身体の不調や、不快感

更年期の女性の腰痛と、お尻の冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

腰痛は女性にとって、肩こりに次いで2番目に多い症状で、特に更年期以降になると、腰痛が起き易くなるので、女性の半数以上が腰痛に悩まされます。

これは、この時期になると、加齢による筋力低下、毎日の疲労、身体の冷え、運動不足、姿勢の悪化などで、普段の行動や生活をしているだけでも、身体を支える腰に負担が大きくなったり、腰の負担が続いたりするからです。

この為、更年期からの女性の腰痛対策には、気になる腰だけでなく、身体を支えたり動かしたりしているお尻の筋肉を含めて、痛みの箇所を調べ、加齢や疲労で悪化している血行や筋肉のコワバリを回復させて、体調を整える事が大切です。

【 更年期の腰痛の経緯 】

~ 更年期になると、多くなる腰痛 ~

更年期になると、体力の低下や、疲労の慢性化、血行の悪化、体重の増加、姿勢の悪化などの影響で、腰痛に悩まされる女性が多くなります。

更年期を迎えると、血管をコントロールしている自律神経の働きが不安定になったり、加齢や運動不足で筋力が低下したりするので、この時期に、これらの体調を悪化させる事が起きると、身体を支えたり動かしたりしている腰の筋肉に、負担が増すからです

しかも、腰に痛みが起きなくても、腰の血液やリンパ液の流れが悪化して、必要な酸素が不足したり、老廃物が排出されづらくなったりするので、ジッとしていても、腰に“疲労感”や“ダルサ感”が起きるようになります。

~ 腰痛の前ぶれ ~

しかも、朝起きた時や立ち上がった時などに、必要な酸素が不足したり、老廃物が排出されづらくなったりしているので、腰の神経が刺激されて、疼くような「チクチク」、「ジンジン」、「ズーン」といった“腰痛の前ぶれ”を感じる事が多くなります。

更に、日中に疲労や緊張が続いたり強まったりすると、腰の神経への刺激が増すので、「腰がジンジンとかジーンと疼く」、「腰に疲れやダルサを感じる」、「夕方になると腰がウズウズと痛む」といった、腰の異常を強く感じるようになります。

そして、これらの影響で腰の筋肉がコワバッテくると、「腰の内側に、“がんこな”こりや痛みを感じる」、「腰がコワバッテ、動きづらい感じ」、「腰がボテッと、腫れてふくらんだ感じ」といった、“腰痛の前ぶれ”現象が強まります。

~ 身体の痛みや、不調感も ~

また、腰の血液やリンパ液の流れが悪化してくると、上半身や下半身の血液やリンパ液の流れも閉胸を受けて悪化するので、肩コリや背中のコワバリ、膝の痛みなど、身体の様々な所に痛みが起きます。

代表的なのが、「夕方になると、腰だけでなく、背中も鈍い痛みがする」、「腰が疲れてくると、首から肩にかけての筋肉が、張り詰めたようになる」、「腰の調子が悪くなると、立ち上がった時や歩き始めに、膝に痛みを感じる」、などの症状です。

そして、これらの身体の違和感が繰り返されると、「頭が重い日や、頭痛が続く」、「気分的にモヤモヤする」、「以前のように、活発に動く気がしない」、「イライラしてくる」などにも、悩まされるようになります。

【 腰と密接に関連しているお尻の筋肉 】

~ 腰とお尻 ~

腰に違和感が起きたり、腰に痛みを感じたりすると、改善させる為に、腰に湿布薬を貼ったり、腰のストレッチをしたりします。

しかし、実際には、気になる腰だけでなく、腰の筋肉と密接に関連しているお尻の筋肉も、注意してチェックして、ケアする事が不可欠です。

身体を支えたり、動かしたりする為に、お尻は腰の土台になって働いている事と、人の、座る・立つ・歩くなどの基本的動作は、お尻と腰の筋肉が、互いに協調しながら同じ働きをしているからです

~ お尻の筋力低下から ~

例えば、座っている事が多かったり、歩く事が少なかったりする事が毎日続くと、次第に、身体を支えたり動かしたりするお尻の筋肉が、弱ってくるので、「物を持ち上げると腰が痛む」、「前かがみになったり、ひねったりすると腰が痛い」などが起きてきます。

特に、更年期になって、気付かないうちに、加齢による筋力低下、毎日の疲労、身体の冷え、姿勢の悪化などで、お尻の筋肉が弱っていたり、疲労していたりすると、腰の筋肉の負担が増して、腰痛を起こし易くなります。

しかも、女性の場合、子宮を守る為に、お尻に脂肪が着き易いので、更年期以降、座っている時間が多くなって、お尻の筋力が低下すると、お尻の筋肉が脂肪に変わり、気付かないうちに腰に負担が増してくるので、「腰が重い」、「だるい」、「動きづらい」、などを感じるようになったり、歩く事や立っている事が辛くなったりします。

~ 運動機能の低下 ~

また、お尻の筋肉は、人が二足歩行を行う為に発達した筋肉なので、お尻の筋肉が弱ってくると、腰の痛みや違和感だけでなく、運動機能の低下も起きてきます。

例えば、「長時間、立っていられない」、「足が上がりにくくなる」、「歩行速度の低下」、「歩幅の低下」などが起きたり、歩いたり走ったりすると、お尻の筋肉が『衝撃吸収』や『身体のふらつき防止』の役割をしているので、これらの役割ができなくなって、すぐに疲れたりします。

この為、更年期になって、お尻の筋肉が弱ってくると、腰から下半身にかけて、絶えず重ダルサや疲労感に悩まされたり、脚の運動機能の低下を感じたりするようになります。

【 お尻の冷えの原因 】

~ お尻の血行悪化 ~

お尻の筋肉は、分厚い筋肉が何層も重なり合っているので、それらの筋肉の働きを維持する為に、毛細血管が網の目のように、たくさん集まっています。

ところが、お尻は、手足と違って、あまり動かす事がない上に、中高年になって、加齢や運動不足などで血液を流す筋肉のポンプ活動が弱まってくるので、お尻の血行が悪くなりがちです

この結果、お尻の血行が悪くなってくると、「脚のむくみ」、「身体の冷え」、「下腹部やお尻のほうへ抜けるような鈍痛がある」などが生じ、次第に腰も、痛みや不快感が起き易くなります。

~ 骨盤内の脂肪と、お腹回りの脂肪 ~

特に、女性の骨盤は、内部に子宮や卵巣などがある為に密集状態になり、骨盤内の血管がその隙間を通る状態になっているので、冷えや身体の不調で血行の悪化が起きると、腰の血行が悪くなって、“疲労感”や“ダルサ感”を伴った腰痛が起き易くなります。

また女性のお尻の特徴として、多くの脂肪によって骨盤内の子宮を守っていますが、“脂肪は一旦冷えると温まりにくい”性質があるので、血行が悪化して骨盤内の脂肪が冷えてしまうと、腰も冷やして、腰痛を起こす原因になります。

しかも、更年期になって、お腹回りに脂肪が多く着くと、お尻と腰を冷やして、腰痛が起き易くなります。

~ お尻の内部の血管や神経 ~

しかも、お尻には、下半身につながる太い血管や、血流を調整する働きのある神経(坐骨神経)などが通っているので、お尻が冷えて、お尻の筋肉がコワバルと、内部の血管や神経を圧迫して、お尻の冷えと共に、腰の重ダルサや腰痛も引き起こします。

この為、「腰からお尻にかけて、スースーと冷えを感じると、腰が重ダルクなって辛くなったり、腰痛が起きたりする」という場合は、お尻の血行悪化や神経圧迫から、腰の重ダルサや腰痛を起こしている可能性があります。

更に、お尻の奥の筋肉が、お尻の血行悪化で硬くなってくると、お尻の奥を通っている神経を圧迫して、お尻や太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛み(坐骨神経痛)を起こす事もあります。

【 当院の、更年期の腰痛治療 】

~ 腰痛が起きる場所 ~

女性が更年期になって、腰に痛みを感じる事が多いのが、ベッドから起きる時や立ち上がって歩き始めた時、階段を昇り降りした時、中腰になった時、長時間の立位や歩行をした時、などです。

そして、痛む場所は、①腰の骨と骨盤の継ぎ目あたり、②骨盤と太ももの骨の継ぎ目(股関節)あたり、の2つが代表的な場所になっています。

しかし、腰痛が起きる場所は、このように大きく2箇所ありますが、本人にとって、痛む箇所が“漠然”とした感じになっています。

~ 痛みの箇所と、ツボ反応 ~

この為、当院では、①痛みを引き起こしている箇所を確認する為と、②患部の範囲を確認する為に、触診と共に、痛みに関連するツボ反応を利用して、探し出すようにしています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、疲労感やダルサ感が加わった“独特な違和感や痛み”になっている場合には、多くが、腰とお尻の筋肉のコワバリと、それによる血行悪化が原因になっているので、マッサージ治療とツボ刺激で、骨盤周囲の靭帯や筋肉の柔軟性を回復させて、血液やリンパ液の循環の改善を図ると、腰痛改善に効果があります。

~ 骨盤周囲の関節付近の柔軟性をチェック ~

更に、当院では、腰痛改善の為に、お尻と腰の筋肉に関係する、太ももとと骨盤の関節、後ろの骨盤の関節、背骨と骨盤の関節、などの関節のチェックを行っています。

お尻は、『縁の下の力持ち』として、腰の下側で体重を支えながら、上半身や脚を動かす柔軟な動きが必要なので、骨盤周囲の関節付近の筋肉の柔軟性をチェックする為です。

これらの関節周囲の筋肉の滑らかさを回復させると、骨盤内の血行も促進され、「腰の重だるさがスッキリした」と言う人がいるくらい、腰の痛みを減少させる効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

腰とつながっているお尻は、毛細血管が多く集まっている箇所なので、更年期になって自律神経の働きが不安定になったり、運動不足になったりすると、血行が悪くなって冷えが生じ、腰痛が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の血流の改善や、筋緊張やそれに伴うコワバリ解消によって、不快感や疲労感などを緩和して無くし、下半身の運動機能の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

イライラ、疲労、だるい、頭痛、眠れない、女性の不定愁訴と東洋医療

【(症例)身体の不調や、不快感 】

成人女性の2人に1人以上が、「何となく身体がだるい」、「疲れ易い」、「肩こりがつらい」、「食欲がない……」、「イライラする」、「頭痛や頭重感に悩まされる」、などの『不定愁訴』に悩まされています。

これは、女性が男性と違って、ホルモン分泌が不安定になったり、結婚・妊娠・出産などで生活習慣が変わったり、家庭の中や職場でストレスや居心地の悪さなどを感じ易くなったりするので、これらが大きく影響していると考えられています。

このような病気ではなくても、健康と言えない症状には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要なので、身体の異常を知らせる反応点(ツボ)を利用して、疲労箇所や緊張箇所を調べて解消し、体調を回復させていく治療法が、身体にとって無理が無く、身体に合った改善方法になります。

【 何となく体調が悪い 】

~ 不定愁訴 ~

「何となく体調が悪い」という自覚症状があっても、病院で検査しても異常が見つからず、不調の原因がわからない症状を、『不定愁訴』と言います。

しかし、生活のストレス、睡眠不足、心身の過労、ホルモンバランスの乱れなどによって、体調を保つ自律神経の負担が大きくなると、体調の維持ができなくなって、『不定愁訴』と言われる不快な症状が起きる事が分かっています。

これは、自律神経の乱れや機能の低下などで、脳や神経が過敏な状態になると、チョットした感覚が大きく増幅されて不調感が強まったり、外からの様々な刺激を調節しているフィルター機能が低下し、感じなくてもいい刺激を感じてしまい、不快感が増幅されたりする為と言われています

~ 女性の不定愁訴 ~

女性の場合、微妙な女性ホルモンの分泌によって、体調が大きく影響を受ける為に、40代以降になって女性ホルモンが減少してくると、体調を保ちづらくなって、不定愁訴が起き易くなると言われています。

しかも、頭痛、食欲不振、慢性疲労感、不眠、微熱などの一つの症状だけでなく、「頭痛と腹痛」というように、いくつもの症状が出たり、あるいは、1日の中で次々と症状が変わったり、また、体調の不調から、「気分がスッキリしない」、「わけもなくイライラする」、「気分が落ち込む」、「眠れない」、などの精神的な不調が起きたりします。

女性の60~70%が、更年期を迎えて女性ホルモンが減少してくると、程度の差はあっても、こうした生活に影響を及ぼすような不快な症状を経験すると言われています。

~ 我慢しがちに ~

ところが、女性の多くが、このような症状に悩まされていても、家事や育児、介護などに追われていると、ツイ、身体のケアを後回しにしてしまいます。

また、身体に異常を感じていても、不定愁訴の原因がハッキリしないので、解決法が思いつかなかったり、「この程度なら、我慢していれば、そのうち解消するだろう」と都合良く、自分勝手に期待して、我慢したりしてしまいます。

しかも、他の女性も悩まされているので、「私だけではない!」とか「このトシになると、なりがちだ」と、自分で自分に言い聞かせて、ついつい、そのままにしてしまいがちです。

【 我慢しているうちに 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

ところが、「つらいけど、仕方がない!」とか、「いつもの事だから」と、不快な症状を我慢していると、体調を保つ自律神経の負担が、ますます大きくなってきます。

身体から、毎日の疲れやストレスで、「これ以上、ムリをしないで!」、「もう、休みたい!」というメッセージが出ているにもかかわらず、我慢し続ける為に、体調を保つ自律神経がオーバーワークになるからです。

この結果、毎日の疲れやストレスが溜まって、身体の回復力が追い付かなくなると、身体の不調を感じる事が多くなって不快感が増し、じわじわと体調も悪くなってくるので、ツラクなってきます。

~ 天候や天気が悪くなると ~

この状態になると、身体の不快感や不快症状が、天候が変化した時や天気が崩れた時などに起き易くなります。

自律神経が不安定になり、体調を保てなくなっているので、天候が変化した時や天気が崩れた時などに、身体の神経が過剰に反応して、痛みを誘発して、頭や首・肩などが痛くなったり、身体の不調が強まって、気持ちが落ち込んだり、めまいが起きたりするからです。

特に片頭痛は、代表的な、自律神経の不安定によって痛みを引き起こす病気なので、雨が降りそうになったり、低気圧が近づいたりすると、頭に強い痛みが起き、仕事や家事などに支障をきたすようになります。

~ 理解されないツラサ ~

しかも、このような不定愁訴の違和感や不快感は、症状のツラサだけでなく、周りの人に理解されなかったり、誤解されたりするツラサもあります。

不定愁訴は、“本人だけが感じる”強い不快感(自覚症状)なので、周りの人に本人の辛さが理解できずに、「やる気がない」とか、「怠惰」と思われてしまう事があるからです。

また、不定愁訴の違和感や不快感は、説明しづらかったり、身体を動かすと症状が悪化したりするので、自分勝手な自己主張と思われて、「適当にわがままを言っているだけ」と、見なされてしまう事もあります。

【 体調の改善で、回復力を 】

~ コンディショニング ~

この為、身体の血行の滞りや疲れなどを緩和させて、症状を軽減させる“コンディショニング”ができれば、本人にとって、大きな助けになります。

コンディショニングで、身体の血行の滞りや疲れなどが改善されると、自律神経の体調を保つ働きの負担を少なくさせる事ができるので、自律神経に余力が生まれてくるからです

これによって、追い付かなかった身体の回復力が持ち直して、疲れや痛みが和らぐだけでなく、気持ちにゆとりも出てきます。

~ 症例 その1 ~

例えば、体調を保つ自律神経の働きの負担が大きくなると、肩や背中の緊張が強まったり、頭痛、頭重感、めまい感、胸の圧迫感、息苦しさ、倦怠感、微熱などが、起きてきたりします。

そして、これによって、「身体がどうもスッキリしない」とか、「身体が重荷を背負った感じ」、「ダルイ」といった、精神的な不快感も強まります。

このような時に、コンディショニングで、肩や背中などの、強く不快な痛みが感じられる部分のコワバリを無くす事ができれば、身体が軽くなったように感じられて、気分的に楽になってくるので、体調改善になります。

~ 症例 その2 ~

あるいは、疲労や緊張で、腰やお尻が重ダルク感じる場合には、腰の重ダルサだけでなく、全身の血行も悪化している事が多いので、身体がダルク、重い感じになり、身体に何とも言えない倦怠感が生じるようになります。

これは、腰やお尻の筋肉がコワバリによって、身体の血液循環が悪化するので、上半身や下半身に酸素が十分に運ばれにくくなったり、疲労物質が滞ったりするからです。

このような場合に、コンディショニングで、腰やお尻のコワバリを回復させて、血行を改善すると、身体の疲労物質が排出されて、新鮮な血液が巡るようになるので、身体全体の不快感が減少して、体調を改善させる効果があります。

【 当院の、不定愁訴の改善治療 】

~ 東洋医療のコンディショニング ~

当院は、「原因がはっきり分からないけれど、何となく体調が悪い」といった不定愁訴の改善に、東洋医療のツボ治療とマッサージ治療を組み合わせ、身体のコンディショニングを行っています。

これは、東洋医療が、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状を『未病』と呼んで、ツボ治療やマッサージ治療で、痛みや違和感を緩和させて解消し、体調の改善を行ってきた実績があるからです

特に、身体のツボには、神経や血管が集まっているので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 反応点(ツボ)の利用 ~

例えば、身体にダルサやコワバリを感じたり、頭が重くなってきたり、凝り感が強まったりしてくると、反応点(ツボ)が顕在化してくるので、この反応点(ツボ)を確認して、「イタキモ!」と感じる適度な刺激を与える事で、滞っていたリンパ液や血液の流れが改善し、身体の回復力を高める効果があります。

この為、当院では、疲労や緊張で敏感になっている神経を鎮める為に、触診とツボ反応にウエートを置いています。

そして、マッサージ治療とツボ治療は、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などの作用があるので、これにより、身体全体の調子(治る力)を上げて、体調を回復させるようにしています。

~ 心身のリラックス効果 ~

また、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などが続くと、回復力が追いつかなくなるので、身体の神経が敏感になって、疲れや痛みとなって現れるようになります。

この為、身体の異常を知らせるツボを利用して、ツボ治療とマッサージ治療を利用すると、軽い痛みと共に気持ち良さ(イタキモ)によるツボ刺激によって、効果が実感できる有効な対策になります。

これは、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などの不快感を緩和させると、自律神経の働きに余力ができ、身体の自然回復力が高まって、不快感の解消効果と、心身のリラックス効果が出てくるからです。

~ 自分にあったケア ~

不定愁訴は、決して「気のせい」ではなく、疲れやストレスなどが溜まった事が原因になっているので、自分にあったケア(コンディショニング)を行えば、きちんと改善できます。

当院は、特に女性に多い、「病気にはなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体にとって無理が無く、身体に合った改善方法を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢の悪化と、体の歪み(長時間の座り疲れから)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

姿勢が悪いと、見た目が悪いだけでなく、姿勢を支える背中や腰の負担が大きくなるので、「首や肩が凝る」、「腰が痛い」、あるいは、血行の悪化から、「疲れ易い」、「ダルイ」、「動き始めに関節が痛む」、などが起きます。

更に、姿勢の悪化で身体が歪んだ状態が続くと、内臓が圧迫されて胃腸が締め付けられたり、胸が圧迫されて呼吸量が少なくなったり、血管が圧迫されて身体の循環が悪くなったりするので、身体の不調が“持病化”し、「病気ではないが、身体の調子が悪い」、「いつも、重圧が肩にのしかかった感じ」、「重荷を背負った感じがする」といった状態が起きてきます。

このような体調の回復には、慢性化した疲労や緊張を解消するだけでなく、身体の歪みを改善し、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、姿勢の悪化で身体に異常が起きている箇所を調べ、これらを解消させて、崩れかかった身体のバランスを整える事が大切です。

【 座りすぎや、座りっぱなし 】

~ 猫背、ストレートネック、巻き肩 ~

姿勢の悪化で、すぐに思い浮かぶのが『猫背』や『ストレートネック(別名、亀首)』、そして『巻き肩』などです。

PCの画面を見たり、キーボード操作をしたりしていると、背中が前かがみに縮こまって『猫背』になったり、首を前に出して頭を突き出す『ストレートネック』になったりするからです。

また、腕を伸ばして前方の操作をしているうちに、左右の肩を前に出して、両肩のラインがU字形になる『巻き肩』にもなってくるので、胸を圧迫する姿勢になります。

~ 座りすぎや、座りっぱなしの為に ~

これらの『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などが起きるのは、「覗き込む姿勢」になる事が原因ですが、それと共に、『座りすぎ』や『座りっぱなし』による疲労も大きく影響しています

『座りすぎ』や『座りっぱなし』でいると、血行が悪化し、姿勢を維持する筋肉疲労が強まるので、『猫背』になって身体を支えたり、顔だけ突き出して『ストレートネック』状態で前方の画面を見たり、背もたれにもたれかかるように『巻き肩』になってキーボード操作をしたり、するからです。

また、『座りすぎ』や『座りっぱなし』で、身体の血行が悪くなった状態で、脳がずっとフル活動をしていたり、緊張や集中が続いたりすると、体調コントロールする脳の疲労が大きくなるので、ますます姿勢が悪化します。

~ 姿勢の悪化と筋肉疲労の悪循環 ~

しかも、姿勢の悪化によって、上半身を支える筋肉が疲労すると、悪循環になります。

上半身を支える腰や背中の筋肉の負担が増すと、それらの筋肉の負担が少なくなるように、浅く椅子に座って、お尻で身体を支えるような、ダラッとした座り方になりがちなので、姿勢が悪化して『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』に、なリ易くなるからです。

しかも、姿勢を正しても、上半身を支える筋肉疲労が大きくなっているので、姿勢を維持するのが辛くなって、再び、浅く椅子に座って、ダラッとした座り方になってしまいます。

【 回復しづらい悪化した姿勢 】

~ 姿勢の悪化から、身体の歪みに ~

身体のバランスは、軸となる背骨や骨盤と、それらを支える筋肉によって保っています。

ところが、前かがみ姿勢が毎日続いて、姿勢が悪化してくと、本来の姿勢維持する筋力とは違って、不自然な筋力が必要とされてくるので、それに耐えられるように、筋肉が縮まって固まり、身体が歪んだ状態になります

この結果、身体が歪んだ状態が続くと、背骨のクッションが失われて、猫背のまま固定化されるので、背中を伸ばそうとしても、無理に力を入れないと伸ばせなくなり、伸ばす力を抜くと猫背に戻ってしまいます。

