痛み・しびれ

ぎっくり腰の早期回復と、予兆を利用した予防法

【(症例)痛み・しびれ 】

ぎっくり腰のイメージとして、いきなり「グキッ!」という衝撃と共に、強烈な腰痛の襲われるのをイメージしますが、実際は、ぎっくり腰を起こす前に、腰の筋肉や靭帯(じんたい)の疲労や緊張で、腰がコワバッタ状態になっているので、「腰が何となく、イヤ~な感じ」と感じている事が多くなっています。

このような時に、チョッとした動作で腰の筋肉や靭帯の許容限度が超えてしまうと、筋肉や靭帯が耐え切れなくなって、多数の微細な断裂が生じ、それによって神経が激しく刺激されて、ぎっくり腰を起こしてしまいます。

この為、「座っている事が多くて腰がコワバッテいる」、「腰に疲れや重ダルサを感じる」、「加齢や運動不足で腰の筋肉が弱っている」などに気付いたら、腰の筋肉や靭帯からのアラームサインと考えて、不調箇所を調べ、回復させておく事が大切です。

【 ぎっくり腰を起こしたら 】

~ ぎっくり腰の症状 ~

 <腰の痙攣発作>

運悪く、ぎっくり腰を起こすと、いきなり強烈な痛みに襲われて、腰を曲げる事も伸ばす事もできなくなり、声も出せなくなります。

これは、疲労や緊張などで弱っていた腰の筋肉や靭帯が、何かのキッカケで大きな負荷を受けると、身体の防御作用が働いて、反射的に腰の筋肉が急激に収縮する為です

この結果、コワバッタ筋肉や靭帯に多くの微細な断裂が生じ、それによって神経が激しく刺激されるだけでなく、腰の神経の異常興奮で筋肉の痙攣発作が繰り返されるので、腰が曲がったまま動かす事ができなくなり、お腹の横隔膜もコワバって、声も出せなくなります。

 <ぎっくり腰の直後>

このように、ぎっくり腰を起こした直後は、“肉離れ”に似た微細な断裂や細かな傷が無数にできるので、身体を動かすと、余計に傷口を増やしたり、治りかけた傷口を拡げたりするので、痛みを大きくさせてしまいます。

また、無理に動くと、腰の筋肉の痙攣発作が増して、更に筋肉の傷を増やしたり、腰椎のズレを起こしたりします。

この為、ぎっくり腰の直後は、傷口を増やさないように、まずは痛みの少ない安静状態を保ち、激痛が治まってくるのを待つ事が大切です。

 <安静状態>

安静状態は、例えば、腰の筋肉に、姿勢の負荷や体重がかからないように横になり、腰を曲げて、できるだけ楽な姿勢をとり、身体を動かさないようにします。

横向きの姿勢は、痛みを起こしている神経の刺激を減らす為に、腰の痛む側を上にします。

とりあえず腰の激痛が引いてくるまで、このような姿勢で、無理をしないで、ジッと安静にしている事が大切です。

~ 早期の回復のために ~

 <安静を続けてしまうと>

しかし、腰の強烈な痛みが和らぎ、身体を動かせる状態になっても、腰の痛みを恐れて身体を動かさないでいると、腰の筋肉の働きと血行が低下したままになります

これにより、筋肉のコワバリ状態が続いて腰が伸ばせなくなったり、痛みの原因である炎症物質の排出が進まなくなって痛みが長引いたり、あるいは、「腰がダルイ」、「腰が重い」などの不快感が活性したりします。

この為、腰の強烈な痛みが和らいで、身体を動かせる状態になったら、少しずつ動ける範囲で身体を動かして、血行を取り戻し、腰の柔軟性を回復させる事が必要です。

 <追いつかない回復力>

しかし、ある程度、身体を動かせるようになっても、まだ身体の回復力が追いつかない状態です。

身体を動かすと、「ぎっくり腰の痛みが再発しそう…」とか、「背中や腰が固まっていて、腰の神経に響く」、という感じがします。

これは、まだ、腰と腰周辺の筋肉の緊張が続いて固くなっていたり、腰の関節に微妙なズレやアンバランスがあって動きづらくなっていたり、腰の血行不良から神経が敏感になっていたりするからです。

 <当院の、ぎっくり腰の回復治療>

この為、無理に動かなければ、鋭い痛みが走らなくなった頃や、あるいは、安静にしていると、我慢できる程度の鈍痛になった頃から、腰の回復治療を受けると、回復が早くなって、快癒します。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰の痛みを和らげて、普段の生活に戻れるように、①血行やリンパの流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性の回復を行い、③腰の神経の興奮を鎮めるケアを行っています。

施術は、患者の腰の負荷が少なく、そして痛みや違和感が出ないように、腰を曲げて横向きに寝た姿勢で行っているので、ぎっくり腰の患者にとって安心して、回復治療が受けられます。

 

【 ぎっくり腰の、予兆を利用した予防法 】

~ ぎっくり腰の予兆 ~

 <何となくイヤ~な感じ>

当院では、ぎっくり腰の回復治療と共に、予兆を利用した予防治療を行っています。

これは、腰に何の前ぶれも無く、「イキナリ、ぎっくり腰!」という、“青天の霹靂タイプ”は、ほとんど無いからです。

ぎっくり腰を起こす前に、多くの場合、身体の疲れで腰の筋肉に負荷が積み重なっていたり、緊張したままジッとした姿勢が続いていたり、腰の筋肉が弱っていたりするので、「腰が、何となくイヤ~な感じ」といった、ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”が現れるからです

 <予兆例>

ぎっくり腰の“予兆(前ぶれ)”として、よくあるのが次の通りです。

①腰部の疲労感   
 腰が張っている感じ、長時間座っていて腰がツライ、腰が重く感じる、腰回りのダルサや重い感じ

②背中やお尻の違和感
 背中のコワバリ感、脚の疲労感、ふくらはぎがつる(こむら返り)、股関節やお尻の痛みやしびれ、足の冷え

③腰まわりの衰え  
 歩くと疲れを感じて残る、腰が抜けそうな感じがする、雨の日の腰の鈍痛、朝起きると腰が痛む

 <腰の柔軟性の低下>

これらの“予兆”が起きるのは、疲労や緊張などで『腰の柔軟性の低下』が起きているので、腰の筋肉にコワバリが生じ、筋肉の“自然な伸び縮み”ができなくなっているからです。

また、腰の筋肉内の血行悪化から、必要な酸素が不足し、老廃物が排出されづらくなっているので、腰の不快感も起きます。

更に、これらによって腰の神経が敏感になるので、チョッとした動作でも、腰に鈍痛や、ズキズキ・ジンジンとした痛みを感じるようになります。

~ 再発し易い、ぎっくり腰 ~

 <繰り返し易い>

しかも、ぎっくり腰は、一度起こすと繰り返す事が多いので、ぎっくり腰の“予兆”に気付いたら、腰の柔軟性を回復させておく事が必要です

これは、仕事の姿勢や動作、あるいは、加齢などが原因になって、ぎっくり腰が再発し易いからです。

実際、一度ぎっくり腰を起こすと、4分の1の人が、1年以内に再発しているという報告があります。

 <デスクワーク、加齢、運動不足、ストレス>

例えば、デスクワークを毎日続けていると、背中のコワバリが続き、腰に疲労が溜まってくるので、ぎっくり腰が起き易くなります。

また、加齢や運動不足によって筋力が弱まるので、年齢が上がるほど、そして、運動不足が長くなるほど、腰痛やぎっくり腰のリスクが高まります。

しかも、心理的なストレスが続くと、身体の血行が低下し、それによって、身体を支える腰の筋肉がコワバッテくるので、やはり、ぎっくり腰が起き易くなります。

 <予防の為に>

この為、ぎっくり腰の予防として、「座り続ける時間を減らして、座る姿勢をよくする」、「身体を温めて腰の筋肉の疲労を軽減する」、「休みを取って、身体を動かす」、などが紹介されています。

