【(症例)身体の不調や、不快感 】

頭が痛いわけではないけれど、「頭が重苦しく感じられる」とか、「頭が圧迫されているようで、うっとうしい」、「頭が重だるい」、「頭がボーッとした状態で、どんよりする」、などで悩まされる事があります。

このような「頭が重い…」という症状は、多くが、毎日の疲労や精神的なストレスなどが積み重なった事が原因になっているので、「身体の疲労感」、「首や肩が張る」、「ダルイ感じ」、「お腹の不調」、「気力が出ない」、などにも悩まされます。

この為、症状の改善には、疲労や精神的なストレスなどで、追い付かなくなっている身体の回復力を取り戻す事と、首と頭部のコワバリで悪化している血行を回復させて、脳からの、身体の異常を知らせる警告(不快感)を解消する事が必要です。

【 頭痛の一種 】

~ 頭の働きによって ~

仕事をするのに、頭が支障無くスムーズに働けば、必要な事と不要な事をキチンと分ける事や、「何から、手をつけるべきか!」も、頭の中でクリアーに整理できるので、仕事にムダが無く、ミスや見落としもなく短時間で仕上げられ、仕事の評価が上げられます。

この為、仕事をこなすビジネスマンやビジネスウーマンにとって、“頭が、支障無くスムーズに働く”事が、仕事をこなす必須の条件になるだけでなく、その上、仕事運を運んでくれる重要な要素にもなります。

ところが反対に、「頭が重い…」といった状態になってしまうと、頭がモヤモヤしたまま堂々巡りとなったり、仕事の内容や進め方のイメージがなかなか湧かなかったりして、仕事の効率が悪くなり、しかも、何とか仕事を仕上げる事ができても、内容がイマイチという結果になりかねません。

~ 頭痛と同じ原因から ~

このような「頭が重い…」という症状を『頭重感(ずじゅうかん)』と言い、“頭痛の一種”と考えられています。

頭痛の原因と同じように、心身が疲労して、背中のコワバリや、首スジから肩にかけての疲労感に悩まされてくると、脳への血行が悪くなって、脳の神経が過度に疲労し、頭痛の症状の代わりに、「頭が重い…」という症状が現れるからです

この為、「頭が重い…」と悩まされる時は、脳への血行が悪くなって、脳の働きが低下しているので、仕事で、深く考えて取り組まなければいけない事があっても、集中力が続かなくなったり、チョット考えるでも頭が一杯になって仕事がキツク感じられたり、あるいは、頭が混乱してミスしてしまったりします。

~ 体調の不調も ~

しかも、脳の血行が悪くなって、脳の神経が過度に疲労すると、体調を保っている自律神経の働きに支障が出てくるので、身体に、いろいろな不快な症状が起きてきます。

例えば、目が疲れる、目がしょぼつく、頭がふわふわする、めまい、耳鳴り、頭痛などの、体調の不調が現れます。

このような“うっとうしい”症状が強まると、ますます脳にストレスがかかるので、思考力の低下や、集中力の低下、記憶力の低下、判断力の低下などが強まり、仕事やプライベートで、思うような判断や行動ができなくなります。

【 頭が重くなる原因 】

~ 肉体的な原因 ~

「頭が重い…」という症状の、“肉体的な原因”として、代表的なのが『疲れによる血行不良』と『睡眠不足』です。

『疲れによる血行不良』や『睡眠不足』の状態になると、首筋や肩の筋肉がコワバッテ、血流が悪化するので、首から頭部の神経が刺激されて、「頭が重い…」という不快感が起きてくるからです。

しかも、首の血流の悪化によって、過敏になった首から頭部の神経が回復しづらくなるので、いつまでも「頭が重い…」とか「すっきりしない」といった状態になったり、不快感が強まったりします。

~ 精神的な原因 ~

また、「頭が重い…」という症状の、“精神的な原因”として、代表的なのが『ストレス』や『疲労感』です。

例えば、「ハードな仕事が続いて、朝起きるのがつらい」とか、「職場の人間関係に悩まされている」、「興味の持てない仕事の為に、やる気が起きない」、「仕事のプレッシャーから、身体に疲れを感じる」、などの場合です。

これよって、首から頭部の筋肉が収縮して、脳の血流が悪化するので、思考力の低下だけでなく、憂鬱な気持や不安が強まって、「頭が重い…」という状態になります。

~ 頭痛が加わると ~

更に、頭がズキズキとする『緊張型頭痛』や、「頭痛もちの頭痛」と言われる『慢性頭痛』などが起きると、余計にズーンとした頭が重たい感じが増してくるので、「頭が重い…」という症状が悪化します

頭痛が起きると、その痛みで、肩や首周囲の筋肉の収縮が強まったり、いつまでも長引いたりするので、頭が締め付けられるようなジワーッとした痛みや、圧迫感が加わるからです。

「頭が重い…」という症状だけでもつらい症状ですが、これらの症状が加わると、微熱・頭痛・のどの痛みが出てきたり、疲労感が増したり、筋肉痛が現れたり、うつ病に似た症状が出てきたりするので、生活に支障が出てしまいます。

