腰痛

更年期の女性の腰痛と、お尻の冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

女性にとって腰痛は、肩こりに次いで2番目に多い症状になっていますが、特に更年期以降の女性になると、二人に一人以上が腰痛で悩まされています。

これは、この時期になると、女性ホルモンの分泌の不安定化と減少、加齢による筋力低下、運動不足、毎日の疲労の蓄積、姿勢の悪化などで、身体を支える腰の負担が増すので、いつもの行動や生活をしているだけでも、腰痛が起き易くなるからです。

このような女性の腰痛対策には、痛みを感じている腰だけでなく、腰を下支えしている“お尻の筋肉”も負担が大きくなっているので、腰とお尻の血行が悪化している箇所や、筋肉がコワバッテいる箇所をチェックして、これらを回復させ、違和感や痛みの解消と共に、体調を整える事が大切です。

【 更年期の腰痛の経緯 】

~ 更年期からの腰痛 ~

更年期になると、女性は、自律神経の働きが不安定化してきたり、加齢や運動不足で筋力低下が起きたりするので、これにより、体重が増えたり、姿勢が悪化したり、血行が悪くなったり、疲れを感じ易くなったりします

この結果、以前と違い、身体を支えたり動かしたりしている腰の筋肉の負担が大きくなって、腰痛に悩まされる女性が多くなります。

また、腰にハッキリとした痛みが起きなくても、自律神経の不安定化や筋力の低下などで、腰の血液やリンパ液の流れが悪くなると、筋肉に必要な酸素が不足してきたり、老廃物が排出されづらくなったりするので、何もしていなくても、腰の“疲れ”や“ダルサ”に悩まされるようになります。

~ 腰痛の前ぶれ ~

しかも、腰の血行悪化や筋力低下などの影響で、朝起きた時や立ち上がった時などに“腰痛の前ぶれ”のような、疼くような「チクチク」、「ジンジン」、「ズーン」といった違和感に気付かされ、不安を感じる事が多くなります。

特に、家事や仕事などで疲労や緊張が続いたり強まったりすると、腰の神経が敏感になって、「腰がジンジンとか、ジーンと疼く」、「腰に疲れやダルサを感じる」、「夕方になると腰がウズウズと痛む」といった、腰痛が起きるような、腰の異常を強く感じるようになります。

また、血行悪化や座っている事が多くなると、腰の筋肉がコワバッテくるので、「腰の内側に、“がんこな”こりや痛みを感じる」、「腰がコワバッテ、動きづらい感じ」、「腰がボテッと、腫れてふくらんだ感じ」、といった状態になるので、これによっても“腰痛の前ぶれ”を感じるようになります。

~ 身体の痛みや、不調感も ~

更に、腰の血液やリンパ液の流れが悪くなると、上半身や下半身の血液やリンパ液の流れが悪くなるので、肩コリや背中のコワバリが強まったり、あるいは、膝の痛みが起き易くなったりします。

この結果、「腰が疲れてくると、首から肩にかけての筋肉が、張り詰めたようになる」、「夕方になると、腰から背中にかけて、重ダルイ感じや鈍い痛みがする」、「腰の調子が悪くなると、立ち上がった時や歩き始めに、膝に痛みを感じる」、などが起きます。

そして、身体の血行が悪化するので、「頭がボンヤリしたり、頭が重くなったりする」、「気分的にモヤモヤする」、「以前のように、活発に動く気がしない」、「イライラしてくる」、なども起きます。

【 腰と密接に関連しているお尻の筋肉 】

~ 腰とお尻の関係 ~

腰に違和感が起きたり、腰に痛みを感じたりすると、腰に湿布薬を貼ったり、腰を動かしたりストレッチをしたりしますが、なかなかスッキリと回復しません。

これは、腰の筋肉の問題だけでなく、お尻の筋肉も、腰の筋肉と一体になって、座る・立つ・歩くなどの動作を行っている事と、お尻の筋肉が身体の土台になって、身体を支えたり、動かしたりしているので、お尻の筋肉のコワバリや血行不良が起きると、じかに接している腰の筋肉に影響を与えるからです

この為、気になる腰だけでなく、腰の筋肉と関連しているお尻の筋肉も、チェックしてケアする事が必要になります。

~ お尻の筋力低下から ~

特に、更年期になって、加齢による筋力低下、毎日の疲労、身体の冷え、姿勢の悪化などで、お尻の筋肉が弱ったり疲労していたりすると、それによって腰の筋肉の負担が増して、腰痛が起き易くなります。

この為、座っている事が多かったり、歩く事が少なかったりする事が毎日続くと、身体の土台になっているお尻の筋肉も弱ってくるので、「以前と違って、物を持ち上げると腰が痛む」、「前かがみになったり、ひねったりすると腰が痛い」などが起きます。

特に女性は、骨盤内の臓器を守る為に、お尻に脂肪が着き易いので、加齢や運動不足などで、お尻の筋肉が脂肪に変わると、その分、腰の筋肉の負担が増します。

~ 運動機能の低下 ~

しかも、お尻の筋肉は、二足歩行に欠かせない筋肉なので、お尻の筋肉が弱ってくると、腰の痛みや違和感に加えて、運動機能が低下します。

これにより、「長時間、立っていられない」、「足が上がりにくくなる」、「歩行速度の低下」、「歩幅の低下」などが起きたり、歩いたり走ったりすると、お尻の筋肉の『衝撃吸収』や『身体のふらつき防止』の役割ができなくなってしまい、すぐに疲れたりします。

この結果、更年期になって、お尻の筋肉が弱ってくると、「いつも腰が重い」、「腰がだるい」、「下半身が動きづらい」などの、腰から下半身にかけての重ダルサや疲労感に悩まされたり、脚の運動機能の低下から、歩いたり立っていたりする事が辛くなります。

【 お尻の冷えの原因 】

~ お尻の血行悪化 ~

また、加齢や筋力低下などで、お尻の血行が悪くなってくると、下半身や上半身の血行を悪くさせて、「脚のむくみ」、「身体の冷え」、「下腹部やお尻のほうへ抜けるような鈍痛がある」などが生じ、次第に腰も、痛みや不快感が起き易くなります。

これは、お尻の筋肉は、分厚い筋肉が何層も重なり合っているので、それらの筋肉の働きを維持する為に、毛細血管が網の目のようになって、たくさん集まっているので、加齢や筋力低下などの影響を受けると、お尻の血行が悪化してくる為です

しかも、お尻は、手足と違って、日常生活で動かす事がない上に、中高年になって、加齢や運動不足などで血液を流す筋肉のポンプ活動が弱まってくるので、ますます血行が悪化し、腰に痛みや不快感が起きるようになります。

