自律神経

仕事の効率化と、健康管理(オフィスマッサージ)

【(症例)身体の硬さや、健康管理 】

厚生労働省のメンタルヘルスケアの推進もあって、最近、従業員の体調維持や、社員のモチベーション向上、更に、仕事の効率化などの為に、“社内マッサージ(オフィスマッサージ)”を取り入れる企業が増えています。

疲労や緊張が続くと、体調の悪化を招いて、モチベーションや仕事の効率に支障をきたすだけでなく、職場の雰囲気にも悪い影響を与えてしまうので、従業員の体調管理の重要性が増してきたからです。

特に、ずっと集中して仕事をしていると、「肩がガチガチに凝って痛む」、「頭重感がしてきて仕事を続けられない」、「腰の痛みで仕事に集中できない」、「身体の不調感が強まる」などが起きるので、疲労や緊張の慢性化の改善と解消を行ってきた“東洋医療をベースにしたマッサージ”への関心が高くなっています。

【 自律神経の疲れ 】

~ 30代ぐらいになると ~

20代を過ぎて、30代ぐらいになると、仕事をしているうちに、今まで無かった不快な痛みやコワバリに悩まされたり、疲労やダルサを強く感じたりします。

代表的なのが、肩が重ダルクなってくる肩こりと頭重感、前傾姿勢による背中の痛み、首から肩甲骨にかけてのズキズキする痛み、絶えずジンジンと痛みを感じる腰痛、などです。

これらが生じるのは、この年代になると、身体の運動機能が弱ったり、身体の新陳代謝が低下したりする上に、仕事のイライラ感やストレス、社内評価の不満や今後の不安、人間関係の悩みやストレスなどによって、体調を維持する自律神経の負担が増してくるからです。

~ 脳の神経回路を使い続ける為に ~

特に、仕事でPCを使っていると、いろいろな事を思い浮かべて考える事よりも、設定された条件に従って、決められた思考パターンを繰り返して、判断したり選んだりする事が圧倒的に多くなるので、気付かないうちに、疲労やダルサが大きくなります。

PCを使って、脳の特定の神経回路を連続して使い続けていると、自律神経の中で緊張を高める“交感神経”の働きが異常に強まって、脳の一部の神経回路の疲労度合が極度に大きくなりますが、心身を休める“副交感神経”の働きが極度に低下してしまうので、疲労が増大して痛みが起きてくるからです

この状態が続くと、身体を安定させている自律神経の働きがオーバーワークになって、身体の不調感が大きくなったり、「疲れる」、「飽きる」、「眠くなる」などの“疲労サイン”が現れたりします。

~ 脳のギブアップのサイン ~

言ってみれば、「疲れる」、「飽きる」、「眠くなる」などが現れるのは、脳の働きがギブアップして、「もうこれ以上はムリ、休息が必要!」というサインです。

以前は、疲労の原因を、「身体の新陳代謝の低下や、身体の運動機能が弱ってくる事などから、老廃物や疲労物質が身体に溜まった為」と言われましたが、最近のデスクワークによる疲労は、脳の特定の神経回路を連続して使い続ける為に、「身体を一定に保っている自律神経がオーバーワークになり、体調を保つ機能が果たせなくなった事」が、圧倒的に多くなっています。

しかも、自律神経がオーバーワークになって、心身を休める働きが極度に低下すると、身体を休養させるだけでは、酷使された自律神経の疲労解消が難しいので、仕事に再び取りかかると、すぐに心身が張り詰めた状態になって、心身の疲労や緊張がぶり返す状態になります。

【 精神的な安定が失われて 】

~ 体調の悪化 ~

また、自律神経の体調を保つ働きが維持できなくなると、呼吸・血液循環・体温調節・消化・排泄・免疫などに負担が増して、体調を更に悪化させます

この結果、「何となく身体の調子が悪い」といった不調感が起きたり、「頭が重い」、「首や肩が凝る」、「腰が痛む」、「身体のダルサ」、「身体に冷えを感じる」などが生じたりします。

