緊張型頭痛

緊張型頭痛の薬の服用と、リラックス法

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は、日々の疲労や緊張、精神的ストレス、姿勢の悪化などで起きるので、「誰でも経験するよくある頭痛」ですが、頭重感、頭の圧迫感、締めつけられる頭の痛みなどによって、毎日の仕事や家事に支障をきたしてしまいます。

この為、頭重感の兆しや、頭痛への不安などで、予防として頭痛薬を飲むようになると、頭痛薬を飲む機会や量が次第に多くなり、『薬物乱用頭痛』を引き起こす事があります。

緊張型頭痛の予防には、首や肩の過緊張を解消し、身体の回復力を取り戻す事が必要なので、首や肩の筋肉のコワバリと血流を改善して神経の興奮状態を鎮めると共に、首や肩に生じたシコリと、背部の疲労箇所や緊張箇所をチェックして解消する事が大切です。

【 慢性頭痛(頭痛持ち) 】

~ 緊張型頭痛 ~

緊張型頭痛は、疲労や緊張の繰り返し、日々の心配事や不安などの精神的ストレス、あるいは、毎日の長時間の同じ体勢や不自然な姿勢などで、首や肩の筋肉がコワバッタ事が原因になっているので、『肩こり頭痛』とも呼ばれ、「誰でも経験するよくある頭痛」になっています

しかも日本人は、もともと肩こりに悩まされている人が多いので、緊張型頭痛が頭痛の中で約7割を占めています

しかし、緊張型頭痛が起きると、後頭部や首筋に鈍い痛みがダラダラ続いたり、重苦しい感じになったりして、思考力が鈍って働かなくなり、日々の生活が思い通りに進まなくなります

~ 増えていく薬の服用 ~

この為、緊張型頭痛が繰り返されると、痛みを少しでも早く無くしたくなるので、頭痛薬をいつも手元に置いて服用したり、頭痛の不安から予防的に鎮痛薬を常用したりするようになります。

また、肩こりが気になってくると、緊張型頭痛は『肩こり頭痛』とも言われので、予防の為に、頭痛薬を飲むようになります。

しかも、「頭痛で仕事を休めない」といった仕事への責任や、「周りに迷惑をかけたくない」といった気遣いが強いと、余計に頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

~ 頭痛薬の早めの服用から ~

また、頭痛薬の制約から、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまう事があります。

頭痛を我慢していると、痛みが酷くなって脳が痛みに敏感になって、頭痛薬の効果が現れにくくなるので、頭痛の兆候や、頭痛に悩まされたら、『頭痛薬の効果は“早めの服用”がポイント』という事を考えて、早めに頭痛薬を服用するようになり、頭痛薬を飲む機会が多くなるからです。

特に『頭痛持ち』になると、早めの服用による頭痛薬の効果を期待して、頭痛薬を飲む回数や量が増えてしまいます。

【 薬物乱用頭痛 】

~ 薬の服用が多くなると ~

頭痛薬を服用する事が多くなると、身体の痛みを調整する機能が低下してくるので、頭痛薬を服用しても、しばらくすると、「また、頭が痛くなる」と感じ易くなります。

あるいは、以前と違って、頭の痛みが時間の経過と共に強くなったり、痛みが変化しながら長引くようになったり、あるいは、頭重感や耳鳴りが慢性的になったりします。

これも、身体が持っている痛みの調整機能が低下してくるので、少しの刺激でも痛みを感じ易くなるからです。

~ 薬物乱用頭痛 ~

この為、「鎮痛効果が持続しない」とか、「薬の効果が感じられない」、「薬を飲んでいるのに、毎日頭が痛い…」といった状態になります。

この結果、いつもバッグに頭痛薬を入れて、2~3日に1回のペースで服用したり、他の頭痛薬を飲み比べていたりしていると、『薬物乱用頭痛』にも悩まされるようになります

頭痛薬を毎月10回以上飲むようになると、薬物乱用頭痛に陥る可能性があるので、緊張型頭痛、片頭痛に次いで、薬物乱用頭痛が3番目に多い頭痛タイプになっています。

~ 一時的に楽に ~

ところが、薬物乱用頭痛は、薬を飲むと、「頭痛が、一時的に楽になった感じになる」という特徴があります。

この為、頭痛への不安や恐れがあったり、あるいは、仕事や周囲の人達への責任を強く感じていたりすると、薬物乱用頭痛に陥る事が分かっていても、頭痛薬に頼って、薬の量を増やしたり、頻繁に薬を服用したりしてしまいます。

