猫背

猫背の姿勢改善と、骨盤の傾きの関係

【(症例)身体の不調や、不快感 】

毎日、PCやスマホの操作をしていると、気が付くと、背中を丸めた猫背姿勢になっているので、背中を伸ばしたり反らしたりして、姿勢を正しますが、そのまま姿勢を保つのが辛くなって、また、元の猫背に戻ってしまいます。

これは、背中を前に曲げた姿勢をしていると、お尻を後ろに突き出し、腰から背中を前に倒した状態が続くので、いつの間にか、背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、背中を伸ばしても、腰付近の筋肉が伸ばせなくなるからです。

この為、猫背の改善には、背中を伸ばす為にも、曲がったまま固まっている腰付近の筋肉が伸びるようにする事が必要なので、股関節や骨盤周囲のコワバリ箇所をチェックして、それらのコワバリ箇所を解消し、股関節や腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

【 猫背の原因となる、骨盤の後傾 】

~ 楽な姿勢と、疲れる姿勢 ~

仕事や読書などをする時に、背中を前方に曲げて猫背姿勢になっていると、「楽な姿勢」に感じますが、姿勢が気になって正すと、「疲れる姿勢」に感じます。

これは、正座のように背スジを伸ばした姿勢を保つには、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばして、そのままキープする事が必要ですが、猫背のように前かがみにしていると、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばす必要が無いので、それほどお尻から背中の筋肉を使わなくても、楽に姿勢をキープできるからです

しかも、デスクワークをしていると、PCやスマートフォンの画面を見ながら作業をする事が多いので、PCやスマートフォンの画面を覗き込めるように、イスに少し浅く腰かけて、背中の力を抜いて背中をチョット丸めた状態で、首を前に出している方が、「自然な姿勢」に感じます。

~ 仙骨座り ~

この猫背の座り方で、腰と背中の力を抜いたのが『仙骨座り(写真参照)』で、椅子に浅く座って、骨盤の下側の仙骨で上半身を支えるようにして、背中を背もたれにあずけた座り方です。

このような座り方ができるのは、身体の疲労状態や、椅子の種類などに合わせて、骨盤と背骨の角度を変える事ができるからです。

この為、例えば、直立姿勢や正座をする場合には、骨盤で上体を支えるように、“骨盤が立った”状態になりますが、身体が疲れたり、ソファに座ったりする場合には、身体に力を入れずにダラッと座れるように、“骨盤が後ろ側に倒れた”仙骨座りに変わります。

~ 前方に曲がった状態で固まった骨盤周りの筋肉や靭帯 ~

しかし、デスクワークの時には、目の前の作業をする為に、どうしても骨盤上部を前方に曲げた姿勢になるので、毎日の長時間のデスクワークをしているうちに、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったままコワバリ、固まった状態になります。

これによって立った時にも、骨盤(お尻)が後ろに突き出た状態になるので、お腹突き出すようにして骨盤を引いて、身体のバランスをとる姿勢(表紙の写真)になります。

無理をして、曲がって固まっている腰を伸ばして、真っすぐに立とうとすると、真っすぐに立っているのが辛くなったり、後ろに突き出た骨盤の影響で身体が後ろに倒れたりします。

【 姿勢の悪化や、身体の不調 】

~ 姿勢や体型の悪化 ~

背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、前かがみ姿勢や猫背が続くと、姿勢や体型の崩れが慢性化して、背中が丸まったままになり、立った時も、お腹が突き出す格好になります

更に、猫背姿勢の影響で、両肩が前方に突き出る『巻き肩』になって、膝も自然と曲がった状態になるので、見た目に、姿勢が“ゴリラ化”してきます。

その上、前かがみ姿勢が続くと、お腹の筋肉に力を入れる事が無く、緩んでくるので、中に脂肪が蓄積されて“ポッコリお腹”タイプになったり、“肥満体型”になったりします。

~ 胃腸付近が押しつぶされた状態に ~

また、体調も、猫背姿勢によって、胃腸付近が圧迫される状態になるので、食欲不振、便秘、下痢などの、内臓の不調が起きてきます。

そして、前かがみが続くと背骨の横を通っている自律神経が圧迫されて、「何となく身体の調子が悪い」といった不快感から、「肩に重圧がのしかかった感じ」とか、「重荷を背負った感じ」、といった症状にも悩まされます。

