痛み・しびれ

寝違い(寝違え)を、早く治したい

【(症例)痛み・しびれ 】

『寝違い』を起こすと、頭を少し動かすだけでも、首から「ビリッ!」と痛みが走る上に、首すじの筋肉がコチコチに固まった状態になるので、顔を正面に向けたまま動かす事ができなくなり、生活に支障が出てしまいます。

この為、早く『寝違い』を治したくなりますが、首の筋肉の痛みとコワバリを回復させるには、首すじの痛む箇所を確認しながら、無理をしないように、①周囲の血流を取り戻し、②コワバッタ筋肉を和らげ、③痛みを起こしている神経を鎮める事が必要です。

このような方法として、神経と血管が集まっているツボを使って、首すじの筋肉内の血流を高め、敏感になっている神経を改善したり、筋肉の緊張を弱めたりすると、首の筋肉の痛みとコワバリが緩和されていき、『寝違い』の早期回復に効果があります。

【 寝違い 】

~ 不自然に首を傾けて ~

目覚めた時に、首から背中にかけて強い痛みが起きたり、首の筋肉が固まって動かせなくなったりするのは、ほとんどが、寝ている時に“不自然に首を傾けて”いた『寝違い』が原因です

寝ている最中は、日中と違って、首の筋肉が頭を支える必要が無くなるので、首の筋肉がすっかり緩んだ状態になって、知らず知らずのうちに、首を傾けてしまう事があるからです。

この結果、“不自然に首を傾けて”しまう状態になると、首の血管を極度に圧迫して血行が悪化し、神経を刺激して敏感にさせたり、首の筋肉が強くコワバッテ、動かせなくなったりするので、少しでも首を動かそうとすると、神経から「ビリッ!」と強い痛みが起きます。

~ 普通ならば ~

しかし、寝ているうちに“不自然に首を傾けて”も、身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、寝違いを起こす事は、あまりありません。

身体の神経や筋肉の働きが保たれていれば、首に痛みや違和感が生じて、無意識に首の傾きを変えたり、眼が覚めたりして、不自然に首が傾いたままにならないようにするからです。

また、首だけでなく、身体も、首に痛みや違和感が生じると、無意識のうちに身体を動かしたり、寝返りを自然とうったりして、首に痛みや違和感が起きないようにするので、寝違いによる痛みを起こす事は、あまりありません。

~ 意識を失った寝落ち ~

ところが、身体が通常の状態と違って、「過度に疲労していた」、「睡眠不足が続いていた」、あるいは、「酔っぱらって寝ていた」などで、痛みや違和感などに気付かなくなってしまうと、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが起きなくなるので、寝違いを起こす事があります。

例えば、ソファーや椅子・床などで、うたた寝や居眠りをしているうちに深く眠り込んでしまい、身体が窮屈な格好になり“不自然に首を傾けて”いても、意識を失った『寝落ち』のようになっているので、首の痛みや違和感などに気付かなくなり、寝違いを起こしてしまいます。

しかも、寝違いによって、首の筋肉のコワバリや血行の悪化だけでなく、首の筋肉の組織に微細な傷ができて炎症が生じると、頭を動かすと首の炎症部分の神経が強く刺激されるので、「ビリッ!」と激痛に襲われます。

【 隠れた原因 】

~ 精神的ストレス ~

寝違いの原因は、多くが“不自然に首を傾けて”しまう『寝相の悪さ』が影響していますが、“隠れた原因”として、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』もあります

『精神的ストレス』が原因になるのは、首の筋肉の特徴として、「借金で、首が回らない」という表現があるように、心理的不調や精神的ストレスなどを感じていると、首の筋肉が緊張してコワバリ、血行が悪化してしまうからです。

この為『精神的ストレス』が強まり、寝ている夜中まで続くと、それほど寝相が悪くなくても、首の筋肉が緊張して血行が悪化するので、首の筋肉がコワバッタ状態になり、寝違いを起こす原因になります。

~ 普段の姿勢の悪さ ~

また『普段の姿勢の悪さ』が寝違いの原因になるのは、首の筋肉の働きとして、頭を支えたり動かしたりする役割があるので、姿勢が悪くなると、それだけ首の負荷が大きくなって、いつまでも筋肉のコワバリが解消されなくなったり、酷くなったりして、首の血行を悪化させるからです。

この結果『普段の姿勢の悪さ』が続くと、寝ていると更に身体の血行が低下した状態になるので、寝ているうちに“寝凝り”が起き、寝違いを引き起こす事があります。

“寝凝り”を伴うので、目覚めた時に、寝違いによる痛みだけでなく、「寝たのに、身体に疲れを感じて、身体のあちこちが固くコワバッテいる」、「肩周りや背中がガチガチに固まっている」、「身体がだるかったり、節々が痛かったりする」、などにも気付かされます。

~ 慢性的な肩コリや首コリ ~

更に、慢性的な肩コリや首コリに悩まされていると、日中に仕事で時間に追い込まれたり、プレッシャーがかかったりすると、“日中の寝違い症状”も起きます。

慢性的な肩コリや首コリがあると、日中の疲労や緊張の影響で、首の筋肉のコワバリと血行の悪化が増すので、振り向いた時などに神経が刺激されて、首から背中の上部に、寝違いと同じように「ビリッ!」と痛みが走る事があるからです。

中でも、体型的に、両肩が水平ラインより下がっている“なで肩”の人や、背中が丸まった“猫背”の人は、首や肩の負担が大きくなるので、『精神的ストレス』や『普段の姿勢の悪さ』が強まると、首や背中の血行が悪化し、“日中に寝違い症状”に気付かされる事が多くなります。

【 なかなか回復しない寝違い 】

~ 自然修復されるまで ~

寝違いが起きると、何日も首の筋肉の痛みと突っ張りに悩まされ、なかなか治らない事があります。

これは、寝違いによって、首の筋肉に微細な傷が広範囲に、そして無数にできてしまうと、これらの身体の自然修復に、日にちがかかってしまう為です

しかも、首は、絶えず頭を支えながら、動かす役割があるので、それらの負担で、ますます微細な傷の自然修復が追い付かなくなったり、悪化したりします。

~ 背中の筋肉がダメージを受けていると ~

更に、背中の筋肉も、寝違いで微細な傷によるダメージを受けていると、余計に回復の日にちがかかります。

背中の筋肉は、首の筋肉とつながっているので、背中の筋肉がダメージを受けていると、首の毛細血管の静脈やリンパ液の流れが悪くなって、首の筋肉の修復を遅らせてしまう為です。

しかも、毎日のデスクワークで、肩や背中の疲れ、肩甲骨周囲の筋肉痛、首や肩の凝りなどが慢性化していると、更に回復が遅れます。

~ 湿布薬、痛み止め、首の牽引 ~

この為、寝違いによる傷の自然修復が追い付かなくなっていたり、背中の筋肉も、寝違いでダメージを受けていたりすると、医院で処方される湿布薬を貼ったり、痛み止めの薬を服用したりしても、なかなか治らなくなります。

また、寝違いで首の筋肉が硬く固まった状態になっていると、首の牽引治療で首の筋肉を引っ張っても、首の硬く固まった部分は延びないので、首の柔軟性回復が困難になります。

更に、首の柔軟性を回復させる事ができないと、寝違いによって生じた首の骨の並びのズレも解消されなくなるので、首から背中にかけての筋肉のコワバリ状態が続いて、首の内側から背中にかけての響く痛みが、いつまでも続くようになります。

