痛み・しびれ

お尻から太ももへの、シビレと痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち上がろうとした時や、座る時、あるいは、歩いている時に、お尻から太ももにかけてシビレを伴った痛みが起き、その後も、何度も繰り返すようになったり、痛みが次第に強まったりする事があります。

これは、毎日長時間座っていたり、立ち仕事が多かったり、肥満や妊娠で体重が増えたり、久しぶりに走ったりすると、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部を通っている坐骨神経を圧迫し、刺激した為です。

このようなお尻のシビレと痛みの解消に、昔から筋肉のコワバリや血行の改善を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、敏感になっている神経を和らげる効果もあるので、身体内部の坐骨神経の圧迫解消に適しています。

【 お尻の奥の筋肉のコワバリ 】

~ 坐骨神経痛 ~

椅子から立ち上がろうとした時や、階段の上り下りで足に体重をかけた時に、突然、お尻の中央あたりや、お尻と太もものつなぎ目から、シビレを伴った痛みが起きる事があります。

思い当たるようなケガや事故が無いにも関わらず、普段通り生活をしていると、突然、お尻からシビレを伴った痛みが起きてくる場合は、ほとんどが、お尻の筋肉のコワバリによる『坐骨神経痛』の可能性があります。

座る事や立っている事が多かったり、あるいは、運動で股関節に負荷がかかり続けたりすると、次第に、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、内部の坐骨神経を圧迫して刺激する『坐骨神経痛』が、お尻の痛みの中で9割以上にもなっているからです

~ よくある例 ~

よくあるのが、毎日の長時間のデスクワークの為に座り続けていると、だんだんと姿勢を支えているお尻の筋肉の緊張が続いてコワバッタ状態になるので、何かの拍子でお尻に負荷がかかると、お尻の内部を通っている坐骨神経が圧迫されて、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースです。

これとは反対に、休日になって、普段しないランニングやハイキング、サイクリングなどをすると、お尻と股関節の筋肉に大きな負荷がかかって、筋肉がコワバッテくるので、これにより、坐骨神経が圧迫されて、シビレと痛みを引き起こすケースもあります。

また、運動不足や加齢などで身体を支える筋力が弱ったり、妊婦さんのお腹が大きくなって体重が増えたりすると、やはり、身体を支えるお尻に大きな負荷がかかってくるので、坐骨神経を圧迫して、お尻からシビレと痛みが起きてくるケースが、多くなっています。

~ 梨状筋症候群 ~

お尻の筋肉のコワバリによって坐骨神経痛が起きるのは、坐骨神経に重なるように、股関節を動かす『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉が横切っているので、『梨状筋』が疲労や緊張でコワバルと、『坐骨神経』を圧迫して刺激するからです。

病院の診断名では、梨状筋が坐骨神経を圧迫するので『梨状筋症候群』と言い、『梨状筋症候群』の特徴としては、お尻の筋肉の疲労や緊張が和らぐと、お尻の痛みやシビレが無くなる事と、腰には異常が無いので、お尻に痛みが起きても、腰には痛みが起きない事です。

『梨状筋症候群』は、お尻の緊張や疲労が原因なので、普段の生活の中で起き易い痛みですが、病院(整形外科)に行っても、原因がお尻の筋肉の緊張や疲労なので、処方は、痛みを和らげる湿布薬や、お尻のストレッチを進められる事になります。

【 梨状筋症候群の確認方法 】

~ 脚挙げテスト ~

『梨状筋症候群』の最初の頃は、「チョットした違和感」ぐらいで、しかも、すぐに違和感が無くなるので、見過ごしがちになりますが、お尻の筋肉は、身体を支える役割があるので、何度も、シビレを伴った痛みが繰り返す状態になったり、次第に痛みが強まったりします。

この為、『梨状筋症候群』か『否』かを、確認するのに、簡単にできる方法として『脚挙げテスト』があります。

『脚挙げテスト』は、両脚を伸ばした状態で仰向けに寝て、痛みやシビレを感じた脚を、膝を曲げずにゆっくりと挙げていく検査法で、脚を挙げていく途中に、お尻や脚にシビレや痛みを感じたり、脚が30度以上に挙がらなかったりする場合は、『梨状筋症候群』が考えられます。

~ 脚をクロスさせるテスト ~

また、別の検査法として、仰向けになって、痛みを感じる側の脚の膝を曲げて、他方の膝の上に乗せるようにクロスさせ、そして更に、痛みを感じる側の脚の膝を、手で押し倒していく『K・ボンネットテスト(図参照)』があります。

この方法は、膝を押し倒していく事で、試験的に梨状筋を緊張させて、坐骨神経への圧迫を調べる方法です。

曲げた膝を、手で押し倒していく最中に、膝を曲げた側のお尻や太ももの後ろに痛みやシビレが生じた場合は、『梨状筋症候群』が疑われます。

~ こむら返りテスト ~

他にも、お尻の奥の筋肉のコワバリが慢性化していると、『こむら返り』が起き易くなるので、これも『梨状筋症候群』の判断材料になります。

坐骨神神経が圧迫され易くなっていると、坐骨神経が刺激されて敏感になってくるので、何かのキッカケで、坐骨神神経に誤作動(『こむら返り』)が起き易くなるからです。

この事を利用して、『こむら返り』が起き易いように、膝から下のふくらはぎをピンと伸ばした状態で、足の裏と爪先を反らした時に、足裏やふくらはぎに違和感が起きて、「キューン」とつりそうになった場合には、『梨状筋症候群』が疑われます。

【 お尻のコワバリ解消 】

~ お尻が身体を支える働きをしている為に ~

お尻の筋肉は、絶えず身体を支える働きをしているので、お尻にかかる負荷をそのままにしていると、お尻の筋肉のコワバリが更に強まったり、毎日の生活の疲労やストレスによって、お尻の血行が悪化したりします。

この結果、『梨状筋』のコワバリが強まって坐骨神経を圧迫しがちになるので、座っているだけでも、お尻の下から、ジンジンとしたシビレや痛みを感じたり、あるいは、立ったり座ったりすると、毎回、お尻の奥から「ピリッ!」と痛みが起きたりします。

更に、お尻の身体を支えるバランスが崩れたり、下半身の血行が悪化したりするので、シビレを伴った痛みに加えて、長時間座っていられなくなったり、下半身に冷感や灼熱感がしたり、締めつけ感がしたり、正常な歩き方ができなくなったりします。