しかし、ぎっくり腰の原因は、身体の疲れ、緊張したままジッとした姿勢が続く、運動不足や加齢で腰の筋肉の働きの低下なので、やはり、腰の状態が気になったら、腰の筋肉のケアを行う事が大切です。

特に、「腰が、何となくイヤ~な感じ」とか、「腰がダルク、動かしにくい」、「腰の違和感や痛み」などに気付いたら、腰の周りの筋肉やじん帯の柔軟性を回復させておく事が必要です。

~ 当院の、ツボ反応を利用した予防治療 ~

 <ツボの効果>

当院は、ぎっくり腰の予防に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加え、腰の筋肉のケアを行っています

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、腰の疲労や緊張で不調が起きると、関係する腰のツボに痛みや硬さとなって現れて、腰に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を加えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、ぎっくり腰の予防や緩和をするのに効果があります。

 <マッサージ治療とツボ治療>

例えば、「腰に、何となくイヤ~な感じ」という違和感(“予兆”)に気付いた段階で、ぎっくり腰の予防治療を行うと、腰のコワバリが、まだ強まっていない状態なので、比較的短時間に、硬くなっている腰の筋肉や靭帯を和らげる事ができます。

また、東洋医療をベースにしたマッサージ治療なので、無理なく、腰のコワバッタ靭帯や筋肉の緊張を和らげて、血行を改善する効果があるので、それにより、敏感になっている神経の興奮を和らげます。

腰の違和感が減少して柔軟性が回復するので、ぎっくり腰を起こす可能性がグッと低くなり、仮にぎっくり腰を起こしても、軽い程度で済みます。

 <筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消>

また、当院では、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して治療を行っているので、ぎっくり腰の予防に、本人が気付いていない、腰の筋肉内の隠れた緊張やシコリの解消も行っています。

これにより、筋肉内の隠れた緊張やシコリが無くなると、「腰のダルサ」、「腰が重い」などが解消し、腰の動きが改善されます。

更に、背中の筋肉や股関節周辺の筋肉などの、本人では伸ばす事ができないような筋肉も、マッサージ治療で柔軟性を回復させて、腰周辺の筋肉の柔軟性を高めるようにしています。

 <安心感のある治療>

ぎっくり腰は、急性の一時的な腰痛と思われますが、適切な手当てをせずに、そのままにしていると、疲労や緊張などが積み重なって、ぎっくり腰が再発し易くなったり、慢性的な腰の痛みに悩まされたりします。

当院は、ぎっくり腰の予防や回復治療に、圧痛点やシコリなどを確認して、患者にとって身体の負担が少なく、安心感のあるマッサージ治療で、患者の症状に合わせて、血流改善や緊張の解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

肩から腕の、しびれ、だるさ、痛み、締め付け感( 胸郭出口症候群 )

【(症例)痛み・しびれ 】

肩こりと思っていたら、腕を挙げると「胸元の締め付け感」や「腕にシビレとダルサ」が起きるようになり、更に、腕を下げていても、「肩や腕のチクチクした痛み」や「手や指のニブッタ感覚」がしてくる事があります。

これは、PCやスマホ操作をずうっと続けていたり、物を持つ仕事が多かったりすると、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まり、この結果、肩・腕に伸びる神経や血管が圧迫されて、肩・腕にシビレや疼痛などが生じた為です。

症状の改善には、首スジから胸元・肩・腕にかけての筋肉のコワバリ箇所を調べて、コワバリと血行悪化を回復させ、神経が刺激される状態を解消させる事が必要なので、疲労や緊張などの回復と改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が効果的です。

【 首スジから胸元の凝りや緊張から 】

~ 肩から腕のシビレや疼痛 ~

首や肩のコワバリや凝りが強まると、頭重感や頭痛、身体のダルサが起きてくるだけでなく、肩から腕に、次のような違和感が生じてくる事があります。

・肩から腕にジンジンとした感覚や痛み
・腕がだるくなる
・腕や手に力が入らない感じ
・手に冷えを感じる

これらは、首スジから胸元にかけての筋肉にコワバリや凝りが強まると、これによって内部の神経や血管が圧迫される為に、シビレ、疼痛、違和感などの“異常な感覚”が起きてくる為です

特に神経は、血管よりも狭い隙間を通過している為に、少しでも圧迫を受けると刺激され易いので、首や肩のコワバリや凝りが強まって、首スジから胸元に影響すると、それにより肩から腕にシビレや疼痛が起き易くなります。

~ 胸郭出口症候群 ~

この症状を『胸郭出口(きょうかくでぐち)症候群』と言い、症状として『胸元の凝り感・痛み』と『腕のシビレ感』が現れます。

胸郭出口症候群の“胸郭出口”は、首スジから胸元にかけての、脳から重要な神経や血管が通っている部分で、この部分は狭い為に、ほとんど隙間がありません。

この為、首スジから胸元にかけての緊張が強まって首スジから胸元に影響すると、この狭い通路を更に狭めてしまい、肩や腕に続く神経や血管を圧迫するので、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”などの“異常な感覚”が起きてきます。

~ 首から胸元の凝りによる違和感 ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元の筋肉の強い緊張が原因になっているので、肩や腕に“シビレ”や“だるさ”が起きる前に、首から胸元の凝りやコワバリによる“違和感”に気付かされます。

特に、上を見上げたり、顔を横に向けたりすると、首から胸元の筋肉のコワバリで喉元が圧迫されるので、喉元に“ツッパリ感”や“息苦しさ”を感じます。

喉に“腫れもの”ができたように感じますが、喉の筋肉のコワバリが原因なので、食べ物の飲み込みは、いつも通りで、異常はありません。

【 胸郭出口症候群が起き易い人 】

~ 肩こり、なで肩 ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が原因なので、首や肩の凝りに、いつも悩まされている人に多くなっています

この為、胸郭出口症候群が起き易い人は次の通りです。

・パソコン操作やデスクワークを長時間している人、
・仕事で重い物を持つ事や、運ぶ事が多い
・美容師や教師のように、腕を顔より上に挙げている事が多い人、
・なで肩の女性、
・猫背姿勢で、手作業を続けている人、
・交通事故などで首を痛めた人、

~ 長時間のパソコン操作 ~

例えば、毎日パソコン操作を長時間していたり、手首を浮かした操作を続けていたりすると、次第に首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まってコワバッタ状態になるので、電車のつり革に掴まったり、ドライヤーで髪を乾かそうと腕を挙げたりすると、それがキッカケになって、首スジから胸元にかけての神経や血管を強く圧迫してしまいます。

これによって、腕や手に伸びる神経が圧迫刺激されると、「腕から指にかけて強いダルサを感じる」、「腕から手にかけての感覚が鈍くなって、握力が弱まる」、「腕や指に違和感が起きる」、「手先が冷える」、などが起きてきます。

このような神経症状は、原因が首スジから胸元の筋肉の強い緊張なので、疲れが出てくる午後に発症する事が多く、症状が長引くと、体調を保っている自律神経に影響して、頭痛や吐き気なども起きる事があります。

~ 抱えたり、重い物を持ったり ~

また、いつも商品を抱えている事が多かったり、重い物を持つ事が多かったりする人の場合も、やはり、胸郭出口症候群が起き易くなります。

肩が引き下げられて、脇(わき)を絞める状態になる為に、胸郭出口の“すき間”を狭めるだけでなく、両肩や両腕に力が入るので、余計に首スジから胸元の筋肉の緊張が増し、内側の神経や血管を圧迫して、首スジから胸元の神経や血管が締め付けてしまうからです。

