肩こり

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張などが原因になって、血行が悪化し、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも、首や肩のコワバッタ筋肉内にシコリができると、ジンジン・ズキズキする不快な痛みによって神経が刺激されるので、チョットした疲労や緊張で『緊張型頭痛』が起き易くなったり、いつまでも続いたりします。

このような頭痛の改善には、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリを調べて解消する事も必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して筋肉内の血流を増幅させると、敏感になっている神経が和らぎ、シコリを縮小させる効果があります。

【 緊張型頭痛 】

~ 肩こり頭痛 ~

首や肩の疲労や緊張で血行が悪化してくると、「重いものが頭に乗っているような痛み」、「後頭部を中心にズキズキする痛み」、「頭がギューッと締めつけられるような痛み」、などが起きます。

これを『緊張型頭痛』と言い、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まると頭痛を引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言います。

「肩こりは、日本人の国民病」と言われるように、日本人は肩こりに悩まされる人が多いので、肩こりの影響による『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています

~ 症状の特徴 ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が強まった事が原因になっているので、特徴として、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などの“肩こり症状”が現れます。

そして、首や肩の筋肉のコワバリが強まって血行が悪化してくると、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、“頭重感や不調感”に悩まされる状態になります。

更に、血行悪化で後頭部の神経が刺激されると、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」、などの“頭痛症状”が起きます。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、頭から肩にかけての筋肉が緊張して、神経を圧迫したり、血流が悪くなって疲労物質が排出されずに筋肉内に溜まり、神経を刺激したりするからです。

代表例が、デスクワークや車の運転などで、長時間うつむいた姿勢をしていると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まり、血行が悪くなって頭痛が起きるケースです。

これ以外にも、運動不足や加齢で、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、枕がフィットしなかったりすると、首や肩周辺の筋肉が緊張したり神経や血管が圧迫されたりして、『緊張型頭痛』を起こす事があります。

【 精神的なストレスからも 】

~ 血行の悪化と神経の圧迫 ~

また、精神的なストレスも、『緊張型頭痛』の大きな原因になります

精神的な緊張(交感神経)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して神経が圧迫されたり、血管が圧迫されて血行悪化が起きたりして、神経が刺激されるからです。

頭痛が起きなくても、精神的ストレスで、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」などがおきたり、あるいは、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされたりします。

~ 中高年になると ~

この為、中高年になると『緊張型頭痛』や『頭重感』に悩まされる事が多くなります

職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりすると、肩や首の疲労や緊張などで筋肉のコワバリやコリが強まるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、首や肩の筋肉がコワバリ易くなって、『緊張型頭痛』や『頭重感』が起き易くなります。

~ 自律神経のバランスの崩れ ~

また中高年になると、心身を休める副交感神経の働きが弱まりますが、心身を活発にさせる交感神経の働きは変わらないので、中高年になると、『疲れ易さ』と共に『緊張型頭痛』が起き易くなります。

自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)の働きを保つ事なので、交感神経が優位な状態になってくると、身体の血管が収縮して血行が悪くなってくるからです。

しかも自律神経のバランスが崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉が緊張して、余計に『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引いたりします。

【 シコリ解消の重要性 】

~ コワバリが慢性化すると ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の疲労や緊張が大きく影響しているので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和したり、解消したりする事ができます。

しかし、疲労や緊張が続いて、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化してくると、神経圧迫や血行の悪化が続いて、神経の“異常な興奮”が起きてくるので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります。

この状態になると、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするので、市販薬では、このような異常に敏感になった神経を元に戻す事ができなくなるからです。

~ シコリの発生 ~

更に、首や肩の筋肉のコワバリの慢性化によって、絶えず血行が悪化してくると、コワバッタ首や肩の筋肉の内部に、筋肉が凝り固まった状態の“シコリ”ができます

首や肩の筋肉内に“シコリ”ができると、皮膚の上から触るとコリコリと感じられ、また、硬い“シコリ”によって血行が遮断されるので、絶えずジンジン・ズキズキする不快感が生じるようになります。

この結果、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになって気分の晴れない日が続くようになったりするので、チョットしたキッカケで頭痛が起きる『反復性緊張型頭痛』や、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛』になったりします。

~ ストレッチとマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消に、ストレッチやマッサージが紹介されています。

しかし、首や肩の筋肉にコワバリが慢性化していたり、内部にシコリができていたりすると、一般的なストレッチやマッサージでは、筋肉のコワバリやシコリを解消して、頭痛を無くすのが困難です。

ストレッチやマッサージで、コワバリやシコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事はできても、肝心のコワバリやシコリの部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、それらを伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、敏感になっている神経を和らげ、症状の改善を行っています

これは、ツボ(経穴)が、“神経や血管の集まっている箇所”なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さが現れて、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれる性質があり、更に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置が、ほぼ一致しているので、的を絞った症状の改善ができます。

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、東洋医療のツボの位置と重なり合っている事を利用して、反応が顕在化しているツボを調べて、体調や体質に合わせて刺激を加え、ツボ周辺の血流回復を行っています。

更に、コワバリやシコリの緊張を緩める為に、位置と状態を確認し、一方向だけでなく、様々な方向に徐々に圧迫しながら引き延ばし、コワバリやシコリの深層部まで、段階的にシッカリと伸ばします。

