冷え

高齢者の、加齢による冷え

【(症例)身体の不調や、不快感 】

高齢になると、筋肉量の減少で発熱量が落ち、血管の温められた血液を送る働きも弱ってくるので、寒さに敏感になるだけでなく、身体の芯から冷えて、「身体の内側に、冷えが入り込んでいる」と感じるようになります。

しかも、身体が冷えるので、「下痢と便秘を繰り返す」、「疲れやダルサがとれない」、「布団に入っても眠れない」、「風邪が回復しない」などに悩まされ、シワ、タルミ、くすみ、吹き出物などの皮膚トラブルにも、憂鬱な気分にさせられます。

このような高齢者の冷えを改善するには、身体を温めるだけでなく、身体の回復力を取り戻す事が重要になってくるので、身体の不調箇所をチェックして、筋肉のコワバリ箇所の解消や、血行の悪化箇所を改善し、冷えで敏感になっている神経を鎮め、痛みや疲れ易さを緩和させて、体調を整える事が大切です。

【 高齢者の冷えの3大原因 】

冷えはさまざまな原因が絡んでいますが、高齢者にとって大きな原因になっているのが、身体の筋肉量の減少により、“身体の熱を十分に作れなくなっている”事です。
筋肉は、体温の約6割を発熱しているので、人体の最大の『体熱の産生器官』になっていますが、中高年あたりから筋肉量が減少し、50代や60代になると筋肉量がガクンと落ちる為に、身体の発熱量が、かなり少なくなります。
しかも、中高年あたりから、身体の運動機能の低下や、仕事や家庭の責任や役割の増大で、運動する機会が減ってくるので、ますます筋肉からの発熱する量が少なくなっていきます。

 

また、高齢者に冷えが生じる、二つ目の大きな原因になっているのが、“温められた血液を、うまく運べなくなる”事です。
心臓からの血液は、身体の中で一番高い温度(37℃)に保たれていますが、加齢によって筋肉の弾力性や柔軟性が無くなってくると、血管を伸縮させて血液を送る“ポンプ機能”が低下してくるので、温かい血液を、身体の隅々に届けられなくなるからです。
この結果、温かい血液が身体の隅々に届けられなくなると、身体が冷えて、寒さに敏感になるだけでなく、身体の芯から冷えてくるので、「一年中、手足が冷たい」とか、夏でも身体の冷えに悩まされて「冷房の風が苦手」などが起きてきます。

 

更に、高齢者に冷えが生じる、三つ目の大きな原因になっているのが、血液循環の悪化によって、身体からの水分排出が低下してくるので、身体に余分な水分が溜まって、これによって身体を冷やしてしまう事です。
東洋医学では、これを『水滞』と言い、「本来であれば体外に排出されるべき水分が、何らかの原因によって、体内に留まった状態」と考え、この状態になると、余分な水分が身体に溜まっているので、「お腹を触ると冷たい」、「お腹がちゃぷちゃぷする」、「夕方になると脚がむくむ」、「ふくらはぎを親指で押すとへこむ」などが生じます。
これによって、体内に留まった余分な水分が身体を冷やして、身体が温まらなくなるので、「汗をかきやすい」、「軟便や下痢気味」、「頭や身体が重ダルイ」などが起き、更に、体内に溜まった余分な水分(水滞)が血管やリンパ管を圧迫し血行を悪化させたり、悪化した血行が血管やリンパ管を圧迫したりするので、冷えと血行悪化のスパイラルに陥ります。

【 冷えによる、身体への影響 】

特に高齢者に冷えが起きると、高齢になると身体の機能が低下しているので、様々な身体の不調が起きます
例えば、身体の冷えの影響で、「胃腸の働きが悪化して、下痢と便秘を繰り返す」、「腰痛に悩まされる」、「肩がこる」、「しもやけができ易い」、あるいは血行の悪化で、「脚がむくみ易い」、「靴下のゴム跡がクッキリと残る」、「脚にしびれを感じる」などが起きます。
また、血液循環の悪化で老廃物が排出しづらくなると、「身体の疲労感や重ダルサ」に悩まされたり、老廃物によって神経の働きが障害されると、「頭が重い」、「めまい」、「ふらつく」、「頭痛」などが起き易くなったりします。

 

また、朝起きた時や、動作をしようとした時に、膝や腰などに、痛みを感じる事が多くなります。
冷えで、身体の隅々に十分に血液が届けられなくなっている上に、寝ていたり、ジッとしていたりすると、血液を送るポンプの機能が低下した状態になるので、ますます血行が悪化するからです。
この結果、朝起きた時や動作をしようとした時に、関節を動かす筋肉や靭帯の酸素や栄養分が不足し、関節の安定性や持久力が失われて痛みが出たり、老廃物が神経を刺激して、ジンジンとした痺れ(しびれ)感が起きたりします。

 

更に、身体の冷えで、血圧が上がり易くなります。
身体に冷えを感じると、体温を逃がさない為に、自律神経の作用で血管が収縮するので、心臓が圧を高めて血液を押し出そうとするからです。
この為、高齢者が冷えに悩まされると、心臓が絶えず圧を高めて血液を押し出そうとするので『慢性的な高血圧』になったり、あるいは、寒さを感じたり、冷たい水などに触ったりすると、過剰に寒さや冷たさに敏感に反応して『急激な血圧の上昇』が起きたりします。

【 冷えで、毛細血管が干上がって 】

高齢になって身体が衰えていくと、毛細血管も徐々に老化が進むので、『ゴースト血管(写真参照)』の問題も生じます。
『ゴースト血管』と言うのは、加齢や血行障害などで、毛細血管の血液を運ぶ機能が低下し、その状態が続くと、次第に毛細血管が干上がったり、消失してしまったりする現象です。
毛細血管は全身の血管の99%を占め、身体のすみずみに酸素と栄養を送り届ける重要な働きをしているので、高齢者の血管のゴースト化によって、酸素や栄養分を運ぶ血液が行き渡らなくなると、見た目の問題や、身体に不調が起きる原因になります

 

例えば肌に、毛細血管のゴースト化が進むと、肌の血行が悪くなったり、肌のうるおいが消えたりするので、肌の色が悪くなって、肌の表面もカサカサになったり、シミやクスミもできたりして、実年齢以上に老けが目立ってきたり、枯れた印象になったりします。
また、身体の各器官に毛細血管のゴースト化が進むと、血行が極度に悪化し、酸素や栄養を充分に送り届けられなくなるので、肩こり、頭痛、目の疲れ、疲労感、ダルサ、もの忘れなどが、いつまでも続きます。
更に、膝や腰などの関節痛に悩まされ、治りにくくなります。

 

