いつもの同じオフィスの中や、在宅勤務になって、デスクワークがずうっと続く毎日になると、次第に、「気分的に、イライラしてくる」、「気持ちが、だんだん不機嫌になる」、「身体に、疲れが溜まる」などが、起きる事があります。
身体を動かす事が少なくなって、思考範囲が限られてくるので、精神的な緊張が高まり、感情のコントロールが低下し、感情が苛立って、身体の疲労やストレスを感じ易くなる為と、言われています。
長時間同じ姿勢を続ける肉体的疲労と、脳の体調を保つ働きのオーバーワークが影響しているので、回復には、身体の慢性化した疲労と緊張を確認して、血行と身体の柔軟性を回復させて神経の興奮を鎮め、精神的な安定を取り戻す事が大切です。
【 イライラ状態 】
イライラの感情は、物事が思う通りにならなかったり、不快な事があったりして、神経が高ぶって、苛立ち、感情をコントロールできなくなった時に起きてきます。
また、意識するようなストレスや気疲れが無くても、PC操作によるデスクワークの毎日が続くと、ずっと座りっぱなしで、うつむいたまま、同じ姿勢を取り続ける事が多くなるので、これによっても、イライラが起き易くなります。
このような状態が続くと、血行が悪化して“筋肉疲労”が強まって、体調を保つ自律神経の負担が大きくなる上に、PCを使って仕事をしていると、眼の神経の過緊張や、脳の一部の神経の酷使によって、神経疲労が大きくなり、感情を高ぶらせて、苛立たせてしまうからです。
しかも、PC操作によるデスクワークをしていると、その場を離れる事ができなかったり、絶えず画面を見ながら操作を続けたりする為に、心身をリラックスさせる神経が働かなくなるので、イライラを感じ易くなります。
この為、いつもの同じオフィスの中や、終日在宅勤務などで、体調より仕事を優先して、一日の大半を過ごしていると、気分転換や頭を休ませる事ができなくなってくるので、イライラ感が続いてしまいます。
更に、このような状態が続くと、気持ちを落ち着かせる事ができないので、感情の高ぶりや苛立ちが増すようになります。
また、このような状態になると、感情のコントロールが低下してくるので、感情的になり、チョットした事でも、精神的な緊張が増すようになります。
例えば、普段なら気にならないような、些細な人間関係、家庭内の出来事、仕事量や環境の変化、金銭の事などでも、イライラした気持ちが続くと、心に余裕が持てなくなって、イライラが増すようになります。
そして、これらのイライラが増すと、体調を保つ自律神経の働きを乱すので、「なかなか疲れがとれない」、「頭がスッキリしない(頭が重い)」、「仕事をする気が起こらない」、「寝られない」、「背中や腰がいつもダルイ」などを、起こすようになります。
【 意外に疲れるデスクワーク 】
デスクワークによる疲労は、通常、長時間同じ姿勢を続けた事による肉体的な疲労と言われますが、それに加えてイライラが起きてくると、余計に疲労が大きくなる原因になります。
これは、イライラが起きて、精神的な緊張が高まると、自分を守ろうとする神経が強く働くので、イライラが長引いたり、強まったりすると、それだけ、自分を守ろうとする神経の負担が大きくなるからです。
例えば、仕事の量や進め方の悩みや、人間関係の煩わしさ、収入面の悩み、仕事環境の不安、将来性への疑問などがあると、これによって、絶えず緊張させる神経が働いたり、精神的に不安定になったりするので、神経の負担が大きくなって、“精神的な疲労”が強まります。
また、デスクワークは、脳を長時間、使い続けるので、これによっても、更に疲労を強めます。
デスクワークをしていると、思考や計算で、脳細胞がフル活動する状態になる上に、絶えず集中力や緊張感が必要になるので、脳の興奮状態が長時間続き、脳の疲労が大きくなるからです。
この結果、デスクワークを長時間していると、次第に、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」、といった脳の疲労のサインが現れ、更にデスクワークを続けていると、「仕事中に考えがまとまらない」、「ついぼんやりしてしまう」、といった状態に陥ります。
そして、デスクワークで身体の疲労や精神的な疲労感が増すと、筋肉の緊張が強まり、血行が悪化してくるので、肩こりや、首こり、そして腰痛なども、起きてきます。
しかも、これらの凝りや痛みで、身体が無意識に緊張するので、血管が圧迫されて血行が悪くなり、“だるさ”や疲れを慢性化させたり、『ぎっくり腰』や『寝違え』が起き易くなったりします。
更に、デスクワークで猫背状態になると、肺が圧迫されて、胸郭や横隔膜が十分に働かずに呼吸が浅くなるので、首、肩、腰などの疲労を感じ易くなったり、疲労感を強めたりします。
