やストレスなどで、身体の回復力が追い付かなくなっているので、体調を改善する事が必要です。

このような体調の改善には、身体の不調箇所を確認し、回復させる為に、神経や血管が集まっているツボを利用すると、過敏になっている神経の興奮を鎮める働きもあるので、違和感や痛みが減少し、身体のコンディションを整えるのに効果的です。

【 PCやモバイルなどの、脳疲労 】

~ 疲労が身体に溜まると ~

長時間の仕事を続けたり、慣れない動作をしていたりすると、疲労を感じますが、それでも、入浴をして、食事し、ぐっすりと睡眠をとれば、翌日は元気な状態に回復する事が多いので、「疲労が生じても、自然に、いつの間にか解消するもの」、と思いがちです。

しかし、日々の疲れが、その日、その日で、解消できなくなると、疲労が身体に溜まって、次第に、「ダルサが解消しない」、「たいして働いたり、動いたりしていないのに、すぐに疲れる」という状態になります。

ダルサや疲労感が生じるのは、体調を保つ働きが崩れかけた事を知らせる“アラームサイン”なので、この状態が続いてしまうと、やがて体力の低下や気力の喪失も起き、「やる気が起きない」、「動くのが億劫」、「体調がすぐれない」と、なっていきます。

~ PCやモバイルの疲労の特徴 ~

特に、仕事の効率を上げる為に、PCやモバイルなどのインターネットを、一日中使うような毎日を過ごしていると、このようなダルサや疲労感が起き易くなります。

PCやモバイルを使って仕事をしていると、身体を動かす事が極端に少なくなる為に、血行が悪化して、身体に疲労が溜まった状態になるので、「身体が、だるい…」という状態が起き易くなる上に、“仕事の効率”や“時間の管理”を強く求められるので、精神的な緊張が高まって、疲労度が高まるからです。

しかも、PCやモバイルによる疲労の特徴として、瞬間的な情報の選択や判断を、絶えず同じ脳細胞の部分で、繰り返し行うので、特定の脳細胞の一部に負荷がかかり続ける事になり、これによって、通常には無いような、異常な脳の疲労を引き起こします

~ アラームサインに気付かない場合も ~

ところが、PCやモバイルでの作業に集中していると、脳の疲労に気付きにくくなります。

インターネットを使った世界に没頭していると、瞬間的に情報を選択したり判断したりする為に、テンションが高まって、「身体が、だるい…」というアラームサインが起きても、気付きにくくなるからです。

この結果、「身体が、だるい…」と、身体の異常に気付いた時には、体調を保つ自律神経が、すっかりオーバーワーク状態になって、ダルサや疲労感が大きくなったり、身体の調節機能が崩れた状態になって、様々な体調不調を感じたりします。

【 身体からの警告 】

~ 中高年になると ~

しかも、20代を過ぎて身体の新陳代謝が低下してくると、体力的にも活力が低下してくるにもかかわらず、仕事の責任や家庭の期待が大きくなってくるので、身体の疲労感が増したり、精神的にストレス感が強まったりします

この結果、中高年になると、「朝の寝起きが悪い」、「気分がシャキッとしない」、「どことなく身体に違和感がある」、「胃がもたれる」、「食欲がわかない」などが起きたり、仕事をしている時に、以前には無かったような、「身体が重く感じる」、「少し動いただけでも疲れを感じる」、「ヤル気が起きない」、「物事を忘れっぽくなる」などが、起きてきたりします。

それでも、身体が元気で健康的ならば、仕事や加齢の影響で、多少の疲労やストレスがあっても、身体の回復力が維持されていれば、身体の調子を取り戻す事ができます。

~ 身体の回復力が追い付かなくなって ~

しかし、日々の疲れやストレスが続いたり、仕事で脳疲労が続いたりすると、身体の回復力が追い付かなくなって、身体の疲労や緊張が解消されずに、身体に残るようになります。

そして、疲労感や緊張感が身体に蓄積されてくると、病気の状態ではなくても、「いつも、身体がだるい…」と、感じる状態になります。

この結果、いくら休養しても、疲れや倦怠感がとれず回復しなくなったり、しかも、チョットした仕事や動作をしただけでも、疲労感やダルサがぶり返したりするようになります。

~ 身体の不調サイン ~

疲労やストレスに対する回復力が低下して、身体に不調が出始めたサインとして、次のようなものがあります。

 「朝起きるのがつらい」

 「全身がだるく何をするのもおっくう」

 「気力がない、やる気が出ない」

 「集中力が無くなり、考えがまとまらない」

 「いつも、たまらなく眠い」

 「食欲がない」

 「肌荒れで、化粧ののりが悪い」

 「肩凝りが辛くて、目が疲れる」

 「腰痛に悩まされる」

これらは、身体のバランスが崩れて、身体から「休みたい」というサインなので、身体の疲労状態を確認して、更に体調が悪化しないようにケアする事が必要です。

【 不安や緊張感が続いたり、高まったりすると 】

~ 疲労解消 ~

疲労の解消には、一般的に、充分な睡眠(休養)、バランスの良い食事、軽めの運動などが、勧められています。

しかし、あまりに疲労による緊張感が続いたり、気持ちのリフレッシュができなくなったりしていると、これらの疲労解消では、あまり効果が期待できません

不安や緊張感が、あまりにも続いたり、高まったりすると、心身をリラックスさせる働きが抑えられて、疲労や緊張の解消が進まなくなるからです。

~ 身体を動かす事が少なくなっていると ~

しかも、仕事で、身体を動かす事が少なくなっていると、姿勢を維持する筋肉に、ずうっと負荷がかかり続けて、身体の血行が悪化し、老廃物が身体に蓄積した状態になります。

この為、「たいした運動もしてないのにすぐに疲れる」、「疲れやすい」、などを感じるだけでなく、「充分に休養したつもりでも疲れが取れない」、「以前のような、元気な状態に回復しない」、などにも悩まされます。

特に、筋肉のコワバリが生じて、肩こり、腰痛、だるさなど、さまざまな不調が起きてくると、血液の流れが良くならず、筋肉のコワバリも改善されない状態になるので、ジッと休養するだけでは、これらの身体の不調解消が、期待できません。

~ 運動で、更に大きな負荷が ~

この為、身体を動かして筋肉をほぐし、全身の血の巡りを良くして、酸素や栄養が体全体に行き届くようにする必要がありますが、普段行わない運動や、「運動でリフレッシュしよう!」とガンバルと、かえって、逆効果になる事があります。

運動をする事によって、オーバーワーク状態になっている自律神経と身体に、更に大きな負荷をかけてしまうからです。

この結果、運動後に、「身体が、だるい…」という症状が強まったり、ますます不快感や、頭痛、肩こり、慢性的な腰の痛み、冷え、眠れない、下痢・便秘などに悩まされたりします。

【 当院の、体調回復治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

当院では、「身体が、だるい…」といった症状に対して、ツボを利用して、身体の不調箇所を確認し、そのツボを『治療点』にして、体調の回復を行っています

傷や病気による痛みと違って、「身体が、だるい…」といった症状は、患部の箇所がハッキリせず、漠然とした不快感になっているので、ツボ反応を利用する事によって、患部がハッキリしない場合や、本人が自覚されない疲労の場合でも、患部の箇所を示してくれるからです。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、ツボやツボ付近に、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

この為、当院では、それぞれの症状に合わせて、問診と触診によって、一人ひとりに適したツボを探し出すようにしています。

そして、顕在化しているツボを確認した後に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉内の血流改善を行い、筋肉のコワバリを解消し、体調を整えるようにしています。

特に、「身体が、だるい…」といった症状が強い場合には、心身をリラックスさせる働きを回復させる事が必要になるので、神経や血管が集まっているツボを利用したマッサージ治療が、効果的です。

~ 心地よい刺激 ~

これは、「身体が、だるい…」といった症状は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、反応が現れているツボに“心地よい刺激”を与えると、その刺激に順応して、緊張が緩んで、筋肉内の血流が改善し、身体の調整機能が働くようになり、体調が回復してくる効果があるからです。

また、疲労や緊張で血行が低下した状態になると、身体の毛細血管の内部が詰まったり、毛細血管がいびつに歪んで蛇行したりしているので、身体のコワバリやツボ反応を確認し、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを回復させる事が必要になるからです。

この為、ツボ治療で、脳にしっかりと“緊張感”から「痛気持ちよい(イタキモ)」という“解放感”の刺激を与え、更にマッサージ治療で、血液やリンパ液の流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、神経の興奮を鎮める働きになって、緊張モードからリラックスモードへと、切り替え易くなります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

東洋医療では、「病気ではないけれども、身体の調子が良くない」状態を『未病』と呼び、症状の改善に、神経や血管が集まっているツボを利用して、身体の不調箇所を確認し、身体のコンディションを整え、体調改善を行っています。

当院は、「身体が、だるくて、だるい…」といった症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、疲労や緊張が慢性化している箇所の確認を行い、健康を戻す治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

脚(足)の疲れが、全身に(脚の血行の悪化から、体調不調に)

【(症例)疲労や だるさ 】

「長く歩けなくなった」、「階段を上るのがつらくなった」、「歩いた後、脚がダルクなる」などが起きると、加齢や運動不足による“筋力低下”が気になりますが、“脚の血行が悪く”なっている事でも、疲れ易さやダルサなどが現れます。

これは、人が立ったり座ったりしていると、重力の影響で、全身の血液量の約7割が下半身に集まるので、長時間の同じ姿勢や、立ち仕事で、脚の血行が悪くなると、身体の血液循環が悪化して、身体の調子が悪くなったり、気力や意欲の低下を引き起こしたりするからです。

この為、長時間の同じ姿勢や立ち仕事をしていて、「身体が何となくスッキリしない」、「腰がダルイ」、「肩がこる…」、などが起きた場合は、腰・脚・膝・足首などをチェックして、血行状態をチェックしてみる事が大切です。

【 脚の健康状態によって、身体に影響が 】

~ 老化は、脚(足)から ~

昔から『老化は、脚(足)から』と言われるように、脚の健康状態によって、身体全体の健康状態が左右されます。

これは、脚が丈夫で、思うように歩いたり、走れたりする人は、活動的に身体を動かす事ができるので、全身の血液の循環が促進されて、健康な状態がキープできるからです。

しかも、全身の血液循環がスムーズに流れていると、脳の働きや、脳から筋肉への神経の働きが活発に保たれて、身体の動きを調整する柔軟性や敏捷性が維持されるので、若々しい感じになります。