しかし、身体の冷えや筋肉量の減少などで、毛細血管の血流が悪くなって、ゴースト血管となる可能性がありますが、血管が残っていれば、血液の流れを促して流れるようにすると、復活させる事が可能です。
この為、見た目に、高齢者の老けが目立ってきたり、身体を触った時に、冷たく感じたり、硬かったり、むくんでいたりしたら、血管のゴースト化が、起きている可能性があるので、まずは、コワバッテいる筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善する事が大切です。
そして、筋肉の弾力性や柔軟性を保つようにして、血管をゆるめる、血流を上げる、血管をゆるめた時間の確保などで、血液やリンパ液の流れを良くする事が大切です。

【 当院の、高齢者の冷え治療 】

高齢者の筋肉がコワバッテ、関節部分が硬くなってくると、身体が動かしづらくなる上に、血行悪化の原因になるので、身体の冷えが生じたり、体調の不調を引き起こしたりします。
しかも、高齢者は身体の機能が弱っている事が多いので、不調を改善しないと、身体の回復力が追いつかなくなるので、体温がなかなか元に戻りにくくなり、慢性的な体調不調に悩まされるようになります。
この為、当院は、高齢者の冷え治療として、最初に、身体のコワバリや関節部分の不調を確認し、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、①血行やリンパ液の流れの改善、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行っています。

 

特に、当院では、身体にコワバリがある箇所や、血行が悪くなっている箇所を、触診やツボ反応で確認し、その後、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、その箇所の緊張を解消させ、血行の促進を行うようにしています。
ツボが、身体の不調時に、異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、血流の改善や、衰えている毛細血管の回復に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療が、効果的な治療になるからです。
これにより血行が促進されて、神経を刺激していた老廃物が排出されてくると、敏感になっている神経が回復してくるので、筋肉の緊張やコワバリが緩み、今まで感じていた不快感が減少するようになります。

 

また、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の働きや血行が回復してくると、体調の回復効果になります
身体の回復力が追いつかない為に、神経が敏感になって疲れ易さや痛みとなって現れていたのが、筋肉の働きや血行が回復して、神経への刺激が緩和されると、「何となく身体の調子が悪い」という状態が解消されてくるからです。
更に、血液を送る筋肉のポンプ作用が活発化して、全身に血液が巡るようになると、身体の体温が内側から回復し、身体の新陳代謝も高まるので、冷えの解消になります。

 

身体が冷えると、暖房や衣服など、外側から身体を温める事に気をとられがちですが、高齢者の場合には、熱を作る筋肉の働きや、熱を運ぶ血行を改善させないと、ますます身体の冷えが進んで、体調を悪化させてしまいます。
当院は、高齢者の冷えの改善や体調の回復の為に、ツボ刺激を併用したマッサージ治療を利用して頂けるように、市川市の施術助成券を取り扱っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

お腹の冷え(内臓型冷え性)と、汗かき・暑がり

【(症例)身体の不調や、不快感 】

季節に関わらず、お腹の冷えが気になっている人は意外に多く、「下痢や便秘が続く」、「お腹にガスが溜まって辛い」、「体調が悪い」、「気力が出なくなる」などで、絶えず悩まされます。

また、お腹が冷えると、体温や身体の水分の調整能力が失われて、「チョット動くと、すぐに汗をかく」とか、「暖かい食べ物を食べると、額から大汗が出る」などがおきるので、思いがけないような“汗かき”や“暑がり”にもなります。

このような状態を『内臓型冷え性』と言い、血液循環が低下して、「身体がダルイ」、「肩がこる」、「疲れが残る」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」なども起きてくるので、冷えの改善だけでなく、体調の改善も併せて行う事が必要になります。

【 内臓型冷え性の原因 】

『内臓型冷え性』は、運動不足や加齢などで、ジッとしている事が多くなって、身体を動かす機会が少なくなったり、毎日のストレスや疲れが溜まって、回復できなくなったりすると、起き易くなります
身体の筋肉の発熱量が少なくなって、更に、筋肉の血液を送る働きが低下するので、内臓の温度が保てなくなってくるからです。
この為、一日中ほとんど座りっぱなしで、ストレスフルな毎日を送っているデスクワークの人に、『内臓型冷え性』が起き易くなります。

 

しかも、オフィスで仕事をしていると、能率的にデスクワークが行えるように、オフィス内を涼しく快適に感じられる状態にしています。
これによって、頭を働かし続ける作業には快適に感じられるので、温度を感じる体内の神経が鈍って、「寒い」、「冷たい」という感覚が失われてしまい、気付かないうちに内臓を冷やしてしまいます。
この結果、お腹が冷えから体調が悪化する『内臓型冷え性』になっても、その事に気付かない『隠れ冷え性』の人が多くなっています。

 

この影響で、若い男性も、『隠れ冷え性』が多くなっています。
若くても、ずうっとオフィスで仕事をしていると、涼しい環境で、身体を動かす機会が限られて、身体の発熱量が少なくなる上に、仕事の責任や会社の人間関係で悩まされる事が多いので、ストレスが強まって、血液循環が悪くなってくるからです。
この結果、『内臓型冷え性』になってくると、胃や腸の働きが悪くなって下痢や便秘を繰り返すだけでなく、血液循環の悪化から体調不調が起きるようになるので、「以前と違って、集中力が続かない」、「気力が低下した」なども起きてきます。

【 身体への影響 】

このように『内臓型冷え性』の初期症状は、胃や腸の働きが悪化して、下痢や便秘、下腹部の不快感や痛みを繰り返すようになりますが、それと共に、お腹の冷えで、腰の痛みやダルサを感じる事が多くなります
そして、内臓の体温低下で、身体の筋肉がコワバッテくると、血管を圧迫して身体全体の血行が悪くなってくるので、お腹の冷えと共に、慢性的な肩こりや頭痛、腰痛などに悩まされます。
また、内臓の機能低下から、身体の代謝や免疫力などが低下してくるので、身体が疲れ易くなったり、体調の悪化が続いたりします。

 

そして、体調を維持する機能が低下してくると、「身体がだるい」、「イライラする」、「頭が重い」、「眠れない」などの、身体や精神面の不調が起きます。
しかも、「身体や精神面の不調→体内で作られる熱量が下がる→冷えに繋がる」といった事が繰り返されて、悪循環になります。
この結果、ますます集中力が落ちたり、ヤル気が起きにくくなったり、あるいは、判断する事や決める事に支障が生じたりするので、仕事や家庭に影響を及ぼす状態になります。

 

また、身体の血液やリンパ液の流れが悪化した状態になるので、顔にむくみができたり、疲れたような顔つきになったりします。
体型も、食欲があまりないにもかかわらず、内臓の体温低下によって、脂肪を効率よく燃焼できなくなるので、内臓脂肪が溜まって、お腹やお尻が太ってくるようになります。
この結果、『内臓型冷え性』が長引くと、見た目に不健康に見えたり、体型が崩れたりしてきます。

