妊娠

妊娠中の妊婦さんへの、マタニティマッサージ

【(症例)身体の硬さや、健康管理  】

妊娠して、お腹の赤ちゃんが大きくなってくると、妊婦さんの身体の負担が増してくるので、今まで無かったような「疲れ易い」、「身体が重たい」、「ダルイ」、「身体が痛む」、「イライラする」などが起きます。

特に、体重の増加と、大きくなったお腹を腰で支える姿勢になる為に、骨盤周辺の筋肉の負担が増すので、腰痛、お尻の痛み、股関節痛などが起き、更に、背部痛や肩こりなどにも悩まされます。

このような妊娠中の身体の痛みや不調の改善には、安全に、妊婦さんの筋肉の弾力性と柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを促すだけでなく、痛みや不快さで敏感になっている神経を和らげる事も必要になるので、昔から利用されている、東洋医療をベースにした妊婦さん用のマッサージ治療が向いています。

【 妊娠中の、体調不調 】

~ 体調不調の原因 ~

妊娠すると、身体がダルクなったり、肩こりや腰痛に悩まされたりする事に加え、脚にむくみが生じたり、疲れ易くなったりするので、体調が不安定化して、吐き気や嘔吐などの“つわり”症状が起き易くなります。

しかも、妊娠中は我慢したり、無理して身体を動かしたりする事が多くなるので、余計に“身体の疲労”や“精神的な緊張と疲れ”が強まって、妊婦さんの体調が不安定化してしまいます。

また、“身体の疲労”と“精神的な緊張と疲れ”が毎日続くと、「身体のだるさ」、「眠気」、「イライラ」、「吐き気や頭痛」、「微熱」などを繰り返す状態になる上に、妊婦さんの血液がお腹の赤ちゃんに利用されて不足がちになるので、ますます体調の不安定が起き易くなります。

~ 妊婦さん用のマッサージ ~

そんな妊婦さんの“身体の疲労”や“精神的な緊張と疲れ”を、昔から和らげてきたのが、妊婦さん用のマッサージです。

東洋医療をベースにしたマッサージは、薬を使わずに、疲労を回復させたり、緊張している身体を緩めたり、血行やリンパの流れを良くしたりする効果があるので、この効果を利用して、妊婦さんの崩れかかった身体のバランスを、薬を使わずに、安全に、安心できる状態で、整えてきたからです

現在も、妊婦さん用のマッサージは、この東洋医療をベースにしたマッサージを基本にして、妊婦さんの疲労回復や高ぶった神経を和らげ、妊娠中の、肩こり、お尻や腰の痛み、脚の付け根のツッパリ、筋肉疲労、全身のだるさ・頭痛、イライラ・不快感、つわり・むくみなどの改善を行っています。

~ 横向きと仰向けの姿勢で ~

妊婦さん用のマッサージ(マタニティマッサージ)の特徴は、一般のマッサージと違って、お腹を圧迫する、うつ伏せの姿勢では行わない事です。

横向きの姿勢と、仰向けの姿勢を、順番に行ない、妊婦さんの顔とお腹が、ベッドに押し付けられないようにしています。

これによって、お腹の赤ちゃんの安全を守り、妊婦さんが緊張しないで、リラックスした状態でマッサージを受けられるようにしています。

【 あん摩術から、マッサージに 】

~ 妊婦さん向けのマタニティマッサージ ~

このように、マタニティマッサージは、妊婦さんとお腹の赤ちゃんに負担をかけずに、症状の緩和ができるように工夫されたマッサージです

マタニティマッサージを受ける事で、体調が不安定になり易い妊婦さんの体調を保つだけでなく、これによって、お腹の赤ちゃんに、妊娠中の時期や体調に合わせて良い環境が保てるようになります。

