痛み・しびれ

膝関節の柔軟性回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の治療に、痛みの緩和と、関節の動きを滑らかに為に、膝関節にヒアルロン酸注射が行われますが、症状の進行抑制や、すり減った軟骨の回復はできないので、膝関節の強化に運動療法が行われます。

運動療法は、変形性膝関節症の原因になっている、膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を回復させるのに効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事、膝への痛みの不安が続いてしまう事、そして、思うような効果がみられないと、意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような場合に、膝関節の筋肉の働きを高める為に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を行っている東洋医療を利用すると、腰や脚の筋肉のコワバリ解消と血流の促進によって、膝の痛みを緩和し、膝関節を動き易くさせるので、運動療法が行い易くなり、回復効果を高めます。

【 ヒアルロン酸の効果と、注意点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期頃までは、手術を行わずに、症状の緩和や改善を目指す治療法になるので、薬物療法として膝にヒアルロン酸を注入しながら、運動療法を行う治療法が一般的です。

膝にヒアルロン酸を注入すると、すり減った膝の軟骨表面を覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑えたり、更に、関節軟骨の滑りを良くするので、膝の動きがスムーズになり、動作時の膝の痛みが無くなったりする効果がります。

しかも、注射をするだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心して使えるメリットもあります。

~ 長く効果が続かない為に ~

しかし、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減った軟骨を再生させたり、増やしたりする効果はありません。

しかも、ヒアルロン酸の注入で、痛みを緩和させる効果はありますが、時間の経過と共に、ヒアルロン酸が体内に吸収されてしまうので、効果はしばらくの範囲になり、長く持続しません

この為、再び、膝の痛みが起きたり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりする場合は、再び、ヒアルロン酸注射を膝に注入する事が必要になります。

~ ヒアルロン酸に頼っていると ~

更に、注意しなければいけない事は、ヒアルロン酸注射に頼って、繰り返していると、だんだんと膝の関節を痛めてしまうので、次第に、痛みの解消効果が得にくくなったり、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなったりする危険性があります。

ヒアルロン酸注射を受ける事で、一時的に痛みが消えて、膝を動かせるようになりますが、それに頼っていると、膝周りの筋力が弱っているので、膝関節に体重がかかるたびに関節面を傷めてしまい、状態を悪化させてしまうからです。

しかも、この状態を繰り返して、膝関節の軟骨のこすれ合いが増して、軟骨が傷んでくると、ヒアルロン酸を注入しても効かなくなってくるので、炎症が悪化して痛みが解消できなくなり、ジッとしていても膝から痛みが起きるようになります。

【 運動療法の改善効果 】

~ 膝の運動療法 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和させ、変形を進行させないようにする為に、膝周囲の筋力を回復させる運動療法が行われます。

膝周囲の筋肉は、膝関節を動かすだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の働きもしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させると、立ち上がりや歩き始めなどの動作開始時の痛みや、歩いている最中に続く痛みなどを、和らげたり、無くしたりする事が可能になるからです

また、膝周辺の筋力低下で、体重を支える力が弱ったり、アンバランスな状態になっていたりすると、変形性膝関節症を進行させる原因になるので、運動療法で、弱っている膝周囲の筋力を回復させたり、片寄っている筋力バランスを整えたりすると、症状進行を抑える事ができます。

~ 症状の軽減や、進行の抑制効果 ~

しかも、関節内には血管が無いので、運動療法によって関節を動かす事ができるようになると、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が再生するようになり、関節内の補修効果になります。

運動療法で、膝周囲の筋肉が動かされると、それによって、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたり、栄養を含んだ水分が少しずつ関節内に注入されたりするからです。

この為、変形性膝関節症の症状の軽減や、進行抑制の為に、仰向けになり脚を挙げて伸ばす動作や、自転車こぎ、プール内で浮力を利用しながらの歩行運動などの、膝関節に負担をかけない運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

~ 早い段階で運動療法を行うと ~

特に、「起床時の第一歩に違和感がある」とか「動く時だけ痛む」などの、変形性膝関節症の初期の段階ならば、日常生活上の注意と、運動療法だけでも、膝の痛みが無くなり、今まで通りに歩く事が出来るようになります。

これも、変形性膝関節症の、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、膝周囲の筋肉の筋力を回復させると、膝関節の不安定が無くなるからです。

変形性膝関節症は、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、早い段階で運動療法を行うと、膝周囲の筋力の回復だけでなく、腫れや炎症が治まってくるので、変形性膝関節症の症状をかなり軽減させたり、進行を抑えたりする事が可能になります。

【 運動療法の難点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります。

運動療法は、数か月以上、継続して運動を行う事が必要なので、運動療法を我慢強く続ける事や、時間のやりくりが難しくなって、運動療法が不定期になったり、中断するのが多くなったりすると、効果が現れない事です

あるいは、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と思っていたり、「膝や腰に痛みが出るから」と気掛かりになったりして、運動量を減らしたり、形だけの運動になったりすると、筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 運動療法を続ける事が大切 ~

この為、仕事をしていたり、家事による都合があったりすると、運動時間の制約が生じてしまうので、時間をやりくりしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が大切です。

また、運動療法を行っても、すぐに痛みが回復したり、筋肉が付いたりしないので、繰り返し、根気よく続ける事が重要になります。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりする場合は、「トレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と思わないように、運動療法の期間を十分とる事と、気持のゆとりを持って、運動を行う事が必要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の意味を理解して行う事も重要です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」を行っているからです。