これにより、「身体がだるい」、「肩がこる」、「冷えを感じる」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」などが起き、体調の不調で気力が失われたり、ストレスを感じ易くなったりします。

~ 身体の痛みも ~

そして、骨盤を支えている筋肉や靭帯が、前かがみ姿勢を支える為に、慢性的なコワバリ状態になり、痛みも起き易くなります

腰の筋肉や靭帯がコワバッテ、血行が悪化すると、全身の血行も悪化してくるので、老廃物が排出されづらくなったり、必要とする酸素や栄養の供給が減少したりして、神経が敏感になってくるからです。

この結果、「腰がダルイ」、「腰が重たい…」、「腰に鈍痛がする」といった、慢性的な腰の重ダルサや痛みに悩まされるようになり、更に、背中や下半身に、凝りや痛みが拡がるようになります。

【 困難な、自力回復 】

~ 気付きにくい猫背 ~

しかし、デスクワークをしていると、仕事に合わせて、無意識に前かがみになっているので、猫背になっていても、なかなか自分で猫背姿勢に気付きません。

しかも、人は胎内にいた時に、腰を曲げて丸まっていた為に、身体を伸ばす筋力より、丸まろうとする筋力が強いので、背中や腰を丸めていても、自然で、楽に感じます。

その上、仕事や家事で前かがみ姿勢が続いたり、中高年になって運動不足になったりすると、姿勢を真っすぐする筋肉(伸筋)が弱ってくるので、ますます猫背姿勢をしているほうが、自然で楽に感じられます。

~ 背スジを正すのが難しく ~

このような猫背姿勢がずうっと続いてしまうと、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばしても、すぐに、背スジを伸ばしているのが辛くなって、再び、元の猫背に戻ってしまい、猫背の改善が難しくなります

骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったまま固まっているので、本人が思っている以上のエネルギー(体力)と、姿勢を矯正する為の期間が必要になるからです。

また、背中も丸まった状態で固まっていたり、股関節も、椅子に座り続けている為に屈曲したまま固まったりしていたりするので、ますます、猫背姿勢を正すのが困難になります。

~ 疲れや痛みも ~

この結果、一般的なストレッチや、型通りの運動では、硬く固まってしまった筋肉や靭帯を、伸ばせなくなります。

また、背スジを伸ばせたとしても、無理やり背スジを真っすぐにしているので、背スジに続く首、背中、腰などの筋肉の、戻ろうとする反発力が増したり、筋肉痛を感じたりします。

しかも、猫背が続いて、背スジを伸ばす働きをする腰・背中・お尻の筋肉が使われなくなると、筋力の低下が起きてくるので、無理して身体を伸ばしたり反らしたりすると、腰・背中・お尻の筋肉に大きな負荷がかかり、痛みが起きます。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】

~ 伸ばせなくなっている腰の回復 ~

猫背で気になるのは、背中が丸まって前かがみになった姿勢ですが、この状態を引き起こしているのは、前かがみ姿勢をしているうちに、『骨盤周りの筋肉や靭帯が、前方に曲がった状態で固まった』事です。

この為、猫背を改善するには、背中を伸ばす前に、前方に曲がって伸ばせなくなっている骨盤上部から腰にかけての筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の症状改善に効果があるので、猫背の原因になっている骨盤周囲のコワバリの緩和や、そこを土台にしている背骨沿いの歪みの回復、そして、前方に曲がっていた腰の改善に適しています

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリ解消と柔軟性の回復を行い、猫背の改善を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が顕在化したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、ツボ治療をマッサージ治療の中に加える事で、本人の力だけでは、なかなか改善できないようなコワバッタ筋肉の緊張解消や、骨盤や腰の動きの改善などに効果が期待できます。

これにより、曲がっていた骨盤の角度が解消し、腰が真っ直ぐに伸びるようになります。

~ 体調改善効果 ~

また、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリが解消してくると、猫背姿勢を維持する為に、背中の筋肉に力が入っていた筋肉の緊張が緩むので、丸まっていた背中や、肩の巻き込みなども、回復し易くなります。