これらによって、コワバリやシコリの血液やリンパ液の流れを増幅させて、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出していくと、刺激に敏感になっている神経が和らぎ、首や肩のコワバリやシコリが縮小し、後頭部の不快な痛みが解消されるようになります。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張も、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させるので、マッサージ治療で、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善し、肩甲骨の動きを回復させています。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた身体の回復力を取り戻してくるので、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善にもなります。

マッサージ治療で、「①血行やリンパの流れを良くする」、「②筋肉の弾力性や柔軟性を高める」などを行うと、「③筋肉の疲労回復」だけでなく、身体の「④神経興奮の抑制」も働き、「⑤痛みを改善させる」効果があるからです。

~ シコリ解消の重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると血行が極度に悪化して、不快感が繰り返すようになり、『反復性緊張型頭痛』や『慢性緊張型頭痛』が起き易くなります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリ付近の血流の増幅と、敏感になっている神経を和らげて、シコリの解消を行い、慢性化している『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労や緊張が続いて、長引く頭痛、肩こり、腰痛に

【(症例)痛み・しびれ 】

毎日のストレスや疲労で、肩や腰などにズキズキ・ジンジンする不快な痛みが起きても、仕事や家事などで時間に追われていると、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。

しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉のコワバリが増して、内部に“シコリ”ができると、シコリから発する疼(うず)く痛みで、神経が敏感になり、頭痛、肩こり、腰痛などが起きる上に、疲労や緊張で回復力が低下するので、治りづらくなります。

このような疲労や緊張の慢性化による症状には、神経と血管が集まっているツボを利用すると、ツボを中心とした筋肉内の血流が増幅し、敏感になった神経を和らげる作用があるので、痛みや違和感が減少し、シコリの解消と症状の改善に適しています。

【 筋肉内にシコリができると 】

~ 疲労感と不調感 ~

仕事や家事などの疲労が続いて、体調を維持する負担が大きくなってくると、疲労感が強まるだけでなく、身体の回復力が低下するので、「休んでも疲れがとれない」、「何となく身体の調子が悪い」、「ちょっとした事ですぐに疲れる」などが起きます。

しかも、疲労や緊張で血行が悪化すると、不要な老廃物が排出されづらくなったり、栄養や酸素の補給が減少したりするので、身体の体調維持ができなくなり、さまざまな症状や不快感を引き起こします。

例えば、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」などに悩まされます。

~ 筋肉内にシコリができると ~

更に、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に硬い“シコリ”ができると、“疲労感”と“不調感”が一層強まったり、いつまでも続いたりします。

硬いシコリによって、毛細血管の血行が遮断されて、排出されずに溜まった老廃物が神経を刺激して、神経が敏感化するので、ちょっとした疲労や緊張でも、神経の異常な興奮が起きるからです

この結果、筋肉内のシコリから、絶えずジーンとする疼(うず)く痛みや、うっとうしい不快感が続いたり、神経の異常興奮が増すと、疲労感やダルサ感が重くなったりします。

~ シコリの発生箇所 ~

このような、疲労感や不調感を生じるシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰などに、起き易くなっています。

これらの箇所は、身体を支えながら動作をするので、これが繰り返されると、負担が大きくなって筋肉のコワバリと血行悪化が起き、いつのまにか筋肉内に、筋肉が凝り固まったシコリができてしまうからです。

この結果、首・肩・肩甲骨・腰などにシコリができると、絶えずズキズキと疼(うず)くような痛みが生じて、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起きたり、更に、この状態が続くと、慢性の頭痛、肩こり、腰痛となって、悩まされたりします。

【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】

~ 違和感、痛み ~

また、シコリが首・肩甲骨・腰・股関節などにできると、関節の柔軟な動きが失われて“違和感”や“痛み”が起きます。

例えば“違和感”として、よくあるのが、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」などです。

また“痛み”として、よくあるのが、「首の筋肉が凝った状態になって、首を動かすと痛む」、「デスクワークをしていると、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「立ち上がる時に、腰がズキズキと痛む」などです。

~ 骨の並びを歪ませる ~

しかも、シコリが“骨の並びを歪ませる”原因になる事もあります

背骨や腰にシコリができると、筋肉の異常な収縮によって、縦一列に並んでいる骨の並びを強く引っ張って、不規則な状態にさせてしまうからです。

この為、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉がコワバッテ、内部にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じて“猫背姿勢”が解消しづらくなったり、あるいは、シコリによって血液やリンパ液の流れを遮断して、流れを悪化させるので、「背中がむくんだ感じ」、「背中がダルク、重い」、「腰が重ダルイ」、「腰が辛い」となったりします。

~ ストレッチが難しく ~

このよな『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』ができると、シコリは筋肉が強く凝り固まった状態なので、元の柔軟性を戻そうとしても戻りにくくなります。

背中や腰をストレッチして伸ばしても、シコリ以外の筋肉部分は伸びますが、肝心のシコリ箇所は強く凝り固まっているからです。

無理して背中や腰を伸ばそうとすると、シコリからの“拒否反応”で、それ以上伸ばせなかったり、シコリ近くの敏感になっている神経を刺激してしまうので、“ジーン”とした違和感や“ジンジン”とした痛みが強まったりします。

