片頭痛の予防(前ぶれの利用と、薬に頼らない体調管理)

【(症例)痛み・しびれ 】 

(写真)片頭痛の予防

頭痛の中でも、片頭痛の痛みは、仕事や日常生活に支障をきたすほど、頭の中が「ズキンズキン」、「ガンガン」するような、強い拍動性の痛みに襲われ、しかも、繰り返します。

予防薬を飲んでも、頭痛が無くなりませんし、薬を飲むタイミングや、薬を飲む量や回数の制限もあるので、頭痛を起こさないように、体調を保つ事が重要になります。

片頭痛が、自律神経の不調と深く関係しているので、自分の頭痛パターンから、「何となく頭痛が起こりそう」という『前ぶれ』をつかんで、自律神経の不調を解消させる事が、予防に効果的です。

【 脳の過敏症状 】(図)脳の過敏

片頭痛は、何らかのキッカケで、脳の太い血管が急激に拡張し、それによって血管周りの神経が、引っ張られて、強い痛みが起きます
よく知られているのが、緊張した仕事が一段落し、ストレスから解放された時に起きる、頭痛発作です。
しかし実際には、ストレス以外にも、人込みや騒音、女性ホルモンの変動、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、ストレートネックなど、いろいろな要因が重なって、許容を超えてしまったり、1種類だけでも、ピークに達したりして、起きています。

 

そして片頭痛の痛みが起きると、片頭痛の特徴的な、頭の片側や両側が「ズキンズキン」と脈打つような『強い痛み』に襲われます。
頭の血管が脈打つたびに、血管を取り巻いている脳の“中枢神経”を刺激するので、ズキンズキンとする強い痛みになります。
脳の神経が過敏状態になっているので、身体を動かしたり、頭の位置を変えたりしただけでも、頭の神経を強く刺激して、痛みが増すようになります。

 

また、片頭痛は、『強い痛み』だけでなく、感覚が異常に過敏になっているので、通常ならば気にならないような光、音、臭いに『生理的な強い不快さ』を感じる特徴があります。
例えば、「顔に風が当たると辛い痛みを感じる」、「メガネやイヤリングが不快」、「髪を結んでいるのが辛い」、「曇り空になると、体調が悪化する」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などです。
この結果、顔面蒼白、吐き気、嘔吐、腹痛、なども、起きる事があります。

【 頭の血管の、自律神経失調症 】(図)片頭痛の前ぶれ

片頭痛による『強い痛み』や『生理的な強い不快さ』は、4~72時間続き、しかも、繰り返されるので、とてもツライ痛みとなって、日常生活に支障を起こします。
この為、病院では、片頭痛が何度も起きる場合や、薬を飲んでも解消しづらい場合には、予防薬を勧めます。
しかし、予防薬は、頭痛の回数を減らしたり、痛みの程度を軽くしたりするもので、完全に頭痛が無くなるわけではありませんし、薬を飲むタイミングや、薬を飲む量や回数の制限もあります。

 

この為、片頭痛を防ぐには、自律神経の不調が影響しているので、日頃から、不快な疲労やストレスを溜めないようにする事が大切です
調査によっても、『片頭痛は、約60%はストレスが生じた時に、そして、約25%はストレスから解放された時に、頭痛が起きている』と、報告されています。
これは、片頭痛が、ストレスや疲労が増す事によって、『頭の血管の自律神経失調症』が起き、それによって血管が急激に拡がり、そして血管の周りの神経を圧迫して、頭痛発作につながっているからです。

 

しかし、疲労やストレスは、個人差が大きく、また、本人が自覚していない疲労やストレスもあります。
この為、自分の頭痛についてじっくり観察して、どのような心身の不調のシグナルが出たら、頭痛に結び付くのかを、知っておく事が重要になります。
これによって、自分の頭痛パターンから、「何となく頭痛が起こりそう」という『前ぶれ』が分かっていると、頭痛を起こさないように予防するのに、大きな効果を発揮します。

【 片頭痛の前ぶれ 】(図)肩こり

例えば、片頭痛患者の40〜60%が、片頭痛の『前ぶれ』として、次のような症状を実感しています。
これらは、疲労やストレスが続く事によって、自律神経が不調になるサインなので、片頭痛の『前ぶれ』にもなっているからです。

☑ めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
☑ あくびが多くなる。
☑ 胸が締め付けられる感じ。
☑ 胸がザワザワする感じがする。 
☑ 息苦しく感じる。
☑ 冷えを感じる。
☑ 食欲不振や胸やけなどで、 胃の調子が悪くなる。
☑ 便秘や下痢を繰り返す。
☑ 肩こりや腰痛が強まる。
☑ 身体がダルイ。
☑ 顔に汗をかく。
☑ 朝、起きた時から、疲労を感じる。
☑ 気圧が低くなると体調が悪化する。
☑ 周りがやけにまぶしく感じる。

 

これらは、仕事や家事をしていると、身体の疲れや精神的な緊張から、無意識のうちに、自律神経の働きが片寄るからです。
そして、自律神経の働きが不調気味になってくると、片頭痛の『前ぶれ』症状が現れます。
この為、自分の頭痛パターンから、「何となく頭痛が起こりそう」という『前ぶれ』をつかんで、自律神経の不調を解消させる事が、予防に効果的です。

 

中でも、「頭痛の前に、肩こりが急に悪化する」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」など、独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。
片頭痛を起こす神経(三叉神経)が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛が起きる前に、首や肩のストレス状態を示す信号を、『前ぶれ』として発するからです
実際、片頭痛患者の75%に、この独特な『肩こり感』が見られると言われています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】(写真)当院の治療

片頭痛を予防するには、片頭痛が起きる前に、身体全体の調子を整え、心身をリラックスさせて、片頭痛を誘発する『肩こり感』を無くし、脳から痛み(片頭痛)が発信されないようにする事です
頭痛持ちの人に勧められる『頭痛体操』も、この効果を狙ったもので、頭と首を支えている筋肉をストレッチして、筋肉をほぐし、血行を良くするようにします。
運動不足やストレスなどで凝り固まった筋肉を、首や肩の筋肉をストレッチしたり、動かしたり、マッサージしたりして、ほぐす事で、自律神経の安定に効果があります。

 

当院も、片頭痛予防の為のマッサージ治療を、患者の要望や体調に合わせて、行っています。
首や肩のコワバリを和らげ、血行を回復させていくと、身体の身体中の細胞や脳に酸素がしっかりと送り届けられ、それにより体調の回復が進んで、片頭痛を起きにくくする事が期待できます。
例えば、「何となく調子が悪い」と感じた時に、腰から上の上半身の疲労や緊張を解消させて、更に首や肩をほぐすと、緊張感や疲労感が減少し、心身がリラックスして、気分が安定します。

 

片頭痛の独特の『肩こり感』は、片頭痛の『前ぶれ』なので、片頭痛が起きるまでに、しばらく時間があります。
この時間を利用して、片頭痛を起こす精神的なストレス感を減少させる事がポイントになります。
マッサージ治療で、心身をリラックスした状態にして、脳が感じている不快感が弱まってくると、自律神経の働きが回復して、片頭痛が起きにくくなります。

 

片頭痛が起きるまでの時間を利用して、疲労やストレスを解消させ、体調を整え、心身をリラックスさせると、片頭痛の予防に効果的です。
当院は、体調を整え、リラックス効果などから、片頭痛の予防や解消を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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