~ 骨盤内の脂肪と、お腹回りの脂肪 ~

女性の骨盤は子宮や卵巣などで密集状態になっている為に、血管が、その隙間を通り抜ける状態になっているので、女性のお尻の血行が悪化すると、直接、腰の血行に影響して、腰の血行を悪化させ、“疲労感”や“ダルサ感”を伴った腰痛が起き易くなります。

また、女性のお尻は、多くの脂肪が着いている為に、血行が悪化して骨盤内の脂肪が冷えてしまうと、“脂肪は一旦冷えると温まりにくい”性質があるので、腰も冷やして、腰痛を起こす原因になります。

しかも、更年期になって、お腹回りに脂肪が多く着くと、ますますお尻と腰を冷やす事になり、腰痛が起き易くなります。

~ お尻の冷え ~

更に、お尻の奥には、下半身につながる太い血管や、血流を調整する働きのある神経(坐骨神経)などが通っているので、お尻が冷えて、お尻の筋肉がコワバルと、内部の血管や神経を圧迫して、腰の重ダルサや腰痛を引き起こす事があります。

この為、「腰からお尻にかけて、スースーと冷えを感じると、腰が重ダルクなって辛くなる」、「下半身が冷えると、腰痛が起きる」という場合は、お尻の血行が悪化したり、お尻の神経が圧迫されたりして、腰の重ダルサや腰痛を起こしている可能性があります。

また、座っている事が多かったり、下半身の冷えに悩まされていたりすると、お尻の奥の筋肉にコワバリが生じたり、お尻の血行が悪化したりする為に、お尻の奥を通っている坐骨神経を圧迫し、お尻や太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛み(坐骨神経痛)を起こす事があります。

【 当院の、更年期の腰痛治療 】

~ 腰痛が起きる場所 ~

女性が更年期になって、腰に痛みを感じる事が多いのが、ベッドから起き上がる時や、立ち上がって歩き始めた時、階段を昇り降りした時、中腰になった時、長時間の立位や歩行をした時、などです。

しかし、痛みが“漠然”として、痛む箇所がハッキリしない事が多くなっています。

これは、腰やお尻の、血行悪化や筋肉のコワバリが原因になっているからです。

~ 痛みの箇所と、ツボ反応 ~

この為、当院では、①痛みを引き起こしている箇所をハッキリと確認する為と、②患部の範囲を確認する為に、問診と痛みに関連するツボ反応を利用して、探し出すようにしています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、疲労感やダルサ感が加わった“独特な違和感や痛み”になっている場合には、多くが、腰とお尻の筋肉のコワバリと、それによる血行悪化が原因になっているので、マッサージ治療とツボ刺激で、骨盤周囲の靭帯や筋肉の柔軟性を回復させて、血液やリンパ液の循環の改善を図ると、腰痛の緩和と解消に効果があります。

~ 骨盤周囲の関節付近の柔軟性をチェック ~

更に、当院では、腰痛改善の為に、お尻と腰の筋肉に関係する、太ももとと骨盤の関節、後ろの骨盤の関節、背骨と骨盤の関節、などの関節のチェックを行っています。

お尻は『縁の下の力持ち』として、腰の下側で体重を支えながら、上半身や脚を動かす柔軟な動きが必要なので、骨盤周囲の関節付近の筋肉の柔軟性をチェックする為です。

これらの関節周囲の柔軟性と関節の可動域を回復させると、骨盤内の血行も促進されるので、「腰の重だるさがスッキリした」と言う人がいるくらい、腰の痛みを減少させる効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

腰とつながっているお尻は、毛細血管が多く集まっている箇所なので、更年期になって自律神経の働きが不安定になったり、運動不足になったりすると、血行が悪くなって冷えが生じ、腰痛が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の血流の改善や、筋緊張やそれに伴うコワバリ解消によって、不快感や疲労感などを緩和して無くし、下半身の運動機能の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

妊娠中の妊婦さんの、腰やお尻の痛み緩和の症例

【(症例)身体の硬さや、健康管理 】

妊娠してお腹が大きくなってくると、腰の痛みや重ダルサなどが起きてくる上に、立ち上がったり、寝返りをしたり、歩いていたりすると、お尻の下あたりから、突然、シビレ感を伴った痛みがしたりするので、「身体に、異常が起きたのでは…?」と心配になってきます。

これは、腰やお尻の筋肉の疲労や緊張が強まると、お尻の奥の坐骨神経が圧迫される為に、刺激されて痛みを発した為です。

始めはチョット痛みを感じる程度ですが、お腹が大きくなるにつれて、痛みが強まったり、拡がったりしてくるので、昔から利用されている妊婦さん用のマッサージを利用すると、妊婦さんの症状や体調に合わせて、安全に痛みを和らげ、更に体調の改善にもなります。

【 腰やお尻の痛み 】

~ 腰の重ダルサや痛み ~

妊娠して3~4か月目から、妊婦さんの腰の痛みが多くなりますが、まだお腹が目立たず、体重もそれほど増えていない妊娠初期でも、腰に、予想もしない重ダルサや痛みが起きる事があります。

これは、妊娠して、出産に向けて骨盤の関節を弛めるホルモンが分泌されてくると、骨盤をシッカリと補強して支えていた靭帯が緩んでくるので、骨盤を囲んでいる筋肉に、今まで以上に骨盤を支える筋力が必要になり、これによって腰周囲の筋肉に疲労と緊張が増すからです。

骨盤の関節を弛めるホルモン分泌の影響なので、早い人であれば、妊娠にまだ気づかない妊娠3週目くらい頃から、「腰から下がズーンと重い」、「生理痛に近い痛みが起きる」、「何かの拍子にギックリ腰が起きそう…」、などを感じるようになります。

~ 強まる腰の痛み ~

そして妊娠初期が過ぎて、お腹が大きくなって体重が増えたり、大きくなったお腹を支える為に背中を反らせた姿勢や動作が多くなったりすると、背中や腰の筋肉の負担が増すので、ますます痛みを感じ易くなったり、痛みの度合いが大きくなったりします。

しかも、これらによって、背中や腰の神経が絶えず刺激されると、神経が敏感になって、腰付近が、いつも重ダルサや疼(うず)くような痛みで悩まされたり、チョット腰に負担がかかると、すぐに痛みが起きたりするので、毎日の生活に支障をきたすようになります。

また妊娠して、身体が動かしづらくなって運動不足の状態になったり、お腹が大きくなって不自然な姿勢が多くなったりすると、血行が悪化したり、余計に背中や腰の筋肉の負担が増したりするので、毎日、腰の重ダルサや痛みに悩まされる状態になります。

