身体の不調や、不快感

眠る事ができない、眠れない、寝つきが悪い

【(症例)身体の不調や、不快感 】

疲労や緊張が続いたり、ストレスや悩みを抱えていたりすると、「身体は疲れているのに、なかなか眠る事ができない」、「昼間の緊張感が抜けなくて、眠れない」、「気持ちがイライラして、寝つきが悪い」といった事が起きます。

しかも、「眠ろうとして、ますます眠れなくなる…」、「気になる事が思い浮かんで、眼が冴えてしまう…」なども起きるので、「寝ているのが辛い」とか、「身体がコワバッテ“寝コリ”が起きる」などの状態にもなります。

これらは、疲労・緊張・ストレスなどが夜まで続いて解消できなくなっているので、体調をリセットする為に、身体の疲労箇所や緊張箇所の確認と緩和を行い、身体の調子(治る力)を体調に合わせて回復させ、身体を休めて眠れるようにする事が大切です。

【 脳の中の睡眠スイッチ 】

~ 疲れているのに、寝付けない ~

昼間の気ぜわしい仕事や、忙しい仕事が終わって、疲れて家に帰り、「さあ、寝よう!」とベッドに入っても、なかなか寝付けなくて、眠り着くまでに時間がかかったり、夜中に目が覚めて眠れなくなったりする事があります。

このような“眠りたくても、なかなか眠れない”状態になると、横になってジッとしているのが辛くなったり、肩や首、背中などの筋肉に痛みを感じたりするので、ますます眠りづらくなります。

しかも、この状態がずうっと続いてしまうと、朝起きた時に、「気分がスッキリしない」、「熟睡感が無い」、「寝足りなさからボーッとする」などが起き、その日の仕事や活動に支障が生じてしまいます。

~ 睡眠スイッチ ~

このような“なかなか眠れない”原因として、一番多いのが、日中の疲労感や緊張感が、夜になっても残ったり、ストレス感が続いたりすると、脳の中の“睡眠スイッチ”が入りづらくなる事です

例えば、「仕事が終わっても、疲れが抜けない」、「身体がダルクて、何となく身体の調子が悪い」、「神経が敏感になってイライラする」などがあると、それが心理的な圧迫感となって、神経を刺激したり、身体が休めなくなったりして、夜になっても“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

しかも、「眠れなければ、明日が困る」とか、「とにかく、眠らなければいけない」という焦りが生じると、眠ろうとする“意気込み”によって、ますます覚醒作用が高まるので、余計に“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 不眠症ではなく、寝付きが悪い状態 ~

しかし、このような“なかなか眠れない”状態が続いても、いわゆる『不眠症』と診断されるには、いろいろな条件があります。

『不眠症』の診断基準は、大まかに言うと、「眠ろうとしても、1~2時間以上寝付く事ができないのが、1週間に3回以上、3ヶ月以上続き、これが原因となって、日中に眠気を感じたり、生活に支障が出たりする」と、なっているからです。

この為、寝付くまでに時間がかかる状態であっても、症状がここまで酷くなければ、『不眠症』ではなく、疲労・緊張・ストレスなどが溜まって『寝付きが悪い状態』と判断される事になります。

【 身体のコワバリや血行の悪化から 】

~ 寝落ち ~

このような『寝付きが悪い状態』とは反対に、暖かい布団に入って包まれているうちに、知らないうちに、スーッと眠りに落ちてしまう『寝落ち』と呼ばれる睡眠状態があります

これは、暖かい布団に入って、身体がポカポカと気持ちよく感じてくると、身体の表面の血管が拡がって体温が放熱され易くなるので、体内の温度(深部体温)が下がって、それにより脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出され、無意識のうちに睡眠状態に入ってしまう為です。

簡単に言えば、体内の温度(深部体温)が下がると、生命を支えている体内の反応が不活発になってくるので、身体の機能が低下し、気付かないうちに眠りに落ちてしまう為です。

~ ストレスや疲労感 ~

ところが、仕事や家庭でストレスを抱えたり、生活に不安や疲れを感じていたりすると、夜になっても脳の活動モードが続いてしまうので、『寝落ち』のような、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出せなくなります。

しかも、仕事をしている時に、身体に無意識に力が入った状態になっていたり、疲労や緊張で身体の表面の血管が拡がらなくなっていたりすると、体温が放熱しづらくなるので、夜になっても、スーッと眠りに落ちる作用が働かなくなります。

更に、仕事に対する責任や、役割意識を強く感じていると、夜になっても脳の活動モードが続いてしまうので、一層、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 首や肩、背中などの痛み ~

これらに加えて、昼間の緊張や疲労で、首から肩、背中、肩甲骨あたりの筋肉が凝り固まってコワバッテいると、筋肉のコワバリが神経を圧迫して刺激したり、血管を圧迫して血行を悪化させたりするので、それらによる不快感や凝り感で、眠りに入りづらくなります。

このような状態になると、「肩のコワバリに体重がかかると痛む」、「首コリや背中の痛みが気になって、ジッと横になっていられない」などが起き、寝ているのが辛くなります。

しかも、コワバリで背中の神経が敏感になって、肩甲骨の内側からジンジン・ズキズキする痛みを感じるようになると、寝ている時に、背中に上半身の重さがかかって、余計に肩や背中の痛みや違和感が強まったり、気になったりして、ますます眠れなくなります。

【 最高の睡眠は血流で 】

~ 夜はリラックスモードに ~

人の身体は、体調を保つ自律神経の働きがあるので、一日の疲れをリセットする為に、本来ならば、日中の活動モードから、夜はリラックスモードに切り替わります。

ところが、疲労や緊張が続いたり、ストレスに感じる事が増したりすると、自律神経の中の交感神経の働きが優位になったままになり、筋肉や神経が休まらなくなるので、夜にリラックスモードへうまく切り替える事ができなくなり、グッスリと眠る事ができなくなります。

しかも、毎日の疲労・緊張・ストレスなどで、自律神経の交感神経が優位のままになると、覚醒作用が働いて、「眠りたいのに眠れない」状態になったり、血行が悪くなって痛みの感覚が強まり、寝ているのが苦痛になったりします。