この結果、薬を飲んで一息ついたとしても、薬が切れるとまた服用してしまう悪循環に陥ってしまいます。

【 リラックス法と、その難点 】

~ リラックス法 ~

病院では、このような『薬物乱用頭痛』を避ける為に、薬の服用を、月に15日を超えないようにしています。

この為、急場をしのぐ場合は薬を処方しますが、頭痛を無くす為に、リラックス法によって、ストレスや疲労などによる血行の悪化を防ぐ治療を目標にしています。

例えば、後頭部や首の後ろから肩・背中にかけての筋肉が緊張すると、緊張型頭痛が起きてくる事を自覚してもらう事や、疲労や緊張を溜めないように長時間同じ姿勢をとり続けない事、更に、前かがみ姿勢の是正、体操、マッサージ、入浴、などのリラックス法を勧めています。

~ 工夫が必要なリラックス法 ~

しかし、リラックス法は、少しずつ筋肉や血行の回復を高めていく方法なので、すぐに効果が出ません。

しかも、仕事や家事をしていると、首や肩のセルフマッサージやストレッチをしていても、いつの間にか、首や肩の筋肉の緊張が強まります。

この為、リラックス法を毎日繰り返したり、時間の合間に適度な運動を取り入れたりして、首や肩の疲労や緊張を和らげる工夫が必要になります

~ 筋肉のコワバリや、神経の過敏状態の解消 ~

ところが、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化していたり、それによって凝り感や痛みを絶えず感じていたりすると、なかなか頭痛改善の効果が現れません。

このような状態になると、コワバリが強まっていたり、広い範囲の神経が過敏状態になっていたりするからです。

このような状態を改善するには、コワバリ箇所を確認して、筋肉の付け根から柔軟性を回復させたり、あるいは、柔軟性の回復の為に、筋肉を一方向に伸ばすだけでなく、多方向に伸ばしたり、更に、首や肩の土台が背中なので、背中の筋肉を確認して、背中のコワバリを解消する事が必要です。

【 筋肉内のシコリ 】

~ シコリができると ~

更に、首や肩の筋肉の内部にズキズキと痛みを感じるシコリができている場合は、このシコリを解消する事が必要になります。

ズキズキする痛みから筋肉が緊張して、緊張型頭痛を引き起こす原因になるからです

しかも、シコリからの痛みや不快感が続いていると、首や背中を通っている自律神経の交感神経を刺激して、疲れやすさ、胃腸の悪化、血圧上昇、などを引き起こし、頭重感の慢性化や『頭痛持ち』の原因にもなります。

~ セルフマッサージやストレッチ ~

シコリができると、筋肉内にコリコリとしたカタマリが潜んでいるのが感じられます。

しかし、セルフマッサージやストレッチで、シコリのある部分を伸ばしても、シコリを回復させるのが困難です。

シコリ部分の血流が極度に低下し、筋肉が強くコワバッタ状態になっているので、シコリ周辺の筋肉は伸ばせても、シコリを引き延ばす事ができないからです。

~ シコリ解消 ~

この為、シコリの解消には、シコリに伸びている毛細血管の血流を回復させる事が必要です。

多方向に伸びているシコリ周辺の毛細血管を意識して、多方向に、無理が無いように筋肉を引き伸ばし、シコリ内部の毛細血管の柔軟性を回復させる事がポイントになります。

また、周囲のコワバッテいる筋肉も回復させる事が必要なので、肩や肩甲骨周りの筋肉を含めて、筋肉のコワバリを確認して解消させる事が必要です。

【 当院の緊張型頭痛の治療 】

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、緊張型頭痛の改善と解消を行っています。

緊張型頭痛が、首や肩の筋肉の過緊張と、それによる血行悪化によって起きているので、昔から疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の痛みの解消を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、緊張型頭痛の改善や解消に適しているからです

また、マッサージ治療は、身体の疲労感や緊張感を解消させる効果があるので、それによって心身のストレスが緩和されると、緊張型頭痛の改善や解消につながります。

~ ツボ反応の利用 ~

また当院では、筋肉のコワバリ箇所の確認や解消に、ツボ治療を行っています。

ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

この為、ツボ反応を利用して、首や肩の「筋肉内に押すと痛みを感じる箇所」、「筋肉が疲労し易い箇所」、「筋肉が固く伸びにくくなっている箇所」などを確認し、回復を行っています。

