【(症例)痛み・しびれ 】
腰は、絶えず体重を支え、上半身や下半身の動作時の負荷もかかるので、「運動不足」、「長時間の同じ姿勢」、「姿勢の悪化」、「急な体重増加」、「ストレス」などが続くと、腰の血行が悪化し、筋力低下やコワバリが生じたり、骨格を歪めたりします。
また、これによって、腰の神経が刺激されて、ジンジン・ウズウズと痛む『慢性腰痛』に悩まされたり、腰の柔軟性が無くなって『ギックリ腰』を起こし易くなったり、腰の重ダルサや痛みで体調が悪化したりします。
この為、腰に「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などに気付いたら、腰痛や体調悪化が起きるアラームサインと考えて、腰を含めて、上半身と下半身のコワバリ箇所をチェックして、血行の回復と不快感や痛みを解消し、身体の調子(治る力)を維持する事が大切です。
【 腰の痛み 】
~ 腰の筋肉 ~
腰は、身体の動きに合わせて、身体の安定を保ったり、いろいろな動きをしたりするので、上半身や下半身に伸びている腰の筋肉が幾つもあり、それらが重なり合って構成されています。
しかし、筋肉が幾つも重なり合って構成されていても、疲労や緊張などで腰の筋肉に負担が増したり、運動不足や加齢などで腰の筋力が弱ったりすると、筋肉の伸縮性が失われて、コワバリが生じたり、血行が悪化したります。
そして、腰の筋肉のコワバリで神経が圧迫されたり、血行悪化で神経が刺激されたりするので、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れ」、「張る」などの不快感や、痛みが起きます。
~ 腰痛症 ~
『腰は身体の“要(かなめ)”』の役割をしている為に、それだけ腰にかかる負担が大きくなり、この結果、気になる自覚症状の中で、腰痛が、男性1位、女性2位の順位になっていますが、
特に多いのが『腰痛症』で、腰痛の中で約85%を占め、レントゲンなどの検査をしても、腰椎椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、坐骨神経痛のように、痛みの箇所や原因をハッキリ特定できない痛みです。
しかし『腰痛症』の原因は、腰が体重を支えながら、身体をひねる、反る、姿勢の保持などの働きをしているので、これらの働きをしているうちに、腰の筋肉の許容限度を超えて、神経が刺激された為と考えられています。
~ 慢性腰痛 ~
特に上半身の体重がかかる“骨盤の上側沿い”や、“背骨の根本”あたりは、絶えず上半身の負荷がかかり続けるので、『腰痛症』が起き易い場所です。
この為、“骨盤の上側沿い”や“背骨の根本”あたりの筋肉が、「運動不足」、「姿勢の悪化」、「同じ姿勢が続く」、「急な体重増加」などで弱ったり、余裕が無くなったりすると、骨盤の少し上側あたりや、背骨から1~2㎝離れた横あたりに、「痛み」を感じたり、「動かしにくい」、「引っかかった感じ」などが起きたりします。
これらの腰の痛みや違和感は、腰の筋肉の許容限度を超えた事から起きているので、姿勢を変えて筋肉の負担場所を変えたり、湿布を貼ったりする事で、ある程度、和らげられますが、腰の内部の“姿勢を支える筋肉”がコワバッテ、血行悪化が解消しきれなくなると、絶えず神経が刺激されるので、腰が絶えずジンジン・ウズウズと痛む『慢性腰痛』になります。
【 ギックリ腰 】
~ 急性腰痛 ~
また、腰が、突然、強烈な痛みに襲われる事もあります。
いわゆる『ギックリ腰』と言われる症状で、病院の診断名では『急性腰痛』と言い、疲労や緊張などで腰の筋肉が硬くコワバルと、腰に大きな負荷がかかったり、急な動作をしたりした時に、腰の筋肉が耐えきれなくなって、多数の微細な断裂を引き起こし、強烈な痛みを引き起こしてしまいます。
強烈な痛みが起きると、身体の防衛反応が急激に働き、お腹の中の横隔膜がイキナリ縮み、声を出せなくなる事もあります。
~ アラームサイン ~
『ギックリ腰』は、イキナリ、激痛に襲われる感じがしますが、実際は『ギックリ腰』の前に、腰の疲労や緊張などで、腰からニブイ痛みや、凝り、ダルサなどを感じていたり、あるいは、何となくギックリ腰の不安を感じていたりします。
ところが、毎日の仕事や家事などに追われていると、「疲れや年のせい」と思ったり、ツイ、「そのうち治るだろう」と後回しにしがちにしたりします。
この為、前もって腰からアラームサインがあっても、腰の筋肉の許容限度を超えて『ギックリ腰』を起こすと、「いきなり、激痛に襲われた!」と思ってしまいます。
~ 回復処置 ~
『ギックリ腰』を起こした場合は、発症から2~3日して、腰の痛みが和らいだ頃から、少しずつ身体を動かして、コワバッテいる腰の筋肉をほぐして、血行を改善すると、回復が早まります。
この為、回復処置をする迄は、治りかけている断裂を“再断裂”させないように、痛みを避けて、できるだけ身体を動かさないようにする事が大切です。
また『ギックリ腰』の痛みが和らいだ後も、筋肉のコワバリや血行の悪化が残っていたり、あるいは、骨格のゆがみが生じていたりするので、不快な痛みがいつまでも続いたり、『ギックリ腰』が再発したりする恐れがあるので、腰周辺の筋肉をチェックして回復させる事が大切です。
