身体の不調や、不快感

姿勢の悪化と、体の歪み(長時間の座り疲れから)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

姿勢の悪化は“見た目が悪くなる”だけでなく、身体を支える腰や背中の負担が大きくなるので、「首や肩が凝る」、「腰が痛い」などや、血行の悪化で、「疲れ易い」、「ダルイ」、「動き始めに関節が痛む」などにも悩まされます。

更に、胸が圧迫されて呼吸が浅くなったり、内臓が圧迫されたり、身体の血液循環が悪くなったりするので、「頭がスッキリしない」、「胃腸が締め付けられる感じ」、「食欲がない」、「身体の調子が悪い」、「元気が出ない」、なども起きます。

姿勢の悪化の改善には、慢性化した疲労や緊張を解消するだけでなく、崩れかかった身体のバランスを整えて体調を回復させる事も必要なので、身体の歪みによる違和感や痛む箇所などを調べて、これらを改善し、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 姿勢の悪化 】

~ 猫背、ストレートネック、巻き肩 ~

姿勢の悪化で、思い浮かぶのが『猫背』『ストレートネック(別名、亀首)』、そして『巻き肩』などです。

これらは、PCの画面を見たりキーボード操作をしたりしていると、背中が前かがみに縮こまって『猫背』になったり、頭を前に突き出した『ストレートネック』になったり、肩をすぼめて両肩を前に突き出した『巻き肩』になったり、するからです。

この姿勢が繰り返されたり続いたりすると、立った時も『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』の状態が残って“見た目が悪くなる”ので、「自信無さそう」とか「不健康そう」などのマイナスの印象を与えます。

~ 座りすぎや、座りっぱなしの為に ~

これらの『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などが起きるのは、デスクワークをしていると“覗き込む姿勢”になる事が影響していますが、それに加えて『座りすぎ』や『座りっぱなし』も大きく影響しています

『座りすぎ』や『座りっぱなし』でいると、姿勢を維持する筋肉が固まって血行が悪化するので、身体のコワバリ感や疲労感が強まって姿勢を悪化させるからです。

この結果、無意識のうちに体力を使わないように、『猫背』になって身体を支えたり、できるだけ首と肩の力を抜いて『ストレートネック』の状態になって前方の画面を見たり、背中の筋力を使わない『巻き肩』になってキーボード操作をしたり、するようになります。

~ 脳疲労から ~

また、脳の疲労も、姿勢を悪化させます。

例えば、「長時間のパソコンやスマートフォン使用」、「上司や同僚などの人間関係の気配り」、「ノルマへの責任」、「仕事がはかどらない」、「期日が迫っている」などが続くと、脳の疲労が大きくなり、思わずボーッとしてきたり、アクビや背伸びしたりします。

そして、この状態になると、脳の体調コントロールする機能(自律神経)の負担が大きくなる為に、首・背中・腰などに疲労を強く感じてくるので、身体を支える筋肉の負担が少なくなるように、浅く椅子に座って、お尻で身体を支えるような座り方になったり、『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などの姿勢になったりするからです。

【 回復しづらい悪化した姿勢 】

~ 姿勢の悪化から、身体の歪みに ~

また、姿勢が悪化して、筋肉が縮まって固まった状態になると、姿勢を正しても、その姿勢を維持するのが辛くなり、再び、浅く椅子に座り、ダラッとした姿勢になってしまいます。

これは、背骨と骨盤が身体の軸となって、それらを取り巻く筋肉によって身体のバランスが保たれているので、姿勢の悪化で、身体の軸となる筋肉に過剰な負担がかかったり、運動不足で筋力の低下が起きたりすると、身体のバランスが崩れて、身体に歪みが生じるからです

そして、身体の歪みが続くと、腰や背中などが猫背のまま固定化されるので、背中を伸ばそうとしても、無理に力を入れないと伸ばせなくなり、力を入れて伸ばしている力を抜くと、猫背に戻ってしまいます。

~ 男性の場合、女性の場合 ~

しかも男性の場合、もともと関節周りの靭帯の柔軟性が、あまり無く、硬くなり易いので、デスクワークで前かがみの姿が続くと、関節周りの靭帯がそのまま固まって、前かがみの姿勢が回復しづらくなります。

更に、毎日のデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、背中や腰の身体を伸ばす筋力が弱ってくるので、姿勢回復がますます難しくなります。

また、女性の場合は、男性に比べて、姿勢を支える筋肉量が少なく、関節付近の靭帯も柔らかいので、勉強や家事・仕事などがキッカケになって姿勢が悪化し始めたり、運動不足によって姿勢を真っすぐにする筋力が弱まったりして、姿勢悪化が回復しづらくなります。

~ 身体の軸の片寄りやズレ ~

ところが、姿勢の悪さや歪みが気になる事があっても、「猫背にしている方が、楽で自然」に感じます。

また、仕事で、利き手でマウスを握ったり入力したりしていると、無意識のうちに身体の軸が片寄った状態になったり、あるいは、マウス操作や自分の習慣に合わせた座り方をしていると、気付かないうちに、身体の軸がズレタ状態になったりします。

しかし、仕事をしていると、意識が仕事に集中する為に、姿勢についての意識が薄れてしまう事や、仮に姿勢が気になっても、仕事中は、自分で自分の姿勢を見る事が無いので、そのまま、身体の軸がズレタ状態が続いてしまいます。

【 身体の歪みから、持病持ちに 】

~ 痛みや不快感の発生 ~

姿勢が悪くなって、身体に歪みが起きると、内臓が圧迫されて胃腸が圧迫されたり、肺が圧迫されて酸素を取り込む量が減少したり、身体の循環が悪くなったりするので、不快感や痛みが起きてきます。

しかし、「最近、疲れ易く、疲れが取れにくい」、「慢性的な、痛み、違和感などがする」といった事が起きても、「何もしていない」という人が、半数以上にもなっています。

姿勢の悪化が原因なので、「身体の、どの筋肉が、悪化したり、歪んだ状態になったりしたのか、解らない?」といった事や、「姿勢を保つ筋肉なので、対策がとりづらい」といった事があるからです