~ 男性の場合、女性の場合 ~

デスクワークで前かがみの姿が続くと、男性の場合、もともと関節周りの靭帯の柔軟性が低くて、硬くなり易いので、ますます、前かがみの姿勢が回復しづらくなります。

しかも、毎日、前かがみの姿勢が続くと、背部の身体を伸ばす筋力が弱まるので、余計に、姿勢回復が難しくなります。

また、女性の場合、男性に比べて、姿勢を支える筋肉量が少なく、関節付近の靭帯も柔らかいので、デスクワークで前かがみの姿が続いたり、加齢によって姿勢を維持する筋力が衰えたりすると、やはり、背中を丸めた姿勢になりがちになって、姿勢が回復しづらくなります。

~ 気付かないうちに、身体の軸がズレタ状態に ~

ところが、姿勢の悪さや歪みが気になっても、そのままにしがちです。

これは、「背スジを伸ばしているよりも、猫背にしている方が楽」と感じる上に、仕事をしている時には、利き手側でマウスを握ったり入力をしたりするので、自然と身体の軸がズレ易くなる上に、無意識のうちに、楽に感じる側のお尻に、片寄って体重をかける事が多くなるので、気付かないうちに、身体の軸がズレタ状態になるからです。

しかも、仕事をしていると、仕事に意識が集中して、姿勢についての意識が薄れてしまう事や、仮に姿勢が気になっても、仕事中は、自分で自分の姿勢を見る事が無いので、いつの間にか、身体の軸がズレタ状態が続いてしまいます。

【 身体の歪みから、持病持ちに 】

~ 痛みや不快感の発生 ~

姿勢が悪くなって、身体に歪みができてくると、内臓が圧迫されて胃腸が圧迫されたり、肺が圧迫されて酸素を取り込む量が減少したり、身体の循環が悪くなったりするので、不快感や痛みが起き、「最近、疲れ易く、疲れが取れにくい」、「慢性的な、痛み、違和感などがする」といった事に、悩まされるようになります

ところが、このような痛みや不快感が起きても、「そのまま、何もしていない」という人が、半数以上になっています。

『座りすぎ』や『座りっぱなし』で、身体の歪みが気になっても、身体の中の筋肉の問題なので、「身体のどこが歪んでいるか、解らない?」といった事や、「自分で、自分の姿勢を支えている筋肉や靭帯のへの対策が、とりづらい」といった事があるからです。

~ 持病持ちに ~

この結果、骨格や骨盤の歪みが固定化されてしまうと、身体の不調が“持病化”して、次のような『持病持ち』になります。

①猫背による姿勢の崩れから、肩こり、首こり、背部痛、腰痛、などの慢性化。

②前かがみの姿勢による胃腸への負担から、食用不振、胃痛、胃もたれ、便秘、下痢。

③前傾姿勢になって、肺が圧迫されて肺の機能が低下し、身体に酸素の供給が不足してくるので、疲れ易い、気分がスッキリしない、鬱気分になる、ダルイ、イライラする。

~ 浅い呼吸になってくると ~

この結果、仕事に集中できなくなったり、専念しづらくなったりします。

特に、脳は、身体の中で最もたくさんの酸素を必要とする器官なので、気付かないうちに肺が圧迫されて“浅い呼吸”になってくると、酸素の供給不足から脳の活動力が低下し、集中力・判断力・思考力などが失われ、身体の活気が失われます。

また、酸素の供給不足から脳の活動力が低下してくると、精神的に不安定になったり、ストレスに弱くなったりするので、気分がスッキリしない、疲れを強く感じる、イライラ、ダルイ、鬱気分、なども起きてきます。

【 当院の、姿勢改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などの姿勢の悪化や身体の歪み、あるいは、『座りすぎ』や『座りっぱなし』は、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の問題が原因になっています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、疲労や緊張などが慢性化した筋肉の回復を行い、それによって、崩れかかった身体のバランスを整え、体調改善を行ってきたので、姿勢の悪化や身体の歪みの改善も、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて、疲労や緊張を改善し、崩れかかった身体のバランスを整え、姿勢の悪化や身体の歪みの改善を行っています。

~ ツボ治療を加える事で ~

これは、マッサージ治療が、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④関節の可動域を広める、などの効果があるので、長時間の座り疲れによる、姿勢の悪化や身体の歪みを整えるのに適しているからです。

更に、マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、ツボが『反応点』として身体の異常を知らせる箇所であり、『治療点』として症状を改善する箇所でもあるので、ツボ反応を身体からのアラームサインとして捉えて、ツボ治療を行うと、姿勢の改善に効果があるからです。

この効果から、当院では、神経や血管が集まっているツボを利用し、歪みを起こしている箇所の筋肉の柔軟性と血行を回復させ、更にマッサージ治療によって、慢性化している疲労や緊張の解消を行っています。

~ マッサージやツボの治療 ~

例えば、ツボに神経や血管が集まっているので、ツボ治療で、過敏になっている神経を回復させていくと、不快な痛みが解消されてくるので、これによって、慢性的になっている、肩こり・首こり・腰痛などの改善に効果があります。

また、背骨や骨盤は筋肉や靭帯によって支えられているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、これらの筋肉や靭帯の柔軟性を回復させていくと、勢の悪化や身体の歪みが改善され、身体の不調感も解消されてきます。

中でも、疲労がなかなか回復しなかったり、痛みや不快さが長引いたりする場合には、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、疲労や緊張の解消だけでなく、身体の歪みを改善し、圧迫を解消する事が重要になるので、筋肉や血行の改善を得意としている東洋医療系のマッサージ治療が勧められます。

~ 改善しにくい疲労や緊張に 

身体全体を支える骨格や、上半身の土台となっている骨盤は、それらを囲んでいる筋肉や靭帯によって支えられているので、姿勢が悪くなって、そのまま固定化すると、骨格や骨盤が歪んで、身体のバランスが崩れ、身体に様々な不調を引き起こします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の筋肉や靭帯の、改善しにくい疲労や緊張の解消や、柔軟性の回復などの治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、右上の[メールを送信]、または[電話]で、お受けしています。

眠る事ができない、眠れない、寝つきが悪い

【(症例)身体の不調や、不快感 】

疲労や緊張が続いて、ストレスに感じられてくると、「日中の緊張感が抜けなくて、なかなか眠る事ができない」、「気持ちがイライラして、寝つきが悪い」、「身体は疲れ切っているはずなのに、眠れない」、といった事が起きます。

しかも、なかなか眠れないと、「眠ろうとして、ますます眠れなくなる…」、「いろんな気になる事が思いが浮かんで、眼が冴えてしまう…」などで、余計に眠れなくなるので、「寝ているのが辛くなる」とか、身体がコワバッテ『寝コリ』が生じたりしてきます。

このような“眠りたいのに眠れない”状態の改善には、無意識のうちに身体を力ませたり緊張させたりしている事があるので、身体の疲労箇所や緊張箇所を和らげるだけでなく、身体の緊張を緩和させて、精神的にリラックスできるようにする事が大切です。

【 脳の中の睡眠スイッチ 】

~ 疲れているのに、寝付けない ~

日中の気ぜわしかった仕事が終わって、疲れて家に帰り、「さあ、寝よう!」とベッドに入っても、なかなか寝付けなくて、眠り着くまでに時間がかかったり、夜中に目が覚めて、眠れない時間を過ごしたりする事があります。

このような、眠りたくても、なかなか眠れない状態になると、ジッと横になっているのが苦痛に感じられたり、それによって肩や首、背中などの筋肉がコワバリを感じたりするので、ますます眠りづらくなります。

この結果、朝起きた時に、「寝ていたけれども、気分がスッキリしない」と感じたり、「熟睡感が無い」とか「起きた後にボーッとする」と“寝足りなさ”を感じたりするので、このような状態が毎日続くと、日中の仕事や活動に影響を及ぼしてしまいます。

~ 睡眠スイッチ ~

この、寝付きが悪くなる原因として、多いのが、夜になっても疲労感や緊張感が続いていたり、強まっていたりすると、寝ようとしても、脳の中の“睡眠スイッチ”が入りづらくなる事です

例えば、「以前より疲れが抜けにくくなった」、「何となく身体の調子が悪い」、「最近、神経が敏感になってイライラする」などがあると、それがストレスとなって脳を刺激して、脳が休めなくなるので、夜になっても“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

しかも、「眠れなければ、明日が困る」とか、「とにかく、眠らなければいけない」、という焦りが生じると、眠ろうとする“意気込み”で、ますます覚醒作用が高まるので、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 不眠症ではなく、寝付きが悪い状態 ~

しかし、眠れない事で悩んでも、『不眠症』と診断されるには診断の基準があります。

『不眠症』の診断基準は、大まかに言うと、「眠ろうとしても、1~2時間以上寝付く事ができないのが、1週間に3回以上、3ヶ月以上続き、これが原因となって、日中に眠気を感じたり、生活に支障が出たりする」と、なっています。

この為、寝付くまでに時間がかかる状態でも、症状がここまで酷くなければ、『不眠症』ではなく、ストレスが溜まって「寝付きが悪い」状態と診断されます。

【 身体のコワバリや血行の悪化から 】

~ 寝落ち ~

このような、「寝付きが悪い」状態とは反対に、暖かい布団に入って包まれているうちに、身体がポカポカとしてきて、知らないうちに、スーッと眠りに落ちてしまった経験が、あると思います。

これは、暖かい布団に入って、ポカポカと気持ちよく感じられてくると、身体の表面の血管が拡がって体温が放熱され易くなるので、体内の温度(深部体温)が下がって、それにより、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、無意識のうちに眠くなるからです。

簡単に言えば、体内の温度(深部体温)が下がると、生命を支えている体内の反応が不活発になってくるので、身体の機能が低下し、気付かないうちに眠りに落ちてしまう、“寝落ち”の状態になる為です。

~ ストレスや疲労感 ~

ところが、仕事や家庭でストレスを抱えたり、生活に不安や疲れを感じていたりすると、夜になっても、脳の活動モードが続いてしまうので、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出せなくなります

この結果、身体に無意識に力が入った状態が続いたり、身体の表面の血管が拡がらなくなって、体温の放熱しづらくなったりするので、スーッと眠りに落ちる作用が働かなくなります。

また、疲労や緊張が身体に溜まって、疲労を強く感じていても、仕事に対する責任や、組織の中の役割を強く感じていると、やはり、脳の活動モードが続いてしまうので、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 筋肉のコワバリが神経を圧迫刺激 ~

更に、昼間の緊張や疲労で、首から肩、背中、肩甲骨あたりの筋肉が凝り固まってコワバルと、筋肉のコワバリが神経を圧迫して刺激したり、血管を圧迫して血行を悪化させたりするので、それらによる不快感や凝り感で、眠れなくなります。

このような状態になると、「肩に体重がかかると、肩こりが気になって、寝つきが悪くなる」、「首コリや背中の痛みが気になって、ジッと横になっていられない」などが起きて、寝ているのが辛くなります。

しかも、筋肉のコワバリで神経が敏感になって、ジンジン・ズキズキとする痛みを感じる状態になっていると、横になって寝ている時に、背中に上半身の重さがかかると、それによって神経の痛みや違和感が増したり、気になったりしてくるので、余計に眠れなくなります。

【 最高の睡眠は血流で 】

~ 夜はリラックスモードに ~

人の身体は、本来ならば、一日の疲れをリセットする為に、体調を保つ自律神経の働きで、日中は活動モードになっていても、夜はリラックスモードに切り替わるようになっています。

しかし、疲労や緊張でストレスが身体に溜まってくると、筋肉や神経が休まらなくなるので、夜にリラックスモードへうまく切り替える事ができなくなり、グッスリと眠る事ができなくなります。

しかも、身体の緊張状態が抜けずに、筋肉がコワバッタ状態になるので、「眠りたいのに眠れない」と、寝ているのが苦痛になったり、寝ている間に身体の痛みが増したりします。

~ 身体がリラックスした状態に ~

この為、グッスリと眠りにつくには、無意識のうちに眠ってしまう“寝落ち”の状態になるように、眠る前に、心身の疲労や緊張を解いて、身体の血流を良くしておく事が大切です

身体がリラックスした状態にしておくと、身体の表面の血管が拡がって、自然と血流が増すようになるので、『最高の睡眠は、血流で決まる』と言われるように、自然と寝付き易くなるからです。

この為、この効果を狙って、グッスリと眠りに付けるように、「寝る前に、ぬるめのお風呂に入る」、「夕方に軽い運動をする」、「寒い時には、湯たんぽで温める」、「暖かい牛乳を飲んでおく」、などが勧められています。

~ 副交感神経が優位に ~

また、夜に寝ている時間帯は、自律神経の中の、身体をリラックスさせる副交感神経が優位になるように、筋肉の柔軟性と血行を良くしておく事も大切です。

これらによって、身体の血液がスムーズに流れていると、自律神経の負担がそれだけ減少するので、それだけ心身がリラックスにできるからです。

しかも、身体を休める副交感神経が優位になると、血管が緩んで血流が良くなるだけでなく、血圧が低下し、心身がリラックスした穏やかな状態になるので、熟睡間感のある快適な眠りができるようになります。

【 当院の、眠り易くする体調改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このように、眠りにつく前に、脳と身体が“休息状態”になるように、身体の疲労や緊張を緩和して解消する事が大事ですが、毎日の疲労や緊張で、血流やリンパ液の流れが悪くなると、筋肉が凝り固まった箇所ができて、身体の疲労や緊張の緩和や解消ができなくなり、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

この為、当院は、「眠る事ができない」、「眠れない」、「寝つきが悪い」などで、睡眠に悩んでいる方に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の凝りや痛みの解消を得意としているので、このような「寝付きが悪い」場合に、筋肉が凝り固まった箇所を調べて確認し、解消させると、それによって身体の柔軟性や血行が回復し、神経の興奮状態が落ち着いてくるので、眠りにつく安眠モードに切り替わり易くなるからです。

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、身体の疲労や緊張を取り除いて血行を回復させ、神経の興奮状態を鎮める為に、マッサージ治療にツボ治療を加えています。

これは、ツボの箇所が、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ治療で、体調が改善されるだけでなく、身体を休める副交感神経の働きを高めるので、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、“睡眠スイッチ”が入り易くなります。

~ 呼吸筋の柔軟性回復 ~

また、当院では、眠り易くなる為に、呼吸に関係している首や肩の緊張を解消させて、柔軟性の回復を図るようにしています。

疲労や緊張などでストレスを感じていると、筋肉のコワバリが強まったり、交感神経(興奮を高める神経)の働きが高まったりして、呼吸が浅くなり、深い睡眠に入りづらくなっているからです。

マッサージ治療で、これらの呼吸筋を緩めて、胸が自然に拡がるようにすると、身体がリラックスしてくるだけでなく、それによって血液やリンパがスムーズに全身を巡るようになるので、脳が眠りにつく為の安眠モードに変わって、眠り易い状態になります。

~ 体調の改善やリラックス効果 ~

マッサージ治療は、もともと体調の改善やリラックス効果があるので、その効果によって、安眠モードへの切り替えや、質の良い睡眠をもたらす効果があります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、なかなか解消しづらい凝りや疲労を解消し、心身のリラックスを図って、眠り易くなるように体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

夏バテ(冬バテ)? それとも熱中症(冬の熱中症)の前触れ?

【(症例)身体の不調や、不快感 】

暑さが厳しい夏が近づくと、「暑さによる体力消耗」、「屋外と屋内の気温差」、「大量の発汗」、「食欲不振」、「寝苦しさ」などで、体調を保つ自律神経の負担が大きくなって『夏バテ』が起きたり、身体の水分が失われて『熱中症』が起きたりします。

しかし夏だけでなく、冬になって寒さが強まると、「寒さによる体力消耗」や「秋から冬にかけての寒暖差」などで、自律神経の負担が大きくなって『冬バテ』が起きたり、「大気の乾燥」や「水分摂取量の減少」などから、冬の『熱中症』と言われる『脱水症』が起きたりします。

この為、暑い夏の時期でも、寒い冬の時期でも、「疲れ易い」、「身体の不調が続く」などが生じた場合には、自律神経の負担が大きくなって体調を悪化させている可能性があるので、自律神経のオーバーワーク状態を解消させて、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 夏バテと、冬バテ 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

『夏バテ』は、「暑さ負け」とか「夏負け」とも言われ、夏の暑さで、「疲れ易い」、「朝からヤル気が起きない」、「何となく体調が悪い」、「頭が重い、痛む」、「寝苦しくて、眠れない」、「食欲が無い」、などが現れた症状です。

厳しい暑さや熱帯夜が続いて、体温を一定に保つ自律神経の負担が増してくると、自律神経が絶えずフル稼働を続ける為にオーバーワークになり、体調管理ができなくなってくる為です。

ハワイやアメリカ西海岸では、夏でもカラっとした気候で、湿度が低いので、汗が自然に蒸発し、体温調節がうまくいくので、日本のような『夏バテ』は、ほとんど起きません。

~ 夏バテ要因 ~

『夏バテ』を起こす要因として、

①高温多湿で汗の蒸発が不十分となり、体温調節がうまくいかなくなった

②熱帯夜による睡眠不足

③冷たいものの摂り過ぎ

④発汗が多くなり、水分や塩分の不足

⑤室内外の温度差による自律神経の乱れ

などがあります。

~ 冬バテ ~

冬も、寒さで、必要以上に体力を消耗したり、体温を一定に保つ自律神経の働きが乱れたりすると、『夏バテ』と同じように『冬バテ』を起こします。

しかも冬は、昼と夜の気温差が大きくなる為に、気付かないうちに、体温を一定に保つ自律神経の負担が強まり、『冬バテ』になる事があります。

『冬バテ』は、例えば、体調を保つ事が出来なくなる為に、「疲れが抜けない」、「眠れない」などが起きたり、身体の調子が悪化して、「冷えやむくみが起きる」、「肩凝り」、「腰痛」、「頭痛」、「風邪をひき易く、治りが悪い」などが起きたり、更に、『ウインター・ブルー(冬季うつ)』と呼ばれる、精神的な“バテ症状”が起き、「気力が低下して、朝からヤル起がしない」、「気持ちが沈みがちになる」などを起こしたりします。

【 夏の熱中症と、冬の熱中症(脱水症) 】

~ 夏の熱中症 ~

また、夏になると『熱中症』も起き易くなります。

『熱中症』は、「熱に中る(アタル)」と言われるように、夏の炎天下やあまりに暑い場所に長くいると、暑さで身体の水分が不足したり、多くの汗で塩分バランスが崩れたりして、体熱を放出する事ができなくなって熱が体内にこもり、体温の上昇によって急激に体調の悪化や機能障害を起こす症状です。

言ってみれば、暑さによって体温が高くなったにもかかわらず、身体の水分不足(脱水症)から、汗による放熱や皮膚表面の血液を増やす事ができなくなり、体熱が体内にこもって、身体の機能障害を起こした症状です。

~ 脱水症状 ~

しかも、汗で身体の水分不足(脱水症)になると、汗と共に“電解質”も失われるので、血管、細胞、神経、筋肉などの調節機能が失われます。

この結果、『脱水症状』が起きると、最初の症状として、「急にダルクなる」、「やたらと生あくびが出る」、「頭がガンガンとする」、「気持ちが悪くなる」などが生じ、更に、「しびれや脱力」、「倦怠感」、「頭痛」、「吐き気」、「めまい」、「血圧低下」なども引き起こします。

そして、更に体温調節が働かなくなって体調が悪化すると、ハッキリと『脱水症状』が現れるようになり、暑い場所にいるにもかかわらず汗をかかなくなったり、皮膚が乾燥したり、身体に熱をもったりして、「極度の倦怠感」、「熱けいれん」、「熱失神」、「熱射病(日射病)」などが現れ、そして脳の血流が悪化して減少すると、意識がもうろうとして、意識を失う事があります。

~ 冬に起きる脱水症 ~

冬も、冬の『脱水症』が、起き易くなります。

大きな原因として、冬になると、空気の乾燥によって身体の水分が失われたり、水分をとる機会が少なくなったりして、気付かないうちに、身体の水分が不足してきる事と、暖房にエアコンを使っているうちに、室内の湿度が、外気よりも1~2割ほど低くなるので、余計に、身体の水分が失われ易くなるからです。

この結果、気が付かないうちに、冬に身体の水分が失われて『脱水症』になり、血行が悪化し、「手足の冷えやむくみ痛」、「肩こり」、「頭痛」、「眠れない」、「関節の痛み」などが起きたり、あるいは、内臓や脳の血流が悪くなって、「めまい」、「立ちくらみ」、「眠気」、「疲労感」、「食欲不振」、などが起きたりします。

【 症状の前ぶれ 】

~ 前ぶれ症状 ~

『夏バテ』『冬のバテ症状』そして『熱中症』『脱水症』の原因は、症状の名称は違っても、身体の発汗作用や体温調節をしている自律神経の働きが、うまくいかなくなって、体温調節ができなくなった事です。

自律神経の働きの乱れや低下が影響しているので、「何となく身体の調子が悪い」、「身体が重ダルイ」、「食欲があまりない」、「胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛」、といった、体調悪化の“前ぶれ症状”が起きます。

他にも、雨が降りそうになると、関節が痛くなったりする『天気痛』や、夏や冬の低気圧の接近時に、身体のダルサや、肩こり、持病の悪化が起きる『気象病』が、“前ぶれ症状”として現れる事があります。

~ 頭痛の発症 ~

中でも、『夏バテ』『冬のバテ症状』そして『熱中症』『脱水症』の“前ぶれ症状”として『頭痛』が起き易くなっています。

これは、自律神経の働きが乱れて、交感神経が活発になると、血管が収縮して肩や首の血流が悪化するので、緊張型頭痛と同じように、後頭部の神経を刺激して頭痛が起き易くなるからです。

また、暑くなって、熱を外に逃がす為に、副交感神経が異常に優位になると、片頭痛と同じように脳内の血管が拡張し、脳内の神経を刺激するので、やはり頭痛が起き易くなります。

~ 、自律神経のオーバーワーク状態の解消 ~

この為、夏の暑い時期や、冬の寒い時期に、体調の悪化や『頭痛』を感じたら、『夏や冬のバテ症状』や『熱中症』『脱水症』の前ぶれと考えて、早めに体調のケアをしる事が大切です。

自律神経がオーバーワーク気味になっているので、チョッとした身体への負担がキッカケになって、体調を悪化させてしまうからです。

この為、身体に積もった疲労や緊張を解消し、体調を整え、気付きにくい自律神経のオーバーワーク状態を緩和させる事が、一番の対策です。

【 当院の、バテ症状と熱中症の体調調整 】

~ 自律神経のオーバーワークの解消 ~

「病気にはなっていないけれど、何となく身体の調子が悪い」と感じる場合は、身体の回復力が追い付かなくなっている事が多いので、このような対策には、昔から利用されているマッサージ治療が効果的です。

