痛み

パソコンやスマホ操作による、腕・肘・手首などの痛み・ダルサ・疲れ

【 (症例)疲労や だるさ 】

パソコンやスマホの操作を続けているうちに、「腕が重ダルイ感じになって、指が動きづらくなった」、「腕を挙げると、腕の上側が痛む」、「肘から手首に、ジンジンと痛みがする」などが、起きる事があります。

この症状を『頚肩腕症候群 (けいけんわんしょうこうぐん)』と言い、首から腕にかけて筋緊張が続いたり、疲労が蓄積したりすると、腕や手の血行や神経に影響を及ぼし、腕・肘・手首などに、痛み・シビレ・不快感などが生じた為です。

更に、肩や背中にコワバリ感や痛みが拡がって、体調の悪化を引き起こす原因になるので、仕事中に腕・肘・手首などの痛みや不快感に気付いたら、腕から肩にかけての疲労や緊張を解消させて、悪化した血行や敏感になっている神経を回復させる事が大切です。

【 首~肩~腕の“筋肉”の疲労や緊張から  】

~ 頚肩腕症候群 ~

『頚肩腕症候群』は、首~肩~腕にかけての、痛み・凝り・シビレ・血行障害・筋力低下などの症状を、総称した呼び名で、パソコンやスマホの操作を続けていると、手首を浮かせて、指先で長時間キーをたたく動作が繰り返されるので、発症し易くなります

これは、手や指を精緻に動かせるように、指から腕~肩~首にかけて、非常にたくさんの小さな筋肉と、それらの筋肉の動きが細かくコントロールできるように、多くの神経が走行しているからです。

この為、キーボードやマウスの操作を、毎日、長時間、繰り返していると、小さな負荷でも、許容限度を超える疲労や筋緊張となってしまい、痛み・ダルサ・疲れが起きてきます。

~ 進行する症状 ~

しかも、キーボード操作をしていると、肘を曲げた姿勢で、指で文字を押す作業が続く為に、血行が悪化して、手や腕の筋肉が疲労したり、コワバッテきたりするので、ますます、「手の指が伸びにくくなる」、「腕の内側の(指や手首を曲げる)筋肉がコチコチになる」、「肘の外側や内側がジーンと痛む」、などが起き易くなります。

ところが、時間に追われながら、キーボード操作と画面に意識が集中していると、手や腕の疲労や過緊張に気付かなかったり、あるいは気付いても、『頚肩腕症候群』があまり知られていないので、「たいした事、無いだろう…」とか、「一時的な疲れ」と思ったりします。

しかし、手や腕の筋肉のコワバリが慢性化して、血行悪化が続くと、手先を正確に動かす神経の働きに異常が生じて、キーボード操作がしづらくなったり、仕事が終わっても手首や腕に、ジンジンとした痛みが続くようになったりします。

~ 肩甲骨近くの、ズキズキする痛み ~

更に、キーボードやマウスの操作は、腕を支えている背中や肩に負荷がかかり続けるので、背中や肩の疲労と緊張が強まります。

その上、脇を絞めて、肘を固定させる姿勢がずうっと続く為に、背中や肩の姿勢を維持している筋肉に、かなりの負担がかかり続ける事になります。

この結果、腕を支える背中や肩の疲労に、姿勢を維持する背中や肩の疲労や緊張が増して、背骨沿いの姿勢を支える筋肉が耐えきれなくなると、背骨と肩甲骨の間にズキズキとする痛みが起きてきます。

【 手首や指の“関節”障害 】

~ パソコン腱鞘炎 ~

また、パソコンやスマホ操作などの疲労から、腕・肘・手首などの“関節”に異常が生じる事があります。

代表的なのが、手首や指の『パソコン腱鞘炎』で、これは、長時間パソコンに向かって操作していると、手首や指を動かしている筋肉の付け根の“腱”や、腱を包んでいる“腱鞘”が、何度も、繰り返して擦れ合う為です。

この結果、手首や指の“腱”や“腱鞘”の擦れ合いから炎症(腱鞘炎)が起きると、腫れたり、痛みが起きたり、指や手首の関節付近のコワバリが増したりする為に、指が伸ばしにくくなったり、手首から肘に不快感やダルサが起きたり、物を掴(つか)もうとした時に痛みが走ったりします。

~ 長時間操作や、血行が悪くなっていると ~

特に、背中を丸めた姿勢で、長時間キーボード操作を続けていると、指先や手首に力が入り易くなるので、指や手首の腱や腱鞘の擦れ合いが強まって『パソコン腱鞘炎』が起き易くなります。

しかも、中高年になって運動不足になり、身体の筋肉の柔軟性が失われて、血行が悪くなっていると、指や手首の筋肉や血行の状態が悪くなる為に、余計に、指や手首に痛みや違和感が起き易くなったり、『パソコン腱鞘炎』が起き易くなったりします。

そのままパソコンやスマホの操作を繰り返していると、腱や腱鞘に負荷がかかり続ける為に、手首や親指の付け根の関節部分の痛みが酷くなったり、血行が悪化して、手や腕のしびれ・肘や肩の痛み・握力の低下などが起きたりします。

~ マウス腱鞘炎 ~

『パソコン腱鞘炎』意外にも、「マウス操作をしていると、手首が重く感じる」とか、「マウスを握っている指の関節が痛む」など、マウス操作をする指や手首の“関節”に、異常が起きる『マウス腱鞘炎 』があります。

マウスをずうっと握って、動かしたり、クリックしたり、スクロールしたりしていると、マウスを使っている指や手首の筋肉に負担がかかり続けて、指や手首の関節に腱鞘炎が起きる為です。

このように、キーボード操作やスマホの操作で、腕・肘・手首などの“関節”部分に負担がかかり続けると、腱鞘炎を起こす事があるので、指や手首にコワバリや違和感に気付いたら、そのままにせず、早めにケアを受ける事が大事です。

【 体調悪化や、脳の疲労も 】

~ 腕を支える背中の負担から ~

更に、指から腕~肩~首にかけての疲労や緊張が積み重なると、体調の悪化につながっていきます

例えば、パソコンやスマホ操作などで、指や腕の筋肉が疲労してくると、指や腕の筋肉は、肩や首につながっているので、肩や首の血行が悪化して、肩こりや頭痛(緊張型頭痛)の原因になるからです。

また、腕は、背中の筋肉が土台になって支えられているので、長時間の操作や作業で、腕が疲労したり緊張が続いたりすると、肩周辺から背中にかけての負担が大きくなって、背中が痛んでくる原因になります。

~ 身体の不調感や体調悪化の原因に ~

その上、腕の疲労や緊張が続いて、背中の上半身を支える筋肉(インナーマッスル)に、コワバリや血行障害などが起きてくると、慢性的にジンジン・ズキズキする凝りやダルサに悩まされ増す。

また、背中の血行やリンパ液の流れの悪化によって、背中の皮下に、老廃物を含んだ水分が溜まってくると、背中にむくみが生じて、疲労感や不快感を引き起したり、体調の不調感が強まったりします。

この為、最初の頃は、「腕がパンパン、指が硬い」、「手首が痛い」、「腕がだるい、重い」、「腕に力が入ると、痛い」といった状態でも、この状態を続けてしまうと、頭重感や頭痛が起きたり、疲労感が強まったりして、精神的にリラックスできなくなります。

~ 脳の酷使 ~

また、パソコンやスマホを使って作業を行っていると、小さい文字や記号を正確に判断しながら、考えを集中させて、指を細かく動かし続ける為に、極度に脳を酷使するようになります。

脳が酷使されると、脳の働きが鈍(にぶ)ったり、集中力が続かなくなったりするので、「なんとなく身体がだるい」、「ヤル気がでない」などが起きてきたり、精神的な緊張が高まって、「イライラ」してきたり、「ちょっとした事で腹立たしく」なったりします。

また、脳の酷使で、身体全体のバランスを維持する自律神経の負担が大きくなってくると、自律神経の機能が低下する為に、「目がショボショボする」、「肩が凝る」、「眠くなる」、「頭がずんと重くなる」、などの体調の不調も起きてきます。

【 当院の、腕・肘・手首の改善治療 】

~ 疲労や緊張などの筋肉由来の痛み ~

腕・肘・手首などの痛み・ダルサ・疲れは、肩から指に続く、非常にたくさんの細い筋肉と、微細に判断する様々な神経に、ずっと疲労や緊張が続いた為に、回復力が追いつかなくなった事が原因です。

このような、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの改善には、筋肉のコワバリ箇所や緊張箇所を確認し、それらの箇所の状態に合わせて筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、血行やリンパ液の流れを改善させる、東洋医療系のマッサージ治療が適しています

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行い、それにより神経の働きを回復させて、『頚肩腕症候群』や『パソコン腱鞘炎』『マウス腱鞘炎 』などの改善を行っています。

~ ツボ利用 ~

これは、東洋医学のツボの位置が、疲労や緊張による不快感や痛みの箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる反応点として現れるので、ツボを治療点として利用すると、比較的短時間に、過敏になっている神経を和らげ、違和感や痛みを緩和させる効果があるからです。

この為、痛みを感じている部分が、肩から腕の限られた範囲ならば、当院が行っているクイックマッサージ(15分ぐらいのマッサージ)でも、かなりの回復効果があります。

~ 上半身の治療も ~

更に、毎日の、指から腕~肩~首にかけての疲労や緊張が続いて、首や肩の凝りが酷くなっている場合や、背中に痛みが出ている場合には、当院では、30分ほどの腕を含めた上半身の治療を行っています。

問診と、ツボを使った触診によって、疲労箇所や緊張箇所を診断し、筋肉のコワバリやシコリを解消させていくので、その部分のコワバリやシコリを解消するだけでも、早ければ1~2回ぐらいの治療で、痛みが解消できます。

更に、ツボ刺激を利用しているので、「痛いけれども、気持ちいい!」という快刺激から、治療への納得感と安心感と共に、気分が落ち着いてくるリラックス効果も期待できます。

~ 身体に不調解消 ~

パソコンやスマホの操作のような指先の作業でも、画面を見ながら、指先の動きをくり返すと、だんだんと疲労と緊張が身体に溜まって、身体に不調が起き易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、手首から肩にかけての疲労箇所や緊張箇所の確認と、腕や肩の緊張緩和、肘の可動域の改善などを行い、身体の痛みやダルサ解消治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

座っている時や、立ち上がり時の、お尻から太ももへの、痛みと しびれ

【(症例)痛み・しびれ 】

デスクワークでの座りっぱなしや、長時間の立ち仕事やランニングなどで、股関節に大きな負荷がかかり続けると、お尻の奥の筋肉の緊張が強まり、内部を通っている坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後面にジンジンとしびれるような痛みが起きてくる事があります。

