冷え

高齢者の、加齢による冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

高齢になると、体温の調節機能が低下し、寒さに弱くなるだけでなく、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ち、しかも、血管の働きの低下で、温められた血液が身体に回らなくなるので、身体の中から冷えてしまい、「身体の内側に、冷えが入り込んでいる」と感じる状態になります。

しかも、身体の冷えの為に、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサがとれない」、「布団に入っても寒さで眠れない」、「風邪が回復しない」などに悩まされたり、シワ、タルミ、くすみ、吹き出物などが生じて、憂鬱な気分にさせられたりします。

このような高齢者の冷えには、衣類や暖房などで身体を温めるだけでなく、身体の働きと調節機能を取り戻す事が重要になってくるので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復させ、敏感になっている身体の神経を鎮めて、体調を改善する事が必要です。

【 高齢者の冷えの3大原因 】

~ 筋肉量と働きの低下 ~

冷えはさまざまな原因が絡んでいますが、高齢者にとって大きな原因になっているのが、身体の筋肉量が減少して、“身体の中で熱を十分に作れなくなっている”事です。

筋肉は体温の約6割を発熱しているので、人体の中で最大の『体熱の産生器官』になっていますが、中高年あたりから筋肉量が減少し始めて、50代や60代になると筋肉量がガクンと落ちる為に、身体の発熱量も、それに合わせて少なくなります。

更に中高年になると、身体の運動機能の低下や、仕事や家庭の責任や役割の増大などで、運動する機会が減ってくるので、筋肉の働きが不活発になり、ますます筋肉からの発熱量が少なくなります。

~ 血流の低下 ~

また、高齢者に冷えが生じる、二つ目の大きな原因になっているのが、“温められた血液を、うまく運べなくなる”事です。

心臓からの血液は、身体の中で一番高い温度(37℃)に保たれていますが、加齢によって筋肉の弾力性や柔軟性が無くなってくると、血管を伸縮させて血液を送る“ポンプ機能”が弱ってくるので、血流が低下し、温かい血液を身体の隅々に届けられなくなるからです。

この結果、温かい血液が身体の隅々に届けられなくなると、身体が冷えて、チョットした寒さにも敏感になり、その上、身体の芯から冷えてくるので、「一年中、手足が冷たい」とか、夏でも身体の冷えに悩まされて「冷房の風が苦手」などが起きてきます。

~ 身体からの水分排出の低下 ~

更に、高齢者に冷えが生じる、三つ目の大きな原因になっているのが、血液循環の悪化によって、身体から水分排出が低下するので、“身体に余分な水分が溜まって”身体を冷やしてしまう事です。

東洋医療では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まった状態」と考え、この状態になると、余分な水分が身体に溜まるので、初期の症状として、「お腹を触ると冷たい」、「お腹がちゃぷちゃぷする」、「夕方になると脚がむくむ」、「ふくらはぎを親指で押すとへこむ」、などが現れます。

そして初期の症状が過ぎると、身体からの水分排出がうまくいかなくなる為に、「軟便や下痢気味」、「チョット身体を動かすと、汗をかきやすい」などに悩まされたり、水分に含まれる老廃物の影響から、「頭や身体が重ダルイ」などが起きたり、体内に溜まった余分な水分が血管やリンパ管を圧迫して、更に血行を悪化させ、身体の冷えと血行悪化が解消しづらくなったりします。

【 冷えによる、身体への影響 】

~ 身体の機能が低下し、不調に ~

特に高齢者の場合、冷えが生じると、身体の機能低下が起き易くなるので、身体に様々な不調が現れます

代表的な症状が、「胃腸の働きが悪化して、下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」、あるいは血行の悪化で、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」、などです

また、血液循環が悪化して、老廃物が排出しづらくなる為に、「身体の疲労感や重ダルサ」に悩まされたり、老廃物によって神経の働きが障害されてくると、「頭が重い」、「めまい」、「ふらつく」、「頭痛」などが、頻繁に起きたりします。

~ 動作時の痛み ~

更に、朝起きた時や、動作をしようとした時に、膝や腰などに、痛みを感じる状態になります。

高齢になるにつれて血行が低下して、身体の隅々に十分に血液が届けられなくなってくる上に、運動機能の低下から、ジッとしている事が多くなると、筋肉の働きが弱ってきたり、それによって血液を送るポンプ機能も低下したりする為です。

この結果、朝起きた時や、動作をしようとした時に、体重を支える膝や腰などの筋肉や靭帯から痛みが出たり、関節の安定性や持久力が失われて痛みが出たり、血行の悪化で老廃物が神経を刺激して痛みが出たりします。

~ 血圧が上がり易く ~

更に、身体の冷えが続くと、気づかないうちに、血圧が上がり易くなります。

身体に冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管が収縮するので、心臓が圧力を高めて、血液を押し出そうとするからです。

この為、高齢者が冷えに悩まされると、心臓が絶えず圧力を高めて血液を押し出そうとするので『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、過剰に寒さや冷たさに過剰に反応して『急激な血圧の上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】

~ ゴースト血管 ~

また、高齢になって身体が衰えていくと、毛細血管の老化も進むので、『ゴースト血管(写真参照)』が起きてきます

『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下して、血流が悪くなったり途絶え気味になったりすると、毛細血管が干上がったり、消失したりする現象です。

毛細血管は全身の血管の99%を占め、身体のすみずみに酸素と栄養を送り届ける重要な働きをしているので、血管のゴースト化によって、酸素や栄養分を運ぶ血液が行き渡らなくなると、見た目の老化現象や、身体の不調が起きてきます。

~ ゴースト血管の症状 ~

例えば肌に、毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行が悪くなって、肌のうるおいが失われてくるので、肌の色が悪くなり、肌の表面もカサカサになったり、シミやクスミができたりして、実年齢以上に、老化現象が目立ったり、枯れた印象になったりします。

また、身体に毛細血管のゴースト化が進むと、血行が極度に悪化するので、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなって、肩こり、頭痛、目の疲れ、疲労感、ダルサ、もの忘れなどが、繰り返したり、慢性化したりします。

更に、血行の悪化によって、膝や腰などの関節痛に悩まされたり、治りにくくなったりします。

~ 血流を促して流れるように ~

このように、ゴースト血管によって、いろいろな症状が身体に起きますが、毛細血管が干上がったり消失したりする前に、血管が残っていれば、血液の流れを促して、血液が流れるようにすると、血流が復活し、身体の不調の回復や予防にもなります。

この為、中高年になって、見た目の老けが目立ってきたり、身体を触った時に、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血管のゴースト化が起き始めている可能性があるので、筋肉の弾力性や柔軟性を保つようにして、血管をゆるめる、血流を上げる、血管をゆるめた時間の確保などで、血液やリンパ液の流れを良くする事が大切です。

特に、身体の冷えや筋肉量の少なさは、血流の悪さにつながり、ゴースト血管となる可能性があるので、コワバッテいる筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善する事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】

~ 身体のコワバリや関節部分の不調の確認 ~

高齢者の冷えは、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ちたり、温められた血液が身体に回ら無くなったりする為に、筋肉がコワバッテ、身体を動かしづらくなったり、体調に不調を引き起こしたりします。

