身体の不調や、不快感

天気や気候の変化による、身体の不調

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「梅雨時に古傷が痛む」、「季節の変わり目になると身体がダルクなる」、「雨が降りそうになると頭痛がする」、「天気が崩れてくると肩こりや腰痛が酷くなる」など、天気や気候の変化の影響で、身体に不調をきたす事があります。

これは、普段から体調の不調があったり、ストレスや心配事などで悩まされていたり、生活のリズムが崩れていたりすると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなるので、天気や気候が変化した時に、ますます、身体の神経が高ぶって過度に反応したり、体調を保つ自律神経の働きに混乱が生じたりするからです。

これらの症状改善には、敏感になっている神経を和らげ、負担が大きくなっている自律神経の働きを回復させる事が必要なので、身体に生じているコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、それらを解消させ、身体の疲れや緊張感を緩和して、体調を取り戻す事が大切です。

【 気象病、天気痛 】

~ 天気や気候の変わり目の不調 ~

昔から、季節が変化する時に、身体にいろいろな不調が起きるので、天気や気候の変わり目には、これらに注意するように、いろいろな格言が伝えられています。

例えば、「天気が崩れる前には頭痛がする」、「冬になると、気が重くなる」、「天気が悪いと、古傷がうずく」、「雨が降ると頭痛が起きる」、「おばあちゃんの膝が痛くなったら、明日は雨」などがあります。

このように、季節や天気の変わり目になると体調の不調が起きてくるのを、『気象病』あるいは『天気痛』と言い、天気や気候の変化がキッカケになって、多くの人が悩まされているので、最近では、気圧や気温などの変化から、頭痛や関節痛が出易いタイミングを予報しています

~ 気象病、天気痛 ~

『気象病』は、気象の変化で影響を受けて発症したり、体調が悪化したりする症状を言い、主に、「めまい」、「肩こり」、「イライラ」、「倦怠感」、「うつ気分」、「吐き気」、「喘息」などの“不定愁訴”を言います。

また『天気痛』の場合は、天気の変化によって“痛み”が起きる事を言い、主な症状として、頭痛や関節痛、神経痛、持病や後遺症の痛み、などを言います。

中でも片頭痛は、低気圧が近づいたり、雨が降りそうになったりすると、頭がギューッと締め付けられる症状や、ズキンズキンと激しい頭痛が起きる症状が現れるので、『天気痛』の代表的疾患と言われています。

~ ストレスや、生活のリズムが崩れから ~

これらの『気象病』や『天気痛』は、身体の不調やストレスに悩まされていたり、不規則な生活を送っていたり、あるいは、更年期でホルモンバランスが乱れ易くなっていたりすると、起き易くなります。

身体を保っている自律神経がオーバーワークの状態になる為に、身体が、天候や暑さ寒さの変化に対応しきれなくなると、身体の神経が高ぶって過度に反応したり、自律神経が混乱したりして、痛みや体調不調を引き起こすからです。

また、天気が悪くなってくると、身体の痛みや不調だけでなく、心が沈んで、「気分の落ち込み」、「意欲の減退」、「気分の落ち込み」、「外出の拒否感」などの、精神的な症状が強まる事もあります。

【 自律神経の働きの乱れから 】

~ エアコンや、姿勢の悪化 ~

『気象病』や『天気痛』は、身体が、湿度や温度の変化に追い付かなくなり、対応できなくなった事が原因なので、室内にあるエアコンの影響で、室内温度と外気温の差が大きくなると、やはり『気象病』や『天気痛』が起きます

体温の調節機能は、自律神経がコントロールしているので、エアコンの効いた部屋に長くいたり、外出を繰り返したりすると、身体の体温調節機能がうまく働かなくなってしまうからです。

この為、温度変化に対する自律神経の働きが乱れたり、機能が低下したりすると、『天気痛』の、頭痛、首や肩のコリや痛み、関節痛、神経痛、傷あとの痛み、持病の痛みなどが起きてきたり、『気象病』の、めまい、だるさ、食欲不振、下痢、足腰の冷え、不眠などが起きてきたりします。

~ 感覚が過敏に ~

更に、体調を保つ自律神経の働きの乱れから、不定愁訴と言われる、「首や肩のコリが辛い」、「眠れない」、「起き抜けから身体が重くて、ベッドから起き上がれない」、「ストレスを感じ易くなる」、なども起きます。

この結果、自律神経の働きの乱れや低下を、そのままにしていると、天気や気候の変化や、室内温度と外気温の差などがあると、ますます、体調を保つ自律神経の働きを乱すようになります。

これによって、「以前には無かった、乗り物酔がする」、「エレベーターに乗ると気持ちが悪くなる」、「車でトンネルの多い高速道路を走ると、頭が重くなって鈍痛がしてくる」、「飛行機や新幹線に乗ると、耳が痛くなったり、クラクラしたりする」、などが起きてきます。

~ デスクワーク ~

また、PCを使った日々のデスクワークで、ストレートネックになっていたり、姿勢が悪くなっていたりすると、やはり自律神経の働きを乱す原因になります。

ストレートネックや姿勢悪化によって、首から背中を通っている自律神経を圧迫したり、呼吸器や心臓に余計な負担がかかったりするので、気付かないうちに、体調の維持に支障をきたすからです。

この結果、毎日曇りや雨の日が続いたり、雨と晴れ間との寒暖差があったりすると、余計に自律神経の負担が大きくなるので、頭痛、めまい、肩こり、腰や膝の痛み、うつ気分、といった『気象病』や『天気痛』が起き易くなります。

【 慢性痛や不定愁訴があると 】

~ 慢性痛や不定愁訴から ~

特に、持病として、慢性痛があったり不定愁訴を抱えていたりすると、季節や天気の変わり目になると、頭痛が酷くなったり、身体のダルサで悩まされたり、肩こりや腰痛が悪化したりします

これは、慢性痛や持病で、身体の痛みや不調を繰り返していると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなるので、一般の人が感じないような少しの気圧の変化でも自律神経がオーバーワークになって、過度に血管を収縮させたり、痛みの感覚を強めたりして、痛みや不快感を大きくさせるからです。