しかし、痛み止めの湿布を貼ったり、お尻のストレッチをしたりしても、坐骨神経を圧迫している筋肉が、お尻の奥にある事と、お尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分かりづらいので、お尻からのシビレを伴った痛みの解消が困難です。

このような、疲労や緊張などの慢性化によって生じた、骨格周囲の筋肉のコワバリ解消には、神経や血管が集まっているツボを利用して、マッサージ治療で筋肉の疲労や緊張を和らげると、お尻の奥の筋肉のコワバリと血行悪化が解消され、敏感になっている坐骨神経を改善する効果があります。

【 梨状筋症候群 】

~ お尻の筋肉の特徴 ~

普段、生活をしている中で、肩や背中・腰などに疲れを感じる事はあっても、お尻に、「疲れ」や「ダルサ」などを感じたり、お尻の筋肉の「コワバリ」や「凝り」に悩まされたりする事は、ほとんどありません。

これは、お尻の筋肉は、いろいろな動作をしたり、様々な姿勢をしたりする身体を、絶えず安定的に支える為に、何層も分厚い筋肉が重なっているので、多少の疲労や緊張があっても、我慢強く頑張りながら、支えているからです。

この為、身体に疲れを感じる事があっても、お尻に違和感や疲労感が起きる事がほとんど無いので、お尻の筋肉が疲労したり緊張したりしても、なかなか自覚されず、気付きません。

~ お尻のコワバリで、坐骨神経を圧迫 ~

しかし、お尻の筋肉の疲労や緊張が増して、柔軟性が無くなってコワバッテくると、下半身に重ダルサや疲労感がしてくるだけでなく、お尻の奥を通っている坐骨神経を圧迫して、お尻から太ももの後ろにかけて、シビレを伴った痛みが起きる事があります

よくあるケースとして、長時間のデスクワークや長距離の運転で座り続けていた場合、久しぶりに長い距離を走ったり歩いたりした時、あるいは、肥満や妊娠で体重が急に増えた場合、などです。

これらによって、お尻の筋肉の負荷が増して、コワバッテくると、コワバッタ筋肉が、お尻の奥の坐骨神経を圧迫するので、座っていると、お尻に「ジーンとしたシビレ」を感じたり、あるいは、立ち上がろうとして腰に力を入れた時や、階段で片足に体重をかけた時に、突然、お尻から「ピリッとした痛み」が起きたりします。

~ 坐骨神経痛 ~

それでも最初の頃は、お尻に、軽い痛みや疼(うず)きを感じるぐらいで、しばらくすると、痛みが消えたり、湿布薬を貼ると痛みが軽くなったりするので、「たいした事、無いだろう…」と思います。

しかし、毎日の座り仕事や立ち仕事で疲労が溜まって、身体を支えるお尻の負担が解消しきれなくなってくると、お尻の奥の筋肉の緊張が強まってコワバッタ状態になってくるので、坐骨神経を圧迫して、お尻から痛みやシビレが、何度も起きたり、強まったりします。

このようなお尻の痛みを、一般的に『坐骨神経痛』と言いますが、お尻の奥の『梨状筋(りじょうきん)』と呼ばれる筋肉がコワバッテ、内側の坐骨神経を圧迫して、しびれや痛みを起こすので、病院の診断名は『梨状筋症候群』と言い、『坐骨神経痛』の中でも『梨状筋症候群』が9割を占めます。

【 坐骨神経の、痛みの特徴 】

~ 梨状筋症候群の痛み ~

『梨状筋症候群』の痛みは、いろいろに感じられ、例えば、「お尻の奥の方からズキズキする」、「ビリビリしてくる」、「ジンジンする」とか、あるいは、突き刺されるような痛みが起きて「ビビーッとする」など、様々です。

他にも、「お尻の張りが強くなって、突っ張った感じがする」、「熱く、ヒリヒリするような痛み」と、感じる人もいます。

更に症状が悪化してくると、「痛みやしびれが、ふくらはぎや足先まで広がってくる」とか、「立つ瞬間や歩行中も痛みを感じて、動けなくなる」、といった状態になる事もあります。

~ 腰には痛みが無い ~

しかし『梨状筋症候群』の痛みの特徴として、腰には異常が無いので、腰には痛みが起きません

お尻の筋肉の過緊張で、お尻の坐骨神経を圧迫したのが、原因になっているからです。

また、お尻の筋肉は、絶えず体重がかかる上に、“太く”“大きい”筋肉が集まっているので、一度『梨状筋症候群』になると、お尻の筋肉のコワバリの解消に日数がかかるために、お尻のシビレと痛みを繰り返すようになります。

~ 画像検査で診断がつきづらい ~

しかし、お尻のシビレと痛みを繰り返す状態になっても、『梨状筋症候群』は、筋肉のコワバリが原因になっているので、整形外科で診てもらっても、診断がつきづらい事があります。

レントゲンやMRIなどの画像検査では、筋肉の緊張状態と、それによる坐骨神経の圧迫状態が判断しづらいからです。

この為、画像検査よりも、毎日の疲労やストレスによる症状への『問診』、お尻の筋肉のコワバリ状態を調べる『触診』、股関節を動かして『可動範囲の検査』などが、有力な判断材料になります。

【 梨状筋症候群を起こし易い人 】

~ 長時間、座っている、あるいは、立っている人 ~

梨状筋症候群は、お尻の筋肉の負担が大きくなった事が原因なので、毎日、長時間の座位や立位をしていると、起き易くなります

更に、中高年になって腰や背中の筋力が低下したり、姿勢が悪化していたりすると、身体を支えるお尻の筋肉に負担が増すので、余計に『梨状筋症候群』が起き易くなります。

しかし、若い人でも、『仙骨座り』と言われる、お尻の仙骨を座面に当てて、上半身を、お尻の筋肉で支える姿勢を続けていると、坐骨神経の圧迫を強める為に、お尻のシビレと痛みが起き易くなります。

~ 運動不足の人 ~

また、いつも運動不足の人が、運動不足解消の為に、久しぶりに長距離を走ったり、自転車で遠出したり、休みの日になって山道を歩いたりすると、やはり、お尻の筋肉が過緊張状態になるので、『梨状筋症候群』を起こし易くなります。

あるいは、普段では行わない中腰姿勢になって動作をしたり、荷物の挙げ下ろしなどを繰り返したりすると、やはり、股関節に大きな負荷がかかるので、お尻の筋肉の過緊張を起こします。

しかも、普段の運動不足の為に、お尻の筋肉の働きが弱っていると、症状の回復が遅くなり、痛みや違和感が長引きます。

~ 腰痛やギックリ腰のある人 ~

また、腰痛持ちの人、ギックリ腰の不安がある人、骨盤の歪みがある人は、お尻の筋肉が緊張気味になってくるので、やはり、お尻に痛みが起き易くなります。

あるいは、腰痛を感じていなくても、太っている人や妊娠中の妊婦さんは、股関節や腰回りに絶えず体重がかかるので、急に立ち上がった時や、気温が下がった時などに、痛みが起き易くなります。

~ 精神的な緊張 ~

しかも、精神的な緊張が続いたり、ストレスや心配事で悩んでいたり、あるいは、睡眠不足などで精神的な疲労が重なっていると、お尻の痛みの頻度が増したり、強まったりします。

血管が収縮して身体の血行が悪化する為に、梨状筋がコワバリ易くなる上に、精神的な緊張から坐骨神経が敏感な状態になるからです。

この為、PCを使う事で緊張が続いたり、仕事や人間関係などによる心理的な圧迫感が強まったり、気持ちの切り替えができないでいたり、生活のリズムが乱れて睡眠不足になっていたりすると、お尻の下あたりにピリピリとした痛みを感じる事が多くなります。

【 当院の、お尻の筋肉の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

『梨状筋症候群』の改善には、コワバッタお尻の筋肉の柔軟性を回復させる事が必要ですが、お尻の筋肉は分厚い筋肉が何重も重なっている上に、坐骨神経痛を引き起こす梨状筋は、お尻の奥の筋肉なので、ストレッチで伸ばして、柔軟性を回復させるのが困難です。

当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰やお尻の筋肉の柔軟性の回復と、血行の悪化を解消して、骨盤周囲の痛みの改善を行っています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に、昔から利用され、しかも、リハビリ治療で利用されているように、骨格周囲の筋肉のコワバリ解消にも、有効だからです

~ ツボ反応の利用 ~

更に当院では、『梨状筋症候群』の治療に、身体の不調時に現れる“ツボ”反応を利用して、硬結(シコリ)を確認し、そこに持続圧やツボ刺激を加えて、治療を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所にある為に、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『梨状筋症候群』の痛みやしびれを発している硬結(シコリ)を見つけ易くしてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、確認した『梨状筋症候群』のツボに刺激を加えると、血行が回復し、蓄積した疲労物質が排出されて、敏感になっていた坐骨神経が回復していき、お尻からの痛みや違和感が解消される効果があります。

~ 股関節の梨状筋の改善 ~

また、『梨状筋症候群』が起きていると、腰や脚の筋肉も、疲労や緊張した状態になっているので、股関節を支える筋肉(梨状筋)に、大きな負荷をかける要因になります。

この為、当院では、腰や脚の疲労と緊張の解消を行い、股関節の可動域の回復を行っています。

これによって、下半身のコワバリが解消し、血行が改善してくると、坐骨神経への圧迫が無くなってくるので、治療途中でも、お尻の痛みや不快感が解消されてくるのが分かります。

~ マッサージ治療とツボ治療 ~

『梨状筋症候群』が起きても、お尻の疲労や緊張が実感しにくいので、ストレッチをしても治療ポイントが把握しづらく、しかも、神経から痛みなので、痛み止めがなかなか効きません。

当院は、『梨状筋症候群』に対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、お尻の奥の筋肉の柔軟性の回復や血行の改善を行い、これにより、坐骨神経への圧迫解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】

急性期の五十肩の強い痛みが少し和らいでくると、病院の治療方針がリハビリ治療(運動療法)に移っていきますが、依然として肩や背中の筋肉のコワバリが強く、極度に血行が悪化しているので、神経の過敏状態が続き、チョット肩を動かしただけでも、いきなり激痛が走って、引きつってしまいます。

この為、リハビリ治療で、肩や背中のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させようと思っても、痛みの“不安”や“恐れ”の為に、十分に動かす事ができなくなります。