~ 筋肉の働きや、運動神経の低下 ~

ところが、加齢や運動不足の影響で脚の筋力が弱ってきたり、脚の血行が悪くなったりすると、筋肉の働きの低下や、酸素や栄養分の供給と老廃物の排出に支障が出てくるので、痛みや違和感以外にも、運動神経の働きも鈍(にぶ)くなったり、日常動作や行動に支障が出てきたりします

よく現れるのが、「一緒に歩いていても、遅れ気味になる」、「たいして歩いていないのに、脚がダルクなってくる」、「階段の下りが不安になり、慎重になる」、「チョッとした段差で足が引っかかる」、などの症状です。

この傾向は、50~60代の中高年以降になると、だんだん現れるようになり、脚・腰の衰えを実感する事が多くなります。

~ 脚や腰の不快感や痛みから、精神的な影響も ~

しかも、運動や動作が鈍くなってくると、血行が更に悪くなって、身体を支える脚や腰に不快感や痛みが生じる状態になり、それによって精神的にも影響が出てきます。

例えば、始めの頃は、立ったり座ったりする時に、脚や腰に、“軽い不快感や痛み”を感じるぐらいだったのが、血行が悪化してくると、次第に、「身体に、疲れを感じ易くなる」とか、「体力的に続かない」といった、疲労感やけん怠感などが現れるようになり、身体を動かす事に“面倒臭さ”を感じたり、疲労感やけん怠感が多くなったりします。

そして、体調を保っている自律神経や脳の働きがオーバーワークになってくると、精神的に影響が出て、「集中力が続かない」、「気力がわかない」、更に「イライラ感が増えた」などに、悩まされるようになります。

【 全身の血液の約70%が下半身に 】

~ めまいや立ちくらみの原因 ~

脚の血行が悪くなると、身体の不調を引き起こす大きな原因として、重力の影響で、下半身に、全身の血液の約70%が集まる事があります

例えば、「ソファからパッと立ち上がった時に、立ちくらみがする」とか、「しばらく起立状態を続けていると、めまいや立ちくらみがする」などは、身体の血液が重力によって下半身に多く流れる事が影響しています。

しかし通常ならば、自律神経の働きで、下半身に集まった大量の血液を、脚のふくらはぎを中心とした筋肉の強力なポンプ活動で心臓に押し戻しているので、身体全体の血液循環が保たれています。

~ 脚の血行が悪くなると ~

しかし、何かの原因で、脚の血行が悪くなると、全身の約70%が集まった下半身の血液を心臓に押し戻しづらくなってくるので、全身の血液循環を悪化させてしまいます。

例えば、仕事で一日中座り続けていたり、運動不足の状態になっていたりすると、脚の筋肉の働きが低下するので、血液を心臓に押し戻すポンプ活動の働きが弱まって、脚にむくみが生じ始め、そして身体の血液循環が悪くなっていきます。

特に、立ち仕事が続くと、脚や腰の筋肉が、疲労や緊張でコワバッタ状態になったり、あるいは、長時間の座り仕事の為に、膝や腰の関節部分を曲げ続けていたりすると、血管を圧迫して血行を悪化させるので、気付かないうちに、全身の血液循環が悪化し、その結果、めまいや立ちくらみなどの症状を引き起こします。

~ 身体の血液循環の悪化 ~

この結果、「脚がむくんで、ダルクなる」といった症状が現れるだけでなく、「肩が凝る」、「疲れが溜まって、気分までどんよりする」といった、身体の血液循環の悪化による症状が起きてきます。

あるいは、身体の血液循環の悪化から、身体に老廃物の排出が進まない為に、「長く歩けなくなった」、「階段を上るのがつらくなった」、「歩いた後、脚がダルクなる」などの、疲労やダルサを感じるようになります。

しかも、それらが繰り返されると、体調を保つ自律神経の働きがオーバーワークになって、「疲れがとれない」、「肩こりや腰痛」、「イライラする」、「血圧が高くなる」、「食べる量は少ないのに体重が増える」など、スッキリしない状態が続くようになります。

【 脚の血行促進として 】

~ 足湯の効果 ~

昔は、脚や腰の疲れで、身体に疲労感やダルサが起きないように、農作業を終えた時や、長く作業をした後などに、家に戻ってからの“足湯”が、手軽な疲労回復手段として利用されていました。

暖かい湯で脚の汚れを洗い落とし、脚を温めて血行を回復させると、脚の疲労を解消させる効果だけでなく、上半身の血行も良くなってくるので、リラックスした気分になり、サッパリした気分になるからです。

この効果から、現代では『フットバス』という名称で“足湯”が紹介されていて、オフィスでジッと座り続けて身体に疲れを感じた時には、家に帰って“足湯”をして、脚の血行を回復させ、心身のリフレッシュを勧めています。

~ 介護関係の施設でも ~

また、一部の介護関係の施設では、“足湯”の効果に加えて、入所者の人達の頭の働きの維持や活性を図る為に、脚のマッサージを試す施設もあります。

『足の指の動きが硬くなると、脳が疲れる』と言われるからです。

“足湯”や、脚のマッサージで、脚の筋肉のコワバリを解消し、弾力性や柔軟性を回復させて、脚の血行がスムーズになってくると、身体の血液循環が良くなってくるので、脳にもシッカリと血液が届けられて、“脳の働きを活発にさせる”手段になります

~ 脚のマッサージ ~

このように、“足湯”や脚のマッサージは、身体の疲労回復や頭の働きの活発化など、いろいろな効果がありますが、自分で自分の脚をマッサージしようとすると、腰から脚にかけての裏側は、見づらいので、案外、やりづらいものです。

また、脚の疲労や緊張を強く感じている場合は、脚の筋肉のコワバリ箇所や、鬱血(うっけつ)している箇所を確認して、解消させないと効果がありません。

筋肉のコワバリや鬱血が残っていると、一時的に脚の血行が良くなっても、しばらくすると、再び、元の状態に戻ってしまうからです。

【 当院の、疲れた脚の治療 】

~ ツボ反応を利用したマッサージ治療 ~

当院では、「脚が疲れる」、「脚がむくむ」、「脚が痛い」、「脚がだるい」などの解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、脚や腰の疲労回復を行っています。

マッサージ治療を行うと、筋肉のコワバリ解消や血行の促進に効果があるので、マッサージ治療によって、脚に溜まった血液を心臓まで押し戻す筋肉のポンプ作用を回復させて、活発化させる効果があるからです。

また、ツボ治療を加えているのは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、脚に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、脚に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、脚の筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少する効果があるからです

~ 滞っている血液やリンパ液が押し出されて ~

この為、当院は、脚の疲れやダルサなどの改善効果を高める為に、一人ひとりの症状に合わせたツボを確認する為に、触診にウエイトを置き、治療を行っています。

神経や血管が集まっている脚のツボを確認し、そのツボを刺激すると、ツボに神経や血管が集まっているので、血液を流す筋肉のポンプ作用が活性化して、滞っている血液やリンパ液が押し出され、脚のむくみや疲労を解消させるだけでなく、身体全体の疲労の回復を早める効果があります。

更に、マッサージ治療で血液やリンパ液の流れを促進して、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、周囲の神経の興奮を鎮め、脚や腰の不快感や痛みが和らいで、解消する効果があります。

~ 全身の循環が回復して ~

しかも、脚の血液の血行が回復してくると、全身の循環が回復してくるので、身体の疲れが解消されるようになり、リフレッシュ効果が得られます。

脚の筋肉は、他の筋肉と違って、絶えず下から身体を支えながら、立つ、歩く、座るなど、いろいろな運動を行っているので、脚のコワバリが解消されて、血行が良くなると、全身の体調改善につながるからです。

この為、PCの前に1日中座ってデスクワークをしていたり、長時間の立ち仕事をしていたり、加齢や運動不足で脚の働きが弱っていたり、などで、脚に重ダルサを感じている人には、疲労や緊張などを解消させるマッサージ治療とツボ治療の組み合わせが、これらの違和感や不快感の解消に効果的です。

~ 脚の疲れをそのままにしていると ~

脚の疲れをそのままにしていると、身体の血液循環に影響して、身体の不調を起こす原因になってくるので、脚の血行悪化を起こしている箇所を確認して、解消させる事が大切です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、下半身の、①筋肉のコワバリ解消、②血行を悪化させている箇所の改善を行い、身体の疲れや緊張の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

デスクワークの疲労感やイライラと、回復法

【(症例)疲労や だるさ 】

PCを使って、一日のほとんどをデスクワークで過ごす毎日だったり、在宅勤務になって家に閉じこもる日が続いたりすると、次第に、「気分的に、イライラしてくる」、「気持ちが、だんだん不機嫌になる」、「精神的に、疲れが溜まる」、などが起きてきます。

これは、ずうっとPCのメニューに沿って仕事をしていると、思考範囲が限られて単調になる上に、会話や身体を動かす事が極端に少なくなる為に、脳の緊張が高まって感情のコントロールが低下し、感情が苛立つようになるので、心身の疲労やストレスを感じ易くなる為と言われています。

一般的な身体疲労と違って、脳の疲労や緊張が大きくなり、体調を保つ働きが追い付かなくなっているので、体調の回復には、身体の疲労箇所や緊張箇所を調べて緩和や解消を行い、それによって神経の興奮を鎮め、精神の安定状態を取り戻す事が必要です。

【 イライラ状態 】

~ デスクワークから ~

イライラの感情は、物事が思う通りにならなかったり、不快な事があったりして、神経が高ぶって苛立ち、感情をコントロールできなくなった時に起きます。

また、意識するようなストレスや気疲れが無くても、PCを使ったデスクワークが毎日続いて、脳が酷使されると、筋肉の酷使から筋肉痛が起きるように、脳にストレスが溜まり込んだ状態になり、イライラの感情が起きてきます

しかも、このような状態が続くと、眼の神経の過緊張や、脳の一部の神経の酷使だけでなく、体調を保つ自律神経の負担が大きくなってくるので、ますます感情を高ぶらせて精神的に苛立つ状態になり、これによって神経疲労も大きくなります。

~ 気分転換や頭を休ませる機会の減少からも ~

また、PC操作によるデスクワークは、場所を離れる事ができない事や、絶えず画面を見ながら操作を続ける必要があるので、どうしても、心身をリラックスさせる神経(副交感神経)が働きづらくなります。

このような状態で、体調よりも仕事を優先して、いつもの同じオフィスの中や、一日の大半を在宅勤務で過ごしていると、気分転換や頭を休ませる事が難しくなるので、余計にイライラを感じ易くなります。

この結果、ストレスを溜め込んで、感情の高ぶりや苛立ちが増してくると、「考えがまとまらない」、「ボーっとする」、「集中できない」、「ミスが多くなる」、「イライラする」、「怒りっぽくなる」、などが起きます。

