ふくらはぎ

脚のふくらはぎの“むくみ”と、腰痛・高血圧

【(症例)身体の不調や、不快感 】

運動不足や加齢などで、ふくらはぎの筋肉の働きが弱まると、脚の“むくみ”だけでなく、脚の「ダルサ」、「疲れ」、「冷え」なども起き、更に、腰痛、身体全体の疲労感、高血圧化なども起きます。

身体全体の血液のうち、約7割が重力の影響で下半身に集まるので、ふくらはぎの筋肉の働きが弱って、下半身に集まった血液を上半身に戻す力が低下すると、身体の血液循環が悪化して、循環器系の身体の不調が起きてくるからです。

この為、脚のむくみと身体の不調に気付いたら、脚の血流改善と体調の回復の為に、身体に生じたコワバリ箇所と血行の悪化箇所をチェックして、回復させると共に、血行悪化で敏感になっている神経を和らげて、気になる痛みや不快感などを解消する事が大切です。

【 脚のむくみと、不快感 】

~ ふくらはぎのポンプ作用 ~

毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を動かす機会が少なくなると、脚の血行が悪化して“むくみ”が生じ、脚の「疲れやダルサ」や「コワバリ感」などに悩まされます。

通常ならば、下半身に集まった血液は、静脈内の血液の逆流を防ぐ弁の働きと、『第二の心臓』と言われる“ふくらはぎのポンプ作用”の働きで押し上げられるので、身体の血液の循環が保たれています。

ところが、毎日の仕事や生活で、脚を動かす機会が少なくなったり、中高年になって脚の筋力が弱ったりすると、脚に集まった血液を押し上げる筋肉のポンプの力が弱くなる上に、脚の静脈には血液を流す作用がほとんど無いので、そのままの状態にしていると、下半身の血液がスムーズに上半身に戻りづらくなるからです

~ 女性の場合 ~

この結果、下半身の血液が戻りづらくなって停滞すると、血管内の血圧が上がるので、血液中の水分が押し出されて、脚のスネやふくらはぎの皮下に溜まり、脚が腫れぼったくなって、むくみが生じます。

女性の場合、筋肉量が少ない為に、脚の血液を上に押し戻す力が弱いので、仕事で座っている時間が長く続いたり、何かのキッカケで女性ホルモンの分泌が乱れたり、クーラーの影響や服装などで身体が冷えたり、脚を締め付けるようなストッキングを履いていたりすると、余計に脚の血行が悪くなって、むくみが起き易くなります。

しかも、ハイヒールを履いていると、ふくらはぎの筋肉の伸び縮みが十分にできなかったり、足裏の動きが制約されたりするので、歩く歩数が多くても、筋肉の血液を流す働きが制限されてしまいます。

~ むくみの症状 ~

むくんだ脚を触ってみると、脚の表面がパンパンに膨らんで、皮膚が張りつめたように感じますが、実際は、血流の悪化で皮下に水分が溜まって、脚の皮膚が膨らみ、膨張した状態になっているので、むくんだ箇所を指で押すと、皮膚がへこんで、押した跡(圧痕)がなかなか消えなくなります。

また、脚にむくみが生じると、皮下に溜まった水分中に、多くの“老廃物”が含まれているので、周辺の神経を刺激して、「脚のうっとうしい感じ」、「ムズムズ感」、「かゆみ」、「ほてり」などの不快感が生じます。

しかも、脚の血行が低下した状態になっているので、「脚の疲労感」、「ダルサ」、「脚の重たい感じ」などに悩まされたり、炎症が起きて、かゆみや湿疹などにも悩まされたりします。

【 そして、腰痛、疲労感、高血圧に 】

~ 腰のダルサや痛み ~

脚にむくみが続くと、腰も、ダルサや疼くような痛みを感じるようになります。

脚の血行が悪化すると、下半身の血液中に疲労物質や老廃物が溜まり、必要な酸素や栄養が不足した状態になるので、腰の筋肉に影響を与えて、コワバリが起きたり、神経を刺激してダルサや疼くような痛みが生じたりするからです。

また、ふくらはぎと腰は、位置は離れていても、姿勢や動作を保つ為に互いに影響し合うので、ふくらはぎの筋肉が弱ってくると、その分、腰部や骨盤の負担が大きくなって、腰のダルサや痛みの原因になるからです。

~ 脚の疲労が全身に影響して ~

しかも、ふくらはぎの筋力が弱って、下半身に集まった血液を心臓側に戻す力が低下すると、身体全体の約7割の血液が下半身に集まっているので、身体の血液循環の悪化につながり、身体全体にダルサを感じたり、身体が疲れ易くなったりします。

しかも、血液循環の悪化による疲労感やダルサで、自律神経の負担が増すと、体調の維持ができなくなって、「肩がこる」、「脚が冷える」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などが起きます。

