痛み・しびれ

事故・転倒・つまずきなどによる、むち打ち症と治療法

【(症例)痛み・しびれ 】

むち打ち症と聞くと、自動車に乗っていて、後ろから追突された事故を思い浮かべますが、これ以外にも、身体に衝撃を受けた時に、むち打ち症を起こす事があります。

例えば、自転車の転倒、階段の踏み外し、不意に後ろから押された、尻もち、台からの転落などで、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、首の筋肉や靱帯、そして、神経や血管などを傷めた場合です。

回復には、強い炎症や痛みが和らいだら、首の柔軟性や血行を回復させて、敏感になっている神経を和らげる事が必要になるので、神経や血管が集まったツボを使ったマッサージ治療を利用すると、患部を確認して、無理がないように、首のコワバリと痛みを緩和し、解消させていく特性があります。

【 むち打ち症 】

~ 首の捻挫 ~

むち打ち症は、身体が外部から強い衝撃を受けて、首がむちのようにしなり、それによって、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、内部の神経や靱帯が損傷を受けた状態を言います。

この為、自動車の追突事故だけでなく、自転車やバイクに乗って転倒したり、何かのキッカケで転んだり、運動中に転倒したり、脚立や台から落ちたりして、首が急激に引き延ばされたり曲がったりして、むち打ち症を起こす事もあります

むち打ち症は、症状によって、いくつかのタイプに分類されていますが、首を傷めた70%~80%は、首の筋肉や靭帯が許容範囲を超えて引き伸ばされて“捻挫”を起こしているので、多くが、病院で『頚椎捻挫』と診断されています。

~ 首だけでなく、背中も ~

首の筋肉や靭帯が捻挫を起こすと、首の筋肉がダメージを受けて、動作をする事や支える事ができなくなるので、首を動かす事が困難になるだけでなく、首をチョットでも動かそうとすると、炎症箇所の神経が強く刺激されるので、激しい痛みがしたり、ビーンと押さえ付けられたような痛みが起きたりします。

また、背中の筋肉や背骨を支える靱帯も、首と同じように、衝撃を受けた時に、無数の微細な断裂が生じ、炎症を起こしているケースが多くなっています。

この為、首だけでなく背中も、炎症や痛みが生じて、「背中を丸めても伸ばしても痛い」、「顔を下に向けると背中が痛む」、「息をするだけでも肩甲骨の間が痛い」、「背中のコワバリが無くならない」、「楽な姿勢が見つけられない」などが起きます。

~ 腰の捻挫も ~

更に腰の筋肉も、事故で衝撃を受けた時に、急激に伸ばされたり、曲がったりして、『“腰椎”捻挫』を起こしているケースがあります。

特に運動不足や加齢で、普段から腰を支える筋力が低下していたり、血行不良で筋肉が硬くなっていたりすると、腰の筋肉の弾力性や柔軟性が無くなるので、衝撃を受けた時に『腰椎捻挫』が起き易くなります。

事故で衝撃を受けて『腰椎捻挫』を起こすと、『ギックリ腰』と同じように、「安静にしていても、腰にニブイ痛みを感じる」、「立ったり座ったりすると、強く痛む」、「太ももの後ろがしびれる」、「せきやくしゃみをすると、腰に痛みがひびく」などが起き、腰は体重のかかる場所なので痛みが長引くようになります。

【 筋緊張による血行悪化で 】

~ 病院での治療 ~

病院で『頚椎捻挫』と判断されると、受傷3〜5日の、痛みが強い急性期の期間は、痛みを和らげる薬や、首の頭を支える負担を少なくして安定させる頸椎カラーの着用が行われます。

そして、急性期が過ぎて痛みのピークが和らいでくると、首の筋肉や靭帯の損傷の回復の為に、固まった首の筋肉をほぐして首の動く範囲を改善したり、温熱・電気療法を行って血行を促したりする治療が始まります。

回復を早める為に、事故後3日~1週間のうちに、早めにリハビリやストレッチなどを行って、ダメージを受けた筋肉の働きを取り戻す治療を行う事もあります。

~ 筋肉が収縮したままになると ~

このような治療で、ほとんどの痛みは、1~3ヵ月経過すると治ってきますが、治療を続けたにもかかわらず、首まわりの不快な痛みが、なかなか解消されなかったり、増したりする事があります。

これは、首の筋肉や靭帯など“炎症”による痛みが落ち着いてきても、筋肉が硬くギューッと縮んで、血管を伸ばしたり縮んだりする働きができなくなると、血行の悪化状態が続くので、いつまでも不快な痛みが解消されない為です

更に、血行の悪化によって、筋肉内に酸素が供給されづらくなって、不要な老廃物が溜まるので、首や肩の疲労感やダルサに悩まされたり、頭痛や吐き気、雨の日になるとズキズキと頭痛がしたり、身体の働きが低下して重ダルクなったりする事もあります。

~ 痛みの悪循環 ~

しかも、首の筋肉が収縮した状態が続くと、『痛みの悪循環』が起きます。

筋肉が収縮したまま、この状態が長引くと、血行が悪化して痛みが生じ、その痛みによって神経が刺激されて筋肉や血管の緊張が強まり、それによって血行の悪化が続いて痛みが続く、というサイクルが繰り返されるからです。

この状態になると、「寝ていても、起きていても、どんな姿勢をしても、絶えず首付近に、鈍く、疼くような痛みがする」とか、「首の深部から、前には無かったズーンとする痛みがする」などが起きます。

【 症状が後になってから 】

~ 症状が無かったが ~

また、むち打ち症は、事故後、症状が現れなかったにもかかわらず、しばらくしてから、予想もしていなかったような症状が現れる事があります。

例えば、事故後しばらくしてから、「緊張性のズキズキする頭の痛み」や、「首から肩に、神経が刺激されたようなピリピリした感覚が頻発する」などが起きたり、あるいは、「身体のダルサ」、「めまい」、「吐き気」など、事故と関係のないような症状が現れたりします。

更に、事故で受けたダメージとは直接関係のないような腕や膝などに、痛みやシビレなどが起きたり、気候の変わり目や天気が悪化してくると、ズキズキと疼(うず)くような痛みが起きたり、今まで無かった身体の不調が起きたりする事もあります。

~ 自律神経の障害 ~

これらは、むち打ちによる衝撃で首の筋肉や血管が不安定になると、自律神経への負荷が大きくなるので、日にちが経つうちに、体調を保つ自律神経の働きに支障が出てきた為です

自律神経は、全身の器官が安定的に働くようにコントロールしているので、自律神経に大きな負荷がかかったり、自律神経が障害を受けたりすると、検査をしても原因となる病気が見つからないような不調や痛みが現れます。

この結果、疲労や緊張に敏感になって疲れ易くなる、吐き気やめまいなどの体調不良、気持ちの不安定、天気の変化による身体の痛みやコワバリなど、様々な症状が現れるようになります。

~ 首の筋肉の特徴 ~

特に、首の筋肉は、疲労や緊張が続いたり、ストレスが感じたりすると、「借金で首が廻らない」という表現があるように、首を支える筋肉が過度に緊張してコワバッテくる特徴があります。

