四十肩

四十肩・五十肩の、リハビリ治療とマッサージ治療

【(症例)痛み・しびれ 】

四十肩・五十肩の治療で、肩の激しい痛みに悩まされた『急性期』を過ぎて、少し痛みが落ち着く『慢性期』になると、治療方針として、肩関節の動きの改善と、痛みを和らげる為にリハビリ治療に移っていきます。

しかし、リハビリ治療は『セルフリハビリテーション』が基本になるので、肩を動かした時に、ニブイ痛みや鋭い痛みに襲われると、「どういう風にリハビリをしたら良いか、分からない」といった事が、しばしば起きます。

四十肩・五十肩の症状や体調に合わせて、硬くなっている首や背中の筋肉を和らげて肩の負担を軽減したり、動きの悪くなっている肩甲骨の動きをスムーズにしたりする為に、東洋医療系のマッサージ治療を利用すると、肩全体の柔軟性や血流の改善になり、炎症や痛みの緩和が期待できます。

【 リハビリ治療 】

~ 肩の動きを回復する為に ~

四十肩・五十肩の『慢性期』に入ると、硬くなった肩関節の回復を促し、運動障害が残らないようにする為に、ストレッチや運動などのリハビリ治療が中心になります。

肩の痛みを避けて肩関節を動かさないでいると、肩周囲の筋肉や靭帯が硬く固まって、動く範囲が限られ、「腕を上に挙げられない」、「腕が回せない」などや、無理して肩を動かそうとすると痛みが生じるからです。

この為、ストレッチや運動などで肩関節を少しずつ動かす事で、肩周囲の筋肉や靭帯のコワバリを和らげ、悪化した血行を回復させて、これにより肩の痛みを抑えながら、肩関節の動かせる範囲を少しずつ拡げていきます。

~ 自分で調整するセルフリハビリテーション ~

しかし、リハビリ治療は、「痛みの程度は、自分しか分からない」為に、リハビリの内容や強さを“自分で調整”する『セルフリハビリテーション』が基本になるので、リハビリの趣旨や方法を教えてもらっても、「自分の肩の痛みや症状に合わせて、どのようにリハビリをして良いか分からない」といった事が、しばしば起きます

しかも、肩の動きを良くする為に、無理の無い範囲で動かすだけでなく、肩関節の動く範囲を拡げる為に、時々、腕が挙がるまで挙げたり、腕が回せるまで回したりする事が必要になるので、どうしても痛みが起きます。

このような痛みを警戒しながら、根気強くリハビリを続けねばならないので、何度も肩に痛みが起きたり、肩の動きの改善が感じられなかったりすると、自分の『セルフリハビリテーション』に疑問が生じたり、「本当に良くなっていくのだろうか?」と不安になったりします。

~ 振子(ふりこ)体操、アイロン体操 ~

また、背中の肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐして、血行を改善する為に、『振子体操』や『アイロン体操』などの運動(右図)を行いますが、この運動も、「どのように運動をしたら良いか、分からない」といった事が起きます。

これらの運動は、腕を垂らした状態で、腕の遠心力を利用するストレッチなので、肩甲骨が動く事を理解して、自分で肩甲骨の動く感触を確かめながら動かさないと、腕を振り回すだけになり、肩や肩甲骨周囲の筋肉のストレッチにならないからです。

反対のケースとして、肩や背中の筋肉のコワバリとムクミに悩まされていたり、筋肉内に痛みを発するシコリができていたりすると、「筋肉のコワバリやシコリを解消しよう!」と力んで、逆効果になる事もあります。

【 巻き肩の影響 】

~ 肩の痛みから、巻き肩に ~

更に、リハビリ治療を困難にさせる『巻き肩(右図)』の影響があります。

巻き肩は、前かがみになってデスクワークや手作業をしていると、それに合わせて肩甲骨が肩方向に持ち上がるので、そのままの姿勢が続くと、背中の筋肉がコワバッテ、肩甲骨が肩方向にズレタ状態になり、肩凝りや首の痛み、更に背中の血行悪化と凝りの原因になります。