【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】

~ 精神的な不調 ~

更に、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不快感を引き起こします。

絶えずシコリから、ズキズキする痛みが起きると、身体に異常や変異が発生した事を知らせる神経の働きで、不快感が引き起こされるからです

例えば、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激するズキズキとした痛みや、後頭部が締め付けられるような不快な痛みや、鬱陶(うっとう)しさに悩まされ、これによって、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」なども起きます。

~ 体調の悪化も ~

しかも、自律神経が、脳から首の中を通って、背骨沿いに腰まで伸びているので、首・肩甲骨・腰・股関節の筋肉がコワバッッテ、内部にシコリができると、自律神経を圧迫して体調の不調を引き起こします。

例えば、首・肩甲骨・腰・股関節などの内部にシコリが生じて、痛みや不快感から自律神経の働きを乱すと、「胸苦しい感じがする」、「内臓の調子が悪い」、「食欲がない」、「疲れやすい」、「腰がダルイ」などが生じます。

特に、首や肩のシコリで不快な痛みが続くと、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」などが起きます。

~ 気象病、天気痛 ~

また、疲労や緊張が続いて慢性化すると、自律視神経が不安定になってくる為に、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事も起きます。

疲労や緊張が続いて慢性化して、自律視神経が不安定になってくると、気温、気圧、湿度などの変化によって自律神経の負荷が大きくなるので、天候が悪化すると、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「片頭痛」、「関節痛」、「肩こり」、「持病の悪化」、「気分の落ち込み」などの、心身の不調を引き起こすからです。

この症状は、天気が悪くなると、ストレスを感じて自律神経の負荷が増して、身体に痛みや体調悪化などが起きるので、『気象病』や『天気痛』と言います。

【 当院の、疲労や緊張などの慢性化による症状の回復治療 】

~ 身体の調子(治る力)を上げる ~

このように、疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激されて、頭痛、肩こり、腰痛などが起きたり、骨の並びを強く引っ張って、身体に歪みを引き起こしたりします。

しかも、回復力が低下して治りづらくなるので、このような疲労や緊張などの慢性化による症状には、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、これによって身体の調子(治る力)を上げていく事が必要です。

当院は、このような症状の回復に、筋肉のコワバリとシコリの解消を行い、血行と体調の改善を行う為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療と、ツボ治療を行っています。

~ シコリの箇所とツボの位置 ~

これは、ツボの特徴として、ツボには神経や血管が集まっているので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れて、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

また、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所は、東洋医療のツボの位置とほぼ一致しているので、反応が強く現れているツボを確認して、そのツボに症状や体調に合わせて刺激を与えると、身体が正常な状態に戻ろうとする働きが生じ、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されるようになります

しかも、昔から利用されてきた東洋医療をベースにしたマッサージによる治療なので、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で受けられます。

~ ツボ治療とマッサージ治療 ~

例えば、治療の最初に、問診と共に、身体の異常箇所をチェックする為に、身体のコワバッテいる箇所を中心に、「圧迫するとジーンとした痛みが響く」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった、“神経特有の感覚(ツボ反応)”を発する箇所を確認しています。

そして、確認したツボを中心に、マッサージにツボ治療を加えて、内部のシコリ付近の血流を回復させながら、硬くなっている筋肉を軟化させると、筋肉内の血流が改善し、老廃物や疲労物質が排出されてくるので、次第に神経の過敏状態が和らぎ、痛みや不快感などが緩和して、解消していくようになります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療は、確認した患部に、直接、働きかけるので、即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行うので、無理が無い上に痛みが少なく、安心して受けられます。

~ 疲労や緊張などの慢性化に ~

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく治療法なので、疲労や緊張などが慢性化して、なかなか解消しづらい症状に適しています。

当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加えて、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消を行い、敏感になっている神経を回復させ、長引く頭痛、肩こり、腰痛などの改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと緊張型頭痛をイメージしますが、頭が激しく「ズキンズキン」と痛む片頭痛も、頭痛が起きる前に、肩の凝り感や重ダルサが強く現れます

しかも、片頭痛の場合は、一般的な肩こりと違って『自律神経の不安定』が大きく影響しているので、「首や肩が、グッと張ってくる」、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、特徴的な現れ方をします。

この為、肩こり感や重ダルサなどの片頭痛の“前触れ”に気付いたら、『自律神経の不安定』を和らげて、体調を回復させる事が必要なので、首や肩のコワバリや血流を改善して神経の興奮を和らげ、身体の調子(治る力)を取り戻す事が大切です。

【 片頭痛の原因 】

~ 片頭痛の痛み ~

女性は頭痛持ちが多いと言われ、中でも片頭痛に悩まされている女性は20~40代に多く、男性の3倍以上にもなっています。

片頭痛は、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されて、頭の中をガンガンとする強い痛みが続く上に、少しでも頭を動かすと、ますます痛みが増すので、仕事や生活に支障をきたしてしまいます。

しかも、片頭痛が起きるたびに、神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返す状態になります。

~ 血管の急激な拡張 ~

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時と言われます。

よく言われるのが、平日の間、ずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、「頭が、いきなりズキンズキンと脈打つように痛み出した」というケースです。

