仕事やストレスなどで頭が疲れてくると、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの“頭の疲労サイン”が現れますが、その状態が毎日続くと、日が経つうちに身体に不調が起き始め、休みをとっても、なかなか回復しなくなります。
これは、心臓や胃腸の動きや、体温、血圧、発汗などの調節を、脳内の自律神経が行っているので、仕事やストレスなどで脳の働きがオーバーワークになると、体調を保つ自律神経の働きが追い付かなくなってくるからです。
この為“頭の疲労サイン”に気づいたら、心身を休ませるだけでなく、身体からの“アラームサイン”と考えて、首や背中などのコワバリの解消と、悪化している血行を改善し、脳の疲労回復と、身体の疲労や不調の回復を行う事が大切です。
【 頭の疲労サイン 】
~ 頭が疲労してくると ~
会社の仕事や人間関係、あるいは、プライベートなどで、ストレスを感じたり悩まされたりして、頭が疲労してくると、ミスを起こし易くなったり、感情のコントロールが乱れ易くなったり、根気や集中力が続かなくなったりします。
ストレスや悩みなどで頭が疲労してくると、脳の機能が弱り、理解力や判断力が低下する上に、脳内の情報伝達や整理整頓がキチンとできなくなるので、感情面が強くなるからですです。
また、脳の機能が弱ると、「頭がボンヤリしてくる」、「考えがまとまらない」、「頭の中がモヤモヤする」、「人の話についていけなくなる」、などの“頭の疲労サイン”が現れます。
~ 頭の疲労サイン ~
この“頭の疲労サイン”で、最初に現れるのが『飽きる』で、続ける気力が無くなり、「もう、これ以上続けたくない!」、「面倒くさい」、「イヤになる」などを感じて、途中で辞めたくなります。
それでも、何とかガンバって続けていると、『眠くなる』が現れて、「頭がボーっとする」、「ウツラウツラとしてしまう」、「目がショボショボする」などが起き、眠気によって脳の活動を休ませようとします。
それでもなお、ガンバリ続けると、『疲れる』が現れ、「頭がズンと重くなる」、「あくびが出る」、「何もする気が起きない」などが起き、「強く疲れを感じて、これ以上続けるのが無理」といった状態になり、半ば強制的に休まざるをえなくなります。
~ それでも続けていると ~
このような“頭の疲労サイン”が現れても、「寝れば治る」とか、「一時的な疲労」と思っていると、日が経つうちに、次第に、身体にいろいろな不調が起き、感情のコントロールが困難になってきます。
よくあるのが、「いつも、身体がダルイ」、「頭がボーッとして、物事の判断がつきにくい」、「能率が悪くなった」、「朝になっても寝入ったまま、起きられない」などや、精神的にも、「些細な事で、感情が不安定になる」、「イライラしてくる」などです。
これらは、脳の疲れが大きくなって、自律神経がオーバーワークになると、身体を安定的に維持する事ができなくなる為です。
【 脳と首の関係 】
~ 頭の付け根、肩、肩甲骨などの凝りや痛み ~
また、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの“頭の疲労サイン”が現れてくると、後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨などに、“凝り”が現れたり“痛み”を感じたりします。
これは、姿勢を維持する筋肉の疲労に加えて、姿勢の悪化、作業上の左右の筋肉のアンバランス、背中のコワバリによる血行悪化、骨盤の高さの左右差などで、後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨などに、身体的負荷や動作時の負担が大きくなるからです。
しかも、これらの緊張した筋肉が、首から背骨沿いに通っている自律神経を圧迫するので、自律神経の通り道になっている後頭部や、頭の付け根、肩、肩甲骨付近の筋肉のコワバリが強まり、血行が悪化して、“凝り”や“痛み”を悪化させます。
~ 脳の重要な通り道 ~
特に首は、脳に通じる神経や血管の“重要な通り道”になっているので、『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われます。
この事から、脳が支障無く働く為には、首の中の神経や血管が脳と一体となって機能する事が必要になりますが、頭の付け根、肩、肩甲骨などの疲労や緊張で、首の筋肉のコワバリが強まって、脳に通じる神経や血管を圧迫したり、血行を悪化させたりすると、脳の疲労や頭痛などを引き起こしてしまいます。
しかも、首と脳は『首の上半分は、脳の下側の延長』と言われるように、密接に関係し合っているので、どちらか疲労すると、首と脳の両方の疲労が続いてしまいます。
~ 首と脳の疲労が増すと ~
また、首や脳が疲労して、神経が敏感な状態になると、チョッとした疲労や緊張、あるいは、気候の変化でも、身体の筋肉や血管を収縮させて血行を悪化させるので、頭痛や頭重感を引き起こします。
しかも、神経が敏感に反応する状態になっているので、解消が困難になったり、繰り返したりします。
更に、頭痛や頭重感は、自律神経の働きを乱して、「身体がダルク、不快な感じがする」、「気持ちがすっきりしない」、「不安を感じる」、「イライラする」などの体調を悪化も引き起こします。