しかも、高齢者は身体の機能が弱っている事が多いので、身体の回復力が追いつかなくなって、慢性化した冷えや体調不調に悩まされる状態になります。

この為、当院では、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認し、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行い、体調の改善を行っています

~ ツボ刺激の併用 ~

特に、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を行っています。

ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、血流の改善や、衰えている毛細血管の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療になるからです。

これにより血行が促進されて、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、敏感になっている神経が回復してくるので、筋肉の緊張やコワバリが緩み、今まで感じていた不快感が減少するようになります。

~ 体調の回復に ~

また、体調や体質に合わせて、ツボ治療とマッサージ治療で、筋肉の働きや血行を改善して、身体の調子(治る力)を上げていく
と、追い付かなくなっていた回復力を、取り戻すキッカケになります。

身体の回復力が追いつかない為に、神経が敏感になって疲れ易さや痛みとなって現れていたのが、筋肉の働きや血行が回復して、神経への刺激が緩和されると、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されてくるからです。

更に、血液を送る筋肉のポンプ作用が活発化して、全身に血液が巡るようになると、身体の体温が内側から回復し、身体の新陳代謝も高まるので、冷えの解消になります。

~ マッサージの施術時間は15分から ~

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、ますます身体の冷えが進んで、体調を悪化させてしまいます。

当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

お腹の冷え(内臓型冷え性)と、汗かき・暑がり

【(症例)身体の不調や、不快感 】

季節に関わらず、お腹の冷えが気になっている人は意外に多く、「下痢や便秘が続く」、「お腹にガスが溜まって辛い」、「お腹をこわし易い」、「おしっこが近い」などで、悩まされています。

また、お腹が冷えると、“体温”と“身体の水分”を調整する働きが乱れて、「チョット動くと、すぐに汗をかく」とか、「暖かい食べ物を食べると、額から大汗が出る」などが起き、思いがけないような“汗かき”や“暑がり”にもなります。

このような状態を『内臓型冷え性』と言い、お腹の冷えの為に、「身体がダルイ」、「肩がこる」、「疲れが残る」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」なども起きてくるので、冷えの改善だけでなく、体調の改善も併せて行う事が大切です。

【 内臓型冷え性の原因 】

~ 筋肉の、発熱と血液を送る働き ~

『内臓型冷え性』は、毎日のデスクワークが続いて運動不足になったり、ストレスや疲れが溜まって回復できなくなったり、加齢で体力や筋力が低下したりすると、起き易くなります。

身体の熱を産み出す『基礎代謝』は、最小限の生命を維持するだけの体熱の産出量なので、健康的に体温を保つ為には、身体活動を高めて、身体の筋肉の発熱作用や、温められた血液を送る働きを、活発にして維持する事が必要になるからです

この為、一日中ほとんど座りっぱなしで、ストレスフルな毎日を送っていると、筋肉の発熱と血液を送る働きが低下し、『内臓型冷え性』が起き易くなります。

~ 隠れ冷え性 ~

しかもオフィスは、デスクワークが能率的に行えるように、涼しく快適に感じられるようにしています。

頭を働かし続けるデスクワークには快適に感じられますが、これによって「寒い」、「冷たい」という感覚が失われてくるので、気付かないうちに身体が冷えて、内臓を冷やす事になります。

この結果、オフィス内が涼しく快適に感じられるので、内臓が冷えている事に気付かない『隠れ冷え性』の人が多くなっています。

~ 若い男性も ~

この結果、一見、元気そうな若い男性も『隠れ冷え性』が多くなっています。

ずうっとオフィスで仕事をしていると、涼しい環境で、身体を動かす機会が限られて、身体の発熱量が少なくなる上に、仕事の責任や会社の人間関係で悩まされる事が多いので、ストレスが強まり、筋肉の血液を送る働きが悪くなってくるからです。

この結果、元気そうな若い男性でも『内臓型冷え性』になると、胃や腸の働きが悪くなって、「頻繁にトイレに行きたくなる」、「腹痛」、「下痢」などを繰り返し、悩まされる状態になります。

【 身体への影響 】

~ 体調の低下 ~

このように『内臓型冷え性』の初期症状は、胃や腸の働きが悪化する為に、下痢や便秘、下腹部の不快感や痛みを繰り返す状態になりますが、それと共に、お腹の冷えで筋肉のコワバリや血行の悪化が起きるので、腰にダルサや痛みを感じる事が多くなります。

更に、お腹や腰の筋肉のコワバリが続いて、身体の血液の循環が低下したり悪化したりすると、慢性的な肩こりや腰痛、頭痛なども起きてきます。

しかも、内臓の働きの低下によって、「何となく身体の調子が悪い」といった状態だけでなく、身体の代謝や免疫力などが低下してくるので、「身体が疲れる」、「体調悪化が続く」なども起きます。

~ 精神面の不調 ~

また、身体の代謝や免疫力などの低下で、体調を維持する機能が低下してくると、精神面の不調も生じて、「以前と違って、最近、集中力が続かない」、「気力が低下して、活動的になれない」、「イライラする」、「頭が重い」、「眠れない」なども起きてきます

これによって、「身体や精神面の不調→体内で作られる熱量が下がる→冷えに繋がる」といった悪循環につながります。

この結果、ますます集中力が落ちてきたり、ヤル気が起きにくくなったり、あるいは、判断する事や決める事に支障が生じたりするので、仕事や家庭に支障が生じます。

~ 見た目や体型の変化 ~

また、『内臓型冷え性』は、顔つきが不健そうに見えたり、体型が崩れて太ったりしてきます。

身体の血液やリンパ液の流れが悪化してくるので、夕方近くなると、疲れたような顔つきになったり、顔がむくんできたりするからです。

そして体型も、内臓の体温低下によって、食事量が減っているにもかかわらず、今迄のように内臓脂肪を燃焼できなくなるので、内臓脂肪が溜まってしまい、お腹やお尻が太ってくるようになります。

【 特徴的な、汗かきと暑がり 】

~ 体内に余分な水分が溜まる為に ~

更に『内臓型冷え性』の特徴として、暑さに敏感になって、汗かきや、暑がりになります。

内臓の冷えによって、身体の血行を調整している自律神経の働きが乱れてくると、内臓の血液やリンパ液の流れが悪くなって、体内に余分な水分が溜まってくるので、少しでも暑さを感じると、これによって“余分な水分”を、排出しようとする働きが、一挙に強まるからです

この為、いつもより身体を動かしたり、暖かい食べ物を食べたり飲んだりして、少しでも体温が上がると、大汗をかくようになります。

~ 太ってメタボになると ~

しかも『内臓型冷え性』になって、太ってメタボ体型になると、ますます大汗をかく傾向が強まります。

脂肪は一度冷えると温まりにくい性質がある上に、筋肉が少ないと体熱を作る力が弱くなる特徴があるので、太ってメタボ体型になると、内臓に多くの脂肪が付いた状態になるので、内臓を冷やしてしまうからです。

