仕事や家事などで時間に追われていると、毎日のストレスや疲労による肩や腰の不快な痛みに気付いていても、ツイ、「このぐらいなら…」と思って、そのままにしがちです。
しかし、肩や腰の疲労や緊張で筋肉がコワバッテ、筋肉内にシコリができると、絶えずシコリから発するズキズキと疼(うず)くような痛みに誘発され、長引く頭痛、肩こり、腰痛になっていきます。
身体に様々な痛みや不調を引き起こすシコリは、東洋医療のツボと重なり合っているので、反応が強く現れているツボを確認して、治療点として利用すると、シコリの解消と症状の緩和や改善に効果があります。
【 筋肉内にシコリができると 】
仕事や家事などの疲労が続いて、体調を保っている働きの負担が大きくなると、疲労や緊張の回復力が低下して、「休んでも疲れがとれない」、「ちょっとした動作ですぐに疲れる」、「何となく身体の調子が悪い」、などが起きてきます。
しかも、これらの疲労感や不快感から、身体にコワバリが生じると、そのコワバリから不快な痛みが起きるだけでなく、身体の不調感が強まって、「頭がスッキリしない」、「ダルサで意欲がわかない」、「ヤル気が出ない」、「イライラしてしまう」、なども起きてきます。
これは、疲労や緊張が続いて、身体の筋肉がコワバッテくると、筋肉内の血管を圧迫して血行が悪くなってくるので、神経が刺激されて「不快な痛み」、「ダルサ」、「鬱陶しさ」などの感覚が強まり、それによって体調が不安定化するからです。
また、筋肉のコワバリや血行の悪化が続いて、筋肉内に“シコリ”ができると、不快な痛みや体調の不調が慢性化したり、強まったりします。
これは、シコリができると、硬いシコリによって毛細血管の血行が遮断されて、シコリ内に不要な老廃物が溜まり、酸素や栄養分の供給が途絶えるので、神経の異常興奮が治まらなくなってくるからです。
この結果、いつもシコリからジーンとする疼(うず)く痛みを感じたり、いつまでも不快な痛みや鬱陶しさが続いたりして、不快な痛みが慢性化したり、あるいは、ちょっとした動作にも、シコリ付近の神経が敏感に反応するので、疲労感やダルサが強まったりします。
このようなシコリは、頭を支える首や肩、腕の動きを支える肩や肩甲骨、身体の軸となる腰、などに発生する事が多くなっています。
これらの箇所は、身体の重みを受けながら動作をしているので、気付かないうちに疲労や緊張が蓄積して、筋肉のコワバリと血行の悪化が起き易いので、これが繰り返されると、筋肉内に筋肉が凝り固まったシコリができてくるからです。
そしてシコリができると、血行が遮られる為に神経の異常興奮が起き、ズキズキと疼(うず)くような痛みが誘発され、これによって、「頭が、いつも重い」、「肩甲骨の内側が、いつもズキズキと痛む」、「背中がスグ疲れて、痛み出す」、「腰の鈍痛に悩まされる」などが起き、更に回復力が低下するので、長引く頭痛、肩こり、腰痛の原因になります。
【 動作時の違和感や痛み、身体の歪み 】 
首・肩甲骨・腰・股関節などの筋肉内にシコリができると、関節の柔軟な動きが失われて制限されるので、動作時に、違和感や強い痛みが生じます。
代表的な動作時の違和感として、例えば、「首の筋肉のコワバッテ、首が動かしづらい」、「背中のコワバリで、肩甲骨の動きが悪くなり、腕大きく廻すとゴリゴリとこすれる音がする」、「膝や腰を動かすと、重い感じで、ギクシャクとした動きになる」、などがあります。
また、代表的な動作時の痛みとして、「寝違で首の筋肉がコワバッテ、首を動かすと痛む」、「デスクワークで、肩甲骨の内側に痛みが起きてズキズキ痛む」、「ギックリ腰で身動きができなくなり、ズキンズキンと腰が痛む」、などがあります。
しかも、首・肩甲骨・腰・股関節などにシコリができると、“骨の並びを歪ませる”事があります。
シコリは、筋肉が強く収縮した状態になるので、それによって付着している骨を強く引っ張って、縦一列に並んでいる背骨や腰の骨の並びを崩してしまうからです。
この為、例えば、長時間の座り仕事で、背骨や骨盤の筋肉内にシコリができると、『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』が生じ、“猫背姿勢”が定着したり、血液やリンパ液の流れを悪化させて、「背中が重い、ダルイ」、「腰が辛い」、といった状態に悩まされたりします。
その上、リによって『背骨の歪み』や『骨盤の歪み』を、元に戻すのが難しくなります。
背中や腰を伸ばしても、伸びるのはシコリ以外の筋肉で、背骨や骨盤のシコリ部分は凝り固まって縮んだ状態なので、肝心の背骨や腰の歪んだシコリ部分を伸ばす事ができないからです。