マッサージ治療によって血行が促進されると、それによって、身体に必要な酸素や栄養分が行き渡るようになり、また老廃物の排出がスムーズになるので、敏感な状態になっている身体の神経が治まって、これにより、体調の回復力を取り戻し、体調改善に効果があるからです。

このような効果から、当院は東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の活性力を高めて、身体の痛みの改善や体調改善を行っています。

~ ツボ(反応点)の利用 ~

特に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』の場合、体力消耗による自律神経のオーバーワークが大きな原因になっているので、毎日の疲労や緊張から身体を回復させて、身体の柔軟性を取り戻し、血行を促進させる事が必要です。

この為、当院では、身体に発生しているツボ(反応点)を利用し、体調改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ ツボ治療による利点 ~

ツボ治療をマッサージ治療に加えて行うので、抵抗感が無いだけでなく、身体の回復力を高める治療法なので、体調管理で自律神経の不調を改善したいという人や、薬を飲み続けてもあまり効果を感じられないという人に、最適な治療法です。

更に、疲労や緊張で滞っている血行を改善させる効果で、老廃物の排出が進むので、身体の疲労やストレスを減らす効果だけでなく、酸素や栄養が身体中に巡るようになるので、体調改善効果を高めます。

また、過敏になっている神経を“ツボ刺激”とマッサージ治療で緩和させていくので、肩こりや腰痛なども、神経の興奮が鎮まって、身体の緊張が解消され、不快なコワバリ感や痛みが解消されていきます。

~ 季節の体調不調の改善 ~

夏になる時期や、冬に向かう時期は、気温の極度な変化から体力を消耗して、自律神経の負担が増し、『頭痛』や「何となく身体の調子が悪い」といった症状や、更に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などが起き易くなります。

当院は、このような季節の変化で起きる体調の改善に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の疲労や緊張を解消させて、血行を取り戻し、追い付かなくなった自律神経の働きを回復させています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の姿勢改善と、骨盤の傾きの関係

【(症例)身体の不調や、不快感 】

毎日、PCやスマホの操作をしていると、気が付くと、猫背姿勢になっているので、背中を伸ばしたり反らしたりしますが、そのまま姿勢を保つのが辛くなって、また、元の猫背姿勢に戻ってしまいます。

これは、背中を前方に傾けて操作をしていると、次第に骨盤を後ろに突き出し、骨盤を後ろに傾けた状態になるので、背中が後ろに倒れないように、骨盤上部から腰を前方に傾けているうちに、骨盤上部から腰の筋肉が硬く固まってしまったからです。

この為、猫背の改善には、骨盤上部から腰を前方に傾けているうちに、コワバッッテしまった筋肉の柔軟性を回復させる事が必要なので、骨盤周囲や腰のコワバリ箇所をチェックして、それらのコワバリ箇所を解消し、腰が伸ばせるようにする事がする事が重要です。

【 猫背の原因となる、骨盤の後傾 】

~ 猫背が楽で自然 ~

仕事や読書などで椅子に座っている時に、猫背姿勢になると、「とても楽!」と感じますが、気になって姿勢を正すと、「ものすごく疲れる」と感じます。

これは、正座のように良い姿勢を保つには、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばして、そのままキープする事が必要ですが、猫背のように前かがみにしていると、それほどお尻から背中の筋肉を使わなくても、楽に姿勢をキープできるからです。

しかも、デスクワークをしていると、PCやスマートフォンの画面を見ながら作業をする事が多いので、PCやスマートフォンの画面を覗き込めるように、イスに少し浅く腰かけて、背中の力を抜いて、背中を丸めて、首を少し前に出している方が、「自然な姿勢」に感じます。

~ 仙骨座り ~

この猫背の座り方を極端にしたのが、背中の丸くなった高齢者に多く見られる『仙骨座り(写真参照)』で、椅子に浅く座って、背中を丸めて骨盤を後ろに傾け、骨盤の後側の仙骨で上半身を支えるようにして、背中を背もたれにあずけた座り方です。

このような仙骨座りができるのは、上半身と下半身をつなぐ骨盤の、角度を変えられるからです。

例えば、直立姿勢や正座をする場合には、骨盤で上体を支えるように、“骨盤が立った”状態になりますが、疲れて背中を丸めた姿勢になると、力を入れずにダラッと座れるように、腰を後ろに突き出して“骨盤が後ろ側に倒れた”状態になります。

~ コルセット状に固まった骨盤周りの筋肉や靭帯 ~

ところが、毎日のデスクワークなどで猫背姿勢が続くと、骨盤を後ろに傾けた状態になるので、上半身が後ろに倒れない姿勢を維持する為に、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が硬く固まってしまいます

この結果、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が硬く固まり、“骨盤の角度が変わる”事ができなくなると、立っている時も、座っている時と同じように、骨盤(お尻)を後ろに突き出し、背中を丸めた姿勢になります。

この結果、猫背と言うと、背中が丸まって前かがみになり、うつむいた姿勢が気になりますが、この状態を引き起こしているのは、前かがみ姿勢をしているうちに、『骨盤が後ろに傾いた状態になる為に、身体のバランスをとろうとして、骨盤周りの筋肉や靭帯がコルセット状に固まった』事です。

【 困難な、自力回復 】

~ 気付きにくい猫背 ~

しかし、猫背になっていても、デスクワークをしていると、仕事に合わせて、無意識に前かがみになっているので、猫背姿勢が気付きにくくなります。

しかも、もともと人の身体は、母親の胎内にいた時に、腰を曲げて丸まっていた事から、成長した後になっても、身体を伸ばす筋力より、丸まろうとする筋力が強いので、背中や腰を丸めているほうが、自然で、楽に感じます。

更に、日常動作で前かがみ姿勢が続いたり、中高年になって運動不足になったりすると、姿勢を真っすぐにして、その姿勢を保つ筋力が弱ってくので、余計に、猫背姿勢をしているほうが楽で自然に感じられます。

~ 背スジを正すのが難しく ~

このような猫背姿勢がずうっと続いてしまうと、本人が気になって、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばすようにしても、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯がコルセット状に固まっているので、すぐに辛くなってしまい、いつの間にか、元の猫背に戻ってしまいます。

これは、猫背を保つ為に、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯がコルセット状に固まっているので、それを自力で元の状態に戻すには、本人が思っている以上のエネルギー(体力)と、姿勢矯正の為の期間が必要になるからです

また、背中も、丸まった状態で固まってしまうと、全身も曲がった姿勢が自然に感じられるので、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯の改善だけでなく、全身の姿勢を正す必要も生じます。

~ 疲れや痛みも ~

この為、一般的なストレッチや、型通りの運動では、猫背が続いて硬く固まってしまった筋肉や靭帯を伸ばす事ができなかったり、全身の姿勢を正したりする事が難しくなります。

また、背スジを伸ばせたとしても、無理やり背スジを真っすぐにしているので、背スジに続く首、背中、腰などの筋肉が、ひどく疲れたり、筋肉痛を感じたりもします。

しかも、猫背が続くと、背スジを伸ばすお尻や腰の筋力が使われなくなって、弱った状態になるので、無理して、背中を伸ばしたり反らしたりすると、骨盤や腰の筋肉の一部に大きな負荷になって、痛みが起きてくる事があります。

【 姿勢の悪化や、身体の不調 】

~ 姿勢や体型の悪化 ~

この結果、前かがみ姿勢や猫背が続いてしまうと、だんだんと姿勢や体型が悪化し、立った時に、うつむいた姿勢が目立つようになります

一般的に多いのが、『前かがみ姿勢 → 猫背になる → 両肩が前方に突き出る → ゴリラのように腕が前に出る → 顎が前に突き出る』となり、しかも、膝も自然と曲がった状態になるので、姿勢が“ゴリラ化”します。

また、前かがみ姿勢が続くと、お腹の筋肉に力を入れる事が無く、緩んでくるので、中に脂肪が蓄積されて“ポッコリお腹”タイプになり、肥満体型にもなってきます。

~ 胃腸付近が押しつぶされた状態に ~

更に体調も、猫背姿勢で、胃腸付近が押しつぶされた状態になるので、食欲不振、便秘、下痢などの、内臓の不調が起きてきます

また、前かがみが続くと、背骨の横を通っている自律神経が圧迫されるので、内臓の不調と共に、精神的な疲労感が増し、「肩に重圧がのしかかった感じ」とか、「重荷を背負った感じ」、といった状態に悩まされます。

これにより、ストレスを感じ易くなったり、元気が無くなったりしてくるので、「身体がだるい」、「肩がこる」、「冷えを感じる」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、なども起きてきます。

~ 身体の不調も ~

そして更に、身体の不調から、身体が疲れ易くなったり、身体の不調が起きたり、痛みが起き易くなったりします。

骨盤を支えている筋肉や靭帯が、絶えず前かがみ姿勢を支える為に、慢性的なコワバリ状態になるので、腰の血行が悪化し、それによって全身の血行も悪化するので、身体の老廃物が排出されづらくなるからです。

この結果、「腰がダルイ」、「腰が重たい…」、「腰に鈍痛がする」といった、腰の重ダルサや痛みに悩まされるようになり、それが続くと、背中や下半身にも、凝りや痛みが拡がるようになります。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】

~ 伸ばせなくなっている腰の回復 ~

猫背は、背骨の土台になっている骨盤を後ろに突き出した姿勢が続く為に、バランスを取ろうとして、骨盤上部から腰を前方に傾けた状態を続けて、それによ、骨盤上部から腰の筋肉が硬く固まった状態になるので、猫背の改善には、背中を伸ばすよりも、前方に曲がって伸ばせなくなっている骨盤上部から腰にかけての筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の症状改善を行っているので、猫背の原因になっている骨盤周囲のコワバリの緩和や、そこを土台にしている背骨沿いの歪みの回復、そして、前方に曲がっていた腰の改善に適しています。

特に、本人の力だけでは、猫背がなかなか改善できないような場合に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、コワバッタ筋肉の緊張解消や、骨盤や腰の骨の動きの改善に、効果を発揮します。

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリ解消と柔軟性の回復を行い、猫背の改善を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が顕在化したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、後ろに傾いている骨盤周囲の筋肉が緩んでくるからです。

これによって、骨盤上部から腰の筋肉が硬く固まった、お尻と腰の筋肉のコワバリが無くなると、骨盤が自然と本来の角度に戻ってくるので、回復しにくい猫背が改善される効果があります。

~ 体調改善効果 ~

猫背の時の身体の負担が減少すると、姿勢を維持する為に、無意識に背中の筋肉に力が入っていた筋肉の緊張が緩むので、丸まっていた背中や、肩の巻き込みなども、回復し易くなります。

更に、お尻と腰の筋肉の柔軟性が回復してくると、いつも感じる腰の鈍痛やコワバリ感が改善されるだけでなく、体調面でも、以前より疲れにくくなり、コワバリ感が無く、身体を動かす事ができるようになります。

下半身に、重力の影響で全身の約7割の血液が集まるので、下半身の血行が良くなると、身体全体の血行やリンパの流れが促進されたり、筋肉の弾力性や柔軟性が回復したりして、骨盤の関節の可動域が改善されたりするからです。

~ 柔軟性を取り戻す治療 ~

猫背になるのは、骨盤周囲のコワバリで、座っている時の骨盤の後傾が解消できなくなり、後ろに倒れないようにバランスをとる為に、背中を前に丸めた姿勢になった為です。

当院は、曲がっている腰を無理なく伸ばせるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボを利用し、背骨の土台になっている骨盤周囲のコワバリを解消させ、柔軟性を取り戻す治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労やストレスで、めまい、耳鳴り、が気になったら

【(症例)身体の不調や、不快感 】

胃は、疲労やストレスの影響に弱い器官なので、食欲が無くなったり、胃が痛くなったり、下痢や便秘を起こしたりしますが、耳も胃と同じように、疲労やストレスの影響に弱い器官です。

例えば、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などがあると、耳の奥の微妙なリンパ液の流れに異常が起き、リンパ液が溜まって、耳の神経を圧迫するので、「耳が塞がった感じ」や、「めまい」、「急に耳が聞こえづらくなる」、「耳鳴り」、「自分の発した声が響く」、などが起きます。

これらの症状の回復には、耳の奥のリンパ液の流れがスムーズに流れるようにする事が必要なので、疲労やストレスなどによる首や肩・背中などの“コワバリ箇所”を調べて、これらを解消し、耳の奥の微妙なリンパ液の流れを回復させる事が重要です。

【 耳がストレスを受けて 】

~ 勝手つんぼ、勝手耳 ~

落語やお芝居の中で、自分にとって都合が悪い話になると、なぜか、急に耳が聞こえなくなる老人が登場する話があります。

ところが、自分にとって都合のいい話になると、耳が急に良く聞こえるようになって、にじり寄ってきて、さかんに相ヅチを打ったり、うなずいたりします。

この老人ように、自分にとって都合の悪い話になると、聞こえなくなるのを『勝手つんぼ』と言い、逆に、自分にとって都合のいい話ならば聞こえるのを『勝手耳』と言います。

~ 聞きたくない心境に追い詰められ ~

落語やお芝居の笑い話ではなく、実際に、肉体的・精神的なストレスがキッカケとなって、急に耳が聞こえなくなる事があります。

例えば、仕事や家庭などで思いもかけないような大きなストレスを感じた時とか、親しい人を亡くした時、家族や友人などと心理的な葛藤が生じた時、あるいは、失恋した時のように、大きな心理的ストレスを受けた時、などの場合です。

これは、大きな心理的ストレスを受けて、精神的苦痛に耐えられなくなると、“本当に聞こえなくなる”のではなく、「その事を、もう一切聞きたくない」という心境に追い詰められ、“気持ち的”に聞こえなくなってしまう為と言われます。

~ 心因性難聴 ~

このように、大きな心理的ストレスを受けた事によって、無意識のうちに耳の機能が低下し、聞こえなくなるのを、『心因性難聴』と言います。

『心因性難聴』は、耳が聞こえにくくなる以外にも、身体がフラフラする『めまい感』が起きたり、耳の中で「キーン」、「ピーン」といった『耳鳴り』が起きたり、耳の詰まった感覚や閉塞感に見舞われたり、する事もあります

これらの耳の異常は、疲労やストレスが続いたり、強まったりした事が原因なので、年齢的に男女とも20~50代の発症が多く、特に「ストレスが溜まっていた」、「疲れが溜まっていた」、「寝不足だった」、などの場合に起き易くなっています。

【 耳の奥のリンパ液の流れの悪化から 】

~ むくみが、耳の神経を圧迫して ~

心身のストレスや疲労によって、耳の働きに異常が起きるのは、耳の奥の構造が、非常に複雑な構造で、しかも、内部が迷路のようになっている事が、大きく影響を及ぼしていると言われています。

精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などが続くと、耳の奥のリンパ液を流す機能がうまく働かなくなって、リンパ液が溜まってしまうので、“むくみ(リンパ水腫)”が発生し、耳の神経を圧迫して、耳の機能が保てなくなるからです

この結果、耳の重要な機能の、音を聞く『聴覚機能』や、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に、異常が起きます。

~ 聴覚機能の異常 ~

音を聞く『聴覚機能』に異常が起きると、多くの場合、耳が詰まった感覚や閉塞感がして、「ちょっと聞こえにくい」とか、「聞こえづらい」といった感じになります。

よく言われるのが、「耳がこもっているように、詰まった感じ」とか、「人の声や音が響いて、歪んで聞こえる感じ」です。

これにより、次のような自覚症状が現れます。

① ふだんと比べ、何だか音が聞こえにくい
② 電話で、相手の声が聞こえにくい
③ 音の聞こえ方がいつもと違う
④ 耳鳴りが続く
⑤ 飛行機に乗ったときのように、耳が詰まった感じがする
⑥ 耳に水が入ったときのような感じがある
⑦ 耳に違和感がする

~ 平衡感覚機能の異常 ~

また、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に異常が起きると、振り返ったり、頭の向きを変えようとした時に、急にめまいが起き、「クラッと」とふら付いたり、目の前が暗くなってフラフラしたり、といった事が起きます。

あるいは、酔っぱらっていないのに千鳥足になったり、階段を降りる時にふらつきを強く感じたりします。

これらによって、次のような自覚症状が現れます。

① 立ちくらみがする
② 立っていると気持ちが悪くなって、酷くなると倒れそう
③ 気持ちが悪くなる
④ 少し動くと動悸・息切れがする
⑤ 朝の起床時に、なかなか起きられない
⑥ 腹痛を起こす、食欲不振になる、疲れ易くなる、顔が蒼白くなる

【 体調改善の重要性 】

~ 首コリや肩コリによって ~

めまい・耳鳴りは、ストレスや睡眠不足、過労、などが大きな原因になっているので、「頭が重い」、「肩こり」、「眠れない」、「倦怠感」、などを伴っている事が多くなっています。

ストレスや睡眠不足、過労などで、首コリや肩コリなどの症状が酷く、慢性化していると、首を通過している血行が障害され易くなり、耳の内部の血流やリンパ液の流れを滞らせて、めまいや耳鳴りを引き起こしてしまうからです

特に、首コリや肩コリから発症する『緊張型頭痛』や、脳内の血流の不安定から生じる『片頭痛』に悩まされていると、耳の奥の血流やリンパ液の流れが不安定になったり、“むくみ(リンパ水腫)”が起き易くなったりするので、めまいや耳鳴りが起き易くなります。

~ めまいや耳鳴りが繰り返される場合 ~

めまいや耳鳴りが起きても、多くが、一時的であったり、自然に治ったりするので、気になっても、「一時的な症状なので、そのうち回復するだろう…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、めまいや耳鳴りを繰り返される場合は、耳の奥に張りめぐらされた血流やリンパ液の流れが不安定になって、耳の奥の神経を圧迫し、めまいや耳鳴りが慢性的になる危険性があるので、疲労やストレスによるものでも、一時的な症状と思わずに、身体の緊張や疲労を取り除いて、心身をゆっくり休ませる事が大切です。

特に、「ダルイ」、「ボーッとする」、「眠れない」、「時々、クラクラする」、などの不快症状が伴っている場合には、耳の奥のリンパ液の調整がうまくできなくなっている可能性があるので、体調を改善しておく事も必要です。

~ メニエール病 ~

耳鼻科では『メニエール病』と診断して、耳の奥の“むくみ(リンパ水腫)”をとる事が治療の基本になるので、耳の奥のリンパ液の循環改善用の薬を処方します。

また、神的な不安を伴うストレスや、睡眠不足、疲労などが続いて、自律神経の働きが不安定になっている事が多いので、ゆっくりと休養して、眠る時間を増やすように指導しています。

特に、疲労やストレスが溜まって、首コリや肩コリが慢性化していると、薬による治療だけでは、なかなか回復しないので、首や肩のストレッチで、筋肉の弾力性や柔軟性を高める事を勧めています。

【 当院の、ストレス性のめまい・耳鳴り治療 】

~ ツボの特徴 ~

当院では、ストレス、過労、睡眠不足などによる、めまいや耳鳴りに、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています。

これは、ツボが、身体に不調が起きた時に、反応点として「痛み」や「硬さ」となって身体の異常を知らせ、そして、治療点として症状を改善する働きをするので、体調不調と強く関係する症状には、ツボ反応を利用する事で、症状の改善を早める事ができるからです

しかも、首や肩・後頭部には、昔から使われている多くのツボがあるので、それらのツボを利用する事で、めまいや耳鳴りの改善効果が高められます。

~ 筋肉が凝り固まったシコリの解消 ~

特に、めまい・耳鳴りの症状のある人の多くが、首や肩のコリ症状を伴っているので、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている場合には、ツボ治療によって、“シコリ”による血行の悪化や筋肉のコワバリが回復し易くなるので、改善に適しています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

これによって、首や肩の“シコリ”を解消させて、筋肉の柔軟性を回復させ、頭部への血流が改善すると、心身の疲労や緊張で滞っていた、耳の奥の血行やリンパ液の流れが回復するので、めまい・耳鳴りの症状改善が高められます。

~ デリケートな施術の必要性 ~

また、首は、筋肉が薄く、その内側を重要な神経や血管などが通っているので、その人の首の筋肉の状態に合わせた、デリケートな施術が必要です。

当院は、昔から受け継がれてきた経験と技術を基に行っている東洋医療系のマッサージを基本にして行っているので、首まわりの施術も、無理が無く、安全で、安心して受けられます。

しかも、東洋医療系のマッサージが、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を得意としているので、改善効果が期待できます。

~ マッサージ時間は、15分から ~

めまいや耳鳴りの原因の大半は、ストレス、過労、睡眠不足などで、耳の中のリンパ液が滞り、滞ったリンパ液の圧迫で耳の機能が障害された為です。

この為、当院は、反応点(ツボ)を利用した東洋医療系のマッサージ治療で、身体の疲労箇所や緊張箇所を調べ、筋肉のコワバリ解消や、血液やリンパ液の流れの改善を行い、めまいや耳鳴りの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

天気や気候の変化による、身体の不調

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「季節の変わり目になると身体がダルクなる」、「雨が降りそうになると頭痛が起きる」、「梅雨時に古傷が痛む」、「天気が崩れてくると肩こりや腰痛が酷くなる」など、天気や気候の変化の影響で身体に不調をきたす事があります。

これは、ストレスや心配事などが積み重なっていたり、生活リズムが崩れていたりすると、気温・気圧・湿度などが変化した時に、自律神経に過剰反応が起きたり、神経が敏感になったりして、痛みや不快症状などが引き起こされるからです。

これらの症状の改善には、身体に溜まっている疲労感や緊張感を解消し、自律神経の過剰反応を緩和させる事と、悪化しがちな箇所のコワバリと血行悪化を解消し、敏感になっている神経を回復させる事が必要です。

【 気象病、天気痛 】

~ 天気や気候の変わり目の不調 ~

天気や気候の変わり目に、身体にいろいろな不調が起き易いので、昔から、体調に注意するように、いろいろな格言が伝えられています。

例えば、「天気が崩れる前には頭痛がする」、「冬になると、気が重くなる」、「天気が悪いと、古傷がうずく」、「雨が降ると頭痛が起きる」、「おばあちゃんの膝が痛くなったら、明日は雨」、などがあります。

このように、季節や天気の変わり目になると体調の不調が起きるのを、『気象病』あるいは『天気痛』と言い、天気や気候の変化がキッカケなので、かなりの人が悩まされていると考えられています。