~ 持病持ちに ~

この結果、骨格や骨盤の歪みが固定化されると、次のような症状に悩まされます。

①猫背による姿勢の崩れから、肩こり、首こり、背部痛、腰痛、などの慢性化。

②前かがみの姿勢による胃腸への負担から、食用不振、胃痛、胃もたれ、便秘、下痢。

③前傾姿勢になって、肺が圧迫されて肺の機能が低下し、身体に酸素の供給が不足してくるので、疲れ易い、気分がスッキリしない、鬱気分になる、ダルイ、イライラする。

~ 浅い呼吸になってくると ~

また、脳は、身体の中で最もたくさんの酸素を必要とする器官なので、姿勢の悪化で肺が圧迫されりと、気付かないうちに“浅い呼吸”になります。

この結果、酸素の供給不足から、脳の働きが低下してくると、「頭がスッキリしない」、「頭がボーッとする」などが起きたり、更に、集中力・判断力・思考力などが続かなくなって、気が散って仕事に集中できなくなったり、専念しづらくなったりします。

更に、体調コントロールする機能(自律神経)の負担が増してくると、体調の悪化に加えて、精神的に不安定になったり、ストレスに弱くなったりするので、気分がスッキリしない、疲れを強く感じる、イライラ、ダルイ、鬱気分、などが起きてきます。

【 当院の、姿勢改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『猫背』『ストレートネック』『巻き肩』などの姿勢の悪化や身体の歪みの解消には、身体に生じた違和感のある箇所や痛む箇所などを調べて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、疲労や緊張などが慢性化した筋肉の回復を行い、それによって、崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行ってきたので、姿勢の悪化や身体の歪みの改善にも、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

これは、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④関節の可動域を広める、などの効果があるので、崩れかかった身体のバランスを整える働きがあるからです

~ ツボ治療を加える事で ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、姿勢の悪化や身体の歪みの改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この効果から、当院では、神経や血管が集まっているツボを利用して、歪みを起こしている筋肉のコワバリと血行の悪化を回復させ、更にマッサージ治療によって、慢性化している疲労や緊張の解消を行っています。

~ マッサージやツボの治療 ~

例えば、ツボに神経や血管が集まっているので、ツボ治療で、過敏になっている神経を回復させていくと、不快な痛みが解消されてくるので、これによって、慢性的している、肩こり・首こり・腰痛などの改善に効果があります。

また、背骨や骨盤は筋肉や靭帯によって支えられているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、これらの筋肉や靭帯の柔軟性を回復させていくと、姿勢の悪化や身体の歪みが改善され、身体の不調感も解消されてきます。

中でも、疲労がなかなか回復しなかったり、痛みや不快さが長引いたりする場合には、疲労や緊張の解消だけでなく、崩れかかった身体のバランスを整えて、体調を回復させる事も必要なので、筋肉や血行の改善を得意としている東洋医療系のマッサージ治療が勧められます。

~ 改善しにくい疲労や緊張に ~

身体全体を支える骨格や、上半身の土台となっている骨盤は、それらを囲んでいる筋肉や靭帯によって支えられているので、姿勢の悪化で骨格や骨盤が歪むと、身体のバランスが崩れ、様々な不調を引き起こします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、 改善しにくい疲労や緊張の解消と体調の改善を行い、崩れかかった身体のバランスを整え、体調回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、右上の[メールを送信]、または[電話]で、お受けしています。

眠る事ができない、眠れない、寝つきが悪い

【(症例)身体の不調や、不快感 】

疲労や緊張が続いたり、ストレスを強く感じる毎日だったりすると、「身体は疲れているのに、なかなか眠る事ができない」、「昼間の緊張感が抜けなくて、眠れない」、「気持ちがイライラして、寝つきが悪い」といった事が起きます。

しかも、眠れないと、「眠ろうとして、余計に眠れなくなる…」、「気になる事が思い浮かんで、眼が冴えてしまう…」なども起きてくるので、「寝ているのが辛い」とか、「身体がコワバッテ“寝コリ”が生じる」状態にもなります。

これらは、疲労・緊張・ストレスなどが夜まで続いて解消しきれなくなっているので、身体の疲労箇所や緊張箇所を緩和させるだけでなく、毎日の生活や体調に合わせて回復力を取り戻し、身体を休めて眠れるようにする事が大切です。

【 脳の中の睡眠スイッチ 】

~ 疲れているのに、寝付けない ~

日中の気ぜわしい仕事が終わって、疲れて家に帰り、「さあ、寝よう!」とベッドに入っても、なかなか寝付けなくて、眠り着くまでに時間がかかったり、夜中に目が覚めて、そのまま眠れない時間を過ごしたりする事があります。

このような“眠りたくても、なかなか眠れない”状態になると、横になってジッとしている時間が長く感じたり、肩や首、背中などの筋肉に痛みを感じてきたりするので、ますます眠りづらくなります。

しかも、この状態が繰り返されて、朝起きた時に“寝足りなさ”を感じて、「気分がスッキリしない」、「熟睡感が無い」、「ボーッとする」などが起きてくると、日中の仕事や活動に影響を及ぼしてしまいます。

~ 睡眠スイッチ ~

このような“なかなか眠れない”原因として、一番多いのが、夜になっても、日中の疲労感や緊張感が残ったり、ストレス感が続いたりすると、寝ようとしても、脳の中の“睡眠スイッチ”が入りづらくなってしまう事です

例えば、仕事が終わっても、「以前より、疲れが抜けにくくなった」、「何となく身体の調子が悪い」、「最近、神経が敏感になってイライラする」などを感じていると、それが心理的圧迫感となって脳を刺激して、夜になっても脳が休めなくなり、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

しかも、「眠れなければ、明日が困る」とか、「とにかく、眠らなければいけない」、という焦りが生じると、眠ろうとする“意気込み”から覚醒作用が高まるので、ますます“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 不眠症ではなく、寝付きが悪い状態 ~

しかし、このような“なかなか眠れない”状態であっても、『不眠症』と診断されるには、いくつかの条件があります。

『不眠症』の診断基準は、大まかに言うと、「眠ろうとしても、1~2時間以上寝付く事ができないのが、1週間に3回以上、3ヶ月以上続き、これが原因となって、日中に眠気を感じたり、生活に支障が出たりする」と、なっているからです。