【 どんな対策が…? 】

~ 症状が続く状態になると ~

初期の「頭が重い…」という症状ならば、ほとんどが軽度なので、気分転換や、しばらく休む事によって回復するようになり、一時的な症状で済ませられます。

しかし、「頭が重い…」という不快症状が、「休んでも疲れがとれない」、「いつまでも続く」という状態になると、解消の為の対策が必要です。

疲労や緊張などで、身体の血管や首や頭部の血管が収縮し、血行と体調が悪化した状態になって、体調を保つ自律神経の働きが追い付かなくなっているので、気分転換や休んでも、自然回復が難しくなるからです。

~ 「頭が重い…」という症状の治療薬 ~

ところが、「頭が重い…」という症状解消に、治療薬が見当たりません。

頭が“痛い”ならば、頭痛のタイプや症状を確認する事で、痛みに合った鎮痛薬を選べますが、この「頭が重い…」場合は、どのような薬を選べば、重く感じる頭を軽くする事ができるのか、判断がつかないからです。

また、「頭が重い…」という症状は、“頭痛の一種”である事から、症状が起きるたびに頭痛薬を服用すると、『薬物乱用頭痛』となって、症状を更に悪化させてしまう危険性もあります。

~ ストレッチやマッサージ ~

この為、病院では、ストレッチやマッサージなどで、首や肩の筋肉の疲労や緊張を解消させて、頭への血行を改善させ、周辺の神経の興奮を鎮める方法が勧めています

「頭が重い…」という症状は、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の不快症状なので、薬を利用するよりも、身体の血液やリンパ液の流れを回復させて、筋肉の弾力性や柔軟性を高め、それによって、首や頭部の神経の興奮を鎮めたほうが、症状の原因に適して、解消に効果があるからです。

しかし、首の筋肉は薄くて小さい筋肉で構成されているので、敏感になっている神経を緊張させないように、疲れ易さや痛みとなって現れている箇所を確認したうえで、ストレッチやマッサージで柔軟性を回復させる事が必要です。

【 当院の治療 】

~ 筋肉由来の症状改善 ~

当院は、『疲れによる血行不良』や『睡眠不足』、あるいは、『ストレス』や『疲労感』などによる「頭が重い…」という症状に、ツボ治療とマッサージ治療を組み合わせて、症状の改善を行っています。

東洋医療が、疲労や緊張などの慢性化による筋肉由来の症状改善を得意分野としてきたので、毎日の生活で生じた「頭が重い…」といった症状も、ツボ治療とマッサージ治療によって、自然回復力を高め、体調の改善が期待できるからです

この為、触診に重点を置いて、それぞれの症状や、一人ひとりに適したツボを探し出し、ツボ治療を行い、そして筋肉の弾力性や柔軟性を回復させる為に、マッサージ治療で血液やリンパ液の流れを改善させ、疲労や緊張などの慢性化による神経の興奮を鎮めるようにしています。

~ 『ぼんのくぼ』と、肩や背中に現れるツボ ~

特に当院では、「頭が重い…」という症状や頭痛の改善に、昔から『ぼんのくぼ』と言われるツボと、肩や背中に現れるツボを確認し、このツボを利用して治療を行っています。

これは、首の後ろの上部の『ぼんのくぼ』と言われるツボと、肩や背中に現れるツボが、筋肉疲労や神経過敏が現れ易い箇所になっているので、「頭が重い…」症状や頭痛の“震源地”になっているからです。

この為、『ぼんのくぼ』あたりのツボと、肩や背中に現れるツボを確認して、マッサージ治療にツボ治療を加えて筋肉のコワバリをほぐすと、血流量が増え、緊張感や重圧感が減少するので、「頭が重い…」と感じていた症状が軽くなり、即効性も期待できます。

~ 体調不調の改善にも ~

また、「頭が重い…」という症状は、「身体の疲労感」、「肩が張った感じ」、「ダルサ」、「お腹の不調感」、などの体調不調も伴っているので、東洋医療をベースにした治療法が、症状改善に効果があり、適しています。

昔から東洋医療が、「病気ではないけれども、何となく身体の調子が悪い」という症状に対して、ツボ反応で不調箇所を確認し、崩れかかった身体のバランスを整える事により、体調不調の改善を行ってきたからです。

「頭が重い…」という症状は、首や頭の筋肉の柔軟性が失われて、血行やリンパの流れが悪化した事が大きな原因になっているので、ツボ治療とマッサージ治療が、オーバーワークになっている体調の改善や、身体の回復力を高めるのに、期待できるケアになっています。

~ そのままにしていると ~

「頭が重い…」という症状は、身体の回復力が低下した状態になっているので、そのままにして、症状が強まると、ダルサや頭痛を引き起こしたり、不快症状がずうっと続いたりします。

当院は、「頭が重い…」という症状に対して、ツボ反応とマッサージ治療を組み合わせて、首や肩の筋の緊張をゆるめて血管やリンパなどの循環改善を行い、体調改善と共に高ぶっている神経を鎮め、症状の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。