身体の不調や、不快感

更年期の疲労感・倦怠感への、コンディショニング

【(症例)身体の不調や、不快感 】

更年期の女性に現れる不調や不快感は、女性ホルモンの分泌料が急激に低下する事で、ホルモンバランスが崩れ、体調を保つ自律神経の働きが乱れる事が影響しています。

更に、これに加え、加齢による体力低下、日々の疲労や緊張、介護、生活の変化によるストレスなどで、自律神経の負担が大きくなると、『自律神経失調症』と呼ばれる、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、疲労感、倦怠感などの心身症状が、ますます起き易くなります。

このような更年期の不調や不快感の改善には、身体の自然な回復力を取り戻す事が重要なので、身体に生じた疲労や緊張を解消して、血液やリンパ液の流れを改善し、コンディショニングで体調を整えると、自律神経の働きを高め、気分をリフレッシュする効果があります。

【 加齢による体力低下、精神的なストレスから 】

~ 女性ホルモンの分泌減少だけでなく ~

更年期の女性に現れる身体の不調や不快感の原因として、よく言われるのが、「女性ホルモンの分泌の不安定化による減少と、その影響による自律神経の乱れ」です。

しかし実際は、それだけでなく、更年期になると、年齢的に体力が無くなったり、身体の機能が低下したり、あるいは、家庭内のストレスとか、心の中に溜まった不満やモヤモヤ感などで、疲労感や倦怠感を強く感じるようになったりする事も、大きく影響しています

これらによって自律神経の負担が増すと、女性ホルモンの分泌低下で不安定になっている自律神経がオーバーワーク状態になり、体調の維持ができなくなって、イライラ感や憂鬱感などが強まったり、気持がふさぎ込む事が多くなったりして、更年期の疲労感や倦怠感を強く感じるようになるからです。

~ 気持ちの安定が難しく ~

しかも、自身の身体や肌の衰えなどを感じると、イライラ感や憂鬱感などが増したり、気持がふさぎ込む事が多くなったりして、心の中に溜まった不満やモヤモヤ感などを、自身でコントロールするのが難しくなります。

この結果、「家事で疲れても、分かってくれないので、イライラする」、「家で同じ事を繰り返していると、投げ出したいと思ったり、無気力になったりする」と感じたり、あるいは、子供の進学や就職、夫の単身赴任、親の介護や親の他界などで、「やっておく事がいろいろ増えて、気持ちが焦ってくる」、「負担感が強まる」などを強く意識させられたりします。

そして、心の中に溜まった不満やモヤモヤ感などで、気が重くなったり、精神的に不安定になったりすると、余計に、気持ちを安定させる事が難しくなります。

~ 身体の回復力の低下 ~

また、この時期になると、身体の疲労感や倦怠感が、いつまでも残ったり、なかなか解消できなくなったりします。

体力が弱ったり、身体の機能が低下したりすると、身体の回復力も弱って、追いつかなくなってくるので、睡眠や休養をとっても、身体に疲労感や倦怠感がいつまでも残ったり、少しでも疲労したり緊張したりすると、疲労感や緊張感をぶり返してしまうからです。

この結果、「日中は良いが、夕方になると途端に、気力がガックリ落ちる」とか、「疲れ易い」、「普段より多く寝ても、朝起きて、しばらくすると、また、身体が重ダルクなる」、「休んでも、やる気が起きない」、などを繰り返す状態になります。

【 更年期と上手く付き合うために 】

~ 一人で悩んで、一人で抱え込んでいると ~

更年期の疲労感や倦怠感が繰り返されると、「我慢するしかない」と諦めたり、「日々の疲れや、年齢のせい…」と、我慢せざるを得なかったりします。

しかし、ストレスや疲労は心身に蓄積するので、そのまま一人で悩んで、抱え込んでいると、自律神経の負担が続き、身体の血管が収縮した状態が続き、血行を悪化させます。

この結果、更年期特有の、「肩こり」、「腰痛」、「朝夕の関節痛」、「寝つきが悪い」、「眠りが浅い」などが起きたり、「汗をかきやすい」、「顔がほてる」、などの不調が起きたりします。

~ 改善できるものは改善して ~

このような更年期症状を上手に乗り切るには、体調不良や不快感の中でも、改善できるものは改善し、体調を保つ自律神経の負担を少なくする事が大切です。

特に更年期になると、ストレスや運動不足などで血行が悪化し、筋肉に酸素や栄養が届きづらくなったり、不要な老廃物が溜まったりするので、身体の血液やリンパ液の流れをスムーズにさせる事が、有効な対策になります。

この為、更年期の、低下している身体の機能を向上させて、血行と自律神経を安定化させる為に、食生活の注意や有酸素運動などの“身体のコンディショニング”が重要です。

~ 有酸素運動 ~

中でも、更年期の“身体のコンディショニング”として、軽いジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動が効果があるとされています

運動をする事によって、血行が適度に促進される効果や、ストレスの発散やリラックス効果を得られ、また、睡眠リズムを整えてグッスリ眠れる効果もあるので、自律神経の働きを安定させる作用が働く為です。

また、運動を行う事によって、ストレスの発散やリフレッシュ効果と共に、爽快感や達成感が得られるので、更年期のストレスやイライラ感を和らげる効果もあります。

【 運動コンディショニングの難しさ 】

~ ウォーキング ~

有酸素運動の中でも、ウォーキングは、更年期の症状改善に効果があると認められ、しかも手軽で、いつでもどこでも、ヤル気さえあれば可能です。

しかし、ウォーキングの効果を発揮するには、50才代では速歩、40才代となるとジョギング以上の強さが必要とされます。

この為、ブラブラ歩き程度のウォーキングでは、更年期の症状改善の効果が期待できなく、ブラブラ歩きとは反対に、普段の体力以上にガンバッテしまうと、運動を終えた後になって、血管が収縮して血流が悪くなり、「疲労が残る」、「血圧の変動が大きくなる」、「凝りや痛みが起きた」、「動悸がする」、「体調がかえって良くない」、といった不調を起こしてしまい、逆効果になります。

~ 運動の目安 ~

また、更年期になると、若い頃と違って、毎日の活動量が少なくなっていたり、あるいは、運動する習慣が無くなっていたりするので、有酸素運動であっても、普段の体調や体質に合わせて運動調整をする事が必要です。

更に、運動による“身体のコンディショニング”は、定期的に繰り返して行う事が必要なので、運動強度の目安が肝心になります。

この為、“身体のコンディショニング”としての運動を、「あまり抵抗感なく」、「どのような方法」で、「どのようにしたら良いか」、迷いがちです。

~ 自律神経失調症 ~

しかも、頭痛、めまい、不眠、不安感、気分のうつ、イライラ感など、『自律神経失調症』と呼ばれる心身症状に悩まされていると、症状改善の“身体のコンディショニング”の方法が、思いつかなかったり、難しくなったりします

『自律神経失調症』と呼ばれる心身症状は、血液やリンパ液の循環悪化や、それによって神経が敏感になっている事が主な原因になっているので、血行の悪化箇所や、神経が敏感になって痛みを引き起こしている箇所を調べて確認し、それらを解消する事が必要になるからです。

しかし、自分で、気になる更年期の症状の原因が分からなかったり、身体の不調箇所を調べる事ができなかったり、不調箇所を改善する事ができなかったりするので、「更年期のコンディショニングを、どうしたらいいのか…?」という結果になってしまいます。

【 当院の、更年期の体調調整 】

~ 基礎的な運動能力の回復から ~

当院では、このような更年期の疲労感や倦怠感の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げ、追い付かなくなっている身体の回復力を取り戻すようにしています

これは、更年期になると、加齢や運動不足などで、本人が思っている以上に基礎的な運動能力が弱っている為に、「①身体が硬い」、「②関節の動きが悪い」、「③身体に左右差がある」、「④正座したり直立したりすると、身体を支える力が弱い」、などが起きているからです。

しかも、これらの体力低下や身体の不調によって、姿勢の悪化や、「病気ではないけれど、何となく身体の調子が悪い」といった、更年期特有の身体の不調が起き易くなります。

~ ツボ(反応点)の利用 ~

この為、当院では、身体のコワバリ箇所や血行悪化箇所の確認と、症状軽減の為に、マッサージ治療にツボ(反応点)治療を加えて、身体が本来持っている基礎的な運動能力を、回復できるようにしています。

これは、ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、病状を改善する箇所でもあるので、ツボ刺激によって、筋肉の張りをほぐしていくと、内部から血行が改善され、酸素や栄養が身体に行き渡り、老廃物が排出される効果があるからです。

また、ツボの反応点を利用しているので、本人が気づいていない筋肉の疲労箇所やコワバリ箇所をチェックして解消させたり、血行が悪化している箇所を回復させたりするのに、効果があります。

~ 一人ひとりに適した治療を ~

また、ツボ(反応点)を利用したマッサージ治療で、筋肉の緊張をほぐして、血行改善を行うと、血行悪化で刺激された神経の興奮を鎮める効果があります。

この効果から、更年期の「肩がこる」、「冷える」、「ダルイ」といった症状にも、東洋医療系のマッサージ治療が神経の興奮を抑制する効果があるので、これらの症状改善に適しています。

しかも、当院は問診や触診にウエイトを置いて、それぞれの症状、一人ひとりに適したツボを探し出し、手当(コンディショニング)を行っているので、身体の自然な回復力を取り戻し、気分のリフレッシュ効果もあります。

~ ツボ刺激を利用したマッサージ治療で ~

更年期の体調改善に「“身体のコンディショニング”が必要」と分かっていても、「体調も気分もすぐれないのに、運動する気が無い」、あるいは、「運動なんて」とか、「忙しくて時間が無い」、という人が多くなっています。

当院は、ツボ刺激を利用したマッサージ治療で、慢性化した疲労や緊張などを解消して血行を改善し、体調を整えて、更年期の女性に現れる身体の不調や不快感の“身体のコンディショニング”を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

更年期の女性の腰痛と、お尻の冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

女性にとって腰痛は、肩こりに次いで2番目に多い症状になっていますが、特に更年期以降の女性になると、二人に一人以上が腰痛で悩まされています。

これは、この時期になると、女性ホルモンの分泌の不安定化と減少、加齢による筋力低下、運動不足、毎日の疲労の蓄積、姿勢の悪化などで、身体を支える腰の負担が増すので、いつもの行動や生活をしているだけでも、腰痛が起き易くなるからです。

このような女性の腰痛対策には、痛みを感じている腰だけでなく、腰を下支えしている“お尻の筋肉”も負担が大きくなっているので、腰とお尻の血行が悪化している箇所や、筋肉がコワバッテいる箇所をチェックして、これらを回復させ、違和感や痛みの解消と共に、体調を整える事が大切です。

【 更年期の腰痛の経緯 】

~ 更年期からの腰痛 ~

更年期になると、女性は、自律神経の働きが不安定化してきたり、加齢や運動不足で筋力低下が起きたりするので、これにより、体重が増えたり、姿勢が悪化したり、血行が悪くなったり、疲れを感じ易くなったりします

この結果、以前と違い、身体を支えたり動かしたりしている腰の筋肉の負担が大きくなって、腰痛に悩まされる女性が多くなります。

また、腰にハッキリとした痛みが起きなくても、自律神経の不安定化や筋力の低下などで、腰の血液やリンパ液の流れが悪くなると、筋肉に必要な酸素が不足してきたり、老廃物が排出されづらくなったりするので、何もしていなくても、腰の“疲れ”や“ダルサ”に悩まされるようになります。

~ 腰痛の前ぶれ ~

しかも、腰の血行悪化や筋力低下などの影響で、朝起きた時や立ち上がった時などに“腰痛の前ぶれ”のような、疼くような「チクチク」、「ジンジン」、「ズーン」といった違和感に気付かされ、不安を感じる事が多くなります。

特に、家事や仕事などで疲労や緊張が続いたり強まったりすると、腰の神経が敏感になって、「腰がジンジンとか、ジーンと疼く」、「腰に疲れやダルサを感じる」、「夕方になると腰がウズウズと痛む」といった、腰痛が起きるような、腰の異常を強く感じるようになります。

また、血行悪化や座っている事が多くなると、腰の筋肉がコワバッテくるので、「腰の内側に、“がんこな”こりや痛みを感じる」、「腰がコワバッテ、動きづらい感じ」、「腰がボテッと、腫れてふくらんだ感じ」、といった状態になるので、これによっても“腰痛の前ぶれ”を感じるようになります。

~ 身体の痛みや、不調感も ~

更に、腰の血液やリンパ液の流れが悪くなると、上半身や下半身の血液やリンパ液の流れが悪くなるので、肩コリや背中のコワバリが強まったり、あるいは、膝の痛みが起き易くなったりします。

この結果、「腰が疲れてくると、首から肩にかけての筋肉が、張り詰めたようになる」、「夕方になると、腰から背中にかけて、重ダルイ感じや鈍い痛みがする」、「腰の調子が悪くなると、立ち上がった時や歩き始めに、膝に痛みを感じる」、などが起きます。

そして、身体の血行が悪化するので、「頭がボンヤリしたり、頭が重くなったりする」、「気分的にモヤモヤする」、「以前のように、活発に動く気がしない」、「イライラしてくる」、なども起きます。

【 腰と密接に関連しているお尻の筋肉 】

~ 腰とお尻の関係 ~

腰に違和感が起きたり、腰に痛みを感じたりすると、腰に湿布薬を貼ったり、腰を動かしたりストレッチをしたりしますが、なかなかスッキリと回復しません。

これは、腰の筋肉の問題だけでなく、お尻の筋肉も、腰の筋肉と一体になって、座る・立つ・歩くなどの動作を行っている事と、お尻の筋肉が身体の土台になって、身体を支えたり、動かしたりしているので、お尻の筋肉のコワバリや血行不良が起きると、じかに接している腰の筋肉に影響を与えるからです

この為、気になる腰だけでなく、腰の筋肉と関連しているお尻の筋肉も、チェックしてケアする事が必要になります。

~ お尻の筋力低下から ~

特に、更年期になって、加齢による筋力低下、毎日の疲労、身体の冷え、姿勢の悪化などで、お尻の筋肉が弱ったり疲労していたりすると、それによって腰の筋肉の負担が増して、腰痛が起き易くなります。

この為、座っている事が多かったり、歩く事が少なかったりする事が毎日続くと、身体の土台になっているお尻の筋肉も弱ってくるので、「以前と違って、物を持ち上げると腰が痛む」、「前かがみになったり、ひねったりすると腰が痛い」などが起きます。

特に女性は、骨盤内の臓器を守る為に、お尻に脂肪が着き易いので、加齢や運動不足などで、お尻の筋肉が脂肪に変わると、その分、腰の筋肉の負担が増します。

~ 運動機能の低下 ~

しかも、お尻の筋肉は、二足歩行に欠かせない筋肉なので、お尻の筋肉が弱ってくると、腰の痛みや違和感に加えて、運動機能が低下します。

これにより、「長時間、立っていられない」、「足が上がりにくくなる」、「歩行速度の低下」、「歩幅の低下」などが起きたり、歩いたり走ったりすると、お尻の筋肉の『衝撃吸収』や『身体のふらつき防止』の役割ができなくなってしまい、すぐに疲れたりします。

この結果、更年期になって、お尻の筋肉が弱ってくると、「いつも腰が重い」、「腰がだるい」、「下半身が動きづらい」などの、腰から下半身にかけての重ダルサや疲労感に悩まされたり、脚の運動機能の低下から、歩いたり立っていたりする事が辛くなります。

【 お尻の冷えの原因 】

~ お尻の血行悪化 ~

また、加齢や筋力低下などで、お尻の血行が悪くなってくると、下半身や上半身の血行を悪くさせて、「脚のむくみ」、「身体の冷え」、「下腹部やお尻のほうへ抜けるような鈍痛がある」などが生じ、次第に腰も、痛みや不快感が起き易くなります。

これは、お尻の筋肉は、分厚い筋肉が何層も重なり合っているので、それらの筋肉の働きを維持する為に、毛細血管が網の目のようになって、たくさん集まっているので、加齢や筋力低下などの影響を受けると、お尻の血行が悪化してくる為です

しかも、お尻は、手足と違って、日常生活で動かす事がない上に、中高年になって、加齢や運動不足などで血液を流す筋肉のポンプ活動が弱まってくるので、ますます血行が悪化し、腰に痛みや不快感が起きるようになります。

~ 骨盤内の脂肪と、お腹回りの脂肪 ~

女性の骨盤は子宮や卵巣などで密集状態になっている為に、血管が、その隙間を通り抜ける状態になっているので、女性のお尻の血行が悪化すると、直接、腰の血行に影響して、腰の血行を悪化させ、“疲労感”や“ダルサ感”を伴った腰痛が起き易くなります。

また、女性のお尻は、多くの脂肪が着いている為に、血行が悪化して骨盤内の脂肪が冷えてしまうと、“脂肪は一旦冷えると温まりにくい”性質があるので、腰も冷やして、腰痛を起こす原因になります。

しかも、更年期になって、お腹回りに脂肪が多く着くと、ますますお尻と腰を冷やす事になり、腰痛が起き易くなります。

~ お尻の冷え ~

更に、お尻の奥には、下半身につながる太い血管や、血流を調整する働きのある神経(坐骨神経)などが通っているので、お尻が冷えて、お尻の筋肉がコワバルと、内部の血管や神経を圧迫して、腰の重ダルサや腰痛を引き起こす事があります。

この為、「腰からお尻にかけて、スースーと冷えを感じると、腰が重ダルクなって辛くなる」、「下半身が冷えると、腰痛が起きる」という場合は、お尻の血行が悪化したり、お尻の神経が圧迫されたりして、腰の重ダルサや腰痛を起こしている可能性があります。

また、座っている事が多かったり、下半身の冷えに悩まされていたりすると、お尻の奥の筋肉にコワバリが生じたり、お尻の血行が悪化したりする為に、お尻の奥を通っている坐骨神経を圧迫し、お尻や太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛み(坐骨神経痛)を起こす事があります。

【 当院の、更年期の腰痛治療 】

~ 腰痛が起きる場所 ~

女性が更年期になって、腰に痛みを感じる事が多いのが、ベッドから起き上がる時や、立ち上がって歩き始めた時、階段を昇り降りした時、中腰になった時、長時間の立位や歩行をした時、などです。

しかし、痛みが“漠然”として、痛む箇所がハッキリしない事が多くなっています。

これは、腰やお尻の、血行悪化や筋肉のコワバリが原因になっているからです。

~ 痛みの箇所と、ツボ反応 ~

この為、当院では、①痛みを引き起こしている箇所をハッキリと確認する為と、②患部の範囲を確認する為に、問診と痛みに関連するツボ反応を利用して、探し出すようにしています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、疲労感やダルサ感が加わった“独特な違和感や痛み”になっている場合には、多くが、腰とお尻の筋肉のコワバリと、それによる血行悪化が原因になっているので、マッサージ治療とツボ刺激で、骨盤周囲の靭帯や筋肉の柔軟性を回復させて、血液やリンパ液の循環の改善を図ると、腰痛の緩和と解消に効果があります。

~ 骨盤周囲の関節付近の柔軟性をチェック ~

更に、当院では、腰痛改善の為に、お尻と腰の筋肉に関係する、太ももとと骨盤の関節、後ろの骨盤の関節、背骨と骨盤の関節、などの関節のチェックを行っています。

お尻は『縁の下の力持ち』として、腰の下側で体重を支えながら、上半身や脚を動かす柔軟な動きが必要なので、骨盤周囲の関節付近の筋肉の柔軟性をチェックする為です。

これらの関節周囲の柔軟性と関節の可動域を回復させると、骨盤内の血行も促進されるので、「腰の重だるさがスッキリした」と言う人がいるくらい、腰の痛みを減少させる効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

腰とつながっているお尻は、毛細血管が多く集まっている箇所なので、更年期になって自律神経の働きが不安定になったり、運動不足になったりすると、血行が悪くなって冷えが生じ、腰痛が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の血流の改善や、筋緊張やそれに伴うコワバリ解消によって、不快感や疲労感などを緩和して無くし、下半身の運動機能の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

イライラ、疲労、だるい、頭痛、眠れない、女性の不定愁訴と東洋医療

【(症例)身体の不調や、不快感 】

成人女性の2人に1人以上が、「何となく身体がだるい」、「疲れ易い」、「肩こりがつらい」、「食欲がない……」、「イライラする」、「頭痛や頭重感に悩まされる」、などの『不定愁訴』に悩まされています。

この原因として、女性が、「ホルモン分泌が不安定になったり」、「筋肉量が少なかったり」、「不安やストレスなどを感じ易かったり」、「結婚・妊娠・子育てなどで生活習慣が大きく変わったり」などがある為に、これらが体調の不安定化に大きく影響を及ぼしていると考えられています。

このような、病気でなくても、「身体の調子が、何となく悪い」といった症状には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して、疲労箇所や緊張箇所をチェックし、これらを解消させていくのが、体調を安定させるのに、無理が無く、身体に合った改善方法です。

【 何となく体調が悪い 】

~ 不定愁訴 ~

「何となく体調が悪い」という自覚症状があっても、病院で検査しても異常が見つからず、不調の原因が分からない症状を『不定愁訴』と言います。

しかし『不定愁訴』は、毎日のストレス、睡眠不足、心身の疲労や緊張、ホルモンバランスの不安定などによって、体調を保つ自律神経がオーバーワーク状態になると、様々な不快な症状が起きる『不定愁訴』を引き起こす事が分かっています。

これは、自律神経の働きがオーバーワークになって、自律神経の乱れや機能低下などがおきてくると、体調を維持する事ができなくなってくる事だけでなく、神経が敏感な状態になってくるので、チョットした感覚が大きく増幅されて不調感が強まったり、外からの様々な刺激を調節しているフィルター機能が低下して、感じなくてもいい刺激を強く感じて、不快感が増幅されたりするからです

~ 女性の不定愁訴 ~

特に女性は、身体の調子が、微妙な女性ホルモン分泌によって保たれているので、ストレス・疲労・睡眠不足・無理なダイエットなどでホルモン分泌が影響を受けると、体調を保ちづらくなり、不定愁訴が起き易くなります。

この結果、頭痛、食欲不振、慢性疲労感、不眠、微熱などの一つの症状だけでなく、「頭痛と腹痛」というように、いくつもの身体の不調が起きたり、あるいは、1日の中で次々と症状が変わったり、また、体調の不調から、「気分がスッキリしない」、「わけもなくイライラする」、「気分が落ち込む」、「眠れない」、などの精神的な不調が起きたりします。

しかも、女性ホルモンが減少してくる40代以降になると、程度の差はあっても、女性の60~70%が不定愁訴に悩まされると言われます。

~ 我慢しがちに ~

しかし、女性の多くは、不定愁訴に悩まされていても、身体のケアは後回しにする事が多くなっています。

身体の不調が気になっていても、家事や子育て、介護、仕事などに追われて、なおざりになったり、不定愁訴を引き起こす原因がハッキリしない為に、解消方法が思いつかなかったり、あるいは、「この程度なら、我慢していれば、そのうち解消するだろう」と都合良く、自分勝手に期待して、我慢してしまったりするからです。

しかも、他の女性も、同じような不定愁訴に悩まされている事から、「私だけではない!」とか、「このトシになると、なりがちだ」と、自分で自分に言い納得させてしまいます。

【 我慢していると 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

ところが、「つらいけど、仕方がない!」とか、「いつもの事だから」と、不快な症状を我慢していると、自律神経の負担が、それだけ増して大きくなります

毎日の疲れやストレスで、身体から「これ以上、ムリをしないで!」、「もう、休みたい!」というメッセージ(不快な症状)が出ているにもかかわらず、我慢し続ける為に、体調を保つ自律神経がオーバーワークになってくるからです。