このような状態の改善に、昔から利用されてきたツボ反応を使って、筋肉のコワバリ解消と血行の回復を行うと、ツボには神経と血管が集まっているので、ツボ付近の血流が高まり、神経の過敏な状態を緩和させて痛みを和らげて、効果的な五十肩治療のサポートになります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動かせる範囲の回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症して、腕を動かそうとすると肩に鋭い痛みが走ったり、夜に寝返りを打つだけで肩に激痛が起きたりしていた時期が過ぎて、少し肩の痛みが和らいでくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)に移ります

リハビリ治療を行う大きな目的は、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつって固まってしまうと、痛みや炎症などが和らいできても、肩関節を動かせる範囲が制限されたまま、それ以上は動かせなくなってしまうので、肩関節を少しずつ動かす事で、『① 肩関節の動きを改善し、動かせる範囲を回復』する為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激するようになって、痛みがいつまでも続いてしまうので、運動をする事で血行を促し、『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事があります。

これは、肩甲骨と肩関節が多くの筋肉や靭帯でつながって、一体となって動く構造になっているので、コワバッテいる肩甲骨が自由に動くようになると、「コワバッタ肩甲骨が自由に動く ⇒ 肩関節にかかる負荷の減少 ⇒ 関節内の炎症の低下による痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩の動きの改善が期待できるからです。

しかも、肩甲骨周りの筋肉が、肩関節の動きを下から支えて動かしているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事が、五十肩治療の良し悪しを決める」と言われるほど重要になります。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリで血行が改善されると、背中の筋肉のコンディショニングとなって、肩や背中の筋肉の働きが回復し、肩関節の治療に効果的だからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の姿勢や関節の動き、筋力などをチェックして、痛みに関連する箇所を調べ、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリを行っています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、リハビリする時期になっても、神経が異常に過敏状態になっている為に、「肩の痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、何かのキッカケで、「突然、再び強い痛みに襲われる」事がよく起きます。

例えば、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、鈍い痛みが強まって腕が動かせなくなったり、あるいは、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩の痛みで筋肉が急に緊張して、肩に激痛が起きて肩や背中の筋肉が極度に緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなってしまいます。

~ 運動の始め方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”がある為に、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)の仕方や、運動による負荷加減が難しくなります

例えば、リハビリ中に、肩関節がコワバッテ固まってしまったような感じや、痛みが起きそうな不安を感じると、思わず、リハビリを打ち切ってしまったり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩周り以外の筋肉を動かしたりしてしまいます。

反対に、リハビリを、痛みの出ない範囲にリハビリをしていると、形だけなので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

また、痛みを避けて、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができなくなる為に、背中の凝りや痛みなどが強まったり、背中の不快なダルサに悩まされたりします。

血行の悪化が改善されない為に、不要な老廃物が溜まって、必要な酸素や栄養分が不足し、神経が刺激され続けるだけでなく、筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるからです。

更に、それらの影響で身体の不快感が増してくると、体調を保つ自律神経の働きがオーバーワークになって、自然回復が追いつかなくなり、疲れ易さや身体のダルサとなって現れたり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを引き起こしたりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

このような事から、この時期からは、リハビリで肩関節を動かす為に、肩周囲の筋肉のコワバッテいる筋肉内の血流を改善したり、筋や腱を柔らかくしたりして、神経の興奮を鎮める事が重要になります

特に、肩甲骨周辺の筋肉が肩関節を動かす土台になっているので、肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを改善させる事が必要です。

これによって、肩や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復してくるので、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きも良くなり、五十肩の治療効果を高めます。

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩める為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩の動作が行い易くなるからです。

この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に勧められています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“コワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消する事は困難です。

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発するシコリができると、神経が敏感に反応するようになって、チョッとした動作や、軽い動作でも続くと、シコリ付近から肩全体に痛みが拡がったり、増したりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなってきます。

しかも、これにより、肩の痛みと動きの改善が遅れ、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、このような五十肩の改善と、体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

この効果kら、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、“イタキモ”と言われるぐらいの刺激をすると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、血液やリンパ液の流れが高まって、筋肉のコワバリが和らぎ、神経の興奮を抑制する効果があります。

~ 運動療法の利用 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着を解消していき、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の柔軟性の回復と血行の改善を高めるようにしています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』の2点に、特化した治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。
また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなって、痛みの軽減と共に、肩の動きが拡がります。

~ 肩や背中のコワバリやシコリの解消 ~

「痛みは、自分しか分からない」事から、五十肩のリハビリ治療は“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の血液の循環の改善や筋肉のコワバリ解消に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

ズキズキと疼(うず)くような、慢性的な、凝りや痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

頭痛、肩こり、腰痛などで、慢性的な痛みに悩まされていると、凝りや痛みを発している筋肉内に、筋肉が凝り固まったようなゴリゴリとした硬いシコリ(硬結)が、できている事に気付く事があります。

シコリができると、筋肉内の血行が遮断されて、酸素や栄養分の補給が悪化し、老廃物が排出しづらくなるので、神経の異常興奮が起き、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが強まる上に、シコリが存続する限り、凝りや痛みがいつまでも続くようになります。

このような慢性的な凝りや痛みを回復するには、湿布を貼ったり、温めたり、ストレッチしたりするより、シコリ箇所を確認し、周囲の血液やリンパ液の流れを回復させながら、筋肉の弾力性や柔軟性を取り戻し、異常興奮を起こしている神経を和らげて鎮める事が必要です。

【 シコリ(硬結)による、神経への刺激 】

~ シコリができると ~

頭痛、肩こり、腰痛などが起きても、「そのうち、治るだろう」と思って、そのままにしていると、日が経つうちに、かえって、内部からズキズキと疼くような痛みが、いつまでも続くようになったり、強まったりする事があります。

これは、始めは、一時的な疲労や過緊張による痛みでも、毎日の仕事で疲れが続いたり、加齢や運動不足で体力が弱ったりすると、身体の血液循環が低下してくるので、身体に有害な二酸化炭素や老廃物が排出しづらくなったり、身体に必要な血液からの栄養や酸素が欠乏したりして、神経が刺激されるようになり、凝りや痛みが強まる為です。

しかも、これによって筋肉が凝り固まって、筋肉内に硬いシコリ(硬結)ができると、それによって毛細血管の血流が遮断されるので、神経の異常興奮が起き、ズキズキ・ジンジンとした“神経特有の痛み”を起こします

~ 神経の異常興奮によって ~

また、神経が異常興奮を起こすと、神経が敏感な状態になるので、チョッとした疲労やストレスでも、すぐに反応して、疲れを感じ易くなったり、強くダルサを感じたりします。

このような状態になると、筋肉の柔軟性や弾力性が無くなって血行を悪化させるので、頭痛、肩こり、腰痛などを引き起こすようになります。

しかも、身体の神経の異常興奮が続くと、体調を保つ自律神経のバランスが崩れて、神経の興奮を鎮める力が弱くなるので、頭痛、肩こり、腰痛などが解消されづらくなり、休んでも、再び、不快感や痛みがぶりかえす状態になります。

~ デスクワーク ~

このような慢性的にズキズキと疼くような凝りや痛みは、疲労や過緊張によって生じるので、同じ姿勢で、ずっと精神的な緊張が続くデスクワークでも起きます。

筋肉疲労が続いたり、同じ筋肉に負荷が繰り返されたりすると、筋肉が極度にコワバッテ、血行が悪化し、同じように、神経の異常な興奮を起こしたり、筋肉内部に硬いシコリができたりするからです。

この結果、首、肩、肩甲骨周辺、腰などの筋肉が極度にコワバッテ、収縮(シコリ化)してくると、それによって神経が刺激され、筋肉内部から、ズキズキと疼くような痛みや、ダルサ感、疲労感などが起きてきます。

【 自律神経の不調に 】

~ 首や背中の自律神経への圧迫 ~

特に、首の後ろ側や肩甲骨の内側には“自律神経”が通っているので、疲労や緊張などで筋肉がコワバッテ、内部にシコリが生じると、自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、不快感や身体の不調を引き起こします

例えば、肩コリや首コリの悪化で、肩や首の後ろ側にシコリができると、それによって自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、後頭部の痛みや不快感を強めたり、それによる頭重感や頭痛を引き起こしたりして、体調を悪化させます。

また、肩甲骨の内側にシコリができると、背骨沿いに通っている自律神経を刺激したり圧迫したりする為に、背部に疲労感やコワバリ感を強めたり、神経を刺激してチクチク・ズキズキとする痛みが生じたり、「何となく身体の調子が悪い」、「背中のコワバリで呼吸が浅くなった」なども、引き起こしたりします。

~ 寒冷痛、天気痛、古傷の痛み ~

また、シコリで身体の痛みや不快感が慢性化して、体調を保つ自律神経が不安定になってくると、「寒くなったり気圧が低くなったりすると、身体に痛み(寒冷痛)が出る」、「天気が悪くなると、膝や腰の関節の痛み(天気痛)が悪化する」、などの『天気痛』や『気象病』が起き易くなります。

例えば、首や肩のシコリが慢性化して“頭痛持ち”なると、自律神経が不安定な状態になるので、気候の変わり目や、気圧の変化時になると、血行が悪化して、頭重感や頭痛に悩まされたり、関節痛が起きたりします。

他にも、ケガや手術によって古傷となった傷あとやコワバリも、一種のシコリなので、寒さを感じたり、体調が悪化したりすると、そのシコリ箇所が敏感になって、ジンジン・ジクジクした絶え間ない痛みを感じてくる事があります。

~ 自律神経の不安定化 ~

このように、最初のうちは、軽い違和感や痛みといった程度でも、それが慢性化して自律神経沿いにシコリができると、自律神経の働きが不安定化して、頭痛や頭重感、「何となく身体の調子が悪い」といった症状が起き易くなります。

そして、不快さや痛みが強まったり、長引いたりすると、自律神経の負荷が増して、不調感が強まったり、気分的にイライラしてきたり、集中力が続かなくなったりして、体調が維持しづらくなります。

しかし、医院でMRI・CTなどの画像検査を受けても、これらのズキズキと疼く凝りや痛みは、シコリ(硬結)は筋肉のコワバリが強まって血行が悪化し、神経が刺激されて異常興奮を起こした事が原因になるので、画像検査で異常を確認する事ができません。

【 解消しづらいシコリ 】

~ ストレッチや運動によるシコリの解消 ~

筋肉内にシコリができると、神経特有の“ジ~ン”と神経特有の響くような痛みを感じる上に、皮膚の上から触ると、コリコリとした塊(かたまり)を感じられるので、シコリができている事が分かります。