~ なかなか困難な梨状筋のストレッチ ~

しかし、『梨状筋症候群』を解消する為に、硬くなっているお尻の筋肉を、自分でストレッチして柔軟性を回復させる事は、かなり困難です

痛みを起こしている『梨状筋』は、お尻の奥深くにある筋肉なので、見当がつけづらい上に、『梨状筋』の柔軟性を回復させるストレッチを行っても、お尻の奥深くにある筋肉なので、ストレッチが効いているのか、どうかが、分かりづらいからです。

しかも、『梨状筋』をストレッチするには、他のお尻の筋肉と一緒にストレッチする事になるので、肝心の『梨状筋』の緊張解消ができなかったり、“勘違い”して、別の筋肉をストレッチしたりしてしまう事もあります。

~ 梨状筋以外も ~

また、下半身の筋力アップならば、歩いたり走ったりすれば可能ですが、自分のお尻のストレッチは、やりづらく、かなり労力を必要とします。

しかも、骨盤や股関節を動かしている腰の筋肉や太ももの筋肉がコワバッテいると、それらのコワバリ解消も必要なので、余計に『梨状筋症候群』のストレッチが難しくなります。

更に、お尻の痛みやシビレを無くすには、お尻の奥の梨状筋だけでなく、お尻の筋肉に影響を及ぼしている腰や太ももの筋肉の柔軟性回復や、腰から下の悪化している血行の改善も必要になります。

【 当院の、梨状筋症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『梨状筋症候群』の緩和と解消を行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、強く反応が現れているツボから、身体に異常が起きている箇所を確認したり、ツボに適度な刺激を与える事によって、痛みや違和感を和らげたり、筋肉内の血流を改善させたりする事ができるからです。

また、マッサージ治療によって、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れをスムーズにする作用があるので、骨盤のコワバリを緩和させて、梨状筋の柔軟性を取り戻し、敏感になっている坐骨神経を回復させる働きがあります。

~ 身体のバランスを整える事も ~

更に『梨状筋症候群』の改善には、お尻の疲労や緊張に関係している、腰・骨盤・股関節・脚などの筋肉や血行を確認して、それらの疲労や緊張を解消させる事も必要です。

このように『梨状筋症候群』の改善は、お尻のコワバリ解消だけでなく、体調や体質に合わせて疲労や緊張を解消し、身体の調子(治る力)を上げていく事も必要なので、東洋医療の特徴の、身体のバランスを整える事で体調を改善する治療法が、適しています。

この為、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体全体の不調箇所を確認して調整を行い、それによって、痛みや不快感を改善し、身体のバランスを整え、『梨状筋症候群』の解消を行っています。

~ 昔から利用されている、東洋医療のマッサージ ~

当院のマッサージ治療は、着衣の上から行っているので、抵抗感が無く、リラックスして施術が受けられます。

また、体調の悪化が起きた時に現れるツボや、昔から利用されているマッサージの手法を使っているので、女性やお年寄りの方にも、無理が無く、痛みもあまり無いので、安心して受けられます。

これらによって、お尻の奥の筋肉のコワバリを解消させ、更に、コワバリを引き起こしている足腰の筋肉の働きを回復させると、『梨状筋症候群』の改善だけでなく、姿勢の改善や体調回復の効果も期待できます。

~ 疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みに ~

お尻の筋肉は身体を支える働きをしているので、お尻から太ももへのシビレと痛みを、そのままにしていると、『梨状筋』のコワバリが解消せず、シビレと痛みが、繰り返し起きるようになります。

当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を、昔から実績のある、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で行っているので、安心して、効果的な解消が期待できます。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなど症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝の筋肉の安定性が失われた為です。

この為、いきなり膝の骨がすり減るのではなく、その前に、膝の筋肉の「コワバリ感」や「違和感」などが起きるので、この『変形性膝関節症』の“前ぶれ”のうちに、腰や脚の疲労や緊張状態を緩和して、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝の負担を解消させる事が大切です。

これらの疲労やコワバリの緩和とケアに、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、筋肉の弾力性や柔軟性の回復効果によって、膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症の進行を抑える有効な手段になります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 体重の何倍もの負荷 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどの動作を行っていますが、これらの動作や姿勢がスムーズにできるには、膝に、体重の何倍もの負荷がかかっています。

例えば、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷が膝関節にかかるので、体重50キロの女性の場合は、膝の関節面に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

このような、体重の何倍もの負荷を和らげる為に、膝の筋肉や膝関節を覆っている靭帯が、重要で不可欠なクッション役を果たしています。

~ 膝が弱ったり疲労したりして ~

しかし、膝周りの筋肉や靭帯の力が、運動不足や加齢で弱っていたり、疲労していたり、姿勢を保つ為に緊張が続いていたりすると、安定的に膝の動作を保つ事ができなくなってくるので、毎日の歩く、座る、立ち上がるといった動作のたびに、膝関節のかみ合わせが悪くなって、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりします。

このように、変形性膝関節症は、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定になったりした事がキッカケになっているので、ある日、突然に、膝関節の軟骨がすり減ったり、傷ついたりする事はありません。

この為、変形性膝関節症が起きる前は、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかった状態になるので、自覚症状が生じ、膝の“内側”の「筋肉のコワバリ」や「違和感」に気付かされます。

~ 膝の異常サイン ~

変形性膝関節症になる前に、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」ですが、これ以外にも、“立っていたり”“歩いていたり”すると、膝の内側に、「膝がコワバッテ、動かしづらい」、「突っ張る」、「膝関節が痛む」、などが起きます。

ところが、変形性膝関節症になる前の、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」は、動作をした時だけで、しかも自然と無くなるので、「一時的な痛みだろう」とか、「年齢や運動不足の為だろう」と思いがちです。

しかし、すぐに膝の痛みが無くなっても、何度も膝の痛みが起きてくる場合は、膝の筋肉や靭帯に異常が起き始めたサインなので、膝の状態をチェックして、膝に伸びている筋肉や膝関節を覆っている靭帯を、今以上に、悪化させない事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が気になった時のチェック法として、次のような方法があります。

一番簡単なのが、座って、膝を床に付けるように脚を延ばしてみる方法で、「膝の後ろが伸び切らない」場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテ、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まった状態です。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝裏の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、特徴的な違和感が生じるので、これらを感じる場合は要注意です。

例えば、「膝の後ろに突っ張り感がある」、「正座すると、膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などです。