この為、寝付くまでに時間がかかる状態であっても、症状がここまで酷くなければ、『不眠症』ではなく、疲労・緊張・ストレスなどが溜まって『寝付きが悪い状態』となります。

【 身体のコワバリや血行の悪化から 】

~ 寝落ち ~

このような『寝付きが悪い状態』とは反対に、暖かい布団に入って包まれているうちに、身体がポカポカとしてきて、知らないうちに、スーッと眠りに落ちてしまう『寝落ち』の状態があります。

これは、暖かい布団に入って、身体がポカポカと気持ちよく感じてくると、身体の表面の血管が拡がって体温が放熱され易くなるので、体内の温度(深部体温)が下がって、それにより脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出され、無意識のうちに眠理に入ってしまうからです。

簡単に言えば、体内の温度(深部体温)が下がると、生命を支えている体内の反応が不活発になってくるので、身体の機能が低下し、気付かないうちに眠りに落ちる『寝落ち』になる為です。

~ ストレスや疲労感 ~

ところが、仕事や家庭でストレスを抱えたり、生活に不安や疲れを感じていたりすると、夜になっても、脳の活動モードが続いてしまうので、『寝落ち』のような、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出せなくなります

しかも、身体に無意識に力が入った状態が続いたり、疲労や緊張で身体の表面の血管が拡がらなくなって、体温が放熱しづらくなっていたりするので、スーッと眠りに落ちる作用が働かなくなります。

更に、仕事に対する責任や、役割意識を強く感じていると、夜になっても脳の活動モードが続いてしまうので、余計に“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

~ 筋肉のコワバリが神経を圧迫刺激 ~

また、昼間の緊張や疲労で、首から肩、背中、肩甲骨あたりの筋肉が凝り固まってコワバッテいると、筋肉のコワバリが神経を圧迫して刺激したり、血管を圧迫して血行を悪化させたりするので、それらによる不快感や凝り感で、眠りに入りづらくなります。

このような状態になると、「肩のコワバリに体重がかかると痛む」、「首コリや背中の痛みが気になって、ジッと横になっていられない」などが起き、寝ているのが辛くなります。

しかも、コワバリで背中の神経が敏感になって、肩甲骨の内側からジンジン・ズキズキする痛みを感じるようになると、寝ている時に、背中に上半身の重さがかかって、余計に肩や背中の痛みや違和感が強まったり、気になったりして、ますます眠れなくなります。

【 最高の睡眠は血流で 】

~ 夜はリラックスモードに ~

本来ならば、人の身体は、体調を保つ自律神経の働きがあるので、一日の疲れをリセットする為に、日中の活動モードから、夜はリラックスモードに切り替わります。

ところが、疲労や緊張が続いたり、ストレスに感じる事が増したりすると、自律神経の中の交感神経の働きが優位になったまま、筋肉や神経が休まらなくなるので、夜にリラックスモードへうまく切り替える事ができなくなり、グッスリと眠る事ができなくなります。

しかも、毎日の疲労・緊張・ストレスなどで、自律神経の交感神経が優位のままになると、神経が敏感になって、「眠りたいのに眠れない」状態になったり、血管が縮小して血行が悪くなって痛みが強まり、寝ているのが苦痛になったりします。

~ 身体がリラックスした状態に ~

この為、自律神経の働きを回復させて、夜はリラックスモードに切り替わってグッスリと眠りに付けるには、眠る前に、心身の疲労や緊張を解いて、身体がリラックスできるように、身体の血流を良くしておく事が大切です

この状態になると、身体の表面の血管が拡がって、自然と血流が増すようになるので、『最高の睡眠は、血流で決まる』と言われるように、体内の温度(深部体温)が下がって、脳の中の“睡眠スイッチ”が入り、自然と寝付き易くなるからです。

この為、この効果を狙って、「寝る前に、ぬるめのお風呂に入る」、「夕方に軽い運動をする」、「寒い時には、湯たんぽで温める」、「暖かい牛乳を飲んでおく」、などが勧められています。

~ 副交感神経が優位に ~

また、自律神経の働きを回復させる為に、眠る前に、筋肉の柔軟性と弾力性を回復させておく事も必要です。

筋肉が緩んでいると、血管も緩んで、身体の血液がスムーズに流れるようになるので、自律神経の負担が少なくなり、心身がリラックスにできるからです。

しかも、夜になって身体を休める副交感神経が優位になると、血流が良くなるだけでなく、血圧が低下し、心身がリラックスした穏やかな状態になるので、熟睡感のある快適な眠りができるようになります。

【 当院の、眠り易くする体調改善 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このように、眠りにつく前に、脳と身体が“休息状態”になるように、身体の疲労や緊張を緩和して解消する事が必要ですが、毎日の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、血流やリンパ液の流れが悪くなると、夜になって“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

この為、当院は、「眠る事ができない」、「眠れない」、「寝つきが悪い」などで、睡眠に悩んでいる方に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の凝りや痛みの解消を得意としているので、「寝付きが悪い」場合も、筋肉が凝り固まった箇所を調べて確認し、それらを解消すると、身体の柔軟性や血行が回復し、神経の興奮状態が落ち着いてくるので、眠る時に“睡眠スイッチ”が入り易くなって、安眠モードになるからです

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、これらの効果を高める為に、マッサージ治療に、ツボ治療を加えています。

ツボの箇所が、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、ツボの箇所に痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ治療で、体調を改善するだけでなく、身体を休める副交感神経の働きを高めるので、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、“睡眠スイッチ”が入り易くなります。

~ 呼吸筋の柔軟性回復 ~

また、当院では、眠り易くなる為に、呼吸に関係している首・肩・背中の緊張を解消させて、柔軟性の回復を図るようにしています。

疲労や緊張などでストレスを感じていると、筋肉のコワバリが強まったり、交感神経(興奮を高める神経)の働きが高まったりして、呼吸が浅くなり、深い睡眠に入りづらくなるからです。

マッサージ治療で、これらの呼吸筋を緩めて、胸が自然に拡がるようにすると、身体がリラックスしてくるだけでなく、それによって血液やリンパがスムーズに全身を巡るようになるので、脳が眠りにつく為の安眠モードに変わり、眠り易くなります。

~ 体調の改善やリラックス効果 ~

マッサージ治療は、もともと体調の改善やリラックス効果があるので、その効果によって、安眠モードへの切り替えや、質の良い睡眠をもたらす効果があります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、なかなか解消しづらい凝りや疲労を解消し、心身のリラックスを図って、眠り易くなるように体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

夏バテ(冬バテ)? それとも熱中症(冬の熱中症)の前触れ?