あるいは、なで肩で、肩の筋力が弱い女性の場合には、バイオリンやチェロのように軽い楽器でも、首や肩の筋力を使って、肩を引き下げた姿勢で演奏していると、やはり、首スジから胸元の筋肉を圧迫するので、胸郭出口症候群が起き易くなります。

【 胸郭出口症候群のチェック法 】

~ 両腕を挙げて ~

胸郭出口症候群が気になった場合、自分で確かめてみる方法が、いくつかあります

例えば、両腕を横に挙げたまま、肘を直角に曲げ、胸を少し突き出すようにして、腕にシビレや脱力感を感じるか、どうかを、確認する方法です。

この動作によって、繰り返し、腕のシビレや脱力感が起きる場合は、胸郭出口の神経や血管が圧迫された事が考えられます。

~ 鎖骨の方向 ~

また、胸の上の、横に並んだ2本の鎖骨の方向を見てみる方法があります。

通常ならば鎖骨の位置は、ツッカエ棒として、胸を横に広げていられるように、中央から斜め上方に、ほぼ横一線に伸びています。

しかし、首スジから胸元の筋肉の強い緊張で、胸郭出口が狭くなっていると、2本の鎖骨の真ん中が凹んだV字型になります。

~ 鎖骨の上の圧迫 ~

また、胸を少し突き出すようにして、鎖骨の上のくぼみ(胸郭出口)を、指で圧迫する方法もあります。

圧痛や、ひびくような痛みが生じる場合は、胸郭出口症候群の可能性があります。

首スジから胸元の筋肉が緊張して、内部の神経が圧迫され易くなっているからです。

【 市販薬や病院の治療 】

~ 生活指導とストレッチ ~

胸郭出口症候群の約9割が、胸郭出口付近の筋肉の緊張によって、内部の神経や血管が圧迫される事が原因になっているので、市販の痛み止めではあまり効きません

病院に行っても、胸郭出口の凝りや筋肉の緊張を、効果的に解消する方法が無いので、生活指導とストレッチがアドバイスされます。

例えば、原因となりそうな動作を避ける生活指導と、首や肩の筋肉のストレッチや軽い運動を、繰り返すように指導されます。

~ 首や肩の温熱療法、牽引 ~

病院で設備がある場合は、患部に超音波を当てたり、ホットパックで首や肩を温めたり、首を牽引したりします。

これによって、首周りの硬くなった筋肉を和らげ、過敏になっている神経を元の状態に戻すようにしています。

そして、痛み軽減として、消炎鎮痛剤、血流改善剤、ビタミンB1なども処方されます。

~ 治療期間 ~

しかし、これらの治療を続けても、胸郭出口症候群の場合、首や肩に硬いコワバリやシコリができていたり、それによって肩甲骨骨の位置がズレタ状態になっていたりしている事が多いので、筋肉の緊張解消に日数がかかります。

しかも、仕事や家事の都合で、首スジから胸元にかけての筋肉の緊張が強まるので、治療を続けていても、筋肉の柔軟性を取り戻すのに日にちがかかります。

この結果、病院の治療は、胸郭出口付近の筋肉の緊張解消に、かなりの期間を要します。

【 当院の、胸郭出口症候群の治療 】

~ 東洋医療 ~

当院の場合、胸郭出口症候群の改善に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首スジから胸元の筋肉の緊張の緩和を行い、内部の神経や血管への圧迫を解消しています。

マッサージ治療によって、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「③神経の興奮を鎮める」などの効果があるので、首スジから胸元の筋肉の、効果的なコワバリ解消法になるからです

しかも、首とその周辺は、筋肉が薄い上に、痛みを感じ易く、しかも、重要な神経や気管などが通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が安全性と安心感があります。

~ ツボ反応の利用 ~

また、当院では、ツボ反応を利用して、首・肩・背中・前胸部などのシコリや圧痛点、腫れ、などの確認や、筋肉の柔軟性の回復治療を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、特定のツボに「反応点」として痛みや硬さとなって現れ、更に、「治療点」として症状を改善する箇所にもなるからです。

このツボ反応を利用し、首スジから胸元の凝りや緊張が強まっている箇所を確認して、そこに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、筋肉のコワバリが緩んでくるので、圧迫を受けている神経や血管の通り道が回復するようになります。

~ 腕・肘・手首なども ~

更に当院では、腕・肘・手首なども、マッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリの解消や、血行の回復を行い、症状の改善を行っています。

腕・肘・手首は、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、筋肉に沿った様々な血管が走行しているので、“異常な感覚”の起きる箇所や状態に合わせて、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて血行やリンパの流れを良くする事が必要になるからです。

しかも、腕の神経に沿ってツボが点在しているので、神経や血管が集まっているツボを利用すると、“腕”の疲労や緊張の解消に効果があり、それによって胸郭出口症候群の軽減に効果があります。

~ そのままにしていると ~

胸郭出口症候群は、首スジから胸元の筋肉の緊張が原因になっているので、そのままにしていると、疲労・緊張や頭の重さなどで、更に症状が悪化したり、頭痛や吐き気などが起きたりします。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ反応を併用する事で、安全に安心できる状態で、首や肩の緊張緩和や、身体の痛みやダルサの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】

急性期の五十肩の強い痛みが少し和らいでくると、病院の治療方針がリハビリ治療(運動療法)に移っていきますが、依然として肩や背中の筋肉のコワバリが強く、極度に血行が悪化しているので、神経の過敏状態が続き、チョット肩を動かしただけでも、いきなり激痛が走って、引きつってしまいます。

この為、リハビリ治療で、肩や背中のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させようと思っても、痛みの“不安”や“恐れ”の為に、十分に動かす事ができなくなります。

このような状態の改善に、昔から利用されてきたツボ反応を使って、筋肉のコワバリ解消と血行の回復を行うと、ツボには神経と血管が集まっているので、ツボ付近の血流が高まり、神経の過敏な状態を緩和させて痛みを和らげて、効果的な五十肩治療のサポートになります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動かせる範囲の回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症して、腕を動かそうとすると肩に鋭い痛みが走ったり、夜に寝返りを打つだけで肩に激痛が起きたりしていた時期が過ぎて、少し肩の痛みが和らいでくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)に移ります

リハビリ治療を行う大きな目的は、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつって固まってしまうと、痛みや炎症などが和らいできても、肩関節を動かせる範囲が制限されたまま、それ以上は動かせなくなってしまうので、肩関節を少しずつ動かす事で、『① 肩関節の動きを改善し、動かせる範囲を回復』する為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激するようになって、痛みがいつまでも続いてしまうので、運動をする事で血行を促し、『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事があります。

これは、肩甲骨と肩関節が多くの筋肉や靭帯でつながって、一体となって動く構造になっているので、コワバッテいる肩甲骨が自由に動くようになると、「コワバッタ肩甲骨が自由に動く ⇒ 肩関節にかかる負荷の減少 ⇒ 関節内の炎症の低下による痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩の動きの改善が期待できるからです。

しかも、肩甲骨周りの筋肉が、肩関節の動きを下から支えて動かしているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事が、五十肩治療の良し悪しを決める」と言われるほど重要になります。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリで血行が改善されると、背中の筋肉のコンディショニングとなって、肩や背中の筋肉の働きが回復し、肩関節の治療に効果的だからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の姿勢や関節の動き、筋力などをチェックして、痛みに関連する箇所を調べ、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリを行っています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、リハビリする時期になっても、神経が異常に過敏状態になっている為に、「肩の痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、何かのキッカケで、「突然、再び強い痛みに襲われる」事がよく起きます。