これらの違和感がある場合は、膝周りの筋肉や靭帯の力が、弱ったり、疲労したり、緊張したりして、膝の筋肉のコワバリが強まったり、脚全体にコワバリが拡がったりしている事が考えられます。

~ 膝関節の、かみ合わせ ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ状態や違和感があると、膝関節のかみ合わせが悪くなっているので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります

日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリや違和感が繰り返される場合は、次第に膝の関節のかみ合わせが悪くなって、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう可能性があります。

中でも“階段昇降時の痛み”を感じる場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされるので、レントゲン検査よりも、有力な判断材料となっています。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

膝周辺の筋力や靭帯の低下した状態や、膝周辺の筋力がアンバランスになっている状態を、そのままにしていると、立っているだけでも膝に体重がかかるので、立ったり、歩いたり、座ったりなどの、日常動作をしているうちに、ますます膝関節の軟骨に傷がついたり、すり減ったりします

しかも、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、更に足腰の筋力の負担が大きくなるので、余計に膝関節の安定性が無くなっていきます。

特に、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ってくると、余計に膝のかみ合わせが悪くなるので、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、膝関節の軟骨が傷ついたり、すり減ったりします。

~ 膝の痛みが、何度も繰り返されると ~

そして、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも神経が刺激されて、膝に痛みを感じるようになります。

また、膝のコワバリが強まって膝の血管の弾力性が失われると、血行悪化が慢性化するので、膝の痛みが増したり、痛みが解消されなくなったりします。

この結果、「階段を降りると、いつも膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、毎回、膝のコワバリと痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」、「膝が、重くて動かしにくい」、「膝に、鈍い痛みを感じる」、などが繰り返されます。

~ ジッとしていても ~

更に、筋肉のコワバリで血行が悪化してくると、老廃物が溜まって神経を刺激するので、ジッとしていても膝の内部に、熱っぽい腫れ感や、ツッパリを感じます。

例えば、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、などが起きます。

また、膝の関節が動かしづらくなると、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行悪化で全身の血液循環も悪くなってくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯の疲労、緊張、下半身の筋力バランスの不安定化などで引き起こされるので、膝を含めて、腰や脚の血液やリンパ液の流れを改善して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、そして、敏感になっている神経の興奮を鎮める事も必要です。

この為、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰や脚などの筋肉の働きを回復させて、下半身の筋力バランスを良くすると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減り、膝関節のかみ合わせの改善効果や、敏感になっている神経を鎮めて、痛みの緩和効果があります

当院では、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張を解消し、症状の進行抑制と改善を行っています。

~ ツボの利用 ~

脚にはツボが多くあるので、腰や脚のツボを確認して、ツボを治療に利用すると、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなるので、これによって、膝周りの筋肉の不自然な負荷が少なくなります。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、体調変化が起きると、身体の異常を知らせる「反応点」になるだけでなく、症状を改善する「治療点」になるので、脚のツボを利用すると、変形性膝関節症の痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

このような効果から、当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定化を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

更に、膝の違和感や痛みの緩和の為に、血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の回復も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れができると老廃物が溜まり易い状態になり、神経を刺激して、違和感や痛みが起き易くなるからです。

この為、マッサージ治療にツボ治療を加え、血液やリンパ液の流れを促進して、体内の老廃物の排出が進むと、痛みが減少するだけでなく、不足していた必要な酸素や栄養が入ってくるので、筋肉回復の効果が大きくなります。

~ 痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリや筋肉の不均衡のチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の強い痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、治療方針が、関節の動きを取り戻す事と、痛みを和らげる為に、肩関節を動かす“リハビリ”に移っていきます。

しかし、肩周辺のコワバリと血流の悪化から、ジッとしていても、肩に重ダルサやズキズキする痛みがしてくる上に、油断して肩を動かすと、突然、鋭い痛みに襲われるので、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

このような症状の緩和に、昔から筋肉の柔軟性と血行の回復を行っている東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、コワバッテいる筋肉を和らげて、重ダルサと痛みを和らげる効果があるので、肩の回復効果を高め、体調の改善にもなります。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを回復する為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』になると、硬くなった肩関節をほぐし、肩の動きを良くして回復させる為に、ストレッチや運動などを行うリハビリ治療に移ります。

肩の痛みを避けて動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬くなって固まり、肩関節の動く範囲が限られてしまい、「腕を上に挙げられない」、「腕が回せない」などの状態になったり、無理して肩を動かそうとすると、痛みが起きたりするからです。

この為、肩のストレッチや運動などで、肩関節を動かす事によって、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげ、悪化した血行を回復させ、これによって肩の痛みを抑えながら、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、「痛みの程度は、自分しか分からない」事から、リハビリ内容や強さを“自分で調整”する『セルフリハビリテーション』になるので、リハビリの目的や方法を教えてもらっても、「自分の肩の痛みや症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

例えば、肩の動きを良くする為には、無理の無い範囲で動かすだけでなく、時には、肩関節の動く範囲を拡げる為に、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする動作を繰り返す事が必要になるので、どうしても、耐えられない痛みが起きます。

また、かなりの期間、根気強く、痛みを警戒しながらリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、「本当に良くなっていくのだろうか?」と不安になったり、リハビリに対して疑問をもったりします。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

更に、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして、血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動(右図)を行いますが、これらの運動も、「どのように運動をしたら良いか、分からない」といった事が起きます。

この運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨周りの筋肉の動きを理解していなかったり、自分で肩甲骨の動く感触を確かめながら行っていなかったりすると、腕を振り回すだけになってしまい、肩や肩甲骨の筋肉のストレッチにならないからです。

また、肩や背中の筋肉のコワバリが強まっていたり、内部に痛みを発するシコリができていたりすると、「筋肉のコワバリやシコリを解消しよう!」と思って、腕や背中の脇の筋肉に“力を入れて”しまいがちになるので、かえって逆効果になる事があります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ効果を上げづらくさせる要因として、肩が首より前方に出て、肩が丸まった状態になった『巻き肩(右図)』の影響があります。

巻き肩は、デスクワークなどで、前かがみ姿勢になって、腕を前方に出しているうちに、両肩も前に出状態勢になり、そのまま背中の筋肉が凝り固まったケースが多くなっていますが、四十肩・五十肩の巻き肩の場合は、肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢を繰り返しているうちに巻き肩になり、そのまま肩甲骨周辺の筋肉が、コワバッテしまったケースが多くなっています。

この結果、四十肩・五十肩で巻き肩になると、肩甲骨がピッタリと肩方向に張り付いた状態になるので、肩関節の動きが限られてしまい、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