また、身体の血液循環が悪化すると、身体に水分が滞って、むくみが起き易くなるので、例えば、「朝、目が覚めて鏡を見たら、まぶたが腫れている!」とか、「ずうっとデスクワークをしていて、鏡を見たら顔がむくんでいる!」、「指がむくんで、指輪がはずれない!」などが起きます。

~ 血圧の上昇 ~

また、加齢や運動不足が続いて、下半身に溜まった血液を上半身に押し戻す働きが弱った状態が続くと、血圧が上昇し易くなります。

下半身の血液が心臓に戻りにくくなると、自律神経がその状態を察知して、心臓から“より強い力(高血圧)”で血液を送り出すようにするので、これにより、血圧が高まるからです。

この結果、加齢や運動不足が続くと、チョッとしたストレスや疲労で血圧が急に上がったり、あるいは、血圧の高い状態が慢性化したりします。

【 運動を行う前に、柔軟性の回復を 】

~ ふくらはぎの太い筋肉 ~

ふくらはぎの太い筋肉は、犬や猫などの四つ足動物には無く、人間が直立歩行をしたり、脚に溜まった血液を心臓に送り返したりする為に、後からできあがった、2足歩行の人間だけの独特な器官です。

しかし、人間だけの独特な器官であっても、ふくらはぎは筋肉なので、鍛え(使い)続けないと、脚や腰の筋肉が弱って、身体の安定を保つ働きが弱ったり、下半身の血液が上半身に戻りづらくなったりします。

例えば、「立っていたり歩いたりするのが、つらい」、「歩くのが億劫」、「歩くのが遅い」、「歩幅が狭く、前傾姿勢になる」などが起きると、足腰の筋肉の働きが弱ってきたサインなので、そのままにしていると、下半身の血液が上半身に戻りづらくなり、循環器系の不調が起きるようになります。

~ ストレッチや運動 ~

この為、脚のふくらはぎの“むくみ”に気付いたら、脚と腰の筋肉のコワバリ箇所と、血流の悪化箇所を調べて、筋肉の働きと血行を改善する事が必要です。

昔の人は“経験的”に、脚の疲労が全身に及ぶ事を分かっていたので、一日の農作業が終わった後や、長旅をした後に、脚の血行を『足湯』で回復させて、脚の疲労が全身に影響するのを防ぐようにしていました。

しかし今は、脚の疲労だけでなく、長時間のデスクワークによる疲れ、睡眠不足、そして、中高年になって脚の筋力が低下した場合も、脚のむくみが起き易くなっているので、ストレッチや運動で身体の血流を良くし、老廃物の排出を高める事が大切です。

~ 運動を行う前に ~

しかし、運動機能が低下して、身体の柔軟性が失われていると、ストレッチや運動がしづらいだけでなく、筋肉痛が起きたり、下半身に疲労やダルサ感が強くなったりします。

特に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性が失われていると、太ももの筋肉やお尻の筋肉もコワバッテいる事が多いので、脚や腰の運動機能が低下します

この為、運動を行う前に、ふくらはぎの“弾力性と柔軟性”を回復させる事と、太ももとお尻の筋肉のコワバリ箇所や血行悪化箇所のチェックを行い、それらを改善し、敏感になっている神経を鎮める事が必要です。

【 当院の、“むくみ”治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、脚のふくらはぎの“むくみ”や、腰痛、高血圧などに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血行の改善と、体調の回復を行っています

昔から、マッサージ治療とツボ治療は、疲労や緊張などの慢性化による血行の悪化に対して、効果を発揮してきたからです。

特にツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 脚のツボ ~

しかも、脚には、筋肉の働きを回復させたり、血行を促進したり、神経を和らげたりするツボが多くあるので、脚の筋肉のコワバリを改善したり、悪化している血行を回復させるのに適しています。

例えば、脚や腰のツボの中で、疲労や緊張などによって顕在化しているツボを刺激すると、その刺激に反応して脚の筋肉の働きが回復し始めたり、滞っていた血行やリンパ液の流れが改善したりするので、脚のむくみや疲労の解消に効果があります。

俳人の『松尾芭蕉』は、このような効果から、脚の疲労回復や、滞った血行やリンパ液の流れの改善に、脚の『足三里』のツボを刺激しながら、全国を旅したと言われています。

~ 無理の無い状態で、抵抗感もなく ~

このツボ治療を、当院ではマッサージ治療に合わせて行っているので、患者にとって無理の無い状態で、抵抗感もなく、筋肉のコワバリ解消や血行改善ができます。

これによって、滞っている脚の血行を改善して、脚のむくみを回復させていくと、老廃物が減少して神経の興奮が鎮まってくるので、不快に感じていた下半身のダルサや疲れが解消されます。

また、脚や腰は、姿勢を支える働きをしているので、下半身のダルサや疲れが解消されてくると、脚や腰の動作が行い易くなり、体調の改善に効果的です。

~ 体調の改善に ~

運動不足状態に加えて、毎日の疲労や緊張、睡眠不足、冷え、運動不足などが続くと、身体の回復力が低下するので、脚のむくみが慢性化し、更に、腰痛や高血圧を引き起こす原因になります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事によって、脚の血流改善と共に崩れかかった身体のバランスを整え、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