例えば、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、鈍い痛みが強まって腕が動かせなくなったり、あるいは、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩の痛みで筋肉が急に緊張して、肩に激痛が起きて肩や背中の筋肉が極度に緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなってしまいます。

~ 運動の始め方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”がある為に、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)の仕方や、運動による負荷加減が難しくなります

例えば、リハビリ中に、肩関節がコワバッテ固まってしまったような感じや、痛みが起きそうな不安を感じると、思わず、リハビリを打ち切ってしまったり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩周り以外の筋肉を動かしたりしてしまいます。

反対に、リハビリを、痛みの出ない範囲にリハビリをしていると、形だけなので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

また、痛みを避けて、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができなくなる為に、背中の凝りや痛みなどが強まったり、背中の不快なダルサに悩まされたりします。

血行の悪化が改善されない為に、不要な老廃物が溜まって、必要な酸素や栄養分が不足し、神経が刺激され続けるだけでなく、筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるからです。

更に、それらの影響で身体の不快感が増してくると、体調を保つ自律神経の働きがオーバーワークになって、自然回復が追いつかなくなり、疲れ易さや身体のダルサとなって現れたり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを引き起こしたりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

このような事から、この時期からは、リハビリで肩関節を動かす為に、肩周囲の筋肉のコワバッテいる筋肉内の血流を改善したり、筋や腱を柔らかくしたりして、神経の興奮を鎮める事が重要になります

特に、肩甲骨周辺の筋肉が肩関節を動かす土台になっているので、肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを改善させる事が必要です。

これによって、肩や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復してくるので、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きも良くなり、五十肩の治療効果を高めます。

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩める為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩の動作が行い易くなるからです。

この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に勧められています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“コワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消する事は困難です。

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発するシコリができると、神経が敏感に反応するようになって、チョッとした動作や、軽い動作でも続くと、シコリ付近から肩全体に痛みが拡がったり、増したりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなってきます。

しかも、これにより、肩の痛みと動きの改善が遅れ、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、このような五十肩の改善と、体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

この効果kら、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、“イタキモ”と言われるぐらいの刺激をすると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、血液やリンパ液の流れが高まって、筋肉のコワバリが和らぎ、神経の興奮を抑制する効果があります。

~ 運動療法の利用 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着を解消していき、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復と血行の改善を高めるようにしています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』の2点に、特化した治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。
また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなって、痛みの軽減と共に、肩の動きが拡がります。

~ 肩や背中のコワバリやシコリの解消 ~

「痛みは、自分しか分からない」事から、五十肩のリハビリ治療は“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の血液の循環の改善や筋肉のコワバリ解消に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

見上げた時の、首・肩からの刺激痛

【(症例)痛み・しびれ 】

フト、上を見上げた時や、振り返ろうと首を反らせた時に、いきなり、首から肩や腕にかけて、電気が走ったような“ビリビリッ”とした強烈な刺激痛とシビレに襲われる事があります。

疲労やストレスが続いていたり、ずうっと肩こりに悩まされていたりすると、首や肩の筋肉のコワバリが強まって、見上げた時や首を反らせた時に、首の骨(頸椎)近くの神経を強く圧迫して、神経を刺激してしまう為です。

そのままにしていると、筋肉のコワバリが慢性化し、内部にシコリができて、刺激痛とシビレが繰り返されたり、強まったりして、動作や生活に支障が出てしまうので、首の神経の異常に気付いたら、早めに首のコワバリを和らげて、神経圧迫を解消し、刺激痛を無くす事が大切です。

【 首の過緊張や凝りから 】

~ 首の神経への圧迫 ~

何気なく見上げた時や、顔を上に向けた時に、首すじから肩や腕にかけて、突然、電気が走ったような、強いシビレと痛みが走り、その急激な痛みの為に、思わず身体が固まってしまう事があります。

これは、首の骨(頸椎)の神経の出入り口が、『狭く』『すき間が無く』『キチキチの状態』になっているので、疲労や緊張が続いて首の筋肉のコワバリが強まると、神経の出入口を狭め、そして、筋肉のコワバリが神経に接触した時の刺激を強めてしまうからです

この結果、何気無く上を見上げたり、チョット首を反らしたりしただけでも、コワバッタ首の筋肉が神経を強く圧迫するので、電気が走ったような強烈な刺激痛やシビレ感が起きます。

~ 首の筋肉の緊張が強まったり、慢性化したりすると ~

この刺激痛やシビレは、首や肩の筋肉のコワバリが大きな原因になっているので、姿勢が悪い人、デスクワーカー、PCやスマホを見る時間が長い人、肩こりがある人、寝違えを繰り返している人、ストレスが多い人、などに起き易くなります。

この症状が引き起こされる前は、首や肩のコワバリやダルサを感じる程度ですが、首は重さ5~6キロの頭を絶えず支えながら、頭を上下左右に向けたり、回転させたりしているので、そのままの状態が続くと、次第に首の筋肉の緊張が強まったり、慢性化してきたりします。

この結果、コワバッタ首の筋肉が、次第に狭い首の骨の神経の出入口を塞ぐようになってくる上に、頭を動かした時に、コワバッタ筋肉が神経を強く圧迫する為に、首に強烈な刺激痛とシビレを感じるようになります。

~ 中高年になると ~

中高年になって、加齢による筋力低下や血行の悪化が生じてくると、頭を支える首の筋肉の柔軟性や持久性が失われて、筋肉のコワバリが強まり、凝りが悪化するようになるので、首の刺激痛とシビレが起き易くなります。

そして、首の筋肉のコワバリが強まって慢性化すると、神経の出入り口の“隙間”がイビツナ形になって固定化し、神経の出入り口を狭めるのが常態化してくるので、ますます頻繁に神経に接触するようになります。

しかも、中高年になり、仕事や家庭の責任などで疲労やストレスが多くなって、首の筋肉の緊張やコワバリが強まると、これによって首の骨を接続している関節が狭まるので、ますます神経の出入口を塞ぐようになったり、首の骨の動きを不自然にさせたりして、首の骨(頸椎)近くの神経を刺激するようになり、頭を動かすと不快なシビレ感が生じたり、強烈な刺激痛とシビレが起きたりします。

【 ストレートネック、首猫背 】

~ 首の筋肉の過緊張や凝り ~

また、デスクワークや手作業をしてると、首を前に突き出す『ストレートネック』や、首を丸めて背中より前に出す『首猫背』になり易いので、ますます首の筋肉の“過緊張”や“凝り”を強めます

始めは、首の筋肉の“過緊張”や“凝り”によって、首や肩の疲労感やダルサ感、あるいは、「ズキズキと痛む」、「ジンジンする」、「チクチクと感じる」などが現れます。

しかし、首の筋肉のコワバリが、首の骨(頸椎)近くの神経を圧迫するようになると、首の筋肉の“過緊張”や“凝り感”に加えて、首や肩からの刺激痛やシビレが起き易くなったり、首の筋肉のコワバリが強まって、頭が動かしづらくなったりします。

~ ジッとしていても ~

そして、『ストレートネック』や『首猫背』が続いて、首から刺激痛を感じる状態になると、ジッとしていても、いろいろな痛みや異常も生じます。

例えば、「仕事をしていなくても、首から肩にかけて不快感や痛みを感じる」、「仰向けで寝ると、首や肩のシビレや痛みを感じて寝られない」、「肩甲骨の内側や脇の下も、絶えず痛みを感じる」、などです。