しかし、シコリの箇所が分かっても、ストレッチや運動で、シコリを解消するのは困難です

周辺の筋肉を伸ばす事はできても、肝心のシコリは固まったままの状態なので、伸ばして和らげる事ができないからです。

~ シコリ周辺の強いネジレや萎縮の解消 ~

また、シコリの解消が難しいのは、シコリ周辺の筋肉も、強い萎縮やネジレが生じて、血行が極度に悪化しているからです。

この状態を解消するには、シコリを囲む筋肉に対して、萎縮やネジレを緩める為に、横や斜めなどのいろいろな方向から引き伸ばして、弾力性や柔軟性を取り戻し、血行を回復させる事が必要です。

しかし、ストレッチや運動は、“一方向”に筋肉を伸ばす事はできても、前後左右のいろいろな方向に伸ばす事ができないので、シコリの凝り固まった状態を解消させる事ができません。

~ 手がシコリに届かない為に ~

しかも、シコリができる場所は、首の後ろ側や、背骨沿い、肩甲骨の内側などに生じる為に、直接、眼で確認できない上に、手が思うように届きません。

この結果、直接、シコリを解消させる事ができずに、シコリ周囲の筋肉を伸ばすぐらいのストレッチや運動になるので、一時的に血行は良くなっても、シコリは残ったままになります。

また、シコリ箇所を温めても、シコリ周囲の血行が良くなるだけで、硬く凝り固まったシコリを解消させる事ができません。

【 当院の、ツボ治療とマッサージ治療 】

~ ツボ治療 ~

当院は、シコリから生じる不快な凝りや痛み解消に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えています。

これは、シコリができる位置と、東洋医療のツボの位置が、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりします。

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

この効果から、当院では、シコリの解消や症状の改善に、ツボ反応で、「押されると身体の芯まで響いてくる」とか、「痛いけど気持ちいい」、「ツボをしっかり押されている」と感じられる箇所を調べ、そのツボに適度に刺激を加えて、シコリ解消を行っています。

反応が現れているツボに刺激を与えると、ツボは神経や血管が集まっているので、刺激に同調して収縮していた毛細血管が拡がって、血流が増え、筋肉の弾力性や柔軟性が回復してくる効果があるからです。

これによって、「血行が悪い→痛む→筋肉がこわばる→更に血行が悪くなる」という悪循環が減少し、敏感になっていた神経の興奮が次第に治まってくるので、凝り固まっていたシコリが和らいできます。

~ 疲労や緊張を緩和させて ~

更に、当院では、体調の改善を行う為に、マッサージ治療で、シコリ周辺の血行を回復させて、筋肉のコワバリをほぐしています。

東洋医療が、疲労や緊張などの慢性化で、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病(みびょう)』と呼んで、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく為に、血行の改善や筋肉の柔軟性回復などで神経の興奮を鎮め、体調の回復を図ってきたからです。

特に中高年になって、毎日の疲れや運動不足などで身体の回復力が低下していると、身体の回復が追いつかなくなっているので、マッサージ治療で体調の回復を図ると、スッキリした感じになり、身体の調子(治る力)を上げていく効果があります。

~ 痛みや体調の改善 ~

筋肉内にシコリができると、付近の神経の異常な興奮が起きたり、自律神経の働きを不安定化させたりして、「何となく身体の調子が悪い」といった状態になります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加え、神経の興奮を和らげて筋肉内のシコリの解消を図って、神経の異常興奮を和らげ、痛みや体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

膝関節の柔軟性回復と、痛みの緩和

【(症例)痛み・しびれ 】

変形性膝関節症の治療に、痛みの緩和と、関節の動きを滑らかに為に、膝関節にヒアルロン酸注射が行われますが、症状の進行抑制や、すり減った軟骨の回復はできないので、膝関節の強化に運動療法が行われます。

運動療法は、変形性膝関節症の原因になっている、膝関節周囲の“筋力低下”や“筋力の不均衡”を回復させるのに効果がありますが、難点として、辛抱強く運動を続ける事、膝への痛みの不安が続いてしまう事、そして、思うような効果がみられないと、意欲が低下してしまう事、などがあります。

このような場合に、膝関節の筋肉の働きを高める為に、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉の痛みの改善を行っている東洋医療を利用すると、腰や脚の筋肉のコワバリ解消と血流の促進によって、膝の痛みを緩和し、膝関節を動き易くさせるので、運動療法が行い易くなり、回復効果を高めます。

【 ヒアルロン酸の効果と、注意点 】

~ ヒアルロン酸の注入効果 ~

変形性膝関節症の初期や中期頃までは、手術を行わずに、症状の緩和や改善を目指す治療法になるので、薬物療法として膝にヒアルロン酸を注入しながら、運動療法を行う治療法が一般的です。

膝にヒアルロン酸を注入すると、すり減った膝の軟骨表面を覆って、膝関節内の腫れや炎症を抑えたり、更に、関節軟骨の滑りを良くするので、膝の動きがスムーズになり、動作時の膝の痛みが無くなったりする効果がります。

しかも、注射をするだけなので、短時間に、比較的簡単に治療が済ませられ、その上、ヒアルロン酸による副作用の心配がほとんど無いので、安心して使えるメリットもあります。

~ 長く効果が続かない為に ~

しかし、ヒアルロン酸を膝に注入しても、すり減った軟骨を再生させたり、増やしたりする効果はありません。

しかも、ヒアルロン酸の注入で、痛みを緩和させる効果はありますが、時間の経過と共に、ヒアルロン酸が体内に吸収されてしまうので、効果はしばらくの範囲になり、長く持続しません

この為、再び、膝の痛みが起きたり、膝のコワバリが強まって動きづらくなったりする場合は、再び、ヒアルロン酸注射を膝に注入する事が必要になります。

~ ヒアルロン酸に頼っていると ~

更に、注意しなければいけない事は、ヒアルロン酸注射に頼って、繰り返していると、だんだんと膝の関節を痛めてしまうので、次第に、痛みの解消効果が得にくくなったり、ヒアルロン酸注射で痛みをコントロールできなくなったりする危険性があります。

ヒアルロン酸注射を受ける事で、一時的に痛みが消えて、膝を動かせるようになりますが、それに頼っていると、膝周りの筋力が弱っているので、膝関節に体重がかかるたびに関節面を傷めてしまい、状態を悪化させてしまうからです。

しかも、この状態を繰り返して、膝関節の軟骨のこすれ合いが増して、軟骨が傷んでくると、ヒアルロン酸を注入しても効かなくなってくるので、炎症が悪化して痛みが解消できなくなり、ジッとしていても膝から痛みが起きるようになります。

【 運動療法の改善効果 】

~ 膝の運動療法 ~

この為、膝関節の動きを安定させて、膝の痛みを緩和させ、変形を進行させないようにする為に、膝周囲の筋力を回復させる運動療法が行われます。

膝周囲の筋肉は、膝関節を動かすだけでなく、関節への負荷や衝撃を和らげるクッション役の働きもしているので、運動療法で膝周囲の筋肉の柔軟性と筋力を回復させると、立ち上がりや歩き始めなどの動作開始時の痛みや、歩いている最中に続く痛みなどを、和らげたり、無くしたりする事が可能になるからです

また、膝周辺の筋力低下で、体重を支える力が弱ったり、アンバランスな状態になっていたりすると、変形性膝関節症を進行させる原因になるので、運動療法で、弱っている膝周囲の筋力を回復させたり、片寄っている筋力バランスを整えたりすると、症状進行を抑える事ができます。

~ 症状の軽減や、進行の抑制効果 ~

しかも、関節内には血管が無いので、運動療法によって関節を動かす事ができるようになると、関節内の新陳代謝(細胞の生まれ変わり)が再生するようになり、関節内の補修効果になります。

運動療法で、膝周囲の筋肉が動かされると、それによって、膝に溜まった老廃物や疲労物質が関節内の水分と共に押し出されたり、栄養を含んだ水分が少しずつ関節内に注入されたりするからです。

この為、変形性膝関節症の症状の軽減や、進行抑制の為に、仰向けになり脚を挙げて伸ばす動作や、自転車こぎ、プール内で浮力を利用しながらの歩行運動などの、膝関節に負担をかけない運動を、計画的に、繰り返して行う事が勧められています。

~ 早い段階で運動療法を行うと ~

特に、「起床時の第一歩に違和感がある」とか「動く時だけ痛む」などの、変形性膝関節症の初期の段階ならば、日常生活上の注意と、運動療法だけでも、膝の痛みが無くなり、今まで通りに歩く事が出来るようになります。

これも、変形性膝関節症の、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、膝周囲の筋肉の筋力を回復させると、膝関節の不安定が無くなるからです。

変形性膝関節症は、「膝関節のクッションである軟骨が、加齢や筋肉量の低下などで、すり減って、痛みが生じる病気」として知られていますが、もともとの原因が、膝周辺の筋力低下によって、膝関節が不安定になり、膝の軟骨がすり減って、変形性膝関節症を引き起こしているので、早い段階で運動療法を行うと、膝周囲の筋力の回復だけでなく、腫れや炎症が治まってくるので、変形性膝関節症の症状をかなり軽減させたり、進行を抑えたりする事が可能になります。

【 運動療法の難点 】

~ 運動療法の難点 ~

ところが、運動療法には、難点があります。

運動療法は、数か月以上、継続して運動を行う事が必要なので、運動療法を我慢強く続ける事や、時間のやりくりが難しくなって、運動療法が不定期になったり、中断するのが多くなったりすると、効果が現れない事です

あるいは、「変形性膝関節症は、年寄病だから、仕方が無い」と思っていたり、「膝や腰に痛みが出るから」と気掛かりになったりして、運動量を減らしたり、形だけの運動になったりすると、筋力がつかないので、やはり、改善効果が現れません。

~ 運動療法を続ける事が大切 ~

この為、仕事をしていたり、家事による都合があったりすると、運動時間の制約が生じてしまうので、時間をやりくりしながら、“気長にトレーニングを続けていく事”が大切です。

また、運動療法を行っても、すぐに痛みが回復したり、筋肉が付いたりしないので、繰り返し、根気よく続ける事が重要になります。

特に、肥満や加齢で脚の筋力が弱っていたり、膝の痛みで歩く事が少なくなっていたりする場合は、「トレーニングをしても、なかなか効果が出ない」と思わないように、運動療法の期間を十分とる事と、気持のゆとりを持って、運動を行う事が必要です。