~ 身体がリラックスした状態に ~

この為、夜に、心身がリラックスモードに切り替わってグッスリと眠りに付けるには、眠る前に、身体がリラックスできるように心身の疲労や緊張を解いて、身体の血流を良くしておくことが大切です。

この状態になると、身体の表面の血管が拡がって、自然と血流が増すので、『最高の睡眠は、血流で決まる』と言われるように、体内の温度(深部体温)が下がって、脳の中の“睡眠スイッチ”が入り、自然と寝付き易くなるからです

この為、この効果を狙って、「寝る前に、ぬるめのお風呂に入る」、「夕方に軽い運動をする」、「寒い時には、湯たんぽで温める」、「暖かい牛乳を飲んでおく」、などが勧められています。

~ 副交感神経が優位に ~

更に、身体を休める副交感神経の働きを回復させる為に、眠る前に、筋肉の柔軟性と弾力性を回復させておく事も大切です。

筋肉が緩むと血管も緩み、身体の血液がスムーズに流れるようになるので、副交感神経が優位になり、心身がリラックスできるからです。

しかも、夜になって身体を休める副交感神経が優位になると、血圧が低下して、心身がリラックスした穏やかな状態になるので、熟睡感のある快適な眠りができるようになります。

【 当院の、眠り易くする体調改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このように、眠りにつく前に、脳と身体が“休息状態”になるように、身体の疲労や緊張を緩和して解消する事が必要ですが、毎日の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、血流やリンパ液の流れが悪くなると、夜になって“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

この為、当院は、「眠る事ができない」、「眠れない」、「寝つきが悪い」などで、睡眠に悩んでいる方に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の凝りや痛みの解消を得意としているので、「寝付きが悪い」場合も、筋肉が凝り固まった箇所を調べて確認し、それらを解消すると、身体の柔軟性や血行が回復し、神経の興奮状態が落ち着いてくるので、眠る時に“睡眠スイッチ”が入り易くなって、安眠モードになるからです

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、これらの効果を高める為に、マッサージ治療にツボ治療を加えています。

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、ツボの箇所に痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ治療で、体調の改善をするだけでなく、身体を休める副交感神経の働きを回復させて、リラックス効果で“睡眠スイッチ”を入り易くさせます。

~ 呼吸筋の柔軟性回復 ~

また、当院では、眠り易くなる為に、呼吸に関係している首・肩・背中の緊張を解消させて、柔軟性の回復を図るようにしています。

疲労や緊張などでストレスを感じていると、筋肉のコワバリが強まったり、交感神経(興奮を高める神経)の働きが高まったりして、呼吸が浅くなり、深い睡眠に入りづらくなるからです。

マッサージ治療で、これらの呼吸筋を緩めて、胸が自然に拡がるようにすると、身体がリラックスしてくるだけでなく、それによって血液やリンパがスムーズに全身を巡るようになるので、脳が眠りにつく為の安眠モードに変わり、眠り易くなります。

~ 体調の改善やリラックス効果 ~

マッサージ治療は、もともと体調の改善やリラックス効果があるので、その効果によって、安眠モードへの切り替えや、質の良い睡眠をもたらす効果があります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、なかなか解消しづらい凝りや疲労を解消し、心身のリラックスを図って、眠り易くなるように体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

夏バテと熱中症、そして、冬バテと脱水症

【(症例)身体の不調や、不快感 】

夏の蒸し暑い日が続くと、「暑さによる体力消耗」、「大量の発汗」、「寝苦しさ」、「屋外と屋内の気温差」などで、体調を保つ自律神経の負担が増して『夏バテ』と共に、身体の水分が失われて『熱中症』が起き易くなります。

また、寒さが強まる冬になると、「寒さによる体力消耗」や「秋から冬の寒暖差」、「屋外と屋内の気温差」などで、やはり、自律神経の負担が大きくなって『冬バテ』と、「大気の乾燥」や「水分摂取量の減少」などで、冬の『熱中症』と言われる『脱水症』が起き易くなります。

このように季節の寒暖が大きくなると、自律神経が季節の変化に追い付かなくなって身体に不調が起き易くなるので、「身体がダルイ」、「疲れ易さ」、「頭痛」などに気付いたら、身体の調子を取り戻す為に、身体の疲労や緊張を解消させて自律神経の負担を減らし、身体の回復力を高める事が大切です。

【 夏と冬のバテ症状 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

『夏バテ』は、「暑さ負け」とか「夏負け」とも言われ、夏の暑さに身体が対応できなくなり、「身体が疲れる」、「朝からヤル気が起きない」、「体調が良くない」、「頭が重い、痛む」、「寝苦しくて、眠れない」、「食欲が無い」などが現れます。

夏の厳しい暑さや熱帯夜が続いて、身体の体温を一定範囲に保っている働きがオーバーワーク状態になると、体調を保つ自律神経の働きが不安定になるからです

日本と違って、ハワイやアメリカ西海岸では、夏でもカラっとした気候で、湿度が低いので、汗が自然に蒸発し、体温調節がうまくいく為に、『夏バテ』のような症状は、ほとんど起きません。

~ 夏バテ要因 ~

『夏バテ』を起こす、大きな原因として、

①高温多湿で汗の蒸発が充分できず、体温調節機能の低下

②熱帯夜による睡眠不足

③冷たい水分や食べ物の摂り過ぎ

④発汗が多くなり、身体の水分や塩分の不足

⑤室内外の温度差による自律神経の乱れ

などがあります。

~ 冬バテ ~

また、夏だけでなく冬も、寒さで必要以上に体力を消耗したり、体温を一定に保つ自律神経の働きが乱れたりするので、体調を保つ事が出来なくなって『冬バテ』が起き易くなります。

例えば、「身体の疲れが抜けない」、「眠れない」などや、身体の調子が悪化して、「冷えやむくみが起きる」、「肩凝り」、「腰痛」、「頭痛」、「風邪をひき易く、治りが悪い」などが起きる上に、『ウインター・ブルー(冬季うつ)』と呼ばれる、精神的な“バテ症状”で、「気力が低下して、朝からヤル起がしない」、「気持ちが沈みがちになる」などを起こす事もあります。