この為、むち打ちによる『頚椎捻挫』を起こすと、チョッとした疲労や緊張、あるいは、天候の悪化などがキッカケになって、首の筋肉のコワバリが強まって、首の中の自律神経に影響を与え、体調を悪化させ易くなります。

しかし、自律神経の異常についての診断は、画像による診断が難しいので、これらの症状が強く現れても、対応が困難です。

【 当院の、むち打ち症治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復、血行の改善、神経の過敏解消などを行い、むち打ち症の回復治療を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、「血行やリンパの流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「関節の可動域を広める」だけでなく、むち打ち症の改善に不可欠な、「筋肉の疲労回復」、「神経の興奮を抑制する」、「痛みを改善させる」、などに効果があるからです。

これらの治療を、当院は、マッサージ治療の国家資格者が行っています。

~ 賠償保険の適用 ~

しかも、現在、車両事故でむち打ち症を発症した場合には、早期改善の為に、賠償保険によるマッサージ治療が認められています。

『筋肉の異常な緊張』や『極度の血行の悪化』の改善には、マッサージ治療の効果が認められているので、むち打ち症の回復治療にも広く利用されて、効果を上げているからです

特に、炎症や痛みが強い“急性期”を過ぎた後に、患部の柔軟性や血行を回復させて、過敏になっている神経を和らげる事が重要なので、賠償保険でマッサージ治療が受け易くなると、むち打ち症の早期回復につながります。

~ ツボ治療の利用 ~

また、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加え、むち打ち症の改善を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる反応点になっているので、その箇所に刺激を与える事により、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、神経の興奮を抑制し、痛みや不快症状を改善させる働きがあるからです。

ツボ反応を利用して筋肉をほぐし、血流を改善していくと、これにより痛みを緩和する効果が期待できるだけでなく、首の中の自律神経の回復にもなるので、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「のぼせる」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの不快症状が改善されてくる効果があります。

~ 身体のコワバリや血行悪化の改善に ~

むち打ち症は、本人しか分からない症状が現れる事があるので、本人の身体に感じる違和感を確認しながら、身体の筋肉のコワバリ箇所を回復させたり、血行の悪化箇所を解消させたりして、体調を整え、首や背中の敏感になっている神経を鎮めるケアが重要になります。

当院は、病院の治療だけでは不安がある方や、通院の頻度が減ったものの、まだ痛みが残る方などに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安全に安心して、体調の改善を含めて、むち打ち症の改善を行えるようにしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

中高年の膝の痛みの回復には、体調の改善も

【 (症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症は、関節のクッションをしている軟骨が、加齢や過度の負担などで傷ついたりすり減ったりして、痛みが生じる病気ですが、初期や中期頃ならば、リハビリで膝の筋肉バランスや筋力を回復させると、膝の動きが安定化して、痛みが改善され、かなり日常動作ができるようになります。

しかし、リハビリの、ポイントになる筋肉が分からなかったり、効果ある事が実感されなかったり、あるいは中高年になると、姿勢の悪化で膝の負担が大きくなっていたり、加齢や運動不足でリハビリが続かなかったり、身体の不調によって身体が動きづらくなっていたりします。

この為、中高年の変形性膝関節症の改善には、膝周りの筋肉だけでなく、身体全体のバランスを考えて、脚や腰の筋肉の弾力性や柔軟性の回復と血行の改善を行うと、膝の動きの安定化だけでなく、身体の不調解消にも効果があります。

【 膝の筋肉のコワバリと、それによる血行の低下 】

~ 変形性膝関節症の初期症状 ~

膝関節の軟骨に異常が起きる『変形性膝関節症』の前に、「膝の状態がおかしい…?」と気付くキッカケとして、「階段を降りる時」や、「歩き始め」、「いつもより長く歩いた後」、「イスから立ち上がる時」などに感じる、膝のギクシャクとした違和感や痛みがあります。

これは、膝周辺の筋肉が、加齢や運動不足で弱ったり、姿勢の悪化や体重の増加などで負担が増したりすると、これらの動作の時に、膝関節が不安定になったり、膝の筋肉のコワバリと血行の悪化で神経が刺激されたりするからです。

しかし、これらの違和感や痛みが膝に生じても、しばらくすると、血行が良くなって筋肉の働きが活発化し、一時的な痛みで終わる事が多いので、気になっても「年齢や運動不足の影響」にしたり、「チョッとした痛みで、大丈夫だろう」と見過ごしたりして、“変形性膝関節症の初期症状”と気付かない事が多くなっています。

~ 中高年になると ~

しかし、膝の違和感や痛みは、膝の筋力の低下や、膝にかかる負担の増加が原因なので、そのままにしていると、膝のコワバリが進んで、血行が更に悪化し、一時的な痛みで済まなくなり、繰り返すようになります。

これは、膝に、歩いている時には体重の2〜3倍、階段の上り下りをする時には6〜7倍の体重がかかるので、膝の筋力低下や負担増加の状態が続くと、膝の関節の不安定化が大きくなって、膝の神経が敏感になり、痛みが起き易くなったり、繰り返されたりするからです

特に中高年になると、身体を支える脚や腰の筋肉が弱ってきたり、体重の増加や姿勢悪化などで膝の筋肉に負担が増したりするので、膝の筋肉のコワバリと血行悪化が強まって、チョッとした動作でも膝に痛みを感じたり、少し歩いただけでも膝に痛みが起きたりします。

~ 身体からのアラーム ~

このように、身体を動かした時の膝のギクシャクとした痛みや違和感は、本格的な『変形性膝関節症』になる前の、膝の筋肉のコワバリと筋肉内の血行の悪化による痛みなので、身体からのアラームと言えます。

そして、膝周囲の筋肉が、立った時や歩く時に、膝の骨の関節部分をシッカリと支える事が出来なくなってくると、膝関節の上下の軟骨が接触するようになるので、軟骨の表面が傷ついたり、すり減ったりして、本格的な変形性膝関節症に移っていきます。

膝の痛みを避けようとして、歩幅を短くして歩く速度を遅くさせたり、立つ事や歩く事を避けるようになったりしますが、膝を囲む筋肉バランスが悪くなっていたり、膝の筋肉の働きが弱っていたりしているので、次第に本格的な『変形性膝関節症』に進行します。

【 リハビリの目的 】

~ 腰や脚の筋力をつけて ~

変形性膝関節症は『最初から、膝の軟骨に異常(すり減り)は起きていない』ので、本格的な『変形性膝関節症』に進まないようにするには、腰や脚の筋肉の働きを回復させて、膝の動きを安定させる事が大切です

この為、変形性膝関節症の初期や中期は、腰や脚の筋力をつけて膝の動きを安定させる事を目的にして、リハビリで症状の進行の防止や改善(緩和)を行います。

これによって、太ももから膝にかけての筋肉のバランスが回復して、筋力がついてくると、膝の動きが安定して神経が刺激される事が無くなってくるので、膝の痛みが減少し、立位や立ち上がり、歩行、段差昇降、膝立ち、身体をかがめる、などの日常動作ができるようになります。