しかも、無理にシコリ部分を伸ばすと、シコリ付近の敏感になっている神経を刺激して、ジーンとした違和感やジンジンとした痛みが起きたり、背スジを伸ばす事に対する拒否反応が起きて、かえって、背スジが伸びづらくなったりします。
【 精神的な不調や、自律神経の乱れも 】
更に、シコリからのズキズキとする痛みは、精神的な不調も引き起こします。
シコリ内から、絶えずズキズキとする痛みが起きると、神経が過敏状態になる上に、痛みを抑える力が弱まるので、普通より痛みを強く感じるようになったり、それによって不快感や鬱陶(うっとう)しさが増したりするからです。
この為、首や肩にシコリができると、側頭部の神経を刺激してズキズキとした痛みがしてきたり、後頭部のあたりが締め付けられるような痛みがしてきたりするので、「仕事に専念できない」、「気が滅入る」、「イライラする」、などが起きてきます。
また、自律神経が首の中を通って背骨沿いに腰に通っているので、首・肩甲骨・腰・股関節などのシコリから不快な痛みが続くと、「内臓の調子が悪い」、「頭がボーっとする」、「手足が冷える」、「微熱がある」、「全身がだるい」、などを引き起こす事があります。
自律神経周囲の筋肉がコワバッテくるので、自律神経を圧迫して、自律神経の働きに支障を与え、体調の不調を引き起こしてしまうからです。
中でも、シコリが首や肩にできると、痛みや不快感から自律神経の働きを乱して体調を悪化させ、「頭痛」、「頭重感」 「イライラ感」、「気分が落ち込む」、などを引き起こします。
この結果、「天気が悪くなると、体調が悪化する」といった事が起きます。
シコリから発する痛みや不快感が強まって、自律神経の働きが不安定になっていると、気温、気圧、湿度などの変化によって、更に自律神経の負荷が大きくなるので、天候の悪化によって、「疲れ易く、ヤル気が起きない」、「興味がわかない」、「鬱(うつ)な気分になる」などの、精神的な不調を引き起こすからです。
これによって、『気象病』や『天気痛』と言われる、片頭痛や関節痛、肩こり、持病の悪化、気分の落ち込み、などが起き易くなります。
【 当院の、長引く頭痛、肩こり、腰痛の回復治療 】
このように疲労や緊張が続いて、筋肉内にシコリができると、それによって神経が敏感になって、頭痛、肩こり、腰痛などの、様々な痛みや不調を引き起こしたり、長引かせたりします。
このような、疲労や緊張などの慢性化による、筋肉由来の痛みには、「血行の悪化箇所」、「筋肉内のシコリ」、「関節の動きの悪化」、「骨の並びの歪み」などを確認して、筋肉の弾力性や柔軟性を回復させて、身体のバランスを整える事が必要です。
当院は、このような疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療にツボ治療を加えて、シコリの解消や症状の改善を行っています。
これは、ズキズキと痛みを起こすシコリの箇所が、東洋医療のツボの箇所とほぼ一致して、重なり合っているからです。
しかも、ツボが、神経や血管が集まっている箇所なので、身体に不調が起きると、関係する特定のツボに痛みや硬さとなって現れ、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする効果があるからです。
この為、反応が強く現れているツボを確認して、治療点として利用すると、リハビリ運動やストレッチと違って、ピンポイントにシコリとコワバリの解消治療ができ、しかも患者にとって、身体の負担や無理が無く、リラックスした状態で治療が受けられます。
例えば、当院では、問診や触診と共にツボ反応を利用して、「圧迫するとジーンとした痛みが強まったり」、あるいは、「痛いけれども気持良い」といった“神経特有の感覚”を発していたりする箇所を確認し、身体の異常箇所のチェックを行っています。
そして、硬化しているシコリの筋肉を、ツボ治療とマッサージ治療で、シコリを軟化させながら血流を回復させて、神経の過敏状態を鎮め、痛みや不快感などを解消するようにしています。
マッサージ治療とツボ治療で、患部に直接働きかけるので即効性があり、しかも、刺激の仕方や刺激量を患者と確認しながら行っているので、痛みが少なく、安心して受けられます。
長引く頭痛、肩こり、腰痛のように、筋肉内のシコリによって神経が敏感になっている症状には、悪化している血行を改善し、神経の興奮を鎮める事が必要です。
当院は、東洋医療系のマッサージ治療にツボ治療を加え、血流やリンパの流れの回復や筋肉のコワバリの解消により、敏感になっている神経を回復させ、体調の改善を行っています。
マッサージの施術時間は、15分からです。 関連する痛み・しびれなどの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。