【(症例)身体の不調や、不快感 】

夏の蒸し暑い日が続くと、「暑さによる体力消耗」、「大量の発汗」、「寝苦しさ」、「屋外と屋内の気温差」などで、体調を保つ自律神経の負担が増して『夏バテ』が起きたり、身体の水分が失われて『熱中症』が起きたりします。

また、寒さが強まる冬も、「寒さによる体力消耗」や「秋から冬の寒暖差」、「屋外と屋内の気温差」などで、自律神経の負担が大きくなって『冬バテ』が起きたり、「大気の乾燥」や「水分摂取量の減少」などから、冬の『熱中症』と言われる『脱水症』が起きたりします。

この為、季節の寒暖が大きくなった頃に、「疲れ易い」、「身体の不調が続く」、「食欲不振」などが生じた場合は、体調を保つ自律神経が追い付かなくなっている事があるので、身体の回復力を取り戻す為に、身体の疲労や緊張を解消して、自律神経の負担を緩和させ、身体の調子を改善する事が大切です。

【 夏バテと、冬バテ 】

~ 自律神経のオーバーワーク ~

『夏バテ』は、「暑さ負け」とか「夏負け」とも言われ、夏の暑さに身体が対応できなくなり、「何となく疲れる」、「朝からヤル気が起きない」、「体調が良くない」、「頭が重い、痛む」、「寝苦しくて、眠れない」、「食欲が無い」、などが現れた症状です。

厳しい暑さや熱帯夜が続いて、身体の体温を一定範囲に保っている働きがオーバーワーク状態になると、体調を保つ自律神経の働きが不安定になるからです。

日本の夏と違って、ハワイやアメリカ西海岸では、夏でもカラっとした気候で、湿度が低いので、汗が自然に蒸発し、体温調節がうまくいくので、『夏バテ』のような症状は、ほとんど起きません。

~ 夏バテ要因 ~

『夏バテ』を起こす、大きな原因として、

①高温多湿で汗の蒸発が充分できず、体温の調節機能の低下

②熱帯夜による睡眠不足

③冷たいものの摂り過ぎ

④発汗が多くなり、身体の水分や塩分の不足

⑤室内外の温度差による自律神経の乱れ

などがあります。

~ 冬バテ ~

また、夏だけでなく、冬も寒さで必要以上に体力を消耗したり、体温を一定に保つ自律神経の働きが乱れたりすると、体調を保つ事が出来なくなって『冬バテ』を起こします

『冬バテ』が起きると、例えば、「疲れが抜けない」、「眠れない」などが起きたり、身体の調子が悪化して、「冷えやむくみが起きる」、「肩凝り」、「腰痛」、「頭痛」、「風邪をひき易く、治りが悪い」などが起きたり、更に、『ウインター・ブルー(冬季うつ)』と呼ばれる、精神的な“バテ症状”が起き、「気力が低下して、朝からヤル起がしない」、「気持ちが沈みがちになる」などを起こしたりします。

しかも、冬は、昼と夜の気温差が大きくなる為に、いつの間にか、体温を一定に保つ自律神経の負担が強まるので、気付かないうちに『冬バテ』を起こします。

【 夏の熱中症と、冬の熱中症(脱水症) 】

~ 夏の熱中症 ~

また、夏になると『夏バテ』だけでなく、『熱中症』も起きます。

『熱中症』は、「熱に中る(アタル)」と言われるように、夏の炎天下やあまりに暑い場所に長くいると、暑さで身体の水分が不足したり、体温調節機能が崩れたりして、体熱を放出する事ができなくなり、体内に熱がこもったり、体温が上昇したりして、急激に体調の悪化や機能障害を起こした症状です。

すなわち『熱中症』は、身体の水分不足(『脱水症』)で、汗による放熱や、皮膚表面の血液を増やして身体の熱を放散する事ができなくなり、身体の機能に障害が起きた状態です。

~ 脱水症状 ~

しかも、汗で身体の水分不足(脱水症)になると、血管、細胞、神経、筋肉などの機能の維持や調節をしている“電解質”も、汗と共に流されて減少します。

この結果、『熱中症(脱水症)』から“電解質”が減少してくると、身体の維持や調節機能を保つ事ができなくなり、最初の症状として、「急にダルクなる」、「やたらと生あくびが出る」、「頭がガンガンとする」、「気持ちが悪くなる」などが現れ、更に、「しびれや脱力」、「倦怠感」、「頭痛」、「吐き気」、「めまい」、「血圧低下」なども起きてきます。

そして、更に体調が悪化すると、『熱中症(脱水症)』の症状がハッキリ現れ、暑い場所にいるにもかかわらず汗をかかなくなったり、皮膚が乾燥したり、身体に熱をもったりして、「極度の倦怠感」、「熱けいれん」、「熱失神」、「熱射病(日射病)」などが起き、更に、脳の血流が悪化して減少してくると、意識がもうろうとして、意識を失う事もあります。

~ 冬に起きる脱水症 ~

冬も、『脱水症』が起き易くなっています

大きな原因として、冬になると、空気の乾燥によって身体の水分が失われたり、水分をとる機会が少なくなったりして、気付かないうちに、身体の水分が不足する事と、暖房にエアコンを使っていると、室内の湿度が外気よりも1~2割ほど低くなるので、身体の水分も失わる為です。