しかも、これによって身体の神経が高ぶってくると、気分がイライラしたり、憂鬱や不安な気持になったりするので、ますます体調の悪化に悩まされる状態になります

~ 集中力やモチベーションの維持が困難に ~

こうした心身の不調が、続いたり、強まったりすると、仕事の集中力やモチベーションの維持が難しくなります。

、「気分がイライラ」したり、「気が滅入って、何もしたくない」と思ったりするので、やるべき仕事の内容が分かっていても、続けられなかったり、意欲がくじけて、嫌気が生じたりするからです。

しかも、気持ちの中では、「ヤラなければいけない!」と思っているので、負担感を強めたり、心理的な抵抗感が大きくなったりしてしまいます。

~ 周囲への影響 ~

また、仕事をしているうちに、精神的に「イライラ」してきたり、「憂鬱や不安な気持」になったりすると、本人の心身の問題だけでなく、周りの雰囲気が悪くなったり、職場が重苦しいムードになったりします。

本人の態度や言葉使いなどから、周囲の人達も精神的に不安定になっているのを感じて、「できれば、近寄りたくない」と思うようになるからです。

この結果、仕事で話したい事があっても、言い出しづらくなったり、後回しにしたりして、仕事に影響が出てしまう事もあります。

【 自律神経の働きと、東洋医療 】

~ 自律神経がオーバーワークになる前に ~

この為、心身の疲労や、自律神経がオーバーワーク状態になる前に、早いうちに心身のケアをして、体調を保って、継続して仕事に取り組めるようにする事が重要視されるようになりました

この中で、特に重要なのが、身体に疲れやダルサを感じたら、身体のコワバリ箇所を確認して解消し、それによって血行を活発にさせて、身体の中の老廃物を排除したり、身体に酸素や栄養が行き渡るようにしたりして、回復力を取り戻し、維持する事です。

そして、もう一つが、心身がホッとするような“リラックス感”を回復させる事で、心身を休める“副交感神経”の働きを取り戻し、体調を保つ自律神経のバランスを整える事です。

~ オフィスマッサージ ~

この従業員の健康管理と仕事の効率化から、従業員の心身の負担を軽減し、意欲的に効率的に働く事ができるように、社内にマッサージを取り入れる会社が増えてきました。

『オフィスマッサージ』と呼ばれ、空いている会議室などにベッドやタオルなどの備品を用意して、希望する社員に専門家によるマッサージを行って、体調管理や健康指導のサポートをします。

これには、平成27年12月から、厚生労働省がメンタルヘルスの対策や過重労働対策の為に、従業員50名以上の会社に、1年に1回、従業員のストレスチェックが義務付けられた事が、大きく影響しています。

~ 東洋医療をベースとしたマッサージ治療 ~

このような社員の体調管理や健康指導のサポートに、東洋医療をベースとしたマッサージ治療が注目されています。

東洋医療は、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった状態を『未病』と呼び、手技療法で、崩れかかった体調を整えて、健康状態に回復させる『未病“治”』を行ってきたからです。

東洋医療をベースとしたマッサージ治療を、オフィスマッサージとして取り入れる事によって、身体の疲労や緊張が解消して、身体や脳の血流が改善される効果があるので、酷使された自律神経の疲労が和らぎ、仕事の効率UPや、職場の雰囲気を保つのに、良い効果が期待できます。

【 社内マッサージ(オフィスマッサージ)】

~ 疲労の解消や予防 ~

特に、日頃忙しくて、なかなか心身のケアができない社員の方にとって、“社内マッサージ(オフィスマッサージ)”があると、体調の維持や管理をする為の有益な福利厚生の制度になります。

仕事で疲労や緊張が続いて、身体の回復力が追いつかなくなると、疲労や痛みが強まり、仕事に支障が出てしまうので、身体と心が疲労や緊張で張り詰める前に、身体の“コワバリ解消”と“血行回復”を行うと、慢性化した疲労が解消したり、体調が改善されたりするからです。

特に、ストレス感やイライラ感が起きてくるのは、身体に溜まったエネルギーを外に放出しようとする激しい感情なので、マッサージによって身体や脳の血流を促進して、脳の疲労感や緊張感を緩和すると、それによって身体に溜まったエネルギーが放出され、ストレスやイライラの解消に効果的です

~ ツボ治療を加えて ~

これらの体調の改善や、体調悪化の予防に、ツボ治療が効果的です。

ツボは、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに“適切な”刺激を与えると、その刺激に順応した反応が起き、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

