アンチエイジング、メタボ予防への関心、そして健康ブームの広がりなどから、スポーツクラブやフィットネスクラブなどを利用して、運動をする中高年が多くなっています。
しかし、『運動は、身体に負荷をかける事』なので、今迄、運動する機会がほとんど無かったり、腰、膝、肩などに痛みを抱えていたりすると、後になってから、筋肉痛や不快感・疲労感などが起きて、悩まされる事が多くなっています。
「病院に行くほどではないけれど、何となく身体の調子が悪い…」と感じた場合には、毎日を快適に、そして、気持ち良く運動できるように、身体のコンディショニングを行って、身体の不調解消のケアをする事が大切です。
【 中高年の、特有の事情 】
~ せっかく運動を始めても ~
「少しでも体型を若々しく保ちたい」とか、「体力と健康を維持したい」という健康志向や、自分のペースで自由に運動をしたいという事から、スポーツクラブやフィットネスクラブなどに関心を持ち、入会する中高年が多くなっています。
ところが、それらに入会しても、1年以内に辞めてしまう人が、4割以上にもなっています。
これは、「壁や天井を眺めて、一人でマシンに向かっているのが退屈」、「効果的なトレーニング方法が、分からない」、「仕事や生活時間が忙しくなった」という理由もありますが、「期待していた効果が、思うように現れない」という事や、「時間を作ってジムに通っても、ジムに価値を感じられない」、という事があるからです。
~ 運動機能の低下から ~
しかも、中高年になると、運動を続けられなくなってしまう、中高年“特有の事情”があります。
それは、中高年の入会理由の8割以上が、体調管理や運動不足の解消を目的にしているように、それだけ青年期と違って、身体を支える力が弱っていたり、関節部分がうまく動かなかったり、身体のバランスを保つ働きが低下していたりするからです。
また、スポーツクラブやフィットネスクラブなどは、予約制でもないし、サークル活動と違い、行っても行かなくて良いので、スタッフや運動内容が合っていないと思ったり、仲間がいなかったり、通うのに時間がかかったりすると、余計に運動が続かなくなってしまいます。
~ 慢性化した痛みを抱えていると ~
また、もう一つの、大きな中高年“特有の事情”として、中高年になると、慢性化した腰痛、首や肩のコリ、膝痛などを抱えている事です。
「衰えた筋肉やその他の機能を回復させたい」、「痛みを予防して再発を防ぎたい」などを期待しても、身体に痛みがあると、ツイ、「今日は身体の調子が悪いから、休むのはしょうがない…」と休んでしまいます。
この為、最初は運動への意欲が高くても、運動をする意欲や目的意識がアイマイだったり、今迄ずうっと運動する習慣が無かったりすると、体調を理由に、だんだんと続けるのがオックウになったり、運動を続ける事に気が進まなくなったりして、休みがちになってしまいます。
【 運動が逆効果に 】
~ インストラクターの必要性 ~
また、スポーツクラブ、フィットネスクラブで、自分から進んで自主トレができる人と、できない人の割合は、1:9ぐらいと言われ、全体の9割近くの人が、自分で何をすれば良いか分からない状態です。
この為、健康管理に運動を行うには、本来ならば、年齢や体力に合わせた運動をする為に、事前にインストラクターに相談して、年齢や体力に合わせて運動を行い、続けていく事が必要です。
特に、中高年になって運動不足になっていると、運動を始める事によって、身体に疲労感が残ったり、生活リズムが狂ったりするので、インストラクターに相談して、安全に、ゆっくりと、無理をしないで運動を行う事が必要です。
~ 頑張り過ぎで ~
しかし、運動を、無理をしないで、ゆっくり安全に行う事を考えていても、スポーツクラブに来ると、時間内に目いっぱいに運動をしようと思ったり、周囲の人を見ているうちに競争心が高まったりするので、ツイ頑張ってしまいます。
また、最近の運動機械は、運動量や運動の強度が表示されますが、若い時の自分の体力をイメージして、自分の“見当”で判断してしまうので、運動が強過ぎたり、筋力が伴わなかったりします。
しかも、頑張って運動をしている時は、気持ちが高揚して、身体の血行も促進されるので、体調がアップしたように感じられますが、長年の運動不足で身体の循環が追い付かなくなって、老排物の排出が進まなかったり、酸素や栄養分の供給が追い付かなかったりするので、翌日あたりになって、不快感や疲労感に悩まされたり、身体に痛みが起きたりします。
~ 体幹(胴体部分)の筋力の衰え ~
特に、中高年になって、運動不足になっていると、運動前に、肩・背中・腰などの“大きな筋肉”や、運動で負荷のかかる“関節付近”の血行の状態を、十分に良くしておかないと、運動した後に、身体の不快感や疲労感、そして、筋肉痛に悩まされる事が多くなります。
これは、20代を過ぎると、思っている以上に体幹(胴体部分)の筋力が衰える上に、また、運動不足になっていると、背中や腰などの姿勢を支える筋肉の筋力が弱くなっているからです。