更に、首の神経が圧迫され続けて、神経の働きに異常が起きてくると、指先の感覚が鈍感になって、「箸を使う事やボタンを留めるなどの手先の作業が、しにくくなった」とか、あるいは手の筋力が弱って、「ビンや蓋を開けるときに、握力が弱く感じる」といった症状が起きる事もあります。

~ 喉の違和感や、顔のムクミ ~

更に、首から刺激痛を感じたり、頭を動かしづらくなったりすると、喉の違和感や、顔のムクミも起きます。

首の筋肉がコワバルと、喉(のど)近くの筋肉(胸鎖乳突筋)がコワバッテくるので、「喉付近のコワバリ感」や「喉の詰まり感」、「息がしづらい」、などが現れる為です。

また、首のコワバリで、顔の血行やリンパ液の流れが悪くなってくるので、顔の皮膚の弾力性が失われてシワやタルミが生じ、『疲れ顔』や『老け顔』や、顔のムクミが起きてきます。

【 整形外科での受診 】

~ 保存療法と生活指導 ~

首から肩・腕へのシビレや痛みを解消させるには、首と首周囲の筋肉の緊張を解消させて、首の神経の出入口の筋肉のコワバリを解消させる事が必要です。

日常生活の疲労や緊張が原因になので、整形外科で受診すると、ほとんどが、保存療法と生活指導になります。

例えば、保存療法として、筋肉の緊張を和らげる為に、湿布薬や、筋肉弛緩薬、ビタミン剤などの処方をして、リハビリ設備がある所では、筋肉を緩める電気刺激や、首の牽引などを行い、そして、生活指導として、首を後方へ反らせないように注意したり、不良姿勢や生活習慣を改善するようにアドバイスしたりします。

~ 長引く首の痛み ~

しかし、整形外科で治療を続けても、保存療法と生活指導が、首の筋肉のコワバリを、直接、緩和させて、解消させる治療法ではないので、効果が一時的であったり、なかなか改善効果が現れなかったりします

しかも、首の筋肉は、精神的な緊張があると、筋肉が緊張してコワバル性質があるので、仕事や家庭でストレスが強まったり、イライラしたりすると、どうしても首の筋肉の緊張が強まります。

また、生活指導を受けても、仕事や家事をしていると、作業や姿勢の都合で、首に負担がかかり続けてしまうので、姿勢や生活習慣の改善が困難です。

~ 筋肉内の、シコリ(硬結)の発生 ~

また、首の筋肉のコワバリが慢性化すると、血行の悪化から、筋肉内に、硬い“シコリ(硬結)”が生じ、そこから、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが起きてきます。

しかも、シコリは、筋肉が硬く凝り固まった状態なので、ストレッチや運動をしても緩まないだけでなく、シコリ付近の神経の異常興奮が続いて痛みと筋肉の緊張を繰り返すようになります。

この結果、首の筋肉内にシコリができると、首や肩の筋肉のコワバリが強まって、首の骨(頸椎)近くの神経を強く圧迫するようになりますが、整形外科でのシコリの解消は、電気刺激や首の牽引などを行っても対処しきれません。

【 当院の、首のシビレや痛みの治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院は、このような首のコワバリや凝りによる、首から肩や腕へのシビレや痛みの解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と解消を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

しかも、首の痛みが生じる箇所は、東洋医学のツボ(経穴)の位置とほぼ一致しているので、東洋医療のツボ利用が、そのまま使える利点があります。

~ 抵抗感が少なく、リラックスした状態で ~

また、マッサージ治療によって、直接、患部の血行やリンパの流れを良くしたり、筋肉の弾力性や柔軟性を高めたりするので、これにより、神経の興奮を鎮め、シビレや痛みを和らげられます。

更に、首の後ろには、自律神経の中の、リラックスに関わる副交感神経(迷走神経)の働きを促すツボがあるので、これをマッサージ治療で利用すると、首からシビレや痛みを発しているシコリを和らげて、解消させる効果があります。

しかも、首は、筋肉が薄く、内側に重要な神経や血管が通っているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療によって、患者にとって、抵抗感が少なく、リラックスした状態で、首の治療が受けられます。

~ 身体のバランスの回復 ~

当院では、首や肩の患部の治療だけでなく、首の負荷を緩和させる為に、上半身のコワバリ状態を診断し、身体のバランスを回復させる治療も、併せて行っています。

姿勢が悪くなっていたり、不快な症状があったりすると、それによって、首や肩のコワバリが強まって、首や肩のシビレや痛みが起き易くなるからです。

特に、『ストレートネック』や『首猫背』は、首や肩のシビレの大きな原因になるので、上半身のコワバリ箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を併用し、筋肉の血行やリンパの流れの改善と筋肉の弾力性や柔軟性の回復を、重点的に行っています。

~ 効果的な、首の柔軟性回復 ~

ツボ治療を併用したマッサージ治療は、身体の異常を知らせる反応点(ツボ)を利用した治療法なので、患者にとって無理が無く、しかも、効果的に首の筋肉の柔軟性の回復ができます。

当院は、首の凝りやシコリ(硬結)の解消や、それに伴う痛みやシビレの回復治療を、患者がリラックスした状態で受けられるように、マッサージ治療とツボ治療を併用して行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ズキズキと疼(うず)くような、慢性的な、凝りや痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

頭痛、肩こり、腰痛などで、慢性的な痛みに悩まされていると、凝りや痛みを発している筋肉内に、筋肉が凝り固まったようなゴリゴリとした硬いシコリ(硬結)が、できている事に気付く事があります。

シコリができると、筋肉内の血行が遮断されて、酸素や栄養分の補給が悪化し、老廃物が排出しづらくなるので、神経の異常興奮が起き、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが強まる上に、シコリが存続する限り、凝りや痛みがいつまでも続くようになります。

このような慢性的な凝りや痛みを回復するには、湿布を貼ったり、温めたり、ストレッチしたりするより、シコリ箇所を確認し、周囲の血液やリンパ液の流れを回復させながら、筋肉の弾力性や柔軟性を取り戻し、異常興奮を起こしている神経を和らげて鎮める事が必要です。

【 シコリ(硬結)による、神経への刺激 】

~ シコリができると ~

頭痛、肩こり、腰痛などが起きても、「そのうち、治るだろう」と思って、そのままにしていると、日が経つうちに、かえって、内部からズキズキと疼くような痛みが、いつまでも続くようになったり、強まったりする事があります。

これは、始めは、一時的な疲労や過緊張による痛みでも、毎日の仕事で疲れが続いたり、加齢や運動不足で体力が弱ったりすると、身体の血液循環が低下してくるので、身体に有害な二酸化炭素や老廃物が排出しづらくなったり、身体に必要な血液からの栄養や酸素が欠乏したりして、神経が刺激されるようになり、凝りや痛みが強まる為です。

しかも、これによって筋肉が凝り固まって、筋肉内に硬いシコリ(硬結)ができると、それによって毛細血管の血流が遮断されるので、神経の異常興奮が起き、ズキズキ・ジンジンとした“神経特有の痛み”を起こします

~ 神経の異常興奮によって ~

また、神経が異常興奮を起こすと、神経が敏感な状態になるので、チョッとした疲労やストレスでも、すぐに反応して、疲れを感じ易くなったり、強くダルサを感じたりします。

このような状態になると、筋肉の柔軟性や弾力性が無くなって血行を悪化させるので、頭痛、肩こり、腰痛などを引き起こすようになります。

しかも、身体の神経の異常興奮が続くと、体調を保つ自律神経のバランスが崩れて、神経の興奮を鎮める力が弱くなるので、頭痛、肩こり、腰痛などが解消されづらくなり、休んでも、再び、不快感や痛みがぶりかえす状態になります。