このツボ作用を利用して、「何となく身体の調子が悪い」と感じている時に、15分程度のマッサージでも、身体のコワバリ箇所や血行の悪化箇所をツボ反応で調べて、その箇所に刺激を与えると、筋肉内の血流が改善し、痛みや違和感が減少します。

~ オフィスマッサージのメリット ~

このような『オフィスマッサージ』を設けて、従業員が質の高い休養(マッサージ)が利用できるようにすると、仕事のメリハリがつけられるようになり、生産性や作業効率のUPになります。

また、マッサージを受ける時間を、あらかじめ決める事で、社員の時間管理意識を高め、モチベーションの向上が図れます。

更に、福利厚生制度としての満足度の向上や、会社のブランド力のUP、離職率の低下などの効果にもなります。

~ あん摩・マッサージ・指圧師 ~

身体や心が張り詰めた状態になって、自律神経がオーバーワークになると、どんなに高いモチベーションがあっても、また、どれほど高いビジネススキルがあっても、それらの能力発揮が困難になります。

当院では、『あん摩・マッサージ・指圧師』の国家資格者が、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、患者の体調や症状に合わせて治療を行い、健康管理のサポートを行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の硬さや健康管理などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

片頭痛(偏頭痛)に起きる、肩こり感 と ダルサ

【(症例)痛み・しびれ 】

“肩こり頭痛”と言うと、緊張型頭痛をイメージしますが、頭が「ズキンズキン」と激しく痛む片頭痛も、『自律神経の不安定』が強まる為に、頭痛が起きる前に、肩の凝り感や重ダルサが、かなり強く現れます。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合には、「首や肩が、グッと張ってくる」、「肩の急な凝り感やダルサ」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、頭痛を引き起こす神経を刺激するような、特徴的な肩こり感やダルサが現れます。

この為、片頭痛の予防や軽減には、頭痛を引き起こす不快な刺激を和らげて、体調を回復させる事が必要なので、肩こり感や重ダルサなどの片頭痛の“前触れサイン”に気付いたら、首や肩のコワバリや血流を改善し、神経の興奮を鎮め、体調を安定させる事が大切です。

【 片頭痛の原因 】

~ 片頭痛の痛み ~

片頭痛の患者は、女性が男性よりも3倍以上にもなっていて、特に30歳代女性のうち、約20%は『片頭痛持ち』と言われています。

片頭痛が起きると、ズキンズキンと脈打つような頭痛発作が繰り返されて、頭の中でガンガンとする強い痛みが続く上に、少しでも頭を動かすと、余計に痛みが強まるので、仕事や生活に支障をきたしてしまいます。

しかも、頭痛が起きるたびに、だんだんと痛みを起こす神経が敏感になってくるので、始めは月に1~2度程度だった片頭痛が、1週間に1度と周期的に繰り返すようになります。

~ 血管の急激な拡張 ~

片頭痛が起きるのは、忙しさから解放された時や、仕事が一段落してホッとした時に、頭痛発作が起き易くなると言われます。

よく言われるのが、平日の間、ずっと仕事を頑張り続けた後、休日になって気分が緩んだ時に、いきなり頭が、「ズキンズキンと脈打つように痛み出す」、というケースです。

この事から、片頭痛が起きる原因は、忙しさやストレスなどで、血管の収縮や拡張のリズムをコントロールしている自律神経が不安定な状態になると、気持ちが緩んだ時に、それまで収縮していた脳の血管が“急激に拡張”してしまい、血管外側の神経を刺激する為と考えられていました。

~ 脳血管の神経が強く反応 ~

しかし片頭痛は、寝過ぎや寝不足、天気が崩れる前、気温の寒暖差を強く感じた時、あるいは、女性の場合にはホルモンのバランスが崩れた時なども、しばしば起きます。

この事から、最近では、『自律神経が不安定になって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感に反応する状態になると、血管周りのチョットした刺激や変化でも、痛みの反応が出易くなる』と、考えられています

自律神経の不安定化によって、脳の血管を囲んでいる神経が敏感な状態になるので、脳の血管が拡張した時に、脳の血管を囲んでいる神経が強く反応して、激しく痛みを感じてしまうという考え方です。