この結果、毎日の疲れやストレスが積み重なって溜まったり、身体の回復力が追い付かなくなったりすると、身体の不調感が増して、それと共に体調が悪化し、不定愁訴の辛さが大きくなります。

~ 天候や天気が悪くなると ~

また、この状態になると、天候が変化した時や、天気が崩れた時などに、身体の不快感や不快症状が大きくなります。

自律神経の乱れや機能低下などが起きると、身体の防衛反応で神経が敏感になるので、天候が変化した時や天気が崩れた時などに、神経が強く反応して、痛みを誘発させ、頭や首・肩などが痛くなったり、身体の不調が強まって、気持ちが落ち込んだり、めまいが起きたりするからです。

特に、雨が降りそうになったり、低気圧が近づいたりすると、自律神経の血管コントロールが乱れ易くなり、頭痛を引き起こします。

~ 理解されないツラサ ~

ところが、周りの人には、不定愁訴に悩まされている本人の辛さが理解できません。

この為、周りの人に、「やる気がない」とか「怠惰」と思われてしまうツラサがあります。

しかも、不定愁訴の違和感や不快感は、人に説明しづらかったり、身体を動かすと症状が悪化したりするので、症状を伝えても、自分勝手な自己主張と思われたり、「適当にわがままを言っているだけ」と見なされたり、してしまう事もあります。

【 体調の改善で、回復力を 】

~ コンディショニング ~

この為、身体の血行の滞りや疲れなどを緩和させて、症状を軽減させる“コンディショニング”ができれば、本人にとって、大きな“助け”になります。

コンディショニングで、身体の血行の滞りや疲れなどが改善されれば、自律神経の体調を保つ働きの負担を少なくさせる事ができるので、自律神経に余力が生まれ、体調改善につながるからです

また、身体の回復力が持ち直してくると、疲れや痛みが和らぐだけでなく、精神的に落ち着くようになり、気持ちのゆとりも出てきます。

~(症例)肩や背中の緊張が強まって ~

例えば、ストレスや疲労などで、体調を保つ自律神経の働きの負担が大きくなると、肩や背中の緊張が強まり、頭痛、頭重感、めまい感、胸の圧迫感、息苦しさ、倦怠感、微熱、などの不定愁訴が現れます。

更に、これによって、「身体がどうもスッキリしない」とか、「身体が重荷を背負った感じ」、「ダルイ」といった、精神的な不快感が強まります。

このような時に、コンディショニングで、強く不快な痛みが感じられる肩や背中などのコワバリやダルサを和らげる事ができると、体調の改善だけでなく、気分的に楽になり、安心して過ごす事ができます。

~(症例)腰やお尻の重ダルサから ~

あるいは、疲労や緊張で、腰やお尻が重ダルク感じる場合には、全身の血行が悪化している事が多いので、身体全体がダルク、重い感じになって、何とも言えない倦怠感が生じます。

腰やお尻の血行が悪化すると、身体全体の血液循環が悪化してくる為に、上半身や下半身に酸素が十分に運ばれにくくなったり、疲労物質が滞ったりして、疲労感やダルサが身体に生じるからです。

このような場合に、コンディショニングで、腰やお尻のコワバリを回復させて、血行が改善されると、身体の疲労物質が排出され、身体に必要な血液が巡るようになるので、身体全体の不快感が減少し、体調を上向かせます。

【 当院の、不定愁訴の改善治療 】

~ 東洋医療のコンディショニング ~

当院は、「原因がハッキリ分からないけれど、何となく体調が悪い」といった不定愁訴に、東洋医療のツボ治療とマッサージ治療で、身体のコンディショニングを行っています。

これは、東洋医療が、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状を『未病』と呼び、痛みや違和感を緩和させて解消し、体調を改善させる為に、ツボ治療やマッサージ治療で、改善してきた実績があるからです

特に、身体のツボには、神経や血管が集まっているので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 反応点(ツボ)の利用 ~

例えば、身体にダルサやコワバリを感じたり、頭が重くなってきたり、凝り感が強まったりしてくると、ツボ反応が顕在化してくるので、このツボを確認し、「イタキモ!」と感じる刺激を加えると、滞っていたリンパ液や血液の流れが増幅し、それによって身体の回復力を高める効果があります。

この作用から、当院では、疲労や緊張で敏感になっている神経を鎮める為に、触診とツボ反応を利用して体調の確認を行っています。

そして、マッサージ治療で、①血行やリンパの流れの増幅、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行い、これにより、身体全体の調子(治る力)を上げて、体調を回復させるようにしています。

~ 心身のリラックス効果 ~

また、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などが続くと、身体の神経が敏感になり、疲れや痛みを強く感じるようになります。

この為、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、神経や血管が集まっているツボに“快刺激”を加える事で、身体が正常な状態に戻ろうとする“好転反応”を一時的に起こし、血流の改善と、神経の興奮と抑制のバランスを回復させています。

これによって、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などの不快感が和らぐと、自律神経の働きに余力が出てくるので、身体の回復力を取り戻し、不快感の解消効果と、心身のリラックス効果が期待できるようになります。

~ 自分にあったケア ~

不定愁訴は、決して「気のせい」ではなく、疲れやストレスなどが溜まった事が大きな原因になっているので、体調や体質に合わせて(コンディショニング)を行うと、体調が改善され、不快な症状も解消されていきます。

当院は、特に女性に多い、「病気にはなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高め、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢の悪化と、体の歪み(長時間の座り疲れから)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

姿勢の悪化は“見た目が悪くなる”だけでなく、身体を支える腰や背中の負担が大きくなるので、「首や肩が凝る」、「腰が痛い」などや、血行の悪化で、「疲れ易い」、「ダルイ」、「動き始めに関節が痛む」などにも悩まされます。

更に、胸が圧迫されて呼吸が浅くなったり、内臓が圧迫されたり、身体の血液循環が悪くなったりするので、「頭がスッキリしない」、「胃腸が締め付けられる感じ」、「食欲がない」、「身体の調子が悪い」、「元気が出ない」、なども起きます。

姿勢の悪化の改善には、慢性化した疲労や緊張を解消するだけでなく、崩れかかった身体のバランスを整えて体調を回復させる事も必要なので、身体の歪みによる違和感や痛む箇所などを調べて、これらを改善し、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 姿勢の悪化 】

~ 猫背、ストレートネック、巻き肩 ~

姿勢の悪化で、思い浮かぶのが『猫背』『ストレートネック(別名、亀首)』、そして『巻き肩』などです。

これらは、PCの画面を見たりキーボード操作をしたりしていると、背中が前かがみに縮こまって『猫背』になったり、頭を前に突き出した『ストレートネック』になったり、肩をすぼめて両肩を前に突き出した『巻き肩』になったり、するからです。

この姿勢が繰り返されたり続いたりすると、立った時も『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』の状態が残って“見た目が悪くなる”ので、「自信無さそう」とか「不健康そう」などのマイナスの印象を与えます。

~ 座りすぎや、座りっぱなしの為に ~

これらの『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などが起きるのは、デスクワークをしていると“覗き込む姿勢”になる事が影響していますが、それに加えて『座りすぎ』や『座りっぱなし』も大きく影響しています

『座りすぎ』や『座りっぱなし』でいると、姿勢を維持する筋肉が固まって血行が悪化するので、身体のコワバリ感や疲労感が強まって姿勢を悪化させるからです。

この結果、無意識のうちに体力を使わないように、『猫背』になって身体を支えたり、できるだけ首と肩の力を抜いて『ストレートネック』の状態になって前方の画面を見たり、背中の筋力を使わない『巻き肩』になってキーボード操作をしたり、するようになります。

~ 脳疲労から ~

また、脳の疲労も、姿勢を悪化させます。

例えば、「長時間のパソコンやスマートフォン使用」、「上司や同僚などの人間関係の気配り」、「ノルマへの責任」、「仕事がはかどらない」、「期日が迫っている」などが続くと、脳の疲労が大きくなり、思わずボーッとしてきたり、アクビや背伸びしたりします。

そして、この状態になると、脳の体調コントロールする機能(自律神経)の負担が大きくなる為に、首・背中・腰などに疲労を強く感じてくるので、身体を支える筋肉の負担が少なくなるように、浅く椅子に座って、お尻で身体を支えるような座り方になったり、『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などの姿勢になったりするからです。

【 回復しづらい悪化した姿勢 】

~ 姿勢の悪化から、身体の歪みに ~

また、姿勢が悪化して、筋肉が縮まって固まった状態になると、姿勢を正しても、その姿勢を維持するのが辛くなり、再び、浅く椅子に座り、ダラッとした姿勢になってしまいます。

これは、背骨と骨盤が身体の軸となって、それらを取り巻く筋肉によって身体のバランスが保たれているので、姿勢の悪化で、身体の軸となる筋肉に過剰な負担がかかったり、運動不足で筋力の低下が起きたりすると、身体のバランスが崩れて、身体に歪みが生じるからです

そして、身体の歪みが続くと、腰や背中などが猫背のまま固定化されるので、背中を伸ばそうとしても、無理に力を入れないと伸ばせなくなり、力を入れて伸ばしている力を抜くと、猫背に戻ってしまいます。

~ 男性の場合、女性の場合 ~

しかも男性の場合、もともと関節周りの靭帯の柔軟性が、あまり無く、硬くなり易いので、デスクワークで前かがみの姿が続くと、関節周りの靭帯がそのまま固まって、前かがみの姿勢が回復しづらくなります。

更に、毎日のデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、背中や腰の身体を伸ばす筋力が弱ってくるので、姿勢回復がますます難しくなります。

また、女性の場合は、男性に比べて、姿勢を支える筋肉量が少なく、関節付近の靭帯も柔らかいので、勉強や家事・仕事などがキッカケになって姿勢が悪化し始めたり、運動不足によって姿勢を真っすぐにする筋力が弱まったりして、姿勢悪化が回復しづらくなります。

~ 身体の軸の片寄りやズレ ~

ところが、姿勢の悪さや歪みが気になる事があっても、「猫背にしている方が、楽で自然」に感じます。

また、仕事で、利き手でマウスを握ったり入力したりしていると、無意識のうちに身体の軸が片寄った状態になったり、あるいは、マウス操作や自分の習慣に合わせた座り方をしていると、気付かないうちに、身体の軸がズレタ状態になったりします。

しかし、仕事をしていると、意識が仕事に集中する為に、姿勢についての意識が薄れてしまう事や、仮に姿勢が気になっても、仕事中は、自分で自分の姿勢を見る事が無いので、そのまま、身体の軸がズレタ状態が続いてしまいます。

【 身体の歪みから、持病持ちに 】

~ 痛みや不快感の発生 ~

姿勢が悪くなって、身体に歪みが起きると、内臓が圧迫されて胃腸が圧迫されたり、肺が圧迫されて酸素を取り込む量が減少したり、身体の循環が悪くなったりするので、不快感や痛みが起きてきます。

しかし、「最近、疲れ易く、疲れが取れにくい」、「慢性的な、痛み、違和感などがする」といった事が起きても、「何もしていない」という人が、半数以上にもなっています。

姿勢の悪化が原因なので、「身体の、どの筋肉が、悪化したり、歪んだ状態になったりしたのか、解らない?」といった事や、「姿勢を保つ筋肉なので、対策がとりづらい」といった事があるからです

~ 持病持ちに ~

この結果、骨格や骨盤の歪みが固定化されると、次のような症状に悩まされます。

①猫背による姿勢の崩れから、肩こり、首こり、背部痛、腰痛、などの慢性化。

②前かがみの姿勢による胃腸への負担から、食用不振、胃痛、胃もたれ、便秘、下痢。

③前傾姿勢になって、肺が圧迫されて肺の機能が低下し、身体に酸素の供給が不足してくるので、疲れ易い、気分がスッキリしない、鬱気分になる、ダルイ、イライラする。

~ 浅い呼吸になってくると ~

また、脳は、身体の中で最もたくさんの酸素を必要とする器官なので、姿勢の悪化で肺が圧迫されりと、気付かないうちに“浅い呼吸”になります。

この結果、酸素の供給不足から、脳の働きが低下してくると、「頭がスッキリしない」、「頭がボーッとする」などが起きたり、更に、集中力・判断力・思考力などが続かなくなって、気が散って仕事に集中できなくなったり、専念しづらくなったりします。

更に、体調コントロールする機能(自律神経)の負担が増してくると、体調の悪化に加えて、精神的に不安定になったり、ストレスに弱くなったりするので、気分がスッキリしない、疲れを強く感じる、イライラ、ダルイ、鬱気分、などが起きてきます。

【 当院の、姿勢改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などの姿勢の悪化や身体の歪みの解消には、身体に生じた違和感のある箇所や痛む箇所などを調べて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、疲労や緊張などが慢性化した筋肉の回復を行い、それによって、崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行ってきたので、姿勢の悪化や身体の歪みの改善にも、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

これは、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④関節の可動域を広める、などの効果があるので、崩れかかった身体のバランスを整える働きがあるからです

~ ツボ治療を加える事で ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、姿勢の悪化や身体の歪みの改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この効果から、当院では、神経や血管が集まっているツボを利用して、歪みを起こしている筋肉のコワバリと血行の悪化を回復させ、更にマッサージ治療によって、慢性化している疲労や緊張の解消を行っています。

~ マッサージやツボの治療 ~

例えば、ツボに神経や血管が集まっているので、ツボ治療で、過敏になっている神経を回復させていくと、不快な痛みが解消されてくるので、これによって、慢性的している、肩こり・首こり・腰痛などの改善に効果があります。

また、背骨や骨盤は筋肉や靭帯によって支えられているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、これらの筋肉や靭帯の柔軟性を回復させていくと、姿勢の悪化や身体の歪みが改善され、身体の不調感も解消されてきます。

中でも、疲労がなかなか回復しなかったり、痛みや不快さが長引いたりする場合には、疲労や緊張の解消だけでなく、崩れかかった身体のバランスを整えて、体調を回復させる事も必要なので、筋肉や血行の改善を得意としている東洋医療系のマッサージ治療が勧められます。

~ 改善しにくい疲労や緊張に ~

身体全体を支える骨格や、上半身の土台となっている骨盤は、それらを囲んでいる筋肉や靭帯によって支えられているので、姿勢の悪化で骨格や骨盤が歪むと、身体のバランスが崩れ、様々な不調を引き起こします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、 改善しにくい疲労や緊張の解消と体調の改善を行い、崩れかかった身体のバランスを整え、体調回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、右上の[メールを送信]、または[電話]で、お受けしています。

眠る事ができない、眠れない、寝つきが悪い

【(症例)身体の不調や、不快感 】

疲労や緊張が続いたり、ストレスを強く感じる毎日だったりすると、「身体は疲れているのに、なかなか眠る事ができない」、「昼間の緊張感が抜けなくて、眠れない」、「気持ちがイライラして、寝つきが悪い」といった事が起きます。

しかも、眠れないと、「眠ろうとして、余計に眠れなくなる…」、「気になる事が思い浮かんで、眼が冴えてしまう…」なども起きてくるので、「寝ているのが辛い」とか、「身体がコワバッテ“寝コリ”が生じる」状態にもなります。

これらは、疲労・緊張・ストレスなどが夜まで続いて解消しきれなくなっているので、身体の疲労箇所や緊張箇所を緩和させるだけでなく、毎日の生活や体調に合わせて回復力を取り戻し、身体を休めて眠れるようにする事が大切です。

【 脳の中の睡眠スイッチ 】

~ 疲れているのに、寝付けない ~

日中の気ぜわしい仕事が終わって、疲れて家に帰り、「さあ、寝よう!」とベッドに入っても、なかなか寝付けなくて、眠り着くまでに時間がかかったり、夜中に目が覚めて、そのまま眠れない時間を過ごしたりする事があります。

このような“眠りたくても、なかなか眠れない”状態になると、横になってジッとしている時間が長く感じたり、肩や首、背中などの筋肉に痛みを感じてきたりするので、ますます眠りづらくなります。

しかも、この状態が繰り返されて、朝起きた時に“寝足りなさ”を感じて、「気分がスッキリしない」、「熟睡感が無い」、「ボーッとする」などが起きてくると、日中の仕事や活動に影響を及ぼしてしまいます。

~ 睡眠スイッチ ~

このような“なかなか眠れない”原因として、一番多いのが、夜になっても、日中の疲労感や緊張感が残ったり、ストレス感が続いたりすると、寝ようとしても、脳の中の“睡眠スイッチ”が入りづらくなってしまう事です

例えば、仕事が終わっても、「以前より、疲れが抜けにくくなった」、「何となく身体の調子が悪い」、「最近、神経が敏感になってイライラする」などを感じていると、それが心理的圧迫感となって脳を刺激して、夜になっても脳が休めなくなり、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

しかも、「眠れなければ、明日が困る」とか、「とにかく、眠らなければいけない」、という焦りが生じると、眠ろうとする“意気込み”から覚醒作用が高まるので、ますます“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 不眠症ではなく、寝付きが悪い状態 ~

しかし、このような“なかなか眠れない”状態であっても、『不眠症』と診断されるには、いくつかの条件があります。

『不眠症』の診断基準は、大まかに言うと、「眠ろうとしても、1~2時間以上寝付く事ができないのが、1週間に3回以上、3ヶ月以上続き、これが原因となって、日中に眠気を感じたり、生活に支障が出たりする」と、なっているからです。

この為、寝付くまでに時間がかかる状態であっても、症状がここまで酷くなければ、『不眠症』ではなく、疲労・緊張・ストレスなどが溜まって『寝付きが悪い状態』となります。

【 身体のコワバリや血行の悪化から 】

~ 寝落ち ~

このような『寝付きが悪い状態』とは反対に、暖かい布団に入って包まれているうちに、身体がポカポカとしてきて、知らないうちに、スーッと眠りに落ちてしまう『寝落ち』の状態があります。

これは、暖かい布団に入って、身体がポカポカと気持ちよく感じてくると、身体の表面の血管が拡がって体温が放熱され易くなるので、体内の温度(深部体温)が下がって、それにより脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出され、無意識のうちに眠理に入ってしまうからです。

簡単に言えば、体内の温度(深部体温)が下がると、生命を支えている体内の反応が不活発になってくるので、身体の機能が低下し、気付かないうちに眠りに落ちる『寝落ち』になる為です。

~ ストレスや疲労感 ~

ところが、仕事や家庭でストレスを抱えたり、生活に不安や疲れを感じていたりすると、夜になっても、脳の活動モードが続いてしまうので、『寝落ち』のような、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出せなくなります

しかも、身体に無意識に力が入った状態が続いたり、疲労や緊張で身体の表面の血管が拡がらなくなって、体温が放熱しづらくなっていたりするので、スーッと眠りに落ちる作用が働かなくなります。

更に、仕事に対する責任や、役割意識を強く感じていると、夜になっても脳の活動モードが続いてしまうので、余計に“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 筋肉のコワバリが神経を圧迫刺激 ~

また、昼間の緊張や疲労で、首から肩、背中、肩甲骨あたりの筋肉が凝り固まってコワバッテいると、筋肉のコワバリが神経を圧迫して刺激したり、血管を圧迫して血行を悪化させたりするので、それらによる不快感や凝り感で、眠りに入りづらくなります。

このような状態になると、「肩のコワバリに体重がかかると痛む」、「首コリや背中の痛みが気になって、ジッと横になっていられない」などが起き、寝ているのが辛くなります。

しかも、コワバリで背中の神経が敏感になって、肩甲骨の内側からジンジン・ズキズキする痛みを感じるようになると、寝ている時に、背中に上半身の重さがかかって、余計に肩や背中の痛みや違和感が強まったり、気になったりして、ますます眠れなくなります。

【 最高の睡眠は血流で 】

~ 夜はリラックスモードに ~

本来ならば、人の身体は、体調を保つ自律神経の働きがあるので、一日の疲れをリセットする為に、日中の活動モードから、夜はリラックスモードに切り替わります。

ところが、疲労や緊張が続いたり、ストレスに感じる事が増したりすると、自律神経の中の交感神経の働きが優位になったまま、筋肉や神経が休まらなくなるので、夜にリラックスモードへうまく切り替える事ができなくなり、グッスリと眠る事ができなくなります。

しかも、毎日の疲労・緊張・ストレスなどで、自律神経の交感神経が優位のままになると、神経が敏感になって、「眠りたいのに眠れない」状態になったり、血管が縮小して血行が悪くなって痛みが強まり、寝ているのが苦痛になったりします。

~ 身体がリラックスした状態に ~

この為、自律神経の働きを回復させて、夜はリラックスモードに切り替わってグッスリと眠りに付けるには、眠る前に、心身の疲労や緊張を解いて、身体がリラックスできるように、身体の血流を良くしておく事が大切です

この状態になると、身体の表面の血管が拡がって、自然と血流が増すようになるので、『最高の睡眠は、血流で決まる』と言われるように、体内の温度(深部体温)が下がって、脳の中の“睡眠スイッチ”が入り、自然と寝付き易くなるからです。

この為、この効果を狙って、「寝る前に、ぬるめのお風呂に入る」、「夕方に軽い運動をする」、「寒い時には、湯たんぽで温める」、「暖かい牛乳を飲んでおく」、などが勧められています。

~ 副交感神経が優位に ~

また、自律神経の働きを回復させる為に、眠る前に、筋肉の柔軟性と弾力性を回復させておく事も必要です。

筋肉が緩んでいると、血管も緩んで、身体の血液がスムーズに流れるようになるので、自律神経の負担が少なくなり、心身がリラックスにできるからです。

しかも、夜になって身体を休める副交感神経が優位になると、血流が良くなるだけでなく、血圧が低下し、心身がリラックスした穏やかな状態になるので、熟睡感のある快適な眠りができるようになります。

【 当院の、眠り易くする体調改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このように、眠りにつく前に、脳と身体が“休息状態”になるように、身体の疲労や緊張を緩和して解消する事が必要ですが、毎日の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、血流やリンパ液の流れが悪くなると、夜になって“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

この為、当院は、「眠る事ができない」、「眠れない」、「寝つきが悪い」などで、睡眠に悩んでいる方に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の凝りや痛みの解消を得意としているので、「寝付きが悪い」場合も、筋肉が凝り固まった箇所を調べて確認し、それらを解消すると、身体の柔軟性や血行が回復し、神経の興奮状態が落ち着いてくるので、眠る時に“睡眠スイッチ”が入り易くなって、安眠モードになるからです

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、これらの効果を高める為に、マッサージ治療に、ツボ治療を加えています。

ツボの箇所が、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、ツボの箇所に痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ治療で、体調を改善するだけでなく、身体を休める副交感神経の働きを高めるので、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、“睡眠スイッチ”が入り易くなります。

~ 呼吸筋の柔軟性回復 ~

また、当院では、眠り易くなる為に、呼吸に関係している首・肩・背中の緊張を解消させて、柔軟性の回復を図るようにしています。

疲労や緊張などでストレスを感じていると、筋肉のコワバリが強まったり、交感神経(興奮を高める神経)の働きが高まったりして、呼吸が浅くなり、深い睡眠に入りづらくなるからです。

マッサージ治療で、これらの呼吸筋を緩めて、胸が自然に拡がるようにすると、身体がリラックスしてくるだけでなく、それによって血液やリンパがスムーズに全身を巡るようになるので、脳が眠りにつく為の安眠モードに変わり、眠り易くなります。

~ 体調の改善やリラックス効果 ~

マッサージ治療は、もともと体調の改善やリラックス効果があるので、その効果によって、安眠モードへの切り替えや、質の良い睡眠をもたらす効果があります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、なかなか解消しづらい凝りや疲労を解消し、心身のリラックスを図って、眠り易くなるように体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

夏バテ(冬バテ)? それとも熱中症(冬の熱中症)の前触れ?

