【(症例)こり・しこり 】

デスクワークなどで、首の筋肉の緊張や疲労が増してくると、首の後や横にズキズキと疼くような痛みが起き、更に、肩や背中に痛みが拡がったり、強まったりしてくるので、座って仕事を続ける事が辛くなってきます。

しかも、それだけでなく、首の内部に脳に続く重要な血管や神経が通っているので、これらが首の筋肉のコワバリで圧迫されてくると、「頭痛」、「頭重感」、「強い肩こりや腕のだるさ」、「思考力の低下」、「視界のぼやけ」、などの体調悪化も起きます。

この為、首に「疲労感やダルサ」、「コワバリ感」、「ズキズキとした痛み」、「神経が疼く感じ」などが起きたら、体調悪化の原因になるので、首の筋肉の柔軟性を回復させるだけでなく、首の神経や血管が集まっている箇所をチェックして、疲労や緊張を和らげて血流を回復させ、敏感になっている神経を和らげる事が必要です。

【 首の筋肉の、緊張や疲労から 】

PCを使ってデスクワークをしていると、いつの間にか、パソコン画面をのぞき込むような姿勢になるので、頭を支える首の後ろや横の筋肉の緊張や疲労が大きくなって、首の筋肉がコワバッテきます。
更に、休んでいる時も、姿勢が楽に感じる猫背になっていたり、あるいは、スマホを使う為に前かがみ姿勢でいたりすると、首の疲労や緊張が続いて解消されなくなります。
この結果、首の筋肉のコワバリと血行悪化が続くと、
・首や肩の疲労感が慢性化し、いつも首に凝りや痛みを感じる。
・首の後や横に、ズキズキと疼くような痛みがする。
・首の筋肉がコワバッテ、首の動きが制限された状態になる。
・首を動かすと、ゴリゴリとか、コキッといった音がする。
などの不快な症状が起きてきます。

 

また、ジワジワと、首のコワバリや痛みを強めるものとして、「精神的なストレスや緊張」や、「冷房による影響」などがあります。
例えば、仕事や家庭などで「精神的なストレスや緊張」を感じていると、昔から「借金で、首が回らない」と言うように、気付かないうちに首の周りの筋肉を緊張させてコワバラセルので、血行が悪化して、痛みが起きるようになります。
また、冷房の効いたオフィスで仕事をしていると、デスクワークをするのに快適に感じられますが、首が冷房の影響を受けて、知らず知らずのうちに首の血行が低下するので、次第に、首や肩がダルク感じたり、疲れ易くなったりして、体調に影響を及ぼすようになります。

 

このような状態になると、“喉”の違和感に、気付かされる事があります。
首の筋肉の緊張が強まってコワバッテくると、喉の筋肉もコワバッテくるので、これによって、喉が締め付けられるように感じて、「喉に何かつかえている感じ」とか、「喉の圧迫感」、「息苦しさ」、などの違和感が起きてくるからです。
特に、本来であればゆるやかなカーブを描いているはずの首が、頭を前に突き出す姿勢を続けているうちにストレートネック状態になると、頭を支える為に首の付け根の負担が大きくなるので、喉付近の筋肉のコワバリが強まって、「喉の奥が詰まった」異物感や不快感を、強く感じるようになります。

【 頭痛から身体の不調や顔疲れに 】

このような首の違和感や痛みが続いたり、強まったりすると、「頭痛(緊張型頭痛)」や、頭が重くなって締め付けられるような「頭重感」が起きてきます。
首の筋肉内の血流が悪化して、必要な酸素や栄養が不足したり、不要な老廃物が排出しづらくなったりすると、首から後頭部の神経を刺激して、頭を締め付けるような痛みや、ダラダラとした不快な痛みが起きてくるからです。
しかも、それによって、首の神経が敏感になってくると、少しの疲労や緊張でも、すぐに神経が反応して痛みを感じ易くなるので、肩にショルダーバッグをかけていたり、精神的なストレスを感じただけでも、頭痛が起き易くなったり、あるいは、頭痛や頭重感が長引いたりします。

 

更に、頭痛や頭重感が慢性化してくると、体調を保っている自律神経がオーバーワークの状態になるので、体調の維持ができなくなって、「身体がダルイ」、「肩がこる」、「冷える」、「疲れ易い」、「食欲がない、「眠れない」、「イライラする」、「元気が出ない」などの、さまざまな不調が起きてきます
また、首の筋肉のコワバリによって、首を通っている自律神経が圧迫されるので、血圧が高めになったり、チョットした事で脈拍が早くなったり、呼吸が浅くなったり、胃腸の活動が低下したりして、身体の不調を感じ易くなります。
この結果、頭痛や頭重感に加えて、「何となく、身体がダルイ…」とか、「チョッとした事で身体が疲れる」、「休日にゆっくりと休んでも疲れが残る…」と悩まされたり、「集中力が続かない」、「気分がふさぐ」、「気持ちが落ち着かない」、などで気持ちが不安定になったりします。