また、妊婦さんの体調の保たれると、精神的にも安定してくるので、妊娠中の気分的な不調解消や、心身のケアにもなります。

~ あん摩術 ~

妊婦さんの身体の負担が少ない姿勢で、患部にしっかりと最適な刺激を与える事ができるのは、日本の伝統的な『あん摩術(マッサージ)』の影響があります。

『あん摩術』は、奈良時代に中国から伝来した手技療法で、患部を押したり揉んだりする事で、血の巡りを良くして、痛みや不調を和らげる治療法です。

その後、日本で独自に発展して、江戸時代に盛んになり、いろいろな『あん摩術』の流派ができましたが、明治時代になって、西洋から入ってきたマッサージの手法を取り入れて統合され、現在では『国家資格』が必要な、世界には無い“日本独特のマッサージ”になっています。

~ 国家資格者がいる治療院で ~

この為、マタニティマッサージを受けるには、『国家資格者』の『あん摩・マッサージ・指圧師』が行っている『治療院』を選ぶ事が大切です。

しかし、妊婦さん用のマッサージは、専門的な知識と、力の使い加減や施術方法などで技術を必要とするので、妊婦さん用のマッサージを実施している治療院は限られます。

この為、インターネットや電話などで、国家資格のマッサージ免許や、実績、そして、妊婦さん用のマッサージを行っているか、などについて確認する事が必要になります。

【 マタニティマッサージによる改善例 】

~ 腰痛、坐骨神経痛 ~

マタニティマッサージの症例として多いのが、身体を支える負担が大きくなった腰の痛みと、お尻の奥の坐骨神経が刺激された痛みの治療です。

妊娠中に発生した『腰の痛み』の解消には、疲労や緊張でコワバッタ腰の筋肉を回復させて血行を改善する事が必要になり、また『お尻の痛み』の解消には、坐骨神経を刺激している筋肉の柔軟性を回復させて坐骨神経の圧迫を解消したりする事が必要なので、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている東洋医療をベースにした妊婦さん用のマッサージ治療が、安全・安心で、しかも効果的です

『腰の痛み』や『お尻の痛み』を和らげる為に、骨盤ベルトの着用がありますが、これは、緩んだ骨盤を安定させるサポーターの役割をしてくれますが、妊娠中に発生した腰の痛みを解消させる事を目的にしたものではありません。

~ ダルサや、倦怠感の改善 ~

また、多くの妊婦さんが経験する身体の『ダルサ』や『倦怠感』にも、マタニティマッサージが、改善効果があります。

『ダルサ』や『倦怠感』が起きるのは、妊娠中の疲労や緊張によって体調を維持する自律神経がオーバーワーク状態になって、これにより必要以上に、体力を消耗したり、体調の維持ができなくなったりした為です。

このような時に、マタニティマッサージを利用すると、身体の筋肉の緊張を解消して、血行を改善させるので、疲労物質や老廃物の排出が進んで、酸素や栄養の流入が進み、痛みや不快感に敏感になっている神経が和らぎ、『ダルサ』や『倦怠感』などの不快感が緩和する効果があります。

~ つわりの軽減 ~

これの効果から、妊娠した女性に起こる“つわり”も、軽減の為に、マタニティマッサージが効果的です。

“つわり”は、ホルモン分泌や体調の変化などによる影響もありますが、それと共に、妊娠中に無理して身体を動かしたり、我慢したりする事が多くなったりすると、体調を維持する自律神経がオーバーワーク状態になり、身体の回復力が低下し、“つわり”などの体調不調が起き易くなるからです。

このような場合に、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、マッサージでコワバリを解消し、内部の血行を改善させると、身体の調子が改善して回復力が増してくるので、“つわり”症状が、かなり軽減したり、心身がリラックスしたりします。

【 当院の、マタニティマッサージ 】

~ 身体の不調の予防 ~

妊婦さんの心身がリラックスした状態になると、「お腹の赤ちゃんも穏やかな状態になる」と言われる効果があるので、妊娠中の期間は、お腹の赤ちゃんの為に“居心地の良い身体を保つ事”が最優先にする事が大切です