更に、お尻と腰の筋肉の柔軟性が回復してくると、いつも感じる腰の鈍痛やコワバリ感が改善されるだけでなく、身体の血行が良くなってくるので、体調も、以前より疲れにくくなったり、コワバリ感が無い為に身体を動かし易くなったりします。

しかも、下半身には、重力の影響で全身の約7割の血液が集まるので、下半身の血行が良くなると、身体全体の血行やリンパの流れが促進されたり、筋肉の弾力性や柔軟性が回復したりして、骨盤の関節の可動域が改善されたりします。

~ 柔軟性を取り戻す治療 ~

猫背は、骨盤上部から腰の筋肉が、前方にまげたまま硬く固まった状態になっているので、見た目の問題だけでなく、血行を悪化させたり、神経を圧迫したりするので、体調を悪化させたり、身体に痛みが起き易くなったりします。

当院は猫背の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボを利用して、背骨の土台になっている骨盤周囲のコワバリを解消させ、柔軟性を取り戻し、身体と体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の改善には、猫背タイプと症状の確認を!

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「猫背にならないように…」と気を付けていても、いつのまにか、背中を丸めた猫背姿勢になるので、猫背姿勢が多くなってくると、姿勢を正そうとしても背中が伸びなくなったり、伸ばせても、すぐに背中を丸めた姿勢に戻ったりしてしまいます。

しかも、猫背は、見た目が悪くなるだけでなく、体型の悪化から、肩こり、頭痛、腰痛などに悩まされたり、胸が圧迫されて呼吸が浅くなるので、頭や身体が疲れ易くなって、集中力や持久力が続かなくなったりします。

このような猫背姿勢と体調不調の改善には、始めは専門家に自分の猫背タイプを確認してもらい、身体のコワバリ箇所を解消してもらうと、自分の猫背タイプに合った体調の改善法が分かり、普段から、意識して猫背の改善に取り組めるようになります。

【 治りづらい猫背 】

~ 自然で楽に感じられる猫背姿勢 ~

PCやスマホに向かって操作をしていると、画面を見ながら操作をする為に、画面を覗き込む状態になってくるので、いつのまにか、猫背姿勢になりがちです。

人の身体は、もともと母親の胎内にいた時に、首と背中を“C”字のように丸めた姿勢だったので、生まれた後も、その影響が残り、背骨が緩やかに湾曲している為に、背中を真っすぐに伸ばしているよりも、丸めているほうが、自然で、楽に感じるからです

この為、背中を丸めた姿勢でいると、自然で楽に感じる為に、いつのまにか、猫背姿勢が繰り返されるようになったり、続いたりしてしまいます。

~ 背中を丸める働き ~

ところが、背中を丸めた姿勢が多くなると、姿勢を正そうとしても、背中が伸ばしづらくなったり、何とか背中を伸ばせても、リバウンドが起きて、再び元の猫背に戻ってしまったりします。

これは、毎日、背中を丸めた姿勢でいると、背中の姿勢を維持する筋肉や靭帯が、背中を丸めた状態で固定化され、しかも、背中を丸めた姿勢で身体のバランスをとるようになるので、背中を伸ばすと、背中を丸めていた筋肉や靭帯の“防衛反応”が強く働いて、背中が伸ばしづらくなったり、背中を丸めた状態に戻す力が働いたりするからです。

しかも、背中を曲げる筋肉が強まってコワバルと、この状態に適応する為に、背中を伸ばす筋肉の働きが弱まるので、ますます背中が伸ばしづらくなります。

~ 猫背と、気になる症状の関連 ~

また、猫背姿勢をしていると自然で楽に感じても、猫背姿勢を支える為に、首、肩、背中、胸まわりの筋肉、腰などに余計な負担がかかるので、首や肩の凝りや腰痛などを引き起こします。

しかし、首や肩の凝りや腰痛などを改善しようとしても、猫背には、幾つかのタイプがあるので、「タイプ別に、丸まっている部分が、主にどこか?」を、理解していないと、ポイントになる筋肉のコワバリ箇所がハッキリ分からない為に、改善の労力のわりに、効果があがりません。

この為、慢性化している猫背姿勢を、元の姿勢に回復させるには、背中を無理にストレッチして伸ばすよりも、まずは、自分の『猫背タイプ』を確認して、身体の主なコワバリ箇所を知る事と、更に、自分の『気になる症状』と猫背との関連を知っておく事が大切です。

