【(症例)身体の不調や、不快感 】

成人女性の2人に1人以上が、「何となく身体がだるい」、「頭痛や頭重感に悩まされる」、「疲れ易い」、「肩こりがつらい」、「食欲がない」、「イライラする」などの『不定愁訴』に悩まされています。

これは、女性が、「不安やストレスなどを感じ易い」、「妊娠・子育て」、「筋肉量が少ない」、「女性ホルモン分泌の不安定」などで、体調を保つ自律神経に大きな負担がかかったり、自律神経の働きに乱れが生じたりするからです。

このような『不定愁訴』には、自律神経の働きを取り戻す為に、体調や症状に合わせて身体の調子(治る力)を上げていく事が必要なので、神経や血管が集まっているツボを利用して、疲労箇所や緊張箇所の確認し、それらを回復させて敏感になっている神経を和らげていくと、身体の自然治癒力が高まり、体調を保つ機能(神経)の働きを回復させる事ができます。

【 何となく体調が悪い 】

~ 不定愁訴 ~

「体調が何となく悪い」という自覚症状があっても、病院で検査しても異常が見つからず、不調の原因が分からない症状を『不定愁訴』と言います。

しかし『不定愁訴』は、「毎日のストレス」、「睡眠不足」、「心身の疲労や緊張」、「ホルモンバランスの不安定」などで、内臓、血管、呼吸、体温などの働きを調節している自律神経に大きな負担がかかったり、自律神経の働きが乱れたりすると、『不定愁訴』と言われる、様々な不快症状が引き起こされる事が分かっています。

しかも、これによって身体の防衛反応が“過剰”に働いて神経が敏感になり、感覚が大きく増幅されて不快さを感じたり、あるいは、感じなくてもいい刺激を強く感じて違和感や不調感が強く現れたり、更に、外からの様々な刺激の調節がうまく働かなくなって痛みが生じるようになります

~ 女性の不定愁訴 ~

特に女性は、自律神経の働きが女性ホルモンの微妙な分泌よって影響される為に、ストレス・疲労・睡眠不足・無理なダイエットなどで女性ホルモンの分泌が不安定になると、自律神経のコントロールが乱れて不定愁訴が起きる原因になります。

不定愁訴に悩まされると、頭痛、食欲不振、慢性疲労感、不眠、微熱などの一つの症状だけでなく、「頭痛と腹痛」と言うように、いくつもの身体の不調が一緒に起きたり、1日の中で次々と症状が変わったりするので、「疲れとダルサを強く感じる」、「わけもなくイライラする」、「気分が落ち込む」、「眠れない」、なども起きます。

このような体調が不安定になる不定愁訴は、体調を保つ女性ホルモンが40代以降になると減少してくるので、程度の差はあっても女性の60~70%が、体調の悪化に悩まされる状態になります。

~ 我慢しがちに ~

しかし、女性が中高になって不定愁訴に悩まされても、身体のケアを後回しにしがちです。

身体の不調が気になっていても、家事や子育て、介護、仕事などに追われて忍耐して辛抱していたり、不定愁訴を引き起こす原因がハッキリしない為に解消方法が思いつかなかったり、あるいは、「この程度なら、我慢していれば、そのうち解消するだろう」と、自分勝手に都合良く期待したりして、我慢してしまうからです。

しかも、他の女性も同じように不定愁訴に悩まされているので、「私一人だけではない!」とか、「このトシになると、なりがちだ」と、自分で自分に納得させてしまいます。

【 我慢していると 】

~ 不定愁訴の持病化 ~

しかし、「つらいけど、仕方がない!」とか、「いつもの事だから」と、不定愁訴を我慢していると、それだけ自律神経の負担が増します。

しかも、毎日の疲れやストレスで、身体から「これ以上、ムリをしないで!」、「もう、休みたい!」というメッセージ(不快な症状)が出ているにもかかわらず、そのままにしていると、一つの不調が違う不調を引き起こして、症状を更に悪化させます。

この結果、自律神経の負担が増すと、それだけ身体の回復力が追い付かなくなるので、「身体の調子が悪い」といった状態が“持病化”します

~ 天候や天気が悪くなると ~

また、身体の不調で自律神経の負担が増すと、天候が変化した時や、天気が崩れた時などに、頭や首・肩などが痛くなったり、身体の位置感覚に異常が生じて“めまい”が起きたり、身体の不調感が強まって気持ちが落ち込んだりする事も、起きるようになります。

自律神経に乱れが起きたり、それによる身体の機能低下が生じたりすると、天候が変化した時や天気が崩れた時などに、温度や湿度の変化に合わせる自律神経の調整機能が正常に働かなくなり、自律神経のコントロールが乱れて、体調を保てなくなるからです。

この結果、雨が降りそうになったり、低気圧が近づいたりすると、自律神経のコントロールの乱れで交感神経が活発化して、肩から首や頭部の筋肉の緊張や、脳内の血流の不安定化などで、頭痛が起き易くなります。