しかも、出産した後になると、赤ちゃんの世話で精一杯になるので、妊娠中から体調を整えて、身体の不調を予防する事が必要です。

この為、妊娠中に「何となく身体の調子が悪い…?」と感じた時には、身体の不調を和らげるように、上手に、身体の変化と付き合えるようにする事が必要です。

~ 体調不調の緩和と解消 ~

当院では、このような妊婦さんの身体のケアに、マッサージの国家資格者が、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、妊娠中の妊婦さんのマッサージを行っています。

妊娠中の負担のかかっている筋肉の弾力性と柔軟性を回復させて、血行やリンパ液の流れを改善し、痛みや不快感に敏感になっている神経を鎮め、妊婦さんの身体の不調や体調の悪化を和らげるようにしています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療なので、副作用が少なく、安心して受けられる上に、妊婦さんに無理が無いように、体調や症状に合わせて改善を行っています。

~ 安心してマッサ―ジを受けられるように ~

また、当院では、妊婦さんが、他の患者さんを気にする事なく、安心してマッサ―ジを受けられるように、治療用のベッドをカーテンで仕切り、着衣のまま、マッサージを受けられるようにしています。

妊婦さん用のマッサージは、身体の疲れや痛みを取るためだけではなく、リラックスできる事も重要なので、個室ブースのようにカーテンで仕切って、落ち着いて、安心してマッサージを受けられるようにしています。

また、マッサ―ジの費用は、『国家資格』者による“マッサージ治療”として認められているので、病院やクリニックと同じように『医療費控除』の扱いになります。

~ 「疲れたな…!」と思った時に ~

最近は、出産近くまで働く妊婦さんが多くなっているので、「仕事で疲れたな…!」と思ったら、マタニティマッサージを利用すると、体調改善に効果的です。

当院は、妊娠中の辛い症状を解消させて快適に過ごせるように、『国家資格』のマッサージ師が、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、安全・安心に、妊婦さんの体調改善マッサージを行っており、短時間(15分)のマッサージも行っているので、肩や腰などの身体の一部の症状ならば、早期に行えば、かなり効果があります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の硬さや、健康管理などの、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

妊娠中の、妊婦さんのお尻の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

妊娠して数ヶ月すると、立ち上がろうとした時や、歩いている時に、突然、お尻からビリッとしたシビレや、ジンジンと疼くような痛みが起きたり、更に、ピリピリするシビレで脚が動かせなくなったりする事もあります。

これは、妊娠して、急に体重が増えたり、腰やお尻で姿勢を支える“反り腰”が多くなったり、ホルモン分泌の影響で骨盤の靭帯が緩んだりすると、お尻の奥の筋肉が硬くコワバッタ状態になって、動作時に坐骨神経を圧迫刺激してしまうからです。

お腹が大きくなるにつれて、痛みやシビレが起き易くなるので、症状の改善と予防には、お尻の筋肉の過緊張を緩めて坐骨神経への圧迫を和らげる事と、体調を整えて腰やお尻にかかる負担を少なくする事が大切です。

【 坐骨神経痛 】

~ お尻の奥の痛み ~

妊娠して5ヶ月目ぐらいから、あるいは早いと、妊娠一か月目あたりに、動作時に、お尻の奥にニブイ痛みを感じたり、お尻に突然ピリッ!と痛みが起きたりする事があります。

よくあるのが、「ソファに座っていると、尾底骨あたりに疼くような痛みを感じる」、「寝起きに起き上がる時に、お尻の奥に痛みとシビレを感じる」、「立ち上がろうとすると、お尻の奥がピリッと痛む」、などです。

このような痛みが繰り返されると、今迄、経験した事が無い痛みが続くので、「妊娠して、身体に異常が起きたのでは…?」と、思わず不安にかられます。

~ 梨状筋症候群 ~

しかし、この痛みは、ほとんどの場合、病気というよりも、お尻の奥の坐骨神経が、周囲の筋肉が過緊張になってコワバッタ事で、圧迫された痛みです

一般的に『坐骨神経痛』と呼ばれますが、病院の診断名では、お尻の奥の梨状筋(りじょうきん)と呼ばれる筋肉がコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレと痛みを起こすので、『梨状筋症候群』と言います。