【(症例)身体の不調や、不快感 】

夏の蒸し暑い日が続くと、「暑さによる体力消耗」、「大量の発汗」、「寝苦しさ」、「屋外と屋内の気温差」などで、体調を保つ自律神経の負担が増して『夏バテ』が起きたり、身体の水分が失われて『熱中症』が起きたりします。

また、寒さが強まる冬も、「寒さによる体力消耗」や「秋から冬の寒暖差」、「屋外と屋内の気温差」などで、自律神経の負担が大きくなって『冬バテ』が起きたり、「大気の乾燥」や「水分摂取量の減少」などから、冬の『熱中症』と言われる『脱水症』が起きたりします。

この為、季節の寒暖が大きくなった頃に、「疲れ易い」、「身体の不調が続く」、「食欲不振」などが生じた場合は、体調を保つ自律神経が追い付かなくなっている事があるので、身体の回復力を取り戻す為に、身体の疲労や緊張を解消して、自律神経の負担を緩和させ、身体の調子を改善する事が大切です。

【 夏バテと、冬バテ 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

『夏バテ』は、「暑さ負け」とか「夏負け」とも言われ、夏の暑さに身体が対応できなくなり、「何となく疲れる」、「朝からヤル気が起きない」、「体調が良くない」、「頭が重い、痛む」、「寝苦しくて、眠れない」、「食欲が無い」、などが現れた症状です。

厳しい暑さや熱帯夜が続いて、身体の体温を一定範囲に保っている働きがオーバーワーク状態になると、体調を保つ自律神経の働きが不安定になるからです。

日本の夏と違って、ハワイやアメリカ西海岸では、夏でもカラっとした気候で、湿度が低いので、汗が自然に蒸発し、体温調節がうまくいくので、『夏バテ』のような症状は、ほとんど起きません。

~ 夏バテ要因 ~

『夏バテ』を起こす、大きな原因として、

①高温多湿で汗の蒸発が充分できず、体温の調節機能の低下

②熱帯夜による睡眠不足

③冷たいものの摂り過ぎ

④発汗が多くなり、身体の水分や塩分の不足

⑤室内外の温度差による自律神経の乱れ

などがあります。

~ 冬バテ ~

また、夏だけでなく、冬も寒さで必要以上に体力を消耗したり、体温を一定に保つ自律神経の働きが乱れたりすると、体調を保つ事が出来なくなって『冬バテ』を起こします

『冬バテ』が起きると、例えば、「疲れが抜けない」、「眠れない」などが起きたり、身体の調子が悪化して、「冷えやむくみが起きる」、「肩凝り」、「腰痛」、「頭痛」、「風邪をひき易く、治りが悪い」などが起きたり、更に、『ウインター・ブルー(冬季うつ)』と呼ばれる、精神的な“バテ症状”が起き、「気力が低下して、朝からヤル起がしない」、「気持ちが沈みがちになる」などを起こしたりします。

しかも、冬は、昼と夜の気温差が大きくなる為に、いつの間にか、体温を一定に保つ自律神経の負担が強まるので、気付かないうちに『冬バテ』を起こします。

【 夏の熱中症と、冬の熱中症(脱水症) 】

~ 夏の熱中症 ~

また、夏になると『夏バテ』だけでなく、『熱中症』も起きます。

『熱中症』は、「熱に中る(アタル)」と言われるように、夏の炎天下やあまりに暑い場所に長くいると、暑さで身体の水分が不足したり、体温調節機能が崩れたりして、体熱を放出する事ができなくなり、体内に熱がこもったり、体温が上昇したりして、急激に体調の悪化や機能障害を起こした症状です。

すなわち『熱中症』は、身体の水分不足(『脱水症』)で、汗による放熱や、皮膚表面の血液を増やして身体の熱を放散する事ができなくなり、身体の機能に障害が起きた状態です。

~ 脱水症状 ~

しかも、汗で身体の水分不足(脱水症)になると、血管、細胞、神経、筋肉などの機能の維持や調節をしている“電解質”も、汗と共に流されて減少します。

この結果、『熱中症(脱水症)』から“電解質”が減少してくると、身体の維持や調節機能を保つ事ができなくなり、最初の症状として、「急にダルクなる」、「やたらと生あくびが出る」、「頭がガンガンとする」、「気持ちが悪くなる」などが現れ、更に、「しびれや脱力」、「倦怠感」、「頭痛」、「吐き気」、「めまい」、「血圧低下」なども起きてきます。

そして、更に体調が悪化すると、『熱中症(脱水症)』の症状がハッキリ現れ、暑い場所にいるにもかかわらず汗をかかなくなったり、皮膚が乾燥したり、身体に熱をもったりして、「極度の倦怠感」、「熱けいれん」、「熱失神」、「熱射病(日射病)」などが起き、更に、脳の血流が悪化して減少してくると、意識がもうろうとして、意識を失う事もあります。

~ 冬に起きる脱水症 ~

冬も、『脱水症』が起き易くなっています

大きな原因として、冬になると、空気の乾燥によって身体の水分が失われたり、水分をとる機会が少なくなったりして、気付かないうちに、身体の水分が不足する事と、暖房にエアコンを使っていると、室内の湿度が外気よりも1~2割ほど低くなるので、身体の水分も失わる為です。

この結果、冬に、気付かないうちに身体の水分が失われて『脱水症』になると、血液量の減少や血行の悪化で、「手足の冷えやむくみ痛」、「肩こり」、「頭痛」、「眠れない」、「関節の痛み」などが起きたり、あるいは、内臓や脳の血流が悪くなって、「めまい」、「立ちくらみ」、「眠気」、「疲労感」、「食欲不振」、などが起きたりします。

【 症状の前ぶれ 】

~ 前ぶれ症状 ~

『夏バテ』『冬のバテ』そして『熱中症』『冬の脱水症』の原因は、名称は違っても、身体の発汗作用や体温調節をしている機能に支障が生じて、自律神経の働きが、うまくいかなくなった為です。

この為、自律神経の働きの乱れや低下から、体調悪化の“前ぶれ症状”として、「何となく身体の調子が悪い」、「身体が重ダルイ」、「食欲があまりない」、「胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛」などが起きます

他にも、自律神経の乱れや機能低下から、雨が降りそうになると関節が痛くなる『天気痛』や、夏や冬の低気圧の接近時に、身体のダルサや、肩こり、持病の悪化が起きる『気象病』が、現れる事があります。

~ 頭痛の発症 ~

中でも、『夏バテ』『冬のバテ症状』そして『熱中症』『脱水症』の“前ぶれ症状”の代表が、『頭痛』です。

これは、自律神経の働きが乱れて、交感神経が活発になると、血管が収縮して肩や首の血流が悪化するので、緊張型頭痛と同じように、後頭部の神経を刺激して頭痛が起き易くなるからです。

また、暑くなって、熱を外に逃がす為に、副交感神経が異常に優位になると、片頭痛と同じように脳内の血管が拡張し、脳内の神経を刺激するので、やはり頭痛が起きてきます。

~ 自律神経のオーバーワーク状態の解消 ~

この為、夏の暑い時期や、冬の寒い時期に、体調の悪化を感じたり、急に『頭痛』が起きてきたりしたら、身体の状態をチェックして、体調を改善しておく事が大切です。

季節の寒暖の変化が大きくなって、自律神経の負担が増して、体調を保つ働きが追い付かなくなると、チョッとした身体への負担がキッカケになって、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などの症状を引き起こしてしまうからです。

この為、身体に積もった疲労や緊張を解消し、体調を整えて、気付きにくい自律神経のオーバーワーク状態を解消させる事が必要です。

【 当院の、バテ症状と脱水症の体調調整 】

~ 自律神経のオーバーワークの解消 ~

季節の寒暖によって、自律神経の乱れの原因になるので、「最近、病気にはなっていないけれど、何となく身体の調子が悪い」と感じる場合は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が大切です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消し、身体の回復力を高め、身体の痛みの緩和や体調の改善を行っています。

マッサージ治療によって、血行が促進されると、それによって、身体に必要な酸素や栄養分が行き渡るようになり、また老廃物の排出がスムーズになるので、敏感な状態になっている身体の神経が治まり、これによって、身体の回復力を取り戻し、体調改善に効果があるからです

~ ツボ(反応点)の利用 ~

特に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』の場合、体力消耗による自律神経のオーバーワークが大きな原因になってくるので、季節の変化や毎日の生活で生じている疲労や緊張を解消する為に、血行を促進させて、身体の柔軟性を取り戻し、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

この為、当院では、昔から体調改善に利用されている東洋医療をベースにして、身体のツボ(反応点)を加え、体調の改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ ツボ治療による利点 ~

マッサージ治療にツボ治療を加えて行っているので、身体の回復力を高め、抵抗感が無い治療法なので、薬を飲み続けてもあまり効果を感じられないという人や、体調管理で自律神経の不調を改善したいという人に、最適な治療法です。

更に、疲労や緊張で滞っている血行を促進する効果で、老廃物の排出が進むので、身体の疲労やストレスを減らす効果だけでなく、酸素や栄養が身体中に巡るようになるので、体調改善の効果を高めます。

また、過敏になっている神経を“ツボ刺激”とマッサージ治療で緩和させていくので、肩こりや腰痛なども、神経の興奮が鎮まって、身体の緊張が解消され、不快なコワバリ感や痛みが解消されていきます。

~ 季節の体調不調の改善 ~

暑さが増してくる夏や、寒さが強まる冬は、気温の極度な変化から体力を消耗し、自律神経の負担が増すので、『頭痛』や「何となく身体の調子が悪い」といった症状や、更に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などが起き易くなります。

当院は、このような季節の変化で起きる症状に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調や体質に合わせて身体の疲労や緊張を解消させて、血行を取り戻し、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の姿勢改善と、骨盤の傾きの関係

【(症例)身体の不調や、不快感 】

毎日、PCやスマホの操作をしていると、気が付くと、背中を丸めた猫背姿勢になっているので、背中を伸ばしたり反らしたりして、姿勢を正しますが、そのまま姿勢を保つのが辛くなって、また、元の猫背に戻ってしまいます。

これは、背中を前に曲げた姿勢をしていると、お尻を後ろに突き出し、腰から背中を前に倒した状態が続くので、いつの間にか、背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、背中を伸ばしても、腰付近の筋肉が伸ばせなくなるからです。

この為、猫背の改善には、背中を伸ばす為にも、曲がったまま固まっている腰付近の筋肉が伸びるようにする事が必要なので、股関節や骨盤周囲のコワバリ箇所をチェックして、それらのコワバリ箇所を解消し、股関節や腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

【 猫背の原因となる、骨盤の後傾 】

~ 楽な姿勢と、疲れる姿勢 ~

仕事や読書などをする時に、背中を前方に曲げて猫背姿勢になっていると、「楽な姿勢」に感じますが、姿勢が気になって正すと、「疲れる姿勢」に感じます。

これは、正座のように背スジを伸ばした姿勢を保つには、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばして、そのままキープする事が必要ですが、猫背のように前かがみにしていると、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばす必要が無いので、それほどお尻から背中の筋肉を使わなくても、楽に姿勢をキープできるからです

しかも、デスクワークをしていると、PCやスマートフォンの画面を見ながら作業をする事が多いので、PCやスマートフォンの画面を覗き込めるように、イスに少し浅く腰かけて、背中の力を抜いて背中をチョット丸めた状態で、首を前に出している方が、「自然な姿勢」に感じます。

~ 仙骨座り ~

この猫背の座り方で、腰と背中の力を抜いたのが『仙骨座り(写真参照)』で、椅子に浅く座って、骨盤の下側の仙骨で上半身を支えるようにして、背中を背もたれにあずけた座り方です。

このような座り方ができるのは、身体の疲労状態や、椅子の種類などに合わせて、骨盤と背骨の角度を変える事ができるからです。

この為、例えば、直立姿勢や正座をする場合には、骨盤で上体を支えるように、“骨盤が立った”状態になりますが、身体が疲れたり、ソファに座ったりする場合には、身体に力を入れずにダラッと座れるように、“骨盤が後ろ側に倒れた”仙骨座りに変わります。

~ 前方に曲がった状態で固まった骨盤周りの筋肉や靭帯 ~

しかし、デスクワークの時には、目の前の作業をする為に、どうしても骨盤上部を前方に曲げた姿勢になるので、毎日の長時間のデスクワークをしているうちに、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったままコワバリ、固まった状態になります。

これによって立った時にも、骨盤(お尻)が後ろに突き出た状態になるので、お腹突き出すようにして骨盤を引いて、身体のバランスをとる姿勢(表紙の写真)になります。

無理をして、曲がって固まっている腰を伸ばして、真っすぐに立とうとすると、真っすぐに立っているのが辛くなったり、後ろに突き出た骨盤の影響で身体が後ろに倒れたりします。

【 姿勢の悪化や、身体の不調 】

~ 姿勢や体型の悪化 ~

背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、前かがみ姿勢や猫背が続くと、姿勢や体型の崩れが慢性化して、背中が丸まったままになり、立った時も、お腹が突き出す格好になります

更に、猫背姿勢の影響で、両肩が前方に突き出る『巻き肩』になって、膝も自然と曲がった状態になるので、見た目に、姿勢が“ゴリラ化”してきます。

その上、前かがみ姿勢が続くと、お腹の筋肉に力を入れる事が無く、緩んでくるので、中に脂肪が蓄積されて“ポッコリお腹”タイプになったり、“肥満体型”になったりします。

~ 胃腸付近が押しつぶされた状態に ~

また、体調も、猫背姿勢によって、胃腸付近が圧迫される状態になるので、食欲不振、便秘、下痢などの、内臓の不調が起きてきます。

そして、前かがみが続くと背骨の横を通っている自律神経が圧迫されて、「何となく身体の調子が悪い」といった不快感から、「肩に重圧がのしかかった感じ」とか、「重荷を背負った感じ」、といった症状にも悩まされます。

これにより、「身体がだるい」、「肩がこる」、「冷えを感じる」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」などが起き、体調の不調で気力が失われたり、ストレスを感じ易くなったりします。

~ 身体の痛みも ~

そして、骨盤を支えている筋肉や靭帯が、前かがみ姿勢を支える為に、慢性的なコワバリ状態になり、痛みも起き易くなります

腰の筋肉や靭帯がコワバッテ、血行が悪化すると、全身の血行も悪化してくるので、老廃物が排出されづらくなったり、必要とする酸素や栄養の供給が減少したりして、神経が敏感になってくるからです。

この結果、「腰がダルイ」、「腰が重たい…」、「腰に鈍痛がする」といった、慢性的な腰の重ダルサや痛みに悩まされるようになり、更に、背中や下半身に、凝りや痛みが拡がるようになります。

【 困難な、自力回復 】

~ 気付きにくい猫背 ~

しかし、デスクワークをしていると、仕事に合わせて、無意識に前かがみになっているので、猫背になっていても、なかなか自分で猫背姿勢に気付きません。

しかも、人は胎内にいた時に、腰を曲げて丸まっていた為に、身体を伸ばす筋力より、丸まろうとする筋力が強いので、背中や腰を丸めていても、自然で、楽に感じます。

その上、仕事や家事で前かがみ姿勢が続いたり、中高年になって運動不足になったりすると、姿勢を真っすぐする筋肉(伸筋)が弱ってくるので、ますます猫背姿勢をしているほうが、自然で楽に感じられます。

~ 背スジを正すのが難しく ~

このような猫背姿勢がずうっと続いてしまうと、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばしても、すぐに、背スジを伸ばしているのが辛くなって、再び、元の猫背に戻ってしまい、猫背の改善が難しくなります

骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったまま固まっているので、本人が思っている以上のエネルギー(体力)と、姿勢を矯正する為の期間が必要になるからです。

また、背中も丸まった状態で固まっていたり、股関節も、椅子に座り続けている為に屈曲したまま固まったりしていたりするので、ますます、猫背姿勢を正すのが困難になります。

~ 疲れや痛みも ~

この結果、一般的なストレッチや、型通りの運動では、硬く固まってしまった筋肉や靭帯を、伸ばせなくなります。

また、背スジを伸ばせたとしても、無理やり背スジを真っすぐにしているので、背スジに続く首、背中、腰などの筋肉の、戻ろうとする反発力が増したり、筋肉痛を感じたりします。

しかも、猫背が続いて、背スジを伸ばす働きをする腰・背中・お尻の筋肉が使われなくなると、筋力の低下が起きてくるので、無理して身体を伸ばしたり反らしたりすると、腰・背中・お尻の筋肉に大きな負荷がかかり、痛みが起きます。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】

~ 伸ばせなくなっている腰の回復 ~

猫背で気になるのは、背中が丸まって前かがみになった姿勢ですが、この状態を引き起こしているのは、前かがみ姿勢をしているうちに、『骨盤周りの筋肉や靭帯が、前方に曲がった状態で固まった』事です。

この為、猫背を改善するには、背中を伸ばす前に、前方に曲がって伸ばせなくなっている骨盤上部から腰にかけての筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の症状改善に効果があるので、猫背の原因になっている骨盤周囲のコワバリの緩和や、そこを土台にしている背骨沿いの歪みの回復、そして、前方に曲がっていた腰の改善に適しています

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリ解消と柔軟性の回復を行い、猫背の改善を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が顕在化したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、ツボ治療をマッサージ治療の中に加える事で、本人の力だけでは、なかなか改善できないようなコワバッタ筋肉の緊張解消や、骨盤や腰の動きの改善などに効果が期待できます。

これにより、曲がっていた骨盤の角度が解消し、腰が真っ直ぐに伸びるようになります。

~ 体調改善効果 ~

また、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリが解消してくると、猫背姿勢を維持する為に、背中の筋肉に力が入っていた筋肉の緊張が緩むので、丸まっていた背中や、肩の巻き込みなども、回復し易くなります。

更に、お尻と腰の筋肉の柔軟性が回復してくると、いつも感じる腰の鈍痛やコワバリ感が改善されるだけでなく、身体の血行が良くなってくるので、体調も、以前より疲れにくくなったり、コワバリ感が無い為に身体を動かし易くなったりします。

しかも、下半身には、重力の影響で全身の約7割の血液が集まるので、下半身の血行が良くなると、身体全体の血行やリンパの流れが促進されたり、筋肉の弾力性や柔軟性が回復したりして、骨盤の関節の可動域が改善されたりします。

~ 柔軟性を取り戻す治療 ~

猫背は、骨盤上部から腰の筋肉が、前方にまげたまま硬く固まった状態になっているので、見た目の問題だけでなく、血行を悪化させたり、神経を圧迫したりするので、体調を悪化させたり、身体に痛みが起き易くなったりします。

当院は猫背の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボを利用して、背骨の土台になっている骨盤周囲のコワバリを解消させ、柔軟性を取り戻し、身体と体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労やストレスで、めまい、耳鳴り、が気になったら

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹の胃は、疲労やストレスの影響に弱い器官なので、食欲が無くなったり、胃が痛くなったり、下痢や便秘を起こしたりしますが、耳も胃と同じように、疲労やストレスの影響に弱い器官です。

これは耳の奥のリンパ液の流れが、極めて少量で、微妙な流れになっているので、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などで、リンパ液の流れに異常が起きると、リンパ液が流れづらくなって耳の奥の神経を圧迫し、「急に耳が聞こえづらくなる」、「耳鳴り」、「めまい」、などを引き起こすからです。

この為、症状を改善するには、耳の奥のリンパ液の流れを安定化させる事が必要なので、疲労やストレスによる首や肩などの“コワバリ箇所”を調べて、これらを解消し、更に、身体の疲労やストレスなどを回復させて血液やリンパ液の流れを良くして、耳の奥の微妙なリンパ液の流れを取り戻す事が必要です。

【 耳がストレスを受けて 】

~ 勝手つんぼ、勝手耳 ~

落語やお芝居の中で、自分にとって都合が悪い話になると、なぜか、急に耳が聞こえなくなる老人が登場する話があります。

ところが、自分にとって都合のいい話になると、耳が急に良く聞こえるようになって、にじり寄って、さかんに相ヅチを打ったり、盛んに何度もうなずいたりするようになります。

この老人ように、自分にとって都合の悪い話になると、聞こえなくなるのを『勝手つんぼ』と言い、逆に、自分にとって都合のいい話ならば聞こえるのを『勝手耳』と言います。

~ 聞きたくない心境に追い詰められ ~

落語やお芝居の笑い話ではなく、実際に、肉体的や精神的なストレスがキッカケとなって、急に耳が聞こえなくなる事があります。

例えば、仕事や家庭などで思いもかけないような大きなストレスを感じた時とか、親しい人を亡くした時、あるいは、家族や友人などと心理的な葛藤が生じた時、又は、失恋して落ち込んだ時のように、大きな心理的ストレスを受けた時です。

これは、大きな心理的ストレスを受けて、精神的な苦痛に耐えられなくなると、“本当に聞こえなくなる”のではなく、「その事を、もう一切聞きたくない」という心境に追い詰められて、“気持ち的”に聞こえなくなってしまうからです

~ 心因性難聴 ~

このように、大きな心理的ストレスを受けた事で、無意識のうちに耳の機能が低下して、聞こえなくなる状態を『心因性難聴』と言います。

『心因性難聴』は、耳が聞こえにくくなる以外に、耳の中で「キーン」、「ピーン」といった『耳鳴り』が起きたり、耳の詰まった感覚や閉塞感に見舞われたり、更には、身体がフラフラして『めまい感』が起きたりする事もあります。

これらの耳の異常は、疲労やストレスが原因なので、「ストレスが続いた」、「疲れが溜まっていた」、「寝不足だった」などに起き易く、年齢的に男女とも20~50代の発症が多くなっています。

【 耳の奥のリンパ液の流れの悪化から 】

~ むくみによって、耳の神経を圧迫 ~

このように、心身のストレスや疲労によって、耳の働きに異常が起きてしまうのは、内耳の中でリンパ液が産生・吸収され、極めて少量のリンパ液が微妙に流れるようになっているからです。

しかも、耳の奥の構造が非常に複雑な構造で、しかも内部が迷路のようになっているので、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などが続くと、耳の奥のリンパ液を流す機能がうまく働かなくなってしまいます

この結果、リンパ液が溜まってしまうと“むくみ(リンパ水腫)”が発生して、耳の神経を圧迫する状態になるので、耳の機能が保てなくなり、音を聞く『聴覚機能』や、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に、異常が起きます。

~ 聴覚機能の異常 ~

音を聞く『聴覚機能』に異常が起きると、よく言われるのが、「耳がこもっているように、詰まった感じ」とか、「人の声や音が響いて、歪んで聞こえる感じ」になります。

これによって、耳が詰まった感覚や閉塞感がして、次のような、「ちょっと聞こえにくい」とか、「聞こえづらい」といった感じになります。

① ふだんと比べ、何だか音が聞こえにくい
② 電話で、相手の声が聞こえにくい
③ 音の聞こえ方がいつもと違う
④ 耳鳴りが続く
⑤ 飛行機に乗ったときのように、耳が詰まった感じがする
⑥ 耳に水が入ったときのような感じがある
⑦ 耳に違和感がする

~ 平衡感覚機能の異常 ~

また、耳に、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に異常が起きると、振り返ったり、頭の向きを変えようとした時に、急にめまいが起き、「クラッと」とふら付いたり、目の前が暗くなってフラフラしたり、といった事が起きます。

あるいは、酔っぱらっていないのに、足元が定まらなくなって、よろめいたり、ふらつきを強く感じたりして、次のような自覚症状が現れます。

① 立ちくらみがする
② 立っていると気持ちが悪くなって、酷くなると倒れそうになる
③ 気持ちが悪くなる
④ 少し動くと動悸・息切れがする
⑤ 朝の起床時に、なかなか起きられない
⑥ 顔が蒼白くなる、食欲不振になる、お腹の調子が悪くなる、急に疲れを感じる