単調に感じられても、毎日コツコツと、脚を動かす意味を確認しながら、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、続ける事が必要です。

【 当院の、膝関節の柔軟性回復と痛みの緩和治療 】

~ 運動療法の効果を高める為に ~

このように、運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝関節の回復効果を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の筋肉の柔軟性回復と、膝を動かす時の痛みの緩和、そして、下半身の動きをスムーズにする事がポイントになります

しかも、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどから、身体の動きが制限されたり、身体を動かすのが難しくなっていたりする場合には、身体の柔軟性を回復させておく事も必要になります。

このような事から、当院は、変形性膝関節症の運動療法の効果を高める為と、身体の柔軟性回復の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、疼痛を緩和させる治療を行っています。

~ ツボ刺激の効果 ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少する効果があります。

この効果から、太ももの筋肉は、膝下まで伸びて、運動時の負荷や衝撃を吸収し、膝関節をコントロールする働きをしているので、太もものツボを刺激すると、太ももの筋肉内の血流が活発化し、神経の興奮が抑制されるので、今まで感じていた違和感や痛みが緩和されたり、膝の動きが改善して、動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節の柔軟性回復 ~

また、膝に痛みを強く感じると、どうしても、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなるので、腰や股関節の負担が大きくなります。

この為、腰や股関節の柔軟性を回復させておく事も必要になるので、当院は、腰や股関節をチェックして、コワバリ箇所の改善を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を、マッサージ治療とツボ治療で回復させると、脚が動かし易くなるので、膝への負担が少なくなる効果があります。

~ 膝の運動療法を行い易くする為に ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、筋肉のコワバリ解消や、痛みの緩和効果があるので、膝の運動療法が行い易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療によって、膝のコワバリの解消や血行を促進させて、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立とうとした時や、座ろうとした時に、突然、お尻から太ももにかけてシビレを伴った鋭い痛み感じ、その後も、日がたつにつれて、シビレを伴った鋭い痛みが何度も繰り返したり、痛みが次第に強まったりする事があります。

これは、毎日長時間座っていたり、立ち仕事が多かったり、肥満や妊娠で体重が増えたり、股関節の屈伸運動を繰り返したりすると、気が付かないうちに、お尻の筋肉のコワバリが強まって、お尻の奥の坐骨神経を圧迫刺激するようになるからです。

このような、身体内部の分かりづらい筋肉のコワバリ解消には、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、筋肉内部のコワバリ箇所を確認し、柔軟性の回復を行っているので、お尻のシビレや痛みの効果的な解消法になります。

【 お尻の筋肉の疲労と緊張から 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段の上り下りで足に体重をかけた時に、突然、お尻の“ほっぺ”中央あたりや、お尻と太もものつなぎ目の“くぼみ”あたりから、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

特に、思い当たるような原因が無いにも関わらず、お尻からシビレを伴った痛みが起きる場合、多くの場合、お尻の筋肉のコワバリによる『坐骨神経痛』の可能性が高くなっています。

座っている事が多い為に、お尻の筋肉に、気付かないうちに負荷をかけ続けたり、あるいは、運動をした為に、お尻に大きな負荷をかけたりすると、お尻の奥の筋肉がコワバりが生じ、坐骨神経を圧迫して刺激し、『坐骨神経痛』を起こしているのが、全体の9割以上にもなっているからです。

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日の長時間のデスクワークの為に座り続けていると、姿勢を支えているお尻の筋肉が、気付かないうちに緊張してコワバッタ状態になるので、何かの動作で、コワバッタ筋肉が坐骨神経を圧迫すると、お尻からシビレと痛みが引き起こされるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、お尻と股関節の筋肉に大きな負荷をかけて、強く筋肉がコワバッテしまうので、何かのキッカケで奥の坐骨神経を圧迫すると、シビレと痛みを引き起こしてしまいます。

他にも、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、やはり、お尻に体重を支える大きな負荷がかかって、坐骨神経を圧迫する状態になるので、お尻からシビレと痛みを引き起こす事が多くなっています。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリによって坐骨神経痛が起きるのは、坐骨神経の真上を、股関節を動かす『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が横切っているからです。

疲労や緊張で『梨状筋』がコワバルと、『坐骨神経』を圧迫刺激してシビレと痛みを引き起こすので、病院の診断名では『梨状筋症候群』と言い、この症状の特徴は、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、腰には異常が無いので、腰には痛みが起きない事です。

『梨状筋症候群』は、お尻の緊張や疲労が原因なので、普段の生活の中で起き易くなっていますが、病院(整形外科)に行っても、痛みの原因がお尻の筋肉の緊張や疲労なので、処方されるのは、痛みを和らげる湿布薬程度になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』が起きても、最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、すぐに違和感は無くなるので、見過ごしがちです。

この為、『梨状筋症候群』を、簡単に確認する『脚挙げテスト』があります。

『脚挙げテスト』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずに伸ばしたまま、ゆっくりと挙げていく検査法で、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度迄挙がらなかったりする場合は、坐骨神経を圧迫刺激する『梨状筋症候群』が疑われます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになった状態で、片方の脚の膝を曲げて、他方の足の上に乗せてクロスさせるように、手で曲げた膝を押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

手で曲げた膝を押し倒していく時に、お尻や太ももの後ろに、痛みやシビレが生じたら、やはり『梨状筋症候群』が疑われます。

これも、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫刺激を調べる方法です。

~ こむら返りテスト ~

他にも、『梨状筋症候群』が慢性化していると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも判断材料になります。