これによって、余計に内臓が冷えて、“体温”と“身体の水分”を調整する働きが乱れて、うまく働かなくなってくるので、ますます大汗をかくようになります。

~ 汗かきや暑がりであっても ~

しかし、本人は、暑がり、汗かき、のぼせ、などを強く感じているので、内臓が冷えている事に気付きません。

このように、一見、汗かきや暑がりのようであっても、実際には、汗かきや暑がりの原因は、お腹の冷えです。

この為、しばらく涼しい所にいると、寒さを強く感じたり、お腹が痛くなったりします。

【 内臓型冷え性の、チェック法 】

~ お腹を触って ~

『内臓型冷え性』は、自分で、簡単にチェックできます。

通常ならば温かいはずのお腹ですが、お腹を触ってみると「ヒンヤリ」と冷たく感じたり、「起床時に、脇よりもお腹の温度が低い」と感じたりした場合には、内臓の温度が低くなっている可能性が高くなっています。

生命維持に大切な内臓を守ろうとする人間の防御システムがあるので、肌寒い気温でもないのに、お腹の温かさを感じられずに冷えているのは、内臓に冷えが起きているからです。

~ 手が冷たい ~

また、人と握手したる時に、『内臓型冷え性』になっていると、「手が冷たい!」と言われる事があります。

内臓が冷えていると、身体の表面の体温も低くなる為に、一般的な平熱とされている36.5度に満たなくなるからです。

このような人に触れると「冷たい…?」と感じますが、本人は、自分の体温が低くなっている事に気付いていません。

~ 病院の診断 ~

お腹の冷えで、病院で診てもらっても、『内臓型冷え性』の場合、体温を測っても特別に低い状態でなく、血液や内臓を調べても異常が無いので、「冷えに敏感」と判断され増す。

また、身体の不調も、原因が特定できない為に『自律神経失調症』の一種と診断される事が多くなります。

この結果、「冷えに敏感」な症状に適した薬が無い事と、自律神経失調症と診断した事から、自律神経のバランスを整える事を目的とした薬を処方し、そして、お腹が冷えて下痢をしている場合には整腸剤、身体に痛みを感じていれば鎮痛薬の処方、となります。

【 当院の、冷え治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

『内臓型冷え性』の改善策として、「お腹を温める」、「身体を温める食べ物をとる」、「軽い運動やストレッチ」などが、よく紹介されます。

しかし、『内臓型冷え性』は、冷えの改善だけでなく、運動不足や加齢などで筋肉の働きが低下している事や、ストレスや疲れが溜まった事などが影響しているので、身体の疲労や緊張などを改善したり、崩れかかった身体のバランスを整えて、自律神経の負担を少なくしたりする事が必要です

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、『内臓型冷え性』の体調改善を行っています。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ治療を行う事で、冷えで敏感になっている神経が和らぎ、内臓の血行が改善されるからです。

例えば、腰や脚のコワバリや痛みを改善させて、下半身に集まっている血液の流れを高めると、腰の「ダルサ」、「疲れ」などが解消されてくると共に、内臓の血流が回復してくるので、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」、「お腹が重苦しい」などの、不快感が緩和されるようになります。

しかも、ツボは、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、本人が気づいていない『隠れ冷え性』でも、治療箇所の確認ができます。

~ 中高年の体調改善に ~

また、中高年になると、ストレスや疲労の蓄積、血液の循環調整機能の低下、運動不足などから、内臓の冷えが起き易くなっています。

この為、ツボ治療とマッサージ治療で、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を鎮める(痛みの改善)、などを行うと、これによって、身体の熱を作る力が高まり、更に、血液の流れが改善されるので、温められた血液が身体の隅々まで運ばれるようになります。

これによって、身体の体温が回復してくると、身体の調子(治る力)が上がって、体調が良くなってくるので、『内臓型冷え性』による身体の不調が解消されていきます。

~ 血行改善や体調の回復に ~

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、血液循環の低下、などが主な原因になっているので、身体のチェックと、体調の改善によって、身体の血行を回復させる事が大切です。

当院は、身体の冷えの改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、疲れ易さや不快感となって現れた箇所を確認し、血行の改善や体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ストレスや疲労による、下痢や便秘と体調の悪化

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹が冷えている感覚があれば、お腹が冷えないように厚着をしたり温めたりしますが、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、オフィスの冷房などで、内臓の血流が低下して、お腹に冷えが生じた場合は、手足は温かく感じられるので“お腹の冷え”に気付きにくくなります。

しかし、お腹が冷えた状態になるので、慢性的な下痢や便秘、そして腹痛などに悩まされる上に、内臓の働きが乱れて、体調が悪化するので、頭痛、倦怠感、風邪、イライラ、なども起きてきます。

この為、「便秘や下痢を繰り返す」、「腹痛がして、お腹を触ると冷たい」などがあり、更に、「疲労が溜まり易い」、「いつも身体がダルイ」、「肩こりや腰痛に悩まされる」、「仕事の為に運動不足」などの場合には、ストレスや疲労による“お腹の冷え”を疑って、身体の血行改善と体調回復の改善を行う事が大切です。

【 内臓型冷え性(隠れ冷え性)】

~ 隠れ冷え性 ~

冷え性と言うと、「手足に寒さや冷たさを、いつも感じる」とか、「身体が冷えて、温まらない」などを思い浮かべますが、ストレスや疲労によって内臓の血管が収縮してしまい、温かい血液の流れが減って、内臓に冷えが生じてしまうタイプがあります。

これを『内臓型冷え性』と言い、「身体に何となく寒気を感じる」といった事もありますが、多くの場合、手足は温かく感じられる為に、気付かないうちに、お腹が冷えた状態になるので『隠れ冷え性』とも呼ばれます。

『隠れ冷え性』が起きるのは、仕事が忙しくなったり多くなったりして疲労やストレスが身体に溜まったり、毎日エアコンの効いた部屋で過ごしていたり、運動量が極端に減ったりしていると、内臓の血流が低下して内臓を冷やしてしまう事や、ビールなどの冷たい飲み物を摂る機会が多かったりすると、内臓の温度が保たれなくなってくるからです

~ お腹の痙攣による腹痛 ~

『内臓型冷え性』になると、下痢や便秘が起きるだけでなく、お腹に絶えず不快な痛みを感じるようになったり、我慢できないような腹痛を繰り返したりする上に、これによって、冷汗や吐き気も起きてきます。

これは、お腹が冷えた状態になっている為に、身体が熱を産み出そうとして、“腸が急性の強い収縮(=痙攣(けいれん))”を起こしてしまう為です。

“お腹の冷え”によって腸の痙攣を引き起こしているので、腹痛を和らげるには、お腹に余計な力が入って腸の筋肉や神経を刺激しないように、膝と腰を曲げた前かがみ姿勢になり、そして更に、胃や腸の負担が少なくなるように、右側を下にして寝るのが良いとされています。

~ 内臓型冷え性の症状 ~

また『内臓型冷え性』になると、内臓の血流低下で、身体全体の血行も悪くなってくるので、外見的にも、「顔色が悪い」、「手足がむくむ」、「肌トラブル(肌荒れ・シミ・そばかす・くすみ等)」、などが起きてきます。

更に、血行や体調の悪化によって、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などを引き起こします。

しかも、身体内部の体温低下によって、健康を保っている免疫細胞が不活発になるので、「何となく身体の調子が悪い」という状態になり、風邪を引き易くなったり、病気がちになったりします。

