立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事による負担や疲労で、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰を起こす予感がする」、「腰痛が慢性化して、脚にシビレが出る」などが起きたり、更に、身体の不調の原因になったりします。

この為、腰の疲労や痛みを避けようとして、片足に重心をかける「休め」のポーズを取っていたり、身体をよじったような姿勢をしたり、背中の力を抜いたりしていると、身体を支える腰のバランスを崩すので、かえって、身体の疲労や痛みが拡がったり、強まったりします。

腰痛や身体の疲労対策には、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、身体を温めたり湿布したりするよりも、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、それらの箇所の柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、体調を改善させる事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調の悪化に 】

~ 筋肉のコワバリによる血行の悪化 ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に、負担がかかり続けるので、痛みやダルサなどが起き易くなります。

これは、立ち仕事で腰の筋肉の負担が大きくなるだけでなく、脚や腰の筋肉のコワバリで血行が悪化すると、筋肉の活動に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりして、付近の神経を刺激する為です

この為、動く事の多い立ち仕事よりも、動く事の少ない立ち仕事のほうが、血行が悪化し易いので、腰の痛みやダルサなどが起き易い傾向があります。

~ 背中の神経が敏感に反応するようになって ~

しかも立ち仕事で、腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中にも、疲労感や不快感が起きてきます。

例えば、いつも腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が起きてくると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が動かしづらくなる」、などが起きてきます。

そして、この状態が繰り返されると、神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、背中にニブイ痛みを感じるようになったり、ズキズキする痛みを感じたり、脚が重くなったりします。

~ 腰や脚の血行悪化による体調不調 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身に冷えが起きたり、下痢や便秘が起き易くなったりします。

腰の血行悪化によって、腰の冷えが生じると、下腹部の体温が保てなくなって自律神経に乱れが起きたり、腰の神経が敏感になって痛みが起き易くなったりして、胃や腸の正常な働きが保てなくなるからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰への不安感 ~

また、腰に不快な違和感や痛みに悩まされると、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」という心配や、「腰の状態は、大丈夫かな?」という不安が起きてくるので、仕事や家事に支障をきたします。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、体調に影響を及ぼすので、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」、という状態にもなります。

これは、立ち仕事で、同じ姿勢を続けていると、筋肉が緊張したままになる為に、疲れや血行不良による腰痛が出易くなるからです。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などに気付くと、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようとして、自然と、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかける「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない方に身体をよじったりします。

このような姿勢をすると、これまでの身体を支える筋肉に頼らなくても、姿勢をキープできるので、その分、腰や身体が楽に感じられます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、実際は、このような楽に感じる姿勢をしていても、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、更に、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが起きたりします。

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、背中の力を抜いて身体を曲げていたり、いつもと違った箇所に力が入った状態になったりするので、身体のバランスが崩れて、身体のいろいろな所に、疲労物質が溜まったり、痛みの調整がうまく働かなくなったりしてくるからです

この為、始めは楽に感じていても、骨盤のバランスが崩れて血行が悪化し、筋肉内に疲労物質が溜まってくるので、次第に、身体のいろいろな所に痛みが起きるようになります。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の勧め ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを緩和させる為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸して脚の血行を保つ事や、身体を伸ばすストレッチが勧められています。

更に、仕事中は入念なケアができないので、自宅に帰ってから、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏のマッサージを取り入れて、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

あるいは、最近では、家でじっと休むだけでなく、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、疲れを感じている時に、あえて軽く身体を動かして、血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる運動も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらい状態になっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労を解消するのが、なかなか困難です

特に、立ち仕事を毎日長時間行っていると、立ち仕事の姿勢をキープする為に、同じ部分の筋肉が継続的に使われるので、筋肉が硬化して血行が極度に悪化した状態になっています。

この為、毎日の立ち仕事で生じた筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、腰の疲労や緊張の解消が難しいので、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が痛みに慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 気が付かない疲労も ~

また、立ち仕事が続いて、とても疲れていても、仕事の慣れや責任感などで疲労感がマヒすると、「さほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

しかし身体の疲労で、身体から「休みたい…」というサインが現れて、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などが現れたり、気力や体力が低下して、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

この気力や体力の低下は、病的な不調には至ってなくても、気が付かない疲労が蓄積しているので、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行って、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復にも、効果を発揮するからです

しかも、ツボは、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりする特徴があるので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりする事もできます。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮める効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮めたからです。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、立ち仕事による腰痛の場合は、腰が身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、背中や脚などの、気付きにくい疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、ツボ反応を利用して、背中や脚などの血行やリンパの流れを回復させて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、一人一人の体調や症状を重視しているので、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調の改善 ~

腰は、上半身と下半身を連結して、絶えず身体が動き易いように安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

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