 

更に顔にも影響が現れて、顔の活気が無くなったり、顔がむくんできたりします。
頭痛や頭重感によって、顔の血流やリンパ液の流れが悪くなる上に、首のコワバリで首の前側や鎖骨付近のリンパ管が圧迫を受けて、リンパ液が通過できなくなるので、頭や顔からのリンパ液が顔の皮下に溜まってしまうからです。
この結果、リンパ液が顔の皮下に溜まって、顔が疲れたように見えるだけでなく、顔の輪郭がぼやけて見えたり、顔がむくんで大きく見えたりしてきます。

【 首のコワバリ解消の注意 】

首の筋肉は、触って分かるように、“薄く”て“小さい”筋肉が集まっています。
この為、首の筋肉の疲労や緊張を解消させる為に、首の筋肉をむやみに圧迫したり触れたりすると、腫れて内出血を起こしたり、神経を刺激して痛みが起きたりするので、無理をせずに、周囲からほぐしていく事が大切です
首のストレッチを行う場合でも、負荷のかかっている首の筋肉の位置を確認して、丁寧にジックリと伸ばす事が大切です。

 

特に、首の疲労や緊張で、首の後や横に、ジンジンとする不快な痛みを発する“シコリ”ができている場合にも、デリケートな注意と取り扱いが必要です。
シコリが硬く感じられても、もともと“薄く”て“小さい”筋肉なので、上から何度もこすったり、強く圧迫したりすると、内部で炎症を起こし、痛みが酷くなったり、シコリが大きくなったりするからです。
また、シコリ周りの敏感になっている神経を、刺激しないように、シコリ周辺の筋肉の柔軟性の回復を図りながら、シコリ内の血行を促すようにして、少しずつ、首のシコリを縮小させる事が必要です。

 

更に、首の筋肉は、肩や背中の筋肉に続いているので、肩や背中の筋肉もチェックして、コワバリやシコリを解消し、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる事が必要です。
特に、首の筋肉疲労が強まっていたり、慢性化していたりすると、肩甲骨の周りに、硬くなった凝りができている事が多いので、肩甲骨周囲の筋肉のチェックと、コワバリや凝りの解消が重要です。
また、運動不足や加齢で、上半身を支える腰やお尻の筋力が弱くなり、姿勢が悪化したり、猫背になってきたりすると、それによって、頭を支える首の負荷が増してくるので、腰の筋肉の状態や骨盤のズレにも、注意が必要です。

【 当院の、首と首周辺の治療 】

当院は、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、「首の筋肉痛や凝り」、「首の筋(スジ)違い」、「首が回らない」、「後頭部の痛み」、「首や肩のピリッと違和感」、などの改善を行っています。
東洋医療をベースにしたマッサージ治療は、『凝り治療』で知られているように、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させたり、血行やリンパの流れを改善したりして、疲労や緊張を回復させるだけでなく、神経の興奮を和らげる効果があるからです
首の、「疲労や緊張」や、「疲れ」、「痛み」、「だるい」、「こわばる」、「張る」などは、疲労や緊張などの慢性化や、血行悪化によって神経が刺激された事が原因になっているので、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、首の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、首の血行やリンパの流れを改善すると、神経の興奮が和らぎ、首のこわばりや痛みを改善する効果があります。

 

また当院は、首が“薄く”て“小さい”筋肉で構成されているので、昔から利用されてきたマッサージの手法で、安全に、安心して施術を受けられるようにしています。
例えば、首の施術を行う前に、肩や背中の凝りの解消や、肩甲骨の動きの回復を行って、首の疲労や緊張を緩和させておいたり、実際に首の施術を行う時にも、首の筋肉の痛む箇所を、事前に確認してから行ったりしています。
また、首のコワバリやシコリを解消する時にも、患者の状態に合わせて、手や指等で、ゆっくりと圧を加えていくようにしているので、患者は安心感を持ちながら治療を受けられます。

 

更に、当院では、マッサージ治療にツボ治療を取入れて行っています。
ツボは神経や血管が集まっている箇所なので、ツボ反応を利用して、首の筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて血流を促すと、それによって敏感になっている神経が和らぐ効果があるので、無理をせずに、不快な痛みを和らげる事ができます。
しかも、首と首周辺は、神経に沿ってツボが点在しているので、首に頑固なコワバリやシコリができている場合にも、効果的に、そして、安心して首の治療を受けられます。

 

肩と違って、首の内部に、脳に続く血管や神経が通っているので、首の疲労やコワバリが長引くと、頭痛や身体の不調を引き起こし、長引くようになります。
当院は、神経や血管が集まっている箇所(ツボ)のチェックと、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、首の疲労箇所やコワバリ箇所の回復を行い、それにより体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。  関連するこり・しこりなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。