但し、冬は、冬の寒さが続いたり、昼と夜の気温差が大きくなったりして、体温を一定に保っている自律神経の負担が“いつの間にか強まる”ので、“本人の気付かない”うちに『冬バテ』が起きます。

【 夏の熱中症と、冬の熱中症(脱水症) 】

~ 夏の熱中症 ~

また、夏になると『夏バテ』に加えて、『熱中症』も起きます。

『熱中症』は、「熱に中る(アタル)」と言われるように、夏の炎天下やあまりに暑い場所に長くいると、暑さで身体の水分が不足したり、体温の調節機能が崩れたりして、体熱の放出ができなくなり、これによって体内に熱がこもったり、体温が上昇したりして、急に体調の悪化や機能障害が起きます。

このように『熱中症』は、身体の水分不足(脱水症)によって、汗による体温放熱や、皮膚表面の血流を増やして身体の熱を放散する事ができなくなり、身体の機能に障害が起きる症状です。

~ 脱水症状 ~

しかも『熱中症』によって、汗で身体の水分不足(脱水症)になると、血管、細胞、神経、筋肉などの機能維持や調節をしている“電解質”が、汗と共に流されて減少してしまいます

“電解質”が減少して、身体の維持や調節機能を保つ事ができなくなると、「急にダルクなる」、「やたらと生あくびが出る」、「頭がガンガンとする」、「気持ちが悪くなる」などの症状が起き、併せて、「しびれや脱力」、「倦怠感」、「頭痛」、「吐き気」、「めまい」、「血圧低下」なども起きます。

更に“電解質”が減少すると、『熱中症(脱水症)』の症状がハッキリ現れ、暑い場所にいるにもかかわらず汗をかかなくなったり、皮膚が乾燥したり、身体に熱をもったりして、「極度の倦怠感」、「熱けいれん」、「熱失神」、「熱射病(日射病)」などが起き、しかも、脳の血流が減少してくると、意識がもうろうとなり、意識を失ったりします。

~ 冬に起きる脱水症 ~

冬も『脱水症』が起き易くなります。

冬になると、空気の乾燥によって身体の水分が失われたり、水分をとる機会が少なくなったりして、気付かないうちに身体の水分が不足する事や、エアコンで暖房しているうちに、室内の湿度が外気よりも1~2割ほど低くなり、身体の水分が失わる為です。

この結果、冬に、身体の水分が失われて『脱水症』になると、血液量の減少や血行の悪化で、「手足の冷えやむくみ痛」、「肩こり」、「頭痛」、「眠れない」、「関節の痛み」などが起きたり、あるいは、内臓や脳の血流が悪くなって、「めまい」、「立ちくらみ」、「眠気」、「疲労感」、「食欲不振」、などが起きたりします。

【 症状の前ぶれ 】

~ 体調悪化の前ぶれ症状 ~

『夏バテ』『冬のバテ』そして『熱中症』『冬の脱水症』は、症状名は違っても、身体の発汗作用や体温調節をしている機能に支障が生じて、自律神経の働きが、うまくいかなくなった事が影響しています。

この為、自律神経の働きの乱れや低下によって、“前ぶれ”として、「何となく身体の調子が悪い」、「身体が重ダルイ」、「食欲があまりない」、「胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛」などの症状が現れます

また、自律神経の乱れや機能低下の影響で、低気圧の接近や、雨が降りそうになると、「身体のダルサ」、「肩こり」、「持病の悪化」などの『気象病』が現れたり、膝や腰などの関節が痛くなる『天気痛』が現れたりする事もあります。

~ 代表的な頭痛の発症 ~

中でも、『頭痛』は、『夏バテ』『冬のバテ症状』そして『熱中症』『脱水症』の代表的な“前ぶれ症状”です。

これは、季節の寒暖が大きくなって、自律神経の働きが乱れ、交感神経が異常に活発になると、血管が収縮して肩や首の血流が悪化するので、緊張型頭痛と同じように、後頭部の神経を刺激して頭痛が起きるからです。

また、暑くなって、熱を外に逃がす為に副交感神経が異常に強まると、片頭痛と同じように脳内の血管が拡張して、脳内の神経を刺激するので、やはり頭痛に悩まされます。

~ 自律神経のオーバーワーク状態の解消 ~

このように、季節の寒暖の変化が大きくなって自律神経の負担が増し、体調を保つ働きが追い付かなくなると、「身体が疲れ易い」、「身体の不調が続く」、「食欲不振」、などの体調悪化の前ぶれ症状が現れ、そして『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などの症状を引き起こします。

この為、夏の暑い時期や、冬の寒い時期に、体調の悪化を感じたり、『頭痛』が起きたりした場合は、身体の状態を確認して、身体に積もった疲労や緊張を解消する事が大切です。

これにより、身体の回復力を取り戻し、気付きにくい自律神経のオーバーワーク状態を解消させる事が必要です。

【 当院の、バテ症状と脱水症の体調調整 】

~ 自律神経のオーバーワークの解消 ~

季節の寒暖が大きくなると、自律神経を乱す原因になるので、「最近、何となく身体の調子が悪い」と気付いた場合は、身体の疲労や緊張を解消させて、身体の調子(治る力)を取り戻す事が大切です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消して、身体の回復力を高め、身体の痛みの緩和や体調の改善を行っています。

ッサージ治療によって、血行が促進されると、それによって、老廃物の排出がスムーズになり、更に、身体に必要な酸素や栄養分が行き渡るようになるので、身体の回復力を取り戻し、これによって、敏感な状態になっている身体の神経が鎮静化し、体調を改善する効果があるからです

~ ツボ(反応点)の利用 ~

特に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』の場合、体力消耗による自律神経のオーバーワークが大きな原因になってくるので、季節の変化や毎日の生活で生じている疲労や緊張を解消する為に、血行を促進させて、身体の柔軟性を取り戻し、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

この為、当院では、昔から体調改善に利用されている東洋医療をベースにして、身体のツボ(反応点)を加え、体調の改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ ツボ治療による利点 ~