特に女性は男性に比べて自然への感受性が高く、天気の影響を受け易いので、慢性痛や不定愁訴に悩まされていると、天気や気候の変化によって自律神経が敏感になったり混乱したりして、症状を悪化させます。

~ 理解されない辛さ ~

また『気象病』や『天気痛』が繰り返されると、気持ちの中に「また明日も、身体が辛くなったり、痛んだりするのではないか……」と、精神的な不安や心配が増します。

ところが、これらの『気象病』や『天気痛』の不安や悩みを、身内の家族や親しい友人に話をしても、自然現象の変化による身体の不調なので、分かってもらえなかったり、大げさに思われたりします。

このように、『気象病』や『天気痛』は理解されない辛さがあるので、余計に、イライラや不快感、めまい、片頭痛、関節痛、古傷が痛む、などが増したり、消化器官の異常(便秘や下痢)とか、眠れなくて睡眠不足、などが起きる原因になったりします。

~ 気象病や天気痛の特効薬 ~

『気象病』や『天気痛』を診てくれる病院やクリニックは、極めて少ないので、『気象病』や『天気痛』で悩まされている場合は、自律神経を診てくれる内科や神経内科が担当しています。

しかし、これらの症状には特効薬が無いので、自律神経の安定を保つ為に、規則正しい生活リズム、適度な運動やストレッチ、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとる、などの生活改善が中心になります。

更に、天気から受ける影響を減らす事も必要なので、自律神経を整える為に、身体に溜まった疲労や緊張を解消や、身体の不調の緩和などが勧められます。

【 当院の、気象病や天気痛治療 】

~ ツボ治療の活用 ~

当院では『気象病』や『天気痛』に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張の解消や血流の改善などにより、敏感になっている神経を鎮め、体調の回復を行っています。

更にツボ治療を利用して、天気や気候の変化時に悪化しがちな箇所に対して、血行やリンパ液の流れを促し、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、これにより神経の興奮を抑えるようにしています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

~ 首や肩の治療 ~

また、首が自律神経や重要な血液の通り道となっているので、当院では、首や肩の検査と共に、弾力性や柔軟性の回復治療を行っています。

首から耳のまわりの血行が悪くなると、聴覚や平衡感覚の役割をしている内耳がむくんで、過敏状態になったり、混乱を起こしたりして『気象病』や『天気痛』が起き易くなるので、首から耳のまわりの血行を改善する事によって、『気象病』や『天気痛』の改善や予防になるからです。

しかも、気圧の変化を、耳の奥にあるリンパ液の微妙な流れの変化で感知しているので、首や肩の血液の循環をスムーズにさせると、天気の変化による違和感が少なくなって、オーバーワーク状態になっている自律神経の改善も期待できます。

~ 治療効果 ~

これらにより、体調が保たれるようになると、『気象病』や『天気痛』の症状が、かなり緩和されます。

例えば、ツボ治療で、敏感に反応していた神経が回復してくると、『気象病』で身体に不調が起きても、「何となく、疲れやダルサを感じる」程度で済んだり、気にならなくなったりします。

また『天気痛』の場合でも、毛細血管の血流が元の状態に戻ってくると、身体を動かした時に痛みを感じても、すぐに忘れるぐらいの軽い痛みですんだり、あるいは、しばらくしているうちに痛みが消えたりします。

~ 体調悪化を防ぐ為に ~

『気象病』や『天気痛』は、そのままにしていると、自律神経がチョッとした変化にも敏感になったり、痛みや身体の不調が慢性化したりするので、そのままにしない事が大切です。

当院は、自律神経の切り替えがスムーズになるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の痛みや不快感を改善し、心身のリラックス化を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

脚のふくらはぎの“むくみ”と、腰痛・高血圧

【(症例)身体の不調や、不快感 】

運動不足や加齢などで、ふくらはぎの筋肉の働きが弱まると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などが強まる上に、更に、腰痛、身体全体の疲労感、高血圧なども起きてきます。

身体の血液は重力の影響を受けて、身体の血液の約7割が下半身に集まるので、ふくらはぎの筋力が弱って、下半身に集まった血液を心臓側に戻す力が低下してしまうと、身体の血液循環が影響を受けて悪化し、それによって、いろいろな不調が起きてくるからです。

この為、脚のむくみと身体の不調に気付いたら、脚の血流と体調の改善の為に、身体に生じたコワバリ箇所と血行の悪化箇所をチェックして、これらを回復させ、敏感になっている神経を和らげて、気になる痛みや不快感などを解消する事が必要です。

【 脚のむくみと、不快感 】

~ ふくらはぎのポンプ作用 ~

毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を動かす機会が少なくなると、脚の血行が悪化して“むくみ”が生じたり、脚の「疲れやダルサ」や「コワバリ」などに悩まされたりします。

本来ならば、ふくらはぎの筋肉の下半身に集まった大量の血液を押し上げるポンプ作用と、静脈内の血液の逆流を防ぐ弁の働きで、下半身に集まった血液を心臓方向に流れるようになり、身体全体の血液循環が保たれます。

ところが、毎日の仕事や生活で、脚を動かす事が極端に少なくなったり、中高年になって脚の筋力が弱ったりすると、脚に集まった血液を心臓に押し上げるポンプの力が弱くなり、下半身の血液がスムーズに心臓に戻りづらくなります

~ 女性の場合 ~

この結果、脚の血行が悪くなると、血液中の水分が、脚のスネやふくらはぎの皮下に溜まって、脚にむくみが生じ、脚が腫れぼったい状態になります。

特に女性の場合、筋肉量が少ないので血液を押し戻す力が弱い上に、何かのキッカケで女性ホルモンの分泌が乱れたり、空調の影響や服装などで身体が冷えたり、脚を締め付けるようなストッキングを履いたりするので、余計に脚の血行が悪くなって、むくみが起き易くなります。

しかも女性は、仕事で座っている時間が長く続いたり、プライベートでも身体を動かす事が少なかったりするので、脚の血流が促される事が少なくなる為に、むくみが起き易くなります。