~ 膝のリハビリに、体力が必要に ~

しかし、リハビリをしていても、ポイントになる筋肉が分からなかったり、うまく効果があるリハビリしているか分からなかったりします。

しかも、中高年なって、実際に膝のリハビリを行うと、思っている以上に、足腰の筋力や体力が必要とされる事に気付かされます。

例えば、太ももや膝周囲の筋力をつけるリハビリとして、仰向けになって膝を伸ばし、脚を3~5秒間挙げる運動をしていても、何度も繰り返して行うには、かなりの腰の筋力や腹筋を使って、脚の動きをコントロールする力が必要になる事や、股関節・お尻・背中なども、かなりの筋力が必要になります。

~ セルフトレーニング ~

更に、変形性膝関節症の改善には、リハビリ効果が現れるまで、セルフトレーニングを毎日繰り返す事が必要です。

リハビリの基本は、痛みや症状に合わせて行うセルフトレーニングなので、「トレーニングを繰り返しても、いつまでも膝の痛みに悩まされる」とか、「なかなか効果が出ない…」と感じる事が多くなってくると、ツイ、「疲れる」、「動きたくない」、「面倒くさい」、と思いがちです。

しかし、ヤル気や気力の継続が難しくなって、リハビリの運動回数が減ったり、ほどほどの程度になったり、あるいは継続しても形式的な運動になったりすると、変形性膝関節症の改善にはなりません。

【 中高年になると 】

~ 筋力低下、動きづらさ、姿勢維持筋の低下 ~

また、中高年になると、加齢による脚・腰の筋カの低下や、姿勢を支える力の低下、体重(体脂肪)の増加による動きづらさなども、あります

この為、膝の症状と体調を考慮しながら、リハビリに慣れる事が必要です。

この結果、リハビリ運動の効果を実感として感じられるようになるには、個人差はありますが、中高年になると、一般的に、早くても訓練を始めてから、2~3ヶ月ほどかかる事が少なくないと言われ、リハビリ運動の効果を感じる迄に、日数がかかるようになります。

~ 体調の不調も ~

しかも、問題になるのが、中高年になると、「頭が重い」、「疲れが取れない」、「腰が痛む」、「何となく身体の調子が悪い」などの、体調の不調です。

中高年になると、身体を保つ自律神経の乱れから、頭痛、疲労感、倦怠感・眠気、気分が落ち込み、腹痛、めまい・耳鳴り、などが、起き易くなるからです。

この結果、体調の不調があると、リハビリによる膝の機能改善が見込まれていても、継続するのが難しくなります。

~ 仕事や家庭に追われて ~

更に、中高年になると、家事や仕事に追われる事が多いので、リハビリの為に、定期的に繰り返すスケジュール管理が必要です。

また、リハビリをしていても、家事や仕事などが気がかりになっていると、どうしても気を取られがちです。

このような状態になると、『リハビリで大事な事は、続けていく気力とヤル気』と分かっていても、「気が散って、集中できない」となり、しかも、一度中断してしまうと、「モチベーションが下がって続かない」となってしまいます。

【 当院の、変形性膝関節症の初期治療 】

~ 身体のコンディショニングを加えて ~

変形性膝関節症による膝の痛みに加えて、身体に筋力低下が起きていたり、身体の不調があったりすると、更に膝に負担がかかったり、弱めたりします。

この為、中高年の膝のリハビリには、下半身の状態をチェックして、的を絞って効率的に行うと共に、『身体のコンディショニング』を加えて、身体の調子(治る力)を上げていく事も大切です

当院では、この事から、マッサージ治療の特徴の、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③関節の可動域を広める、を利用して、膝の緊張やコワバリの解消を図り、膝の痛みを減少させる事と、更に『身体のコンディショニング』として、東洋医療をベースにした体調の改善を行っています。

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

また当院では、変形性膝関節症の初期は、膝関節周囲の筋肉のコワバリから血行が悪化し、これによって神経が刺激されて痛み(動作時痛)が生じている段階なので、ツボ反応を利用して、筋肉のコワバリ箇所や、血行の悪化箇所をチェックして確認し、改善治療を行っています。

これらの箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているからです。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、下半身のコワバリを解消して筋肉内の血行を改善し、動作時の痛みを和らげ、膝の筋肉の働きを回復させています。

~ 身体のコンディショニング ~

また、普段の姿勢や動作で、腰や背中の筋肉がコワバッテいたり、痛みが出ていたりすると、膝の筋肉にも影響を及ぼして、膝の筋肉をコワバラセたり、筋肉のアンバランスを引き起こしたりして、悪化している膝を、更に悪化させる原因になります。

この為、当院では『身体のコンディショニング』として、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体に現れたコワバリやシコリを解消し、これにより、「身体が動きづらい」⇒「動かさない」⇒「動けない」、という悪循環の解消を図っています。

腰や背中の筋肉の柔軟性が回復して、身体の血行が改善されてくると、痛み物質や疲労物質の排出が促進されて、神経の過敏状態が治まってくるので、体調の改善に効果があります。

~ 体調の改善も ~

中高年の変形性膝関節は、加齢や運動不足による身体の筋力低下や身体の不調も影響しているので、膝のリハビリだけでなく、体調を改善させる事が必要です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、中高年の膝周辺のコワバリを和らげて痛みを改善させ、動きづらくなった機能を回復させると共に、関連する体調調整を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークでの座りっぱなしや、長時間の立ち仕事、ランニングなどで、お尻の筋肉の緊張状態が続くと、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太もも後面に、ジンジンとしびれる痛みが起きる事があります。

お尻は身体を支える働きをしている為に、同じ状況が続くと再発し易くなる上に、坐骨神経を圧迫している筋肉が、お尻の奥にある事と、お尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらいので、坐骨神経への圧迫解消が困難です。

このような、疲労や緊張などの慢性化で生じた筋肉の痛みの解消には、神経や血管が集まっているツボを利用すると、筋肉のコワバリと血行悪化が解消され易くなるので、骨盤周囲の敏感になっているツボを確認してマッサージ治療を行うと、お尻の筋肉の緊張が緩和されて、痛みの解消に効果があります。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れや凝りを感じる事はあっても、お尻に「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、身体が絶えず安定的に、いろいろな動作や姿勢をできるように、お尻に分厚い筋肉が何層も構成されているからです。

この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻の筋肉が我慢強く、頑張りながら、身体を支えているので、お尻に違和感や疲労感が起きてくる事が、ほとんどありません。

~ 坐骨神経への圧迫 ~

それでも、身体を支えるお尻の筋肉の疲労や緊張が続いて、柔軟性が無くなってくると、お尻の筋肉内の血行が悪くなってくる為に、下半身に重ダルサや疲労感が増してくるだけでなく、お尻の奥の坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きてくる事があります

よくあるケースとして、長時間のデスクワークや長距離運転で座り続けていた場合や、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした場合、長時間の立ち仕事をしていた場合、あるいは、肥満や妊娠で体重が急に増えた場合、などがあります。

これらによって、お尻の奥の筋肉がコワバッテ、坐骨神経が圧迫される状態になると、座っている時に、お尻の下から「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 梨状筋症候群 ~