この結果、冬に、気付かないうちに身体の水分が失われて『脱水症』になると、血液量の減少や血行の悪化で、「手足の冷えやむくみ痛」、「肩こり」、「頭痛」、「眠れない」、「関節の痛み」などが起きたり、あるいは、内臓や脳の血流が悪くなって、「めまい」、「立ちくらみ」、「眠気」、「疲労感」、「食欲不振」、などが起きたりします。

【 症状の前ぶれ 】

~ 前ぶれ症状 ~

『夏バテ』『冬のバテ』そして『熱中症』『冬の脱水症』の原因は、名称は違っても、身体の発汗作用や体温調節をしている機能に支障が生じて、自律神経の働きが、うまくいかなくなった為です。

この為、自律神経の働きの乱れや低下から、体調悪化の“前ぶれ症状”として、「何となく身体の調子が悪い」、「身体が重ダルイ」、「食欲があまりない」、「胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛」などが起きます

他にも、自律神経の乱れや機能低下から、雨が降りそうになると関節が痛くなる『天気痛』や、夏や冬の低気圧の接近時に、身体のダルサや、肩こり、持病の悪化が起きる『気象病』が、現れる事があります。

~ 頭痛の発症 ~

中でも、『夏バテ』『冬のバテ症状』そして『熱中症』『脱水症』の“前ぶれ症状”の代表が、『頭痛』です。

これは、自律神経の働きが乱れて、交感神経が活発になると、血管が収縮して肩や首の血流が悪化するので、緊張型頭痛と同じように、後頭部の神経を刺激して頭痛が起き易くなるからです。

また、暑くなって、熱を外に逃がす為に、副交感神経が異常に優位になると、片頭痛と同じように脳内の血管が拡張し、脳内の神経を刺激するので、やはり頭痛が起きてきます。

~ 自律神経のオーバーワーク状態の解消 ~

この為、夏の暑い時期や、冬の寒い時期に、体調の悪化を感じたり、急に『頭痛』が起きてきたりしたら、身体の状態をチェックして、体調を改善しておく事が大切です。

季節の寒暖の変化が大きくなって、自律神経の負担が増して、体調を保つ働きが追い付かなくなると、チョッとした身体への負担がキッカケになって、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などの症状を引き起こしてしまうからです。

この為、身体に積もった疲労や緊張を解消し、体調を整えて、気付きにくい自律神経のオーバーワーク状態を解消させる事が必要です。

【 当院の、バテ症状と脱水症の体調調整 】

~ 自律神経のオーバーワークの解消 ~

季節の寒暖によって、自律神経の乱れの原因になるので、「最近、病気にはなっていないけれど、何となく身体の調子が悪い」と感じる場合は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が大切です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消し、身体の回復力を高め、身体の痛みの緩和や体調の改善を行っています。

マッサージ治療によって、血行が促進されると、それによって、身体に必要な酸素や栄養分が行き渡るようになり、また老廃物の排出がスムーズになるので、敏感な状態になっている身体の神経が治まり、これによって、身体の回復力を取り戻し、体調改善に効果があるからです

~ ツボ(反応点)の利用 ~

特に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』の場合、体力消耗による自律神経のオーバーワークが大きな原因になってくるので、季節の変化や毎日の生活で生じている疲労や緊張を解消する為に、血行を促進させて、身体の柔軟性を取り戻し、身体の回復力を取り戻す事が必要です。

この為、当院では、昔から体調改善に利用されている東洋医療をベースにして、身体のツボ(反応点)を加え、体調の改善を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

~ ツボ治療による利点 ~

マッサージ治療にツボ治療を加えて行っているので、身体の回復力を高め、抵抗感が無い治療法なので、薬を飲み続けてもあまり効果を感じられないという人や、体調管理で自律神経の不調を改善したいという人に、最適な治療法です。

更に、疲労や緊張で滞っている血行を促進する効果で、老廃物の排出が進むので、身体の疲労やストレスを減らす効果だけでなく、酸素や栄養が身体中に巡るようになるので、体調改善の効果を高めます。

また、過敏になっている神経を“ツボ刺激”とマッサージ治療で緩和させていくので、肩こりや腰痛なども、神経の興奮が鎮まって、身体の緊張が解消され、不快なコワバリ感や痛みが解消されていきます。

~ 季節の体調不調の改善 ~

暑さが増してくる夏や、寒さが強まる冬は、気温の極度な変化から体力を消耗し、自律神経の負担が増すので、『頭痛』や「何となく身体の調子が悪い」といった症状や、更に、『夏バテ』『冬のバテ症状』『熱中症』『脱水症』などが起き易くなります。

当院は、このような季節の変化で起きる症状に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調や体質に合わせて身体の疲労や緊張を解消させて、血行を取り戻し、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

猫背の姿勢改善と、骨盤の傾きの関係

【(症例)身体の不調や、不快感 】

毎日、PCやスマホの操作をしていると、気が付くと、背中を丸めた猫背姿勢になっているので、背中を伸ばしたり反らしたりして、姿勢を正しますが、そのまま姿勢を保つのが辛くなって、また、元の猫背に戻ってしまいます。

これは、背中を前に曲げた姿勢をしていると、お尻を後ろに突き出し、腰から背中を前に倒した状態が続くので、いつの間にか、背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、背中を伸ばしても、腰付近の筋肉が伸ばせなくなるからです。

この為、猫背の改善には、背中を伸ばす為にも、曲がったまま固まっている腰付近の筋肉が伸びるようにする事が必要なので、股関節や骨盤周囲のコワバリ箇所をチェックして、それらのコワバリ箇所を解消し、股関節や腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

【 猫背の原因となる、骨盤の後傾 】

~ 楽な姿勢と、疲れる姿勢 ~

仕事や読書などをする時に、背中を前方に曲げて猫背姿勢になっていると、「楽な姿勢」に感じますが、姿勢が気になって正すと、「疲れる姿勢」に感じます。

これは、正座のように背スジを伸ばした姿勢を保つには、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばして、そのままキープする事が必要ですが、猫背のように前かがみにしていると、お尻から背中の筋肉をシッカリと伸ばす必要が無いので、それほどお尻から背中の筋肉を使わなくても、楽に姿勢をキープできるからです