【 片頭痛の前触れサイン 】

~ 自律神経の不安定から ~

片頭痛が起きる原因として、従来の“脳の血管の拡張説”と、最近の“痛みの反応が強まる説”の二通りありますが、どちらにしても、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きが不安定になる事で、片頭痛が起き易くなります。

これは、自律神経が“五感”や“感情”といったセンサーと連携しながら、身体のバランスを保っているので、自律神経の不安定から乱れが生じると、脳の血管を囲んでいる神経が敏感になる上に、血管の収縮や拡張のリズムが失われて、急激な拡張が生じる為です。

この為、自律神経が不安定になって、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲が無い」、「眠れない」、「イライラする」、などの“体調悪化”に悩まされると、片頭痛発作が起き易くなります。

~ 前触れサイン ~

片頭痛の起きるプロセスが、『自律神経の不安定』と深く結びついているので、片頭痛に悩む人の33%~87%に、片頭痛前に、体調悪化の『前触れサイン』を感じています

例えば、「何となく頭が重い」、「首や肩がこる」、「肩のダルサ」、「胃や腸が気持ち悪い」、「あくび(眠気)が出る」、「甘い物を食べたくなる」、「イライラする」、などです。

多くの場合、片頭痛の始まる数時間から1~2日前に『前触れサイン』が現れ、だいたい5分から60分続き、その後、いったん元に戻り、その後、片頭痛が始まります。

~ 片頭痛の予防や対策に ~

この為、この“前触れサイン”が、片頭痛の予防や対策をする上で、大きなヒントになります。

片頭痛が起きる前の“前触れサイン”に気付いたら、不安定になっている自律神経の働きを回復させる為に、緊張やストレスによる身体のコワバリ箇所をチェックし、それらを解消させる事で不快感を和らげる事です。

これによって、身体に感じる不快感が減少し、体調を取り戻してくると、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経の働きも回復してくるので、血管を取り巻く神経の敏感状態が解消されて、血管が急激に膨張するリスクを減少させる事ができます。

【 肩こりが前触れサインになる、3つの理由 】

~ 肩こり感や、肩のダルサ ~

片頭痛の“前触れサイン”の中でも、片頭痛が起きる前のシグナルとして、片頭痛患者の75%の人が、肩こり感や肩のダルサを感じています。

これは、首や肩の筋肉が、重い頭を支えながら動かしているので、『自律神経の不安定』が起きてくると、首や肩の筋肉がコワバッテ、血行が悪くなり、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。

しかも、一般的な肩こりと違って、片頭痛の場合は、頭痛を引き起こす神経を刺激するような、「首や肩が、グッと張ってくる」、「急に肩こり感がしてくる」、「後頭部に、凝りが拡がってくる」などの、特徴的な現れ方をします。

~ 首が自律神経の通り道 ~

また、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感やダルサが現れる理由として、首が、脳から続く自律神経の通り道になっている事も、大きく影響を与えています。

ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、『自律神経の不安定』が増してくると、自律神経の通り道になっている首や肩の血行を悪化させて、肩こり感やダルサが起き易くなるからです。

このように、肩こり感やダルサと片頭痛は、一連の過程になっているので、「何となく身体の調子が悪い」と感じ始め、それに伴って、不快感を伴う肩こり感やダルサが起きてくる場合は、『自律神経の不安定』によって、片頭痛の“前触れサイン”が現れている事が予測されます。

~ 片頭痛を発生させる三叉神経 ~

しかも、脳の血管を取り巻いて片頭痛を発生させる『三叉(さんさ)神経』は、首の付け根に伸びている神経から、影響を受けます

この為、ストレス、睡眠不足、睡眠過多、天候の変化などで、首の付け根部分が緊張して神経が刺激されると、『三叉神経』が活性化(興奮)して、片頭痛の“前触れサイン”として、肩こり感やダルサを引き起こすので、

「何となく頭痛がきそうだ」という漠然とした予感を感じる事があります。

そして更に、三叉神経への刺激が続いたり増したりして、三叉神経が興奮状態を引き起こすと、『三叉神経は、脳内で一番大きな神経』なので、頭の中をズキズキ、ガンガンと激しく響くような痛みを引き起こしたり、胃や腸がムカムカしてきたり、嘔吐したくなったりします。