~ デスクワーク ~

このような慢性的にズキズキと疼くような凝りや痛みは、疲労や過緊張によって生じるので、同じ姿勢で、ずっと精神的な緊張が続くデスクワークでも起きます。

筋肉疲労が続いたり、同じ筋肉に負荷が繰り返されたりすると、筋肉が極度にコワバッテ、血行が悪化し、同じように、神経の異常な興奮を起こしたり、筋肉内部に硬いシコリができたりするからです。

この結果、首、肩、肩甲骨周辺、腰などの筋肉が極度にコワバッテ、収縮(シコリ化)してくると、それによって神経が刺激され、筋肉内部から、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが起きてきます。

【 自律神経の不調に 】

~ 首や背中の自律神経への圧迫 ~

特に、首の後ろ側や肩甲骨の内側には“自律神経”が通っているので、疲労や緊張などで筋肉がコワバッテ、内部にシコリが生じると、自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、不快感や身体の不調を引き起こします

例えば、肩コリや首コリの悪化で、肩や首の後ろ側にシコリができると、それによって自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、後頭部の痛みや不快感を強めたり、それによる頭重感や頭痛を引き起こしたりして、体調を悪化させます。

また、肩甲骨の内側にシコリができると、背骨沿いに通っている自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、背部に疲労感やコワバリ感を強めたり、神経を刺激してチクチク・ズキズキとする痛みが生じたり、「何となく身体の調子が悪い」、「背中のコワバリで呼吸が浅くなった」なども、引き起こしたりします。

~ 寒冷痛、天気痛、古傷の痛み ~

また、シコリで身体の痛みや不快感が慢性化して、体調を保つ自律神経が不安定になってくると、「寒くなったり気圧が低くなったりすると、身体に痛み(寒冷痛)が出る」、「天気が悪くなると、膝や腰の関節の痛み(天気痛)が悪化する」、などの『天気痛』や『気象病』が起き易くなります。

例えば、首や肩のシコリが慢性化して“頭痛持ち”なると、自律神経が不安定な状態になるので、気候の変わり目や、気圧の変化時になると、血行が悪化して、頭重感や頭痛に悩まされたり、関節痛が起きたりします。

他にも、ケガや手術によって古傷となった傷あとやコワバリも、一種のシコリなので、寒さを感じたり、体調が悪化したりすると、そのシコリ箇所が敏感になって、ジンジン・ジクジクした絶え間ない痛みを感じてくる事があります。

~ 自律神経の不安定化 ~

このように、最初のうちは、軽い違和感や痛みといった程度でも、それが慢性化して自律神経沿いにシコリができると、自律神経の働きが不安定化して、頭痛や頭重感、「何となく身体の調子が悪い」といった症状が起き易くなります。

そして、不快さや痛みが強まったり、長引いたりすると、自律神経の負荷が増して、不調感が強まったり、気分的にイライラしてきたり、集中力が続かなくなったりして、体調が維持しづらくなります。

しかし、医院でMRI・CTなどの画像検査を受けても、これらのズキズキと疼く凝りや痛みは、シコリ(硬結)は筋肉のコワバリが強まって血行が悪化し、神経が刺激されて異常興奮を起こした事が原因になるので、画像検査で異常を確認する事ができません。

【 解消しづらいシコリ 】

~ ストレッチや運動によるシコリの解消 ~

筋肉内にシコリができると、神経特有の“ジ~ン”と神経特有の響くような痛みを感じる上に、皮膚の上から触ると、コリコリとした塊(かたまり)を感じられるので、シコリができている事が分かります。

しかし、シコリの箇所が分かっても、ストレッチや運動で、シコリを解消するのは困難です

周辺の筋肉を伸ばす事はできても、肝心のシコリは固まったままの状態なので、伸ばして和らげる事ができないからです。

~ シコリ周辺の強いネジレや萎縮の解消 ~

また、シコリの解消が難しいのは、シコリ周辺の筋肉も、強い萎縮やネジレが生じて、血行が極度に悪化しているからです。

この状態を解消するには、シコリを囲む筋肉に対して、萎縮やネジレを緩める為に、横や斜めなどのいろいろな方向から引き伸ばして、弾力性や柔軟性を取り戻し、血行を回復させる事が必要です。

しかし、ストレッチや運動は、“一方向”に筋肉を伸ばす事はできても、前後左右のいろいろな方向に伸ばす事ができないので、シコリの凝り固まった状態を解消させる事ができません。

~ 手がシコリに届かない為に ~

しかも、シコリができる場所は、首の後ろ側や、背骨沿い、肩甲骨の内側などに生じる為に、直接、眼で確認できない上に、手が思うように届きません。

この結果、直接、シコリを解消させる事ができずに、シコリ周囲の筋肉を伸ばすぐらいのストレッチや運動になるので、一時的に血行は良くなっても、シコリは残ったままになります。

また、シコリ箇所を温めても、シコリ周囲の血行が良くなるだけで、硬く凝り固まったシコリを解消させる事ができません。

【 当院の、ツボ治療とマッサージ治療 】

~ ツボ治療 ~

当院は、シコリから生じる不快な凝りや痛み解消に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えています。

これは、シコリができる位置と、東洋医療のツボの位置が、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

この効果から、当院では、シコリの解消や症状の改善に、ツボ反応で、「押されると身体の芯まで響いてくる」とか、「痛いけど気持ちいい」、「ツボをしっかり押されている」と感じられる箇所を調べ、そのツボに適度に刺激を加えて、シコリ解消を行っています。

反応が現れているツボに刺激を与えると、ツボは神経や血管が集まっているので、刺激に同調して収縮していた毛細血管が拡がって、血流が増え、筋肉の弾力性や柔軟性が回復してくる効果があるからです。

これによって、「血行が悪い→痛む→筋肉がこわばる→更に血行が悪くなる」という悪循環が減少し、敏感になっていた神経の興奮が次第に治まってくるので、凝り固まっていたシコリが和らいできます。

~ 疲労や緊張を緩和させて ~

更に、当院では、体調の改善を行う為に、マッサージ治療で、シコリ周辺の血行を回復させて、筋肉のコワバリをほぐしています。

東洋医療が、疲労や緊張などの慢性化で、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病(みびょう)』と呼んで、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく為に、血行の改善や筋肉の柔軟性回復などで神経の興奮を鎮め、体調の回復を図ってきたからです。

特に中高年になって、毎日の疲れや運動不足などで身体の回復力が低下していると、身体の回復が追いつかなくなっているので、マッサージ治療で体調の回復を図ると、スッキリした感じになり、身体の調子(治る力)を上げていく効果があります。

~ 痛みや体調の改善 ~

筋肉内にシコリができると、付近の神経の異常な興奮が起きたり、自律神経の働きを不安定化させたりして、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加え、神経の興奮を和らげて筋肉内のシコリの解消を図って、神経の異常興奮を和らげ、痛みや体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

疲労・緊張に敏感に反応する、頭の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は“肩こり頭痛”と言われるように、頭を支える首や肩の筋肉疲労や緊張によって、血行が悪化すると起きてきますが、ストレスや心配事などでも、肩周辺の“神経が敏感”な状態になってくると、やはり、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、ストレスや心配事で肩周辺の“神経が敏感”な状態が続くと、いつまでも疼くような頭の痛みや不快感に悩まされたり、チョットしたストレスや疲労などでも、すぐに反応して、頭がギューッと締めつけられたりします。

このような頭痛の改善には、首や肩の筋肉のコワバリ解消と内部の血行回復だけでなく、敏感になった神経の興奮を鎮める事が必要なので、首や肩のツボを利用して凝り症状を緩和させると、ツボには神経や血管が集まっているので、頭痛解消に効果があります。