この事から、片頭痛の原因として、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が、忙しさやストレスなどで緊張すると、血管を収縮させて血圧を上げますが、気持ちが緩んだ時に、忙しさやストレスなどによって自律神経の働きが不安定になっていると、収縮していた脳の血管が“急激に拡張”してしまい、血管の外側の神経を圧迫して刺激する為と考えられていました。

~ 脳血管の神経が強く反応 ~

しかし片頭痛は、気持ちが緩んだ時以外にも、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。

この事から、最近では、片頭痛の原因を『自律神経が不安定になって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感に反応する状態になると、血管周りのチョットした刺激や変化に、痛みが起き易くなる』と、考えられるようになりました

自律神経の不安定化によって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感になるので、脳の血管が拡張した時に、脳の血管を囲んでいる神経が、強く痛みを感じてしまうという考え方です。

【 片頭痛の前触れ 】

~ 自律神経の不安定から ~

片頭痛が起きる原因として、従来の“脳の血管の拡張説”と、最近の“痛みの反応が強まる説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定になった事で、片頭痛が起きるようになります。

これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、それらによって自律神経に乱れが生じると、脳の血管を囲んでいる神経が刺激されて敏感になる上に、血管の収縮や拡張をしているコントロールが失われるからです。

この為、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの“体調の悪化”が続いて悪化すると、自律神経の働きが不安定になり、自律神経に乱れが生じ、脳の神経が敏感になったり、血管のコントロールが失われたりするので、片頭痛発作が起き易くなります。

~ 片頭痛の前触れ ~

片頭痛の起きるプロセスが『自律神経の不安定』と結びついているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛が起きる前に、“体調の悪化”を感じる『前触れ』を感じています

例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。

多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『前触れ』が現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後に、片頭痛が起きています。

~ 片頭痛の予防や対策に ~

この為、この片頭痛の“前触れ”が、片頭痛の予防や対策に大きなヒントになります。

片頭痛が起きる前の“前触れ”に気付いたら、片頭痛の予防や対策として、『自律神経の不安定』の緩和と体調を回復させる為に、コワバリ箇所や血行の悪化箇所をチェックし、それらを和らげられるからです。

これによって、身体に感じる不快感が減少し、体調を取り戻してくると、脳の血管を取り巻く神経の敏感さが緩和されたり、自律神経の血管をコントロールする働きが回復して安定化したりして、血管が急激に膨張するリスクを減少させる事ができます。

【 前触れの、肩こり 】

~ 肩こり感や、肩のダルサ ~

片頭痛の“前触れ”の中でも、片頭痛患者の75%の人が、肩こり感や肩のダルサを感じています

これは、首や肩の筋肉が、重い頭を支えながら動かしているので、『自律神経の不安定』によって、首や肩の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなり、肩こり感やダルサが起きるからです。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合は、『自律神経の不安定』が影響しているので、脳の神経を刺激するような、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの特徴的な現れ方をします。

~ 首が自律神経の通り道 ~

また、片頭痛の“前触れ”として、肩こり感やダルサが現れるのは、首が自律神経の通り道になっている事も影響しています。

ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、『自律神経の不安定』が増してくると、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサを起こさせるからです。

この為、「何となく身体の調子が悪い」と感じ始め、それに伴い、独特な不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、片頭痛の“前触れ”が考えられます。

~ 片頭痛を発生させる三叉神経 ~

しかも、脳の血管を取り巻いて片頭痛を発生させる『三叉(さんさ)神経』は、後頭部に伸びている神経(大後頭神経)と至近距離で交わっているので、この後頭部に伸びている神経から影響を受けます。

この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、後頭部が緊張して、肩こり感やダルサなどが起きてくると、それと共に、片頭痛を発生させる三叉神経を刺激して、「何となく頭痛がきそうだ」という片頭痛の“前触れ”が生じます。

そして更に『自律神経の不安定』が大きくなって、『三叉神経』が活性化(興奮)すると、『三叉神経は、脳内で一番大きな神経』なので、頭の中をズキズキ、ガンガンと激しく響くような痛みが起き、『自律神経の不安定』によって、胃や腸がムカムカしてきたり、嘔吐したくなったりします。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ 頭痛体操 ~

片頭痛の予防や対策として、いろいろなケアの方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、首や肩の敏感になっている神経を和らげる作用があるので、片頭痛の予防や軽減の為に広く勧められています。

しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が重要なポイントになるので、この効果を出す為には、首や肩の“圧痛点(凝り)”を確認する事と、その圧痛点をうまく和らげて、筋肉のコワバリと血行悪化を解消させる事が必要です。

当院では、『頭痛体操』の代わりに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている“圧痛点(凝り)”をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行って、片頭痛の予防や対策を行っています

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、片頭痛の予防や対策に、ツボを利用して、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、敏感になっている神経の興奮を鎮めたりして、痛みや違和感を減少させ、体調の改善を行っています。

特に、片頭痛の“前触れ”が現れた段階で、首や肩などの、敏感になっている“圧痛点(凝り)”を、ツボを利用して鎮めると、片頭痛の予防や軽減に効果があります。

~ 安全に、無理がなく ~

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを高めて、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が和らぎ、それによって、自律神経の負荷を減少させる効果があります。

高ぶっていた神経の興奮が収まってくると、身体の調子(治る力)を取り戻し、体調が回復してくるからです。

当院が行っているマッサージ治療は、東洋医療をベースにして、崩れかかった身体のバランスを、安全に、無理のない方法で、回復させる手技療法なので、片頭痛の予防や対策に安心して受けられます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、首や肩の血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から、体調や体質に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させて、不快感や痛みを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

その『 首こり 』・『 肩こり 』、気になりませんか?