【 ストレス解消と体調の回復 】

~ 内臓型冷え性の原因 ~

『内臓型冷え性』を起こす代表的な原因として、「毎日のストレスや疲労」、「エアコンによる長時間の冷房」、「運動不足」、の3つが挙げられます。

内臓は自律神経に支配されているので、これらによって自律神経の働きが不安定になると、内臓の血管が収縮して血行が悪くなって、温かい血流が減少し、体温調節の働きがうまくいかなくなってしまうからです。

この為、若い男性も、ストレスや疲労などで『内臓型冷え性』に悩まされると、通勤途中でも急にトイレに行きたくなったり、あるいは仕事中に、何度もトイレに行きたくなったりしてしまいます。

~ 体調の回復から ~

特に、デスクワークで、毎日、座ってジッとしている時間が多いと、下半身の筋肉を動かす機会が無くなってくるので、腰やお腹周りの血流が悪くなりがちです。

しかも、仕事や人間関係などのストレスで緊張や不安感が強まると、身体の血行が悪くなるだけでなく、内臓を取り囲む筋肉の収縮が強まる為に、毛細血管がいびつに歪んで蛇行したり、血管内に詰まりが生じたりするので、ますます、内臓を取り囲む筋肉内の血行が悪化します。

この為、『内臓型冷え性』を改善するには、身体を休ませるだけでなく、毎日のストレスや疲労、エアコンによる長時間の冷房、運動不足などが関わっているので、体調の回復を図って、身体の回復力を取り戻す事が重要です。

~ 身体の不調箇所の解消 ~

このような対策として、『内臓型冷え性』の改善に、ストレスの解消や、リラックスできる時間をつくって血行を回復させる、運動不足の解消、などが勧められています。

しかし、体調悪化が続いて、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などがある場合には、身体の疲労箇所や緊張箇所などをチェックして、これらを解消させ、更に、敏感になっている神経を回復させる事が必要です

これによって、身体の不調箇所を解消し、体調を改善させて、身体の回復力を取り戻し、身体の調子(治る力)を上げていく必要があります。

【 冷えは、漢方医学の概念 】

~ お腹を触ってみると ~

『内臓型冷え性』は、お腹を触ってみると、「冷たい!」と感じたり、「お腹あたりが、何となく冷えている気がする」と感じたりします。

これは、内臓にいろいろな臓器が、一ヶ所に集まっている事から、多くの毛細血管も集まっているので、疲労やストレスなどで内臓の毛細血管が収縮してしまうと、温かい血液の血流量が減少し、お腹を冷やしてしまうからです。

この結果、ストレスや疲労などが増したり続いたりすると、内臓の働きの低下や不安定が起き、下痢や便秘、そして腹痛などを起こします。

~ 冷えは、漢方医学の概念 ~

しかし、病院に行って「お腹の“冷え”で、悩まされている」と言っても、予想に反して、思っているような、お腹の冷えを解消するような治療が受けられません。

これは、“冷え”と言う概念が、もともと漢方医学の概念で、いろいろな個人の体質(タイプ)がいる中で、漢方医学の物差しから判断して『身体が冷えやすい体質(タイプ)』の事を言っているからです。

病院でも、体温を測って36℃未満の状態を『低体温』と言いますが、この『低体温』の意味は、体内で生み出される熱量が少ない事を言っているので、一般に言っている“冷え”とは、全く意味や内容が全く違います

~ 自律神経失調症 ~

このように、病院では、西洋医学では“冷え”という概念は存在しないので、『冷え性』を、自律神経失調症によって、身体の体温調節機能が乱れた状態と診断します。

この診断に沿って、治療法は、精神的なストレスや緊張を減らすように生活指導をする事と、お腹を冷やさないように保温を勧める事、そして、血流効果のあるビタミン剤の処方が、一般的な処方になります。

これらの治療で効果がある事もありますが、お腹の冷えによる体調の悪化に悩んでいる人にとって、「思っていた治療とは、今ひとつ・・・?」、という結果になります。

【 ツボ反応を利用した、当院の冷え治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労が主な原因になっているので、身体の不調箇所が分かりづらく、具体的な解消方法が見つかりづらくなります。

この為、当院では『内臓型冷え性』の改善に、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して“治療点”を探し、その治療点を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行や体調の改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、体調に変化が起きると“反応点”として身体の異常を知らせる性質や、“治療点”として症状を改善する効果があるので、本人の自覚の無いまま、お腹が冷えてしまう『隠れ冷え性』に対して、極めて有効な治療法になるからです

~ 筋肉ポンプ ~

このようなツボの働きがあるので、お尻や太もものツボを確認して刺激すると、お尻や太ももは、血行を促進させる“筋肉ポンプ”の働きをしているので、停滞していた内臓への血行が改善され、“お腹の冷え”の効果的な解消法になります。

また、体調を保っている自律神経が背中から腰にかけて通っているので、神経や血管の通り道になっているツボを刺激すると、腰の筋肉の柔軟性と血行が促進されて、腰やお腹にジンワリと温かさが戻ってくるのを感じられます。

そして更に、マッサージ治療で、お尻や太もも、そして腰周辺から背中の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、膝関節や股関節のコワバリを解消させたりすると、血流が活発化し、内臓への血流が回復してきます。

~ 腰の痛み(鈍痛)にも ~

また、これらのツボ刺激を利用したマッサージ治療は、『内臓型冷え性』に多い“腰の痛み(鈍痛)”の対策になります。

お腹や腰の筋肉の血流行が良くなってくると、老廃物の排出が進んで、腰の不調や痛みが解消してくる事と、骨盤や背骨を支える筋力も回復してくるからです。

特に、「ストレスを抱えている」、「運動不足」、「姿勢が悪い」などの人は、筋肉のコワバリ箇所やシコリのある箇所が多くあるので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消に、ツボ刺激とマッサージ治療が適しています。

~ 身体のコンディション回復~

『内臓型冷え性』の原因を解消させる為に、『ストレス・疲労 → 緊張 → 血行不良』という流れを変える必要があるので、身体の不調時に現れるツボを利用して血流を活発化させ、更に、体調改善にマッサージ治療を行うと、症状が和らぎ、身体のコンディション回復に効果的です。

当院は、マッサージ治療にツボ刺激を加えて、冷えの治療だけでなく、冷えの原因になっている身体の疲労や緊張を回復させ、体調の回復と、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

男性の、お腹の冷え(ストレス性の冷え)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

冷えは女性特有のものと思われがちですが、男性も、毎日冷房の効いた部屋で仕事をしていたり、ストレスが積み重なったり、運動不足が続いたりすると、身体の血行悪化や、体温調節の低下が起き、冷えに悩まされるようになります。

男性は女性に比べて、温度への感覚が鈍いので、気付かないうちに身体の中心部分(内臓)が冷えてしまい、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返したり、以前には無かった、「身体の寒気」や、「お腹の冷え」、「下腹部の痛み」、などに悩まされたりします。

身体の冷えに気付かない為に、血液の巡りが悪くなり、体調を悪化させているので、体調の改善には、身体の「コワバリ箇所」や「不調箇所」をチェックして、これらの箇所の血行を高めて、敏感になっている神経を鎮め、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 男性の冷え 】