【 体調改善の重要性 】

~ 首コリや肩コリから ~

めまい・耳鳴りは、ストレスや睡眠不足、過労、などが大きな原因になっているので、ほとんどが、「頭が重い」、「肩こり」、「眠れない」、「倦怠感」、などを伴います

これらが慢性化していたり、繰り返していたりすると、首を通過している血行が障害されて、耳の内部の血流やリンパ液の流れを滞らせてしまい、めまいや耳鳴りを引き起こす原因になるからです。

特に、慢性的な首コリや肩コリによる『緊張型頭痛』や、脳内の血流の不安定から生じる『片頭痛』に悩まされていると、耳の奥の血流やリンパ液の流れが不安定になって“むくみ(リンパ水腫)”が起き易くなるので、めまいや耳鳴りに悩まされるようになります

~ めまいや耳鳴りが繰り返される場合 ~

ストレスや睡眠不足、過労などで、めまいや耳鳴りが起きても、一時的で、自然に元に戻るので、気になっても、そのままにしがちです。

しかし、めまいや耳鳴りを繰り返される場合は、耳の奥に張りめぐらされた血流やリンパ液の流れが不安定になっている危険性があるので、一時的な症状と思わずに、身体の緊張や疲労を取り除いて、心身をゆっくり休ませる事が必要です。

特に、「いつも、身体がダルイ」、「ボーッとする」、「眠れない」、「時々、クラクラする」、などの不快症状が伴っている場合には、耳の奥のリンパ液の流れが不安定になって、リンパ液が溜まり易くなっているので、体調を改善しておく事が必要です。

~ メニエール病 ~

耳鼻科では『メニエール病』と診断して、耳の奥に溜まった“むくみ(リンパ水腫)”をとる治療になるので、耳の奥のリンパ液の循環を改善する薬を処方し、更に、ストレス・睡眠不足・疲労などで自律神経が不安定になっている事が多いので、ゆっくり休養する事や、眠る時間を増やす事などを指導します。

しかし、疲労やストレスが続いて、首コリや肩コリが慢性化していたり、身体の疲労感が解消しづらくなっていたりすると、これらの治療だけでは、なかなか回復しないので、積極的に首や肩のストレッチを行うようにして、筋肉の弾力性や柔軟性を高める事や、発病の原因となるストレス、過労、睡眠不足などを避けて、リラックスする時間を持つ事を勧めます。

この為、めまいや耳鳴りの解消には、薬によって症状を抑えながら、ストレスの原因や疲労の原因を見つめ直すようにして、生活習慣を改善していく事が求められます。

【 当院の、ストレス性のめまい・耳鳴り治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では、ストレス、過労、睡眠不足などによる、めまいや耳鳴りに対して、血液やリンパ液の流れの改善と、崩れかかった身体のバランスを整える為に、マッサージ治療にツボ治療を加え、症状の改善を行っています。

これは、ツボが、身体に不調が起きた時に、反応点として「痛み」や「硬さ」となって身体の異常を知らせ、そして、治療点として症状を改善する働きをするので、体調不調と強く関係する症状には、ツボ反応を利用する事で、症状の改善を早める事ができるからです

しかも、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、反応が現れている首や肩・後頭部のツボを利用する事によって、めまいや耳鳴りの改善効果が高められます。

~ 筋肉が凝り固まったシコリの解消 ~

特に、首や肩のコリが慢性化して、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている場合には、ツボ治療によって、“シコリ”による血行の悪化や筋肉のコワバリが回復し易くなります。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

これによって、首や肩の“シコリ”を解消させて、筋肉の柔軟性を回復させ、頭部への血流が改善すると、心身の疲労や緊張で滞っていた、耳の奥の血行やリンパ液の流れが回復するので、めまい・耳鳴りの症状改善が高められます。

~ デリケートな施術の必要性 ~

また、首は、筋肉が薄く、その内側を重要な神経や血管などが通っているので、その人の首の筋肉の状態に合わせた、デリケートな施術が必要です。

当院は、昔から受け継がれてきた経験と技術を基に行っている東洋医療系のマッサージを基本にして行っているので、首まわりの施術も、患者にとって、無理無く、安心して、施術が受けられます。

しかも、東洋医療系のマッサージが、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を得意としているので、体調の改善効果も期待できます。

~ マッサージ時間は、15分から ~

めまいや耳鳴りの原因の大半は、ストレス、過労、睡眠不足などで、耳の中のリンパ液が滞り、滞ったリンパ液の圧迫で耳の機能が障害された為です。

当院は、反応点(ツボ)を利用した東洋医療系のマッサージ治療で、首や肩の疲労箇所や緊張箇所を調べ、筋肉のコワバリ解消や、血液やリンパ液の流れの改善を行うと共に、体調の改善を行い、めまいや耳鳴りの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

天気や気候の変化による、身体の不調

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「梅雨時に古傷が痛む」、「季節の変わり目になると身体がダルクなる」、「雨が降りそうになると頭痛がする」、「天気が崩れてくると肩こりや腰痛が酷くなる」など、天気や気候の変化の影響で、身体に不調をきたす事があります。

これは、普段から体調の不調があったり、ストレスや心配事などで悩まされていたり、生活のリズムが崩れていたりすると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなるので、天気や気候が変化した時に、ますます、身体の神経が高ぶって過度に反応したり、体調を保つ自律神経の働きに混乱が生じたりするからです。

これらの症状改善には、敏感になっている神経を和らげ、負担が大きくなっている自律神経の働きを回復させる事が必要なので、身体に生じているコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、それらを解消させ、身体の疲れや緊張感を緩和して、体調を取り戻す事が大切です。

【 気象病、天気痛 】

~ 天気や気候の変わり目の不調 ~

昔から、季節が変化する時に、身体にいろいろな不調が起きるので、天気や気候の変わり目には、これらに注意するように、いろいろな格言が伝えられています。

例えば、「天気が崩れる前には頭痛がする」、「冬になると、気が重くなる」、「天気が悪いと、古傷がうずく」、「雨が降ると頭痛が起きる」、「おばあちゃんの膝が痛くなったら、明日は雨」などがあります。

このように、季節や天気の変わり目になると体調の不調が起きてくるのを、『気象病』あるいは『天気痛』と言い、天気や気候の変化がキッカケになって、多くの人が悩まされているので、最近では、気圧や気温などの変化から、頭痛や関節痛が出易いタイミングを予報しています

~ 気象病、天気痛 ~

『気象病』は、気象の変化で影響を受けて発症したり、体調が悪化したりする症状を言い、主に、「めまい」、「肩こり」、「イライラ」、「倦怠感」、「うつ気分」、「吐き気」、「喘息」などの“不定愁訴”を言います。

また『天気痛』の場合は、天気の変化によって“痛み”が起きる事を言い、主な症状として、頭痛や関節痛、神経痛、持病や後遺症の痛み、などを言います。

中でも片頭痛は、低気圧が近づいたり、雨が降りそうになったりすると、頭がギューッと締め付けられる症状や、ズキンズキンと激しい頭痛が起きる症状が現れるので、『天気痛』の代表的疾患と言われています。

~ ストレスや、生活のリズムが崩れから ~

これらの『気象病』や『天気痛』は、身体の不調やストレスに悩まされていたり、不規則な生活を送っていたり、あるいは、更年期でホルモンバランスが乱れ易くなっていたりすると、起き易くなります。

身体を保っている自律神経がオーバーワークの状態になる為に、身体が、天候や暑さ寒さの変化に対応しきれなくなると、身体の神経が高ぶって過度に反応したり、自律神経が混乱したりして、痛みや体調不調を引き起こすからです。

また、天気が悪くなってくると、身体の痛みや不調だけでなく、心が沈んで、「気分の落ち込み」、「意欲の減退」、「気分の落ち込み」、「外出の拒否感」などの、精神的な症状が強まる事もあります。

【 自律神経の働きの乱れから 】

~ エアコンや、姿勢の悪化 ~

『気象病』や『天気痛』は、身体が、湿度や温度の変化に追い付かなくなり、対応できなくなった事が原因なので、室内にあるエアコンの影響で、室内温度と外気温の差が大きくなると、やはり『気象病』や『天気痛』が起きます

体温の調節機能は、自律神経がコントロールしているので、エアコンの効いた部屋に長くいたり、外出を繰り返したりすると、身体の体温調節機能がうまく働かなくなってしまうからです。

この為、温度変化に対する自律神経の働きが乱れたり、機能が低下したりすると、『天気痛』の、頭痛、首や肩のコリや痛み、関節痛、神経痛、傷あとの痛み、持病の痛みなどが起きてきたり、『気象病』の、めまい、だるさ、食欲不振、下痢、足腰の冷え、不眠などが起きてきたりします。

~ 感覚が過敏に ~

更に、体調を保つ自律神経の働きの乱れから、不定愁訴と言われる、「首や肩のコリが辛い」、「眠れない」、「起き抜けから身体が重くて、ベッドから起き上がれない」、「ストレスを感じ易くなる」、なども起きます。

この結果、自律神経の働きの乱れや低下を、そのままにしていると、天気や気候の変化や、室内温度と外気温の差などがあると、ますます、体調を保つ自律神経の働きを乱すようになります。

これによって、「以前には無かった、乗り物酔がする」、「エレベーターに乗ると気持ちが悪くなる」、「車でトンネルの多い高速道路を走ると、頭が重くなって鈍痛がしてくる」、「飛行機や新幹線に乗ると、耳が痛くなったり、クラクラしたりする」、などが起きてきます。

~ デスクワーク ~

また、PCを使った日々のデスクワークで、ストレートネックになっていたり、姿勢が悪くなっていたりすると、やはり自律神経の働きを乱す原因になります。

ストレートネックや姿勢悪化によって、首から背中を通っている自律神経を圧迫したり、呼吸器や心臓に余計な負担がかかったりするので、気付かないうちに、体調の維持に支障をきたすからです。

この結果、毎日曇りや雨の日が続いたり、雨と晴れ間との寒暖差があったりすると、余計に自律神経の負担が大きくなるので、頭痛、めまい、肩こり、腰や膝の痛み、うつ気分、といった『気象病』や『天気痛』が起き易くなります。

【 慢性痛や不定愁訴があると 】

~ 慢性痛や不定愁訴から ~

特に、持病として、慢性痛があったり不定愁訴を抱えていたりすると、季節や天気の変わり目になると、頭痛が酷くなったり、身体のダルサで悩まされたり、肩こりや腰痛が悪化したりします

これは、慢性痛や持病で、身体の痛みや不調を繰り返していると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなるので、一般の人が感じないような少しの気圧の変化でも自律神経がオーバーワークになって、過度に血管を収縮させたり、痛みの感覚を強めたりして、痛みや不快感を大きくさせるからです。

特に女性は男性に比べて自然への感受性が高く、天気の影響を受け易いので、慢性痛や不定愁訴に悩まされていると、天気や気候の変化によって自律神経が敏感になったり混乱したりして、症状を悪化させます。

~ 理解されない辛さ ~

また『気象病』や『天気痛』が繰り返されると、気持ちの中に「また明日も、身体が辛くなったり、痛んだりするのではないか……」と、精神的な不安や心配が増します。

ところが、これらの『気象病』や『天気痛』の不安や悩みを、身内の家族や親しい友人に話をしても、自然現象の変化による身体の不調なので、分かってもらえなかったり、大げさに思われたりします。

このように、『気象病』や『天気痛』は理解されない辛さがあるので、余計に、イライラや不快感、めまい、片頭痛、関節痛、古傷が痛む、などが増したり、消化器官の異常(便秘や下痢)とか、眠れなくて睡眠不足、などが起きる原因になったりします。

~ 気象病や天気痛の特効薬 ~

『気象病』や『天気痛』を診てくれる病院やクリニックは、極めて少ないので、『気象病』や『天気痛』で悩まされている場合は、自律神経を診てくれる内科や神経内科が担当しています。

しかし、これらの症状には特効薬が無いので、自律神経の安定を保つ為に、規則正しい生活リズム、適度な運動やストレッチ、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとる、などの生活改善が中心になります。

更に、天気から受ける影響を減らす事も必要なので、自律神経を整える為に、身体に溜まった疲労や緊張を解消や、身体の不調の緩和などが勧められます。

【 当院の、気象病や天気痛治療 】

~ ツボ治療の活用 ~

当院では『気象病』や『天気痛』に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張の解消や血流の改善などにより、敏感になっている神経を鎮め、体調の回復を行っています。

更にツボ治療を利用して、天気や気候の変化時に悪化しがちな箇所に対して、血行やリンパ液の流れを促し、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、これにより神経の興奮を抑えるようにしています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

~ 首や肩の治療 ~

また、首が自律神経や重要な血液の通り道となっているので、当院では、首や肩の検査と共に、弾力性や柔軟性の回復治療を行っています。

首から耳のまわりの血行が悪くなると、聴覚や平衡感覚の役割をしている内耳がむくんで、過敏状態になったり、混乱を起こしたりして『気象病』や『天気痛』が起き易くなるので、首から耳のまわりの血行を改善する事によって、『気象病』や『天気痛』の改善や予防になるからです。

しかも、気圧の変化を、耳の奥にあるリンパ液の微妙な流れの変化で感知しているので、首や肩の血液の循環をスムーズにさせると、天気の変化による違和感が少なくなって、オーバーワーク状態になっている自律神経の改善も期待できます。

~ 治療効果 ~

これらにより、体調が保たれるようになると、『気象病』や『天気痛』の症状が、かなり緩和されます。

例えば、ツボ治療で、敏感に反応していた神経が回復してくると、『気象病』で身体に不調が起きても、「何となく、疲れやダルサを感じる」程度で済んだり、気にならなくなったりします。

また『天気痛』の場合でも、毛細血管の血流が元の状態に戻ってくると、身体を動かした時に痛みを感じても、すぐに忘れるぐらいの軽い痛みですんだり、あるいは、しばらくしているうちに痛みが消えたりします。

~ 体調悪化を防ぐ為に ~

『気象病』や『天気痛』は、そのままにしていると、自律神経がチョッとした変化にも敏感になったり、痛みや身体の不調が慢性化したりするので、そのままにしない事が大切です。

当院は、自律神経の切り替えがスムーズになるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の痛みや不快感を改善し、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

脚のふくらはぎの“むくみ”と、腰痛・高血圧

【(症例)身体の不調や、不快感 】

運動不足や加齢などで、ふくらはぎの筋肉の働きが弱まると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などが強まる上に、更に、腰痛、身体全体の疲労感、高血圧なども起きてきます。

身体の血液は重力の影響を受けて、身体の血液の約7割が下半身に集まるので、ふくらはぎの筋力が弱って、下半身に集まった血液を心臓側に戻す力が低下してしまうと、身体の血液循環が影響を受けて悪化し、それによって、いろいろな不調が起きてくるからです。

この為、脚のむくみと身体の不調に気付いたら、脚の血流と体調の改善の為に、身体に生じたコワバリ箇所と血行の悪化箇所をチェックして、これらを回復させ、敏感になっている神経を和らげて、気になる痛みや不快感などを解消する事が必要です。

【 脚のむくみと、不快感 】

~ ふくらはぎのポンプ作用 ~

毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を動かす機会が少なくなると、脚の血行が悪化して“むくみ”が生じたり、脚の「疲れやダルサ」や「コワバリ」などに悩まされたりします。

本来ならば、ふくらはぎの筋肉の下半身に集まった大量の血液を押し上げるポンプ作用と、静脈内の血液の逆流を防ぐ弁の働きで、下半身に集まった血液を心臓方向に流れるようになり、身体全体の血液循環が保たれます。

ところが、毎日の仕事や生活で、脚を動かす事が極端に少なくなったり、中高年になって脚の筋力が弱ったりすると、脚に集まった血液を心臓に押し上げるポンプの力が弱くなり、下半身の血液がスムーズに心臓に戻りづらくなります

~ 女性の場合 ~

この結果、脚の血行が悪くなると、血液中の水分が、脚のスネやふくらはぎの皮下に溜まって、脚にむくみが生じ、脚が腫れぼったい状態になります。

特に女性の場合、筋肉量が少ないので血液を押し戻す力が弱い上に、何かのキッカケで女性ホルモンの分泌が乱れたり、空調の影響や服装などで身体が冷えたり、脚を締め付けるようなストッキングを履いたりするので、余計に脚の血行が悪くなって、むくみが起き易くなります。

しかも女性は、仕事で座っている時間が長く続いたり、プライベートでも身体を動かす事が少なかったりするので、脚の血流が促される事が少なくなる為に、むくみが起き易くなります。

~ むくみの症状 ~

脚にむくみが生じると、脚の表面が膨らんでパンパンになって、皮膚が張りつめたように感じますが、実際は、血流の悪化で皮下に水分が溜まって、脚の皮膚が水分で膨らんだ状態なので、むくんだ箇所を指で押すと、皮膚がすぐにへこみ、押した跡(圧痕)がなかなか消えなくなります。

また、むくみによって、皮下に溜まった水分に含まれている老廃物が、神経を刺激する為に、「脚がダルイ」、「疲れを感じ易い」、「かゆみ」、「ほてり」、「ムズムズ感」などが、起きてきます。

しかも、水分中の老廃物や栄養や酸素の不足から、神経が刺激される為に、「重たい感じ」や「うっとうしい不快感」が起きたり、炎症が起きて、かゆみや湿疹などに悩まされたりします。

【 そして、腰痛、疲労感、高血圧に 】

~ 腰のダルサや痛み ~

脚がむくんだ状態が続くと、腰にも、ダルサや疼くような痛みを感じる状態になります。

脚の血行悪化によって、下半身の血液中に疲労物質や老廃物が溜まり、必要な酸素や栄養が不足した状態になるので、脚に続く腰の筋肉に影響を与えて、コワバリが起きたり、神経を刺激してダルサや疼くような痛みが生じたりするからです。

また、ふくらはぎと腰は、位置は離れていても、姿勢や動作を保つ為に互いに影響し合うので、ふくらはぎの筋肉が弱ってくると、その分、腰部や骨盤の負担が大きくなるからです。

~ 脚の疲労が全身に影響して ~

更に、重力の影響を受ける為に、下半身に身体全体の約7割の血液が集まるので、ふくらはぎの筋力が弱って、下半身に集まった血液を心臓側に戻す力が低下すると、身体全体の血液循環の悪化につながり、身体全体が疲れ易くなったり、身体全体にダルサを感じたりします。

しかも、これらの疲労感やダルサによって、自律神経の働きの負担が増して体調を保てなくなると、「肩がこる」、「冷える」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」、などが起きます。

昔の人は“経験的”に、脚の疲労が全身に及ぶ事が分かっていたので、一日の農作業が終わった後や、長旅をした後に、脚の血行を『足湯』で促進させて、脚の疲労が全身に影響するのを防いでいました。

~ 血圧の上昇 ~

更に、脚、腰、尻など下半身の筋力が弱って、ふくらはぎの筋肉がポンプとなって血液を押し上げる力や、血液の逆流を防ぐ静脈内の弁の働きが弱ると、血圧が上昇し易くなります。

下半身の筋力や筋肉量が低下して、下半身の血液が心臓に戻りにくくなってくると、心臓がその状態を察知して、“より強い力(高血圧)”で血液を送り出すようになるので、血圧を高めるからです。

しかも、加齢や運動不足が続いて、下半身に溜まった血液を心臓に押し戻す働きが弱ってしまうと、血圧の高い状態が慢性化してきます。

【 運動を行う前に、柔軟性の回復を 】

~ 足腰の弱ったサイン ~

ふくらはぎの、重力に逆らって血液を押し上げる太い筋肉の働きは、2足歩行の人間だけの独特な器官なので、犬や猫などの四つ足動物には無く、人間が直立歩行をしたり、下半身に溜まった血液を心臓に送り返したりする為に、後からできあがった器官です。

しかし、人間だけの独特な器官であっても、ふくらはぎは筋肉なので、鍛え(使い)続けないと、筋肉が弱って、身体の安定を保つ働きが弱ったり、身体の血行を悪化させたりします。

この為、「立っていたり歩いたりするのが、つらい、億劫になる」、「歩くのが遅い」、「歩幅が狭く、前傾姿勢になる」などの場合は、足腰の筋肉の働きが弱ったサインです

~ 筋肉ポンプの低下サイン ~

更に、「夕方になると、靴下の跡が残る」、「脚がむくんで、ダルイ」、「ふくらはぎが硬い」、「内部にシコリがある」、「押すと痛い箇所がある」などがある場合は、心臓に血液を送り返す筋肉のポンプ作用が低下し、皮下に老廃物を含んだ余分な水分が溜まって、脚や腰の神経を刺激し始めた状態です。

そのままにしていると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などの不快感が強まったり、更に、腰痛、身体の疲労感、高血圧、などが起きたりします。

この為、脚と腰の筋肉のコワバリ箇所と、血流の悪化箇所を調べて、これらを改善する事が必要です。

~ ふくらはぎの弾力性と柔軟性の回復 ~

しかし、脚や腰の運動機能が低下して、血行が悪くなっているので、下半身のコワバリや血行悪化を改善する為に、そのままの状態でストレッチ運動を行うと、運動がしづらいだけでなく、無理にすると、下半身に疲労やダルサ感が増したり、筋肉痛の原因になったりします。

また、ふくらはぎの筋肉がコワバッテいると、身体を支えている太ももの筋肉やお尻の筋肉も硬くなっているので、ストレッチ運動を行うと、ふくらはぎや腰の筋肉を痛める原因になります。

この為、脚のむくみと体調の悪化に気付いたら、運動を行う前に、ふくらはぎの“弾力性と柔軟性”を回復させ、そして、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所のチェックを行い、それらを改善し、敏感になっている神経の興奮を鎮める事が必要です。

【 当院の、“むくみ”治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

心臓から押し出された血液が流れる動脈と違って、静脈は自分で血液を運ぶ力がほとんど無いので、脚の血行が悪くなると、脚のむくみだけでなく、疲れやすさや痛み、そして、いろいろな循環器系の不調となって現れます。

当院では、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血行の改善と体調の改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

~ 脚のツボ ~

しかも、脚には、筋肉の働きを回復させたり、血行を促進したり、そして神経の興奮を抑制したりするツボが多くあるので、脚の筋肉のコワバリを改善したり、悪化している血行を回復させるのに適しています。

例えば、脚や腰のツボの中で、下半身の不調で顕在化しているツボを刺激すると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に反応して、脚の筋肉の働きが回復し始めたり、滞っていた血行やリンパ液の流れが改善したりします。

俳人の『松尾芭蕉』は、このような効果から、脚の疲労回復や、滞った血行やリンパ液の流れの改善に、脚の『足三里』のツボを刺激しながら、全国を旅したと言われています。

~ マッサージ治療にツボ治療を含めて ~

このツボ治療を、当院ではマッサージ治療に含める事で、患者に抵抗感や無理の無い状態で、筋肉のコワバリ解消や血行改善の効果を高めています。

これによって、滞っている脚の血行を改善して、脚のむくみを回復させていくと、老廃物が減少して神経の興奮が鎮まってくるので、不快に感じていた下半身のダルサや疲れが解消されていきます。

また、脚や腰は、姿勢を支える働きをしているので、下半身のダルサや疲れが解消されてくると、脚や腰の動作が行い易くなり、体調の改善に効果的です。

~ 体調の改善に ~

運動不足状態に加えて、毎日の疲労や緊張、睡眠不足、冷え、運動不足などが続くと、身体の回復力が低下するので、脚のむくみが慢性化し、更に、腰痛や高血圧を引き起こす原因になります。