この為、巻き肩になると、肩甲骨が背中に張り付いて、動かせないので、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、リハビリの効果を上げづらくなります。

また、肩甲骨や肩関節が動いても、滑らかな動きができないので、不自然な断続的な動きになったり、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がしたりします。

この結果、巻き肩になると、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたり、肩関節を動かすたびに肩甲骨からの不快な音が気になったりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

更に、肩周辺のコワバリや、巻き肩による血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、肩周囲の神経が敏感になってくるので、チョッとした肩の動作で痛みが起き易くなったり、繰り返す状態になったりします

この為、油断していると、何かのキッカケで、突然、肩周辺に鋭い痛みが起きてしまいます。

しかも、肩の痛みが起き易くなると、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮んで、硬くなるので、腕の動作によって神経を刺激して痛みを起こしたり、痛みが強まったりします。

~ いろいろな身体の不調 ~

そして、肩のズキズキする痛みが繰り返されたり、重ダルサが続いたり、肩や背中の筋肉のコワバリ感や不快感に悩まされたりすると、胸の圧迫感や締め付け感などが強まったり、胸苦しさを感じたりするようになります。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こす事もあるので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

また、肩や背中の血行の悪化で、背中の皮下や筋肉内にリンパ液が溜まるので、背中に腫れぼったさに悩まされたり、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」に苦しめられたりします。

~ 腰痛も起き易く ~

肩や背中の痛みや不快感で、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に、不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が大きくなる為です。

この為、普段、座っている事が多かったり運動不足になっていたりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりします。

【 筋肉バランスの片寄りや、自律神経の不安定化 】

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

また、四十肩・五十肩で、肩や背中の筋肉のコワバリが強まったり、痛みを我慢する姿勢が続いたりすると、次第に、肩・背中・胸の筋肉バランスの片寄りが起きます。

この為、リハビリ治療だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させるには、かなりの期間が必要です。

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、一年以上もかかる事があります。

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

更に、肩周辺のコワバリや血流の悪化で、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、体調を保つ自律神経系の働きがオーバーワークになり不安定化します。

例えば、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが現れたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などが起きたりします。

この結果、生活に影響を与えて、以前のように、仕事や家事に取り組む事ができなくなったり、仕事に集中できなくなったりしてきます。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、日常生活が行えるように、何とか回復させるまでに、かなりの治療期間を必要とします。

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これらにより体調の改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善に適しているので、肩や背中の解消困難なコワバリ箇所の回復や、それによる血液循環の促進、そして、老廃物の排出促進により、痛みの緩和と体調回復が期待できるからです

~ ツボ治療を加えて ~

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要になるからです。

例えば、ツボ刺激を利用して肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性が改善されてくるので、これによって、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がって改善し、リハビリ治療が行い易くなります。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取り入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす治療法です。

背中の肩甲骨を、上下左右に『他動運動』で動かしていく事で、無理無く、そして痛みも無い状態で、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事ができるので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられます。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“運動”が重要ですが、“運動”を行うには、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のない範囲で少しずつ進める事が重要です。

当院は、体調や体質に合わせて回復力を取り戻す為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、ズキンと痛む」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、突然、ズキ~ン!と痛みが起きる」、「事務所で、サンダルやスリッパを履いていると、痛む」などが起きますが、それでも、しばらく歩いていると、痛みが和らぐ症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、足裏に痛みが起きる原因として、「長時間の立ち作業や歩く仕事で、足裏に過度な負担がかかった」、「サンダルやスリッパを履き続けて、足裏が繰り返し延ばされた」、あるいは、「運動不足や加齢による脚力の低下」などにより、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜に、無数の微細な断裂(傷)ができた為です。

酷くなると痛みで歩けなくなる事があるので、足裏の傷の回復と足裏の負荷を軽減させる為に、足裏と共に、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させ、そして更に、下半身のコワバリ箇所や疲労箇所をチェックして、これらを解消させる事が必要です。

【 足底腱膜炎 】

~ 足裏への負荷から ~

長時間の歩行や立ち仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、あるいは、サンダルやスリッパを履き続けたなどで、足裏に負荷がかかり続けた為に、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる症状があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、生涯に10人に1人が経験すると言われるほど、比較的ポピュラーな足裏の痛みの症状です。

足底腱膜炎の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に拡がって伸び、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている、丈夫で強靭な繊維状の“腱”で、アキレス腱と同じように、体重をしっかりと支えたり、地面からの衝撃を吸収したりしています。

~ 過度な圧で微細な断裂が ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしたり、運動で強い負荷がかかったり、サンダルやスリッパで歩いていたりすると、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかり続けるので、足底腱膜が引き延ばされます。

この結果、足底腱膜が許容限度を超えて引き延ばされる状態になると、いくつもの“微細な断裂(傷)”ができてしまうので、立った時や歩いた時に、更に断裂部分が引き延ばされたり、修復中の足裏の断裂が再び引き裂かれたりするので、強い痛みが起きます。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続けた」、「仕事で重いカバンを持ち続けた」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に、足底腱膜のアーチに過度な圧がかかるので、足裏に痛みが起き易くなります。

~ しばらく歩いていると ~

しかし、足底腱膜炎が初期の状態ならば、このような痛みが起きても、しばらく歩いているうちに、痛みが和らぎます。

歩いているうちに、足裏全体の筋肉や皮膚が伸ばされてくるので、断裂部分が引き延ばされるのが無くなったり、引き裂かれたりするのが少なくなったりしてくる事と、血行が良くなってくるので、傷の修復が進んだりするからです。

しかし、痛みが和らいでも、足底腱膜の断裂部分が治って、無くなったわけではないので、足裏を押したり伸ばしたりすると痛みを感じたり、足底腱膜の断裂で神経が敏感になっているので、足裏が張っているように感じたりします。

【 足裏に柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると 】

~ 運動不足や加齢 ~

また、運動不足や加齢の影響で、足裏に柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足底腱膜炎が起きるケースもあります

例えば、「運動不足になっているので、久しぶりに歩いた」、「腰が痛むが、無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「高齢になって脚が弱っているが、近所なので、突っかけサンダルで歩いた」、などの場合です。

これは、足底腱膜の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、しばらく立っていたり、チョッと歩いただけでも、足底腱膜が耐えきれなくなって、足底腱膜に“微細な断裂”が生じてしまったからです。

~ 妊娠や肥満、冷え ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こします。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、気づかないうちに、足裏の負担が増す為です。