~ チョットした事でも、精神的緊張が ~

また、感情のコントロールが低下してくると、チョットした事でも精神的な緊張を感じたり、感情的になったりします。

この結果、普段なら気にならないような、些細な人間関係、家庭内の出来事、仕事量や環境の変化、金銭の事などでも、感情のコントロールが低下し、心に余裕が持てないので、すぐにイライラしたり、イライラ感が増したりします。

そして、これらのイライラが増すと、体調を保つ自律神経の働きを乱す要因になるので、「なかなか疲れがとれない」、「頭がスッキリしない(頭が重い)」、「仕事をする気が起こらない」、「寝られない」、「背中や腰がいつもダルイ」、なども起きます。

【 イライラで、疲労感が大きく 】

~ 神経の負担増 ~

デスクワークによる疲労は、通常、長時間同じ姿勢を続けた事による肉体的な疲労に加えて、イライラが起きてくると、余計に疲労が大きくなります。

イライラから精神的な緊張が高まると、自分を守ろうとする神経が強く働くので、イライラが長引いたり、強まったりすると、それだけ、自分を守ろうとする神経の負担が増すからです

この為、仕事の量や進め方の悩みや、人間関係の煩わしさ、収入面の悩み、仕事環境の不安、将来性への疑問などがあると、これによって、絶えず緊張させる神経が働いたり、精神的に不安定になったりするので、神経の負担が強まり、“精神的な疲労”が大きくなります。

~ 脳細胞の酷使 ~

また、デスクワークは、脳の一部の神経を、長時間、酷使し続けるので、ジッとしているようでも、気付かないうちに疲労を強めます。

例えば、デスクワークをしていると、思考や計算で、休みなく脳細胞がフル活動する上に、絶えず集中力が必要になり、緊張感が伴うので、脳の興奮状態が長時間続き、脳の疲労度合いが大きくなります。

この結果、脳が疲労してくると、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」、といった脳の疲労のサインが現れ始め、更にデスクワークを続けると、「仕事中に考えがまとまらない」、「ツイ、ぼんやりしてしまう」、といった状態に陥ります。

~ 肩こりや、首こり、腰痛なども ~

そして、デスクワークで身体の疲労や精神的な疲労感が増すと、身体の緊張が強まり、血行が悪化してくるので、肩こりや、首こり、そして腰痛などに悩まされます。

しかも、これらの凝りや痛みで血管が圧迫されて血行が悪くなったり、身体のコワバリが強まったりすると、疲れの慢性化や筋肉のコワバリから、『ぎっくり腰』や『寝違え』などが起き易くなります。

更に、デスクワークで姿勢が悪化すると、肺が圧迫されたり、胸郭や横隔膜が十分に働かなくなったりするので、呼吸が浅くなり、何もしていなくても、「身体の疲労を感じ易い」、「疲労感に悩まされる」、などが起きます。

【 積極的休養法と、首の柔軟性回復 】

~ 積極的休養法 ~

身体の疲労や脳の疲労が大きくなったり、慢性化してきたりすると、休憩時間をとって休んだり、家で寝ていたりしても、なかなか身体の疲労回復がしないだけでなく、チョッとした疲労や緊張でも、神経がすぐに反応して、イライラや疲労感がぶり返すようになります。

この為、運動疲労の解消に『クールダウン』をするように、デスクワークの後に、あえて身体を動かし、血液循環を促がして、身体内の疲労物質を排出する方法があります

これを『積極的休養法』と言い、心身が疲労すると、それによって体調を保つ働きが追い付かなくなるので、疲れている時に身体を動かして血液循環を促し、酸素の供給や疲労物質の排出を促進させ、疲労やイライ感を解消させる方法です。

~ 積極的休養法の欠点 ~

しかし、『積極的休養法』の欠点として、デスクワークの疲労の場合、座って仕事をしている時の姿勢を維持する筋肉の疲労なので、「身体全体が、何となくダルイ」、「身体がコワバッテ、重い」などの疲労を感じても、身体の疲労箇所がボンヤリした感じなので、身体を動かす箇所や方法がハッキリしません。

また、姿勢を維持する筋肉は、骨格に沿って背面に多いので、背中の筋肉の疲労を確認したくても、自分の目で確認する事ができませんし、その部分を触る事も困難です。

この為、身体を積極的に動かす『積極的休養法』を行い、身体の血行が良くなって、スッキリ感を得られても、毎日のデスクワークによる疲労の解消ができないと、しばらくすると、再び、疲労感や緊張感がぶり返したり、運動による疲労が増して、かえって辛くなったりします。

~ 脳の疲労回復も ~

更に、デスクワークの疲労を解消させるには、身体だけでなく、脳の疲労を回復させる事も必要になります。

脳の疲労を解消するには、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われるように、首の状態と脳が密接な関係があるので、首周囲の疲労や緊張を確認して解消し、脳に酸素や栄養が行き渡らせ、溜まった老廃物を取り除く事が必要になります。

この為、後頭部の奥の筋肉のコワバリを確認して、これらの筋肉を伸ばして柔軟性を回復させる事が必用なので、頭を横に倒すストレッチ方法では効果が現れません。

【 当院の、体調回復治療 】

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

当院は、疲労や精神的な緊張から「何となく身体の調子が悪い」といった症状や、精神的に「イライラしてくる」といった症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、解消を行っています。

これは、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、慢性化した疲労や緊張などの解消に適している上に、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせたり、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

この為、「ダルサや疲れに悩まされる」とか、「何となく身体の調子が悪い」などのように、身体の疲労を感じても、その疲労箇所がハッキリと分かりづらい場合に、ツボ反応で疲労箇所や緊張箇所を調べたり、確認したツボに刺激を加える事によって、体調を回復させたりする効果もあります。

~ デスクワークの疲労感やイライラの解消にも ~

このようなツボの特徴から、当院では、デスクワークの疲労感やイライラの解消に、ツボ治療を取り入れたマッサージ治療を積極的に活用しています。

デスクワークによる疲労の為に、身体の疲労箇所がハッキリ分からなくても、問診とツボ反応を利用して、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、これらの不調箇所を解消し、神経の緊張や興奮を鎮めるようにしています。

更に、マッサージ治療で、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れの改善、神経の興奮の抑制を行い、筋肉の疲労回復や痛みを改善し、ハッキリとしたリラックス感を取り戻すようにしています。

~ 神経や血管が集まっているツボの利用 ~

また、ツボ治療を併用したマッサージ治療によって、自分では解消しづらい筋肉のコワバリの解消が可能になるので、回復効果を高める事や、即効性も期待できます。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボを適度に刺激すると、神経の緊張や興奮を鎮めて、血行が進み、慢性的な疲労感や緊張感が緩和されてくるからです。

疲労感やイライラは、身体からのアラームサインなので、身体の疲労や緊張などの状態を確認してもらい、改善する事が必要です。

~ 心身の不調の回復 ~

東洋医療は、「病気にはなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」という状態を『未病』と呼び、昔から、慢性化した疲労や緊張などを回復させ、崩れかかった身体のバランスを整えてきました。

当院は、デスクワークの疲労感やイライラの回復に、ツボ治療とマッサージ治療で、身体の疲労箇所や過緊張箇所、そして、脳に繋がる血管と神経の通り道をチェックして、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

介護や看護の疲労と、マッサージ治療

【(症例)疲労や だるさ 】

看護や介護は、身体を支えたり、腰を曲げて中腰になったりする事が多いので、腰や背中などの“姿勢を維持する筋肉”に大きな負荷がかり、腰や背中だけでなく、身体のいろいろな箇所に痛みや不快感が起きるようになります。

更に“姿勢を維持する筋肉”の負荷が繰り返されたり、大きくなったりすると、痛む箇所が特定しづらくなって、手当が難しくなるので、「疲れが取れない」、「身体が、いつもだるい」、「動くと身体が痛む」といった状態にもなります。

このような疲労による体調の不調を解消するには、身体の回復力を取り戻す事が重要になるので、身体の疲労箇所をチェックし、筋肉のコワバリ箇所と血行の悪化箇所を回復させると共に、周囲の神経の興奮を鎮めて、体調を改善させる事が必要です。

【 姿勢を維持する筋肉の、痛みの発生 】

~ 腰痛が起き易く ~

介護の仕事は、腰痛やギックリ腰の発症率が高いので、「腰痛は、介護職の職業病」と言われます。

これは、看護や介護を受ける人の、「身体の向きを変える」、「車いすやベッドへの移動」、「トイレ・入浴の介助」などをする時に、身体をシッカリと支える必要があるので、腰に大きな負荷がかかるからです。

しかも、腰痛を起こす事が気になって、腰をかばうような姿勢をとると、かえって、腰に不自然な負荷をかけてしまい、腰痛を起こし易くなります。

~ 肩や背中の筋肉も ~

また、腰以外にも、上半身の肩や背中の筋肉が、凝りや痛みで悩まされる事も、よくあります。

抱きかかえる、歩行を支える、着替えや食事を介助する、入浴を介助する、などの時に、肩や背中の筋肉を使って、シッカリと支える必要があるので、これらの筋肉の疲労や緊張が大きくなると、肩や背中に凝りや痛みが起きてくるからです。

この為、仕事で介護をしている人の52.4%から75.0%が、首・肩・背中の凝りや痛みで悩まされていると報告されており、家で介護している女性の場合は、8割以上にもなっていて、しかも、そのうち4割の女性が、絶えず凝りと痛みに悩まされています。

~ 中腰や前かがみ姿勢から ~

これらの痛みが起きるのは、介護する時の負荷が、介護する人の身体に“直接”かかるだけでなく、中腰や前かがみの姿勢が“繰り返される”事も、大きな原因になっています

中腰や前かがみの姿勢が何度も“繰り返される”と、次第に、腰や肩・背中などの“姿勢を維持する筋肉”の緊張が抜けなくなってくるので、血流やリンパの流れが悪くなって、痛みが起き易くなったり、痛みが慢性化したりするからです。

また、上半身の緊張が“繰り返される”と、肺や腹部の圧迫が強まった状態になるので、「胸からみぞおちあたりに圧迫感がする」、「胸に重たくののしかかる感じがする」、「胸が苛立つ」、などの違和感や不快感も起きてきます。