マッサージ治療にツボ治療を加えて行っているので、身体の回復力を高め、抵抗感が無い治療法なので、薬を飲み続けてもあまり効果を感じられないという人や、体調管理で自律神経の不調を改善したいという人に、最適な治療法です。

更に、疲労や緊張で滞っている血行を促進する効果で、老廃物の排出が進むので、身体の疲労やストレスを減らす効果だけでなく、酸素や栄養が身体中に巡るようになるので、体調改善の効果を高めます。

また、過敏になっている神経を“ツボ刺激”とマッサージ治療で緩和させていくので、肩こりや腰痛なども、神経の興奮が鎮まって、身体の緊張が解消され、不快なコワバリ感や痛みが解消されていきます。

~ 季節の体調不調の改善 ~

暑さが増してくる夏や、寒さが強まる冬は、気温の極度な変化から体力を消耗し、自律神経の負担が増すので、『頭痛』や「何となく身体の調子が悪い」といった症状や、更に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などが起き易くなります。

当院は、このような季節の変化で起きる症状に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調や体質に合わせて身体の疲労や緊張を解消させて、血行を取り戻し、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背による下半身の肥満 (ポッコリお腹と出っ尻(でっちり))

【(症例)身体の不調や、不快感 】

デスクワークやPC操作をしているうちに、気付くと、背中を丸めた猫背姿勢になっているので、背中を伸ばしたり反らしたりして姿勢を正しますが、姿勢を正しているのが辛くなって、また、元の猫背に戻ってしまいます。

これは、背中を丸めた姿勢になると、お尻を後ろに突き出し、股関節と腰を前に曲げた状態になるので、この状態が何時間も続くと、背中を伸ばしても、曲げていた股関節と腰の筋肉が固まって伸びなくなり、身体を伸ばせなくなる為です。

この為、猫背の改善には、曲がったまま固まっている股関節と腰の筋肉を回復させる事が重要なポイントになるので、股関節と骨盤周囲のコワバリ箇所をチェックして、それらのコワバリ箇所を解消し、股関節と腰の筋肉の柔軟性を回復させてから、背中の筋肉を伸ばす事が必要です。

【 猫背の原因 】

~ 楽な姿勢と、疲れる姿勢 ~

背スジを伸ばしたまま、立っていたり座っていたりすると、「疲れる姿勢」になりますが、背中を丸めた姿勢でいると、「楽な姿勢」に感じます。

これは、背スジを伸ばした姿勢を保つには、背中の筋肉だけでなく、体重のかかっている股関節と腰の筋肉をシッカリと上に伸ばして、そのままキープする事が必要になりますが、猫背のように前かがみでいられると、体重のかかっている股関節と腰の筋肉をシッカリと伸ばす必要が無いので、楽に姿勢を保てるからです

しかも、デスクワークをしている場合には、PCやスマートフォンの画面を見ながら作業をする事が多いので、画面を眺め続ける為に、イスに少し浅く腰かけて、チョット背中を丸め、首を前に出している方が、便利で楽に感じ、しかも、「自然な姿勢」に感じられます。

~ 立った時も、股関節と腰の筋肉が伸びなくなって ~

見た目に、猫背姿勢は、背中を前に丸めた姿勢が目立つので、背中を丸めた事が原因にように思われますが、実際は、立ち仕事や座り仕事をする上で、股関節と腰の筋肉を前に曲げて、背中の力を抜いて前かがみになっていたほうが、「楽な姿勢」で「自然な姿勢」に感じられる事が影響しています。

この結果、この状態が続いて、股関節と腰の筋肉が固まって伸ばせなくなり、背中が前かがみになると、立っている時も、骨盤(お尻)が後ろに突き出た状態(表紙の写真)になるので、お腹突き出すようにして、無意識に身体のバランスをとるようになり、長時間立っていると、腰の負担が増して、腰に疲れや痛みを感じるようになります。

無理して、曲がって固まっている股関節と腰の筋肉を伸ばして、真っすぐに立とうとすると、腰の痛みが増して、立っているのが辛くなったり、身体のバランスをとるのが難しくなって、後ろに倒れたりします。

~ 仙骨座り ~

そして、この股関節と腰の筋肉が前方に曲がったまま固まった姿勢が慢性化すると、座っている時も、股関節と腰の筋肉が曲がったままの座っている方が、楽で、自然に感じられます。

いわゆる『仙骨座り(写真参照)』と呼ばれる座り方で、骨盤の下側の仙骨で上半身を支えるようにして、股関節と腰の筋肉が前方に曲がったまま、椅子に浅く座って、背中を背もたれにあずける座り方です。

股関節と腰の筋肉が前方に曲がったまま、腰と背中の筋肉の力を抜いて、ダラッと寝そべるので、身体に無理の無い座り方になります。

【 姿勢の悪化と、身体の不調 】

~ 姿勢や体型の悪化 ~

背骨の土台になっている股関節と腰の筋肉が曲がったまま固まってしまうと、それに合わせるように、更に姿勢が悪化しがちです

一番多いのが、前かがみ姿勢になると、胸が内側に引っ込むので、肩が身体の横ではなく、前に突き出るようになるので、上から見ると、内側に引っ込んだ胸を中心に、両肩が丸まったような『巻き肩』になります。

また、立っている時に、お腹突き出すようにして身体のバランスをとる姿勢になるので、お腹の筋肉に力を入れている事が無くなり、中に脂肪が蓄積されて“ポッコリお腹”タイプになったり、“肥満体型”になったりする上に、前かがみ姿勢を支える為に、膝を曲げた状態になります。

~ 胃腸付近が押しつぶされた状態に ~

また、体調も、猫背姿勢になってくると、胃腸付近が圧迫される状態になるので、食欲不振、便秘、下痢などの、内臓の不調が現れます。

更に、前かがみ姿勢が続くと、背骨の横を通っている自律神経が圧迫されるので、「何となく身体の調子が悪い」といった不快感や、「肩に重圧がのしかかった感じ」、「重荷を背負った感じ」、なども生じます。