あるいは、加齢や運動不足などで下半身の血行が悪くなっていたり、下半身に冷えが続いていたりすると、脚の筋力低下や疲労などで、次第に足裏の負荷が大きくなり、足裏に痛みを引き起こします。

~ そのままにしていると ~

しかし、『足底腱膜炎』が起きても、一般的な傷のように、見た目でわかるような腫れや赤みが無い事や、立ったり歩いたりしているうちに痛みが落ち着いてくるので、気になっても、ほとんどの人が、様子を見るだけになり、そのままにしがちです。

ところが、足底腱膜の“微細な断裂”が治りきらない状態でいたり、足裏の柔軟性が無くなっていたり、弱くなっていたりすると、足裏に体重がかかるたびに、治りかけた足裏の断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、毎回、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みが繰り返すようになったり、断裂部分の炎症で足裏が熱を持っているように感じたり、足の裏や指の付け根が、いつまでもジンジンと痛んで不快な疼痛が続いたり、あるいは、歩いたり、立ったりするたびに、踵(かかと)の骨の足底腱膜が何度も強く引っ張られるので、踵も「ピリッ!」と強い痛みが起きてきたりします。

【 治りづらい足裏治療 】

~ 保存療法 ~

病院での治療は、足底腱膜炎の痛みが強い場合は麻酔を使って痛みを軽減しますが、多くの場合、よほどの事が無い限り、足裏の無数の微細な断裂(傷)が原因になっているので、保存療法になります。

例えば、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、痛む部分をくりぬいたインソールを使ったりしますが、それと共に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復させる為に、ストレッチやセルフマッサージなどが指導されます。

これらの治療によって、足裏の断裂の自然回復を促し、更に、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を取り戻す事で、足裏にかかる負荷を減らして、足裏の柔軟性を保つようにします。

~ 治療期間~

しかし、保存療法は、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても、ある程度の治療期間が必要になります

また、傷んでいる足裏に負荷をかけないようにしても、毎日の生活で、どうしても立ったり歩いたりするので、足裏に負荷をかけてしまい、治りが悪くなります。

この為、足裏の痛みを解消させるには、かなりの日数が必要になるので、数ヶ月の治療期間が必要になる事もあります。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足裏のアーチに大きな負荷をかけ続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、疲労箇所や緊張箇所を回復させる事も必要です。

しかし、下半身に疲労箇所や緊張箇所があっても、ハッキリとした自覚が無い事が多いので、治療期間が長くなったり、足底腱膜炎を繰り返す状態になったりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなって、足底筋膜が無理に引き延ばされた事が原因になっているので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

この為、当院では、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状を回復させ、痛みの解消を行っています。

マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、下半身に、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、下半身に現れたツボを、重要な『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の修復を高められ、治療期間を短縮できるからです

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、足裏の痛み解消に『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりして、痛みや違和感が減少する効果があります。

更に、血行の悪化で不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮が鎮まり、足裏の痛みや違和感が和らいで解消する効果もあります。

これらにより、初期の足底腱膜炎の段階ならば、下半身の筋肉のコワバリを解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、1回の治療でも、痛みが減少します。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させています。

下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、脚のコワバリや血行悪化の原因となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、脚の自然な柔軟性が回復するので、軽くなった感じになり、下半身がスッキリした感じになります。

~ 治療期間の短縮と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の状態を確認して、柔軟性を回復させる事が必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

立ち仕事の腰痛と、身体の疲労対策

【(症例)痛み・しびれ 】

立ち仕事で、身体の負荷や疲労が続いて、腰の筋肉がコワバッテくると、「腰が重ダルイ」、「腰がウズウズと痛む」、「ギックリ腰の不安」、「脚にシビレが出る」などが起きたり、腰の疲れが取れなくなって体調を悪化させる原因になったりします。

また、腰の負担を減らす為に、片足に重心をかけた「休め」のポーズを取ったり、背中の力を抜いて立っていたり、疲労感や痛みが少なくなるような姿勢で立っていたりすると、身体を支える腰のバランスを崩す事になり、余計に疲労や痛みが身体全体に拡がったり、強まったりします。

腰の痛みや身体の疲労が続く場合は、身体の回復力を取り戻す事が重要なので、腰を含めて身体の疲労箇所やコワバリ箇所を確認して、柔軟性と血行の改善を行い、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮めて、悪化した体調を改善する事が大切です。

【 立ち仕事から腰痛や、体調悪化に 】

~ 筋肉のコワバリから血行悪化に ~

お店の商品販売や、接客、警備、工場勤務などで、長時間の立ち仕事をしていると、身体を支える腰に負担がかかり続けるので、腰に痛みやダルサなどが起き易くなります。

腰に負担がかかり続けて、脚や腰の筋肉がコワバッテくると、血行が悪化して、姿勢を保つ筋肉に必要な新鮮な栄養や酸素の取入れができなくなったり、不要になった老廃物が排出しづらくなったりするので、神経に異常な興奮状態を起こさせる為です。

この為、身体を動かす事が少ない立ち仕事は、身体を動かす立ち仕事よりも、血行が悪化し易いので、腰に疲労・痛み・ダルサなどが起き易くなります。

~ 神経が敏感に ~

また、立ち仕事で腰の疲労や緊張が続くと、腰だけでなく、腰まわりの筋肉も張り詰めてくるので、脚や背中も疲労感や不快感で悩まされます。

例えば、腰に疲労感や鈍痛(どんつう)が続くようになると、「背中の筋肉もコワバッテ、疲れる」、「脚が重ダルクなって、動かしづらくなる」、「背中に凝りや痛みを感じてくる」、「身体が重たい感じになる」、などが起きます。

しかも、疲労感や不快感で悩まされる事が多くなると、身体の神経が敏感になってくるので、チョッと立っていたり、軽い荷物を持っていただけでも、すぐに腰に疲れや痛みを感じたり、背中に疲れやニブイ痛みがしてきたり、身体が重くなってきたりします。

~ 血行悪化による体調悪化 ~

更に、腰の筋肉のコワバリが慢性化して、腰や脚の血行悪化が続くと、腰の痛みやダルサに悩まされるだけでなく、下半身の冷えに悩まされたり、下痢や便秘を繰り返したりします。