【 痛む箇所が、分からない 】

~ 痛む箇所がハッキリしない ~

介護で身体に疲労が溜まって、痛みを感じる状態になると、痛む場所が「腰あたり…」とか「背中あたり…」のように、痛む箇所が特定できずにハッキリしなくなります

疲労が蓄積されると、周辺部分や関連する部分に、筋肉のコワバリと血流の悪化が生じ、そこからもニブイ痛みを発するからです。

また、筋肉のコワバリと血流の悪化によって、神経が敏感になったり、痛みを抑える機能が低下したりするので、筋肉疲労が起きている全体に痛みを感じるようになるからです。

~ 筋肉内の硬いシコリから ~

また、痛む箇所が特定できずに「ハッキリしない?」という原因として、血流の悪化と筋肉のコワバリが続いて、筋肉内に硬い“シコリ”ができると、“シコリ”から痛みが拡がる事があります。

硬い“シコリ”によって周囲の血行が遮断されると、酸素や栄養分の不足や老廃物の蓄積によって神経が刺激されるので、“シコリ”周囲からも、重く圧迫されたような痛みや、「うっとうしい」痛みを感じるようになるからです。

しかも、チョッとした疲労や緊張が続くと、シコリ付近の神経が敏感に反応するので、首や肩に“シコリ”ができると、頭痛が起き易くなったり、あるいは、腰に“シコリ”ができると、慢性腰痛やギックリ腰が起き易くなったりします。

~ 交感神経が活発化によって ~

また“姿勢を維持する筋肉”は、他の筋肉よりも、筋肉を縮めたり伸ばしたりする神経のセンサーが多く存在しているので、身体を緊張させる『交感神経』を活発化させて、痛む箇所が特定しにくくなる事もあります。

これは、“姿勢を維持する筋肉”の腰や肩・背中などに、負荷がかかり続けると、交感神経が活発化して身体活動は高まりますが、血管が収縮し血行が悪化してくるので、身体に疲労や緊張が強まり、腰や肩・背中などにコリや痛みが生じたり、慢性的な痛みや不調に繋がったりするからです。

更に、看護や介護で、精神面の緊張やストレスが多くなったり、続いたりすると、ますます身体を緊張させる交感神経の働きが強まるので、余計に痛む箇所の特定が難しくなります。

【 更に、適切な手当の判断が困難に 】

~ 痛む箇所が特定できない為に ~

痛みは、本来ならば、その不快な感覚を起こす事で、身体の異常を知らせるアラームの役割をしていますが、痛む箇所が特定できずにハッキリしないと、適切な手当がしにくくなります

しかも、施設で介護の仕事をしていたり、家で介護をしていたりすると、痛みによる身体からのアラームに気付いても、なかなか中断というわけには、いきません。

この為、この状態が続くと、身体の回復力が追いつかなくなって、次第に身体の疲労や痛みが慢性化してくると、痛む場所が「腰あたり…」とか「背中あたり…」のように、痛みが広範囲に感じられ、痛みを感じ続ける事になります。

~ 精神的な緊張からも ~

また、介護や看護で、「思い通りにいかない」、「人に頼る事ができない」、「自分の時間を持つ事ができない」、などの悩みや不安があると、精神的な緊張が強まるので、ますます、身体の疲労や痛みの回復が遅れる状態になります。

更に、「イライラする」、「あまり動いていなくても疲れる」、「考えがまとまらない」、「なかなか寝られない」、などが起きると、余計に精神的な疲労が大きくなり、適切な手当の判断が困難になります。

この結果、「身体が重い、ダルイ」、「肩や腰のこり」、「眼がショボショボして見えにくい」、「頭痛がする」、といった身体の支障が起きたり、「やる気が起きない」、「悲観的になる」、「集中力がない」といった状態になったりします。

~ 自律神経のオーバーワーク ~

そして、身体や精神面の支障に悩まされると、身体の安定を保つ自律神経の働きがオーバーワークの状態になるので、身体のリラックス感が失われたり、身体の不調が増したりします。

この結果、介護や看護で、痛みを感じている箇所から、「重くのしかかるような鈍い痛み」、「ズキズキと響く痛み」、「刺すような痛み」、「ヒリヒリするような痛み」などを感じ易くなります。

しかし、自律神経がオーバーワークになって体調を保てなくなっているので、湿布薬を貼ったり、お風呂に入ったり、自分でストレッチをしたりしても、一時的な効果だけで、痛みや不快感が解消されません。

【 当院の、15分からのマッサージ治療 】

~ 症状の早期発見、早期治療 ~

介護や看護をしていると、肩、背中・腰などの“姿勢を維持する筋肉”に、大きな負荷がかかるだけでなく、負荷が繰り返されるので、『早期発見、早期治療』によって、体調を保つ事が大切です。

この為、当院は、身体の疲労や、ダルサ・コワバリなどの解消、体調不調の改善などのマッサージ治療を、15分から行っています。

これは、一般的に、マッサージが、時間が長いほうが効果も高いと思われがちですが、介護や看護の疲労解消には、“姿勢を維持する筋肉”を、早めに回復させる事が必要なので、1週間に1回でも、定期的に受けたほうが効果的だからです。

~ 症状の早期発見、早期治療 ~

例えば、朝起きた時や、身体を動かした時などに、重ダルサや痛みを感じたり、身体に動きづらさを感じたりした時に、15分、あるいは、30分のマッサージを受けると、身体や精神的の疲労の解消に役立ちます。

また、疲労や緊張を感じた直後に、短時間でもマッサージを受けると、血行やリンパの流れが早めに回復するので、疲労物質が溜まらずに排出され、ダルサや、つらい筋肉痛を、効果的に解消する効果があります。

この、疲労や緊張の早期発見と早期解消による効果は、スポーツの世界では、以前から、広く認められていて、運動直後の疲労回復を促す“クールダウン”によって、体調の回復を行っています。

~ ツボ治療の併用 ~

また、当院は、ツボ治療を併用したマッサージ治療を行い、痛みや不快感の早期解消だけでなく、体調の改善を行っています

疲労や緊張によって、疲れ易さや痛みとなって現れてくる箇所が、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致している事と、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、疲れ易さや痛みとなって現れているツボに刺激を加えると、その刺激に適応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果がある為です。

この効果によって、筋肉の中を通っている血行が活発化し、それによって栄養や酸素の供給が進み、老廃物を押し流すので、身体の疲労解消の効果だけでなく、身体を休める神経に働いて、体調を保つ自律神経の働きが回復し易くなります。

~ 身体の疲労や緊張などの慢性化には ~

介護や看護の疲労や緊張は、身体の疲労や緊張などの慢性化が大きく影響しているので、血行やリンパの流れを促して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、神経の興奮を抑え、体調回復の効果が期待できます。

当院は、ツボを利用して“姿勢を維持する筋肉”の疲労箇所を調べ、更に東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、これらの疲労箇所を回復させて、神経の興奮を鎮め、体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ゴルフ疲れの、早期回復

【 (症例)疲労や だるさ 】

ゴルフ練習場の打ちっぱなしでは、何十球打っても、それほど疲れないのに、ゴルフコースに出てプレイすると、走ったり激しく動いたりしないのに、翌日の仕事に支障が出るほど疲れます。

これは、「プレイ中、普段使わない筋肉をフルに使う」、「コースに出た緊張」、「スコアへの精神的なストレス」、「ショットの集中力の繰り返し」、「同伴者への気遣い」、「風や日差しなどによる体力消耗」などで、思っている以上に体力が使われる事と、それによる血流悪化と身体のコワバリで、疲労の回復が追い付かなくなっているからです。

このような疲労や緊張の解消には、気付きにくい疲労箇所やコワバリ箇所を確認して解消する事が必要なので、神経や血管が集まっているツボ(反応点)を利用すると、患部の確認と共に、早期の疲労解消に効果的です。

【 ゴルフの疲労箇所 】

ゴルフは、激しく動くスポーツではありませんが、フルに身体の筋肉を使って、日常生活には無い動作を繰り返したり、ショットやパット時に心身の緊張が極度に高まったりするので、どうしても、身体のいろいろな箇所の疲労が大きくなります
ところが、コース場に出た緊張感や高揚感が高まったり、お互いに競い合ったりするので、疲労度が増しても、気付きにくくなります
この為、プレイが終わった後や翌日になって、緊張感や高揚感が落ち着いてくると、次のような、身体の疲労や痛みに悩まされます。

 ≪ 首・肩・背中 ≫

スイング時にボールから眼を離さず、頭を残して振り切るので、首・肩・背中の筋肉が極度に緊張したまま、強い“捻(ひね)り”が生じます。
しかも、スイングの時に、前傾した姿勢から一気に力を入れて、素早く身体を回転させる為に、瞬間的にフルに筋力を使います。
この結果、首の付け根から肩にかけてと、肩甲骨の奥の筋肉に、強い負荷がかかるので、内部の姿勢を維持する筋肉(インナーマッスル)が傷んで、痛みが起き易くなります。

 ≪ 腕 ≫

スイング時に、瞬間的に肩から腕に力が入るので、この動作が繰り返されると、肩から腕の筋肉に過緊張と血行不良が起き、後になって、腕のダルさや痛みが起きます。
また、腕の筋肉は肩や背中に続いているので、肩や背中の過緊張から、肩が凝る、首筋が凝る、背中が痛む、頭痛がする、なども起き易くなります。
更に、スイング時の衝撃で、肘の内側に炎症が生じると、『ゴルフ肘』と言われる、肘から手首の内側が腫れぼったくなったり、ズキズキとした痛みが起きたりします。

 ≪ 腰 ≫

ゴルフのスイング時に、急に腰を回転させるので、腰や腰周囲の筋肉や靱帯に、急激な負荷がかかります。
この結果、腰の筋肉が急激に収縮して強くコワバルと、腰の重ダルサ、慢性的な腰痛、こむら返りなどが起きたり、ギックリ腰の原因になったりします。
また、スイング時に、肋骨の一番下あたりの脇腹に強い負荷がかかると、筋肉内に炎症が起き、身体を動かすたびに『脇腹痛』に悩まされる事もあります。

 ≪ 膝 ≫

ゴルフコースは芝生で、歩く距離が長く、アップダウンも多くあるので、歩いているうちに膝に負担が増します。
しかも、スウィング時に、膝に体重が大きくのしかかる状態にして、パットする瞬間、膝で身体をギュッと支える動作を繰り返すので、大きな負担が膝にかかります。
この結果、膝の筋肉の過緊張とコワバリで血行が悪化すりと、脚の疲労感に悩まされたり、脚にムクミやダルサなどが起きたり、膝の筋肉がコワバッテ膝が伸びにくくなったり、膝の筋肉の柔軟性が失われて膝がガクガクしたりします。