坐骨神神経が圧迫され易くなっていると、坐骨神経が刺激されて過敏状態になるので、何かのキッカケで、坐骨神神経に誤作動(『こむら返り』)が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起き、「キューン」とつりそうになった場合には、『梨状筋症候群』が疑われます。

【 困難なお尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

『梨状筋症候群』は、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻は身体を支える働きをしているので、だんだんと、お尻の筋肉のコワバリを強まったり、毎日の生活の疲労やストレスで、お尻の血行が更に悪化したりします。

この結果、『梨状筋』のコワバリが強まって坐骨神経を圧迫しがちになるので、座っているだけでも、お尻の下から、ジンジンとしたシビレや痛みを感じたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回のように、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたりします。

『梨状筋症候群』は、お尻に気付かないうちに負荷がかかって、身体のバランスが崩れた為に、身体に異常が起きている事を知らせるアラームサインと言えます

~ なかなか困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし、お尻のシビレと痛みの解消に、硬くなっているお尻の筋肉を、自分でストレッチして、柔軟性を回復させるのは、なかなか困難です。

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、見当がつけづらい上に、『梨状筋』の柔軟性を回復させるストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、伸ばしている感覚が実感できない為です。

しかも、『梨状筋』をストレッチするには、他のお尻の筋肉と一緒にストレッチするしかないので、肝心の『梨状筋』の緊張解消ができなかったり、“勘違い”して、別の筋肉のコワバリを解消したりしてしまいます。

~ 梨状筋以外も ~

また、お尻の痛みやシビレを無くすには、『梨状筋』だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の血行改善も必要です。

しかも、下半身の筋力アップならば、歩いたり走ったりすれば可能ですが、『梨状筋症候群』を和らげる為に、下半身の疲労や緊張を解消するには、自分で、疲労箇所や緊張箇所を確認したり、ストレッチや運動で解消したりするのが困難です。

特に、骨盤や股関節を動かしている腰の筋肉や太ももの筋肉がコワバッテいると、ますます、それらの解消が難しくなります。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

『梨状筋症候群』は、慢性化した身体の疲労や緊張などや、下半身の血行悪化などが影響しているので、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、ツボ治療を加えて改善を行っています

マッサージ治療が、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れをスムーズにする作用があるので、この作用を利用する事で、『梨状筋』のコワバリを緩和させ、敏感になっている坐骨神経を鎮める効果があるからです。

また、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ反応から身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事で、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする効果があります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

また、『梨状筋症候群』を改善するには、お尻だけでなく、お尻の疲労や緊張に関係する、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事も必要です。

このように、『梨状筋症候群』の改善には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、東洋医療の特徴の、身体のバランスを整える事で体調を改善する治療法が、適した治療法になっています。

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、更に、運動療法も利用して、骨盤を構成している関節や、股関節の可動域を改善し、身体のバランスを整えるようにしています。

~ 昔から利用されている、東洋医療のマッサージ ~

しかも、お尻の筋肉の治療であっても、当院は着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

更に、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢改善や体調回復の効果も期待できます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って、炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝を支えている筋肉の安定性が失われた為です。

この為、変形性膝関節症の“前ぶれ”として、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が起きてくるので、この“前ぶれ”のうちに、腰や脚の疲労や緊張を解消して、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝にかかる負担を軽減させる事が大切です。

これらの疲労やコワバリの解消に、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、筋肉の弾力性や柔軟性の回復効果によって膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症の進行を抑える有効な手段になります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 何倍もの体重がかかる膝 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどを行っていますが、それらの姿勢や動作がスムーズに行えるように、膝には、何倍もの体重がかかっています。

例えば、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷が、膝関節にかかると言われているので、体重50キロの女性の場合、膝の関節面に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

このような、何倍もの体重がかかる膝の負担を和らげる働きとして、膝に伸びている筋肉や、膝関節を覆っている靭帯が、重要なクッション役を果たしています。

~ 膝周りの筋肉や靭帯が弱ったり、不安定になったりして ~

しかし、膝周りの筋肉や靭帯の力が、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定したりすると、日常動作の歩く、座る、立ち上がるといった動作のたびに、膝関節のかみ合わせが悪くなり、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりします。

このように、変形性膝関節症の原因は、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定になったりした事がキッカケになっているので、ある日、突然、膝関節の軟骨がすり減ったり、傷ついたりして、変形性膝関節症が発症する事はありません

この為、変形性膝関節症が生じる前に、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかった状態になっているので、変形性膝関節症の“前ぶれ”として、膝の“内側”に「筋肉のコワバリ」や「違和感」に気付くようになります。

~ 変形性膝関節症の前ぶれ ~

変形性膝関節症の前ぶれで、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」ですが、これ以外にも、“立っていたり”“歩いていたり”すると、膝の内側に、「膝がコワバッテ、動かしづらい」、「突っ張る」、「膝関節が痛む」、などが起きます。

ところが、初期の変形性膝関節症の、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などの“前ぶれ”は、動作をする時だけで、しかも、長続きせずに自然と治まるので、「一時的な痛みだろう」とか、「加齢や運動不足の為だろう」と思いがちです。