【 神経過敏説 】

~ 緊張型頭痛 ~

日本人が悩まされる頭痛のうち、60~70%は緊張型頭痛と言われるように、現在、日本人にとって、頭痛の中で緊張型頭痛が一番多くなっています。

これは、日本人が欧米人に比べて、頭が大きい割に体格が小さく、首や肩の筋肉量が少ないので、PCやスマホで、背中を丸めた前傾姿勢や、頭を突き出した姿勢が多くなると、頭を支える首や肩の筋肉にとって、大きな負担となる為と言われています。

特に、なで肩で、首の細い女性は、首や肩の筋力が弱い為に、PCやスマホ操作をしていると、肩が前方に差し出した腕の重みに負けて引っ張られて、首や肩の筋肉の緊張が強まるので、緊張型頭痛が起き易くなります。

~ 解消する為に ~

このような理由から、緊張型頭痛の解消や予防に、筋肉のコワバリで血行が悪くなった首や肩を、温めたり、ストレッチで前後左右に伸ばしたりして、首や肩の柔軟性を回復させる事が勧められています。

しかし、それらによって、頭痛が和らぐ事があっても、日々の仕事や家事などで生じた首や肩のコワバリや血行悪化が解消されづらいので、相変わらず頭重感や頭痛が続いてしまい、なかなか期待するような頭痛解消が得られません。

また、市販薬を飲んだり、医師が処方した鎮痛薬を服用したりしても、頭痛が和らいだ感じになりますが、それでも肩周辺の“凝り感”や頭のニブイ痛みが続く上に、ストレスや緊張が高まると再び頭痛が起きて悩まされます。

~ 関心が高まった過敏状態 ~

このような事から、最近では、緊張型頭痛の原因として、従来の“筋肉の緊張”に加えて、血行の悪化から神経が刺激される“神経の過敏状態”が、広く関心をもたれるようになりました

始めは、首や肩の“筋肉の緊張”から頭痛が起きても、この状態が繰り返されると、次第に肩周辺の神経が敏感な状態になってくるので、チョットした疲労や緊張でも、首や肩の神経が敏感に反応して、緊張型頭痛を引き起こすからです。

しかも、肩周辺の神経が敏感な状態になると、首から後頭部の凝り感や痛みが続く為に、いつまでも頭のニブイ痛みや頭重感に悩まされるので、仕事や家事に支障が出てしまいます。

【 指先操作の繰り返しや、不安・ストレスから 】

~ 指先操作の繰り返し ~

デスクワークで緊張型頭痛が起きる原因として、「姿勢の悪化や長時間の同一姿勢」がよく知られていますが、「指先操作の繰り返し」や、「仕事や人間関係などの不安やストレス」も、首や肩の神経を過敏な状態させるので、これらも緊張型頭痛を引き起こします

PCやスマホの操作などで、指先の操作を繰り返していると、腕から肩や背中の筋肉も負担がかかり続けるので、肩・背中の肩甲骨周辺・首などの筋肉の緊張が強まって、血行を悪化させ、緊張型頭痛を引き起こすからです。

しかも、毎日、指先の操作を繰り返す操作をしていると、腕から肩・背中・首などの神経が疲労してくるので、絶えず、頭がズキズキ・ジンジンとする“頭重感”に悩まされます。

~ 後頭部への神経回路 ~

特に、肩や、姿勢を保つ背骨と肩甲骨の間、そして首などに、いつも疼くような不快な痛みや違和感に悩まされる状態になると、緊張型頭痛を誘発し易くなります。

これらの場所は、腕の重みがかかったり、姿勢を維持したり、腕の動作をしたりする時に、身体の負荷がかかり易い場所なので、これらによって負荷が強まり、神経が敏感な状態になって、疼くような不快な痛みや違和感が起きてくると、チョットした刺激でも、後頭部の神経に伝わる神経回路(トリガーポイント)ができあがるからです。

この結果、背中や肩に疲労や緊張が生じると、すぐに後頭部の神経に伝わる神経回路を伝わって、頭重感や緊張型頭痛を引き起こし、体調も悪化するようになります。

~ 不安やストレス ~

また、仕事や人間関係などの不安やストレスも、肩・背中の肩甲骨周辺・首などの筋肉の緊張を強めるので、これによっても緊張型頭痛が起き易くなります。

仕事や家庭のストレスや悩みなどで、「気が休まらない」、「リラックスしにくい」、「いつもイライラ、ピリピリしている」、「焦りや不安を感じる」などがあると、首・肩・背中の筋肉が緊張してくるので、やはり、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)ができてくるからです。

この結果、仕事や人間関係などで不安やストレスを感じると、後頭部の神経を圧迫刺激する神経回路が活性化されて、頭重感が増したり、頭が締め付けられるような痛みが起きたりするようになります。

【 シコリ解消の重要性 】

~ 頭痛薬による解消 ~

病院では、緊張型頭痛の解消の為に、一般的に、痛みを和らげる「鎮痛薬」、炎症等の「消炎剤」、そして「筋肉の緊張の緩和する薬」、などを処方します。

しかし、病院で処方する頭痛薬を服用していても、肩や首に凝りや痛みが強まったり、頭痛が起きてきたりします。

これは、薬によって一時的に頭痛みを、ニブクさせたり、軽減させたりしても、首や肩などに、頭痛を誘発する神経回路(トリガーポイント)が解消されずに残っていると、何かのキッカケで緊張が生じると、この神経回路(トリガーポイント)が活性化してしまうからです

~ 神経回路(トリガーポイント)の解消 の重要性~

この為、“神経過敏タイプ”の緊張型頭痛の解消には、神首や肩の緊張解消に加えて、経回路(トリガーポイント)を確認し、解消させる事が必要です。

神経回路(トリガーポイント)の部分は、血行悪化や神経の高まりなどで、筋肉が凝り固まって硬いシコリ(硬結)ができているので、皮膚の上から触ってみると、内部にコリコリとした筋肉の塊が感じられます。

この特徴から、このタイプの頭痛を解消するには、皮膚の上から硬いシコリができている箇所を確認し、シコリ内部や周辺の悪化している毛細血管の流れを回復させて、コワバリを和らげると共に、敏感になっている神経を鎮めて、回復させる事が必要です。

~ 背中の筋肉や血行の回復 ~

また、緊張型頭痛の解消には、首や肩周辺だけでなく、背中も、筋肉のコワバリや血行の悪化が生じているので、背中の筋肉や血行の回復も必要です。

この為、肩甲骨周辺を含めて上半身のコワバリやシコリを確認して、これらを解消させたり、あるいは、首や肩の関節の動きをチェックして改善させたりして、首に続く上半身の血液の流れを回復させる事が必要です。

特に、中高年以降になると、新陳代謝の低下や運動不足などで、疲れ易さになったり、身体への痛みとなって現れたりする事が多いので、身体のコワバリ箇所やシコリ箇所をチェックして、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、体調を取り戻す事が必要です。

【 当院の、緊張型頭痛の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では緊張型頭痛の解消に、神経が敏感になっている箇所をチェックして、マッサージ治療にツボ治療を加え、コワバリ箇所やシコリ箇所を和らげる施術を行っています。

これは、痛みを引き起こす神経回路(トリガーポイント)の箇所が、東洋医学のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

また、首は、内部に重要な神経や血管が通っている上に、外側の筋肉が薄くて小さな筋肉で構成されているので、このような非常にデリケートな首周りの治療に、東洋医療をベースにしたマッサージの治療が適しています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えているので、受ける患者に無理が無く、身体がリラックスした状態で、首や肩の治療が受けられます。

首に硬いシコリができている場合でも、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、無理せずに、安心できる状態で、慢性化しているコワバリの解消や、ピンポイントなシコリの解消が行えます。