【 特徴的な、汗かきと暑がり 】

『内臓型冷え性』の特徴として、暑さに敏感になって、汗かきや、暑がりになる事があります。
内臓の冷えによって、身体の血行を調整している自律神経の働きが乱れてくると、内臓の血液やリンパ液の流れが悪くなって、体内に余分な水分が溜まってくるので、少しでも暑さを感じると、これによって“余分な水分”を、排出しようとする働きが、一挙に強まるからです
この為、いつもと違って身体を動かしたり、暖かい食べ物を食べたり飲んだりして、少しでも体温が上がると、大汗をかくようになります。

 

しかも、外見上は“冷えと無縁”のように見えるような、太ってメタボ気味になっていると、この傾向が強まります。
脂肪は一度冷えると温まりにくい性質がある上に、筋肉が少ないと体熱を作る力が弱くなる特徴があるので、太ってメタボ気味になっていると、多くの脂肪が内臓に付いているので、内臓を冷やしてしまうからです。
しかも、これによって、内臓が冷えて『内臓型冷え性』になると、体温調節や身体の水分排出がうまくいかなくなるので、大汗をかき易くなります。

 

しかし、本人は、暑がり、汗かき、のぼせ、などを強く感じているので、内臓が冷えている事に気付きません。
このように、一見、汗かきや暑がりのようであっても、実際には、お腹が冷えた『隠れ冷え性』になっています。
この為、しばらく涼しい所にいると、寒さを強く感じたり、お腹が痛くなったりします。

【 内臓型冷え性の、チェック法 】

『内臓型冷え性』を、自分で、簡単にチェックできます。
通常ならば温かいはずのお腹ですが、お腹を触ってみると「ヒンヤリ」と冷たく感じたり、「起床時に、脇よりもお腹の温度が低い」と感じたりした場合には、内臓の温度が低くなっている可能性があります
生命維持に大切な内臓を守ろうとする人間の防御システムがあるので、肌寒い気温でもないのに、お腹の温かさを感じられずに冷えているのは、内臓に冷えが起きているからです。

 

また、『内臓型冷え性』になっていると、人と握手したる時に、「手が冷たい!」と、言われる事があります。
内臓が冷えていると、身体の表面の体温も低くなって、一般的な平熱とされている36.5度に満たなくなっている事があるからです。
平熱より低くなっているので、このような人に触れると「冷たい…?」と感じますが、本人は、自分の体温が低い事に気付いていません。

 

しかし、病院で『内臓型冷え性』を診てもらっても、体温を測っても特別に低いわけではなく、血液や内臓を調べても異常は無いので、「冷えに敏感」と判断されます。
また、冷えによる身体の不調も、原因が特定できない為に『自律神経失調症』の一種と診断される事が多くなります。
この結果、「冷えに敏感」な症状の薬が無い事と、自律神経失調症と診断した事から、自律神経のバランスを整えることを目的とした薬を処方し、そして、お腹が冷えて下痢をしている場合には整腸剤、身体に痛みを感じていれば鎮痛薬を処方、となります。

【 当院の、冷え治療 】

『内臓型冷え性』の改善策として、よく紹介されているのが、お腹を温める為に、「お腹を温める」、「身体を温める食べ物をとる」、「軽い運動やストレッチ」、などの方法です。
しかし、『内臓型冷え性』は、冷えの改善だけでなく、運動不足や加齢などで筋肉の働きが低下している事や、ストレスや疲れが溜まった事などが影響しているので、疲労や緊張などの慢性化を改善し、負荷が大きくなっている自律神経をリラックスさせる事が大切です
この為、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、『内臓型冷え性』の改善を行っています。

 

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ治療によって、冷えで敏感になっている神経が和らぎ、内臓の血行が改善されるからです。
例えば、腰や脚のコワバリや痛みを改善させて、下半身に集まっている血液の流れを高めると、腰の「ダルサ」、「疲れ」などが解消されてくると共に、内臓の血流が増して、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」、「お腹が重苦しい」などの、不快感が減少するようになります。
しかも、ツボは、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるので、『隠れ冷え性』でも、治療箇所が確認できます。

 

特に、中高年になると、ストレスや疲労の蓄積、血液の循環調整機能の低下、運動不足などから、内臓の冷えが起き易くなっているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体のコワバリや痛みを改善させると、体調改善に、かなり効果があります。
ツボ治療とマッサージ治療で、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を鎮める(痛みの改善)、などを行うと、これによって、身体の熱を作る力が高まり、更に、血行の改善で、熱が身体の隅々まで運ばれるようになるからです。
これにより、冷えていた身体が温まるので、身体の回復力を取り戻し、『内臓型冷え性』による身体の不調を解消する作用になります。

 

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、血液循環の低下、などが主な原因になっているので、体調のチェックと改善によって、身体の血行を改善する事が大切です。
当院は、身体の回復力が追いつかずに、疲れ易さや不快感となって現れた箇所を、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、血行改善や体調の回復を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

ストレスや疲労による、下痢や便秘と体調の悪化

【(症例)身体の不調や、不快感 】

お腹が冷えている感覚があれば、お腹が冷えないように厚着をしたり温めたりしますが、ストレスや疲労の蓄積、運動不足、オフィスの冷房などで、内臓の血流が低下し、お腹に冷えが起きた場合は、手足は温かく感じられるので“お腹の冷え”に気付きにくくなります。

しかし、お腹の冷えで、下痢や便秘、そして腹痛に苦しめられるだけでなく、内臓の働きが乱れて体調が悪化し、頭痛、倦怠感、風邪、イライラ、などにも悩まされるので、原因が不明の“お腹の冷え”のように感じます。

この為、「便秘や下痢を繰り返す」、「お腹を触ると冷たい」などがあって、更に、「いつも身体がダルイ」、「疲労が溜まり易い」、「デスクワークで座り続けている」、「肩こりや腰痛に悩まされる」などがある場合は、ストレスや疲労による“お腹の冷え”を疑って、体調の回復と身体の血行改善を行う治療を受ける事が大切です。

【 内臓型冷え性(隠れ冷え性)】

冷え性と言うと、「手足に寒さや冷たさを、いつも感じる」とか、「身体が冷えて、温まらない」などを思い浮かべますが、ストレスや疲労によって、内臓の血流が低下して、内臓が冷えてしまうタイプがあります
これを『内臓型冷え性』と言い、「身体に何となく寒気を感じる」といった事もありますが、手足は温かく感じられる為に、冷えの自覚の無いまま、お腹が冷えた状態になるので『隠れ冷え性』とも呼ばれます。
内臓に自覚の無い冷えが起きるのは、しっかり休んでいるつもりでも疲労やストレスを溜め込んでいたり、毎日エアコンの効いた部屋で過ごしていたり、運動量が減っていたり、ビールなどの冷たい飲み物を摂る機会が多かったりすると、気付かないうちに、内臓の血流が低下し、内臓の温度が保たれなくなってくるからです。

 