【 疲労感無き、疲労 】

しかも、ゴルフの疲労は、一時的ではなく、思いのほか、疲労が長引きます。
この一番大きな原因として、スイングする瞬間に、体幹の身体を支える筋肉を回転軸にして、瞬間的に身体を捻(ひね)る“瞬発力”と、スイングの初めから終わりまで時間をかけて、粘(ねば)り強く、たくさんの身体の筋肉を使う“持久力”を、何度も続けて繰り返されるからです。
下半身に体重を感じながら静止した状態で、上半身を捻る動作を、瞬間的に、フルに、繰り返し行うので、思っている以上に、筋肉の疲労度が大きくなります。

 

また、いつまでもゴルフ疲労が長引く原因として、疲労が自覚されない『疲労感無き、疲労』があります。
プレイ中に、身体の疲労が大きくなっても、ゴルフの楽しさや高揚感があると、疲労が自覚されない『疲労感無き、疲労』が生じ、身体に蓄積されるからです。
ゴルフの『疲労感無き、疲労』は、他にも、「休日に朝早く起きてゴルフに出かける」、「スコアを競い合う感覚が強まって緊張が連続する」、「日焼けや風などによる体力消耗」、「スコアに悩む」、などからも起きてきます。

 

その上、ゴルフはプレイ中に考える事が多く、自分の意思で行うスポーツなので、何度も“精神的な緊張”を繰り返すと、『疲労感無き、疲労』が一段と強まります。
例えば、ショットごとに、「あそこまで、でボールを飛ばそう!」とか、パットごとに、「カップにボールを入れなきゃ!」と、緊張が強まったり、スコアが絶えず気になり、気が休まらなくなったりするからです。
この結果、強い緊張、不安、心配が繰り返されると、それらが心身に蓄積されて、プレイが終わった後でも、“精神的な緊張”が身体にずっと残った状態になります。

【 体力が酷使されると 】

身体が健康であれば、栄養を充分に摂り、入浴などしてグッスリ睡眠をとれば、翌日には元気な状態に回復しますが、思った以上に体力が使われると、血行悪化と身体のコワバリで、疲労回復を妨げてしまいます。
この為、ゴルフコースに出て、本人が思っている以上に体力が使われると、お風呂に入ったり、横になって休んだりしても、疲れが解消されづらくなり、なかなか元気な状態に戻れなくなります。
しかも、ゴルフの疲労に気付いても、「ストレッチは面倒くさい」と、そのままにしてしまうと、筋肉の疲労や緊張が排出されずに身体に残ってしまうので、いつまでもダルサや倦怠感などが続きます。

 

疲労回復が追い付かなくなるのは、ゴルフ疲れが大きくなった場合や、体力を消耗した場合でも、人間の体内で循環している血液量は一定なので、必要とされるフレッシュな血液量が増えないからです
また、疲労物質の排出をする静脈の血管も、疲労によって血液を流すポンプ活動が低下するので、疲労物質の排出が進まない状態になります。
しかも、“精神的な緊張”から、体調を保つ自律神経の働きの負担が増してくると、体調回復が進まなくなるので、いつまでも疲労感や不快感が続くようになります。

 

この為、栄養ドリンクを飲んで、疲労感が薄まった気分になっても、身体の疲れ自体は無くなりませんし、血行を良くする為に熱いお風呂に入っても、体調回復の機能が働かずに、かえって、汗をかいて身体のエネルギーを使ってしまうので、かえってお風呂から出た後に、余計に疲れを感じるようになります。
また、疲労回復の為にスタミナ料理を食べる人もいますが、心身が疲労している時にスタミナ料理を食べると、脂肪分が多いので、胃の運動を抑制する作用で胃腸に負担がかかり、胃もたれを起こす事があります。
これらの影響で、疲労が解消しづらくなると、身体内部の機能低下や緊張を作り出すので、「ダルイ」、「気力が出ない」などが強まり、翌日の仕事に支障が出てしまいます。

【 当院の、体調回復治療 】

ゴルフをした後、身体の疲労を解消して、疲れを翌日に持ち越さない為には、やはり、スポーツ後に利用される“クールダウン”が必要です。
疲労回復には、血液の循環を促進させて、必要な酸素や栄養を、筋肉の隅々まで行き渡らせる事と、老廃物を押し流して、身体の機能回復を図る事が、重要になるからです。
特に、ゴルフによる心身の興奮を鎮める為には、首や肩のコワバリ箇所を解消し、血行やリンパの流れを活発化させて、副交感神経の働きを回復させる事が大切になります。

 

また、ゴルフ疲労は、ゴルフの楽しさや高揚感などで、『疲労感無き、疲労』が多く生じているので、疲労が自覚されていない疲労箇所や、コワバリ箇所をチェックして確認する事が必要です。
この為、当院では、問診と共に、ツボ反応を利用して、疲労箇所やコワバリ箇所のチェックを行い、体調の回復治療を行っています
ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

 

また、当院では、来院される方の希望や症状に合わせて、マッサージの施術時間や治療内容を選べるようにしています。
例えば、ゴルフの練習やラウンド後の疲労回復、あるいは、試合やコンペなどに向けてのボディコンディショニングなどの要望に合わせて、疲労やダルサの解消や体調の回復を行っています。
この為、これらに合わせて、ワンポイント部分の15分マッサージ、上半身あるいは下半身の30分マッサージ、全身を行う45分や60分マッサージなど、患者の症状に合わせて選べるようにしています。

 

ゴルフは『疲労感無き、疲労』が生じるスポーツなので、プレイ後に、気付きにくい疲労箇所やコワバリ箇所をチェックして、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、血行やリンパの流れを改善しておく事が大切です。
当院は、ツボ反応を利用して診断や回復を行い、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、スポーツの疲労解消やコンディショニングを行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

パソコンやスマホ操作による、腕・肘・手首などの痛み・ダルサ・疲れ

【 (症例)疲労や だるさ 】

パソコンやスマホの操作を続けているうちに、「腕が重ダルイ感じになって、指が動きづらくなった」、「腕を挙げると、腕の上側が痛む」、「肘から手首に、ジンジンと痛みがする」などが、起きる事があります。

このような症状を『頚肩腕症候群 (けいけんわんしょうこうぐん)』と言い、首から腕にかけて筋緊張が続いたり、疲労が蓄積したりすると、腕や手の神経に影響を及ぼし、腕・肘・手首などに、痛み・シビレ・不快感などが生じた為です。

そのままにしていると、肩や背中にも痛み・シビレ・不快感などが拡がって、体調を悪化させる原因になるので、仕事中に腕・肘・手首などの痛みや不快感に気付いたら、腕から肩にかけての疲労や緊張を解消させて、敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

【 首~肩~腕の“筋肉”の疲労や緊張から  】

『頚肩腕症候群』は、首~肩~腕にかけての、痛み・凝り・シビレ・循環障害・筋力低下などの症状を、総称した呼び名で、多くが、腕を浮かせた姿勢で、指先で長時間キーをたたく動作を繰り返す事で、発症しています。
これは、人の手は、手先で巧妙な動きができるように、指から腕~肩~首にかけて、非常にたくさんの小さな筋肉と、それらの筋肉を動かして、細かく判断できるように、多くの神経が走行しているので、小さな負荷でも毎日積み重なると、これらの筋肉や神経の許容限度を超えてしまい、様々な神経症状や痛みが起きるからです
この為、キーボードやマウス操作を、長い時間、毎日繰り返して、肩・腕・手首にかけて疲労や筋緊張が蓄積されてくると、手や腕の筋肉や神経の許容できる限度を超えて、痛み・ダルサ・疲れが起きてきます。

 

また、キーボード操作をしていると、指や肘を曲げた状態で入力する作業が多くなる為に、手や腕の筋肉が疲労や緊張でコワバッテ、「手の指が伸びにくくなる」、「腕の内側の(指や手首を曲げる)筋肉がコチコチになる」、「肘の外側や内側がジーンと痛む」、なども起きます。
しかし、時間に追われながら、キーボード操作と画面に意識が集中していると、手や腕の疲労や緊張に気付かなかったり、あるいは気付いても、『頚肩腕症候群』があまり知られていないので、「一時的な事だろう…」と思って、軽く考えたりしてしまいます。
この結果、だんだんと手や腕の筋肉のコワバリが慢性化し、血行悪化が状態化すると、神経の働きに異常が生じて、手先の器用さが失われてくるので、キーボード操作がしづらくなったり、仕事が終わっても手首や腕に痛みや疼きが続いたりしてきます。

 

更に、腕を狭い範囲の中で、前後左右に動かしている為に、腕が絶えず“力んだ”状態になるので、これにより、固定し続ける背中や肩の疲労が増します。
また、キーボードやマウス操作をしていると、脇を絞め、ずうっと肘を固定させた姿勢になるので、これによっても、気付かないうちに、背中・肩・腕の筋肉に、かなり負担がかるようになります。
更に、腕の疲労や緊張が、肩や首に拡がってくると、姿勢を支える背骨沿いの筋肉がコワバッテ、ズキズキする筋肉痛が起きてきます。

【 手首や指の“関節”障害 】

パソコンやスマホ操作などの疲労によって、腕・肘・手首などの“関節”部分にも、障害が起きます
代表的なのが、手首や指の『パソコン腱鞘炎』で、これは、長時間パソコンに向かって操作していると、手首や指を動かしている筋肉の付け根の“腱”や、腱を包んでいる“腱鞘”が擦れ合う事が多くなるからです。
この結果、手首や指の“腱”や“腱鞘”の擦れ合いから、炎症(腱鞘炎)が起きて、腫れたり、痛みが起きたり、動きが悪くなったりすると、指や手首の関節付近のコワバリが増し、指が伸ばしにくくなったり、手首から肘に不快感やダルサが起きたり、物を掴(つか)もうとした時に痛みが走ったりします。

 

中でも、長時間、背中を丸めた姿勢で、キーボード操作を続けていると、指先や手首に力が入り易くなるので、指や手首の腱や腱鞘の擦れ合いが強まり、『パソコン腱鞘炎』が起き易くなります。
また、中高年になって、身体の筋肉の柔軟性が失われて、血行が悪くなっていると、パソコン作業が一日中ずうっと続いたり、作業量が多くなったりすると、指や手首の腱や腱鞘の擦れ合いから、指・手首・肘などに違和感が起きてきたり、しびれが起きたりします。
パソコンやスマホの操作を、そのまましていると、腱や腱鞘に負荷がかかり続ける為に、手首や親指の付け根の関節部分の痛みが酷くなったり、血行が悪化して、手や腕のしびれ・肘や肩の痛み・握力の低下などが起きたりします。

 