~ むくみの症状 ~

脚にむくみが生じると、脚の表面が膨らんでパンパンになって、皮膚が張りつめたように感じますが、実際は、血流の悪化で皮下に水分が溜まって、脚の皮膚が水分で膨らんだ状態なので、むくんだ箇所を指で押すと、皮膚がすぐにへこみ、押した跡(圧痕)がなかなか消えなくなります。

また、むくみによって、皮下に溜まった水分に含まれている老廃物が、神経を刺激する為に、「脚がダルイ」、「疲れを感じ易い」、「かゆみ」、「ほてり」、「ムズムズ感」などが、起きてきます。

しかも、水分中の老廃物や栄養や酸素の不足から、神経が刺激される為に、「重たい感じ」や「うっとうしい不快感」が起きたり、炎症が起きて、かゆみや湿疹などに悩まされたりします。

【 そして、腰痛、疲労感、高血圧に 】

~ 腰のダルサや痛み ~

脚がむくんだ状態が続くと、腰にも、ダルサや疼くような痛みを感じる状態になります。

脚の血行悪化によって、下半身の血液中に疲労物質や老廃物が溜まり、必要な酸素や栄養が不足した状態になるので、脚に続く腰の筋肉に影響を与えて、コワバリが起きたり、神経を刺激してダルサや疼くような痛みが生じたりするからです。

また、ふくらはぎと腰は、位置は離れていても、姿勢や動作を保つ為に互いに影響し合うので、ふくらはぎの筋肉が弱ってくると、その分、腰部や骨盤の負担が大きくなるからです。

~ 脚の疲労が全身に影響して ~

更に、重力の影響を受ける為に、下半身に身体全体の約7割の血液が集まるので、ふくらはぎの筋力が弱って、下半身に集まった血液を心臓側に戻す力が低下すると、身体全体の血液循環の悪化につながり、身体全体が疲れ易くなったり、身体全体にダルサを感じたりします。

しかも、これらの疲労感やダルサによって、自律神経の働きの負担が増して体調を保てなくなると、「肩がこる」、「冷える」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」、などが起きます。

昔の人は“経験的”に、脚の疲労が全身に及ぶ事が分かっていたので、一日の農作業が終わった後や、長旅をした後に、脚の血行を『足湯』で促進させて、脚の疲労が全身に影響するのを防いでいました。

~ 血圧の上昇 ~

更に、脚、腰、尻など下半身の筋力が弱って、ふくらはぎの筋肉がポンプとなって血液を押し上げる力や、血液の逆流を防ぐ静脈内の弁の働きが弱ると、血圧が上昇し易くなります。

下半身の筋力や筋肉量が低下して、下半身の血液が心臓に戻りにくくなってくると、心臓がその状態を察知して、“より強い力(高血圧)”で血液を送り出すようになるので、血圧を高めるからです。

しかも、加齢や運動不足が続いて、下半身に溜まった血液を心臓に押し戻す働きが弱ってしまうと、血圧の高い状態が慢性化してきます。

【 運動を行う前に、柔軟性の回復を 】

~ 足腰の弱ったサイン ~

ふくらはぎの、重力に逆らって血液を押し上げる太い筋肉の働きは、2足歩行の人間だけの独特な器官なので、犬や猫などの四つ足動物には無く、人間が直立歩行をしたり、下半身に溜まった血液を心臓に送り返したりする為に、後からできあがった器官です。

しかし、人間だけの独特な器官であっても、ふくらはぎは筋肉なので、鍛え(使い)続けないと、筋肉が弱って、身体の安定を保つ働きが弱ったり、身体の血行を悪化させたりします。

この為、「立っていたり歩いたりするのが、つらい、億劫になる」、「歩くのが遅い」、「歩幅が狭く、前傾姿勢になる」などの場合は、足腰の筋肉の働きが弱ったサインです

~ 筋肉ポンプの低下サイン ~

更に、「夕方になると、靴下の跡が残る」、「脚がむくんで、ダルイ」、「ふくらはぎが硬い」、「内部にシコリがある」、「押すと痛い箇所がある」などがある場合は、心臓に血液を送り返す筋肉のポンプ作用が低下し、皮下に老廃物を含んだ余分な水分が溜まって、脚や腰の神経を刺激し始めた状態です。

そのままにしていると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」などの不快感が強まったり、更に、腰痛、身体の疲労感、高血圧、などが起きたりします。

この為、脚と腰の筋肉のコワバリ箇所と、血流の悪化箇所を調べて、これらを改善する事が必要です。

~ ふくらはぎの弾力性と柔軟性の回復 ~

しかし、脚や腰の運動機能が低下して、血行が悪くなっているので、下半身のコワバリや血行悪化を改善する為に、そのままの状態でストレッチ運動を行うと、運動がしづらいだけでなく、無理にすると、下半身に疲労やダルサ感が増したり、筋肉痛の原因になったりします。

また、ふくらはぎの筋肉がコワバッテいると、身体を支えている太ももの筋肉やお尻の筋肉も硬くなっているので、ストレッチ運動を行うと、ふくらはぎや腰の筋肉を痛める原因になります。

この為、脚のむくみと体調の悪化に気付いたら、運動を行う前に、ふくらはぎの“弾力性と柔軟性”を回復させ、そして、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所のチェックを行い、それらを改善し、敏感になっている神経の興奮を鎮める事が必要です。

【 当院の、“むくみ”治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

心臓から押し出された血液が流れる動脈と違って、静脈は自分で血液を運ぶ力がほとんど無いので、脚の血行が悪くなると、脚のむくみだけでなく、疲れやすさや痛み、そして、いろいろな循環器系の不調となって現れます。

当院では、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血行の改善と体調の改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

~ 脚のツボ ~

しかも、脚には、筋肉の働きを回復させたり、血行を促進したり、そして神経の興奮を抑制したりするツボが多くあるので、脚の筋肉のコワバリを改善したり、悪化している血行を回復させるのに適しています。