【 当院の、寝違い治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、『寝違い』を起こして首から痛みを発していたり、首の筋肉が硬く固まって首を動かすのが辛いという症状に対して、ツボ治療とマッサージ治療を行っています。

疲労や緊張などで生じた痛みを解消するには、痛む箇所を確認チェックして、その箇所の緊張を緩和させて血行を改善し、神経の興奮を抑える事が必要なので、ツボ治療とマッサージ治療が適しているからです

しかも、寝違いによって痛む箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置と、ほぼ一致しているので、触診とツボ反応で、筋肉のコワバリ箇所や痛みを発している箇所を確認して、ツボ治療とマッサージ治療で血液やリンパ液の循環を促し、敏感になっている神経を和らげたり、筋肉の緊張を弱めたりすると、首の筋肉の痛みとコワバリが緩和され、『寝違い』を早期に回復させる効果があります。

~ 首の特徴 ~

また、首は、重要な血管や神経がたくさん通っている事と、首の周りの筋肉の一つ一つが薄く、そして小さいので、首周りの治療はデリケートな施術が必要です。

この為、当院では、患者が安心して治療が受けられるように、寝違いの治療説明を行ってから、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首の筋肉の回復を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に適している事と、昔から、体調や寝違いの症状に合わせて、患部に圧を加えたり、筋肉の柔軟性を回復させたりして症状の改善を行ってきたので、首の筋肉の治療もリラックスして受けられるからです。

~ 肩や背中の筋肉 ~

更に、『寝相の悪さ』『精神的ストレス』『普段の姿勢の悪さ』などで寝違いを起こしていると、肩や背中の筋肉も、不自然な負荷が加わり、筋肉のコワバリや血行の悪化が起きています。

この為、当院ではツボ反応を利用して、肩や背中の血行やリンパの流れの改善と、筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、肩や背中の敏感になっている神経を鎮め、寝違いの回復を早めるようにしています。

特に、肩甲骨まわりにある筋肉は、首と頭を支えている筋肉と連動しているので、肩甲骨まわりにある筋肉の緊張解消と血行の促進によって、首の痛みの回復をかなり早められます。

~ 寝違い予防 ~

寝違いは、首の血行悪化と筋肉のコワバリが大きな原因になっているので、首や肩の凝りに悩まされている場合や、身体に疲れを感じ易い場合は、体調や症状に合わせて首や肩の柔軟性を回復させ、体調を整える事が大切です。

当院は、寝違いによる痛みを、患者に無理の無い施術と、早期に解消させる為に、国家資格者による、東洋医療系のツボ反応を利用したマッサージ治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

寝ていると、背中や腰の痛みで、眠れない

【(症例)痛み・しびれ 】

江戸時代の読み人知らずの狂歌に、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』と、「寝ているのは、気持ちがいいし、身体も休まる、最高の娯楽だ…」と詠(うた)った歌があります。

しかし、毎日の疲労や緊張などで背中や腰の筋肉がコワバッテ、血行が悪化すると、寝ている時に下側の背中や腰が圧迫されて、ズキズキ・ジンジンと痛みに悩まされるので、寝ているのが気持ち良いどころか、「痛くて、寝ていられない!」となってしまいます。

慢性化した筋肉のコワバリで、筋肉内に疲労物質が溜まり、神経が刺激されて痛み出す場合は、湿布や張り薬では、痛みを和らげる事はできても解消させる事ができないので、身体のコワバリ箇所を調べて血液やリンパ液の流れを回復させ、神経を刺激する老廃物の排出を促し、痛みの原因を無くす事が必要です。

【 快適に眠れる姿勢 】

~ 仰向けの大の字姿勢 ~

寝ている時に、「身体の負担が少なく、快適に眠れる姿勢」と言われるのが、仰向けの『大の字』姿勢で、イメージ的にも、手足を拡げて『大の字』で寝る姿勢は、気持ちが良さそうで、リラックスしている感じがします。

これは、仰向けになって、手足を広げて『大の字』になって寝ると、体重が身体の広い面で受け止められるので、身体を支える負担が身体全体に分散して、身体の筋肉が緩み、くつろいだ状態で寝られるからです。

しかも『大の字』姿勢で寝ると、身体の表面が拡がって体熱が広範囲に放熱されるので、身体の深部体温が下がり、身体が自然と休息状態に入って眠り易くなる上に、胸や肺が圧迫されないので呼吸が保たれ、心地良く眠れるメリットがあります。

~ 大の字で寝られる条件 ~

しかし、『大の字』になって、リラックスして気持ちよく寝られるには、“条件”があります

それは、人の身体が、背骨から腰にかけて、なだらかにS字状に湾曲しているので、『大の字』になって寝た時に、下側になった背中と腰にかかる体重を柔らかく受け止めて、分散されるように、背中と腰の筋肉の“柔軟性”が保たれている事が必要です。

背中と腰の筋肉の“柔軟性”や“弾力性”が保たれていると、『大の字』になって寝た時に、背骨から腰にかけてのS字状の起伏が、ひとりでに伸ばされて、まんべんなく背中と腰の筋肉が布団に接触し、身体全体で体重を受け止められるからです。

~ 背中や腰などの筋肉がコワバルと ~

しかし、毎日の仕事や家事で、背中や腰を曲げている時間が多かったり、同じ動作や作業を繰り返したり、同じ姿勢が続いたりすると、背中や腰の筋肉がコワバッテ、夜になっても解消されなくなります。

この状態が、毎日繰り返されて、姿勢を支える背中や腰などの筋肉のコワバリが慢性化すると、それによって、神経が圧迫され続けたり、血行が悪化して神経が刺激され続けたりします。

この為、仰向けになって寝ると、下側のコワバッテいる背中や腰などの“出っ張り部分”に体重がかかって、神経が強く刺激される為に、ズキズキ・ジンジンとした痛みが起き、「痛くて、寝ていられない!」といった状態に悩まされますます。

【 寝る姿勢と痛み 】

~ 仰向け姿勢の痛み ~

このように、背中や腰にコワバリと痛みを感じている時に、仰向けになって寝ると、「首の後ろや背中が、板に張り付けられている感じで痛む」、「背中や腰のコワバリが、痛くなる」、「背中や腰が圧迫されるので、ズキズキと痛む」などが起き、とても寝ていられません。

しかも、背中のコワバリが強まって痛みが増すと、血管が余計に収縮して神経を敏感にさせるので、「ますますズキズキ・ジンジンと痛みが増す」、「寝返りをすると、神経が刺激されてピリッ!と痛みが起きる」なども生じます。

更に、背中の筋肉のコワバリが強まると、胸の筋肉も緊張してコワバッテくるので、呼吸筋が制限されて息苦しさを感じたり、背中や胸の痛みや違和感を我慢してジッと寝ているので、「寝ているのが、疲れる」と辛くなったりします。

~ 横向きや、うつ伏せ姿勢の痛み ~

仰向けで寝ているのが辛くなって、横向きになって寝ても、背中と腰の筋肉のコワバリが強まっている為に、横向き姿勢に不安定性と違和感を生じたり、下側の肩と腰に無意識に力が入ったりします。