【 当院の、片頭痛の予防治療 】

~ 頭痛体操 ~

片頭痛の予防や対策として、いろいろなケアの方法がありますが、その中でも『頭痛体操』は、首や肩のコワバリを緩め、首や肩の敏感になっている神経を和らげる作用があるので、頭痛の予防や軽減に広く勧められています。

しかし、『頭痛体操』は、頭と首を支える筋肉のコワバリと血行悪化を解消して、過敏になっている神経過敏を鎮める事が目的なので、効果が現れる為には、首や肩の過敏になっている“圧痛点(凝り)”をチェックして確認する事と、その圧痛点をうまく和らげて、解消する事が必要です。

当院では、『頭痛体操』の代わりに、東洋医療をベースにしたマッサージ治療とツボ治療で、片頭痛の引き金となっている圧痛点(こり)をツボ反応で確認し、それらを解消させ、それと共に体調の改善を行って、片頭痛の予防や対策を行っています

~ 神経や血管が集まっているツボ ~

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、片頭痛の場合にも、コワバッタ筋肉内の血流を回復させたり、痛みや違和感を減少させたりして、敏感になっている神経の興奮を鎮めたり、体調を安定させたりする効果があります。

特に、肩こり感や肩のダルサなどが起き、「何となく頭痛が起きるのでは?」と思った段階で、これらの症状を解消させて、敏感になっている神経を鎮めると、片頭痛の予防や軽減につながります。

~ 安全に、無理がなく ~

更に、マッサージ治療で、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させると、敏感になっている神経が安定してくるので、自律神経への負荷を和らげる効果があります。

身体の回復力が追いつかずに、疲れや痛みとなって現れていたのを、血行やリンパの流れを改善し、筋肉の弾力性や柔軟性を高めると、神経の異常な興奮を鎮め、身体の回復力を取り戻してくるからです。

また、東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から、崩れかかった身体のバランスを、安全に、無理のない方法で、回復させる手技療法なので、片頭痛の予防や対策に安心して受けられます。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

片頭痛の予防対策には、心身の疲労や緊張を解消させて、首や肩の血流を回復させ、自律神経の負荷を減らす事が必要なので、昔から身体の回復力を取り戻し、体調の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

当院は、片頭痛の予防や対策に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首や肩の筋肉の柔軟性と血行を回復させて、不快感や痛みを和らげ、敏感になっている神経の興奮を鎮める治療を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

疲労回復と、睡眠の為のコンディション作り

【(症例)疲労や だるさ 】

仕事の疲れや心配事などが続いて、「身体がダルイ」、「疲労が解消しない」、「頭がボーッとする」などが起きると、うっかりミスが起き易くなったり、勘違いも多くなったりします。

これは、身体の負担が増して、体調を保っている自律神経がオーバーワーク状態になると、脳から「もう、これ以上の活動は無理、休みたい!」というサインが現れ、精神的にも、仕事に身が入らなくなってくるからです。

このような疲労を回復するには、身体を休めるだけでなく、脳を休める『質の良い睡眠』が重要になるので、「神経の高ぶりを鎮めてスムーズに眠りに入れる」、「グッスリ眠れる」、「寝起きがスッキリ」などができるように、“眠る為のコンディション作り”の工夫が必要です。

【 自律神経がオーバーワークになって 】

~ 疲労サイン ~

疲労しても、一晩ゆっくりと眠れば、翌日になると、元気な状態に回復するので、疲労を感じても、「いつの間にか自然に消えていくもの」と思いがちです。

しかし、疲労は身体の機能が保てなくなった状態なので、疲労がずうっと続いて、身体の機能が弱って、身体に疲労物質や老廃物が溜まってくると、回復力が低下してくると、心と身体に様々な不快な症状が現れるようになります

この為、「これ以上の疲労は身体に危険だ。身体の機能が保てなくなる!」と気付かせる為に、脳から「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの疲労サインが現れて、「思考力の低下」、「反応が遅くなる」、「動作が緩慢になる」、「行動力の低下」などが起き、自然に身体を休ませるようにします。

