事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】
(写真)むち打ち症と治療法

 

導入文

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突された事故を思い浮かべますが、自動車事故以外にも、衝撃を受けて、頭が大きく振られた時に、むち打ち症を起こす事があります。

多いのが、階段での踏み外し、歩いていてつまずく、不意に後ろから押される、スポーツでの尻もち、自転車からの転倒などで、首を後ろにガクンッと曲げた瞬間に、首周囲の筋肉や靱帯、神経や血管などを傷めた場合です。

ほとんどの痛みは1~3ヵ月で消えますが、首の痛みが長引いたり、不快な症状に悩まされたりする場合は、「血管や筋肉の緊張」や「血行の悪化」などで、「神経が過敏状態」になっている事が考えられるので、ツボ治療を併用したマッサージ治療を利用して、血行とリンパの流れを回復させ、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、改善効果があります。

【 背中の痛みや、ギックリ腰も 】(図)背中や腰の痛み

むち打ち症は、身体が外部からの衝撃を受けた時に、首が急激にむちのようにしなって、引き延ばされたり、曲げたりして、内部の神経や靱帯が傷ついたケガです。
この為、自動車による事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、歩いていて躓(つまづ)いて転んだり、運動中に倒されたりした時も、頭の重さで頭が大きく振られると、むち打ち症を起こす事があります。
病院での診断名は、首が衝撃を受けた時に、首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて、無理に引き伸ばされて傷ついた状態(捻挫)が多いので、多くが『頚椎捻挫』になります。

 

『頚椎捻挫』は、手や足の捻挫と同じで、首の筋肉や靭帯が無理に引き延ばされて、支える力が弱った状態なので、それによって首を動かす事ができなくなり、それでも動かそうとすると、炎症や傷が刺激されてビーンと傷んで、痛みが起きます。
また背中の筋肉も、首を守る為に、背中の筋肉が固まった瞬間に強い衝撃を受けるので、背中の筋肉と背骨を囲んでいる靱帯に、無数の微細な断裂が起き炎症が発生します
この結果、首だけでなく背中も、「背中全体の慢性的なコワバリ」、「顔を下に向けると背中が痛い」、「肩甲骨の間が息をするだけでも痛い」、「背中を丸めても伸ばしても痛い」、「楽な姿勢が見つけられない」、などの痛みが起きます。

 

更に、事故で衝撃を受けた時に、腰の筋肉が、過剰に伸ばされたり、曲がったりして、『腰椎捻挫』を起こす事もあります
いわゆる『ギックリ腰』に近い状態になるので、「立ったり座ったりすると、痛みが起きる」、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」、などが起きます。
特に、運動不足や加齢で、腰を支える筋力が低下していたり、血行不良で筋肉が硬くなっていたりすると、衝撃を受けた時に、腰の筋肉や靭帯の損傷が起き易くなって『腰椎捻挫』を引き起こし、痛みが長期化する事があります。

【 痛みの悪循環ができると 】(図)痛みの悪循環

病院で、むち打ちによる『頚椎捻挫』と判断されると、痛みを和らげる為に痛み止めの服用や、首の負担を少なくして、安定させる為に、頸椎カラーによる首の安定が行われます。
そして、痛みがある程度治まってきたら、むち打ち症は、基本的に自然治癒が期待できる病気なので、自然治癒を助ける為に、固まった首の筋肉をほぐしたり、温熱・電気療法を行って血行を促したりする治療が中心になります。
また、むち打ち症は、必要以上に安静にし過ぎない事が早期回復の近道となっているので、リハビリやストレッチなどの治療法を、早めに取り入れるようにしています。

 

このような治療法で、ほとんどの痛みは1~3ヵ月で消えますが、むち打ちの治療を続けたにもかかわらず、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、増したりする事があります。
これは、筋肉や靭帯など“炎症”による痛みが落ち着いてきても、筋肉が硬くギューッと縮んだ状態が残って、筋肉が伸びたり縮んだりする力が低下すると、『血行の悪化』が起きてくるからです。
しかも、筋肉内に酸素が供給されづらくなり、不要な老廃物が溜まるようになるので、身体の調節機能がしっかりと働かなくなって、自然治癒力が低下します。