~ 更に、お尻の筋肉も ~

腰の筋肉と同じように、お尻の筋肉も身体を支えているので、身体を支える疲労や緊張が続いて、お尻の筋肉が、気づかないうちにコワバッテくると、腰の重ダルサや痛みに加えて、お尻の下あたりからシビレを伴った痛みが起きるようになります。

身体を支えるお尻の筋肉が、疲労や緊張でコワバッテくると、それによって、お尻の奥の坐骨神経が圧迫されたり、坐骨神経への血流が悪化したりするので、坐骨神経が刺激されてジンジン・ビリビリするシビレ感と痛みが現れてくるからです

この結果、「お尻や太ももの付け根あたりが、ジンジンと痛み出した」とか、「お尻や太ももにかけて、ズキズキと疼くような痛みがする」、「お尻の下に鋭い痛みやピリッとした痺れがする」、「お尻から張りや熱感がする」などが起き始め、更に、坐骨神経が絶えず圧迫されたり、血流が阻害される状態になったりすると、坐骨神経が敏感になってくる為に、チョッとした動作でもズキっと激しく痛みが起きてきたり、太ももの後ろ沿いにシビレ感のある痛みが拡がったりします。

【 改善できるものは改善して 】

~ 我慢や辛抱をしていると ~

妊娠すると、腰の痛みや、お尻のシビレを伴った痛みに悩まされたり、不安になったりしますが、このような妊娠中の痛みは、妊婦さんの50%~80%が経験しているので、相談しても、「多少の痛みは、妊娠したら仕方がない」と言われがちです。

しかし、腰やお尻は身体の“カナメ”になっているので、腰やお尻の痛みを我慢したり辛抱したりしていると、身体全体の筋肉のコワバリが強まって、肩こりや背部痛、脚のダルサやこむら返りなども起きるようになります。

また、身体の不快な痛みが気になると、気持ちが落ち着かなくなったり、気分が高ぶったりするので、些細な事にイライラしてきたり、不機嫌になったりする上に、それらによって心身を休める為の安眠ができなくなったりします。

~ 働く妊婦さん ~

しかも最近は、“働く妊婦さん”が多くなっているので、身体の負担が多くなると、余計に『いろいろな症状』に悩まされるようになります。

例えば、妊娠中は筋肉のコワバリや血行の悪化が起き易いので、座り仕事をしていると、肩こり、頭痛、背中の痛み、などが強まったり、あるいは、立ち仕事をしていると、脚の血行が悪化し、脚のむくみや腰の痛みが強まったりします。

しかし、このような症状に悩まされても、仕事の責任から、仕事を続けざるを得ないので、身体の疲労や緊張が増して、身体の負担が大きくなってしまいます。

~ 妊娠中の不快な緊張や痛みを最小限に ~

この結果、仕事や家事などの為に、必要以上に我慢したり辛抱したりしていると、更に大きな負担が身体にかかっているので、回復力も低下して、不快な症状を強める事になります。

しかも、出産後も、赤ちゃんの世話がずっと続くので、妊娠中から、気になる痛みや不快感を我慢したり辛抱したりしていると、症状が慢性化して、“産後後遺症”と呼ばれるような状態を引き起こしてしまいます

この為、妊娠中は、改善できるものは改善するようにして、なるべく不快な緊張や痛みを最小限にするようにして、マタニティライフを快適に送れるように、身体の血液循環や筋肉の弾力性や柔軟性を保って『健康を維持する』事が大切です。

【 当院の、妊婦さん用のマッサージ治療 】

~ セルフケアの限界 ~

妊娠中は、腰やお尻の痛みなどの、いろいろな不快な症状が起きるので、これらを予防したり、解消させたりする為に、ストレッチや、暖かいお風呂に入る、骨盤ベルトの着用、などが勧められています。

しかし、妊娠中は、身体に大きな負担がかかり続けている上に、身体が動かしづらくなっているので、セルフケアで体調改善の限界がある場合には、プロの手を借りて、心身のリフレッシュする事が必要です。

このような時に、妊婦さん用のマッサージは、昔から、妊婦さんの体調に合わせて、安全・安心に症状の改善を行ってきたので、多くの妊婦さんが利用され、現在でも、妊娠中の体調の改善や心身のリフレッシュに利用されています。

~ 妊婦さん用のマッサージ ~

妊婦さん用のマッサージは、ホルモンバランスの変化や、貧血、体型の変化などで、コワバッタ筋肉をほぐし、悪くなっている血液やリンパ液の流れを促進して、筋肉の疲労を回復させ、肩こり・腰痛・お尻の痛みなどを緩和し、身体の不調や不快感を解消させています。

当院の場合、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて血液やリンパ液の流れを回復させ、それにより、老廃物の排出や酸素の取り入れを促し、敏感になっている神経を和らげるようにしています。

特に、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、疲労や緊張で反応が強く現れているツボを確認して、症状に合った刺激を与えると、肩こり、冷え、背中の痛み、ダルサ、むくみ、などの回復や、妊婦さんの腰やお尻の痛みの解消に効果があります。

~ 体調の改善にも ~

当院が行っている妊婦さん用のマッサージ治療は、“うつ伏せ”の姿勢はとらずに、“横向き”と“上向き”の姿勢で行っているので、妊婦さんのお腹が圧迫されずに、安全な状態でマッサージ治療が受けられます

また、妊婦さんが、周りが気にならずに施術を受けられるように、カーテンで仕切った個室でマッサージ治療を行い、着衣も、普段着で施術が受けられるように、来院された服のまま、あるいは、当院のパジャマに着替えてもらっています。

これらの、妊婦さんがリラックスして安心できる状態で、マッサージ治療とツボ治療を行うと、身体に感じる痛みや不快感の解消だけでなく、体調改善の効果によって、妊娠中の不安やイライラなどの精神的なストレスの解消も期待できます。

【 当院の、妊婦さんの腰やお尻の痛みの治療例 】

~ 30代、妊娠2カ月目のケース ~

〇 主訴

・妊娠1ヶ月目あたりから、腰に重ダルサと痛みを感じる
・立ち上がりや、キッチンをしていると、腰が辛くなる
・歩いたり寝る時に仰向けになったりすると、時々、お尻にズキンと痛みを感じる

〇 過去の治療

・お腹が大きくなっているので、腰のストレッチは困難
・骨盤ベルトをしてみると、腰の痛みは和らぐが、お尻の痛みは同じ状態
・産婦人科では、湿布薬の処方のみ
・接骨院(整骨院)では、妊婦さんのマッサージ治療を断られる