~ 疲労の無視 ~

しかし、これらの疲労の兆候が現れても、その事に、あまり意識されないケースや、あるいは、気付いていても続けてしまう事があります。

疲労サインが現れても、疲労を軽く考えたり、今やっている事を優先したりして、休まずに働き続けてしまう事があるからです。

特に、「目標達成が求められている」、「仕事の締め切りに追われている」、「いつも、仕事を生きがいと考えている」などの場合には、疲労の兆候を無視しがちになります。

~ 身体の疲労から、病的に ~

これによって、心身の安定を保っている自律神経の働きがオーバーワークになると、身体の負担が大きくなり、身体の回復力が追い付かなくなります。

この結果、身体の正常な状態を保てなくなり、「頭がずんと重くなる」、「目がショボショボする」、「肩がこる」、「血圧の不安定」、「頭がのぼせる」、「やる気が出ない」、「身体がだるい」、「内臓の不調」、といった体調の不調が起きます。

更に、この不調が進むと、「疲労感やダルサで、人と会話や食事をするのも面倒」、「疲れているのに、寝付けない」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が一週間以上続いている」といった、病的な状態になっていきます。

【 肉体的な疲労と、精神的な疲労 】

~ 肉体的な疲労 ~

疲労を感じるプロセスは、脳から疲労サインが現れるので、最初に“肉体的な疲労”あるいは“精神的な疲労”のうち、どちらかを強く感じます。

例えば、“肉体的な疲労”の場合、身体を動かすエネルギーの不足や、身体に疲労物質が溜まった事が原因になっているので、「身体のダルサ」、「身体のコワバリ」、「疼くようなニブイ痛み」、「身体が動かしにくい」、などを、最初に感じます。

あるいは、あまり身体を動かさなくても、デスクワークで同じ姿勢を続けたり、姿勢が悪かったりすると、一部の筋肉に緊張が続くので、それによる筋肉疲労の為に“肉体的な疲労”を最初に感じます。

~ 精神的な疲労 ~

また“精神的な疲労”の場合、ストレスや緊張・不安などが原因になっているので、次第に、「ダルサ感」や「倦怠感」、「何もする気が起きない」などの“精神的な疲労”を、最初に感じます。

特に、パソコンやスマホなどを使って、多くの情報を一気に判断したり、一つ一つの問題に対して速い判断が求めたりしていると、一部の脳を酷使する状態になるので、「ダルサ感」や「倦怠感」などの“精神的な疲労”を強く感じます。

あるいは、仕事や人間関係などで、気分的に気が進まなくて、内心「やりたくない!」と思っていたり、苦手意識があったりすると、我慢したり耐えたりする為に、脳の処理能力にゆとりが無くなってくるので、やはり“精神的な疲労”を引き起こします。

~ 次第に、両方の疲労が ~

このように、始めは“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”のうち、どちらか一方を感じますが、疲労状態が続くと、“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”の両方を感じるようになり、疲労度合も増します

自律神経が、心と身体のバランスを取りながら体調を保っているので、疲労で自律神経の働きが低下すると、心と身体の体調を保つ事ができなくなって、“肉体的な疲労”と“精神的な疲労”の、両方の疲労が生じるからです。

この為、最初は“肉体的疲労”で、「身体のダルサ」、「筋肉の張り」、「頭痛」、「肩こり」、「腰の痛み」などを感じていたのが、次第に“精神的疲労”も感じて、「イライラ」、「憂うつ」、「怒りっぽくなる」などが起きたり、反対に、最初は“精神的疲労”を強く感じていたのが、次第に“肉体的疲労”も感じるようになったりして、疲労度合いが強まるようになります。

【 運動でリフレッシュ? 】

~ 運動で、疲労をリフレッシュ ~

身体を休めているだけでは、心拍や血圧が低下したままの状態が続いて、身体の中の疲労物質や老廃物の排出が進まないので、“逆張り”の発想で、身体に溜まった疲労や不快感を、「運動をする事で、リフレッシュさせよう!」という方法があります。

「運動をする事で、血行を促進させる事で、コワバッタ身体の柔軟性を回復させ、更に、これによってストレス発散にしよう!」という考え方です。

確かに、運動をすると、血行が盛んになる上に、脳から快感や興奮を与える物質(エンドルフィン)が放出されるので、疲労がとれたような気になります。

~ 逆効果に ~

しかし、血行が盛んになる事や、脳から快感や興奮を与える物質が放出されるのは、運動をした時や、運動直後の現象なので、心身の疲労状態を考えて運動を行わないと、逆効果になります

