慢性的に不快な痛みを発する、筋肉の“しこり”

【(症例)こり・しこり 】
(写真)慢性的に不快な痛みを発する、筋肉の“しこり”

 

導入文

こりの中でも、絶えずコワバリ感がある上に、ジンジンとか、ズキズキとした痛みも感じ、その上、そのあたりが、チョッと疲れたり緊張したりすると、敏感に反応して、重苦しいダルサが強く増すこりがあります。

このタイプのこりは、筋肉のコワバリの中に、硬い“しこり”ができている事が多く、その状態になると、内部の血行が極度に悪化し、自己回復ができなくなって、周りの神経を刺激して、痛みを発し続けるからです。

“しこり”を解消させるには、“しこり”を触診して、状態を確認しながら、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、などが必要なので、このような処置には、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

【 過剰な負荷から、しこりに 】(図)しこり

こりは、通常、長時間の同一姿勢や、筋肉への過度の負荷、あるいは、不良姿勢などで、筋肉の緊張が続いて、血流が阻害された状態になると、生じます。
この状態になると、筋肉内で酸素が不足し、疲労物質や老廃物が溜っているので、筋肉の柔軟性が失われて硬くコワバリ、そして回復力を失うので、疲労感やダルサに悩まされるようになります。
しかし、早いうちに、筋肉の柔軟性を回復させ、血行を改善させると、内部の酸素不足が解消し、疲労物質や老廃物が排出されるので、こりの症状は消えていきます。

 

ところが、筋肉への負荷が、更に続くと、筋肉内部に、筋肉が凝り固まったような“しこり”ができてしまいます。
“しこり”ができると、違和感が生じるので、皮膚の上から軽く圧迫しながら触ってみると、内部にコリコリしたものが感じられ、大きさが数ミリ~数センチぐらいの、筋肉のスジのようなものが、できている事が分かります。
“しこり”は、血行の悪い状態が続いて、自己回復ができなくなっているので、違和感や痛みの発生源となって、ジンジンとかズキズキと痺れるような痛みを、絶えず発するようになります。

 

“しこり”は、筋肉に過剰な負荷がかかり続けるとできるので、身体のどこにでもできます。
比較的多いのが、首の付け根や、肩甲骨の内側、そして、骨盤の上側や、お尻の内側など、姿勢を維持する筋肉のあたりです
これらの箇所は、身体の上からの重みを支えたり、長時間同じ状態を維持する為に緊張し続けたり、あるいは、動作のたびに同じ筋肉に負荷がかかり続けたりするので、筋肉の負担が大きくなり過ぎてしまう事があるからです。

【 筋肉をギュッと締めつける筋膜 】(図)筋膜

この“しこり”は、筋肉が、疲労や緊張でコワバリ、固まったように思われますが、正確には、筋肉を包んでいる膜(筋膜)が、疲労や緊張などで血行が悪くなり、筋膜に含まれている水分量が少なくなって、筋肉にピッタリとくっついてしまい、更に筋膜が縮んで、筋肉をギュッと締めつけ、筋肉を圧縮したカタマリを作った為です
筋膜の85%は水分とされているように、通常ならば、筋膜は、非常にたくさんの水分が含まれているので、水分のクッション性から、筋肉を柔らかに包んで、筋肉を保護し、筋肉が滑らかに動けるようにしていますが、疲労や緊張などで、筋膜の水分が少なくなってしまうと、水分量が少なくなって、内部の筋肉をギュっと圧迫して、縮めてしまうからです。
「運動で汗をかいた後に、十分な水分補給をしないと、筋肉がコワバッテ、脚がつったり、筋肉痛になったりする」と言われるのも、この作用があるからです。

 

しかも、筋膜が、筋肉の表面にピッタリとくっついて、きつく癒着してしまうと、内部の筋肉を圧迫するだけでなく、筋肉内への血液やリンパ液などの出入りが、できなくなってしまいます。
言ってみれば、筋肉が、「“兵糧攻め”を受けて、食料を絶たれた」ような、状況になります。
この結果、酸素や栄養が不足し、有害な老廃物が溜まるので、それによって周りの神経が刺激されて、ジンジン、あるいはズキズキと疼(うず)くような、異常な感覚が起きるようになります。