~ 気象病、天気痛 ~

『気象病』は、気象の変化で影響を受けて発症したり、体調が悪化したりする症状を言い、主に、「めまい」、「肩こり」、「イライラ」、「倦怠感」、「うつ気分」、「吐き気」、「喘息」などの“不定愁訴”を言います。

また『天気痛』は、天気の変化によって“痛み”が起きる事を言い、主な症状として、頭痛や関節痛、神経痛、持病や後遺症の痛み、などを言います。

『天気痛』の中でも片頭痛は、低気圧が近づいたり、雨が降りそうになったりすると、頭がギューッと締め付けられる感じや、ズキンズキンと頭痛が起きてくるので、天気痛の代表的疾患になっています。

~ ストレスや、生活のリズムが崩れから ~

これらの『気象病』や『天気痛』は、ストレスを感じている人、不規則な生活を送っている人、そして、更年期でホルモンバランスが乱れやすい人などに、起き易くなっています。

体調を保つ自律神経がオーバーワークになっていると、温度や湿度を感じるセンサーが敏感になるので、天候や暑さ寒さの変化に対応しきれなくなると、自律神経が過剰に反応してしまう為と考えられています

この結果、自律神経のバランスが乱れると、緊張や血管の収縮などを起こす交感神経の働きが高まり、『気象病』や『天気痛』の痛みや不快さを強く感じる状態になります。

【 自律神経の働きの乱れから 】

~ エアコンや、姿勢の悪化 ~

湿度や温度の変化が『気象病』や『天気痛』のキッカケになっているので、エアコン使用で、室内温度と外気温の差が大きくなると、やはり『気象病』や『天気痛』が起きる原因になります。

体温調節機能は、自律神経がコントロールしているので、仕事の都合で、エアコンの効いた部屋に長くいたり、外出を繰り返したりすると、体温調節機能がうまく働かなくなってしまうからです。

この結果、温度変化に対する自律神経の働きが乱れたり、機能が低下したりすると、『天気痛』の、頭痛、首や肩のコリや痛み、関節痛、神経痛、傷あとの痛み、昔からの持病の痛みなどが起き易くなったり、『気象病』の、めまい、だるさ、食欲不振、下痢、足腰の冷え、不眠などが起き易くなったりします。

~ デスクワーク ~

また、PCを使った日々のデスクワークで、ストレートネックや、姿勢の悪化なども、自律神経の働きを乱して、『気象病』や『天気痛』の原因になります。

ストレートネックや、姿勢が悪くなっていると、首から背中を通っている自律神経を圧迫したり、呼吸器や心臓に余計な負担がかかったりするので、気付かないうちに、自律神経の体調維持に支障をきたすからです。

この結果、毎日曇りや雨の日が続いてスッキリしない日が続いたり、雨と晴れ間との寒暖差があったりすると、体調維持をしている自律神経の負担が大きくなってくるので、頭痛、めまい、肩こり、腰や膝の痛み、うつ気分、といった『気象病』や『天気痛』が起き易くなります。

~ 感覚が過敏に ~

更に、体調を保つ自律神経の働きが乱れると、防衛反応から、外部の刺激に対して感覚が過敏になってくるので、「飛行機や新幹線に乗ると、耳が痛くなったり、クラクラしたりする」、「乗り物酔いをしやすい」、「車でトンネルの多い高速道路を走ると、頭が痛くなることがある」、なども起きます。

そして、このような状態になると、余計に、体調を保つ自律神経の働きを乱す事になるので、天候や暑さ寒さが変化すると、「首や肩のコリが辛い」、「眠れない」、「起き抜けから身体が重くて、ベッドから起き上がれない」、「ストレスを感じ易くなる」、などが起き易くなります。

日本は季節の変化が大きいので、自律神経の働きの乱れや低下を、そのままにしていると、天気や気候の変化のたびに、体調の悪化に悩まされるようになります。

【 慢性痛や不定愁訴があると 】

~ 慢性痛や不定愁訴から ~

特に、持病として慢性痛があったり、不定愁訴を抱えていたりすると、季節や天気の変わり目に、頭痛が酷くなったり、身体のダルサで悩まされたり、肩こりや腰痛が悪化したりします。

これは、慢性痛や持病で、身体の痛みや不調を繰り返していると、一般の人が感じないような少しの気圧の変化でも、自律神経が敏感に反応するので、過度に血管を収縮させたり、痛みの感覚を強めたりして、痛みや不快感を大きくさせるからです

特に女性は、もともと女性が男性に比べて自然への感受性が高く、天気の影響を受け易いので、慢性痛や不定愁訴に悩まされていると、天気や気候の変化によって自律神経が敏感になり、症状を悪化させます。

~ 理解されない辛さ ~

『気象病』や『天気痛』が繰り返されると、「また明日も、身体が辛くなったり、痛んだりするのではないか……」と、精神的な不安や心配が増します。

しかし、これらの『気象病』や『天気痛』の不安や悩みを、身内の家族や親しい友人に言っても、自然現象の変化による身体の不調なので、分かってもらえなかったり、大げさに思われたりします。

こ為、ますます、イライラや不快感、めまい、片頭痛、関節痛、古傷が痛む、などの症状が増したり、消化器官の異常(便秘や下痢)とか、眠れなくて睡眠不足、などが起きる原因になったりします。

~ 気象病や天気痛の特効薬 ~

『気象病』や『天気痛』を診てくれる病院やクリニックは、極めて少ないので、『気象病』や『天気痛』に悩まされ場合は、自律神経を診てくれる内科や神経内科になります。

しかし、これらの症状には特効薬が無いので、自律神経の安定を保つ為に、規則正しい生活リズム、適度な運動やストレッチ、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとる、などの生活改善が中心になります。

更に、天気から受ける影響を減らす事も必要なので、自律神経を整える為に、身体に溜まった疲労や緊張を解消や、身体の不調の緩和などが勧められます。

【 当院の、気象病や天気痛治療 】

~ ツボ治療の活用 ~

当院では『気象病』や『天気痛』に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張の解消や血流の改善などにより、敏感になっている神経を鎮め、体調の回復を行っています。

更に、天気や気候の変化時に悪化しがちな箇所に対して、ツボ治療を利用して、血行やリンパ液の流れを促し、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、神経の興奮を抑えるようにしています

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ 首や肩の治療 ~

また、首が自律神経や重要な血液の通り道となっているので、当院では、首や肩の検査と、弾力性や柔軟性の回復治療を行っています。

首から耳のまわりの血行が悪くなると、聴覚や平衡感覚の役割をしている内耳がむくんで、過敏状態になり、『気象病』や『天気痛』が起き易くなるので、首から耳のまわりの血行を改善する事によって、効果的な予防になるからです。

しかも、耳の奥にあるリンパ液の微妙な流れの変化で、気圧の変化を感知しているので、首や肩の血液の循環をスムーズにさせると、首や肩の違和感が少なくなって、自律神経の働きが改善が期待できます。

~ 治療効果 ~

これらにより、自律神経への負荷が少なくなって、一定の範囲で体調が保たれるようになってくると、『気象病』や『天気痛』の症状が、かなり緩和されます。

例えば、『気象病』で、身体に不調が起きても、敏感になって反応していた神経が回復するので、「何となく、疲れやダルサを感じる」程度で済んだり、気にならなくなったりします。

また『天気痛』の場合でも、身体を動かした時に痛みを感じても、自律神経の働きで毛細血管の血流が増えて、すぐに忘れるぐらいの軽い痛みですんだり、あるいは、しばらくしているうちに痛みが消えたりします。

~ 症状悪化を防ぐ為に ~

『気象病』や『天気痛』は、そのままにしていると、自律神経がチョッとした変化にも敏感になったり、痛みや身体の不調が慢性化したりするので、そのままにしない事が大切です。

当院は、自律神経の切り替えがスムーズになるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の痛みや不快感を改善し、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

脚のふくらはぎの“むくみ”と、腰痛・高血圧

【(症例)身体の不調や、不快感 】

運動不足や加齢などで、ふくらはぎの筋肉の働きが弱まると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などの不快感が強まったり、更に、腰痛、身体の疲労感、高血圧、などが起きたりします。

これは、下半身に全血液量の約7割が重力の影響で集まるので、ふくらはぎの筋力が弱って血液を押し上げる力が低下すると、身体の血液循環が影響を受けて、いろいろな循環器系の不調が起きてくるからです。

この為、脚のむくみと共に体調の不調に気付いたら、脚の血流改善だけでなく、身体のコワバリ箇所と血行の悪化箇所を確認し、これらを回復させて敏感になっている神経の興奮を鎮め、気になる痛みや不快感などを解消させる事が必要です。

【 脚のむくみと、不快感 】

毎日の座り仕事や立ち仕事で身体を動かす事が少なくなると、脚の血行が悪くなって“むくみ”が生じ、脚に「疲れやダルサ」、「コワバリ」などを感じるようになります
通常ならば、ふくらはぎの筋肉がポンプとなって血液を押し上げる作用と、血液の逆流を防ぐ静脈内の弁の働きで、下半身に集まった大量の血液を心臓方向に戻し、血液循環が保たれる仕組みになっています。
ところが、毎日の仕事や生活で、脚を動かす事が極端に少なくなったり、中高年になって脚の筋力が弱ったりすると、脚に集まった血液を心臓に押し上げるポンプの力が弱くなって、下半身の血液が心臓に戻りにくくなります。

この結果、脚の血行が悪くなると、血液中の水分が脚のスネやふくらはぎに溜まって、脚が腫れぼったくなったり、むくみになったりします。
女性の場合、筋肉量が少ない為に血液を押し戻す力が弱くなる上に、女性ホルモンの乱れがあったり、空調の影響や服装などで身体が冷えたり、脚を締め付けるようなストッキングを履いたりするので、余計に脚の血行が悪くなって、むくみが起き易くなります。
しかも女性の場合、座って仕事をする時間が長かったり、積極的に身体を動かす事が少なかったりするので、脚の血流が悪くなりがちになり、むくみが起き易い状態になります。

脚がむくむと、脚の表面がパンパンになったり、皮膚が張りつめたように感じたりしますが、実際は、血流の悪化によって皮下に水分が溜まり、脚の皮膚が水分で膨らんだ状態になっているので、むくんだ箇所を指で押すと、皮膚がすぐにへこみ、跡が残ります。
また、むくみによって、皮下に溜まった水分中の老廃物が神経を刺激するので、「脚がダルイ」、「疲れを感じ易い」、「かゆみ」、「ほてり」、「ムズムズ感」などが、気になってきます。
更に、水分中の老廃物や栄養や酸素の不足から、神経が刺激されて「重たい感じ」や「うっとうしい不快感」が起きたり、炎症が起き、かゆみや湿疹などに悩まされたりします。

【 そして、腰痛、疲労感、高血圧に 】

脚がむくんだ状態が続くと、腰のダルサや痛みも引き起こします。
ふくらはぎと腰は、位置は離れていても、姿勢を保つ為に互いに影響しあっているので、ふくらはぎの筋肉が弱ってくると、その分、腰部や骨盤の負担が大きくなるからです。
また、脚の血行の悪化で、下半身の血液中に疲労物質や老廃物が溜まって、必要な酸素や栄養が不足してくるので、腰の筋肉に影響して、コワバリが起きたり、神経を刺激してダルサや痛みが生じたりするからです。

更に、下半身に身体全体の約7割の血液が集まるので、脚の血行が悪くなると、身体の血液循環が影響を受けて血行が悪くなり、身体全体が疲れ易くなったり、ダルサを感じたりします。
しかも、これらの疲労感やダルサによって、体調を保つ自律神経の働きの負担が大きくなるので、「肩がこる」、「冷える」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」、などが起きてきます。
昔の人は、一日の農作業が終わった後や、長旅をした後に、脚の疲労が全身に影響する事を“経験的”に分かっていたので、『足湯』で脚の血行を促進させ、脚の疲労が全身に及ぶのを防ぐ工夫をしていました。

更に、「老化は脚から」と言われるように、脚、腰、尻など下半身の筋力が弱ると、ふくらはぎの筋肉がポンプとなって血液を押し上げる力や、血液の逆流を防ぐ静脈内の弁の働きも弱るので、血圧が上昇し易くなります。
心臓への血液の戻りが悪くなると、その状態を心臓が察知して、“より強い力(高血圧)”で血液を送り出すようになってくるので、脚、腰、尻など下半身の筋力・筋肉量が低下して、下半身の血液が心臓に戻りにくくなってくると、心臓はその状態を察知して、血圧を高めるからです。
しかも、加齢や運動不足やで、ふくらはぎの筋力が弱ると、慢性的に下半身に溜まった血液を心臓に押し戻す働きが低下するので、ますます血圧を高めてしまいます。

【 運動を行う前に、柔軟性の回復を 】

ふくらはぎの、重力に逆らって血液を押し上げる太い筋肉の働きは、人間だけの独特な器官なので、犬や猫などの四つ足動物には無く、人間が直立歩行をしたり、下半身に溜まった血液を心臓に送り返したりする為に、後からできあがった器官です。
しかし、独特な器官であっても、ふくらはぎは筋肉なので、鍛え(使い)続けないと、筋肉が弱って、身体の安定を保つ働きが弱ったり、身体の血行を悪化させたりします。
この為、「立っていたり歩いたりするのが、つらい、億劫になる」、「歩くのが遅い」、「歩幅が狭く、前傾姿勢になる」などの場合は、足腰の筋肉の働きが弱ったサインです。

更に、「夕方になると、靴下の跡が残る」、「脚がむくんで、ダルイ」、「ふくらはぎが硬い」、「内部にシコリがある」、「押すと痛い箇所がある」などがある場合は、心臓に血液を送り返す筋肉のポンプ作用が低下し、皮下に老廃物を含んだ余分な水分が溜まって、脚や腰の神経を刺激し始めた状態です。
そのままにしていると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などの不快感が強まったり、更に、腰痛、身体の疲労感、高血圧、などが起きたりします。
このため、脚と腰の筋肉のコワバリと血流の悪化箇所を調べて、これらを改善する事が必要です。

しかし、下半身のコワバリや血行悪化を改善する為に、そのままの状態で運動を行うと、脚や腰の運動機能が低下して、血行が悪くなっているので、下半身に疲労やダルサ感が増したり、筋肉痛の原因になったりします。
また、ふくらはぎの筋肉がコワバッテいると、同じように身体を支える役割の、太ももの筋肉やお尻の筋肉も硬くなっているので、運動を行うと、ふくらはぎや腰の筋肉を痛める原因になります。
この為、脚のむくみと体調の悪化に気付いたら、運動を行う前に、ふくらはぎの“弾力性と柔軟性”を回復させ、そして、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所のチェックを行い、それらを改善し、敏感になっている神経の興奮を鎮める事が必要です

【 当院の、“むくみ”治療 】

心臓から押し出された血液が流れる動脈と違って、静脈は自分で血液を運ぶ力がほとんど無いので、脚の血行が悪くなると、脚のむくみだけでなく、疲れやすさや痛み、そして、いろいろな循環器系の不調となって現れます。
当院では、このような身体の自然回復が追いつかずに現れた症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて体調の改善を行っています。
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、脚には、筋肉の働きを回復させたり、血行を促進したり、そして神経の興奮を抑制したりするツボが多くあるので、脚の筋肉のコワバリを改善したり、悪化している血行を回復させるのに適しています
例えば、脚や腰のツボの中で、下半身の不調で顕在化しているツボを刺激すると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に反応して、脚の筋肉の働きが回復し始めたり、滞っていた血行やリンパ液の流れが改善したりします。
俳人の『松尾芭蕉』は、このような効果から、脚の疲労回復や、滞った血行やリンパ液の流れの改善に、脚の『足三里』のツボを刺激しながら、全国を旅したと言われています。

このツボ治療を、当院ではマッサージ治療に含める事で、患者に抵抗感や無理の無い状態で、筋肉のコワバリ解消や血行改善の効果を高めています。
これによって、滞っている脚の血行を改善して、脚のむくみを回復させていくと、老廃物が減少して神経の興奮が鎮まってくるので、不快に感じていた下半身のダルサや疲れが解消されていきます。
また、脚や腰は、姿勢を支える働きをしているので、下半身のダルサや疲れが解消されてくると、脚や腰の動作が行い易くなり、体調が改善してくる効果も得られます。

毎日の疲労や緊張、睡眠不足、冷え、運動不足などが続くと、身体の回復力が低下するので、脚のむくみが慢性化し、更に、腰痛や高血圧を起こす原因になります。
当院は、ツボ反応を利用する事で、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックと回復を行い、敏感になっている神経の興奮を鎮め、崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

高齢者の、加齢による冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

高齢になると、筋肉量の減少で発熱量が落ち、血管の温められた血液を送る働きも弱ってくるので、寒さに敏感になるだけでなく、身体の芯から冷えて、「身体の内側に、冷えが入り込んでいる」と感じるようになります。

しかも、身体が冷えるので、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサがとれない」、「布団に入っても眠れない」、「風邪が回復しない」などに悩まされ、シワ、タルミ、くすみ、吹き出物などの皮膚トラブルにも、憂鬱な気分にさせられます。

このような高齢者の冷えを改善するには、身体を温めるだけでなく、身体の回復力を取り戻す事が重要になってくるので、身体の不調箇所をチェックして、筋肉のコワバリ箇所の解消や、血行の悪化箇所を改善し、冷えで敏感になっている神経を鎮め、痛みや疲れ易さを緩和させて、体調を整える事が大切です。

【 高齢者の冷えの3大原因 】

冷えはさまざまな原因が絡んでいますが、高齢者にとって大きな原因になっているのが、身体の筋肉量の減少により、“身体の熱を十分に作れなくなっている”事です。
筋肉は、体温の約6割を発熱しているので、人体の最大の『体熱の産生器官』になっていますが、中高年あたりから筋肉量が減少し、50代や60代になると筋肉量がガクンと落ちる為に、身体の発熱量が、かなり少なくなります。
しかも、中高年あたりから、身体の運動機能の低下や、仕事や家庭の責任や役割の増大で、運動する機会が減ってくるので、ますます筋肉からの発熱する量が少なくなっていきます。

 

また、高齢者に冷えが生じる、二つ目の大きな原因になっているのが、“温められた血液を、うまく運べなくなる”事です。
心臓からの血液は、身体の中で一番高い温度(37℃)に保たれていますが、加齢によって筋肉の弾力性や柔軟性が無くなってくると、血管を伸縮させて血液を送る“ポンプ機能”が低下してくるので、温かい血液を、身体の隅々に届けられなくなるからです。
この結果、温かい血液が身体の隅々に届けられなくなると、身体が冷えて、寒さに敏感になるだけでなく、身体の芯から冷えてくるので、「一年中、手足が冷たい」とか、夏でも身体の冷えに悩まされて「冷房の風が苦手」などが起きてきます。

 

更に、高齢者に冷えが生じる、三つ目の大きな原因になっているのが、血液循環の悪化によって、身体からの水分排出が低下してくるので、身体に余分な水分が溜まって、これによって身体を冷やしてしまう事です。
東洋医学では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まった状態」と考え、この状態になると、余分な水分が身体に溜まっているので、「お腹を触ると冷たい」、「お腹がちゃぷちゃぷする」、「夕方になると脚がむくむ」、「ふくらはぎを親指で押すとへこむ」などが生じます。
これによって、体内に留まった余分な水分が身体を冷やして、身体が温まらなくなるので、「汗をかきやすい」、「軟便や下痢気味」、「頭や身体が重ダルイ」などが起き、更に、体内に溜まった余分な水分(水滞)が血管やリンパ管を圧迫し血行を悪化させたり、悪化した血行が血管やリンパ管を圧迫したりするので、冷えと血行悪化のスパイラルに陥ります。

【 冷えによる、身体への影響 】

特に高齢者に冷えが起きると、高齢になると身体の機能が低下しているので、様々な身体の不調が起きます
例えば、身体の冷えの影響で、「胃腸の働きが悪化して、下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」、あるいは血行の悪化で、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」などが起きます。
また、血液循環の悪化で老廃物が排出しづらくなると、「身体の疲労感や重ダルサ」に悩まされたり、老廃物によって神経の働きが障害されると、「頭が重い」、「めまい」、「ふらつく」、「頭痛」などが起き易くなったりします。

 

また、朝起きた時や、動作をしようとした時に、膝や腰などに、痛みを感じる事が多くなります。
冷えで、身体の隅々に十分に血液が届けられなくなっている上に、寝ていたり、ジッとしていたりすると、血液を送るポンプの機能が低下した状態になるので、ますます血行が悪化するからです。
この結果、朝起きた時や動作をしようとした時に、関節を動かす筋肉や靭帯の酸素や栄養分が不足し、関節の安定性や持久力が失われて痛みが出たり、老廃物が神経を刺激して、ジンジンとした痺れ(しびれ)感が起きたりします。

 

更に、身体の冷えで、血圧が上がり易くなります。
身体に冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管が収縮するので、心臓が圧を高めて血液を押し出そうとするからです。
この為、高齢者が冷えに悩まされると、心臓が絶えず圧を高めて血液を押し出そうとするので『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、過剰に寒さや冷たさに敏感に反応して『急激な血圧の上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】

高齢になって身体が衰えていくと、毛細血管も徐々に老化が進むので、『ゴースト血管(写真参照)』の問題も生じます。
『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下し、その状態が続くと、次第に毛細血管が干上がったり、消失してしまったりする現象です。
毛細血管は全身の血管の99%を占め、身体のすみずみに酸素と栄養を送り届ける重要な働きをしているので、高齢者の血管のゴースト化によって、酸素や栄養分を運ぶ血液が行き渡らなくなると、見た目の問題や、身体に不調が起きる原因になります

 

例えば肌に、毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行が悪くなったり、肌のうるおいが消えたりするので、肌の色が悪くなって、肌の表面もカサカサになったり、シミやクスミもできたりして、実年齢以上に老けが目立ってきたり、枯れた印象になったりします。
また、身体の各器官に毛細血管のゴースト化が進むと、血行が極度に悪化し、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなるので、肩こり、頭痛、目の疲れ、疲労感、ダルサ、もの忘れなどが、いつまでも続きます。
更に、膝や腰などの関節痛に悩まされ、治りにくくなります。

 

しかし、身体の冷えや筋肉量の減少などで、毛細血管の血流が悪くなって、ゴースト血管となる可能性がありますが、血管が残っていれば、血液の流れを促して流れるようにすると、復活させる事が可能です。
この為、見た目に、高齢者の老けが目立ってきたり、身体を触った時に、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血管のゴースト化が、起きている可能性があるので、まずは、コワバッテいる筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善する事が大切です。
そして、筋肉の弾力性や柔軟性を保つようにして、血管をゆるめる、血流を上げる、血管をゆるめた時間の確保などで、血液やリンパ液の流れを良くする事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】