しかし、膝の痛みが無くなっても、何度も膝の痛みが繰り返される場合は、膝の軟骨に異常が起き始めているサインなので、膝の状態をチェックして、膝に伸びている筋肉や膝関節を覆っている靭帯を悪化させない事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が気になった時のチェック法として、次のような、やり方があります。

一番簡単なのが、膝を床に付けるように、脚を延ばして座ってみる方法で、「膝の後ろが伸び切らない」状態になっている場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテいるので、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まった状態になっています。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、特徴的な違和感が生じるので、これによっても、チェックできます。

例えば、「膝の後ろに突っ張りを感じる」、「正座すると、膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などの違和感です。

これも、膝の筋肉のコワバリが強まっていたり、脚全体にコワバリが拡がっていたりするからです。

~ 膝関節の、かみ合わせ ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリや特徴的な違和感があると、膝の関節のかみ合わせが悪くなっている事が考えられるので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります

特に、“階段昇降時の痛み”がある場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされているので、レントゲン検査よりも有力な判断材料になっています。

もともと日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリや違和感がある場合は、次第に膝の関節のかみ合わせが悪くなって、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう可能性があります。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

膝周辺の筋力や靭帯の低下した状態や、膝周辺の筋力がアンバランスになっている状態を、そのままにしていると、立っているだけでも膝に体重がかかるので、次第に膝関節の軟骨に、傷がついたり、すり減ったりする状態になります

しかも、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、余計に足腰の筋力の負担が大きくなるので、ますます膝関節の安定性が失われます。

特に、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ってくると、ますます膝のかみ合わせが悪くなるので、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、膝関節の軟骨が傷ついたり、すり減ったりする状態になります。

~ 膝の痛みが、何度も繰り返されると ~

この結果、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも神経が刺激されて、膝に痛みを感じ易くなります。

また、膝のコワバリが強まって、膝の血管の弾力性が失われ、血液が流れづらくなると、神経の反応が強まり、膝の痛みが大きく、そして、痛みが長引くようになります。

この結果、「階段を降りると、特に膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、毎回、膝のコワバリと痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」、「膝が、重くて動かしにくい、はっきりわからないような鈍い痛みを感じる」、などが起きます。

~ ジッとしていても ~

更に、筋肉のコワバリで血行が悪化してくると、血管やリンパ管に老廃物が溜まって神経を刺激するので、ジッとしていても膝の内部に、熱っぽい腫れ感や、ツッパリを感じるようになります。

例えば、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、などが起きます。

更に、膝の関節が動かしづらくなるので、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行の悪化から全身の血液の流れに影響してくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

当院は、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張を解消し、膝の症状の改善と進行の抑制を行っています。

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯の疲労や緊張、そして、それによる筋力バランスの不安定などが、大きな原因になっているので、膝を含めて、腰や脚の血液やリンパ液の流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、神経の興奮を鎮める事が有効な対策になるからです

この為、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰や脚などの筋肉の働きを回復させて、下半身の筋力バランスを回復させると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減少されるので、膝関節のかみ合わせが改善される効果があります。

~ ツボの利用 ~

また、腰や脚のツボを確認して、これらのツボを治療に利用すると、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなるので、これによって、下半身の筋肉バランスが整ってくるので、膝周りの筋肉の不自然な負荷も少なくなります。

ツボには、神経や血管が集まっているので、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる「反応点」になるだけでなく、症状を改善する「治療点」になっているので、変形性膝関節症の痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

更にマッサージ治療で、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定化を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

更に、当院では、膝の違和感や痛みの緩和の為に、血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の回復も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れができると老廃物が溜まり易い状態になって、神経を刺激し、違和感や痛みが起き易くなるからです。

また、血液やリンパ液の流れを促進して、体内の老廃物の排出が進むと、過敏になっている神経が回復し、痛みが減少するだけでなく、必要な酸素や栄養が流入してくるので、筋肉回復の効果が大きくなります。

~ 患者に痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリや筋肉の不均衡のチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の強い痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、関節の動きを取り戻す為と、痛みを和らげる為に、リハビリ治療に移ります。

しかし、肩周辺のコワバリと血流の悪化から、ジッとしていても、肩に重ダルサやズキズキする痛みがしてきたり、油断して肩を動かすと、鋭い痛みがぶり返したりするので、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

このような症状を改善させる為に、昔から筋肉の柔軟性と血行の回復を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、重ダルサと痛みを和らげて、コワバッタ筋肉をほぐして動かし易くする効果があるので、肩のリハビリが行い易くなるだけでなく、回復効果を高め、体調の改善にもなります。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを良くする為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』になると、硬くなった肩関節をほぐし、肩の動きを良くする為に、ストレッチや運動などを行うリハビリ治療に移ります。

肩の痛みを避けて動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬くなって固まり、肩の動く範囲が制限されて、「腕が挙がらない」、「回らない」などが生じたり、肩を動かそうとすると、痛みが起きる原因になったりするからです。

この為、肩のストレッチや運動などで、肩関節を動かす事で、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげて、悪化している血行を改善し、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、リハビリの目的や方法を教えてもらっても、「痛みの程度は、自分しか分からない」事から、リハビリ内容や強さを“自分で調整”していく『セルフリハビリテーション』になるので、「自分の肩の症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

肩の動きを良くする為には、無理の無い範囲で動かすだけでなく、時には、肩関節の動く範囲を拡げる為に、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする動作が必要になってくるので、どうしても、耐えられない痛みが起きてしまうからです。