しかも、体重が下側になっている肩と腰にかかるので、やはり痛みが起き易くなって、寝ていられなくなります。

この為、うつ伏せになって寝ると、胸が圧迫されて呼吸がしづらくなったり、腰が反らされる違和感や痛みで苦痛になったりするので、寝苦しくなり寝ていられません。

~ 寝る姿勢を変えても ~

この結果、身体にコワバリが生じて痛みを感じていると、いくら寝る姿勢を変えても、ジッと寝ていられません

しかも、ジッと寝ていられないと、精神的に緊張してくるので、余計にリラックスできなくなったり、あるいは、神経質になったりして、ますます眠れなくなります。

特に中高年になると、仕事や家庭の責任が増したり、気がかりな事に悩まされたり、睡眠と深い関わりのあるホルモンの分泌量が減少したりするので、背中や腰のコワバリが強まり、一層、眠りづらくなります。

【 寝返りの制限や、寝違いも 】

~ 寝返りがしづらくなると ~

また、背中や腰の筋肉がコワバッテ、“寝返り”がしづらくなると、グッスリと眠れなくなります

睡眠中は、同じ寝姿が続くので、身体の同じ部分が体重によって圧迫され続けないように、無意識のうちに寝返りを一晩に20回から30回ぐらいして適度に身体をほぐしていますが、背中や腰にコワバリがあると、上半身の回転がしづらくなったり、痛みが起きたりして、寝返りがスムーズに行えなくなるからです。

この結果、寝返りがしづらくなって、身体を適度にほぐす事ができなくなると、十分に睡眠時間をとったつもりでも、血行が悪化する為に睡眠中に痛みが起きたり、眠りが浅くなって目が覚めたり、疲れが身体に残ったりして、睡眠の質が低下する原因になります。

~ 寝違い、眠りが浅く ~

また、眠る時に首の筋肉がコワバッタ状態になっていると、首に筋肉の柔軟性が無くなって“”寝違いを起こしたり、“眠りが浅く”なったりします。

『借金で首が廻らない』と言う言葉があるように、ストレスや不安を感じていると、首の筋肉の中で『胸鎖乳突筋』と呼ばれる太い筋が、緊張してコワバル性質がある為です。

この結果、「精神的なストレス」、「疲労による筋肉の緊張」などが続いて、そのまま“寝込んで”しまうと、気が付かないうちに首の『胸鎖乳突筋』がコワバッテ、寝ている間に首や肩の凝り(寝コリ)が生じたり、“眠りが浅く”なって、寝不足のように身体の柔軟性を回復する働きが落ちたりします。

~ 身体の柔軟性と血行の回復の重要性 ~

このような身体のコワバリを吸収して、快適に眠れるようにする為に、身体にフィットして、寝返りし易い“マットレス”や、抵抗感が無くて寝心地が良い“枕”などが、紹介されています。

しかし、疲労や緊張で、夜になっても身体がコワバッテいると、“マットレス”や“枕”などの寝具を換えてみても、身体の神経が敏感になって熟睡できなくなるので、『世の中に、寝るほど楽は無かりけり』という、江戸時代の狂歌通りにはいきせん。

この為、リラックスした状態で寝られるには、やはり、背中や腰の筋肉の柔軟性を回復させて、悪化している血液やリンパ液の流れを取り戻し、神経を刺激する老廃物を排出して痛みの原因を無くし、そして、身体の筋肉が緩むようにする事が必要です。

【 当院の、安眠の為のマッサージ 】

~ コワバッテいる筋肉をほぐすと ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、リラックスして眠れるように、身体の疲労や緊張を解消させて、体調改善と回復を行っています。

コワバッテいる筋肉をほぐし、滞っている血行を回復させると、疲労や緊張で張り詰めている筋肉の柔軟性が回復し、敏感になっている神経が和らぐので、心身の緊張が解消されて、眠り易くなるからです。

また、全身の血液循環がスムーズになると、眠る時に身体の表面から体熱が放熱し易くなって、身体が緩んだ感じになるので、それによって気持ちが安らいで身体が休息状態になり、眠りにつき易くなります。

~ 身体のコリや痛み ~

特に、身体のコワバリやコリで神経が敏感になって痛みが生じていると、眠りを妨げるので、当院はツボ治療を行って、コリや痛みの解消を行っています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、コリで痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、疲労や緊張によって生じたツボの位置を確認して、ツボ治療を行うと、緊張の解消と敏感になっている神経の興奮が、効果的に鎮まります。

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、マッサージ治療にツボ治療を組み合わせているので、ツボ治療の抵抗感や緊張感がほとんどありません。

また、マッサージ治療とツボ治療の相互作用によって、筋肉の働きや血行が改善されるので、老廃物の排出が進んで神経の興奮が鎮まり、痛みの改善や筋肉のコワバリが解消され易くなります。

特に、「眠りたいのに眠れない」、「グッスリ眠りたいのに眠れない」などで悩んでいる方は、体調を回復させるコンデショニングが必要なので、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、身体の疲労や緊張を解消しておくと効果的です。

~ 眠りにつき易いコンディション作り ~

身体の疲労や緊張が続いて身体がコワバッテくると、神経が敏感な状態になり、コワバリ感が増したり、痛みを感じ易くなったりして、夜になってもリラックスできなくなります。

当院は、ツボ治療とマッサージ治療によって、体調や症状に合わせて、日頃の溜まった疲労や緊張を回復させて身体の調子(治る力)を上げ、眠りにつき易いコンディション作りをしています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛の予防(薬に頼らない“予兆”の利用)

【(症例)痛み・しびれ 】

片頭痛が起きると、生活に支障をきたすほどの痛みに襲われるので、繰り返す場合には予防する事が大切になりますが、予防薬を利用する場合は、薬を飲むタイミングの問題や、薬の量や回数の制限があるので、頭痛を起きにくくする為に、頭痛の“予兆”を利用した体調管理が勧められます。

“予兆”の利用が勧められるのは、片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、痛みを引き起こす神経回路が活性化してくるので、頭痛の“予兆”が現れたら、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげると、神経回路の活性化を和らげる事ができるからです。

この効果を目的にした『頭痛体操』が紹介されていますが、最近の研究で、首の後ろに、片頭痛を引き起こす神経回路上に“反応点”が出現してくる事が分かってきたので、“予兆”時に“反応点”を確認して、活性化している神経回路を和らげて鎮めると、効果的に片頭痛の予防や緩和ができるようになります。

【 脳の血管の急激な拡張から 】

~ 片頭痛のキッカケ ~

片頭痛は、何かのキッカケで脳の血管が急激に拡張し、それによって脳の血管を取り巻いている中枢神経が、脈を打つたびに圧迫されたり、引っ張られたりするので、強く刺激を受け、これにより、拍動性のガンガン・ズキンズキンする我慢できない頭痛に襲われます

脳の血管が急に拡張するキッカケとして、よく言われるのが、緊張した仕事が続いた後の週末や休日になって、ストレスから解放されて心身がリラックスした時です。

しかし実際は、心身がリラックスした時以外も、人込みや騒音、気温・気圧の変化、姿勢の悪さ、寝過ぎや寝不足などが、片頭痛を起こすキッカケになったり、また女性の場合、生理や更年期でホルモンバランスが崩れた時も、片頭痛が起きたりします。

~ 脳の神経が敏感になって ~

そして、脳の血管が急激に拡張してしまうと、頭の血管が脈打つたびに、血管を取り巻いている脳の中枢神経が圧迫されたり、刺激を受けたりするので、頭の中で、拍動性の「ズキンズキン」、「ガンガン」する強い痛みが、4~72時間、繰り返すようになります。