~ シコリの解消 ~

更に、ツボは、痛みを発しているシコリの位置と、ほぼ一致しています。

この為、ツボを利用して神経の過敏状態を和らげ、不快な痛みの緩和とシコリの解消を行っています。

神経や血管が集まっているツボに適切に刺激を与えると、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりするので、緊張型頭痛のシコリの解消に、効果的な治療法になるからです。

~ 緊張型頭痛の改善と体調の回復に ~

緊張型頭痛は、首や肩の疲労や緊張などの慢性化による痛みなので、①血行やリンパの流れの回復、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、などで疲労物質を排出し、③敏感になっている神経を鎮め、首や肩の痛みや違和感の改善を行う事が必要です。

当院は、東洋医療ベースにしたマッサージ治療で、体調や体質に合わせて、筋肉の緊張解消、血管やリンパの循環改善、神経圧迫の回復などを行い、緊張型頭痛の改善と体調の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

 

 

 

首や肩の疲労や緊張による、肩こり頭痛

【(症例)痛み・しびれ 】

首や肩の疲労や緊張などで起きる『緊張型頭痛』は、肩の凝りから血行が悪化し、首や後頭部の筋肉内に疲労物質が溜まったり、脳内の痛みの調整がうまく働かなくなったりして、頭痛を起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

しかも、首や肩のコワバッタ筋肉内に、不快な痛みを絶えず発するシコリができると、それによって神経が刺激されるので、チョットした疲労や緊張で『緊張型頭痛』が起き易くなったり、毎日繰り返すようになったります。

このような頭痛を改善するには、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、首や肩、背中などの疲労や緊張を解消するだけでなく、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、シコリを解消する事が重要になります。

【 首や肩の筋肉のコワバリから 】

~ 緊張型頭痛 ~

首や肩の緊張で血行が悪化してくると、「後頭部から首すじにかけて、重苦しい感じになる」、「後頭部を中心にズキズキと痛む」、「頭がギューッと締めつけられるような痛みがする」、などが起きます。

緊張型頭痛』と言い、疲労や緊張などで、首から頭にかけての筋肉のコワバリやコリが強まると、頭に強い圧迫感を伴う痛みを引き起こすので、別名『肩こり頭痛』とも言われます。

「肩こりは、日本人の国民病」と言われるように、日本人は肩こりが多いので、頭痛のタイプも、肩こりによる『緊張型頭痛』が約7割を占め、ありふれた頭痛になっていますが、それだけ多くの人が『緊張型頭痛』に悩まされています。

~ 脳への血行悪化によって ~

『緊張型頭痛』は、首や肩の筋肉の緊張が強まった事が原因になっているので、「肩が重だるい」、「肩の疲労感が辛く感じる」、「肩に突っ張り感と不快感がする」、「首から肩がセメントで固められている感じ」、などの肩こり症状が現れます。

そして、筋肉がコワバリが強まって、脳への血行が悪化してくると、「頭の周囲が締め付けられるように痛む」、「頭が重くなって、考えられなくなる」、「頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや圧迫感が続く」などの、『緊張型頭痛』の症状に悩まされます。

また、頭痛だけでなく、脳への血行悪化から、「何もしていないのに疲労感に悩まされる」、「頭が重く感じる」、「肩や背中が重だるい」、「肩に、ズンとした頭の重さを感じる」などの、頭重感や不調感にも悩まされるようになります。

~ 緊張型頭痛の原因 ~

『緊張型頭痛』の原因は、長時間の同一姿勢、悪い姿勢、不適切な枕、運動不足による筋力低下などから生じた、首や肩の筋肉の疲労や緊張などです。

この代表例が、デスクワークや車の運転などで、毎日、長時間うつむいた姿勢をしていると、夕方や仕事の終わり頃になると、頭を支える首や肩の筋肉の疲労でコリやコワバリが強まって、脳への血行が悪くなり、頭痛が起きるケースです。

また、運動不足や加齢で、首や肩などの筋肉内の血行が悪くなったり、あるいは、毎日使う枕の高さが合わない事で、首や肩周辺の筋肉が緊張したり神経や血管が圧迫されたりすると、やはり、脳への血行が悪くなってくるので、『緊張型頭痛』が起き易くなります。