しかも、かなりの期間、根気強く、痛みを警戒しながらリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、「本当に良くなっていくのだろうか?」と思ったり、リハビリに対して不安や抵抗感が生じたりしてしまいます。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

また、肩関節のリハビリに加えて、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動をしますが、この運動も、「どういう風にリハビリをして良いかわからない」といった事が、しばしば起きます。

この運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨周りの筋肉の動きを理解していなかったり、自分で肩甲骨の動く感触を確認していなかったりすると、腕を振り回すだけになってしまい、ストレッチ効果が現れないからです。

また、肩や背中の筋肉のコワバリが強まっていたり、内部に痛みを発するシコリができていたりすると、「これを解消しよう!」と思って、“腕や背中の脇に力を入れて”しまいがちなので、かえって逆効果になる事があります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ効果を上げづらくさせる原因として、肩が首より前方に付き出した状態の『巻き肩』の影響があります

巻き肩は、デスクワークなどで、前かがみ姿勢になって、腕を前方に出しているうちに、両肩を前に突き出して巻き肩になり、そのまま背中の筋肉が凝り固まったケースが多くなっていますが、四十肩・五十肩の巻き肩の場合は、肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢を繰り返しているうちに、巻き肩になり、そのまま背中の筋肉が、コワバッテしまったケースが多くなっています。

この結果、四十肩・五十肩で巻き肩になると、肩甲骨がピッタリと背中に張り付いた状態になるので、肩関節の動きが限られてしまい、リハビリ効果を上げづらくなります。

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

例えば、巻き肩になっていると、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、肩甲骨が背中に張り付いて動かないので、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります。

また、肩甲骨や肩関節が動いても、滑らかな動きができないので、不自然な断続的な動きになったり、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がしたりします。

この結果、巻き肩になると、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたり、肩関節を動かすたびに肩甲骨の不快な音が気になったりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

巻き肩や、肩周辺のコワバリによる血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、肩周囲の神経が敏感になってくるので、余計に肩の痛みが起き易くなります

この為、チョットした疲労や疲労や緊張でも、肩の痛みが増すようになります。

しかも、肩の痛みが起き易くなると、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮んで、硬くなるので、腕を動かす角度によって、神経を刺激するようになります。

~ いろいろな身体の不調 ~

更に、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、肩や背中の筋肉のコワバリ感や不快感だけでなく、胸の圧迫感や締め付け感などにも悩まされます。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こす事もあるので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

また、肩や背中の血行の悪化で、背中の皮下や筋肉内にリンパ液が溜まるので、背中の腫れぼったさや、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」にも、悩まされます。

~ 腰痛も起き易く ~

そして、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に、不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が大きくなる為です。

この為、普段、座っている事が多かったり運動不足になっていたりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりする事が多くなります。

【 身体の不調も 】

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

更に、体調を保つ自律神経系の働きも不安定化してきます

肩周辺のコワバリや血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続く為です。

この結果、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが現れたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などが起きたりするので、以前のように、仕事や家事に取り組む事ができなくなったり、仕事に集中できなくなったりしてきます。

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

しかし、四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などがコワバッテ、硬くなっていると、背中や胸の筋肉も硬くなっていたり、筋肉のバランスが片寄っていたりします。

この為、リハビリ治療だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させるには、かなりの期間が必要です。

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、一年以上もかかる事があります。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、何とか日常生活が行えるように回復させるまでに、かなりの治療期間を必要とします。

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、更に体調の改善も行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に適しているので、肩や背中の解消困難なコワバリ箇所の回復や、それによる血液循環の回復、そして、老廃物の排出促進により、痛みの緩和と体調回復の効果が期待できるからです

~ ツボ治療を加えて ~

また当院では、ツボ治療を、マッサージ治療に加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボ刺激を利用して、肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性を高めるので、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がり、リハビリ治療が行い易くなるからです。

これは、ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、体調を改善させる治療点として適しているからです。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす運動法です。

背中の肩甲骨を、上下左右に徐々に『他動運動』で動かす事によって、痛みや無理が無く、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事が出来るので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられるからです。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“運動”が重要ですが、“運動”を行うには、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のない範囲で少しずつ進める事が重要です。

当院は、体調や体質に合わせて回復力を取り戻す為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、ズキンと痛みが走る」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、ズキ~ンと痛む」、「サンダルやスリッパを履いて歩いていると、痛む」などが起き、それでも、しばらく歩いていると、次第に痛みが和らぐ症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、痛みの原因は、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜が、「長時間の立ち作業や歩く仕事」、「運動不足や加齢による脚力の低下」、あるいは、「サンダルやスリッパを履き続けた」などで、限度を超えて引き延ばされてしまった為に、足裏に無数の微細な断裂(傷)が生じた為です。

酷くなると痛みで歩けなくなる事があるので、足裏の微細な断裂の回復と足裏への負荷を軽減させるには、足裏だけでなく、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させる事と、更に、下半身のコワバリ箇所や疲労箇所をチェックして、それらを解消させる事が必要です。

【 足底腱膜への負荷から 】

~ 足底腱膜炎 ~

長時間の歩行や立ち仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、あるいは、体重の増加などで、足裏に負荷がかかり続けると、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる事があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、足のトラブルの中で、生涯に10人に1人が経験すると言われるほど、比較的ポピュラーな疾患になっています。

痛みが起きる足裏の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に広がって、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている、丈夫で強靭な繊維状の“腱”なので、アキレス腱と同じように、体重をしっかりと安定的に支えたり、地面からの衝撃を吸収したりしています。

