【(症例)身体の不調や、不快感 】
(写真)眠る事ができない、眠れない、寝つきが悪い

導入文

疲労や緊張が溜まって、それらがストレスに感じてくると、「日中の緊張感が抜けなくて、なかなか眠る事ができない」、「身体は疲れ切っているはずなのに、眠れない」、「気持ちがイライラして、寝つきが悪い」、といった事が起きてきます。

しかも、眠るまでに時間がかかると、眠ろうとする焦りで、ますます眠れなくなったり、寝つきの悪さで無意識に身体に力が入って、『寝コリ』が起きたりするので、「寝ているのが疲れる…?」、といった事も起きます。

このような“眠りたいのに眠れない”を改善するには、原因になっている身体の疲労や緊張を緩和するだけでなく、無意識のうちに身体を力ませたり緊張させたりしている箇所を調べて、解消させる事も必要です。

【 脳の中の睡眠スイッチ 】(図)脳の中の睡眠スイッチ

日中の気ぜわしかった仕事を終えて、家に帰り、「さあ、寝よう!」とベッドに入っても、寝つきが悪くて、眠りにつくまでに時間がかかったり、グッスリ眠れなかったりする事があります。
しかも、このような状態になると、ジッと横になっているのが苦痛になったり、それによって筋肉が緊張した状態が続いて、肩や首、背中などに『寝コリ』が起きたりするので、ますます眠りづらくなってしまいます。
この結果、朝起きた時に、「寝たのに疲れる…?」と感じたり、「気分がスッキリしない」、「起きた後にボーッとする」、「寝足りない感じ」といった不調感から、その後の昼間の社会生活や活動に影響を及ぼしたりします。

 

この、寝付きが悪くなる原因として、多いのが、疲労や緊張が続いたり強まったりしていると、寝ようとしても、脳の中の“睡眠スイッチ”が入りづらくなる事です
例えば、「最近、何となく身体の調子が悪い」、「わけもなくイライラする」、「以前より疲れが抜けにくくなった」などを感じていると、それがストレスとなって脳が休めなくなるので、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。
しかも、「眠れなければ、明日が困る」とか、「とにかく、眠らなければいけない」、という焦りが生じると、眠ろうとする“意気込み”によって、覚醒作用が高まるので、ますます“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

 

しかし、眠れない事で悩んでいても、『不眠症』と診断されるには診断基準があります。
『不眠症』の診断基準は、大まかに言うと、「眠ろうとしても、1~2時間以上寝付く事ができないのが、1週間に3回以上、3ヶ月以上続き、これが原因となって、日中に眠気を感じたり、生活に支障が出たりする」と、なっています。
この為、寝付くまでに時間がかかる状態であっても、症状がここまで酷くなければ、『不眠症』ではなく、ストレスが溜まって「寝付きが悪い」状態と診断される事になります。

【 身体のコワバリや血行の悪化から 】(図)身体のコワバリや血行の悪化から

このような、寝つきが悪い状態とは反対に、暖かい布団に入って包まれているうちに、身体がポカポカとしてきて、知らないうちに、スーッと眠りに落ちてしまった経験が、あると思います。
これは、暖かい布団に入って、ポカポカと気持ちよく感じられてくると、身体の表面の血管が拡がって体温が放熱されるので、体内の温度(深部体温)が下がり、それによって、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、無意識のうちに眠くなる為と、言われています。
簡単に言えば、体内の温度(深部体温)が下がると、生命を支えている体内の反応が不活発になってくるので、身体の機能が低下し、無意識のうちに眠ってしまう“寝落ち”の状態になる為です。

 

ところが、仕事や家庭でストレスを抱えたり、生活に疲れを感じていたりすると、夜になっても、脳の活動モードが続いて、“休息状態”が作り出せなくなります
この結果、身体に無意識に力が入った状態が続く為に、身体の表面の血管が拡がらなくなって、体温の放熱しづらくなるので、スーッと眠りに落ちる作用が働かなくなります。
また、疲労や緊張が身体に溜まって、「いつもの仕事や家事をするだけでも、疲れる」、「休んでも、なかなか疲れがとれない…」と感じていても、仕事に対する責任や、組織の中の役割を強く感じていると、それによって交感神経が活発化するので、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。

 

