“疲れ顔”や“老け顔”と、肩こり

【(症例)こり・しこり 】

“疲れ顔”や“老け顔”対策に、いろいろなメイクやヘアスタイルが紹介されていますが、毎日の仕事や家事で疲れを感じている場合は、肩こりによる影響が大きいので、肩や首のコワバリを解消し、血行を改善する事が必要です。

これは、顔の複雑な表情を作り出している『表情筋』は、顔の皮膚下の薄い筋なので、肩こりが起きると、その影響で、『表情筋』の血液やリンパ液の流れが滞って、顔がくすんできたり、皮膚や筋肉がコワバッテきたりして、顔の表情が失われて重苦しい感じになるからです。

この為、“疲れ顔”や“老け顔”を解消して、表情豊かで自然な笑顔を取り戻すには、肩こりを回復させて、血液やリンパ液の流れを良くして、首や肩の筋肉の弾力性や柔軟性を高め、顔の表情を作り出している表情筋を活性化させる事が大切です。

【 疲れ顔や老け顔の、2つの原因 】

オフィスで1日中働いた後、自分の顔を鏡で見た時に、思わず、「朝と、顔付きが、ぜんぜん違う…!」と、驚く事があります。
顔にドッと疲れが現れて、「顔が、腫れぼったくて、何だか不健康そう…」と気付かされ、しかも、「顔つきが老けこんで、コワバッテいる!」と、見えるからです。
朝と顔つきが違って、すっかり、自分の顔が“疲れ顔”や“老け顔”になっていると、見た目が気になるだけではなく、思わず、気持ちまで落ち込んで、暗くなってしまいます。

 

この“疲れ顔”や“老け顔”が起きる原因として、大きく分けて、『化粧崩れ』と、『顔の表情筋の疲れ』の、2つが考えられます
『化粧崩れ』の場合は、朝、メイクをきちんとしても、夕方頃になると、顔から分泌された余分な皮脂とファンデーションが混じり合って、シワに入り込み、シワが目立つようになるからです。
また、最近では空調がしっかりと効いている場所が多いので、それによって肌表面が乾燥しすぎると、肌が硬くなって、目尻や目の下のシワが寄りやすくなったり、乾燥でほうれい線も浮き出たりする事も影響します。

 

また、『顔の表情筋の疲れ』の場合は、顔の表情を作っている『表情筋』が、顔の皮膚の直下にある薄い筋なので、身体が疲労したり緊張が続いたりすると、『表情筋』内の血液やリンパ液の流れが滞ってしまいます。
この結果、老廃物が排出されづらくなって、顔全体が暗いトーンになってしまいます。
しかも、仕事でパソコンの画面を長時間見続ける仕事をしていると、
 ①しゃべらなくなったり、ストレスが加わったりするので、顔の筋肉がコワバッタ状態になる
 ②緊張が続いて、その緊張感がずうっと続いてしまうと、無意識のうちに深刻な顔つきになる
 ③目を酷使するので、目の下のクマが際立ったり、目元の印象が低下したりする
などで、顔のイキイキとした表情が失われ、顔のしわやたるみが目立ち易くなります。

【 首や肩の凝りから 】

“疲れ顔”や“老け顔”に見える、もっとも代表的な変化が、『顔の表情筋の疲れ』による顔全体の皮膚のたるみです。
『表情筋』が、顔の皮膚を支えているので、『表情筋』の疲れから、顔全体の肌がたるんで、顔のハリが無くなってしまうと、フェイスラインがボヤテしまい、シワが目立つようになるからです。
この結果、“疲れ顔”や“老け顔”になる原因が、『化粧崩れ』だけならば、手間がかかってもメイク直しをすれば、メイクしたての顔に復活できますが、『顔の表情筋の疲れ』の場合は、いくら一生懸命、メイク直しをしても、『顔の表情筋の疲れ』は元通りにはなりません。

 

この『顔の表情筋の疲れ』を起こす原因として、大きな影響を及ぼすのが、首や肩の凝りです。
首や肩の凝りを、そのままにしていると、肩周りの筋肉がコワバッテ、肩周りの血液やリンパ液の流れが悪化するだけでなく、それにより、顔の『表情筋』にも影響を及ぼし、顔の毛細血管を収縮させて、顔の血液やリンパ液の流れを停滞させてしまうからです
この結果、顔の毛細血管に、不要な水分が排出されにくくなったり、老廃物が溜まったりすると、顔がむくんで、顔全体がドンヨリとした感じになって、顔が腫れぼったくなったり、顔の血色が悪くなったりします。

 