【 疲労箇所の確認と、首の柔軟性回復 】
心身が疲労していると、イライラが起き易くなったり、イライラが大きくなったりするので、イライラや疲労を解消させる為に、疲れている時に、あえて身体を動かして、血液循環を促し、疲労回復を早める『積極的休養法』という方法が、紹介されています。
これは、休憩時間をとってジッと休んでいたり、家でずっと寝ていたりしているだけでは、血行が改善されず、疲労物質の排出が進まないので、デスクワークで疲労した筋肉の回復が遅れ、しかも、酷使した筋肉疲労にとって神経が敏感になっているので、チョッとした疲労や緊張で、イライラや疲労感が再発してしまうからです。
この為、デスクワークの後も、運動をした後に『クールダウン(疲労を解消する為に軽く運動)』をするように、身体を動かして、血液循環を促す疲労解消が勧められています。
しかし、デスクワークの疲労は、座って仕事をしている時の、姿勢を維持する筋肉の疲労なので、「身体全体が、何となくダルイ」、「身体がコワバッテ、重い」などの疲労を感じても、身体の疲労箇所がハッキリ分かりません。
また、姿勢を維持する筋肉は、骨格に沿って背面に多いので、背中の筋肉の疲労を確認したくても、自分の目で確認する事ができませんし、その部分を触る事も困難です。
この為、一般的に勧められている運動やストレッチを行っても、直接、疲労箇所を回復させるものではないので、身体のコワバリ感が残ってスッキリしなかったり、しばらくすると疲労感や緊張感に再び悩まされたりします。
更に、デスクワークの疲労を解消させるには、脳の疲労を回復させる事も必要です。
脳の疲労を解消するには、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われるように、首の状態と脳が密接な関係があるので、首周囲の疲労や緊張を確認して解消し、脳に酸素や栄養が行き渡らせ、溜まった老廃物を取り除く事が重要になります。
しかし、首の疲労や緊張の解消には、後頭部の奥の筋肉を伸ばして柔軟性を回復させる事も必用なので、頭を横に倒すだけのストレッチでは不充分で、効果が現れません。
【 当院の治療 】
当院は、疲労や精神的な緊張から体調が悪化し、気分的に「イライラしてくる」といった症状に対して、ツボ治療とマッサージ治療で、解消を行っています。
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この為、「何となく、ダルサや疲れがある」とか、「身体が動かしづらい」などのように、身体の疲労を感じても、その疲労箇所がハッキリと分かりづらい場合でも、ツボ反応を利用して、身体の不調で顕在化したツボを確認して、刺激を加える事で、体調を回復させる効果があります。
このような特徴から、デスクワークの疲労感やイライラの解消にも、ツボ治療を取り入れたマッサージ治療が適しています。
デスクワークによる疲労の為に、身体の疲労箇所がハッキリ分からなくても、血行の悪化で、不要な老廃物が身体に溜まったり、体調を保つ脳の神経の働きがオーバーワーク状態となったりしていると、特定のツボに痛みや硬さとなって現れるからです。
当院では、問診やツボ反応を利用した触診で、痛みや硬さとなって現れたツボを確認して、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、これらの不調箇所を解消し、神経の緊張や興奮を鎮めるようにしています。
しかも、ツボ治療を併用したマッサージ治療によって、自分では解消しづらい筋肉のコワバリの解消が可能になるので、回復効果を高める事や、即効性が期待できます。
ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボを適度に刺激すると、神経の緊張や興奮を鎮めて、血行が進み、慢性的な疲労感や緊張感が緩和されていきます。
更にマッサージ治療によって、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、血行やリンパの流れの改善、神経の興奮の抑制を行い、筋肉の疲労回復や痛みを改善し、心身のリラックスを図っています。
イライラを引き起こす疲れには、体調の回復の為に、身体に溜まっている疲労物質を早く除去して、身体の分泌を促し、心身をリラックスさせる事が大切です。
当院は、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、筋肉や靭帯などのストレスや過緊張を解き、体調を整える治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。