これらによって、「身体がだるい」、「肩がこる」、「冷えを感じる」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」などが起き、体調の不調で気力が失われたり、ストレスを感じ易くなったりもします。

~ 身体の痛みも ~

また、前かがみ姿勢を支える為に、骨盤を支えている筋肉や靭帯がコワバルので、それに伴い、骨盤周囲の痛みも起き易くなります。

股関節と腰の筋肉がコワバルと神経を圧迫するだけでなく、血行の悪化で老廃物が排出されづらくなったり、必要とする酸素や栄養の供給が減少したりするので、神経が刺激される為です。

この結果、「腰がダルイ」、「腰が重たい…」、「腰に鈍痛がする」といった、慢性的な腰の重ダルサや痛みに悩まされるようになるだけでなく、全身の血行も悪化してくるので、背中や肩・首に、凝りや痛みが拡がるようになります。

【 困難な、自力回復 】

~ 気付きにくい猫背 ~

しかし、立ち仕事や座り仕事をしていると、「楽な姿勢」で「自然な姿勢」に感じられる前かがみ姿勢に、無意識のうちになってしまうので、なかなか自分で姿勢の悪化や、その原因に気付きません。

しかも、仕事や家事で前かがみ姿勢が続いたり、中高年になって運動不足になったりすると、姿勢を真っすぐする筋肉(伸筋)の力が弱るので、ますます身体を丸めている姿勢になります。

その上、人は、胎内にいた時に、もともと丸まった姿勢でいたので、身体を伸ばす筋力より、丸まろうとする筋力が強く、また、股関節や腰・背中を丸めているのが、自然で、楽に感じます。

~ 背スジを正すのが難しく ~

この結果、猫背姿勢がずうっと続くと、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばしても、すぐに、背スジを伸ばしているのが辛くなり、再び、元の猫背姿勢に戻ってしまうので、猫背の改善が難しくなります。

股関節と腰の筋肉や靭帯が、前方に曲げたまま固まっているので、このコワバリを解消するには、本人が思っている以上のエネルギー(体力)と、姿勢を矯正する期間が必要になるからです

また、背中も、股関節や腰の筋肉に合わせて丸まって、固まった状態になるので、余計に、猫背姿勢を正すのが困難になります。

~ 疲れや痛みも ~

“姿勢を維持”している股関節と腰の筋肉や靭帯が硬く固まってしまうと、一般的なストレッチや型通りの運動では、伸ばして柔軟性を回復させるのが困難です。

背スジを伸ばせたとしても、股関節や腰の筋肉の元の状態に戻ろうとする反発力が起き、再び元の状態になったり、腰に負荷がかかって痛みが起きたりします。

しかも、猫背が続いて、腰・背中・お尻の、身体を伸ばす筋肉が使われなくなると、筋力の低下が起きてくるので、無理して身体を伸ばしたり反らしたりすると、腰・背中・お尻の筋肉に大きな負荷がかかり、痛みも起きます。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】

~ 伸ばせなくなっている腰の回復 ~

猫背の原因は、股関節と腰の筋肉を曲げたままの状態が続いて、そのまま固まり、その影響で背中が前かがみになった為です。

この為、猫背を改善するには、背中を伸ばす事よりも、前方に曲がって伸ばせなくなっている股関節と腰の筋肉を、先に回復させる事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の症状改善に効果があるので、猫背の原因になっている骨盤周囲のコワバリの緩和、そして前方に曲がっている股関節と腰の改善、更に骨盤を土台にしている背骨沿いの歪みの回復、などに適しています

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリ解消と柔軟性の回復を行い、猫背の改善を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が顕在化したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、ツボ治療をマッサージ治療の中に加える事で、本人の力だけでは、なかなか改善できないようなコワバッタ筋肉の緊張解消や、股関節と腰の傾きの改善などに効果が期待できます。

これにより、曲がっていた骨盤の角度が解消し、腰が真っ直ぐに伸びるようになります。

~ 体調改善効果 ~

また、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリが解消してくると、背中の筋肉に力が入っていた筋肉の緊張が緩んでくるので、丸まっていた背中や、肩の巻き込みなども回復し易くなります。

更に、お尻と腰の筋肉の血行も回復してくるので、いつも感じる腰の鈍痛やコワバリ感が改善されるだけでなく、身体の血行も良くなり、以前より疲れにくくなったり、コワバリ感が無くなって身体を動かし易くなったりします。

しかも、下半身には、重力の影響で全身の約7割の血液が集まるので、下半身の血行が良くなると、身体全体の血行やリンパの流れが促進されたり、筋肉の弾力性や柔軟性が回復したりして、骨盤の関節の可動域が改善されたりします。

~ 柔軟性を取り戻す治療 ~

猫背は、股関節と腰の筋肉が、前方にまげたまま硬く固まった状態になっているので、見た目の問題だけでなく、血行を悪化させたり、神経を圧迫したりするので、体調を悪化させたり、身体に痛みが起き易くなったりします。

当院は猫背の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボを利用して、背骨の土台になっている股関節と腰の筋肉のコワバリを解消させ、柔軟性を取り戻し、身体と体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労やストレスで、めまい、耳鳴り、が気になったら

【(症例)身体の不調や、不快感 】

胃は、疲労やストレスの影響で、食欲が無くなったり、胃が痛くなったり、下痢や便秘を起こしたりしますが、耳も疲労やストレスの影響を受け易い器官なので、「急に耳が聞こえづらくなる」、「耳鳴り」、「めまい」などを引き起こします。

これは、耳の奥を流れているリンパ液が、極めて微量で、微妙なバランスで保たれているので、精神的な不安を伴うストレス、睡眠不足、疲労などの影響を受けると、リンパ液が溜まって、耳の奥の神経を圧迫する為です。

症状を改善するには、耳の奥のリンパ液の流れを安定化させる事が必要なので、疲労やストレスなどで生じた首や肩などの“コワバリ箇所”をチェックして解消し、血液やリンパ液の流れを回復させる事と、身体の緊張や疲労を取り除いて、心身がリラックスできるようにする事が大切です。