しかも、デスクワークをしていると、PCやスマートフォンの画面を見ながら作業をする事が多いので、PCやスマートフォンの画面を覗き込めるように、イスに少し浅く腰かけて、背中の力を抜いて背中をチョット丸めた状態で、首を前に出している方が、「自然な姿勢」に感じます。

~ 仙骨座り ~

この猫背の座り方で、腰と背中の力を抜いたのが『仙骨座り(写真参照)』で、椅子に浅く座って、骨盤の下側の仙骨で上半身を支えるようにして、背中を背もたれにあずけた座り方です。

このような座り方ができるのは、身体の疲労状態や、椅子の種類などに合わせて、骨盤と背骨の角度を変える事ができるからです。

この為、例えば、直立姿勢や正座をする場合には、骨盤で上体を支えるように、“骨盤が立った”状態になりますが、身体が疲れたり、ソファに座ったりする場合には、身体に力を入れずにダラッと座れるように、“骨盤が後ろ側に倒れた”仙骨座りに変わります。

~ 前方に曲がった状態で固まった骨盤周りの筋肉や靭帯 ~

しかし、デスクワークの時には、目の前の作業をする為に、どうしても骨盤上部を前方に曲げた姿勢になるので、毎日の長時間のデスクワークをしているうちに、骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったままコワバリ、固まった状態になります。

これによって立った時にも、骨盤(お尻)が後ろに突き出た状態になるので、お腹突き出すようにして骨盤を引いて、身体のバランスをとる姿勢(表紙の写真)になります。

無理をして、曲がって固まっている腰を伸ばして、真っすぐに立とうとすると、真っすぐに立っているのが辛くなったり、後ろに突き出た骨盤の影響で身体が後ろに倒れたりします。

【 姿勢の悪化や、身体の不調 】

~ 姿勢や体型の悪化 ~

背骨の土台になっている股関節や腰の筋肉が屈曲したまま固まってしまい、前かがみ姿勢や猫背が続くと、姿勢や体型の崩れが慢性化して、背中が丸まったままになり、立った時も、お腹が突き出す格好になります

更に、猫背姿勢の影響で、両肩が前方に突き出る『巻き肩』になって、膝も自然と曲がった状態になるので、見た目に、姿勢が“ゴリラ化”してきます。

その上、前かがみ姿勢が続くと、お腹の筋肉に力を入れる事が無く、緩んでくるので、中に脂肪が蓄積されて“ポッコリお腹”タイプになったり、“肥満体型”になったりします。

~ 胃腸付近が押しつぶされた状態に ~

また、体調も、猫背姿勢によって、胃腸付近が圧迫される状態になるので、食欲不振、便秘、下痢などの、内臓の不調が起きてきます。

そして、前かがみが続くと背骨の横を通っている自律神経が圧迫されて、「何となく身体の調子が悪い」といった不快感から、「肩に重圧がのしかかった感じ」とか、「重荷を背負った感じ」、といった症状にも悩まされます。

これにより、「身体がだるい」、「肩がこる」、「冷えを感じる」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」などが起き、体調の不調で気力が失われたり、ストレスを感じ易くなったりします。

~ 身体の痛みも ~

そして、骨盤を支えている筋肉や靭帯が、前かがみ姿勢を支える為に、慢性的なコワバリ状態になり、痛みも起き易くなります

腰の筋肉や靭帯がコワバッテ、血行が悪化すると、全身の血行も悪化してくるので、老廃物が排出されづらくなったり、必要とする酸素や栄養の供給が減少したりして、神経が敏感になってくるからです。

この結果、「腰がダルイ」、「腰が重たい…」、「腰に鈍痛がする」といった、慢性的な腰の重ダルサや痛みに悩まされるようになり、更に、背中や下半身に、凝りや痛みが拡がるようになります。

【 困難な、自力回復 】

~ 気付きにくい猫背 ~

しかし、デスクワークをしていると、仕事に合わせて、無意識に前かがみになっているので、猫背になっていても、なかなか自分で猫背姿勢に気付きません。

しかも、人は胎内にいた時に、腰を曲げて丸まっていた為に、身体を伸ばす筋力より、丸まろうとする筋力が強いので、背中や腰を丸めていても、自然で、楽に感じます。

その上、仕事や家事で前かがみ姿勢が続いたり、中高年になって運動不足になったりすると、姿勢を真っすぐする筋肉(伸筋)が弱ってくるので、ますます猫背姿勢をしているほうが、自然で楽に感じられます。

~ 背スジを正すのが難しく ~

このような猫背姿勢がずうっと続いてしまうと、お腹にグッと力を入れて、背スジを伸ばしても、すぐに、背スジを伸ばしているのが辛くなって、再び、元の猫背に戻ってしまい、猫背の改善が難しくなります

骨盤上部から腰にかけての筋肉や靭帯が、前方に曲がったまま固まっているので、本人が思っている以上のエネルギー(体力)と、姿勢を矯正する為の期間が必要になるからです。

また、背中も丸まった状態で固まっていたり、股関節も、椅子に座り続けている為に屈曲したまま固まったりしていたりするので、ますます、猫背姿勢を正すのが困難になります。

~ 疲れや痛みも ~

この結果、一般的なストレッチや、型通りの運動では、硬く固まってしまった筋肉や靭帯を、伸ばせなくなります。

また、背スジを伸ばせたとしても、無理やり背スジを真っすぐにしているので、背スジに続く首、背中、腰などの筋肉の、戻ろうとする反発力が増したり、筋肉痛を感じたりします。

しかも、猫背が続いて、背スジを伸ばす働きをする腰・背中・お尻の筋肉が使われなくなると、筋力の低下が起きてくるので、無理して身体を伸ばしたり反らしたりすると、腰・背中・お尻の筋肉に大きな負荷がかかり、痛みが起きます。

【 当院の、猫背の姿勢改善治療 】

~ 伸ばせなくなっている腰の回復 ~

猫背で気になるのは、背中が丸まって前かがみになった姿勢ですが、この状態を引き起こしているのは、前かがみ姿勢をしているうちに、『骨盤周りの筋肉や靭帯が、前方に曲がった状態で固まった』事です。