当院は、ツボ反応を利用する事で、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックと回復を行い、敏感になっている神経の興奮を鎮め、崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

高齢者の、加齢による冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

高齢になると、体温の調節機能が低下し、寒さに弱くなるだけでなく、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ち、しかも、血管の働きの低下で、温められた血液が身体に回らなくなるので、身体の中から冷えてしまい、「身体の内側に、冷えが入り込んでいる」と感じる状態になります。

しかも、身体の冷えの為に、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサがとれない」、「布団に入っても寒さで眠れない」、「風邪が回復しない」などに悩まされたり、シワ、タルミ、くすみ、吹き出物などが生じて、憂鬱な気分にさせられたりします。

このような高齢者の冷えには、衣類や暖房などで身体を温めるだけでなく、身体の働きと調節機能を取り戻す事が重要になってくるので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復させ、敏感になっている身体の神経を鎮めて、体調を改善する事が必要です。

【 高齢者の冷えの3大原因 】

~ 筋肉量と働きの低下 ~

冷えはさまざまな原因が絡んでいますが、高齢者にとって大きな原因になっているのが、身体の筋肉量が減少して、“身体の中で熱を十分に作れなくなっている”事です。

筋肉は体温の約6割を発熱しているので、人体の中で最大の『体熱の産生器官』になっていますが、中高年あたりから筋肉量が減少し始めて、50代や60代になると筋肉量がガクンと落ちる為に、身体の発熱量も、それに合わせて少なくなります。

更に中高年になると、身体の運動機能の低下や、仕事や家庭の責任や役割の増大などで、運動する機会が減ってくるので、筋肉の働きが不活発になり、ますます筋肉からの発熱量が少なくなります。

~ 血流の低下 ~

また、高齢者に冷えが生じる、二つ目の大きな原因になっているのが、“温められた血液を、うまく運べなくなる”事です。

心臓からの血液は、身体の中で一番高い温度(37℃)に保たれていますが、加齢によって筋肉の弾力性や柔軟性が無くなってくると、血管を伸縮させて血液を送る“ポンプ機能”が弱ってくるので、血流が低下し、温かい血液を身体の隅々に届けられなくなるからです。

この結果、温かい血液が身体の隅々に届けられなくなると、身体が冷えて、チョットした寒さにも敏感になり、その上、身体の芯から冷えてくるので、「一年中、手足が冷たい」とか、夏でも身体の冷えに悩まされて「冷房の風が苦手」などが起きてきます。

~ 身体からの水分排出の低下 ~

更に、高齢者に冷えが生じる、三つ目の大きな原因になっているのが、血液循環の悪化によって、身体から水分排出が低下するので、“身体に余分な水分が溜まって”身体を冷やしてしまう事です。

東洋医療では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まった状態」と考え、この状態になると、余分な水分が身体に溜まるので、初期の症状として、「お腹を触ると冷たい」、「お腹がちゃぷちゃぷする」、「夕方になると脚がむくむ」、「ふくらはぎを親指で押すとへこむ」、などが現れます。

そして初期の症状が過ぎると、身体からの水分排出がうまくいかなくなる為に、「軟便や下痢気味」、「チョット身体を動かすと、汗をかきやすい」などに悩まされたり、水分に含まれる老廃物の影響から、「頭や身体が重ダルイ」などが起きたり、体内に溜まった余分な水分が血管やリンパ管を圧迫して、更に血行を悪化させ、身体の冷えと血行悪化が解消しづらくなったりします。

【 冷えによる、身体への影響 】

~ 身体の機能が低下し、不調に ~

特に高齢者の場合、冷えが生じると、身体の機能低下が起き易くなるので、身体に様々な不調が現れます

代表的な症状が、「胃腸の働きが悪化して、下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」、あるいは血行の悪化で、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」、などです

また、血液循環が悪化して、老廃物が排出しづらくなる為に、「身体の疲労感や重ダルサ」に悩まされたり、老廃物によって神経の働きが障害されてくると、「頭が重い」、「めまい」、「ふらつく」、「頭痛」などが、頻繁に起きたりします。

~ 動作時の痛み ~

更に、朝起きた時や、動作をしようとした時に、膝や腰などに、痛みを感じる状態になります。

高齢になるにつれて血行が低下して、身体の隅々に十分に血液が届けられなくなってくる上に、運動機能の低下から、ジッとしている事が多くなると、筋肉の働きが弱ってきたり、それによって血液を送るポンプ機能も低下したりする為です。

この結果、朝起きた時や、動作をしようとした時に、体重を支える膝や腰などの筋肉や靭帯から痛みが出たり、関節の安定性や持久力が失われて痛みが出たり、血行の悪化で老廃物が神経を刺激して痛みが出たりします。

~ 血圧が上がり易く ~

更に、身体の冷えが続くと、気づかないうちに、血圧が上がり易くなります。

身体に冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管が収縮するので、心臓が圧力を高めて、血液を押し出そうとするからです。

この為、高齢者が冷えに悩まされると、心臓が絶えず圧力を高めて血液を押し出そうとするので『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、過剰に寒さや冷たさに過剰に反応して『急激な血圧の上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】

~ ゴースト血管 ~

また、高齢になって身体が衰えていくと、毛細血管の老化も進むので、『ゴースト血管(写真参照)』が起きてきます

『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下して、血流が悪くなったり途絶え気味になったりすると、毛細血管が干上がったり、消失したりする現象です。

毛細血管は全身の血管の99%を占め、身体のすみずみに酸素と栄養を送り届ける重要な働きをしているので、血管のゴースト化によって、酸素や栄養分を運ぶ血液が行き渡らなくなると、見た目の老化現象や、身体の不調が起きてきます。

~ ゴースト血管の症状 ~

例えば肌に、毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行が悪くなって、肌のうるおいが失われてくるので、肌の色が悪くなり、肌の表面もカサカサになったり、シミやクスミができたりして、実年齢以上に、老化現象が目立ったり、枯れた印象になったりします。

また、身体に毛細血管のゴースト化が進むと、血行が極度に悪化するので、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなって、肩こり、頭痛、目の疲れ、疲労感、ダルサ、もの忘れなどが、繰り返したり、慢性化したりします。

更に、血行の悪化によって、膝や腰などの関節痛に悩まされたり、治りにくくなったりします。

~ 血流を促して流れるように ~

このように、ゴースト血管によって、いろいろな症状が身体に起きますが、毛細血管が干上がったり消失したりする前に、血管が残っていれば、血液の流れを促して、血液が流れるようにすると、血流が復活し、身体の不調の回復や予防にもなります。

この為、中高年になって、見た目の老けが目立ってきたり、身体を触った時に、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血管のゴースト化が起き始めている可能性があるので、筋肉の弾力性や柔軟性を保つようにして、血管をゆるめる、血流を上げる、血管をゆるめた時間の確保などで、血液やリンパ液の流れを良くする事が大切です。

特に、身体の冷えや筋肉量の少なさは、血流の悪さにつながり、ゴースト血管となる可能性があるので、コワバッテいる筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善する事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】

~ 身体のコワバリや関節部分の不調の確認 ~

高齢者の冷えは、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ちたり、温められた血液が身体に回ら無くなったりする為に、筋肉がコワバッテ、身体を動かしづらくなったり、体調に不調を引き起こしたりします。

しかも、高齢者は身体の機能が弱っている事が多いので、身体の回復力が追いつかなくなって、慢性化した冷えや体調不調に悩まされる状態になります。

この為、当院では、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認し、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行い、体調の改善を行っています

~ ツボ刺激の併用 ~

特に、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を行っています。

ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、血流の改善や、衰えている毛細血管の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療になるからです。

これにより血行が促進されて、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、敏感になっている神経が回復してくるので、筋肉の緊張やコワバリが緩み、今まで感じていた不快感が減少するようになります。

~ 体調の回復に ~

また、体調や体質に合わせて、ツボ治療とマッサージ治療で、筋肉の働きや血行を改善して、身体の調子(治る力)を上げていく
と、追い付かなくなっていた回復力を、取り戻すキッカケになります。

身体の回復力が追いつかない為に、神経が敏感になって疲れ易さや痛みとなって現れていたのが、筋肉の働きや血行が回復して、神経への刺激が緩和されると、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されてくるからです。

更に、血液を送る筋肉のポンプ作用が活発化して、全身に血液が巡るようになると、身体の体温が内側から回復し、身体の新陳代謝も高まるので、冷えの解消になります。

~ マッサージの施術時間は15分から ~

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、ますます身体の冷えが進んで、体調を悪化させてしまいます。

当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

ふくらはぎ が つる (こむら返りの 昼型と夜型)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

『こむら返り』は、突然ふくらはぎの筋肉が極度に引きつり、激痛に襲われる症状ですが、日中に運動したり汗を大量にかいたりした時に起きる“昼間タイプ”と、寝ている時に突然起きる“夜間タイプ”の、2つに分けられます。

“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の原因は、それぞれ別のように思われますが、「こむら返りは、腰痛・坐骨神経痛の一症状」と言われるように、両タイプ共に、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮によって引き起こされます。

この為、こむら返りが起き易くなっている場合は、腰や脚の疲労箇所やコワバッテいる箇所を確認して、これらを和らげて、血流を改善させ、坐骨神経の異常興奮が起きないようにする事が大切です。

【 昼間に起きる、こむら返り 】

~ 神経の異常興奮から ~

昼間に起きるこむら返りで、印象的なのが、試合中のサッカーやバスケ・ラグビーなどで、突然、選手の脚がつってしまい、痛さで顔をゆがめて、グラウンドにひっくり返っているところを、駆け付けたトレーナーに脚を伸ばしてもらっている光景です。

通常ならば、筋肉の伸び縮みは、筋肉や腱に備わったセンサーでコントロールされますが、運動中、下半身に「極度の緊張」、「力が強く入った」、「突然、いつもと違う動き」などが起きると、腰から脚に伸びる神経に異常興奮が起き、筋肉が極度に引きつって、強烈な痛みに襲われるからです

また、運動で疲労や緊張で脚(太もも)の筋力が弱って、身体を支えられなくなってガクガクした状態になると、運動した後に、チョッとした動作で、脚の筋肉の伸び縮みをコントロールしている神経が過度に反応してしまい、いきなり、こむら返りを起こす事もあります。

~ 急に力が入ったり、 筋肉が弱っていたりすると~

同じ理由から、日常生活でも、「信号や踏切を渡り切る為に、急に走った」、「障害物を避けようとして、思わずジャンプした」、「よろけたので、脚で踏ん張った」などで、脚の筋肉に、いつもと違う過剰な力が突然入った時に、神経が過度に反応して、こむら返りを起こす事があります。

特に、日ごろの運動不足や加齢などで、身体に血行不良や冷えなどがあると、チョッとした動作でも、脚や腰の筋肉や神経にとって大きな負荷になるので、神経が過剰に反応して、こむら返りが起きます。

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングでも、脚や腰の筋肉が弱っていると、 帰り道あたりになって、「脚が疲れて力が入らない」とか、「疲労で膝がガクガクする」という状態になると、こむら返りを起こす事があります。

~ 多量の発汗や排尿から ~

また、日中に、大量に汗をかいたり、排尿量が多くなったりした為に、昼間に、こむら返りを起こす事があります。

『体内のミネラルは、筋肉の収縮や神経の情報伝達の役割をしている』ので、多量の発汗や排尿によって体内のミネラルが一緒に排出されて不足すると、スムーズな運動神経の伝達ができなくなるので、脚を伸ばしたり、脚に体重がかかったりした時に、脚の神経に異常興奮が起きてしまい、こむら返りを起こすからです。

この為、「お腹をこわして下痢が続いた」、「飲み会でたくさんお酒を飲んだ」、「心臓病や高血圧の治療薬などの薬の服用で、排尿が多い」などの場合も、身体の水分と同時にミネラル分が体外に排出されてしまうで、やはり、神経伝達がスムーズにいかなくなって、こむら返りを引き起こします。

【 夜間に起きる、こむら返り 】

~ 寝込んでいる時に ~

“夜間に起きる”こむら返りで、代表的なのが、寝ている時に、いきなり脚がつってしまうケースです。

これは、寝込んいると、神経のセンサーの働きが鈍って、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になる事が、“隠れた原因”になっています

通常ならば、運動神経が筋肉の収縮と弛緩のバランスをコントロールしていますが、寝込んでいると、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になるので、寝返りをしたり、普段と違う姿勢をとったりした事がキッカケになって、運動神経のセンサーの感度を高ぶらせて、筋肉の異常な収縮を起こしてしまうからです。

~ 仰向けで寝ていると ~

この為、仰向けになって寝ていると、こむら返りが起き易くなります。

仰向けになって寝ていると、足の甲が“伸びた”状態になり、足の裏側やふくらはぎの筋肉が“縮んだ”状態になるので、こむら返りの“一歩手前”の状態になるからです。

しかも、運動神経のコントロールが低下した状態になっているので、この時に“伸びた”足の甲に、布団の重みが加わるような事が起きると、一挙に運動神経の異常興奮が起き、こむら返りを起こします。

~ 脚の神経が刺激を受け易くなっていると ~

更に、「日中に身体を動かしていたので、疲労していた」、「デスクワークで血流が悪い」、「布団から脚を出していた」、「クーラーで脚が冷えた」、「寝ている時に暑くて汗を多くかいた」などがあると、余計に、こむら返りが起き易くなります。

脚の神経が刺激を受け易くなっている上に、寝込んでいると、脚の筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になるので、無意識の動作で脚の神経に刺激が加わると、突然、脚の筋肉が必要以上に収縮してしまい、ブレーキがかからなくなるからです。

その上、「加齢による筋力の低下」、「持病の痛みによる腰への刺激」、「薬の服用などによる血液や体液のミネラル分のバランスの悪化」などがあると、ますます脚の神経の異常興奮が起き易くなるので、夜間に、思わず「脚が痛!」という状態になります。

【 腰の違和感や痛みから 】

~ 坐骨神経の異常興奮 ~

このように、こむら返りには“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の2つに分けられますが、この2つに共通しているのが、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮です。

これは、日中の動作や毎日の姿勢で、「腰が何となくダルイ」とか、「腰が固まっている感じ」、「腰に鈍痛(どんつう)がする」などがあると、これらの違和感や痛みによって、お尻からふくらはぎに延びる坐骨神経が敏感な状態になるので、何かのキッカケで坐骨神経が異常興奮を起こし、こむら返りが起きるからです。

この為、「こむら返りの原因の7~8割に、腰痛が絡んでいる」、と言われます。

~ 腰やお尻のコワバリや、血行悪化によって ~

しかも、腰痛は、日本人が訴える痛みの中で、肩こりと並んで、最も多い上に、中高年になると、姿勢の悪化や、冷え、肥満などで、腰やお尻の筋肉がコワバッテきたり、腰の血行が悪くなったりします。

この為、中高年になって、「腰がダルイ」、「ぎっくり腰ほどじゃないけど、違和感がある」、「腰が固まっている」などがあると、これらが坐骨神経を刺激して、こむら返りを発症させたり、強めたりします。

更に、運動や立ち仕事などで腰の筋肉が疲労したり、あるいは、運動不足や同じ姿勢が続いて腰の筋肉がコワバッタリ、腰の血行が悪くなっていたりすると、ますます、こむら返りが起き易くなります。

~ デスクワーカー、妊婦さん ~

同じ理由から、デスクワークを続けている人や、妊婦さんは、こむら返りが起き易くなります。

デスクワークが毎日続いて、歩く事が少なくなると、足腰の神経のコントロール力が低下する上に、上体を支える腰の筋肉に大きな負担がかかり続けるので、坐骨神経が何かの拍子で刺激されると、坐骨神経が異常興奮を起こすからです。

妊婦さんも、体重が増えてくると、腰の筋肉に大きな負担がかかってくる上に、お腹が大きくなる為に、腰を反らす事が多くなるので、坐骨神経を圧迫し易くなって、坐骨神経の異常興奮が起き易くなるからです。

【 当院の、こむら返りの予防と回復治療 】

~ 下半身の筋肉の柔軟性や血行の回復 ~

「こむら返りは、腰痛・坐骨神経痛の一症状のようなもの」と言われるように、腰痛や坐骨神経痛に悩まされていると、こむら返りが起き易くなります。

また、脚のふくらはぎは『第二の心臓』と言われるように、下半身に届いた血液を、心臓に戻すポンプの役目をしているので、仕事や家事、病気などで、ふくらはぎの筋肉が疲労したり、筋肉の働きが弱ったりすると、血行が悪化して老廃物が溜まって、坐骨神経を刺激するので、やはり、こむら返りが起き易くなります。

この為、当院では、こむら返りの予防や回復の為に、腰を含めて、下半身の筋肉の柔軟性回復と、血行の促進を行い、敏感になっている坐骨神経の改善を行っています

~ 反応点(ツボ)の利用 ~

当院では、こむら返りの予防と回復治療の為に、お尻から足先に伸びる坐骨神経の反応点(ツボ)を利用しています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、坐骨神経の反応点(ツボ)を確認して解消させる事で、痛みや違和感を減少させたり、筋肉内の血流を改善させたりする効果があるからです。

しかも、こむら返りが起きる時には、下半身に、「脚が重い」、「むくむ」、「冷える」、「腰が痛い」、「ダルイ」などを伴っているので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、これらの不調解消にも、効果があります。

~ 脚に引きつり感や疲労感があると ~

特に、脚に“コワバリ感”や“疲労感”などがあると、坐骨神経が刺激されるので、敏感な状態になっています。

この結果『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りを引き起こすので、身体の疲労や緊張などを回復させて、これらの不快感を解消させる事が必要です。

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、反応点(ツボ)を利用して、脚の血行悪化を回復させ、坐骨神経の興奮を鎮めると、脚の“引きつり感”や“脚の疲労感”が解消し、坐骨神経の過剰反応を防ぐ効果があります。

~ 腰の違和感や痛みから ~

中高年になると、『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りが多くなるので、こむら返りの予防には、脚だけでなく、腰の状態を含めて、疲労箇所や緊張箇所を確認して、解消する事が大切です。

当院は、こむら返りの予防や回復に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の疲労回復と血行改善を行い、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

睡眠不足が続いて、眠れなくなり不眠症に

【(症例)身体の不調や、不快感  】

仕事や子育てなどで忙しく過ごしていると、ついつい、眠る時間を後回しにしてしまうので、「最近、すっかり睡眠不足!」といった状態になりがちです。

睡眠不足を繰り返すと、神経を休める事ができない為に、神経が高ぶって、「ストレスを感じ易くなって、イライラする」、「注意が散漫になる」、「仕事や勉強に集中できない」などが起きる上に、睡眠不足を解消しようとしても、神経の興奮が続いて、「疲れているのに、眠れない」、「眠っても眠りが浅く、熟睡できない」といった状態が起きます。

このように、睡眠不足が続いた結果、「寝ても、身体が一日中だるい」、「寝た気がしない」、「スッキリ起きられない」、「寝たのに疲れが取れない」、「頭痛や頭重感がする」といった場合には、不眠症の対策と同じように、自然な眠りにつけるように、慢性化した疲労や緊張を回復させて、心身を和らげ、脳が休める状態にする事が大切です。

【 睡眠不足と、不眠症 】

~ 共通点と相違点 ~

睡眠不足と不眠症は、「睡眠時間が短い」という共通点がありますが、内容的に、全く反対です。

睡眠不足は『眠れるのに、眠るための時間がない』状態なので、眠る事には問題が無く、寝床に行けば自然と眠れます。

これに対して、不眠症の場合は『眠りたいのに、眠れない』状態なので、眠気よりも目覚めている力が強くて、なかなか寝つけなかったり、それによって熟睡できなかったり、早いうちに目が覚めたりしてしまいます。

~ 睡眠不足から不眠症に ~

しかし、最初は睡眠不足であっても、次第に不眠症になってくる事があります

これは、仕事や家事を優先する為に、眠気を感じても眠気を抑えて睡眠時間を削り、「睡眠時間が短い」状態にしていると、次第に、眠いという感覚が鈍くなってきたり、睡眠不足の状態に慣れたりしてくるからです。

しかも、睡眠不足になっていても、「まあ大丈夫だろう」とか、「休みの日に寝ればいい」と、睡眠不足を軽く考えていたり、その上、日本は昔から、寝る間を惜しんで勉強や仕事をするといった事が美徳とされてきたので、睡眠不足が続き、不眠症と同じ状態になったりするからです。

~ 質の良い睡眠がとれないと ~

また、睡眠不足の解消の為に、睡眠時間を確保しても、質の良い睡眠がとれない状態になっていると、やはり不眠症と同じ事が起きてきます。

これは、眠りに入ってから、グッスリと質の良い睡眠がとれないと、脳に蓄積された老廃物の除去や、成長ホルモンの分泌などが十分に果たされないので、睡眠時間はあっても“浅い眠り”となって、不眠症と同じように、睡眠が不十分になるからです。

例えば、日中の疲労・緊張やストレスなどが解消されづらくなって、蓄積されてくると、「夜なかなか眠れない」、「夜中に目が覚める」などが起き、「起きた時に、熟睡感がなくスッキリしない」とか、「昼間、眠くなる」などに悩まされます。

【 睡眠不足が続くと 】

~ 感覚や仕組みが弱まって ~

睡眠不足の中でも、徹夜した場合は、徹夜明けに、ヒドク頭や身体が疲れて、眠気のリバウンドが起きてくるので、睡眠不足をハッキリと自覚させられます。

ところが、仕事や子育てなどに追われて、睡眠不足が毎日少しずつ続いて、習慣化してくると、次第に睡眠不足の感覚が弱まって、ハッキリと自覚しづらくなります

しかも、短時間睡眠が繰り返されていくと、脳の中の、睡眠に切り替わる仕組みや、睡眠を維持する仕組みがキチンと働かくなってくるので、余計に「短時間睡眠に慣れた」と思います。

~ 交感神経のフル活動によって ~

更に、仕事で忙しく働いていたり、家の家事や育児でがんばっていたりすると、身体の活動を活発にさせる交感神経がフル活動して、覚醒作用が働くので、ますます、「短時間睡眠に慣れた」と思うようになります。

交感神経が活発に働くと、身体と心が“興奮モード”になって、呼吸、脈拍・血流、消化・呼吸、免疫機能、体温調節などがフルに稼働し、眠気が無くなる上に、交感神経の活動がずうっと続いて「夜になっても、眠気が来ない」状態になったり、朝も「早くから目が覚める」状態になったりするからです。

この結果、「夜、遅くまで活動できて、朝は、すぐに起きられる」、「毎日5~6時間眠れば、睡眠時間はそれで十分」、「電車ですぐに眠ってしまうけど、すぐに目覚めるから問題が無い」と、感じるようになります。

~ 睡眠が足りていないと ~

しかし睡眠不足が続くと、睡眠が足りていないので、「寝つきが良い」と思っていても、実際は、睡眠欲に耐えられずに意識がシャットダウンして“寝落ち”となり、睡眠の質を低下させたり…、眠っている間も、身体を休める副交感神経が弱まっている為に“眠りが浅く”なって、「質の良い睡眠がとれていない」状態になったり…、更に、「朝、すぐに起きられる」と思っていても、寝ていても神経が敏感になっている為に、朝目覚ましが鳴る何時間も前に目が覚めたり…、してしまいます。

しかも、自律神経の交感神経の働きが強まって、疲労した脳や身体を休ませたり、回復させたりする事ができなくなります。

この結果、朝、起きた時に、「ダルさが半端ない…」、「寝ても疲れが取れず、身体がダルイ」と感じたり、血行が悪化して脳の疲労が解消できなくなっているので、日中に、「眠気が出てくる」、「頭がボーッとする」、「身体に疲れを強く感じる」、「頭痛がする」、「ダルサや吐き気が起きる」など、さまざまな症状が現れたりします。