しかも、強い痛みで脳の神経が敏感化するので、頭の向きを少し変えたり、身体を動かしたりするだけでも、頭の痛みが増します。

更に、拍動性の強い痛みだけでなく、体調が悪化して『強い生理的な不快さ』も強まるので、吐き気、嘔吐、顔面蒼白、腹痛、などを引き起こし、耐えられなくなって、ジッと寝込んでしまう状態になる事もあります。

~ 片頭痛を繰り返すと ~

また、片頭痛を繰り返すと、片頭痛を引き起こす神経回路が敏感になるので、「肩こりが辛い」と感じたり、体調の悪化を感じたりすると、それに反応して、片頭痛を誘発し易くなります。

しかも、片頭痛を引き起こす神経回路が異常に敏感になってくると、感覚を調整する機能が働かなくなり、通常ならば気にならない光や、音、臭いに、『強い生理的な不快さ』を感じてしまいます。

この結果、「顔に風が当たると、辛い痛みを感じる」、「肌に接触するメガネやイヤリングが不快感を起こす」、「髪を結んでいるのが辛く感じる」、「曇り空になると、それに連れて体調が悪くなる」、「強い光を感じると頭痛がひどくなる」、などが起きます。

【 片頭痛の予防 】

~ 予防薬 ~

片頭痛が起きると、我慢できない『強い痛み』に襲われて、仕事や生活に支障をきたしてしまうので、繰り返される場合は、予防薬が利用されています。

しかし予防薬は、痛みに敏感になっている脳の神経に作用して、痛みの程度を軽くしたり、片頭痛が起きにくくさせたりする薬なので、少なくても3~6カ月間は、症状が有っても無くても、毎日決まった時間に、予防薬を飲み続ける事が必要です。

また予防薬は、副作用として眠気が起きるので、女性や小柄な人、あるいは、1種類では効かない為に2種類以上の予防薬を服用する人は、服用するのに注意が必要です。

~ 予防薬に頼らない為には ~

この為、なるべく予防薬に頼らないで、片頭痛を防ぐには、日頃から不快な疲労やストレスを溜めないように、体調を保つ自律神経に、大きな負荷がかからないようにする事が重要です

これは、自律神経が、脳の血管を含めて、血管を拡げたり縮めたりする役割をしているので、疲労やストレスが多くなって体調を保つ自律神経に大きな負荷がかかると、自律神経の働きが乱れて血管のコントロールが崩れ、普段の生活のチョットした無理や疲れから、片頭痛が起き易くなるからです。

この為、できるだけ決まった時に寝起きして、食事をきちんと取るなど、規則正しく生活をする事や、休息をとって心身をリラックスさせる、などが必要になります。

~ 天気痛 ~

また、春や秋など季節の変わり目や、梅雨の時期や台風が多くなる時期は、意識的に気分転換を行ったり、計画的に頭を休めたりして、心身を安定的に保つ事も必要です。

「気圧」・「気温」・「湿度」の3つは、心身の不快感を増したり、身体に負荷をかけたりして、頭痛を起き易くさせるからです。

例えば、気圧が変化したり湿度が高くなったりすると、天気の変化が過剰に脳に伝わって血管をコントロールしている自律神経を乱し、脳の太い血管を急激に拡張させて、『天気痛』と言われる頭痛や頭重感が起き易くなるので、このような天候の時には、上手に気持ちをコントロールして、体調を維持する事が必要です。

【 片頭痛の“予兆”と、独特な肩こり感 】

~ 片頭痛のサイン ~

片頭痛への不安や恐れなどで神経が敏感になると、頭痛を引き起こす神経回路が活性化してくるので、頭片頭痛が起きる数時間から2日前ぐらいに、9割近くの人が、「何となく頭痛が起こりそう」といった “予兆”を感じています。

この為、この頭痛の“予兆”が、頭痛予防を行うサインになります。

首のつけ根から肩や背中にかけての緊張を和らげると、頭痛予防薬と同じように、神経回路の活性化を鎮めて、頭痛を起きにくくする事ができるからです。

~ 片頭痛の“予兆”例 ~

片頭痛の“予兆”として、次のような症状があります。

・めまいや耳鳴り、立ちくらみが起きる。
・あくびが多くなる。
・胸が締め付けられる。
・胸がザワザワする感じがする。
・息苦しく感じる。
・冷えを感じる。
・胃の調子が悪くなる。
・便秘や下痢を繰り返す。
・肩こりや、腰痛が強まる。
・身体がダルクなる。
・顔に汗をかく。
・朝、起きた時から疲労感がする。
・気圧が低くなると体調が悪化する。
・周りがやけにまぶしく感じる。

~ 独特な肩こり感 ~

中でも、一般的な肩凝りと違って、「急に肩こりが強まる」、「首から後頭部にかけて、肩がグーっと上がり、凝りがひどくなってくるような感じ」、「頭の後ろに、凝りが拡がってくる」などの、独特な『肩こり感』が現れたら、要注意です。

これは、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が、首や肩の筋肉に伸びているので、片頭痛の前に、首の後ろから肩あたりの神経回路が活性化してくるので、独特な『肩こり感』が起きるからです

実際に、片頭痛患者の75%の人が、片頭痛を起こす前に、急に肩や首の周りの筋肉が緊張気味になり、通常の肩凝りと違った、独特な『肩こり感』を実感しています。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

当院では、片頭痛の予防や緩和の為に、片頭痛の“予兆”が現れた時に、首のつけ根から肩や背中にかけての緊張をツボ治療とマッサージ治療で和らげ、首や頭部の神経を鎮める治療を行っています。

これは、昔から東洋医療で、頭痛を和らげるツボとして、首や肩にある「風池(ふうち)」、「天柱(てんちゅう)」、「肩井(けんせい)」などを利用してきましたが、最近の医学の研究でも、首や肩の筋肉に、片頭痛を起こす『三叉神経』から影響をうける神経が伸びている事から、片頭痛の“反応点”が、首の後ろの髪の生え際に現れる事が分かってきたからです。

しかも、首の後ろの髪の生え際にある“反応点”は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、神経や血管が集まっているツボを利用して“反応点”の周りの筋肉のコワバリを和らげると、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮める作用があるので、片頭痛の発生を抑えたり、緩和させたりする効果があります

~ 頭痛体操 ~

『頭痛体操』も、圧痛点の周りの筋肉のコワバリを和らげる事で、頭痛を起きにくくさせる効果があります。

しかし、この効果を発揮するには、頭と首を支えるインナーマッスル(身体の深い位置にある筋肉)を十分にストレッチして、片頭痛の“反応点”近くの筋肉と血行を回復させ、それにより、首や肩の片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮めて、自律神経の働きを取り戻せるようにする事がポイントになります。

当院では、“反応点”の箇所がツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、活性化しているツボ(“反応点”)を確認して、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮の抑制などを行い、片頭痛を引き起こす神経の興奮を鎮め、自律神経の働きを取り戻すようにしています。

~ 体調回復のマッサージ治療 ~

また片頭痛の予防の為に、当院では、背中のコワバリ解消や、背中の悪化した血行の回復も行っています。

背中の筋肉の柔軟性や弾力性が回復して、血行が改善されると、敏感になっていた神経が和らいで、頭痛の発生を抑えたり、軽減化したりする効果があるからです。

当院の片頭痛の予防治療は、片頭痛“予兆”時の体調や体質に合わせて、身体の調子(治る力)を上げていく治療なので、頭痛予防として受け入れ易く、更に、体調が回復してくる効果もあります。