【 猫背の3つのタイプと症状 】

~ 猫背のタイプと、関連する症状 ~

猫背タイプは、大きく3つ分けられ、この猫背のタイプごとに、頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛など、気になる症状の現れ方や程度が違ってきます。

この為、大まかでも、自分の猫背のタイプと、関連する症状を知っておくと、「何となく身体の調子が悪い」と思っていた症状の原因がハッキリするので、症状改善のモチベーションにもなります

猫背の3つのタイプと症状は、次の通りです。

~ “首”猫背タイプ ~

< 特徴 >
横から見ると、首とあごが前に突き出た状態になっていたり、首と顔が極端に前方に出た状態(ストレートネック)になっていたりするので、それに伴って、肩を前方に押し出して、肩を丸めた(巻き肩)姿勢になりがちです。

< 症状 >
顔を前に突き出して、巻き肩になると、その姿勢を支える為に、首や肩、肩甲骨周辺の筋肉がコワバルので、首や肩の凝りと痛みと、首や肩の土台になっている肩甲骨周辺に痛みが起きます。

更に、首まわりには神経が張り巡らされているので、神経が圧迫されると肩や腕にシビレ感が生じたり、首や肩のコワバリで、顔のリンパ液の流れが悪くなると“疲れ顔”や“老け顔”が目立ったりします。

~ “背中”猫背タイプ ~

< 特徴 >
背中の丸みが目立ち、背中の中央あたりが猫背の頂点になるので、誰が見ても、猫背だと分かるタイプです。

< 症状 >
肩甲骨周りの筋肉の凝りが強まるので、肩甲骨沿いの痛みに悩まされたり、体幹(胴体)の血行が悪くなって、背中の疲労感やダルサと共に、背中のムクミ感が生じたりします。

また、前かがみ姿勢の為に、胸が圧迫されて呼吸が浅くなるので、頭や身体が疲れ易くなって、集中力や持続力が無くなったり、胃や腸が圧迫されて、胸焼けやむかつき、胃や腸の“もたれ”などが起きてきたりします。

~ “腰”猫背タイプ ~

< 特徴 >
椅子に浅く腰掛ける人や、腰かけドライバーのように、長く座っている職業の人に多く、お尻を底辺にして、お尻から前かがみになるので、骨盤に“上半身の重み”がかかります。

< 症状 >
骨盤に上半身の重みがかかってくるので、腰痛が起き易くなり、更に運動不足や加齢で筋力が低下すると、慢性腰痛も起き易くなります。

また、下半身の血行が悪化してくると、冷え、胃腸の不活発による便秘、腰のダルサ、慢性腰痛、お尻や太もものシビレ感などが、起きてきます。

【 最初はチェックしてもらって 】

~ 最初は専門家やトレーナーに ~

猫背は、自分ではなかなか気付きにくく、しかも、仕事や家事に追われていると、余計に気付きにくくなります。

しかも、猫背が気になっても、自分の猫背姿勢を、直接、見る事はできませんし、背中の痛みや違和感に悩まされても、背中のコワバリ箇所を自分で触る事ができません。

この為、最初は専門家やトレーナーに、猫背のタイプと症状をチェックしてもらい、身体のコワバリ箇所を改善してもらったほうが、猫背によるコワバリ箇所がハッキリして、意識して、猫背の改善に取り組めるようになります

~ タイプ別の改善箇所 ~

例えば“首”猫背タイプの場合には、首の付け根の後ろや横、そして喉の横を横切る筋肉、それから肩から腕に続く部分までの筋肉、更に後頭部から肩甲骨あたりまでの筋肉をチェックして、コワバリを解消する事が必要です。

また、背中”猫背タイプの場合には、背中のコワバリ解消だけでなく、背中のコワバリで動きづらくなっている肩甲骨を動けるようにする事と、更に、血行悪化による背中のむくみを解消させる事も必要です。

