脚(足)が、むくむ (セルフケアでは困難な方に)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

座り仕事や立ち仕事で、脚に“むくみ”が生じて、腫れぼったさを感じてくると、脚の重ダルサやムズムズ感にも悩まされ、更に腰も、重ダルサを感じたり、動きづらくなったりします。

これは、脚の血行やリンパ液の流れが滞り、血管から染み出た水分が脚の皮膚や皮下に溜まってくると、水分中に多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、それらが脚・腰の神経を刺激して、不快感やダルサ感などを引き起こす為です。

これらを解消するには、脚の血液やリンパ液の流れを回復させる事が必要なので、マッサージ治療と、神経や血管が集まっているツボを利用すると、脚の『筋肉ポンプ』を活発化させ、筋肉内の血行やリンパ液の流れを高める効果があります。

【 脚のむくみと、不快感や腰痛 】

~ 脚太り ~

脚は、身体の下側に位置している為に、重力による影響で、血液やリンパ液が溜まり易くなる上に、心臓から離れている為に、血液やリンパ液の流れが弱くなり、むくみが起き易くなります。

この結果、脚の皮膚や皮下に余分な水分が溜まって“脚太り”になりますが、中でも、足首からふくらはぎが太くなり、足首のくびれがハッキリしなくなると、“脚太り”が目立つようになります。

このような状態になると、脚がパンパンに張ったように感じられますが、実際は、皮膚の下に過剰な水分が溜まり、皮膚表面の張りや弾力が失われて“たるんだ”状態になるので、「靴下を脱いだ後の跡が、いつまでも残る」とか、「指で脚を押すと、凹みが消えにくくなる」、といった事が起きます。

~ 脚の不快感も ~

更に、脚の皮膚や皮下に溜まった余分な水分が、周囲の神経を圧迫するので、脚が腫れぼったく、重ダルイ感じがしてくる上に、溜まった余分な水分の中に、多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、神経が刺激される状態になります

この結果、脚の「ダルサ」や「疲れた感じ」だけでなく、「引っ掻きたくなるような不快な感覚」や「ムズムズとした感じ」に悩まされたり、「こむら返り(脚の引きつり)」や「ウズウズした痛み」などが起きたりします。

しかも、夜、寝ている間は、脚の筋肉活動が少なくなって、血液やリンパ液などの流れが低下するので、寝ている間に脚のむくみが解消しきれないと、翌朝も、脚のむくみや重量感、ダルサなどが続き、一日中、脚の不快な違和感に悩まされます。

~ 脚と腰の一体性の崩れ ~

そして、脚のむくみやダルサが続くと、腰にも、不快感や鈍痛が起きます。

脚に溜まった老廃物や疲労物質が、腰の神経を刺激して、腰に「ダルサ」や「痛み」などの不快感を引き起こすからです。

また、脚と腰は、まとめて「足腰」と言われるように、一体となった動きをしているので、脚のむくみやダルサによって、アンバランスな動かし方や体重のかけ方をしていると、骨盤の負荷が片寄ったり、股関節の動きに左右差が出てきたりして、腰の疲労や緊張が強まって、これによっても腰に不快感や鈍痛が起きてきます。

【 ストレスによる、むくみ 】

~ ストレスによる影響 ~

更に、脚がむくむ原因として、あまり気付きませんが、ストレスによる影響もあります

これは、ストレスを感じると、脈拍や血圧を上昇させて身体の緊張状態を保つ為に、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが多く分泌されるので、これにより、血管やリンパ管に吸収される水分が減って、血管から漏れ出る水分が多くなるからです。

この為、イライラやストレスが強まると、血管やリンパ管に吸収される水分が減って、血管から漏れ出る水分が多くなるので、「目の下あたりが腫れぼったくなった」とか、あるいは、「脚が重ダルク感じる」、「足取りが重く感じる」、などが起きます。

~ 働く女性の、ストレスによる、むくみ ~

このように、イライラやストレスが強まると、むくみが生じ易くなるので、働く女性に、むくみが起き易くなります。

女性は、職場で、「一緒にやる」、「ちゃんと情報共有しておく」、「相手に合わせる」など、相手の心を探りながら、できるだけ気分を害さないように細心の注意を払う事が求められる事が多いので、人間関係で悩まされたり、同じ女性同士で給与の差があったり、不公平を感じたりすると、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が増えてしまい、顔のむくみや、脚のむくみが起き易くなるからです。

しかも、女性は、もともと筋力が小さい為に、血液を脚から心臓に向かって押し返す『筋肉ポンプ』が弱いので、職場で不満やストレスを感じると、ますます、むくみが治まりづらくなります。

~ ブヨッとした感じや、セルライト ~

しかも女性は、精神的に強く緊張やプレッシャーを感じたり、何度も不安をイメージしたりするので、ストレスホルモンが分泌状態が続くと、身体に、いろいろな影響を及ぼします。