ふくらはぎ が つる (こむら返りの 昼型と夜型)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

突然ふくらはぎの筋肉が極度に引きつり、激痛に襲われる症状を『こむら返り』と言いますが、日中に運動したり汗を大量にかいたりした時に起きる“昼間タイプ”と、寝ている時に突然起きる“夜間タイプ”の、2つのタイプがあります。

この2つのタイプは、それぞれ別の原因のように思われますが、『こむら返りは、坐骨神経痛の一症状』と言われるように、両タイプは、何かがキッカケになって、脚を動かす坐骨神経に異常な興奮を起こした事が原因になっています。

この為、こむら返りが起き易い場合は、坐骨神経の異常な興奮が起きるのを防ぐ為に、腰や脚のコワバリ箇所や疲労箇所を調べて、これらを回復させると共に、疲労や緊張などでバランスを崩した体調を整える事が大切です。

【 昼間に起きる、こむら返り 】

~ 神経の過度の反応から ~

昼間に起きるこむら返りで、鮮烈な印象を与えるのが、試合中のサッカーやバスケ・ラグビーなどで、突然、選手の脚がつってしまい、痛さで顔をゆがめて、グラウンドにひっくり返っているところを、駆け付けたトレーナーに脚を伸ばしてもらっている光景です。

通常ならば、筋肉の伸び縮みは、筋肉や腱の神経によってコントロールされていますが、運動中に、突然、下半身に「極度の緊張」、「強く力が入った」、「いつもと違う動き」などが起きると、腰から脚に伸びている神経が強く刺激され、筋肉が極度に収縮を起こすので、それによって筋肉に微細な断裂が生じ、強烈な痛みを引き起こすからです

また、運動中に何も起きなくても、運動後に疲労や緊張が強く残って、脚が動きづらくなっていたり、膝がガクガクした状態になっていたりすると、チョッとした動作がキッカケになって、脚の筋肉の伸び縮みをコントロールしている神経が過度に反応して、いきなり、こむら返りを起こす事もあります。

~ 普段の生活の中でも ~

普段の生活の中でも、「信号や踏切を渡り切る為に、急に走った」、「障害物を避けようとして、思わずジャンプした」、「よろけたので、脚で踏ん張った」などで、突然、いつもと違う過剰な力が脚の筋肉に入ると、神経が過度に反応して、こむら返りを起こす事があります。

特に、運動不足や加齢などで、身体に血行不良や冷えなどがあると、筋力が失われてスピーディな動きができなくなるので、チョッとした動作で、脚や腰の神経が過剰に反応してしまい、こむら返りが起き易くなります。

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングでも、帰り道になって 「脚が疲れて力が入らない」とか、「疲労で膝がガクガクする」という状態になると、こむら返りを起こす事が、よくあります。

~ 多量の発汗や排尿から ~

また、昼間に起きるこむら返りとして、日中に、大量に汗をかいたり、排尿量が多くなったりすると、起き易くなります。

『筋肉の収縮や神経の“情報伝達の役割”を、ミネラルがしている』ので、多量の発汗や排尿で体内のミネラルが排出されて不足してくると、スムーズな運動神経の伝達ができなくなって、脚を伸ばした時や、脚に体重がかかった時に、脚の神経に異常興奮を起こしてしまうからです。

あるいは、「お腹をこわして下痢が続いた」、「飲み会でたくさんお酒を飲んだ」、「心臓病や高血圧の治療薬などの薬の服用で、排尿が多い」などの場合も、身体の水分と同時にミネラル分が体外に排出されるので、神経伝達がスムーズにいかなくなり、こむら返りを引き起こします。

【 夜間に起きる、こむら返り 】

~ 筋肉の伸び縮みのコントロールの低下 ~

“夜間に起きる”こむら返りで、代表的なのが、寝ている時に、いきなり脚がつるケースです。

これは、寝込んだ状態になると、神経のセンサーの働きがニブッテ、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になる事が“隠れた原因”になっています。

寝込んでいると、筋肉の伸び縮みのコントロールが低下した状態になるので、寝返りや普段と違う姿勢をすると、それがキッカケになって、運動神経が急に高ぶって、筋肉の異常な収縮を引き起こしてしまうからです

~ 脚の神経が刺激を受け易くなると ~

特に、「日中に身体を動かしていたので、疲労していた」、「デスクワークで血流が悪い」、「布団から脚を出していた」、「クーラーで脚が冷えた」、「寝ている時に暑くて汗を多くかいた」などがあると、余計に、こむら返りが起き易くなります。

脚の神経が刺激を受け易くなっている上に、寝込むと脚の筋肉の伸び縮みのコントロールが低下するので、寝ている最中の無意識がキッカケになって、脚の神経に異常興奮を起こすと、それによって、突然、脚の筋肉が必要以上に収縮して、ブレーキがかからなくなるからです。