この為、四十肩・五十肩の肩の痛みで、肩をすぼめる姿勢が多くなると、肩甲骨が肩方向に持ち上がって、ズレタ状態になるので、肩関節の動く範囲が制限されるだけでなく、背中の血行悪化と凝りが強まり、炎症や痛みが解消しづらくなります

~ 肩甲骨の動きの制限 ~

巻き肩が強まると、肩甲骨が肩近くに張り付いた状態になるので、『振子(ふりこ)体操』や『アイロン体操』を行っても、肩甲骨周りの筋肉のコワバリをほぐすのが困難になります。

また、これらの体操で、肩甲骨や肩関節を動かす事ができても、滑らかな動きができなくなるので、断続的な不自然な動きや、あるいは、骨が擦れ合うようなゴリゴリ音がします。

しかも、巻き肩のコワバリをほぐすのが困難なので、肩甲骨からの不快な音が気になったり、「リハビリをしても、コワバッテいる肩関節の動きが改善されない」と感じたりします。

【 肩のズキズキする痛みや重ダルサから 】

~ 血流の悪化から、神経が敏感に ~

しかも、肩や背中の血流の悪化やコワバリで、神経が敏感になります

この結果、背中に鈍痛が続いたり、チョッとした肩の動作で痛みが起き易くなったりします。

そして、背中の鈍痛や、肩の痛みを繰り返すと、肩関節を袋のように包んでいる肩の関節包が縮み、硬くなるので、神経を刺激して悪循環にもなります。

~ いろいろな身体の不調 ~

また、背中の血流の悪化やコワバリが強まると、胸の圧迫感や締め付け感なども強まるので、胸苦しさを感じるようになります。

更に、肩や背中の血行の悪化で、背中に“むくみ”が生じて、背中に腫れぼったさに悩まされたり、背中の「重ダルサ」や「ズキズキ感」に苦しめられたりします。

中には、肩周囲のコワバッタ筋肉が、肩から腕に伸びる神経を圧迫して、シビレや痛みを引き起こすので、「常に腕をさすっていないと我慢できない」と、訴える人もいます。

~ 腰痛も起き易く ~

肩や背中の痛みや不快感が続くと、腰痛も起き易くなります。

肩の痛みを避ける為に不自然な姿勢が続いたり、背中のコワバリが強まったりするので、上半身の安定を保つ腰の負担が増す為です。

特に、座っている事が多かったり、運動不足になったりすると、「いつも腰にダルイ感じがする」とか、動作時に「ギックリ腰を起こすかも?」と、腰の状態が気掛かりになったり、不安になったりします。

【 筋肉バランスの片寄りや、自律神経の不安定化 】

~ 筋肉のコワバリと、治療期間 ~

四十肩・五十肩で、痛みを我慢する姿勢が続いたり、肩や背中の筋肉のコワバリが強まったりすると、肩・背中・胸の筋肉バランスが崩れ、骨格を取り巻いている姿勢維持する筋肉にも影響します。

しかし、リハビリ治療のストレッチや体操だけで、これらの筋肉をほぐして、筋肉のバランスを整え、肩や背中の血行を回復させる事は困難です

特に、デスクワークなどで、肩周囲の凝りやコワバリが強まっていたり、巻き肩になって肩関節の動き悪くなっていたりすると、ますます難しくなります。

~ 自律神経系の働きの不安定化 ~

また、肩に絶えずズキズキする痛みや重ダルサが続くと、体調を保つ自律神経系の負担が大きくなり、身体の不調が起きます。

例えば、首の痛みや頭重感、頭痛、めまい、食欲不振などの胃腸障害などが起きたり、精神的にも、イライラ、不安感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつ、疎外感、などに悩まされたりします。

しかも、四十肩・五十肩で、肩の関節や筋肉などのコワバリが強まって硬くなっていたり、巻き肩になって肩甲骨が背中の筋肉に張り付いた状態になっていたりすると、回復に、かなりの治療期間を要します。