~ 内臓型冷え性 ~

◎ 身体の中心部分の冷えの発生

男性は冷えに対して、意識が低かったり、自覚が無かったりするので、オフィスのクーラーで冷やされたり、身体を動かす事が少なくなったり、仕事や家庭などでストレスを抱えていたりしているうちに、いつの間にか、お腹が冷えた状態になり、身体のダルサ、腰痛、肩こりが慢性化したり、下痢、便秘、頻尿を繰り返すようになったりします。

これは、冷えに対して、意識が低かったり、自覚が無かったりすると、体温を調節している自律神経の働きが低下し、身体の中心部分の内臓が冷える『内臓型冷え性』になるからです

内臓の冷えによって、「胃が重苦しい」、「腹痛」、「みぞおちが痛い」、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」などが起きるので、通勤途中に我慢できなくなって、トイレに駆け込む事も起きてきます。

体調の悪化

このような状態を防ぐ為に、保温性が高いシャツやズボン下、そして靴下を身に付けたり、更には、身体に貼るカイロを腰やお腹に付けて温めている人もいます。

しかし、内臓の冷えによって血管が収縮し、身体の血行が悪化した状態になるので、以前と比べて、ダルサや疲労が起き易くなったり、集中力や根気が続かなくなったりします。

更に血行悪化によって、病気の状態ではなくても、「何となく、身体の調子が悪い」とか、「風邪気味になって、寒気を感じる」なども、起きてきます。

年齢を重ねるごとに多く

この『内臓型冷え性』は、中高年以降の男性に多くなっています。

30代あたりになると、運動や体操などを習慣的にする事が少なくなって、血流やリンパ液を流す力が弱まり、血行が悪くなってくる上に、老化現象や男性ホルモンの分泌の減少などで、筋肉量が減って体熱が作られにくくなるからです。

しかも、中高年になると、仕事や家庭の責任が重くなって、ストレスを強く感じる事が多くなるので、血管の収縮が強まって硬くなり、身体の血行が悪くなってくるからです。

~ 若い男性も ~

若い男性の4人に1人が

ところが最近は、デスクワークをしている若い男性も、4人に1人が『内臓型冷え性』と言われています。

若手のうちから、即戦力として期待されるので、仕事だけでなく、上司や先輩の注意や励ましもプレッシャーのように感じて、精神的な疲労やストレスを感じる事が多くなった為です

この結果、若い男性でも、精神的な疲労やストレスで、体調を保つ自律神経の働きが乱れると『内臓型冷え性』が起き、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、便秘、頻尿、などが起き易くなっています。

インターネットや、リモートワークの影響で

更に、仕事の内容や、上司との関係、仕事の量、将来への不安などがあっても、人と人とのつながりが、インターネットを介したり、会社から離れてリモートワークになったりしているので、直接的なコミュニケーションが薄くなり、ストレスや寂しさを紛らわす事が難しくなります。

また、仕事のほとんどがパソコン操作なので、身体を動かさずにジッとした姿勢のまま、インターネットにのめり込む作業になるので、ますます疲労感とストレス感を強めてしまいます。

この影響で、若い男性も『内臓型冷え性』が起き易くなるので、夏でも、保温効果のある若い男性用下着が売れています。

【 気付きにくい、冷えの為に 】

~ 隠れ冷え性 ~

ところが、『内臓型冷え性』になっていても、「手足は温かい」と感じているので、内臓が冷えている事に、なかなか気付きません。

このように『内臓型冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付いていない事が多いので、『隠れ冷え性』とも呼ばれます。

この為、本人が内臓の冷えに気付きにくいので、だんだんと内臓の調子が悪くなる傾向があります

~ 自律神経が安定しなくなって ~

例えば、『内臓型冷え性』の最初の頃は、「腹痛を感じる」、「いつまでも胃腸が悪い」、「便秘や下痢が続く」、「引いた風邪が長引く」、などが起きます。

ところが、身体の中心部分(内臓)が、冷えた状態になっている事に気付かない為に、『内臓型冷え性』が続いて、内臓をコントロールしている自律神経が安定しなくなると、「疲労し易くなる」、「だるい」、「慢性的な肩こりや頭痛がする」、「腰やお腹周りに脂肪が付く」、「下半身太りになる」、「脚がむくむ」、などが起きます。

しかも、この状態が続くと『緊張で交感神経が高ぶる→血管が収縮する→必要な血液が適正に行き届かなくなる…』といった状態になるので、悪循環にもなります。

~ 疲れ顔、老け顔、顔色が良くない ~

また、『内臓型冷え性』が続くと、「疲れ顔」や「老け顔」、「顔色が良くない」などの、見た目の悪さが現れます。

肌の状態を保つには、血液の流れによって栄養や水分が行き渡って、老廃物の回収が保たれている事が必要ですが、身体の血行悪化から、肌の毛細血管の血行も悪化してくるからです。

この結果、「疲れ顔」、「老け顔」、「顔色が良くない」などが現れたり、顔のリンパの流れも悪くなって「顔のむくみ」が生じたり、顔が暗く見えるようになって「肌のくすみ」などが起きたりします。

【 汗っかき、暑がり、高血圧、メタボ 】

~ 汗っかき、暑がり ~

『内臓型冷え性』になると、冷え性とは全く無縁と思われるような、「汗っかき」や「暑がり」、あるいは、「高血圧」や「メタボ」になりがちです

「汗っかき」になるのは、内臓が冷えた状態になっているので、自律神経が、内臓を冷やしている体内の余分な水分を捨てようとして、チョッと動いただけでも大量の汗をかいたり、食事して熱さを感じると汗が大量に出たり、してくるからです。

また、「暑がり」になるのは、暑さ寒さを感じる神経が、ほとんど身体の表面にあるので、外気や活動によって、体表が暑く感じると、冷えている内臓に比べて、ひどく暑さを感じてしまう為です。

~ 高血圧、メタボ ~

更に、「高血圧」や「メタボ」にも、なりがちです。

「高血圧」になるのは、内臓の冷えが続くと、体調の良くない状態が続いたり、不快感から神経が敏感になったりするので、血管が収縮して、血圧を高めてしまうからです。

また、「メタボ」になるは、内臓の冷えによって筋肉の働きが低下するので、食事から摂取した栄養が筋肉で使われずに、体内に蓄積されて脂肪になる割合が多くなるからです。

~ 自分で確認する方法 ~

このような特徴から、『内臓型冷え性』を、自分で確認する方法があります。

体幹(内臓)の血流が悪くなっていると、体温が低くなっているので、朝、布団の中で、脇の下、お腹、腰などを触って、「冷たい!」と感じる場合です。

また、身体の芯が冷えていると、汗をかき易くなるので、食事をしたり、階段の上り下りをしたり、軽く走ったりすると、ドッと汗をかいたりする場合は、これも『隠れ冷え性』の可能性があります。

【 当院の、冷えの解消の治療 】

~ ツボ反応の利用 ~

男性は、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返していても、「自分は、冷えとは無縁!」と思っている事が多いので、当院では、問診とツボ反応で、症状の確認を行っています。

ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるからです。

これによって、『内臓型冷え性』のように、自分の身体の血行不良をハッキリ自覚していない場合でも、血行の悪化によってツボ反応が顕在化してくる上に、軽く圧迫されるだけでもジーンとした違和感が生じたり、あるいは、ツボの筋肉が強く収縮して、筋肉の硬縮が現れたりするので、身体の冷えによる患部が確認できるようになります

~ マッサージ治療にツボ刺激を加え ~

ツボ反応を確認した後に、反応が現れたツボを中心に、当院はマッサージ治療にツボ刺激を加えて、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行っています。

例えば、確認したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、コワバッタ筋肉が緩み、筋肉内の血流が改善してくるので、患者も、ジワーと暖かい血液が流れ出す感じがしてきます。

更にマッサージ治療で、筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉が身体の隅々に届いた血液を心臓に押し戻すポンプの働きをしているので、血流が促進され、これによって神経の過敏状態が回復してくるので、冷えで生じていた不快感や痛みを鎮める効果があります。

~ 後頭部、首、下半身の筋肉 ~

また、『内臓型冷え性』の解消に、当院では、後頭部や首、そして下半身の筋肉もチェックして、回復治療を行っています。

首には、自律神経が通っているので、首周囲の筋肉のコワバリが緩んでくると、呼吸が楽に感じられるだけでなく、体調の回復効果もあるので、これによって、精神的に落ち着きを取り戻す効果につながります。

また、下半身には、全身の血液量の70%が集まるので、下半身のコワバッタ筋肉をチェックし、柔軟性を回復させると、全身の血行も改善してくるので、体調の回復効果になります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

一般的な疲労や緊張と違って、男性の冷えは、身体の中心部分(内臓)が冷えた『内臓型冷え性』が多くなっているので、下痢や便秘、頻尿に加えて、体調の悪化や精神的な不調が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、冷えによる身体のコワバリ箇所や不調箇所の確認や、それらの改善を行い、体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

気候の寒さや冷房による、関節の痛みと、動きの低下

【(症例)身体の不調や、不快感 】

日本は、季節によって気候が大きく変化するので、季節が寒くなってきたり、冷たい雨が降る時期になってきたりすると、身体に“痛み”を感じたり、関節がギクシャクした感じになったりする人がいます。

よくあるのが、「梅雨時になると、古傷がシクシク痛む」、「天気が悪くなって、雨や曇りになると、身体の節々(ふしぶし)が痛む」、「秋が深まって寒さや冷えを感じると、膝や腰の関節が痛んで、身体を動かすのが辛い」、などです。

これは、身体の血行状態が悪いと、「寒い」とか「冷たい」という感覚が強く刺激されて、“痛み”が誘発されたり、関節のコワバリが強まったりするので、予防や緩和には、身体の血行と柔軟性を保つ事で、体調を維持し、神経の異常な興奮を抑える事が大切です。

【 寒さによる神経痛 】

~ 寒さによる神経痛 ~

気候が寒くなってきたり、部屋の冷房を強く感じたりすると、「肩や背中の凝りや痛みが強まる」、「膝や腰のダルサや鈍痛が増してくる」、「指や膝の関節がギクシャクした感じになって動きにくくなる」、あるいは、「身体を動かすのが辛くなる」と、悩まされる人がいます。

寒さや冷たさを感じると血管が収縮するので、身体の血行状態が悪くなっていると、寒さや冷たさに神経が敏感に反応して、身体の血行を更に悪化させて“痛み”を誘発したり、関節のコワバリを強めたりするからです

このように、寒さで身体が冷えると、身体の節々(ふしぶし)に違和感や痛みが起きたり、関節の動きづらさを感じたりするのを、病院では『寒さによる神経痛』と診断しています。

~ アラームサインとして、痛みが ~

『寒さによる神経痛』の症状は、非常に冷たい風を顔に受けて、頬や耳が“痛く”感じたり、氷水に手を入れ続けると、手にシビレを伴った“痛み”を感じたりするのと、同じ現象と言われています。

ひどく「冷たい!」とか「寒い!」という刺激を受けると、感覚神経が“身体への危険性”を知らせる為に、“痛み”をアラームサインとして発するからです。

日本は季節によって気候が大きく変化するので、身体の血行状態が悪くなっていると、寒さが強まる秋から冬への季節の変わり目や、急に冷房の風に直接さらされた時などに、このような“痛み”のアラームサインが起き易くなります。

~ 気圧の低下や、湿度が増す事から ~

また、「冷たさ」や「寒さ」ではなく、気圧が低下して空気が湿ってくると、“痛み”を誘発したり、関節のコワバリを強めたりする人がいます。

例えば、“頭痛持ち”になると、台風や低気圧が近づくと、「頭がズキズキと痛む」といった状態になったり、不定愁訴に悩まされていると、天気の悪化によって、肩こり、膝の痛み、めまい、などが起きたり、あるいは、以前にケガをしたり手術を受けたりした人の場合は、気圧が低下して空気が湿ってくると、その傷跡(瘢痕)の神経が敏感に反応して、ジクジクとした痛みが強まったりします。

これらは、気圧が低下したり、湿度が増したりして、体調の維持がうまくいかなくなって不快感が増すと、身体の緊張が自然と高まって、血管が収縮し、血行が悪化するので、神経が過度に刺激される為と言われています。

【 身体を動かす事が少なくなると 】

~ 加齢や運動不足などの影響 ~

これらの不調は、体調の維持がうまくいかなくなった事が原因になっているので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”などが起き易くなります

身体を動かす事が少なくなると、血流が低下して筋肉がコワバッタ状態になるので、筋肉痛や、関節の柔軟性や滑らかさが無くなる為に、関節痛が起きる為です。

この為、加齢や運動不足の人が、いきなり立ち上がったり急に振り返ったりすると、筋肉の負荷が急に増して、思わず「アイタタッ!」という状態が起きたり、筋肉のコワバリで関節がうまく動かない為に、関節に痛みが起きたりします。

~ 体調の低下 ~

更に、加齢や運動不足などで、体調が低下してくると、ますます『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”が起き易くなります。

運動は、筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経を刺激して体調を保つ働きを強めたり、改善したりする働きがあるので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、体調を保つ働きが低下し、“身体への危険性”を知らせる“痛み”が起き易くなるからです。

この為、加齢や運動不足などで、「ダルイ」、「肩が凝る」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などを感じていると、季節の温度や気圧の変化に順応しづらくなる為に、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”などが起きます。

~ こむら返りやギックリ腰も ~

しかも、身体を動かす事が少なくなって、体調を保つ働きが低下すると、余計に身体の血行を悪化させます。

これによって、身体の老廃物が排出されづらくなり、溜まった老廃物が神経を刺激するようになると、「身体のダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった状態になったり、ジッとしていると疼くような痛みを身体に感じる状態になったり、更に何かの拍子で運動神経が刺激されると、「しびれる」、「筋肉が引きつる」などが起きたりします。

この為、デスクワークの人や、お年寄りが、気候の寒さや冷房による関節の痛みと動きの低下に悩まされるだけでなく、「いつも、なんだか腰がジクジクと痛い…」といった状態になったり、こむら返りやギックリ腰が起き易くなったりします。