その上、「加齢による筋力の低下」、「持病の痛みによる腰への刺激」、「薬の服用などによる血液や体液のミネラル分のバランスの悪化」などがあると、ますます脚の神経の異常興奮が起き易くなるので、夜間に、思わず「脚が痛い!」という状態を引き起こします。

~ 仰向けで寝ていると ~

更に、重い布団をかけて、仰向けになって寝ていると、一層、こむら返りが起き易くなります。

この状態で寝ていると、重い布団で足の甲が伸ばされて、足の裏側とふくらはぎの筋肉が“縮んだ”状態になり、更に、運動神経のコントロールが低下するので、こむら返りの“一歩手前”の状態になるからです。

このような状態の時に、“伸びた”足の甲が布団の重みで圧迫されたり、寝返りをした時に脚の神経が刺激されたりすると、一挙に運動神経の異常興奮が起き、こむら返りを起こしてしまいます。

【 腰の違和感や痛みから 】

~ 腰痛 ~

このように、こむら返りには“昼間タイプ”と“夜間タイプ”の2つに分けられますが、この2つに共通しているのが、腰の疲労や緊張による坐骨神経の異常興奮です

脚を動かす坐骨神経は、お尻からふくらはぎに延びているので、「腰が何となくダルイ」とか、「腰が固まっている感じ」、「腰に鈍痛(どんつう)がする」などがあると、これらの違和感や痛みで、坐骨神経が刺激されて敏感になり、何かのキッカケで、こむら返りを引き起こしてしまうからです。

坐骨神経が異常興奮を起こして、こむら返りを起こす事が多いので、『こむら返りの原因の7~8割に、腰痛が絡んでいる』と言われます。

~ 腰やお尻のコワバリや、血行悪化によって ~

しかも腰痛は、日本で、肩こりと並んで最も多い症状になっている上に、中高年になると、姿勢の悪化、冷え、肥満などで、腰やお尻の筋肉がコワバッタリ、腰の血行が悪くなったりして、腰の筋肉状態が悪化します。

この為、中高年になって、「腰がダルイ」、「ぎっくり腰ほどじゃないけど、違和感がある」、「腰が固まっている」などがあると、坐骨神経を刺激して、こむら返りを繰り返すようになります。

更に、運動不足や同じ姿勢が続いて腰の筋肉がコワバッタ状態になっていたり、あるいは、立っている事が長かったり、久しぶりに運動したりすると、余計に、こむら返りが起き易くなります。

~ デスクワーカー、妊婦さん ~

このような理由から、デスクワークを続けている人や、妊婦さんも、こむら返りが起き易くなります。

デスクワークが毎日続いて、歩く事が少なくなると、足腰の神経のコントロール力が低下する上に、上体を支える腰の筋肉に大きな負担がかかり続けるので、何かの拍子に坐骨神経が刺激された事がキッカケになって、坐骨神経が異常興奮を起こすからです。

そして妊婦さんも、体重が増えると、腰の筋肉に大きな負担がかかったり、お腹が大きくなると、腰を反らす姿勢になったりするので、坐骨神経を圧迫し易くなり、こむら返りが起き易くなります。

【 当院の、こむら返りの予防と回復治療 】

~ 下半身の筋肉の柔軟性や血行の回復 ~

腰痛や坐骨神経痛に悩まされていると、『こむら返りは、坐骨神経痛の一症状』と言われるように、こむら返りが起き易くなります。

また、脚のふくらはぎは『第二の心臓』と言うように、下半身に届いた血液を、心臓に戻すポンプの役目をしているので、仕事や家事、病気などで、ふくらはぎの筋肉が疲労したり、筋肉の働きが弱ったりすると、血行が悪化して老廃物が溜まり、坐骨神経が刺激されるので、やはり、こむら返りが起き易くなります。

この為、当院では、こむら返りの予防や回復の為に、下半身全体の筋肉の柔軟性回復と、血行の促進を行い、敏感になっている坐骨神経の緩和を行っています

~ ツボの利用 ~

当院では、お尻から足先に伸びる坐骨神経のツボを利用して、こむら返りの予防と回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、坐骨神経の反応点(ツボ)を確認して解消させる事で、筋肉内の血流を改善させたり、痛みや違和感を減少させたりする効果があるからです。

しかも、こむら返りが起きる時には、下半身に、「脚が重い」、「むくむ」、「冷える」、「腰が痛い」、「ダルイ」などを伴っているので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で筋肉内の血流を改善し、痛みと違和感などを解消する効果もあります。

~ 脚に引きつり感や疲労感があると ~

特に、脚に“コワバリ感”や“疲労感”などがあると、坐骨神経が刺激されて敏感な状態になり、こむら返りを引き起こします。

この為、こむら返りを予防するには、身体の疲労や緊張などを回復させて、これらの腰の不快感を解消させる事が必要です。

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、ツボを利用して脚の血行悪化を回復させ、坐骨神経の興奮を鎮めると、脚の“引きつり感”や“脚の疲労感”が解消し、坐骨神経の過剰反応を防ぐ効果があります。