『パソコン腱鞘炎』意外にも、「マウス操作をしていると、手首が重く感じる」とか、「マウスを握っている指の関節が痛む」など、マウスを扱う指や手首の“関節”に異常が起きる『マウス腱鞘炎 』も起き易くなります。
マウスをずうっと握って、動かしたり、クリックしたり、スクロールしたりしていると、マウスを使っている指や手首の筋肉に負担がかかり続けるので、マウスを扱う指や手首に腱鞘炎が起きる為です。
このように、キーボード操作やスマホの操作を毎日続けて、腕・肘・手首などの“関節”部分に負担がかかり続けると、『パソコン腱鞘炎』や『マウス腱鞘炎 』などが起きるので、指や手首にコワバリや違和感に気付いたら、そのままにせず、早めにケアを受ける事が大切です。

【 体調悪化や、脳の疲労も 】

更に、指から腕~肩~首にかけての疲労や緊張が積み重なると、体調を悪化させます。
腕は肩周辺の筋肉で支えられているので、腕が疲労したり異常な緊張が続いたりすると、肩周辺から背中に負担が増して、背中に痛みや疼(うず)きなどの症状が現れてくるからです
中でも、腕の疲労や緊張が続いて、背中の上半身を支える筋肉(インナーマッスル)に、筋肉の疲労や血行の障害などが起きてくると、慢性的な凝りやダルサの原因になります。

 

そして、慢性的な凝りやダルサによって、身体の疲労感や不快感の原因になったり、悪化したりします。
指や腕の筋肉は、肩や首につながっているので、指や腕の筋肉が疲労してくると、首の血行が悪化して、頭痛がしてきたり、疲れ易くなって体調を悪化させたりするからです。
この結果、始めは、「腕がパンパン、指が硬い」、「手首が痛い」、「腕がだるい、重い」、「腕に力が入ると、痛い」といった状態でも、この状態が続くと、頭重感や頭痛が起き、疲労感が強まり、身体を休めても精神的にリラックスする事ができなくなります。

 

しかも、パソコンやスマホを使って作業をしていると、小さい文字や記号を正確に判断しながら、考えを集中させて、指を細かく動かし続けるので、自然と、脳を酷使する状態にもなります。
これにより、身体全体のバランスを維持する自律神経の機能が低下してくると、「目がショボショボする」、「肩が凝る」、「眠くなる」、「頭がずんと重くなる」、などの体調の不調が起きてきます。
更に、脳の働きが鈍(にぶ)ったり、集中力が続かなくなったりするので、「なんとなく身体がだるい」、「ヤル気がでない」などが起きてきたり、精神的な緊張が高まって、「イライラ」してきたり、「ちょっとした事で腹立たしく」なったりします。

【 当院の、腕・肘・手首の改善治療 】

パソコンやスマホ操作によって生じる、腕・肘・手首などの痛み・ダルサ・疲れの原因は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、微細に判断する様々な神経に、疲労や緊張がずっと続き、回復力が追いつかなくなった為です。
このような、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善には、筋肉のコワバリ箇所や緊張箇所を確認し、それらの箇所の状態に合わせて筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行やリンパ液の流れを改善させる、東洋医療系のマッサージ治療が適しています
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行い、それにより神経の働きを回復させ、パソコンやスマホ操作などの過労の改善を行っています。

 

これは、東洋医学のツボの位置と、疲労や緊張による不快感や痛みの箇所が、ほぼ一致しているからです。
しかも、ツボが、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる反応点として現れるので、ツボを治療点として利用すると、比較的短時間に、過敏になっている神経を和らげ、違和感や痛みを緩和させる効果があるからです。
この為、痛みを感じている部分が、肩から腕の限られた範囲ならば、当院が行っているクイックマッサージ(15分ぐらいのマッサージ)でも、かなりの回復効果があります。

 

更に、毎日の、指から腕~肩~首にかけての疲労や緊張が続いて、首や肩の凝りが酷くなっている場合や、背中に痛みが出ている場合には、当院では、30分ほどの腕を含めた上半身の治療を行っています。
問診と、ツボを使った触診によって診断し、筋肉のコワバリやシコリを解消させていくので、その部分のコワバリやシコリを解消するだけでも、早ければ1~2回ぐらいの治療で、痛みが解消できます。
更に、ツボ刺激を利用しているので、「痛いけれども、気持ちいい!」という快刺激から、治療への納得感と安心感と共に、気分が落ち着いてくるリラックス効果も期待できます。

 

パソコンやスマホの操作のような指先の作業でも、画面を見ながら、指先の動きをくり返すと、だんだんと疲労と緊張が身体に溜まり、身体に不調が起き易くなります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、手首から肩にかけての疲労箇所や緊張箇所の確認と、腕や肩の緊張緩和、肘の可動域の改善などを行い、身体の痛みやダルサ解消治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

脳(頭)の疲労や思考力低下と、脳の酸素不足

【(症例)疲労や だるさ 】

何度もアクビが出たり、背伸びして深呼吸したりするのは、疲労や緊張でニブクなった脳の活動を刺激して活性化する為や、酸素不足になっている脳に酸素を補給する為、と言われます。

しかし、脳の疲れや酸素不足が続くと、アクビや背伸びの効果は限られるので、脳の働きや体調の維持に支障が出て、「集中力が続かない」、「眠気がしてくる」とか、「頭が重い」、「疲れやだるさが続く」、「頭痛がする」、「肩こり」、などが起きてきます。

このような状態に気付いたら、疲労や緊張で、脳の回復が追いつかなくなっているので、脳をリフレッシュさせる為に、首を中心とした脳への血流改善と、肩・背中・胸の呼吸筋のコワバリ解消を行い、脳と身体の酸欠状態を解消させる事が大切です。

【 脳の疲労と酸素不足 】

朝からずうっと夢中になって、パソコンやスマホを使って仕事をしていると、だんだん「頭がボーッ」としてきたり、「頭がズーンと重く」なったりして、思考力が無くなってくる事があります。
このような時に、思わず無意識に、アクビが出たり、身体を伸ばして背伸びしたりします。
これは、アクビや背伸びをする事で身体を動かし、働きのニブッタ脳を刺激する為と、疲労や緊張で不足した脳の酸素を補う為、と言われています。

 

脳が疲れたり、脳に酸素不足が起きたりするのは、仕事で考えたり判断したりする事が多くなると、それによって、脳の活動量や脳の酸素消費量が急激に増えた為ですが、それと共に大きな原因になっているのが、パソコンやスマホを使ってジッとしている姿勢が続くと、後頭部・首・肩・背中・胸などの筋肉がコワバッテ、身体の血行が悪くなったり、呼吸運動が低下したりして、脳に届けられる血液量が減少する事です。
例えば、パソコンやスマホの画面を見つめたまま、指先だけを動かす作業をしていると、首や肩の筋肉をギュッと固めた状態が続く為に血管が圧迫されて、血行が悪化するので、脳に届けられる血液量が減少して、脳の活動に必要な酸素の供給が制限されてしまいます。
また、精神的な緊張が高まった状態が続くと、胸や背中の呼吸運動をする筋肉がコワバッテきたり、交感神経が強まって呼吸が浅く(弱く)なったりするので、肺に取り入れられる酸素が少なくなって、脳に送られる酸素が減少し、脳の活動に必要な酸素の供給が制限されてしまいます。

 

しかも、パソコン作業をずうっと続けていると、脳の一部の神経が、ずうっと酷使され続けるので、その部分に極端な疲労状態と酸素不足が起きます
例えば、仕事のタイムリミットに間に合わせる為に、パソコンに仕組まれている思考方法や作業を、ひたすら続けていたり、あるいは、神経を使いながら間違いのないように、入力作業や作業手順を繰り返していたり、などの場合です。
このような状態になると、脳のある一部の神経が、ずうっと酷使されるので、その箇所に極端な酸素不足が起き、それによって脳の疲労が高まり、集中力や持続力が落ちたり、注意力や思考力が低下し始めたり、雑念が多くなったりします。

【 脳の酸素不足による症状 】

脳に酸素不足が生じる理由として、脳の酷使だけでなく、構造的な原因として、脳が身体の中で最も多くの酸素を消費する臓器にも関わらず、脳が使用する酸素を蓄えておく機能や器官が無い事があります
脳が安定的に活動するには、肺に取込んだ全酸素量の約25%を絶えず必要としますが、その酸素を脳に届ける為に、肺からの血流に頼っているので、身体の疲労や緊張によって血液の流れが低下すると、酸素不足の状態になってしまいます。
この結果、『脳にとって、血流による酸素供給が命』になっているので、身体が疲れたり、緊張する事が続いたりして、身体の血行が悪くなってくると、「アクビが何度も出る」、「無意識に背伸びして深呼吸する」、更に、「知っている名前や数字がすぐに出てこない」とか、「アレ、何だっけ?」や、「アレを、アレして!」などが起きてきます。

 

特に、中高年になって、仕事で運動不足になったり、猫背姿勢が続いて背中や胸の筋肉がコワバッテきたりすると、脳が使用する酸素を蓄えておく機能や器官が無いので、このような状態が起き易くなります。
しかも、中高年になって身体が硬くなって、肩・背中・胸などの呼吸筋がコワバッテくると、肺が充分に膨らなくなり、呼吸が浅くなります。
この結果、脳が必要とする十分な酸素が供給されづらくなって、脳の酸素が状態が進むと、体調面で次のような症状が現れます。

 

 集中力が続かない
 頭が重くなる
 頭痛がしてくる
 目が疲れる
 ちょっと休むだけでは、疲れが消えなくなってくる
 持久力が落ちて、ヤル気が無くなる
 気分が鬱っぽくなる
 人と話すのが面倒
 動悸や息切れも感じる
そして、これらの状態が長く続くと、目の病気や身体の不調が慢性化し、脳梗塞や脳卒中などの深刻な疾病のリスクが高まります。

【 日常生活に支障が 】

ところが、身体の不調が続いても、「呼吸をすれば、自然と脳や身体に酸素が届く」と思うので、毎日の疲労や緊張で、脳の回復が追いつかなくなっていても、その事に、なかなか気づきません。
しかも、時間に追われた生活をしていたり、意識が仕事に向いたままであったり、自分を取り巻く人間関係に関心が奪われていたりすると、余計に、気付きにくくなります。
しかし、脳が疲労したり、酸素不足の状態になったりして、脳の回復が追いつかなくなると、脳の活動が低下し、次第に日常生活に支障が出るようになります

 

例えば、最初は、「頭が回らない」、「何だかダルイ」、「面倒くさくなってくる」、などですが、次第に記憶力が低下したり、思い出しづらくなったりします。
この結果、「相手の名前が思い浮かばない」、「覚えられなくなる」、「約束していた事を忘れる」、「置き忘れる」、「ひとり言で同じ事を何度も言う」、「今、何をしようとしたのだろう……?」、などが起きてきます。
更に、脳が酸素不足の状態になると、精神の安定を持つ事ができなくなってくるので、「気分の落込み」、「ヤル気の無さ」、「頭がボーッとする」、「イライラする」、「仕事のミスが増える」、「忘れっぽくなる」、「注意力が散漫」、なども起きてきます。