この為、中高年になって、普段、運動経験がない人が、十分にウオーミングアップをしないで、筋トレや、水泳、ランニングマシーンを使ってランニングなどを行うと、姿勢を支える筋肉に大きな負荷がかかったり、予想外な所に負担がかかったりするので、逆効果になってしまいます。
【 身体からのアラーム信号 】
~ 気付きにくい疲労や緊張 ~
また、スポーツクラブは、いろいろな器具や音楽・照明を駆使して、楽しみながら身体を動かせる工夫をしているので、身体の疲労や緊張に気付きにくくなります。
例えば、音楽効果や照明効果のある中で、運動マシンを使っていると、身体の負荷がかかっている箇所や程度が、ハッキリとしないで、曖昧(あいまい)に感じられるので、疲労感や違和感が生じても、「たいした事はないだろう…」と思ってしまいます。
しかも、「運動は、やればやる程効果が出る」、「行かないともったいない」などを思っていると、ますます身体の負荷が増してしまいます。
~ 身体からのアラーム信号 ~
この為、運動中に、「何となく疲れる…」、「首や腰に違和感がある」、「ダルイ感じ」、などに気付いたら、注意する事が大切です。
本人はハードな運動だとは思っていなくても、「身体を休めるように!」と、痛みや疲労感などのアラーム信号を発している可能性があるからです。
“疲労感”無き疲労で、気付かないうちに、身体に疲労や緊張が蓄積している可能性があります。
~ 気分が乗らない、気が進まない ~
また、身体に、いつもと違う状態が起きていると、スポーツクラブに行こうとしても、「今日はなんとなく、気分が乗らない」とか、「気が進まない」と、身体からアラーム信号が出る事もあります。
「飽きる」、「眠い」は、“隠れ疲労”のサインと言われるように、「今日はなんとなく、気分が乗らない」とか、「気が進まない」と感じるのは、身体に疲労や緊張が増している事が考えられるからです。
しかも、これらの不調感から、「身体が、何となくだるい」とか、「やる気が出ない」などが起きてくると、イライラしたり、気力が無くなったりしてくるので、生活に支障をきたしてしまいます。
【 当院の、体調調整の治療 】
~ 身体のコンディショニングの必要性 ~
人は持っている身体の機能を使わないと、身体の機能が低下するので、運動不足が続いている場合や、身体に違和感や不調がある場合は、運動やスポーツ前に、体調の確認や、身体のコンディショニングが大切です。
しかも、「体力は、40歳代から徐々に低下し、50歳代になると急激に低下する」と言われるので、中高年になって、スポーツクラブやフィットネスクラブなどで運動を行うには、体調の確認や調整が重要です。
この為、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、筋肉の疲労箇所や血行の悪化箇所をチェックして回復を行い、その人の体調に合わせて、運動の能力を向上させるようにしています。
~ ツボ治療とマッサージ治療 ~
特に、当院では、本人が気付きにくい部位や、疲労が蓄積している箇所、普段の生活で身体を使い過ぎている部分などのケアを、ツボ治療とマッサージ治療で、重点的に行っています。
これによって、本人が意識していなかった筋肉がほぐれ、しかも、血流が良くなるので、身体の機能や運動能力を高める事ができます。
これらのコンディショングで、「肩こりや首コリが楽になった」、「身体の疲労感が少なくなった」、「ちょっと姿勢が良くなった」、「頭がスッキリした」などが感じられると、トレーニングが楽にできるようになったり、速足で歩いても息があがらないようになったりします。
~ 体調の不調 ~
また、身体に疲労をハッキリ感じていなくても、「だるい」、「肩がこる」、「冷える」、「食欲がない」、「眠れない」、「イライラする」、などを感じる場合は、身体をコントロールする力が弱っている事が考えられます。
この為、当院では、筋肉や血行の状態をツボ反応でチェックして、筋肉の回復を行っています。
これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、身体に異常が起きている事を知らせてくれる上に、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
~ 運動前の体調管理の重要性 ~
運動時に、身体の“しなやかさ”や“動かしやすさ”を発揮するには、運動やスポーツを行う前に、筋肉と腱などが充分に伸びて、血行に支障が無いように、体調管理が重要です。
当院は、日常生活からくる疲れや、ストレスによる不調を改善するだけでなく、運動による痛みや、疲労を取り除き、体調を保つ治療を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する身体の硬さや、健康管理などの症状の、ご相談は、右上の[メールを送信]、または[電話]で、お受けしています。