この結果、『内臓型冷え性』になると、下痢や便秘だけでなく、我慢できないような腹痛を繰り返すようになります。
腹痛が繰り返されるのは、お腹が冷えた状態になっているので、身体が熱を産み出そうとして、“腸が急性の強い収縮(=痙攣(けいれん))”を起こしてしまう為です。
この痙攣を鎮める為には、“お腹の冷え”による反射作用なので、余計に腸の筋肉や神経を刺激しないように、膝と腰を曲げた前かがみ姿勢になって、お腹に余計な力が入らないようにして、内臓の負担が少なくなるように、右側を下にして寝るのが良いとされています。

 

また『内臓型冷え性』は、内臓の血流低下で、身体全体の血行も悪くなってくるので、見た目に、顔色が悪い、手足がむくむ、肌トラブル(肌荒れ・シミ・そばかす・くすみ等)、なども起きてきます。
そして、血行や体調の悪化により、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛なども引き起こします。
しかも、身体内部の体温低下によって、健康を保っている免疫細胞が不活発になるので、風邪を引き易くなったり、病気がちになったりします。

【 ストレスの解消と、体調の回復も 】

『内臓型冷え性』を起こす代表的な原因として、「毎日のストレスや疲労」、「エアコンによる長時間の冷房」、「運動不足」、の3つが挙げられています
内臓は自律神経に支配されているので、これらによって自律神経の働きが不安定になると、内臓の血管が収縮して血行が悪くなり、体温調節の働きがうまくいかなくなってしまうからです。
この為、若い男性も『内臓型冷え性』に悩まされて、仕事中に何度もトイレに行きたくなったり、あるいは、通勤途中でも急にトイレに行きたくなったりしてしまいます。

 

特に、デスクワークで、毎日、座ってジッとしている時間が多いと、下半身の筋肉を動かす事が無くなってくるので、腰やお腹周りの血流が悪くなりがちです。
更に、仕事や人間関係などのストレスを感じていると、姿勢を支える身体の中心部分の筋肉の収縮が強まって、身体の血行が悪くなるだけでなく、血管の収縮で毛細血管がいびつに歪んで蛇行したり、血行悪化で血管内部の詰まりが生じたりするので、ますます、身体の中心部分の血行が悪化します。
この為、『内臓型冷え性』を改善させるには、毎日のストレスや疲労、エアコンによる長時間の冷房、運動不足などが関わっているので、体調を回復させて、身体の回復力を取り戻す事が重要です。

 

このような対策として、通常、ストレスの解消や、リラックスできる時間をつくって血行を回復させる、運動不足の解消、などが勧められています。
しかし、体調悪化が続いて、身体のダルサ、寝つきが悪い、朝起きるのがつらい、頭痛や肩こり、腰痛などがある場合には、悪化している身体の血行を解消させるだけでなく、身体の回復力を取り戻して、体調を改善させる必要があります。
この為、身体の疲労箇所や緊張箇所などをチェックして、これらを解消させ、敏感になっている神経を回復させる事が必要です。

【 冷えは、漢方医学の概念 】

『内臓型冷え性』は、お腹を触ってみると「冷たい!」と感じたり、「お腹あたりが、何となく冷えている気がする」と感じたりします。
これは、内臓にいろいろな臓器が寄り集まっている事から、多くの毛細血管が集まっているので、疲労やストレスなどで内臓の毛細血管が収縮してしまうと、血流量が減少し、お腹などを冷やしてしまうからです。
そして更に、ストレスや疲労などが増したり続いたりすると、内臓の働きの低下や不安定が起き始めて、下痢や便秘、そして腹痛などが起きるようになります。

 

しかし、病院に行って「お腹の“冷え”で、悩まされている」と言っても、期待するような、お腹の冷えを解消するような治療が受けられません。
“冷え”と言う概念は、もともと漢方医学の概念で、いろいろな個人の体質(タイプ)がいる中で、漢方医学の物差しから判断して『身体が冷えやすい体質(タイプ)』の事を言っているからです
病院でも、体温を測って36℃未満の状態を『低体温』と言いますが、この『低体温』の意味は、体内で生み出される熱量が少ない事を言っているので、一般に言っている“冷え”とは、全く意味や内容が全く違います。

 

このように、西洋医学では“冷え”という概念は存在しないので、病院では、『冷え性』を、自律神経失調症によって、身体の体温調節機能が乱れた状態と診断します。
この診断に沿って、治療法は、精神的なストレスや緊張を減らすように生活指導をする事と、お腹を冷やさないように保温を勧める事、そして、血流効果のあるビタミン剤の処方が、一般的な処方になります。
これらの治療で効果がある事もありますが、お腹の冷えによる体調の悪化に悩んでいる人にとって、「思っていた治療とは、今ひとつ・・・?」、という結果になります。

【 ツボ反応を利用した、当院の冷え治療 】

『内臓型冷え性』は、ストレスや疲労が主な原因になっているので、身体の不調箇所が分かりづらく、具体的な回復方法が見つかりづらくなります。
この為、当院では『内臓型冷え性』の改善に、身体の不調時に現れるツボ反応を利用して“治療点”を探し、その治療点を中心に、マッサージ治療とツボ治療で、血行や体調の改善を行っています
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、体調に変化が起きると“反応点”として身体の異常を知らせる性質や、“治療点”として症状を改善する効果があるので、本人の自覚の無いまま、お腹が冷えてしまう『隠れ冷え性』に、極めて有効な治療法になるからです。

 

このようなツボの働きがあるので、お尻や太もものツボを確認して刺激すると、お尻や太ももは、血行を促進させる“筋肉ポンプ”の働きをしているので、停滞していた内臓への血行が改善され、“お腹の冷え”の効果的な解消法になります。
また、体調を保っている自律神経が背中から腰にかけて通っているので、神経や血管の通り道になっているツボを刺激すると、腰の筋肉の柔軟性と血行が促進されて、腰やお腹にジンワリと温かさが戻ってくるのを感じられます。
そして更に、マッサージ治療で、お尻や太もも、そして腰周辺から背中の筋肉の弾力性や柔軟性を高めたり、膝関節や股関節のコワバリを解消させたりすると、血流が活発化し、内臓への血流が回復してきます。

 

また、これらのツボ刺激を利用したマッサージ治療は、『内臓型冷え性』に多い腰の痛み(鈍痛)の、対策になります。
筋肉の働きの回復と共に血行が良くなってくるので、老廃物の排出が進み、腰の不調や痛みが解消してくると共に、身体の中心である骨盤や背骨を支える筋力も回復してくるからです。
特に、「ストレスを抱えている」、「運動不足」、「姿勢が悪い」などの人は、筋肉のコワバリ箇所やシコリのある箇所が多くあるので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消に、ツボ刺激とマッサージ治療が適しています。

 

『内臓型冷え性』の原因を解消させる為に、『ストレス・疲労 → 緊張 → 血行不良』という流れを変える必要があるので、身体の不調時に現れるツボを利用して血流を活発化させ、更に、体調改善にマッサージ治療を行うと、症状が和らぎ、身体のコンディション回復に効果的です。
当院は、マッサージ治療にツボ刺激を加えて、冷えの治療だけでなく、冷えの原因になっている身体の疲労や緊張を回復させ、心身のリラックス化を図っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

