女性の更年期の腰痛 と、お尻の冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】
(写真)女性の更年期の腰痛

 

導入文

腰痛は、女性にとって、肩こりに次いで2番目に多い症状ですが、とりわけ更年期を迎えると、腰痛で悩む女性が増え、更年期の女性の中の約3割が腰痛で悩まされています。

更年期の腰痛は、加齢や、蓄積した疲労、筋力低下、姿勢の変化などによって、痛みが繰り返されたり、慢性化したりするので、痛みが体調の悪化を招いたり、生活に支障を与えたりしてしまいます。

更年期の腰痛の改善には、腰の部分的な痛みの解消だけでなく、慢性的な疲労の回復や、身体を支えている筋肉のアンバランスを解消させる事も必要になるので、体調の回復に力点を置く、東洋医療系のマッサージ治療が効果的です。

【 更年期の女性の、痛みの特徴 】(図)更年期の女性

更年期になると、腰痛を訴える女性が多くなりますが、腰痛の時に“独特な痛み”を感じる事が多くなっています
例えば、「激しい痛みではないけれど、何だか腰が重たい」とか、「朝から身体が重い感じがして、腰に疲れを感じる」など、腰の痛みだけでなく、ダルサ感や疲労感などを伴っています。
あるいは、「腰の内側から“がんこな”こりや痛みを感じる」、という事もあります。

 

この“独特な痛み”を感じる原因として、更年期になると、体調を保つ自律神経の働きが不安定になり、身体の血液やリンパ液の循環が悪化している事があります。
循環が悪化すると、筋肉内で必要な酸素が不足したり、老廃物が排出されづらくなったりするので、痛みにダルサ感や疲労感も加わり、“独特な痛み”として感じるからです
また、循環の悪化で神経を刺激するようになるので、痛みに敏感になり、これまでなら痛みを感じていなかった程度でも、痛みを感じ、チクチク、ジンジンしてきたり、あるいは、痛みを強く感じて、ズキズキとした痛みを感じたりするので、これも“独特な痛み”を感じる原因になります。

 

しかも、身体の血液やリンパ液の循環が悪化し、痛みや不快感に敏感になってくると、腰だけでなく、身体の様々な所に痛みが起き、肩コリや背中のコワバリ、膝の痛みなどが起きてきます。
更に、不快な痛みが続くと、それがストレスとなり、「座って仕事をしていると、夕方になると腰に鈍い痛みがする」、「いつの間にか腰をかばって、日常の動作が不便になった」など、体調を崩す原因にもなります。
他にも、「頭が重い日や、頭痛が続く」、「首から肩にかけての筋肉が、張り詰めたように凝る」、「背中に鉄板が入っているように、硬くて重たい」、「立ち上がった時や歩き始めに、膝に痛みを感じる」なども、よく起きるようになります。

【 お尻の筋肉が弱ると 】(図)お尻の筋肉が弱る

更年期になると、体力の低下や、体重増加、姿勢の悪化などによって、腰に違和感が起きたり、腰に痛みが起き易くなったりするので、解消させる為に、思い浮かぶのが、腰のマッサージやストレッチです。
しかし、対策には、気になる腰だけでなく、腰の筋肉と密接に関連しているお尻の筋肉も、注意してチェックして、手当する事が必要です。
これは、腰とお尻の筋肉が連続して、つながっているので、お尻の筋肉が疲労したり弱ったりすると、直接、腰に影響を与えるからです

 

例えば、お尻の大きな役割として、『身体を安定した状態で、立たせる事』があるので、更年期に入ってお尻の筋肉が衰えると、腰の筋肉がオーバーワーク状態に陥って、腰痛が起き易くなります。
また、お尻の筋肉は、歩いたり走ったりする時に『衝撃吸収』や『ふらつき防止』の役割もしているので、お尻の筋肉が衰えると、「長時間、立っていられない」、「足が上がりにくくなる」、「歩行速度の低下」、「歩幅の低下」、などが起きるだけでなく、やはり、腰の負担が無意識のうちに増すので、腰痛が起き易くなります。
このように、お尻は、立ったり、座ったり、歩いたりする時に、下側から腰の働きを助けて、腰への衝撃を吸収し、障害を防いでくれますが、お尻まわりの筋肉の働きが低下してくると、腰の筋肉の負担が増して、腰痛を起こす原因になります。

 