【 耳がストレスを受けて 】

~ 勝手つんぼ、勝手耳 ~

落語や芝居の中で、自分にとって都合が悪い話になると、なぜか、急に耳が聞こえなくなる老人が登場してくる話があります。

ところが、自分にとって都合の良い話になると、急に耳が良く聞こえるようになって、にじり寄って、さかんにうなずいたり、何度も相ヅチを打ったりします。

この老人のように、自分にとって都合の悪い話になると、急に聞こえなくなるのを『勝手つんぼ』と言い、逆に、自分にとって都合の良い話になると聞こえてくるのを『勝手耳』と言います。

~ 気持ち的に聞こえなく ~

落語や芝居の笑い話ではなく、実際に、肉体的や精神的なストレスがキッカケとなって、急に耳が聞こえなくなる事があります。

例えば、仕事や家庭などで思いもよらない大きなストレスを感じた時とか、親しい人を亡くした時、あるいは、家族や友人などと心理的な葛藤が生じた時、又は、失恋して落ち込んだ時のように、大きな心理的ストレスを受けた場合です。

これは、大きな心理的ストレスを受けて、精神的な苦痛に耐えられなくなると、“本当に聞こえなくなる”のではなく、“気持ち的”に、「その事を、もう一切聞きたくない」という心境に追い詰められて、聞こえなくなってしまうからです

~ 心因性難聴 ~

このように、大きな心理的ストレスを受けた事で、無意識のうちに耳の機能が低下し、聞こえなくなる状態を『心因性難聴』と言います。

『心因性難聴』は、耳が聞こえなくなったり、聞こえにくくなったりする症状以外にも、耳の中で「キーン」、「ピーン」といった『耳鳴り』がしたり、耳の詰まった感覚や閉塞感が生じたり、更に、身体がフラフラして『めまい感』が起きたりする事があります。

『心因性難聴』は、疲労やストレスが主な原因になっているので、「ストレスが続いた」、「疲れが溜まっていた」、「寝不足だった」などの場合に起き易く、年齢的に、男女共に20~50代の発症が多くなっています。

【 耳の奥のリンパ液の流れの悪化から 】

~ むくみによって、耳の神経を圧迫 ~

このように、心身のストレスや疲労によって、耳の働きに異常が起きてしまうのは、耳の奥(内耳)で流れているリンパ液が、極めて微量で、微妙なバランスで保たれているからです。

その上、耳の奥の構造が非常に複雑な構造で、しかも内部が迷路のようになっているので、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などが続くと、耳の奥のリンパ液を流す機能がうまく働かなくなってしまいます。

この結果、リンパ液が溜まってしまうと“むくみ(リンパ水腫)”が発生して、耳の神経を圧迫する状態になるので、耳の機能が保てなくなって、音を聞く『聴覚機能』や、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に、異常が起きてしまいます

~ 聴覚機能の異常 ~

例えば『聴覚機能』に異常が起きると、よく言われるのが、「耳がこもったようになって、詰まった感じがする」とか、「人の声や音が響いて、歪んで聞こえる」、といった状態です。

これによって、次のような、「聞こえにくい」とか、「聞こえづらい」状態が現れます。

① ふだんと比べ、何だか音が聞こえにくい
② 電話で、相手の声が聞こえにくい
③ 音の聞こえ方がいつもと違う
④ 耳鳴りがする
⑤ 飛行機で飛び立つ時のように、耳が詰まった感じがする
⑥ 耳に水が入ったような感じがする
⑦ 耳に違和感がする

~ 平衡感覚機能の異常 ~

また、耳に、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に異常が起きると、振り返ったり、頭の向きを変えたりした時に、「急にめまいが起きてふら付く」、「目の前が暗くなってフラフラする」などの状態になります。

あるいは、酔っぱらっていないのに、足元が定まらなくなって、よろめいたり、クラッとふらつきを強く感じたりして、次のような症状が現れます。

① 立ちくらみがする
② 立っていると気持ちが悪くなって、酷くなると倒れそうになる
③ 気持ちが悪くなる
④ 少し動くと動悸・息切れがする
⑤ 朝の起床時に、立ち上がれない
⑥ 顔が蒼白くなる、食欲不振になる、お腹の調子が悪くなる、急に疲れを感じる

【 体調改善の重要性 】

~ 頭が重い、肩コリから ~

めまい・耳鳴りの多くは、ストレスや睡眠不足、過労、などが原因になっているので、めまい・耳鳴りと共に、「頭が重い」、「肩こり」、「眠れない」、「倦怠感」、などを伴っています。

しかし、最初の頃は、めまいや耳鳴りが起きても、一時的で、自然に元に戻るので、気になっても、何もせず、そのままにしてしまいがちです。

ところが、この状態を繰り返したり、続いたりすると、肩こりや首こりと共に、首から肩の血液やリンパ液の流れが悪くなって、耳の内部の血流やリンパ液の流れが悪化し、めまいや耳鳴りを何度も起こすようになります。

~ めまいや耳鳴りを繰り返すと ~

このように、耳の奥に張りめぐらされた血流やリンパ液の流れが不安定化すると、毎日の生活に支障が出てしまうので、めまい・耳鳴りが気になったら、一時的な症状と思わずに、身体の緊張や疲労を取り除いて、心身をゆっくり休ませる事が大切です。

特に、「いつも、身体がダルイ」、「ボーッとする」、「眠れない」、「時々、クラクラする」、などの不快症状が伴っている場合には、耳の奥のリンパ液の流れが不安定になって、リンパ液が溜まり易くなっているので、体調を改善しておく事が必要です。

また、慢性的な首コリや肩コリによる『緊張型頭痛』や、脳内の血流の不安定が起き易い『片頭痛』による“頭痛持ち”の場合も、耳の奥の血流やリンパ液の流れが不安定になって“むくみ(リンパ水腫)”が起きて、めまいや耳鳴りを繰り返す状態になるので、やはり、体調改善が大切になります。