男性の、お腹の冷え(ストレス性の冷え)

【(症例)身体の不調や、不快感 】

冷えは女性特有のものと思われがちですが、男性も、毎日冷房の効いた部屋で仕事をしていたり、ストレスが積み重なったり、運動不足が続いたりすると、身体の血行が悪化してきたり、体温の調節機能がうまく働かなくなったりして、冷えに悩まされるようになります。

男性の場合、温度への感覚が鈍いので、気付かないうちに身体の中心部分(内臓)が冷えてしまい、冷えの症状として、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返したり、以前には無かった、「身体の寒気」や、「お腹の冷え」、「下腹部の痛み」、などが起きてきたりします。

気付かない冷えから、血液の巡りが悪くなり、体調を悪化させているので、体調の改善には、身体の「不調箇所」や「コワバリ箇所」をチェックする事と、これらの箇所をケアして和らげ、血行を高めて、身体の回復力を取り戻す事が大切です。

【 内臓型冷え性 】

《 男性の冷えの症状 》

男性は冷えに対して意識が低かったり、自覚が無かったりするので、いつの間にか、お腹が冷えた状態になり、下痢、便秘、頻尿だけでなく、身体のダルサ、腰痛、肩こりなども起き、お腹の冷えに悩まされる人が多くなっています。
これは、オフィスのクーラーで冷やされ続けたり、仕事や家庭でストレスを抱えたり、運動をする機会が無くなっていたりすると、体温を調節している自律神経の働きが低下し、知らないうちに、身体の中心部分の内臓が冷える『内臓型冷え性』になるからです
疲労や緊張による体調の悪化と違って、このタイプの冷えは、「胃が重苦しい」、「腹痛」、「みぞおちが痛い」、「お腹が張って苦しい」、「お腹がゴロゴロする」などが起き、通勤途中に、何度もトイレに駆け込んだりするようになります。

 

このような症状から、お腹の冷えを感じて、保温性が高いシャツやズボン下、そして靴下を身に付けたり、更には、身体に貼るカイロを腰やお腹に付けて温めている人もいます。
しかし、身体の冷えで血管が収縮し、血行が悪化した状態になるので、以前と比べ、ダルサや疲労が起き易くなったり、集中力や根気が続かなくなったりします。
更に、血行の悪化によって、酸素の供給が低下し、老廃物の排出も低下してくるので、「身体の調子が何となく悪い」とか、健康を保てなくなって風邪を引き易くなります。

 

この『内臓型冷え性』は、年齢を重ねるごとに多くなっています。
30代あたりになると、老化現象や男性ホルモンの分泌の減少などで、筋肉量が減って体熱が作られにくくなる事と、血液を送る筋肉のポンプ活動が低下し、血行が悪くなってくるからです。
更に、中高年になると、仕事や家庭の責任が重くなってストレスを強く感じてくる事や、これに伴って、運動や体操などを習慣的にする事が少なくなって、血流やリンパ液を流す力が弱まり、冷えが起き易くなるからです。

《 若い男性も 》

最近は、デスクワークをしている若い男性も、4人に1人が『内臓型冷え性』と、言われています。
若手のうちから、即戦力として期待されるので、仕事だけでなく、上司や先輩達もプレッシャーのように感じて、精神的な疲労やストレスを感じる事が多くなった為です
また、仕事のほとんどがパソコン操作なので、身体を動かさずにジッとした姿勢のまま、インターネットにのめり込む作業になるので、ますます疲労感とストレス感を大きくさせてしまいます。

 

しかも、仕事の内容や、上司との関係、仕事の量、将来への不安などがあっても、人と人とのつながりが、インターネットを介したり、会社から離れてリモートワークになっていたりするので、直接的なコミュニケーションが薄くなり、ストレスや寂しさを紛らわす事が難しい状況です。
この結果、若い男性も、体調を保つ自律神経の働きが乱れると『内臓型冷え性』が起き、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、便秘、頻尿、などが起き易くなります。
この影響で、夏でも、保温効果のある若い男性用下着が売れるようになっています。

【 隠れ冷え性 】

ところが、『内臓型冷え性』になっていても、「手足は温かい」と感じているので、内臓が冷えている事に、なかなか気付きません。
このように『内臓型冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付いていない事が多いので、『隠れ冷え性』と呼ばれます。
この為、『隠れ冷え性』は、本人が内臓の冷えに気付かないので、だんだんと内臓の調子が悪くなっていく傾向があります

 

これは、身体の中心部分(内臓)が冷えている事に気付かないので、『内臓型冷え性』を繰り返したり続いたりするうちに、だんだんと、「腹痛になり易い」、「いつまでも胃腸が悪い」、「便秘や下痢が続く」、「引いた風邪が長引く」、などの状態になってしまうからです。
更に、これによって、内臓をコントロールしている自律神経が安定しないので、「疲労し易くなる」、「だるい」、「慢性的な肩こりや頭痛がする」、「腰やお腹周りに脂肪が付く」、「下半身太りになる」、「脚がむくむ」、なども起きてきます。
そして、この状態が続いて『緊張で交感神経が高ぶる→血管が収縮する→必要な血液が適正に行き届かなくなる…』と悪循環になると、ますます身体の冷え症状に悩まされてきます。

 

他にも、『隠れ冷え性』になると、「疲れ顔」や「老け顔」、「顔色が良くない」などの、見た目の悪さが現れます。
肌の状態を保つには、血液の流れによって栄養や水分が行き渡って、老廃物の回収が保たれている事が必要ですが、本人が内臓の冷えに気付いていない為に、身体の血行悪化から、肌の毛細血管の血行も悪化して停滞するからです。
更に、顔のリンパの流れも悪くなってくるので、「顔のむくみ」や「肌がくすむ」なども起きてきます。

【 汗っかき、暑がり、高血圧、メタボ 】

また、『隠れ冷え性』になると、冷え性とは全く無縁と思われるような、「汗っかき」や「暑がり」、あるいは、「高血圧」や「メタボ」に、なりがちです
「汗っかき」になるのは、内臓が冷えた状態になっているので、自律神経が、内臓を冷やしている体内の余分な水分を捨てようとして、チョッと動いただけでも大量の汗をかいたり、食事して熱さを感じると汗が大量に出たり、してくるからです。
また、「暑がり」になるのは、暑さ寒さを感じる神経が、ほとんど身体の表面にあるので、外気や活動によって、体表が暑く感じると、冷えている内臓に比べて、ひどく暑さを感じてしまう為です。

 

更に、「高血圧」や「メタボ」にも、なりがちです。
「高血圧」になるのは、内臓の冷えが続くと、体調の良くない状態が続いたり、不快感から神経が敏感になったりするので、血管が収縮して、血圧を高めてしまうからです。
また、「メタボ」になるは、内臓の冷えによって筋肉の働きが低下するので、食事から摂取した栄養が筋肉で使われずに、体内に蓄積されて脂肪になる割合が多くなるからです。

