浅い呼吸(息苦しい)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

(写真)浅い呼吸

 

デスクワークをしていると、「思考力が低下してボンヤリする」、「何となく頭が重い」、「気持ちがイライラしてくる」などが起きるので、そんな時、思わず、身体を伸ばして深呼吸をしたり、身体を動かしたくなったります。

しかし、呼吸をサポートしている、胸や背中などの筋肉のコワバリが慢性化し、肩や背中・腰などにも、痛みや不快感が続いていると、自分でストレッチや運動をしてみても、一時的な効果に終わります。

呼吸筋と呼ばれる、首の筋肉、背中の筋肉、胸の筋肉、お腹の筋肉などの、コワバリや疲労をチェックし、これを解消させて、更に、身体の不調を伴っている事が多いので、体調を回復させる事が大切です。

【 浅い呼吸 】(図)浅い呼吸

運動をしていて、息苦しさを感じる事はよくありますが、普段の生活の中でも、息苦しさに気付く事があります。
例えば、「チョッと急ぎ足で歩いたら…」とか、「駅の階段を昇ったら…」や、あるいは、「カラオケで歌っていたら、息が続かなかった」、「息を吸い込んでいるうちに、曲に遅れた」、などです。
そんな時、原因を、「普段、椅子に座っている事が多いから、運動不足のせいかな?」と思ったり、「歳をとって、体力が落ちたかな?」と気になったりします。

 

息苦しさは、運動不足や体力が低下している時に、いつも以上の活動をすると、必要な酸素量が身体に取り込めなくなって起きますが、普段から浅い呼吸になっている場合も、息苦しさを、じわじわと感じてくる事があります。
これは、呼吸が浅くなっていると、呼吸量がわずかなので、呼吸筋の力がほとんど要(い)らずに済みますが、その分、吸う力が弱いので、外気を吸っても、少ししか吸えず、身体に必要な酸素を取り込みにくくなるからです
また、吐く息も弱いので、充分に吐ききれず、肺からの炭酸ガスを多く含んだ息を、再び肺に戻してしまい、余計に息苦しさを増すようになります。

 

例えば、デスクワークや家事で、長時間にわたって背中を丸めた姿勢でいると、肺が圧迫され続け、内蔵も下がるので、呼吸活動の7割近くを担っている横隔膜の動きを制限して、呼吸が浅くなります。
また、仕事や家事で、緊張している時間が多くなると、『緊張で、息を呑(の)む』と言われるように、無意識のうちに身体に力が入り、呼吸が弱まります。
この為、通常の呼吸回数は、1分間に12〜18回程度ですが、呼吸が浅くなると、一回に吸う呼吸量が少ないので、呼吸回数が増えて、20回以上の浅い呼吸になります。

【 体調悪化や、イライラ感に 】(図)体調悪化

ところが、呼吸が浅くなっても、普段、呼吸が乱れる事があまりないので、「息を吸えば、肺は自然に拡がり」、「息を吐くと、自然に肺が縮まる」と、思っています。
しかし、肺に取り込める酸素の量が減ってしまっているので、“息苦しさ”や“酸素不足”を、感じ、何となく呼吸が浅くなっている事を感じます。
そんな時に、脳に新鮮な酸素が届け、脳を活性化させて、リラックスできるように“ため息”が出ますが、しかし、自然に「フ~ッ」と、数回ため息をするだけでは、全身に、新鮮な酸素が行き渡りません。

 

このような状態が続くと、身体が“息切れモード”の状態になり、体調悪化やイライラ感が起きます
この結果、身体に酸素を十分に取り込めなくなるだけでなく、老廃物が溜まるので、顔色が悪くなる、肩こり、腰痛、脚のむくみ、などの体調悪化が起きてきます。
また、身体をコントロールしている自律神経にも影響を与えて、「最近、ダルク疲れる」とか、「休んでも、疲れがとれない」、なども起きてきます。

 

そして、頭痛、イライラ感、気分がスッキリしない、鬱の気分、なども現れます。
これは、たくさんの酸素を必要とする脳が、脳の酸素不足から、その影響を受ける為です。
この為、「思考力が低下してボンヤリする」とか、「何となく頭が重い」などや、反対に、ストレスの元であるイライラした感情が、起き易くなります。

【 呼吸筋が固まって 】(図)呼吸筋

“息苦しさ”や“呼吸がしにくい”などがきになってくると、息を吸い込む時に、困難さを感じるようにもなります。
ノド周辺や、背骨のキワ近くの筋肉が、固まっているように感じるからです。
これは、自律神経の働きが緊張状態になると、身体内部の“呼吸筋”が緊張するだけでなく、身体外部のノド周辺の筋肉(胸鎖乳突筋)の緊張から、ノドにコワバリを感じるからです

 

また、肩こりや背中のこりが慢性化していたり、肩甲骨を動かすとゴリゴリと音がしたりする場合も、この状態が起き易くなります。
肩や背中の凝り感だけでなく、コリによって肺を圧迫して、肺が自然に拡がらなくなるからです。
特に、仕事や対人関係などのストレスが高まると、呼吸の苦しい感じや、胸苦しさが、増すようになります。

 

この為、デスクワークや家事で、長時間にわたって背中を丸めた姿勢でいる事が多く、更に、緊張している時間が多いと、呼吸筋が固まり易くなります。
きちんと深く呼吸する複式呼吸が少なくなり、代わりに、胸呼吸・口呼吸などの浅い呼吸が多くなるからです。
この結果「歌を歌うときに、息を深く吸い込めず、声が出ない」とか、「言われてみれば、呼吸が早く浅くなって、肩こりもひどいし、身体にずっと力が入っていて、疲れが抜けない」、といった状態になります。

【 当院の、呼吸筋の柔軟性回復治療 】(写真)当院の治療

浅くなっている呼吸を改善するには、肺を取り巻く、呼吸筋の肩甲骨周辺や前胸部の柔軟性を回復させ、十分に息を吸ったり、吐いたり、できる事が必要です。
しかし、呼吸の浅い状態が続くと、これらの筋肉がすっかり硬くなって、いろいろな背中の筋肉の伸び縮みを調節している肩甲骨の動きを封じ込めて、ストレッチできる状態でなくなっているのが一般的です
この結果、ストレッチをしてもあまり効果が現れなかったり、また、筋肉の硬さが緩んできても、筋肉内にシコリが残っていると、再び元の状態に戻ってしまったりします。

 

このような、自分でなかなか回復しづらい、背中の肋骨のまわりや胸元の筋肉に対して、当院は、ツボを使用したマッサージで、柔軟性を回復させる治療を行っています。
もともと、マッサージ治療は、筋肉のコリやコワバリを解消させる事を得意としているので、“呼吸筋”の回復にも、十分活用できます。
“呼吸筋”の柔軟性を回復させると、深い呼吸もできるようになるので、息切れ感が無くなるだけでなく、脳に酸素が十分の届くようになるので、頭がスッキリしてくるのが実感できます。

 

特に当院では、身体に現れるツボ(反応点)を利用し、症状の改善を行っています。
これは、呼吸が浅い人の場合、「ヤル気が出ない」、「寝起きが悪い」、「首や肩がよく凝る」、「手や足が冷たい」、「姿勢が悪い」、「息苦しい」、「イライラしてしまう」、などの体調不調も現れているからです。
「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」という状態なので、ツボ(反応点)を利用して、身体のバランスを整えています。

 

呼吸筋の活動を活発にさせ、身体の血行を改善させるには、呼吸筋のマッサージ治療が効果的です。
当院は、こりの解消をはじめ、心身がリラックスできるように、筋肉の柔軟性を回復させる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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