この為、猫背を改善するには、背中を伸ばす前に、前方に曲がって伸ばせなくなっている骨盤上部から腰にかけての筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の症状改善に効果があるので、猫背の原因になっている骨盤周囲のコワバリの緩和や、そこを土台にしている背骨沿いの歪みの回復、そして、前方に曲がっていた腰の改善に適しています

~ ツボ治療の利用 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリ解消と柔軟性の回復を行い、猫背の改善を行っています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が顕在化したツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、ツボ治療をマッサージ治療の中に加える事で、本人の力だけでは、なかなか改善できないようなコワバッタ筋肉の緊張解消や、骨盤や腰の動きの改善などに効果が期待できます。

これにより、曲がっていた骨盤の角度が解消し、腰が真っ直ぐに伸びるようになります。

~ 体調改善効果 ~

また、骨盤上部から腰にかけての筋肉のコワバリが解消してくると、猫背姿勢を維持する為に、背中の筋肉に力が入っていた筋肉の緊張が緩むので、丸まっていた背中や、肩の巻き込みなども、回復し易くなります。

更に、お尻と腰の筋肉の柔軟性が回復してくると、いつも感じる腰の鈍痛やコワバリ感が改善されるだけでなく、身体の血行が良くなってくるので、体調も、以前より疲れにくくなったり、コワバリ感が無い為に身体を動かし易くなったりします。

しかも、下半身には、重力の影響で全身の約7割の血液が集まるので、下半身の血行が良くなると、身体全体の血行やリンパの流れが促進されたり、筋肉の弾力性や柔軟性が回復したりして、骨盤の関節の可動域が改善されたりします。

~ 柔軟性を取り戻す治療 ~

猫背は、骨盤上部から腰の筋肉が、前方にまげたまま硬く固まった状態になっているので、見た目の問題だけでなく、血行を悪化させたり、神経を圧迫したりするので、体調を悪化させたり、身体に痛みが起き易くなったりします。

当院は猫背の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボを利用して、背骨の土台になっている骨盤周囲のコワバリを解消させ、柔軟性を取り戻し、身体と体調の回復治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労やストレスで、めまい、耳鳴り、が気になったら

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹の胃は、疲労やストレスの影響に弱い器官なので、食欲が無くなったり、胃が痛くなったり、下痢や便秘を起こしたりしますが、耳も胃と同じように、疲労やストレスの影響に弱い器官です。

これは耳の奥のリンパ液の流れが、極めて少量で、微妙な流れになっているので、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などで、リンパ液の流れに異常が起きると、リンパ液が流れづらくなって耳の奥の神経を圧迫し、「急に耳が聞こえづらくなる」、「耳鳴り」、「めまい」、などを引き起こすからです。

この為、症状を改善するには、耳の奥のリンパ液の流れを安定化させる事が必要なので、疲労やストレスによる首や肩などの“コワバリ箇所”を調べて、これらを解消し、更に、身体の疲労やストレスなどを回復させて血液やリンパ液の流れを良くして、耳の奥の微妙なリンパ液の流れを取り戻す事が必要です。

【 耳がストレスを受けて 】

~ 勝手つんぼ、勝手耳 ~

落語やお芝居の中で、自分にとって都合が悪い話になると、なぜか、急に耳が聞こえなくなる老人が登場する話があります。

ところが、自分にとって都合のいい話になると、耳が急に良く聞こえるようになって、にじり寄って、さかんに相ヅチを打ったり、盛んに何度もうなずいたりするようになります。

この老人ように、自分にとって都合の悪い話になると、聞こえなくなるのを『勝手つんぼ』と言い、逆に、自分にとって都合のいい話ならば聞こえるのを『勝手耳』と言います。

~ 聞きたくない心境に追い詰められ ~

落語やお芝居の笑い話ではなく、実際に、肉体的や精神的なストレスがキッカケとなって、急に耳が聞こえなくなる事があります。

例えば、仕事や家庭などで思いもかけないような大きなストレスを感じた時とか、親しい人を亡くした時、あるいは、家族や友人などと心理的な葛藤が生じた時、又は、失恋して落ち込んだ時のように、大きな心理的ストレスを受けた時です。

これは、大きな心理的ストレスを受けて、精神的な苦痛に耐えられなくなると、“本当に聞こえなくなる”のではなく、「その事を、もう一切聞きたくない」という心境に追い詰められて、“気持ち的”に聞こえなくなってしまうからです

~ 心因性難聴 ~

このように、大きな心理的ストレスを受けた事で、無意識のうちに耳の機能が低下して、聞こえなくなる状態を『心因性難聴』と言います。

『心因性難聴』は、耳が聞こえにくくなる以外に、耳の中で「キーン」、「ピーン」といった『耳鳴り』が起きたり、耳の詰まった感覚や閉塞感に見舞われたり、更には、身体がフラフラして『めまい感』が起きたりする事もあります。

これらの耳の異常は、疲労やストレスが原因なので、「ストレスが続いた」、「疲れが溜まっていた」、「寝不足だった」などに起き易く、年齢的に男女とも20~50代の発症が多くなっています。

【 耳の奥のリンパ液の流れの悪化から 】

~ むくみによって、耳の神経を圧迫 ~

このように、心身のストレスや疲労によって、耳の働きに異常が起きてしまうのは、内耳の中でリンパ液が産生・吸収され、極めて少量のリンパ液が微妙に流れるようになっているからです。

しかも、耳の奥の構造が非常に複雑な構造で、しかも内部が迷路のようになっているので、精神的な不安を伴うストレスとか、睡眠不足、疲労などが続くと、耳の奥のリンパ液を流す機能がうまく働かなくなってしまいます

この結果、リンパ液が溜まってしまうと“むくみ(リンパ水腫)”が発生して、耳の神経を圧迫する状態になるので、耳の機能が保てなくなり、音を聞く『聴覚機能』や、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に、異常が起きます。