~ 片頭痛の神経が活性化する前に ~

片頭痛は、頭痛を引き起こす神経回路が活性化する前に、身体の不調や痛みを解消させて、体調と、敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

当院は、片頭痛の“予兆”時に現れる“反応点(ツボ)”を利用して、ツボ治療を加えたマッサージ治療で、首や肩の疲労やストレスを解消させて、体調を整え、心身がリラックスできるように治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張などが原因になって、血行が悪化し、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも、首や肩のコワバッタ筋肉内にシコリができると、ジンジン・ズキズキする不快な痛みによって神経が刺激されるので、チョットした疲労や緊張で『緊張型頭痛』が起き易くなったり、いつまでも続いたりします。

このような頭痛の改善には、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリを調べて解消する事も必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して筋肉内の血流を増幅させると、敏感になっている神経が和らぎ、シコリを縮小させる効果があります。

【 緊張型頭痛 】

~ 肩こり頭痛 ~

首や肩の疲労や緊張で血行が悪化してくると、「重いものが頭に乗っているような痛み」、「後頭部を中心にズキズキする痛み」、「頭がギューッと締めつけられるような痛み」、などが起きます。

これを『緊張型頭痛』と言い、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まると頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言います。

「肩こりは、日本人の国民病」と言われるように、日本人は肩こりに悩まされる人が多いので、肩こりの影響による『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています

~ 症状の特徴 ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が強まった事が原因になっているので、特徴として、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などの“肩こり症状”が現れます。

そして、首や肩の筋肉のコワバリが強まって血行が悪化してくると、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、“頭重感や不調感”に悩まされる状態になります。

更に、血行悪化で後頭部の神経が刺激されると、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」、などの“頭痛症状”が起きます。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、頭から肩にかけての筋肉が緊張して、神経を圧迫したり、血流が悪くなって疲労物質が排出されずに筋肉内に溜まり、神経を刺激したりするからです。

代表例が、デスクワークや車の運転などで、長時間うつむいた姿勢をしていると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まり、血行が悪くなって頭痛が起きるケースです。

これ以外にも、運動不足や加齢で、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、枕がフィットしなかったりすると、首や肩周辺の筋肉が緊張したり神経や血管が圧迫されたりして、『緊張型頭痛』を起こす事があります。

【 精神的なストレスからも 】

~ 血行の悪化と神経の圧迫 ~

また、精神的なストレスも、『緊張型頭痛』の大きな原因になります

精神的な緊張(交感神経)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して神経が圧迫されたり、血管が圧迫されて血行悪化が起きたりして、神経が刺激されるからです。

頭痛が起きなくても、精神的ストレスで、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」などがおきたり、あるいは、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされたりします。

~ 中高年になると ~

この為、中高年になると『緊張型頭痛』や『頭重感』に悩まされる事が多くなります

職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりすると、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、首や肩の筋肉がコワバリ易くなって、『緊張型頭痛』や『頭重感』が起き易くなります。

~ 自律神経のバランスの崩れ ~

また中高年になると、心身を休める副交感神経の働きが弱まりますが、心身を活発にさせる交感神経の働きは変わらないので、中高年になると、『疲れ易さ』と共に『緊張型頭痛』が起き易くなります。

自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)の働きを保つ事なので、交感神経が優位な状態になってくると、身体の血管が収縮して血行が悪くなってくるからです。

しかも自律神経のバランスが崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉が緊張して、余計に『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引いたりします。

【 シコリ解消の重要性 】

~ コワバリが慢性化すると ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が大きく影響しているので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和したり、解消したりする事ができます。

しかし、疲労や緊張が続いて、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化してくると、神経圧迫や血行の悪化が続いて、神経の“異常な興奮”が起きてくるので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります。

この状態になると、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするので、市販薬では、このような異常に敏感になった神経を元に戻す事ができなくなるからです。

~ シコリの発生 ~

更に、首や肩の筋肉のコワバリの慢性化によって、絶えず血行が悪化してくると、コワバッタ首や肩の筋肉の内部に、筋肉が凝り固まった状態の“シコリ”ができます

首や肩の筋肉内に“シコリ”ができると、皮膚の上から触るとコリコリと感じられ、また、硬い“シコリ”によって血行が遮断されるので、絶えずジンジン・ズキズキする不快感が生じるようになります。

この結果、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになって気分の晴れない日が続くようになったりするので、チョットしたキッカケで頭痛が起きる『反復性緊張型頭痛』や、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛』になったりします。

~ ストレッチとマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消に、ストレッチやマッサージが紹介されています。

しかし、首や肩の筋肉にコワバリが慢性化していたり、内部にシコリができていたりすると、一般的なストレッチやマッサージでは、筋肉のコワバリやシコリを解消して、頭痛を無くすのが困難です。

ストレッチやマッサージで、コワバリやシコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事はできても、肝心のコワバリやシコリの部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、それらを伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、敏感になっている神経を和らげ、症状の改善を行っています

これは、ツボ(経穴)が、“神経や血管の集まっている箇所”なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれる性質があり、更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置が、ほぼ一致しているので、的を絞った症状の改善ができます。

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、東洋医療のツボの位置と重なり合っている事を利用して、反応が顕在化しているツボを調べて、体調や体質に合わせて刺激を加え、ツボ周辺の血流回復を行っています。

更に、コワバリやシコリの緊張を緩める為に、位置と状態を確認し、一方向だけでなく、様々な方向に徐々に圧迫しながら引き延ばし、コワバリやシコリの深層部まで、段階的にシッカリと伸ばします。

これらによって、コワバリやシコリの血液やリンパ液の流れを増幅させて、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出していくと、刺激に敏感になっている神経が和らぎ、首や肩のコワバリやシコリが縮小し、後頭部の不快な痛みが解消されるようになります。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張も、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させるので、マッサージ治療で、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善し、肩甲骨の動きを回復させています。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた身体の回復力を取り戻してくるので、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善にもなります。

マッサージ治療で、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などを行うと、「③筋肉の疲労回復」だけでなく、身体の「④神経興奮の抑制」も働き、「⑤痛みを改善させる」効果があるからです。

~ シコリ解消の重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると血行が極度に悪化して、不快感が繰り返すようになり、『反復性緊張型頭痛』や『慢性緊張型頭痛』が起き易くなります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリ付近の血流の増幅と、敏感になっている神経を和らげて、シコリの解消を行い、慢性化している『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、身体を動かす時だけでなく、ジッとしている時も姿勢を保つ働きをしているので、ジッとしている姿勢が長時間に及ぶと、いつの間にか、身体が疲労状態になります。

これにより、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起き、更に、疲労によって痛みを抑える働きが弱ると、痛みが増したり、あるいは、回復力が追い付かなくなると、長引いたりします。

しかも、これら痛みで神経が敏感になると、チョッとした動作でも疲れやダルサを感じたり、「体調不調」や「姿勢の悪化」などが起きたりするので、仕事や生活に支障が出る前に、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張を解消して、身体の調子(治る力)を回復させる事が大切です。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張から ~