例えば、脚や腰のツボの中で、下半身の不調で顕在化しているツボを刺激すると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に反応して、脚の筋肉の働きが回復し始めたり、滞っていた血行やリンパ液の流れが改善したりします。

俳人の『松尾芭蕉』は、このような効果から、脚の疲労回復や、滞った血行やリンパ液の流れの改善に、脚の『足三里』のツボを刺激しながら、全国を旅したと言われています。

~ マッサージ治療にツボ治療を含めて ~

このツボ治療を、当院ではマッサージ治療に含める事で、患者に抵抗感や無理の無い状態で、筋肉のコワバリ解消や血行改善の効果を高めています。

これによって、滞っている脚の血行を改善して、脚のむくみを回復させていくと、老廃物が減少して神経の興奮が鎮まってくるので、不快に感じていた下半身のダルサや疲れが解消されていきます。

また、脚や腰は、姿勢を支える働きをしているので、下半身のダルサや疲れが解消されてくると、脚や腰の動作が行い易くなり、体調の改善に効果的です。

~ 体調の改善に ~

運動不足状態に加えて、毎日の疲労や緊張、睡眠不足、冷え、運動不足などが続くと、身体の回復力が低下するので、脚のむくみが慢性化し、更に、腰痛や高血圧を引き起こす原因になります。

当院は、ツボ反応を利用する事で、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックと回復を行い、敏感になっている神経の興奮を鎮め、崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

高齢者の、加齢による冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

高齢になると、体温の調節機能が低下し、寒さに弱くなるだけでなく、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ち、しかも、血管の働きの低下で、温められた血液が身体に回らなくなるので、身体の中から冷えてしまい、「身体の内側に、冷えが入り込んでいる」と感じる状態になります。

しかも、身体の冷えの為に、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサがとれない」、「布団に入っても寒さで眠れない」、「風邪が回復しない」などに悩まされたり、シワ、タルミ、くすみ、吹き出物などが生じて、憂鬱な気分にさせられたりします。

このような高齢者の冷えには、衣類や暖房などで身体を温めるだけでなく、身体の働きと調節機能を取り戻す事が重要になってくるので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復させ、敏感になっている身体の神経を鎮めて、体調を改善する事が必要です。

【 高齢者の冷えの3大原因 】

~ 筋肉量と働きの低下 ~

冷えはさまざまな原因が絡んでいますが、高齢者にとって大きな原因になっているのが、身体の筋肉量が減少して、“身体の中で熱を十分に作れなくなっている”事です。

筋肉は体温の約6割を発熱しているので、人体の中で最大の『体熱の産生器官』になっていますが、中高年あたりから筋肉量が減少し始めて、50代や60代になると筋肉量がガクンと落ちる為に、身体の発熱量も、それに合わせて少なくなります。

更に中高年になると、身体の運動機能の低下や、仕事や家庭の責任や役割の増大などで、運動する機会が減ってくるので、筋肉の働きが不活発になり、ますます筋肉からの発熱量が少なくなります。

~ 血流の低下 ~

また、高齢者に冷えが生じる、二つ目の大きな原因になっているのが、“温められた血液を、うまく運べなくなる”事です。

心臓からの血液は、身体の中で一番高い温度(37℃)に保たれていますが、加齢によって筋肉の弾力性や柔軟性が無くなってくると、血管を伸縮させて血液を送る“ポンプ機能”が弱ってくるので、血流が低下し、温かい血液を身体の隅々に届けられなくなるからです。

この結果、温かい血液が身体の隅々に届けられなくなると、身体が冷えて、チョットした寒さにも敏感になり、その上、身体の芯から冷えてくるので、「一年中、手足が冷たい」とか、夏でも身体の冷えに悩まされて「冷房の風が苦手」などが起きてきます。

~ 身体からの水分排出の低下 ~

更に、高齢者に冷えが生じる、三つ目の大きな原因になっているのが、血液循環の悪化によって、身体から水分排出が低下するので、“身体に余分な水分が溜まって”身体を冷やしてしまう事です。

東洋医療では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まった状態」と考え、この状態になると、余分な水分が身体に溜まるので、初期の症状として、「お腹を触ると冷たい」、「お腹がちゃぷちゃぷする」、「夕方になると脚がむくむ」、「ふくらはぎを親指で押すとへこむ」、などが現れます。

そして初期の症状が過ぎると、身体からの水分排出がうまくいかなくなる為に、「軟便や下痢気味」、「チョット身体を動かすと、汗をかきやすい」などに悩まされたり、水分に含まれる老廃物の影響から、「頭や身体が重ダルイ」などが起きたり、体内に溜まった余分な水分が血管やリンパ管を圧迫して、更に血行を悪化させ、身体の冷えと血行悪化が解消しづらくなったりします。

【 冷えによる、身体への影響 】

~ 身体の機能が低下し、不調に ~

特に高齢者の場合、冷えが生じると、身体の機能低下が起き易くなるので、身体に様々な不調が現れます

代表的な症状が、「胃腸の働きが悪化して、下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」、あるいは血行の悪化で、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」、などです

また、血液循環が悪化して、老廃物が排出しづらくなる為に、「身体の疲労感や重ダルサ」に悩まされたり、老廃物によって神経の働きが障害されてくると、「頭が重い」、「めまい」、「ふらつく」、「頭痛」などが、頻繁に起きたりします。

~ 動作時の痛み ~

更に、朝起きた時や、動作をしようとした時に、膝や腰などに、痛みを感じる状態になります。

高齢になるにつれて血行が低下して、身体の隅々に十分に血液が届けられなくなってくる上に、運動機能の低下から、ジッとしている事が多くなると、筋肉の働きが弱ってきたり、それによって血液を送るポンプ機能も低下したりする為です。

この結果、朝起きた時や、動作をしようとした時に、体重を支える膝や腰などの筋肉や靭帯から痛みが出たり、関節の安定性や持久力が失われて痛みが出たり、血行の悪化で老廃物が神経を刺激して痛みが出たりします。