~ 過度な圧 ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしたり、足に合わない靴を履いていたり、運動で強い負荷がかかったり、硬い路面を歩いていたりすると、足底腱膜のアーチに、ギュッと過度な圧がかかって、耐えられなくなって、引き延ばされてしまうので、いくつもの微細な断裂ができます。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続ける」、「仕事で重いカバンを持ち続ける」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に足裏に負荷を強めてしまいます。

この結果、足裏に、いくつもの微細な断裂ができてしまうと、立とうとしたり、歩こうとしたりした時に、足裏の断裂部分が“更に引き延ばされ”たり、治りかけていた足裏の断裂部分が“再び引き裂かれ”たりするので、ズキンとする強い痛みや、灼熱感が発生します。

~ しばらく歩いていると ~

このような痛みが発生しても、足底腱膜炎の初期の頃ならば、しばらく歩いているうちに、痛みが和らぐようになります。

歩いているうちに、次第に足裏全体が伸ばされてくるので、断裂部分の、引き延ばされたり引き裂かれたりするのが緩和されるからです。

しかし、足底腱膜の断裂部分が治って、無くなったわけではないので、かかとを押すと痛んだり、足裏を伸ばすと痛みを感じたり、足裏が張っているように感じたりします。

【 足に負荷をかけていなくても 】

~ 運動不足や加齢の影響 ~

また、足に負荷のかかる動作や仕事をしていなくても、足底腱膜炎が起きるケースもあります。

運動不足や加齢の影響で、足底腱膜の柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると、仕事や家事で立っていた時間が長かったり、腰や膝の痛みでバランスの悪い歩き方をしていたり、足の爪先のほうをひっかける履物を履き続けていたりすると、足底腱膜が負荷に耐えられなくなるからです

例えば、「久しぶりに、運動不足解消の為に、ずうっと歩いた」、「腰痛持ちだが、無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「突っかけサンダルで、歩き廻った」などの場合に、足底腱膜炎が起き易くなります。

~ 妊娠や肥満、血行悪化 ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こします。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、足裏の筋肉の負担が増してくるからです。

また、加齢や運動不足などで下半身の血行が悪くなって、下半身の冷えが起きると、脚の筋肉疲労を起こし易くなるので、気付かないうちに足裏の負荷が大きくなって、足裏の痛みを引き起こす原因になります。

~ そのままにしていると ~

しかし、足底腱膜炎が起きても、立ったり歩いたりしているうちに痛みが落ち着いてくる事や、一般的な傷のように、見た目でわかるような、腫れや赤みといった傷が無いので、多くの場合、気になっても何もせず、そのままにしがちです。

ところが、微細な断裂が治りきらないでいると、仕事や家事をしていると足裏に体重がかかり続けるので、治りかけた足裏の断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、いつも、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みが起きるだけでなく、断裂部分の炎症で、足裏に熱を持っているように感じたり、足の裏や指の付け根が、いつまでもジンジンと痛んで不快な疼痛が続いたりしてくる上に、更に、踵(かかと)の骨の足底腱膜が何度も強く引っ張られてくると、歩いたり、立ったりするたびに、踵も「ピリッ!」とする、強い痛みが起きるようになります。

【 治りづらい足裏治療 】

~ 保存療法 ~

病院での足底腱膜炎の治療は、痛みが強い場合は麻酔を使って痛みを軽減する事もありますが、足裏の腱膜の微細な損傷が原因になっているので、よほどの事が無い限り保存療法が基本になります。

例えば、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、痛む部分をくりぬいたインソールを使ったりしますが、それと共に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復するように、ストレッチやセルフマッサージなどが指導されます。

これらの治療によって、足裏の断裂の自然回復を促す事と、足裏にかかる負荷を減らして、足裏の柔軟性を維持・向上させるようにします。

~ 治療期間の必要性 ~

しかし、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても、ある程度の治療期間が必要になります

しかも、足裏に負荷をかけないようにしても、毎日の生活をする為に、どうしても立ったり歩いたりして、傷んでいる足裏に負荷をかけるので、治りが悪くなります。

この為、足裏の柔軟性を回復させて、痛みを解消させるには、かなりの日数が必要になり、治療期間が数ヶ月かかる事もあります。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足のアーチに大きな負荷がかかり続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、これらを回復させる事も必要です。

しかし、下半身に緊張や疲労が強まっていても、緊張箇所や疲労箇所のハッキリとした自覚が無い事が多いので、再発が起き易くなったり、治療期間を長引かせたりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院は、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、痛みの解消を行っています。

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなって、足底筋膜が無理に引き延ばされた事が原因になっているので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性を回復させるマッサージ治療が、症状を回復させるのに適しているからです

更に、下半身には、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、下半身に現れたツボを、重要な『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の修復を高められるので、治療期間を短縮できます。

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、足裏の痛み解消に、『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりするので、痛みや違和感を減少させる効果があります。

また、血行の悪化で、不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮を鎮めて、足裏の痛みや違和感を解消する効果もあります。

これらにより、足底腱膜炎が初期の段階ならば、下半身の筋肉の硬直を解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、1回の治療でも、痛みが減少するのが分かります。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させる事も行っています。

仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、それによって脚のコワバリや血行悪化となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、元の自然な柔軟性が回復するので、下半身がスッキリした感じになり、軽くなった感じになります。