〇 自覚症状

・毎日の動作はできるが、動きづらい
・右側の腰とお尻に、鈍痛を感じる
・仰向けに寝た状態で右脚を挙げると、お尻の下部に不快な痛みが起きる

〇 当院の確認

・腰とお尻の筋肉に、ハッキリとした筋肉のコワバリが有り
・お尻から太もも後ろ側の坐骨神経沿いを圧迫すると、痛み(圧痛)を感じる
・ツボで、お尻の横シワの真ん中で、お尻と太ももの境界線にある『承扶』に反応あり
・筋肉の過緊張による痛みなので、腰とお尻のマッサージ治療を勧める

〇 当院での治療

・お腹を圧迫しないように、“横向き”と“上向き”で施術
・緊張している腰とお尻に、ツボ刺激を使って緊張を弛める
・初回の30分の治療で、かなり腰とお尻の痛みが和らぐ
・その後、2回/月ほど来院し、マッサージを受けて体調を保つ

~ 国家資格 あん摩・マッサージ・指圧師 ~

妊婦さん用のマッサージを、安全・安心に受ける為に、国家資格の『あん摩・マッサージ・指圧師免許』の取得者のいる治療院で、妊婦さん用のマッサージを受ける事をお勧めします

当院は、マッサージの国家資格を取得し、昔からの実績のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っているので、妊婦さんにとって無理が無く、安全・安心に施術が受けられ、マッサージの費用は『医療費控除』になります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の硬さや、健康管理などのご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などに、ズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで時間に追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、筋肉の内部に“シコリ”ができると、絶えずシコリから発する疼(うず)く痛みに誘発されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起き、その上、長引くようになります。

これらの痛みは、慢性化した疲労や緊張が原因になっているので、シコリと重なり合っているツボを確認して、無理の無い刺激を加えると、ツボに集まっている神経や血管が活性化されて、シコリの解消や症状の改善に効果があります。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を保つ負担が大きくなると、身体の回復力も弱まるので、“疲労感”が強まり、「休んでも疲れがとれない」、「ちょっとした事ですぐに疲れる」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きます。

更に、疲労や緊張で身体のコワバリが増してくると、身体に“不調感”が起き、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」、などに悩まされますます。

これは、筋肉がコワバッテくると、血管が圧迫されて血行が悪化し、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりするので、身体からアラーム信号として、「ダルサ」や「鬱陶しさ」などの“不調感”が起きてくるからです。

~ 筋肉内にシコリができると ~

しかも、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内部に“シコリ”が生じてくると、“疲労感”と“不調感”が一層強まったり、いつまでも続いたりします。

これは、硬いシコリによって、毛細血管の血行が遮断される為に、老廃物によって神経が刺激され続けて、神経が敏感になり、ちょっとした動作や疲労でも、神経の異常興奮が起き易くなるからです

この為、シコリから、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みを感じたり、鬱陶しくて不快な痛みが続いたりするだけでなく、シコリ付近の神経が敏感に反応する為に、シコリ箇所の疲労感やダルサ感が極度に強まったりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このようなシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、多く発生します。

これらの箇所は、身体の重さを受けながら動作をする箇所なので、筋肉のコワバリと血行悪化が起き易くなり、これが繰り返されると、筋肉内に、いつのまにか、筋肉が凝り固まったシコリができてしまうからです。

この為、首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが生じ、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起き、更に、この状態が続くと、慢性の頭痛、肩こり、腰痛となって、悩まされるようになります。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】 

~ 違和感、痛み ~

また、シコリが、首・肩甲骨・腰・股関節などの筋肉内にできると、関節の柔軟な動きが失われて、制限されるので、動作時に“違和感”や“痛み”が起きてきます。

関節に“違和感”が起きる例として、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」、などがあります。

また、“痛み”が生じる例として、「首の筋肉が凝った状態になって、首を動かすと痛む」、「デスクワークをしていると、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「立ち上がる時に、腰がズキズキと痛む」、などがあります。

~ 骨の並びを歪ませる ~

しかも、疲労や緊張で、背骨や腰の骨の近くの筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、“骨の並びを歪ませる”原因になります

シコリは、筋肉が異常に収縮した状態なので、背骨や腰の骨の近くにシコリができると、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張ってしまい、歪ませるからです。

この為、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じて“猫背姿勢”が続いたり、シコリ付近の血液やリンパ液の流れが悪化するので、「背中が重い、ダルイ」、「腰が辛い」、といった状態になったりします。

~ 伸ばすのが難しいシコリ部分 ~

シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、気になる『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』を、元の状態に戻そうとしても困難です。

背中や腰を伸ばしても、シコリ以外の筋肉が伸びるだけで、肝心の背骨や腰のシコリ箇所は、強く凝り固まっているので、伸ばせなくなっているからです。

この為、無理して背中や腰を伸ばすと、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激するので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったり、あるいは、背スジを伸ばす事に対するシコリからの“拒否反応”が起きて、再び繰り返すと、腰や背スジが伸びづらくなったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、気分的に、不快感を引き起こします。

例えば、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激するズキズキとした痛みや、後頭部が締め付けられるような痛みに悩まされるので、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」などが起き、不快さや、鬱陶(うっとう)しさが起きてしまいます。

これは、シコリ内から絶えずズキズキとする痛みが起きると、神経が過敏状態になり、その上、回復力の低下で痛みを抑える力も弱まるので、気分的に、不快感が強まってしまうからです

~ 体調の悪化も ~

しかも、首・肩甲骨・腰・股関節などの内部にシコリができて、不快な痛みが続くと、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「全身がだるい」、「微熱を感じる」などの、体調不調も起きます。

自律神経が、脳から首の中を通って、背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉がコワバッッテ、内部にシコリができると、自律神経を圧迫して体調の不調を引き起こすからです。

特に、首や肩にシコリができると、痛みや不快感から自律神経の働きを乱すと、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」、などが起きます。

~ 気象病、天気痛 ~

また、これらによって、体調を保つ自律視神経が不安定になってくると、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事が起きます。

自律神経の働きが不安定化すると、気温、気圧、湿度などの変化によって、更に自律神経の負荷が大きくなるので、天候の悪化によって、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「興味がわかない」、「鬱(うつ)な気分になる」などの、精神的な不調を引き起こすからです。

この結果、天気が悪くなると、「片頭痛」や「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」、などが起きるので、これらの症状を『気象病』や『天気痛』と言います。

【 当院の、長引く頭痛、肩こり、腰痛の回復治療 】

~ 疲労や緊張などの慢性化による症状に ~

このように疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などを起こしたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを引き起こしたりします。

このような、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、身体のバランスを整える事が必要です。

当院は、このような症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、体調の改善を行っています

~ シコリ箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボには神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、反応が強く現れているツボを確認して治療を行うと、シコリとコワバリの緩和と解消が、比較的に短い時間で、効果的に行えます。