~ 腰の違和感や痛みから ~

中高年になると、『腰の違和感や痛みを原因』とするこむら返りが多くなるので、こむら返りの予防には、脚だけでなく、腰の状態を含めて、疲労箇所や緊張箇所を確認して、解消する事が大切です。

当院は、こむら返りの予防や回復に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身の疲労回復と血行改善を行い、体調の改善も行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

中高年の、こむら返り(ふくらはぎの痙攣)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

若い頃、こむら返りが起きたのは、サッカーやテニスなどで、脚を激しく使った時ぐらいだったのが、中高年になると、チョッとした動作でも、あるいは、特に思い当たるような事が無くても、いきなり、こむら返りが起きてしまう事があります。

よくあるのが、「信号の変わりかけた交差点で駆け出した瞬間」とか、「ジョギングや散歩などをしている最中」、更に、「何気なく、脚を組もうとした時」、「寝ている時」、「脚や腰に、疲れや冷えを感じている時」などもあります。

これらの多くが、仕事や年齢による『運動不足』や、「腰の疲れやダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りを繰り返す場合は、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、これらを回復させ、敏感になっている神経を和らげる事が必要です。

【 中高年の、こむら返り 】

~ 脚の筋肉の働きの低下 ~

こむら返りは、中高年になると、チョッとした動作がキッカケになって起きる事がよくあります。

この年代になると、運動不足気味になってくるので、脚の筋肉の柔軟性が失われるだけでなく、身体を動かそうとした時に、脚の筋肉を動かす神経と筋肉が“かみ合わなく”なり、ふくらはぎが過緊張を起こして、引きつってしまうからです

この為、あまり体力を必要としないジョギングやハイキングでも、脚の筋肉の柔軟性が失われて、突然、こむら返りを起こしたり、「信号で駆け出した瞬間」や「脚を組もうとした時」に、脚の筋肉を動かす神経と筋肉が“かみ合わなく”なって、いきなり、ふくらはぎが引きつったりします。

~ ミネラルやビタミンの不足 ~

これは、中高年になって運動不足気味になってくると、血行が悪くなってくるので、“筋肉と神経の働きを調整”しているミネラルやビタミンの供給が追い付かなくなる事が大きく影響しています。

ミネラルやビタミンは、血中に含まれているので、運動不足気味になってくると、チョッとした動作でも『神経の異常な興奮』や『筋肉の異常収縮』が起き易くなってしまうからです。

この為、運動不足で血行が悪くなっていると、チョットした運動でもミネラルやビタミンが急激に消費されるので、脚に『神経の異常な興奮』が起きたり、あるいは、普段と違う姿勢や動作や、寝返りをすると“筋肉と神経の働きを調整”ができなくなって、『筋肉の異常収縮』が起きたりします。

~ 運動神経がニブクなると ~

また、運動の機会が少なくなると、下半身の運動をコントロールする『運動神経の働きがニブク』なるので、これも、こむら返りを引き起こす大きな原因になります。

運動神経がニブクなると、スムーズに脚や腰が動かなくなるので、急激に神経のセンサーの感度を高ぶらせて、こむら返りを引き起こしてしまうからです。

この為、下半身の『運動神経の働きがニブク』なっていると、筋肉の動きに合わせて、瞬間的に調整している神経の働きが失われるので、特に思い当たるような事が無くても、何かの動作でイキナリ筋肉が緊張して、こむら返りが起きてしまいます。

【 体調の不調から 】

~ 腰の疲れやダルサ ~

また、中高年のこむら返りは、運動不足だけでなく、腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていたり、体調不調が生じていたりすると、これによっても引き起こされます。

例えば、いつも腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていたり、体調不調で姿勢が悪くなっていたりすると、お尻や脚の筋肉もコワバッテ、脚の筋肉の働きが低下したり、下半身の血行が悪くなって、脚の神経が刺激されたりするので、こむら返りを引き起こします。

しかも、この状態になると、お尻の下⇒太ももの後ろ⇒ふくらはぎに延びる『坐骨神経』が敏感な状態になるので、何かの動作をした時に、ふくらはぎの神経が過度に刺激されて、『神経の異常な興奮』や『筋肉の異常収縮』が起き易くなります。

~ 仰向けになって寝ていると ~

腰の「疲れ」や「ダルサ」が、夜になっても解消されずにいると、脚元に布団をかけて、仰向けになって寝ていると、こむら返りが起き易くなります。

就寝中は、脚の動きをコントロールする神経が“無防備”状態になるので、何かのキッカケで脚の神経が過剰に反応を起こしてしまう事と、仰向けになって寝ていると、足先が、上から加わる布団の重みで伸ばされて、ふくらはぎの筋肉が収縮した状態になるので、こむら返りを起こす直前の状態になるからです。