~ 聴覚機能の異常 ~

音を聞く『聴覚機能』に異常が起きると、よく言われるのが、「耳がこもっているように、詰まった感じ」とか、「人の声や音が響いて、歪んで聞こえる感じ」になります。

これによって、耳が詰まった感覚や閉塞感がして、次のような、「ちょっと聞こえにくい」とか、「聞こえづらい」といった感じになります。

① ふだんと比べ、何だか音が聞こえにくい
② 電話で、相手の声が聞こえにくい
③ 音の聞こえ方がいつもと違う
④ 耳鳴りが続く
⑤ 飛行機に乗ったときのように、耳が詰まった感じがする
⑥ 耳に水が入ったときのような感じがある
⑦ 耳に違和感がする

~ 平衡感覚機能の異常 ~

また、耳に、身体のバランスを保つ『平衡感覚機能』に異常が起きると、振り返ったり、頭の向きを変えようとした時に、急にめまいが起き、「クラッと」とふら付いたり、目の前が暗くなってフラフラしたり、といった事が起きます。

あるいは、酔っぱらっていないのに、足元が定まらなくなって、よろめいたり、ふらつきを強く感じたりして、次のような自覚症状が現れます。

① 立ちくらみがする
② 立っていると気持ちが悪くなって、酷くなると倒れそうになる
③ 気持ちが悪くなる
④ 少し動くと動悸・息切れがする
⑤ 朝の起床時に、なかなか起きられない
⑥ 顔が蒼白くなる、食欲不振になる、お腹の調子が悪くなる、急に疲れを感じる

【 体調改善の重要性 】

~ 首コリや肩コリから ~

めまい・耳鳴りは、ストレスや睡眠不足、過労、などが大きな原因になっているので、ほとんどが、「頭が重い」、「肩こり」、「眠れない」、「倦怠感」、などを伴います

これらが慢性化していたり、繰り返していたりすると、首を通過している血行が障害されて、耳の内部の血流やリンパ液の流れを滞らせてしまい、めまいや耳鳴りを引き起こす原因になるからです。

特に、慢性的な首コリや肩コリによる『緊張型頭痛』や、脳内の血流の不安定から生じる『片頭痛』に悩まされていると、耳の奥の血流やリンパ液の流れが不安定になって“むくみ(リンパ水腫)”が起き易くなるので、めまいや耳鳴りに悩まされるようになります

~ めまいや耳鳴りが繰り返される場合 ~

ストレスや睡眠不足、過労などで、めまいや耳鳴りが起きても、一時的で、自然に元に戻るので、気になっても、そのままにしがちです。

しかし、めまいや耳鳴りを繰り返される場合は、耳の奥に張りめぐらされた血流やリンパ液の流れが不安定になっている危険性があるので、一時的な症状と思わずに、身体の緊張や疲労を取り除いて、心身をゆっくり休ませる事が必要です。

特に、「いつも、身体がダルイ」、「ボーッとする」、「眠れない」、「時々、クラクラする」、などの不快症状が伴っている場合には、耳の奥のリンパ液の流れが不安定になって、リンパ液が溜まり易くなっているので、体調を改善しておく事が必要です。

~ メニエール病 ~

耳鼻科では『メニエール病』と診断して、耳の奥に溜まった“むくみ(リンパ水腫)”をとる治療になるので、耳の奥のリンパ液の循環を改善する薬を処方し、更に、ストレス・睡眠不足・疲労などで自律神経が不安定になっている事が多いので、ゆっくり休養する事や、眠る時間を増やす事などを指導します。

しかし、疲労やストレスが続いて、首コリや肩コリが慢性化していたり、身体の疲労感が解消しづらくなっていたりすると、これらの治療だけでは、なかなか回復しないので、積極的に首や肩のストレッチを行うようにして、筋肉の弾力性や柔軟性を高める事や、発病の原因となるストレス、過労、睡眠不足などを避けて、リラックスする時間を持つ事を勧めます。

この為、めまいや耳鳴りの解消には、薬によって症状を抑えながら、ストレスの原因や疲労の原因を見つめ直すようにして、生活習慣を改善していく事が求められます。

【 当院の、ストレス性のめまい・耳鳴り治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では、ストレス、過労、睡眠不足などによる、めまいや耳鳴りに対して、血液やリンパ液の流れの改善と、崩れかかった身体のバランスを整える為に、マッサージ治療にツボ治療を加え、症状の改善を行っています。

これは、ツボが、身体に不調が起きた時に、反応点として「痛み」や「硬さ」となって身体の異常を知らせ、そして、治療点として症状を改善する働きをするので、体調不調と強く関係する症状には、ツボ反応を利用する事で、症状の改善を早める事ができるからです

しかも、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、反応が現れている首や肩・後頭部のツボを利用する事によって、めまいや耳鳴りの改善効果が高められます。

~ 筋肉が凝り固まったシコリの解消 ~

特に、首や肩のコリが慢性化して、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている場合には、ツボ治療によって、“シコリ”による血行の悪化や筋肉のコワバリが回復し易くなります。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

これによって、首や肩の“シコリ”を解消させて、筋肉の柔軟性を回復させ、頭部への血流が改善すると、心身の疲労や緊張で滞っていた、耳の奥の血行やリンパ液の流れが回復するので、めまい・耳鳴りの症状改善が高められます。

~ デリケートな施術の必要性 ~

また、首は、筋肉が薄く、その内側を重要な神経や血管などが通っているので、その人の首の筋肉の状態に合わせた、デリケートな施術が必要です。

当院は、昔から受け継がれてきた経験と技術を基に行っている東洋医療系のマッサージを基本にして行っているので、首まわりの施術も、患者にとって、無理無く、安心して、施術が受けられます。

しかも、東洋医療系のマッサージが、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を得意としているので、体調の改善効果も期待できます。

~ マッサージ時間は、15分から ~

めまいや耳鳴りの原因の大半は、ストレス、過労、睡眠不足などで、耳の中のリンパ液が滞り、滞ったリンパ液の圧迫で耳の機能が障害された為です。

当院は、反応点(ツボ)を利用した東洋医療系のマッサージ治療で、首や肩の疲労箇所や緊張箇所を調べ、筋肉のコワバリ解消や、血液やリンパ液の流れの改善を行うと共に、体調の改善を行い、めまいや耳鳴りの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。