腰の血行悪化によって、下腹部の体温が保てなくなったり、自律神経の乱れを引き起こして、胃や腸の働きが保てなくなったりするからです。

しかも、下半身には、重力の影響で全血液量の約7割が集まるので、下半身の血行が悪化すると全身の血液循環が悪くなり、この結果、身体全体の疲労感やダルサに悩まされたり、肩こりや背部痛などが強まったり、自律神経が興奮してイライラや不安感などが現れ易くなったりします。

【 楽に感じる姿勢 】

~ 腰の不安感から ~

また、腰の不快な違和感や痛みが続くと、「腰は、大丈夫かな?」といった不安や、「何かのキッカケで、ギックリ腰を起こすのでは?」と心配になったりするので、仕事や家事で支障をきたしてしまいます。

更に、腰の不快な違和感や痛みは、「病気にはないけれども、身体の調子が何となく悪い」という状態になって、毎日の体調に影響を及ぼすようになります。

腰に不快な違和感や痛みがあると、それによって筋肉がコワバッタ状態になり、疲れ易くなったり、血行不良による痛みが起き易くなったりして、不調を引き起こす為です。

~ 腰の疲労感や痛みを和らげる為に ~

この為、立ち仕事で、「腰に、イヤーな感じがする」とか、「腰が、重い、ダルイ、疲れる、張リを感じる」などが起きてくると、体調悪化を防ぐ為に、少しでも腰の疲労感や痛みを和らげようと、楽に感じる姿勢をとるようになります。

例えば、片足に重心をかけた「休め」のポーズをとったり、背中の力を抜いてダランとした猫背気味で立ったり、疲労感や痛みの少ない側で立ったりします。

このような姿勢をすると、一時的であっても疲労感や痛みのする筋肉の負担が少なくなるので、腰や身体が楽に感じられるようになり、その上、立ち仕事の姿勢がキープできます。

~ 身体のバランスが崩れて ~

しかし、このような楽に感じる姿勢をしていると、かえって、腰の痛みの範囲が拡がったり、痛みや不快感が強まったり、そして、身体のいろいろな箇所に疲労や痛みが増したりします

これらの姿勢は、どちらか一方の脚に体重をかけ続けたり、いつもと違う箇所に負荷がかかり続けたり、姿勢を維持するはずの筋肉の力を抜いていたりするので、身体のバランスが崩れて、身体の一部の血行が悪くなったり、身体の一方に体重をかけ続けるので、筋肉内に疲労物質が蓄積したりするからです。

この為、始めは楽に感じても、次第に、身体のいろいろな所に疲労や痛みを感じる状態になったり、もともと筋肉疲労していた部分の神経が異常興奮を起こして、ズキズキ・ジンジン・ビリビリとした痛みが起きたりします。

【 腰の疲労や緊張の解消 】

~ 疲労回復の為に ~

このような、立ち仕事による腰の違和感や痛みを和らげたり、解消したりする為に、休憩中や、ちょっとした仕事の合間に、こまめに下半身を屈伸したり、身体を伸ばすストレッチをしたりして、血行を保つ事が勧められています。

また、就寝前や入浴後などに、ふくらはぎや膝裏の筋肉のコワバリを解消し、腰の疲労をシッカリと回復させる事も勧められています。

最近では、身体の疲労物質を効率的に排出させる為に、運動後に“クールダウン”を行うように、立ち仕事の後や、休みの日に、あえて軽く身体を動かして血行を改善させる『積極的休養』と呼ばれる“疲労解消法”も勧められています。

~ なかなか困難な疲労回復 ~

しかし、腰や脚に、いつも不調を感じる状態になると、かなり筋肉がコワバッテいたり、関節の動きが悪くなって動かしづらくなっていたりするので、自分で、腰や脚の疲労状態を解消するのが、なかなか困難です

例えば、立ち仕事を毎日長時間行っていると、筋肉のコワバリ部分が拡がっていたり、血行の悪化箇所が多くなっていたりするので、筋肉の疲労箇所が分かりづらくなったり、疲労箇所のポイントが絞れなくなったりします。

この為、疲労した筋肉をほぐして血行を改善し、身体に溜まった老廃物を排出させて、体全体に酸素や栄養が行き届くようにする事が必要だと分かっていても、「腰に気になる症状があっても、仕方がない」と思ったり、身体が立ち仕事に慣れる事を期待したりしてしまいがちです。

~ 疲労感がマスクされて、自覚しづらく ~

また、仕事の疲労が慢性化していたり、仕事の責任を意識していたりすると、身体が疲れていても、「それほど、疲れを感じない」という状態になる事があります。

これは、疲労感がマスクされて自覚しづらくなったためですが、身体から疲労サインが現れてくるので、「何となくボーッとする」、「身体がダルイ」、「動きが重たい…」などに気づかされたり、気力や体力の低下で、「疲れが翌日まで残る」、「目覚めてから起き上がるのに時間がかかる」、「集中力が無くなった」、「イライラする事が多い」、「食欲がない」、などが起きたりします。

しかも、これらは、疲労が身体に蓄積している状態なので、体調が悪化して病的な状態になる前に、身体の疲労や緊張の緩和と心身のリラックス化を行い、質の高い睡眠をとれるようにする事が大切です。

【 当院の、立ち仕事の腰痛治療 】

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、このような立ち仕事の腰痛と身体の疲労に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、体調改善を行っています。

腰や脚には、昔から知られている血行を良くするツボや、あるいは、疲労を回復させる“健脚のツボ”などが、いくつもあるので、立ち仕事でコワバッテいる筋肉の疲労回復に効果を発揮するからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きている事を知らせたり、病状を改善させたりするので、本人が気付かない疲労箇所や緊張箇所を確認したり、これらの箇所を回復させたりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

例えば、腰から下に太い動脈や神経が通っているので、マッサージ治療とツボ刺激を併用して、股関節や筋肉の柔軟性を回復させて、下半身の血行を促進させると、過敏になっている神経を鎮めるので、身体の体調回復に効果があります。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く表れているツボを刺激し、マッサージ治療を行う事によって、自然回復が追いつかなくなっている筋肉や血行を活発化させ、疲れや痛みとなって現れている神経の興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻す作用になる為です。

この為、ツボ反応が現れているツボを確認して、刺激すると、1回の施術でも、身体がほぐれて、柔らかくなってくるので、身体が回復してくる変化が実感できます。

~ 気付きにくい疲労やコワバリの確認 ~

また、腰は身体の姿勢を支える筋肉と共に働いているので、立ち仕事による腰痛から生じた背中や脚などの疲労やコワバリの箇所を確認して、ケアする事が必要です。

この為、当院では、背中や脚などの血行やリンパの流れを、ツボ反応を利用しながらマッサージ治療で回復させ、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、肩こり・腰痛などの痛みを改善させています。

