腰痛の前兆(だるい、重い、疲れる、張る、こわばる、動かしにくい)

【(症例)痛み・しびれ 】

腰は、絶えず体重を支える働きをしている上に、上半身や下半身からの動作の負荷がかかるので、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」、「ストレス」などが起きると、「腰部の血行悪化」、「腰の筋肉のコワバリ」、「骨格のゆがみ」、などが起きます。

腰に負荷がかかり続けるので、そのままにしていると、絶えず腰の奥がズキズキと痛む『慢性腰痛』に悩まされたり、腰の重ダルサから体調の悪化が起きたり、腰の筋肉のコワバリで『ぎっくり腰』を起こして強烈な痛みに襲われたりします。

この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じたら、腰痛と体調悪化が起きるアラームサインと考えて、腰だけでなく、腰に関係する上半身や下半身の柔軟性の回復や、血行の悪化箇所を改善して、身体の調子(治る力)を高め、腰痛を予防する事が大切です。

【 腰の痛み 】

~ 腰の天然コルセット ~

腰は、身体の動きに合わせて、いろいろな動きをしたり、安定性を保ったりする為に、分厚い筋肉が何層も重なり合って“天然のコルセット”をつくりあげています。

しかし、この“天然のコルセット”は筋肉なので、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱まったりすると、筋肉内に血流悪化が起き、これによって柔軟性が失われて、コワバリが生じます。

そして、腰の筋肉のコワバリで、血管が圧迫されたり、血流が悪化して老廃物が溜まったりすると、神経が刺激されて、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」などの違和感や、痛みが生じます。

~ 腰痛症 ~

このような腰の痛みは、病気やケガの症状の中で、男性で1位、女性で2位になるほど、多くの人が悩まされる痛みとなっています。

しかし、多くの人が悩まされていても、レントゲンなどの検査をしても、痛みの箇所や原因をハッキリ特定できないので、診断名も、症状から『腰痛症』になっています。

このように『腰痛症』は、痛みの箇所や原因の特定ができませんが、腰は体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などの働きをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉に大きな負担がかかって、痛みが生じたと考えられています。

~ 慢性腰痛 ~

『腰痛症』の中で、特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”の筋肉や、“背骨の根本”あたりの腰の筋肉は、上半身の負荷がかかり続けます。

この為、“骨盤の上側沿い”や“背骨の根本”あたりの筋肉が、「運動不足」、「同じ姿勢が続く」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」などで負荷が続いたり、増したりすると、筋肉の余裕が無くなって、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、痛みを感じたり、「動かしにくい」、「引っかかった感じ」などが起きたりします。

これらの鈍痛や違和感は、姿勢を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”のコワバリや血流悪化が解消しきれないと、絶えず腰の奥からジクジクする痛みに悩まされる『慢性腰痛』になっていきます。

【 ギックリ腰 】

~ 急性腰痛 ~

また、腰の痛みの中で、突然、腰に強烈な痛みが起きる事があります。

いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、病院の診断名では『急性腰痛』と言って、腰の筋肉が“ゆとり”が無くなってコワバッテいる時に、腰に大きな負荷がかかったり、急な動きをしたりすると、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を起こし、付近の神経を激しく刺激する為です

強烈な痛みによって、急激に身体の防衛反応が働いて、お腹の中の横隔膜がイキナリ縮んで、声が出せなくなる事もあります。

~ アラームサイン ~

ギックリ腰』は、突然、痛みに襲われる感じですが、実際は『ギックリ腰』の前に、腰からのアラームサインとして、腰にニブイ痛みや、凝り、ダルサなどがあったり、何となくギックリ腰の不安を感じていたりします。

しかし、このような、腰からのアラームサインがあっても、仕事や家事などで、「そのうち治るだろう」とか、「年や体力のせいだから」と思って、後回しにしてしまいます。

この結果、腰の筋肉が耐えきれなくなって、何かのキッカケで『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。

~ 早目に筋肉疲労や緊張の解消を ~

『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日後に痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かす事が必要になりますが、それまでの間は、腰の敏感になっている神経が刺激され続けるので、痛みを耐え続けるツラサがあります。

また、『ギックリ腰』の痛みが和らいだ後も、腰に続く背中やお尻に筋肉のコワバリや血行の悪化が起きていたり、あるいは、骨格のゆがみが起きていたりするので、いつまでも不快な痛みが続いたり、『ギックリ腰』が再発してしまう恐れもあります。

このように『ギックリ腰』が治りきるのに、日にちがかかるので、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

【 ストレスによる腰痛 】

ストレスによる血流悪化 ~

あまり気付きませんが、精神的なストレスも、腰痛を引き起こす大きな原因になります。

ストレスが長引くと、血管が収縮して、血流が悪化するので、身体を支えている腰の筋力を低下させたり、柔軟性が失われたりして、さまざまな負荷がかかる腰の“天然のコルセット”の筋力を弱めるからです

この為、ストレスが続いたり強まったりすると、腰に不快症状が現れ、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」、などを感じるようになります。

~ ストレスが増すと ~

そして、精神的なストレスが続いたり、強まったりすると、更に、筋肉のコワバリと血行の悪化が増します。

この結果、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「ジンジン・ズーンとした腰の痛みに悩まされる」、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」などが起きたり、「寝返りをすると、腰が痛む」、「腰に重い感じや、鈍痛を感じる」、「立ち上がりに、ギックリ腰になりそうな痛みがする」、などが起きたりします。

また、これらの不安から、腰をかばう姿勢や動作が多くなったりすると、いつもと違う姿勢や動作が多くなったり、腰の神経が敏感になったりするので、余計に、腰に痛みが起き易くなったり、痛みを感じ易くなったりします。

~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~

更に、精神的なストレスが続いたり、強まったりしていると、身体が冷えたり、天気が悪化したりすると、「腰に痛みを感じる」という事が起きます。

身体の冷えや天気の悪化が不快に感じられると、それがキッカケになって自律神経の働きが不安定になって、血行が悪化したり、神経が敏感になったりして、腰に違和感や痛みが生じるからです。

この為、冷房の風に直接あたったり、寒暖の差が激しい季節の変わり目になったりすると、自律神経が不安定になり、腰痛に悩まされる事が多くなります。

【 当院の、腰痛治療と予防 】

~ 腰痛症の大きな原因 ~

『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」が、大きな原因になっているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛み解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。

腰や腰周辺のコワバッタ筋肉をマッサージ治療でほぐし、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、敏感になっている神経が元の状態に戻ってくるので、腰の違和感や痛みが減少し、腰が動き易くなるからです

このような効果から『腰痛症』の予防と治療に、当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰を中心に、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などの改善を行っています。

~ 身体全体の筋肉も含めて ~

また、当院では、腰の違和感や痛みの改善だけでなく、身体全体の筋肉の状態も含めて確認し、疲労と緊張の解消を行っています。

『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の姿勢などが大きく影響しているので、身体の筋肉の柔軟性を回復させて血行を促す事によって、敏感になっている神経を鎮め、リラックス感を取り戻せるからです。

特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな役割に加えて、歩く際に股関節にかかる衝撃を吸収する役割もあるので、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができずに、腰に衝撃が伝わって、腰痛の原因につながり易くなるので、お尻の疲労と緊張の解消が隠れた重要ポイントになっています。

~ ツボ反応 ~

これらの治療に、当院は、体調の変化時に現れるツボ反応を利用して、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善、関節の動きの回復を行っています。

これは、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

当院では、マッサージの治療にツボ治療を加えているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、ツボ治療が受けられます。

~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~

「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、腰痛のアラームサインとして、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。

当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させ、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

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