~ 運動療法の意味を理解して ~

もう一つ、大事な事として、運動療法で効果を上げるには、運動療法の意味を理解して行う事も重要です。

運動療法は、膝周りの、いろいろな膝の筋肉の働きから、それらを、いくつかのパターンに分けて、「膝の動きをよくするトレーニング」、「膝の筋力を強化する訓練」を行っているからです。

単調に感じられても、毎日コツコツと、脚を動かす意味を確認しながら、「じっくり」、「ゆっくり」、「根気よく」、続ける事が必要です。

【 当院の、膝関節の柔軟性回復と痛みの緩和治療 】

~ 運動療法の効果を高める為に ~

このように、運動療法は、“気長にトレーニングを続けていく事”が必要になるので、膝関節の回復効果を高めて、できるだけ早く痛みを解消させるには、腰から下の筋肉の柔軟性回復と、膝を動かす時の痛みの緩和、そして、下半身の動きをスムーズにする事がポイントになります

しかも、肥満や、O脚、膝の使い過ぎなどから、身体の動きが制限されたり、身体を動かすのが難しくなっていたりする場合には、身体の柔軟性を回復させておく事も必要になります。

このような事から、当院は、変形性膝関節症の運動療法の効果を高める為と、身体の柔軟性回復の為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、筋肉の緊張を和らげ、血行を改善し、疼痛を緩和させる治療を行っています。

~ ツボ刺激の効果 ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるからです。

しかも、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少する効果があります。

この効果から、太ももの筋肉は、膝下まで伸びて、運動時の負荷や衝撃を吸収し、膝関節をコントロールする働きをしているので、太もものツボを刺激すると、太ももの筋肉内の血流が活発化し、神経の興奮が抑制されるので、今まで感じていた違和感や痛みが緩和されたり、膝の動きが改善して、動かし易くなったりする効果があります。

~ 腰や股関節の柔軟性回復 ~

また、膝に痛みを強く感じると、どうしても、歩行時や、立ち上がりや座る動作、階段の上り下りなどで、バランスを崩した姿勢や、変則的な動きが多くなるので、腰や股関節の負担が大きくなります。

この為、腰や股関節の柔軟性を回復させておく事も必要になるので、当院は、腰や股関節をチェックして、コワバリ箇所の改善を行っています。

腰や股関節のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を、マッサージ治療とツボ治療で回復させると、脚が動かし易くなるので、膝への負担が少なくなる効果があります。

~ 膝の運動療法を行い易くする為に ~

運動療法の大切さが分かっていても、痛みの不安や抵抗感などで、なかなか踏み込めなかったり、続かなかったりする場合には、東洋医療をベースにしたマッサージを利用すると、筋肉のコワバリ解消や、痛みの緩和効果があるので、膝の運動療法が行い易くなります。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療によって、膝のコワバリの解消や血行を促進させて、神経の過敏状態を緩和し、痛みの改善と膝関節の可動域の改善を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

膝の内側の痛み(関節症の初期症状)

【(症例)痛み・しびれ 】

『変形性膝関節症』は、膝関節の軟骨がすり減り減って、炎症が生じ、膝が腫れたり痛んだりする病気ですが、もともとの原因は、「膝周りの筋力低下」、「肥満による体重増加」、「姿勢悪化による膝への負担増」などで、膝を支えている筋肉の安定性が失われた為です。

この為、変形性膝関節症の“前ぶれ”として、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が起きてくるので、この“前ぶれ”のうちに、腰や脚の疲労や緊張を解消して、膝周辺の筋力バランスを回復させ、膝にかかる負担を軽減させる事が大切です。

これらの疲労やコワバリの解消に、昔から筋肉や血行の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療を利用すると、筋肉の弾力性や柔軟性の回復効果によって膝関節のかみ合わせが改善され、変形性膝関節症の進行を抑える有効な手段になります。

【 膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリ 】

~ 何倍もの体重がかかる膝 ~

普段、何気なく、立つ、歩く、座るなどを行っていますが、それらの姿勢や動作がスムーズに行えるように、膝には、何倍もの体重がかかっています。

例えば、歩くたびに体重の2~3倍、階段を降りる時には体重の約3.5倍、走っている時には体重の4~5倍もの負荷が、膝関節にかかると言われているので、体重50キロの女性の場合、膝の関節面に、歩くたびに100~150kg、階段下りでは約175kg、そして走ると200~250kgの負荷がかかります。

このような、何倍もの体重がかかる膝の負担を和らげる働きとして、膝に伸びている筋肉や、膝関節を覆っている靭帯が、重要なクッション役を果たしています。

~ 膝周りの筋肉や靭帯が弱ったり、不安定になったりして ~

しかし、膝周りの筋肉や靭帯の力が、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定したりすると、日常動作の歩く、座る、立ち上がるといった動作のたびに、膝関節のかみ合わせが悪くなり、関節の軟骨が傷付いたり、すり減ったりします。

このように、変形性膝関節症の原因は、運動不足や加齢で弱ったり、疲労や緊張などが続いて不安定になったりした事がキッカケになっているので、ある日、突然、膝関節の軟骨がすり減ったり、傷ついたりして、変形性膝関節症が発症する事はありません

この為、変形性膝関節症が生じる前に、膝周辺の筋肉や靭帯に大きな負担がかかった状態になっているので、変形性膝関節症の“前ぶれ”として、膝の“内側”に「筋肉のコワバリ」や「違和感」に気付くようになります。

~ 変形性膝関節症の前ぶれ ~

変形性膝関節症の前ぶれで、よく言われるのが、“立ち上がり”や“階段の上り下り”した時の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」ですが、これ以外にも、“立っていたり”“歩いていたり”すると、膝の内側に、「膝がコワバッテ、動かしづらい」、「突っ張る」、「膝関節が痛む」、などが起きます。

ところが、初期の変形性膝関節症の、膝の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などの“前ぶれ”は、動作をする時だけで、しかも、長続きせずに自然と治まるので、「一時的な痛みだろう」とか、「加齢や運動不足の為だろう」と思いがちです。

しかし、膝の痛みが無くなっても、何度も膝の痛みが繰り返される場合は、膝の軟骨に異常が起き始めているサインなので、膝の状態をチェックして、膝に伸びている筋肉や膝関節を覆っている靭帯を悪化させない事が大切です。

【 変形性膝関節症のチェック法 】

~ 膝が伸び切らない ~

膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」が気になった時のチェック法として、次のような、やり方があります。

一番簡単なのが、膝を床に付けるように、脚を延ばして座ってみる方法で、「膝の後ろが伸び切らない」状態になっている場合は、膝裏の筋肉が強くコワバッテいるので、膝関節のかみ合わせが悪くなっている可能性があります。

特に、膝裏にテレビのリモコンを差し込んで、スーッと入ってしまう場合は、膝裏が2cm以上床から浮いた状態なので、かなり膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まった状態になっています。

~ 膝の特徴的な違和感 ~

また、膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリが強まると、特徴的な違和感が生じるので、これによっても、チェックできます。

例えば、「膝の後ろに突っ張りを感じる」、「正座すると、膝の後ろに何かが挟まったように感じる」、「3分以上正座すると、膝が辛くなる」、などの違和感です。

これも、膝の筋肉のコワバリが強まっていたり、脚全体にコワバリが拡がっていたりするからです。

~ 膝関節の、かみ合わせ ~

膝の状態をチェックして、このような膝周辺の筋肉や靭帯のコワバリや特徴的な違和感があると、膝の関節のかみ合わせが悪くなっている事が考えられるので、変形性膝関節症の初期症状が始まっている可能性があります

特に、“階段昇降時の痛み”がある場合は、初期の『変形性膝関節症』を特定する“特異的な痛み”とされているので、レントゲン検査よりも有力な判断材料になっています。

もともと日本人の女性は、8~9割がO脚気味なので、膝周辺のコワバリや違和感がある場合は、次第に膝の関節のかみ合わせが悪くなって、本格的な変形性膝関節症へと進んでしまう可能性があります。

【 症状の悪化 】

~ そのままにしていると ~

膝周辺の筋力や靭帯の低下した状態や、膝周辺の筋力がアンバランスになっている状態を、そのままにしていると、立っているだけでも膝に体重がかかるので、次第に膝関節の軟骨に、傷がついたり、すり減ったりする状態になります

しかも、運動不足が続いたり、体重が増えたりすると、余計に足腰の筋力の負担が大きくなるので、ますます膝関節の安定性が失われます。

特に、加齢や運動不足などで、腰・骨盤・股関節・足首などを支えている筋肉が弱ってくると、ますます膝のかみ合わせが悪くなるので、膝関節の軟骨に不自然な負荷がかかり続けて、膝関節の軟骨が傷ついたり、すり減ったりする状態になります。

~ 膝の痛みが、何度も繰り返されると ~

この結果、膝の軟骨が傷んだり、すり減ったりしてくると、チョットした事でも神経が刺激されて、膝に痛みを感じ易くなります。

また、膝のコワバリが強まって、膝の血管の弾力性が失われ、血液が流れづらくなると、神経の反応が強まり、膝の痛みが大きく、そして、痛みが長引くようになります。

この結果、「階段を降りると、特に膝の内側が痛む」、「起床後、身体を動かし始めた時に、毎回、膝のコワバリと痛みを感じる」、「歩き出すたびに、膝がズキズキと痛む」、「膝が、重くて動かしにくい、はっきりわからないような鈍い痛みを感じる」、などが起きます。

~ ジッとしていても ~

更に、筋肉のコワバリで血行が悪化してくると、血管やリンパ管に老廃物が溜まって神経を刺激するので、ジッとしていても膝の内部に、熱っぽい腫れ感や、ツッパリを感じるようになります。

例えば、「膝の内側が疼(うず)くように痛む」、「膝の内側の少し下を押すと痛い」、「シップを貼ると楽になるけど、しばらくすると膝の内側が痛くなる」、などが起きます。

更に、膝の関節が動かしづらくなるので、腰や股関節にも影響して痛みが起きるようになったり、あるいは、下半身の血行の悪化から全身の血液の流れに影響してくると、身体全体の疲労感やダルサなどで悩まされたりします。

【 当院の、膝治療 】

~ 変形性膝関節症の初期症状に対して ~

当院は、変形性膝関節症の初期症状の膝の内側の「筋肉のコワバリ」や「違和感」などに対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、腰や脚の筋肉疲労や緊張を解消し、膝の症状の改善と進行の抑制を行っています。

変形性膝関節症は、膝周りの筋肉や靭帯の疲労や緊張、そして、それによる筋力バランスの不安定などが、大きな原因になっているので、膝を含めて、腰や脚の血液やリンパ液の流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、神経の興奮を鎮める事が有効な対策になるからです