【 寝だめ、寝具の買い替え 】

~ 寝だめ ~

しかし、「睡眠不足は、休みの日に“寝だめ”をすれば解消できる」と思いがちです。

ところが、一晩だけの睡眠不足ならば、休日にゆっくりと眠る事で疲労が解消されますが、睡眠不足が続いてしまうと、疲労が心身に蓄積して、回復力が追い付かなくなるので、1日~2日ゆっくり休んでも解消せず、「疲れが取れない」、「寝ても、熟睡間がしない」、「身体がだるい」、「頭痛がする」、などに悩まされる状態になります

また、睡眠不足が習慣化すると、それに合わせて、身体の中に『体内時計』や『覚醒のリズム』ができてしまうので、睡眠時間を確保しても、「寝つきが悪くて、なかなか眠りにつけない」とか、「疲労しているのに、熟睡できない」、「眠りが浅くて、目が覚めてしまう」、などが起きてしまいます。

~ 寝具の買い替え ~

また、睡眠不足が続いて、心身の疲労や緊張が解消されなくなると、枕の高さや硬さが気になったり、胸の圧迫を感じたり、呼吸が制限されるのを感じたりします。

これは、睡眠不足が毎日続くと、首や胸の筋肉がコワバッテ、身体の柔軟性が無くなる上に、血行が悪化して神経が敏感になってくるからです。

原因が寝具の問題ではないので、枕や布団・マットレスなどを買い替えても、やはり、眠りづらくなったり、寝ている最中に、寝苦しく感じたり、枕の高さが気になったりしてしまいます。

~ 本格的な不眠症の状態に ~

そして、この状態が続くと、『眠りたいのに、眠れない』という、本格的な不眠症になります。

「眠った気がしない」、「朝起きても疲れが取れていない」などに悩まされるだけでなく、更に、体調を維持する自律神経の働きが低下するので、集中力・記憶力・注意力の低下、イライラや焦り、日中の眠気、やる気が出ない、仕事のミス、緊張・頭痛・胃腸の違和感、倦怠感あるいは不定愁訴、なども起きます。

病院での不眠症の治療は、個人個人の睡眠不足の原因を特定して改善する『非薬物療法』を優先するので、治療期間として、通常2~4か月ぐらいかかり、短い場合でも1ヶ月半~2ヶ月ぐらい必要になります。

【 当院の、睡眠不足の解消治療 】

~ 慢性的な身体の疲労や緊張の解消から ~

「睡眠不足が続いて、疲れがとれない」、「すっきり起きられない」という場合には、まずは、睡眠不足による、慢性的な身体の疲労や緊張を解消させて、身体や心がリラックスできるようにして、眠る時に脳が休める状態にする事が必要です。

このような場合に、身体の「ダルサ」、「肩凝り」、「疲れ易さ」、「食欲低下」、「イライラ」、「元気がない」などを和らげたり、解消したりしてリラックス効果が得られる、マッサージ治療が効果的です。

これは、マッサージ治療が、もともと身体の休息や修復を行う副交感神経の働きを高める効果があるので、これによって、身体の疲労や緊張を解消して、心身を和らげて脳が休める状態にすると、自然な眠りにつける事が期待できるからです

~ 後頭部の筋肉がコワバリ ~

また、睡眠不足が続いて、首や後頭部の筋肉がコワバッテくると、血行が悪化し、脳の疲労が解消しづらくなります。

この為、一般的な疲労や緊張を解消する場合でも、首や後頭部のコワバリ箇所を確認して解消し、脳への血流を改善しています。

更に、寝ている時の、肩や背中の不快感を解消する為に、肩や背中のコワバリを解消して柔軟性を回復させて、自然に寝返りができるようにしたり、呼吸の息苦しさを無くしたりします。

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、このような体調の改善に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や、滞った血液やリンパ液の流れを回復させて、神経の興奮を鎮め、自然な眠りにつけるようにしています。

ツボが、身体の不調時に、反応点として、身体の異常を知らせる箇所でもあり、症状を改善する箇所でもあるので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この効果から、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療で、それらを解消させていくと、身体の緊張が緩んで、身体がリラックスしてくるようになります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

マッサージ治療は、身体の疲労や緊張を解消させるだけでなく、心身を和らげるリラックス効果があるので、睡眠の質を高める働きがあり、しかも副作用や依存性が無いので、安心して受けられます。

当院は、睡眠不足や不眠症の改善の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首、肩、腰、疲労などの不調を解消させて、心身の調子を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

お腹の冷え(内臓型冷え性)と、汗かき・暑がり

【(症例)身体の不調や、不快感 】

季節に関わらず、お腹の冷えが気になっている人は意外に多く、「下痢や便秘が続く」、「お腹にガスが溜まって辛い」、「お腹をこわし易い」、「おしっこが近い」などで、悩まされています。

また、お腹が冷えると、“体温”と“身体の水分”を調整する働きが乱れて、「チョット動くと、すぐに汗をかく」とか、「暖かい食べ物を食べると、額から大汗が出る」などが起き、思いがけないような“汗かき”や“暑がり”にもなります。

このような状態を『内臓型冷え性』と言い、お腹の冷えの為に、「身体がダルイ」、「肩がこる」、「疲れが残る」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」なども起きてくるので、冷えの改善だけでなく、体調の改善も併せて行う事が大切です。

【 内臓型冷え性の原因 】

~ 筋肉の、発熱と血液を送る働き ~

『内臓型冷え性』は、毎日のデスクワークが続いて運動不足になったり、ストレスや疲れが溜まって回復できなくなったり、加齢で体力や筋力が低下したりすると、起き易くなります。

身体の熱を産み出す『基礎代謝』は、最小限の生命を維持するだけの体熱の産出量なので、健康的に体温を保つ為には、身体活動を高めて、身体の筋肉の発熱作用や、温められた血液を送る働きを、活発にして維持する事が必要になるからです

この為、一日中ほとんど座りっぱなしで、ストレスフルな毎日を送っていると、筋肉の発熱と血液を送る働きが低下し、『内臓型冷え性』が起き易くなります。

~ 隠れ冷え性 ~

しかもオフィスは、デスクワークが能率的に行えるように、涼しく快適に感じられるようにしています。

頭を働かし続けるデスクワークには快適に感じられますが、これによって「寒い」、「冷たい」という感覚が失われてくるので、気付かないうちに身体が冷えて、内臓を冷やす事になります。

この結果、オフィス内が涼しく快適に感じられるので、内臓が冷えている事に気付かない『隠れ冷え性』の人が多くなっています。

~ 若い男性も ~

この結果、一見、元気そうな若い男性も『隠れ冷え性』が多くなっています。

ずうっとオフィスで仕事をしていると、涼しい環境で、身体を動かす機会が限られて、身体の発熱量が少なくなる上に、仕事の責任や会社の人間関係で悩まされる事が多いので、ストレスが強まり、筋肉の血液を送る働きが悪くなってくるからです。

この結果、元気そうな若い男性でも『内臓型冷え性』になると、胃や腸の働きが悪くなって、「頻繁にトイレに行きたくなる」、「腹痛」、「下痢」などを繰り返し、悩まされる状態になります。

【 身体への影響 】

~ 体調の低下 ~

このように『内臓型冷え性』の初期症状は、胃や腸の働きが悪化する為に、下痢や便秘、下腹部の不快感や痛みを繰り返す状態になりますが、それと共に、お腹の冷えで筋肉のコワバリや血行の悪化が起きるので、腰にダルサや痛みを感じる事が多くなります。

更に、お腹や腰の筋肉のコワバリが続いて、身体の血液の循環が低下したり悪化したりすると、慢性的な肩こりや腰痛、頭痛なども起きてきます。

しかも、内臓の働きの低下によって、「何となく身体の調子が悪い」といった状態だけでなく、身体の代謝や免疫力などが低下してくるので、「身体が疲れる」、「体調悪化が続く」なども起きます。

~ 精神面の不調 ~

また、身体の代謝や免疫力などの低下で、体調を維持する機能が低下してくると、精神面の不調も生じて、「以前と違って、最近、集中力が続かない」、「気力が低下して、活動的になれない」、「イライラする」、「頭が重い」、「眠れない」なども起きてきます

これによって、「身体や精神面の不調→体内で作られる熱量が下がる→冷えに繋がる」といった悪循環につながります。

この結果、ますます集中力が落ちてきたり、ヤル気が起きにくくなったり、あるいは、判断する事や決める事に支障が生じたりするので、仕事や家庭に支障が生じます。

~ 見た目や体型の変化 ~

また、『内臓型冷え性』は、顔つきが不健そうに見えたり、体型が崩れて太ったりしてきます。

身体の血液やリンパ液の流れが悪化してくるので、夕方近くなると、疲れたような顔つきになったり、顔がむくんできたりするからです。

そして体型も、内臓の体温低下によって、食事量が減っているにもかかわらず、今迄のように内臓脂肪を燃焼できなくなるので、内臓脂肪が溜まってしまい、お腹やお尻が太ってくるようになります。

【 特徴的な、汗かきと暑がり 】

~ 体内に余分な水分が溜まる為に ~

更に『内臓型冷え性』の特徴として、暑さに敏感になって、汗かきや、暑がりになります。

内臓の冷えによって、身体の血行を調整している自律神経の働きが乱れてくると、内臓の血液やリンパ液の流れが悪くなって、体内に余分な水分が溜まってくるので、少しでも暑さを感じると、これによって“余分な水分”を、排出しようとする働きが、一挙に強まるからです

この為、いつもより身体を動かしたり、暖かい食べ物を食べたり飲んだりして、少しでも体温が上がると、大汗をかくようになります。

~ 太ってメタボになると ~

しかも『内臓型冷え性』になって、太ってメタボ体型になると、ますます大汗をかく傾向が強まります。

脂肪は一度冷えると温まりにくい性質がある上に、筋肉が少ないと体熱を作る力が弱くなる特徴があるので、太ってメタボ体型になると、内臓に多くの脂肪が付いた状態になるので、内臓を冷やしてしまうからです。

これによって、余計に内臓が冷えて、“体温”と“身体の水分”を調整する働きが乱れて、うまく働かなくなってくるので、ますます大汗をかくようになります。

~ 汗かきや暑がりであっても ~

しかし、本人は、暑がり、汗かき、のぼせ、などを強く感じているので、内臓が冷えている事に気付きません。

このように、一見、汗かきや暑がりのようであっても、実際には、汗かきや暑がりの原因は、お腹の冷えです。

この為、しばらく涼しい所にいると、寒さを強く感じたり、お腹が痛くなったりします。

【 内臓型冷え性の、チェック法 】

~ お腹を触って ~

『内臓型冷え性』は、自分で、簡単にチェックできます。

通常ならば温かいはずのお腹ですが、お腹を触ってみると「ヒンヤリ」と冷たく感じたり、「起床時に、脇よりもお腹の温度が低い」と感じたりした場合には、内臓の温度が低くなっている可能性が高くなっています。

生命維持に大切な内臓を守ろうとする人間の防御システムがあるので、肌寒い気温でもないのに、お腹の温かさを感じられずに冷えているのは、内臓に冷えが起きているからです。

~ 手が冷たい ~

また、人と握手したる時に、『内臓型冷え性』になっていると、「手が冷たい!」と言われる事があります。

内臓が冷えていると、身体の表面の体温も低くなる為に、一般的な平熱とされている36.5度に満たなくなるからです。

このような人に触れると「冷たい…?」と感じますが、本人は、自分の体温が低くなっている事に気付いていません。

~ 病院の診断 ~

お腹の冷えで、病院で診てもらっても、『内臓型冷え性』の場合、体温を測っても特別に低い状態でなく、血液や内臓を調べても異常が無いので、「冷えに敏感」と判断され増す。

また、身体の不調も、原因が特定できない為に『自律神経失調症』の一種と診断される事が多くなります。

この結果、「冷えに敏感」な症状に適した薬が無い事と、自律神経失調症と診断した事から、自律神経のバランスを整える事を目的とした薬を処方し、そして、お腹が冷えて下痢をしている場合には整腸剤、身体に痛みを感じていれば鎮痛薬の処方、となります。

【 当院の、冷え治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

『内臓型冷え性』の改善策として、「お腹を温める」、「身体を温める食べ物をとる」、「軽い運動やストレッチ」などが、よく紹介されます。

しかし、『内臓型冷え性』は、冷えの改善だけでなく、運動不足や加齢などで筋肉の働きが低下している事や、ストレスや疲れが溜まった事などが影響しているので、身体の疲労や緊張などを改善したり、崩れかかった身体のバランスを整えて、自律神経の負担を少なくしたりする事が必要です

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、『内臓型冷え性』の体調改善を行っています。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ治療を行う事で、冷えで敏感になっている神経が和らぎ、内臓の血行が改善されるからです。

例えば、腰や脚のコワバリや痛みを改善させて、下半身に集まっている血液の流れを高めると、腰の「ダルサ」、「疲れ」などが解消されてくると共に、内臓の血流が回復してくるので、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」、「お腹が重苦しい」などの、不快感が緩和されるようになります。

しかも、ツボは、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、本人が気づいていない『隠れ冷え性』でも、治療箇所の確認ができます。

~ 中高年の体調改善に ~

また、中高年になると、ストレスや疲労の蓄積、血液の循環調整機能の低下、運動不足などから、内臓の冷えが起き易くなっています。

この為、ツボ治療とマッサージ治療で、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を鎮める(痛みの改善)、などを行うと、これによって、身体の熱を作る力が高まり、更に、血液の流れが改善されるので、温められた血液が身体の隅々まで運ばれるようになります。

これによって、身体の体温が回復してくると、身体の調子(治る力)が上がって、体調が良くなってくるので、『内臓型冷え性』による身体の不調が解消されていきます。

~ 血行改善や体調の回復に ~

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、血液循環の低下、などが主な原因になっているので、身体のチェックと、体調の改善によって、身体の血行を回復させる事が大切です。

当院は、身体の冷えの改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、疲れ易さや不快感となって現れた箇所を確認し、血行の改善や体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首凝りや 疲労・緊張による、めまい

【(症例)身体の不調や、不快感 】

めまいの中でも、“首と首周辺の筋肉の疲労や緊張”によって起きる『頸性めまい』は、毎日の姿勢、日々の動作、ストレスなどが原因になるので、めまい症状の中でも最も多く、80~90%を占めています。

よくあるのが、毎日の長時間の仕事で姿勢の悪化と運動不足が続いていたり、PCを使って忙しく仕事をしていたり、ストレスや不安で悩まされていたり、頭重感や頭痛持ちになっていたりすると、不意に目の前がクラクラ~としたり、頭がフラフラ~としたりするケースです。

「身体に、何か異常が起きたのでは?」と不安に襲われますが、まずは、頭重感や肩こり、そして首の筋肉のコワバリなどをチェックして、これらがある場合は『頸性めまい』が考えられるので、首と首周辺の不調箇所を確認して回復させ、体調の安定を図る事が大切です。

【 頸性めまい 】

~ 比較的若い男性も ~

めまいに悩まされるのは、女性が男性より約3倍にもなっていて、60代以上になると、女性の2人に1人がめまいを経験すると言われています。

ところが最近では、比較的若い20~30代の男性も、めまいを起こす人が増えています。

原因として、仕事でパソコンやスマートフォンなどを、長時間、使い続ける事が多くなると、画面を見る為に首の筋肉のコワバリが増してくる事と、緊張感による疲労が続く為に、体調を維持する自律神経に負担が大きくなってくる事が指摘されています。

~ パソコンやスマートフォン ~

例えば、頭を支える首の筋肉がコワバッテ、血行が悪化してくると、首のリンパ液の流れが不安定化し、耳の奥のリンパ液の流れも不安定化してくるので、姿勢を保つ三半規管のセンサーが乱れて、めまいを起こし易くなります。

また、脳から眼に送られる血行も悪くなってくると、視界がボヤケたり、かすんだりするだけでなく、眼の神経の働きが低下して、眼から入る位置感覚に支障が生じるので、これによっても、めまいが起き易くなります。

更に、仕事による疲労や緊張などで、身体の筋肉がコワバッテきたり、あるいは、体調を保つ自律神経のオーバーワーク状態になったりして、血管が収縮し、身体の血行が悪くなると、これによって耳の中のリンパ液の流れが不安定化して、めまいが起き易くなります。

~ 首や自律神経の疲労や緊張から ~

このように、首の疲労や緊張が大きくなっていたり、体調を保つ自律神経がオーバーワークになっていると、「後を振り返る」、「頭を下に向ける」、「頭を上げる」などの動作をした時に、思わず、「目の前がクラクラ~」としたり、「頭がフラフラ~」としたりします。

これを『頸性(けいせい)めまい』と言います。

特に、首や肩のコワバリが強まっていたり、凝りが酷くなったりしていると、何気なく頭の向きを変えた時や、立ち上がろうとした時に、耳の中のリンパ液の流れが乱れて、『頸性めまい』が起き易くなるので、ずうっとパソコン操作をしている人や、 流れ作業で働いている人、ストレスや不安で悩まされている人などに、『頸性めまい』が多く発症しています

【 首凝りと、疲労感やストレス感の影響 】

~ 首凝りや肩凝りの影響 ~

『頸性めまい』は、普段から首や肩の凝りに悩まされていると、繰り返すようになります。

首凝りや肩凝りがあると、首の筋肉の緊張が続いたり強まったりする上に、首の筋肉の凝りで神経が刺激される為に、頭への血行が悪くなり、耳の奥のリンパ液の流れが不安定化してくる為です

この為、首周りに凝りや緊張を感じている人の中で、めまいの不安を感じている人の割合は、80~90%にもなっています。

~ 胸鎖乳突筋のコワバリ ~

また、首の凝りに慢性的に悩まされていると、首の前方で、首を回したり曲げたりする時に使われる『胸鎖乳突筋』と呼ばれる筋肉のコワバリが強まるので、これによって『頸性めまい』が起き易くなります。

『胸鎖乳突筋』が、体調を保つ自律神経の働きと密接に関係しているので、疲労やストレスなどを強く感じてくると、「借金で首が回らない」と言うように、『胸鎖乳突筋』が敏感に反応して、コワバッテくるからです。

この為、『胸鎖乳突筋』がコワバルと、この筋肉が喉に沿って伸びているので、「喉の詰まり感」や「喉の締め付け感」、「呼吸が浅くなる」などが起きるだけでなく、首の血行悪化や不調感から、頭重感、頭痛、目の奥の痛み、そして、めまい、耳鳴りが起き易くなります。

~ 疲労感やストレス感から ~

更に、疲労やストレスなどを強く感じていたり、長引いていたりすると、筋肉の緊張で首の血管が収縮してくるので、血行が悪化してリンパ液の流れが不安定になり、『頸性めまい』を起こす原因になります。

三半規管が、耳の中のわずかなリンパ液の流れの変化によって、上下左右の位置情報を得ているので、疲労やストレスなどの影響で、耳の中の血流やリンパの流れが、一時的でも途絶えたり、乱れたりすると、身体のバランスを取る働きが保てなくなるからです。

この為、緊張や神経を使う日々が続いていると、耳の中の血流やリンパの流れの安定性が失われる為に、チョッと首を廻したり、首をひねったり、背中を伸ばしたりした時などに、「身体がフワフワとした感じ」や「気が遠くなる感じ」、といっためまいが起き易くなります。

【 頸性めまいの特徴 】

~ 頸性めまいの判断 ~

『頸性めまい』は、毎日の姿勢、日々の動作、そしてストレスなどがキッカケになっているので、めまい症状の中で最も多く、80~90%を占めています。

また、首や肩のコワバリや凝りなどが原因になっているので、めまい症状と共に、頭重感、頭痛、腕のしびれ、肩甲骨内縁の痛みなどの、凝り症状が多くなっています。

この為、めまいが起きたら、「『頸性めまい』なのか…?」を判断するのに、「最近、首や肩が凝っているか?」、「緊張や神経を使う日々が続いているか?」、「睡眠不足が続いているか?」などが、重要な判断材料になります

~ 凝りや違和感が、首の左側に ~

『頸性めまい』の場合、「“首の左側”に、凝りや違和感がある」と、感じる人が多くなっています。

この理由として、首の左側に流れ込むリンパ液が多い為に、首の凝りや緊張が強まると、“首の左側”のリンパ液の流れが悪化し、凝り感や違和感がする為、とされています。

また、右側の手(利き手)がフルに使えるように、左側の手が、作業する時に、物を固定したり、動かないように持ち続けたりする事が多いので、左側の肩や首の筋肉に力が入って血流が悪くなり易い事や、あるいは、右側の手(利き手)がフルに使えるように、左側に重心を置くので、左側の肩や首の筋肉に負担が大きくなる事なども、理由として考えられています。

~ 首の凝りや疲労・緊張が続くと ~

『頸性めまい』が起きても、始めのうちは、一過性なので、「心配するほどの事はないだろう…」と思って、見過ごしがちです 。

しかし、首の凝りや疲労・緊張が続くと、それによって脳に送られる血液量が慢性的に悪化するので、『頸性めまい』を何度も繰り返すようになったり、自律神経の働きがオーバーワーク状態になって、血液の流れをコントロールしている働きが低下してくると、脳に流れる血液量の安定性が失われるので、次第に『頸性めまい』が何度も起きたりします。

更に、首凝りや疲労・緊張などから、眼がかすむ、頭重感、頭痛、眠れない、吐き気なども起き、これらの不快感が続くと、イライラしてきたり、物忘れがひどくなったりしてきます。

【 当院の、頸性めまい治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

首のコワバリや首凝りによって『頸性めまい』が起きていても、日々の仕事に追われて、首のコワバリや凝りの自覚が無かったり、あるいは、確認の為に首の筋肉を触ってみても、筋肉のコワバリが慢性化している為に、コワバリ状態が自覚しづらくなっていたりします。

この為、当院では、『頸性めまい』の改善の為に、ツボ反応を利用して、首の凝りや緊張状態を確認しています。

ツボの特徴として、ツボに神経や血管が集まっている事から、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせる働きがあるので、ツボ反応を利用する事で、『頸性めまい』の有効な判断材料になるからです

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

患部確認の後、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、筋肉の柔軟性回復と血行の促進を行っています。

反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、コワバッタ筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血液やリンパ液の流れの改善、そして神経の興奮の抑制と鎮静化に効果があるからです。

特に、何度も『頸性めまい』を繰り返している場合は、筋肉のコワバリや筋肉内の血行悪化で、首や肩の筋肉内に硬結(シコリ)ができている事が多いので、マッサージ治療とツボ治療の併用が、硬結(シコリ)を和らげるのに効果があります。

~ 体調の改善にも ~

更に、当院では、首や肩の緊張や疲労を解消させる為に、背中の筋肉などもツボ反応を利用して、体調のチェックと改善を行っています。

毎日の姿勢、日々の動作、そしてストレスなどで、背中のコワバリが強まっていたり、血行の不良があったりすると、それによって首の筋肉のコワバリにつながって、『頸性めまい』が起き易くなっているからです。

しかも、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善に効果があるので、『頸性めまい』の改善をする事で、体調改善にも効果があります。

~ 安全で、効果的 ~

首は小さく薄い筋肉で構成され、内部に重要な血管や神経が通っているので、首の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、首の血行やリンパの流れを回復させたりするには、国家資格者による東洋医療をベースにしたマッサージ治療が安全で、しかも、効果的です。

当院は、国家資格による東洋医療系のマッサージ治療で、首周辺の筋肉の緊張を和らげ、更に硬結(シコリ)の解消、血行の改善などで、めまい治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