更に、昼間の緊張や疲労で、首から肩、背中、肩甲骨あたりの筋肉が凝り固まってコワバルと、筋肉のコワバリが神経を圧迫して刺激するので、それによる不快感や凝り感で、眠れなくなる事もあります。
例えば、「肩に体重がかかると、肩こりが気になって、寝つきが悪くなる」、「首コリや背中の痛みで、どうも頭の位置が定まりにくい」となって、横になっているのが辛くなります。
しかも、筋肉のコワバリ箇所の神経が敏感になって、ジンジン、ズキズキとした痛みを感じると、寝ている時に、上半身の重さが背中にかかると、神経の痛みや違和感が増したり、気がかりになったりするので、眠れなくなります。

【 最高の睡眠は血流で 】(図)最高の睡眠は血流改善によって

人の身体は、日中は活動モードになっていても、一日の疲れをリセットする為に、体調を保つ自律神経の働きで、夜はリラックスモードに切り替わるようになっています。
しかし、疲労や緊張でストレスが身体に溜まってくると、筋肉や神経が休まらなくなるので、夜にリラックスモードへうまく切り替える事ができなくなり、グッスリと眠る事ができなくなります。
しかも、身体の緊張状態が抜けずに、筋肉がコワバッタ状態になるので、「眠りたいのに眠れない」と、寝ているのが苦痛になったり、寝ている間に身体の痛みが増したりします。

 

この為、眠りにつく為には、無意識のうちに眠ってしまう“寝落ち”の状態になるように、心身の疲労や緊張を解いて、身体の血流を良くしておく事が大切です。
身体がリラックスした状態にしておくと、身体の表面の血管が拡がって、自然と血流が増すようになるので、『最高の睡眠は、血流で決まる』と言われるように、自然と寝付き易くなるからです
この為、この効果を狙って、「寝る前に、ぬるめのお風呂に入る」、「夕方に軽い運動をする」、「寒い時には、湯たんぽで温める」、「暖かい牛乳を飲んでおく」、などが勧められています。

 

また、夜に寝ている時間帯は、自律神経の中の、身体をリラックスさせる副交感神経が優位になるように、筋肉の柔軟性と血行を良くしておく事も大切です。
これらによって、身体の血液がスムーズに流れていると、自律神経の負担がそれだけ減少するので、それだけ心身がリラックスにできるからです。
しかも、副交感神経が優位になると、血管が緩んで血圧が低下し、心身がリラックスした穏やかな状態になるので、快適な睡眠ができるようになります。

【 当院の、眠り易くする体調改善の治療 】(写真)当院の、眠り易くする治療

このように、眠りにつく前に脳と身体が“休息状態”になるように、身体の疲労や緊張を緩和して解消する事が大事ですが、毎日の疲労や緊張で、血流やリンパ液の流れが悪くなっていると、筋肉が凝り固まった箇所ができて、身体を力ませたり緊張させたりして、“睡眠スイッチ”が入りづらくなります。
この為、当院は、「眠る事ができない」、「眠れない」、「寝つきが悪い」などで、睡眠に悩んでいる方に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療を行っています。
筋肉が凝り固まった箇所を調べて確認し、解消させると、それによって身体の柔軟性や血行が回復して、神経の興奮状態が落ち着いてくるので、眠りにつく為の安眠モードへ切り替わり易くなるからです

 

このような治療の為に、当院ではツボ治療を併用し、身体の疲労や緊張を取り除いて血行を回復させ、神経の興奮状態を鎮めるようにしています。
ツボの箇所が、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この結果、ツボ治療によって、体調が改善されるだけでなく、身体を休める副交感神経の働きを高めるので、脳を含んだ全身の“休息状態”が作り出されて、“睡眠スイッチ”が入り易くなります。

 

また、当院では、眠り易くなる為に、呼吸に関係している首や肩の緊張を解消させ、柔軟性の回復を図るようにしています。
疲労や緊張などでストレスを感じていると、筋肉のコワバリが強まったり、交感神経(興奮を高める神経)の働きが高まったりして、呼吸が浅くなり、深い睡眠に入りづらくなっているからです。
マッサージ治療で、これらの呼吸筋を緩めて、胸が自然に拡がるようにすると、身体がリラックスしてくるだけでなく、それによって血液やリンパがスムーズに全身を巡るようになるので、脳が眠りにつく為の安眠モードに変わって、眠りに適した状態になります。

 

マッサージ治療は、もともと体調の改善やリラックス効果があるので、その効果によって、安眠モードへの切り替えや、質の良い睡眠をもたらす効果もあります。
当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、凝りや疲労を解消させ、心身のリラックスを図り、眠りにつき易くする体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。本八幡(市川市)マッサージ専門【ファミリー治療院】