首・背中・腰・脚などの内部にある“姿勢を保つ筋肉”は、体幹筋(インナーマッスル)とも言われ、身体を動かす時だけでなく、何気なく立っている時や、座っている時も、身体のバランスを保ちながら、スムーズに動作ができるように働いています。

しかし、毎日の動作や姿勢で“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張が増してくると、血行の悪化や筋肉のコワバリで、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、背スジが伸ばせない」、「身体の調子が悪い」、などが起きます。

それと共に、疲労や緊張で神経が敏感に反応するようになると、痛みが起き易くなったり、痛みが増したりする上に、疲労や緊張で回復力が追い付かなくなり、首・背中・腰・脚などに、「疼くような痛み」や「不快で鈍(にぶ)い痛み」などが強まったり、身体に不調が起きたりします

~ 腰の痛み ~

“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張で、多くの人が経験するのが、腰の鈍痛です。

腰からお尻にかけては、姿勢を保ちながら、いろいろな動作ができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、疲労や緊張などで筋力が弱ってくると、ジッとしていても腰からお尻にかけて「鈍い痛み」や「ダルサ感」が起きたり、動くと「痛みが増す」状態になったりします。

ほとんどの人が、このような腰の痛みを経験しますが、更に、疲労や緊張で腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、分厚い筋肉のコワバリが強まり、筋肉内の血行悪化が解消しづらくなるので、前より痛みが増したり、痛みが慢性化したりします。

~ 首や肩、背中の筋肉 ~

また、首や肩、背中の内部の筋肉も、体幹筋(インナーマッスル)として、姿勢を保つ役割をしているので、毎日の姿勢や動作で、負担がかかり続いたり、弱ったりしてくると、やはり、これら筋肉内から、疼く様な痛みや、不快で鈍(にぶ)い痛みが起きます。

例えば、毎日、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、運動不足や加齢などで筋力が弱ってきたりすると、首や肩、背中の、筋肉内の血行が悪くなってくるので、頭痛、肩こり、背部痛などが起き、「鈍い痛み」、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」などが起きます。

疲労や緊張が原因なので、「そのうち治るだろう…」と思っていると、“姿勢を保つ筋肉”の為に、弱った首や肩、背中の筋肉に疲労や緊張が続いたり、負荷が増したりして、血行悪化と神経が刺激される状態が続き、ますます首や肩、背中の筋肉の痛みが大きくなったり、痛みが慢性化したりします。

【 痛みの特徴 】

~ 重苦しい痛み、捉えどころない痛み ~

疲労や緊張による“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、“重苦しい痛み”や“捉えどころの無い痛み”を感じます

“重苦しい痛み”を感じるのは、“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が疲労や緊張などで血行が悪化すると、酸素や栄養分が欠乏し、疲労物質が排出されずに溜まるので、身体にダメージを引き起こしてしまう事を気付かせる為に、重くギューっと圧迫されたような疼痛(とうつう)が発生する為です。

また、ハッキリと“場所が捉えどころなく”感じるのは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と一緒に動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しなかったり、拡がったりする為です。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に強まったり、繰り返したりします。

これは“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠な上に、毎日の姿勢や動作で、どうしても負荷がかかり続けるので、その負荷のかかり方と体調に合わせて、痛みを感じるからです。

更に、痛みによって、自律神経を構成している交感神経が優位になると、血管が収縮し血流が悪くなるので、身体全体の神経が敏感になり、「痛みが増す」、「疼く痛みが気になる」、「痛みが辛い」などを感じる事もあります。

~ 関連する筋肉への影響 ~

また“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、“姿勢を保つ筋肉”と関連する筋肉も、負荷と緊張が強まります。

これによって、関連する筋肉も血行悪化が拡がり、筋肉のコワバリ箇所が増えたり、痛みを感じる範囲が広くなったりします。

この結果、「脚が痛んで長引くと、腰にも影響して調子が悪くなってくる」、「一方の膝をかばっていたら、反対側の膝も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」などが起きてきます。

【 身体の歪みと体調悪化 】

~ 姿勢の悪化から身体の歪みに ~

Screenshot

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みによって、“姿勢の悪化”が起きます。

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続くと、「肩が凝って痛む」、「肩甲骨の内側がズキズキする」、「腰にダルサと鈍痛がする」などが起きるので、自然と痛みを避ける姿勢になる為です。

このような姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から“身体の歪み”が生じ、 「左右の肩の高さがアンバランスになる」、「猫背」、「背骨が捻じれている」、「骨盤が傾いている」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」などが起きてきます。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

しかも“姿勢の悪化”や“身体の歪み”は、ズキズキ・ジンジンといった、神経特有の痛みを起こします。

筋肉のコワバリが慢性化して、血行悪化も慢性化してくるので、神経が敏感に反応するようになり、強く痛みを感じるようになったり、チョッとした刺激でも、不快さや痛みとなって現れたりするからです。

しかも、痛みによって交感神経の興奮が起きてくるので、これによって、筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒神経が敏感といった、「痛みの悪循環」も引き起こします。

~ 身体の不調も ~

更に“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって、背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりするので、身体のバランスが崩れ、不調を引き起こします。

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりすると、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりする上に、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されるので、体調を保つ自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になり、更に、肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどを、繰り返すようになります。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の体幹筋(インナーマッスル)の痛みなので、湿布や張り薬を貼ったり、温めたりしても、解消しづらい上に、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりするのも困難です。

しかも、コワバッタ筋肉内に硬いシコリができると、毛細血管の血行が遮断されるので、シコリから絶えず不快な痛みが起き、それによって、周囲の筋肉のコワバリが慢性化して解消しづらくなります。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、敏感になっている神経を緩和するようにしています

~ ツボの特徴 ~

当院が、マッサージ治療にツボ治療を加えているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを調べる事で、不調解消の為の治療点が確認できます。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、マッサージ治療にツボ治療を加える事で“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善に効果があります。

~ 気になっている箇所の解消も ~

また、当院では、患者が気になっている箇所を確認して、停滞している血行やリンパの流れの改善と、それらに伴うコワバリ箇所やシコリの箇所を、同時に解消するようにしています。

仕事や家事で、身体が疲労状態になると、痛みを抑える働きが弱ったり、回復力が追い付かなくなったりして、「何となく身体の調子が悪い」といった症状に悩まされるからです。

この為、患者が気になっている痛みや、不快感の解消の為に、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、身体の調子(治る力)を回復させるようにしています。

~ セルフケアによる改善の困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、痛みの箇所を自己診断によって特定したり、セルフケアによって改善したりする事が困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

首から肩への、痛みを伴う“シビレ”

【(症例)痛み・しびれ 】

何気なく顔を上に向けた時や、振り向いた時に、首から肩・肩甲骨にかけて、突然、ピリピリ・ジンジンする痛みとシビレが走って、首や肩が引きつってしまう事があります。

これは、デスクワークや肩こりなどで、首の筋肉のコワバリが強まったり、あるいは、首の筋肉のコワバリで首の骨の神経の通路が狭まったりすると、首の神経が圧迫され易くなるからです。

そのままにしていると、首の筋肉のコワバリが固定化して、頻繁に痛みとシビレが起きたり、首の動きが制限されたりして、生活に支障が出てしまうので、大事に至らないうちに、首の筋肉のコワバリを解消させて、神経が圧迫されないようにする事が大切です。