~ メニエール病 ~

耳鼻科では、疲労やストレスによる『メニエール病』と診断し、耳の奥に溜まった“むくみ(リンパ水腫)”をとる為に、耳の奥のリンパ液の循環を改善する薬の処方と、ストレス・睡眠不足・疲労などで自律神経が不安定化しているので、十分に休養する事や、眠る時間を増やす事などの生活指導を行います。

更に、疲労やストレスなどで首コリや肩コリが慢性化している場合は、首や肩の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる為に、首や肩のストレッチの指導も行います。

このように、めまいや耳鳴りを引き起こす『メニエール病』の改善には、薬によって症状を抑えながら、発病の原因となるストレス、過労、睡眠不足などを避けて、心身がリラックスできるようにする事が重要です。

【 当院の、ストレス性のめまい・耳鳴り治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では、ストレス、過労、睡眠不足などによる、めまいや耳鳴りに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の血液やリンパ液の流れの改善と、崩れかかった身体のバランスを整える事を行っています

これは、ツボが、身体に不調が起きた時に、反応点として「痛み」や「硬さ」となって身体の異常を知らせ、そして、治療点として症状を改善する働きをするので、体調不調と強く関係する症状には、ツボ反応を利用する事で、症状の改善を早める事ができるからです。

しかも、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、反応が現れている首や肩・後頭部のツボを利用する事によって、めまいや耳鳴りの改善効果が高められます。

~ 筋肉が凝り固まったシコリの解消 ~

特に、首や肩のコリが慢性化して、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている場合には、ツボ治療を行う事で、“シコリ”による血行の悪化や筋肉のコワバリが回復し易くなります。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

これによって、首や肩の“シコリ”を解消させて、筋肉の柔軟性を回復させ、頭部への血流が改善すると、心身の疲労や緊張で滞っていた、耳の奥の血行やリンパ液の流れが回復するので、めまい・耳鳴りの症状改善が高められます。

~ デリケートな施術の必要性 ~

首は、筋肉が薄く、その内側を重要な神経や血管などが通っているので、その人の首の筋肉の状態に合わせた、デリケートな施術が必要です。

当院は、昔から受け継がれてきた経験と技術を基に行っている東洋医療系のマッサージを基本にして行っているので、首まわりの施術も、患者にとって、無理無く、安心して、施術が受けられます。

しかも、東洋医療系のマッサージが、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を得意としているので、体調の改善効果も期待できます。

~ 東洋医療系のマッサージ治療 ~

めまいや耳鳴りの原因の大半は、ストレス、過労、睡眠不足などで、耳の中のリンパ液が滞り、滞ったリンパ液の圧迫で耳の機能が障害された為です。

当院は、反応点(ツボ)を利用した東洋医療系のマッサージ治療で、首や肩の疲労箇所や緊張箇所を調べ、筋肉のコワバリ解消や、血液やリンパ液の流れの改善を行うと共に、体調の改善を行い、めまいや耳鳴りの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

天気や気候の変化による、身体の不調

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「梅雨時に古傷が痛む」、「季節の変わり目になると身体がダルクなる」、「雨が降りそうになると頭痛がする」、「天気が崩れてくると肩こりや腰痛が酷くなる」など、天気や気候の変化の影響で、身体に不調をきたす事があります。

これは、体調に不調があったり、あるいは、ストレスや心配事などで悩まされていたり、生活リズムが崩れていたりすると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなるので、天気や気候が変化した時に、身体の神経が高ぶって痛みを感じたり、自律神経の働きに混乱が生じたりするからです。

これらの不調の改善には、疲労や緊張で敏感になっている神経を和らげて、自律神経の働きを回復させる事が重要なので、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して解消すると共に、体調や症状に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が大切です。

【 気象病、天気痛 】

~ 季節や天気の変化時の不調 ~

季節や天気が変化する時に、身体にいろいろな不調が起き易くなるので、いろいろな格言が伝えられています。

例えば、「天気が崩れる前に頭痛がする」、「冬になると気が重くなる」、「天気が悪いと古傷がうずく」、「雨が降ると頭痛が起きる」、「おばあちゃんの膝が痛くなったら、明日は雨」などがあります。

このように、季節や天気の変わり目になると体調の不調が起きるのを、『気象病』あるいは『天気痛』と言い、多くの人が悩まされているので、最近では天気予報と共に『気象病』や『天気痛』の予報もされています

~ 気象病、天気痛 ~

『気象病』は、気象の変化で影響を受けて発症したり、体調が悪化したりする症状を言い、「めまい」、「肩こり」、「イライラ」、「倦怠感」、「うつ気分」、「吐き気」、「喘息」などの“不定愁訴”が中心になっています。

また『天気痛』は、天気の変化によって“痛み”が起きる事を言い、頭痛や関節痛、神経痛、持病や後遺症の痛み、などがあります。

特に片頭痛は、低気圧が近づいたり、雨が降りそうになったりすると、頭がギューッと締め付けられる症状や、ズキンズキンと激しい頭痛が起きてくるので、『天気痛』の代表的な疾患と言われています。

~ ストレスや、生活のリズムが崩れから ~

これらの『気象病』や『天気痛』は、身体の不調やストレスに悩まされていたり、あるいは、不規則な生活を送っていたり、更年期でホルモンバランスが乱れ易くなっていたりすると、起き易くなります。

これらがあると、体調を保つ自律神経の負荷が増すので、天候の悪化や暑さ寒さの変化で身体の負担が大きくなると、身体の神経が強く刺激されて痛みが生じたり、自律神経が混乱して体調不調を引き起こしたりするからです。

また、天気が悪くなると、気分が落ち込んでしまい、「憂鬱感」、「引きこもりたくなる」、「意欲の減退」、「ダルサ」、などの精神的な不調が強まる事もあります。

【 エアコンや姿勢の悪化からも 】

~ 冷房病(クーラー病) ~

また『気象病』や『天気痛』は、季節や天気が変化する時だけでなく、エアコンの影響で、室内温度と外気温の差が大きくなると、やはり『気象病』や『天気痛』が起きます。

一般的に“冷房病(クーラー病)”と言われていますが、この症状も、身体が湿度や温度の変化に追い付かなくなって、自律神経の働きが乱れたり、身体の神経が敏感になったりした事が原因なので、やはり『気象病』や『天気痛』と同じメカニズムです