そして“腰”猫背タイプの場合には、腰周囲だけでなく、腰を下から支えている、お尻や太ももの筋肉の緊張を解消させて、血行を改善する事が必要です。

~ 自覚しづらい腰やお尻の負荷 ~

また、猫背になると、丸まった上半身のバランスを、背中の土台の腰やお尻で取るようになるので、どのタイプでも、腰やお尻の筋肉に負荷が増し、コワバリが強まります。

しかし、腰やお尻は、コワバリ感がハッキリしなかったり、あるいは自覚されても、「腰やお尻あたりが、何となく重い」とか、「ダルイ」程度だったりします。

この為、どの猫背タイプであっても、このような自分で自覚しづらい腰やお尻の筋肉のコワバリ解消や、腰やお尻の関節の動きの改善をする為に、専門家やトレーナーにチェックしてもらい、腰やお尻のコワバリをストレッチして伸ばしたり、動かしたりする事が必要です。

【 当院の、マッサージ治療+他動運動 】

~ ツボ治療を用いたマッサージ治療と、他動運動 ~

当院では、猫背とそれに伴う症状に対し、猫背のタイプに合わせて、ツボ治療を用いたマッサージ治療と、本人に代わって、動かしづらい部分を動かす『他動運動』を加えて、改善を行っています

猫背姿勢は、日常の習慣や癖によって、本人の気が付かないうちに、身体が丸まった状態になり、身体がコワバッテくるので、このような疲労や緊張などの慢性化には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の症状改善を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しているからです。

更に、『他動運動』を使用する事で、自分でなかなか伸ばせない背中や腰の筋肉をシッカリ伸ばし、普段、あまり動かす事の無い筋肉の、柔軟性と血行を回復させるようにしています。

~ ツボ治療の利用 ~

また当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、猫背による筋肉のコワバリを緩和させ、背中の痛みや不快感も解消するようにしています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が生じると、身体に異常が起きた箇所を知らせる働きがあり、更に、反応が現れているツボに適切な刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

中でも、背中の凝りやコワバリで、張り付いた状態になっている肩甲骨に対して、ツボを利用すると、肩甲骨周りの筋肉の凝りやコワバリを解消させて、背中を伸ばし易くさせるので、猫背の改善に効果がある上に、肩こりや背中の痛みの解消にも効果があります。

~ 猫背の予防や回復の為に ~

これらの後に、再度『他動運動』を行うと、スッキリした感じになります。

『他動運動』で、肩や肩甲骨、腰の骨などを動かすと、筋肉の柔軟性や血行の回復が進むので、血液やリンパの流れの滞りによる、背中の不快な“むくみ状態”が解消されるからです。

これによって、解消しづらかったコワバリ箇所が改善されてくると、動きが悪くなっていた背骨や肩・肩甲骨の動きが回復するので、猫背の予防や回復をする為の運動やストレッチが行い易くなります。

~ 猫背が慢性化すると ~

猫背が慢性化してしまうと、身体にとって、その姿勢が一番フィットした姿勢になるので、猫背が気付きにくくなり、しかも、自分で背スジを伸ばそうとしても、簡単に治らなくなります。

当院は、東洋医療をベースにした診断とマッサージ治療で、疲労や緊張などによる慢性化した肩凝りや疲労回復などを行い、それにより、猫背や身体の歪みなどの姿勢改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

背中の疲れによる、痛みと、むくみ

【(症例)疲労や だるさ 】

「首や肩の凝りがつらい…」と感じる時には、実際は、背中も疲労や緊張でコワバッテいる事が多いので、身体のダルサ感や疲労感に悩まされたり、ズキズキとする不快な痛みに苦しめられたりします。

これは、背中の筋肉のコワバッテくると、血液の流れが悪化して、老廃物を含んだ水分が皮下に溜まって“むくみ”が生じる上に、必要な酸素や栄養が不足してくるので、腫れぼったさと共に、ジクジク・ズキズキするとした不快感が起きるからです。

しかも、“むくみ”によって毛細血管やリンパ管が圧迫されると、更に血行が悪化して不快な痛みが強まるので、「首や肩の凝りがつらい…」と感じる時には、首や肩だけでなく、背中の血行と柔軟性を回復させて、“むくみ”を解消させる事が必要です。

【 肩甲骨と背骨の間から起きてくる痛み 】

~ 背中の筋肉疲労による凝りや痛み ~

肩こりと腰痛は、日本人にとって国民病と言われるほど、多くの人が悩まされる症状ですが、背中の筋肉疲労による凝りや痛みも、肩こりや腰痛と結びついて、我慢しづらく、しかも、なかなか解消しづらい症状です。