【 当院の、四十肩・五十肩の回復治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院では、四十肩・五十肩の回復効果を高める為に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩や背中の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、血行やリンパの流れを改善し、これらによって体調の改善を行っています

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、もともと、疲労や緊張などの慢性化による痛みの改善に適しているので、四十肩・五十肩による、肩や背中のコワバリ解消、悪化している血行の促進、老廃物の排出促進、痛みの緩和と体調回復などにも適しています。

首や背中の筋肉を、体調や症状に合わせてほぐす事で、血流を改善し、肩の負担を軽減します。

~ ツボ治療を加えて ~

当院では、マッサージ治療に、ツボ治療を加えて、四十肩・五十肩の回復を行っています。

ツボが、身体の異常を知らせる箇所であり、症状を改善する箇所でもあるので、四十肩・五十肩の治療のように、筋肉の柔軟性の回復や血行の改善が必要になる治療には、ツボの特徴を利用して、身体の調子(治る力)を上げていく事が必要になるからです。

例えば、ツボ刺激を利用して肩甲骨周辺の筋肉の柔軟性を回復させていくと、筋肉の弾力性や柔軟性が改善されてくるので、これによって、肩甲骨と肩の動く範囲が拡がって改善し、リハビリ治療が行い易くなります。

~ 他動運動を取入れて ~

更に、当院では、肩関節の可動域の拡大の為に『他動運動』を取り入れて、肩甲骨周辺のコワバリ解消を行っています。

『他動運動』は、本人は力を抜いた状態で、本人以外の施術者が、関節をコントロールしながら動かす治療法です。

背中の肩甲骨を『他動運動』によって、上下左右に動かしていく事で、無理無く、そして痛みも無い状態で、肩甲骨周辺のコワバリを解消する事ができるので、それにより、肩関節の動く範囲を拡げられ、悪化している血流の改善と共に、敏感になっている神経を和らげる事もできます。

~ 不快感の解消や体調の回復も ~

四十肩・五十肩の回復には“リハビリ治療”が重要ですが、『セルフリハビリテーション』になるので、事前に、筋肉のコワバリを解消し、血行を改善させて、無理のないように進める事が大切です。

当院は、体調や症状に合わせて回復力を取り戻す事を目的に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、肩関節や肩甲骨の可動域の回復を行い、更に、循環改善による不快感の解消や体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛みやしびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

五十肩の、筋肉のコワバリとシコリ解消

【(症例)痛み・しびれ 】


五十肩で、急性期の強い痛みが少し和らいでくると、治療方針がリハビリ治療(運動療法)へと移っていきますが、肩や背中の筋肉のコワバリが強く、ひどく血行が悪化している為に、神経が極度に敏感な状態になっています。

この為、チョット肩を動かしただけでも、いきなり激痛が走って、引きつってしまうので、リハビリで肩や背中のコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させようと思っても、動かす事ができなくなってしまいます。

このような場合に、昔から利用されているツボ反応を利用して、筋肉のコワバリと血行の改善を行うと、ツボに神経と血管が集まっているので、血流の増幅と、敏感になっている神経の緩和効果によって、五十肩のリハビリが行い易くなります。

【 五十肩の、リハビリ(運動療法)の目的 】

~ 肩関節の動く範囲を回復と、痛みの軽減 ~

五十肩を発症し、腕を動かすと肩に激しい痛みが起き、寝ていても肩が痛くて眠れなかった時期から、少し肩の痛みが和らいだ時期になってくると、治療の中心が、肩関節のリハビリ治療(運動療法)へと移ってきます。

リハビリ治療を行うのは、肩の痛みや炎症などが和らいでも、痛みや炎症などで、肩の筋肉が引きつったまま固まってしまうと、肩関節を動かせる範囲が制限されてしまうので、少しずつ肩関節を動かす事で、『① 肩関節の動く範囲を回復』させる為です。

また、二番目の目的として、肩関節の動かせる範囲が制限されると、関節内が炎症したまま血行が悪化して神経を刺激し、いつまでも痛みが続いてしまうので、肩と周辺の筋肉を動かす事で血流を促し、『② 痛みを軽減させる』為です。