それでも最初の頃は、お尻の筋肉のコワバリが、それほど強くないので、お尻の下あたりに、軽い痛みや疼(うず)きを感じる程度で、しばらくすると、痛みが消えます。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で、身体を支えるお尻の負担が続いて、お尻の奥の筋肉の緊張が強まり、硬くコワバッテくると、坐骨神経を圧迫して刺激するので、お尻から痛みやシビレが、繰り返して何度も起きたり、次第に強まったりします。

このようなお尻の痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と言われる筋肉のコワバリで、坐骨神経を圧迫して、しびれや痛みを起こすので、病院では診断名を『梨状筋症候群』と言い、普段の生活の中で起き易い痛みなので、『坐骨神経痛』の中で『梨状筋症候群』が9割を占めています。

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉の負担が大きくなって、お尻の奥の筋肉がコワバリ、坐骨神経を圧迫した事が原因なので、毎日、長時間の座位や立位をしている人に起き易くなっています。

しかも、中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化したりすると、身体を支えるお尻の筋肉に負担が増すので、余計に『梨状筋症候群』が起き易くなります。

最近では、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、お尻の下部の筋肉で上半身を支える姿勢が多くなっている為に、若い人でも『梨状筋症候群』が多くなっています。

~ 運動不足の人 ~

また、いつも運動不足の人が、運動不足を解消する為に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、お尻の筋肉が過度に張状し、『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

あるいは、普段では行わない中腰姿勢を続けたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返したりすると、やはり、股関節に大きな負荷がかかるので、お尻に過緊張を起こします。

しかも、運動不足や加齢で、お尻の筋肉が弱っていると、症状の回復が遅くなるので、痛みや違和感が長引きます。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になってくるので、やはり、お尻に痛みが起き易くなります。

あるいは、太っている人や妊娠中の妊婦さんは、動作をするたびに、腰と股関節に絶えず体重がかかるので、急に立ち上がった時や、気温が下がった時などに、痛みが起き易くなります。

しかも、これらの人は、ジッとしていると、身体を支える筋力が落ちるので、ますます『梨状筋症候群』が起き易くなります。

~ 精神的な緊張 ~

また、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、これも『梨状筋症候群』を引き起こします。

身体の血行が悪化するので、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感になってくる上に、血管が収縮して身体の血行が悪化するからです。

この為、PCを使う仕事で緊張が続いたり、人間関係による心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 梨状筋症候群の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろ感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の特徴として、お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経が圧迫された事が原因になっているので、腰には痛み(腰痛)が起きません

但し、腰の痛みが長引いたり強まったりして、お尻の坐骨神経が刺激されると、痛みを引き起こされる事があります。

また、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉に絶えず体重がかかるので、いつまでもお尻のシビレと痛みが続く特徴もあります。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

しかも『梨状筋症候群』は、お尻の奥の筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診断がつきづらい事があります。

お尻のシビレと痛みを繰り返す状態になっても、レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張と、それによる坐骨神経の圧迫が判断しづらいからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、診断の有力な判断材料になります。

【 当院の、回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす筋肉は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消し、痛みの改善を行っています

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に効果があり、しかも、スポーツやリハビリ治療で利用されているように、骨格を取り巻く筋肉のコワバリ解消にも効果があるからです。

~ ツボ反応の利用 ~

また、当院では『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、持続圧やツボ刺激を加えて治療を行っています。

これは、ツボに神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を確認し易くなるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に反応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が増幅し、敏感になっていた坐骨神経が回復してくるので、痛みや違和感が緩和されます。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また『梨状筋症候群』によって、腰や脚の筋肉の緊張が強まるので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に負荷をかける原因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の筋肉の柔軟性回復と、可動域の改善を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が減少してくるので、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、しかも、神経から痛みなので、痛み止めがなかなか効きません。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

いつも腰が、重い、だるい、疲れる、痛い、張る

【(症例)痛み・しびれ 】

腰痛の原因を特定できるものは15%程度と言われ、残りのほとんどは、長時間の同じ姿勢、運動不足、肥満、ストレスや不安、冷え症などで、原因が特定できない『腰痛症』に分類されています。

『腰痛症』に悩まされると、腰の筋肉のコワバリとニブイ痛みで動作が制限される上に、腰の神経が敏感になって、チョットした動作で痛みが出やすくなるので、毎日の生活に支障をきたしてしまいます。

この為『腰痛症』には、腰の筋肉のコワバリと悪化している血行を回復させ、更に、敏感になっている腰の神経の緩和も必要なので、血管と神経が集まっているツボを利用して、筋肉内の血行を高めたり、神経を和らげたりすると、改善に効果があります。

【 腰痛症の痛みの特徴 】

~ 腰痛症 ~

腰痛の中でも、映像検査で原因を特定できる、椎間板ヘルニア、変形性関節症、骨粗しょう症、 脊柱管狭窄などと違って、毎日の何気ない姿勢や動作によって生じる『腰痛症』があります。

『腰痛症』は、原因をハッキリ特定できませんが、腰に負担が増すような、「姿勢の悪さ」、「長時間の同じ姿勢」、「同じ動作の繰り返し」、あるいは、「肥満」、「ストレスや不安」、「運動不足」、などが影響していると考えられています。

痛みの原因をハッキリ特定できない為に、有効な解決方法が見つかりにくくなり“慢性化し易く”なる上に、痛みで神経が敏感になるので、ジッとしていても腰が張った感覚や、重ダルイ感じがしたり、その上、姿勢や動作、あるいは体調によって、痛みが強くなったり、続いたりします

~ 骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張 ~

また、腰に痛みが続くと、これによって、骨盤や背骨を取り巻く筋肉の緊張を、更に強めます。

この結果、座っていても、寝ていても、腰の奥の方から「ズキズキ」、「ジンジン」、「ジーン」といった“疼くような神経特有の痛み”に悩まされたり、身体を動かすと、腰の筋肉が骨盤や背骨に張り付いたようにコワバッテいる為に、動きづらさを感じたり、腰の筋肉のコワバリが引き延ばされて痛みが大きくなったりします。

更に、仕事や運動などで無理に身体を動かすような事があると、骨盤の位置が微妙にズレたり、腰の骨や背骨の並びに歪みが生じたりするので、ますます不快な痛みや違和感に悩まされる状態になったり、腰を動かすたびに、響くようなピリッとした痛みに襲われたりします。

~ 精神的なストレスや不安から ~

また、精神的なストレスや不安などで緊張すると、筋肉内の血管が圧迫されて血行が悪化するので、腰の痛みや不快感が強まって、「重く感じる」、「ダルクなる」、「疲れが増す」、「張りが増す」、「痛みを感じ易くなる」、といった状態になります。

このような状態が繰り返されると、イライラした時や、忙しい時、体調が悪い時なども、精神的な緊張から血行が悪化して『(心因性)腰痛症』が起きる事があります。

しかも、心身をリフレッシュする事を期待して運動をすると、身体の血行が良くなってくると、違和感や痛みが緩和されますが、しばらくすると、精神的なストレスや不安などで、再び血行が悪化してくるので、腰の違和感や痛みに悩まされる状態になります。

【 腰の痛みから、体調悪化に 】

~ 身体を支えている為に ~

『腰痛症』が起きた原因として、約8割の人が、毎日の長時間のPCやスマホ、車などの使用で、腰の負荷が強まった為と考えていて、残りの約2割の人が、運動や仕事で、お尻や、ふともも、ふくらはぎなど、下半身の疲労や緊張が続いた為と考えています。