よくあるのが、一日中デスクワークを続けていたり、ずうっと立ち仕事をしていたりすると、背中の筋肉のコワバリで血行が悪化し、重ダルイ感じが強まり、疼(うづ)くようなニブイ痛みや、ズキズキやチクチクとした不快な痛みが起きてくるケースです。

しかも、背中の筋肉がコワバッテくると、胸の筋肉も張り詰めてくるので、息苦しさや疲労感が強まったり、呼吸が浅くなって思考能力が低下し、仕事の集中力や持続力が無くなったりします。

~ 肩甲骨と背骨の間から起きる痛み ~

この背中の痛みの中で、特に強く、痛みや不快さを感じるのが、肩甲骨と背骨の間からの痛みです

これは肩甲骨に、背中の多くの筋肉が付着している為に、背中のさまざまな筋肉のバランスを保つセンターとしての役割が生じるので、この結果、姿勢を保っているだけでも、肩甲骨に付着している筋肉に負荷がかかり続ける上に、チョットした動作でも、腕の動作を支える肩甲骨周囲の筋肉に、多くの負荷がかかってくるからです。

しかも、肩甲骨の横には、姿勢を真っすぐに保つ背骨があるので、動作をしたり、あるいは、いろいろな動作に合わせて姿勢を維持したりすると、肩甲骨と背骨の間の筋肉に、どうしても不調和な動きが生じ、それによって筋肉の緊張が強まります。

~ パソコン操作や、細かい手作業 ~

この為、身体の筋力を使う仕事でなくても、パソコン操作や細かい手作業などをしていると、身体の中で、背骨が上半身の安定をジッと保っているのに対し、肩甲骨が腕を前後左右に動かす補助役を行ったり、腕の動作を安定させたりする為に、背骨と肩甲骨の間に不調和な負荷がかかり続ける事になり、その負荷に耐えられなくなると、肩甲骨と背骨の間の筋肉に痛みが起きます。

しかも、作業がずっと続いたり、姿勢が悪化したり、日常では無いような不自然な動きを繰り返したりすると、余計に背骨と肩甲骨の間の筋肉の負荷が増すので、肩甲骨の内側に、ズキズキと疼くような痛みが起きてきます。

更に、背骨に沿って自律神経が通っているので、背中の筋肉のコワバリや姿勢の悪化で自律神経幹が圧迫されると、それによって自律神経が圧迫刺激を受けるので、筋肉の緊張が強まって、内部から疼くような痛みが強まるようになります。

【 背中のむくみによる、不快感 】

~ 背中の、むくみ ~

また、背中の筋肉のコワバリで、背中の血行やリンパ液の流れが停滞すると、背中の皮下に老廃物を含んだ余分な水分が溜まって“むくみ”が生じるので、これによって、背中に重ダルサなどの不快感を引き起こします

背中に“むくみ”が生じると、背中に「腫れぼったさ」を感じる上に、水分の中に含まれている疲労物質や老廃物が神経を刺激したり、炎症を起こしたりするので、「熱感」や、「疲労感」、「ダルサ」などを感じるようになるからです。

そして、これらの不快感で、背中の筋肉が緊張して血管が収縮すると、更に血液の流れが悪くなるので、背中全体にダルサや凝り感が増したり、疲れた感じが強まったりします。

~ むくみによる症状悪化 ~

更に、背中に生じた“むくみ”によって、毛細血管やリンパ管が圧迫されると、血液やリンパ液の流れの滞りが大きくなって、“むくみ”の範囲が拡がっていきます。

この結果、背中の疲労感やダルサを我慢して、デスクワークを続けていたり、ずっと立ち仕事をしていたりすると、背中の“むくみ”の厚みが増したり、拡がったりして、症状が悪化し、回復しづらくなりします。

この為、始めは、「背中の張りやダルサ」と思っていたぐらいだったのが、背中の血液やリンパ液の流れが滞って“むくみ”がハッキリしてくると、次第に腫れぼったさや、ジクジクとした不快感が増すようになります。