しかも、昔から利用されてきた東洋医療をベースにしたマッサージ治療なので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で治療が受けられます。

~ ツボ治療とマッサージ治療で ~

例えば、身体の異常箇所をチェックする為に、問診と一緒に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認します。

そして、ツボ反応が現れた箇所を中心に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、次第に神経の過敏状態が和らいで、痛みや不快感などが緩和し、解消していくようになります。

確認した患部に、直接、働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行うので、無理が無い上に痛みが少なく、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化には ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、副作用が少なく、安全性の高い治療法なので、疲労や緊張などで慢性化して、なかなか解消しづらい筋肉由来の痛みを改善するのに適しています。

当院は、長引く頭痛、肩こり、腰痛に対して、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消を行い、敏感になっている神経を回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛の原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどは、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症、などの影響による、原因をハッキリ特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』は、痛む程度が大きくなくても、腰の神経が疲労や緊張に敏感になる為に、絶えず腰に鈍(にぶ)い痛みがしてきたり、チョッとした疲労や緊張でも、腰の疲労感や痛みが強まったりするので、仕事や生活に支障をきたすようになります。

『腰痛症』の改善には、疲労や緊張による腰の筋肉のコワバリと血行の悪化を解消するだけでなく、敏感になっている腰の神経を回復させる事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを活用すると、筋肉内の血行を高め、痛みが緩和する効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、原因がはっきりと特定できない『腰痛症』は、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などが大きく影響していると考えられています

このように『腰痛症』は、腰の疲労や緊張などが影響しているので、切り傷・火傷・打撲・骨折などの“身体が傷ついて、突き刺さるような痛み”と違って、その日の体調によって痛みの程度が左右され、痛みが出たり感じ無くなったり、強くなったり弱くなったりします。

この為、体調の悪化で腰の血行が悪くなっていると、座っていても、寝ていても、腰の奥の方から「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“疼くような神経特有の痛み”に悩まされます。

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に疼くような痛みが続くと、これによって、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を強めます。

この結果、腰の筋肉が、骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテくると、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしてくるだけでなく、身体を動かすと、動きづらさを感じたり、筋肉のコワバリが引き延ばされたりして、腰に違和感や痛みが増したりします。

更に、腰の骨や骨盤に張り付いた筋肉のコワバリが強まったり、長引いたりして、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりすると、絶えず不快な違和感や痛みに悩まされたり、腰を動かすと、違和感や痛みが一層強まり、身体に響くような痛みになったりします。

~ 精神的なストレスや不安 ~

また、精神的なストレスや不安などで神経が緊張していると、血行が悪化して痛みや不快感が強まるので、ますます腰が、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」状態になります。

この為、休んでいても、「腰がツライ」という状態になったり、心身のリフレッシュ効果を期待して運動すると、腰の血行が良くなって違和感や痛みが減少しても、しばらくして身体が元の状態に戻ると、腰の違和感や痛みが増したり、不快感が続いたりします。

更に、精神的なストレスや不安によって、身体の神経が敏感になっていると、何かのキッカケで心のバランスが崩れると、何とか保っていた腰の痛みや不快感が一挙に強まったり、拡がったりします。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 腰痛症のキッカケ ~

『腰痛症』が起きたキッカケとして、約8割の人が、長時間のPCやスマホ、車などの使用で、腰の負荷が強まって『腰痛症』が起きたと答えていて、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた事からが『腰痛症』が起き始めたと答えています。

最初の頃は、神経の痛みの調整がうまく働いているので、腰に痛みを感じても、「たいした事ないだろう…」と思ったり、「様子を見よう」と思って、そのままにしていたりしますが、腰の負担が増すにつれて、神経の痛みの調整がつかなくなってくるので、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」、といった状態が起き易くなったり、腰痛が慢性化してきたりします。

これは、腰の筋肉が、無意識のうちに身体を支える役割をしているので、身体をあまり動かさずに立っているだけでも、あるいは、座っているだけでも、身体を支える負担が、ずうっと腰の筋肉にかかり続ける為です。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みがあっても、そのままにしていると、だんだんと筋肉の働きや血行が低下し、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、「痛みが痛みを招く」という状態になります

痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしているうちに、身体の回復力や痛みを抑制する神経が弱まって、痛みを抑える働きがうまく働かなくなるからです。

しかも、痛み止めの為に薬を利用しても、身体の痛みを抑える働きがうまく働かなくなっている為に、なかなか効かなくなります。

~ 自律神経への影響 ~

腰の痛みで悩まされると、自然と、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化してきたり、凝り、張り、ダルサなどの不快感が慢性化してきたりします。

しかも、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、自律神経の身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が低下して、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まります。

この結果、血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 湿布や痛み止め ~

腰痛の中で『腰痛症』が85%近くを占め、原因として考えられているのが、日常動作の「歩く」、「座る」、「作業をする」などで、腰の筋肉に負担がかかり続けた為とされています。

しかし、腰の疲労や緊張による、筋肉のコワバリ、血行悪化、そして、それらの影響による身体の冷えなどは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、腰の異常を確認する事ができません。

また、痛みを和らげる為に湿布や痛み止めは、痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮める働きが無いので、結果として、腰の痛みを長引かせる事になります。

~ 押圧を使った触診 ~

このような、筋肉の痛みと、筋肉の状態を確認するには、骨盤や腰への触診が、実情に合い、有効な診断方法です。

『腰痛症』は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると、筋肉のコワバリや痛みとなって現れるからです。

この為、軽く押圧し、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を触診すると、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます

~ 治療にも、押圧を使った触診が ~

また、診断だけでなく、『腰痛症』を治療する場合にも、軽く押圧する触診が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、軽く押圧する触診で、患部の場所や程度が確認できると、治療箇所がハッキリするので、治療する時に、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させ、血流を改善させる事ができるからです。

患者側も、“ズーン”とした圧痛感が得られるので、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と治療に納得でき、更に、気が付かなかった患部も、触診で確認してくれるので、治療に信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適している為です。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

若い頃、こむら返りが起きるのは、急激に走った時や運動で疲れた時ぐらいだったのが、中高年になると、特に思い当たるような事が無くても、突然、こむら返りが起きそうになったり、繰り返しそうになったりします。

よくあるのが、「信号で駆け出した瞬間」とか、「脚を組もうとした時」、「ジョギングや散歩などの軽い運動をしている最中」などや、「気が緩んで、寝ている時」、「疲れや冷えを感じている時」などです。

ほとんどが、仕事や年齢による『運動不足状態』や、「腰の疲れやダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りが繰り返される場合は、“気付きにくい”身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を調べて、これらを回復させて、体調の改善を行う事が必要です。