『梨状筋症候群』は、お尻の筋肉に負荷がかかり過ぎた為に起きる痛みなので、妊婦さんのお尻の痛み以外にも、ランニングやサイクリングで股関節に大きな負荷がかかったり、デスクワークや運転などで長時間座り続けていたりすると、同じように痛みを起こします。

~ お尻以外の痛み ~

妊婦さんの痛みの場合は、体重が増えたり、あるいは、お腹が大きくなった姿勢を保つ為に、自然と腰を反らして腰やお尻で体重を支える“反り腰”になったりするので、身体を支えるお尻の筋肉の負荷が強まり、お尻の奥の梨状筋が硬くコワバッテ、傍の坐骨神経を圧迫刺激した為です。

また、お尻の痛みだけでなく、骨盤の周りの筋肉がコワバッテくると、骨盤のバランスが悪くなるので、鼠蹊部や恥骨が引っ張られて、太ももの付け根あたりの痛みに悩まされる妊婦さんもいます。

このような痛みが続くと、下腹部の緊張が強まるので、お腹が張るような感じが強くなって、お腹が疼くようなジンジンする痛みを感じてくる事もあります。

【 お尻のコワバリの原因 】

~ 体重増加と、反り腰 ~

お尻の筋肉は、座る・立つ・歩くなどの動作時に、絶えず身体を支える“縁の下の力持ち”としての役割をしているので、多少の負荷がかかっても、滅多に、お尻から痛みを感じる事はありません。

しかし、妊娠して、体重が増えて、身体のバランス状態が変わってくると、今迄無かったような大きな負荷が、いつも、お尻の筋肉にかかってくるので、“縁の下の力持ち”の許容範囲を超えてしまい、お尻の筋肉が硬くコワバッテ、坐骨神経を圧迫し、シビレを伴った痛みが起きるようになります

しかも、お腹が大きくなると、自然とお腹を前に出して、身体が反った“反り腰”になるので、ますます、上半身の体重がお尻の筋肉に負荷がかかるようになり、お尻の奥の筋肉のコワバリが強まって、坐骨神経を圧迫し、痛みが起き易くなります。

~ 女性ホルモンの分泌増加 ~

また、出産に向けて、赤ちゃんが産道を通り易いように、女性ホルモン(リラキシン)が増えてくる事も、お尻に痛みを起こす原因になります。

このホルモンの分泌量が増えて、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、靭帯に代わって、骨盤回りの筋肉に、骨盤を支える負荷が増す為です。

この結果、骨盤を固定している靭帯が緩んでくると、骨盤の下側の恥骨部分の筋肉に、大きな負荷がかかってくるので、「起き上がったり、寝返りをしたりした時に、恥骨がズーンと痛くなる」、「立ち上がる時に、恥骨のあたりが“ピキーン”と痛みが走る」、などが起きる状態になります。

~ 痛みの予兆 ~

このような痛みが起きてくる前に、予兆として、「下半身が何となく、むくんだような、ボテッとした感じ」とか、「骨盤周りの重ダルサ」などに、気づかされる事があります。

これは、妊娠して、お尻や腰の筋肉に負荷が続くと、お尻や腰の筋肉内に疲労物質が溜まったり、必要な酸素が不足したりするので、疲労感やダルサが強まる上に、毛細血管の血行が悪化して、お尻や腰の皮下に水分が溜まり“むくみ”が生じるからです。

そして、お尻や腰の「疲労感やダルサ」、「ボテッとした感じ」、「骨盤周りの重ダルサ」などが続くうちに、お尻や腰の筋肉にかかる負荷が大きくなってくると、お尻の筋肉の梨状筋が硬くコワバッテくるので、内側の坐骨神経を圧迫するようになって、ジンジン、チクチク、ビリビリ、とした痛みが起き始めます。