【 心身の不調から 】

~ 疲労や心身の不調から ~

更に、疲労や心身の不調などの影響で、身体を動かす時に痛みが起き易くなる事もあります。

疲労や心身の不調などがあると、筋肉がコワバッタ状態になる上に、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなる為に、血液から取り込む酸素が不足し、老廃物が排出しづらくなるので、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かなくなるからです

特に、膝や腰などは、絶えず身体を支えながら、関節を曲げたり伸ばしたりするので、疲労や心身の不調などがあると、動作時に痛みを感じるようになります。

~ 心身の不調や、精神的な不安定が続くと ~

しかも、ストレスや不安で緊張感が続くと、“痛み”が、いつまでも続きます。

心身の不調や、精神的な不安定が続くと、心理的な緊張から神経が敏感になってくるので、神経が敏感に反応して、“痛み”のアラームサインが出易くなるからです。

この結果、「気分が重くてつらい」、「何もする気がしない」、「身体がダルク感じる」、「疲れやすい」などの状態になると、「ジンジンする感じ」、「シビレ感がする」、「感覚が無くなった感じ」、「力が入らない」、「身体が動かしづらくなる」などが、続いたり、繰り返す状態になったりします。

~ 神経圧迫や、自律神経の働きからも ~

また、心身の不調や、精神的な不安定が続くと、筋肉内の血行が悪くなって筋肉がコワバッタ状態になるので、“痛み”が解消しづらくなります。

更に、体調を守る自律神経も、心身が緊張すると、血管を収縮させて筋肉内の血行が低下するので、“痛み”の解消を難しくさせます。

この結果、気候が寒くなってきたり、冷房を強く感じたりすると、膝や腰などの関節に“痛み”を感じるだけでなく、いつもコワバリを感じたり、ダルサやウズウズした“痛み”に悩まされたりします。

【 当院の、寒さによる痛みの治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

『寒さによる神経痛』の解消の為に、痛む所を温めて、血行を良くするだけでは、その時だけの痛みの解消に終わってしまうので、やはり、身体の不調を解消し、自律神経の働きを回復させる事が大切です。

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”の予防や緩和を行っています。

東洋医療が、もともと筋肉の働きや血行を改善して、身体の回復力を取り戻す事を目的にしているので、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”のように、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に、適しているからです

~ 膝や腰の治療 ~

特に、膝や腰は、体重の負荷が絶えずかかる部分なので、疲労や緊張などの慢性化によって、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”が起き易い箇所です。

この為、当院では、膝や腰にある、身体の異常を知らせる『反応点(ツボ)』を探し、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の疲労や緊張を回復させて、膝や腰の関節の動きを良くして、痛みを改善しています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体の異常を知らせる『反応点』や、病状を改善する『治療点』の働きもしているので、ツボを刺激して、膝や腰の関節部分の痛みや不快感を改善させたり、動きの悪い膝や腰の関節の可動域を広めたりする事ができるからです。

~ 神経の興奮を鎮める作用 ~

更に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療の、「血行やリンパの流れの促進」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などの作用によって、「神経の興奮を鎮める」作用もあるので、身体の“痛み”や不調を和らげる効果があります。

疲労や緊張などの慢性化によって、痛みや不快感などの身体の不調となって現れているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、血液やリンパ液の流れを良くして、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、敏感になっている神経を鎮めて、身体の回復力を取り戻す効果があるからです。

これにより、身体の“痛み”や不快感が解消されてくると、下半身全体の筋肉の瞬発力や持久力も改善されてくるので、膝や腰の関節の動きもスムーズになります。

~ 痛みの緩和と体調の改善 ~

身体の血行状態が悪くなっていると、寒さや冷たさを強く感じるだけでなく、神経が過剰に反応して“痛み”が誘発されたり、関節の動きが悪くなったり、体調の悪化も引き起こしたりします。

当院は、身体の回復力が追いつかず、疲れや“痛み”となって現れた症状に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、痛みの緩和や、「だるい」、「肩がこる」、「イライラする」などの体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感の症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

脚の冷え や むくみ と、ブーツ

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「足元の“おしゃれ”と“スタイルアップ”に、ブーツを履きたい!」と思うのは、多くの女性の気持ですが、ブーツで脚の動きが制限されると、血液やリンパ液の流れが悪化して、思いもしなかった、脚の冷えや、むくみを、引き起こす事があります。

しかも、毎日の疲れや運動不足などで、脚の血液を心臓に戻す『筋ポンプ』の働きが低下した状態になると、脚を温めたり、さすったりしても、なかなか血液やリンパ液の流れが元の状態に回復しなくなり、脚の冷えやむくみが慢性化してきます。

このような脚の冷えやむくみには、脚には昔から利用されてきたツボがたくさんあるので、これらのツボを上手に活用すると、脚の疲れや血行悪化を改善し、脚の『筋ポンプ』の働きを回復させて、慢性化している冷えやむくみを改善する効果があります。

【 ブーツで、脚に冷えが… 】

~ ブーツ人気と、脚の冷え ~

ブーツは 1960年代始めに、ミニスカートの流行に合わせて脚光を浴び、その後、歌手の安室奈美恵さんの「アムラーファッション」で“ロングブーツ”がブームとなり、現在でも、足元のファッション性と脚を温かく保つ最適なグッズとして、ブーツの人気が続いています。

最近では、足元がクーラーの冷気を受けて冷えてしまうのを防ぐ為に、夏でも涼しく履けて、見た目に暑さを感じさせない“サマーブーツ”が、人気を呼んでいます。

ところが、「見た目が良く」、「暖かいはず!」と思ってブーツを履いていると、気が付くと足がだんだんと冷えてきたり、あるいは、足先にジーンと痺れるような冷たさを感じたりするので、思わず、「早くブーツを脱いで、足の指を温めたい!」と思ってしまう事があります。

~ 脚の血行悪化 ~

この原因として、膝から下がスッポリと覆われるブーツを履いていると、足首がギュッと固定されて、足裏やふくらはぎの筋肉の動きが制限されてしまうので、脚の血液の流れが悪化する事が指摘されています。

特に、足首がギュッと固定されて、ふくらはぎの筋肉の、無意識に行われる自然な伸び縮みができなくなると、脚に集まった血液を心臓に送り返す『筋ポンプ』の働きができなくなるので、脚の血行の悪化と共に、リンパ液を停滞させる大きな原因になります

この結果、心臓からの暖かい血液が流入しづらくなるだけでなく、脚に停滞した血液やリンパ液が、冷たい外気やクーラーの冷気で冷やされてくると、「ブーツを履いているのに、足先がヒンヤリと冷たい!」という、予想外な事が起きてしまいます。

~ 足裏の発汗 ~

更にもう一つ原因として、足裏は汗腺が背中や胸の5~10倍もある事から、「1日にコップ約1杯分もの汗をかく」と言われるほど、多量の汗をかくので、ブーツを履いていると、この多量の汗で、足を冷やしてしまう事があります。

ブーツを履いていると、足裏からの多量の汗が排出されづらくなって、足が多量の汗でしっとりと濡れた状態になるので、冷たい外気やクーラーの冷気で靴が冷やされると、汗でしっとりと濡れた足が冷やされてしまうからです。