【 精神的なストレスからも 】

~ 神経圧迫や血流悪化を ~

更に、『緊張型頭痛』の大きな原因として、精神的なストレスの影響があります。

精神的緊張(交感神経系)が高まると、首から頭の筋肉が緊張して血管が収縮し、血行を悪化させるだけでなく、肩や首の神経が圧迫されて刺激されるので、『緊張型頭痛』が起きてくるからです

また、頭痛を引き起こさなくても、精神的ストレスによって、首スジや後頭部の筋肉が緊張して血流が悪くなるので、「頭が重い」、「頭がすっきりしない」、「頭がぼんやりする」、更に、「めまいや耳鳴りがする」、などに悩まされる状態になります。

~ 中高年になると ~

この事から、中高年になると『緊張型頭痛』に悩まされる人が多くなります。

若い時と違って、職場や家庭で責任が重くなったり、年齢や地位などで人間関係に悩まされたり、将来に対する漠然とした不安が強まったりするので、精神的なストレスをかかえる事が多くなるからです。

しかも中高年になると、身体の筋肉の柔軟性が無くなったり、身体の血行が悪化したり、あるいは、新陳代謝が低下して体調が保てなかったりするので、ますます首や肩の筋肉がコワバリ易くなる為に、『緊張型頭痛』が起き易くなります。

~ 自律神経の崩れ ~

また“加齢”が進むと、交感神経の働きはあまり変わらなくても、副交感神経の働きが“加齢”によって低下してくるので、これによっても、中高年になってくると『緊張型頭痛』が起き易くなります。

自律神経の一番の役割が、循環器(心臓と血管)の働きを保つ事なので、交感神経だけが強く働くアンバランスな状態になると、血行が悪くなって、『緊張型頭痛』が起きてくるからです。

しかも、“加齢”によって自律神経の調子が崩れると、イライラ感、抑うつ、倦怠感、不安、不眠、などが起きてくるので、首や肩の筋肉を緊張させて、余計に『緊張型頭痛』が起き易くなったり、長引いたりします。

【 シコリ解消の重要性 】

~ シコリによる神経の異常興奮 ~

『緊張型頭痛』の原因は、疲労や緊張などによる、首や肩の筋肉のコワバリや、首や背中の血行の悪化なので、『緊張型頭痛』が軽度で、最初の頃ならば、市販の頭痛薬で『緊張型頭痛』を緩和できます。

しかし、首や肩の筋肉のコワバリが慢性化して、筋肉内に硬いシコリができてしまうと、シコリが毛細血管の血行を遮断して、ズキズキ・ジンジンするような神経の異常興奮を引き起こしてしまうので、市販の頭痛薬では、頭痛の解消が難しくなります

血行が遮断されて神経の異常興奮が起きると、チョットした疲労や緊張でも、敏感に反応して頭痛を誘発したり、あるいは、頭の痛みを強く感じたりするので、市販の頭痛薬では、このような神経の異常興奮を鎮める事ができないからです。

~ シコリが原因で、繰り返される頭痛 ~

更に、コワバッタ首や肩の筋肉内にシコリができると、それによって神経が刺激される為に、チョットしたキッカケで頭痛が起き易い『反復性緊張型頭痛』になったり、ほぼ毎日頭痛が起きる『慢性緊張型頭痛』になったりします。

また、シコリから、絶えずジンジン・ズキズキする不快感が発せられる為に、一日中頭が重く感じられたり、頭が圧迫を受けている感じになり、気分の晴れない日が続くようになったりします。

この為、『緊張型頭痛』が繰り返される場合には、敏感になっている神経を和らげて回復させる事が必要なので、首や肩の筋肉内のシコリ箇所を調べて、シコリを解消させる事が重要になります。

~ セルフストレッチ、セルフマッサージ ~

頭痛や頭重感の解消の為に、ストレッチやマッサージによる解消法が紹介されていますが、首や肩のコワバッタ筋肉内にシコリができて、そこから不快感と共に頭痛が起きている場合は、一般的なセルフストレッチやセルフマッサージでは、頭痛の解消が困難です。

ストレッチやマッサージで、シコリの“周辺の筋肉”を伸ばす事ができても、肝心のシコリ部分は、筋肉が異常に収縮して凝り固まった状態になっているので、伸ばしたり、緩めたりする事ができないからです。