この為、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰や脚などの筋肉の働きを回復させて、下半身の筋力バランスを回復させると、膝周囲の筋肉や靭帯の負荷が減少されるので、膝関節のかみ合わせが改善される効果があります。

~ ツボの利用 ~

また、腰や脚のツボを確認して、これらのツボを治療に利用すると、下半身の筋肉のコワバリやシコリが解消され易くなるので、これによって、下半身の筋肉バランスが整ってくるので、膝周りの筋肉の不自然な負荷も少なくなります。

ツボには、神経や血管が集まっているので、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる「反応点」になるだけでなく、症状を改善する「治療点」になっているので、変形性膝関節症の痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

更にマッサージ治療で、下半身全体の柔軟性を回復させて、悪化している血流を改善し、膝の痛みの減少と、膝関節の動ける範囲(可動域)を回復させ、膝関節の安定化を図っています。

~ 腫れ(むくみ)の回復 ~

更に、当院では、膝の違和感や痛みの緩和の為に、血液やリンパ液の流れを促進させ、腫れ(むくみ)の回復も行っています。

『変形性膝関節症』は、腰や脚の筋肉のコワバリから、血液やリンパ液の流れが悪くなって、腫れができるだけでなく、腫れができると老廃物が溜まり易い状態になって、神経を刺激し、違和感や痛みが起き易くなるからです。

また、血液やリンパ液の流れを促進して、体内の老廃物の排出が進むと、過敏になっている神経が回復し、痛みが減少するだけでなく、必要な酸素や栄養が流入してくるので、筋肉回復の効果が大きくなります。

~ 患者に痛みや無理が無いように ~

動作時に、膝の内側の違和感が気になったら、足腰のコワバリや筋肉の不均衡のチェックをして、①筋肉の緊張の緩和、②膝関節の可動域の維持、③痛みの緩和などを行い、『変形性膝関節症』の進行を防ぐ事が大事です。

当院は、患者に痛みや無理が無いように、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚の筋肉のコワバリの除去や、関節可動域の改善、血液循環の促進を行い、変形性膝関節症の進行抑制と膝の痛みの緩和を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

土踏まずや踵などの、足の裏の痛み(足底腱膜炎)

【(症例)痛み・しびれ 】

足の裏側が、「朝起きて立った時に、ズキンと痛みが走る」、「立ち仕事をしていると、痛み出す」、「ジョギングやランニングで走り出した時に、ズキ~ンと痛む」、「サンダルやスリッパを履いて歩いていると、痛む」などが起き、それでも、しばらく歩いていると、次第に痛みが和らぐ症状があります。

これを『足底腱膜炎(または足底筋膜炎)』と言い、痛みの原因は、足裏の衝撃を吸収しているアーチ状の足底腱膜が、「長時間の立ち作業や歩く仕事」、「運動不足や加齢による脚力の低下」、あるいは、「サンダルやスリッパを履き続けた」などで、限度を超えて引き延ばされてしまった為に、足裏に無数の微細な断裂(傷)が生じた為です。

酷くなると痛みで歩けなくなる事があるので、足裏の微細な断裂の回復と足裏への負荷を軽減させるには、足裏だけでなく、アキレス腱やふくらはぎの筋肉の柔軟性を回復させる事と、更に、下半身のコワバリ箇所や疲労箇所をチェックして、それらを解消させる事が必要です。

【 足底腱膜への負荷から 】

~ 足底腱膜炎 ~

長時間の歩行や立ち仕事、硬い路面でのウォーキングやランニング、あるいは、体重の増加などで、足裏に負荷がかかり続けると、足の土踏まず付近や踵(かかと)に強い痛みが起きる事があります

この症状を『足底腱膜炎』と言い、軽い症状を含めると、足のトラブルの中で、生涯に10人に1人が経験すると言われるほど、比較的ポピュラーな疾患になっています。

痛みが起きる足裏の“足底腱膜”は、踵(かかと)の骨から足の指にアーチ状に広がって、足の土踏まずの“くぼみ”を作っている、丈夫で強靭な繊維状の“腱”なので、アキレス腱と同じように、体重をしっかりと安定的に支えたり、地面からの衝撃を吸収したりしています。

~ 過度な圧 ~

ところが、足底腱膜が丈夫で強靭な腱であっても、長時間の歩行や立ち仕事をしたり、足に合わない靴を履いていたり、運動で強い負荷がかかったり、硬い路面を歩いていたりすると、足底腱膜のアーチに、ギュッと過度な圧がかかって、耐えられなくなって、引き延ばされてしまうので、いくつもの微細な断裂ができます。

しかも、「硬い革靴を履いて歩き続ける」、「仕事で重いカバンを持ち続ける」、あるいは、「腰の痛みや疲れ」、「体重の増加」などが加わると、余計に足裏に負荷を強めてしまいます。

この結果、足裏に、いくつもの微細な断裂ができてしまうと、立とうとしたり、歩こうとしたりした時に、足裏の断裂部分が“更に引き延ばされ”たり、治りかけていた足裏の断裂部分が“再び引き裂かれ”たりするので、ズキンとする強い痛みや、灼熱感が発生します。

~ しばらく歩いていると ~

このような痛みが発生しても、足底腱膜炎の初期の頃ならば、しばらく歩いているうちに、痛みが和らぐようになります。

歩いているうちに、次第に足裏全体が伸ばされてくるので、断裂部分の、引き延ばされたり引き裂かれたりするのが緩和されるからです。

しかし、足底腱膜の断裂部分が治って、無くなったわけではないので、かかとを押すと痛んだり、足裏を伸ばすと痛みを感じたり、足裏が張っているように感じたりします。

【 足に負荷をかけていなくても 】

~ 運動不足や加齢の影響 ~

また、足に負荷のかかる動作や仕事をしていなくても、足底腱膜炎が起きるケースもあります。

運動不足や加齢の影響で、足底腱膜の柔軟性が無くなったり、弱くなったりすると、仕事や家事で立っていた時間が長かったり、腰や膝の痛みでバランスの悪い歩き方をしていたり、足の爪先のほうをひっかける履物を履き続けていたりすると、足底腱膜が負荷に耐えられなくなるからです

例えば、「久しぶりに、運動不足解消の為に、ずうっと歩いた」、「腰痛持ちだが、無理して目的地まで歩いた」、「仕事を終えて家に戻ってから、更に立ち仕事をした」、「突っかけサンダルで、歩き廻った」などの場合に、足底腱膜炎が起き易くなります。

~ 妊娠や肥満、血行悪化 ~

また、妊娠や肥満、下半身の冷えなども、足底腱膜炎を引き起こします。

妊娠や肥満などで、体重が増加したり、反り気味になって腰やお尻で体重を支えるようにしていたりすると、足裏の筋肉の負担が増してくるからです。

また、加齢や運動不足などで下半身の血行が悪くなって、下半身の冷えが起きると、脚の筋肉疲労を起こし易くなるので、気付かないうちに足裏の負荷が大きくなって、足裏の痛みを引き起こす原因になります。

~ そのままにしていると ~

しかし、足底腱膜炎が起きても、立ったり歩いたりしているうちに痛みが落ち着いてくる事や、一般的な傷のように、見た目でわかるような、腫れや赤みといった傷が無いので、多くの場合、気になっても何もせず、そのままにしがちです。

ところが、微細な断裂が治りきらないでいると、仕事や家事をしていると足裏に体重がかかり続けるので、治りかけた足裏の断裂が再び拡がったり、周辺に新たな断裂ができたりします。

この結果、歩き始めや立ち上がりに、いつも、足裏の土踏まずあたりに「ズキン!」と鋭い痛みが起きるだけでなく、断裂部分の炎症で、足裏に熱を持っているように感じたり、足の裏や指の付け根が、いつまでもジンジンと痛んで不快な疼痛が続いたりしてくる上に、更に、踵(かかと)の骨の足底腱膜が何度も強く引っ張られてくると、歩いたり、立ったりするたびに、踵も「ピリッ!」とする、強い痛みが起きるようになります。

【 治りづらい足裏治療 】

~ 保存療法 ~

病院での足底腱膜炎の治療は、痛みが強い場合は麻酔を使って痛みを軽減する事もありますが、足裏の腱膜の微細な損傷が原因になっているので、よほどの事が無い限り保存療法が基本になります。

例えば、足裏の痛みを和らげる為に、足裏に湿布を貼ったり、テーピングをしたり、痛む部分をくりぬいたインソールを使ったりしますが、それと共に、ふくらはぎの筋肉と足底腱膜の柔軟性を回復するように、ストレッチやセルフマッサージなどが指導されます。

これらの治療によって、足裏の断裂の自然回復を促す事と、足裏にかかる負荷を減らして、足裏の柔軟性を維持・向上させるようにします。

~ 治療期間の必要性 ~

しかし、身体の自然回復を待つ治療法なので、どうしても、ある程度の治療期間が必要になります

しかも、足裏に負荷をかけないようにしても、毎日の生活をする為に、どうしても立ったり歩いたりして、傷んでいる足裏に負荷をかけるので、治りが悪くなります。

この為、足裏の柔軟性を回復させて、痛みを解消させるには、かなりの日数が必要になり、治療期間が数ヶ月かかる事もあります。

~ 下半身の緊張や疲労の解消も ~

また、腰や脚などの下半身に緊張や疲労が強まっていると、下半身の筋力のアンバランスや筋肉のコワバリなどで、足のアーチに大きな負荷がかかり続けてしまうので、腰や脚などの下半身の緊張や疲労を解消して、筋肉バランスを回復させる事も必要です。

この為、「ふくらはぎのコワバリ」、「脚のダルサ」、「腰の鈍痛」などを確認して、これらを回復させる事も必要です。

しかし、下半身に緊張や疲労が強まっていても、緊張箇所や疲労箇所のハッキリとした自覚が無い事が多いので、再発が起き易くなったり、治療期間を長引かせたりします。

【 当院の、足底腱膜炎の治療 】

~ マッサージ治療と、ツボ治療 ~

当院は、足底腱膜炎に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、痛みの解消を行っています。

足底筋膜炎は、下半身の筋肉や足底筋膜の柔軟性が無くなって、足底筋膜が無理に引き延ばされた事が原因になっているので、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、筋肉の柔軟性を回復させるマッサージ治療が、症状を回復させるのに適しているからです

更に、下半身には、昔から利用されている、いくつもの有効なツボがあるので、下半身に現れたツボを、重要な『治療点』として利用すると、足底腱膜の損傷の修復を高められるので、治療期間を短縮できます。