【 首の筋肉のコワバリ 】

~ 狭い首の神経通路 ~

普段はそれほど気にならなかったのに、見上げた時や、重さのある荷物を肩にかけた時に、いきなり、首から肩や、肩甲骨の内側に、強い痛みとシビレが起きる事があります。

これは、首の関節の隙間を通っている神経の通路が狭いので、首や肩の筋肉が疲労や緊張などで硬くコワバルと、首を傾けた時や、首の筋肉に力が入った時に、首の神経を硬いコワバリが圧迫して、刺激してしまうからです

この結果、チョッと首を傾けただけでも、首から肩に、強いシビレと痛みが起き、首や肩が引きつってしまう状態になります。

~ 肩こり、姿勢の悪化 ~

首から肩への痛みを伴う“シビレ”は、多くが、首の筋肉のコワバリが主な原因になっているので、『肩こりは、日本人の国民病』と言われる日本では、この症状が起き易くなっています。

しかも、首の筋肉は、薄くて小さい筋肉で構成されているので、毎日、デスクワークをしている時間が長かったり、姿勢が悪かったりすると、「肩凝りと共に首に痛みを感じる」、「肩甲骨に重ダルイ痛みがする」、「首から肩甲骨にビリビリ・ジンジンする痛みやシビレがする」などが起きるようになり、そして、首の筋肉のコワバリが慢性化して強まってくると、首から肩への、痛みを伴う“シビレ”が起きます。

特に、うつむいた姿勢で前かがみになっていたり、PC画面を覗き込む為にストレートネックになっていたりすると、頭を支える首の筋肉の負荷が大きくなるので、ますます、痛みと“シビレ”が起き易い状態になります。

~ ストレスや不安から ~

また、ストレスや不安を強く感じると、昔から『借金で首が回らない』と言われるように、首の筋肉の緊張が強まり、首から肩への痛みを伴う“シビレ”が起きる事もあります。

これは、首を曲げたり、首を回したりするのは、首の横の太い『胸鎖乳突筋』と言われる筋肉の働きによるものですが、この筋肉は他の筋肉と違って、ストレスや不安を感じると、コワバッテしまう性質があるからです。

この為、仕事や家庭などで、ストレスや心配事などが強まると、「首の筋肉がコワバッテ、首を曲げづらくなり、回しづらくなる」とか、「喉が圧迫された感じ」などが起き、更に、この状態が続くと、首のコワバリによって、首の神経を圧迫するようになり、首から肩への痛みを伴う“シビレ”を起こすようになります。

【 首の骨の変形によって 】

~ 頚椎症(けいついしょう) ~

また、首から肩への痛みを伴う“しびれ”は、首の骨が変形した事が原因になっている事もあり、これを『頚椎症』と言います。

『頚椎症』が起きるのは、むち打ち症のように、事故による場合もありますが、多くの場合、加齢や首の筋肉のコワバリによって、首の関節が狭くなり、神経を圧迫した為です

例えば、加齢による場合は、加齢で、首の関節面のクッション役をしている椎間板の厚みが失われて関節の隙間が狭くなったり、首の骨の一部に小さな棘(とげ)ができたりするので、それらによって首の神経を刺激して、首から肩への痛みを伴う“しびれ”を起こします。

~ 首のコワバリから頚椎症に ~

また、首の筋肉のコワバリによって『頚椎症』が起きるのは、首の筋肉のコワバリが長く続いたり、強まったりすると、首の関節が引っ張られて“微妙なズレ(頚椎症)”が生じ、首の神経を刺激する状態になるからです。

しかも、加齢や首の筋肉のコワバリによって、首の関節の“微妙なズレ(頚椎症)”が進むので、絶えず痛みを伴う“シビレ”を感じるようになったり、首の筋肉のコワバリで首が動かしづらくなったりします。

また、首の筋肉のコワバリで首の関節が圧迫されると、関節内の軟骨が擦れ合って、すり減ったり、滑らかさが失われて凸凹状態になったり、ズレたりするので、首を動かすと、ゴリゴリ音がしたり、ゴツゴツとした動きになったりもします。

~ 首の柔軟性や弾力性が残されていると ~

しかし、加齢や首の筋肉のコワバリなどで、首の骨の変形(頚椎症)が起きていても、シビレや痛みが現れない事があります。

これは、首の骨に変形が起きていても、神経の通路部分の筋肉の柔軟性や弾力性が、ある程度残っていると、神経の通路の“ゆとり”が維持されるので、首の神経を圧迫したり、刺激したりする事が無いからです。

しかも、首の動きの制限が少なく、首を動かす時の違和感もありません。

【 病院の保存療法と、ストレッチ 】

~ 整形外科の治療 ~

首の骨に変形が生じていても、首の筋肉のコワバリを緩めて、神経が圧迫されない状態にすると、神経が刺激されないので、整形外科の治療は、安全性も考えて、首の筋肉の柔軟性を回復させる『保存療法』が中心です

例えば、『保存療法』として、首の牽引療法や、温熱・レーザー・低周波などで、首の筋肉の柔軟性を回復させたり、あるいは、生活指導で、頭を後方へ反らして首の神経を刺激しないように注意したりします。

しかし、この『保存療法』は、コワバッタ首の筋肉が、回復してくるのを待つ治療になるので、どうしても、長期の頸椎カラーの着用や、数か月以上の治療期間が必要になります。

~ 首のストレッチ ~

この為、首の症状を早く回復させる為に、首の筋肉のストレッチが指導されますが、首の筋肉のストレッチで効果を出すには、“症状への理解”と“繰り返し行う事”が必要です。

“症状への理解”が必要なのは、大雑把でも、首や肩の筋肉の構成と、自分の患部の筋肉の位置が分かっていないと、ストレッチを一生懸命行っても、肝心の治療箇所から“外れて”しまうからです。

また、“繰り返し行う事”が必要になるのは、絶えず首が体重の1割ぐらいの重さの頭を支えながら、頭を動かしたり、頭の位置を維持したりするので、ストレッチを繰り返して行わないと、コワバッタ筋肉の回復効果が現れないからです。

~ 肩や背中の柔軟性回復 ~

更に、「首コリがひどい」とか、「普段から首がコワバッテいて動かない」場合や、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”が、何度も繰り返している」場合には、首のストレッチに加えて、肩や背中の状態も確認して、筋肉の柔軟性回復行う事も必要です。

特に、「肩甲骨の内側や脇の下に痛みがある」、「仰向けで寝ると、背中にシビレ感がする」などがある場合は、背骨の筋肉のコワバリが強まって、首の筋肉に影響を与えています。

あるいは、デスクワークの前かがみ姿勢のように、姿勢の悪化によって、首の筋肉の負荷が大きくなっている事があるので、その場合は、背中全体の筋肉の柔軟性や肩関節の動きをチェックして、背中全体のコワバリ箇所を解消する事も必要です。

【 当院の、首のコワバリとシコリの解消治療 】

~ 首や肩のシコリ ~

首から肩への痛みを伴うシビレが繰り返される場合は、首の筋肉のコワバリだけでなく、首や肩の筋肉内に、筋肉が凝り固まった“シコリ”ができている事が、影響している事もあります。

例えば、首や肩などにシコリができると、硬いシコリによって血行が遮断されるので、神経が異常興奮を起こして、筋肉のコワバリ内にジーンとした不快なシビレを感じる状態になったり、筋肉の緊張を高めて筋肉のコワバリを強め、「首から肩への痛みを伴う“シビレ”」を引き起こしたりします。