毎日の姿勢や動作による影響と判断しているので、最初の頃は、腰に痛みを感じても、「様子を見よう」とか「たいした事ないだろう…」と思って、そのままにしていますが、仕事や家事で腰の負担が毎日続くにつれて、次第に、「腰が重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」といった状態が、繰り返して起きるようになり、慢性化してきます

これは、腰への負荷や、下半身の疲労や緊張などが続いて、身体の痛みを調整する働きがつかなくなった為ですが、座っている事を多くしたり、腰のストレッチをしたりしても、腰の筋肉は身体を支える役割をしているので、身体を支える負担が、ずうっと腰の筋肉にかかり続けます。

~ 我慢、そのままにしていると ~

そして、腰に違和感や痛みがあっても、そのままにしていると、だんだんと筋肉の働きや血行が低下して、神経が疲労や緊張に敏感になってくるので、「痛みが痛みを招く」という状態になります。

痛みを、そのままにしていたり、繰り返したりしているうちに、身体の回復力や痛みを抑制する神経が弱まり、痛みを抑える働きが機能しなくなってくるからです。

しかも、痛み止めの為に薬を利用しても、身体の痛みを抑える働きがうまく働かなくなっている為に、なかなか効かなくなります。

~ 自律神経への影響 ~

また、腰の痛みで悩まされると、自然と、腰の痛みをかばうような動作や姿勢になってくるので、姿勢が悪化したり、凝り、張り、ダルサなどの不快感が慢性化したりします。

しかも、「いつも腰が、重い」、「だるい」、「疲れる」、「痛い」、「張る」という状態になると、自律神経の身体をリラックスさせる働き(副交感神経)が低下して、身体の緊張を高める働き(交感神経)が強まります。

この結果、余計に血管が収縮して血行が悪化し、肩こり、頭痛、不眠、手足の冷え、ダルサなど、いろいろな身体の不調に悩まされたり、あるいは、体調を保つ自律神経の働きを低下させて、「頭が重い」、「イライラする」、「身体がだるい」、「よく眠れない」、などが起きるようになったりします。

【 腰痛症の触診の重要性 】

~ 腰の疲労や緊張 ~

特に、加齢や運動不足などで、筋肉の柔軟性が無くなって、関節の可動域が狭くなってくると、動作のたびに腰の筋肉に負担が増したり、姿勢が悪化したりするので、腰痛リスクが高まります。

しかし、腰の筋肉のコワバリや血行の悪化、そして、それらの影響による腰周辺の不調などは、病院で診察を受けたりレントゲン検査を受けたりしても、異常を確認する事ができません。

また、腰の痛みを和らげる湿布や貼り薬は、痛みを和らげる効果はありますが、血流の悪化や筋肉のコワバリを解消させて、敏感になっている神経を鎮める働きが無いので、結果として、腰の痛みを長引かせる事になります。

~ 触診の重要性 ~

このような、腰の筋肉の痛みと、筋肉の状態の確認には、骨盤や腰を触診して、筋肉のコワバリ状態や痛みを確認するのが、実情に合った有効な診断方法になります

特に『腰痛症』の場合は、疲労や緊張などの慢性化が大きな原因になっているので、『腰痛症』が起きると、筋肉のコワバリや痛みが現れます。

この為、痛みを感じている腰を、軽く押圧し、筋肉のコワバリ箇所や、違和感や痛みがある箇所を触診すると、患部の位置や、痛みの特徴、関係する筋肉、動ける範囲などを、直接、確認する事ができます

~ 治療にも触診が ~

また、『腰痛症』の診断だけでなく、治療する場合にも、触診して確かめる事が必要です。

『腰痛症』を治療する時に、触診で、患部の場所や状態が確認できると、ピンポイントに腰周辺の筋肉の緊張を緩和させたり、血流を改善させたりする事ができるからです。

患者も“ズーン”とした圧痛を感じる為に、「患部の場所や程度が的確に確認されている!」と、治療に納得でき、信頼感を持てるようになります。

【 当院の、腰痛症の改善治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、『腰痛症』の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療に、“ツボ反応”を利用して、診断や治療を行っています

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって“ツボ反応”が現れるので、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、疲労や緊張などが慢性化した『腰痛症』の治療に適している為です。

~ ツボの位置 ~

しかも、ツボの位置は、身体に起きるコワバリ箇所や痛みの箇所と、ほぼ重なり合っています。

この為、当院では『腰痛症』の治療に、痛みや不快さの原因になっている筋肉や、関節の可動範囲、あるいは神経症状などを問診し、触診と“ツボ反応”で、痛みの箇所を確認しています。

そして、これらの“ツボ反応”のある箇所を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行やリンパの流れの改善や、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、神経の興奮を鎮め、腰の不快感や痛みの改善を行っています。

~ シコリ解消 ~

更に、『腰痛症』の場合、腰の筋肉の負荷から、不快な痛みを発する“シコリ”ができている事が多いので、“シコリ”を解消し、違和感と痛みの緩和を図っています。

“シコリ”があると、付近の毛細血管を遮断して、神経の異常興奮の原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療で筋肉のコワバリを無くし、“シコリ”を解消させていくと、慢性的な腰痛の原因になっている神経の過敏が和ぎ、腰の違和感と痛みが減少します。

特に、いつも腰に、「重だるい」、「ハリを感じる」、「ジーンとした痛みがある」などがある場合には、腰のコワバリの内側に“シコリ”が潜んでいる可能性が高いので、触診で“シコリ”を確認し、ツボ治療とマッサージ治療で“シコリ”を解消させると、腰の鈍痛が解消されていきます。

~ 一人ひとりの症状に合わせて ~

『腰痛症』を改善するには、長時間の同じ姿勢、毎日の生活習慣、ストレスや不安、不眠などが原因になっているので、一人ひとりの症状に合わせて、不快感や痛みを発している箇所を確認して、和らげる事が必要です。

当院は、“ツボ反応”を利用したマッサージ治療で、慢性化した筋肉の緊張を緩和させて、筋肉内の血流改善し、それらにより神経の興奮を鎮め、『腰痛症』の改善と解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防法

【(症例)痛み・しびれ 】

ぎっくり腰のイメージとして、チョッとした動作がキッカケになって、腰の筋肉や靭帯の柔軟性の許容限度を超えてしまい、神経が強烈に刺激されて、激しい痛みに襲われるのをイメージします。

しかし実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯(じんたい)が、疲労や緊張などでコワバッテいたり、弱っていたりしているので、「腰が何となく、イヤ~な感じ」と感じています。

このような状態になると、チョッとした動作で、腰の筋肉や靭帯が耐え切れなくなって、ぎっくり腰を起こしてしまうので、「座っている事が多くて腰がコワバッテいる」、「腰に重ダルサや疲れを感じる」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」などに気付いたら、腰からの警告と考えて、回復させておく事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