~ ツボ利用の効果 ~

例えば、足裏の痛み解消に、『治療点』であるツボを確認して刺激を加えると、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、その刺激に順応して、筋肉内の血流が高まって損傷の回復が進んだり、神経過敏が和らいだりするので、痛みや違和感を減少させる効果があります。

また、血行の悪化で、不要な老廃物が溜まっていたのが、ツボ治療で、血流が改善されて排出され易くなるので、それによって、足裏の神経の興奮を鎮めて、足裏の痛みや違和感を解消する効果もあります。

これらにより、足底腱膜炎が初期の段階ならば、下半身の筋肉の硬直を解消させるだけでも、足裏の腱膜の負荷が減り、1回の治療でも、痛みが減少するのが分かります。

~ 下半身の緊張や疲労のチェックと解消 ~

更に、当院では、足底腱膜炎の再発を防ぐ為に、腰を含めて下半身の緊張や疲労のチェックを行い、それらを解消させる事も行っています。

仕事や家事、あるいは、加齢や運動不足などで、下半身に緊張箇所や疲労箇所があると、それによって脚のコワバリや血行悪化となって、足裏に影響を与えるからです。

腰や太ももの緊張や疲労を解消させて、脚のコワバリやシコリを解消していくと、足裏への負荷が軽減して、痛みの再発防止になるだけでなく、元の自然な柔軟性が回復するので、下半身がスッキリした感じになり、軽くなった感じになります。

~ 治療期間の短縮化と、再発防止 ~

足底腱膜炎の痛みを解消させるには、足底腱膜とふくらはぎの筋肉の柔軟性回復だけでなく、下半身の緊張や疲労を解消させて足裏の負荷を減らす事が必要なので、下半身の筋肉状態を確認して、柔軟性を回復させる事も必要です。

当院は、マッサージ治療とツボ治療で、下半身や足底筋膜の疲労や緊張を解消させ、それによって、血流や柔軟性の回復を行っているので、足底腱膜炎の解消効果だけでなく、治療期間が短く済み、再発防止の効果もあります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

気候の寒さや冷房による、関節の痛みと、動きの低下

【(症例)身体の不調や、不快感 】

日本は、季節によって気候が大きく変化するので、季節が寒くなってきたり、冷たい雨が降る時期になってきたりすると、身体に“痛み”を感じたり、関節がギクシャクした感じになったりする人がいます。

よくあるのが、「梅雨時になると、古傷がシクシク痛む」、「天気が悪くなって、雨や曇りになると、身体の節々(ふしぶし)が痛む」、「秋が深まって寒さや冷えを感じると、膝や腰の関節が痛んで、身体を動かすのが辛い」、などです。

これは、身体の血行状態が悪いと、「寒い」とか「冷たい」という感覚が強く刺激されて、“痛み”が誘発されたり、関節のコワバリが強まったりするので、予防や緩和には、身体の血行と柔軟性を保つ事で、体調を維持し、神経の異常な興奮を抑える事が大切です。

【 寒さによる神経痛 】

~ 寒さによる神経痛 ~

気候が寒くなってきたり、部屋の冷房を強く感じたりすると、「肩や背中の凝りや痛みが強まる」、「膝や腰のダルサや鈍痛が増してくる」、「指や膝の関節がギクシャクした感じになって動きにくくなる」、あるいは、「身体を動かすのが辛くなる」と、悩まされる人がいます。

寒さや冷たさを感じると血管が収縮するので、身体の血行状態が悪くなっていると、寒さや冷たさに神経が敏感に反応して、身体の血行を更に悪化させて“痛み”を誘発したり、関節のコワバリを強めたりするからです

このように、寒さで身体が冷えると、身体の節々(ふしぶし)に違和感や痛みが起きたり、関節の動きづらさを感じたりするのを、病院では『寒さによる神経痛』と診断しています。

~ アラームサインとして、痛みが ~

『寒さによる神経痛』の症状は、非常に冷たい風を顔に受けて、頬や耳が“痛く”感じたり、氷水に手を入れ続けると、手にシビレを伴った“痛み”を感じたりするのと、同じ現象と言われています。

ひどく「冷たい!」とか「寒い!」という刺激を受けると、感覚神経が“身体への危険性”を知らせる為に、“痛み”をアラームサインとして発するからです。

日本は季節によって気候が大きく変化するので、身体の血行状態が悪くなっていると、寒さが強まる秋から冬への季節の変わり目や、急に冷房の風に直接さらされた時などに、このような“痛み”のアラームサインが起き易くなります。

~ 気圧の低下や、湿度が増す事から ~

また、「冷たさ」や「寒さ」ではなく、気圧が低下して空気が湿ってくると、“痛み”を誘発したり、関節のコワバリを強めたりする人がいます。

例えば、“頭痛持ち”になると、台風や低気圧が近づくと、「頭がズキズキと痛む」といった状態になったり、不定愁訴に悩まされていると、天気の悪化によって、肩こり、膝の痛み、めまい、などが起きたり、あるいは、以前にケガをしたり手術を受けたりした人の場合は、気圧が低下して空気が湿ってくると、その傷跡(瘢痕)の神経が敏感に反応して、ジクジクとした痛みが強まったりします。

これらは、気圧が低下したり、湿度が増したりして、体調の維持がうまくいかなくなって不快感が増すと、身体の緊張が自然と高まって、血管が収縮し、血行が悪化するので、神経が過度に刺激される為と言われています。

【 身体を動かす事が少なくなると 】

~ 加齢や運動不足などの影響 ~

これらの不調は、体調の維持がうまくいかなくなった事が原因になっているので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”などが起き易くなります

身体を動かす事が少なくなると、血流が低下して筋肉がコワバッタ状態になるので、筋肉痛や、関節の柔軟性や滑らかさが無くなる為に、関節痛が起きる為です。

この為、加齢や運動不足の人が、いきなり立ち上がったり急に振り返ったりすると、筋肉の負荷が急に増して、思わず「アイタタッ!」という状態が起きたり、筋肉のコワバリで関節がうまく動かない為に、関節に痛みが起きたりします。

~ 体調の低下 ~

更に、加齢や運動不足などで、体調が低下してくると、ますます『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”が起き易くなります。

運動は、筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経を刺激して体調を保つ働きを強めたり、改善したりする働きがあるので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、体調を保つ働きが低下し、“身体への危険性”を知らせる“痛み”が起き易くなるからです。

この為、加齢や運動不足などで、「ダルイ」、「肩が凝る」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などを感じていると、季節の温度や気圧の変化に順応しづらくなる為に、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”などが起きます。

~ こむら返りやギックリ腰も ~

しかも、身体を動かす事が少なくなって、体調を保つ働きが低下すると、余計に身体の血行を悪化させます。

これによって、身体の老廃物が排出されづらくなり、溜まった老廃物が神経を刺激するようになると、「身体のダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった状態になったり、ジッとしていると疼くような痛みを身体に感じる状態になったり、更に何かの拍子で運動神経が刺激されると、「しびれる」、「筋肉が引きつる」などが起きたりします。

この為、デスクワークの人や、お年寄りが、気候の寒さや冷房による関節の痛みと動きの低下に悩まされるだけでなく、「いつも、なんだか腰がジクジクと痛い…」といった状態になったり、こむら返りやギックリ腰が起き易くなったりします。

【 心身の不調から 】

~ 疲労や心身の不調から ~

更に、疲労や心身の不調などの影響で、身体を動かす時に痛みが起き易くなる事もあります。

疲労や心身の不調などがあると、筋肉がコワバッタ状態になる上に、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなる為に、血液から取り込む酸素が不足し、老廃物が排出しづらくなるので、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かなくなるからです

特に、膝や腰などは、絶えず身体を支えながら、関節を曲げたり伸ばしたりするので、疲労や心身の不調などがあると、動作時に痛みを感じるようになります。

~ 心身の不調や、精神的な不安定が続くと ~

しかも、ストレスや不安で緊張感が続くと、“痛み”が、いつまでも続きます。

心身の不調や、精神的な不安定が続くと、心理的な緊張から神経が敏感になってくるので、神経が敏感に反応して、“痛み”のアラームサインが出易くなるからです。

この結果、「気分が重くてつらい」、「何もする気がしない」、「身体がダルク感じる」、「疲れやすい」などの状態になると、「ジンジンする感じ」、「シビレ感がする」、「感覚が無くなった感じ」、「力が入らない」、「身体が動かしづらくなる」などが、続いたり、繰り返す状態になったりします。

~ 神経圧迫や、自律神経の働きからも ~

また、心身の不調や、精神的な不安定が続くと、筋肉内の血行が悪くなって筋肉がコワバッタ状態になるので、“痛み”が解消しづらくなります。

更に、体調を守る自律神経も、心身が緊張すると、血管を収縮させて筋肉内の血行が低下するので、“痛み”の解消を難しくさせます。

この結果、気候が寒くなってきたり、冷房を強く感じたりすると、膝や腰などの関節に“痛み”を感じるだけでなく、いつもコワバリを感じたり、ダルサやウズウズした“痛み”に悩まされたりします。

【 当院の、寒さによる痛みの治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

『寒さによる神経痛』の解消の為に、痛む所を温めて、血行を良くするだけでは、その時だけの痛みの解消に終わってしまうので、やはり、身体の不調を解消し、自律神経の働きを回復させる事が大切です。

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”の予防や緩和を行っています。

東洋医療が、もともと筋肉の働きや血行を改善して、身体の回復力を取り戻す事を目的にしているので、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”のように、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消に、適しているからです

~ 膝や腰の治療 ~

特に、膝や腰は、体重の負荷が絶えずかかる部分なので、疲労や緊張などの慢性化によって、『寒さによる神経痛』や、関節の“痛み”が起き易い箇所です。

この為、当院では、膝や腰にある、身体の異常を知らせる『反応点(ツボ)』を探し、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の疲労や緊張を回復させて、膝や腰の関節の動きを良くして、痛みを改善しています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体の異常を知らせる『反応点』や、病状を改善する『治療点』の働きもしているので、ツボを刺激して、膝や腰の関節部分の痛みや不快感を改善させたり、動きの悪い膝や腰の関節の可動域を広めたりする事ができるからです。

~ 神経の興奮を鎮める作用 ~

更に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療の、「血行やリンパの流れの促進」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などの作用によって、「神経の興奮を鎮める」作用もあるので、身体の“痛み”や不調を和らげる効果があります。

疲労や緊張などの慢性化によって、痛みや不快感などの身体の不調となって現れているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、血液やリンパ液の流れを良くして、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、敏感になっている神経を鎮めて、身体の回復力を取り戻す効果があるからです。