 

このような特徴から、自分で『隠れ冷え性』を確認する方法があります。
体幹(内臓)の血流が悪くなっていると、体温が低くなっているので、朝、布団の中で、脇の下、お腹、腰などを触って、「冷たい!」と感じたら、『隠れ冷え性』の可能性があります。
また、身体の芯が冷えていると、汗をかき易くなるので、食事をしたり、階段の上り下りをしたり、軽く走ったりすると、ドッと汗をかいたりする場合は、これも『隠れ冷え性』の可能性があります。

【 当院の、冷えの解消の治療 】

男性の場合、肩こりや腰痛、身体のダルサ、下痢、頻尿、などを繰り返していても、「自分は、冷えとは無縁!」と思っている事が多いので、当院では、問診とツボ反応で、症状の確認を行っています
ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるからです。
この為、自分の身体の血行不良をハッキリ自覚していない場合でも、血行の悪化でツボが反応点として顕在化して、ツボを軽く圧迫するとジーンとしたり、違和感が生じたり、あるいは、ツボの筋肉が強く収縮して、筋肉の硬縮が現れたりするので、身体の冷えによる患部が確認できるようになります。

 

ツボ反応の確認後、反応が現れたツボを中心に、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、筋肉のコワバリ解消と血行の改善を行っています。
例えば、確認した反応点を適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、コワバッタ筋肉が緩み、筋肉内の血流が改善してくるので、患者も、ジワーと暖かい血液が流れ出す感じがしてきます。
更にマッサージ治療で、筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉が身体の隅々に届いた血液を心臓に押し戻すポンプの働きをしているので、血流が促進され、これによって神経過敏状態が回復してくるので、冷えで生じていた不快感や痛みを抑える効果があります。

 

また、身体の冷えの解消に、当院では、後頭部や首、そして下半身の筋肉もチェックして、回復治療を行っています。
首には、自律神経が通っているので、首周囲の筋肉のコワバリが緩んでくると、呼吸が楽に感じられるだけでなく、体調の回復効果もあるので、これによって、精神的に落ち着きを取り戻す効果につながります。
また、下半身には、全身の血液量の70%が集まるので、下半身のコワバッタ筋肉をチェックし、柔軟性を回復させると、全身の血行も改善してくるので、体調の回復効果になります。

 

男性の冷えは、身体の中心部分(内臓)が冷えた『内臓型冷え性』が多いので、一般的な疲労や緊張と違って、下痢や便秘、頻尿に加えて、体調の悪化や精神的な不調も起き易くなります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、冷えによる身体のコワバリ箇所や不調箇所の確認や、それらの改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

気候の寒さや冷房による、関節の痛みと、動きの低下

【(症例)身体の不調や、不快感 】

日本の気候は、季節によって気候が大きく変化するので、寒くなってくる季節や、冷たい雨が降る時期になると、「寒い」とか「冷たい」という感覚が強く刺激されて、身体に「痛み」を感じる人がいます。

例えば、「寒かったり、冷えたりすると、膝や腰の関節が痛んで、身体を動かすのが辛い」、「梅雨時になると、古傷がシクシク痛む」、「天気が悪くなって、雨や曇りになると、身体の節々(ふしぶし)が痛む」などに、悩まされる人です。

この症状は、身体の血行が悪くなっていると、寒さに神経が敏感に反応して、「痛み」を感じ易くなるので、予防や緩和対策には、身体のコワバリ解消や血行の促進によって体調を保ち、神経が刺激されないようにする事が大切です。

【 寒さによる神経痛 】

気候が寒くなってきたり、部屋の冷房が強かったりすると、「膝や腰の関節が痛む」、「身体を動かすのが辛くなる」と、訴える人がいます。
寒さや冷たさを感じると、関節のコワバリが強まったり、身体の血行が悪くなったりして、「指や膝の関節がギクシャクした感じになって動きにくくなる」、「肩や背中の凝りや痛みが強まる」、あるいは、「膝や腰のダルサや鈍痛に悩まされる」、などが生じるからです。
このように、寒さで身体が冷えると、身体の節々(ふしぶし)に違和感や痛みが起きたり、関節の動きづらさを感じたりする症状を、病院では『寒さによる神経痛』と診断しています。

 

『寒さによる神経痛』の症状は、非常に冷たい風を顔に受けて、頬や耳が“痛く”感じたり、氷水に手を入れ続けると、手にシビレを伴った“痛み”を感じたりするのと、同じ現象と言われています。
ひどく「冷たい!」とか「寒い!」という刺激を受けると、“身体への危険性”を知らせる為に、感覚神経がアラームサインとして「痛み」を発するからです。
日本は季節によって気候が大きく変化するので、寒さが強まる秋から冬への季節の変わり目や、急に冷房の風に直接さらされた時などに、このような『寒さによる神経痛』が起きています。

 

また、「冷たさ」や「寒さ」ではなく、気圧が低下して空気が湿ってくると、「痛み」を感じる人もいます。
代表的なのが“頭痛持ちの人”で、台風や低気圧が近づくと、「頭がズキズキと痛む」といった状態になりますが、“頭痛”以外にも、天候が悪くなると、肩こり、膝の痛み、めまい、などが起きたり、あるいは、以前にケガをしたり手術を受けたりしていると、その傷跡(瘢痕)からジクジクと痛む事もあります。
これは、気圧の低下や湿度が増した事で、体調の維持がうまくいかなくなってくると、身体の緊張が高まって血管が収縮し、血行が悪化するので、神経が高ぶって「痛み」が生じる為と言われています。

【 心身の不調から 】

「寒い」、「冷たい」という刺激で“痛み”を感じる場合、特に、「ストレスや不安で緊張が増していたり」、「血行が低下していたり」、「関節部分に負荷が大きくなっていたり」すると、“痛み”の感覚が増します
心身の不調や、精神的な不安定が続くと、心理的な緊張から神経が敏感になってくるので、「寒い」とか「冷たい」という刺激に対して、神経が強く反応して、“痛み”のアラームサインが出易くなるからです。
そして、神経が敏感になっている為に、「ジンジンする感じ」、「シビレ感がする」、「感覚が無くなった感じ」、「力が入らない」、「身体が動かしづらくなる」、なども現れます。

 

また、疲労や心身の不調などで、身体の血液の流れが悪くなっていると、これも、“痛み”を増します。
血液の流れが悪くなっていると、筋肉がコワバッタ状態になる上に、血液から取り込む酸素が不足し、老廃物が排出しづらくなるので、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かなくなり、身体を動かす時に痛みが起き易くなるからです。
特に、膝や腰などは、絶えず身体を支えながら、関節を曲げたり伸ばしたりするので、疲労や心身の不調などで血行が悪くなっていると、動作する時に、膝や腰の関節から痛みが起き易くなります。

 