【 お尻の痛み緩和 】

~ 使えない痛み止め ~

妊婦さんに『梨状筋症候群』が起きると、「シビレと痛みが怖くて、ずうっと座っていられない」、「寝ていて、お尻に体重をかけられなくなる」、「脚が引きつって、動かせなくなる事がある」など、毎日の生活に支障をきたすようになります。

しかも、以前に、ギックリ腰の経験がある妊婦さんは、腰に疲労や緊張が溜まってくると、お尻の痛みから腰の神経が敏感に反応して、何かの拍子にギックリ腰を誘発してしまう危険性があります。

この為、腰に、重たい感じや痛みを感じると、痛み止めの薬を使いたくなりますが、胎児や母体への影響を考えると使えないので、我慢せざるを得ません

~ 梨状筋のストレッチ ~

この為、妊婦さんの『梨状筋症候群』の予防や緩和の為に、塗薬や湿布薬の使用や、コワバッテいる梨状筋を緩めるストレッチが、勧められます。

しかし、皮膚の表面からの塗薬や湿布薬では、痛みを無くす効果が限られたり、あるいは、ストレッチをしても、ストレッチで緩めるお尻の奥の筋肉の疲労箇所や緊張箇所が分からなかったり、お尻の筋肉を思うように動かせなかったりするので、お尻の筋肉を緩和したり、痛みを予防したりする事が困難です。

しかも、お腹が大きくなって、腰や脚を動かせる範囲が限られていると、運動やストレッチで筋肉の柔軟性を回復させようとしても、身体を動かす事が難しくなります。

~ 骨盤ベルトの着用 ~

また、お尻の筋肉への負荷を減らす方法として、骨盤ベルトを着用する事も勧められます。

骨盤ベルトで骨盤を支えると、腰まわりの筋肉への負荷が軽くなるので、お尻や腰の痛の改善や予防が期待できるからです。

しかし、毎日の家事や仕事の為に、腰やお尻に負荷がかかり続ける妊婦さんや、お尻の奥の筋肉のコワバリが解消できなくなっていたり、お尻の坐骨神経が過敏になっていたりすると、骨盤ベルトで腰まわりの筋肉への負荷が軽くなっても、腰とお尻の筋肉の負荷が続いたり、強まったりするので、痛みの改善が期待できなくなります。

【 当院の、妊婦さんのマッサージ治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

このような、妊娠中の解消しづらいお尻の痛みの対策として、妊婦さん用のマッサージ治療があります。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、「血液やリンパ液の流れを良くする」、「筋肉の弾力性や柔軟性を高める」、「神経の興奮を抑制する」などの効果があるので、妊婦さんが受けられるように、施術方法を工夫して行ってきたからです

妊婦さんのお尻の痛みは、もともと、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みなので、腰やお尻のコワバリと血行の悪化を、マッサージ治療で回復させると、腰の痛みや重ダルサの緩和や体調の回復に効果があります。

~ 横臥位(おうがい)によるマッサージ ~

妊婦さんのマッサージ治療では、妊婦さんのお腹が圧迫されない為と、妊婦さんが楽に呼吸できるようにする為に、“横臥位(おうがい)”と言われる、横向きに寝てもらい、マッサージ治療を行っています。

横向きに寝た姿勢でマッサージ治療を行う為に、お腹が圧迫される事が無く、お腹の赤ちゃんの安全が保たれる上に、腰や背中に負担がかかり続けないので、リラックスでき、会話もし易くなります。
だから安全であること

また、この姿勢は、着衣の上からツボを利用してマッサージ治療ができるので、コワバッタ筋肉の回復や血流の改善を高める事ができ、それによって、腰やお尻の重ダルサや疲労感が減少し、お尻や太ももの痛みや違和感が無くなっていきます。

~ 体調の回復も ~

更に、当院では、痛みを軽減させる治療だけでなく、妊婦さんの体調改善の為に、ツボ反応を利用して身体の疲労箇所や緊張箇所を確認し、筋肉の弾力性や柔軟性の回復や、血行やリンパの流れの改善を行っています。

