肩から腕の、しびれ や だるさ と、首元の痛み( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】

(写真)胸郭出口症候群

身体の疲労や緊張が増してくると、「首、肩、背中の凝りやだるさ」だけでなく、「腕の、しびれやだるさ」や、「手の動かしにくさ」、「手の冷感」など、腕や手の違和感に悩まされる人がいます。

この原因として多いのが、肩や背中の凝りや緊張で、首スジから胸元の凝りや緊張も強まると、内部を通過している、腕に伸びる神経や血管が圧迫されて、それによって、腕や手に“異常な感覚”が起きる症状です。

この症状の解消には、首スジから胸元の筋肉の過緊張部分を確認して、過緊張を緩める事が必要なので、筋肉や血行の治療を得意としているマッサージ治療の利用が、効果的で、短い治療期間で済みます。

【 首スジから胸元の、凝りや緊張から 】(図)前かがみ姿勢

首や肩の、強い凝りや、だるさだけでなく、肩から腕に“しびれ”や“だるさ”も感じてきたら、要注意です。
もしかしたら、『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』かもしれません。
胸郭出口症候群は、首スジから胸元(胸郭出口)を走行している神経や血管が、筋肉の凝りや緊張による圧迫を受けて、それによって、肩から腕に“しびれ”や“だるさ”などが出る症状を言います。

 

この胸郭出口症候群の特徴は、『首や肩の強い凝りや痛み』+『腕の痛み・しびれ感』です
これは、腕に伸びる神経や血管が、首スジから胸元にかけての、少し混み合っている箇所を通過しているので、首や肩に強い凝りが起きると、その通路を狭めて、神経や血管を圧迫するからです。
この結果、肩や背中の凝りや緊張が強まると、『首や肩の強い凝りや痛み』と共に、神経や血管が締め付けられるので『腕の痛み・しびれ感』を感じるようになります。

 

また、筋肉の強い緊張で“血行が障害”される事で、『肩や腕のダルサ』『手の動かしにくさ』『手の冷感』が起きる事もあります。
これは、「正座をしていると、脚がしびれる」のと同じで、神経が圧迫されて血行が悪くなるからです。
この結果、感覚神経や運動神経が麻痺してきて、『肩や腕のダルサ』『手の動かしにくさ』が起きたり、血流量の低下から『手の冷感』が起きたりします。

【 神経や血管が圧迫されて 】(図)胸郭出口

この胸郭出口症候群で、問題を引き起こすのは、肩の前方下にある鎖骨と、その下の第一肋骨(一番上の肋骨)の間との、7mmぐらいの“すき間”の状態です。
すき間には、心臓から腕に向かう動脈や、首から腕に伸びる神経の束、そして腕から心臓に戻る静脈、などが通っています。
この為、緊張や疲労などで筋肉がコワバッテ、この“すき間”が圧迫されると、中を通っている、腕に伸びる神経や血管が圧迫されて、腕に“しびれ”や“だるさ”などの神経症状(=症候群)を引き起こすからです

 

言ってみれば、胸郭出口症候群とは、首スジから胸元の筋肉の強い張りで、神経や血管が締め付けられた障害です。
この為、デスクワークや、パソコン作業、スマホ操作などで、“前かがみの猫背姿勢”が毎日続くと、首スジから胸元の筋肉の強い張りが起きて、胸郭出口症候群が起き易くなります。
しかも、両肩を前方に突き出すような姿勢になって、首を一定の角度で長時間固定し続けるので、首スジから胸元にかけて、凝りや緊張が、ますます強まるようになります。

 

他にも、いつも商品を抱えたり、重い物を持つ事が多かったりすると、胸郭出口症候群を引き起こし易くなります。
両肩に力を入れて、脇(わき)を絞めたような状態になるので、鎖骨を引き下げて、胸郭出口の“すき間”を狭め、神経や血管を圧迫するからです。
ギターやバイオリンのように、軽い楽器でも、いつも決まった姿勢で、長期間続けて演奏していると、やはり、同じ状態が起きます。