このような状態になっている時に、寝返りや夢で身体が動いて、足先が布団の重みで、上から更に押されると、「疲れ」や「ダルサ」で敏感になっている坐骨神経が強く刺激されるので、突然、夜中に『筋肉の異常収縮』が起きてしまいます。

~ 坐骨神経と自律神経 ~

また、体調を保つ自律神経は『坐骨神経』と密接な関係があるので、腰に「疲れ」や「ダルサ」を感じていたり、体調不調が生じていたり、あるいは、身体の冷えに悩まされていたりすると、こむら返りを繰り返すようになります

自律神経の中の交感神経が強くなり、筋肉が緊張して血管が収縮すると、腰の筋肉の負荷が増し、腰の神経が刺激されるからです。

この為、中高年になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」などで、身体の調子の悪化を感じていると、自律神経の負荷が大きくなって『坐骨神経』が敏感になり、こむら返りが起き易くなります。

【 こむら返りの対策 】

~ ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて ~

こむら返りは、脚の『神経の異常な興奮』や『筋肉の異常収縮』が原因になので、こむら返りの対策には、ふくらはぎの筋肉だけでなく、腰を含めて筋肉の柔軟性の回復と血行悪化を改善し、敏感になっている神経を鎮める事が必要です

特に中高年あたりから、運動量が少なくなる上に、座っている時間が多くなってくるので、気付かないうちに、お尻や腰の筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫刺激して、こむら返りが起き易くなります。

この為、こむら返りの対策に、セルフストレッチをする場合は、お尻や腰に体重をかけて十分に筋肉を引き伸ばして、筋肉内の血液が隅々まで行き渡るように、血行を改善させる事が必要です。

~ 姿勢の悪化 ~

また、中高年になって身体の柔軟性が失われて、姿勢の悪化が続くと、こむら返りを繰り返したり、痛みが酷くなったりします。

身体の血行が悪くなると、疲労物質が排出されづらくなると、神経が刺激されて敏感になるだけでなく、慢性的な血行悪化から、神経の痛みの調整がうまく働かなくなってくるからです。

このような場合には、こむら返りの予防のストレッチをするだけでなく、身体のコワバッテいる箇所を確認して、回復させる事が必要です。

~ ストレスや心配事 ~

また、自律神経と坐骨神経は密接な関係があるので、ストレスや心配事があったり、身体に慢性的な痛みや違和感があったりする場合は、こむら返りの対策として、体調の改善も必要です。

症状や患部の箇所が、人によって異なっているので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などがある場合は、身体の不調箇所のチェックが重要になります。

坐骨神経に影響して、こむら返りを引き起こす原因になるので、身体の不調箇所を調べて、筋肉の柔軟性や血行を回復させ、痛みや違和感を生じている神経を和らげて、鎮める事が必要です。

【 当院の、こむら返りの治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

中高年の“こむら返り”の多くが、『腰の疲れやダルサ』や『身体の不調』などによる影響なので、こむら返りが繰り返される場合には、身体の疲労箇所や不調箇所を改善して、筋肉の異常収縮が起こらないようにする事が大切です。

しかし、病院やクリニックに行っても、中高年のこむら返りは、治療の対象になりにくい事から、多くの場合、筋肉の緊張を和らげる漢方薬や湿布薬の処方と、日常生活の注意をするぐらいになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っているので、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、こむら返りの改善を行っています

~ ツボ治療 ~

ツボ治療を利用しているのは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれる働きがあるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

これらの効果から、例えば、腰痛に関係するツボを利用して刺激を与えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、腰から脚にかけて、ズーンと重く押されているような感覚や、軽くジーンと響くように感じを伴いながら、腰や脚の筋肉のコワバリを解消させたり、血行を促進させたりします。

~ 腰から足の血行改善や柔軟性回復 ~

また、当院では、脚の神経の異常な反応が起きないように、身体に現れたツボを確認し、腰から足にかけての、血行の改善や筋肉の柔軟性を回復させる治療を行っています。

中高年以降になると、姿勢の悪化や体形の変化で、腰や骨盤に変形が起きて神経のセンサーが敏感になり、痛みや不快感などの異常が起き易くなっているからです。

この為、腰や脚に「疲れ」や「ダルサ」を感じている場合は、体調管理の為にも、下半身の筋肉の疲労や緊張を解消させて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行を改善しておく事が大切です。

~ 体調に合わせて ~

中高年に起きるこむら返りは、『身体の不調』が大きく影響しているので、こむら返りの予防には、ふくらはぎのストレッチをするだけでなく、体調に合わせて身体の柔軟性や血行を改善し、体調を回復させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の体調に合わせて、血流の改善や硬直した筋肉の回復を図り、体調を整え、こむら返りの予防を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

脚(足)が、むくむ (セルフケアでは困難な方に)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

座り仕事や立ち仕事で、脚に“むくみ”が生じて腫れぼったくなってくると、脚が重ダルイ感じやムズムズ感もしてくるだけでなく、腰も重ダルク、動きづらい感じになります。

これは、脚の血行やリンパ液の流れが悪くなると、血管から水分がにじみ出て、皮膚や皮下に溜まってくるので、水分中の老廃物や疲労物質が神経を刺激して、不快感やダルサ感などを引き起こす為です。