しかも、寒さで足の筋肉が緊張した状態になると、足裏の発汗反応によって、ますます多くの汗(緊張汗)が出るので、余計に足を冷やしてしまいます。

【 脚の、むくみ 】

~ むくみの発生 ~

また、ブーツを履いていると、「脚がむくんで、締め付けがきつくなった」、「脚のむくみで、脱げなくなった」などが起きたり、「脚が、ダルクなって重くなった」といった不快感にも悩まされたりします。

これも、ブーツで足首が固定されて、脚の筋肉の動きが制限されると、血液やリンパ液を流す『筋ポンプ』の働きが弱まるので、滞った血液やリンパ管から水分が皮下に滲み出し、むくみが生じるからです

しかも、むくみの水分中に“老廃物”を含んでいるので、神経を刺激して、「ムズムズする」、「カユイ感じがする」、「脚がほてった感じ」などの、不快感にも悩まされます。

~ 足の冷えと、脚のむくみの原因 ~

このように、足の冷えと、脚のむくみは、両方とも、脚の『筋ポンプ』の低下が、大きな原因になっています。

この為、女性の70%以上の人が、ブーツを履いて脚に冷えを感じてくると、脚のむくみに気付かされたり、反対に、脚のむくみに気付かされると、脚に冷えを感じたりします。

しかも、筋肉量の少ない女性は、脚の『筋ポンプ』の働きが弱くなりがちなので、「脚の冷え → 血の巡りが悪くなる → むくむ → むくみで余計に血の巡りが悪くなる → 脚の冷えが強まる→ 更に血の巡りが悪くなる」といった、冷えとむくみの悪循環スパイラルに陥りがちです。

~ 身体の、さまざまな不快な症状も ~

しかも、脚に冷えとむくみの両方が起きると、脚だけでなく、身体に、さまざまな不快な症状を引き起こします。

例えば、冷えとむくみで神経が刺激されて敏感になってくると、「脚の冷えやダルサで眠れない」、「少し歩くと、足に痛みがする」、「足の芯が痛む」、「足にしもやけができ易い」、などが起きます。

また、重力の影響で全血液量の約7割が下半身に集まるので、脚の血行悪化によって全身の循環に影響して悪くなると、「腰のダルサや痛み」、「疲れ易くなる」、「身体の節々(ふしぶし)の痛み」、などが起きたり、「高血圧」が起き易くなったりします。

【 脚の血行回復の為に 】

~ 脚の筋ポンプ ~

本来、身体の水分は血管やリンパ管にのって全身を巡っていますが、仕事で立ちっぱなしの人、デスクワーク中心の人などは、同じ姿勢で過ごす事が多いので、脚の『筋ポンプ』の働きが弱って、脚に冷えやむくみが起き易くなっています。

この結果、脚のむくみとして、「靴下の跡がいつまでも残る」、「膝から下を指で10秒ほど押した後、指を離しても跡が残る」などが起きたり、また、脚の冷えとして、「手は温かいが足は冷たい」、「寒くなるとふくらはぎや足先が冷える」、「足先が冷えてなかなか寝つけない」、などが起きたりします。

この為、冷えやむくみの原因となる脚の『筋ポンプ』の働きを回復させる為に、筋肉のコワバリを解消する事と、それと共に、足関節や膝関節の柔軟性を戻して、血行やリンパ液が流れ易くする事が必要です

~ ふくらはぎの筋肉や膝裏の確認 ~

しかし、脚のふくらはぎや膝裏が見づらい上に、脚のむくみや冷えが長引いている場合には、脚のむくみや冷えを解消するのが、困難になります。

脚の『筋ポンプ』活動が低下して、脚の血行が悪くなっていても、ハッキリとした痛みや違和感などが無いので、患部がハッキリしない事と、脚の血行改善の為に、ふくらはぎの筋肉や膝裏の筋肉を確認しながら、ほぐすのが難しいからです。

この結果、「筋肉がコワバッテいる箇所や、血行の悪化箇所が分からない」為に、シッカリとほぐすのが難しくなったり、あるいは、気になる痛みや違和感などがあっても、その箇所を「特定するのが難しい」為に、大雑把な判断になったりしてしまいます。

~ 腰とお尻の筋肉 ~

更に、脚の血行改善の為に、腰とお尻の筋肉を、シッカリとほぐす事が重要になる事があります。

お尻と腰の筋肉は、上半身の重さをジッと受け止め続けているので、立っている時間が長かったり、座りっぱなしでいたり、身体に疲労や緊張が強まっていたりすると、お尻と腰の筋肉がコワバッテ、筋肉内の血管を圧迫して、下半身の血液の流れを悪化させるからです。

この為、ふくらはぎの奥の柔軟性を回復させて『筋ポンプ』の活動を活発化させたり、下半身の筋肉や血管の走行沿いのコワバリやコリをチェックして解消させたり、足首・膝・股関節などの血行を改善させたりするだけでなく、腰とお尻の筋肉のコワバリ状態をキチンと確認して、腰とお尻の筋肉の内部まで、シッカリとほぐす事が必要になります。

【 当院の、脚の冷えやむくみの治療 】

~ ツボ治療 ~

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、脚のむくみや冷えの解消を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに反応点として痛みや硬さの反応となって現れ、更に、この顕在化したツボを治療点として刺激すると、筋肉のコワバリやコリが解消され易くなって、血行が回復し、脚のむくみや冷えが改善されてくるからです

しかも脚や腰には、昔から利用されている、冷えやむくみなどを改善させるツボが、いくつもあるので、脚や腰に現れたツボを確認し、「イタ気持ちイィ!」と感じるツボ刺激を加える事によって、回復効果を高められます。

~ 下半身に、重力の影響で全身の70%の血液が ~

また、下半身の血行を、マッサージ治療にツボ治療を加えて改善すると、体調の改善にもなります。

下半身には、重力の影響で、全身の70%もの血液が集まる部分なので、下半身の血行を改善させると、全身の循環も良くなって、「肩がこる」、「疲れやすい」、「だるい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの症状改善になるからです。

しかも、下半身の血行を改善させると、毎日の疲労や緊張などで、追い付かなくなっていた身体の回復力を取り戻す事になるので、「何となく身体の調子が悪い」といった状態が解消し、身体がスッキリしてきます。

~ ストレッチを加えて ~

更に、当院では、脚のむくみや冷えの回復効果を高める為に、下半身のコワバッテいる部分にストレッチを加えています。

これは、血液を心臓に戻すには、筋肉のポンプ活動が重要なので、筋肉の弾力性や柔軟性を高めるだけでなく、筋肉の伸び縮み運動を回復させて、活発化させる事が必要になるからです。

特に、座っている事が多かったり、歩く事や立っているのが長かったりすると、股関節やお尻の筋肉が硬くなって、血行が悪化するので、腰から股関節にかけてのコワバリやコリをチェックして、コワバッテいる部分にストレッチを加え、柔軟性を回復させると、血行改善に効果を発揮します。

~ 体調の改善 ~

脚のコーディネートにブーツが欠かせませんが、ブーツを履き続けていたり、靴下を重ね履きして、膝上まであるロングブーツを履いていたりすると、脚にむくみや冷えが起き易くなって、体調の不調も起き易くなります。

当院は、脚のむくみや冷えの改善と、身体の不調を解消させる為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、身体の回復力を高め、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。