【 胸郭出口症候群のチェック法 】(図)チェック法

普段の生活で、胸郭出口症候群の違和感に、気付く事があります。
例えば、首から胸の筋肉が縮んだ状態になっているので、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、喉元が圧迫される状態になっているので、胸苦しさを感じます。
また、“首の前側”の、喉元あたりの筋肉の弾力性が無くなっているので、喉が圧迫されているような、不快な痛みを感じる事もあります。

 

自分でできるチェック法として、鎖骨の向きを調べる方法があります。
鎖骨の本来の位置は、ツッカエ棒として、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方に、ほぼ横一線に伸びています。
しかし、胸郭出口が狭くなっていると、V字型になり、真ん中がへこんだ状態になります。

 

また、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法もあります。
少し胸を反らして行うと、分かり易くなります。
前胸部がくぼんだ状態になると、神経が過敏になって、圧痛や、ひびく痛みが生じます。

【 病院での治療 】(図)首の牽引

病院での治療は、筋肉の緊張が障害の原因となっているので、よほどの重症例でないかぎり、ほとんど保存療法です。
決定的な治療法があるわけではないので、どちらかというと、地味な治療法を続ける事になります
例えば、原因となりそうな動作を避け、首や肩の筋肉の十分なストレッチや軽い運動、などです。

 

また、処方されるものとしては、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1などの投薬や、温熱治療などです。
リハビリ用の設備のある病院では、患部に超音波を当てたり、首を牽引する装具の着用などを行なったりします。
これによって、首周りの硬くなった筋肉をほぐす事や、姿勢に注意をする事で、神経にかかる負荷を減らしていきます。

 

しかし、病院での治療は、かなり治療期間を要します。
これは、長年の前かがみ姿勢の影響で、首や肩に硬いコワバリやシコリができていたり、首の骨や肩甲骨骨の位置が、本来の位置からズレタ状態になっていたりすると、元の状態への回復に、日にちがかかってしまうからです。
しかも、仕事の都合で、長時間のPC作業や、下向き姿勢のデスクワークなどをしなければならないので、筋肉の緊張を解消させる事が、余計に難しくなるからです。

【 当院の、マッサージ治療 】(写真)当院の治療

当院は、首スジから胸元の筋肉の過緊張を解消に、筋肉の緊張や身体のダルサや不調などの解消に利用されてきたマッサージ治療を、積極的に利用しています。
これは、首とその周辺は、筋肉が薄い上に、痛みを感じ易く、しかも、重要な神経や気管などがあるので、このような場合には、長年の経験を活かし、昔から安全で安心感のあるマッサージ治療が適しているからです。
しかも、原因となっている患部の緊張を、直接、解消させていくので、効果的で、即効性があるので、患者も、その場で、緊張が和らいでいくのが実感できます

 

当院では、最初に、首・肩・背中・前胸部などを触診し、ツボ反応を使って、シコリや圧痛点、腫れなどを確認し、この後、ツボ刺激やマッサージ治療で、それぞれの凝りや緊張の解消を図り、圧迫を受けている神経や血管の通り道を、回復させています。
特に、首スジから胸元の凝りや緊張が強まっているので、①喉付近の過緊張解消、②前胸部のリラックス化、③肩甲骨周りの筋肉の柔軟性回復、を中心に行っています。
血行やリンパの流れの改善と、筋肉の弾力性や柔軟性を高める事で、硬いコワバリやシコリの神経の興奮を抑制するようにしています。

 

また、当院では、肩甲骨周辺の筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、肩甲骨の可動域を回復させています。
特に、デスクワークやPC操作で、肩を前に突き出した姿勢をしていると、肩が内側に丸まった『巻き肩』になって、胸の筋肉が縮こまった状態になるので、肩甲骨付近の筋肉を、充分に“伸ばして、緩める”事が必要です。
この為、当院では、施術者が肩甲骨を動かしながら可動域を拡げ、まわりの筋肉をほぐし、上半身の姿勢の改善を行っています。

 

前かがみによる症状は、気を付けても、なかなか症状が改善しなかったり、慢性化してしまったりするので、筋肉や血行の改善治療が必要です。
当院は、マッサージ治療をベースに、患部の緊張を解消して、血行を促し、しびれや痛みなどの改善を行い、症状の回復を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】

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