 

しかも、仕事や家事を離れて、脳を休めたつもりでも、実際には、脳は、絶えず、蓄積した記憶を整理したり、筋肉や臓器などの全ての器官の動きをコントロールしたりして、24時間休む事無く、働き続けているので、「休んだのに疲れがとれない」とか、「休んだ後なのに、頭が働かない」、「頭の不調が気になる」などが起きます。
この為、呼吸に関係する筋肉のコワバリ解消と、首や肩の血行改善を行い、脳が必要とする酸素を、十分に届くようにする事が、何より大切です。
これによって、脳に、酸素を多く含んだ血液が流れるようにすると、頭がスッキリした感じになるだけでなく、体調を安定させる働きも回復してきます。

【 当院の、マッサージ治療とツボ治療 】

脳が活動するには、大量の酸素を絶えず必要としますが、脳には酸素を備蓄する機能や器官が無いので、脳の疲労や、それによる体調の悪化を改善するには、脳の酸素不足状態を解消させる為に、肩や背中の呼吸筋の柔軟性を回復させて、首を中心とした血行を改善させる事が重要です
当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による症状に対して、ツボ反応から身体の不調時に現れる「反応点」を確認し、マッサージ治療とツボ治療で、「反応点」を利用して、症状の改善を行っています。
これにより、首・肩・背中・胸などの、①呼吸運動の筋肉の弾力性や柔軟性を高め、②上半身の血行やリンパの流れを改善させ、③神経の緊張を和らげると、呼吸筋の働きが回復し、脳に血液が充分届けられるようになり、脳の活性化につながります。

 

急ぐ場合には、当院が行っているクイックマッサージで、後頭部・首・肩の筋肉の柔軟性を回復させるだけでも、かなり効果があります。
例えば、硬くなった背中をほぐし、首の筋肉を緩ませると、呼吸筋の働きが回復し、血行が促進されるので、気分がリラックスしてくると共に、脳の活性化に効果があります。
また、首から背骨沿いに自律神経が通っているので、圧迫されていた自律神経が回復してくると、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの改善になります。

 

できれば、下半身の血行も促進させると、体調の改善に、より効果的です。
重力の影響で、人の血液量のうち約70%は、自然と、腰から下に集まってしまうので、下半身の血行を促進させると、全身の血行が良くなって、脳への血流改善になるからです。
特にパソコンに向かいっぱなしで仕事をしている人は、血流速度が低下して身体の血行が悪化してくるので、下半身を含めて血行を改善させると、脳の酸素不足を回復させるのに効果的です。

 

あくびが頻繁に出たり、背伸びして深呼吸を繰り返したりするのは、毎日の疲労や緊張で脳が酸欠状態になり、回復が追いつかなくなった為なので、脳の働きの低下や体調悪化の原因になります。
当院は、脳(頭)の疲労や思考力低下に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体のストレスや過緊張を緩め、循環機能を整えて、体調回復や脳の働きの改善治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

パソコン操作(じっとしている姿勢)の緊張や疲労と、その解消

【(症例)疲労や だるさ 】

パソコン操作やデスクワークなどで疲れてくると、首・背中・腰などの『姿勢を維持する筋肉』部分に、筋肉のコワバリと、ダルサや疲労を感じてきます。

この『姿勢を維持する筋肉』の疲労は、身体の芯になっている部分の疲労なので、広範囲に感じられ、休んでも疲労が解消されずに、仕事に取り掛かるとぶり返したり、疲労解消のつもりで軽い運動やストレッチをすると、かえって、筋肉疲労が増して、疲労感やダルサが強まったりします。

このような疲労の回復には、身体のコワバリ箇所やシコリ箇所を確認して、これらを解消し、身体の柔軟性を回復させていく事が必要になるので、疲労で痛みや硬さとなって現れているツボを利用すると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、神経の興奮が和らぎ、身体の疲労や緊張が解消され易くなります。

【 姿勢を維持する筋肉の疲労 】

長時間、パソコン操作やデスクワークをしていると、「首や肩の凝り」、「後頭部の疲労感や痛み」、「背中の肩甲骨あたりのダルサや痛み」、「腰の鈍痛」などで、辛くなってきます。
これは、身体の骨格に沿って伸びている首・背中・腰などの『姿勢を維持する筋肉』が、無意識のうちに休み無く、ずうっと働き続ける為に、過労状態になった為です
しかも、ストレスや心配事などがあると、気付かないうちに『姿勢を維持する筋肉』の緊張を強めるので、ますます疲労感やダルサ・痛みなどが大きくなります。

 

この『姿勢を維持する筋肉』の疲労は、身体を活発に動かした時の筋肉の疲労と違って、「疲労箇所が広範囲で特定しづらい」、あるいは、「身体が動きづらくなって、ドンヨリとする」、といった特徴があります。
これは、疲労感やダルサが、血行の悪化によって神経が刺激されて起きてくるので、疲労によって血行悪化が骨格沿いに拡がってくると、疲労範囲が広範囲に感じられ、特定しづらくなり、ドンヨリとした感じになるからです。
また『姿勢を維持する筋肉』が骨格に沿って張り巡らされているので、この筋肉が疲労すると、身体が動きづらくなったり、身体を動かすのにダルサを感じたりします。

 

『姿勢を維持する筋肉』の疲労は、始めのうちは、疲労箇所がハッキリしなかったり、漠然としたりしていますが、更に疲労が続いたり、強まったりすると、「朝起きた時に、首が動かしづらい」、「背中がコワバッテ、ダルイ」、「椅子に座っていても、腰に痛みを感じる」、などが起きます。
疲労や緊張が、続いたり強まったりすると、それによって神経が過敏になって、痛みを感じ易くなる為です。
更に、これらの体調不調による痛みで、体調を保つ自律神経の働きが弱まると、「肩がこる」、「身体のダルサが増す」、「冷える」、「疲れ易くなる」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの症状が起きてきます。

【 疲労感やダルサの解消 or クタクタの解消? 】

このような『姿勢を維持する筋肉』の疲労に対して、運動や動作をした時の疲労は、腕・腰・脚などの『関節を伸ばしたり縮めたりする筋肉』の疲労です。
疲労は大きく分けて2種類あるので、疲労を解消する場合には、『姿勢を維持する筋肉』の“疲労感やダルサの解消”なのか、それとも、『関節を伸ばしたり縮めたりする筋肉』の“クタクタの解消”なのかを、区別して行うと効果的です
実際には、身体のいろいろな筋肉が、この2つの働きを同時にしているので、どちらの疲労タイプが多いかによって、疲労解消の方法を選んで行う事がポイントになります。

 


例えば、運動や動作などの『関節を伸ばしたり縮めたりする筋肉』の疲労解消には、“身体に溜まった疲労物質や老廃物の除去”をメインに考えて、血液を積極的に循環させて、身体のコンディショニングを行うと効果があります。

この代表例が、運動後の“クールダウン”で、運動強度を落として、血行を促進させる筋肉ポンプを維持できる程度にして、身体に溜まった疲労物質や老廃物を除去するようにします。
また、運動後に、お風呂やシャワーなどで身体を温める事も、血管を拡げて血行を促進するので、身体に溜まっている老廃物や疲労物質の排出が促されて、疲労回復に効果があります。

 

これに対して、パソコン操作やデスクワークの『姿勢を維持する筋肉』の疲労を解消させる場合には、最初に、筋肉の緊張によるコワバリを確認して解消させると、疲労回復に効果があります。
『姿勢を維持する筋肉』のコワバリを十分に解消しないで、身体を休めるだけでは、筋肉のコワバリで血管が圧迫されて血行不良になっているので、身体の酸素不足状態や、疲労物質や老廃物が排出しづらい状態になって、いつまでも身体の疲労が解消されなくなるからです。
また、『姿勢を維持する筋肉』のコワバリを十分に解消しないで、運動後の“クールダウン”のように、運動したりストレッチをしたりすると、一時的に血行が良くなっても、筋肉のコワバリが解消しきれずに、筋肉の働きが低下した状態になっているので、疲れや体調不調が身体に残った状態になったり、後になって筋肉の痛みや不快感がぶり返したりします。

【 筋肉内の、シコリの発生 】

また『姿勢を維持する筋肉』の疲労や緊張が長引くと、筋肉内に硬いシコリが生じる事が多くあります
筋肉の疲労や緊張が強まったまま長引くと、筋肉の組織が複雑にからみ合ったままの状態で、筋肉から水分が押し出されるので、豆粒のような、筋肉の縮(ちぢ)こまった状態ができるからです。
この為、皮膚の上から触ると、硬くコリコリと感じられます。

 

シコリができると、悪影響として、付近の神経の異常な興奮を起こして、ズキズキ・ジンジンとした痛みが起き始めるだけでなく、疲労の回復を遅らせたり、さまざまな症状を引き起こしたりします。
これは、シコリから、絶えずズキズキとか、ジンジンした不快感が起きると、神経が過敏な状態になり、不快な感じが余計に大きくなったり、痛みが続いたりするので、身体に不調が起き易くなるからです。
起き易い痛みとして、首や肩にできたシコリの不快感から、頭痛や頭重感が慢性化したり、肩甲骨の内側や背骨周辺のシコリからズキズキ・ジンジンとした痛みが起きたり、腰の筋肉にできたシコリの不快感から腰や脇腹の痛みが増したりします。

 

しかも、シコリができると、筋肉が凝り固まった状態なので、なかなか解消できなくなって、ストレッチをしたり、温めてみたりしても、緩める事ができず、そのまま残ってしまいます。
この為、シコリから神経からの不快感や痛みが続いて、血行悪化が続いてしまうので、痛みと血行悪化が悪循環となって、身体の自然回復力が低下してしまいます。
この結果、『頭痛持ち』『慢性的な背中や腰の痛み』『ギックリ腰の繰り返し』『天気の変化による身体の痛み』などが起きてきます。

【 当院の、じっとしている姿勢の疲労回復 】

当院は、『姿勢を維持する筋肉』の疲労解消の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、筋肉のコワバリやシコリの解消を行い、身体のコンディショニングを行っています。
これは、東洋医療系のマッサージ治療が、昔から、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の痛みの解消に利用されてきた実績があり、現在では、その効果から、リハビリやスポーツのケアにも活用されているからです
しかも、自律神経に働きかけて、精神的なリラックス効果もあるので、自律神経と相互に影響する『姿勢を維持する筋肉』の疲労回復に適しています。