【 中高年の、こむら返り 】

~ 脚の筋肉の働きの低下 ~

Illustration of a man with a sore calf

こむら返りは、中高年になると、起き易い傾向があります。

この年代になると、運動不足で筋肉の柔軟性が失われたり、血行が悪化したりして、『脚の筋肉の働きが低下』してくるので、身体を動かそうとした時に、脚の筋肉がうまく働かなかったり、ふくらはぎが過緊張の状態になったりして、脚の筋肉を引きつらせてしまうからです

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングや、突然『筋肉の異常収縮』を起こして、こむら返りを引き起こします。

~ ミネラルやビタミンの不足 ~

これは、血液中に含まれているミネラルやビタミンが“筋肉や神経の働きを調整”しているので、中高年になって『脚の筋肉の働きが低下』すると、血行が悪くなるので、ミネラルやビタミンの供給が追い付かなくなり、『筋肉の異常収縮』が起きるからです。

しかも、この年代は、普段の運動量が少なくなっている為に、チョットした運動をしただけでもミネラルやビタミンが急激に消費されたり、あるいは、多くの汗をかいたりして、汗と共に体内のミネラルやビタミンが排出されてしまうので、ミネラルやビタミンが不足し、運動神経に信号を送る働きに異常が起き易くなります。

また、ミネラルやビタミンが不足していると、普段と違う姿勢や動作をした時や、寝返りをしただけでも、急激に神経のセンサーの感度を高ぶらせてしまい、こむら返りを引き起こします。

~ 運動神経がニブクなると ~

しかも、運動の機会が少なくなると、下半身の運動をコントロールする『運動神経の働きがニブク』なってくるので、これによっても、余計に、こむら返りが起き易くなります。

筋肉の状態に合わせて瞬間的に調整している神経がニブクなると、スムーズに脚や腰が動かなくなるので、神経が過剰反応を起こしてしまうからです。

この為、下半身の『運動神経の働きがニブク』なっていると、何かの動作がキッカケになって、下半身の運動をコントロールする神経の安定が失われてしまい、筋肉を一挙に緊張させて、こむら返りを引き起こします。

【 腰の疲れやダルサから 】

~ 腰の疲れやダルサ ~

更に、中高年になると、『こむら返りを起こす原因の7~8割は、腰の「疲れ」や「ダルサ」が絡んでいる』と言われるほど、腰の「疲れ」や「ダルサ」が、こむら返りを起こす大きな原因になっています

腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていると、腰だけでなく、お尻や脚の筋肉もコワバッテくるので、血行が悪くなったり、不要な老廃物が溜まったりするからです。

このような状態になると、お尻の下⇒太ももの後ろ⇒ふくらはぎに延びている『坐骨神経』が敏感になってくるので、何かの動作をした時に、ふくらはぎの神経が刺激されて、こむら返りを起こします。

~ 身体の調子の悪化 ~

また、毎日の疲労や緊張で「何となく身体の調子が悪い」と感じていたり、身体の冷えに悩まされていたりすると、腰の負荷が増したり、腰の神経が敏感になったりするので、やはり、こむら返りが起き易くなります。

しかも、体調の悪化や身体の冷えが続くと、体調を保つ自律神経に負荷が強まるので、脚や腰の筋力を低下させたり、血行を悪化させたりして、神経を敏感にさせ、こむら返りのリスクを高めます。

この結果、中高年になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、などを感じていると、自律神経の負荷が強まって『坐骨神経』が敏感になり、こむら返りが起き易くなります。

~ 仰向けになって寝ていると ~

特に、夜に、腰の「疲れ」や「ダルサ」が解消されずに残ったまま、布団をかけて、仰向けになって寝ていると、ますます、夜中に、こむら返りが起き易くなります。

この状態で寝ていると、足先が上から加わる布団の重みで伸ばされる為に、逆側の、ふくらはぎの筋肉が縮んだ状態になり、こむら返りを引き起こす直前の状態になる上に、就寝中は、脚の動きを把握する感覚が“無防備”状態になるからです。

この結果、寝返りや、夢を見たのをキッカケに、足先が布団の重みで上から、更に押される状態になると、脚の神経が“無防備”になっているので、「疲れ」や「ダルサ」で敏感になっている坐骨神経が強く刺激され、一挙に『筋肉の異常収縮』が起きてしまいます。

【 体調の悪化を伴う、こむら返りの対策 】

~ ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて ~

こむら返りは、脚の筋肉の伸縮バランスを崩して、異常な収縮を起こした為なので、こむら返りを起こさないようにするには、ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて、柔軟性を回復させて血行を良くする事が必要です

特に中高年になると、あまり身体を動かさないでいたり、座っている事が多くなったりするので、気付かないうちに、お尻や腰の筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫刺激して、こむら返りを起こす原因になるので、下半身の柔軟性と血行を回復させる事が大切です。

セルフストレッチをする場合は、お尻や腰の筋肉がいくつも重なり合っているので、お尻や腰に体重をかけて筋肉を伸ばし、筋肉のコワバリを解消させ、血行を回復させる事が必要です。

~ 自律神経の負荷から ~

また、体調がひどく悪くなくても、身体に慢性的な痛みや違和感があると、やはり、自律神経の負荷が大きくなったり、自律神経に負荷がかかり続けたりするので、こむら返りが起きます。

慢性的な痛みや不快感で体調の低下を招いたり、天候が変化すると慢性的な痛みや不快感から体調が不安定したりするので、『坐骨神経』が敏感になって、脚の『筋肉の異常収縮』が起き易くなるからです。

このような場合には、症状や患部の箇所が、人によって異なっているので、身体の不調箇所を調べて、筋肉の柔軟性や血行を回復させて痛みや違和感を緩和させ、神経を鎮める事が必要です。

~ 姿勢の悪化、心配事、ストレスなどから ~

他にも、中高年になって、姿勢の悪化で身体の血行が悪くなっていたり、心配事やストレスなどの緊張で血管が収縮していたりすると、こむら返りを繰り返したり、痛みが酷くなったりします。

筋肉内に疲労物質が溜まったり、神経が敏感になったりするだけでなく、慢性的な血行悪化から、神経の痛みの調整がうまく働かなくなってくるからです。

このような場合には、こむら返りの予防のストレッチをするだけでなく、毎日の体調を保つ事も必要になります。

【 当院の、こむら返りの治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

中高年の“こむら返り”の多くが、『腰の疲れやダルサ』や『身体の不調』などによる影響なので、こむら返りが繰り返される場合には、身体の疲労箇所や不調箇所を改善して、筋肉の異常収縮が起こらないようにする事が大切です。