~ 血圧が上がり易く ~

更に、身体の冷えが続くと、気づかないうちに、血圧が上がり易くなります。

身体に冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管が収縮するので、心臓が圧力を高めて、血液を押し出そうとするからです。

この為、高齢者が冷えに悩まされると、心臓が絶えず圧力を高めて血液を押し出そうとするので『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、過剰に寒さや冷たさに過剰に反応して『急激な血圧の上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】

~ ゴースト血管 ~

また、高齢になって身体が衰えていくと、毛細血管の老化も進むので、『ゴースト血管(写真参照)』が起きてきます

『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下して、血流が悪くなったり途絶え気味になったりすると、毛細血管が干上がったり、消失したりする現象です。

毛細血管は全身の血管の99%を占め、身体のすみずみに酸素と栄養を送り届ける重要な働きをしているので、血管のゴースト化によって、酸素や栄養分を運ぶ血液が行き渡らなくなると、見た目の老化現象や、身体の不調が起きてきます。

~ ゴースト血管の症状 ~

例えば肌に、毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行が悪くなって、肌のうるおいが失われてくるので、肌の色が悪くなり、肌の表面もカサカサになったり、シミやクスミができたりして、実年齢以上に、老化現象が目立ったり、枯れた印象になったりします。

また、身体に毛細血管のゴースト化が進むと、血行が極度に悪化するので、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなって、肩こり、頭痛、目の疲れ、疲労感、ダルサ、もの忘れなどが、繰り返したり、慢性化したりします。

更に、血行の悪化によって、膝や腰などの関節痛に悩まされたり、治りにくくなったりします。

~ 血流を促して流れるように ~

このように、ゴースト血管によって、いろいろな症状が身体に起きますが、毛細血管が干上がったり消失したりする前に、血管が残っていれば、血液の流れを促して、血液が流れるようにすると、血流が復活し、身体の不調の回復や予防にもなります。

この為、中高年になって、見た目の老けが目立ってきたり、身体を触った時に、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血管のゴースト化が起き始めている可能性があるので、筋肉の弾力性や柔軟性を保つようにして、血管をゆるめる、血流を上げる、血管をゆるめた時間の確保などで、血液やリンパ液の流れを良くする事が大切です。

特に、身体の冷えや筋肉量の少なさは、血流の悪さにつながり、ゴースト血管となる可能性があるので、コワバッテいる筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善する事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】

~ 身体のコワバリや関節部分の不調の確認 ~

高齢者の冷えは、筋肉量の減少で身体の発熱量が落ちたり、温められた血液が身体に回ら無くなったりする為に、筋肉がコワバッテ、身体を動かしづらくなったり、体調に不調を引き起こしたりします。

しかも、高齢者は身体の機能が弱っている事が多いので、身体の回復力が追いつかなくなって、慢性化した冷えや体調不調に悩まされる状態になります。

この為、当院では、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認し、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行い、体調の改善を行っています

~ ツボ刺激の併用 ~

特に、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を行っています。

ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、血流の改善や、衰えている毛細血管の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療になるからです。

これにより血行が促進されて、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、敏感になっている神経が回復してくるので、筋肉の緊張やコワバリが緩み、今まで感じていた不快感が減少するようになります。

~ 体調の回復に ~

また、体調や体質に合わせて、ツボ治療とマッサージ治療で、筋肉の働きや血行を改善して、身体の調子(治る力)を上げていく
と、追い付かなくなっていた回復力を、取り戻すキッカケになります。

身体の回復力が追いつかない為に、神経が敏感になって疲れ易さや痛みとなって現れていたのが、筋肉の働きや血行が回復して、神経への刺激が緩和されると、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されてくるからです。

更に、血液を送る筋肉のポンプ作用が活発化して、全身に血液が巡るようになると、身体の体温が内側から回復し、身体の新陳代謝も高まるので、冷えの解消になります。

~ マッサージの施術時間は15分から ~

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、ますます身体の冷えが進んで、体調を悪化させてしまいます。

当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

ふくらはぎ が つる (こむら返りの 昼型と夜型)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

『こむら返り』は、突然ふくらはぎの筋肉が極度に引きつり、激痛に襲われる症状ですが、日中に運動したり汗を大量にかいたりした時に起きる“昼間タイプ”と、寝ている時に突然起きる“夜間タイプ”の、2つに分けられます。

“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の原因は、それぞれ別のように思われますが、「こむら返りは、腰痛・坐骨神経痛の一症状」と言われるように、両タイプ共に、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮によって引き起こされます。

この為、こむら返りが起き易くなっている場合は、腰や脚の疲労箇所やコワバッテいる箇所を確認して、これらを和らげて、血流を改善させ、坐骨神経の異常興奮が起きないようにする事が大切です。

【 昼間に起きる、こむら返り 】

~ 神経の異常興奮から ~

昼間に起きるこむら返りで、印象的なのが、試合中のサッカーやバスケ・ラグビーなどで、突然、選手の脚がつってしまい、痛さで顔をゆがめて、グラウンドにひっくり返っているところを、駆け付けたトレーナーに脚を伸ばしてもらっている光景です。

通常ならば、筋肉の伸び縮みは、筋肉や腱に備わったセンサーでコントロールされますが、運動中、下半身に「極度の緊張」、「力が強く入った」、「突然、いつもと違う動き」などが起きると、腰から脚に伸びる神経に異常興奮が起き、筋肉が極度に引きつって、強烈な痛みに襲われるからです

また、運動で疲労や緊張で脚(太もも)の筋力が弱って、身体を支えられなくなってガクガクした状態になると、運動した後に、チョッとした動作で、脚の筋肉の伸び縮みをコントロールしている神経が過度に反応してしまい、いきなり、こむら返りを起こす事もあります。

~ 急に力が入ったり、 筋肉が弱っていたりすると~

同じ理由から、日常生活でも、「信号や踏切を渡り切る為に、急に走った」、「障害物を避けようとして、思わずジャンプした」、「よろけたので、脚で踏ん張った」などで、脚の筋肉に、いつもと違う過剰な力が突然入った時に、神経が過度に反応して、こむら返りを起こす事があります。