妊娠中は、体重が増えたり、姿勢を保つバランスが変わったりするので、疲労や緊張の慢性化や、動作の不自由さから、「何となく身体の調子が悪い」といった不調が起きるからです。

マッサージ治療で身体の筋肉の緊張を緩めていくと、身体のコワバリ解消だけでなく、血行が改善されるので、身体の痛みや違和感が緩和されて、体調の改善や、身体全体のリラックス効果などが期待できます。

~ 信頼できる治療院を選ぶ事と、妊婦さん用のマッサージ治療の事前確認 ~

妊娠中にマッサージを受ける場合は、安心してマッサージを受けられる事が必要なので、信頼できる治療院を選ぶ事と、『妊婦さん用のマッサージ治療』の事前確認が必要です。

当院は、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を持ち、昔から利用されている東洋医療をベースにして、妊娠中のお尻の痛みの軽減や、妊娠中の身体のコンディション調整を、妊婦さんの身体の状態や症状に合わせて行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状のご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

妊娠中の妊婦さんの、腰やお尻の痛み緩和の症例

【(症例)身体の硬さや、健康管理 】

妊娠してお腹が大きくなってくると、腰の痛みや重ダルサなどが起きてくる上に、立ち上がったり、寝返りをしたり、歩いていたりすると、お尻の下あたりから、突然、シビレ感を伴った痛みがしたりするので、「身体に、異常が起きたのでは…?」と心配になってきます。

これは、腰やお尻の筋肉の疲労や緊張が強まると、お尻の奥の坐骨神経が圧迫される為に、刺激されて痛みを発した為です。

始めはチョット痛みを感じる程度ですが、お腹が大きくなるにつれて、痛みが強まったり、拡がったりしてくるので、昔から利用されている妊婦さん用のマッサージを利用すると、妊婦さんの症状や体調に合わせて、安全に痛みを和らげ、更に体調の改善にもなります。

【 腰やお尻の痛み 】

~ 腰の重ダルサや痛み ~

妊娠して3~4か月目から、妊婦さんの腰の痛みが多くなりますが、まだお腹が目立たず、体重もそれほど増えていない妊娠初期でも、腰に、予想もしない重ダルサや痛みが起きる事があります。

これは、妊娠して、出産に向けて骨盤の関節を弛めるホルモンが分泌されてくると、骨盤をシッカリと補強して支えていた靭帯が緩んでくるので、骨盤を囲んでいる筋肉に、今まで以上に骨盤を支える筋力が必要になり、これによって腰周囲の筋肉に疲労と緊張が増すからです。

骨盤の関節を弛めるホルモン分泌の影響なので、早い人であれば、妊娠にまだ気づかない妊娠3週目くらい頃から、「腰から下がズーンと重い」、「生理痛に近い痛みが起きる」、「何かの拍子にギックリ腰が起きそう…」、などを感じるようになります。

~ 強まる腰の痛み ~

そして妊娠初期が過ぎて、お腹が大きくなって体重が増えたり、大きくなったお腹を支える為に背中を反らせた姿勢や動作が多くなったりすると、背中や腰の筋肉の負担が増すので、ますます痛みを感じ易くなったり、痛みの度合いが大きくなったりします。

しかも、これらによって、背中や腰の神経が絶えず刺激されると、神経が敏感になって、腰付近が、いつも重ダルサや疼(うず)くような痛みで悩まされたり、チョット腰に負担がかかると、すぐに痛みが起きたりするので、毎日の生活に支障をきたすようになります。

また妊娠して、身体が動かしづらくなって運動不足の状態になったり、お腹が大きくなって不自然な姿勢が多くなったりすると、血行が悪化したり、余計に背中や腰の筋肉の負担が増したりするので、毎日、腰の重ダルサや痛みに悩まされる状態になります。

~ 更に、お尻の筋肉も ~

腰の筋肉と同じように、お尻の筋肉も身体を支えているので、身体を支える疲労や緊張が続いて、お尻の筋肉が、気づかないうちにコワバッテくると、腰の重ダルサや痛みに加えて、お尻の下あたりからシビレを伴った痛みが起きるようになります。