~ 肩甲骨周囲の負荷から ~

特に、肩甲骨回りの筋肉は、“むくみ”が起き易いので、背中が疲れてくると、肩甲骨の上あたりが腫れぼったくなり、疲労感やダルサが強まります。

これは、肩甲骨の周囲に負荷がかかり易いので、血液やリンパ液の流れが悪くなると、肩甲骨の回りに“むくみ”が起き易くなる事と、脇の下には、背中のリンパ管が集まって合流しているので、肩甲骨回りの筋肉がコワバルと、脇の下に流れ込むリンパ液の流れが滞って、“むくみ”が起き易くなるからです。

この為、肩を大きく回すと、肩甲骨周辺から“ゴリゴリ”と音がしてくる場合は、肩甲骨の周りの筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、“むくみ”が生じて、絶えず不快感や痛みに悩まされるだけでなく、筋肉がほぐれにくくなります。

【 見た目の悪化 】

~ 目に付く背中 ~

しかも背中は、身体の中で、一番人目に付く部位なので、背中の肩甲骨あたりに“むくみ”が生じると、見た目の悪化につながります。

肩甲骨あたりの“むくみ”によって、猫背に見えたり、背中の上が太った感じになったりする上に、これによって、うつむいたように見えるので、疲れているようでシャキッとせず、ヤル気がないような感じを与えたり、動作が緩慢な感じや、弱々しい感じになったりするからです

しかし、自分で自分の姿を、背中側が見づらいので、疲れで背中がむくんだ状態になっていても、なかなかチェックができません。

~ 背中に手が届かない為に ~

しかも、背中のダルサ、疲労感、痛みなどに悩まされても、肩甲骨は背中側なので、思ったように手が届きません。

この為、「何とかしよう!」と思っても、自分で解消させる事が、困難です。

この結果、「気にはなるが、たいした事は無いだろう」と思ったり、背中の“むくみ”に気付かなかったりする事が多くなったりするので、ケアを怠りがちになります。

~ 解消困難な背中のむくみ ~

しかし、このような状態が長引くと、背中は大きな筋肉で構成されているので、背中に“むくみ”が生じると、広範囲なむくみになったり、あるいは、肩こり・腰痛・身体のダルサなどが、慢性化してきたりします。

この為、不快な重ダルサや疲労感が気になって、紹介されているストレッチ運動や、トレーニングなどを行う事がありますが、やはり、背中は腕や脚と違って動かしづらかったり、伸ばしづらかったりするので、なかなか思うように、背中のむくみ解消ができません。

何とか、背中の筋肉を動かす事ができても、血液やリンパ液の流れの改善が一時的であったり、血行が悪化している箇所に負荷をかけた事から、後になって、血液やリンパ液の流れを更に悪くさせたりして、むくみが拡がったり、不快感が強まったりします。

【 当院の、むくみの解消治療 】

~ 筋肉由来の症状に ~

このような背中の不快感の解消には、筋肉や血行の治療を得意とする東洋医療をベースにしたマッサージ治療が効果的です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔から、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」、などの効果が認められているので、背中の疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状にも、同じように効果があるからです

特に、肩甲骨まわりの筋肉がコワバッテくると、背中の循環を悪化させて、背中の“むくみ”の原因になるので、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩甲骨周辺を中心に、肩、背骨沿いなどの老廃物の排出と、必要な酸素が行き渡るようにしています。

~ ツボ治療を加え ~

また、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調の改善を行っています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 身体の回復力を取り戻すために ~

例えば、ツボ反応を使って背中の疲労箇所や緊張箇所をチェックし、その後に、ツボ治療とマッサージ治療で回復させていくと、ジーンとした感覚と共に、背中の凝り固まった筋肉の血流が改善され、“むくみ”の解消に効果的です。

更に、ツボ治療によって身体のバランスを整えると、身体の回復力が働くようになり、体調不調の解消も期待できるので、「だるい」、「肩凝り」、「疲れ易い」、「イライラする」、「元気がない」、「眠れない」、などが解消されるようになります。

特に、背中に痛みや不快感が続いている場合は、身体の回復力が追いつかなくなっているので、昔から、疲労や緊張などの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、効果的で安全です。

~ 体調を整える治療 ~

座り仕事や立ち仕事をしていると、血流が悪化して、気付かないうちに背中に“むくみ”が蓄積して、疲労やダルサの原因になったり、老けて見える原因になったりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、仕事や加齢などの影響によるコワバリや血行を回復させ、凝りや痛みを改善し、体調を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。