特に、日ごろの運動不足や加齢などで、身体に血行不良や冷えなどがあると、チョッとした動作でも、脚や腰の筋肉や神経にとって大きな負荷になるので、神経が過剰に反応して、こむら返りが起きます。

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングでも、脚や腰の筋肉が弱っていると、 帰り道あたりになって、「脚が疲れて力が入らない」とか、「疲労で膝がガクガクする」という状態になると、こむら返りを起こす事があります。

~ 多量の発汗や排尿から ~

また、日中に、大量に汗をかいたり、排尿量が多くなったりした為に、昼間に、こむら返りを起こす事があります。

『体内のミネラルは、筋肉の収縮や神経の情報伝達の役割をしている』ので、多量の発汗や排尿によって体内のミネラルが一緒に排出されて不足すると、スムーズな運動神経の伝達ができなくなるので、脚を伸ばしたり、脚に体重がかかったりした時に、脚の神経に異常興奮が起きてしまい、こむら返りを起こすからです。

この為、「お腹をこわして下痢が続いた」、「飲み会でたくさんお酒を飲んだ」、「心臓病や高血圧の治療薬などの薬の服用で、排尿が多い」などの場合も、身体の水分と同時にミネラル分が体外に排出されてしまうで、やはり、神経伝達がスムーズにいかなくなって、こむら返りを引き起こします。

【 夜間に起きる、こむら返り 】

~ 寝込んでいる時に ~

“夜間に起きる”こむら返りで、代表的なのが、寝ている時に、いきなり脚がつってしまうケースです。

これは、寝込んいると、神経のセンサーの働きが鈍って、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になる事が、“隠れた原因”になっています

通常ならば、運動神経が筋肉の収縮と弛緩のバランスをコントロールしていますが、寝込んでいると、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になるので、寝返りをしたり、普段と違う姿勢をとったりした事がキッカケになって、運動神経のセンサーの感度を高ぶらせて、筋肉の異常な収縮を起こしてしまうからです。

~ 仰向けで寝ていると ~

この為、仰向けになって寝ていると、こむら返りが起き易くなります。

仰向けになって寝ていると、足の甲が“伸びた”状態になり、足の裏側やふくらはぎの筋肉が“縮んだ”状態になるので、こむら返りの“一歩手前”の状態になるからです。

しかも、運動神経のコントロールが低下した状態になっているので、この時に“伸びた”足の甲に、布団の重みが加わるような事が起きると、一挙に運動神経の異常興奮が起き、こむら返りを起こします。

~ 脚の神経が刺激を受け易くなっていると ~

更に、「日中に身体を動かしていたので、疲労していた」、「デスクワークで血流が悪い」、「布団から脚を出していた」、「クーラーで脚が冷えた」、「寝ている時に暑くて汗を多くかいた」などがあると、余計に、こむら返りが起き易くなります。

脚の神経が刺激を受け易くなっている上に、寝込んでいると、脚の筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になるので、無意識の動作で脚の神経に刺激が加わると、突然、脚の筋肉が必要以上に収縮してしまい、ブレーキがかからなくなるからです。

その上、「加齢による筋力の低下」、「持病の痛みによる腰への刺激」、「薬の服用などによる血液や体液のミネラル分のバランスの悪化」などがあると、ますます脚の神経の異常興奮が起き易くなるので、夜間に、思わず「脚が痛!」という状態になります。

【 腰の違和感や痛みから 】

~ 坐骨神経の異常興奮 ~

このように、こむら返りには“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の2つに分けられますが、この2つに共通しているのが、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮です。

これは、日中の動作や毎日の姿勢で、「腰が何となくダルイ」とか、「腰が固まっている感じ」、「腰に鈍痛(どんつう)がする」などがあると、これらの違和感や痛みによって、お尻からふくらはぎに延びる坐骨神経が敏感な状態になるので、何かのキッカケで坐骨神経が異常興奮を起こし、こむら返りが起きるからです。

この為、「こむら返りの原因の7~8割に、腰痛が絡んでいる」、と言われます。

~ 腰やお尻のコワバリや、血行悪化によって ~

しかも、腰痛は、日本人が訴える痛みの中で、肩こりと並んで、最も多い上に、中高年になると、姿勢の悪化や、冷え、肥満などで、腰やお尻の筋肉がコワバッテきたり、腰の血行が悪くなったりします。

この為、中高年になって、「腰がダルイ」、「ぎっくり腰ほどじゃないけど、違和感がある」、「腰が固まっている」などがあると、これらが坐骨神経を刺激して、こむら返りを発症させたり、強めたりします。

更に、運動や立ち仕事などで腰の筋肉が疲労したり、あるいは、運動不足や同じ姿勢が続いて腰の筋肉がコワバッタリ、腰の血行が悪くなっていたりすると、ますます、こむら返りが起き易くなります。

~ デスクワーカー、妊婦さん ~

同じ理由から、デスクワークを続けている人や、妊婦さんは、こむら返りが起き易くなります。

デスクワークが毎日続いて、歩く事が少なくなると、足腰の神経のコントロール力が低下する上に、上体を支える腰の筋肉に大きな負担がかかり続けるので、坐骨神経が何かの拍子で刺激されると、坐骨神経が異常興奮を起こすからです。

妊婦さんも、体重が増えてくると、腰の筋肉に大きな負担がかかってくる上に、お腹が大きくなる為に、腰を反らす事が多くなるので、坐骨神経を圧迫し易くなって、坐骨神経の異常興奮が起き易くなるからです。

【 当院の、こむら返りの予防と回復治療 】

~ 下半身の筋肉の柔軟性や血行の回復 ~

「こむら返りは、腰痛・坐骨神経痛の一症状のようなもの」と言われるように、腰痛や坐骨神経痛に悩まされていると、こむら返りが起き易くなります。

また、脚のふくらはぎは『第二の心臓』と言われるように、下半身に届いた血液を、心臓に戻すポンプの役目をしているので、仕事や家事、病気などで、ふくらはぎの筋肉が疲労したり、筋肉の働きが弱ったりすると、血行が悪化して老廃物が溜まって、坐骨神経を刺激するので、やはり、こむら返りが起き易くなります。