~ ぎっくり腰の症状 ~

● 腰の疲労や緊張などで

運悪く、ぎっくり腰を起こすと、いきなり強烈な痛みに襲われて、思わず、しゃがみ込んでしまい、声も出せなくなります。

これは、疲労や緊張などで弱っていた腰の筋肉や靭帯が、何かのキッカケで耐えきれなくなると、“肉離れ”に似た多くの微細な断裂が生じ、神経が激しく刺激される為です

しかも腰の激しい痛みで、反射的に身体の防御反応が働いて、腰の筋肉が急激に収縮し、筋肉の痙攣発作が繰り返される為に、腰が曲がったまま動かす事ができなくなるだけでなく、お腹の中の横隔膜も急激に収縮するので、声が出せなくなります。

● 傷口を増やさないように

ぎっくり腰の直後は、弱っていた腰の筋肉に、無数の微細な断裂や細かな傷ができているので、身体を動かすと、更に傷口を増やしたり、治りかけた傷口を拡げたりして、痛みが強まったり、痛みが治まらなくなったりします。

無理に動くと、腰の神経の異常興奮が激しくなり、腰の筋肉の収縮と痙攣発作が強まって、腰椎のズレを引き起こす事もあります。

この為、ぎっくり腰の直後は、傷口を増やさないように、そして、傷口の自然治癒が増すように、安静を保ち、痛みが治まってくるのを待つ事が大切です。

● 安静状態

安静状態は、例えば、腰の筋肉に、姿勢の負荷や体重がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとり、身体を動かさないようにします。

横向きの姿勢は、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛む側を上にします。

このような姿勢で、とりあえず腰の激痛が引いてくるまで、無理をしないで、ジッと安静にしている事が大切です。

~ 早期回復のために ~

● 身体を動かさないでいると

しかし、腰の強烈な痛みが和らいでも、腰の痛みを恐れて身体を動かさないでいると、腰の筋肉が極度に収縮した状態になっている為に、腰の筋肉の働きと血行が低下した状態が続いてしまいます

この結果、腰の筋肉が収縮したまま伸びなくなったり、痛みを起こす炎症物質の排出が進まなくなって痛みが長引いたり、あるいは、血行悪化が続いて「腰がダルイ」、「腰が重い」などの不快感に悩まされたりします。

この為、腰の強烈な痛みが和らいで、身体を動かせる状態になったら、動ける範囲で少しずつ身体を動かして、腰の血行を取り戻し、腰の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要です。

● 追いつかない回復力

しかし、ある程度、身体を動かせるようになっても、まだ身体の回復力が追いつかない状態なので、ジッとしていても、「ぎっくり腰の痛みが再発しそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰の神経に響く」という感じがします。

これは、まだ、腰の筋肉内に炎症物質が残っていたり、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の神経が敏感になっていたりするからです。

この為、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、我慢できる程度になった頃に、ぎっくり腰の回復治療を受けると、回復が進んで、痛みが早く治まります

● 当院の、ぎっくり腰の回復治療

ぎっくり腰は、疲労や緊張などの慢性化で生じた腰の痛みなので、症状や体調に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復、③神経の興奮の鎮静、などを行い、体調の改善と腰の痛みの回復を行っています。

施術は、患者の腰の負荷が少なく、そして痛みや違和感が出ないように、腰を曲げて横向きに寝た姿勢で行っているので、安心して、ぎっくり腰の回復治療が受けられます。

 

【 ぎっくり腰の、予兆を利用した予防法 】

~ ぎっくり腰の予兆 ~

● 何となくイヤ~な感じ

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防も行っています

これは、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんど無いからです。

ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉に疲労が積み重なっていたり、同じ姿勢を続けていたり、加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っていたり、などの影響で、「腰に重ダルサや鈍痛を感じる」、「腰が、何となくイヤ~な感じ」といった、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”が生じているからです

● よくある予兆例

①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰回りのダルサや重い感じ

②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え

③腰まわりの衰え  
 歩くと疲れを感じて残る、腰が抜けそうな感じがする、雨の日の腰の鈍痛、朝起きると腰が痛む

● 腰の柔軟性の低下から

これらの違和感や痛みが起きるのは、疲労や緊張などで、腰の筋肉にコワバリが生じて、筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなった為です。

そして『腰の柔軟性の低下』が起きると、筋肉内の血行が悪化してくるので、腰に「重ダルサ」や「鈍痛」などの不快感も生じます。

更に、これらによって、腰の神経が敏感になってくるので、チョッとした動作でも、程度は軽くても、痛みや違和感が起きるようになります。

~ 再発し易い、ぎっくり腰 ~

● 腰に負担が続く為に

しかも、ぎっくり腰は、一度起こすと繰り返す事が多いので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の柔軟性を回復させておく事が必要です

これは、毎日の仕事の姿勢や動作、あるいは、加齢などが原因になって、ぎっくり腰が再発し易いからです。

実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。

● デスクワーク、加齢、運動不足、ストレス

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中や腰のコワバリが続いて、疲労が腰に溜まってくるので、ぎっくり腰が起き易くなります。

また、加齢や運動不足によって筋力が弱まるので、年齢が上がるほど、そして、運動不足が長くなるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。

しかも、心理的なストレスが続くと、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰が起き易くなります。

● 予防の為に

ぎっくり腰の予防対策として、「座り続ける時間を減らして、座る姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉の疲労を軽減する」、「休みを取って、身体を動かす」、などが紹介されています。

しかし、ぎっくり腰の原因は、身体の疲れ、緊張したままジッとした姿勢が続く、運動不足や加齢で腰の筋肉の働きの低下なので、やはり、腰の状態が気になったら、腰の筋肉のケアを行う事が大切です。

特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

~ 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 ~

● ツボの効果

当院は、ぎっくり腰の予防に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰のケアを行っています

ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに“痛み”や“硬さ”が現れ、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに症状や体調に合わせた刺激を加えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、ぎっくり腰の予防や緩和効果があります。

● マッサージ治療とツボ治療

例えば、ぎっくり腰の予防治療を、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で行うと、腰のコワバリが、まだ強まっていないので、比較的短時間に、腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。

また、腰のコワバッタ靭帯や筋肉の緊張を和らげて、血行を改善する事で、敏感になっている腰の神経を和らげる効果があります。

これらの改善で、腰の「重ダルサ」や「鈍痛」が無くなってくると、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなるだけでなく、仮にぎっくり腰を起こしても、軽い程度で済みます。

● 筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して治療を行っているので、ぎっくり腰の予防の為に、本人が気付いていない、腰の筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消を行っています。

これにより、筋肉内の隠れた緊張やシコリが無くなると、「腰のダルサ」、「腰が重い」などが無くなり、腰の動きが良くなります。

更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしています。

● 安心感のある治療

ぎっくり腰は、チョッとした動作による急性の腰痛ですが、適切な手当てをせずに、そのままにしていると、疲労や緊張などが積み重なって、ぎっくり腰が再発し易くなったり、慢性的な腰の痛みに悩まされたりします。

当院は、ぎっくり腰の予防や回復治療に、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の症状に合わせて、血流改善や緊張の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

肩から腕の、しびれ、だるさ、痛み、締め付け感( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】


肩こりと思っていたら、「腕にシビレとダルサ」や「胸元の締め付け感」が起き、更に、朝起きた時からこれらの症状が現れたり、「肩や腕のチクチクした痛み」や「手や指のニブッタ感覚」がしたりする事があります。