~ 治療期間の短縮化と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の筋肉状態を確認して、柔軟性を回復させる事も必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の解消効果だけでなく、治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事による負担や疲労で、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰を起こす予感がする」、「腰痛が慢性化して、脚にシビレが出る」などが起きたり、更に、身体の不調の原因になったりします。

この為、腰の疲労や痛みを避けようとして、片足に重心をかける「休め」のポーズを取っていたり、身体をよじったような姿勢をしたり、背中の力を抜いたりしていると、身体を支える腰のバランスを崩すので、かえって、身体の疲労や痛みが拡がったり、強まったりします。

腰痛や身体の疲労対策には、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、身体を温めたり湿布したりするよりも、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、それらの箇所の柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、体調を改善させる事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調の悪化に 】

~ 筋肉のコワバリによる血行の悪化 ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に、負担がかかり続けるので、痛みやダルサなどが起き易くなります。

これは、立ち仕事で腰の筋肉の負担が大きくなるだけでなく、脚や腰の筋肉のコワバリで血行が悪化すると、筋肉の活動に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりして、付近の神経を刺激する為です

この為、動く事の多い立ち仕事よりも、動く事の少ない立ち仕事のほうが、血行が悪化し易いので、腰の痛みやダルサなどが起き易い傾向があります。

~ 背中の神経が敏感に反応するようになって ~

しかも立ち仕事で、腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中にも、疲労感や不快感が起きてきます。

例えば、いつも腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が起きてくると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が動かしづらくなる」、などが起きてきます。

そして、この状態が繰り返されると、神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、背中にニブイ痛みを感じるようになったり、ズキズキする痛みを感じたり、脚が重くなったりします。

~ 腰や脚の血行悪化による体調不調 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身に冷えが起きたり、下痢や便秘が起き易くなったりします。

腰の血行悪化によって、腰の冷えが生じると、下腹部の体温が保てなくなって自律神経に乱れが起きたり、腰の神経が敏感になって痛みが起き易くなったりして、胃や腸の正常な働きが保てなくなるからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰への不安感 ~

また、腰に不快な違和感や痛みに悩まされると、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」という心配や、「腰の状態は、大丈夫かな?」という不安が起きてくるので、仕事や家事に支障をきたします。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、体調に影響を及ぼすので、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」、という状態にもなります。

これは、立ち仕事で、同じ姿勢を続けていると、筋肉が緊張したままになる為に、疲れや血行不良による腰痛が出易くなるからです。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などに気付くと、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようとして、自然と、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかける「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない方に身体をよじったりします。

このような姿勢をすると、これまでの身体を支える筋肉に頼らなくても、姿勢をキープできるので、その分、腰や身体が楽に感じられます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、実際は、このような楽に感じる姿勢をしていても、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、更に、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが起きたりします。

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、背中の力を抜いて身体を曲げていたり、いつもと違った箇所に力が入った状態になったりするので、身体のバランスが崩れて、身体のいろいろな所に、疲労物質が溜まったり、痛みの調整がうまく働かなくなったりしてくるからです

この為、始めは楽に感じていても、骨盤のバランスが崩れて血行が悪化し、筋肉内に疲労物質が溜まってくるので、次第に、身体のいろいろな所に痛みが起きるようになります。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の勧め ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを緩和させる為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸して脚の血行を保つ事や、身体を伸ばすストレッチが勧められています。

更に、仕事中は入念なケアができないので、自宅に帰ってから、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏のマッサージを取り入れて、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

あるいは、最近では、家でじっと休むだけでなく、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、疲れを感じている時に、あえて軽く身体を動かして、血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる運動も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらい状態になっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労を解消するのが、なかなか困難です

特に、立ち仕事を毎日長時間行っていると、立ち仕事の姿勢をキープする為に、同じ部分の筋肉が継続的に使われるので、筋肉が硬化して血行が極度に悪化した状態になっています。

この為、毎日の立ち仕事で生じた筋肉のコワバリ箇所を確認して、筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、腰の疲労や緊張の解消が難しいので、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が痛みに慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 気が付かない疲労も ~

また、立ち仕事が続いて、とても疲れていても、仕事の慣れや責任感などで疲労感がマヒすると、「さほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

しかし身体の疲労で、身体から「休みたい…」というサインが現れて、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などが現れたり、気力や体力が低下して、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

この気力や体力の低下は、病的な不調には至ってなくても、気が付かない疲労が蓄積しているので、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行って、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復にも、効果を発揮するからです

しかも、ツボは、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりする特徴があるので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりする事もできます。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮める効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮めたからです。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、立ち仕事による腰痛の場合は、腰が身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、背中や脚などの、気付きにくい疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、ツボ反応を利用して、背中や脚などの血行やリンパの流れを回復させて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、一人一人の体調や症状を重視しているので、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調の改善 ~

腰は、上半身と下半身を連結して、絶えず身体が動き易いように安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立とうとした時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、あるいは、ピリピリするシビレの為に、脚が動かせなくなったりする事があります。

これは、妊娠して、体重が急に増えたり、腰やお尻に体重をかける姿勢が多くなったり、ホルモンの影響で骨盤の靭帯が緩んだりすると、お尻の奥にある筋肉が、気付かないうちに硬くコワバッテしまい、動作時に、坐骨神経を強く圧迫して、刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、痛みやシビレが起き易くなるので、このような症状の改善や予防には、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経の圧迫を無くす事と、体調を整えて、腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりに、お尻の奥にニブイ痛みを感じるようになり、そして、何かの動作をした時に、突然ピリッ!と、お尻に痛みが起きる事があります。