この為、当院では、こむら返りの予防や回復の為に、腰を含めて、下半身の筋肉の柔軟性回復と、血行の促進を行い、敏感になっている坐骨神経の改善を行っています

~ 反応点(ツボ)の利用 ~

当院では、こむら返りの予防と回復治療の為に、お尻から足先に伸びる坐骨神経の反応点(ツボ)を利用しています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、坐骨神経の反応点(ツボ)を確認して解消させる事で、痛みや違和感を減少させたり、筋肉内の血流を改善させたりする効果があるからです。

しかも、こむら返りが起きる時には、下半身に、「脚が重い」、「むくむ」、「冷える」、「腰が痛い」、「ダルイ」などを伴っているので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、これらの不調解消にも、効果があります。

~ 脚に引きつり感や疲労感があると ~

特に、脚に“コワバリ感”や“疲労感”などがあると、坐骨神経が刺激されるので、敏感な状態になっています。

この結果『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りを引き起こすので、身体の疲労や緊張などを回復させて、これらの不快感を解消させる事が必要です。

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、反応点(ツボ)を利用して、脚の血行悪化を回復させ、坐骨神経の興奮を鎮めると、脚の“引きつり感”や“脚の疲労感”が解消し、坐骨神経の過剰反応を防ぐ効果があります。

~ 腰の違和感や痛みから ~

中高年になると、『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りが多くなるので、こむら返りの予防には、脚だけでなく、腰の状態を含めて、疲労箇所や緊張箇所を確認して、解消する事が大切です。

当院は、こむら返りの予防や回復に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の疲労回復と血行改善を行い、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

睡眠不足が続いて、眠れなくなり不眠症に

【(症例)身体の不調や、不快感  】

仕事や子育てなどで忙しく過ごしていると、ついつい、眠る時間を後回しにしてしまうので、「最近、すっかり睡眠不足!」といった状態になりがちです。

睡眠不足を繰り返すと、神経を休める事ができない為に、神経が高ぶって、「ストレスを感じ易くなって、イライラする」、「注意が散漫になる」、「仕事や勉強に集中できない」などが起きる上に、睡眠不足を解消しようとしても、神経の興奮が続いて、「疲れているのに、眠れない」、「眠っても眠りが浅く、熟睡できない」といった状態が起きます。

このように、睡眠不足が続いた結果、「寝ても、身体が一日中だるい」、「寝た気がしない」、「スッキリ起きられない」、「寝たのに疲れが取れない」、「頭痛や頭重感がする」といった場合には、不眠症の対策と同じように、自然な眠りにつけるように、慢性化した疲労や緊張を回復させて、心身を和らげ、脳が休める状態にする事が大切です。

【 睡眠不足と、不眠症 】

~ 共通点と相違点 ~

睡眠不足と不眠症は、「睡眠時間が短い」という共通点がありますが、内容的に、全く反対です。

睡眠不足は『眠れるのに、眠るための時間がない』状態なので、眠る事には問題が無く、寝床に行けば自然と眠れます。

これに対して、不眠症の場合は『眠りたいのに、眠れない』状態なので、眠気よりも目覚めている力が強くて、なかなか寝つけなかったり、それによって熟睡できなかったり、早いうちに目が覚めたりしてしまいます。

~ 睡眠不足から不眠症に ~

しかし、最初は睡眠不足であっても、次第に不眠症になってくる事があります

これは、仕事や家事を優先する為に、眠気を感じても眠気を抑えて睡眠時間を削り、「睡眠時間が短い」状態にしていると、次第に、眠いという感覚が鈍くなってきたり、睡眠不足の状態に慣れたりしてくるからです。

しかも、睡眠不足になっていても、「まあ大丈夫だろう」とか、「休みの日に寝ればいい」と、睡眠不足を軽く考えていたり、その上、日本は昔から、寝る間を惜しんで勉強や仕事をするといった事が美徳とされてきたので、睡眠不足が続き、不眠症と同じ状態になったりするからです。

~ 質の良い睡眠がとれないと ~

また、睡眠不足の解消の為に、睡眠時間を確保しても、質の良い睡眠がとれない状態になっていると、やはり不眠症と同じ事が起きてきます。

これは、眠りに入ってから、グッスリと質の良い睡眠がとれないと、脳に蓄積された老廃物の除去や、成長ホルモンの分泌などが十分に果たされないので、睡眠時間はあっても“浅い眠り”となって、不眠症と同じように、睡眠が不十分になるからです。

例えば、日中の疲労・緊張やストレスなどが解消されづらくなって、蓄積されてくると、「夜なかなか眠れない」、「夜中に目が覚める」などが起き、「起きた時に、熟睡感がなくスッキリしない」とか、「昼間、眠くなる」などに悩まされます。

【 睡眠不足が続くと 】

~ 感覚や仕組みが弱まって ~

睡眠不足の中でも、徹夜した場合は、徹夜明けに、ヒドク頭や身体が疲れて、眠気のリバウンドが起きてくるので、睡眠不足をハッキリと自覚させられます。

ところが、仕事や子育てなどに追われて、睡眠不足が毎日少しずつ続いて、習慣化してくると、次第に睡眠不足の感覚が弱まって、ハッキリと自覚しづらくなります

しかも、短時間睡眠が繰り返されていくと、脳の中の、睡眠に切り替わる仕組みや、睡眠を維持する仕組みがキチンと働かくなってくるので、余計に「短時間睡眠に慣れた」と思います。

~ 交感神経のフル活動によって ~

更に、仕事で忙しく働いていたり、家の家事や育児でがんばっていたりすると、身体の活動を活発にさせる交感神経がフル活動して、覚醒作用が働くので、ますます、「短時間睡眠に慣れた」と思うようになります。