身体を支えるお尻の筋肉が、疲労や緊張でコワバッテくると、それによって、お尻の奥の坐骨神経が圧迫されたり、坐骨神経への血流が悪化したりするので、坐骨神経が刺激されてジンジン・ビリビリするシビレ感と痛みが現れてくるからです

この結果、「お尻や太ももの付け根あたりが、ジンジンと痛み出した」とか、「お尻や太ももにかけて、ズキズキと疼くような痛みがする」、「お尻の下に鋭い痛みやピリッとした痺れがする」、「お尻から張りや熱感がする」などが起き始め、更に、坐骨神経が絶えず圧迫されたり、血流が阻害される状態になったりすると、坐骨神経が敏感になってくる為に、チョッとした動作でもズキっと激しく痛みが起きてきたり、太ももの後ろ沿いにシビレ感のある痛みが拡がったりします。

【 改善できるものは改善して 】

~ 我慢や辛抱をしていると ~

妊娠すると、腰の痛みや、お尻のシビレを伴った痛みに悩まされたり、不安になったりしますが、このような妊娠中の痛みは、妊婦さんの50%~80%が経験しているので、相談しても、「多少の痛みは、妊娠したら仕方がない」と言われがちです。

しかし、腰やお尻は身体の“カナメ”になっているので、腰やお尻の痛みを我慢したり辛抱したりしていると、身体全体の筋肉のコワバリが強まって、肩こりや背部痛、脚のダルサやこむら返りなども起きるようになります。

また、身体の不快な痛みが気になると、気持ちが落ち着かなくなったり、気分が高ぶったりするので、些細な事にイライラしてきたり、不機嫌になったりする上に、それらによって心身を休める為の安眠ができなくなったりします。

~ 働く妊婦さん ~

しかも最近は、“働く妊婦さん”が多くなっているので、身体の負担が多くなると、余計に『いろいろな症状』に悩まされるようになります。

例えば、妊娠中は筋肉のコワバリや血行の悪化が起き易いので、座り仕事をしていると、肩こり、頭痛、背中の痛み、などが強まったり、あるいは、立ち仕事をしていると、脚の血行が悪化し、脚のむくみや腰の痛みが強まったりします。

しかし、このような症状に悩まされても、仕事の責任から、仕事を続けざるを得ないので、身体の疲労や緊張が増して、身体の負担が大きくなってしまいます。

~ 妊娠中の不快な緊張や痛みを最小限に ~

この結果、仕事や家事などの為に、必要以上に我慢したり辛抱したりしていると、更に大きな負担が身体にかかっているので、回復力も低下して、不快な症状を強める事になります。

しかも、出産後も、赤ちゃんの世話がずっと続くので、妊娠中から、気になる痛みや不快感を我慢したり辛抱したりしていると、症状が慢性化して、“産後後遺症”と呼ばれるような状態を引き起こしてしまいます

この為、妊娠中は、改善できるものは改善するようにして、なるべく不快な緊張や痛みを最小限にするようにして、マタニティライフを快適に送れるように、身体の血液循環や筋肉の弾力性や柔軟性を保って『健康を維持する』事が大切です。

【 当院の、妊婦さん用のマッサージ治療 】

~ セルフケアの限界 ~

妊娠中は、腰やお尻の痛みなどの、いろいろな不快な症状が起きるので、これらを予防したり、解消させたりする為に、ストレッチや、暖かいお風呂に入る、骨盤ベルトの着用、などが勧められています。

しかし、妊娠中は、身体に大きな負担がかかり続けている上に、身体が動かしづらくなっているので、セルフケアで体調改善の限界がある場合には、プロの手を借りて、心身のリフレッシュする事が必要です。

このような時に、妊婦さん用のマッサージは、昔から、妊婦さんの体調に合わせて、安全・安心に症状の改善を行ってきたので、多くの妊婦さんが利用され、現在でも、妊娠中の体調の改善や心身のリフレッシュに利用されています。