よくあるのが、「立ち上がろうとした時に、ピリッとお尻の奥が痛む」、「ソファに座っていると、尾底骨あたりに疼くような痛みを感じる」、「寝起きに身体を起こすと、お尻の奥に痛みを感じる」、などです。

このような痛みが起きると、今迄無かった痛みなので、思わず、「身体に異常が起きたのでは…?」と、不安にかられがちになります。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、この痛みは、ほとんどの場合、病気というよりも、お尻の奥の坐骨神経が、周囲の筋肉の過緊張で圧迫されて、刺激された痛みです

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫して痛みを起こすので、『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負荷がかかり過ぎて、起きる痛みなので、妊婦さんのお尻の痛み以外にも、ランニングやサイクリングをして股関節に大きな負荷がかかったり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、発症し易くなります。

~ お尻に痛みを感じる以外にも ~

妊婦さんの痛みの場合は、お腹が大きくなって、体重が増えてくると、お尻の筋肉に負荷が増したり、あるいは、お腹の大きい姿勢を維持する為に、自然と腰を反らして腰やお尻で体重を支えたりするので、それによって、お尻の奥の梨状筋が硬くコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫刺激した為です。

また、梨状筋だけでなく、骨盤の周りの筋肉がコワバッテくると、骨盤のバランスが悪くなるので、鼠蹊部や恥骨が引っ張られて、太ももの付け根あたりの痛みに痛まされる妊婦さんもいます。

このような状態になると、下腹部に緊張が強まるので、痛みに加えて、お腹が張るような感覚が強くなったり、お腹に疼くような痛みを感じたりする事があります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反った姿勢 ~

お尻は、身体を支える“縁の下の力持ち”としての役割をしているので、多少の負荷がかかっても、滅多に、お尻から痛みを感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランス状態が変わってくると、今迄無かったような大きな負荷が、絶えず、お尻の筋肉にかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容限度を超えて、お尻の筋肉が硬くコワバッテしまい、坐骨神経を圧迫して、痛みが生じてしまいます。

しかも、お腹が大きくなると、自然とお腹を前に出して、反った姿勢になるので、余計に、上半身のウエイトがお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉をコワバラセテ、坐骨神経を圧迫し、痛みが起き易くなります

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、お尻に痛みを起こす原因になります。

このホルモンの分泌量が増えて、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、靭帯に代わって、お尻の骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負荷が増すからです。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分に、大きな負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛くなる」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きます。

~ 痛みの予兆 ~

妊娠して、このような痛みが起きる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、お尻や腰の筋肉に負荷が続くと、筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、疲労感やダルサが強まったり、毛細血管の血行が悪化して、お尻や腰にむくみが生じたりするからです。

そして、これらの筋肉内の疲労物質の蓄積や酸素不足が続き、更に、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなると、気付かないうちに、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッテしまい、内側の坐骨神経を圧迫するようになり、ジンジン、チクチク、ビリビリ、とした痛みが起き始めます。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 痛み止めの薬 ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていて、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる事がある」など、生活に支障をきたすようになります。

しかも、以前、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、何かの拍子に、お尻の痛みから腰の神経が敏感に反応して、ギックリ腰を誘発してしまう危険性もあります。

この為、腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を使いたくなりますが、胎児や母体への影響を考えると使えないので、我慢せざるを得ません

~ 梨状筋のストレッチ ~

この為、妊婦さんの『梨状筋症候群』を予防したり緩和させたりする方法として、塗薬や湿布薬の使用や、原因となっている梨状筋を伸ばすストレッチが、勧められています。

しかし、お尻の奥の筋肉の疲労や緊張が原因になっているので、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬では効果が限られる上に、また、ストレッチは、お尻の奥の筋肉の疲労や緊張を自分で確認できない為に、自分で緩和させたり、痛みを予防したりする事が困難です。

しかも、運動やストレッチで、筋肉の柔軟性を回復させようとしても、妊娠中は、お腹が大きくなって、腰や脚を動かせる範囲が限られるので、痛みを解消させるのが、ますます困難になります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトの着用があります。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなり、腰痛の予防改善効果が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、痛みの改善効果が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、昔から利用されている、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、もともと、「血液やリンパ液の流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などの効果があるので、妊婦さん用に施術の方法を工夫して、妊娠中の身体のコンディション調整を行ってきました

妊婦さんのお尻の痛みも、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を回復させると、マッサージ効果によって、「腰の痛みや重だるさが軽減された」と言う人がいるくらい、体調の回復に効果があります。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

このような効果から、当院も、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を行っています。

当院の妊婦さん用のマッサージ治療は、妊婦さんのお腹が圧迫されないようにする為と、妊婦さんが楽に呼吸もできる為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージを行っています。

この姿勢で、着衣の上から、疲労や緊張で反応が現れたツボに適度な刺激を与えていくと、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、筋肉内の血流が改善されてくるので、腰やお尻の重ダルサや疲労感が減少し、お尻や太ももの痛みや違和感が無くなっていきます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調回復の為に、ツボ反応で身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりして、動作が不自由になるので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みが起きたり、身体のバランスが崩れて、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きたりするからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、血行が改善されるだけでなく、妊娠による体重の負荷がバランス良く吸収されるようになるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果が期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージが受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は、マッサージの国家資格を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。