猫背の姿勢改善と、骨盤の傾きの関係

【(症例)身体の不調や、不快感 】 

(写真)猫背の姿勢改善と、骨盤の傾き

猫背でうつむいた姿勢になると、自信が無くなって、背中を丸めているように思われるだけでなく、座り方・立ち方・歩き方にも、姿勢の悪さが目立ち、更に、“だらしない”ようにも見えます。

本人も気になって、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばすようにしても、すぐに辛くなってしまい、いつの間にか元の猫背に戻ってしまいます。

これは、丸まった背中が気になりますが、背骨の土台になっている骨盤も湾曲しているので、骨盤から真っすぐに立てねばならず、持続するのが辛くなって、続かない為です。

【 前かがみと骨盤の後傾 】(図)骨盤の後傾

猫背は、文字通り背中が丸まっている状態ですが、その状態にさせているのは、骨盤が後ろ側に押し倒された状態(写真参照)になっている為です
例えば、二本足で立っている時は、骨盤も立っていますが、座っている時には、骨盤を、後ろに押し倒すような状態になります。
更に、背中を丸めた前かがみ姿勢(猫背)になると、お尻や腰を後ろに突き出すような姿勢になるので、ますます骨盤を後ろに押し出し、骨盤上部を後ろ側に寝かす(倒す)ようになります。

 

また、疲れている時やリラックスしている時に、ソファにもたれかかって座ったり、背もたれに寄りかかったりしている時も、背スジを伸ばす力を抜くので、前かがみになるだけでなく、それに伴って、骨盤を後ろに押し倒す姿勢になります。
お尻で体重を支えるような恰好になるので、骨盤の後ろ側をソファの座面に押し付けるような“仙骨座り”となるからです。
特に、柔らかいソファは、身体の力を抜いて丸まったような状態になると、身体を包み込むような感じとなる上に、お尻がソフトに沈むので、“仙骨座り”でも安定し、身体を支える力が必要が無くなり“楽”になります。

 

猫背となるキッカケのほとんどが、姿勢や動作が楽なので、つい、「猫背の自覚はあるけど、この姿勢が楽だし……」と、背中を丸めて、それと共に腰を丸めるようになったからです。
そしてこの姿勢を、繰り返していくうちに、骨盤上部を後ろ側に寝かす(倒す)後傾が固定化され、立った時も、骨盤が真っすぐに戻らず、猫背がハッキリしてきます。
猫背の原因として、「骨盤のゆがみ」や「骨盤のずれ」などを、よく聞きますが、骨盤の異常ではなく、骨盤を後ろに傾ける(倒す)状態が日常化して、骨盤を支えている筋肉や靭帯の“不自然なコワバリ”が強まったからです。

【 身体の不調 】(図)猫背による不調

猫背になると、前かがみ姿勢による姿勢の悪化だけでなく、それによる体型の悪化も現れてきます。
典型的なのが、『前かがみ姿勢 → 猫背になる → 両肩が前方に突き出る → ゴリラのように腕が前に出る → 背中に続いて頭が前に出る“カメ首”』です。
その上、お腹の筋肉に力を入れる事が無く、緩むので、中に脂肪が蓄積されて、太りやすくなって、“ポッコリお腹”になります。

 

更に、体型の変化だけでなく、身体が疲れ易くなります。
骨盤を支えている筋肉や靭帯の“不自然なコワバリ”が続くので、身体を支えている腰の血行を悪化させるからです。
この結果、座り仕事で猫背姿勢が続くと、「何となく腰が痛い…」とか、「絶えず、腰が重たい…」、といった症状に悩まされるようになり、それが続くと、腰だけでなく、背中やお尻にも、凝りや痛みが拡がるようになります。

 

また猫背姿勢から、胃腸付近が押しつぶされた状態になるので、食欲不振、便秘、下痢など、内臓の不調を引き起こします。
背中が丸まった状態になると、背骨の隙間から出ている自律神経を圧迫するので、「肩に重圧がのしかかる」とか「重荷を背負う」と思われるような状態になり、それによって、自律神経の不調を引き起こすからです。
これらによって、体調の不調に悩まされるとストレスに弱くなって、元気が無くなったり、不安感が強まったり、気分的に暗くなったり、します。

【 自力回復の困難 】

猫背は、前かがみ姿勢が続く事で起きてきますが、もともと人間は、母親の胎内にいた時には、丸まった姿勢でいたので、丸まろうとする力が強くなっています。
その後、生まれた後は、二本足で直立して生活できるように、身体を伸ばす筋力が強まっていきます。
しかし、中高年以降になって、筋肉の働きの低下が起きたり、日常動作の影響で前かがみ姿勢が多くなったりすると、姿勢を真っすぐにしている筋力が、次第に弱まってきます

 

この結果、悪くなった姿勢を維持する為に、筋肉の“不自然なコワバリ”や、体幹の関節を曲げている為に、体幹の関節の動きが失った(身体が硬くなった)状態になります。
また、身体の他の関節も、猫背姿勢によって、柔軟性が少なくなり、動く範囲が少なくなっていきます。
更に、身体の前側と後ろ側の筋肉も、猫背姿勢によって、本来の長さ、太さ、硬さなどが、アンバランスになっています。

 

このような状態になると、一方向だけのストレッチや、型通りの運動だけでは解消しづらくなります。
これは、上半身を伸ばそうとしても、柔軟性が残っている一部の筋肉は伸ばせますが、肝心の、硬くなっている筋肉は困難な状態になるからです
この結果、骨盤から上の姿勢を保つ筋肉全体を伸ばすには、本人が思っている以上に、エネルギー(体力)と時間が必要になります。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】(写真)当院の治療

当院では、このような、回復しにくくなった猫背を改善する為に、まず、お尻と腰の筋肉の、柔軟性を回復させてから、元の状態に戻す事を行っています。
これは、お尻と腰の筋肉の柔軟性が回復してくると、それに伴って自然と、骨盤の傾きが、本来の角度に戻ってくるからです
これによって、背中を反らせたり、曲げたりする動作の抵抗感が無くなってくると、その後の姿勢改善が行い易くなるので、曲がっていた腰や背中の骨の並びの回復し易くなり、背スジを伸ばし易くなります。

 

また、お尻と腰の筋肉の柔軟性を回復させると、身体全体の循環が改善されて、血行が良くなってくるメリットがあります。
これによって、以前より、疲れにくく、身体を動かしたり、支えたりする事ができるようになります。
その後、マッサージ治療で、背中の筋肉を伸ばしたり、肩関節の柔軟性を回復させたりすると、丸まってしまった背中や、肩の巻き込みが、元に戻り易くなります。

 

このように、当院の猫背姿勢の改善は、始めに、お尻と腰の筋肉の柔軟性を回復させて、栄養素や酸素を運んでいる血行を、円滑にしておく事を最優先にしています。
骨盤の不自然な後傾が解消されると、そこを土台にしている背骨沿いの歪みが解除されて、筋肉の柔らかも回復してきます。
特に、本人の力だけでは、猫背がなかなか改善できないような場合にも、コワバッタ筋緊張を解消していき、可動域を大きくさせていく、メリットがあります。

 

猫背のままでいると、腰痛、ストレートネックや肩こり、首の痛み、そして、膝が曲がり易くなって膝の痛み、などの原因になります。
当院では、筋緊張の軽減・可動域の回復・疼痛の解消などによって、解消しづらい姿勢の改善も行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

SNSでもご購読できます。