運動不足による、ダルサや身体の不調

【 (症例)身体の硬さや、健康管理 】

デスクワークや在宅勤務などで、身体を動かす機会が減って運動不足になってくると、血行が悪化してきたり、呼吸筋の働きが弱くなったりするので、だんだんと身体に疲労や緊張などが蓄積されて、肩こりや腰痛、ダルサや倦怠感、イライラ感などが生じるようになります。

しかし、身体の働きを活性化しようとして、いきなり運動を行うと、身体の活動力が低下して、身体に不調も起きているので、運動による負荷で、かえって後になって、筋肉痛が起きたり、ダルサや倦怠感が増したりします。

身体にダルサや不調が起きているのは、身体の機能低下と、それによって身体の回復力が追い付かなくなっている事が影響しているので、運動不足を解消する前に、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を調べて回復させたり、身体の動きの改善をしたりして、体調を回復させる事が大切です。

【 運動不足でいると 】

運動不足であっても、「元気でいるし、それほど問題ないだろう…」と思って、そのままにしていると、次第に、肩こりや腰痛などが起きたり、倦怠感やダルサなどが起きたり、頭痛やイライラなどが起きたりします。
これは、運動不足が続いて筋肉の働きが低下してくると、血液やリンパ液を流している筋肉のポンプ活動が弱まるので、身体の中の不要な老廃物が排出されづらくなったリ、筋肉の働きの低下で呼吸が弱まったりするので、チョッとした動作でも、調の維持が不安定になり、ダルサや身体の不調が起き易くなるからです
特に脳は、酸素の供給が足りなくなると、すぐに機能が低下する特性があるので、運動不足になって血行が低下して、酸素の供給が少なくなってくると、疲れや倦怠感、ダルサ、思考力低下、頭重感・頭痛などが起き、そして、記憶力や思考力が低下するようになります。

 

そして更に運動不足が続くと、首・肩・背中・腰などの身体の姿勢を維持する筋肉に、痛みが出てきます。
これらの筋肉は、身体を動かさなくても、姿勢を維持する為に、重力や身体の重さなどの負荷が身体にかかり続けるので、これらの筋肉がコワバッテくると、血行が悪くなってくるからです。
しかも血行の悪化で、疲労物質が身体に溜まると、神経が刺激され続けるので、ジッとしていても、「絶えずジクジクと痛む」といった不快感が起たり、身体を動かすと、敏感になっている神経が刺激されるので、痛みや不快感が強まったりします。

 

このような状態になると、身体を動かした時に、首・腰・膝などの関節に、違和感や痛みが起き始めます。
筋肉の働きが低下して、関節を動かす筋肉や靭帯の柔軟性が失われてくると、『瞬発力』だけでなく、身体を長時間にわたり動かし続ける『持久力』も低下するからです。
この結果、関節の、身体の安定を保ちながら、滑らかに動かせる範囲が限られるので、チョットした動作でも、いつもと違う動きをしたり、身体を支えづらい姿勢になったりすると、関節の許容限度を超えて、「アイタタッ!」と痛みが起きてしまいます。

【 中高年になると 】

しかも、中高年になって、身体の柔軟性が失われてきたり、体力が無くなってきたりすると、それによって運動への『気力の低下』も起きてくるので、ますます運動不足が続いてしまいます
例えば、毎日の階段の上り下りや、交差点や踏切で急いだ時に、「身体が思うように動かない」と感じたり、息が乱れたりすると、「もっと運動しなければ」と思っていても、「身体が重い」、「疲労が抜けない」、「凝りを感じて、だるい」、「面倒」、という気持ちが先だってしまいます。
この結果、身体を動かす事が減ってしまい、運動不足になりがちです。

 

また、中高年になって運動不足になっていると、「運動をしよう!」と思っても、負担になり過ぎない範囲で適切な運動量を決める『適度な運動設定』や『運動を継続する事』の難しさがあります。
身体の筋力が低下しているので、『適度な運動設定』が分からないまま、いきなり運動をすると、筋肉痛や腰痛、捻挫などを起こしたり、筋肉の働きの低下で呼吸が弱まった状態になっているので、動悸や息切れが起き易くなって、運動が逆効果になったりするからです。
また、『運動を継続する事』は大切ですが、運動不足が続いてダルサや身体の不調がある場合は、運動量を半分にしたり、中止したりする事も必要になるので、やはり、運動をするには、体調の回復を行ってから、軽めのエクササイズから少しずつ負荷を上げていく必要です。

 