 

この結果、むち打ちを起こした時の傷は治っても、血管や筋肉の緊張が残ると、血行が悪化して痛みが生じ、その痛みによって神経が興奮し、血管や筋肉の緊張を強めるという、『痛みの悪循環』が出来上がってしまい、慢性的な疼痛に移行してしまいます
痛みの悪循環ができると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛み」がしてきたり、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛み」がしてきたり、などが起きます。
この為、身体の調節機能がしっかりと働くように、本人が身体に感じる違和感を確認しながら、筋肉のコワバリ箇所を回復させ、血行の悪化箇所を解消して、体調を整える事が重要になります。

【 自律神経の障害から 】(図)自律神経失調症

また、『痛みの悪循環』によって、症状が悪化したり長引いたりするケースではなく、事故にあったその日は、ほとんど症状が現れず、後になって、予想もしていなかった症状が、現れるケースがあります。
例えば、事故後しばらくしてから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が出てくるケースです。
更に、腕や膝などにも、事故で受けたダメージとは直接関係のない、痛みやシビレなどの症状が出たり、これまで無かった身体の不調が起きたり、ズキズキと疼(うず)くような慢性的な凝りや痛みが起きたり、する事もあります。

 

これは、むち打ちによる衝撃で、首の中や背中を通っている『自律神経に異常』を起こさせ、体調を一定に保つ自律神経の働きに支障をきたした為、と考えられています
事故直後の、首付近の『筋肉の異常な硬直』と、その影響による『毛細血管への強い締め付け』によって、自律神経の働きを障害したり、自律神経に大きな負荷がかかったりした為です。
自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経に障害が起きると、体調不良、精神的な不安定、身体の異変など、全身の機能に、様々な症状が現れます。

 

ところが、むち打ちによる自律神経の異常についての診断は、画像による診断が難しく、はっきりした理由や原因がとらえられないので、事故との関連を調べる事が難しくなります。
この為、事故後、少し気になる程度であっても、首や肩の痛み、気分が悪い、体調が悪いなどを、医師に伝える事が重要になります。
自覚症状を伝えておかないと、後になって、痛みや不調が出てきても、事故との因果関係をとらえるのが困難になるからです。

【 当院の、ツボ反応を利用した治療 】 (写真)当院の治療

『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善には、昔から、東洋医療をベースにしたマッサージ治療の効果が認められており、むち打ち症の治療にも、広く活用されています。
この為、現在では、車両事故の場合、賠償保険によるマッサージ治療が適用されるようになり、マッサージ治療を後押ししています。
当院は、むち打ち症の改善治療に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、筋肉の柔軟性の回復や、血行の改善、神経の過敏解消などで、身体の働きを回復させ、身体の体調を整える治療を行っています。

 

この理由として、むち打ち症の治療には、筋肉の損傷や血行の極度の悪化が大きく影響しているので、炎症や痛みが強い急性期を過ぎた後には、患部の柔軟性や血行を回復させて、身体を整え、健康状態に戻す事が必要になるからです。
更に、当院では、身体の不調時に現れるツボを利用して、むち打ち症の改善治療を行っています。
ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです

 

このツボ治療を併用したマッサージ治療より、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」などの不快症状にも、改善効果があります。
しかも、むち打ち症は、自覚されない傷害を負っている事があるので、ツボ反応を利用して身体の異常箇所を確認し、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などを行い、身体のバランスを整える事ができます。
これらの効果によって、病院の整形外科の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などが、むち打ち症の改善治療として広く利用されています。

 

現在、マッサージ治療にツボ治療を加えた治療法は、血液やリンパ液の循環の改善、神経障害の緩和、緊張の解消、痛みや運動制限の回復などで、スポーツやリハビリにも利用されています。
当院は、マッサージ治療にツボ治療を加え、国家資格による安心・安全な治療法で、むち打ち症による痛みや筋肉の緊張をやわらげ、体調の改善を図っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。
本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】

 

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