しかし、病院やクリニックに行っても、中高年のこむら返りは、治療の対象になりにくい事から、多くの場合、筋肉の緊張を和らげる漢方薬や湿布薬の処方と、日常生活の注意をするぐらいになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っているので、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、こむら返りの改善を行っています

~ ツボ治療 ~

ツボ治療を利用しているのは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる働きがあります。

更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

これらの効果から、腰痛に効くツボを利用して刺激を与えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、腰から脚にかけて、ズーンと重く押されているような感覚や、軽くジーンと響くように感じを伴いながら、腰や脚の筋肉のコワバリを解消させたり、血行を促進させたりします。

~ 腰から足の血行改善や柔軟性回復 ~

また、当院では、脚の神経の異常な反応が起きないように、身体に現れたツボを確認し、腰から足にかけての、血行の改善や筋肉の柔軟性を回復させる治療を行っています。

中高年以降になると、姿勢の悪化や体形の変化で、腰や骨盤に変形が起きて神経のセンサーが敏感になり、痛みや不快感などの異常が起き易くなっているからです。

この為、腰や脚に「疲れ」や「ダルサ」を感じている場合は、体調管理の為にも、下半身の筋肉の疲労や緊張を解消させて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行を改善しておく事が大切です。

~ 体調に合わせた改善 ~

中高年に起きるこむら返りは、『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りの予防には、ふくらはぎのストレッチをするだけでなく、人によって体調が異なっているので、体調に合わせて身体の柔軟性や血行を改善し、体調を回復させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の体調に合わせて、血流の改善や硬直した筋肉の回復を図り、こむら返りの予防と体調を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

腰は絶えず体重を支えている上に、上半身と下半身のほぼ中間にあって、どちらの負荷もかかるので、「運動不足」、「腰に負担がかかる姿勢」、「同じ姿勢が続く」、「急な体重増加」、「ストレス」などで、「腰の筋力の低下」、「腰部の血行悪化」、「骨格のゆがみ」などが起きると、思い当たる事が無くても、腰痛を引き起こします。

しかも、「そのうち、回復するだろう…」と思って、そのままにしていると、腰に負荷がかかり続けるので、『慢性腰痛』になって、絶えず腰の奥からジクジクする痛みに悩まされたり、『ぎっくり腰』を起こして、強烈な痛みに襲われたりします。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じたら、腰痛が起きる前兆と考えて、腰だけでなく、腰に関係する上半身や下半身の柔軟性の回復や、血行の悪化箇所を改善させて、体調を改善し、腰痛を予防する事が大切です。

【 慢性腰痛 】

~ 腰痛症 ~

腰痛は、病気やケガの症状の中で、男性で1位、女性で2位になるほど、多くの人が悩まされる痛みとなっています。

ところが、原因が特定できるのは15%程度で、残りの85%はレントゲンなどの検査をしても原因が分からないので、多くの人が悩まされる腰痛の診断名は、腰が痛む症状から『腰痛症』になっています。

しかし『腰痛症』の原因はハッキリ分かりませんが、腰は体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉に大きな負担がかかった事が、原因と考えられています

~ 腰の、天然のコルセット ~

腰は、身体の動きに合わせて、いろいろな動きをしたり、安定性を保ったりする為に、分厚い筋肉が何層も重なり合って“天然のコルセット”をつくりあげています。

しかし、この“天然のコルセット”は筋肉なので、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱まったりすると、筋肉内に血流悪化が起き、これによって、筋肉が活動する為の柔軟性が失われ、コワバリが生じます。

そして、筋肉のコワバリで血流が悪化し、神経が刺激され始めると、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」、などの違和感が起きます。

~ 腰の内部の、姿勢を支える筋肉 ~

特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”の筋肉や、“背骨の根本”の腰の筋肉には、上半身の多くの負荷がかかるので、腰痛の前兆となるような、違和感が起き易くなっています。

この為、腰の負荷が増したり続いたりして、腰の筋肉に余裕が無くなってくると、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、鈍痛を感じ始めたり、「動かしにくい」などの違和感が起きたりします。

これらの鈍痛や違和感は、姿勢を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげる事ができますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”のコワバリや血流悪化が解消しきれないと、絶えず腰の奥からジクジクする痛みに悩まされる『慢性腰痛』の原因になります。

【 ギックリ腰 】

~ 筋肉のゆとりが、無くなって ~

また、腰の筋肉の“ゆとり”が無くなって、コワバッタ状態になっていると、腰に大きな負荷がかかったり、急な動きをしたりすると、それがキッカケになって、腰に強烈な痛みが、突然起きる事があります。

いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、診断名では『急性腰痛』と言われ、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を起こし、付近の神経を強烈に刺激する為です

更に、お腹の中の横隔膜が過剰に縮んでしまい、声を出せなくなる事もあります。

~ 腰からのアラームサイン ~

ギックリ腰』は、言葉からも、痛みが突然襲ってくるイメージですが、実際には『ギックリ腰』を起こす前に、“アラームサイン”として、腰にニブイ痛みや、懲り、ダルサなどを感じていたり、『ギックリ腰』の不安を感じていたり、しています。

ところが、仕事や家事を優先して、腰の違和感を軽く考えてしまったり、あるいは、腰に痛みや動きの悪化があっても、「年や体力のせいだから」と、腰に異常を感じなくなったりしている事が多くなっています。

この為、腰からの“アラームサイン”があったにもかかわらず、『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。

~ 早目に筋肉疲労や緊張の解消を ~

『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日後に痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かす事が勧められていますが、腰の神経が敏感になって、何気ない動作でも神経を刺激するので、その間、何日間も、痛みに耐え続けるツラサがあります。

しかも、腰だけでなく、腰に続く背中やお尻に、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きていたり、あるいは、骨格のゆがみが起きていたりするので、『ギックリ腰』の再発を防ぐ為に、これらの筋肉や靭帯の柔軟性の回復も必要になります。

この為、『ギックリ腰』が治りきるのに、日にちがかかるので、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

~ 血流が悪化するストレス ~

また、あまり気付きませんが、精神的なストレスも、腰痛を引き起こす大きな原因になります。

ストレスが長引くと、血管が収縮して、血流が悪化するので、身体を支えている腰の筋力を低下させたり、柔軟性が失われたりして、さまざまな負荷がかかる腰の“天然のコルセット”の力を弱めるからです

この結果、ストレスが続いたり強まったりすると、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを、感じ易くなります。

~ 腰への不安感が増すと ~

しかも、精神的なストレスが強まると、筋肉のコワバリや血行の悪化で、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「漠然とした腰の痛みに悩まされる」、「筋肉痛と違った痛みがする」、などが起きます。

更に、不安感やイライラ感が強まると、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」、「寝返りを打つ際に、腰に痛みを感じる」、「腰が重い感じや、鈍痛を感じる」、なども生じます。