 

しかも、この疼くような痛みは、筋膜が筋肉にきつく癒着して、凝り固まったような状態になっているので、症状を慢性化し、不快な痛みを強めます。
血行の悪化によって、筋肉の新陳代謝が極度に低下した状態になっているので、身体の負荷に対する耐性が弱まって、痛みを感じるセンサーが敏感になるからです。
この為、身体の疲労や精神的な疲労が、少しでも強まると、敏感になっているセンサーが刺激されて、一挙に不快感やダルサが強まるようになります。

【 身体の不調 】(図)身体の不調

このような、疼くような痛みを我慢して放置していると、精神的にも、悪影響を及ぼします
身体の慢性的な痛みや不快感によって、体調を保っている自律神経の働きがオーバーワークとなり、本来の働きができなくなったり、アンバランスな働きになったりして、身体の不調が起きるからです。
この結果、「朝、起きた瞬間から“しこり”付近が疲れている」、「身体が重ダルク感じる」、「何をしても肩凝りや腰痛が良くならない」、などが起きてきす。

 

特に、首の“しこり”は、その不快感から、身体のさまざまなところに不調を起こします。
これは、血流が悪化して脳に新鮮な血液が行き渡りにくい状態になったり、脳と身体をつなぐ全ての神経の通り道になっているので神経障害が起きたり、首周りのリンパの流れが停滞して老廃物が上手に排出できなくなったり、するからです。
これによって、様々な不定愁訴の原因になり、頭がズキズキしてくるとか、めまい、気分のイライラ、鬱っぽくなる、疲れが取れない、胃腸の調子が悪い、などのを引き起こします。

 

しかも、この状態になっていると、筋肉を包んでいる筋膜がきつく癒着し、凝り固まった状態になっているので、症状の解消が難しくなります。
例えば、温めたり、湿布薬を貼ったり、筋肉全体を伸ばすようなストレッチなどをしても、癒着が解消されないので、回復効果がありません。
また、“しこり”そのものを解消しようとして、筋肉のコワバリを引っ張ったり、力を加え過ぎたりすると、過敏になっている神経を刺激する事になり、不快な症状が更に増して、“しこり”部分のコワバリが進んでしまいます。

【 当院の、しこり解消 】

このタイプの“しこり”を解消させるには、“しこり”を触診して、伸縮性の残っている方向を確認し、ゆっくりと伸ばしながら、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、などの処置が必要です
この為、当院では、触診や問診から、筋肉内部の“しこり”を確認し、圧をかけながら、筋膜をさまざまな方向に解きほぐし、筋膜の柔軟性を回復させる治療を行っています。
この触診を基にした手技療法で、“しこり”を軟化させ、周辺のコワバリを回復させていくと、血液やリンパ液などの循環が回復し、神経を刺激している痛みの元を洗い流すので、不快な痛みが減少していきます。

 

更に、当院では、東洋医療で用いられるツボ刺激を活用して、鎮痛や“しこり”の解消に、効果を上げています。
“しこり”ができ易い場所とツボのある場所が、7~8割以上重なり合っているので、ツボを刺激する事で、改善効果が期待できるからです。
ツボ刺激を受ける事で、働きの鈍っていた筋肉の組織が活発化するので、それによって、内部の新陳代謝が促されて“しこり”が縮小していき、それと共に、不快な痛みを和らげる効果があります。

 

また、“しこり”の解消には、“しこり”のある部分だけではなく、動作や姿勢の維持などで関連する筋肉を含めて、筋肉の状態をチェックして回復させる事が必要です。
そして、この関連する筋肉を回復させる事によって、きつく癒着している筋膜の緊張を、外側から緩ませる作用にもなります。
東洋医療は、神経の流れ、血管の走行、筋肉の関連などに注目して治療を行っているので、“しこり”に関連する筋肉の治療のチェックに利用し、“しこり”周辺の柔軟性の回復を図っています。

 

首や肩を触ってみて、筋肉の中に、硬くてコリっとしたものを感じ、圧迫すると疼く感じがする場合には、“しこり”ができている可能性があります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体のストレスや過緊張を解き、神経の過敏状態を回復し、痛みやこりを取り除く治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する症状など、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】

SNSでもご購読できます。