この場合には、シコリの緊張を緩める為に、触診でシコリの状態を確認し、圧を徐々にかけながら、一方向だけでなく、様々な方向に引き延ばして、シコリの深層部まで、段階的にしっかりと伸ばして、シコリ周囲の血液やリンパ液の流れを促進し、シコリ部分のコワバリを解消させていく事が必要です。

【 当院の、肩こり頭痛の治療 】

~ ツボ治療の効果 ~

当院では、コワバリやシコリを伴う『緊張型頭痛』の解消治療に、マッサージ治療にツボ治療を加えて、症状の改善を行っています

これは、ツボ(経穴)が、神経や血管が集まっている箇所”なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。

しかも、身体にコワバリやシコリができる場所とツボの位置は、ほぼ一致しているので、肩や首に「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを確認して、適切な刺激を与えると、焦点を絞って、効果的に『緊張型頭痛』の改善ができます。

~ 緊張型頭痛の治療例 ~

例えば、『緊張型頭痛』を起こす不快なコワバリやシコリは、頭と首の付け根や肩沿いに多く発生しますが、これらの部分は、東洋医療のツボの「風池」、「天柱」、「肩井(けんせい)」などの位置と重なり合っています。

この事から、当院では、問診とツボ反応を利用し、「痛み」や「硬さ」となって現れているツボを調べ、そして、それらのツボに刺激を加える事で、コワバリや凝り固まっているシコリを和らげて、血流の回復処置を行っています。

これにより、首や肩の神経を過敏にさせている老廃物を排出して、刺激に敏感になっている神経を元の状態に回復させ、痛みを和らげて、頭痛を解消させるようにしています。

~ 背中の疲労や緊張の解消 ~

更に、背中の疲労や緊張が、肩や首の筋肉に影響して、頭痛を悪化させる原因になるので、当院はマッサージ治療で、肩甲骨の動きの回復を含めて、背中全体の筋肉の過緊張と血行悪化を改善させています。

マッサージ治療は、①血行やリンパの流れを良くする、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③神経の興奮を抑制する、④筋肉の疲労回復、⑤痛みを改善させる、などの作用があるからです。

上半身全体の筋肉を和らげて、滞っている血流を回復させると、追い付かなくなっていた自律神経の働きを取り戻し、「何となく身体の調子が悪い」と感じていた体調の改善になります。

~ シコリを確認して解消させる重要性 ~

『緊張型頭痛』の中でも、首や肩に筋肉内にシコリができると、血行が悪化して痛みを抑えられなくなり、頭痛や不快感が繰り返すようになるので、筋肉内のシコリを確認して解消させる事が、治療のポイントになります。

当院は、マッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリの解消を行い、それにより敏感になっている神経を和らげて回復させて、『緊張型頭痛』の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。

疲労・緊張に敏感に反応する、頭の痛み

【(症例)痛み・しびれ 】

緊張型頭痛は“肩こり頭痛”と言われるように、頭を支える首や肩の筋肉疲労や緊張によって、血行が悪化すると起きてきますが、ストレスや心配事などでも、肩周辺の“神経が敏感”な状態になってくると、やはり、緊張型頭痛を引き起こします。

しかも、ストレスや心配事で肩周辺の“神経が敏感”な状態が続くと、いつまでも疼くような頭の痛みや不快感に悩まされたり、チョットしたストレスや疲労などでも、すぐに反応して、頭がギューッと締めつけられたりします。

このような頭痛の改善には、首や肩の筋肉のコワバリ解消と内部の血行回復だけでなく、敏感になった神経の興奮を鎮める事が必要なので、首や肩のツボを利用して凝り症状を緩和させると、ツボには神経や血管が集まっているので、頭痛解消に効果があります。

【 神経過敏説 】

~ 緊張型頭痛 ~

日本人が悩まされる頭痛のうち、60~70%は緊張型頭痛と言われるように、現在、日本人にとって、頭痛の中で緊張型頭痛が一番多くなっています。

これは、日本人が欧米人に比べて、頭が大きい割に体格が小さく、首や肩の筋肉量が少ないので、PCやスマホで、背中を丸めた前傾姿勢や、頭を突き出した姿勢が多くなると、頭を支える首や肩の筋肉にとって、大きな負担となる為と言われています。