【 脳の疲労の判断 】
~ 疲労を自覚しづらいケース ~
ところが、仕事やストレスなどで、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの“頭の疲労サイン”が現れても、気付かなくなる事があります。
仕事に追われていたり、やりがい感や使命感などが大きくなっていたりすると、“頭の疲労サイン”に気付きにくくなったり、「たいした事はないだろう」と思ったりしてしまうからです。
また、仕事に追われていたり、やりがい感や使命感などが大きくなっていたりすると、心身の疲労状態を無視したり、過小評価したりして、「身体を休めれば回復する」とか、「ゆっくりと、お風呂に入れば大丈夫」と、都合良く考えてしまいがちです。
~ 頭の疲労状態の判断 ~
この為、「飽きる」、「眠くなる」、「疲れる」などの“頭の疲労サイン”に気づいたら、首や首周辺のコワバリをチェックしてみる事が、頭(脳)の疲労判断に、大きなヒントになります。
首や首周辺に凝りや痛みを感じる状態になっていると、首の筋肉のコワバリが脳への血行を悪化させて、体調を保つ自律神経の働きを乱している可能性が高いからです。
特に、後頭部の圧迫感や頭重感に悩まされる場合は、首コリや肩コリが悪化していたり、慢性化していたりする事が多くなっているので、体調悪化に結び付き易くなります。
~ 上半身の疲労解消も ~
また、脳の疲労で、体調を保つ自律神経の働きが低下すると、疲労や不調を回復させる機能が追い付かなくなるので、「家でボーっと休む」、「栄養を十分に摂る」だけでは、心身の疲労が解消されず、いつまでも疲労が続く状態になります。
しかも、デスクワークなどで、一日中、PCとにらめっこしながら、前かがみ姿勢になっていると、首の筋肉の疲労だけでなく、肩や背中の血行も悪化した状態になっているので、上半身の疲労解消が必要です。
特に、後頭部や首、背中などに“凝り”や“痛み”があると、脳と身体の疲労に大きく影響を与えるので、これらの“凝り”や“痛み”の箇所を確認して、血行やリンパの流れを改善させる事が必要です。
【 当院の、頭(脳)の疲労解消 】
~ 脳の疲労解消 ~
仕事やストレスなどで頭が疲れてくると、心身の疲労や緊張が増すだけでなく、気付かないうちに、身体の回復が追い付かない状態にもなります。
この為、身体の緊張感や疲労感を和らげ、身体の回復力を取り戻す事が必要ですが、特に、脳と首は一体となって働いているので、後頭部や首周辺の筋肉の疲労を解消させて、脳への血流を活発化させ、脳の疲労の解消を促し、自律神経の働きを回復させる事が大切です。
当院では、東洋医療をベースとしたツボ刺激とマッサージ治療で、首・肩・背中などの柔軟性を回復させて、脳への血行を促し、これにより“頭の疲労サイン”の「最近なかなか疲れが取れない」、「何だか身体がダルイ」、「眠れない」、「集中できない」などの解消を行っています。
~ 首のツボ利用 ~
当院が、ツボ治療を併用しているのは、ツボが神経や血管が集まっている箇所なので、反応が強く現れた首のツボに適切な刺激を与えると、ツボの刺激に順応して、首周辺の痛みや違和感を減少させたり、首の筋肉内の血流を改善したりする効果があるからです。
例えば、首は、脳につながる血管と神経の重要な通り道になっているので、脳の疲労を回復させる為に、昔から利用されている、首の後ろ側にある『天柱』と『風池』と呼ばれる2つのツボを、治療に利用しています。
この『天柱』と『風池』のツボに刺激を与えると、首の後ろ側の筋肉のコワバリが緩和して、血流が回復し、脳の血行が改善されてくるので、これによって体調を整える神経が働くようになり、リラックス効果も期待できます。
~ 肩や背中のシコリやコワバリの解消 ~
更に、体調の回復を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中のシコリやコワバリを解消させ、血行の回復を行っています。
東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「血行やリンパの流れを良くする」などの作用だけでなく、これらによって「敏感になっている神経の回復」作用もあるので、体調や症状に合わせて身体の調子(治る力)を上げていくことができます。
これにより、身体の疲労解消を高め、回復力を取り戻す効果が期待できます。
~ なかなか回復しない場合には ~
休みや栄養をとっても、身体の疲労や不調がなかなか回復しない場合は、脳の疲労によって身体の回復が追いつかず、疲れ・痛み・不調が続いている事があります。
当院では、このような疲れ・痛み・不調に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首周囲や後頭部の緊張を解消させて、脳の血流を改善し、体調を保つ自律神経の働きを高め、身体の疲労感や緊張感の解消を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する疲労やだるさなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。