高齢者の筋肉がコワバッテ、関節部分が硬くなってくると、身体が動かしづらくなる上に、血行悪化の原因になるので、身体の冷えが生じたり、体調の不調を引き起こしたりします。
しかも、高齢者は身体の機能が弱っている事が多いので、不調を改善しないと、身体の回復力が追いつかなくなるので、体温がなかなか元に戻りにくくなり、慢性的な体調不調に悩まされるようになります。
この為、当院は、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認し、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行っています。

 

特に、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、その箇所の緊張を解消させ、血行の促進を行うようにしています。
ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、血流の改善や、衰えている毛細血管の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療になるからです。
これにより血行が促進されて、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、敏感になっている神経が回復してくるので、筋肉の緊張やコワバリが緩み、今まで感じていた不快感が減少するようになります。

 

また、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の働きや血行が回復してくると、体調の回復効果になります
身体の回復力が追いつかない為に、神経が敏感になって疲れ易さや痛みとなって現れていたのが、筋肉の働きや血行が回復して、神経への刺激が緩和されると、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されてくるからです。
更に、血液を送る筋肉のポンプ作用が活発化して、全身に血液が巡るようになると、身体の体温が内側から回復し、身体の新陳代謝も高まるので、冷えの解消になります。

 

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、ますます身体の冷えが進んで、体調を悪化させてしまいます。
当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復の為に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

ふくらはぎ が つる (こむら返りの 昼型と夜型)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

『こむら返り』は、突然ふくらはぎの筋肉が強く痙攣(けいれん)し、激痛に襲われる症状ですが、日中に運動したり汗を大量にかいたりした時に起きる“昼間タイプ”と、寝ている時に突然起きる“夜間タイプ”の、2つに分けられます。

“昼間タイプ”が活動中に起きるのに対して、“夜間タイプ”は安静中に起きるので、こむら返りが起きる原因は別々のように思われますが、この2つに共通しているのが、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮です。

こむら返りは、「腰痛・坐骨神経痛の一症状」と言われるぐらいなので、こむら返りが繰り返される場合には、腰や脚の疲れや違和感に注意して、これらがある場合は、疲労箇所や緊張箇所を確認して解消し、坐骨神経の異常興奮が起きないようにする事が大切です。

【 昼間に起きる、こむら返り 】

昼間に起きるこむら返りの印象的な光景が、試合中のサッカーやバスケ・ラグビーなどで、突然、選手の脚がつってしまい、痛さで顔をゆがめて、グラウンドにひっくり返っているところを、駆け付けたトレーナーに脚を伸ばしてもらっている場面です。
通常ならば、筋肉の伸び縮みは、筋肉や腱に備わったセンサーでコントロールされますが、運動中に下半身に「極度の緊張」、「力が強く入った」、「突然、いつもと違う動き」などが起きると、腰から脚の神経に異常興奮が起き、筋肉の強い痙攣(けいれん)を起こしてしまうからです
運動後も、疲労や緊張で、脚(太もも)の筋力が弱って、身体を支えられなくなってガクガクした状態になっていると、チョッとした動作で、脚の筋肉の伸び縮みをコントロールしている神経が過度に反応し、いきなり筋肉を収縮させてしまう事があります。

 

また、日常の生活の中でも、「信号や踏切を渡り切る為に、急に走った」、「障害物を避けようとして、思わずジャンプした」、「よろけたので、脚で踏ん張った」などで、突然、いつもと違う過剰な力が脚の筋肉に入ると、神経が過度に反応して、こむら返りを起こす事があります。
特に、日ごろの運動不足や加齢などで、身体に血行不良や冷えなどがあると、チョッとした運動や動作でも、脚や腰の筋肉や神経がオーバーワークになって、突然、こむら返りを引き起こします。
この為、脚や腰の筋肉が弱っていると、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングでも、 帰り道に、「脚が疲れて力が入らない」とか、「疲労で膝がガクガクする」という状態になると、こむら返りが起きてきます。

 

また、昼間、脚の神経の異常興奮から、こむら返りを引き起こす要因として、大量に汗をかいたり、排尿量が多くなったりする事があります。
多量の発汗や排尿によって、体内のミネラルが一緒に排出されてしまうと、『筋肉の収縮や神経の情報伝達の役割をしている体内のミネラル』が不足して、運動神経の伝達機能がスムーズにいかなるので、脚を伸ばしたり、脚に体重がかかったりした時に、脚の神経に異常興奮が起きて、筋肉の異常収縮と痙攣を起こしてしまうからです。
同じ理由から、「お腹をこわして下痢が続いた」、「飲み会でたくさんお酒を飲んだ」、「心臓病や高血圧の治療薬などの薬の服用で、排尿が多い」などの場合も、水分と同時にミネラル分が体外に排出されてしまうで、神経伝達がスムーズにいかなくなって、こむら返りを引き起こス事があります。

【 夜間に起きる、こむら返り 】

“夜間に起きる”こむら返りは、寝ている間に、いきなり脚がつって、痛くて目が覚めるケースです。
これは、寝込んでしまうと、神経のセンサーの働きが鈍って、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になっている事が、隠れた原因になっています。
通常ならば、運動神経が筋肉の収縮と弛緩のバランスをコントロールしていますが、寝込んでしまうと、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下してしまうので、寝返りをしたり、普段と違う姿勢をとったりした時に、低下している神経のセンサーの感度を急激に高ぶらせて、筋肉の異常な収縮を起こしてしまうからです

 

特に、「日中に身体を動かしていたので、疲労を感じていた」、「デスクワークで血流が悪い」、「布団から脚を出していた」、「クーラーで脚が冷えた」、「寝ている時に暑くて汗を多くかいた」などの場合に、夜間に、こむら返りが起き易くなります。
この状態になると、脚の神経が刺激を受け易くなる上に、寝ている為に、脚の筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になっているので、寝ている時の無意識の動作で、脚の神経に刺激が加わるとブレーキのかからない状態になって、突然、脚の筋肉が必要以上に収縮してしまうからです。
しかも、「加齢による筋力の低下」、「持病の痛みによる腰への刺激」、「薬の服用などによる血液や体液のミネラル分のバランスの悪化」などがあると、ますます脚の神経の異常興奮が起き易くなり、夜間に、思わず脚が「痛っ!」という状態になります。

 

特に、“夜間に起きる”こむら返りは、仰向けになって寝ていると、起き易くなります。
仰向けになって寝ていると、足の甲が“伸びた”状態になり、足の裏側やふくらはぎの筋肉が“縮んだ”状態になるので、『こむら返りを起こす一歩手前』になるからです。
このような状態の時に、“伸びた”足の甲に、布団の重みが加わるような事が起きると、神経のコントロールが低下した状態になっているので、一気に神経の異常興奮が起き、こむら返りが起き易くなります。

【 腰の違和感や痛みから 】

このように、こむら返りには“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の2つに分けられますが、この2つに共通して、いきなり発症させたり、症状を過度に強めたりするのが、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮です。
これは、「腰が何となくダルイ」とか、「腰が固まっている感じ」、「腰に鈍痛(どんつう)がする」などがあると、これらの違和感や痛みによって、お尻からふくらはぎに延びる坐骨神経を刺激し、坐骨神経の異常興奮を起こし、こむら返りを引き起こすからです
この為、「こむら返りの原因の7~8割に、腰痛が絡んでいる」、と言われています。

 

しかも、腰痛は、日本人が訴える痛みの中で、肩こりと並んで、最も多くなっている上に、中高年になると、姿勢の悪化や、冷え、肥満などで、腰やお尻の筋肉がコワバッテきたり、腰の血行が悪くなったりします。
この為、中高年になって、「腰がダルイ」、「ぎっくり腰ほどじゃないけど、違和感がある」、「腰が固まっている」などがあると、これらがキッカケになって坐骨神経を刺激して、こむら返りが起き易くなります。
更に、運動や立ち仕事などで腰の筋肉が疲労したり、あるいは、運動不足や同じ姿勢が続いて腰の筋肉がコワバッタリ、腰の血行が悪くなっていたりすると、腰痛を原因とするこむら返りが起き易くなります。

 

この事から、デスクワークを続けている人屋妊婦さんに、こむら返りが起き易くなっています。
毎日、デスクワークを続けていると、歩く事が少なくなって、足腰の神経のコントロール力が低下してくる事と、上体を支える腰の筋肉に大きな負担がかかり続けるので、何かの拍子で坐骨神経が刺激されると、坐骨神経が異常興奮を起こし易くなるからです。
妊婦さんの場合は、体重の増加から足腰に身体を支える負荷が増え、しかも、身体のバランスを取ろうとして、腰を反らしている事が多くなるので、坐骨神経を圧迫して、坐骨神経の異常興奮が起き易くなるからです。

 

【 当院の、こむら返りの予防と回復治療 】

「こむら返りは、腰痛・坐骨神経痛の一症状のようなもの」と言われるように、腰痛や坐骨神経痛の人は、こむら返りを起こし易くなります。
また、脚の中でも、ふくらはぎは『第二の心臓』と言われるように、下半身に届いた血液を、心臓に戻すポンプの役目をしているので、仕事や家事、病気などで、ふくらはぎの筋肉が疲労したり、むくんだりしてくると、血行不良から老廃物が溜まり、坐骨神経を刺激して、こむら返りを引き起こし易くなります。
この為、当院は、こむら返りの予防や回復の為に、腰を含めて、下半身の筋肉の柔軟性や血行の回復を中心に、治療を行っています

 

こむら返りの予防や回復治療には、下半身の疲労箇所や緊張箇所を確認して、解消させる事が必要なので、当院では、お尻から足先に伸びる坐骨神経の反応点(ツボ)を利用しています。
ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、坐骨神経の反応点(ツボ)を確認して解消させる事で、痛みや違和感を減少させたり、筋肉内の血流を改善させたりする効果があるからです。
しかも、こむら返りが起きる時には、下半身に、「脚が重い」、「むくむ」、「冷える」、「腰が痛い」、「ダルイ」などを伴っているので、マッサージ治療にツボ治療を加えると、これらの不調解消にも効果があります。

 

特に、脚に“引きつり感”や“疲労感”などを感じている場合は、疲労や緊張などで坐骨神経が刺激されて、敏感になっている状態です。
そのままにしていると、『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りを引き起こすので、身体の疲労や緊張などを回復させて、これらの不快感を解消させる事が必要です。
反応点(ツボ)を利用して、脚の血行悪化を回復させ、坐骨神経の興奮を鎮めると、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、脚の“引きつり感”や“脚の疲労感”が解消し、坐骨神経の誤作動を無くす効果があります。

 

中高年になると、『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りが多くなるので、こむら返りの予防には、脚だけでなく、腰の状態を含めて、疲労箇所や緊張箇所を確認して解消する事が大切です。
当院は、こむら返りの予防や回復処置に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の血行の改善や疲労を回復させ、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

睡眠不足が続いて、眠れなくなり不眠症に

【(症例)身体の不調や、不快感  】

仕事や子育てなどで忙しく過ごしていると、ついつい、睡眠時間を後回しにしてしまい、「最近、すっかり睡眠不足!」という状態になりがちです。

そのまま睡眠不足が繰り返されると、神経が休む時が無くなってくるので、神経が高ぶり、「ストレスを感じ易くなって、イライラする」、「注意が散漫になる」、「仕事や勉強に集中できない」などが起き、しかも、睡眠不足を解消しようとしても、「疲れを感じているのに、眠れない」、「眠っても眠りが浅く、熟睡できない」といった、不眠症に悩まされるようになります。

この為、「寝ているのに疲れが取れない」、「寝た気がしない」、「スッキリ起きられない」、「寝ても、身体が一日中だるい」、「眠れず、頭痛がする」という場合には、不眠症の対策と同じように、自然な眠りにつけるように、身体の疲労や緊張を解消させて、心身を和らげ、脳が休める状態にする事が大切です。

【 睡眠不足と、不眠症 】

睡眠不足と不眠症は、「睡眠時間が短い」という共通点がありますが、内容的には全く反対です。
睡眠不足の場合は、『眠れるのに、眠るための時間がない』状態なので、眠る事には問題が無く、寝床に行けば自然と眠りにつけます。
これに対して、不眠症の場合は、『眠りたいのに、眠れない』状態なので、眠気よりも目覚めている力が強くて、なかなか寝つけなかったり、夜中に目覚めたり、早いうちに目が覚めたり、してしまいます。

 

しかし、睡眠不足の状態あっても、次第に、「眠れない」と感じる不眠症になってくる事があります
これは、眠気を感じても、仕事や家事を優先する為に、眠気を抑えて睡眠時間を削り、「睡眠時間が短い」状態にして、目覚めている状態を維持していると、次第に、眠いという感覚が鈍くなったり、睡眠不足の状態に慣れたりしてくるからです。
しかも、日本は昔から、寝る間を惜しんで勉強や仕事をする事が美徳とされてきたので、睡眠不足であっても、「まあ大丈夫だろう」とか、「休みの日に寝ればいい」と、睡眠不足状態を軽く考えがちなので、不眠症に陥り易くなります。

 

また、睡眠時間をとっていても、「質の良い睡眠がとれていない」と、睡眠不足が続いた状態と同じになります。
例えば、睡眠時間は十分でも、「夜なかなか眠れない」、「夜中に目が覚める」などがあると、睡眠が不十分な状態が続くので、「起きた時に、熟睡感がなくスッキリしない」とか、「昼間、眠くなる」となってしまうからです。
これは、グッスリと質の良い睡眠がとれていないと、脳に蓄積された老廃物の除去や、成長ホルモンの分泌などが十分に果たされないので、睡眠時間はあっても浅い眠りとなって、不眠症と同じように睡眠が不十分になるからです。

【 睡眠不足が続くと 】

睡眠不足の中でも、徹夜した場合は、徹夜明けに、ヒドク頭や身体が疲れて、眠気のリバウンドが生じるので、睡眠不足になっている事をハッキリ自覚させられます。
ところが、仕事や子育てなどに追われて、毎日少しずつ睡眠不足が続いて習慣化してくると、次第に睡眠不足の感覚が弱まったり、気付きにくくなったりしてくるので、“短時間睡眠”による睡眠不足に慣れてくるようになります。
短時間睡眠が繰り返されていくうちに、脳の中の、睡眠に切り替わる仕組みや、睡眠を維持する仕組みがキチンと働かくなり、「短時間睡眠に慣れた!」と、思うようになるからです。

 

しかも、仕事で忙しく働いていたり、家の家事や育児でがんばっていたりすると、身体の活動を活発にさせる交感神経がフル活動するので、ますます「短時間睡眠に慣れた!」と思うようになります
交感神経が絶えず活発に働くので、呼吸、脈拍・血流、消化・呼吸、免疫機能、体温調節などがフルに稼働し、身体と心が“興奮モード”になってくるので、日中に眠気が無くなり、その上、交感神経の活動が夜まで続いて、「眠気が来ない」状態になったり、朝も「早くから目が覚める」状態になったりするからです。
この為、本人も、「夜、遅くまで活動できて、朝は、すぐに起きられる」、「毎日5~6時間眠れば、睡眠時間はそれで十分」、「電車ですぐに眠ってしまうけど、すぐに目覚めるから問題が無い」と、感じます。

 

しかし、実際は、睡眠が足りていない状態なので、「寝つきが良い」と思っていても、睡眠欲に耐えられなくなって不本意に寝込んでしまう“寝落ち”となっていたり…、短時間睡眠でも十分と思っていても、熟睡できずに“眠りが浅く”なっていたり…、「朝、すぐに起きられる」と思っていても、寝ていても神経が敏感にになって、朝目覚ましが鳴る何時間も前に目が覚めてしまったり…、します。
しかも、睡眠不足が続くと十分な睡眠が取れないので、疲労した脳や身体を休息させたり、回復させたりする事ができなくなります。
この為、起きた時に、「ダルさが半端ない…」、「寝ても疲れが取れず、身体がダルイ」と感じたり、血行が悪化して脳の疲労が解消できなくなっているので、「日中に眠気が出てくる」、「頭がボーッとする」、「身体に疲れを強く感じる」、「頭痛がする」、「ダルサや吐き気が起きる」などの、さまざまな不眠症の症状が起きます。

【 寝だめ、寝具の買い替え、睡眠薬 】

睡眠不足が続いても、「休みの日に“寝だめ”をすれば、睡眠不足が解消できる」と、思いがちです。
しかし、一晩だけの睡眠不足ならば、休日にゆっくりと眠る事で解消されますが、睡眠不足が続いてしまうと、疲労が心身に蓄積して、回復力が追い付かなくなってくるので、1日~2日ゆっくり休んでも解消せず、「疲れが取れない」、「寝ても、熟睡間がしない」、「身体がだるい」、「頭痛がする」、などに悩まされようになります
また、睡眠不足が習慣化すると、それに合わせて、身体の中に『体内時計』や『覚醒のリズム』ができるので、いつもと違って“寝だめ”をすると、いつもの『体内時計』や『覚醒のリズム』を狂わせて、「寝つきが悪くて、なかなか眠りにつけない」とか、「疲労しているのに、熟睡できない」、「眠りが浅くて、目が覚めてしまう」、などが起きます。

 

また、睡眠不足が続いて、心身の疲労や緊張が解消されなくなると、枕の高さや硬さが気になったり、胸の圧迫を感じたり、呼吸が制限されるのを感じたりします。
睡眠不足が毎日続くと、首や胸の筋肉がコワバッテ、柔軟性が無くなってくるからです。
眠りづらくなっている原因が寝具の問題ではないので、枕や布団・マットレスなどを買い替えても、やはり、眠りづらくなったり、寝ている最中に、寝苦しく感じたり、枕の高さが気になったりします。

 

そして、この状態が続くと、『眠りたいのに、眠れない』という不眠症の状態になります。
「眠った気がしない」、「朝起きても疲れが取れていない」などを感じ、更に、体調を維持する自律神経の働きが低下してくるので、集中力・記憶力・注意力の低下、イライラや焦り、日中の眠気、やる気が出ない、仕事のミス、緊張・頭痛・胃腸の違和感、倦怠感あるいは不定愁訴、などが起きます。
病院での治療は、個人個人の睡眠不足の原因を特定して改善する『非薬物療法』を優先するので、治療期間として、通常2~4か月ぐらい、短い場合でも1ヶ月半~2ヶ月ぐらい必要になります。

【 当院の、睡眠不足の解消治療 】

「睡眠不足が続いて、疲れがとれない」、「すっきり起きられない」という場合には、まずは、睡眠不足による身体の疲労や緊張を解消させて、身体や心がリラックスできるようにして、眠る時に脳が休めるようにする事が必要です。
このような場合に、安眠の為に、身体の「ダルイ」、「肩がこる」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「イライラする」、「元気がない」などの症状を和らげて、リラックス効果を得るマッサージ治療が、昔から利用されています。
これは、マッサージ治療が、もともと身体の休息や修復を行う副交感神経の働きを高める効果があるので、これによって、身体の疲労や緊張を解消し、心身を和らげて、脳が休める状態にすると、自然な眠りにつける効果があるからです

 

当院は、このような体調の改善に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や、滞った血液やリンパ液の流れを回復させて、神経の興奮を鎮め、自然な眠りにつけるようにしています。
ツボが、身体の不調時に、反応点として、身体の異常を知らせる箇所でもあり、症状を改善する箇所でもあるので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この効果から、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療で、それらを解消させていくと、身体の緊張が緩み、身体がリラックスしてくるようになります。

 

特に、睡眠不足で首や後頭部の筋肉がコワバッテいると、脳の血行が悪化し、脳の疲労が解消しづらくなります。
この為、マッサージ治療で首や後頭部のコワバリ箇所を確認して、解消し、脳への血流を改善するようにしています。
更に、寝ている時の不快感の解消の為に、肩や背中のコワバリを解消して柔軟性を回復させて、呼吸の息苦しさを無くし、自然に寝返りができるようにしています。

 

マッサージ治療は、身体の疲労や緊張を解消させるだけでなく、心身を和らげるリラックス効果があるので、睡眠の質を高める働きがあり、副作用や依存性が無いので、安全で安心して受けられます。
当院は、睡眠不足や不眠症の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首、肩、腰、疲労などの不調を解消させ、心身の調子を整える治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

お腹の冷え(内臓型冷え性)と、汗かき・暑がり

【(症例)身体の不調や、不快感 】

季節に関わらず、お腹の冷えが気になっている人は意外に多く、「下痢や便秘が続く」、「お腹にガスが溜まって辛い」、「体調が悪い」、「気力が出なくなる」などで、絶えず悩まされます。

また、お腹が冷えると、体温や身体の水分の調整能力が失われて、「チョット動くと、すぐに汗をかく」とか、「暖かい食べ物を食べると、額から大汗が出る」などがおきるので、思いがけないような“汗かき”や“暑がり”にもなります。

このような状態を『内臓型冷え性』と言い、血液循環が低下して、「身体がダルイ」、「肩がこる」、「疲れが残る」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」なども起きてくるので、冷えの改善だけでなく、体調の改善も併せて行う事が必要になります。

【 内臓型冷え性の原因 】

『内臓型冷え性』は、運動不足や加齢などで、ジッとしている事が多くなって、身体を動かす機会が少なくなったり、毎日のストレスや疲れが溜まって、回復できなくなったりすると、起き易くなります
身体の筋肉の発熱量が少なくなって、更に、筋肉の血液を送る働きが低下するので、内臓の温度が保てなくなってくるからです。
この為、一日中ほとんど座りっぱなしで、ストレスフルな毎日を送っているデスクワークの人に、『内臓型冷え性』が起き易くなります。

 

しかも、オフィスで仕事をしていると、能率的にデスクワークが行えるように、オフィス内を涼しく快適に感じられる状態にしています。
これによって、頭を働かし続ける作業には快適に感じられるので、温度を感じる体内の神経が鈍って、「寒い」、「冷たい」という感覚が失われてしまい、気付かないうちに内臓を冷やしてしまいます。
この結果、お腹が冷えから体調が悪化する『内臓型冷え性』になっても、その事に気付かない『隠れ冷え性』の人が多くなっています。

 

この影響で、若い男性も、『隠れ冷え性』が多くなっています。
若くても、ずうっとオフィスで仕事をしていると、涼しい環境で、身体を動かす機会が限られて、身体の発熱量が少なくなる上に、仕事の責任や会社の人間関係で悩まされる事が多いので、ストレスが強まって、血液循環が悪くなってくるからです。
この結果、『内臓型冷え性』になってくると、胃や腸の働きが悪くなって下痢や便秘を繰り返すだけでなく、血液循環の悪化から体調不調が起きるようになるので、「以前と違って、集中力が続かない」、「気力が低下した」なども起きてきます。