【 ストレスによる腰痛 】
~ストレスによる血流悪化 ~
精神的なストレスも、あまり気付きませんが、腰痛を引き起こす隠れた原因になります。
ストレスが長引くと、血管が収縮して血行が悪化するので、上半身や下半身から負荷がかかる腰の筋力を低下させたり、柔軟性を失わせてコワバリが強まったりするからです。
この結果、精神的なストレスによって、腰に、「だるい」、「重い」、「疲れる」、「張る」、「こわばる」、「動かしにくい」などを感じる状態になります。
~ ストレスが増すと ~
そして、精神的なストレスが、いつまでも長引いたり、強まったりすると、「腰に重い感じや、鈍痛を感じる」、「立ち上がりに、ギックリ腰になりそうな痛みがする」、「寝返りをすると、腰が痛む」などが起きます。
また、精神的なストレスで、腰の神経が敏感になってくると、「腰の違和感や痛みが、チョットした事で起きる」、「いつまでも腰の痛みが続く」、「ジンジン・ズキズキする腰の痛みに悩まされる」、「腰が張ったような、突っ張り感が続く」なども起きます。
この為、腰に不快な違和感や痛みに気付いたら、腰からのアラームサインと考えて、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。
~ 身体の冷えや、天気の悪化からも ~
更に、体調の悪化やストレスなどで自律神経の働きが不安定になっていると、身体の冷えや天気の悪化がキッカケになって、「腰に痛みが強まる」という事も生じます。
敏感になっている腰の神経が刺激されて、腰の違和感や不快感が強まるからです。
この為、寒暖の差が大きくなる季節の変わり目や、湿度の高くなる時期、更に、クーラーの風に直接触れる事が多くなると、腰の違和感や不快感が強まって、腰痛を引き起こし易くなります。
【 当院の、腰痛治療と予防 】
~ 筋肉由来の症状解消 ~
『腰痛症』は、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などが大きく影響しているので、『腰痛症』の予防や改善には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の解消を行っている、東洋医療をベースにしたマッサージ治療が適しています。
コワバッテいる腰や腰周辺の筋肉をマッサージ治療で和らげ、患部の血行を回復させると、筋肉の疲労や緊張が解消されて、敏感になっている神経が元の状態に戻ってくるので、腰の違和感や痛みが減少し、腰が動き易くなる為です。
このような効果から、当院では、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、腰を中心に、「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などの改善を行っています。
~ 上半身や下半身の筋肉も含めて ~
更に、『腰痛症』対策として、上半身や下半身の筋肉も確認して、疲労と緊張の解消を行っています。
『腰痛症』は、運動不足、体調、毎日の姿勢などが大きく影響しているので、上半身や下半身の筋肉の柔軟性を回復させて血行を促す事で、敏感になっている神経を鎮め、リラックス感を取り戻し、腰の柔軟性や血行の回復に効果があるからです。
特に、お尻は、「身体を真っすぐに立たせる」という大きな働きをするだけでなく、歩いたり立ったりする時に、股関節にかかる衝撃を吸収する役割もしている為に、お尻の筋肉がコワバッテいたり、弱っていたりすると、うまく衝撃を吸収することができずに、腰の負担が大きくなって、腰痛の原因につながってしまうので、お尻の疲労と緊張の解消が、腰痛の予防や改善に、隠れた重要ポイントになります。
~ ツボ反応の利用 ~
これらの治療に、当院では、背中、骨盤周辺、股関節の筋肉状態のチェックを行い、そして、それらのコワバリ箇所の解消や、悪化している血行箇所の改善と、関節の動きの回復を行う為に、ツボ反応を利用しています。
ツボは神経や血管が集まっているので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
また、腰に痛みが現れる箇所と、東洋医学のツボの位置とよく一致しているので、ツボ治療を加える事で、改善の効果が高まり、しかも、マッサージの治療の中に取り入れているので、抵抗感や、身体が緊張する事が無く、ツボの治療が受けられます。
~ 早めに、痛みや不調の解消と予防を ~
「腰は身体の“要(かなめ)”」と言われるように、上半身を支え、また、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割をしているので、腰に今までに無かった、不快な違和感や痛みに気付いたら、身体からのアラームサインとして、早目に腰周辺の筋肉の疲労や緊張を解消させる事が大切です。
当院は、腰痛の予防や解消に、体調の変化が起こった時に現れるツボ反応を利用して、症状や体調に合わせて、腰の「筋力の低下」、「血行不良」、「骨格のゆがみ」などを回復させて、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。