毎日、PCやスマホの操作を長時間していたり、重い物を持つ仕事が多かったりすると、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まるので、肩・腕に伸びる神経や血管が圧迫されて、腕や手にシビレや異常な感覚が起きた為です。

解消するには、首スジから胸元・肩・腕にかけての筋肉のコワバリ箇所を確認して、コワバリと血行悪化を回復させ、神経や血管が圧迫される状態を無くす事が必要なので、慢性化した疲労や緊張の回復と改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が効果的です。

【 首スジから胸元の凝りや緊張から 】

~ 肩から腕のシビレや疼痛 ~

疲労や緊張で、首や肩のコワバリや凝りが強まると、頭重感や頭痛、ダルイ感じが起きるだけでなく、次のようなシビレや異常な感覚が生じる事があります。

・腕や手のシビレ感
・腕のダルサ
・腕や手に力が入らない感じ
・物を取ろうとすると腕に痛みを感じる
・手先の冷えた感じ

これらは、首スジから胸元にかけて、筋肉のコワバリや凝りが強まると、内部の神経や血管が圧迫される為に、腕や手に、シビレ、脱力感、痛み、冷え、などの異常な感覚が生じる為です

特に、首スジから胸元を通っている神経は、血管よりも狭い隙間を通っているので、首スジから胸元のコワバリや凝りが強まると、神経が圧迫される状態になり、腕や手に、シビレ感・ダルサ感・脱力感などが起きるようになります。

~ 胸郭出口症候群 ~

この症状を『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』と言い、胸郭出口症候群の“胸郭出口”は、首スジから胸元の部分で、脳から重要な神経や血管が通っていますが、この部分は狭い為に、ほとんど隙間がありません。

この為、首スジから胸元にかけての疲労や緊張で、首スジから胸元にかけてコワバリや凝りが強まると、肩や腕に続く神経や血管を圧迫して、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”などの“異常な感覚”が起きるようになります。

特に、つり革につかまる時や物干しの時のように、腕を挙げる動作をすると、神経や血管が圧迫されるので、腕や手がシビレたり、力が入りにくくなったり、冷たくなったりします。

~ 初期症状 ~

胸郭出口症候群は、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”が起きる前に、首スジから胸元の筋肉がコワバッタ状態になっているので、初期症状として『胸元の凝り感・痛み』と『腕のシビレ感』に気付かされます。

また、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、首スジから胸元の筋肉がコワバッテいる為に、喉元が“突っ張った感じ”や“息苦しさ”を感じます。

しかも、喉元が圧迫される感じから、喉に“腫れもの”ができたように感じる事もありますが、喉の筋肉のコワバリが原因になっているので、喉に異常は無く、食事は、いつも通りできます。

【 胸郭出口症候群の症例 】

~ 胸郭出口症候群が起き易い人 ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が原因なので、胸郭出口症候群が起き易い人は次の通りです。

・毎日、パソコン操作やデスクワークを長時間している人、
・仕事で重い物を運ぶ事が多い人
・美容師や教師のように、腕を挙げている時間が多い人、
・なで肩の女性、
・猫背姿勢で、手作業を続けている人、
・交通事故などで首を傷めた人、

~ 長時間のパソコン操作 ~

例えば、毎日パソコン操作を長時間していたり、手首を浮かした操作を続けていたりすると、次第に首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まってコワバッタ状態になります。

この為、電車のつり革に掴まったり、ドライヤーで髪を乾かそうと腕を挙げたりすると、首スジから胸元にかけての神経や血管が強く圧迫される状態になるので、「腕に強いシビレが走る」、「腕全体がダルクなる」、「腕から手にかけての感覚がニブクなって、握力が弱まった感じになる」、「手先が急に冷える」、などが起きます。

これらの症状は、疲れが出てくる午後に発症する事が多く、繰り返すようになると、体調を保つ自律神経に影響して、頭痛や吐き気なども引き起こす事があります。

~ 抱えたり、重い物を持ったり ~

また、毎日、商品を抱えている事が多かったり、重い物を持つ事が多かったりすると、やはり、胸郭出口症候群が起き易くなります。

首スジから胸元の筋肉の緊張が増すと共に、重い物を持つ為に肩が引き下げられるので、胸郭出口の“すき間”が狭まるだけでなく、商品を抱える為に、脇(わき)を絞めた状態になるので、ますます、首スジから胸元の神経や血管を圧迫して、締め付けてしまうからです。

特に、なで肩で、肩の筋力が弱い女性の場合は、バイオリンやチェロのような軽い楽器でも、首や肩の筋力を使って、肩を引き下げた姿勢で演奏していると、やはり、首スジから胸元の筋肉を圧迫する状態になるので、胸郭出口症候群が起き易くなります。

【 胸郭出口症候群の検査法 】

~ 両腕を挙げて ~

胸郭出口症候群が気になった場合、自分で確かめる方法が、いくつかあります

例えば、両腕を横に伸ばして肘を直角に曲げ、胸を少し突き出して、腕にシビレや脱力感が起きるかを、確かめる方法(ライトテスト)です。

この確認で、繰り返し、腕のシビレや脱力感が起きる場合は、胸郭出口の神経や血管が圧迫されている事が考えられます。

~ 鎖骨の方向 ~

また、胸の上の、横に並んだ2本の鎖骨の方向を、見てみる方法があります。

通常ならば、鎖骨の向きは、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方向に、ほぼ横一線に伸びています。

しかし、首スジから胸元の筋肉の強い緊張で、胸郭出口が狭くなっていると、2本の鎖骨の真ん中が凹み、V字型になります。

~ 鎖骨の上の圧迫 ~

また、胸を少し突き出すようにして、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法(モーリーテスト)もあります。

圧迫して、圧痛や、ひびくような痛みが生じる場合は、胸郭出口症候群の可能性があります。

首スジから胸元の筋肉が緊張して、内部の神経が敏感なっているからです。

【 市販薬や病院の治療 】

~ 生活指導とストレッチ ~

胸郭出口症候群の原因の約9割が、胸郭出口付近の筋肉の緊張によって、内部の神経や血管が圧迫されているので、市販の痛み止めでは効きません。

病院に行っても、胸郭出口の凝りや筋肉の緊張を、効果的に解消する治療法が無いので、生活指導とストレッチ指導になります。

例えば、原因となりそうな、腕を上に伸ばしたり、胸を反らしたりする動作を避ける生活指導と、首や肩の筋肉を和らげるストレッチを、繰り返すように指導されます。

~ 首や肩の温熱療法、牽引療法 ~

病院内に設備がある場合は、患部に超音波を当てたり、首や肩をホットパックで温めたり、首を牽引して伸ばしたりします。

これによって、首周りの硬くなった筋肉を和らげて、過敏になっている神経を元の状態に戻すようにしています。

そして、痛み軽減として、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1なども処方されます。

~ 治療期間 ~

しかし、胸郭出口症候群は、首や肩に硬くなったコワバリやシコリができていたり、それにより、肩甲骨骨の位置がズレタ状態になっていたりしています

この為、治療を続けていても、筋肉の柔軟性を取り戻すのに、かなりの期間を要したり、あるいは、これらの治療を続けても、なかなか効果が現れなかったりします。

しかも、仕事や家事の疲労や緊張で、気づかないうちに、首スジから胸元にかけての筋肉が硬くなったり、収縮したりしがちです。

【 当院の、胸郭出口症候群の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院の場合、胸郭出口症候群の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉の緊張の緩和を行い、内部の神経や血管への圧迫を解消しています