~ 妊婦さん用のマッサージ ~

妊婦さん用のマッサージは、ホルモンバランスの変化や、貧血、体型の変化などで、コワバッタ筋肉をほぐし、悪くなっている血液やリンパ液の流れを促進して、筋肉の疲労を回復させ、肩こり・腰痛・お尻の痛みなどを緩和し、身体の不調や不快感を解消させています。

当院の場合、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の弾力性や柔軟性を高めて血液やリンパ液の流れを回復させ、それにより、老廃物の排出や酸素の取り入れを促し、敏感になっている神経を和らげるようにしています。

特に、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、疲労や緊張で反応が強く現れているツボを確認して、症状に合った刺激を与えると、肩こり、冷え、背中の痛み、ダルサ、むくみ、などの回復や、妊婦さんの腰やお尻の痛みの解消に効果があります。

~ 体調の改善にも ~

当院が行っている妊婦さん用のマッサージ治療は、“うつ伏せ”の姿勢はとらずに、“横向き”と“上向き”の姿勢で行っているので、妊婦さんのお腹が圧迫されずに、安全な状態でマッサージ治療が受けられます

また、妊婦さんが、周りが気にならずに施術を受けられるように、カーテンで仕切った個室でマッサージ治療を行い、着衣も、普段着で施術が受けられるように、来院された服のまま、あるいは、当院のパジャマに着替えてもらっています。

これらの、妊婦さんがリラックスして安心できる状態で、マッサージ治療とツボ治療を行うと、身体に感じる痛みや不快感の解消だけでなく、体調改善の効果によって、妊娠中の不安やイライラなどの精神的なストレスの解消も期待できます。

【 当院の、妊婦さんの腰やお尻の痛みの治療例 】

~ 30代、妊娠2カ月目のケース ~

〇 主訴

・妊娠1ヶ月目あたりから、腰に重ダルサと痛みを感じる
・立ち上がりや、キッチンをしていると、腰が辛くなる
・歩いたり寝る時に仰向けになったりすると、時々、お尻にズキンと痛みを感じる

〇 過去の治療

・お腹が大きくなっているので、腰のストレッチは困難
・骨盤ベルトをしてみると、腰の痛みは和らぐが、お尻の痛みは同じ状態
・産婦人科では、湿布薬の処方のみ
・接骨院(整骨院)では、妊婦さんのマッサージ治療を断られる

〇 自覚症状

・毎日の動作はできるが、動きづらい
・右側の腰とお尻に、鈍痛を感じる
・仰向けに寝た状態で右脚を挙げると、お尻の下部に不快な痛みが起きる

〇 当院の確認

・腰とお尻の筋肉に、ハッキリとした筋肉のコワバリが有り
・お尻から太もも後ろ側の坐骨神経沿いを圧迫すると、痛み(圧痛)を感じる
・ツボで、お尻の横シワの真ん中で、お尻と太ももの境界線にある『承扶』に反応あり
・筋肉の過緊張による痛みなので、腰とお尻のマッサージ治療を勧める

〇 当院での治療

・お腹を圧迫しないように、“横向き”と“上向き”で施術
・緊張している腰とお尻に、ツボ刺激を使って緊張を弛める
・初回の30分の治療で、かなり腰とお尻の痛みが和らぐ
・その後、2回/月ほど来院し、マッサージを受けて体調を保つ

~ 国家資格 あん摩・マッサージ・指圧師 ~

妊婦さん用のマッサージを、安全・安心に受ける為に、国家資格の『あん摩・マッサージ・指圧師免許』の取得者のいる治療院で、妊婦さん用のマッサージを受ける事をお勧めします

当院は、マッサージの国家資格を取得し、昔からの実績のある東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っているので、妊婦さんにとって無理が無く、安全・安心に施術が受けられ、マッサージの費用は『医療費控除』になります。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の硬さや、健康管理などのご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。