【 身体への影響 】

このように『内臓型冷え性』の初期症状は、胃や腸の働きが悪化して、下痢や便秘、下腹部の不快感や痛みを繰り返すようになりますが、それと共に、お腹の冷えで、腰の痛みやダルサを感じる事が多くなります
そして、内臓の体温低下で、身体の筋肉がコワバッテくると、血管を圧迫して身体全体の血行が悪くなってくるので、お腹の冷えと共に、慢性的な肩こりや頭痛、腰痛などに悩まされます。
また、内臓の機能低下から、身体の代謝や免疫力などが低下してくるので、身体が疲れ易くなったり、体調の悪化が続いたりします。

 

そして、体調を維持する機能が低下してくると、「身体がだるい」、「イライラする」、「頭が重い」、「眠れない」などの、身体や精神面の不調が起きます。
しかも、「身体や精神面の不調→体内で作られる熱量が下がる→冷えに繋がる」といった事が繰り返されて、悪循環になります。
この結果、ますます集中力が落ちたり、ヤル気が起きにくくなったり、あるいは、判断する事や決める事に支障が生じたりするので、仕事や家庭に影響を及ぼす状態になります。

 

また、身体の血液やリンパ液の流れが悪化した状態になるので、顔にむくみができたり、疲れたような顔つきになったりします。
体型も、食欲があまりないにもかかわらず、内臓の体温低下によって、脂肪を効率よく燃焼できなくなるので、内臓脂肪が溜まって、お腹やお尻が太ってくるようになります。
この結果、『内臓型冷え性』が長引くと、見た目に不健康に見えたり、体型が崩れたりしてきます。

【 特徴的な、汗かきと暑がり 】

『内臓型冷え性』の特徴として、暑さに敏感になって、汗かきや、暑がりになる事があります。
内臓の冷えによって、身体の血行を調整している自律神経の働きが乱れてくると、内臓の血液やリンパ液の流れが悪くなって、体内に余分な水分が溜まってくるので、少しでも暑さを感じると、これによって“余分な水分”を、排出しようとする働きが、一挙に強まるからです
この為、いつもと違って身体を動かしたり、暖かい食べ物を食べたり飲んだりして、少しでも体温が上がると、大汗をかくようになります。

 

しかも、外見上は“冷えと無縁”のように見えるような、太ってメタボ気味になっていると、この傾向が強まります。
脂肪は一度冷えると温まりにくい性質がある上に、筋肉が少ないと体熱を作る力が弱くなる特徴があるので、太ってメタボ気味になっていると、多くの脂肪が内臓に付いているので、内臓を冷やしてしまうからです。
しかも、これによって、内臓が冷えて『内臓型冷え性』になると、体温調節や身体の水分排出がうまくいかなくなるので、大汗をかき易くなります。

 

しかし、本人は、暑がり、汗かき、のぼせ、などを強く感じているので、内臓が冷えている事に気付きません。
このように、一見、汗かきや暑がりのようであっても、実際には、お腹が冷えた『隠れ冷え性』になっています。
この為、しばらく涼しい所にいると、寒さを強く感じたり、お腹が痛くなったりします。

【 内臓型冷え性の、チェック法 】

『内臓型冷え性』を、自分で、簡単にチェックできます。
通常ならば温かいはずのお腹ですが、お腹を触ってみると「ヒンヤリ」と冷たく感じたり、「起床時に、脇よりもお腹の温度が低い」と感じたりした場合には、内臓の温度が低くなっている可能性があります
生命維持に大切な内臓を守ろうとする人間の防御システムがあるので、肌寒い気温でもないのに、お腹の温かさを感じられずに冷えているのは、内臓に冷えが起きているからです。

 

また、『内臓型冷え性』になっていると、人と握手したる時に、「手が冷たい!」と、言われる事があります。
内臓が冷えていると、身体の表面の体温も低くなって、一般的な平熱とされている36.5度に満たなくなっている事があるからです。
平熱より低くなっているので、このような人に触れると「冷たい…?」と感じますが、本人は、自分の体温が低い事に気付いていません。

 

しかし、病院で『内臓型冷え性』を診てもらっても、体温を測っても特別に低いわけではなく、血液や内臓を調べても異常は無いので、「冷えに敏感」と判断されます。
また、冷えによる身体の不調も、原因が特定できない為に『自律神経失調症』の一種と診断される事が多くなります。
この結果、「冷えに敏感」な症状の薬が無い事と、自律神経失調症と診断した事から、自律神経のバランスを整えることを目的とした薬を処方し、そして、お腹が冷えて下痢をしている場合には整腸剤、身体に痛みを感じていれば鎮痛薬を処方、となります。

【 当院の、冷え治療 】

『内臓型冷え性』の改善策として、よく紹介されているのが、お腹を温める為に、「お腹を温める」、「身体を温める食べ物をとる」、「軽い運動やストレッチ」、などの方法です。
しかし、『内臓型冷え性』は、冷えの改善だけでなく、運動不足や加齢などで筋肉の働きが低下している事や、ストレスや疲れが溜まった事などが影響しているので、疲労や緊張などの慢性化を改善し、負荷が大きくなっている自律神経をリラックスさせる事が大切です
この為、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『内臓型冷え性』の改善を行っています。

 

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ治療によって、冷えで敏感になっている神経が和らぎ、内臓の血行が改善されるからです。
例えば、腰や脚のコワバリや痛みを改善させて、下半身に集まっている血液の流れを高めると、腰の「ダルサ」、「疲れ」などが解消されてくると共に、内臓の血流が増して、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」、「お腹が重苦しい」などの、不快感が減少するようになります。
しかも、ツボは、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『隠れ冷え性』でも、治療箇所が確認できます。

 

特に、中高年になると、ストレスや疲労の蓄積、血液の循環調整機能の低下、運動不足などから、内臓の冷えが起き易くなっているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体のコワバリや痛みを改善させると、体調改善に、かなり効果があります。
ツボ治療とマッサージ治療で、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を鎮める(痛みの改善)、などを行うと、これによって、身体の熱を作る力が高まり、更に、血行の改善で、熱が身体の隅々まで運ばれるようになるからです。
これにより、冷えていた身体が温まるので、身体の回復力を取り戻し、『内臓型冷え性』による身体の不調を解消する作用になります。

 

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、血液循環の低下、などが主な原因になっているので、体調のチェックと改善によって、身体の血行を改善する事が大切です。
当院は、身体の回復力が追いつかずに、疲れ易さや不快感となって現れた箇所を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、血行改善や体調の回復を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首凝りや 疲労・緊張による、めまい

【(症例)身体の不調や、不快感 】

めまいの中でも、“首と首周辺の筋肉の疲労や緊張”によって起きる『頸性めまい』は、毎日の姿勢、日々の動作、そしてストレスなどが原因になるので、めまい症状の中で最も多く、80~90%を占めています。

例えば、デスクワークで前かがみ姿勢が続いたり、PCを使って忙しく仕事をしていたり、ストレスや不安で悩まされていたりして、首や肩のコワバリが増してくると、不意に目の前がクラクラ~としたり、頭がフラフラ~としたりします。

「何か、身体に異常が起きたのでは?」と不安に襲われますが、まずは、頭重感や肩こり、そして首の筋肉のコワバリなどをチェックして、これらがある場合は『頸性めまい』の可能性が高いので、身体の不調箇所を調べて、和らげる事が大事です。

【 首や自律神経の疲労や緊張で 】

めまいに悩まされるのは、女性が男性より約3倍も多く、なかでも60代以上になると、女性の2人に1人がめまいを経験すると言われています。
ところが最近では、比較的若い20~30代の男性も、めまいを起こす人が増えています。
原因として、長時間、仕事でパソコンやスマートフォンなどを使い続けていると、首の筋肉がコワバッテくる事と、体調を維持する自律神経に負担が大きくなってくる事が指摘されています

 

これは、パソコンやスマートフォンなどの画面を見続けて首の筋肉がコワバッテくると、首の血行悪化から耳の中のリンパ液の流れが不安定化して、姿勢を保つ三半規管のセンサーを乱すので、めまいが起き易くなるからです。
また、脳から眼に送られる血行も悪くなるので、眼の働きが低下して、視界がボヤケたり、かすんだりして、眼の神経が疲れてくるので、これによっても、めまいが起き易くなります。
更に、仕事の疲労や緊張で、体調を保つ自律神経がオーバーワーク状態になってくると、血圧を上げたり心拍数を上げたりする交感神経が優位になって、それと反対の働きをする副交感神経が低下してくるので、耳の中のリンパ液の流れが不安定化し、めまいが起き易くなります。

 

このように、首の疲労や緊張が大きくなった時や、体調を保つ自律神経がオーバーワークになった時に、「目の前がクラクラ~」としたり、「頭がフラフラ~」としたりする症状を、『頸性(けいせい)めまい』と言います。
特に、首や肩のコワバリが増したり、凝りが強まったりしていると、何気なく頭の向きを変えた時や、立ち上がろうとした時に、耳の中のリンパ液の流れが乱れ、『頸性めまい』が起き易くなります。
この為、『頸性めまい』は、ずうっとパソコン操作をしている人や、 流れ作業の現場で働く人、ストレスや不安で悩まされている人などに、多く発症しています。

【 首凝りと、疲労感やストレス感の影響 】

『頸性めまい』は、普段から、首や肩の凝りに悩まされていると、めまいを繰り返すようになります。
首や肩が、凝りに悩まされていると、首の筋肉のコワバリで頭への血行が悪くなり、その上、首の筋肉の凝りの不快感で神経が刺激されるので、首の筋肉の緊張が続いたり、強まったりしてしまう為です。
この為、首周りに凝りや緊張を感じている人の中で、めまいの不安を感じている人の割合が、80~90%にもなっています。

 

また、首の凝りに慢性的に悩まされていると、首の前方で、首を回したり曲げたりする時に使われる『胸鎖乳突筋』と呼ばれる筋肉のコワバリが強まるので、これによっても『頸性めまい』を起き易くなります。
これは、『胸鎖乳突筋』が、体調を保つ自律神経の働きと関係しているので、疲労やストレスなどを強く感じてくると、「借金で首が回らない」と言うように、『胸鎖乳突筋』が敏感に反応してコワバッテくるからです。
この為、『胸鎖乳突筋』がコワバルと、この筋肉が喉に沿って伸びているので、「喉の詰まり感」や「喉の締め付け感」、「呼吸が浅くなる」などが起きたり、これらによる不調感から、頭重感、めまい、耳鳴り、目の奥の痛みなどが、起き易くなったりします。

 

更に、疲労やストレスなどを強く感じていると、疲労感やストレス感で首の血管が収縮し、血液やリンパ液の流れが不安定になってくるので、『頸性めまい』を起こす原因になります。
三半規管が、耳の中のわずかなリンパ液の流れの変化で、上下左右の位置情報を得ているので、疲労やストレスなどの影響で、耳の中の血流やリンパの流れが、一時的でも途絶えたり、乱れたりすると、身体のバランスを取る働きが保てなくなるからです。
この為、緊張や神経を使う日々が続いていると、耳の中の血流やリンパの流れの安定性が失われて、チョッと首を廻したり、首をひねったり、背中を伸ばしたりした時に、「身体がフワフワとした感じ」や「気が遠くなる感じ」、といっためまいが起き易くなります。

【 頸性めまいの特徴 】

『頸性めまい』は、毎日の姿勢、日々の動作、そしてストレスなどがキッカケになっているので、めまい症状の中で最も多く、80~90%を占めています。
また、首や肩の、コワバリや凝りなどが原因になっているので、頭重感、頭痛、腕のしびれ、肩甲骨内縁の痛み、なども多くなっています。
この為、めまいを起こしたら、「首や肩が凝っているか?」、「緊張や神経を使う日々が続いているか?」、「睡眠不足が続いているか?」などが、「日常生活で起き易い『頸性めまい』なのか、どうか?」を判断する、重要な判断材料になります

 

そして『頸性めまい』が起きると、「“首の左側”に、凝りや違和感がある」と、感じる人が多くなっています。
この理由として、首の左側に流れ込むリンパ液が多いので、首の凝りや緊張が強まると、“首の左側”のリンパ液の流れが悪化する為、とされています。
また、右側の手(利き手)がフルに使えるように、左側の手が、作業する時に、物を固定したり、動かないように持ち続けたりする事が多いので、左側の肩や首の筋肉に力が入って血流が悪くなり易い事、あるいは、右側の手(利き手)がフルに使えるように、左側に重心を置くので、左側の肩や首の筋肉に負担が大きくなる事なども、理由として考えられています。

 

『頸性めまい』は、始めのうち、一過性です。
しかし、首の凝りや疲労・緊張が続くと、それによって脳に送られる血液量が慢性的に悪化するので、『頸性めまい』を何度も繰り返すようになったり、自律神経の働きがオーバーワーク状態になって、血液の流れをコントロールしている働きが低下してくると、脳に流れる血液量の安定性が失われるので、次第に『頸性めまい』が起き易くなったりします。
更に、首凝りや疲労・緊張などから、眼がかすむ、頭重感、頭痛、眠れない、吐き気なども起き、これらの不快感が続くと、イライラしたり、物忘れがひどくなったりしてきます。

【 当院の、頸性めまい治療 】

『頸性めまい』の症状改善に、当院ではツボ反応を利用して、首の凝りや緊張状態を確認しています
首のコワバリや、首凝りによって『頸性めまい』が起きていても、日々の仕事に追われて、首のコワバリや凝りの自覚が無かったり、確認の為に首の筋肉を触ってみても、筋肉のコワバリが慢性化している為に、コワバリ状態がよく分からなかったりするからです。
このような場合に、ツボ反応を利用すると、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

 

これらの後、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、筋肉の柔軟性回復と血行の促進を行っています。
特に、何度も『頸性めまい』を繰り返している場合は、筋肉のコワバリや筋肉内の血行悪化で、首や肩の筋肉内に硬結(シコリ)ができている事が多いので、マッサージ治療とツボ治療の併用が、硬結(シコリ)の解消に効果があります。
マッサージ治療にツボ治療を加える事で、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血液やリンパ液の流れが改善されてくると、神経の興奮が抑制されて鎮静化してくるので、硬結(シコリ)を和らげる効果があるからです。

 

更に、当院では、首や肩の緊張や疲労を解消させる為に、背中の筋肉などもツボ反応を利用して、体調のチェックと改善を行っています。
毎日の姿勢、日々の動作、そしてストレスなどで、背中のコワバリが強まっていたり、血行の不良があったりすると、それによって首の筋肉のコワバリにつながって、『頸性めまい』が起き易くなるからです。
もともと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、血行やリンパの流れを良くしたり、筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、神経の興奮を抑制したりして、身体の不調解消を行っているので、体調改善に効果的な治療法になります。

 

首は小さく薄い筋肉で構成され、内部に重要な血管や神経が通っているので、首の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、首の血行やリンパの流れを回復させたりするには、国家資格者による東洋医療をベースにしたマッサージ治療が安全で効果的です。
当院は、国家資格による東洋医療系のマッサージ治療で、首周辺の筋肉の緊張を和らげ、更に硬結(シコリ)の解消、血行の改善などで、めまい治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

中高年の、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

若い頃、こむら返りが起きるのは、急激に走った時や運動で疲れた時ぐらいだったのが、中高年になると、特に思い当たるような事をしていなくても、突然こむら返りが起きたり、繰り返したりします。

例えば、「ジョギングや散歩などの軽い運動をしている最中」とか、「脚を組もうとした時」、「信号で駆け出した瞬間」などや、あるいは、「寝ている時」や、「疲れや冷えを感じている時」などに、不意に、脚が釣りそうになります。

この原因として、毎日の生活の疲れや緊張などによる、「腰の疲れやダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった『身体の不調』が大きく影響しているので、“こむら返り”が繰り返される場合には、身体の柔軟性や血行を改善して、体調を回復させる事が大切です。

【 こむら返りの原因 】

こむら返りは、中高年になると、起き易くなっています。
この年代になると、運動不足で筋肉の柔軟性が失われたり、血行が悪化したりして、『脚の筋肉の働きが低下』した状態になるので、いざ身体を動かそうとすると、脚の弱った筋肉がうまく働かなかったり、ふくらはぎが過緊張の状態になったりして、異常に筋肉を縮めてしまうからです
この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングや、何気ない動作であっても、突然『筋肉の異常収縮』が起き、こむら返りが起きてしまいます。

 

これは、血液中に含まれているミネラルやビタミンが“筋肉や神経の働きを調整”しているので、中高年になって身体の筋肉の働きが低下して血行が悪くなると、ミネラルやビタミンの供給が追い付かなくなり、『筋肉の異常収縮』が起きるからです。
しかも、この年代は、普段の運動量が少なくなってくるので、軽い運動でも多くの汗をかくようになり、汗と共に体内のミネラルやビタミンが排出されたり、あるいは、運動量が少なくなっている為に、ミネラルやビタミンが急速に消費されたりして、『ミネラルやビタミンが不足』し、『運動神経に信号を送る働きに異常』が起き易くなるからです。
この為、血液中に含まれているミネラルやビタミンが少なくなっていると、夜、寝ている最中に、寝返りをしたり、普段と違う姿勢をとったりすると、神経のセンサーの感度を急激に高ぶらせてしまい、いきなり、夜中に、こむら返りが起きてしまいます。

 

しかも、運動の機会が少なくなると、下半身の運動をコントロールする『運動神経の働きがニブク』なってくるので、これにより、ますます、こむら返りが起き易くなります。
筋肉の状態に合わせて瞬間的に調整している神経がニブクなると、スムーズに脚や腰が動かなくなるので、神経の負担が大きくなり、過剰に反応してしまうからです。
この為、毎日の疲れが重なった時に、いつもと違った動きをすると、下半身の運動をコントロールする神経の安定が失われて、筋肉を一挙に緊張させてしまい、こむら返りを引き起こしてしまいます。

【 腰の疲れやダルサから 】

更に、中高年になると、『こむら返りを起こす原因の7~8割は、腰の「疲れ」や「ダルサ」が絡んでいる』と言われるほど、腰の「疲れ」や「ダルサ」が、こむら返りの大きな原因になっています
腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていると、腰だけでなく、お尻や脚の筋肉もコワバッテ、血行が悪くなったり、柔軟性が無くなったりして、筋肉の緊張が強まって収縮し易い状態になるからです。
このような状態になると、お尻の下⇒太ももの後ろ⇒ふくらはぎに延びている坐骨神経も、刺激に対して敏感な状態になるので、何かの動作をした時に、ふくらはぎの神経を刺激して、こむら返りを起こしてしまいます。

 

特に、日中の疲労や緊張で、夜になっても、腰の「疲れ」や「ダルサ」が解消されずに残ったまま、仰向けになって寝ていると、こむら返りが、余計に起き易くなります。
仰向けになって寝ていると、足先が上から加わる布団の重みで伸ばされ、それによって、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になるので、こむら返りを起こす直前の状態になる上に、就寝中は、脚の動きを把握する感覚が“無防備”の状態になるからです。
この為、寝返りをしたり、夢を見たりして、腰の「疲れ」や「ダルサ」で敏感になっている坐骨神経を刺激すると、一挙に『筋肉の異常収縮』が起きてしまいます。

 

また、毎日の疲労や緊張で「何となく身体の調子が悪い」と感じていたり、身体の冷えに悩まされていたりすると、腰に負荷が増してくるので、こむら返りが起き易くなります。
体調の悪化や身体の冷えが続くと、体調を保つ自律神経に負荷がかかり続けるので、脚や腰の筋力を低下させたり、血行を悪化させたり、更に疲労を溜まり易くさせたりして、こむら返りのリスクを高めてしまうのです。
この為、中高年以降になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「血圧が高い」などがあると、自律神経の負荷が大きくなったり、負荷がかかり続けたりして、腰の負荷が増して、こむら返りが起き易くなります。

【 体調の悪化を伴う、こむら返りの対策 】

こむら返りの原因としてまず挙げられるのが、筋肉の疲労や緊張なので、こむら返りを起こさないようにするには、ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて、柔軟性を回復させて血行を良くする事が必要です。
特に中高年になると、あまり身体を動かさないでいたり、座っている事が多くなったりするので、気付かないうちに、お尻や腰の筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫刺激して、こむら返りを起こす原因になるので、下半身の柔軟性と血行を保つ事が大切です。
セルフストレッチをする場合は、お尻や腰の筋肉がいくつも重なり合っているので、お尻や腰に体重をかけて筋肉を伸ばし、筋肉のコワバリを解消させ、血行を回復させる事が必要です。

 

また、ひどく悪くなくても、身体に慢性的な痛みや違和感があると、やはり、自律神経の負荷が大きくなったり、自律神経に負荷がかかり続けたりするので、こむら返りが起き易くなります。
慢性的な痛みや違和感がキッカケになって体調が低下したり、天候が変化すると慢性的な痛みや違和感が大きくなって体調が不安定したりするので、坐骨神経が敏感な状態になって、脚の『筋肉の異常収縮』が起き易くなるからです。
慢性的な痛みや違和感は、人によって症状が起きる条件が異なっているので、身体の不調箇所を調べて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや違和感を緩和させる事が必要です。

 

他にも、中高年になって、姿勢の悪化、心配事、ストレスなどで、血行が悪くなると、特別な運動をしていなくても、心身の緊張で血管が収縮して、こむら返りを繰り返したり、痛みが酷くなったりします。
疲労や緊張が積み重なっていたり、いつもと違う家事や仕事をしていたりすると、不要な老廃物が身体に溜まって、身体の神経が敏感になってくるからです。
このような場合には、こむら返りのストレッチと共に、毎日の体調を保つ事も必要になります。

【 当院の、こむら返りの治療 】

Women receiving foot massage in a bright beauty salon

中高年の“こむら返り”は、『腰の疲れやダルサ』や『身体の不調』などが大きく影響しているので、中高年になって、こむら返りが繰り返される場合には、身体の疲労や不調を改善して、筋肉の異常収縮が起こらないようにする事が大切です
しかし、病院やクリニックに行っても、多くの場合、筋肉の緊張を和らげる漢方薬や湿布薬の処方と、日常生活の注意をするぐらいです。
当院では、中高年のこむら返りの予防や回復に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の柔軟性や血行の改善を行い、敏感になっている神経を鎮める事と、体調の改善を行っています。

 

ツボ治療を利用しているのは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
例えば、腰痛に効くツボを利用して刺激を与えると、腰から足にかけて、ズーンと重く押されているような感覚や、軽くジーンと響くように感じを伴いながら、腰や脚の筋肉のコワバリ解消や、血行の促進がされる効果があります。
これによって、腰や脚の神経の緊張が解消されると、血行が改善されて、下半身の疲労感やダルサが無くなるので、身体の疲労や不調を原因とするこむら返りの治療に適しています。