マッサージ治療によって、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「③神経の興奮を鎮める」などの効果があるので、首スジから胸元の筋肉の、効果的なコワバリ解消法になるからです。

しかも、首とその周辺は、筋肉が薄く、痛みに敏感で、しかも、重要な神経や気管などが通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が安全性と安心感があります。

~ ツボの利用 ~

また、当院では、ツボ反応を利用して、シコリや圧痛点、腫れ、などの確認や、筋肉の柔軟性の回復治療を行っています。

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、特定のツボに「反応点」として痛みや硬さとなって現れ、更に、「治療点」として症状を改善する箇所にもなるからです。

このツボ反応を利用し、首や肩の凝りや緊張が強まっている箇所を確認して、そこに症状や体調に合わせて刺激を与えると、筋肉のコワバリが緩んでくるので、神経や血管の圧迫が回復するようになります。

~ 腕・肘・手首なども ~

更に、腕・肘・手首なども、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリの解消や、血行の回復を行い、症状の改善を行っています。

腕・肘・手首は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、筋肉に沿った様々な血管が走行しているので、患者ごとの症状に合わせて、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて、血行やリンパの流れを良くする事が必要になるからです。

しかも、腕の神経に沿ってツボが点在しているので、神経や血管が集まっているツボを利用すると、“腕”の疲労や緊張の解消に効果があり、それによって胸郭出口症候群の軽減に効果があります。

~ そのままにしていると ~

胸郭出口症候群は、そのままにしていると、腕や手のしびれや違和感が慢性化するだけでなく、首スジから胸元の筋肉の緊張が原因になっているので、更にいろいろな神経症状が起きてきたり、頭痛や吐き気などが起きたりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ反応を併用する事で、安全に安心できる状態で、首や肩の緊張緩和や、身体の痛みやダルサの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】


五十肩で、急性期の強い痛みが少し和らいでくると、治療方針がリハビリ治療(運動療法)へと移っていきますが、肩や背中の筋肉のコワバリが強く、ひどく血行が悪化している為に、神経が極度に敏感な状態になっています。

この為、チョット肩を動かしただけでも、いきなり激痛が走って、引きつってしまうので、リハビリで肩や背中のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させようと思っても、動かす事ができなくなってしまいます。

このような場合に、昔から利用されているツボ反応を利用して、筋肉のコワバリと血行の改善を行うと、ツボに神経と血管が集まっているので、血流の増幅と、敏感になっている神経の緩和効果によって、五十肩のリハビリが行い易くなります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動く範囲を回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症し、腕を動かすと肩に激しい痛みが起き、寝ていても肩が痛くて眠れなかった時期から、少し肩の痛みが和らいだ時期になってくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)へと移ってきます。

リハビリ治療を行うのは、肩の痛みや炎症などが和らいでも、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつったまま固まってしまうと、肩関節を動かせる範囲が制限されてしまうので、少しずつ肩関節を動かす事で、『① 肩関節の動く範囲を回復』させる為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激し、いつまでも痛みが続いてしまうので、肩と周辺の筋肉を動かす事で血流を促し、『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事です。

これは、肩甲骨と肩関節が、多くの筋肉や靭帯で“一体”となって動いているので、五十肩で動かなくなった肩甲骨が動くようになると、「動かなくなった肩甲骨が動く ⇒ 肩甲骨周囲の血流改善 ⇒ 肩関節の血流改善 ⇒ 関節内の炎症の低下と痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩が改善されるからです。

しかも、肩関節は、肩甲骨周囲の筋肉が、肩関節を下側から支えながら動かしているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事が、五十肩治療の良し悪しを決める」と言われるほど、重要なポイントになります。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリで血行が改善されると、背中の筋肉のコンディショニングとなって、肩や背中の筋肉の働きが改善されて、肩関節の動きが良くなるからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の肩関節の動き、筋力、患者の姿勢などをチェックして、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリ治療を指導しています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、以前の強い痛みが少し和らいで、リハビリ治療をする時期になっても、「肩の痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、神経が異常に敏感になっているので、何かのキッカケで、突然、再び強い痛みに襲われる事が、何度も繰り返します。

この為、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、スルドイ痛みが起きて腕が動かせなくなったり、あるいは、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩の痛みで筋肉が急に緊張して、肩に激痛が起きて肩や背中の筋肉が極度に緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなり、生活に支障をきたしてしまいます。

~ 運動のやり方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”があるので、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)のやり方や、負荷のかけ方が難しくなります

痛みが起きそうな“不安”や“恐れ”を感じると、思わず、肩の動作を止めてリハビリを中断したり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩の負荷が少なくなるように、肩以外の筋肉を動かしたりしてしまうからです。

しかし、痛みの出ない範囲にリハビリをしていると、形だけの動作になるので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

また、痛みを避けて、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができない為に、いつまでも背中の不快なダルサに悩まされたり、背中の凝りや痛みなどが強まったりします。

肩や背中の筋肉を動かさずにいると、筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるだけでなく、血行が改善されない為に、必要な酸素や栄養分が不足したまま、不要な老廃物が溜まり、神経が刺激され続けるからです。

更に、それらの影響で身体の不快感が続いたり、悩まされたりすると、自律神経の負担が大きくなる為に、体調を保てなくなり、疲れ易さやダルサが強まったり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを繰り返す状態になったりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

この事から、リハビリで肩関節を動かす為には、肩周囲のコワバッテいる筋や腱を柔らかくしたり、筋肉内の血流を改善したりして、敏感になっている神経を和らげて鎮める事が重要になります。

また、肩甲骨周辺の筋肉は、肩関節の動作の支えになっているので、肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させる事も大事です。

これらによって、肩関節や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復して、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きが良くなってくるので、五十肩の治療を高める事ができます。

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩めて、血流の改善をする為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩を動かし易くなるからです。

この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に勧められています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消するのが困難です

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発するシコリができると、チョッとした動作や、軽い動作でも、シコリ付近の神経が敏感に反応して、肩全体に痛みが拡がったり、大きくなったりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなります。

しかも、“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、筋肉が凝り固まった状態になるので、肩の痛みと肩関節の動きの改善が進まず、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、五十肩の改善と体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

このツボの特徴から、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、血液やリンパ液の流れが増幅して筋肉のコワバリを軟化させ、敏感になっている神経を和らげ、五十肩のリハビリが行い易くなります。

~ 運動療法 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着の解消や、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高めるようにしています、

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』に効果のある治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。

また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなり、痛みの軽減と共に、肩関節を改善する働きがあります。

~ 難しいセルフリハビリに ~

五十肩のリハビリ治療は、「痛みは、自分しか分からない」事から“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の筋肉のコワバリ解消と血液の循環の改善に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。