~ 肩甲骨の動きを取り戻す ~

そして、三番目の目的として、『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事です。

これは、肩甲骨と肩関節が、多くの筋肉や靭帯で“一体”となって動いているので、五十肩で動かなくなった肩甲骨が動くようになると、「動かなくなった肩甲骨が動く ⇒ 肩甲骨周囲の血流改善 ⇒ 肩関節の血流改善 ⇒ 関節内の炎症の低下と痛み軽減 ⇒ 肩関節の動きの回復」となって、五十肩が改善されるからです。

しかも、肩関節は、肩甲骨周囲の筋肉が、肩関節を下側から支えながら動かしているので、「『③ 肩甲骨の自由な動きを取り戻す』事が、五十肩治療の良し悪しを決める」と言われるほど、重要なポイントになります。

~ 背中の筋肉のコンディショニング ~

更に、肩関節のリハビリを行う四番目の目的として、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』があります。

肩や背中の筋肉が緊張して血行不良になると、背中に痛みが起き易くなるだけでなく、血行不良によって肩関節の治りが悪くなってしまうので、肩関節のリハビリで血行が改善されると、背中の筋肉のコンディショニングとなって、肩や背中の筋肉の働きが改善されて、肩関節の動きが良くなるからです。

このような目的から、リハビリの専門家が、患者の肩関節の動き、筋力、患者の姿勢などをチェックして、患者の肩の状態に合わせたリハビリ計画を作成し、五十肩のリハビリ治療を指導しています。

【 リハビリのやり方や、加減設定の難しさ 】

~ 何かのキッカケで、再び強い痛みが ~

しかし、以前の強い痛みが少し和らいで、リハビリ治療をする時期になっても、「肩の痛みは、何とか我慢出来るぐらい」で、しかも、神経が異常に敏感になっているので、何かのキッカケで、突然、再び強い痛みに襲われる事が、何度も繰り返します。

この為、着替えや洗髪をしようと、無意識に腕を上げたり廻したりすると、その途端、スルドイ痛みが起きて腕が動かせなくなったり、あるいは、油断して腕を動かした時に、突然、肩に激しい痛みが起きて、肩や腕が張り付いてしまったりします。

しかも、肩の痛みで筋肉が急に緊張して、肩に激痛が起きて肩や背中の筋肉が極度に緊張すると、肩だけでなく、身体も“金縛り”にあったように身動きできなくなり、生活に支障をきたしてしまいます。

~ 運動のやり方や負荷の難しさ ~

このように、油断していると、突然、強い痛みに襲われる“不安”や“恐れ”があるので、肩関節を動かすリハビリ(運動療法)のやり方や、負荷のかけ方が難しくなります

痛みが起きそうな“不安”や“恐れ”を感じると、思わず、肩の動作を止めてリハビリを中断したり、あるいは、痛みを避けようとして、患部の肩の負荷が少なくなるように、肩以外の筋肉を動かしたりしてしまうからです。

しかし、痛みの出ない範囲にリハビリをしていると、形だけの動作になるので、「一向に改善されない」結果になったり、あるいは、ある程度、動くようになっても、それ以上は進展が無くなって、「頭打ち」状態になったりします。

~ 痛みを避けていると ~

また、痛みを避けて、肩や背中の筋肉を動かさずにいると、『④ 背中の筋肉のコンディショニング』ができない為に、いつまでも背中の不快なダルサに悩まされたり、背中の凝りや痛みなどが強まったりします。

肩や背中の筋肉を動かさずにいると、筋肉のコワバリで神経が圧迫され続けるだけでなく、血行が改善されない為に、必要な酸素や栄養分が不足したまま、不要な老廃物が溜まり、神経が刺激され続けるからです。

更に、それらの影響で身体の不快感が続いたり、悩まされたりすると、自律神経の負担が大きくなる為に、体調を保てなくなり、疲れ易さやダルサが強まったり、頭痛、集中力の低下、不眠、イライラ感、めまい、などを繰り返す状態になったりします。