立ち仕事の腰痛改善と身体の疲労回復には、身体の状態を確認して回復力を取り戻す事が重要になるので、一人一人の体調や症状に合わせている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、無理が無く、安全で効果的です。

~ 体調改善に ~

腰は、絶えず身体が動き易いように、上半身と下半身を連結し、安定させているので、痛みや不快感がある場合は、しっかりと筋肉や血行の回復を行い、体調を改善させる事が必要です。

当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張解消や血行促進を行う事で、痛みやダルサを引き起こしている神経の過敏状態を鎮め、体調改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立ち上がろうとした時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、更に、ピリピリするシビレで脚が動かせなくなったりする事もあります。

これは、妊娠して、急に体重が増えたり、腰やお尻で姿勢を支える“反り腰”が多くなったり、ホルモン分泌の影響で骨盤の靭帯が緩んだりすると、お尻の奥の筋肉が硬くコワバッタ状態になって、動作時に坐骨神経を圧迫刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、痛みやシビレが起き易くなるので、症状の改善と予防には、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経への圧迫を和らげる事と、体調を整えて腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりに、動作時に、お尻の奥にニブイ痛みを感じたり、お尻に突然ピリッ!と痛みが起きたりする事があります。

よくあるのが、「ソファに座っていると、尾底骨あたりに疼くような痛みを感じる」、「寝起きに起き上がる時に、お尻の奥に痛みとシビレを感じる」、「立ち上がろうとすると、お尻の奥がピリッと痛む」、などです。

このような痛みが繰り返されると、今迄、経験した事が無い痛みが続くので、「妊娠して、身体に異常が起きたのでは…?」と、思わず不安にかられます。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、この痛みは、ほとんどの場合、病気というよりも、お尻の奥の坐骨神経が、周囲の筋肉が過緊張になってコワバッタ事で、圧迫された痛みです

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレと痛みを起こすので、『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負荷がかかり過ぎた為に起きる痛みなので、妊婦さんのお尻の痛み以外にも、ランニングやサイクリングで股関節に大きな負荷がかかったり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、同じように痛みを起こします。

~ お尻以外の痛み ~

妊婦さんの痛みの場合は、体重が増えたり、あるいは、お腹が大きくなった姿勢を保つ為に、自然と腰を反らして腰やお尻で体重を支える“反り腰”になったりするので、身体を支えるお尻の筋肉の負荷が強まり、お尻の奥の梨状筋が硬くコワバッテ、傍の坐骨神経を圧迫刺激した為です。

また、お尻の痛みだけでなく、骨盤の周りの筋肉がコワバッテくると、骨盤のバランスが悪くなるので、鼠蹊部や恥骨が引っ張られて、太ももの付け根あたりの痛みに悩まされる妊婦さんもいます。

このような痛みが続くと、下腹部の緊張が強まるので、お腹が張るような感じが強くなって、お腹が疼くようなジンジンする痛みを感じてくる事もあります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反り腰 ~

お尻の筋肉は、座る・立つ・歩くなどの動作時に、絶えず身体を支える“縁の下の力持ち”としての役割をしているので、多少の負荷がかかっても、滅多に、お尻から痛みを感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランス状態が変わってくると、今迄無かったような大きな負荷が、いつも、お尻の筋肉にかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容範囲を超えてしまい、お尻の筋肉が硬くコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレを伴った痛みが起きるようになります

しかも、お腹が大きくなると、自然とお腹を前に出して、身体が反った“反り腰”になるので、ますます、上半身の体重がお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉のコワバリが強まって、坐骨神経を圧迫し、痛みが起き易くなります。

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、お尻に痛みを起こす原因になります。

このホルモンの分泌量が増えて、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、靭帯に代わって、骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負荷が増す為です。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分の筋肉に、大きな負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛くなる」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きる状態になります。

~ 痛みの予兆 ~

このような痛みが起きてくる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、妊娠して、お尻や腰の筋肉に負荷が続くと、お尻や腰の筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、疲労感やダルサが強まる上に、毛細血管の血行が悪化して、お尻や腰の皮下に水分が溜まり“むくみ”が生じるからです。

そして、お尻や腰の「疲労感やダルサ」、「ボテッとした感じ」、「骨盤周りの重ダルサ」などが続くうちに、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなってくると、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッテくるので、内側の坐骨神経を圧迫するようになって、ジンジン、チクチク、ビリビリ、とした痛みが起き始めます。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 使えない痛み止め ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていて、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる事がある」など、毎日の生活に支障をきたすようになります。

しかも、以前に、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、お尻の痛みから腰の神経が敏感に反応して、何かの拍子にギックリ腰を誘発してしまう危険性があります。

この為、腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を使いたくなりますが、胎児や母体への影響を考えると使えないので、我慢せざるを得ません

~ 梨状筋のストレッチ ~

この為、妊婦さんの『梨状筋症候群』の予防や緩和の為に、塗薬や湿布薬の使用や、コワバッテいる梨状筋を緩めるストレッチが、勧められます。

しかし、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬では、痛みを無くす効果が限られたり、あるいは、ストレッチをしても、ストレッチで緩めるお尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分からなかったり、お尻の筋肉を思うように動かせなかったりするので、お尻の筋肉を緩和したり、痛みを予防したりする事が困難です。

しかも、お腹が大きくなって、腰や脚を動かせる範囲が限られていると、運動やストレッチで筋肉の柔軟性を回復させようとしても、身体を動かす事が難しくなります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトを着用する事も勧められます。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなるので、お尻や腰の痛の改善や予防が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、骨盤ベルトで腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、腰とお尻の筋肉の負荷が続いたり、強まったりするので、痛みの改善が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、「血液やリンパ液の流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などの効果があるので、妊婦さんが受けられるように、施術方法を工夫して行ってきたからです

妊婦さんのお尻の痛みは、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を、マッサージ治療で回復させると、腰の痛みや重ダルサの緩和や体調の回復に効果があります。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

妊婦さんのマッサージ治療では、妊婦さんのお腹が圧迫されない為と、妊婦さんが楽に呼吸できるようにする為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージ治療を行っています。

横向きに寝た姿勢でマッサージ治療を行う為に、お腹が圧迫される事が無く、お腹の赤ちゃんの安全が保たれる上に、腰や背中に負担がかかり続けないので、リラックスでき、会話もし易くなります。
だから安全であること