中高年の、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

若い頃、こむら返りが起きるのは、急激に走った時や運動で疲れた時ぐらいだったのが、中高年になると、特に思い当たるような事が無くても、突然、こむら返りが起きそうになったり、繰り返しそうになったりします。

よくあるのが、「信号で駆け出した瞬間」とか、「脚を組もうとした時」、「ジョギングや散歩などの軽い運動をしている最中」などや、「気が緩んで、寝ている時」、「疲れや冷えを感じている時」などです。

ほとんどが、仕事や年齢による『運動不足状態』や、「腰の疲れやダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りが繰り返される場合は、“気付きにくい”身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を調べて、これらを回復させて、体調の改善を行う事が必要です。

【 中高年の、こむら返り 】

~ 脚の筋肉の働きの低下 ~

Illustration of a man with a sore calf

こむら返りは、中高年になると、起き易い傾向があります。

この年代になると、運動不足で筋肉の柔軟性が失われたり、血行が悪化したりして、『脚の筋肉の働きが低下』してくるので、身体を動かそうとした時に、脚の筋肉がうまく働かなかったり、ふくらはぎが過緊張の状態になったりして、脚の筋肉を引きつらせてしまうからです

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングや、突然『筋肉の異常収縮』を起こして、こむら返りを引き起こします。

~ ミネラルやビタミンの不足 ~

これは、血液中に含まれているミネラルやビタミンが“筋肉や神経の働きを調整”しているので、中高年になって『脚の筋肉の働きが低下』すると、血行が悪くなるので、ミネラルやビタミンの供給が追い付かなくなり、『筋肉の異常収縮』が起きるからです。

しかも、この年代は、普段の運動量が少なくなっている為に、チョットした運動をしただけでもミネラルやビタミンが急激に消費されたり、あるいは、多くの汗をかいたりして、汗と共に体内のミネラルやビタミンが排出されてしまうので、ミネラルやビタミンが不足し、運動神経に信号を送る働きに異常が起き易くなります。

また、ミネラルやビタミンが不足していると、普段と違う姿勢や動作をした時や、寝返りをしただけでも、急激に神経のセンサーの感度を高ぶらせてしまい、こむら返りを引き起こします。

~ 運動神経がニブクなると ~

しかも、運動の機会が少なくなると、下半身の運動をコントロールする『運動神経の働きがニブク』なってくるので、これによっても、余計に、こむら返りが起き易くなります。

筋肉の状態に合わせて瞬間的に調整している神経がニブクなると、スムーズに脚や腰が動かなくなるので、神経が過剰反応を起こしてしまうからです。

この為、下半身の『運動神経の働きがニブク』なっていると、何かの動作がキッカケになって、下半身の運動をコントロールする神経の安定が失われてしまい、筋肉を一挙に緊張させて、こむら返りを引き起こします。

【 腰の疲れやダルサから 】

~ 腰の疲れやダルサ ~

更に、中高年になると、『こむら返りを起こす原因の7~8割は、腰の「疲れ」や「ダルサ」が絡んでいる』と言われるほど、腰の「疲れ」や「ダルサ」が、こむら返りを起こす大きな原因になっています

腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていると、腰だけでなく、お尻や脚の筋肉もコワバッテくるので、血行が悪くなったり、不要な老廃物が溜まったりするからです。

このような状態になると、お尻の下⇒太ももの後ろ⇒ふくらはぎに延びている『坐骨神経』が敏感になってくるので、何かの動作をした時に、ふくらはぎの神経が刺激されて、こむら返りを起こします。

~ 身体の調子の悪化 ~

また、毎日の疲労や緊張で「何となく身体の調子が悪い」と感じていたり、身体の冷えに悩まされていたりすると、腰の負荷が増したり、腰の神経が敏感になったりするので、やはり、こむら返りが起き易くなります。

しかも、体調の悪化や身体の冷えが続くと、体調を保つ自律神経に負荷が強まるので、脚や腰の筋力を低下させたり、血行を悪化させたりして、神経を敏感にさせ、こむら返りのリスクを高めます。

この結果、中高年になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、などを感じていると、自律神経の負荷が強まって『坐骨神経』が敏感になり、こむら返りが起き易くなります。

~ 仰向けになって寝ていると ~

特に、夜に、腰の「疲れ」や「ダルサ」が解消されずに残ったまま、布団をかけて、仰向けになって寝ていると、ますます、夜中に、こむら返りが起き易くなります。

この状態で寝ていると、足先が上から加わる布団の重みで伸ばされる為に、逆側の、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になり、こむら返りを引き起こす直前の状態になる上に、就寝中は、脚の動きを把握する感覚が“無防備”状態になるからです。

この結果、寝返りや、夢を見たのをキッカケに、足先が布団の重みで上から、更に押される状態になると、脚の神経が“無防備”になっているので、「疲れ」や「ダルサ」で敏感になっている坐骨神経が強く刺激され、一挙に『筋肉の異常収縮』が起きてしまいます。

【 体調の悪化を伴う、こむら返りの対策 】

~ ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて ~

こむら返りは、脚の筋肉の伸縮バランスを崩して、異常な収縮を起こした為なので、こむら返りを起こさないようにするには、ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて、柔軟性を回復させて血行を良くする事が必要です

特に中高年になると、あまり身体を動かさないでいたり、座っている事が多くなったりするので、気付かないうちに、お尻や腰の筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫刺激して、こむら返りを起こす原因になるので、下半身の柔軟性と血行を回復させる事が大切です。

セルフストレッチをする場合は、お尻や腰の筋肉がいくつも重なり合っているので、お尻や腰に体重をかけて筋肉を伸ばし、筋肉のコワバリを解消させ、血行を回復させる事が必要です。

~ 自律神経の負荷から ~

また、体調がひどく悪くなくても、身体に慢性的な痛みや違和感があると、やはり、自律神経の負荷が大きくなったり、自律神経に負荷がかかり続けたりするので、こむら返りが起きます。

慢性的な痛みや不快感で体調の低下を招いたり、天候が変化すると慢性的な痛みや不快感から体調が不安定したりするので、『坐骨神経』が敏感になって、脚の『筋肉の異常収縮』が起き易くなるからです。

このような場合には、症状や患部の箇所が、人によって異なっているので、身体の不調箇所を調べて、筋肉の柔軟性や血行を回復させて痛みや違和感を緩和させ、神経を鎮める事が必要です。

~ 姿勢の悪化、心配事、ストレスなどから ~

他にも、中高年になって、姿勢の悪化で身体の血行が悪くなっていたり、心配事やストレスなどの緊張で血管が収縮していたりすると、こむら返りを繰り返したり、痛みが酷くなったりします。

筋肉内に疲労物質が溜まったり、神経が敏感になったりするだけでなく、慢性的な血行悪化から、神経の痛みの調整がうまく働かなくなってくるからです。

このような場合には、こむら返りの予防のストレッチをするだけでなく、毎日の体調を保つ事も必要になります。

【 当院の、こむら返りの治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

中高年の“こむら返り”の多くが、『腰の疲れやダルサ』や『身体の不調』などによる影響なので、こむら返りが繰り返される場合には、身体の疲労箇所や不調箇所を改善して、筋肉の異常収縮が起こらないようにする事が大切です。

しかし、病院やクリニックに行っても、中高年のこむら返りは、治療の対象になりにくい事から、多くの場合、筋肉の緊張を和らげる漢方薬や湿布薬の処方と、日常生活の注意をするぐらいになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っているので、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、こむら返りの改善を行っています

~ ツボ治療 ~

ツボ治療を利用しているのは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる働きがあります。

更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

これらの効果から、腰痛に効くツボを利用して刺激を与えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、腰から脚にかけて、ズーンと重く押されているような感覚や、軽くジーンと響くように感じを伴いながら、腰や脚の筋肉のコワバリを解消させたり、血行を促進させたりします。

~ 腰から足の血行改善や柔軟性回復 ~

また、当院では、脚の神経の異常な反応が起きないように、身体に現れたツボを確認し、腰から足にかけての、血行の改善や筋肉の柔軟性を回復させる治療を行っています。

中高年以降になると、姿勢の悪化や体形の変化で、腰や骨盤に変形が起きて神経のセンサーが敏感になり、痛みや不快感などの異常が起き易くなっているからです。

この為、腰や脚に「疲れ」や「ダルサ」を感じている場合は、体調管理の為にも、下半身の筋肉の疲労や緊張を解消させて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行を改善しておく事が大切です。

~ 体調に合わせた改善 ~

中高年に起きるこむら返りは、『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りの予防には、ふくらはぎのストレッチをするだけでなく、人によって体調が異なっているので、体調に合わせて身体の柔軟性や血行を改善し、体調を回復させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の体調に合わせて、血流の改善や硬直した筋肉の回復を図り、こむら返りの予防と体調を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

ストレスや疲労による、下痢や便秘と体調の悪化

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹が冷えている感覚があれば、お腹が冷えないように厚着をしたり温めたりしますが、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、オフィスの冷房などで、内臓の血流が低下して、お腹に冷えが生じた場合は、手足は温かく感じられるので“お腹の冷え”に気付きにくくなります。

しかし、お腹が冷えた状態になるので、慢性的な下痢や便秘、そして腹痛などに悩まされる上に、内臓の働きが乱れて、体調が悪化するので、頭痛、倦怠感、風邪、イライラ、なども起きてきます。

この為、「便秘や下痢を繰り返す」、「腹痛がして、お腹を触ると冷たい」などがあり、更に、「疲労が溜まり易い」、「いつも身体がダルイ」、「肩こりや腰痛に悩まされる」、「仕事の為に運動不足」などの場合には、ストレスや疲労による“お腹の冷え”を疑って、身体の血行改善と体調回復の改善を行う事が大切です。

【 内臓型冷え性(隠れ冷え性)】

~ 隠れ冷え性 ~

冷え性と言うと、「手足に寒さや冷たさを、いつも感じる」とか、「身体が冷えて、温まらない」などを思い浮かべますが、ストレスや疲労によって内臓の血管が収縮してしまい、温かい血液の流れが減って、内臓に冷えが生じてしまうタイプがあります。

これを『内臓型冷え性』と言い、「身体に何となく寒気を感じる」といった事もありますが、多くの場合、手足は温かく感じられる為に、気付かないうちに、お腹が冷えた状態になるので『隠れ冷え性』とも呼ばれます。

『隠れ冷え性』が起きるのは、仕事が忙しくなったり多くなったりして疲労やストレスが身体に溜まったり、毎日エアコンの効いた部屋で過ごしていたり、運動量が極端に減ったりしていると、内臓の血流が低下して内臓を冷やしてしまう事や、ビールなどの冷たい飲み物を摂る機会が多かったりすると、内臓の温度が保たれなくなってくるからです

~ お腹の痙攣による腹痛 ~

『内臓型冷え性』になると、下痢や便秘が起きるだけでなく、お腹に絶えず不快な痛みを感じるようになったり、我慢できないような腹痛を繰り返したりする上に、これによって、冷汗や吐き気も起きてきます。

これは、お腹が冷えた状態になっている為に、身体が熱を産み出そうとして、“腸が急性の強い収縮(=痙攣(けいれん))”を起こしてしまう為です。

“お腹の冷え”によって腸の痙攣を引き起こしているので、腹痛を和らげるには、お腹に余計な力が入って腸の筋肉や神経を刺激しないように、膝と腰を曲げた前かがみ姿勢になり、そして更に、胃や腸の負担が少なくなるように、右側を下にして寝るのが良いとされています。

~ 内臓型冷え性の症状 ~

また『内臓型冷え性』になると、内臓の血流低下で、身体全体の血行も悪くなってくるので、外見的にも、「顔色が悪い」、「手足がむくむ」、「肌トラブル(肌荒れ・シミ・そばかす・くすみ等)」、などが起きてきます。

更に、血行や体調の悪化によって、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こします。

しかも、身体内部の体温低下によって、健康を保っている免疫細胞が不活発になるので、「何となく身体の調子が悪い」という状態になり、風邪を引き易くなったり、病気がちになったりします。

【 ストレス解消と体調の回復 】

~ 内臓型冷え性の原因 ~

『内臓型冷え性』を起こす代表的な原因として、「毎日のストレスや疲労」、「エアコンによる長時間の冷房」、「運動不足」、の3つが挙げられます。

内臓は自律神経に支配されているので、これらによって自律神経の働きが不安定になると、内臓の血管が収縮して血行が悪くなって、温かい血流が減少し、体温調節の働きがうまくいかなくなってしまうからです。

この為、若い男性も、ストレスや疲労などで『内臓型冷え性』に悩まされると、通勤途中でも急にトイレに行きたくなったり、あるいは仕事中に、何度もトイレに行きたくなったりしてしまいます。

~ 体調の回復から ~

特に、デスクワークで、毎日、座ってジッとしている時間が多いと、下半身の筋肉を動かす機会が無くなってくるので、腰やお腹周りの血流が悪くなりがちです。

しかも、仕事や人間関係などのストレスで緊張や不安感が強まると、身体の血行が悪くなるだけでなく、内臓を取り囲む筋肉の収縮が強まる為に、毛細血管がいびつに歪んで蛇行したり、血管内に詰まりが生じたりするので、ますます、内臓を取り囲む筋肉内の血行が悪化します。

この為、『内臓型冷え性』を改善するには、身体を休ませるだけでなく、毎日のストレスや疲労、エアコンによる長時間の冷房、運動不足などが関わっているので、体調の回復を図って、身体の回復力を取り戻す事が重要です。

~ 身体の不調箇所の解消 ~

このような対策として、『内臓型冷え性』の改善に、ストレスの解消や、リラックスできる時間をつくって血行を回復させる、運動不足の解消、などが勧められています。

しかし、体調悪化が続いて、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などがある場合には、身体の疲労箇所や緊張箇所などをチェックして、これらを解消させ、更に、敏感になっている神経を回復させる事が必要です

これによって、身体の不調箇所を解消し、体調を改善させて、身体の回復力を取り戻し、身体の調子(治る力)を上げていく必要があります。

【 冷えは、漢方医学の概念 】

~ お腹を触ってみると ~

『内臓型冷え性』は、お腹を触ってみると、「冷たい!」と感じたり、「お腹あたりが、何となく冷えている気がする」と感じたりします。

これは、内臓にいろいろな臓器が、一ヶ所に集まっている事から、多くの毛細血管も集まっているので、疲労やストレスなどで内臓の毛細血管が収縮してしまうと、温かい血液の血流量が減少し、お腹を冷やしてしまうからです。

この結果、ストレスや疲労などが増したり続いたりすると、内臓の働きの低下や不安定が起き、下痢や便秘、そして腹痛などを起こします。

~ 冷えは、漢方医学の概念 ~

しかし、病院に行って「お腹の“冷え”で、悩まされている」と言っても、予想に反して、思っているような、お腹の冷えを解消するような治療が受けられません。

これは、“冷え”と言う概念が、もともと漢方医学の概念で、いろいろな個人の体質(タイプ)がいる中で、漢方医学の物差しから判断して『身体が冷えやすい体質(タイプ)』の事を言っているからです。

病院でも、体温を測って36℃未満の状態を『低体温』と言いますが、この『低体温』の意味は、体内で生み出される熱量が少ない事を言っているので、一般に言っている“冷え”とは、全く意味や内容が全く違います

~ 自律神経失調症 ~

このように、病院では、西洋医学では“冷え”という概念は存在しないので、『冷え性』を、自律神経失調症によって、身体の体温調節機能が乱れた状態と診断します。

この診断に沿って、治療法は、精神的なストレスや緊張を減らすように生活指導をする事と、お腹を冷やさないように保温を勧める事、そして、血流効果のあるビタミン剤の処方が、一般的な処方になります。

これらの治療で効果がある事もありますが、お腹の冷えによる体調の悪化に悩んでいる人にとって、「思っていた治療とは、今ひとつ・・・?」、という結果になります。

【 ツボ反応を利用した、当院の冷え治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労が主な原因になっているので、身体の不調箇所が分かりづらく、具体的な解消方法が見つかりづらくなります。

この為、当院では『内臓型冷え性』の改善に、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して“治療点”を探し、その治療点を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行や体調の改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、体調に変化が起きると“反応点”として身体の異常を知らせる性質や、“治療点”として症状を改善する効果があるので、本人の自覚の無いまま、お腹が冷えてしまう『隠れ冷え性』に対して、極めて有効な治療法になるからです

~ 筋肉ポンプ ~

このようなツボの働きがあるので、お尻や太もものツボを確認して刺激すると、お尻や太ももは、血行を促進させる“筋肉ポンプ”の働きをしているので、停滞していた内臓への血行が改善され、“お腹の冷え”の効果的な解消法になります。

また、体調を保っている自律神経が背中から腰にかけて通っているので、神経や血管の通り道になっているツボを刺激すると、腰の筋肉の柔軟性と血行が促進されて、腰やお腹にジンワリと温かさが戻ってくるのを感じられます。

そして更に、マッサージ治療で、お尻や太もも、そして腰周辺から背中の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、膝関節や股関節のコワバリを解消させたりすると、血流が活発化し、内臓への血流が回復してきます。

~ 腰の痛み(鈍痛)にも ~

また、これらのツボ刺激を利用したマッサージ治療は、『内臓型冷え性』に多い“腰の痛み(鈍痛)”の対策になります。

お腹や腰の筋肉の血流行が良くなってくると、老廃物の排出が進んで、腰の不調や痛みが解消してくる事と、骨盤や背骨を支える筋力も回復してくるからです。

特に、「ストレスを抱えている」、「運動不足」、「姿勢が悪い」などの人は、筋肉のコワバリ箇所やシコリのある箇所が多くあるので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消に、ツボ刺激とマッサージ治療が適しています。

~ 身体のコンディション回復~

『内臓型冷え性』の原因を解消させる為に、『ストレス・疲労 → 緊張 → 血行不良』という流れを変える必要があるので、身体の不調時に現れるツボを利用して血流を活発化させ、更に、体調改善にマッサージ治療を行うと、症状が和らぎ、身体のコンディション回復に効果的です。

当院は、マッサージ治療にツボ刺激を加えて、冷えの治療だけでなく、冷えの原因になっている身体の疲労や緊張を回復させ、体調の回復と、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

脚(足)が、むくむ (セルフケアでは困難な方に)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

座り仕事や立ち仕事で、脚に“むくみ”が生じて、腫れぼったさを感じてくると、脚の重ダルサやムズムズ感にも悩まされ、更に腰も、重ダルサを感じたり、動きづらくなったりします。

これは、脚の血行やリンパ液の流れが滞り、血管から染み出た水分が脚の皮膚や皮下に溜まってくると、水分中に多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、それらが脚・腰の神経を刺激して、不快感やダルサ感などを引き起こす為です。

これらを解消するには、脚の血液やリンパ液の流れを回復させる事が必要なので、マッサージ治療と、神経や血管が集まっているツボを利用すると、脚の『筋肉ポンプ』を活発化させ、筋肉内の血行やリンパ液の流れを高める効果があります。

【 脚のむくみと、不快感や腰痛 】

~ 脚太り ~

脚は、身体の下側に位置している為に、重力による影響で、血液やリンパ液が溜まり易くなる上に、心臓から離れている為に、血液やリンパ液の流れが弱くなり、むくみが起き易くなります。

この結果、脚の皮膚や皮下に余分な水分が溜まって“脚太り”になりますが、中でも、足首からふくらはぎが太くなり、足首のくびれがハッキリしなくなると、“脚太り”が目立つようになります。

このような状態になると、脚がパンパンに張ったように感じられますが、実際は、皮膚の下に過剰な水分が溜まり、皮膚表面の張りや弾力が失われて“たるんだ”状態になるので、「靴下を脱いだ後の跡が、いつまでも残る」とか、「指で脚を押すと、凹みが消えにくくなる」、といった事が起きます。

~ 脚の不快感も ~

更に、脚の皮膚や皮下に溜まった余分な水分が、周囲の神経を圧迫するので、脚が腫れぼったく、重ダルイ感じがしてくる上に、溜まった余分な水分の中に、多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、神経が刺激される状態になります

この結果、脚の「ダルサ」や「疲れた感じ」だけでなく、「引っ掻きたくなるような不快な感覚」や「ムズムズとした感じ」に悩まされたり、「こむら返り(脚の引きつり)」や「ウズウズした痛み」などが起きたりします。

しかも、夜、寝ている間は、脚の筋肉活動が少なくなって、血液やリンパ液などの流れが低下するので、寝ている間に脚のむくみが解消しきれないと、翌朝も、脚のむくみや重量感、ダルサなどが続き、一日中、脚の不快な違和感に悩まされます。

~ 脚と腰の一体性の崩れ ~

そして、脚のむくみやダルサが続くと、腰にも、不快感や鈍痛が起きます。

脚に溜まった老廃物や疲労物質が、腰の神経を刺激して、腰に「ダルサ」や「痛み」などの不快感を引き起こすからです。

また、脚と腰は、まとめて「足腰」と言われるように、一体となった動きをしているので、脚のむくみやダルサによって、アンバランスな動かし方や体重のかけ方をしていると、骨盤の負荷が片寄ったり、股関節の動きに左右差が出てきたりして、腰の疲労や緊張が強まって、これによっても腰に不快感や鈍痛が起きてきます。

【 ストレスによる、むくみ 】

~ ストレスによる影響 ~

更に、脚がむくむ原因として、あまり気付きませんが、ストレスによる影響もあります

これは、ストレスを感じると、脈拍や血圧を上昇させて身体の緊張状態を保つ為に、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが多く分泌されるので、これにより、血管やリンパ管に吸収される水分が減って、血管から漏れ出る水分が多くなるからです。

この為、イライラやストレスが強まると、血管やリンパ管に吸収される水分が減って、血管から漏れ出る水分が多くなるので、「目の下あたりが腫れぼったくなった」とか、あるいは、「脚が重ダルク感じる」、「足取りが重く感じる」、などが起きます。

~ 働く女性の、ストレスによる、むくみ ~

このように、イライラやストレスが強まると、むくみが生じ易くなるので、働く女性に、むくみが起き易くなります。

女性は、職場で、「一緒にやる」、「ちゃんと情報共有しておく」、「相手に合わせる」など、相手の心を探りながら、できるだけ気分を害さないように細心の注意を払う事が求められる事が多いので、人間関係で悩まされたり、同じ女性同士で給与の差があったり、不公平を感じたりすると、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増えてしまい、顔のむくみや、脚のむくみが起き易くなるからです。

しかも、女性は、もともと筋力が小さい為に、血液を脚から心臓に向かって押し返す『筋肉ポンプ』が弱いので、職場で不満やストレスを感じると、ますます、むくみが治まりづらくなります。

~ ブヨッとした感じや、セルライト ~

しかも女性は、精神的に強く緊張やプレッシャーを感じたり、何度も不安をイメージしたりするので、ストレスホルモンが分泌状態が続くと、身体に、いろいろな影響を及ぼします。

皮膚や皮下に余分な水分が溜まるので、体重が増して、身体がブヨッとした感じになったり、あるいは、女性らしい身体の曲線を作っている皮下脂肪に、ストレスホルモンの分泌によって老廃物を多く含んだ水分がくっつくと、皮膚の表面がボコボコに見える“セルライト”ができたりします。

更に、老廃物の排出がしづらくなり、酸素や栄養の取り入れが障害された状態が続くと、体調を保つ自律神経に支障が現れ、冷え性、頭痛、眠気、食欲不振、身体のだるさ、腰痛、などに悩まされたりします。

【 需要な、筋肉ポンプの活性化 】

~ 脚のむくみ解消には ~

脚のむくみの大きな原因は、脚の血液やリンパ液を、心臓方向に送り返す筋力の低下と、皮下に溜まった水分を戻す働きが弱まった事なので、むくみを解消するには、脚の筋肉の働きを高める事が重要になります