【 コワバリやシコリ解消の重要性 】

~ 肩や肩甲骨周辺の血流改善 ~

この事から、リハビリで肩関節を動かす為には、肩周囲のコワバッテいる筋や腱を柔らかくしたり、筋肉内の血流を改善したりして、敏感になっている神経を和らげて鎮める事が重要になります。

また、肩甲骨周辺の筋肉は、肩関節の動作の支えになっているので、肩甲骨周りのコワバリやシコリを和らげて、滞っている血液の流れを回復させる事も大事です。

これらによって、肩関節や肩甲骨周辺の血流が改善されると、肩周辺の低くなっていた体温が回復して、肩を動かす際に使われる深部の筋肉(インナーマッスル)の動きが良くなってくるので、五十肩の治療を高める事ができます。

~ 肩関節をとりまく筋肉を緩める ~

病院では、五十肩のリハビリ(運動療法)と共に、肩関節をとりまく筋肉を緩めて、血流の改善をする為に、ホットパックや湿布薬、超短波治療器、超音波治療器、などがよく用いられます。

肩関節の筋肉を緩めて、肩周辺の低くなっている体温が回復してくると、筋肉のコワバリや痛みが和らぐので、肩を動かし易くなるからです。

この為、病院で、ホットパックで患部を温めるだけでなく、自宅で肩回りを温める入浴も、肩の痛みの緩和や動きの改善に勧められています。

~ 五十肩のコワバリやシコリ ~

しかし、五十肩になって、肩や背中の筋肉内に“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、ストレッチや温熱療法などで、これらを解消するのが困難です

特に、肩甲骨と背骨の間に、ズキズキとした痛みを発するシコリができると、チョッとした動作や、軽い動作でも、シコリ付近の神経が敏感に反応して、肩全体に痛みが拡がったり、大きくなったりするので、毎日の生活に支障をきたすだけでなく、リハビリ治療が行いづらくなります。

しかも、“硬いコワバリ”や“シコリ”ができると、筋肉が凝り固まった状態になるので、肩の痛みと肩関節の動きの改善が進まず、五十肩を長引かせてしまいます。

【 当院の、ツボ治療+運動療法+マッサージ治療 】

~ ツボの利用 ~

当院は、五十肩の改善と体調の回復に、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の緩和と改善を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです

このツボの特徴から、五十肩で、痛みとなって現れたツボに、症状や体調に合わせた刺激を与えると、血液やリンパ液の流れが増幅して筋肉のコワバリを軟化させ、敏感になっている神経を和らげ、五十肩のリハビリが行い易くなります。

~ 運動療法 ~

更に、当院では、肩関節の可動域の改善の為に『運動療法』を行っています。

当院が行っている『運動療法』は、患者が横に寝た状態で、施術者が患者に無理が無いように肩や肩甲骨を動かす方法なので、リラックスした状態で、動かしづらい肩関節や肩甲骨を十分に動かす事ができます。

これによって、五十肩治療で重要な『肩甲骨の動きの回復』も、患者に負担が少ない状態で、筋肉や腱の癒着の解消や、コワバッテいる肩関節周囲の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、肩甲骨の可動範囲を拡げるようにしています。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療の利用 ~

そして、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高めるようにしています、

東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、昔から『筋肉の柔軟性回復』と『血行改善』に効果のある治療方法なので、気になる肩関節や背中などの筋肉のコワバリを解消すると、それによって、神経の過敏状態が和らぐからです。

また、肩や背中の柔軟性が増すと、筋肉のコワバリやシコリが解消されてくるので、肩関節にかかる負荷が少なくなり、痛みの軽減と共に、肩関節を改善する働きがあります。

~ 難しいセルフリハビリに ~

五十肩のリハビリ治療は、「痛みは、自分しか分からない」事から“セルフリハビリ”が原則になっていますが、五十肩で生じる肩や背中のコワバリやシコリの解消は、セルフリハビリでは困難です。

当院は、セルフリハビリが難しい五十肩の筋肉のコワバリ解消と血液の循環の改善に、マッサージ治療にツボ治療と運動療法を加え、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。