【(症例)こり・しこり 】

『肩こり』と『首こり』は、凝っている場所が少し違うだけなので、「同じような凝り」と思われますが、『首こり』の場合は、首の筋肉のコワバリが強まると、首の後ろ側を通っている血管や神経が“圧迫”される状態になります。

この結果『首こり』は、後頭部から首の付け根にかけてのコワバリによる痛みや不快感に加えて、頭に続く首の血管や神経が“圧迫”される事で、頭痛や頭重感、そして、強い肩こり感やダルサなども引き起こします。

この為『肩こり』の症状解消には、肩から肩甲骨にかけての筋肉の柔軟性回復がポイントになりますが、『首こり』の症状を解消するには、首の筋肉の柔軟性回復だけでなく、血管や神経を圧迫している箇所を確認して、頭に通じる血行の改善や、不快感や痛みを引き起こしている箇所を緩和させる事が必要です。

【 肩こり 】

~ 肩こりと、僧帽筋 ~

首の筋肉と肩の筋肉は、隣り合わせで、しかも、続いているので、「“肩”が凝った」と言っても、「“首”が凝った」と言っても、症状はたいして変わらないと思いがちですが、実際には、『肩こり』と『首こり』では、痛みや不快感の原因や症状が、かなり違います。

例えば『肩こり』の場合は、デスクワークによる疲労や緊張、ストレス、運動不足などで、首の後ろから肩・背中にかけての『僧帽筋(右図)』の血行が悪化し、筋肉がコワバリ、それによって痛みや不快感が起きます

『僧帽筋』は、上部、中部、下部の3つの部分に分かれて、それぞれ異なる働きをしているので、『僧帽筋』のコワバリによって、各部分ごとに次のような症状が現れます。

~ 僧帽筋の3つの部分の症状 ~

『僧帽筋』の上部は『肩こり』として悩まされる部分で、筋肉が薄く、筋力が弱いので、頭を突き出すような姿勢(ストレートネック)や、精神的な緊張が続くと、「肩の筋肉が張った感じ」、「肩の重い感じ」、「肩の疲労感」、「肩の痛み」、などが起きます。

中部の筋肉は肩甲骨を覆っている部分で、腕の動作を支える働きをしているので、腕の疲労や緊張などで、この筋肉の血行が悪化してコワバッテくると、隣接する背骨を支えている筋肉と不調和を起こし、ズキズキ・ジンジンする痛みが起きます。

下部の筋肉は、肩甲骨の動きを下から支えながら、姿勢を維持する働きをしているので、この下部の筋肉が疲労してコワバッテくると、「背中が張る」、「上半身が重い」、「背中がダルイ」、などを感じるようになります。

~ 肩こり解消 ~

『肩こり』の解消に『僧帽筋』の疲労を回復させるには、『僧帽筋』が肩甲骨を囲んで付着しているので、肩甲骨をさまざまな方向に動かす事によって、肩甲骨を覆っている『僧帽筋』が緩み、血行が改善されるようになります。

しかも、肩甲骨に、背中の多くの筋肉が付着しているので、肩甲骨をさまざまな方向に動かす事で、背中の筋肉の血流やリンパ液の流れが改善されて、筋肉のコワバリが緩み、『肩こり』解消に効果があります。

最近、整体で良く聞かれる『肩甲骨はがし』は、この効果を狙ったもので、名称は大げさですが、実際は、肩甲骨周りにある筋肉をほぐすストレッチの事を言っています。

【 首こり 】

~ 首こりの神経症状 ~

『首こり』の場合は、後頭部から首の付け根にかけての筋肉が、疲労や緊張でコワバッタ状態になるので、凝り感や不快感に加えて、首のコワバリによって、首の血管や神経を圧迫するので、頭痛、頭重感、疲労感、ダルサなどを引き起こします。

特に、首の血管や神経に影響を直接与えるのが、僧帽筋より奥にある筋肉で、首の骨と頭蓋骨をつないでいる『後頭下筋群(右図)』のコワバリです

この筋肉がコワバルと、首の血管や神経を圧迫し、血管や神経に支障をきたすようになるので、『肩こり』と違って、頭の奥がズキズキ・ジンジンする“神経症状”を伴った凝りに悩まされます。

~ 頭重感や頭痛の原因に ~

更に『首こり』のコワバリで、後頭部から首の付け根にかけてギューッと締めつけられているような感じや、それによる首の血行悪化によって、首から頭にかけて重ダルサが強まる感じがします。

そして、デスクワークなどで、首の疲労や緊張などが続いたり強まったりすると、首周辺の神経が次第に敏感になり、筋肉の緊張が増すので、首の中を通っている血管や神経を圧迫する状態になります。

この結果、首の中を通っている血管や神経が圧迫され続けると、ズキズキ・ジンジンする不快な痛みに悩まされ続けたり、『緊張型頭痛』や『片頭痛』を引き起こす原因になったりします。