~ 理解されないツラサ ~

また、不定愁訴は、心身の不調に悩まされるだけでなく、不調状態を理解されないツラサもあります。

不定愁訴に悩まされていても、周りの人は不定愁訴の辛さが理解できないので、「大げさ」、「やる気がない」、「怠惰」と思われてしまうからです。

しかも、不定愁訴の症状を相手に伝えても、不定愁訴の違和感や不快感が説明しづらい為に、自分勝手な自己主張と思われたり、「適当にわがままを言っているだけ」と見なされたりします。

【 体調の改善で、回復力を 】

~ 身体のコンディショニング ~

この為、身体の血行の滞りや疲れなどを緩和させて、症状を軽減させる“コンディショニング”ができれば、本人にとって、大きな“助け”になります

しかもコンディショニングによって、身体の血行の滞りや疲れなどが改善できれば、自律神経の体調を保つ働きの負担を少なくする事ができるので、体調の回復につながります

更に、身体の回復力が持ち直してくると、痛みの調整がうまく働くようになって、疲れや痛みが和らぎ、精神的に落ち着くので、余力も生まれて、気持ちのゆとりも出てきます。

~ 頭痛や頭重感 ~

例えば、ストレスや疲労、女性ホルモンの低下などで、自律神経のコントロールが乱れると、頭痛や頭重感、そして、めまい感、胸の圧迫感、息苦しさ、倦怠感などに悩まされます。

そして不快感も強まるので、「身体が重荷を背負った感じ」、「ダルイ」、「疲れやすい」なども生じます。

このような時に、身体のコンディショニングで、強く不快な痛みが感じられる肩や背中などのコワバリやダルサを和らげる事ができると、体調の改善だけでなく、気分的に楽になり、安心して過ごす事ができます。

~ 腰やお尻の重ダルサ ~

あるいは、疲労や緊張で自律神経のコントロールが乱れて、脚が冷えたり、腰やお尻が重ダルク感じたりすると、次第に、身体全体がダルクなり、重い感じになって、何とも言えない倦怠感が生じます。

これは、下半身に、重力の影響で全血液量の70%の血液が集まるので、腰やお尻の血行が悪化すると、身体全体の血液循環が悪化するからです。

このような時に、体のコンディショニングで、腰やお尻のコワバリを回復させて血行を改善すると、全身の血液循環が回復してくるので、身体全体の不快感が和らいで、身体の調子(治る力)を上げる効果があります。

【 当院の、不定愁訴の改善治療 】

 

~ 東洋医療のコンディショニング ~

当院は、「原因がハッキリ分からないけれど、何となく体調が悪い」といった不定愁訴に対して、東洋医療のツボ治療とマッサージ治療で改善を行っています。

これは、東洋医療が、「病気にはまだなっていないけれども、何となく身体の調子が悪い」といった症状を『未病』と呼んで、ツボ治療やマッサージ治療で、身体の調子(治る力)を改善する治療(コンディショニング)を行ってきたからです

特に、身体のツボは、神経や血管が集まっているので、身体に不調が生じると、関係する特定のツボに“痛み”や“硬さ”が現れ、身体に異常が起きている事を知らせるだけでなく、反応が現れたツボに適切な刺激を与えると、その刺激に順応して、痛みや違和感が減少したり、筋肉内の血流が改善したりする作用があります。

~ ツボの利用 ~

例えば、身体にダルサやコワバリを感じたり、頭が重くなってきたり、凝り感が強まったりしてくると、特定のツボに反応が現れるので、このツボを確認して、体調や症状に合わせて刺激を与えると、リンパ液や血液の流れが増幅して、老廃物や疲労物質が排出されるので、身体の回復力を高めます。

この作用から、当院では、疲労や緊張で敏感になっている神経を鎮め、体調の悪化を緩和する為に、触診とツボ反応を利用して体調の改善を行っています。

そして、マッサージ治療で、①血行やリンパの流れの増幅、②筋肉の弾力性や柔軟性を高める、③敏感になっている神経の興奮を鎮める、などを行い、これにより身体全体の調子(治る力)を上げていく治療(コンディショニング)を行っています。

~ リラックス効果 ~

また、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などが続くと、痛みの調整が働かなくなってくるので、疲れや痛みを強く感じる状態になります。

この為、身体の疲労箇所や緊張箇所を確認して、神経や血管が集まっているツボに“刺激”を加えると、反応の悪くなっていた神経と血管の働きが活性化して、血流やリンパの流れが増えて、敏感になっていた神経が元の状態を取り戻すようになります。

これによって、「イライラ」、「疲労」、「だるい」、「頭痛」、「眠れない」などの不快感が和らぐと、自律神経の働きに余力が生じると、身体の回復力を取り戻し、心身のリラックス効果も期待できるようになります。

~ 自分にあったケアを ~

不定愁訴は、疲れやストレスなどが溜まった事が大きな原因になっているので、体調や症状に合わせて身体のコンディショニングを行うと、体調が改善され、不快な症状も解消されていきます。

当院は、「何となく身体の調子が悪い」といった症状に対して、東洋医療をベースにしたマッサージ治療で、身体の回復力を高め、体調の改善を行っています。

マッサージの施術時間は、15分からです。  関連する身体の不調や、不快感などの症状の、ご相談は、[メール]、または[電話]で、お受けしています。