この為、当院では、首から肩への痛みを伴う“しびれ”の改善の為に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩のコワバリ付近の血流を促し、首の柔軟性や弾力性を回復しています

~ ツボの利用 ~

ツボ治療が、“シコリ”の解消に適しているのは、東洋医療のツボ(経穴)の位置が、筋肉のコワバリやシコリができる箇所と、ほぼ一致して、重なり合っているからです。

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所(患部)を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

当院は、このツボの特徴を利用して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、血管内の溜まった老廃物を押し流して神経の興奮を和らげ、コワバッテいる首の柔軟性や弾力性を回復させ、更に、心身のリラックス効果を高めるようにしています。

~ 肩や背中の柔軟性回復も ~

また、身体の疲労や緊張や、姿勢の悪化などによる肩や背中などのコワバリも、首から肩への痛みを伴うシビレを起こす原因になるので、ツボ治療とマッサージ治療を併用して、肩や背中の筋肉の柔軟性の回復を行っています。

これにより、肩こりや腰痛などの痛みを改善させるだけでなく、「何となく身体の調子が悪い」といった状態も、改善されます。

40代以降になると、首や肩の筋肉のコワバリから体調の悪化が起き易くなっているので、コワバッタ首や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて体調を取り戻す事が、症状の改善と健康管理に重要になります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みには、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、昔からの実績があるので、効果があるだけでなく、安全で、安心です。

当院は、安全で安心して治療を受けられるように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、筋肉の柔軟性回復や、神経や血管の圧迫の緩和と解消、骨の並びの歪みの改善などを行い、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛に

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などにズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで時間に追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉のコワバリが増して、内部に“シコリ”ができると、シコリから発する疼(うず)く痛みで、神経が敏感になり、頭痛、肩こり、腰痛などが起きる上に、疲労や緊張で回復力が低下するので、治りづらくなります。

このような疲労や緊張の慢性化による症状には、神経と血管が集まっているツボを利用すると、ツボを中心とした筋肉内の血流が増幅し、敏感になった神経を和らげる作用があるので、痛みや違和感が減少し、シコリの解消と症状の改善に適しています。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を維持する負担が大きくなってくると、疲労感が強まるだけでなく、身体の回復力が低下するので、「休んでも疲れがとれない」、「何となく身体の調子が悪い」、「ちょっとした事ですぐに疲れる」などが起きます。

しかも、疲労や緊張で血行が悪化すると、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりするので、身体の体調維持ができなくなり、さまざまな症状や不快感を引き起こします。

例えば、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」などに悩まされます。

~ 筋肉内にシコリができると ~

更に、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に硬い“シコリ”ができると、“疲労感”と“不調感”が一層強まったり、いつまでも続いたりします。

硬いシコリによって、毛細血管の血行が遮断されて、排出されずに溜まった老廃物が神経を刺激して、神経が敏感化するので、ちょっとした疲労や緊張でも、神経の異常な興奮が起きるからです

この結果、筋肉内のシコリから、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みや、うっとうしい不快感が続いたり、神経の異常興奮が増すと、疲労感やダルサ感が重くなったりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このような、疲労感や不調感を生じるシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、起き易くなっています。

これらの箇所は、身体を支えながら動作をするので、これが繰り返されると、負担が大きくなって筋肉のコワバリと血行悪化が起き、いつのまにか筋肉内に、筋肉が凝り固まったシコリができてしまうからです。

この結果、首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが生じて、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起きたり、更に、この状態が続くと、慢性の頭痛、肩こり、腰痛となって、悩まされたりします。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】

~ 違和感、痛み ~

また、シコリが首・肩甲骨・腰・股関節などにできると、関節の柔軟な動きが失われて“違和感”や“痛み”が起きます。

例えば“違和感”として、よくあるのが、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」などです。

また“痛み”として、よくあるのが、「首の筋肉が凝った状態になって、首を動かすと痛む」、「デスクワークをしていると、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「立ち上がる時に、腰がズキズキと痛む」などです。

~ 骨の並びを歪ませる ~

しかも、シコリが“骨の並びを歪ませる”原因になる事もあります

背骨や腰にシコリができると、筋肉の異常な収縮によって、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張って、不規則な状態にさせてしまうからです。

この為、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じて“猫背姿勢”が解消しづらくなったり、あるいは、シコリによって血液やリンパ液の流れを遮断して、流れを悪化させるので、「背中がむくんだ感じ」、「背中がダルク、重い」、「腰が重ダルイ」、「腰が辛い」となったりします。

~ ストレッチが難しく ~

このよな『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』ができると、シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、元の柔軟性を戻そうとしても戻りにくくなります。

背中や腰をストレッチして伸ばしても、シコリ以外の筋肉部分は伸びますが、肝心のシコリ箇所は強く凝り固まっているからです。

無理して背中や腰を伸ばそうとすると、シコリからの“拒否反応”で、それ以上伸ばせなかったり、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激してしまうので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不快感を引き起こします。

絶えずシコリから、ズキズキする痛みが起きると、身体に異常や変異が発生した事を知らせる神経の働きで、不快感が引き起こされるからです

例えば、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激するズキズキとした痛みや、後頭部が締め付けられるような不快な痛みや、鬱陶(うっとう)しさに悩まされ、これによって、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」なども起きます。

~ 体調の悪化も ~

しかも、自律神経が、脳から首の中を通って、背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉がコワバッッテ、内部にシコリができると、自律神経を圧迫して体調の不調を引き起こします。

例えば、首・肩甲骨・腰・股関節などの内部にシコリが生じて、痛みや不快感から自律神経の働きを乱すと、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「腰がダルイ」などが生じます。

特に、首や肩のシコリで不快な痛みが続くと、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」などが起きます。

~ 気象病、天気痛 ~

また、疲労や緊張が続いて慢性化すると、自律視神経が不安定になってくる為に、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事も起きます。

疲労や緊張が続いて慢性化して、自律視神経が不安定になってくると、気温、気圧、湿度などの変化によって自律神経の負荷が大きくなるので、天候が悪化すると、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「片頭痛」、「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」などの、心身の不調を引き起こすからです。

この症状は、天気が悪くなると、ストレスを感じて自律神経の負荷が増して、身体に痛みや体調悪化などが起きるので、『気象病』や『天気痛』と言います。

【 当院の、疲労や緊張などの慢性化による症状の回復治療 】

~ 身体の調子(治る力)を上げる ~

このように、疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起きたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを引き起こしたりします。

しかも、回復力が低下して治りづらくなるので、このような疲労や緊張などの慢性化による症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これによって身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院は、このような症状の回復に、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、血行と体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療を行っています。

~ シコリの箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボには神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、反応が強く現れているツボを確認して、そのツボに症状や体調に合わせて刺激を与えると、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが生じ、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されるようになります

しかも、昔から利用されてきた東洋医療をベースにしたマッサージによる治療なので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で受けられます。

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

例えば、治療の最初に、問診と共に、身体の異常箇所をチェックする為に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認しています。

そして、確認したツボを中心に、マッサージにツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されてくるので、次第に神経の過敏状態が和らぎ、痛みや不快感などが緩和して、解消していくようになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療は、確認した患部に、直接、働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行うので、無理が無い上に痛みが少なく、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化に ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、疲労や緊張などが慢性化して、なかなか解消しづらい症状に適しています。

当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消を行い、敏感になっている神経を回復させ、長引く頭痛、肩こり、腰痛などの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。