~ 体調の悪化や、身体の痛みの原因にも ~

更に、首周りの、「鈍い痛み」、「圧迫感」、「違和感」などで、不快感が大きくなって、体調を保つ自律神経の負担が増すと、体調の悪化や身体の痛みなどが起きる事があります。

自律神経の負担が増してオーバーワークの状態になり、体調を維持する事ができなくなってくるからです。

この結果、体調の維持が困難になって、日差しが強い時期になったり、梅雨時になったりすると、頭痛やめまい・関節痛などが起きる『気象病』に悩まされたり、雨の日や雨が降る前日や、低気圧が近づくと、片頭痛や関節痛などの痛みが起きる『天気痛』に悩まされたりします。

【 筋肉内のシコリ 】

~ 筋肉内のシコリ発生 ~

また、『肩こり』や『首こり』から、筋肉内に、筋肉が硬いカタマリ状になった『シコリ 』ができて、そこからズキズキ・ジンジンする痛みが起きてくる事がよくあります

凝りが慢性化したり、強まったりすると、血液やリンパ液の流れが極度に悪化し、筋肉を包んでいる“膜(筋膜)”が極度に収縮してしまい、内部の筋肉が縮んで硬いカタマリになり、それによって、神経が強く刺激されるからです。

筋肉が縮んで硬いカタマリになっているので、シコリを上から触ってみると、筋肉のカタマリが“コリコリ”と感じられ、上から押してみると“ジーン”とした軽い痛みを感じます。

~ シコリによる症状 ~

この結果、『肩こり』から内部にシコリができると、いつもズキズキする、しつこい『肩こり』になります。

また、『首こり』から筋肉内にシコリができると、頭痛や、頭重感、うなじの痛み、めまい、などを引き起こしたり、あるいは、首と顔をつなぐ血流やリンパ液の流れが悪くなって、「朝から、顔がむくむ」、「顔が疲れた感じ」、「血色が悪く、顔色が良くない」、などが起きたりします。

更に、『首こり』のシコリから、ズキズキ・ジンジンする神経症状が、ずうっと続いたり、強まったりすると、自律神経の負担が増す為に、「うっとうしい気分になる」、「気分が晴れない」、「体調がスッキリしない」、「何となく身体の調子が悪い」なども起きます。

~ 顔の振り返りの制限や、背中のゴリゴリ音、背中のむくみ ~

また『首こり』の場合は、首にシコリができると、首の筋肉のコワバリが強まって、顔を横に向けたり振り返ったりする範囲が限られてしまうので、後ろを振り返る時や、道路で左右を確認する時などに、身体ごと振り向く事が多くなります。

あるいは、凝りが慢性化したり強まったりして、背中の肩甲骨付近にシコリができると、肩を大きく動かした時に、シコリ付近の硬くなった筋肉と肋骨が擦れ合って、ゴリゴリと摩擦音がする事があります。

そして、背中のシコリによって背中の血行やリンパ液の流れが悪化すると、背中に“むくみ”が生じ、背中が腫れぼったい感じがしてきます。

【 当院の、首こりや肩こりの治療 】

~ ツボ治療を併用したマッサージ治療 ~

『首こり』や『肩こり』の解消に、昔から、ツボを利用したマッサージ治療が、痛みや不快感が少なく、安心して受けられる治療法として、広く利用されています。

これは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、身体に異常が起きると『反応点』となり、その『反応点』に適度に刺激を与えると、痛みや違和感の減少や筋肉内の血流の改善などの『治療点』になるので、『首こり』や『肩こり』の効果的な解消法になるからです

当院は、このようなツボの特徴を利用して、一人ひとりの症状に適したツボを探し出し、慢性化した『首こり』や『肩こり』の治療を行っています。

~ 肩こりや首こりの治療 ~

例えば、当院で『肩こり』治療を行う時に、『僧帽筋』の上部、中部、下部の3つのゾーンごとに、凝りや痛みを引き起こしている箇所を探し、その箇所ごとに、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、凝りの解消を行っています。

触診して、押されるとジ~ンと響く箇所や、「痛(イタ)気持ち良い」と表現されるような、疼痛を感じる箇所から、身体の異常を知らせる『反応点(ツボ)』を確認し、そこを『治療点』として、ツボ刺激を併用したマッサージ治療で、不快な凝りの解消を行っています。

また『首こり』解消の治療を行う場合、首を覆っている筋肉が、小さく、薄い事から、デリケートな対応が求められるので、首に現れたツボを利用する事によって、限られた刺激で効果的に、そして、安心して治療を受けられるようにしています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボ治療は、筋肉内に『シコリ 』ができている場合に、効果的な解消法になります。

シコリができる箇所と、東洋医療のツボの位置が、ほぼ一致しているので、反応が高まっているツボを確認して、適度に圧迫と柔軟化を繰り返していくと、血行が改善され、それによって神経の興奮が抑制されてくるからです。

これによって、シコリとその周辺の柔軟性を回復させ、更にマッサージ治療で血行を改善させていくと、シコリが形を変えながら縮小していき、それに合わせて神経の過敏状態も和らぎ、不快な痛みが減少していきます。

~ それぞれの特性にあった治療 ~

『 首こり 』や『 肩こり 』を、「凝り性だから仕方ない」、「デスクワークだから仕方ない」と諦めずに、それぞれの体調や体質に合わせて、症状にあった治療を受ける事で、改善が可能です。