この為、歩行運動を行っても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、効果はほとんど期待できない事が分かっています。

実験でも、1日1万歩を、5カ月間歩いても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、筋力や持久力のアップ率が、何もしなかった人達とほとんど変わらなかった事が、確認さています。

~ マッサージによる、むくみ解消 ~

この為、セルフケアが困難な場合に、2つの代表的なマッサージ法があります。

一つが、良く知られている『リンパマッサージ』と呼ばれる手法で、リンパ液の流れを促進させる事で、水分と老廃物を体外に排泄させる事を目的にしています。

もう一つが、『静脈マッサージ』と呼ばれる手法で、静脈の流れを促して、心臓に血液を戻す血液循環の改善を目的にしたものです。

~ 第2の心臓の、ふくらはぎ ~

脚のむくみを解消する為に、マッサージで、リンパ液の流れを促進させたり、静脈の流れを促したりしますが、むくみを予防したり解消したりするには、脚の筋肉の働きを回復させて、脚に溜まったリンパ液や静脈血を送り出す『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事です。

この為、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復させ、『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事が重要になります。

特に、「ふくらはぎは、第2の心臓」と言われるように、下半身に溜まった血液を心臓に送るポンプ作用があるので、ふくらはぎの筋肉の働きを活発化させる事で、脚に溜まったリンパ液や静脈血を排出させる事が大事です。

【 当院の、むくみ治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

当院は、脚の血行やリンパ液の流れの促進や、筋肉の働きを高めて皮下に溜まった余分な水分の吸収を高めるために、マッサージ治療にツボ治療を加えて、脚のむくみの改善治療を行っています。

これは、『ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる』ので、むくみを生じさせている筋肉のコワバリ箇所や、血行を悪化させている箇所を、ツボ反応で確かめる事ができるからです。

しかも、確認したツボに適切な刺激を与えると、ツボ周囲の緊張が緩んで、滞った血液やリンパ液の流れが改善されて、神経の興奮を鎮める効果があるので、むくみ改善のように、血行やリンパ液の流れを改善させるのに適しています

~ 他動運動の活用 ~

また、当院では、血液やリンパ液が集まってくる腰や膝の関節の流れを高める為に、マッサージ師が、膝や腰の関節を動かす『他動運動』を行っています。

リンパ液の流れは、とてもゆっくりしていて、時には、流れなくなる事がある上に、腰や膝などの関節は、筋肉がコワバリ易くなって、流れづらくなっているので、『他動運動』を利用して膝や腰の関節を動かすと、血液やリンパ液の流れを高められるからです。

例えば、デスクワークの座り仕事で、腰や膝の関節を曲げ続けていたり、営業や接客などの立ち仕事で、膝関節の筋肉の疲労や緊張が強まっていたりする場合に、『他動運動』が、血行やリンパ液の流れを回復させる大きな効果があります。

~ 腰や股関節の確認 ~

更に、当院では、気になる脚の部分だけでなく、腰や股関節の筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉の働きを回復させ、滞った血液やリンパ液の流れを改善させて、脚のむくみ解消を行っています。

腰や股関節がコワバッテいると、血流を遮って、脚のむくみや不快感となって現れてくるので、腰や股関節の筋肉や血行の状態をチェックして、コワバリ箇所を回復させる事が必要になるからです。

特に、脚の付け根の鼠径部や、膝裏は、リンパ管が集まった状態になっているので、コワバリ状態や血行やリンパ液の流れをチェックして、マッサージ治療と『他動運動』で改善し、回復させる事がポイントになります。

~ 身体の状態をチェックして、治療を ~

むくみは、疲労や緊張だけでなく、ストレスによる影響もあるので、一度しっかりと、国家資格のあるマッサージ治療院で身体の状態をチェックして、治療を受ける事を、お勧めします。

当院は、筋肉や関節部分のチェックと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の硬直や血流障害を回復させ、循環の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

男性の、お腹の冷え(ストレス性の冷え)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

冷えは女性特有のものと思われがちですが、男性も、毎日冷房の効いた部屋で仕事をしていたり、ストレスが積み重なったり、運動不足が続いたりすると、身体の血行悪化や、体温調節の低下が起き、冷えに悩まされるようになります。

男性は女性に比べて、温度への感覚が鈍いので、気付かないうちに身体の中心部分(内臓)が冷えてしまい、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返したり、以前には無かった、「身体の寒気」や、「お腹の冷え」、「下腹部の痛み」、などに悩まされたりします。

身体の冷えに気付かない為に、血液の巡りが悪くなり、体調を悪化させているので、体調の改善には、身体の「コワバリ箇所」や「不調箇所」をチェックして、これらの箇所の血行を高めて、敏感になっている神経を鎮め、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 男性の冷え 】

~ 内臓型冷え性 ~

◎ 身体の中心部分の冷えの発生

男性は冷えに対して、意識が低かったり、自覚が無かったりするので、オフィスのクーラーで冷やされたり、身体を動かす事が少なくなったり、仕事や家庭などでストレスを抱えていたりしているうちに、いつの間にか、お腹が冷えた状態になり、身体のダルサ、腰痛、肩こりが慢性化したり、下痢、便秘、頻尿を繰り返すようになったりします。

これは、冷えに対して、意識が低かったり、自覚が無かったりすると、体温を調節している自律神経の働きが低下し、身体の中心部分の内臓が冷える『内臓型冷え性』になるからです

内臓の冷えによって、「胃が重苦しい」、「腹痛」、「みぞおちが痛い」、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」などが起きるので、通勤途中に我慢できなくなって、トイレに駆け込む事も起きてきます。

体調の悪化

このような状態を防ぐ為に、保温性が高いシャツやズボン下、そして靴下を身に付けたり、更には、身体に貼るカイロを腰やお腹に付けて温めている人もいます。

しかし、内臓の冷えによって血管が収縮し、身体の血行が悪化した状態になるので、以前と比べて、ダルサや疲労が起き易くなったり、集中力や根気が続かなくなったりします。

更に血行悪化によって、病気の状態ではなくても、「何となく、身体の調子が悪い」とか、「風邪気味になって、寒気を感じる」なども、起きてきます。

年齢を重ねるごとに多く

この『内臓型冷え性』は、中高年以降の男性に多くなっています。

30代あたりになると、運動や体操などを習慣的にする事が少なくなって、血流やリンパ液を流す力が弱まり、血行が悪くなってくる上に、老化現象や男性ホルモンの分泌の減少などで、筋肉量が減って体熱が作られにくくなるからです。

しかも、中高年になると、仕事や家庭の責任が重くなって、ストレスを強く感じる事が多くなるので、血管の収縮が強まって硬くなり、身体の血行が悪くなってくるからです。

~ 若い男性も ~

若い男性の4人に1人が

ところが最近は、デスクワークをしている若い男性も、4人に1人が『内臓型冷え性』と言われています。

若手のうちから、即戦力として期待されるので、仕事だけでなく、上司や先輩の注意や励ましもプレッシャーのように感じて、精神的な疲労やストレスを感じる事が多くなった為です

この結果、若い男性でも、精神的な疲労やストレスで、体調を保つ自律神経の働きが乱れると『内臓型冷え性』が起き、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、便秘、頻尿、などが起き易くなっています。

インターネットや、リモートワークの影響で

更に、仕事の内容や、上司との関係、仕事の量、将来への不安などがあっても、人と人とのつながりが、インターネットを介したり、会社から離れてリモートワークになったりしているので、直接的なコミュニケーションが薄くなり、ストレスや寂しさを紛らわす事が難しくなります。

また、仕事のほとんどがパソコン操作なので、身体を動かさずにジッとした姿勢のまま、インターネットにのめり込む作業になるので、ますます疲労感とストレス感を強めてしまいます。

この影響で、若い男性も『内臓型冷え性』が起き易くなるので、夏でも、保温効果のある若い男性用下着が売れています。

【 気付きにくい、冷えの為に 】

~ 隠れ冷え性 ~

ところが、『内臓型冷え性』になっていても、「手足は温かい」と感じているので、内臓が冷えている事に、なかなか気付きません。

このように『内臓型冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付いていない事が多いので、『隠れ冷え性』とも呼ばれます。

この為、本人が内臓の冷えに気付きにくいので、だんだんと内臓の調子が悪くなる傾向があります

~ 自律神経が安定しなくなって ~

例えば、『内臓型冷え性』の最初の頃は、「腹痛を感じる」、「いつまでも胃腸が悪い」、「便秘や下痢が続く」、「引いた風邪が長引く」、などが起きます。

ところが、身体の中心部分(内臓)が、冷えた状態になっている事に気付かない為に、『内臓型冷え性』が続いて、内臓をコントロールしている自律神経が安定しなくなると、「疲労し易くなる」、「だるい」、「慢性的な肩こりや頭痛がする」、「腰やお腹周りに脂肪が付く」、「下半身太りになる」、「脚がむくむ」、などが起きます。

しかも、この状態が続くと『緊張で交感神経が高ぶる→血管が収縮する→必要な血液が適正に行き届かなくなる…』といった状態になるので、悪循環にもなります。

~ 疲れ顔、老け顔、顔色が良くない ~

また、『内臓型冷え性』が続くと、「疲れ顔」や「老け顔」、「顔色が良くない」などの、見た目の悪さが現れます。

肌の状態を保つには、血液の流れによって栄養や水分が行き渡って、老廃物の回収が保たれている事が必要ですが、身体の血行悪化から、肌の毛細血管の血行も悪化してくるからです。

この結果、「疲れ顔」、「老け顔」、「顔色が良くない」などが現れたり、顔のリンパの流れも悪くなって「顔のむくみ」が生じたり、顔が暗く見えるようになって「肌のくすみ」などが起きたりします。

【 汗っかき、暑がり、高血圧、メタボ 】

~ 汗っかき、暑がり ~

『内臓型冷え性』になると、冷え性とは全く無縁と思われるような、「汗っかき」や「暑がり」、あるいは、「高血圧」や「メタボ」になりがちです

「汗っかき」になるのは、内臓が冷えた状態になっているので、自律神経が、内臓を冷やしている体内の余分な水分を捨てようとして、チョッと動いただけでも大量の汗をかいたり、食事して熱さを感じると汗が大量に出たり、してくるからです。

また、「暑がり」になるのは、暑さ寒さを感じる神経が、ほとんど身体の表面にあるので、外気や活動によって、体表が暑く感じると、冷えている内臓に比べて、ひどく暑さを感じてしまう為です。

~ 高血圧、メタボ ~

更に、「高血圧」や「メタボ」にも、なりがちです。

「高血圧」になるのは、内臓の冷えが続くと、体調の良くない状態が続いたり、不快感から神経が敏感になったりするので、血管が収縮して、血圧を高めてしまうからです。

また、「メタボ」になるは、内臓の冷えによって筋肉の働きが低下するので、食事から摂取した栄養が筋肉で使われずに、体内に蓄積されて脂肪になる割合が多くなるからです。

~ 自分で確認する方法 ~

このような特徴から、『内臓型冷え性』を、自分で確認する方法があります。

体幹(内臓)の血流が悪くなっていると、体温が低くなっているので、朝、布団の中で、脇の下、お腹、腰などを触って、「冷たい!」と感じる場合です。

また、身体の芯が冷えていると、汗をかき易くなるので、食事をしたり、階段の上り下りをしたり、軽く走ったりすると、ドッと汗をかいたりする場合は、これも『隠れ冷え性』の可能性があります。

【 当院の、冷えの解消の治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

男性は、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返していても、「自分は、冷えとは無縁!」と思っている事が多いので、当院では、問診とツボ反応で、症状の確認を行っています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるからです。

これによって、『内臓型冷え性』のように、自分の身体の血行不良をハッキリ自覚していない場合でも、血行の悪化によってツボ反応が顕在化してくる上に、軽く圧迫されるだけでもジーンとした違和感が生じたり、あるいは、ツボの筋肉が強く収縮して、筋肉の硬縮が現れたりするので、身体の冷えによる患部が確認できるようになります

~ マッサージ治療にツボ刺激を加え ~

ツボ反応を確認した後に、反応が現れたツボを中心に、当院はマッサージ治療にツボ刺激を加えて、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行っています。

例えば、確認したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、コワバッタ筋肉が緩み、筋肉内の血流が改善してくるので、患者も、ジワーと暖かい血液が流れ出す感じがしてきます。

更にマッサージ治療で、筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉が身体の隅々に届いた血液を心臓に押し戻すポンプの働きをしているので、血流が促進され、これによって神経の過敏状態が回復してくるので、冷えで生じていた不快感や痛みを鎮める効果があります。

~ 後頭部、首、下半身の筋肉 ~

また、『内臓型冷え性』の解消に、当院では、後頭部や首、そして下半身の筋肉もチェックして、回復治療を行っています。

首には、自律神経が通っているので、首周囲の筋肉のコワバリが緩んでくると、呼吸が楽に感じられるだけでなく、体調の回復効果もあるので、これによって、精神的に落ち着きを取り戻す効果につながります。

また、下半身には、全身の血液量の70%が集まるので、下半身のコワバッタ筋肉をチェックし、柔軟性を回復させると、全身の血行も改善してくるので、体調の回復効果になります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

一般的な疲労や緊張と違って、男性の冷えは、身体の中心部分(内臓)が冷えた『内臓型冷え性』が多くなっているので、下痢や便秘、頻尿に加えて、体調の悪化や精神的な不調が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、冷えによる身体のコワバリ箇所や不調箇所の確認や、それらの改善を行い、体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の改善には、猫背タイプと症状の確認を!

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「猫背にならないように…」と気を付けていても、いつのまにか、背中を丸めた猫背姿勢になるので、猫背姿勢が多くなってくると、姿勢を正そうとしても背中が伸びなくなったり、伸ばせても、すぐに背中を丸めた姿勢に戻ったりしてしまいます。

しかも、猫背は、見た目が悪くなるだけでなく、体型の悪化から、肩こり、頭痛、腰痛などに悩まされたり、胸が圧迫されて呼吸が浅くなるので、頭や身体が疲れ易くなって、集中力や持久力が続かなくなったりします。

このような猫背姿勢と体調不調の改善には、始めは専門家に自分の猫背タイプを確認してもらい、身体のコワバリ箇所を解消してもらうと、自分の猫背タイプに合った体調の改善法が分かり、普段から、意識して猫背の改善に取り組めるようになります。

【 治りづらい猫背 】

~ 自然で楽に感じられる猫背姿勢 ~

PCやスマホに向かって操作をしていると、画面を見ながら操作をする為に、画面を覗き込む状態になってくるので、いつのまにか、猫背姿勢になりがちです。

人の身体は、もともと母親の胎内にいた時に、首と背中を“C”字のように丸めた姿勢だったので、生まれた後も、その影響が残り、背骨が緩やかに湾曲している為に、背中を真っすぐに伸ばしているよりも、丸めているほうが、自然で、楽に感じるからです

この為、背中を丸めた姿勢でいると、自然で楽に感じる為に、いつのまにか、猫背姿勢が繰り返されるようになったり、続いたりしてしまいます。

~ 背中を丸める働き ~

ところが、背中を丸めた姿勢が多くなると、姿勢を正そうとしても、背中が伸ばしづらくなったり、何とか背中を伸ばせても、リバウンドが起きて、再び元の猫背に戻ってしまったりします。

これは、毎日、背中を丸めた姿勢でいると、背中の姿勢を維持する筋肉や靭帯が、背中を丸めた状態で固定化され、しかも、背中を丸めた姿勢で身体のバランスをとるようになるので、背中を伸ばすと、背中を丸めていた筋肉や靭帯の“防衛反応”が強く働いて、背中が伸ばしづらくなったり、背中を丸めた状態に戻す力が働いたりするからです。

しかも、背中を曲げる筋肉が強まってコワバルと、この状態に適応する為に、背中を伸ばす筋肉の働きが弱まるので、ますます背中が伸ばしづらくなります。

~ 猫背と、気になる症状の関連 ~

また、猫背姿勢をしていると自然で楽に感じても、猫背姿勢を支える為に、首、肩、背中、胸まわりの筋肉、腰などに余計な負担がかかるので、首や肩の凝りや腰痛などを引き起こします。

しかし、首や肩の凝りや腰痛などを改善しようとしても、猫背には、幾つかのタイプがあるので、「タイプ別に、丸まっている部分が、主にどこか?」を、理解していないと、ポイントになる筋肉のコワバリ箇所がハッキリ分からない為に、改善の労力のわりに、効果があがりません。

この為、慢性化している猫背姿勢を、元の姿勢に回復させるには、背中を無理にストレッチして伸ばすよりも、まずは、自分の『猫背タイプ』を確認して、身体の主なコワバリ箇所を知る事と、更に、自分の『気になる症状』と猫背との関連を知っておく事が大切です。

【 猫背の3つのタイプと症状 】

~ 猫背のタイプと、関連する症状 ~

猫背タイプは、大きく3つ分けられ、この猫背のタイプごとに、頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛など、気になる症状の現れ方や程度が違ってきます。

この為、大まかでも、自分の猫背のタイプと、関連する症状を知っておくと、「何となく身体の調子が悪い」と思っていた症状の原因がハッキリするので、症状改善のモチベーションにもなります

猫背の3つのタイプと症状は、次の通りです。

~ “首”猫背タイプ ~

< 特徴 >
横から見ると、首とあごが前に突き出た状態になっていたり、首と顔が極端に前方に出た状態(ストレートネック)になっていたりするので、それに伴って、肩を前方に押し出して、肩を丸めた(巻き肩)姿勢になりがちです。

< 症状 >
顔を前に突き出して、巻き肩になると、その姿勢を支える為に、首や肩、肩甲骨周辺の筋肉がコワバルので、首や肩の凝りと痛みと、首や肩の土台になっている肩甲骨周辺に痛みが起きます。

更に、首まわりには神経が張り巡らされているので、神経が圧迫されると肩や腕にシビレ感が生じたり、首や肩のコワバリで、顔のリンパ液の流れが悪くなると“疲れ顔”や“老け顔”が目立ったりします。

~ “背中”猫背タイプ ~

< 特徴 >
背中の丸みが目立ち、背中の中央あたりが猫背の頂点になるので、誰が見ても、猫背だと分かるタイプです。

< 症状 >
肩甲骨周りの筋肉の凝りが強まるので、肩甲骨沿いの痛みに悩まされたり、体幹(胴体)の血行が悪くなって、背中の疲労感やダルサと共に、背中のムクミ感が生じたりします。

また、前かがみ姿勢の為に、胸が圧迫されて呼吸が浅くなるので、頭や身体が疲れ易くなって、集中力や持続力が無くなったり、胃や腸が圧迫されて、胸焼けやむかつき、胃や腸の“もたれ”などが起きてきたりします。

~ “腰”猫背タイプ ~

< 特徴 >
椅子に浅く腰掛ける人や、腰かけドライバーのように、長く座っている職業の人に多く、お尻を底辺にして、お尻から前かがみになるので、骨盤に“上半身の重み”がかかります。

< 症状 >
骨盤に上半身の重みがかかってくるので、腰痛が起き易くなり、更に運動不足や加齢で筋力が低下すると、慢性腰痛も起き易くなります。

また、下半身の血行が悪化してくると、冷え、胃腸の不活発による便秘、腰のダルサ、慢性腰痛、お尻や太もものシビレ感などが、起きてきます。

【 最初はチェックしてもらって 】

~ 最初は専門家やトレーナーに ~

猫背は、自分ではなかなか気付きにくく、しかも、仕事や家事に追われていると、余計に気付きにくくなります。

しかも、猫背が気になっても、自分の猫背姿勢を、直接、見る事はできませんし、背中の痛みや違和感に悩まされても、背中のコワバリ箇所を自分で触る事ができません。

この為、最初は専門家やトレーナーに、猫背のタイプと症状をチェックしてもらい、身体のコワバリ箇所を改善してもらったほうが、猫背によるコワバリ箇所がハッキリして、意識して、猫背の改善に取り組めるようになります

~ タイプ別の改善箇所 ~

例えば“首”猫背タイプの場合には、首の付け根の後ろや横、そして喉の横を横切る筋肉、それから肩から腕に続く部分までの筋肉、更に後頭部から肩甲骨あたりまでの筋肉をチェックして、コワバリを解消する事が必要です。

また、背中”猫背タイプの場合には、背中のコワバリ解消だけでなく、背中のコワバリで動きづらくなっている肩甲骨を動けるようにする事と、更に、血行悪化による背中のむくみを解消させる事も必要です。

そして“腰”猫背タイプの場合には、腰周囲だけでなく、腰を下から支えている、お尻や太ももの筋肉の緊張を解消させて、血行を改善する事が必要です。

~ 自覚しづらい腰やお尻の負荷 ~

また、猫背になると、丸まった上半身のバランスを、背中の土台の腰やお尻で取るようになるので、どのタイプでも、腰やお尻の筋肉に負荷が増し、コワバリが強まります。

しかし、腰やお尻は、コワバリ感がハッキリしなかったり、あるいは自覚されても、「腰やお尻あたりが、何となく重い」とか、「ダルイ」程度だったりします。

この為、どの猫背タイプであっても、このような自分で自覚しづらい腰やお尻の筋肉のコワバリ解消や、腰やお尻の関節の動きの改善をする為に、専門家やトレーナーにチェックしてもらい、腰やお尻のコワバリをストレッチして伸ばしたり、動かしたりする事が必要です。

【 当院の、マッサージ治療+他動運動 】

~ ツボ治療を用いたマッサージ治療と、他動運動 ~

当院では、猫背とそれに伴う症状に対し、猫背のタイプに合わせて、ツボ治療を用いたマッサージ治療と、本人に代わって、動かしづらい部分を動かす『他動運動』を加えて、改善を行っています

猫背姿勢は、日常の習慣や癖によって、本人の気が付かないうちに、身体が丸まった状態になり、身体がコワバッテくるので、このような疲労や緊張などの慢性化には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の症状改善を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しているからです。

更に、『他動運動』を使用する事で、自分でなかなか伸ばせない背中や腰の筋肉をシッカリ伸ばし、普段、あまり動かす事の無い筋肉の、柔軟性と血行を回復させるようにしています。

~ ツボ治療の利用 ~

また当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、猫背による筋肉のコワバリを緩和させ、背中の痛みや不快感も解消するようにしています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が生じると、身体に異常が起きた箇所を知らせる働きがあり、更に、反応が現れているツボに適切な刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

中でも、背中の凝りやコワバリで、張り付いた状態になっている肩甲骨に対して、ツボを利用すると、肩甲骨周りの筋肉の凝りやコワバリを解消させて、背中を伸ばし易くさせるので、猫背の改善に効果がある上に、肩こりや背中の痛みの解消にも効果があります。

~ 猫背の予防や回復の為に ~

これらの後に、再度『他動運動』を行うと、スッキリした感じになります。

『他動運動』で、肩や肩甲骨、腰の骨などを動かすと、筋肉の柔軟性や血行の回復が進むので、血液やリンパの流れの滞りによる、背中の不快な“むくみ状態”が解消されるからです。

これによって、解消しづらかったコワバリ箇所が改善されてくると、動きが悪くなっていた背骨や肩・肩甲骨の動きが回復するので、猫背の予防や回復をする為の運動やストレッチが行い易くなります。

~ 猫背が慢性化すると ~

猫背が慢性化してしまうと、身体にとって、その姿勢が一番フィットした姿勢になるので、猫背が気付きにくくなり、しかも、自分で背スジを伸ばそうとしても、簡単に治らなくなります。

当院は、東洋医療をベースにした診断とマッサージ治療で、疲労や緊張などによる慢性化した肩凝りや疲労回復などを行い、それにより、猫背や身体の歪みなどの姿勢改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。