これにより、身体の“痛み”や不快感が解消されてくると、下半身全体の筋肉の瞬発力や持久力も改善されてくるので、膝や腰の関節の動きもスムーズになります。

~ 痛みの緩和と体調の改善 ~

身体の血行状態が悪くなっていると、寒さや冷たさを強く感じるだけでなく、神経が過剰に反応して“痛み”が誘発されたり、関節の動きが悪くなったり、体調の悪化も引き起こしたりします。

当院は、身体の回復力が追いつかず、疲れや“痛み”となって現れた症状に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、痛みの緩和や、「だるい」、「肩がこる」、「イライラする」などの体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感の症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

姿勢を保つ筋肉からの、慢性的な痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

首、背中、腰、脚などの筋肉は、常に姿勢を保つ働きをしているので、毎日の動作や姿勢を繰り返しているうちに、姿勢を保つ筋肉の疲労や緊張が積もって、過労状態になる事があります。

この結果、「肩の筋肉が張りつめて痛む」、「肩や背中がズキズキと痛む」、「腰が重くなって、鈍い痛みもする」、「腰や脚がダルク、ウズウズと痛む」などが起き、更に回復力が低下した状態になると、痛みが強まったり、長引いたります。

しかも、これら痛みで身体の神経が敏感になると、「体調の不調」や「姿勢の悪化」なども起きてくるので、痛みや不快感が慢性化して毎日の生活に支障が出る前に、姿勢を保つ筋肉の痛みを解消させて、身体を元の健康状態に戻す事が大切です。

【 姿勢を保つ筋肉 】

~ 疲労や緊張による過労から ~

何気なく立っている時や、座っている時も、首・背中・腰・脚などの“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”が、無意識のうちに身体のバランスを保ち、そして、絶えず姿勢の滑らかな動作ができるように働いています。

しかし、毎日の動作や姿勢を繰り返しているうちに、“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張が増して、血行が悪化し、筋肉がコワバッテ、過労状態になると、「身体が重い感じがする」、「ダルイ」、「身体がコワバッテ、伸ばせない」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きてきます

それと共に、身体の内側の“姿勢を保つ筋肉”から、疲労や緊張による過労で「疼くような痛み」や「鈍(にぶ)く重苦しい痛み」などが起きるので、身体に異常が生じた事に気付かされます。

~ 腰の痛み ~

このような“姿勢を保つ筋肉”の疲労や緊張による過労で、多くの人が経験するのが、腰の痛み(鈍痛)です。

腰からお尻にかけて、姿勢を保ちながら、さまざまな動きができるように、何層もの分厚い筋肉で構成されていますが、負担がかかり続けたり、筋力が弱ったりすると、腰に「鈍い痛み」や、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛みが増す」、などが起きてきます。

しかも、腰の痛みがいつまでも続いたり、不快感が強まったりすると、それによって筋肉の収縮が強まったり、収縮した状態が続いたりするので、筋肉内の毛細血管の血流が悪化して、前より痛みが大きくなったり、いつまでも痛みが続いたりします。

~ 頭痛、肩こり、背部痛 ~

腰は“姿勢を保つ筋肉”の代表と言えるので、ほとんどの人が、腰の痛みを何度も経験していますが、首や肩、背中の筋肉も“姿勢を保つ筋肉”の役割をしているので、姿勢や動作で負担がかかり続いたり、腰の筋力が弱ったりすると、やはり、これら筋肉から、鈍(にぶ)く重苦しい鈍痛や、疼く様な痛みが起きてきます。

例えば、立ち仕事や座り仕事で、首や肩、背中の筋肉に負荷のかかる姿勢が続いたり、筋力が弱ったりすると、頭痛、肩こり、背部痛となって、「鈍い痛み」や、「ズキズキとする痛み」、「動くと痛む」、などに悩まされます。

しかも、我慢していたり、「そのうち治るだろう」と思っていたりすると、痛みで血管が収縮して、更に血行が悪化したり血行悪化が続いたりするので、“痛みの悪循環”を引き起こして、前より痛みが大きくなったり、慢性化したりします。

【 姿勢筋の、痛みの特徴 】

~ 場所が捉えどころなく、重苦しい痛み ~

疲労や緊張による、肩や腰、膝などの“姿勢を保つ筋肉(インナーマッスル)”の痛みは、切り傷の痛みと違って、“場所が捉えどころなく”、そして“重苦しい痛み”のように感じられます

“場所が捉えどころなく”感じるは、身体内部の複数の“姿勢を保つ筋肉”が、いろいろな動作や姿勢ごとに、他の筋肉と連動して動くので、負荷のかかる場所や負荷のかかり方によって、痛む箇所が一定しないからです。

また、“重苦しい痛み”と感じるのは、疲労や緊張などで血行が悪化してくると、酸素や栄養分の欠乏と、疲労物質が排出されずに溜まってくるので、それによって神経が刺激されて異常な興奮が生じ、ズキズキ・ジンジンとする疼痛が発生するからです。

~ 痛みが、強まったり繰り返したり ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、いつも同じではなく、次第に、強まったり繰り返したりします。

これは、“姿勢を保つ筋肉”が体重を受け止める役割をしているので、毎日の動作や姿勢で神経の刺激が強まる事や、“姿勢を保つ筋肉”が、日々の姿勢や動作に不可欠な筋肉なので、神経が刺激されないように、身体からの負荷を避ける事が難しいからです。

しかも、痛みによって、自律神経の中の交感神経が優位になると、血流が悪くなって痛みが増強されて、痛みを抑える力が弱くなるので、それによって身体の神経が敏感になり、「イライラした気持ちが強まると、痛みも強まる」、「体調も良くないと、疼く痛みが増す」、「湿度や気温によって、痛みが辛く感じる」、などが起きます。

~ 筋肉のコワバリと痛みの拡がり ~

更に、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、筋肉のコワバリと痛みが拡がります。

例えば、「脚が痛んで長引くと、次第に腰が痛くなる」とか、「一方の脚をかばっていたら、反対側の脚も痛くなる」、「肩こりを我慢していたら、凝りが背中や腰にまで及んだ」、などが起きてきます。

これは、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが長引くと、最初は一部の痛みであっても、“姿勢を保つ筋肉”の筋力が低下したり、弱ったりするので、関連する筋肉の負荷や緊張が強まって、血行悪化の範囲が拡がり、筋肉のコワバリと痛みも拡がるからです。

【 姿勢の悪化から、身体の歪みに 】

~ 姿勢の悪化 ~

また、“姿勢を保つ筋肉”の痛みが続くと、“姿勢の悪化”を起こし、「肩・首周りの筋肉が硬くなって、肩が凝る」とか、「何だか、全身が固くなって、腰や背中が痛い」などを引き起こします。

首や肩、背中、腰などの“姿勢を保つ筋肉”の負荷が続いて痛むと、自然と痛みを避ける姿勢になるので、無意識に自然と身体に力が入ったり、“姿勢を保つ筋肉”以外の筋肉に負担がかかったりするからです

更に、このような痛みを避ける姿勢が毎日続くと、“姿勢の悪化”から、 「左右の肩の高さが違う」、「猫背になった」、「腰の内側への湾曲が無なくなった」、「骨盤が傾いている」、「背骨が捻じれている」などの、“身体の歪み”が起きてきます。

~ 身体の不調も ~

“姿勢の悪化”や“身体の歪み”で、背骨や骨盤の位置がズレたり、傾いたりすると、自律神経に影響を与えて、「何となく身体の調子が悪い」といった、身体の不調の原因になります。

背骨や骨盤の位置がズレたり傾いたりすると、首から背中にかけて通っている自律神経が圧迫されたり、あるいは、内臓が圧迫されたり、血管や神経が圧迫されたりして、自律神経の働きを乱すからです。

この結果、「何となく体調が悪い」といった状態になったり、体調の悪化で肩こり・腰痛・頭痛・猫背・冷え・むくみなどが慢性化し、これらの不定愁訴に悩まされたりします。

~ ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも ~

そして“姿勢の悪化”や“身体の歪み”によって血行が悪化してくると、ズキズキ・ジンジンとした神経性の痛みも引き起こします。

筋肉がコワバッテ、血行が悪くなってくるので、神経が敏感になり、強く痛みを感じたり、痛みによって痛みがぶり返したり、チョッとした動作でも不快さや痛みを感じたり、するようになるからです。

しかも、痛みによって交感神経の興奮が起きてくるので、これによって、筋肉のコワバリ⇒血行の悪化⇒神経が敏感といった、「痛みの悪循環」も引き起こします。

【 当院の、ツボ治療を加えたマッサージ治療 】

~ 身体内部の筋肉 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、痛みを感じる部分に、湿布や張り薬を使ったり温めたりしても、解消が困難な上に、身体の内部の筋肉なので、ストレッチや運動法で、伸ばしたり緩めたりする事も困難です。

しかも、“姿勢を保つ筋肉”に痛みが起きると、筋肉のコワバリや硬いシコリができている事が多くなっています。

この為、当院は、肩や背中、腰などの、身体内部の“姿勢を保つ筋肉”の痛みに対して、マッサージ治療にツボ治療を加えて、これらの筋肉の改善を行っています

~ ツボの特徴 ~

当院がツボ治療を加えているのは、“姿勢を保つ筋肉”にできるコワバリやシコリの箇所が、東洋医療のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです。

しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れるので、反応が現れているツボを確認する事によって、不調解消の治療点になります。

更に、反応が現れたツボに、適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるので、“姿勢の悪化”や“身体の歪み”の改善にも適しています。

~ 気になっているコワバリ解消も ~

また、当院では、患者が気になっている箇所を確認して、停滞している血行やリンパの流れの改善や、それらに伴うコワバリやシコリの解消も、同時に治療を行っています。

“姿勢を保つ筋肉”に痛みが起きると、同じような働きをしている他の筋肉に影響を与えて、血行の悪化や筋肉のコワバリを引き起こしているからです。

患者が気になっている痛みや不快感解消の為に、筋肉のコワバリ箇所や血行の悪化箇所を確認して、マッサージ治療とツボ治療を使い分けながら、効果的な治療が受けられるようにしています。

~ セルフケアによる改善の困難 ~

“姿勢を保つ筋肉”の痛みは、身体の内部の筋肉の痛みなので、自己診断によって痛みの箇所を特定したり、セルフケアによって改善したりするのが困難です。

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療を利用して、セルフケアでは困難な血行やリンパ液の流れの改善、筋肉の弾力性や柔軟性の回復、そして、神経の興奮の抑制を行い、痛みの解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。