しかも、「寒さ」や「冷たさ」から、筋肉の血行が悪くなると、筋肉が硬くなって神経を圧迫したり、刺激したりので、痛みが増すようになります。
更に、体内の温度を守る自律神経も、「寒さ」や「冷たさ」を感じると、できるだけ体熱が体外へ逃げないように、身体の表面に流れる血液を減らすので、筋肉内の血行の低下によって、余計に痛みが増します。
この結果、心身の不調や精神的な不安定から血行が悪くなると、ちょっとした動作でも、痛みが起き易くなるだけでなく、ジッとしていても、膝や腰にコワバリを感じたり、ダルサやウズウズした感じに悩まされたりします。

【 身体を動かす事が少なくなると 】

また、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、これによっても『寒さによる神経痛』が起き易くなります
筋肉の働きの低下によって、動作時に痛みが起き易くなるだけでなく、筋肉の血流を促す筋肉ポンプが低下するので、血行が低下した状態になるからです。
この為、椅子から立ち上がったり、急に身体を動かしたりすると、筋肉の働きの低下による痛みだけでなく、血行の低下から、筋肉の瞬発力や持久力の機能がうまく働かないので、思わず「アイタタッ!」という状態になります。

 

更に、身体を動かす事が少なくなると、身体の老廃物が排出されづらくなるので、体内に溜まった老廃物が神経を刺激して、ジッとしていても、疼くような痛みを感じるようになります。
しかも、体内に溜まった老廃物の影響で「ダルサ」や「何となく身体の調子が悪い」といった状態が起きたり、運動神経を刺激して「しびれる」、「筋肉が引きつる」なども起きたりします。
この為、デスクワークを続けている人や、お年寄りには、「いつも、なんだか腰がジクジクと痛い…」と悩まされていると、こむら返りやギックリ腰にも悩まされている人が多くなっています。

 

この為、加齢や運動不足などで身体を動かす事が少なくなっていると、ますます『寒さによる神経痛』が起き易くなります。
運動の効果は、筋肉を鍛えるだけでなく、自律神経を刺激して体調を保つ働きを強めたり、改善したりする働きがあるので、加齢や運動不足などで、身体を動かす事が少なくなっていると、体調を保つ働きを低下させてしまうからです。
この為、普段から、身体を動かす事が少なくなって、「ダルイ」、「肩が凝る」、「冷える」、「疲れやすい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などを感じていると、体調を保つ自律神経の働きが乱れて、季節の温度や気圧の変化に順応しづらくなるので、『寒さによる神経痛』が起き易くなります。

【 当院の、寒さによる痛みの治療 】

『寒さによる神経痛』の解消の為に、痛む所を温めて、血行を良くするだけでは、その時だけの痛みの解消に終わってしまうので、やはり、身体の不調を解消し、自律神経の働きを回復させる事が大切です。
この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、『寒さによる神経痛』の予防や緩和を行っています。
東洋医療が、もともと、筋肉の働きや血行を改善して、身体の回復力を取り戻す事を目的にしているので、気候の寒さや冷房による『寒さによる神経痛』の改善にも、身体のバランスを整えて身体の回復力を取り戻す事が重要になるからです

特に、膝や腰は、体重の負荷が絶えずかかる場所なので、膝や腰関節の筋肉のコワバリや筋肉内の血行の悪化が強まって、『寒さによる神経痛』が起き易い箇所です。
この為、当院では、膝や腰にある、身体の異常を知らせる『反応点(ツボ)』を探し、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、筋肉の疲労や緊張を回復させて、膝や腰の関節の動きを良くして、痛みを改善するようにしています。
ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体の異常を知らせる『反応点』や、病状を改善する『治療点』の働きもしているので、ツボを刺激して、関節部分の痛みや不快感を改善させたり、動きの悪い関節の可動域を広めたりする事ができるからです。

 

更に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療の、「血行やリンパの流れの促進」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などによって、「神経の興奮を鎮める」作用もあるので、身体の不調を緩和させる効果もあります。
疲労や緊張などの慢性化によって、身体の回復が追いつかず、痛みや不快感などの身体の不調となって現れているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を取り戻し、高められるからです。
これにより、身体の不快感が解消されてくると、下半身全体の筋肉の瞬発力や持久力も改善されてくるので、膝や腰の関節の動きもスムーズになり、動作の不安も少なくなって、立ち上がりや座る時などが楽になる効果があります。

 

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、自律神経の働きを回復させる効果から、季節の変わり目などで、関節の痛みが起きたり、関節の動きの低下を感じたりした時に、体調の改善に利用されてきました。
当院は、これらの効果をもとに、血流改善や神経の機能を回復させ、関節の痛みや動きの低下だけでなく、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感の症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

脚の冷え や むくみ と、ブーツ

【(症例)身体の不調や、不快感 】

「“おしゃれ”と“スタイルアップ”に、ブーツを履きたい!」というのは、多くの女性の気持ですが、ブーツで脚の動きが制限されると、血液やリンパ液の流れが停滞し、思いもしなかった、脚の冷えや、むくみを、引き起こす事があります。

しかも、毎日の疲れや運動不足などで、脚の血液を心臓に戻す『筋ポンプ』の働きが低下していると、脚を温めたり、さすったりしても、一時的な解消効果しか得られないので、また、脚の冷えやむくみが再発してしまいます。

このような身体の回復力の低下によって生じた冷えやむくみには、脚に、昔から利用されてきた、脚の疲れや血行悪化に効くツボがたくさんあるので、脚に現れたツボを上手に利用すると、脚の筋肉や血行の回復力を高めて、冷えやむくみの改善効果が期待できます。

【 ブーツで、脚に冷えが… 】

ブーツは 1960年代始めに、ミニスカートの流行に合わせて脚光を浴び、その後、歌手の安室奈美恵さんの「アムラーファッション」によってロングブーツがブームになり、その後も、ファッション性と足元を温かく保つ最適なグッズとして、ブーツ人気が続いています。
最近では、夏でも、足元がクーラーの冷気を受けてしまうのを防ぐ為に、見た目の暑さを感じさせないサマーブーツが作られ、人気を呼んでいます。
ところが、「見た目が良く」、「暖かいはず!」と思ってブーツを履いていると、だんだんと足が冷え、更には、足先にジーンと痺れるような冷たさを感じて、思わず「ブーツを脱ぎたい!」となる事があります。

 

この原因として、膝から下がスッポリと覆われるようなブーツを履いていると、足首をギュッと固定されてしまうので、足裏やふくらはぎの筋肉の動きが制限されてしまい、血液の流れが悪化してしまう事が、指摘されています
足首をギュッと固定されて、脚の筋肉の自然な伸び縮みができなくなると、脚に集まった血液を心臓に送り返す『筋ポンプ』の働きが低下し、脚の血行やリンパ液の流れが停滞してしまうからです。
この結果、脚に停滞した血液リンパ液が、足元の冷たい空気で冷やされて、足先がヒンヤリと冷えてくるだけでなく、心臓からの暖かい血液も流入しづらくなるので、「ブーツを履いているのに、冷たい!」という、予想外な事が起きてしまいます。

