高齢者の、加齢による、冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

(写真)高齢者の、加齢による冷え

導入文

高齢になると、筋肉量が減って発熱量が落ち、温められた血液を運ぶ循環機能も悪くなってくるので、寒さに敏感になるだけでなく、身体の芯から冷えてしまい、「冷えが、身体の内側や内部に入り込んでいる」と、感じられます。

しかも、身体の冷えから、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサを感じる」、「布団に入っても眠れない」、「風邪を引き易い」、などが起きるので、身体の冷えと体調不調の両方に悩まされます。

高齢者の、これらの状態を改善するには、①血行やリンパ液の流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮作用を鎮めるなどを行い、④体調を整える事が必要なので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、安全で効果的な治療法です。

【 高齢の冷えの原因 】(図)冷えの原因

冷えには、いくつかのタイプがありますが、高齢者に冷えが生じる場合、大きな原因の一つとして、身体の筋肉量や働きが低下して、“身体の熱をうまく作れない”事があります。
筋肉は、体温の約6割を発熱し、人体の最大の熱産生器官になっているので、中高年以降、加齢によって筋肉量が低下し、50代や60代にガクンと筋肉量が落ちると、これによって、身体の発熱量がかなり少なくなるからです。
また、高齢になると、筋肉量が低下するだけでなく、運動機能が低下する事や、運動をする機会が少なくなるので、ますます、筋肉から発熱するエネルギー量が低下してしまいます。

 

高齢者に冷えが生じる、もう一つの大きな原因として、“温められた血液を、うまく運べない”事があります。
これは、加齢によって血管の柔軟性が低下して、硬くなってくると、血管を伸縮させて血液を送るポンプ機能が低下するので、血液が温められても、その温められた血液を、身体の隅々に届けられなくなるからです。
これを『血液循環悪化タイプの冷え』と言い、気温とは関係なく身体が温まらないので、真夏であっても身体に冷えを感じるようになります。

 

また、血管の柔軟性が低下すると、身体から水分が排出されにくくなって『むくみ』が生じるので、この余分な水分によって体熱が奪われて、更に身体の冷えが強まります。
東洋医学では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まっている状態」と、説明しています。
このように、高齢者の冷えは、“身体の熱をうまく作れない”“熱をうまく運べなくなる”“水分が排出されにくくなってしまう”などが重なって、身体の芯から冷える状態になるので、「冷えが、身体の内側や内部に入り込んでいる」ように感じられたり、「手足が冷えたままで布団に入っても眠れない…」などが起きたりします。

【 冷えによる、身体への影響 】(図)冷えによる、身体への影響

しかも、『冷えは万病のもと』と言われるように、身体の冷えによって、身体に様々な不調を引き起こします
例えば、身体が冷えるので、「下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」とか、血行の悪化により、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」、などが現れます。
また、精神的にも、「身体がダルイ」、「疲れ易い」、「意欲が出ない」、「眠れない」などの不調が起き、悩まされる方が多くなります。

 

更に、身体の冷えによって、朝起きた時や、動作を開始した時に、膝や腰などの痛みに悩まされるようになります。
寝ていたり、ジッとしていたりすると、血液の流れが低下した状態になるので、朝起きた時や動作を開始した時に、関節を動かす筋肉や靭帯の安定性が低下し、痛みが出てくるからです。
また、冷えで、痛覚や触覚なども過敏になるので、余計に、痛みや痺れ(しびれ)感、ジンジンする感じなどが、増すようになります。

 

更に、冷えによる身体への影響として、寒さを感じると、血圧が上がり易くなります。
冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管を収縮させて細くする事と、それに対して心臓は、血管が細くなるので、血圧を高めて血液を押し出すようになり、血圧が上がってしまうからです。
しかも、身体の冷えが続くと、血管の調整能力が乏しくなって『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さや冷たさに過剰に反応し易くなって、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、『血圧の急激な上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】(図)ゴースト血管

また、高齢者の『血液循環悪化タイプの冷え』は、血行の悪化が進行すると、『ゴースト血管(写真参照)』の問題も出てきます
『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下し、その状態が続くと、毛細血管が干上がって、消失してしまう事を言います。
20代の毛細血管を基準にすると、一般的に、60代では30%、70代では40%、減少するとさていますが、冷えで血流が悪くなると、更に血管のゴースト化が増大します。

 

この結果、冷えで血管のゴースト化が増えると、酸素や栄養分を運ぶ血液が、行き渡らなくなって、見た目に老けて見えたり、痛みや不快感が生じたり、身体の働きが悪くなったりします。
例えば、肌に毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行やうるおいが消えるので、肌色が悪くなったり、肌の表面もカサカサでシワやたるみが目立ったり、更に、シミやクスミもできたりして、実年齢以上に老けが目立って、枯れた印象になります。
また、身体の各器官に毛細血管のゴースト化が進むと、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなるので、肩こり、頭痛、目の疲れ、関節痛、疲れ易い、ダルイ、もの忘れなどが、起き易くなります。

 

ところが、高齢者の場合、体温が下がっているにも関わらず、身体の冷えを自覚できていない事があるので、気が付かないうちに『ゴースト血管』が増えて、老化を加速させる事があります。
肌や身体の各器官に酸素や栄養を運んでいくのに、毛細血管は重要なルートなので、血液を運ぶ毛細血管の働きが低下する前に、血液を運ぶ働きを回復させる事が重要です。
この為、身体を触ってみて、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血行が悪くなっているサインなので、健康の維持の為に、ケアして回復させる事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】(写真)当院の治療

当院は、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認して回復させ、その後、①血行やリンパ液の流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制、などを行い、そして、④体調を整える治療を行っています
筋肉がコワバッテいたり、関節部分が硬くなっていると、身体を動かしづらくなり、血行を滞らせてしまうので、身体の冷えの原因になったり、体調の不調をきたしたりするからです。
また、高齢者は体力が弱っているので、身体の不調箇所だけでなく、体調全体を回復させておかないと、体温維持機能が弱ったまま、体温がなかなか元に戻りにくくなるからです。

 

この為、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、その箇所の緊張を解消させ、血行の促進を行っています。
ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、衰えている血流の改善や、毛細血管の働きの回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療法になるからです。
血行の促進によって、血液の中で、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、今まで感じていた不快感が減少し、筋肉の緊張やコワバリも緩んできます。

 

高齢者の冷えの原因の多くが、筋肉の働きが弱って、熱を作り出す力(代謝)が少なくなっている事と、熱を運んでいる血行が低下し、体温が保てなくなっている事です。
この為、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して、筋肉のポンプ作用を刺激して“血行を活発化する”と、温められた血液が全身に巡るようになり、身体が温まってくるのが感じられるようになります。
更に、身体の新陳代謝も高まるので、筋肉内の血流が促進されたり、痛みや違和感が減少したりして、「何となく体の調子が悪い」という状態が解消し、元の健康な状態に戻す働きもあります。

 

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、身体の冷えが進んで、ますます体調を悪化させてしまいます。
当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復の為に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】

 

 

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