また、「腰痛を起こすのでは…」という不安感から、いつもと違う、腰をかばう姿勢や動作が多くなったりすると、かえって、腰に痛みが起き易くなったり、痛みを感じ易くなったりします。

~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~

他にも、身体が冷えたり、天気が悪化してきたりすると、「腰に痛みを感じる」という事も生じます。

身体の冷えや天気の悪化が不快に感じられると、身体にとってストレスになってくるので、自律神経が不安定になり、血行を悪化させたり、神経が敏感になったりして、腰に違和感や痛みが生じてくるからです。

この為、冷房の風に直接あたったり、寒暖の差が激しい季節の変わり目になったりすると、体調を保つ自律神経腰痛が不安定になって、腰痛が起き易くなります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

~ 腰痛症の大きな原因 ~

『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」が、大きな原因になっているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています

腰や腰周辺のコワバッタ筋肉をマッサージ治療でほぐし、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、過敏になっていた神経が回復してくるので、腰の違和感や痛みが減少し、身体が動き易くなるからです。

このような効果から、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを改善し、『腰痛症』の予防と治療を行っています。

~ 身体全体の筋肉も含めて ~

また、当院では、腰の違和感や痛みの改善だけでなく、身体全体の筋肉の状態も含めて、確認し、疲労と緊張の解消を行っています。

『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の生活習慣なども大きく影響しているので、身体の筋肉の柔軟性を回復させて、血行を促す事で、神経の過敏状態を回復させて、リラックス感を取り戻す事が必要になるからです。

特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな役割に加えて、歩く際に股関節にかかる衝撃を吸収する役割もあるので、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができず、腰に衝撃が伝わって、腰痛の原因につながり易くなるので、お尻の疲労と緊張の解消が重要になります。

~ ツボ反応 ~

これらの治療に、当院では、体調の変化時に現れるツボ反応を利用して、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善、関節の動きの改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、マッサージの治療にツボ治療を加えて、行っているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、施術が受けられます。

~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛の前兆として、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事による負担や疲労で、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰を起こす予感がする」、「腰痛が慢性化して、脚にシビレが出る」などが起きたり、更に、身体の不調の原因になったりします。

この為、腰の疲労や痛みを避けようとして、片足に重心をかける「休め」のポーズを取っていたり、身体をよじったような姿勢をしたり、背中の力を抜いたりしていると、身体を支える腰のバランスを崩すので、かえって、身体の疲労や痛みが拡がったり、強まったりします。

腰痛や身体の疲労対策には、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、身体を温めたり湿布したりするよりも、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、それらの箇所の柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、体調を改善させる事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調の悪化に 】

~ 筋肉のコワバリによる血行の悪化 ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に、負担がかかり続けるので、痛みやダルサなどが起き易くなります。

これは、立ち仕事で腰の筋肉の負担が大きくなるだけでなく、脚や腰の筋肉のコワバリで血行が悪化すると、筋肉の活動に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりして、付近の神経を刺激する為です

この為、動く事の多い立ち仕事よりも、動く事の少ない立ち仕事のほうが、血行が悪化し易いので、腰の痛みやダルサなどが起き易い傾向があります。

~ 背中の神経が敏感に反応するようになって ~

しかも立ち仕事で、腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中にも、疲労感や不快感が起きてきます。

例えば、いつも腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が起きてくると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が動かしづらくなる」、などが起きてきます。

そして、この状態が繰り返されると、神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、背中にニブイ痛みを感じるようになったり、ズキズキする痛みを感じたり、脚が重くなったりします。

~ 腰や脚の血行悪化による体調不調 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身に冷えが起きたり、下痢や便秘が起き易くなったりします。

腰の血行悪化によって、腰の冷えが生じると、下腹部の体温が保てなくなって自律神経に乱れが起きたり、腰の神経が敏感になって痛みが起き易くなったりして、胃や腸の正常な働きが保てなくなるからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰への不安感 ~

また、腰に不快な違和感や痛みに悩まされると、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」という心配や、「腰の状態は、大丈夫かな?」という不安が起きてくるので、仕事や家事に支障をきたします。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、体調に影響を及ぼすので、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」、という状態にもなります。

これは、立ち仕事で、同じ姿勢を続けていると、筋肉が緊張したままになる為に、疲れや血行不良による腰痛が出易くなるからです。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などに気付くと、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようとして、自然と、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかける「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない方に身体をよじったりします。

このような姿勢をすると、これまでの身体を支える筋肉に頼らなくても、姿勢をキープできるので、その分、腰や身体が楽に感じられます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、実際は、このような楽に感じる姿勢をしていても、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、更に、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが起きたりします。

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、背中の力を抜いて身体を曲げていたり、いつもと違った箇所に力が入った状態になったりするので、身体のバランスが崩れて、身体のいろいろな所に、疲労物質が溜まったり、痛みの調整がうまく働かなくなったりしてくるからです

この為、始めは楽に感じていても、骨盤のバランスが崩れて血行が悪化し、筋肉内に疲労物質が溜まってくるので、次第に、身体のいろいろな所に痛みが起きるようになります。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の勧め ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを緩和させる為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸して脚の血行を保つ事や、身体を伸ばすストレッチが勧められています。

更に、仕事中は入念なケアができないので、自宅に帰ってから、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏のマッサージを取り入れて、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

あるいは、最近では、家でじっと休むだけでなく、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、疲れを感じている時に、あえて軽く身体を動かして、血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる運動も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらい状態になっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労を解消するのが、なかなか困難です

特に、立ち仕事を毎日長時間行っていると、立ち仕事の姿勢をキープする為に、同じ部分の筋肉が継続的に使われるので、筋肉が硬化して血行が極度に悪化した状態になっています。

この為、毎日の立ち仕事で生じた筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、腰の疲労や緊張の解消が難しいので、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が痛みに慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 気が付かない疲労も ~

また、立ち仕事が続いて、とても疲れていても、仕事の慣れや責任感などで疲労感がマヒすると、「さほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

しかし身体の疲労で、身体から「休みたい…」というサインが現れて、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などが現れたり、気力や体力が低下して、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

この気力や体力の低下は、病的な不調には至ってなくても、気が付かない疲労が蓄積しているので、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行って、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復にも、効果を発揮するからです

しかも、ツボは、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりする特徴があるので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりする事もできます。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮める効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮めたからです。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、立ち仕事による腰痛の場合は、腰が身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、背中や脚などの、気付きにくい疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、ツボ反応を利用して、背中や脚などの血行やリンパの流れを回復させて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、一人一人の体調や症状を重視しているので、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調の改善 ~

腰は、上半身と下半身を連結して、絶えず身体が動き易いように安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。