 

更にもう一つ原因として、足裏は、「汗腺が、背中や胸の5~10倍もあり、1日にコップ約1杯分もの汗をかく」と言われるほど、多量の汗をかくので、ブーツを履いていると、これによっても足を冷やしてしまいます。
ブーツを履いていると、多量の汗が排出されづらくなる為に、足が多量の汗でしっとりと濡れてくると、その汗が、靴に伝わった冷寒で冷えて、足を冷やしてしまうからです。
また、寒さで足が緊張すると、足裏から発汗反応によって、多くの汗(緊張汗)が出るので、これも外気の寒さで冷やされ、足を冷やしてしまいます。

【 脚の、むくみから 】

また、ブーツを履いていると、「脚がむくんで、締め付けがきつくなった」、「脚のむくみで、脱げなくなった」などが起きたり、「脚が、ダルクなって重くなった」といった不快感に悩まされたりします。
これも、ブーツで足首が固定されて、脚の筋肉の動きが制限されると、血液やリンパ液を流す『筋ポンプ』の働きが弱まるので、滞った血液やリンパ管から水分がしみ出して、むくみが生じたからです
しかも、むくみの水分中に“老廃物”を含んでいるので、「脚がほてった感じ」、「むずむずする」、「かゆい感じがする」などの、不快感にも悩まされます。

 

このように、足の冷えと、脚のむくみは、両方とも、脚の『筋ポンプ』の低下が原因になっています。
この為、女性の70%以上の人が、ブーツを履いて脚に冷えを感じてくる、脚のむくみに気付かされたり、反対に、脚のむくみが気になってくると、足の冷えを感じたりします。
しかも、筋肉量の少ない女性は、脚の『筋ポンプ』の働きが弱くなりがちなので、「脚の冷え → 血の巡りが悪くなる → むくむ → むくみで余計に血の巡りが悪くなる → 脚の冷えが強まる→ 更に血の巡りが悪くなる」といった、冷えとむくみの悪循環スパイラルに陥りがちです。

 

しかも、脚に冷えとむくみの両方が起きると、身体にも、さまざまな症状を引き起こします。
例えば、冷えから神経が敏感になってくると、「少し歩くと、足に痛みがする」、「足の芯が痛む」、「脚の冷えやダルサで眠れない」、「足にしもやけができ易い」、などが起きます。
また、重力の影響で下半身に全血液量の約7割が集まるので、脚の血行悪化によって全身の血行に影響すると、「身体の節々(ふしぶし)の痛み」、「腰のダルサや痛み」、「疲れ易くなる」などが起きたり、「高血圧」が起き易くなったりします。

【 脚の血行回復 】

脚に、冷えやむくみなどの違和感が現れたら、まずは、「どのような状態なのか?」を、確認する事が大切です。
例えば、『脚のむくみチェック項目』として、「靴下の跡がいつまでも残る」、「膝から下を指で10秒ほど押した後、指を離しても跡が残る」、また『足の冷えチェック』としては、「手は温かいが足は冷たい」、「寒くなるとふくらはぎや足先が冷える」、「足先が冷えてなかなか寝つけない」、などがあります。
そして、冷えやむくみの原因となっている、脚の『筋ポンプ』活動を回復させるには、筋肉のコワバリを解消する事と、それと共に、足関節や膝関節の柔軟性を戻して、血行やリンパ液が流れ易くする事が必要です。

 

しかし、脚のむくみや冷えが長引いている場合は、脚のむくみや冷えを解消するのが、かなり困難です
脚の『筋ポンプ』活動が低下して、脚の血行が悪くなっていても、ハッキリとした痛みや違和感などが無いので、患部がハッキリせず、自分で脚の筋肉をほぐして、血行を改善させる事が難しくなるからです。
この結果、「筋肉がコワバッテいる箇所や、血行の悪化箇所が分からない」事から、ほぐすのが大雑把になったり、あるいは、気になる痛みや違和感などがあっても、その箇所を「特定するのが難しい」事から、シッカリほぐすのが難しくなったりします。

 

更に、脚の血行改善の為に、腰とお尻の筋肉をシッカリとほぐす事が必要になる事もあります。
お尻と腰の筋肉は、上半身の重さをジッと受け止め続けているので、立っている事が長かったり、座りっぱなしでいたり、疲労や緊張が強まっていたりすると、お尻と腰の筋肉がコワバッテ、筋肉内の血管を圧迫して、下半身の血液の流れを悪化させるからです。
この為、これらの腰とお尻の筋肉をシッカリとほぐした上で、ふくらはぎの奥の柔軟性を回復させて『筋ポンプ』の活動を活発化させたり、下半身の筋肉や血管の走行沿いのコワバリやコリをチェックして解消させたり、足首・膝・股関節などの血行を改善させたりする事が必要です。

【 当院の、脚の冷えやむくみの治療 】

当院は、脚のむくみや冷えの解消に、マッサージ治療にツボ治療を加え、回復治療を行っています。
脚や腰には、昔から利用されている、冷えやむくみなどを改善させるツボが、いくつもあるので、脚や腰に現れたツボを確認し、「イタ気持ちイィ!」と感じるツボ刺激を加える事によって、回復効果を高められるからです
これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに反応点として痛みや硬さの反応となって現れ、更に、この顕在化したツボを治療点として刺激すると、筋肉のコワバリやコリが解消され易くなって、血行が回復し、脚のむくみや冷えが改善されてくるからです。

 

また、下半身の血行を、マッサージ治療にツボ治療を加えて改善すると、体調改善にもなります。
下半身には、重力の影響で、全身の70%もの血液が集まる部分なので、下半身の血行を改善させると、全身の循環も良くなって、「肩がこる」、「疲れやすい」、「だるい」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、「元気がない」、などの症状改善になるからです。
更に、毎日の疲労や緊張などで、追い付かなくなっていた回復力を取り戻す事にもなるので、「何となく身体の調子が悪い」といった状態から、身体がスッキリしてきます。

 

更に、当院では、脚のむくみや冷えの回復効果を高める為に、ストレッチを加えています。
これは、血液を心臓に戻すには、筋肉のポンプ活動が重要なので、筋肉の弾力性や柔軟性を高めるだけでなく、筋肉の伸び縮み運動を回復させて、活発化させる事が必要になるからです。
特に、座っている事が多かったり、歩く事や立っているのが長かったりすると、股関節やお尻の筋肉が硬くなって、血行が悪化するので、腰から股関節にかけてのコワバリやコリをチェックし、筋肉の一部にストレッチを加え、柔軟性を回復させると、血行の改善に効果を発揮します。

 

女性の脚のコーディネートに、ブーツが欠かせませんが、ブーツを履き続けたり、靴下を重ね履きして膝上まであるロングブーツを履いていたりすると、脚にむくみや冷えが起き、体調の不調も起きてきます。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、脚のむくみや冷えの改善と共に、身体の不調箇所をツボ反応を利用して、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。