この結果、エアコンの効いた部屋にずっと居ると、『天気痛』の、頭痛、首や肩のコリや痛み、関節痛、神経痛、傷あとの痛み、持病の痛みなどや、『気象病』の、めまい、だるさ、食欲不振、下痢、足腰の冷え、不眠などが起きます。

~ ストレートネックや姿勢の悪化 ~

また、PCを使った日々のデスクワークで、ストレートネックになっていたり、姿勢が悪くなっていたりすると、これも『気象病』や『天気痛』と同じ症状が起きます。

ストレートネックや姿勢悪化によって、首から背中を通っている自律神経を圧迫したり、呼吸器や心臓に余計な負担がかかったりするので、気付かないうちに体調の維持に支障をきたし、『気象病』や『天気痛』と同じように、身体の神経が刺激されて痛んできたり、自律神経の働きに混乱が生じたりするからです。

この結果、ストレートネックや姿勢の悪化が続くと、曇りや雨で天気が悪かったり、雨と晴れ間との寒暖差があったりすると、自律神経の負担が大きくなり、『気象病』の、めまい、肩こり、うつ気分などが強く現れたり、『天気痛』の、頭痛、腰痛、腰や膝の痛み、などが現れたりします。

~ そのままにしていると、気圧、温度、湿度などの変化に敏感に ~

しかも、エアコンの効いた部屋にずっと居たり、ストレートネックや姿勢の悪化をそのままにしていたりすると、体調の不調から、ますます、気圧、温度、湿度などの変化に敏感になります。

この結果、晴れている日でも、気圧、温度、湿度などの変化を敏感に感じ取るようになり、『気象病』や『天気痛』による身体の不調に悩まされる状態になります。

また、この状態になると、体調を保つ自律神経の働きの乱れによって、「以前には無かった、乗り物酔がする」、「エレベーターに乗ると気持ちが悪くなる」、「車でトンネルの多い高速道路を走ると、頭が重くなって鈍痛がしてくる」、「飛行機や新幹線に乗ると、耳が痛くなったり、クラクラしたりする」、などにも気付かされます。

【 慢性痛や不定愁訴があると 】

~ 持病持ち ~

特に『気象病』や『天気痛』は、持病として、慢性痛があったり不定愁訴に悩まされていたりすると、起き易くなります。

持病持ちになると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなる上に、身体の神経が敏感になるので、一般の人が感じないような、少しの気圧、温度、湿度などの変化でも、痛みの感覚を強めたり、不快感が増したりするからです

特に女性は男性に比べて自然への感受性が高く、天気の影響を受け易いので、持病持ちになって、慢性痛や不定愁訴に悩まされていると、天気や気候の変化によって症状を悪化させます。

~ 理解されない辛さ ~

『気象病』や『天気痛』が繰り返されると、気持ちの中に「また明日も、身体が辛くなったり、痛んだりするのではないか……」と、精神的な不安や心配が増すようになります。

しかし『気象病』や『天気痛』の不安や悩みを、身内の家族や親しい友人に話をしても、自然現象の変化による身体の不調や痛みなので、分かってもらえなかったり、大げさに思われたりします。

このように『気象病』や『天気痛』は、理解されない辛さもあるので、余計に、イライラや不快感、めまい、片頭痛、関節痛、古傷が痛む、などが増したり、ストレスや不安感などで、消化器の異常(便秘や下痢)や、眠れない、などが起きたりします。

~ 医院に受診しても ~

『気象病』や『天気痛』は、診てくれる病院やクリニックが極めて少ないので、受診する場合は、自律神経を診ている内科や神経内科になります。

しかし、受診しても『気象病』や『天気痛』の改善に適した薬が無いので、自律神経を安定化させる為に、身体に溜まった疲労や緊張を解消や、身体の不調の緩和などが中心になります。

これに合わせて、規則正しい生活リズム、適度な運動やストレッチ、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとる、なども指導されます。

【 当院の、気象病や天気痛の治療 】

~ ツボ治療の活用 ~

当院は『気象病』や『天気痛』に対して、疲労や緊張で敏感になっている神経を和らげて、自律神経の働きを回復させる事が必要なので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張の解消や血流の改善などにより、敏感になっている神経を鎮め、身体の調子(治る力)を回復させるようにしています

この為、ツボ治療を利用して、天気や気候の変化時に悪化しがちな箇所に対して、血行やリンパ液の流れを促し、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、これにより、敏感になっている神経を回復させるようにしています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ 首と肩の治療 ~

特に首は、自律神経と、脳の重要な血液の通り道となっているので、当院は、首と肩のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を調べ、弾力性や柔軟性の回復を行っています。

疲労や緊張で、首から耳の周りの筋肉がコワバッテ、血行が悪くなると、頭重感や頭痛の原因になるだけでなく、自律神経に影響して『気象病』や『天気痛』が起き易くなるからです。

しかも、気圧の変化を、耳の奥にあるリンパ液の微妙な流れの変化で感知しているので、首や肩の血液の循環をスムーズにさせると、天気の変化による違和感が少なくなって、オーバーワーク状態になっている自律神経の改善も期待できます。

~ 回復力の改善 ~

これらにより、追い付かなくなっていた回復力を取り戻し、体調が保たれるようになると、『気象病』や『天気痛』の症状が緩和されたり、解消したりします。

例えば、ツボ治療で、敏感に反応していた神経が回復してくると、『気象病』で身体に不調が起きても、「何となく、疲れやダルサを感じる」程度で済んだり、気にならなくなったりします。

また『天気痛』の場合でも、毛細血管の血流が元の状態に戻ってくると、身体を動かした時に痛みを感じても、すぐに忘れるぐらいの軽い痛みですんだり、あるいは、しばらくしているうちに痛みが消えたりします。

~ 体調悪化を防ぐ為に ~

『気象病』や『天気痛』は、そのままにしていると、自律神経がチョッとした変化にも敏感になったり、痛みや身体の不調が慢性化したりします。

当院は、自律神経の働きを取り戻すように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の痛みや不快感を改善し、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。