疲労が溜まって、身体を休める力が弱まっているところに、更に頑張って運動をすると、体調を整える自律神経が、ますますオーバーワークになるので、元々悪くなっていた部分の自然回復が追いつかなくなって、余計に疲労が増したり、運動による筋肉の痛みが起きたりするからです。

また、オーバーワークになっている自律神経に、更に負荷をかけるので、肩こり、腰の痛み、身体のダルサ、などが強まったり、『交感神経』の働きが夜まで続いて、睡眠の質を低下させるので、疲れが十分解消できなくなったりします。

~ 運動でリフレッシュするには ~

この為、「疲労を、運動をする事で、リフレッシュさせよう!」という場合には、脳からの疲労サインに注意して、行う事が必要です。

脳から「もうこれ以上、酷使させないでくれ」というサインが現れているので、息が少し上がるくらいの“軽めの運動”を、毎週のルーティンとして繰り返すようにして、仕事で滞りがちの血行を促進させていく事が大切です。

また、毎日、長時間、身体の同じ筋肉に負荷がかかり続ける場合や、ずうっと同じような思考作業を続けている場合には、気付かないうちに、体調を保つ自律神経が酷使された疲労なので、運動後に『質の良い睡眠』ができるようにする事が大切です。

【 当院の、睡眠のコンディション作り 】

~ 質の良い睡眠 ~

疲労は、自律神経を構成する中で、心と身体の状態を活発にする交感神経が一方的に強まった状態なので、仕事の疲れや心配事などが続いている場合には、低下している副交感神経の働きを回復させて、『質の良い睡眠』が取れるようにする事が必要です。

しかし、疲労が続くと、心身を活発化させる『交感神経』が高ぶるので、「寝ようとしても、なんかなか寝付けない」とか、「熟睡できずに眠りが浅い」、「寝ても疲れがとれない」といった状態になります。

しかも、中高年になって体調の不調があると、新陳代謝が遅くなってくるので、睡眠をとったつもりでも、疲労が解消できずに残ってしまう事もあります。

~ 眠る為のコンディション作り ~

この為、中高年になったり、忙しく毎日を送ったりする場合には、副交感神経の働きを回復させて、睡眠の質を高められるように、“眠る為のコンディション作り”が大切です

このような“眠る為のコンディション作り”に、当院では、ツボ治療を併用したマッサージ治療を行っています。

これは、ツボが、身体の異常を知らせる反応点であり、症状を改善する治療点でもあるので、ツボを利用した治療を行う事によって、身体の不快感を減少させて、「寝つき易い」、「ぐっすり眠れる」、「寝起きがスッキリ」、などの睡眠改善に効果があるからです。

~ ツボ治療を併用したマッサージ治療 ~

例えば、体調を保つ自律神経の不調から、身体に硬くなっている箇所や、違和感のある箇所があると、神経を過敏にさせ、入眠しづらくなるので、ツボ反応で身体の状態を把握しながら、硬くなった筋肉の緊張を解消し、血液・リンパの循環改善を行うと、脳と身体が休める状態ができ、眠り易くなります。

また、身体の循環が悪くなっていると、疲労感が増し、ダルサ、頭重感、イライラ感、なども生じ、スムーズな入眠や熟睡を妨げるので、ツボ治療を併用したマッサージ治療で、身体の循環を促し、不要な老廃物を排出させると、心身がリラックして、睡眠の質を上げる事が期待できます。

特に、疲労が身体に溜まって、「起きにくい」、「作業能率が低下する」、「寝ても疲れが取れない」、「身体のダルサが続く」などの場合は、“眠る為のコンディション作り”をしておく事が大切です。

~ 未病治 ~

東洋医療は、もともと、「病気になる前に、身体を整えて、健康状態に戻す(『未病治』)」を得意としているので、本人の気付かない疲労の解消や、体調の維持に適しています。

当院は、東洋医学をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、体調や体質に合わせて、短時間に、そして患者の負担が少ないように、心身の疲労解消を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する疲労やだるさなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。