特に、なで肩で、首の細い女性は、首や肩の筋力が弱い為に、PCやスマホ操作をしていると、肩が前方に差し出した腕の重みに負けて引っ張られて、首や肩の筋肉の緊張が強まるので、緊張型頭痛が起き易くなります。

~ 解消する為に ~

このような理由から、緊張型頭痛の解消や予防に、筋肉のコワバリで血行が悪くなった首や肩を、温めたり、ストレッチで前後左右に伸ばしたりして、首や肩の柔軟性を回復させる事が勧められています。

しかし、それらによって、頭痛が和らぐ事があっても、日々の仕事や家事などで生じた首や肩のコワバリや血行悪化が解消されづらいので、相変わらず頭重感や頭痛が続いてしまい、なかなか期待するような頭痛解消が得られません。

また、市販薬を飲んだり、医師が処方した鎮痛薬を服用したりしても、頭痛が和らいだ感じになりますが、それでも肩周辺の“凝り感”や頭のニブイ痛みが続く上に、ストレスや緊張が高まると再び頭痛が起きて悩まされます。

~ 関心が高まった過敏状態 ~

このような事から、最近では、緊張型頭痛の原因として、従来の“筋肉の緊張”に加えて、血行の悪化から神経が刺激される“神経の過敏状態”が、広く関心をもたれるようになりました

始めは、首や肩の“筋肉の緊張”から頭痛が起きても、この状態が繰り返されると、次第に肩周辺の神経が敏感な状態になってくるので、チョットした疲労や緊張でも、首や肩の神経が敏感に反応して、緊張型頭痛を引き起こすからです。

しかも、肩周辺の神経が敏感な状態になると、首から後頭部の凝り感や痛みが続く為に、いつまでも頭のニブイ痛みや頭重感に悩まされるので、仕事や家事に支障が出てしまいます。

【 指先操作の繰り返しや、不安・ストレスから 】

~ 指先操作の繰り返し ~

デスクワークで緊張型頭痛が起きる原因として、「姿勢の悪化や長時間の同一姿勢」がよく知られていますが、「指先操作の繰り返し」や、「仕事や人間関係などの不安やストレス」も、首や肩の神経を過敏な状態させるので、これらも緊張型頭痛を引き起こします

PCやスマホの操作などで、指先の操作を繰り返していると、腕から肩や背中の筋肉も負担がかかり続けるので、肩・背中の肩甲骨周辺・首などの筋肉の緊張が強まって、血行を悪化させ、緊張型頭痛を引き起こすからです。

しかも、毎日、指先の操作を繰り返す操作をしていると、腕から肩・背中・首などの神経が疲労してくるので、絶えず、頭がズキズキ・ジンジンとする“頭重感”に悩まされます。

~ 後頭部への神経回路 ~

特に、肩や、姿勢を保つ背骨と肩甲骨の間、そして首などに、いつも疼くような不快な痛みや違和感に悩まされる状態になると、緊張型頭痛を誘発し易くなります。

これらの場所は、腕の重みがかかったり、姿勢を維持したり、腕の動作をしたりする時に、身体の負荷がかかり易い場所なので、これらによって負荷が強まり、神経が敏感な状態になって、疼くような不快な痛みや違和感が起きてくると、チョットした刺激でも、後頭部の神経に伝わる神経回路(トリガーポイント)ができあがるからです。

この結果、背中や肩に疲労や緊張が生じると、すぐに後頭部の神経に伝わる神経回路を伝わって、頭重感や緊張型頭痛を引き起こし、体調も悪化するようになります。

~ 不安やストレス ~

また、仕事や人間関係などの不安やストレスも、肩・背中の肩甲骨周辺・首などの筋肉の緊張を強めるので、これによっても緊張型頭痛が起き易くなります。

仕事や家庭のストレスや悩みなどで、「気が休まらない」、「リラックスしにくい」、「いつもイライラ、ピリピリしている」、「焦りや不安を感じる」などがあると、首・肩・背中の筋肉が緊張してくるので、やはり、後頭部の神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)ができてくるからです。

この結果、仕事や人間関係などで不安やストレスを感じると、後頭部の神経を圧迫刺激する神経回路が活性化されて、頭重感が増したり、頭が締め付けられるような痛みが起きたりするようになります。