これらを解消するには、脚の『筋肉ポンプ』を活発化させ、滞った血液やリンパ液の流れを回復する事が必要なので、マッサージ治療とツボ反応を利用すると、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、筋肉内の血流を増幅させ、老廃物や疲労物質の排出を促す効果があります。

【 脚のむくみと、不快感や腰痛 】

~ 脚太り ~

脚は、身体の下側に位置している為に、身体の血液やリンパ液が重力の影響で集まってくる上に、心臓から離れている為に、血液やリンパ液の流れが弱くなり、むくみが起き易くなります。

この結果、脚の下側の、足首からふくらはぎの皮膚や皮下に余分な水分が溜まってくると、脚が太った状態になりますが、特に足首のくびれがハッキリしなくなると、“脚太り”が目立つようになります。

このような状態になると、脚がパンパンに張ったように感じられますが、実際は、皮膚の下に水分が溜まった事で、皮膚が膨れて、皮膚表面の張りや弾力が無くなり、たるんだ状態になるので、「靴下を脱いだ後の跡が、いつまでも残る」とか、「指で脚を押すと、凹みが消えにくくなる」、といった事が起きます。

~ 脚の不快感・違和感 ~

更に、脚の皮膚や皮下に溜まった水分が、皮膚や皮下の神経を圧迫するので、腫れぼったさや重ダルイ感じがしてくる上に、脚の皮膚や皮下に溜まった水分の中に、多くの老廃物や疲労物質が含まれているので、神経が刺激されます

この結果、脚の「ダルサ」や「疲れた感じ」に加えて、“かゆみ”を感じる神経も刺激されて、「引っ掻きたくなるような不快な感覚」や「ムズムズとした感じ」がしてきたり、これらが合わさって「ウズウズした痛み」も起きたりします。

しかも、夜、寝ている間は、脚の筋肉活動が少なくなって、血液やリンパ液などの流れが低下するので、脚のむくみが、寝ている間に解消しきれないと、翌朝も、脚の重ダルサ、ダルサ、かゆみなどが続いて、一日中、脚の不快な違和感に悩まされます。

~ 腰の不快感や鈍痛も ~

そして、脚のむくみやダルサが続くと、腰にも、不快感や鈍痛が起きます。

脚に溜まった老廃物や疲労物質が、腰の神経を刺激して、腰に「ダルサ」や「痛み」などの不快感を引き起こすからです。

また、脚と腰は、まとめて「足腰」と言われるように、一体となって連動しているので、脚のむくみやダルサによって、脚にアンバランスな動かし方や体重のかけ方をしていると、骨盤に片寄った負荷がかかったり、股関節の動きに左右差が生じたりして、ますます腰の不快感や鈍痛が増すようになります。

【 ストレスによる、むくみ 】

~ ストレスによる影響 ~

更に、脚がむくむ原因として、あまり気付きませんが、ストレスによる影響もあります

ストレスを感じると、コルチゾールと言われるストレスホルモンが多く分泌されて、脈拍や血圧を上昇させて身体の緊張状態を保てるように、血管とリンパ管との水分の動きが制限されて減る為に、血管から漏れ出る水分が多くなるからです。

この為、上司に怒られた、プレゼンで緊張した、精密な作業を行った後などに、イライラやストレスが強まると、身体にむくみ現象が現れて、「目の下あたりが腫れぼったくなった」とか、あるいは、「脚が重ダルク感じる」、「足取りが重く感じる」、などが起きます。

~ 働く女性の、ストレスによる、むくみ ~

この結果、職場で“協調性と思いやり”を求められる事が多い女性に、むくみを起こす原因になる事があります。

職場で“協調性と思いやり”を求められると、相手の心を探りながら、できるだけ気分を害さないように、「相手に合わせる」、「一緒にやる」、「情報をちゃんと共有しておく」などの細心の注意を払う事が必要になるので、これが上手くいかずに人間関係で悩まされたり、あるいは、同じ女性同士で給与差があったり、不公平を感じたりすると、ストレスホルモンの分泌が増えて、むくみが起きてしまうからです。

しかも、女性は、もともと筋力が小さい為に、脚の血液を脚から心臓に向かって押し返す『筋肉ポンプ』が弱い上に、職場で不満やストレスを感じると、余計に脚の『筋肉ポンプ』を弱めてしまい、むくみが治まりづらくなります。

~ ブヨッとした感じや、セルライト ~

しかも女性は、ストレスを受けると、精神的に強く緊張やプレッシャーを感じ、その後も、何度も不安をイメージするので、これによってストレスホルモンの分泌が続いてしまうと、身体に、いろいろな影響を及ぼします。