当院では、シコリができる箇所が、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、ツボ治療を加えて、身体の疲労や緊張の回復や、体調改善を行っています。
反応が現れたツボを確認して、そのツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、シコリやコワバリを和らげる効果だけでなく、血行を促進させて老廃物を排出したり、自律神経に働きかけたりして、体調改善に効果があるからです。
特に、パソコン操作やデスクワークをしていると、肩甲骨に沿った部分や、背中から腰の中心部分、お尻の股関節部分などに、筋肉のコワバリやシコリができてくるので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、効果的に、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる事ができます。

 

更に、当院では、『姿勢を維持する筋肉』の緊張や疲労の解消の為に、背骨・肩甲骨・股関節などのチェックを行っています。
これらの箇所は、身体を支えながら、身体のバランスを取っているので、必要以上に筋肉の緊張が強くなり、筋肉が凝っていたり、コワバッテいたり、それによって骨の並びがズレタ状態になったりするからです。
背骨・肩甲骨・股関節などの緊張や疲労を回復させて、身体の負荷を解消すると、身体が軽くなった感じになり、本人が予想している以上に体調の改善が実感されます。

 

パソコン操作やデスクワークをしていると、『姿勢を維持する筋肉』の疲労や緊張が増して、痛みやダルサに悩まされるだけでなく、解消するのが難しくなります。
当院は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みや不快感に対して、ツボ反応を利用したマッサージ治療で、血液やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性を高める、神経の興奮を鎮めるなどによって、不快な症状の解消を図っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労回復と、睡眠の為のコンディション作り

【(症例)疲労や だるさ 】

仕事の疲れや心配事などが続いて、「身体がダルイ」、「疲労が解消しない」、「何もする気が起きない」などが起きると、仕事に身が入らなくなってくるだけでなく、うっかりミスが起き易くなったり、勘違いも多くなったりします。

これは、心身の負担が増して、体調を保っている自律神経がオーバーワーク状態になってくると、「もう、これ以上の活動は無理、休みたい!」というサインが、無意識のうちに身体から現れてくるからです。

オーバーワークになった自律神経を回復させるには、『質の良い睡眠』をとる事が欠かせないので、「神経の高ぶりを鎮めてスムーズに眠りに入れる」、「グッスリ眠れる」、「寝起きがスッキリ」などができるように、“眠る為のコンディション作り”が大切です。

【 自律神経のオーバーワーク 】

疲労する事は誰にでもあって、ほとんどが、翌日になると元気な状態に回復するので、疲労を感じても、「いつの間にか自然に消えていくもの」と思いがちです。
しかし、疲労は身体の機能が保てなくなった状態なので、疲労がずうっと続いたり、蓄積されたりすると、それによって身体の中に疲労物質や老廃物が溜まり、身体の回復力を低下させるので、心と身体に様々な症状が現れるようになります
このような状態になるのを予防し、「これ以上の疲労は身体に危険だ。身体の機能が保てなくなる!」という事を気付かせる為に、脳から「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」、といった疲労サインが自然と現れ、「思考力の低下」、「注意力の散漫」、「反応が遅くなる」、「動作が緩慢になる」、「行動力の低下」などが起き、自然と身体が休むようになっていきます。

 

しかし、これらの疲労サインが現れても、身体の負担状態や、それに伴う回復力の低下を、きちんと判断する事が難しかったり、思いつかなかったりします。
この結果、疲労感を軽く考えたり、無視したりして、今やっている事を優先させて、休まずに働き続ける事が多くあります。
しかも、「いつも、仕事を生きがいと考えている」、「目標達成が求められている」、「仕事の締め切りに追われている」などがある場合は、ますます疲労を無視しがちになります。

 

これによって、心身の安定を保っている自律神経の働きに負荷がかかり続けて、オーバーワークになると、身体の正常な働きが保てなくなります。
この結果、身体からの疲労サインだけでなく、「頭がずんと重くなる」、「目がショボショボする」、「肩がこる」、「血圧の不安定」、「頭がのぼせる」、「やる気が出ない」、「身体がだるい」、「内臓の不調」、といった身体の不調が起きます。
そして、この身体の不調から、「疲労感やダルサで、人と会話や食事をするのも面倒」、「疲れているのに、寝付けない」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が一週間以上続いている」、といった病的な症状も起きる事があります。

【 疲労感の増大 】

疲労を感じ始めると、最初のうちは、“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”のうち、どちらか片方を強く感じます。
例えば、“肉体的な疲労”を感じる場合、筋肉を動かすエネルギーが不足したり、筋肉に疲労物質が溜まったりしている事が原因になっているので、筋肉のダルサや筋肉の張りとなって、「疼くような痛み」や、「動かしにくい」、などが起きます。
あるいは、身体を動かさなくても、デスクワークのように同じ姿勢を続けたり、姿勢が悪かったりしていると、一部の筋肉に緊張を続ける事になるので、やはり、「疼くような痛み」や「動かしにくい」などの“肉体的な疲労”を感じるようになります。

 

反対に、ダルサや倦怠感などの“精神的な疲労”を、最初に感じる事もあります。
例えば、パソコンやスマホなどを使って、多くの情報を一気に判断したり、一つ一つの問題に対して速い判断が求めたりしていると、一部の脳を酷使する状態になるので、「ダルサ感」や「倦怠感」などが強く起きるようになります。
また、思考のオーバーワークだけでなく、仕事や人間関係などで、気分的に気が進まなくて、内心「やりたくない!」と思っていたり、苦手意識があったりすると、やはり、脳の処理能力にゆとりが無くなってくるので、“精神的な疲労”を引き起こします。

 

このように、始めは“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”のうち、どちらか一方を感じますが、疲労状態が続くと、次第に“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”の両方を感じてくるので、だんだんと疲労が増してくように感じます
体調を保っている自律神経は、心と身体の状態を活発にする交感神経と、心と身体を休ませる副交感神経が、うまくバランスを取りながら働いているので、仕事や心配事などで交感神経が強まると、副交感神経が弱まって、“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”の両方の疲労が起きてくるからです。
この為、最初は“肉体的疲労”から、「身体のダルサ」、「筋肉の張り」、「頭痛」、「肩こり」、「腰の痛み」などを感じる程度だったものが、次第に“精神的疲労”の、「イライラ」、「憂うつ」、「怒りっぽくなる」、などが起きたり、反対に“精神的疲労”が強まると、次第に“肉体的疲労”も起きたりして、時間と共に、疲労が強まってくるように感じます。

【 運動でリフレッシュ? 】

この為、身体を休めているだけでは、心拍や血圧が低下したままの状態が続き、身体の中の疲労物質や老廃物の排出が進まないので、身体に溜まった疲労や不快感を、「運動をする事で、リフレッシュさせよう!」と、“逆張り”の疲労解消法をする人がいます。
「運動をする事で、コワバッタ身体の柔軟性を回復させて、血行を促進し、しかも、これによってストレス発散にもなる」、という発想です。
確かに、運動をすると、血行が盛んになる上に、脳から快感や興奮を与える物質(エンドルフィン)が放出されるので、疲労がとれたような気になります。

 

しかし、血行が盛んになる事や、脳から快感や興奮を与える物質が放出されるのは、運動をした時や、運動直後の、一時的な現象です。
疲労が溜まって、身体を休める力が弱まっているところに、更に頑張って運動をしてしまうと、体調を整える自律神経が、ますますオーバーワークになるので、余計に疲労が増したり、運動による筋肉の痛みが起きたりするからです。
また、自律神経のオーバーワークによって、肩こり、腰の痛み、身体のダルサ、などが強まったり、『交感神経』の働きが夜まで続いて、睡眠の質を低下させるので、疲れが十分解消できなくなったりします。

 

身体に疲労を感じてくるのは、体調を保っている自律神経が限界近くになって、「もうこれ以上、酷使させないでくれ」というサインです。
また、長時間のデスクワークで、身体の同じ筋肉に負荷がかかり続けたり、同じような思考作業をずうっと続けたりすると、気付かないうちに、体調を保つ自律神経が酷使された状態になります。
この為、「運動をする事で、リフレッシュさせよう!」という場合には、息が少し上がるくらいの軽めの運動を、毎週のルーティンとして繰り返して、仕事で滞りがちの血行を促進させる事が大切です

【 当院の、睡眠のコンディション作り 】

疲労は、心と身体の状態を活発にする交感神経が一方的に強まった状態なので、低下している副交感神経の働きを回復させて、『質の良い睡眠』が取れるようにする事が必要です。
しかし、疲労が続くと、心身を活発化させる『交感神経』が高ぶって、「寝ようとしても、なんかなか寝付けない」とか、「熟睡できずに眠りが浅い」、「寝ても疲れがとれない」といった状態になります。
また、中高年になったり、体調の不調があったりすると、新陳代謝が遅くなってきたりするので、睡眠をとったつもりでも、疲労が解消できずに残ってしまう事があります。

 

この為、中高年以降になって、忙しい人ほど、副交感神経の働きを回復させて、睡眠の質を高められるように、“眠る為のコンディション作り”が大切です
このような“眠る為のコンディション作り”に、当院は、ツボ治療を併用したマッサージ治療を行っています。
これは、ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、ツボを利用した治療を行う事によって、身体の不快感を減少させ、脳と身体が休める状態ができ、「寝つき易い」、「ぐっすり眠れる」、「寝起きがスッキリ」、などの睡眠改善に効果があるからです。

 

例えば、体調を保つ自律神経の不調から、身体に硬くなっている箇所や、違和感のある箇所があると、神経を過敏にさせ、入眠しづらくなるので、ツボ反応で身体の状態を把握しながら、硬くなった筋肉の緊張を解消し、血液・リンパの循環改善を行うと、眠り易くなります。
また、身体の循環が悪くなっていると、疲労感が増し、ダルサ、頭重感、イライラ感、なども生じ、スムーズな入眠や熟睡を妨げるので、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、身体の循環を促し、不要な老廃物を排出させると、心身がリラックし、睡眠の質を上げる事が期待できます。
特に、疲労が身体に溜まって、「起きにくい」、「作業能率が低下する」、「寝ても疲れが取れない」、「身体のダルサが続く」などの場合は、ツボ反応を利用したマッサージ治療で、“眠る為のコンディション作り”をしておく事が大切です。

 

東洋医療は、もともと、「病気になる前に、身体を整えて、健康状態に戻す(『未病治』)」を得意としているので、本人の気付かない疲労の解消や、体調の維持にも適しています。
当院は、心身の疲労解消に、東洋医学をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、短時間に、そして患者の負担が少ないようにしています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。