当院は、首や肩の痛みや不快感の解消の為に、ツボ治療を併用したマッサージ治療に『肩甲骨はがし』を組み合わせて、神経や血管が圧迫されている箇所を解消し、それにより神経の興奮状態を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連するこり・しこりなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

更年期の血圧上昇(高血圧)と、首や肩のこり

【(症例)こり・しこり 】

女性は、40歳代前半まで血圧が低くても、更年期を迎える頃から、気付かないうちに血圧が上がり始めたり、普段はそれほどでもないのに、日常のチョットした疲労や緊張で急に血圧が上がったりします。

これは、この時期から女性ホルモンの分泌が減少して、血圧をコントロールしている自律神経の働きが乱れてくるので、疲労やストレスが重なったり、運動不足や睡眠不足などが続いたりすると、血圧の不安定性が増して、上がってしまうからです。

この為、体調の悪化と共に、「頭痛」、「頭がボーっとする」、「めまい」、「肩こり」、「動悸」などに気付いたら、血圧上昇サインと捉えて、首や肩まわりの筋肉のコワバリや痛みを解消させて、血液やリンパ液の流れを促し、高ぶっている神経を安定させる事が大切です。

【 血圧上昇のキッカケ 】

~ 更年期の症状から ~

女性が更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌が減少して、ホルモンバランスが乱れてくるので、血圧をコントロールしている自律神経の働きが乱れ、血圧が不安定になります。

この為、以前は血圧が正常であっても、更年期になって不安やストレスを感じると、これがキッカケとなって、いきなり血圧が上昇するようになったり、あるいは、血圧が上がり易い状態が続くうちに、だんだん高血圧になったりします

例えば、更年期によくみられる症状の、頭痛、めまい、イライラ、動悸、寝られない、などがあると、これらがキッカケになって血圧が上がるようになり、やがて、チョッとした不安やストレスを感じただけでも血圧が上がるようになり、この血圧が上がった状態が続くようになります。

~ 血圧の不安定 ~

更年期の頃から血圧が高くなる原因として、加齢によって血管が硬くなってくる事もありますが、更に女性の場合、女性ホルモンの分泌減少によって、しなやかに伸び縮みする血管の働きが失われたり、自律神経の働きを乱して血圧を調節する機能が低下したりするからです。

更に、この時期になると、親の介護、子供の独立や就職、夫の定年、老後の生活問題、勤め先の仕事や人間関係のストレスなどで、精神的に不安やイライラが増すようになるので、血圧が高くなる原因として、これらの影響もあります。

心身を緊張させる交感神経が強まると、自律神経の血圧コントロールが不安定になるので、全身の血管を収縮させたり、心拍数が多くなったりして、血圧を上げてしまうからです。

~ 次第に本格的な高血圧に ~

ところが、このような血圧が不安定な状態になっても、「家事や仕事に追われていた為に、血圧上昇に気付かなかった」とか、「脈拍が多くなるのを感じる事があったが、一時的な血圧上昇と思って、そのままにしていた」、などが多くなっています。

この状態を繰り返すと、交感神経が敏感に反応するようになるので、血圧の高い状態が続いて、本格的な『更年期高血圧』の状態に進んでしまいます。

この結果、「50代の女性のうち、2人に1人が高血圧」と言われるほど、慢性高血圧の女性が多くなったり、朝方に血圧が急上昇する『早朝高血圧』が起きて、心臓や脳で出血するリスクを高めたりします。

【 血圧上昇の、前ぶれ(自覚症状) 】

~ 血圧上昇の、前ぶれ(自覚症状) ~

一般的に、高血圧症は、血圧上昇の自覚症状がほとんどないので、“気付かないうちに”高血圧へと進行します。

しかし『更年期高血圧』の場合は、更年期の女性ホルモンの減少や“自律神経の働きの乱れ”が大きく影響しているので、血圧が急上昇する時に、気になる“前ぶれ(自覚症状)”が現れる事が多くあります

血圧上昇の、よくある“前ぶれ(自覚症状)”として、頭痛、疲労感、頭がボーっとする、ダルサ、めまい、肩こり、むくみ、動悸、などです。

~ 体調を保てなくなり ~

これは『更年期高血圧』が、自律神経の乱れや、不安やストレスなどによる自律神経のオーバーワークが影響しているので、自律神経の働きが乱れると、身体のいろいろな機能に支障をきたし、さまざまな症状が現れるからです。

例えば、自律神経の働きが乱れて、体調を保つ事が困難になると、ジッとしていても「疲労感」や「ダルサ感」が強まったり、「肩凝り」や「関節の痛み」などに悩まされたりします。

あるいは、自律神経の中で交感神経が強まって「活動モード」になり、「胸がドキドキする動悸」や「めまい」が起きたり、ストレス性疾患が強まって、「イライラ」や「寝られなく」なったり、反対に、副交感神経が強まった場合は、活動力が低下したり、泌尿器系のトラブルが起きて、尿意切迫感や頻尿、尿漏れなどが起きたりします。

~ 高血圧の予防 ~

この事から、更年期になって、「頭痛」、「頭がボーっとする」、「めまい」、「肩こり」、「動悸」などの、「何となく身体の調子が悪い」という症状や、「イライラ」や「寝眠れない」などに気付いたら、体調管理の注意が必要です。

