中高年以降の、変形性膝関節症の運動療法(リハビリ)には、工夫を!

【 (症例)痛み・しびれ 】

中高年以降の、変形性膝関節症の運動療法(リハビリ)

中高年以降の膝の痛みで、最も多い症状が『変形性膝関節症』です。

改善させるには、継続的な運動療法(リハビリ)が必要になりますが、運動習慣が少なくなっていると、重要性は分かっていても、ツイ、「面倒!」とか「動きたくない!」と、思ってしまいます。

しかも、この年代になると、「ちょっと走っただけですぐ息切れする」、「いつも使っていた階段が辛くなってきた」など、身体の不調や、体力の低下も起きてくるので、ヤル気を維持するのが難しくなります。

【 脚・腰の筋力低下から 】脚・腰の筋力低下から

変形性膝関節症の回復治療に、筋力トレーニングを必要とする運動療法が勧められるのは、理由があります。
『最初から、膝の関節軟骨に、異常は起きない』という事です。
多くが、中高年以降になって、脚や腰の筋力の低下から、身体を支える膝関節に変則的な負荷がかかり、関節面に障害が起きた事が、原因になっているからです

 

最初の頃、膝に感じる痛みや違和感は、関節面の痛みではなく、筋力の低下による、膝の筋肉周辺のコワバリや、動き始めの痛みなどです。
この為、しばらく動いていると、血行が活発化し、筋肉の働きも回復してくるので、痛みは無くなってきます。
この痛みは、繰り返される事があっても、痛みが無くなるので、「歳のせい」と見過ごしてしまったり、一時的な痛みなので、「まぁ、いいか」と自分で納得してしまったりします。

 

しかし、膝には、歩行時に体重の3倍の負荷、階段の昇降時には4倍、走行時には7倍と言われ、毎日の、立ったり座ったりを繰り返すと、もっと大きな負荷が加わります。
この結果、始めは、膝付近の筋力の低下だったものが、そのままにしていたり、筋力が更に弱ってきたりすると、膝の上下の軟骨が、直接接触するようになり、表面の軟骨がすり減ったり、傷ついたりするようになってきます。
すると、一時的な痛みだったものが、膝が腫れたり、熱を持ったりして、立ったり座ったりの動作がしにくくなり、少し歩くと痛むようになります。

【 加齢による筋力低下 】加齢による影響

このような事から、膝の動きを安定させる為には、膝全体の筋力を回復させる事が、一番、重要になります。
変形性膝関節症の運動療法は、この事を目的にしています。
訓練によって、太ももに筋力がつくと、膝にかかる負担が減らせるだけでなく、炎症を抑える効果も現れるので、初期の段階ならば、運動療法だけでも、かなり痛みを減少させられ、膝の動作が回復してきます。

 

ところが、実際に運動療法をやってみると、予想以上に、太ももや腰の筋肉に、大きな力が必要とする事に、気づかされます
これは、変形性膝関節症が、中高年以上の方が多くなっているので、加齢による筋カの低下や、体重(体脂肪)の増加による動きづらさ、姿勢を支える力が弱った事などが、一緒に起きている為です。
この結果、関節や軟骨、筋肉などが衰えて、柔軟性や筋力が失われた為です。

 

例えば、訓練の為には、“脚を挙げる”事が必要になりますが、それをするには、太ももや腰が脚を支える為に、かなりの筋力が必要と感じます。
また、身体を支えようとして、関連する、足首・股関節・腰・背中などにも、かなり筋力が必要とします。
運動療法に一番大切なのは、本人のヤル気と、続けていく気力ですが、「動きたくても動けない」となると、「疲れる」、「面倒くさい」、「痛い」、「動きたくない」となって、ヤル気や気力を低下させてしまいます。

【 時間の制約や体調不調も 】体調の不調

また、中高年になると、仕事や家庭に追われる事が多くなるので、きちんと行う時間と期間が必要になる運動療法は、継続するのが難しくなります。
特に、自宅で一人で、運動療法に取り組むとなると、継続が難しくなります。
必要性は分かっていても、「効果が出ない」と思って中止したり、消極的になって「なるべく」程度になったりしてしまう為です。

 

しかも、運動療法は、一生懸命に努力していても、すぐに効果が出ません。
効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、訓練を始めてから2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われています。
身体が思うように動かないと思いながら、今までほとんどした事がない運動を続けていくとなると、誰にとっても、続けていき事が難しくなってしまいます。

 

更に、問題になってくるのが、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「めまいがする」などの、体調の不調です。
中高年になると、筋肉の減少や運動機能の低下だけでなく、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起きてくるからです。
運動療法によって、膝の機能改善のチャンスがあっても、体調不調があると、治療を継続していくのが難しくなってします。

【 身体のコンディション調整の重要性 】身体のコンディション調整

この為、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」という悪循環を、断ち切る“工夫”が必要です。
特に中高年以降になると、身体のコンディションを、維持させる事が重要になります
このような時に、マッサージ治療を利用すると、次のような“メリット”があります。

 

・ 筋肉や靭帯の柔軟性の、維持と向上
・ 柔らかく質の良い筋肉への、改善作用
・ 血行が改善し、痛み物質や疲労物質の排出が促進される

 

これらにより、疲れ易く、硬くなっている、筋肉や関節などの働きを回復させます。
例えば、硬くなった股関節周りの筋肉をほぐし、血行を良くしてリラックスさせると、可動域が広がり、動かし易くなるので、膝の関節にかかる負担が軽くなります。
これにより、膝のこわばり・うずく・だるい・曲げ伸ばしなどの抵抗感を和らげて、運動が行い易くなります。

 

また、脚や腰の筋肉の緊張を和らげておくと、筋肉が伸びて、血行が良くなるので、体調の改善にもつながります。
血行が改善されると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されるので、「膝周りがだるい」、「安静にしていてもズキズキうずく…」などの症状が、和らぐからです。
身体のコンディション調整を行っておくと、身体の不調や痛みが減少し、より快適に毎日が送れるようになります。

 

中高年以降になると、身体の一部を回復させるだけでなく、身体のコンディションを保つ事も、重要になってきます。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、動きづらくなった機能を回復させるだけでなく、全身の体調調整も行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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