また、首や肩の凝りの為に、首や肩のコワバリが解消されずにいると、次第に顔の『表情筋』の微妙な動きが失われてくるので、顔の表情の変化が乏しくなって、笑顔が現れづらくなります。
さらに、首や肩の凝りによる疲労感やダルサなども、不快感から『表情筋』のコワバリが生じて、顔の毛細血管を収縮させるので、顔の血行やリンパ液の流れを悪化させて、顔全体が重い印象になったり、不健康な感じになったりします。
しかも、首や肩の凝りがあると、目も疲労している事が多いので、それによって、目元にクマやくすみができたり、他人に与える目の活気も失われたりすると、一気に、“疲れ顔”や“老け顔”という印象になります。

【 鎖骨付近のリンパ液の流れ 】

肩こりに悩まされていると、“疲れ顔”や“老け顔”になる事を、“皮膚感覚”で気付く事があります。
顔には、リンパ液の流れが網の目のように巡っていますが、最終的には、首の付け根の鎖骨付近に集まって、内部の静脈に流入していくので、首や肩の凝りが強まると、鎖骨付近の血行やリンパの流れが悪くなって、顔のコンディション状態が悪くなってくるからです
この為、肩こりが強まってくると、“疲れ顔”や“老け顔”の一歩手前の状態になるのを、「首回りにコワバリとむくみを感じる」、「首の付け根が太くなった」と、“皮膚感覚”で気付くようになります。

 

そして更に、首や肩の凝りが強まると、「喉元にコワバリを感じる」、「顔にむくみを感じ、顔のサイズが大きくなった」と、感じてきます。
喉の横を通っている、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と呼ばれる太い筋肉が、鎖骨につながっているので、首や肩が凝ると、喉がコワバッタ感じになったり、鎖骨のリンパの静脈への流入が滞って、顔の皮下に余分な水分や老廃物が溜まったりするからです。
この為、首や肩の凝りが長引いたり、強まったりすると、顔に余分な水分が溜まるので、顔全体の肌がたるんで、ハリが無くなって、顔の輪郭がぼやけたり、シワが目立ったりして、“疲れ顔”や“老け顔”が起き易くなります。

 

中でも、“疲れ顔”や“老け顔”が起き易いのは、体型的に、なで肩、脂肪太り、やせ型の人です。
このタイプの人は、首や肩の筋肉量が少ない為に、筋肉の負担が大きくなるので、鎖骨付近の筋肉がコワバッテくると、鎖骨付近のリンパ液の流れが悪化して、リンパ節がつまって、顔に、むくみ、肌荒れ、くすみを引き起こし易くなるからです。
この為、この体型の人は、首や肩の凝りを感じ始めたら、凝りの解消だけでなく、鎖骨のリンパ節付近の筋肉のコワバリ解消と肩こりの改善を行い、血流とリンパ液の流れをスムーズにする事も必要です。

【 当院の、疲れ顔や老け顔の治療 】

肩こりを、そのままにしておくと、肩の不快感や痛さとなって、体調の悪化を招くだけでなく、『顔の表情筋の疲れ』となって、“疲れ顔”や“老け顔”を引き起こす原因になります。
当院は、このような『顔の表情筋の疲れ』の解消として、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、肩や首周辺の筋肉の柔軟性を回復させ、血液やリンパ液の流れを改善するケアを行っています。
これは、ツボが、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった時に、身体の異常を知らせる反応点として現れ、そして、症状を改善する治療点でもあるので、疲労や過緊張のように、体調の不調が起きた時に、効果的な症状の改善法になるからです。

 

また、首の筋肉は、小さくて薄い筋肉で構成されているので、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用する事によって、痛みや不快感などの負担がかからずに、血液やリンパ液の循環改善ができます。
この為、当院では、それぞれの症状に合ったツボや、一人ひとりに適したツボを確認して、“疲れ顔”や“老け顔”の解消の為に、鎖骨付近のリンパ節を含めた肩こりの改善を行っています。
特に、仕事の都合で猫背姿勢が多い場合や、慢性的な凝りタイプの場合には、肩甲骨周辺の筋肉が固くなっている事が多いので、この肩甲骨周辺の筋肉を緩め、血行やリンパ液の流れを改善させる治療を行っています。

 

当院のツボ刺激とマッサージ治療によって、肩こりが改善されてくると、肩から首の血液やリンパの流れがスムーズになり、肌の色がワントーン明るくなります。
肌を健康な状態に戻すので、メイクで直すよりも、直接的な効果があるだけでなく、上半身の疲れがスッキリ取れるメリットもあります。
“疲れ顔”や“老け顔”がなかなか解消できず、肩こりや姿勢の悪化に悩んでいる方は、是非、お試し下さい。

 

肩こりは、顔の表情を動かしている筋肉に影響を与えて、顔の筋肉のコワバリや、血行やリンパ液の流れを悪化させるので、顔全体の雰囲気が、疲れているように見えたり、生気がなく見えたりするようになります。
当院は、『顔の表情筋の疲れ』の原因となっている首や肩の凝りを、反応点(ツボ)を利用したマッサージ治療で解消し、顔の血行や筋肉状態を改善させるケアを行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連するこり・しこりなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

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