これらの症状があっても、「頭痛がしても、そのうち消える」、「肩こりはあっても、仕事をしていれば、当然」、「疲れているだけで病気ではない」と、やり過ごしていると、次第に交感神経が敏感に反応するようになって、本格的な高血圧へと進んでしまいます。

この事から、本格的な高血圧に移行するのを防ぐ為に、「更年期は、頭痛や肩こりなどの自覚症状があったら、しっかりと手帳に記録し、定期的に主治医と相談するように」と、言われます。

【 運動の効果と、問題点 】

~ 食生活や運動習慣などによる生活指導 ~

病院では『更年期高血圧』の予防や改善として、降圧剤の処方と、食生活や運動習慣などの『生活指導』を行います。

『生活指導』を必要とするのは、薬による治療法だけでは、一時的に血圧を下げても、服用を中止すると、再び血圧が上昇してしまうので、食生活や運動習慣などで体調を管理する事が必要になる為です。

しかも、更年期の血圧上昇の原因として、不安や緊張などによる、イライラ、情緒不安定、気分の落ち込み、意欲の低下、不眠などが影響しているので、やはり『生活指導』の理解と体調管理が重要になります。

~ 生活改善の効果 ~

『生活指導』の中心は、①ストレスの解消を心がけて、心と身体の両方に負担のかからない生活に改善する事、②バランスのとれた食生活、③適度な運動、の3種類があります。

中でも、③番目の適度な運動として、強度が中等度(ややきつい)の有酸素運動を、定期的(できれば毎日)に、30分以上行うと、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶので、血管が広がり、血圧を上げようとする神経の緊張を緩和させるので、更年期の血圧を安定化させる効果があります。

この効果から、血圧が高くても、上が140~159、下が90~99mmHgの範囲であれば、薬を使わずに血圧を下げる事も可能とされています。

~ 運動への抵抗感 ~

しかし更年期になると、運動不足や姿勢の悪さ、加齢などで、身体が硬くなっていたり、太っている為に動かしづらくなっていたり、頭痛や肩こりなどの痛みに悩まされたりするので、運動する気になれなかったり、せっかく運動をしても、中断してしまう事が多くなっています

更に、「家庭の事で、忙しくて運動する時間が取れない」、「運動しろと言われても、何をすればいいのか分からない」という人や、あるいは、「そもそも、あまり運動が好きではない」、という事もあります。

これらの理由で、更年期になって運動不足が続くと、ますます血行や呼吸機能が低下してくるので、血圧が高い状態が慢性化してしまいます。

【 当院の、更年期高血圧の治療 】

~ 血圧上昇の“前ぶれ(自覚症状)の解消 ~

『更年期高血圧』は、体調を保つ自律神経が不安定になっている事に加えて、加齢や運動不足による筋力の低下、そして、不安、ストレス、運動不足、睡眠不足などによる体調の不調が大きく影響しています。

この為『更年期高血圧』の対策には、「病気ではないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状を改善し、身体の追い付かなくなった回復力を取り戻し、高ぶっている神経を安定させる事、などが必要です。

当院では、このような『更年期高血圧』の対策として、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、血圧上昇の“前ぶれ(自覚症状)”を解消させて、体調や体質に合わせて身体の症状を改善し、身体の調子(治る力)を上げるようにしています

~ 頭痛や肩こり症状の解消 ~

例えば、更年期になって『頭痛』や『肩こり症状』に悩まされていたり、「頭が重い」とか「気分がふさぐ」といった不快感に悩まされていたりすると、体調を保つ自律神経の負担が大きくなり、『更年期高血圧』を引き起こす原因になります。

特に首の後ろ側は、内臓や血管、呼吸などをコントロールする自律神経が通過しているので、「何となく身体の調子が悪い」と気付いた時には、首の周囲や肩をチェックして、首や肩の疲労や緊張を解消する事が大切です。

更に、背中から腰にかけての筋肉のコワバリ状態を調べて改善し、血圧を上昇させたり体調を悪化させたりする原因を解消させる事も必要です。

~ マッサージ治療にツボ治療を加えて ~

この為、当院では、マッサージ治療にツボ治療を加えて、身体の柔軟性回復と血行の改善を行い、それにより高ぶっている神経を安定させて、血圧の上昇を防ぐようにしています。

これは、ツボが、体調の変化が起こった時に、身体の異常を知らせる『反応点』であり、病状を改善する『治療点』でもあるので、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするからです。

これらの身体の柔軟性回復や血液循環の促進により、神経の興奮が抑制されて、不快感が減少してくると、自律神経の負担が減少して、追い付かなかった回復力を取り戻してくるので、気分的にリラックスし、血圧を安定化させるのに効果的です。

~ 未病治(みびょうち) ~

『更年期高血圧』は、身体の不調をキッカケに、血圧が高くなる事が多いので、首や肩などの不調箇所を調べて、体調の改善を行い、高ぶっている神経を安定化させる事が大切です。

当院は、更年期の血圧上昇に対し、東洋医療の『未病治』と言われる、「病気になる前に、体調を整え、健康状態に戻す」治療法により、血圧の安定を図っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連するこり・しこりなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。