 

また、中高年以降になると、姿勢の悪化や体形の変化で、腰や骨盤に変形が起き、神経のセンサーが敏感になっていたり、痛みや不快感などの異常が起き易くなったりします。
この為、当院では、脚の神経の異常な反応が起きないように、身体に現れたツボを確認し、腰から足にかけての、血行の改善や筋肉の柔軟性を回復させる治療を行っています。
こむら返りの予防だけでなく、体調管理の為にも、腰や脚に「疲れ」や「ダルサ」を感じている場合は、下半身の筋肉の疲労や緊張を解消させて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行を改善しておく事が大切です。

 

中高年に起きるこむら返りは、『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りの予防には、ふくらはぎのストレッチをするだけでなく、人によって体調が異なっているので、体調に合わせて身体の柔軟性や血行を改善し、体調を回復させる事が必要です。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の体調に合わせて、血流の改善や硬直した筋肉の回復を図り、こむら返りの予防と体調を整える治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

ストレスや疲労による、下痢や便秘と体調の悪化

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹が冷えている感覚があれば、お腹が冷えないように厚着をしたり温めたりしますが、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、オフィスの冷房などで、内臓の血流が低下し、お腹に冷えが起きた場合は、手足は温かく感じられるので“お腹の冷え”に気付きにくくなります。

しかし、お腹の冷えで、下痢や便秘、そして腹痛に苦しめられるだけでなく、内臓の働きが乱れて体調が悪化し、頭痛、倦怠感、風邪、イライラ、などにも悩まされるので、原因が不明の“お腹の冷え”のように感じます。

この為、「便秘や下痢を繰り返す」、「お腹を触ると冷たい」などがあって、更に、「いつも身体がダルイ」、「疲労が溜まり易い」、「デスクワークで座り続けている」、「肩こりや腰痛に悩まされる」などがある場合は、ストレスや疲労による“お腹の冷え”を疑って、体調の回復と身体の血行改善を行う治療を受ける事が大切です。

【 内臓型冷え性(隠れ冷え性)】

冷え性と言うと、「手足に寒さや冷たさを、いつも感じる」とか、「身体が冷えて、温まらない」などを思い浮かべますが、ストレスや疲労によって、内臓の血流が低下して、内臓が冷えてしまうタイプがあります
これを『内臓型冷え性』と言い、「身体に何となく寒気を感じる」といった事もありますが、手足は温かく感じられる為に、冷えの自覚の無いまま、お腹が冷えた状態になるので『隠れ冷え性』とも呼ばれます。
内臓に自覚の無い冷えが起きるのは、しっかり休んでいるつもりでも疲労やストレスを溜め込んでいたり、毎日エアコンの効いた部屋で過ごしていたり、運動量が減っていたり、ビールなどの冷たい飲み物を摂る機会が多かったりすると、気付かないうちに、内臓の血流が低下し、内臓の温度が保たれなくなってくるからです。

 

この結果、『内臓型冷え性』になると、下痢や便秘だけでなく、我慢できないような腹痛を繰り返すようになります。
腹痛が繰り返されるのは、お腹が冷えた状態になっているので、身体が熱を産み出そうとして、“腸が急性の強い収縮(=痙攣(けいれん))”を起こしてしまう為です。
この痙攣を鎮める為には、“お腹の冷え”による反射作用なので、余計に腸の筋肉や神経を刺激しないように、膝と腰を曲げた前かがみ姿勢になって、お腹に余計な力が入らないようにして、内臓の負担が少なくなるように、右側を下にして寝るのが良いとされています。

 

また『内臓型冷え性』は、内臓の血流低下で、身体全体の血行も悪くなってくるので、見た目に、顔色が悪い、手足がむくむ、肌トラブル(肌荒れ・シミ・そばかす・くすみ等)、なども起きてきます。
そして、血行や体調の悪化により、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛なども引き起こします。
しかも、身体内部の体温低下によって、健康を保っている免疫細胞が不活発になるので、風邪を引き易くなったり、病気がちになったりします。

【 ストレスの解消と、体調の回復も 】

『内臓型冷え性』を起こす代表的な原因として、「毎日のストレスや疲労」、「エアコンによる長時間の冷房」、「運動不足」、の3つが挙げられています
内臓は自律神経に支配されているので、これらによって自律神経の働きが不安定になると、内臓の血管が収縮して血行が悪くなり、体温調節の働きがうまくいかなくなってしまうからです。
この為、若い男性も『内臓型冷え性』に悩まされて、仕事中に何度もトイレに行きたくなったり、あるいは、通勤途中でも急にトイレに行きたくなったりしてしまいます。

 

特に、デスクワークで、毎日、座ってジッとしている時間が多いと、下半身の筋肉を動かす事が無くなってくるので、腰やお腹周りの血流が悪くなりがちです。
更に、仕事や人間関係などのストレスを感じていると、姿勢を支える身体の中心部分の筋肉の収縮が強まって、身体の血行が悪くなるだけでなく、血管の収縮で毛細血管がいびつに歪んで蛇行したり、血行悪化で血管内部の詰まりが生じたりするので、ますます、身体の中心部分の血行が悪化します。
この為、『内臓型冷え性』を改善させるには、毎日のストレスや疲労、エアコンによる長時間の冷房、運動不足などが関わっているので、体調を回復させて、身体の回復力を取り戻す事が重要です。

 

このような対策として、通常、ストレスの解消や、リラックスできる時間をつくって血行を回復させる、運動不足の解消、などが勧められています。
しかし、体調悪化が続いて、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などがある場合には、悪化している身体の血行を解消させるだけでなく、身体の回復力を取り戻して、体調を改善させる必要があります。
この為、身体の疲労箇所や緊張箇所などをチェックして、これらを解消させ、敏感になっている神経を回復させる事が必要です。

【 冷えは、漢方医学の概念 】

『内臓型冷え性』は、お腹を触ってみると「冷たい!」と感じたり、「お腹あたりが、何となく冷えている気がする」と感じたりします。
これは、内臓にいろいろな臓器が寄り集まっている事から、多くの毛細血管が集まっているので、疲労やストレスなどで内臓の毛細血管が収縮してしまうと、血流量が減少し、お腹などを冷やしてしまうからです。
そして更に、ストレスや疲労などが増したり続いたりすると、内臓の働きの低下や不安定が起き始めて、下痢や便秘、そして腹痛などが起きるようになります。

 

しかし、病院に行って「お腹の“冷え”で、悩まされている」と言っても、期待するような、お腹の冷えを解消するような治療が受けられません。
“冷え”と言う概念は、もともと漢方医学の概念で、いろいろな個人の体質(タイプ)がいる中で、漢方医学の物差しから判断して『身体が冷えやすい体質(タイプ)』の事を言っているからです
病院でも、体温を測って36℃未満の状態を『低体温』と言いますが、この『低体温』の意味は、体内で生み出される熱量が少ない事を言っているので、一般に言っている“冷え”とは、全く意味や内容が全く違います。

 

このように、西洋医学では“冷え”という概念は存在しないので、病院では、『冷え性』を、自律神経失調症によって、身体の体温調節機能が乱れた状態と診断します。
この診断に沿って、治療法は、精神的なストレスや緊張を減らすように生活指導をする事と、お腹を冷やさないように保温を勧める事、そして、血流効果のあるビタミン剤の処方が、一般的な処方になります。
これらの治療で効果がある事もありますが、お腹の冷えによる体調の悪化に悩んでいる人にとって、「思っていた治療とは、今ひとつ・・・?」、という結果になります。

【 ツボ反応を利用した、当院の冷え治療 】

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労が主な原因になっているので、身体の不調箇所が分かりづらく、具体的な回復方法が見つかりづらくなります。
この為、当院では『内臓型冷え性』の改善に、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して“治療点”を探し、その治療点を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行や体調の改善を行っています
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、体調に変化が起きると“反応点”として身体の異常を知らせる性質や、“治療点”として症状を改善する効果があるので、本人の自覚の無いまま、お腹が冷えてしまう『隠れ冷え性』に、極めて有効な治療法になるからです。

 

このようなツボの働きがあるので、お尻や太もものツボを確認して刺激すると、お尻や太ももは、血行を促進させる“筋肉ポンプ”の働きをしているので、停滞していた内臓への血行が改善され、“お腹の冷え”の効果的な解消法になります。
また、体調を保っている自律神経が背中から腰にかけて通っているので、神経や血管の通り道になっているツボを刺激すると、腰の筋肉の柔軟性と血行が促進されて、腰やお腹にジンワリと温かさが戻ってくるのを感じられます。
そして更に、マッサージ治療で、お尻や太もも、そして腰周辺から背中の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、膝関節や股関節のコワバリを解消させたりすると、血流が活発化し、内臓への血流が回復してきます。

 

また、これらのツボ刺激を利用したマッサージ治療は、『内臓型冷え性』に多い腰の痛み(鈍痛)の、対策になります。
筋肉の働きの回復と共に血行が良くなってくるので、老廃物の排出が進み、腰の不調や痛みが解消してくると共に、身体の中心である骨盤や背骨を支える筋力も回復してくるからです。
特に、「ストレスを抱えている」、「運動不足」、「姿勢が悪い」などの人は、筋肉のコワバリ箇所やシコリのある箇所が多くあるので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消に、ツボ刺激とマッサージ治療が適しています。

 

『内臓型冷え性』の原因を解消させる為に、『ストレス・疲労 → 緊張 → 血行不良』という流れを変える必要があるので、身体の不調時に現れるツボを利用して血流を活発化させ、更に、体調改善にマッサージ治療を行うと、症状が和らぎ、身体のコンディション回復に効果的です。
当院は、マッサージ治療にツボ刺激を加えて、冷えの治療だけでなく、冷えの原因になっている身体の疲労や緊張を回復させ、心身のリラックス化を図っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

脚(足)が、むくむ (セルフケアでは困難な方に)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

座り仕事や立ち仕事で、脚に“むくみ”が生じ、脚が腫れぼったく感じてくると、脚の重ダルサ感に加えて、ムズムズとする不快感が生じたり、更に、腰痛や身体の不調に悩まされたりする事もあります。

これは、脚の血液やリンパ液などの流れが停滞してくると、余分な水分が皮膚や皮下に溜まって“脚太り”になるだけでなく、水分に含まれる老廃物や疲労物質が神経を刺激して、脚や腰に不快感や痛みなどを引き起こすからです。

脚のむくみの改善や予防には、脚のリンパ液や静脈血を流す『筋肉ポンプ』を活発化させる事が必要になるので、“むくみ”で反応が顕在化しているツボを利用すると、ツボが神経や血管が集まっているので、脚の筋肉が刺激されて、筋肉内の血流を高める効果があります。

【 脚太りから、脚の不快感や腰痛も 】

脚は、身体の下側に位置している為に、重力の影響で血液やリンパ液が溜まり易く、しかも心臓から遠い位置にある事から、血液やリンパ液の流れが悪くなりがちなので、身体の中でむくみが起き易くなっています
この結果、脚の皮膚や皮下に余分な水分が溜まって“脚太り”になる上に、足首も太くなってくると、ますます“脚太り”が目立つようになります。
このような状態になると、脚がパンパンに張ったように感じられますが、実際は、皮膚の下に過剰な水分が溜まり、皮膚表面の張りや弾力が失われて“たるんだ”状態になるので、「靴下を脱いだ後の跡が、いつまでも残る」とか、「指で脚を押すと、凹みが消えにくくなる」、といった事が起きます。

 

また、脚の皮膚や皮下に溜まった余分な水分が、周りの神経を圧迫するので、脚が腫れぼったく、重ダルイ感じがしてくる上に、溜まった余分な水分の中に多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、感覚神経や運動神経を刺激するようになります。
この結果、脚に「ダルサ」や「疲れた感じ」がしてくるだけでなく、「痒(かゆ)み」や「むずむずとした感じ」に悩まされたり、「こむら返り(脚の引きつり)」や「痛み」なども起きたりします。
しかも、夜、寝ている間は、脚の筋肉の活動が少なくなって、血液やリンパ液などの流れがゆるやかになるので、寝ている間に脚のむくみが解消されないと、翌朝になっても、脚のむくみや重量感、ダルサなどが続き、一日中、脚の不快な違和感に悩まされてしまいます。

 

そして、脚のむくみやダルサが続くと、腰にも、不快感や鈍痛が起きてきます。
脚に溜まった老廃物や疲労物質が、腰の神経を刺激して、腰に「ダルサ」や「痛み」などを引き起こすからです。
また、脚と腰は、まとめて「足腰」と言われるように、一体となった動きをしているので、脚のむくみやダルサによって、アンバランスな動かし方や体重のかけ方をしていると、骨盤への負荷が片寄ったり、股関節の動きに左右差が出てきたりして、腰に疲労や緊張が強まって、腰に不快感や鈍痛が起きてきます。

【 ストレスによる、むくみ 】

更に、脚がむくむ原因として、あまり気付きませんが、ストレスによる影響もあります。
例えば、強いイライラやストレスを感じていると、「目の下あたりが腫れぼったくなった」とか、あるいは、「脚が重ダルク感じる」、「足取りが重く感じる」、などの経験があると思います。
これは、ストレスを感じると心身を守る為に、ストレスホルモンと呼ばれているコルチゾールが多く分泌されるので、このホルモンの影響で、血管やリンパ管に吸収される水分が減ったり、血管から漏れ出る水分が多くなったりするので、血管やリンパ管による水分の供給や回収がうまく機能しなくなるからです

 

この為、女性は、むくみが起き易くなっています。
女性が、もともと筋肉量が少ない事から、血液を脚から心臓に向かって押し戻す『筋肉ポンプ』が弱いので、疲労や緊張によって、むくみが起き易くなっています。
更に、女性の場合、職場で、「一緒にやる」、「ちゃんと情報共有しておく」、「相手に合わせる」など、相手の心を探って、できるだけ気分を害さないように細心の注意を払う事が求められる事が多い為に、職場の人間関係に悩んだり、給与の差に不満を感じたりする事が多くなるので、これによってストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増えると、脚の皮膚や皮下に溜まった水分の吸収を低下させて、身体にむくみが起き易くなるからです。

 

しかも女性は、精神的に強く緊張やプレッシャーを感じたり、何度も不安をイメージしたりするので、この状態が続くと、身体に、いろいろな影響が出ます。
例えば、身体の余分な水分の回収が低下してくるので、体重が増し、身体がブヨッとした感じになったり、あるいは、女性らしい身体の曲線を作っている皮下脂肪に、老廃物を多く含んだ水分がくっついてしまうと、皮膚の表面がボコボコに見える“セルライト”ができてしまう原因になったりします。
更に、老廃物の排出がしづらくなり、酸素や栄養の取り入れが障害された状態が続くと、自律神経に影響を及ぼし、冷え性、頭痛、眠気、食欲不振、身体のだるさ、腰痛、などに悩まされたりします。

【 需要な、筋肉ポンプの活性化 】

むくみを起こす大きな原因は、リンパ液や血液を送り返す筋肉の働きの低下と、皮下に溜まった水分を吸収する働きが弱った事です。
この為、脚のむくみを解消するには、脚の筋肉の働きを高める事が重要なポイントになりますが、歩行運動をしても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、身体に対する効果はほとんど期待できない事が分かっています。
実験でも、1日1万歩を5カ月間歩いても、このような歩き肩では、筋力や持久力のアップ率が、何もしなかった人達とほとんど変わらなかった事が、証明さています。

 

この為、セルフケアが困難な場合に、2つの代表的なマッサージによる方法があります。
一つが、良く知られている『リンパマッサージ』と呼ばれる手法で、リンパの流れを促進させる事で、水分と老廃物を体外に排泄させる事を目的にしています。
もう一つが、『静脈マッサージ』と呼ばれる手法で、静脈の流れを促して、心臓に血液を戻す血液循環の改善を目的にしたものです。

 

このように、むくみの解消のマッサージは2種類ありますが、重要なのは、脚の筋肉の働きを回復させる事で、脚に溜まったリンパ液や静脈血を送り出す『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事です
中でも、「ふくらはぎは、第2の心臓」と言われるように、ふくらはぎの筋肉には、下半身に溜まった血液を心臓に送るポンプ作用があるので、ふくらはぎの筋肉を活発化させる事で、脚に溜まったリンパ液や静脈血を排出させる事が大事です。
この為、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を調べたり、回復させたりする事が必要です。

【 当院の、むくみ治療 】

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加え、『筋肉ポンプの活動を活性化』させて血行やリンパ液の流れの促進や、筋肉の働きを高めて皮下に溜まった余分な水分の吸収を高めるようにしています
これは、『ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる』ので、むくみを生じさせている筋肉のコワバリ箇所や、血行を悪化させている箇所を、ツボ反応で確かめる事ができるからです。
しかも、確認したツボに適切な刺激を与えると、ツボ周囲の緊張が緩んで、滞った血液やリンパ液の流れが改善されて、神経の興奮を鎮める効果があるので、むくみ改善のように、血行やリンパ液の流れを改善させるのに適しています。

 

また、当院では、血液やリンパ液が集まってくる腰や膝の関節の流れを高める為に、膝や腰の関節を動かす『他動運動』も行っています。
リンパ液の流れは、とてもゆっくりしていて、時には、流れなくなる事がある上に、腰や膝などの関節は、筋肉がコワバリ易くなって、流れづらくなっているので、『他動運動』によって膝や腰の関節を動かすと、血液やリンパ液の流れを高める事ができるからです。
この為、デスクワークの座り仕事で、腰や膝の関節を曲げ続けていたり、営業や接客などの立ち仕事で、膝関節の筋肉の疲労や緊張が強まっていたりする場合に、血行やリンパ液の流れを回復させる大きな効果があります。

 

更に、当院では、気になる脚の部分だけでなく、腰や股関節の筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉の働きを回復させ、滞った血液やリンパ液の流れを改善させて、脚のむくみ解消を行っています。
腰や股関節がコワバッテいると、血流を遮って、脚のむくみや不快感となって現れてくるので、腰や股関節の筋肉や血行の状態をチェックして、コワバリ箇所を回復させる事が必要になるからです。
特に、脚の付け根の鼠径部や、膝裏は、リンパ管が集まった状態になっているので、コワバリ状態や血行やリンパ液の流れをチェックして、マッサージ治療と『他動運動』で改善し、回復させる事が重要です。

 

むくみは、疲労や緊張だけでなく、ストレスによる影響もあるので、一度しっかりと、国家資格のあるマッサージ治療院で身体の状態を確認してもらい、治療を受ける事を、お勧めします。
当院は、筋肉や関節部分のチェックと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の硬直や血流障害を解消させ、循環の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

男性の、お腹の冷え(ストレス性の冷え)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

冷えは女性特有のものと思われがちですが、男性も、毎日冷房の効いた部屋で仕事をしていたり、ストレスが積み重なったり、運動不足が続いたりすると、身体の血行が悪化してきたり、体温の調節機能がうまく働かなくなったりして、冷えに悩まされるようになります。

男性の場合、温度への感覚が鈍いので、気付かないうちに身体の中心部分(内臓)が冷えてしまい、冷えの症状として、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返したり、以前には無かった、「身体の寒気」や、「お腹の冷え」、「下腹部の痛み」、などが起きてきたりします。

気付かない冷えから、血液の巡りが悪くなり、体調を悪化させているので、体調の改善には、身体の「不調箇所」や「コワバリ箇所」をチェックする事と、これらの箇所をケアして和らげ、血行を高めて、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 内臓型冷え性 】

《 男性の冷えの症状 》

男性は冷えに対して意識が低かったり、自覚が無かったりするので、いつの間にか、お腹が冷えた状態になり、下痢、便秘、頻尿だけでなく、身体のダルサ、腰痛、肩こりなども起き、お腹の冷えに悩まされる人が多くなっています。
これは、オフィスのクーラーで冷やされ続けたり、仕事や家庭でストレスを抱えたり、運動をする機会が無くなっていたりすると、体温を調節している自律神経の働きが低下し、知らないうちに、身体の中心部分の内臓が冷える『内臓型冷え性』になるからです
疲労や緊張による体調の悪化と違って、このタイプの冷えは、「胃が重苦しい」、「腹痛」、「みぞおちが痛い」、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」などが起き、通勤途中に、何度もトイレに駆け込んだりするようになります。

 

このような症状から、お腹の冷えを感じて、保温性が高いシャツやズボン下、そして靴下を身に付けたり、更には、身体に貼るカイロを腰やお腹に付けて温めている人もいます。
しかし、身体の冷えで血管が収縮し、血行が悪化した状態になるので、以前と比べ、ダルサや疲労が起き易くなったり、集中力や根気が続かなくなったりします。
更に、血行の悪化によって、酸素の供給が低下し、老廃物の排出も低下してくるので、「身体の調子が何となく悪い」とか、健康を保てなくなって風邪を引き易くなります。

 

この『内臓型冷え性』は、年齢を重ねるごとに多くなっています。
30代あたりになると、老化現象や男性ホルモンの分泌の減少などで、筋肉量が減って体熱が作られにくくなる事と、血液を送る筋肉のポンプ活動が低下し、血行が悪くなってくるからです。
更に、中高年になると、仕事や家庭の責任が重くなってストレスを強く感じてくる事や、これに伴って、運動や体操などを習慣的にする事が少なくなって、血流やリンパ液を流す力が弱まり、冷えが起き易くなるからです。

《 若い男性も 》

最近は、デスクワークをしている若い男性も、4人に1人が『内臓型冷え性』と、言われています。
若手のうちから、即戦力として期待されるので、仕事だけでなく、上司や先輩達もプレッシャーのように感じて、精神的な疲労やストレスを感じる事が多くなった為です
また、仕事のほとんどがパソコン操作なので、身体を動かさずにジッとした姿勢のまま、インターネットにのめり込む作業になるので、ますます疲労感とストレス感を大きくさせてしまいます。

 

しかも、仕事の内容や、上司との関係、仕事の量、将来への不安などがあっても、人と人とのつながりが、インターネットを介したり、会社から離れてリモートワークになっていたりするので、直接的なコミュニケーションが薄くなり、ストレスや寂しさを紛らわす事が難しい状況です。
この結果、若い男性も、体調を保つ自律神経の働きが乱れると『内臓型冷え性』が起き、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、便秘、頻尿、などが起き易くなります。
この影響で、夏でも、保温効果のある若い男性用下着が売れるようになっています。

【 隠れ冷え性 】

ところが、『内臓型冷え性』になっていても、「手足は温かい」と感じているので、内臓が冷えている事に、なかなか気付きません。
このように『内臓型冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付いていない事が多いので、『隠れ冷え性』と呼ばれます。
この為、『隠れ冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付かないので、だんだんと内臓の調子が悪くなっていく傾向があります