【 シコリ解消の重要性 】

~ 頭痛薬による解消 ~

病院では、緊張型頭痛の解消の為に、一般的に、痛みを和らげる「鎮痛薬」、炎症等の「消炎剤」、そして「筋肉の緊張の緩和する薬」、などを処方します。

しかし、病院で処方する頭痛薬を服用していても、肩や首に凝りや痛みが強まったり、頭痛が起きてきたりします。

これは、薬によって一時的に頭痛みを、ニブクさせたり、軽減させたりしても、首や肩などに、頭痛を誘発する神経回路(トリガーポイント)が解消されずに残っていると、何かのキッカケで緊張が生じると、この神経回路(トリガーポイント)が活性化してしまうからです

~ 神経回路(トリガーポイント)の解消 の重要性~

この為、“神経過敏タイプ”の緊張型頭痛の解消には、神首や肩の緊張解消に加えて、経回路(トリガーポイント)を確認し、解消させる事が必要です。

神経回路(トリガーポイント)の部分は、血行悪化や神経の高まりなどで、筋肉が凝り固まって硬いシコリ(硬結)ができているので、皮膚の上から触ってみると、内部にコリコリとした筋肉の塊が感じられます。

この特徴から、このタイプの頭痛を解消するには、皮膚の上から硬いシコリができている箇所を確認し、シコリ内部や周辺の悪化している毛細血管の流れを回復させて、コワバリを和らげると共に、敏感になっている神経を鎮めて、回復させる事が必要です。

~ 背中の筋肉や血行の回復 ~

また、緊張型頭痛の解消には、首や肩周辺だけでなく、背中も、筋肉のコワバリや血行の悪化が生じているので、背中の筋肉や血行の回復も必要です。

この為、肩甲骨周辺を含めて上半身のコワバリやシコリを確認して、これらを解消させたり、あるいは、首や肩の関節の動きをチェックして改善させたりして、首に続く上半身の血液の流れを回復させる事が必要です。

特に、中高年以降になると、新陳代謝の低下や運動不足などで、疲れ易さになったり、身体への痛みとなって現れたりする事が多いので、身体のコワバリ箇所やシコリ箇所をチェックして、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させ、体調を取り戻す事が必要です。

【 当院の、緊張型頭痛の治療 】

~ マッサージ治療にツボ治療を加え ~

当院では緊張型頭痛の解消に、神経が敏感になっている箇所をチェックして、マッサージ治療にツボ治療を加え、コワバリ箇所やシコリ箇所を和らげる施術を行っています。

これは、痛みを引き起こす神経回路(トリガーポイント)の箇所が、東洋医学のツボ(経穴)の箇所と、ほぼ一致しているからです

しかも、ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調があると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている箇所を知らせてくれるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があります。

~ 東洋医療をベースにしたマッサージ治療 ~

また、首は、内部に重要な神経や血管が通っている上に、外側の筋肉が薄くて小さな筋肉で構成されているので、このような非常にデリケートな首周りの治療に、東洋医療をベースにしたマッサージの治療が適しています。

東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えているので、受ける患者に無理が無く、身体がリラックスした状態で、首や肩の治療が受けられます。

首に硬いシコリができている場合でも、マッサージ治療にツボ治療を加える事で、無理せずに、安心できる状態で、慢性化しているコワバリの解消や、ピンポイントなシコリの解消が行えます。

~ 上半身のシコリやコワバリの解消 ~

特に、緊張型頭痛が繰り返される場合は、首だけでなく、背中や腕の筋肉内にある硬いシコリを解消させて、神経を刺激する神経回路(トリガーポイント)を和らげて、無くす事が必要です。

この為、当院では、緊張型頭痛の解消の為に、肩や背中の、内部から疼くようなジクジクとした痛みを感じるような神経回路(トリガーポイント)を確認して、回復治療を行っています。

上半身のシコリやコワバリを解消させて、シコリ内の血流を回復させていくと、頭痛の解消や予防だけでなく、体調の回復にもなり、スッキリしてきます。

~ 疲労や緊張などの慢性化の治療 ~

“神経の過敏状態”によって引き起こされる緊張型頭痛の解消には、昔から、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状の改善を行っている東洋医療をベースにしたマッサージ治療が、適しています。

当院は、ツボを利用したマッサージ治療によって、安全に、無理が無いように、神経や血管を圧迫している緊張を解消して、長引く痛みや不快感の回復を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。