ストレスが長引いたり強まったりすると、皮膚や皮下に余分な水分が溜まってくるので、体重が増えて、身体がブヨッとした感じになったり、あるいは、女性らしい身体の曲線を作っている皮下脂肪に、ストレスホルモンの分泌によって老廃物を多く含んだ水分がくっつくと、皮膚の表面がボコボコに見える“セルライト”ができたりします。

更に、ストレスによって血行が悪くなって、体調を保つ自律神経が乱れると、冷え性、頭痛、眠気、食欲不振、身体のだるさ、腰痛、などに悩まされる状態になります。

【 脚の筋肉ポンプの活性化 】

~ 脚のむくみ解消には ~

脚のむくみの大きな原因は、脚の血液やリンパ液を、心臓方向に送り返す筋力が低下した事と、皮下に溜まった水分を元に戻す働きが弱まった為なので、むくみの解消には、脚の筋肉の働きを回復させて高める事が必要です。

この為、むくみの解消に歩行運動が勧められますが、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、効果はほとんど期待できない事が分かっています。

例えば実験でも、1日1万歩を、5カ月間歩いても、歩くスピードが遅かったり、ダラダラと歩いたりすると、筋力や持久力のアップ率が、何もしなかった人達とほとんど変わらなかった事が、確認されています。

~ マッサージによる、むくみの改善 ~

この為、運動によるセルフケアが困難な場合に、代表的なマッサージ法が2種類あります。

一つが、良く知られている『リンパマッサージ』と呼ばれる手法で、リンパ液の流れを促進させる事で、水分と老廃物を体外に排泄させる事を目的にしています。

もう一つが、『静脈マッサージ』と呼ばれる手法で、静脈の流れを促して、心臓に血液を戻す血液循環の改善を目的にしたものです。

~ むくみ対策 ~

脚のむくみを改善する為に、これらの2つのマッサージで、リンパ液の流れを促進させたり、静脈の流れを促したりしますが、むくみの対策には、何よりも脚の筋肉の働きを回復させて、脚に溜まったリンパ液や静脈血を送り出す『筋肉ポンプ作用を活性化』させる事が大切です。

この為、下半身の筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、筋肉の働きを回復させて『筋肉ポンプ作用を活性化』する事が必要です。

特に、ふくらはぎは『第2の心臓』と言われるように、下半身に溜まった血液を心臓に送るポンプ作用があるので、ふくらはぎの筋肉の働きを活発化させて、脚に溜まったリンパ液や静脈血を送り出せるようにする事が大事です

【 当院の、むくみ治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

当院は、脚の血行やリンパ液の流れの促進や、筋肉の働きを高めて皮下に溜まった余分な水分の吸収を高めるために、マッサージ治療にツボ治療を加えて、脚のむくみの改善を行っています。

これは、『ツボは神経や血管が集まっている箇所』なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みやコワバリが生じて、身体に異常が起きている事を知らせてくれる特徴がある為、ツボ反応を使う事で、むくみを生じさせている筋肉のコワバリ箇所や、血行を悪化させている箇所を確かめる事ができるからです。

しかも、確認したツボに適切な刺激を与えると、ツボ周囲の緊張が緩んで、滞った血流が増幅されて老廃物や疲労物質が排出されるので、滞った脚の血行やリンパ液の流れを改善し、むくみで生じた神経の興奮を鎮められます。

~ 他動運動の活用 ~

また、当院では、血液やリンパ液が集まってくる腰や膝の関節の流れを高める為に、膝や腰の関節を動かす『他動運動』を行っています。

腰や膝などの関節は、体重を支える為に筋肉がコワバッテ、血液やリンパ液が流れづらくなっている上に、リンパ液の流れは、元々、とてもゆっくりしているので、『他動運動』を利用して膝や腰の関節を動かすと、血液やリンパ液の流れを高められるからです。

例えば、デスクワークの座り仕事で、腰や膝の関節を曲げ続けていたり、営業や接客などの立ち仕事で、膝関節の筋肉の疲労や緊張が強まっていたりする場合は、『他動運動』を行う事で、血行やリンパ液の流れを回復させる大きな効果があります。

~ 腰や股関節のコワバリ確認 ~

更に、当院では、腰や股関節も、筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉の働きを回復させ、滞った血液やリンパ液の流れを改善しています。

腰や股関節がコワバッテいると、血流を悪化させて、脚のむくみや不快感を引き起こすので、腰や股関節の筋肉や血行の状態をチェックして、コワバリ箇所を回復させる事が必要になるからです。

特に、脚の付け根の鼠径部や、膝裏は、リンパ管が集まった状態になっているので、コワバリ状態や血行やリンパ液の流れをチェックして、マッサージ治療と『他動運動』で改善し、回復させる事がポイントになります。

~ 身体の状態をチェックして、治療を ~

むくみは、疲労や緊張だけでなく、ストレスによる影響もあるので、気付きにくい身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックして、身体の調子を回復させる事が必要です。

当院は、筋肉や関節部分のチェックと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の硬直や血流障害を回復させ、循環の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。