更に、中高年になると、仕事や家庭の事に追われたり、いろいろなストレスや体調不調があったりするので、運動の時間がとりにくくなます。
例えば、「運動を、ヤルゾ!」と決めても、仕事のスケジュールに追われていたり、ダルサや体調不調が気になっていたりすると、「ヤル気を無くしてしまう」、「やっぱり続けられない」となってしまいます。
この為、『適度な運動設定』の「目的や目標が定まっていない」とか、『運動を継続する』為に「日々やる事が決まっていない」などがあったり、「日々、運動をやる事にメリットを感じない」と感じたりすると、三日坊主に終わってしまいます。

【 身体機能の回復 】

運動不足から身体のダルサや不調が生じるのは、運動不足が続くと、思っている以上に身体の機能が低下した状態になり、それによって、身体の回復力が追い付かなくなった事が原因です。
運動不足になって、ジッとしている事が多くなると、姿勢を支える筋肉の緊張や精神的な緊張が高まっているにもかかわらず、血管の伸縮や呼吸活動の低下によって、体内に酸素が十分に行き渡らなくなったり、不要な老廃物が排出されづらくなったりするからです。
この結果、
・少し階段を使っただけでも息切れしやすい
・慢性的な疲れを感じる
・夕方や夜になると疲れを感じやすい
・頭重感や頭痛がする
・肩こりや腰痛に悩まされる
・ダルサや倦怠感
・筋力が弱って姿勢が悪くなる
・少しの距離でも歩くのが嫌になる
・身体を動かすのがおっくうに感じる
などに悩まされるようになります。

 

運動不足になって、これらの身体の不調や、不快感、痛みなどがある場合は、運動不足を解消する前に、「病気にはなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」という状態を、解消させる事が必要です
特に、50~60歳台に差し掛かかった頃になると、筋肉や骨、関節などの運動器が機能障害を起こす可能性が高くなるので、気になる体調不調を少なくさせておくと、これらの『身体の機能回復』につながります。
まずは、筋肉の柔軟性を回復させたり、身体の血行を回復させたり、関節の動きを滑らかにしたりして、体調を回復させる事が重要です。

 

また、中高年になって、毎日の生活の疲労や緊張などで“姿勢”が悪くなると、姿勢の悪化で、余計に身体の筋力を低下させたり、バランスを保つ能力が悪くなったりします。
この為、身体の“軸”になっている『姿勢保持筋肉』 のコワバリを解消させて、身体の柔軟性を回復させ、身体のバランスを整える事も必要です。
身体のバランスを整えると、姿勢の悪化で生じた神経の興奮を鎮める効果があるので、肩こり・腰痛などの、身体の痛みの改善になります。

【 当院の、ダルサや身体の不調治療 】

当院は、運動不足や加齢などで体調不調を感じている方に、ツボ反応を利用したマッサージ治療で、疲労回復や、身体の運動機能の改善、体調の調整、などの治療を行っています。
マッサージ治療の特徴として、痛みや不快感のある箇所の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、関節の可動域を広め、血行を改善させる作用があるので、筋肉の疲労の解消や、神経の興奮を鎮めて、肩こり・腰痛などの痛みを改善させる効果があるからです
また、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されると、体調を保っている自律神経の負担が減少されるので、内臓機能の回復作用、体調の改善効果になります。

 

当院では、これらの体調の改善を、人それぞれの身体の状態や調子に合わせて行う為に、ツボ反応を利用しながら、マッサージ治療を行っています。
例えば、運動不足で、体調不調に悩まされている場合に、ツボ治療とマッサージ治療で身体の運動機能を回復させると、身体の違和感や痛みが減少して、毎日の生活にも大きく役立つだけでなく、運動の準備や運動後の回復にも利用できます。
また、長時間のデスクワークで、筋肉の柔軟性を失っていたり、加齢で、身体の歪みや関節の硬直が起きていたりしている場合にも、ツボを反応点として利用してマッサージ治療を行うと、身体のダルサや疲労感の解消だけでなく、リフレッシュ効果も期待できます。

 

更に当院では、姿勢維持筋(インナーマッスル)のコワバリを確認し、ツボ刺激を伴ったマッサージ治療で、コワバリ解消の治療を行っています。
運動不足になると、姿勢維持筋が硬くなってくるので、「身体が思うように動かせない」、「身体が重い」、「一度疲れるとなかなか疲労が抜けない」などが起きたり、運動をすると、更に姿勢維持筋の緊張を強めたりするからです。
身体のコワバリ箇所を確認して、ツボ刺激を伴ったマッサージ治療で、コワバリの解消、血行の回復、関節可動域の改善などを行うと、身体が動かし易くなり、運動前のウォーミングアップ効果になります。

 

運動不足が続くと、身体の活動力が低下した状態になり、身体に不調も生じてくるので、「病気ではないけれど、何となく身体の調子が悪い」、という状態が起きてきます。
当院は、ツボ反応を利用した東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、コワバリの解消、関節可動域の改善、血行の回復などを行い、身体のバランスを整え、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の硬さや、健康管理などのご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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