~ 上半身のシコリやコワバリの解消 ~

特に、緊張型頭痛が繰り返される場合は、首だけでなく、背中や腕の筋肉内にある硬いシコリを解消させて、神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を和らげて、無くす事が必要です。

この為、当院では、緊張型頭痛の解消の為に、肩や背中の、内部から疼くようなジクジクとした痛みを感じるような神経回路(トリガーポイント)を確認して、回復治療を行っています。

上半身のシコリやコワバリを解消させて、シコリ内の血流を回復させていくと、頭痛の解消や予防だけでなく、体調の回復にもなり、スッキリしてきます。

~ 疲労や緊張などの慢性化の治療 ~

“神経の過敏状態”によって引き起こされる緊張型頭痛の解消には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、適しています。

当院は、ツボを利用したマッサージ治療によって、安全に、無理が無いように、神経や血管を圧迫している緊張を解消して、長引く痛みや不快感の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと、緊張型頭痛をイメージしますが、頭が「ズキンズキン」と激しく痛む片頭痛も、『自律神経の不安定』が強まる為に、頭痛が起きる前に、肩の凝り感や重ダルサが、かなり強く現れます。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合には、「首や肩が、グッと張ってくる」、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、頭痛を引き起こす神経を刺激するような、特徴的な肩こり感やダルサが現れます。

この為、片頭痛の予防や軽減には、頭痛を引き起こす不快な刺激を和らげて、体調を回復させる事が必要なので、肩こり感や重ダルサなどの片頭痛の“前触れサイン”に気付いたら、首や肩のコワバリや血流を改善し、神経の興奮を鎮め、体調を安定させる事が大切です。

【 片頭痛の原因 】

~ 片頭痛の痛み ~

片頭痛の患者は、女性が男性よりも3倍以上にもなっていて、特に30歳代女性のうち、約20%は『片頭痛持ち』と言われています。

片頭痛が起きると、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されて、頭の中でガンガンとする強い痛みが続く上に、少しでも頭を動かすと、余計に痛みが強まるので、仕事や生活に支障をきたしてしまいます。

しかも、頭痛が起きるたびに、だんだんと痛みを起こす神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返すようになります。

~ 血管の急激な拡張 ~

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時に、頭痛発作が起き易くなると言われます。

よく言われるのが、平日の間、ずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、いきなり頭が、「ズキンズキンと脈打つように痛み出す」、というケースです。

この事から、片頭痛が起きる原因は、忙しさやストレスなどで、血管の収縮や拡張のリズムをコントロールしている自律神経が不安定な状態になると、気持ちが緩んだ時に、それまで収縮していた脳の血管が“急激に拡張”してしまい、血管外側の神経を刺激する為と考えられていました。

~ 脳血管の神経が強く反応 ~

しかし片頭痛は、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。

この事から、最近では、『自律神経が不安定になって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感に反応する状態になると、血管周りのチョットした刺激や変化でも、痛みの反応が出易くなる』と、考えられています

自律神経の不安定化によって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感な状態になるので、脳の血管が拡張した時に、脳の血管を囲んでいる神経が強く反応して、激しく痛みを感じてしまうという考え方です。

【 片頭痛の前触れサイン 】

~ 自律神経の不安定から ~

片頭痛が起きる原因として、従来の“脳の血管の拡張説”と、最近の“痛みの反応が強まる説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定になる事で、片頭痛が起き易くなります。

これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、自律神経の不安定から乱れが生じると、脳の血管を囲んでいる神経が敏感になる上に、血管の収縮や拡張のリズムが失われて、急激な拡張が生じる為です。

この為、自律神経が不安定になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの“体調悪化”に悩まされると、片頭痛発作が起き易くなります。

~ 前触れサイン ~

片頭痛の起きるプロセスが、『自律神経の不安定』と深く結びついているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛前に、体調悪化の『前触れサイン』を感じています

例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。

多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『前触れサイン』が現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後、片頭痛が始まります。

~ 片頭痛の予防や対策に ~

この為、この“前触れサイン”が、片頭痛の予防や対策をする上で、大きなヒントになります。

片頭痛が起きる前の“前触れサイン”に気付いたら、不安定になっている自律神経の働きを回復させる為に、緊張やストレスによる身体のコワバリ箇所をチェックし、それらを解消させる事で不快感を和らげる事です。

これによって、身体に感じる不快感が減少し、体調を取り戻してくると、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きも回復してくるので、血管を取り巻く神経の敏感状態が解消されて、血管が急激に膨張するリスクを減少させる事ができます。

【 肩こりが前触れサインになる、3つの理由 】

~ 肩こり感や、肩のダルサ ~

片頭痛の“前触れサイン”の中でも、片頭痛が起きる前のシグナルとして、片頭痛患者の75%の人が、肩こり感や肩のダルサを感じています。

これは、首や肩の筋肉が、重い頭を支えながら動かしているので、『自律神経の不安定』が起きてくると、首や肩の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなり、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合は、頭痛を引き起こす神経を刺激するような、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、特徴的な現れ方をします。

~ 首が自律神経の通り道 ~

また、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感やダルサが現れる理由として、首が、脳から続く自律神経の通り道になっている事も、大きく影響を与えています。

ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、『自律神経の不安定』が増してくると、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。

このように、肩こり感やダルサと片頭痛は、一連の過程になっているので、「何となく身体の調子が悪い」と感じ始め、それに伴って、不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、『自律神経の不安定』によって、片頭痛の“前触れサイン”が現れている事が予測されます。

~ 片頭痛を発生させる三叉神経 ~

しかも、脳の血管を取り巻いて片頭痛を発生させる『三叉(さんさ)神経』は、首の付け根に伸びている神経から、影響を受けます

この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、首の付け根部分が緊張して神経が刺激されると、『三叉神経』が活性化(興奮)して、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感やダルサを引き起こすので、

「何となく頭痛がきそうだ」という漠然とした予感を感じる事があります。

そして更に、三叉神経への刺激が続いたり増したりして、三叉神経が興奮状態を引き起こすと、『三叉神経は、脳内で一番大きな神経』なので、頭の中をズキズキ、ガンガンと激しく響くような痛みを引き起こしたり、胃や腸がムカムカしてきたり、嘔吐したくなったりします。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ 頭痛体操 ~

片頭痛の予防や対策として、いろいろなケアの方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、首や肩の敏感になっている神経を和らげる作用があるので、頭痛の予防や軽減に広く勧められています。

しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が目的なので、効果が現れる為には、首や肩の過敏になっている“圧痛点(凝り)”をチェックして確認する事と、その圧痛点をうまく和らげて、解消する事が必要です。

当院では、『頭痛体操』の代わりに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている圧痛点(こり)をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行って、片頭痛の予防や対策を行っています

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、片頭痛の場合にも、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、痛みや違和感を減少させたりして、敏感になっている神経の興奮を鎮めたり、体調を安定させたりする効果があります。

特に、肩こり感や肩のダルサなどが起き、「何となく頭痛が起きるのでは?」と思った段階で、これらの症状を解消させて、敏感になっている神経を鎮めると、片頭痛の予防や軽減につながります。

~ 安全に、無理がなく ~

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が安定してくるので、自律神経への負荷を和らげる効果があります。

身体の回復力が追いつかずに、疲れや痛みとなって現れていたのを、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、神経の異常な興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻してくるからです。

また、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、崩れかかった身体のバランスを、安全に、無理のない方法で、回復させる手技療法なので、片頭痛の予防や対策に安心して受けられます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、首や肩の血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から身体の回復力を取り戻し、体調の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させて、不快感や痛みを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。