お尻の筋肉の働きが低下する原因として、更年期に自律神経の働きが不安定になって、血行が悪くなる事もありますが、それ以上に、座っている事が多くなったり、運動不足が続いたりする事の影響が大きくなっています。
座っている事が多くなったり、運動不足が続いたりしていると、お尻の血行やリンパの流れが低下した状態がつづくので、それによって、腰の血行やリンパの流れも低下するからです。
この結果、腰に慢性的な重だるいような症状が起きて、腰が「重い」、「だるい」、「動きづらい」などで悩まされたり、歩く事や立っている事が辛くなって、座りたくなったりします。

【 お尻の血行の重要性 】(図)お尻の血行

お尻は、分厚い筋肉が、何層も重なっているので、本来ならば、その分、血行の良い状態が保たれている事が必要です。
しかし、お尻は、手足と違って動かす事があまりない事や、毛細血管が多く集まっているので、座り仕事でジッとしていると、血行が悪くなりがちです
その上、女性のお尻は、狭い骨盤内に子宮や卵巣などもあるので、更年期の血行不良が起きると、ますます、お尻の血行が悪くなります。

 

しかも、女性のお尻は、脂肪が多いので、腰に痛みが起き易くなる原因になります。
分厚い脂肪で、骨盤内の子宮を守ってくれますが、血行やリンパの流れが悪化して、脂肪が一度冷えると、温まりにくいので、冷湿布(シップ)となって、腰も冷やして、痛みを起こすからです。
この為、骨盤内の内臓を冷やして便秘や生理不順、更に、婦人科系の病気を引き起こす事もあります。

 

この為、「お尻の奥に、何となく痛みを感じる」、「下腹部やお尻のほうへ抜けるような鈍痛がある」、「お尻を触ってみると、冷たい」などがある場合は、お尻の血行悪化から、腰の痛みや不快感の原因になっている可能性があります。
しかも、「腰からお尻にかけて重だるく、スースーと冷えるようになり辛い」とか、「お風呂に入り体が温かくなると、腰の痛みが楽になる」などがある場合は、これを裏付けるものです。
気付かないうちに、お尻の血行の悪化で、お尻が硬くなると、腰まわりの筋肉も硬くなって腰痛につながったり、あるいは、お尻の奥の神経を刺激して、お尻から太ももの後ろにかけて、痛みやシビレ(坐骨神経痛)を起こしたりします。

【 当院の、腰痛治療 】(写真)当院の腰痛治療

当院に来院される、更年期の女性の腰痛の箇所を分けると、大きく3つに分けられます。
① 腰のベルトのラインの上下あたりが痛む、重苦しい、ダルイ
② 骨盤や仙骨(骨盤の真ん中の骨)のまわりが痛む
③ 股関節付近が、痛む、ダルイ、重く感じる
このように、腰痛の箇所は大きく3つに分けられますが、痛み方の特徴として、腰とお尻の血行悪化が原因となっているので、ギックリ腰のように、痛む箇所がハッキリせず、“漠然”とした状態になっています。

 

この為、当院では、①患部の範囲や、②痛みを引き起こしている箇所を確認する為に、触診を重視し、更に、痛みに関連するツボを探し出すようにしています
ツボは、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる『反応点』であると共に、症状を改善する『治療点』でもあるからです。
確認後、マッサージ治療にツボ刺激を加えて、骨盤周囲の靭帯や筋肉の柔軟性を回復させ、血液やリンパ液の循環の改善を図っています。

 

更に、当院では、腰痛改善の為に、お尻と腰の筋肉に関係する、骨盤内の関節や、太ももとと骨盤の関節、背骨と骨盤の関節、などの関節のチェックも行っています
お尻は、『縁の下の力持ち』として、腰の下側で体重を支えながら、柔軟な動きが必要になるので、お尻と腰の関節が、異常なく可動域のある動きが、できる事が必要になるからです。
これらの関節の滑らかさが回復すると、「腰の重だるさも軽減された」、と言う人がいるくらい、骨盤内の血行も促進され、腰の痛みを減少させる効果があります。

 

腰とつながっているお尻は、毛細血管が多く集まっているので、更年期になって自律神経の働きが不安定になると、血行が悪くなって冷え易くなり、腰痛になり易くなります。
当院は、腰やお尻の血流の改善や、筋緊張やそれに伴う硬結の解消によって、不快感や疲労感などを回復させる治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】

SNSでもご購読できます。