交感神経が活発に働くと、身体と心が“興奮モード”になって、呼吸、脈拍・血流、消化・呼吸、免疫機能、体温調節などがフルに稼働し、眠気が無くなる上に、交感神経の活動がずうっと続いて「夜になっても、眠気が来ない」状態になったり、朝も「早くから目が覚める」状態になったりするからです。

この結果、「夜、遅くまで活動できて、朝は、すぐに起きられる」、「毎日5~6時間眠れば、睡眠時間はそれで十分」、「電車ですぐに眠ってしまうけど、すぐに目覚めるから問題が無い」と、感じるようになります。

~ 睡眠が足りていないと ~

しかし睡眠不足が続くと、睡眠が足りていないので、「寝つきが良い」と思っていても、実際は、睡眠欲に耐えられずに意識がシャットダウンして“寝落ち”となり、睡眠の質を低下させたり…、眠っている間も、身体を休める副交感神経が弱まっている為に“眠りが浅く”なって、「質の良い睡眠がとれていない」状態になったり…、更に、「朝、すぐに起きられる」と思っていても、寝ていても神経が敏感になっている為に、朝目覚ましが鳴る何時間も前に目が覚めたり…、してしまいます。

しかも、自律神経の交感神経の働きが強まって、疲労した脳や身体を休ませたり、回復させたりする事ができなくなります。

この結果、朝、起きた時に、「ダルさが半端ない…」、「寝ても疲れが取れず、身体がダルイ」と感じたり、血行が悪化して脳の疲労が解消できなくなっているので、日中に、「眠気が出てくる」、「頭がボーッとする」、「身体に疲れを強く感じる」、「頭痛がする」、「ダルサや吐き気が起きる」など、さまざまな症状が現れたりします。

【 寝だめ、寝具の買い替え 】

~ 寝だめ ~

しかし、「睡眠不足は、休みの日に“寝だめ”をすれば解消できる」と思いがちです。

ところが、一晩だけの睡眠不足ならば、休日にゆっくりと眠る事で疲労が解消されますが、睡眠不足が続いてしまうと、疲労が心身に蓄積して、回復力が追い付かなくなるので、1日~2日ゆっくり休んでも解消せず、「疲れが取れない」、「寝ても、熟睡間がしない」、「身体がだるい」、「頭痛がする」、などに悩まされる状態になります

また、睡眠不足が習慣化すると、それに合わせて、身体の中に『体内時計』や『覚醒のリズム』ができてしまうので、睡眠時間を確保しても、「寝つきが悪くて、なかなか眠りにつけない」とか、「疲労しているのに、熟睡できない」、「眠りが浅くて、目が覚めてしまう」、などが起きてしまいます。

~ 寝具の買い替え ~

また、睡眠不足が続いて、心身の疲労や緊張が解消されなくなると、枕の高さや硬さが気になったり、胸の圧迫を感じたり、呼吸が制限されるのを感じたりします。

これは、睡眠不足が毎日続くと、首や胸の筋肉がコワバッテ、身体の柔軟性が無くなる上に、血行が悪化して神経が敏感になってくるからです。

原因が寝具の問題ではないので、枕や布団・マットレスなどを買い替えても、やはり、眠りづらくなったり、寝ている最中に、寝苦しく感じたり、枕の高さが気になったりしてしまいます。

~ 本格的な不眠症の状態に ~

そして、この状態が続くと、『眠りたいのに、眠れない』という、本格的な不眠症になります。

「眠った気がしない」、「朝起きても疲れが取れていない」などに悩まされるだけでなく、更に、体調を維持する自律神経の働きが低下するので、集中力・記憶力・注意力の低下、イライラや焦り、日中の眠気、やる気が出ない、仕事のミス、緊張・頭痛・胃腸の違和感、倦怠感あるいは不定愁訴、なども起きます。

病院での不眠症の治療は、個人個人の睡眠不足の原因を特定して改善する『非薬物療法』を優先するので、治療期間として、通常2~4か月ぐらいかかり、短い場合でも1ヶ月半~2ヶ月ぐらい必要になります。

【 当院の、睡眠不足の解消治療 】

~ 慢性的な身体の疲労や緊張の解消から ~

「睡眠不足が続いて、疲れがとれない」、「すっきり起きられない」という場合には、まずは、睡眠不足による、慢性的な身体の疲労や緊張を解消させて、身体や心がリラックスできるようにして、眠る時に脳が休める状態にする事が必要です。

このような場合に、身体の「ダルサ」、「肩凝り」、「疲れ易さ」、「食欲低下」、「イライラ」、「元気がない」などを和らげたり、解消したりしてリラックス効果が得られる、マッサージ治療が効果的です。

これは、マッサージ治療が、もともと身体の休息や修復を行う副交感神経の働きを高める効果があるので、これによって、身体の疲労や緊張を解消して、心身を和らげて脳が休める状態にすると、自然な眠りにつける事が期待できるからです

~ 後頭部の筋肉がコワバリ ~

また、睡眠不足が続いて、首や後頭部の筋肉がコワバッテくると、血行が悪化し、脳の疲労が解消しづらくなります。

この為、一般的な疲労や緊張を解消する場合でも、首や後頭部のコワバリ箇所を確認して解消し、脳への血流を改善しています。

更に、寝ている時の、肩や背中の不快感を解消する為に、肩や背中のコワバリを解消して柔軟性を回復させて、自然に寝返りができるようにしたり、呼吸の息苦しさを無くしたりします。

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、このような体調の改善に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や、滞った血液やリンパ液の流れを回復させて、神経の興奮を鎮め、自然な眠りにつけるようにしています。

ツボが、身体の不調時に、反応点として、身体の異常を知らせる箇所でもあり、症状を改善する箇所でもあるので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この効果から、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療で、それらを解消させていくと、身体の緊張が緩んで、身体がリラックスしてくるようになります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

マッサージ治療は、身体の疲労や緊張を解消させるだけでなく、心身を和らげるリラックス効果があるので、睡眠の質を高める働きがあり、しかも副作用や依存性が無いので、安心して受けられます。

当院は、睡眠不足や不眠症の改善の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首、肩、腰、疲労などの不調を解消させて、心身の調子を整える治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。