 

これは、身体の中心部分(内臓)が冷えている事に気付かないので、『内臓型冷え性』を繰り返したり続いたりするうちに、だんだんと、「腹痛になり易い」、「いつまでも胃腸が悪い」、「便秘や下痢が続く」、「引いた風邪が長引く」、などの状態になってしまうからです。
更に、これによって、内臓をコントロールしている自律神経が安定しないので、「疲労し易くなる」、「だるい」、「慢性的な肩こりや頭痛がする」、「腰やお腹周りに脂肪が付く」、「下半身太りになる」、「脚がむくむ」、なども起きてきます。
そして、この状態が続いて『緊張で交感神経が高ぶる→血管が収縮する→必要な血液が適正に行き届かなくなる…』と悪循環になると、ますます身体の冷え症状に悩まされてきます。

 

他にも、『隠れ冷え性』になると、「疲れ顔」や「老け顔」、「顔色が良くない」などの、見た目の悪さが現れます。
肌の状態を保つには、血液の流れによって栄養や水分が行き渡って、老廃物の回収が保たれている事が必要ですが、本人が内臓の冷えに気付いていない為に、身体の血行悪化から、肌の毛細血管の血行も悪化して停滞するからです。
更に、顔のリンパの流れも悪くなってくるので、「顔のむくみ」や「肌がくすむ」なども起きてきます。

【 汗っかき、暑がり、高血圧、メタボ 】

また、『隠れ冷え性』になると、冷え性とは全く無縁と思われるような、「汗っかき」や「暑がり」、あるいは、「高血圧」や「メタボ」に、なりがちです
「汗っかき」になるのは、内臓が冷えた状態になっているので、自律神経が、内臓を冷やしている体内の余分な水分を捨てようとして、チョッと動いただけでも大量の汗をかいたり、食事して熱さを感じると汗が大量に出たり、してくるからです。
また、「暑がり」になるのは、暑さ寒さを感じる神経が、ほとんど身体の表面にあるので、外気や活動によって、体表が暑く感じると、冷えている内臓に比べて、ひどく暑さを感じてしまう為です。

 

更に、「高血圧」や「メタボ」にも、なりがちです。
「高血圧」になるのは、内臓の冷えが続くと、体調の良くない状態が続いたり、不快感から神経が敏感になったりするので、血管が収縮して、血圧を高めてしまうからです。
また、「メタボ」になるは、内臓の冷えによって筋肉の働きが低下するので、食事から摂取した栄養が筋肉で使われずに、体内に蓄積されて脂肪になる割合が多くなるからです。

 

このような特徴から、自分で『隠れ冷え性』を確認する方法があります。
体幹(内臓)の血流が悪くなっていると、体温が低くなっているので、朝、布団の中で、脇の下、お腹、腰などを触って、「冷たい!」と感じたら、『隠れ冷え性』の可能性があります。
また、身体の芯が冷えていると、汗をかき易くなるので、食事をしたり、階段の上り下りをしたり、軽く走ったりすると、ドッと汗をかいたりする場合は、これも『隠れ冷え性』の可能性があります。

【 当院の、冷えの解消の治療 】

男性の場合、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返していても、「自分は、冷えとは無縁!」と思っている事が多いので、当院では、問診とツボ反応で、症状の確認を行っています
ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるからです。
この為、自分の身体の血行不良をハッキリ自覚していない場合でも、血行の悪化でツボが反応点として顕在化して、ツボを軽く圧迫するとジーンとしたり、違和感が生じたり、あるいは、ツボの筋肉が強く収縮して、筋肉の硬縮が現れたりするので、身体の冷えによる患部が確認できるようになります。

 

ツボ反応の確認後、反応が現れたツボを中心に、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行っています。
例えば、確認した反応点を適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、コワバッタ筋肉が緩み、筋肉内の血流が改善してくるので、患者も、ジワーと暖かい血液が流れ出す感じがしてきます。
更にマッサージ治療で、筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉が身体の隅々に届いた血液を心臓に押し戻すポンプの働きをしているので、血流が促進され、これによって神経過敏状態が回復してくるので、冷えで生じていた不快感や痛みを抑える効果があります。

 

また、身体の冷えの解消に、当院では、後頭部や首、そして下半身の筋肉もチェックして、回復治療を行っています。
首には、自律神経が通っているので、首周囲の筋肉のコワバリが緩んでくると、呼吸が楽に感じられるだけでなく、体調の回復効果もあるので、これによって、精神的に落ち着きを取り戻す効果につながります。
また、下半身には、全身の血液量の70%が集まるので、下半身のコワバッタ筋肉をチェックし、柔軟性を回復させると、全身の血行も改善してくるので、体調の回復効果になります。

 

男性の冷えは、身体の中心部分(内臓)が冷えた『内臓型冷え性』が多いので、一般的な疲労や緊張と違って、下痢や便秘、頻尿に加えて、体調の悪化や精神的な不調も起き易くなります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、冷えによる身体のコワバリ箇所や不調箇所の確認や、それらの改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の改善には、猫背タイプと症状の確認を!

【(症例)身体の不調や、不快感 】

猫背は、「猫背にならないように…」と気を付けていても、いつのまにか背中を丸めている事が多く、猫背が続いてしまうと、姿勢を正そうとしても背中を伸ばせなくなったり、伸ばせても、すぐに戻ってしまったりします。

しかも、体型が崩れるので、見た目が悪くなるだけでなく、体型の悪化から、肩こり、頭痛、腰痛などに悩まされたり、身体が疲れ易くなったり、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり、集中力や持久力が無くなってきたりします。

このような猫背姿勢と体調不調の改善には、始めは、専門家やトレーナーに自分の猫背タイプを確認してもらい、身体の症状に合わせて身体のコワバリ箇所を改善してもらったほうが、自分の猫背の特徴が理解でき、体調に合わせた改善法が見つかります。

【 治りづらくなる猫背 】

PCやスマホに向かって操作をしていると、画面を見ながら操作をする為に、自然と画面を覗き込む姿勢になるので、いつのまにか、猫背姿勢になりがちです。
これは、背中や肩の力を抜いて、背中を丸めている状態が楽に感じる事もありますが、もともと人の身体は、胎内にいた時に、背中を“C”字のように丸めていたので、生まれた後も、背骨が“C”字のように、緩やかに曲がっている事が影響しています。
この為、背中を丸めた姿勢でいると、楽な上に、自然に感じるので、猫背になっている事に意識が無いまま、猫背が固定化されてしまいます。

 

しかし、背中を丸めた姿勢が続くと、背中が伸ばしづらくなったり、何とか背中を伸ばせても、背中を曲げるリバウンドが起きて、再び元の猫背に戻ってしまったりします。
これは、背中を曲げる筋肉が強まってコワバッテくると、この状態に適応するように、背中を伸ばす筋肉が弱まって、背中が伸ばしづらくなるからです。
更に、毎日、背中を丸めた姿勢で、身体のバランスをとっているうちに、背中の姿勢を維持する筋肉や靭帯も、背中を丸めた状態で固定化されるので、背中を伸ばそうとしても、背中を丸めている背中の筋肉や靭帯の“防衛反応”が働いて、伸ばしづらくなったり、背中を丸めた状態に戻す力が働いたりするからです

 

この為、慢性化した猫背姿勢から、元の姿勢に回復させるには、無理して背中を伸ばそうとするより、まずは、自分の『猫背タイプ』を確認して、身体のコワバッテいる箇所を知る事と、猫背の為に『気になっている症状』を再確認する事が大切です。
これは、猫背には幾つかのタイプがあるので、「丸まっている部分が、主にどこか?」を理解しないで、背中を伸ばしても、ポイントになる筋肉のコワバリ箇所がハッキリ分かっていないので、一生懸命に背中を伸ばしても、効果が現れにくくなるからです。
また、自分の『猫背タイプ』から身体の症状の関連を理解しておくと、「何となく身体の調子が悪い」と思っていた症状の原因がハッキリするので、意識して猫背の改善に取り組めるようになります。

【 猫背の3つのタイプと症状 】

背中の力を抜いて猫背姿勢をしていると楽に感じられますが、実際は、この姿勢を支える為に、首、肩、背中、胸まわりの筋肉、腰などに余計な負担がかかるので、首や肩の凝りや腰痛などを引き起こす原因になります
この為、大まかでも、自分の猫背のタイプと関係する症状を知っていると、改善のモチベーションになります。
猫背タイプは、次のように大きく3つ分けられ、この猫背のタイプごとに、頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛など、気になる症状の現れ方や程度が違ってきます。

 

《“首”猫背タイプ》

特徴:横から見ると、あごが前に出て首が前方に垂れた状態になったり、あるいは、首と顔が極端に前方に出た状態(ストレートネック)になったりして、それに伴い、肩も前方に出て丸まった(巻き肩)姿勢になりがちです。
症状:顔を前に突き出す姿勢を支える為に、首や肩、肩甲骨周辺の筋肉がコワバッテくるので、首や肩の凝りや痛みと、肩甲骨周辺に痛みが起きます。
更に、首まわりには神経が張り巡らされているので、首猫背で神経が圧迫されると肩や腕にシビレが生じたり、顔のリンパ液の流れが悪くなり、“疲れ顔”や“老け顔”が目立つようになったりします。

《“背中”猫背タイプ》

特徴:背中の丸みが目立ち、背中の中央あたりが猫背の頂点になるので、誰が見ても、猫背だと分かるタイプです。
症状:肩甲骨周りの筋肉が凝り易くなるので、肩甲骨沿いの痛みに悩まされたり、体幹(胴体)の血行が悪くなって疲労感やダルサが増したり、胸が圧迫されて呼吸が浅くなり集中力や持続力が無くなったりします。
更に、前かがみ姿勢の為に、胃や腸を圧迫するので、胸焼けやむかつき、胃や腸のもたれが起き易くなります。

《“腰”猫背タイプ》

特徴:椅子に浅く腰掛ける人や、腰かけドライバーのように、長く座っている職業の人に多く、お尻を底辺にして、お尻から前かがみになるので、骨盤に上半身の重心がかかってきます。
症状:骨盤に上半身の重心がかかってくるので、腰痛が起き易く、運動不足や加齢で筋力が低下してくると、慢性腰痛になり易くなります。
更に、下半身の血行が悪化してくるので、冷え、胃腸の不活発による便秘、腰のダルサ、慢性腰痛、お尻や太もものシビレ感なども、起き易くなります。

【 最初はチェックしてもらって 】

猫背は、自分ではなかなか気づきにくく、仕事や家事に追われていると、チェックする事も無いので、ますます気付きにくくなります。
しかも、猫背が気になっても、自分の猫背姿勢を見る事はできませんし、背中の痛みや違和感に悩まされても、背中のコワバリ箇所を自分で触る事ができません。
この為、最初は専門家やトレーナーに、猫背のタイプと症状をチェックしてもらい、身体の問題箇所の改善を図ってもらったほうが、猫背による問題箇所が絞られ、改善方法がハッキリしてきます

 

例えば《“首”猫背タイプ》は、首の付け根の後ろや横、そして喉の横を横切る筋肉、それから肩から腕に続く部分までの筋肉、更に後頭部から肩甲骨あたりまでの筋肉をチェックして、コワバリを解消する事が必要です。
また《“背中”猫背タイプ》は、背中のコワバリ解消だけでなく、背中のコワバリで動きづらくなっている肩甲骨を動けるようにする事と、更に、血行悪化による背中のむくみを解消させる事も必要です。
そして《“腰”猫背タイプ》は、腰周囲だけでなく、腰を下から支えている、お尻や太ももの筋肉の緊張を解消させ、血行を改善する事が必要です。

 

猫背になると、丸まった上半身のバランスを、背中の土台の腰やお尻で取るようになるので、腰やお尻の筋肉に負荷が増し、コワバリが強まっている事がよくあります。
しかし、腰やお尻のコワバリの自覚が無かったり、あるいは、「腰やお尻あたりが、何となく重い」とか、「ダルイ」程度だったりします。
この為、このような自分で自覚しづらい腰やお尻の筋肉のコワバリ解消や、腰やお尻の関節の動きの改善を、専門家やトレーナーにチェックしてもらい、腰やお尻のコワバリをストレッチして伸ばしたり、動かしたりする事が必要です。

【 当院の、マッサージ治療+他動運動 】

当院では、猫背とそれに伴う症状に対し、猫背のタイプに合わせて、ツボ治療を用いたマッサージ治療と、動かしづらい部分を本人に代わって動かす『他動運動』を加え、改善を行っています
日常の習慣や癖によって、身体が丸まった状態で固まっているので、このような疲労や緊張などの慢性化には、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の症状の改善を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しているからです。
また、『他動運動』を加える事で、普段使わない筋肉の柔軟性や血行を回復させて、自分でなかなか伸ばせない背中や腰のインナーマッスルを、シッカリと伸ばす事ができるようにしています。

 

例えば、ツボ治療を用いたマッサージ治療で、猫背による筋肉のコワバリを緩和させると、背中の痛みや不快感なども解消されてきます。
これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きた箇所を知らせたり、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
中でも、背中の凝りやコワバリで、張り付いた状態になっている肩甲骨を、ツボを利用すると、肩甲骨周りの筋肉の凝りやコワバリを解消させて、背中が伸ばし易くなるので、猫背の改善に効果がある上に、肩こりや背中の痛みの解消にも効果があります。

 

そして、ツボ治療を用いたマッサージ治療の後に、当院では『他動運動』を利用して、動きが悪くなっている背骨や肩・肩甲骨を動かし、動きを改善させています。
肩や肩甲骨、腰の骨などを、『他動運動』で動かして、筋肉の柔軟性や血行を回復していくと、血液やリンパの流れの滞りによる、背中の不快な“むくみ状態”が解消され、スッキリした感じになります。
これによって、なかなか解消できなかったコワバリ箇所が改善されるので、猫背の予防や回復をする為の運動やストレッチが行い易くなります。

 

猫背が慢性化してしまうと、身体にとって、その姿勢が一番フィットした姿勢になるので、自分で背スジを伸ばそうとしても、簡単に治らなくなります。
当院は、東洋医療をベースにした診断とマッサージ治療で、疲労や緊張などによる慢性化した肩凝りや疲労回復などを行い、それにより、猫背や身体の歪みなどの姿勢改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

気候の寒さや冷房による、関節の痛みと、動きの低下

【(症例)身体の不調や、不快感 】

日本の気候は、季節によって気候が大きく変化するので、寒くなってくる季節や、冷たい雨が降る時期になると、「寒い」とか「冷たい」という感覚が強く刺激されて、身体に「痛み」を感じる人がいます。

例えば、「寒かったり、冷えたりすると、膝や腰の関節が痛んで、身体を動かすのが辛い」、「梅雨時になると、古傷がシクシク痛む」、「天気が悪くなって、雨や曇りになると、身体の節々(ふしぶし)が痛む」などに、悩まされる人です。

この症状は、身体の血行が悪くなっていると、寒さに神経が敏感に反応して、「痛み」を感じ易くなるので、予防や緩和対策には、身体のコワバリ解消や血行の促進によって体調を保ち、神経が刺激されないようにする事が大切です。

【 寒さによる神経痛 】

気候が寒くなってきたり、部屋の冷房が強かったりすると、「膝や腰の関節が痛む」、「身体を動かすのが辛くなる」と、訴える人がいます。
寒さや冷たさを感じると、関節のコワバリが強まったり、身体の血行が悪くなったりして、「指や膝の関節がギクシャクした感じになって動きにくくなる」、「肩や背中の凝りや痛みが強まる」、あるいは、「膝や腰のダルサや鈍痛に悩まされる」、などが生じるからです。
このように、寒さで身体が冷えると、身体の節々(ふしぶし)に違和感や痛みが起きたり、関節の動きづらさを感じたりする症状を、病院では『寒さによる神経痛』と診断しています。

 

『寒さによる神経痛』の症状は、非常に冷たい風を顔に受けて、頬や耳が“痛く”感じたり、氷水に手を入れ続けると、手にシビレを伴った“痛み”を感じたりするのと、同じ現象と言われています。
ひどく「冷たい!」とか「寒い!」という刺激を受けると、“身体への危険性”を知らせる為に、感覚神経がアラームサインとして「痛み」を発するからです。
日本は季節によって気候が大きく変化するので、寒さが強まる秋から冬への季節の変わり目や、急に冷房の風に直接さらされた時などに、このような『寒さによる神経痛』が起きています。

 

また、「冷たさ」や「寒さ」ではなく、気圧が低下して空気が湿ってくると、「痛み」を感じる人もいます。
代表的なのが“頭痛持ちの人”で、台風や低気圧が近づくと、「頭がズキズキと痛む」といった状態になりますが、“頭痛”以外にも、天候が悪くなると、肩こり、膝の痛み、めまい、などが起きたり、あるいは、以前にケガをしたり手術を受けたりしていると、その傷跡(瘢痕)からジクジクと痛む事もあります。
これは、気圧の低下や湿度が増した事で、体調の維持がうまくいかなくなってくると、身体の緊張が高まって血管が収縮し、血行が悪化するので、神経が高ぶって「痛み」が生じる為と言われています。

【 心身の不調から 】

「寒い」、「冷たい」という刺激で“痛み”を感じる場合、特に、「ストレスや不安で緊張が増していたり」、「血行が低下していたり」、「関節部分に負荷が大きくなっていたり」すると、“痛み”の感覚が増します
心身の不調や、精神的な不安定が続くと、心理的な緊張から神経が敏感になってくるので、「寒い」とか「冷たい」という刺激に対して、神経が強く反応して、“痛み”のアラームサインが出易くなるからです。
そして、神経が敏感になっている為に、「ジンジンする感じ」、「シビレ感がする」、「感覚が無くなった感じ」、「力が入らない」、「身体が動かしづらくなる」、なども現れます。

 

また、疲労や心身の不調などで、身体の血液の流れが悪くなっていると、これも、“痛み”を増します。
血液の流れが悪くなっていると、筋肉がコワバッタ状態になる上に、血液から取り込む酸素が不足し、老廃物が排出しづらくなるので、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かなくなり、身体を動かす時に痛みが起き易くなるからです。
特に、膝や腰などは、絶えず身体を支えながら、関節を曲げたり伸ばしたりするので、疲労や心身の不調などで血行が悪くなっていると、動作する時に、膝や腰の関節から痛みが起き易くなります。

 

しかも、「寒さ」や「冷たさ」から、筋肉の血行が悪くなると、筋肉が硬くなって神経を圧迫したり、刺激したりので、痛みが増すようになります。
更に、体内の温度を守る自律神経も、「寒さ」や「冷たさ」を感じると、できるだけ体熱が体外へ逃げないように、身体の表面に流れる血液を減らすので、筋肉内の血行の低下によって、余計に痛みが増します。
この結果、心身の不調や精神的な不安定から血行が悪くなると、ちょっとした動作でも、痛みが起き易くなるだけでなく、ジッとしていても、膝や腰にコワバリを感じたり、ダルサやウズウズした感じに悩まされたりします。

【 身体を動かす事が少なくなると 】

また、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、これによっても『寒さによる神経痛』が起き易くなります
筋肉の働きの低下によって、動作時に痛みが起き易くなるだけでなく、筋肉の血流を促す筋肉ポンプが低下するので、血行が低下した状態になるからです。
この為、椅子から立ち上がったり、急に身体を動かしたりすると、筋肉の働きの低下による痛みだけでなく、血行の低下から、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かないので、思わず「アイタタッ!」という状態になります。

 

更に、身体を動かす事が少なくなると、身体の老廃物が排出されづらくなるので、体内に溜まった老廃物が神経を刺激して、ジッとしていても、疼くような痛みを感じるようになります。
しかも、体内に溜まった老廃物の影響で「ダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった状態が起きたり、運動神経を刺激して「しびれる」、「筋肉が引きつる」なども起きたりします。
この為、デスクワークを続けている人や、お年寄りには、「いつも、なんだか腰がジクジクと痛い…」と悩まされていると、こむら返りやギックリ腰にも悩まされている人が多くなっています。

 

この為、加齢や運動不足などで身体を動かす事が少なくなっていると、ますます『寒さによる神経痛』が起き易くなります。
運動の効果は、筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経を刺激して体調を保つ働きを強めたり、改善したりする働きがあるので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、体調を保つ働きを低下させてしまうからです。
この為、普段から、身体を動かす事が少なくなって、「ダルイ」、「肩が凝る」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などを感じていると、体調を保つ自律神経の働きが乱れて、季節の温度や気圧の変化に順応しづらくなるので、『寒さによる神経痛』が起き易くなります。

【 当院の、寒さによる痛みの治療 】

『寒さによる神経痛』の解消の為に、痛む所を温めて、血行を良くするだけでは、その時だけの痛みの解消に終わってしまうので、やはり、身体の不調を解消し、自律神経の働きを回復させる事が大切です。
この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、『寒さによる神経痛』の予防や緩和を行っています。
東洋医療が、もともと、筋肉の働きや血行を改善して、身体の回復力を取り戻す事を目的にしているので、気候の寒さや冷房による『寒さによる神経痛』の改善にも、身体のバランスを整えて身体の回復力を取り戻す事が重要になるからです

特に、膝や腰は、体重の負荷が絶えずかかる場所なので、膝や腰関節の筋肉のコワバリや筋肉内の血行の悪化が強まって、『寒さによる神経痛』が起き易い箇所です。
この為、当院では、膝や腰にある、身体の異常を知らせる『反応点(ツボ)』を探し、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の疲労や緊張を回復させて、膝や腰の関節の動きを良くして、痛みを改善するようにしています。
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体の異常を知らせる『反応点』や、病状を改善する『治療点』の働きもしているので、ツボを刺激して、関節部分の痛みや不快感を改善させたり、動きの悪い関節の可動域を広めたりする事ができるからです。

 

更に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療の、「血行やリンパの流れの促進」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などによって、「神経の興奮を鎮める」作用もあるので、身体の不調を緩和させる効果もあります。
疲労や緊張などの慢性化によって、身体の回復が追いつかず、痛みや不快感などの身体の不調となって現れているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を取り戻し、高められるからです。
これにより、身体の不快感が解消されてくると、下半身全体の筋肉の瞬発力や持久力も改善されてくるので、膝や腰の関節の動きもスムーズになり、動作の不安も少なくなって、立ち上がりや座る時などが楽になる効果があります。

 

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、自律神経の働きを回復させる効果から、季節の変わり目などで、関節の痛みが起きたり、関節の動きの低下を感じたりした時に、体調の改善に利用されてきました。
当院は、これらの効果をもとに、血流改善や神経の機能を回復させ、関節の痛みや動きの低下だけでなく、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感の症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。