また、この姿勢は、着衣の上からツボを利用してマッサージ治療ができるので、コワバッタ筋肉の回復や血流の改善を高める事ができ、それによって、腰やお尻の重ダルサや疲労感が減少し、お尻や太ももの痛みや違和感が無くなっていきます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調改善の為に、ツボ反応を利用して身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりするので、疲労や緊張の慢性化や、動作の不自由さから、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きるからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、身体のコワバリ解消だけでなく、血行が改善されるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果などが期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージを受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は、日々の疲労や緊張、精神的ストレス、姿勢の悪化などで起きるので、「誰でも経験するよくある頭痛」ですが、頭重感、頭の圧迫感、締めつけられる頭の痛みなどによって、毎日の仕事や家事に支障をきたしてしまいます。

この為、頭重感の兆しや、頭痛への不安などで、予防として頭痛薬を飲むようになると、頭痛薬を飲む機会や量が次第に多くなり、『薬物乱用頭痛』を引き起こす事があります。

緊張型頭痛の予防には、首や肩の過緊張を解消し、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、首や肩の筋肉のコワバリと血流を改善して神経の興奮状態を鎮めると共に、首や肩に生じたシコリと、背部の疲労箇所や緊張箇所をチェックして解消する事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛 ~

緊張型頭痛は、疲労や緊張の繰り返し、日々の心配事や不安などの精神的ストレス、あるいは、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢などで、首や肩の筋肉がコワバッタ事が原因になっているので、『肩こり頭痛』とも呼ばれ、「誰でも経験するよくある頭痛」になっています

しかも日本人は、もともと肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占めています

しかし、緊張型頭痛が起きると、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなり、日々の生活が思い通りに進まなくなります

~ 増えていく薬の服用 ~

この為、緊張型頭痛が繰り返されると、痛みを少しでも早く無くしたくなるので、頭痛薬をいつも手元に置いて服用したり、頭痛の不安から予防的に鎮痛薬を常用したりするようになります。

また、肩こりが気になってくると、緊張型頭痛は『肩こり頭痛』とも言われので、予防の為に、頭痛薬を飲むようになります。

しかも、「頭痛で仕事を休めない」といった仕事への責任や、「周りに迷惑をかけたくない」といった気遣いが強いと、余計に頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

~ 頭痛薬の早めの服用から ~

また、頭痛薬の制約から、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまう事があります。

頭痛を我慢していると、痛みが酷くなって脳が痛みに敏感になって、頭痛薬の効果が現れにくくなるので、頭痛の兆候や、頭痛に悩まされたら、『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』という事を考えて、早めに頭痛薬を服用するようになり、頭痛薬を飲む機会が多くなるからです。

特に『頭痛持ち』になると、早めの服用による頭痛薬の効果を期待して、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が多くなると ~

頭痛薬を服用する事が多くなると、身体の痛みを調整する機能が低下してくるので、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また、頭が痛くなる」と感じ易くなります。

あるいは、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

これも、身体が持っている痛みの調整機能が低下してくるので、少しの刺激でも痛みを感じ易くなるからです。

~ 薬物乱用頭痛 ~

この為、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になります。

この結果、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用したり、他の頭痛薬を飲み比べていたりしていると、『薬物乱用頭痛』にも悩まされるようになります

頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、薬物乱用頭痛に陥る可能性があるので、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、薬物乱用頭痛が3番目に多い頭痛タイプになっています。

~ 一時的に楽に ~

ところが、薬物乱用頭痛は、薬を飲むと、「頭痛が、一時的に楽になった感じになる」という特徴があります。

この為、頭痛への不安や恐れがあったり、あるいは、仕事や周囲の人達への責任を強く感じていたりすると、薬物乱用頭痛に陥る事が分かっていても、頭痛薬に頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

この結果、薬を飲んで一息ついたとしても、薬が切れるとまた服用してしまう悪循環に陥ってしまいます。

【 リラックス法と、その難点 】

~ リラックス法 ~

病院では、このような『薬物乱用頭痛』を避ける為に、薬の服用を、月に15日を超えないようにしています。

この為、急場をしのぐ場合は薬を処方しますが、頭痛を無くす為に、リラックス法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防ぐ治療を目標にしています。

例えば、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張すると、緊張型頭痛が起きてくる事を自覚してもらう事や、疲労や緊張を溜めないように長時間同じ姿勢をとり続けない事、更に、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、などのリラックス法を勧めています。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません。

しかも、仕事や家事をしていると、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返したり、時間の合間に適度な運動を取り入れたりして、首や肩の疲労や緊張を和らげる工夫が必要になります

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

ところが、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、それによって凝り感や痛みを絶えず感じていたりすると、なかなか頭痛改善の効果が現れません。

このような状態になると、コワバリが強まっていたり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするからです。

このような状態を改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 筋肉内のシコリ 】

~ シコリができると ~

更に、首や肩の筋肉の内部にズキズキと痛みを感じるシコリができている場合は、このシコリを解消する事が必要になります。

ズキズキする痛みから筋肉が緊張して、緊張型頭痛を引き起こす原因になるからです

しかも、シコリからの痛みや不快感が続いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、疲れやすさ、胃腸の悪化、血圧上昇、などを引き起こし、頭重感の慢性化や『頭痛持ち』の原因にもなります。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

シコリができると、筋肉内にコリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられます。

しかし、セルフマッサージやストレッチで、シコリのある部分を伸ばしても、シコリを回復させるのが困難です。

シコリ部分の血流が極度に低下し、筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばす事ができないからです。

~ シコリ解消 ~

この為、シコリの解消には、シコリに伸びている毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

多方向に伸びているシコリ周辺の毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事がポイントになります。

また、周囲のコワバッテいる筋肉も回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と解消を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、緊張型頭痛の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療は、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

また当院では、筋肉のコワバリ箇所の確認や解消に、ツボ治療を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ反応を利用して、首や肩の「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを確認し、回復を行っています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボは、痛みを発しているシコリの位置と、ほぼ一致しています。

この為、ツボを利用して神経の過敏状態を和らげ、不快な痛みの緩和とシコリの解消を行っています。

神経や血管が集まっているツボに適切に刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、緊張型頭痛のシコリの解消に、効果的な治療法になるからです。

~ 緊張型頭痛の改善と体調の回復に ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感の改善を行う事が必要です。

当院は、東洋医療ベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善と体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。