皮膚や皮下に余分な水分が溜まるので、体重が増して、身体がブヨッとした感じになったり、あるいは、女性らしい身体の曲線を作っている皮下脂肪に、ストレスホルモンの分泌によって老廃物を多く含んだ水分がくっつくと、皮膚の表面がボコボコに見える“セルライト”ができたりします。

更に、老廃物の排出がしづらくなり、酸素や栄養の取り入れが障害された状態が続くと、体調を保つ自律神経に支障が現れ、冷え性、頭痛、眠気、食欲不振、身体のだるさ、腰痛、などに悩まされたりします。

【 需要な、筋肉ポンプの活性化 】

~ 脚のむくみ解消には ~

脚のむくみの大きな原因は、脚の血液やリンパ液を、心臓方向に送り返す筋力の低下と、皮下に溜まった水分を戻す働きが弱まった事なので、むくみを解消するには、脚の筋肉の働きを高める事が重要になります

この為、歩行運動を行っても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、効果はほとんど期待できない事が分かっています。

実験でも、1日1万歩を、5カ月間歩いても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、筋力や持久力のアップ率が、何もしなかった人達とほとんど変わらなかった事が、確認さています。

~ マッサージによる、むくみ解消 ~

この為、セルフケアが困難な場合に、2つの代表的なマッサージ法があります。

一つが、良く知られている『リンパマッサージ』と呼ばれる手法で、リンパ液の流れを促進させる事で、水分と老廃物を体外に排泄させる事を目的にしています。

もう一つが、『静脈マッサージ』と呼ばれる手法で、静脈の流れを促して、心臓に血液を戻す血液循環の改善を目的にしたものです。

~ 第2の心臓の、ふくらはぎ ~

脚のむくみを解消する為に、マッサージで、リンパ液の流れを促進させたり、静脈の流れを促したりしますが、むくみを予防したり解消したりするには、脚の筋肉の働きを回復させて、脚に溜まったリンパ液や静脈血を送り出す『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事です。

この為、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復させ、『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事が重要になります。

特に、「ふくらはぎは、第2の心臓」と言われるように、下半身に溜まった血液を心臓に送るポンプ作用があるので、ふくらはぎの筋肉の働きを活発化させる事で、脚に溜まったリンパ液や静脈血を排出させる事が大事です。

【 当院の、むくみ治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

当院は、脚の血行やリンパ液の流れの促進や、筋肉の働きを高めて皮下に溜まった余分な水分の吸収を高めるために、マッサージ治療にツボ治療を加えて、脚のむくみの改善治療を行っています。

これは、『ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる』ので、むくみを生じさせている筋肉のコワバリ箇所や、血行を悪化させている箇所を、ツボ反応で確かめる事ができるからです。

しかも、確認したツボに適切な刺激を与えると、ツボ周囲の緊張が緩んで、滞った血液やリンパ液の流れが改善されて、神経の興奮を鎮める効果があるので、むくみ改善のように、血行やリンパ液の流れを改善させるのに適しています

~ 他動運動の活用 ~

また、当院では、血液やリンパ液が集まってくる腰や膝の関節の流れを高める為に、マッサージ師が、膝や腰の関節を動かす『他動運動』を行っています。

リンパ液の流れは、とてもゆっくりしていて、時には、流れなくなる事がある上に、腰や膝などの関節は、筋肉がコワバリ易くなって、流れづらくなっているので、『他動運動』を利用して膝や腰の関節を動かすと、血液やリンパ液の流れを高められるからです。

例えば、デスクワークの座り仕事で、腰や膝の関節を曲げ続けていたり、営業や接客などの立ち仕事で、膝関節の筋肉の疲労や緊張が強まっていたりする場合に、『他動運動』が、血行やリンパ液の流れを回復させる大きな効果があります。

~ 腰や股関節の確認 ~

更に、当院では、気になる脚の部分だけでなく、腰や股関節の筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉の働きを回復させ、滞った血液やリンパ液の流れを改善させて、脚のむくみ解消を行っています。

腰や股関節がコワバッテいると、血流を遮って、脚のむくみや不快感となって現れてくるので、腰や股関節の筋肉や血行の状態をチェックして、コワバリ箇所を回復させる事が必要になるからです。

特に、脚の付け根の鼠径部や、膝裏は、リンパ管が集まった状態になっているので、コワバリ状態や血行やリンパ液の流れをチェックして、マッサージ治療と『他動運動』で改善し、回復させる事がポイントになります。

~ 身体の状態をチェックして、治療を ~

むくみは、疲労や緊張だけでなく、ストレスによる影響もあるので、一度しっかりと、国家資格のあるマッサージ治療院で身体の状態をチェックして、治療を受ける事を、お勧めします。

当院は、筋肉や関節部分のチェックと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の硬直や血流障害を回復させ、循環の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

SNSでもご購読できます。